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上から読んでください。
- ……(鎧を着た、血塗れの男が倒れている。意識は無いが、微かに呼吸はしているようだ。) -- ????
- ・・・・・・?何か音が・・・?
(見慣れた鎧を着た人を見つけて)ウィル、さん・・・?ウィルさん?え・・・?え、ぇ?うぃる、さん?ウィルさんっ!!(鎧も血も構わず抱き寄せる) -- レクシェ
- (目を薄く開き)……レク、シェ…さん……?……あれ、俺、森で…なんで……あ、駄目ですよ…血が…ついちゃいます… -- ウィル?
- わたしのことはいいです。ぁぁ、ウィルさん・・・どうして、どうしてこんな・・・
えっと、ぅ、ぁっ、ぁっ、ウィルさぁん・・・ベッドに寝かせて、お湯沸かして・・・お医者さん、呼んで・・・ぁ、だめ、うぃるさん・・・(抱き寄せたまま混乱している) -- レクシェ
- …レクシェさん…俺…死ぬのが怖くて…でも、覚悟も決めてて…でも、ですね…?
…もうだめだって時に、レクシェさんの…顔が、浮かんで…そしたら、諦め切れなかったみたいです…あはは… -- ウィル?
- うん・・・だって、わたしと、ずっと一緒なんですから・・・!諦めちゃだめ、なんです・・・。
・・・っ、い、いますぐ、お医者さん呼びますから、それで元気になれますからっ・・・(ウィルさんから離れようとする) -- レクシェ
- (それを力無く抱いて止め)…そう、です…ずっと、一緒…レクシェさん…大好きです…また、顔が見れて…良かった…(唇を軽く重ね)
………ちょっと…休みます、ね…あはは…あとで…心配掛けちゃった人にも…謝りませんと… -- ウィル?
- (唇が離れた後、大粒の涙が、ぽろぽろと止まらなくなる)っ、わっ、わたしもっ、ウィルさんのことっ!大好き・・・。だからっ・・・・・・・ぁぁっ、ダメ、だめ、です・・・あぁぁぁっ、目、閉じちゃ、だめぇぇっ・・・・ウィル、さぁんっ・・・!(強く抱きしめる。鎧で切り傷がつくが気づかない) -- レクシェ
- (傷に気付き、体を離させながら)だい、じょうぶ…です…また、鎧越しじゃなくて…ちゃんと…抱きしめるまで…まだ………
(そのまま、体力の限界と安堵からか地面に崩れ落ちて寝息を付き始める。安らかな寝顔だった。) -- ウィル?
- ウィルさんっ、ウィルさんっ・・・ウィルさん・・・・・・うぃる、さん・・・・・・?
(寝息を聞いて)・・・・・・・・よかっ、た・・・(でも涙は止まらない)
(少しの間だけ放心した後、ウィルさんをベッドまで運ぼうとする、が、力が足りないのか持ち上がらず、とりあえず鎧を脱がせて、それから、怪我になるべく響かないよう抱きかかえ、ベッドまで運ぶ)・・・ふぅっ、今日、は、わたしがベッドまで、運ぶ・・・んっ、ばんっ、ですね・・・、っとと(ベッドに優しく下ろす) -- レクシェ
- (抱きかかえられていた感触があったせいか、妙に幸せそうな寝顔になっている。) -- ウィル?
- 服を切って・・・脱がせて・・・止血して・・・っと。血を拭いて、タオルいっぱい濡らしておいて・・・。応急手当をして・・・。悔しいけど、わたしにやれるのはこれくらい、です。ウィルさん、お医者さん呼んできますね。このまま待っててください・・・(頬にキス)。いってきます。 -- レクシェ
- ……ってらっしゃい…れく…さん…だ…すき…(何か呟くと再び寝息を付き始める。寝言だったようだ。) -- ウィル?
- (昼間はともかく夜だと響くどたどたと走る音。扉が開く)ただ、いま、ですっ・・・ -- レクシェ
- ニース、さんが・・・来て、いただける、って・・・。良かった・・・ウィルさん、もうすぐ、元気、に、なれます・・・ふ、ふふっ -- レクシェ
- はいお待たせ、頼れるお医者さんに登場ですよー…手酷くやられたねこれは…久々に見たよ?
でもよく帰ってきたね、帰ってきたからには…死なせるもんか -- ニース
- (その音に驚いて起き、顔だけ向けて)…あ、レクシェさん…と…お医者さん、ですか…あはは、ご迷惑をお掛けします… -- ウィル?
- あの、一応、わたしにできる応急手当とかは、してみたのですけど・・・時々、血を吐いちゃう、みたいで・・・どうしたらいいのか・・・ニース、さん・・・(困ったような泣きそうな顔で) -- レクシェ
- (さっと応急処置が正しいか確かめる)…うん、ある程度の傷はこのままで平気だけど…問題は深く貰ったヤツだね
…さてどうするかな…ほら泣かない泣かない、彼が不安になるだろう?必ず助けるから さて…本気を出さないと駄目だね(そういうと目を閉じ何かを小声で唱え集中し始めた) -- ニース
- っ・・・っく・・・はい・・・お願いします、ニースさん・・・(不安な顔を我慢するようにでも隠せないまま事を見守る) -- レクシェ
- (落ち着いて見ていられなくて普通の治療に使いそうなお湯や消毒剤等を準備してる) -- レクシェ
- (両腕に青い光が集まり始めた)言ってなかったかもしれないけど私の治療は普通じゃなくてね?その…何て言うかな、目に見えないけど確かに、確実に、大量に居る精霊の力を借りるんだ
彼、そういうの平気だよね?…平気じゃなくても何とか精霊に言う事聞かせるんだけどさ(光は段々と強くなり手から腕まで達した) …んー、レクシェちゃんも手伝ってくれるかな? -- ニース
- 精霊の力・・・ニースさんの治療の力・・・お話、では聞いていたのですけど、初めて、見ます・・・
はい、ウィルさん、平気なはずです・・・。わ、光すごい・・・ お手伝いします、させてください・・・えと、どうすれば・・・? -- レクシェ
- 大丈夫難しい事は何にも無いからね(レクシェの手を取る)精霊は美人と想いの力に弱いんだ
だからレクシェちゃんになら皆力を貸してくれるよ…んー、精霊は私が集めるとして… レクシェちゃんは彼への気持ち…想いを強くしてくれるかな?思い切りね -- ニース
- はい・・・わかりました・・・力になれるのなら、いくらでも、やります・・・(両手を出しそこに意識を集中させるイメージで目を閉じながら)ウィルさん・・・ウィルさん、ウィル、さんっ・・・(想いを込めていく) -- レクシェ
- (瞬く間に二人の周りに青い光が集まり部屋中を照らし出す)…何か私だけより凄い集まるのは何でかな?
レクシェちゃんが美人だからか想いがよっぽど強いのか…うーん…ちょっと悔しいかな (小声で何かを呟くと青い光はレクシェの身体の周りに集まった)…よし、後はレクシェちゃんの仕事だ -- ニース
- (普段だと言われたらあわわする美人って言葉も、真剣すぎて頭に届いてない)ウィルさん・・・ウィルさん・・・ウィルさん・・・
(集まる光を受けて)ゃ、ぇゎっ、わ、・・・すごい、光、いっぱい・・・ わたしの、仕事・・・?えっと・・・? -- レクシェ
- (光に包まれてるレクシェちゃんは綺麗だなー、とぼんやり考えている)ん、何簡単な事さ、あとはその光を彼の身体に流し込めばいい
私だったら拳骨で行くんだけどね?流石に今回はそうも行かないからさ…んー…そうだね(少し考え込む) 彼の胸の辺りに手を当てて集中するか…キスでもいいよ?手段は何でもいいから流し込んであげて、想いと一緒にね? -- ニース
- 想いと一緒に・・・光を、流し込む・・・。はい、わかりました、ニースさん・・・。
(光に包まれたまま、少しの間だけウィルの顔をみつめて)ウィル、さん・・・わたし、あなたが大好きです。世界で一番大好き。あなたを失いたくないです・・・。あなたとずっと、ずっと一緒がいいです・・・。ずっと、いっしょが、いいです・・・。一緒に、過ごすんです。こんな、お別れ、いや、です・・・。だから・・・(自身の顔をウィルの顔に近づけて見つめた後、唇を重ね長いキスをする) -- レクシェ
- (光が移って行くのをじっと見守っている)…うん、成功だね(疲れたのか床に座りこんだ)
レクシェちゃん悪いけど顔色とか見てくれるかな、どうかな?平気だとは思うんだけど… (後は彼の応える気持ち次第なんだよなー…彼側のが足りなかったらぶってやろう) -- ニース
- (虚ろだった目に光が戻り)……あはは、何だか楽になりました。…拳骨だったら困りましたけど…これなら、ちょっと役得ですねー…
こんなに想われてるのに、死んだりなんて出来ません…ありがとう、ございます…(髪を撫でつけ、再び唇を重ねる) -- ウィル?
- ぁっ・・・ウィルさん・・・(髪撫でられ)ぁっ、うぃる、さぁん、んっ・・・(涙を流しながらキスに応じる) -- レクシェ
- しばらくは寝たままかなと思ってたんだけどまさか起きるとは…凄いね君達は…
そうそう、これだけ想われてるのに死ぬなんてバカのすることさ…あとはしっかり休めばすぐ元気になれると思うよ…役得とか言えるくらいだしね? さて…残ってる細かい傷はヒールゼリーと包帯でいいとして…私は邪魔にならないように帰りますかね -- ニース
- あはは…昔病弱だったおかげで、むしろ慣れちゃったのかもしれませんね…ニースさんも、ありがとうございました…
…本当なら、すぐにでもレクシェさんを抱きしめたいですが…もうちょっとだけ、眠らせて…ください… -- ウィル?
- んっ・・・ふぅ、ぁっ・・・・・・に、ニースさん!あの、どうもありがとう、ありがとうございました!このご恩、ずっと忘れないです。ほんとうに、ありがとうござました(深く深くおじぎ) -- レクシェ
- (深く深く長くおじぎをした後)・・・ウィルさん。はい、ゆっくり寝てください・・・(血がついてる髪の毛を見つけて濡れタオルで拭いて、そのあと頭なでなで)おやすみなさい、ウィルさん・・・(眠りにつくまで頭を優しく撫で続ける) -- レクシェ
- いやいや私はちょっと手伝っただけだからね…君達自身の力だよ、君達が本当に好きあってなかったら駄目だったかもね…
うん、ウィル君…だったかな?は大人しく休む事、レクシェちゃんはしっかり看病する事、いいかな? それじゃ何かあったらまた呼んでね、すぐ飛んでくるからねー…(ふらふらしながら家へと歩いていった) -- ニース
- はい・・・看病、頑張っちゃいます。
(ここでようやくニースの体の異変に気づく)そういえば、ニースさん少し体痛そうだったような気がします。・・・・・・もしかして、お怪我とかしてたのでしょうか・・・ -- レクシェ
- はい、分かりました…動けるようになったら、お礼に伺いますね…ちょっと、今はきついみたいです…
…おやすみなさい、レクシェさん………(そのまま目を閉じ、再び眠りについた) -- ウィル?
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