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【シーズン1前編】ANTAŬDESTINOJ Edit

黄金暦7月 Edit

【召喚の儀】Kvar pafiloj pafas ĉirkaŭen. Edit

  • ここは、この街の外れにある空き地。厳密には、少し前まで空き地だったところ。
    今は小さな家がぽんと置かれたかのように建っている。近くに住んでいる農夫は言った、昨日まであんな小屋はなかったと。
    風が強めに吹くそこは……乾いた秋の寒々しさと、日差しを浴びた春の暖かさを併せ持ったような、不思議な所だった。
    その小屋から声が聞こえる。弦楽器でも鳴らすかのような、整然として潤いのある高い声。
    -- 2010-03-21 (日) 04:53:58
    • その声は子供がはしゃぐ様で、老人が子供に物語を聞かせる様で。耳に入ってくると、そこからワクワクするような嬉しい気分が湧き上がってくる。
      部屋の中には、不思議な空間が広がっていた。大きなサイコロのような立方体を二つ重ねたもの。白い柱、黒い柱。王宮にでもあるような、手触りのよく包み込まれそうな大きな旗。
      -- 2010-03-21 (日) 05:00:21
      • 部屋には香りが満ちている。薔薇の花の香りだろうか、それよりも、もっと柔らかで心地のよい香り。ダマスクローズ、世界で一番香り高い薔薇の香りに似ている。
        まるで花束の中で眠っているよう。花びらが優しく包みこんで、鮮やかな色彩の中に自分を連れていってくれるような……そんな気分を彷彿とさせる。
        -- 2010-03-21 (日) 05:06:35
      • 小屋は木でできているようだった。さらさらとしている。やすりを隅々にかけて磨き上げたような手触り。からからと乾いているわけでもなく、じとりと湿っているわけでもなく、人の手にしっくりとくる手触り。穏やかな夕暮れの中で握手をしたとき、そんな静かに満たされるもの。
        声が聞こえる。その声はだんだんと強くなっていく。
        -- 2010-03-21 (日) 05:15:02
      • qst059526.jpg
        我、汝を召喚す。汝、生まれなき者よ。(地面には、ステンドグラスと見まごうかといったカラフルな魔法陣。ポニーテールを揺らす少女がその傍らに居る。その口からは、ぴりぴりと響く、ゆっくりとした言葉が紡がれる)
        -- ティリアオルド 2010-03-21 (日) 05:20:39
      • (その魔法陣は西洋のものなのか。見ようによっては東洋のものにも見える。タイルを繋ぎ合わせて作られたそれは、表面を艶やかに輝かせている)
        汝、地と天の狭間に立つ者。汝、昼と夜のいずれにも生きる者。(とんとんと、歌うように言葉は紡がれていく。少女は目を瞑り、瞼の裏を見ている。その向こうになにが見えるのかと、心を躍らせている)
        -- ティリアオルド 2010-03-21 (日) 05:25:36
      • 我は、ティリアオルド。汝の密儀、すなわち神秘の術式を託されし主なり。汝、我に耳傾けよ。
        (流れるように、東の側を向く。それは魔法陣から見て、黄色の方向。暖かい風を受けた時と同じ、ぼんやりとした気分が脳を巡る)
        -- ティリアオルド 2010-03-21 (日) 05:30:47
      • 汝、我に耳傾けよ。(一呼吸置いて、口の中で二言三言呟いた。どうやら、祈りの言葉らしい。そのまま続けて彼女は言う)我にその霊を従わせよ。
        されば、全ての天の霊、地上の霊、地下の霊、砂漠の霊、水の霊、渦巻く風の霊、猛進する炎の霊、そして神の全ての呪文と天罰までも我の思いのままとならん。(語気が強まっていく。続いては南、魔法陣の赤がある方向)
        -- ティリアオルド 2010-03-21 (日) 05:38:59
      • 我は汝を召喚す。汝、恐るべき不可視の存在なり。霊の虚ろの場所に住まいしものよ。(そうしてまた、祈りの言葉を口の中で言う。呪文は続いていく)
        生まれなきものよ。我に耳傾けよ。我にその霊の全てを従わせよ。(次は西に面す。西は青色の方向。やわらかに包み込む優しい風を浴びる、涼やかな状態で呪文に臨む)
        -- ティリアオルド 2010-03-21 (日) 05:43:19
      • 我に耳傾けよ。(その間に少し長い祈りの言葉を挟んだ。それを紡ぐ表情は、先ほどよりも凛とした強いものになっている)偉大なる生まれなきものよ。我に全ての霊を従わしめよ。(最後には北を向いた。魔法陣の黒のほう。重厚に、魔力が充足してゆくのが解る。その存在が確固たるものとなっていく) -- ティリアオルド 2010-03-21 (日) 05:46:21
      • 我は汝を召喚す。(四度目の祈りの言葉を挟む。そして顔を上げ、目を開いた)我に耳傾けよ。我に全ての霊を従わしめよ。
        (中央の魔法陣へと向く。すぅ、と一息胸へ空気を送り込む。香の匂いが身体へ満ちていく)
        -- ティリアオルド 2010-03-21 (日) 05:49:25
      • 我に耳傾けよ。これは神々の主なり。これは宇宙の主なり。これは風の恐れしものなり。これはその命により声を創りし万物の主なり。(腹の奥に力をこめて、息自体に強い熱が篭るような魂の鼓動を感じて、だんだんと言葉を津波のように強くしていく)
        我は汝の支配者なり、救い手なり。我に耳傾けよ。我に全ての霊を従わしめよ。(手を前方へ伸ばす。また目を瞑り、視覚以外でそれを捉えようとする)
        我は、世界に悪の働くのを厭うものなり。黒き毛並みを纏いし獣こそ我が名なり。(息が荒く落ち着かなくなる。気を抑え、集中。魂の鼓動は共鳴する)
        -- ティリアオルド 2010-03-21 (日) 05:57:54
      • 汝、来たりて我に従い、我に全ての霊を従わしめよ。されば、全ての天の霊、地上の霊、地下の霊、砂漠の霊、水の霊、渦巻く風の霊、猛進する炎の霊、そして神の全ての呪文と天罰までも我の思いのままにならん!(かっと目を見開く。視覚以外のなにかでそれを捉えた。香が鼻をつき、感覚を鋭敏に研がせていく)
        これぞ、汝を呼ぶ言葉なり。(搾り出すように、最後の句を口にする。空間が歪む、強き力の波動。濁流に意識が押し流されるような衝撃)
        -- ティリアオルド 2010-03-21 (日) 06:01:08
      • (前に伸ばされた手を、しかりと握る気配。少女のようなしなやかさを持ちながら、その膂力は少年の物を感じさせる)
        (姿形は一見人の様だが、異なる部位が一つ。頭にある耳は人の物でなく猫のような形状で、人ならざるを謳って)
        確と、聴き届けた(意識を自らへ強制的に向けさせようと、軽く腕を引く)
        ―問うぞ?アンタが俺のマスターか?(鷹揚な、少年の声。試す様に瞳を細め、言葉を待つ
        -- ネコミミ 2010-03-21 (日) 06:09:37
      • (手を引かれる。若い力だ。少しばかりトランスに入っていた精神が元に戻ってくる。どうやら成功したご様子で、目の前には小柄な人影がある。悪くはない)
        そうじゃの。ワシはティリア=オルド・ブラックタン。今宵お前さんの主となった存在よ。(にやりと軽く笑ってみせる。話の通じないバーサーカーとやらでもなさそうで安心した)
        いやぁ、しかし、案外上手くいくもんじゃの。ワシが手に入れた資料には詳しいことは書いておらなんでのう。なにか媒体が必要というが、そんなものは持っておらんかったんで、なにも使わないとワシと同じようなタチのサーヴァントが出るちゅうのを信じてみての。
        ……して、お前さんのクラスは?
        -- ティリアオルド 2010-03-21 (日) 06:20:11
      • (此方へと呼ぶ声と同じ声、それが、久しぶりに大気を感じさせる躰へ、耳へ届く)
        (生前は当たり前であったその感覚に軽く吹き出し)…っああ、すまん、別に今の笑いに意味は無くて。同じような性質、なぁ(眼前の、明らかにガキと言って差し支えない人物を眺め
        …俄かに信じらんねぇけど、俺がいるのが何よりの証拠だしなぁ。クラスは…うん、シューターってところかな。御覧の通り、得物がこれでね
        (言葉と同時に袖を振るえば、それぞれから少々特異な形の拳銃が飛び出し)…見た感じ、似た性質ってのはこれの事なんだろうな
        -- ネコミミ 2010-03-21 (日) 06:27:42
      • ほうほう、まさしく。ほれ、見てみ。(壁際に備えられた机の上に、二挺の拳銃が横たわっている。大きめで、目の前のサーヴァントのものというほどではないが少しばかり変わった形。儀式の邪魔になるからと、先ほど腰から外しておいたもの)似た性質って訳じゃね。
        ……それと、一つ忠告しておこう。(目の前の英霊を軽く見上げる。目線があわない。相手のほうも小柄だがこちらはまるっきり子供。しかし、その紫色の瞳の奥には少女のものではない、鈍く重い輝きが混じっている。錆びたような、燻したような輝きが英霊の両目を見据える)
        ワシはもう数百年生きておるから、そのつもりでな。(驚くだろうか。鏡に向けて言ってもきっと驚くことだろう。少しばかり笑みを浮かべる。嘲笑などの類ではなく、悪戯を仕掛けた子供のような笑み。古い瞳の輝きと、その顔がアンバランスに調和する)
        -- ティリアオルド 2010-03-21 (日) 06:41:57
      • …うん。ビンゴ、って奴だな……しっかし、互いに二丁ずつとはなぁ。なかなか面白い巡り合わせなこって
        (忠告を発する少女の、そぐわぬ瞳の帯びる色を見てへぇ、と声を洩らし)…冗談半分、って訳でも無さそうか?(多少、驚きの混じった声で
        だったら、ちょっとは労わった方が良いかい、御老体?(やはりすぐにからかうようになる
        …それよりも、重要な事があったな。アンタ…いや、マスターと呼んだ方が?とにかく…俺の名を名乗った方が良いかな?
        -- ネコミミ 2010-03-21 (日) 06:53:01
      • おう、労われ労われ。まー、今はこんな姿じゃがの。現在かよわい女の子なんじゃから、それを守るぐらいのことはしてほしいのぅ。(可愛げに、もちろん冗談を籠めて。これで、元々はジジィだのと言ったらどんな顔をするのだろうか。話題がなくなったときにでも振ってビビらすか。そのいつか来る日までとっておこう、そう思いつつ英霊、もといシューターもとい……)
        ワシの呼び方はなんでもええぞ。マスター、でも、チェーフォでもいい。チェーフォとはカシラという意味じゃ。ま、ともかく好きに呼びんさい。一番気合の入る呼び方をせい。
        ……お前の名前についてじゃが……ワシゃああまり詳しくないんでの。余計な情報を得ても混乱するだけ……、詳しい奴に知られると不利になるやもしれん。ゆえ、本当を名乗るタイミングはお前に任せる。(能力については、追々戦いの中ででも知ってやればいい。案ずるより産むが易しというのはよく言ったもので、これまでもそうやっては多少の失敗と数々の成功を収めてきた。此度もそれに、従うことにする)
        んー……しかしの。シューターというのは呼び辛いかもなぁ。なにより名前らしくなくて、身が入らん。身が入らんと、気も締まらんし……。(少しの間思索する。頭の中に浮かんだ言葉、それを一つ拾い上げる。思考の海に沈んでいたようなそれを、サルベージして大気にさらす)
        ヴィオーラ。……今からお前をヴィオーラと呼ぶ、いいな?
        -- ティリアオルド 2010-03-21 (日) 07:07:17
      • まあ…それが仕事の一つでもあるしなぁ。つうか、普通言うか自分でかよわいとか(苦笑を浮かべ、耳が倒れる
        まあ…でも、所縁の物も無く、ただ「似た性質」ってだけで俺程度ではあるけど英霊の類を呼び寄せんだから大したもんだよ(悪気も無く、ただけらけらと笑い
        そう言う事なら気が向いた時にでも名乗るよ、それじゃ…よろしく、ティリア。良いんだろ?好きに呼んでさ
        (自らに向けてつけられた新しい名前を聞き、笑う)ああ、ああそりゃあ良い!実に俺にぴったりだよティリア!
        -- ヴィオーラ 2010-03-21 (日) 07:16:48
      • (飾りではないみたいだな、あの耳は。だからどうということもないが。人間の耳より集音性がよさそうということぐらいか、解るのは)
        そこで止めると勇ましくないんじゃがのう。(特には気にしない。しかしながら、なんだか多少子供扱いされてる気もする。この姿で年寄り扱いしろというのも無理な話で、そちらのほうがまだしっくりもこよう。花を花瓶に挿すように。可愛げのある呼び方も悪くない。合点が頭の中でいったところで笑い声が聞こえる。わりと表情も豊かなのだな、ということを考えていた)
        なんだね、即興のわりに気に入ってくれたかね。ヴィオーラ。
        -- ティリアオルド 2010-03-21 (日) 07:27:13
      • ああ…うん、気に入ったよ、凄くね。俺の本質を表してる良い名前だと思うぜ(ようやく出しっぱなしだった事を思い出し、銃を袖の中へと格納する
        (何事かを考えるような表情を浮かべている自らのマスターを見、考える。恐らくは)…これは生まれつきのもんでな。亜人を知らない訳じゃないだろ?俺はハーフだけどさ(己の耳を指す。微妙な勘違いが生まれている
        (そして、指した頭頂、少年の背後から頭の上へ、もぞもぞと動く影が見えるだろう。暫くした後、ひょっこりと顔を出す、金の髪の自動人形)
        -- ヴィオーラ 2010-03-21 (日) 07:39:08
      • そうかい、そうかい。そりゃあよかった。ワシの霊感もまぁ捨てたもんでないという訳じゃ。(ただ単に頭に浮かんだ、それだけ。そういうことこそ大事だと魔術では言うこともある。そういうユーモアというものが大事なのだと、いつも教えられていた)
        あん? ……あー、それかい。予想を裏切って実は耳の部分だけキメラだー、なんて無稽なことを言い出すかと思ったが、やっぱりそうなるわな。
        しゃーし、会ってすぐ言うのもなんだが、解らんことが多いの。なにを話せばいいやら迷うわい。……その頭のはなんだとか、湧く疑問は潰えんしの。
        -- ティリアオルド 2010-03-21 (日) 07:45:31
      • ごめんな、そういう突飛な種族じゃなくて。そういう肉体改造に興味無いしな…
        ん…?ああ、これは俺の宝具の一つでさ。茶とか入れてくれるんだぜ、しかも美味い(真顔で、淡々とそう告げる
        なんにせよまだ会ったばかりなんだ、ちょっとずつ慣らしていきゃ良いんじゃないかな
        -- ヴィオーラ 2010-03-21 (日) 07:51:18
      • あ゛ー……庶民的な宝具じゃの。手間がかからんでいいわい、それなら。(庶民的かどうかといえば、全然庶民的ではないが宝具としては随分と庶民的だなぁ、という話。例えば呪詛を振りまいたり建物を吹き飛ばすのも宝具とすると、そうして身の回りの世話をして状態を最適に保つ手助けをするーというのも宝具なのかもしれん。と、一つ分析したがあまり意味のないことだった)
        そうじゃの、ともかく今はもう遅いし、魔力を使いすぎた……。ワシ、喚起魔術苦手なんじゃよね……呼び出した後使役するのにかけちゃぴか一じゃから安心してええぞ。
        ああ、後。寝床は下を使え。(小さめの二段ベッドに登っていく。これで召喚したサーヴァントが大男だったら目もあてられないことになってたことだろうが、結果オーライ)
        あー、寝てても敵とか近づいたら教ええな。あと、命令に対しての返事はJes,ĉefo(ジェス・チェーフォ)!が望ましいと一つ言っておく。理由はワシの気分が出るから。今日話すことは以上。おやすみなさい。(布団の中に潜り込むと早々に寝息を立て始める。どうにも思っていたより消耗していたよう。買い揃えた布団はわりと柔らかく、当たりだったな、などと考えつつ就寝)
        -- ティリアオルド 2010-03-21 (日) 08:00:40
      • (実はこの自動人形こそがこのサーヴァントが誇る一番の切り札でもあるのだが……それはまた、使う日が来れば判明するだろう)
        まぁ…見た目そんなだし、魔力容量も見た目通りって感じか…?そんなナリで英霊召喚できる位だから本当に凄いんだろうが
        ああ、了解…いや、Jes,ĉefo(ジェス・チェーフォ)!だったか。床で寝ろと言われず良かったぜ…ああ、お休みティリア(自分もベッドへ潜り込み、身を横たえる
        -- ヴィオーラ 2010-03-21 (日) 08:09:18

【マジシャンとティリアオルド邂逅】Ĉu kio estas lia rideto? Edit

  • はぁ……教会かぁ。(教会を物憂げに見つめている。どこか懐かしんでいるような、遠くを見ているような瞳。とてもとても遠い過去、ここがそれに属するものかはわからないが似たようなところと、国同士のいざこざがあった。その頃のことがおぼろげながらに記憶に蘇ってくる)
    いや、懐かしい。(もう終わった話であって、今はどうこうということもない。少女としか見れない表情は、遠い昔の友人に出会ったようなほころんだ笑みを浮かべた) -- ティリアオルド 2010-03-22 (月) 03:17:44
    • おや・・・・・・いらっしゃい。当教会に御用ですか?(来客に気づいて教会の扉を開けて出てきたのは、いかにも温和そうな青年だった。鮮やかな青の長髪を後ろでまとめ、黒い服を着ている)
      ごめんなさい、今神父はでかけてしまっていまして……(神父への来客と勘違いしたらしい、申し訳なさげに目じりを下げる) -- マジシャン 2010-03-22 (月) 03:22:07
      • いいや、ワシはただ散歩に来ておるだけじゃよ。探しものという目的も一つあるがね。(見上げた目に映るその姿は、冬の川を流れる水か、という安定を秘めた姿であった。少しばかり、違和感が感じられたが今は保留しておくことにした)
        こうやって、落ち着いた場所というものはいいものじゃよ。ここには西風が吹きだまったような心地よさがある。(にこりとかわいらしい微笑みを浮かべてみせる) -- ティリアオルド 2010-03-22 (月) 03:30:25
      • ……(目を瞬かせる。眼前の少女から出てきたのが歳老いた老人のような言葉遣いだったので無理もない)
        西風の吹きだまった…ええ、穏やかなのはいいことです(微笑を揺らがせてうなずきで答える)
        ちなみに探し物…というのは何を?ひょっとするとお力添えできるかもしれません -- マジシャン 2010-03-22 (月) 03:38:42
      • (悪い奴にはあまり見えない。もしかすると、それを隠しているだけかもしれないが、そうだとしても悪人ならばもっと棘棘したなにかを感じるはず。のんびりとした考えだが、今はそれでもいい気がしていた)
        おぬしを探しておった……など、と言ったら驚くかね?(目の前の青年の瞳を見つめる。調子は冗談を言い合う様と同じく、軽く水彩のような色合いで。口説き文句のようだ、この姿、そしてそれだけならまだしも自分のような者が言うならこれ以上滑稽なこともないだろう。思いながら青年を見続ける) -- ティリアオルド 2010-03-22 (月) 03:44:52
      • …あらあら、ひょっとして私口説かれてしまいましたか?驚きましたねー…
        四半世紀弱ほど生きてますが、まさか最初に口説かれたのがあなたみたいな可愛らしい女の子とは、おにーさんさすがに予想の範囲外です(手を打ち合わせて笑みを深めた。その瞳は糸のように細められた目の奥に隠され、用意にはうかがい知ることが出来ない)
        ま、おにーさんも一応男ですから女の子に言い寄られて悪い気はしませんが…ちゃんと相手を見てからのほうがいいですよ? -- マジシャン 2010-03-22 (月) 03:50:19
      • くくくっ、なに、並の男よりかは正しい選択肢になると思うがの。(女なら惚れる奴も居ろう。考えれば考えるほど自分とそりがあわなくて、その考えにくすぐられておかしな気分になる)
        なに、口説いているわけではないのだがね。なぜなら、ワシの探しているものは条件に合致する複数人……あははっ、これでもやっぱり口説いておるみたいになるのぉ。(本当に口説いている場合なら、そんなみもふたも無いことは言わないだろうが。やはりおかしくて笑いがこみ上げる)
        回りくどいことは言わんことにする。(こほん、と一つ咳払いをして空気を払う)……サーヴァントを探しておる。 -- ティリアオルド 2010-03-22 (月) 04:05:20
      • ……(表情は微笑のまま、また目を瞬かせる。どう対応したものか少しだけ躊躇い……向こうから正体を明かしてきたのだからこちらも応えるのが礼儀だろう、と思い直した)
        (雰囲気を変える。微笑はそのまま、やや剣呑なそれを混ぜて)
        …然るに、お嬢さんは聖杯戦争のマスターですか。サーヴァントならお互い会った瞬間に判りますからね。
        …でも、会った途端に正体を明かすのはちょっと感心できないのではないかと、おにーさんは思う次第です。いかにも私はサーヴァントのマジシャン、魔術師の英霊です。それで、何か? -- マジシャン 2010-03-22 (月) 04:12:37
      • いや、なになに。心配ならうっかり漏らしたとでも思うてくれ。(予想は当たった。ただ、そこまで当たっても嬉しくはないが。竹を横に割ったような気分になる)
        お主なら大丈夫かと思っての。それだけじゃ。(ころころと笑う。その姿は少女のそれ。無邪気な笑顔と態度で臨む)
        確かめておきたい。マジシャン、お前が倒すべき敵かどうか。(口調はやはり軽い。口から出る言葉は、その態度に非常に不釣合い。だが、その内には一本ぴんと筋が通っており、それが真剣さとして滲んでいる)
        お前は人の敵か、味方か? -- ティリアオルド 2010-03-22 (月) 04:22:18
      • 信用してくださったわけですか。うれしいですね(相変わらずの微笑だが、何かが綻ぶような雰囲気がある)
        ……ケースバイケース、という答えでは満足していただけませんか?
        英霊とはいえ元は人間、お友達もいればいけ好かない人だってそれはいます。お友達のためなら出来る限り力になってあげたいと思いますし、いけ好かない人の力になろうとは思いません。人間、そんなものですよ -- マジシャン 2010-03-22 (月) 04:28:51
      • なるほどなるほど。なかなか高得点じゃよ、若造。(嬉しそうに微笑む。少しだけほっとして、心の緊張が緩む。冗談のようだった口調は少しばかり暖かく変わる)
        よく言い表しておる。その区別がついているなら、お主は災害ではない。……ま、お主のマスターにも因るが、そこは保留しておこうかの。(頬をかく。嬉しげに。ともかくにも、無差別に暴力を振るおうという輩でもないならば、それでいい)
        んじゃあ、聞かせてくれた礼を。ワシはおぬしらと進んで戦いはせん。……もしも、後に必要に迫られたらその限りではないがの。口約束みたいなもんだと思ってくれればいい。そちらが勝利のためとこちらにけしかけてくるなら迎え撃つしの。 -- ティリアオルド 2010-03-22 (月) 04:43:59
      • 心得ました。私は前々回の聖杯戦争にも一応噛んでいますが、やっぱりマスターと一口に言ってもいろんな人がいますね。
        ともあれ高得点をいただけたようで光栄です。また縁があればお会いしましょう?敵としてか味方としてかはともかくとして。(微笑に若干のいたずらっ気を込めて微笑み返す。彼なりの好意の証だ) -- マジシャン 2010-03-22 (月) 04:52:41
      • ……出来れば、敵でも味方でもなく会いたいものよ。(緩やかに頬を上げる。目を細めて、柔らかく。そうした後にぐっと伸びをする)
        じゃあの、マジシャン。また会おう。(ゆっくりと歩いて教会から遠ざかる。伸びる影法師がぼやけた明るい夕暮れに差して、名残を惜しむようだった) -- ティリアオルド 2010-03-22 (月) 05:02:37

黄金暦8月 Edit

【ランサー(ウィル)とティリアオルドの邂逅】Samsangulo renkontiĝis je samsorta batalanto. Edit

  • もし、そこのお兄さん。 -- ティリアオルド 2010-03-22 (月) 21:11:28
    • ? ……はて? 呼んだかね幼女君? 迷子か何かかな?(その辺で買った駄菓子食いながら振り返る。パッケージには「ドドンタコス! 激辛!! スパイシーキメラヨーグルト味!」とかかれている) -- ランサー 2010-03-22 (月) 21:14:09
      • あ゛ー……不合格。行ってよしじゃよ。(趣味の悪いものを食っている。これが英霊だったならば、よほど天も酔狂なものだ。苦笑いをくっと浮かべてそのまま去ろうとする) -- ティリアオルド 2010-03-22 (月) 21:18:06
      • 不合格!? あうなり不合格とはなんだね!? 私、昔は採点する側だったからそういうこと言われると必要以上に傷つくぞ!?(タピオカガラナとかかれた毒々しい飲料を飲みつつ) -- ランサー 2010-03-22 (月) 21:26:31
      • (この男が採点側に回ったら世も末だろう。学校なり職場なりがまさに世紀末。モヒカン頭の跳梁跋扈。情景がありありと浮かぶようで、目の前の正体不明のジュースも相成ってうわぁ、という表情を浮かべる)
        はぁ……こういう手合いにはきっぱりと言ってやったほうがしつこくなくて済む、というのがワシの人生で得た真理の一つでの。(頭をかりかりと掻く。目つきはやれやれとほそまっている)
        お主のようなぱっぱらぱーに言っても仕方のないことじゃから言うが……この付近で大きな魔力の動きがあったー、なんてことはなかったかの。(今一度まじまじとその男を見る。1から8あたりまでぱっぱらぱーである。しかし、そんなのんべんだらりとした空気に混じりを感じる。この世あらざるもの、まるで喜劇のキャラクタのごとく男が厄介に、瞳の中に映る) -- ティリアオルド 2010-03-22 (月) 21:35:20
      • 失礼!? 礼を失しているとかいて失礼をまさに形にしたようなこの物言い……どこかで見たような気が……あと、なんか見た目とか若干、憎たらしいアンチクショウに似ていないこともないなぁ……
        それは置いておくとして、そんなもの私は知らんぞ。見ての通りの無職なのでな
        (わざわざそんなこと聞いて回るということは魔術師の類……この時期にそんなことを調べるのは聖杯戦争に関わっている人物である可能性が高い……と判断してばっくれる私) -- ランサー 2010-03-22 (月) 21:41:21
      • そんじゃ、その知り合いも災難じゃの……こんな頭にアリが湧いておるような奴のそばに居れば。ともかく置いておこう。
        そうか、そうか。知らんか。……無職と言ったな? 採点する側についている、といったが……サイコロで点数決めてそこから追い出されでもしたのかね?(自分の悪い予感は当たる。これについては少し自信がある。かつて、妻と離れ離れになったときすらこんな予感がした。ただ、目の前の地上を跳ねて移動する魚みたいな男にそれと同じようなという表現を使うのが癪だったため、少し顔をしかめる。ともかくにも、なんだか気配がおかしいのはそう。一般人でもそのような雰囲気を纏うものは存在するから、さほど珍しいことでもないものの、目の前の男はどうかというとそういうタイプでもない。嫌な予感が強まる、さっさと帰って寝たい) -- ティリアオルド 2010-03-22 (月) 21:51:33
      • にゃにおう!? 私の嘘伝記を広めてしまうほどに私を慕っていたぞ! 私の勝手な解釈もいくつか含まれてはいるがな
        一身上の都合だわボケナスちみっこめが! だがまぁ点数は似たような方法で決めていたことは否めない
        (……やけに偉そうに喋る上にそれに「慣れている」……この少女、中身は少女ではない……間違いなく、魔術か何かを媒体にして「そうみせているだけ」の何かだ……)
        (さて、しかしどうしたものか、魔術師であるというあたりはついたが……それ以上が分からない。どうやって情報を引き出してくれよう) -- ランサー 2010-03-22 (月) 22:08:35
      • (この男、正体がつかめない。もしかすると、高位の魔術師であるかもしれないし、ただのドングァかもしれない。一体どうやって情報を引き出してくれようか。なんだか今すごく不本意な思考かぶりをした気がする)
        ……ははは、一身上の都合かね。悪い、悪い。余計なことまで聞いたな、通りすがりの身分で。(頭の中で考えを纏める。変に探りを入れるよりも、一発で解るような方法を紡ぎだす)
        して、そんな通りすがりにも一つ聞いておきたいことがあるんじゃが……お主、名はなんと言う? まさか権兵衛というわけでもあるまい? -- ティリアオルド 2010-03-22 (月) 22:35:36
      • ……今はウィルと名乗っている。そういう少女は何者だね? 名を聞くならそちらも名乗るのが礼儀だろう?
        (名を聞いた。しかも名乗らずに先にこちらの名を聞いた『魔術師らしき人物』)
        (そして、この『魔術師らしき人物』はこのあたりであった『魔力の大きな流れ』を探っている……そして、つい最近あったそれは……)
        (……私を召喚した際の大魔力の放出……)
        (それをかぎつけてきた『何か』であることは間違いない……そうなれば……ひっかけてみるか?) -- ランサー 2010-03-22 (月) 22:43:55
      • (ほんの少しでもうろたえてくれればこうする甲斐もあったものを。こんな子供騙しにはひっかかってはくれぬか、目の前の男は子供すら進んで騙しそうな者であるが。関係ないな、これは)
        ああ、これは申し遅れた。礼を欠かしっぱなしじゃったの。ワシはティリア=オルド・ブラックタンと申す者よ。(なにより、こちらから解る情報が少なすぎる。ヴィオーラをつれてくれば一目に瞭然であったものを、回りくどいまねが必要になる。この際だから、こっちからカードを切って双方一枚脱いでしまうのはどうだろうか。などと、思考を侍らせている) -- ティリアオルド 2010-03-22 (月) 22:51:19
      • !? ……ブラック・タン、だと……!?
        (意外なところで意外な名前を聞いて狼狽する)
        彼の地で同姓などそうそういるものだろうか?
        (落ち着け、だとしても何の意味もない。今の私には関係ない)
        既にこの地を離れて月日が経っている。子供がいてもおかしくない
        (落ち着け、今の私とそれに何の関係がある。第一事実確認すらしていない)
        子をもし成しているとすれば、相手は間違いなく……
        (うるさい)
        ……果たして私はその子を殺めることが……
        (黙れ、黙れ黙れ黙れ黙れ……黙れ……!) -- ランサー 2010-03-22 (月) 22:59:12
      • (等など。もう一発銃弾ぶちこんでみたほうが早いのではないか。サーヴァントなら羽虫であるかの如く跳ね除けられるだろう。などなど、考えてみるうちウィルと名乗った男を見ると)……あん?
        どうしたかね。……ほら、あんな怪奇を焼いて成型した菓子なんぞ食うから腹壊しよったかね。(一体、なにがそこまで彼に影響を与えたのか気がつかない。虫取り網を空にかすめてみると、蝉ではなくリスでも捕まったような。違和感のこもった心地にある) -- ティリアオルド 2010-03-22 (月) 23:09:00
      • ……(悩んでも仕方がない。思ったことを言えばいい)
        ……知り合いに、ジェラード・ブラック・タンという男が居てな。昔世話になったことがある
        二度と会うまいと思った男と同じ姓を持つ人物が現れて、少し驚いただけだよ
        ……もしかして、縁者か何かかね?
        (隠しても意味のない部分だ。素直に聞けばいい)
        ……答えを聞いたところでどうとなるわけでもあるまいに……
        (黙れ) -- ランサー 2010-03-22 (月) 23:17:47
      • (ひ孫の名が呼ばれ、きょとんと目を見開く)……おや、おや。いいのかね、もしかすると敵かもしれない相手にそんなことを言って。(少し踏み込む。もし仮に英霊だとしても、マスターだとしても、自分のひ孫の知り合いならばそれなりの筋というものを通したかった。もつれた因果を見つめる。引っ張って一本に纏まるものなのか、それはどうにも解る気がしなかった)
        あいつがワシのひ孫、と言ったら驚くかね? -- ティリアオルド 2010-03-22 (月) 23:30:53
      • 敵? はてさて、よくわからんことを言われても困るな。私ぁただの無職だからな(と、一応ははぐらかしつつ)
        ……驚くというか、気の毒に思うな。頭とか……(と残念そうな顔をした後)
        まぁ、冗談はさておき、ティリア君がロリババァ的な何かだということはさっきから察しがついているから、そこまで不思議には思わんよ
        ほう、ということはアレのご先祖、というわけか。君のひ孫には世話になったり世話をしたりしたよ
        ……まだ、彼は元気かね -- ランサー 2010-03-22 (月) 23:34:21
      • わざわざ察しをつけてくださって、ワシも手が省け助かるわ。(ここで出自を偽りたくない。偽れば、数え切れないほど多くの大切なものを侮辱することになる。シチューを作る寸胴鍋の底に焼きついたようなどんじりでも、そんな落ちぶれた真似は絶対にせん。確固たる意思がそこにある。それを表に出すことはなかった)
        なるほど、災難を受けていたのはあやつじゃったのかね。ふふっ、なんだかおかしなものじゃて。あいつは元気も元気。躓くことはあれど、しっかり前へ歩んでおるよ。(にっこりと、自然に笑い顔を浮かべる。感情のみで思考の介在しない顔は、輝くシルクのように染みのない綺麗なものになる。今この男に対しては、偽らずにこうするべきだと思ってのこと)
        ……ワシは帰る。今はなにも言わんよ、ウィル。とりあえずは、満足した。話につきあってくれてありがとうな。感謝する。(腰を折り、頭を下げて、背を向けてさっさと歩き出す)
        あ、そうそう。ストーキングはご法度じゃぞ?(冗談でその会話を締めくくり、また少し早足で岐路へと足を進めていった) -- ティリアオルド 2010-03-22 (月) 23:48:36
      • そう、か……彼はまだ、止まらずに歩んでくれているか……(先ほどの顔色からは想像もつかない、綻んだ笑み)
        ……ふふ、ちゃんとこちらには来ないでまだ向こうで頑張っているらしい……それならよかった(先ほどの軽薄さが消えた、純粋な安堵の笑顔。そこに打算はなく、そして偽りもない。目の前の少女のように、この男もまた笑った)
        ……私こそ、恩人の安否を教えてくれて感謝するよ
        君とは他人では済みそうにないのが残念なことだが……ま、私も今はそれ以上は何も言わん
        ……そっちこそ、問答無用で『使い魔』などよこさんでくれよ? ふふふ、ではな(手を振って、こちらも反対方向へ歩いていく) -- ランサー 2010-03-23 (火) 00:00:15

黄金暦9月 Edit

【超級風水師とティリアオルドの邂逅】Distordo kaj konkordo. Edit

  • こんばんわー隣に越してきたものですがー -- 超級風水師 2010-03-24 (水) 05:22:26
    • これはご丁寧にどうもどうも……念のため確認しとくがの、お隣っちゅうとあのあれかね。ちょっと行った先にあるヨーデルが時折鳴り響いてる牧場のことを言っておるのかね。(小屋から出てきて応対。まるで人気がないので、すぐ隣というわけでもない。しかし、人が近くに居るというとあそこぐらいしか思い浮かばないのでこういう結論になった。ハンバーグに角と鼻と目と手足つけたような珍生物が闊歩する異世界。それがあの牧場) -- ティリアオルド 2010-03-24 (水) 05:29:48
      • あ、まじでお隣だったんだ(戸口に立つ姿は少女の目線よりもさらに低い、小さな体に不釣り合いな左腕がぶら下がっている)
        (咥えた煙管の先にねじ込まれた煙草から上る煙は薬草の香りが立ち上る、キツイ枯葉の匂いが脳を締めつけるような得体の知れない香りだ)

        邪魔するよ、ああこうなってんのね(言うが早いかささっと中に入り込み小屋の中を測るように見た) -- 超級風水師 2010-03-24 (水) 05:45:28
      • ……むーん。あっこは一体どういう空間なのかわからんの。牧場であることは確からしいんじゃが、時折雪山らしきなにかが遠目に見えたりするし……。(義手にしては仰々しい。こんな年端もいかない子が、何故……自分も似たようなものだとすぐ気づいて、考えるのをやめる)
        (香りについては、慣れている。精霊魔術を使うにあたって香の技術は必須。
        それにしても、なんだか嗅いだこともないような、ぞっとする匂いか。果たして何者なのか余計にわからない)
        ってー、あ。そこらへん侵入者用の魔法陣地雷の試作型があって、踏むと下から絶妙な風圧で風が吹き上げてくるから気をつけたほうがええぞ。
        -- ティリアオルド 2010-03-24 (水) 05:56:02
      • (案の定地雷にかかって絶妙な風圧の風を受ける、誘ってんのか!ってくらい短いスカートがひらりとめくれた)
        大丈夫今日は下に短パン穿いてる(パンツじゃないから恥かしくないとばかりに白のホットパンツがあった)
        この気の流れは・・・古い精霊の奴か、なるほど道理で盤が鳴る -- 超級風水師 2010-03-24 (水) 06:09:25
      • 試作型は成功っと……。あとは単に威力強めりゃ吹き飛ばすものになるの。(ここぞとメモる。自分以外でも起動したので一安心。恥ずかしくなかったのでさらに一安心)
        古式(なまくら)と申したか。しっかし解らん奴だのう。妙な義手をつけておるわりに、気の流れだのと東洋のふうをかもす。(さっすがに聖杯参加者がこんな見るからに怪しい服装してるわけない。でも怪しくない奴よりか怪しい。闇夜のカーテンに閉ざされた先は何ぞや、顔も解らぬ中で、ただあるは本質なり。と、難しく考えてみたが、深く考えないことにした)
        一体何者なのかね。ワシも人のことは言えんから無理に聞き出そうとはせんがの……。
        -- ティリアオルド 2010-03-24 (水) 06:18:00
      • お前にとって私が何者か天命・運命はすでに配される、宿命は・・・自分で確かめるがいいさ(風で吹き飛んだ煙管の煙が、さっきよりもいっそう濃密に立ち込めた)
        呼ばれた場所の(うら)が酷く歪むんだ、見間違えなんかしねぇ何せ私もそうだからな(炊きつけた疑惑の火を消そうともせず染みだした昏い影は濃密になる)
        其処此処に脈を不通・脈違え気違え…お前に恨みは無いが・・・悪いがそういうことだ开门(周囲の明度が下がっていく、どこからともなく錆びた鉄扉が軋み悲鳴をあげ開く音がした)

        (盆に毒を満たすように全身を熱病に冒すような感覚に襲われるかもしれない) -- 超級風水師 2010-03-24 (水) 06:41:26
      • ……はぁ、こっちの拠点に踏み込んできて、ンなことする輩がおるとは予想外じゃったよ。(言葉の裏には多少の焦りがみてとれる。かぶりを振ってその意識を振り払い、季節の変わり目の風のような、歪んだ現在の状況を観察する。万一に備えてホルスター右側にかかる銃を抜く)
        天命は既に使い果たしたわい……。残るは運命と宿命のみ。…………ぐっ!!(ビリビリと視界が歪む。大地が行方を無くしてぐらぐらと歪む。風はゆるく動いて肌を気色悪く擽る。おおよそ気持ちのよいとは言えない感じに目が眩む)
        -- ティリアオルド 2010-03-24 (水) 06:51:54
      • ふぅ・・・お前は死人使い(マスター)の方か(ぐぉんぐぉんと景色が歪んですら見える濃密な瘴気の中で平然と煙管を咥えている)
        こいつは重畳、厄介なのを呼ばれる前に檻に入れられた(モノトーンに塗り染められた小屋の中は一種結界の様相を見せる)
        天命を全うした人間に待つのはただ死のみだ、それともお前は人でなしの方か?
        (左手で腰にさしたナイフを引きだす鞘からこぼれる刃は途切れず、引きぬかれる先から刀身が生成されていくように刀程の長さに延びた)

        (そして刀を大上段に構えた※ブレイドのウェズリースナイプスみたいな刀の構え方) -- 超級風水師 2010-03-24 (水) 07:04:53
      • どっちかってーと人でなしのほうじゃろうの……。ワシはワシがために、生き続けておる……もはや人とは呼べん。だから、だからな、ワシには死が待っておらんのだよ……逃げられてしもうた。そして、ワシの大切な人もむやみにそれを追うことはせず、まためぐり合うのを待て、だとよ。(目を見開く、まだ小屋の中か。どこか別の空間にでも引きずりこまれたように感じたが、これは領域の効果の問題か。やってくれる。瘴気の海に溺れ、空気を求めもがくことも不可か)
        小屋以外のどこかか、違う、そうじゃない……と、来たらば……。(小屋の中心にある、立方体を二つ重ねたような奇妙な物体。そこに意識を向ける。この状況で果たしてどうやってそこにたどり着くか。あの武器を構えて黙って見ているということもあるまいに)
        ……ふぅ。(右手に構えた拳銃の、引き金のところに指を入れて、くるくると回し、いわゆるガンプレイをはじめる)
        -- ティリアオルド 2010-03-24 (水) 07:15:57
      • じゃあ私がお前の死だとしてもなんの問題もないわけだな(刀を握る義手がぎりっと上がった)
        (長過ぎる鋼鉄の左腕に大振りな獲物を構え、だがミリ単位もぶれることは無く、構えからは明らかに場慣れした威圧感を放つ)

        (相手が動き出したのを合図とするようにゆらりと輪郭が揺れた、踏み込み、切先が頭上から躊躇なく振り落とされる) -- 超級風水師 2010-03-24 (水) 07:26:06
      • (自分の身体能力で、本気でかかってこられれば避け切るのは不可能。あの得物で一撃を食らって、自分のことゆえ死にはしなくても膨大な魔力の消費、ひいては窮地に追い籠められる危険がある。四方八方全てはまだ塞がってはないはずで、だからこそ一方を選び進む。その方向は東。歪んだ空気の真ん中でただ右手の円に集中をかける)
        確かに、それは言えておるな。死がお前の形を借りてやってきたというのなら、そうかもしれん。だが、ワシの大切な人の言葉を要約するとな、「死んでもいいけど無駄死にはするな」……じゃ。(銃の回転を11回目で止める。シリンダーの中の、ハルモニウムでできたフランジブル弾に籠もったのを確認しながら撃鉄を起こす)
        (右手の銃は、地面を向いたまま。振り下ろされる刀をまん前に見据える。断頭台か、そのように見えた)これが無駄死に以外でなんとするね……。歪みには、歪みを。全てかき混ぜてハーモニィへと引っ張り返す。(銃声が鳴る。目標は刀でもなく少女でもなく地面。その地点から暴風が巻き起こる。刀の勢いがそれで止まるかはわからない)
        -- ティリアオルド 2010-03-24 (水) 07:38:59
      • (色を失った背景の中でも黒々と輝く切先がおどろおどろしい軌跡を残した、刀は止まらずだが逸らされて掠めて行く)
        (間近に見える襲撃者の眼、昏い、ヘドロで底が見えないドブ川のような目だ)
        やるじゃねぇか、だが逃がさねぇ(刀を振りぬいた左腕が再び相手に向かう)
        (左腕が2本に割れた、硬質な義手のアッパーが間髪いれずに繰り出された) -- 超級風水師 2010-03-24 (水) 07:53:04
      • このような状況では、フルどころか3割出せるかどうかも危ういの……。(魔族のようなものを相手にした記憶を掘り返す。かの者の瞳も混沌として同じような色をしていた、刀にも、それに似た影が纏っている)
        ……二発放つ暇も与えてはくれんか、わびしいのお……。(右手でリボルバーの撃鉄をもう一度起こす。しかし放っている暇はない。船が沈みかけたならどうするかというと、一つやるしかないだろう)
        左手一本ッ!!(身体の真心を捉えられるよりかは、マシ。積荷を捨てるしか方法はない)……い゛っ……!(さすがに眉が歪む。雷撃に噛み付かれたような痛みが襲う。おそらく折れただろうが、今それにかまっていると折れるだけではすまなくなる)
        一発もらっとけ……特殊弾エクスプローダー……。(左手の痛みを気にかける前に右手で銃を構え、至近距離ゆえに狙いをつけずに、その大きな的へ弾丸を放つ。当たれば内部に籠められたサラマンダーの精霊珠が反応して爆散する弾丸。人体に当たれば内部から、弾丸の破片が肉体を抉る弾)
        (左手へ受けた拳と、右手で放った銃の反動で後方へ軽く吹き飛ばされる。無理矢理転がってでも、中心にある立方体へ向けて進む)
        -- ティリアオルド 2010-03-24 (水) 08:10:13
      • (義手に伝わる骨を砕く感触、相手の苦痛になんの動揺もみせず、さらなる追撃のため踏み込んだ脚に力を込める、打撃は即座に爆発する勁の連撃へと移る・・・)
        (だが向けられた銃口に追撃は取り消さざるを得ない、瞬きの間に斬り・払い・叩きこみ・そして銃声!)
        っち・・・しぶってぇ野郎だ(銃口を向けられた瞬間即座に弾道から身体を逸らす、左腕の肩当てが弾丸を弾き、衝撃で後退した)
        クソッ・・・!(炸裂した弾丸の破片が喰い込んだ身体から血が流れ煙が上った)

        (ティリアオルドが転がった方向を睨み、視線をゆがんだ室内に走らせる)狙ってやがったか(懐から拳銃を抜きだす) -- 超級風水師 2010-03-24 (水) 08:31:04
      • 狙ってこれじゃあ世話もないじゃろうに……な゛っ!(動くたびに激痛が走る。ばらばらになりそうな痛みを左腕に、全身に油汗をまとって、右手を勢いよくその立法体が二つ重なったもののところへつける)
        この……瘴気さえ払いやぁ、左腕一本ぐらい釣りがくる……。(自分に銃口が向けられる。それで今身を隠したからと、どれだけの利点があるか。そんなものは毛ほどの価値もない)
        まだ、未完成だったんだがね……。充分よ、今はこれで。いざ出でよ、未完成、六方祭壇プラネタリウム……中天に立ちしこのかなめを、太陽と成して調和せよ……。(天井部分の魔法陣が光る。歪な六芒星、その中点より光が降りて二つの立方を重ねた場所へ着地する。瞬間、その立方体の上の一つが激しい光を放つ。小さな太陽のようで、暖かくそれでいて拡がりの大きい光が部屋を満たしていく)
        -- ティリアオルド 2010-03-24 (水) 08:40:33
      • (光に追われるように影が渇き砕けていく、部屋を覆っていた悪夢が覚めてベッドの下、タンスの影、小さな影の中に逃げていく)
        くっ(溢れだした光がまぶし過ぎたのか顔を腕で覆った、足元には吹きさらされちぎり飛ばされていく影がまだ頑張っている)
        (懐に手を突っ込んだ、ずるりと抜きだされたのは六十四層の風水盤)盤化球!
        (声は引き金、六十四層全てが独立したリズムでキリキリと回転する盤が六十四の同心円を持つ球となり浮き上がる)
        手にある世界儀、森羅万象一切を映し、風を呼び水を持って呼びこみ万象を水盆の如く・・・万象一切歪めて映せ・・・羅経球!(回転が早まる、同心円が緑に発光した)
        木精!(木の根だ、その洞に無数の闇を孕んだ巨木の根が床を突き破りうねり湧きあがってきた)

        邪気払いだけってんじゃねぇんだろそいつぁよ・・・来やがれ!(禍々しくうねる巨木を背に光を睨み立つ) -- 超級風水師 2010-03-24 (水) 09:01:01
      • ご名答……。(右手をその石から離して、今一度銃を持つ。そのまままた、ぐるぐると回転させ始める。目の先には壁を突き破りはえゆく根。蠢くそれは蛇に見え、天井までも這って行く)
        ただ光るだけなら電球にもできようよ。……さて、双方満ち足りた。歪みには歪みをもって迎え撃とうかの……。(その盤もまた調和、いや、それとは真逆の歪みきったさかしまの物か。調和と歪みが相対し、競り合うように金と緑の光を放つ)
        なぁお主、太陽の属性を知っておるか……? 炎? 違う。太陽とは、炎のもつ強大なエネルギーと、水のもつ流動的な存在が溶け合い調和した風の属性をもつ。(銃の回転は初撃と同じ11回転。左腕の痛みも熱が誤魔化してくれる。消えはしない。吹き荒れ突き刺すような風の中で、ゆっくりと馬に乗って前進するようなイメージを今の状況にもった。撃鉄を起こす。籠められているのはハルモニウムのハードキャスト弾)
        さっきのちゃちいのと一緒にしてもらっては困るぞ……。(燃えるようなエネルギーが満ちていく。ただでさえ瘴気が晴れて調子も戻ろうというところに、その後押しが加わる。痛みはたいした問題ではないが、命中精度は落ちるだろう。直接ぶち込むことは無理と判断し、また地面へと銃を向ける)
        これぞ風勢の秘法なり。燃え上がる剣の娘は、調和のためにあえて雷撃のように歪んだ形になろう。歪みをまた戻すには歪みを与えてやればいい。行くぞ。(引き金を引く。地面に当たりその弾丸が粉々に振りまかれた瞬間、踊りくねる紅炎のごとく風が吹き荒れた)
        ディストート・ウィンドッ!!
        -- ティリアオルド 2010-03-24 (水) 09:15:47
      • その説は初めて聞いたな、なるほどよくわかった(さっき喰らったエクスプローダーの破片は未だ腹の中で内から身を焦がし煙をあげる)
        (痛みを堪えるティリアオルドに対して、まるで喰われ朽ちていく身の痛みが当たり前であるかのように意に介さず、立ち構え、印を切り術を編む)
        (炎が踊ったと見えた、光を映してなお昏い瞳が迫りくる紅蓮の旋風を睨む)
        刺!(木の根が無数に鎌首をもたげ槍のように炎へ突き刺さる!貫き、当然燃え尽きますます火勢を強めるばかり)
        (だがだが突進は止まらない無数にあるいは束となってうねり火の中へと飛び込んでいった)
        (やがて間近まで炎は迫り、木の根が張った壁にぶち当たり燃えだした)
        (自分を守る壁が燃えだし文字通り火に焦がされ肉を焼かれながら炎に包みこまれるそのただ中に立つ、正気ではない、だが狂気こそ我が領域と言うように)

        (ひたすら炎を受け止め、次次に生える端から燃え尽きる巨木の中に立つ) -- 超級風水師 2010-03-24 (水) 09:37:47
      • これだけやっても……まだ歪みが続くのかね……独楽のようじゃ。回り、歪み、静止せずにおらねば倒れてしまうような危うい魂……。(術者とて、その魔術の煽りを受けるもの。自らの魔力であるからしていなすことぐらいならばできるが、先ほどから歪な木の根が炎に加勢し、それを違えさせてくる)
        この炎でなら、お前も存分に泳げよう。従え、サラマンダー。ワシの魂の元へ……。(大気に舞うサラマンダーの精霊珠を集め、魔術へと編み上げていく。サラマンダーオーラ。炎へと同化する火精との同調)
        (炎の塊が、紅炎のカーテンから突き出てくる。それは歪んだ木の根。壁を這う蛇は炎の大蛇へと姿を変えて迫り来る。一呑みにせんと大口を開けて雄叫びを上げる)
        その根性を買ってやろうかの……こっちに犠牲を払わせたと、誇ってもらおうか。(右手を先ほどの立方体へ置く。鍵が嵌まったように炎は光のように高熱へと化していく)
        このプラネタリウム(惑星映写機)を甘く見るなよ、若造。ワシのテリトリーで暴れたのなら、一目見てから去っていけ。
        中天に輝きし炎天。恵みを与える物、しかし、乾きを与える物。全ての中心、全てを飲み込む光。具現せよ、太陽紅炎(ソルプロミネンス)
        炎のサーカス、己の狂乱のもとに巻き込まれてしまえい!(全ての炎が舞い踊る。襲い来る炎の大蛇もまた例外ではない。さすがに間に合わず、止めきることもできず、身体が反応する前に左肩へ喰らいつかれていた。炎への耐性はあれど、衝撃が身体に伝わり、地面に転げる)
        -- ティリアオルド 2010-03-24 (水) 10:00:17
      • (焦げる、燃え尽きる、限界が近い、生きながら臓腑の溶ける苦痛を背負って生きた魂にもこの炎は辛い)
        (だがなお、口の端をゆがませ釣りあげる)痛いのには生きてたうちから慣れてるんでね
        (笑いながらも焦る、新手、立ち上る巨大な紅炎!耐えきれるか否耐えねばならぬ)
        (開いた陰界の効果を打ち消された時点でほとんど生前の生身と変わらない自分の方が不利だった)
        (撤退、だがただ逃げては不利だ牧場の事が知られた、逆転の勢いはここで必ず殺ぐ!)
        (極限まで耐え抜き、ぎりぎりまで場を覆す一撃を狙っていた、相手が体勢を崩した一瞬、朦朧とした意識下、本能で印を切った)
        使之变化(炎に食われ燃え尽きた木が形を変え新たな力となって顕現する)
        打ち据えろ!(大気を震わせ耳を劈く衝撃、巨木が変化し巨大な雷となって辺り一面に爆音と閃光を轟かせた)

        私も一つ教えてやるよ、歪みに歪みを加えてできあがるのは・・・混沌だ
        (手の中から跳ね上がる銃弾が一発、それを掌に握りしめ、炎の赤と雷光の白が互いを塗りつぶしあう狂乱の白昼へ右腕を向けると)
        ドンッ(狂乱の真っただ中へ一直線の軌道が閃いた) -- 超級風水師 2010-03-24 (水) 10:25:02
      • 駆け上る蛇から雷撃へ……落ちる雷撃の道は剣となる。1から10まで貫く光……。(頭を打ったのか、うつつな思考で呟く)
        (ただ一つ理解できていたことは、この祭壇に対応する一つを、敵が偶然ながらに突いたこと。
        何故偶然と言い切れるか、あちらは東洋でこちらは西洋。通ずるところはあれど、その一点は食い違っているはず。
        木に魚を求むかのごとくその変容は満たされぬはずだった。しかしその木はその身に雷撃を宿し、川へ伝い魚を浮かばせた)
        歪みに、歪みを、か……貴様の歪みが生み出したこの結果は、混沌ではなく、ワシの目には偶然の調和に見えたがの……。(祭壇は砕け、ただの石塊となり地面へ転がる。当然のことながらプラネタリウムの術式も途切れている。夢が覚めた後のように、さっぱりした空気が流れていた)
        -- ティリアオルド 2010-03-24 (水) 10:48:50
      • (答える声はなく、襲撃者は黒い血の染みだけを残し巨木も陰も消え去っていた)
        (暗い廃ビルの中に足音が響く、ポタリポタリと焼け焦げたジャケットを伝って血が床に点々と落ちていく)
        (キィキィと鳴きながら口に手足をつけたような奇怪な生き物が血に寄ってくる、ダンッとそれを踏みつけ臓物と汚濁をまきちらした、わめきながら小蟲が逃げ散る)
        (口を開いた廃墟の闇よりも昏い目が虚空を睨んでいた、ずりずりと淀んだ闇の中を蟲の血が混じった足跡を残しながらいずこか消えて行った) -- 超級風水師 2010-03-24 (水) 11:09:46

【アンダーテイカー組とティリアオルドの邂逅】Sorĉistino loĝas en neĝblanka arbaro. Edit

  • 雪にはちいと時期が早いの。名残雪にしては名残すぎじゃし。どんだけ引きずっておるねんお前って。(白く雪の積もる森。どこか乾いた印象を与える木々の群。その森の外、そこからそれをじっと眺める。時期は夏も終わろうとして、秋の足音が聞こえる季節。そんな時期の雪というのは、春の草原で白いウサギを見たように調子の狂うものだった。そのまま追いかけてしまいそうなほどに) -- ティリアオルド 2010-03-23 (火) 22:02:59
    • 珍しいな、お客さんか。(拠点周辺の警戒に出ていた帰り、一人森を見ている少女を見つければ)
      (特に隠れもせず近づく、純白の雪の上では自分の格好は目立つものがあるし、そのようなスキルも無い)
      なあ、お前、迷子か? なら……(世間話をするのと同じ調子で話しかけた) -- アンダーテイカー 2010-03-23 (火) 22:12:48
      • ……。(さすがに、寒い。さくさくと踏みしめられて道を残す雪はひんやりと足元を冷やす。普段からサンダルなのが災いして、指が痛い)
        (身を震わせていると、雪と真反対の色彩の服を纏った女が見える。夜に浮かぶ月のごとく、異質が浮かんでいるように見えた)……お客、かというと、違うがおおむね正しいかの。
        迷子というと、またそうかもしれん。帰る場所は解っておるが、たどり着く場所が解っておらん。(異質を感じながら、それに答える。この森は明らかにおかしく、まるでそうですよと自ら言わんとするよう。しかしながら、この森にひとたび足を踏み入ればかっ食らわれることになるだろうな、と思っていた) -- ティリアオルド 2010-03-23 (火) 22:21:27
      • (年を通しての豪雪地帯と化した、広大な森。それは魔術に拠るもの)
        (冬と氷の精霊を無制限にこの地に招き、そのまま放置した結果の自然の力の暴走とも言うべき状態…)
        (それがこの雪の森という天然の砦の正体。尤も――)その雪の中を易々と歩いてくる猛者もいる、ですのね。
        (工房に設えられた塔の様にも見える矢倉、その頂上より、迷い人とアンダーテイカーが接触しているのを眺める) -- スノゥ? 2010-03-23 (火) 22:24:12
      • (見た目とそぐわない雰囲気の人間だな…)難しい事を言うな、お前は。客でもあるが、迷子でもあるか
        森に入りたいと思ってるなら、やめといた方が良い。何も無いような所だし、何より寒そうだ
        (そもそもただの人間なら入ろう等と思いもしないだろう。マスターは優れた魔術師で、その程度の結界は張っているだろうし) -- アンダーテイカー 2010-03-23 (火) 22:36:05
      • 確かに、こりゃあ入るのはやめといたほうがいいかもしれんの……。リターンがそぐわなすぎる。(相手のテリトリーに入ることがなにを意味するものか。ただの人ならまだしも相手は魔術師。この人を遠ざけるような気候、これを展開できるのは余程のものだろう。飛んで火に入る夏の虫にしかなるまい)
        ま、寒いのは大丈夫なんだがね。(最低限の、サラマンダーによるオーラを張っている。あまり大きすぎて感知されても困るので、どこにでもありそうな程度の規模のオーラを小出しにして)
        (だが、要は目的が果たせればよい。海に素潜りしてモリで突かんでも、魚が跳ねて陸に上がってくればそれでいい)……どうやら、君はここの住人と見たが……どうしてこんなことをなさっているのかね、ここの主は? -- ティリアオルド 2010-03-23 (火) 22:47:06
      • (人避けの結解。そんな思考が霊力のラインを通じ、伝わってくる。魔術師はくすり、と笑み、呟いた)そんなものは、ない。
        (そもそも、雪に覆われた森に踏みこむ事自体が自殺行為なのだ。その森に慣れた熟練の猟師でもない限りは…)
        (ゆえに、工房の一部に隔離結解を置いている以外は霊的な防御はない。通常、自然の脅威だけで十分なのだ。だが――)
        それだけに、ここまで暢気に歩いて来れるあの人はただものではない、と言うことですの。
        耐寒防御魔術、火属性の魔術を扱える者…。はてはて、何者なのでしょう。気になりますのー。 -- スノゥ? 2010-03-23 (火) 22:50:54
      • ええ、無いの……(ぼそりと独り言を呟いて、マスターへの信頼がダウンする)
        ああ、こんな所に来ても得る物は何も無いぞ(主人から伝わる情報、ただの人間ではないと)
        …そうだ、私はこの辺りに住んでいる。ところで主と言ったな、何故私に主が居ると思ったんだ?(主、主従、マスターとサーヴァント。)
        (いつの間にか手には鎖、その先には鋼鉄の箱)もう一度誰何しよう……お前は何者だ?(問いながら主人に意思を送る、戦いになるぞと) -- アンダーテイカー 2010-03-23 (火) 23:05:41
      • あ、しまった。いやはや、すまんね。どうにも主が居ること前提で君を見ていたせいで、それが当然のことかと思ってしまった。(もう一つ、目の前の女がこの風景を作り出すことをしていないと思ったから。なんという理由もあったが、こちらも言ったところで魔術師だとバレてしまうことだろう)
        先に言っておくが、ワシはこの聖杯戦争に参加しているマスターじゃね。まぁ、待て待て。丸腰ではないが、まだワシゃ手をかけん。(腰には銃のホルスター。そこに二挺の拳銃がかかっている。少女の身体にはおおよそ不釣合いな品。食い違いが強すぎて装飾のようにすら見える)
        ワシは積極的に争うつもりはない。そちらが勝利へ一歩踏み出したいというなら別じゃが……ワシを押しのけたとて、おぬしらはそのぶん消耗するし、他のチームへ有利を送るだけになるじゃろな。
        こちらも問わせてもらおう……気にいらんかったら答えずともよい。お主は、この戦いに関係ない人でも巻き込むつもりがあるかね? -- ティリアオルド 2010-03-23 (火) 23:19:24
      • (はぁ、と白い息を吐く。偶の来客、出来ればもてなし、話しでもしたかったとは思うが相手が聖杯関連の者では仕方無い)
        では、わたしもあちらに行くとするですの。杖はOK。ここはカッコよく登場しなくては――たぁ!!
        (矢倉の頂より、横跳びにステップ。そのまま二人の対峙する方へと跳ぶ。…と言うより落下していく)
        (そして着地と同時にズボォォン!!と盛大に舞い上がる粉雪の山。一面の白、白、白)
        (それらが薄らげば、出現するのは雪女かと見間違う様な、白く青い…魔女。その手には魔力の光を放つ杖を持ち――)
        ふふふ、貴方、この森の主に用があるようですのね。このわたしが、そぅ、雪の森の魔女…スノゥですの。
        貴方、今、聖杯戦争のマスターと言いましたの。ふふふ、独りでこんな処に現れるとは、中々いい度胸ですの!ところで…
        (――そしてその身体は…腰まで雪に埋まっていた)…その、早速ですけど…ちょっと手を引っ張ってほしいですの! -- スノゥ? 2010-03-23 (火) 23:29:58
      • (今にも飛び出しそうだった体を若干落ち着けて、話を聞く姿勢になる。なったところでマスターが落ちてくる)
        何をやってるんだ……(手を掴みながら、呆れたように)
        ん……さっきの質問だがな、はっ、私は例え巻き込んだとしても良心が咎める事は無い、ぐいいいいい! これを答えとしようか(スノゥを引っ張りながらなので格好つかないぞ!) -- アンダーテイカー 2010-03-23 (火) 23:36:08
      • ……はぁ、ふふ。(ぺたん、と額に手を当てて、やれやれという表情。口元には呆れたような笑いが浮かんでいる)
        おい、そこの……もっと考えてから行動せいよ。……これがもし罠だったとしたらワシはお前を尊敬しよう。(魔女風のマスターは一目で実力者と解るかのごとく、仄かな異彩を放っていた。が、その姿は滑稽極まりない。手早く駆けつけた? ところは評価するが、それ以外の部分で赤点ギリギリまで下がる)
        (その手を掴む、引く)ほう、そうか、それは……なかなか! のぉっ!(子供の身体なので、すごく引っ張るのに力がかかる。それでいてあまり手助けにはなっていない)
        はぁはぁ…………それも致し方ないと言うか。いいとしよう、ではないか……。ならばさらに質問しよう、積極的に関係ない人を巻き込むつもりがあるか?(肩で息をしている。体力のなさは折り紙つき) -- ティリアオルド 2010-03-23 (火) 23:42:12
      • (二人に手を引かれ、ずぼぼぼぼ…と雪の中より這い出る魔女。はへ、と息を吐き)二人共、ありがとですの。
        その、ですね?戦争開始と言うあたりで少々はしゃいでしまいましたのよ?ふふふ…。
        (等と笑って誤魔化そうとする魔女。けれどその下肢はすっかり冷え、ぷるぷる震えていた。そして質問にはすこし考えてアッサリと答える)
        人を巻きこむか否か?答えはNOですの。この戦争に勝ち抜く上で魔力の無駄遣いは極力避けるべきだと思いますの。ただし…
        それにより利がある場合は、もちろん別ですの。そして振り掛かる火の粉を掃う場合もまた、然り。
        (それでいいかしら?とアンダーテイカーに視線を送り尋ねるわたし) -- スノゥ? 2010-03-23 (火) 23:54:22
      • (なんとか引き抜けた、苦労の結果に謎の少女との間に不思議な連帯感を覚える。例えそれほど力になってなかったとしても)
        ああ、マスターの言った通りだ。目指す場所があるのだから、その道を歩く上で戸惑う理由も無い(主人の視線に、獰猛な笑みで返して) -- アンダーテイカー 2010-03-24 (水) 00:04:53
      • ふむ、悪い奴でもないが……根っから善人というわけでもない。どちらに傾いていないお前は、ワシの討つべき敵ではないの。(さすがに、目の前で悪事を働いたりする場合は、こちらも黙ってはいない。だが、それを望んでやるわけでもない。普通の人間にも言えること、ただ一つ違うのはサーヴァントという異質を引き連れていることのみ。ならば、問題はない。まだ今の段階では、だが)
        そちらがけしかけてこんなら、ワシも進んで挑みはせん。もしもワシがその、道、にはだかったのなら戦うこともあろうがな。(敵意を向けられるのは仕方がない。この戦争においては争うべき相手。だからこそ、それを確たるものにしておく必要がある、自分が明日襲いにかかるとも解らないこの黄昏の状況。名前を言って顔を明らかにせねば、自分にとって不要な戦いを招きかねない) -- ティリアオルド 2010-03-24 (水) 00:08:05
      • 討つべき敵?不思議な事を言いますの。聖杯を手にするマスターは唯ひとり…
        ゆえに自分意外の全マスターは最終的には敵であり、己の欲望の成就のために戦う以上、そこに善も悪も存在し得ない。
        個人的な善悪の定義はあるのでしょうけど、聖杯のためではなく、それを理由に戦うか否かを決めるとは…
        (そぅ言い放つ言葉の通り、不思議なものを見る目で来訪者を眺める)
        (それにしても見た目と言動の一致しない相手だ。この魔術師も見た目通りの年ではないのか、と認識する)
        けどまあ、いいですの。わたしのサーヴァント…アンダーテイカーも戦意のない相手との戦いは望まない。
        サーバント無しのマスターを襲うなど、無手の相手に銃を突きつけるようなものですの。
        いずれ対峙する事となった暁には、真っ向、叩きのめして差し上げますのー。
        (あくまでも自信たっぷりに、腰に手をあてふんぞり帰って宣言する)
        (しかし、その身体を支える脚は限界。その場にへたりこむまであと5秒) -- スノゥ? 2010-03-24 (水) 00:19:08
      • 要するに、今はお互いやりあう気は無いってことだな。そちらは一人のようだし、こっちはマスターがこの有様だ
        ただ…いずれ立ちはだかったなら、その時は私がお前のたどり着く場所を教えてやるさ
        (それがどこかは言うまでもないだろう。しかしアンダーテイカーは彼女が不老不死であることなど知るよしもないのであった) -- アンダーテイカー 2010-03-24 (水) 00:33:13
      • そう、この戦争では、願いが叶うとされる魔法の道具『聖杯』を求めて皆が争う一大イベント……。(目を瞑って考えを廻らせる。自分の願いは、崇高なものでない。
        それゆえ、積極的に勝利を掴みに行くようなことがない。ただそれだけのこと。目的はさらに別のところにある、願いはそれに付随するもの)
        戦いの結果、そこに行き着くだけじゃよ、ワシの場合はね。だから、ワシは戦いに理由を求める。理解できずともよい。
        ともかくにも、そちらがそういう気になってくれてワシも助かるよ。
        何事も平穏がよい。争いが必要ならば、それもまたよい。だが、ワシは悪を許さない。(言葉は潤う木々のようにざわめく。静かで、それでいて風に大きく身体を鳴らす。悪という曖昧なものを目の前に掲げて、真剣にそう言った)
        アンダーテイカー。お前の言うそこにワシは送られはせんよ。少なくともまだ今はね。……それじゃあの。今度は腹を冷やさんようにな、おなごが腹を冷やすなんぞもっての他じゃて。……また会おう。(5秒前に後ろを振り向いて去る。そのとき背中側で起こっている状況には気がつかないまま、ニヒルな雰囲気を纏っていた) -- ティリアオルド 2010-03-24 (水) 00:41:35
      • (もの思う相手の様子を眺め、ふむ?と首を傾げる)ま、目的、戦う理由も人それぞれですの。
        (以前の戦争を思い出す。聖杯争奪そっちのけで私闘に明け暮れる者いた。戦わぬ者も、と…)
        (恐らくこの魔術師も聖杯戦争の状況を使い、何かを成そうというのだろう、だが…)
        わたしは悪であろうとなかろうと、敵の存在を許さないですの。
        戦って、勝ちのこる。それだけが目的を果たす道ですもの。……はぅ!
        (相手が背を向けたその瞬間に、とうとう臨界突破)
        (間隔のなくなった下肢がカクンと折れ、雪の中に尻もちを着いてしまう)
        はぅーん。アンちゃん、わたしを持って帰ってですのー。
        これはもぅ、お風呂であったまらないと、しぬ。ですの。 -- スノゥ? 2010-03-24 (水) 00:54:35
      • 良かったな、見られてないぞ…ほら、しっかりしてくれマスター(苦笑いを浮かべて主人を背負う。足取りは二人の砦に) -- アンダーテイカー 2010-03-24 (水) 01:01:38
      • ――と、このように、この森はこれ自体が対生物用の防御結解として機能してるですのー。
        (己のサーヴァントに背負われ、そんなコトを言い乍持って帰られたという) -- スノゥ? 2010-03-24 (水) 01:04:38

黄金暦10月 Edit

【バーサーカーとティリアオルドの邂逅】Freneza fragmento forte flamas. Edit

  • このあたりに歪みを感じるの……。……なーんて、そんなことで見つかったら苦労はせんやな。(木枯らしのように笑う。かさかさと音をたてて、乾いた自然な笑い。行くアテもなくのんびり歩く。人の魔力を感知するのは苦手なほうだ、精霊のものならばまさに手にとるように解るのだが) -- ティリアオルド 2010-03-24 (水) 21:56:01
    • (その横を男が通り過ぎていく、同じようにアテ無く歩いているのかその表情は不機嫌そうだ)
      ……退屈で仕方ねぇ(ティリアオルドは、今月の冒険で見たはずだ) -- バーサーカー 2010-03-24 (水) 22:02:33
      • ……あ、よーう。今月の冒険は実に身の入らんものじゃったなぁ。(たまたま見かけた男に声をかける。
        そういえば、冒険中も似たような感じを味わっていた。水に黒い絵の具を垂らしてじんわり拡がる、それを眺めている気分。
        アレは冒険先に問題があったのだとあまり気に留めなかった。この周辺には魑魅魍魎がうろうろしていて、いちいち反応していてはキリがない) -- ティリアオルド 2010-03-24 (水) 22:06:17
      • あん?(普通なら、冒険に同行した程度の相手の事など覚えてはいない)
        確かお前……(少女の癖に特徴的な言葉遣いをしていた事からたまたま頭の片隅に覚えていた)
        冒険者なら、この街に住んでて当然だよな(サーヴァント同士は本能的に感知できるが、ただのバーサーカーである男に目の前の少女にしか見えない男がマスターだと見抜く術は無い) -- バーサーカー 2010-03-24 (水) 22:10:24
      • そうそう。あんまし疲れはせんかったが、お疲れさんじゃて。(ひらひらと手を振る)
        (もっと宝箱なりなんなりあればよかったものを。それがなければ報酬なんざ雀のティアーズ)
        退屈で仕方ないなど言うておったな。お主のように若い時分で嘆かわしい。(ひらひら振っていた手軽く握って人差し指を立てる。こっちも退屈といえば退屈なのだ)
        (ただ目的はあろうとも、見つからない間は非常に退屈なもので、どうにももどかしい。空気をかいて進むがごとく、実感が得られない)
        (自分の足よりは、話を聞いたほうがまだ有益と思い、話を続ける。しかし目の前の男はなんなのだろう、少しばっかり嫌な雰囲気を感じる。心の奥がちくりと疼く) -- ティリアオルド 2010-03-24 (水) 22:23:02
      • 自分よりガキに若いとか言われたのははじめてだな(数度言葉を交わし、背を向ける)
        悪いな 人探し中なんだよ(人、いや敵を探している このままでは満たされない)
        ガキはガキらしくお家に帰ってな(ポケットに突っ込まれたままの右手を出し、軽く上げて歩み始める)
        (だが、冒険に同行したティリアオルドだけが知りえる事実がある この男は、バーサーカーの名前で冒険に出ている)
        (ただのあだ名か何かかもしれないが、この時期にバーサーカーと言えば 何かを感じるかもしれない) -- バーサーカー 2010-03-24 (水) 22:31:56
      • (バーサーカーか。まさかそんなことがあるはずがない。基本的に素性を隠すのがセオリーであり。仮に英霊であることをバラすことにメリットがあるにすれ、クラス名をバラすメリットなどどこにもないのだから。あまりにも不自然、あまりにも不可解)
        奇遇じゃのぉ。ワシもちょうど人を探しておったとこでな。マッチを売りきるまでおうちには帰れんのじゃよ。
        (けらけらと笑う。別に売り切るものもなし、家に帰らぬ理由をでっちあげるとしてそれをわざわざもってきた自分がおかしかった)
        (今一度男をよく見てみる。どうにも、バーサーカーというには落ち着いている。
        マスターの魔力を喰らいながら果てなく戦いを求める者。自分の倒すべき相手としては誂え向き。
        しかしながら、目の前の男はバーサーカーという名でありながらバーサーカーの体を為してはいない)案外、同じ者を探しておったりしての。 -- ティリアオルド 2010-03-24 (水) 22:40:23
      • 人探しとマッチ売るのになんの関係があんだ?
        サッパリ、判んねぇ……ガキはどうせ親とか探してんだろ
        俺が探してんのは、古今東西の英雄サマよ……もう、行くぞ(狂化のランクが低いからこそ、会話ができる物の やはり頭の中には戦う事しかない) -- バーサーカー 2010-03-24 (水) 22:47:44
      • んー。マッチ売りの少女の古事になぞらえると、マッチをつけて火をつけて、そこに浮かぶような存在を捜し求めておるといったとこかの。(マッチを擦るジェスチャー)
        (想像の上にある炎が指にたどり着く。本当に熱い気すらしてくる。その間もバーサーカーを見ている。古今東西の英雄というと、またさらに点がつながってしまう。もはや偶然とは思えない)
        一応、ワシも英雄じゃよ。故郷の国を数百年前危機より救った勇者じゃからの。(これに、嘘は一つも含まれて居ない。過去、確かにそこで自分は国を救った。数多の魔族を魔界へ強制送還。千切っては投げの大奮闘
        しかしながら、それを言うは童女。どこかの童話の物語を引っ張ってきたような物言い。しかし、今は状況が違う。この戦いに身を置いたものならば、数多くの可能性が頭に浮かぶことだろう) -- ティリアオルド 2010-03-24 (水) 22:54:21
      • そうか、そうか……ソイツはすげぇなぁ、ガキじゃなくて英雄サマだったか
        でも俺が探してんのとはちーっと違うな……俺が探してるのなら 判っちまうんだよ、傍に居るだけで(男の言動から、もうサーヴァントである事は確定的である)
        自称英雄の冒険者ならこの街には掃いて捨てるほど居る
        そういう連中の相手しに来てる訳じゃねーんだ(頭の中に目の前の少女がマスターだと言う考えは浮かばないがふと呟く)
        …………たとえマスターだとしても、こんなガキじゃあ な -- バーサーカー 2010-03-24 (水) 23:10:20
      • (ぴくりと反応する。バッタもんでもなんでもなく、本当にそうだった。今回はイレギュラーが多いという噂だがそのあおりだろうか?)
        (本質で戦いを求めている。自らの倒すべき敵の一つと認識する)そうじゃ、すごいじゃろう。……ほう、そうかいそうかい。戦う相手があってそうしているわけじゃな。
        (少なくとも、聖杯に参加している英霊との戦いを求めている。それによる二次被害は起こるかもわからないが、放っておいても一般人に危害を加えることもなさそうなので、今は放っておくことにする)
        (この男、どうやら近接戦闘を得意とするタイプらしい。せめてヴィオーラを連れていればなんとかなったかもしれないが、自分ひとりではあまりにも分が悪い)
        そんじゃ、ワシは邪魔せんように今日は帰るとするかの……。縁もあることじゃし、また会うこともあるかもしれん。そん時はよろしくな。それじゃあ、引き止めて悪かったの。(カツカツと帰路につく。マッチは売れなかったが火種を見つけることができた、行幸、行幸である) -- ティリアオルド 2010-03-24 (水) 23:20:02

【レイ/キャスターチームとシューターの邂逅】Mola saluto doni kaŭstika donacaĵo. Edit

  • ……こう言う事をするのも、久しぶりだな(屋敷を前にして腕を組み、感じる少しばかりの異常には目を瞑る
    おーい、ここにレイ・ランチェスターと言う奴が居ると思うんだけど。次回一緒のようだし軽く挨拶に来たぞ -- ヴィオーラ 2010-03-24 (水) 22:55:21
    • 居るも何も、ここは俺の屋敷さ……同行者?何て名前かな
      立ち話もなんだ、少しゆっくりして行くと良い(庭園のテラスを指でさし 歩いていく) -- レイ 2010-03-24 (水) 22:58:48
      • ……ふむ(腕を組み、考える。どう考えても敵陣内だが、しかし)ま、どうでも良いか(いざとなればなった時考えよう、と
        俺はヴィオーラと言う。宜しく、ランチェスター…この薔薇の世話も君がしているのか?(通されたテラスを見回し、綺麗だなと呟いて -- ヴィオーラ 2010-03-24 (水) 23:04:58
      • 俺がしたり、しなかったり……かな?(目の前の少年をサーヴァントだとは微塵も思っていない)
        紅茶でいいかな?どうぞ(目の前で茶葉を入れ、蒸らし 注ぎそして出し自分が先に口を付ける)
        ヴィオーラ……あぁ、ヴィーオラ・シューターか 珍しい苗字だな -- レイ 2010-03-24 (水) 23:14:30
      • しなかったり…と、言うと使用人でも雇っているのか?それとも、同居人でも居るのかな。見た感じ若いのにやる事はやってんだなぁ
        ああ、構わないよ。ありがとう(出されると自らも口をつけ)あ、結構美味しい…
        そうそう、依頼書に書いてある通りだ。実に俺の本質を表した良い名前だと気に入ってるよ -- ヴィオーラ 2010-03-24 (水) 23:20:46
      • 同居人?あぁ、居るね 会って行くか?あまり得意げに披露出来るような同居人じゃないんだけども
        茶葉が良いから適当にやってもそれなりになる、便利なもんさ……シューターが本質?ガンマンなのかな、冒険じゃ派手なアクションでも見れるかもしれないな 楽しみにしておこう -- レイ 2010-03-24 (水) 23:26:18
      • ん…?今、居るのか?(ちょっとまずいだろうか、と思うがすぐに思い直す。マスターだけ見ても敵の戦力など分からないのだし
        紹介してくれるなら嬉しいね。そうすりゃ、依頼先でも張り合いが出るってもんじゃないか
        そう言うもんでもないだろ?茶葉が良くても淹れ方を知らなきゃ飲めないもんが出来上がるし…ああ、いやそっちじゃないんだが…いや、そっちもかな。ま、見てのお楽しみだと言っとくよ -- ヴィオーラ 2010-03-24 (水) 23:38:11
      • 多分、居るはずさ ちょっと失礼……おーい、キャスター 居たら出ておいで(屋敷の方へと戻り、玄関先で呼ぶ 念話で呼べば済む事を完全に忘れている)
        (そうして戻って来て)……なんだったかな、そうそう茶葉とヴィオーラの本質についてだったか
        茶葉に関しては素直に褒め言葉として受け取っておくけどもヴィオーラの方が大事って事なのか
        俺にはちょっと判らないからこそ 好奇心をくすぐるなぁ -- レイ 2010-03-24 (水) 23:43:11
      • (おいこいつ今何の躊躇いも無くキャスターとか言ってたぞ、良いのか?警戒とかないのか?むしろ自信の表れなのか…?と思わず表情に出しながら)
        うん、褒めてるよ。うちのお茶くみの方が上手い事淹れるけどな、と無駄に身内の自慢をしておこう
        そんなに大した意味は無いよ。あまり気にしないでくれ…それより、見たところ裕福そうな君が何で冒険に? -- ヴィオーラ 2010-03-24 (水) 23:48:18
      • (声をかけた玄関先からではなく二人の背後に、気配無く現れる口元以外をフードで隠した女の姿)───こちらですよご主人様。失礼しまぁす。……初めまして、お客様。ランチェスターの屋敷へようこそぉ。私はキャスターと申します、うふふ。(不敵な笑みを浮かべ、ヴィオーラに礼をする。視線は感じないがヴィオーラの事を観察してるようだ) -- キャスター 2010-03-24 (水) 23:48:59
      • (びくり、と。反応しそうになる背筋を反射的に抑え、振り向く。ごく自然に、何の動揺も感想も見せず)
        …どうも、初めましてキャスター。俺はヴィオーラと言うしがない冒険者だよ
        次回君の同居人と一緒に冒険に出る事になっていてね…まあ、宜しく -- ヴィオーラ 2010-03-24 (水) 23:53:32
      • ハハッ、自慢出来る身内が居るのか 羨ましいな(紅茶の事はどうでも良いので軽く流し)
        まあそこには、やむを得ない事情があってさ 俺も出来る事なら泥臭い冒険なんて御免なんだが
        ……来た来た、紹介しよう コイツはヴィオーラ、俺の来月の同行者だ
        そして……自分で自己紹介を済ませたが キャスター、同居人と言ったとこかな(危機感無く紹介する) -- レイ 2010-03-24 (水) 23:53:54
      • ヴィオーラ様ですねぇ、出来の悪い主人ですが、どうか仲良くしてあげてください…ふふふふふっ。
        ………はい、しがないメイドとでも思ってください。
        (肘でレイを突付きながら念を送る「マスター…良くサーヴァントをここまで引っ張ってきましたね。いつ殺しますか?」) -- キャスター 2010-03-25 (木) 00:02:17
      • メイド…最近のメイドは……いややめとくか。俺の言う事じゃないや(自分のサーヴァントをメイド扱いかコイツ、とか、何て危機感のないマスターだろうか、と思いながら頭を振り
        見たところ、こんなアレな奴で大丈夫なのか、君のマスターは。さて、領域の主が出てきてしまっちゃ俺には勝てないんでね
        今日は本当にただの挨拶に伺っただけだよ、そんじゃーまた会おうぜ、お二人さん(気を抜かず、しかし走って逃げる様な事もせずひらひら手を振って帰っていく -- ヴィオーラ 2010-03-25 (木) 00:08:43
      • こんな可愛げの無いメイドなんて、さっさと捨ててしまいたいなぁ
        (「うん?キャスター、ヴィオーラがサーヴァント?ある訳無いじゃないか、登録名だってセイバーでもランサーでも無いんだから」)
        ……っと、あれ?マスター?勝てない?……本当にサーヴァントだったんだ、なるほどね
        キャスター、殺しはしなくて良い 来月の依頼で同行するんだ……けど、折角の来客に手土産も持たさず帰るのは不味いな ジュジュの一本(おみやげ)でも持たせてやれ(その背中を見送り、命令を一つ出した) -- レイ 2010-03-25 (木) 00:14:30
      • (もしかしてマスター…天然でこの敵を連れてきたのかな…!?と思ったが念じはせず心の奥にしまい込み)
        (「私もクラスまでは特定できないけどぉ、でもあの感じは確実にサーヴァント。ある意味大当たりですねぇマスター」)
        りょー…かぁい(にやぁといやらしい笑みを浮かべ右腕をヴィオーラの背中へ向ける)──その右腕は世界を孤独にする─炎の剣(ジュジュ)!!
        (キャスターの右腕から放たれるは、速く、鋭く、赤い、炎の剣!ヴィオーラの背中を狙い猛スピードで突っ込んでくる!) -- キャスター 2010-03-25 (木) 00:20:55
      • (背後で蠢く魔術の予感に身を震わせる。それは、サーヴァント由来の能力ではない、猫族の持つ野生の直感)…おいおい、エラい手土産だな…っ!?
        (振り向き様、袖を振るう。中からは二丁の銃が姿を現し、両の手に収まる。そして、引き金は二度)―――撃ち落とせ、ウォータースピア!(飛んでくる炎の剣を認識したのはこちらが水の槍を銃から放った直後。水の槍と炎の剣がぶつかり合う
        (しかし純粋なキャスターとして顕現している相手の魔術に押し勝てる訳がなく、威力の減衰した炎の剣へもう一度水槍を放ち、ようやく相殺し)
        長居は無用、さっさと逃げるか…!(銃は握りしめたまま、一目散にその場を後にする -- ヴィオーラ 2010-03-25 (木) 00:43:01
      • あらあらぁ…あの子なかなかやるじゃないっ(…素早い察知、的確な応対、手数で相殺……アーチャー…かなぁ)
        残念でしたマスタァ、お土産、拒否されちゃいましたっ。 -- キャスター 2010-03-25 (木) 00:52:58
      • 気に入って貰えなかったか、残念 残念
        でも礼儀正しいサーヴァントだったじゃないか、俺をマスターと知ってたのに攻撃して来なかったなんて
        ……今度はこっちから遊びに行こう その時はキャスターも来るかい?きっと、歓迎して貰えるさ(ヴィオーラが完全に見えなくなってから、笑い 屋敷の中に戻る) -- レイ 2010-03-25 (木) 01:02:09
      • 偵察が目的だったのかなー…それともお友達になろうと…?私だったら殺しちゃうのになぁ。
        その時はぜひぜひ。きっとあの子もあの子のマスターも喜んでくれますよぉ(レイに続くように屋敷へ入っていく) -- キャスター 2010-03-25 (木) 01:17:46

【邂逅 アサシン対シューターチームと観測者アンサラー】Blindiga brilo dissplitas nigra nokton. Edit

  • (真夜中。暗い道。川の傍。月の光が僅かに射す)
    何もない道のはずなのに、何かがある。その違和感を拭えない) -- アサシン 2010-03-25 (木) 00:04:51
    • ふむ……不可視の存在。しかし、亡霊とも精霊とも違う……なんじゃね、これは。空気の塊が意思をもって動いておるような……。
      (違和感を感じてあたりを見回している。川の流れるじゃらじゃらという音が聞こえる。
      それ以外になにも居ないような気がする。そう、居ないような気になる。
      実に不思議で奇妙な感覚。輝く月は冷たく照るが、それによってそのなにかの正体を映し出すなどということにはなりそうになかった)
      -- ティリアオルド 2010-03-25 (木) 00:08:48
      • (気配は遮断している。が、微かに漏れ出す殺気は抑えられない。ならば先手。)
        ヒュッ(首元を狙う斬撃。情もなく、慈悲もなく。首を駆り落とすためだけに放たれる。) -- アサシン 2010-03-25 (木) 00:14:35
      • (マスターの首元を狙う斬撃。それが走る瞬間、自らを実体化させ)
        そう簡単にゃあ…やらせられねーな!(ダガーのような短い刃を展開した魔導銃を翻る斬撃の線上に置き、いなす
        -- ヴィオーラ 2010-03-25 (木) 00:17:49
      • ……おお、怖い怖い。こういう手合いが一番厄介なんじゃて。もっとも、それだけではワシを死に追いやることはできんがね……。(ひんやりと心臓が縮む。首を刈られるのは、御免だ。言葉に余裕をもたせることで、心のほうも落ち着かす)
        ヴィオーラ、もうちょい時間稼ぎを頼むぞ!(シューターに、近接を続けさせてどこまで持つものか。お手並み拝見といく。右のホルスターから銃を抜き出し、撃鉄を起こして引き金部分に指を入れ、くるくると回し始める)
        -- ティリアオルド 2010-03-25 (木) 00:21:05
      • チィッ(舌打一つ。斬撃を防がれたのは不覚。一旦距離をとり微かな電子音とともに姿を現す。)
        ・・・ふん。そこそこのやつではあるようだな。だが戦いの基本は格闘だ。武器や装備に頼ってはいけない。(刀を構えなおし、出現したサーヴァントに向かい、疾走する。狙うは、手元。横薙ぎの一閃。) -- アサシン 2010-03-25 (木) 00:26:23
      • ……っえ、いやおいマスター!相手はサーヴァントなんだ、油断すんなよ!?(奇怪な音と共に姿を現した敵へ向き直り、もう片方の魔導銃を取り出し、刃を出現させ
        ああそうかい、論より証拠、試してみや…ってちょっ、おい速過ぎんだろ!?(一瞬、真上へ飛ぼうとする体を押さえる。後ろにはマスターが居るのだからそれだけは出来ない
        (しかし、屈めた体は躍動をする。横薙ぎに飛んでくる刀を斜め下、地面へ誘導する様に、銃底を叩きこみ、迫りくる刃を滑走させ前進する)
        大口叩きやがったんだ、避けて見せやがれ!(言って、もう片方の腕に握りしめた短刃を相手にめがけ突き立てる
        -- ヴィオーラ 2010-03-25 (木) 00:35:58
      • 随分仰々しい姿をしておるの。仮面で顔を隠すか。その身体は……。(機械についてはあまり詳しくない。スーツというやつだろうか。細身に纏められているが、強化されていて易々と撃ち抜けるものではなさそうだ。証拠に、動きが英霊というだけでは説明がつかないような、しなやかな動きをしている。跳ねるように、飛び交うように動く)
        よっ。(回転は4回で止まる。シリンダーに籠められたるはサラマンダー入りのハルモニウムジャケット弾。さて、どうしたものか。この状況、水底に鉄下駄を履いて沈んだ、生ぬるい、居心地悪い状況だ)
        ヴィオーラ、……信じておるぞ。(ぐっと心の中でガッツポーズを送る。無責任ではあるが致し方ない。自分が前に出たら指先一つでダウンなのは明白なのだから、この状況では戸口に立ってもらうしかない)
        コール、サラマンダー。急進するほど、迷い無き道へ!(地面へ弾丸が打ち込まれ、そこから火精が顕現する。一瞬世闇が紅く輝いた。血の色のような強い色。流血のような負のエネルギーではなく、それは体内の血の昂りを示す色)
        -- ティリアオルド 2010-03-25 (木) 00:40:11
      • (銃底で打たれた刀は地面へ。当然の結果。ならば―――)
        フン!(地面につきたてた刃を支えにして、逆立ちのごとく、宙を舞う。)
        ・・・はぁ!(そのまま後頭部へめがけ、勢いをつけた蹴りを放つ!) -- アサシン 2010-03-25 (木) 00:41:05
      • ……げぇっ!なんだその曲芸!?(標的へ打ち当る予定だった短刃は中空を切り裂き、代わりに背後から迫りくる打撃の予感に、とっさにそのまま身を投げる
        (そうする事である程度の衝撃は殺して見せたがそれでも完全に防いだ訳ではない。幸い後頭部を打つ事は無かったが、衝撃に肺が酸素を吐き出してしまう)
        げはっ…グ、うっつぅ……やっぱ俺に接近戦なんて無理だっつうの!(それでも立ち上がるか、足元がおぼつかず、よろける
        -- ヴィオーラ 2010-03-25 (木) 00:48:26
      • (そのような隙を、この暗殺者が見逃すはずもなく。追撃の一手)
        ・・・まずは、その足を止めるか。(足元を掬うように、狙い済ました一撃を放つ。) -- アサシン 2010-03-25 (木) 00:52:38
      • いいや、ヴィオーラ。よくがんばってくれたよお前は。ワシじゃあ2秒でダウンしてるとこを、数十秒ももたせたじゃないか。(火精のエネルギーが身体に満ちる。間に銃を回す。水平に、縦に。無尽にぐるぐると。ヴィオーラが奴から離れたのは都合が良かった。集ったエネルギーを、自分の中で爆発させる)
        (銃の回転を止めてアサシンに狙いを定め、撃鉄部分に左手を置く)9発、じゃ。 クレイジーラピィィィイッッド!!!(ガガガ、と太鼓でも打ち鳴らすかのようなリズムで銃が速射される。引き金を引くたびに左手で撃鉄を起こし、連射する。その弾丸は特に特殊なものでもない。いわゆる鉛弾。最初はただ単に連射することに重点を置く魔術)
        行けぇえい!!(計、八発。続けざまに弾丸がアサシンへ向かう。暗闇の空を切り裂いて、ただただ敵へと急進する)
        -- ティリアオルド 2010-03-25 (木) 00:55:04
      • ……ちっ、やっぱそう来るよなぁ!(足を狙う斬撃に、しかしふらつく体では跳躍は不可能
        (ならば、それ以外の方法で上へと飛べば良い)…地を穿て、ウォータースピア!!(吠えると同時、六連発。一斉に地に突き立つ水流の勢いに任せ、体が宙へと跳ね上がる
        -- ヴィオーラ 2010-03-25 (木) 01:01:25
      • ・・・ほぅ。(とっさに避けたサーヴァントに対する感嘆の声。どうやら間抜けではないらしい)
        (迫りくる弾丸。その数8つ、時間にしてみれば刹那に近い差。間違いなく必殺の一撃だっただろう。普通の人間相手ならば(・・・・・・・・・・)
        ・・・ハァ!(迫りくる弾丸を、裂帛の気合で、全て、叩き落す。)
        ・・・なかなかいいチームだ。だがそれでは俺には届かない・・・。お前たちに不足しているのは、絶対的な戦闘経験値だ。(一旦距離を置き、刀を構えながらそうつぶやく。挑発か、はたまた真実か。)
        ・・・フン。まぁそんなことは瑣末なことだ。どちらか一人、消えてもらおう。(再び篭る殺気。それはまるで氷の刃) -- アサシン 2010-03-25 (木) 01:13:48
      • ただごとではないのぅ。(やはりこの男、普通ではない。サーヴァントとしてもなかなかの規格外だろう。生前、既にそれほどの力をもっていたのか。まるでその動きは獣のようで、機械じみた身体やマスクと不釣合いだった)
        そうじゃの。まだまだ出会ったばかりでチーム戦もなかなかできん。経験値が足りんというのは認めようじゃないか。(右手には銃を構えたまま。手早く銃のレバーを操作し、シリンダー中心部へ撃鉄が当たるように調整する)
        だがお主も、ほんの少しだけ注意不足じゃ。ワシは確かに9発と言った。新兵でもないじゃろ、そのナリで。残り弾数の数え間違いというのは、致命的じゃぞ?(先ほど放った数は合計8。身体に纏っていたオーラが中心へ集まる。熱い炎のオーラが一点に集中する。中心部にある散弾の弾倉。そこに籠められたスラッグ弾が鼓動する)
        悪いが、まだどちらも倒れるわけにはいかんでな。フレイブリットォ!!(炎を纏った重き弾丸。ただ単に、炎のみを纏い、夜の帳を喰らいつくさんとする弾丸。既に肉体へのサラマンダーからの補助は打ち切られており、それを放った瞬間に後ろに倒れこむ。この小さな身体では反動が殺しきれない)
        -- ティリアオルド 2010-03-25 (木) 01:23:26
      • (舞い上がった中空。無理やり体の向きを調整し、見降ろす眼下。映る光景は自分達のどちらかの死を予見させ
        (ならば、やる事は一つ。恐らく蟲の王(アラクネ)では防げぬだろう。ならば、残る手は一つ…自らの体を構成する魔力を解き、銃弾を産み、握りこむ、が)…ってぇ!ティリア!?
        (敵へと向かい迫る弾丸の産むだろう成果よりも、気がかりなのはマスターの無事。緩やかに落下する体を、着地と共に走りだせるように準備をする)
        -- ヴィオーラ 2010-03-25 (木) 01:30:30
      • お前たちのミスは二つ。(構える少女を一瞥し)
        サーヴァントは、サーヴァントにしか殺せない。(構えた刀を握り直し、バトンをまわすように回転させる。面に特化した弾丸は、威力に乏しい。全て、吹き散らされる)
        もう一つは―――
        戦闘が始まった時点で、マスターが逃げなかったことだ・・・!(倒れているマスター。この機を逃すはずがあるまい。命を刈り取る刀が煌めく。闇夜に浮かんだ月の如く)
        ・・・死して、その愚かさを後悔しろ!(叫んだと同時に、その身を二つに断つため、マスターへと迫る。) -- アサシン 2010-03-25 (木) 01:41:54
      • ふん、どちらもミスではないわ……。サーヴァントに魔力を供給するのに、ワシがそばに居らんでどうするか。
        (そこまで考えて気づいた、このサーヴァントにはマスターが居ない。単独行動へ高い適正をもつのか。
        しかしながら、その状態でも恐ろしい実力。目には狙われた獲物としてしか映るまい。その仮面の下でなにを思うのか)
        サーヴァントはサーヴァントが、という意見にも賛成しよう。何故かって言うとな……。(その刃は異形。刀のように見えるが、そんな生易しいものではない。混じりけのない武器、煌々とその存在を暗闇の中で主張する。だが、まだこちらは終わってはいない)
        ……ヴィオーラ!!
        -- ティリアオルド 2010-03-25 (木) 01:51:22
      • ……っ、だったら、お前の犯した愚も二つ!一つは…えぇいメンドクセェ!!全部味わってから実感しやがれ!(着地し、吠える。片方の銃を袖に仕舞うと、もう片方を本来の姿へ戻す
        (次の瞬間には中空にいるうち呼び出した自らの宝具の一つを装填し)任せろ、ティリア!ちょっと辛いが我慢しろよ!
        ―――大地を駆けし、牙持てる獣たちの王よ!その御身を現し吼え、猛ろ!…喰い尽せ!!召喚銃弾(出て来い):牙持つ獣の王(フェンリル)
        (引き金を引くと共に、銃身内部で展開された術式が銃口から吐き出され、空中に黒色の召喚陣を穿つ。その中心部から、黒の体毛を持つ巨大な狼の幻影が顕現し、未だ謎の敵の背へ向け、巨大な咢を開け迫る)
        -- ヴィオーラ 2010-03-25 (木) 01:54:24
      • !!(危険。中々に極上。だがそんなもの、幾多の戦場で味わっている。)
        ッグァァァァァ!(身体機能を足に集中、飛ぶ。横に。しかし、左腕だけは間に合わない。)
        ・・・っぐぅ!(先で膝を突く。魔力に対してはサーヴァントゆえある程度の耐久はあるが、アサシン自身に対魔力のスキルはない。機動力を殺ぐには十分だ。だが―――)
        ククク・・・ハハハハハハ!いいぞ!これだ、これこそが闘争だ!俺は今!生きている・・・!(夜に吼える異形の怪人。尋常なる耐久力とその核となる強さ【スキル:不屈】のおかげか、戦闘を続行する意思がまだあるようだ)
        これで詰みだ。(チェックメイト)今の一撃、次はあるまい・・・!(左腕はだらりと下げ、右手のみで構える。それでもこの男は闘争をやめる気はないようだ) -- アサシン 2010-03-25 (木) 02:15:21
      • ざまぁみさらせ。あっ、ヴィオーラ……その軌道じゃと……。(身体中がだるい。身体中水を吸ったスポンジでできたかのようにだるく、沈む。その間にフェンリルの弾丸が自分へと迫る)
        ひっ、やぁぁぁあ……!! ……。(目を瞑る。目を開く、少しばかりあたりを見回す。なんともない。そういえば、あれは宝具であった。ただ傷つけるだけの無悲なる弾丸ではない)
        アイツは……? ……!! 狂っておるの。無差別に戦いの中に身を置くを求めるか。……く、っ。(立ち上がり、もう一度攻勢へ転じようと思いはするものの、身体が動かない。真冬に冷たい水を浴びさせられたように、身体が震える)
        -- ティリアオルド 2010-03-25 (木) 02:22:36
      • (…キィンと、コインが弾かれるような音がした…)
        (宙を舞うは無数のコイン、その一つ一つが月光に反射して…)
        (次の瞬間、宙を舞った無数のコインは、プラズマ化し急加速する弾丸となってアサシン向けて襲い掛かる)
        今日は月明かりがこんなにも綺麗だ…人殺しには向いていない夜だとは思いませんか?(スパッと一礼しながら) -- アンサラー 2010-03-25 (木) 02:22:54
      • (自らの体を紡いでいる魔力を織り込んでまで放った弾丸、呼びだした獣王だ)…っはぁ!ザマァ見さら…へぇ!?
        (避けられたとはいえ、あれだけの被害でいまだ立ち続ける敵サーヴァントの姿に脅威を覚える)…っく、もう一発は流石に無理か…!万事、窮したなこりゃ…!(それでも、駄目元で水槍を打ち放つ弾丸を装填しておく
        -- ヴィオーラ 2010-03-25 (木) 02:27:54
      • !(先ほどの一撃が効いてるとはいえ、その機動力は異常。光の弾丸を避け、闇にまぎれる。)
        ・・・つまらん邪魔が入った。その首、いずれ貰い受ける。(微かな電子音とともに文字通り姿を消す。すでに撤退したようだ。) -- アサシン 2010-03-25 (木) 02:31:29
      • 新手、かね。……この状況でそれたぁ、恐れ入る。げほっ。(吐瀉物を混ぜ込めたような気分で、シルエットを見据える。その光の帯はアサシンへと向かう。こちらに飛んでくるものかと思ってもみたが、そうはならなかった)
        闇夜に溶けたか。……で、一難去って……なんだろうね。アレは。
        -- ティリアオルド 2010-03-25 (木) 02:34:05
      • (不意に舞い込む、好機。これを見過ごす手は無い。銃を仕舞い、マスターの下へ馳せ)
        …すまない、ティリア。確かに俺ら…俺には戦闘経験が足りないみたいだ(闖入者の方へ警戒を向けたまま、その身を抱え起こす
        -- ヴィオーラ 2010-03-25 (木) 02:39:03
      • 一難去ってまた一難…とはなりませんよ。(闇夜から出てくるは、燕尾服姿の執事風の男)
        いやぁ、冷静に観戦を決め込むつもりでしたが、思わず割って入ってしまいました。(二人に向け軽く一礼しながら) -- アンサラー 2010-03-25 (木) 02:41:17
      • 気にするない。結果往来と言うじゃろ、今を悔いるなら歩くしかない。……はっ、わ。……頼む。(抱え上げられる。身体は糸が切れたように力が入らなくなっている。視界が浮き上がる。地面が遠いものに思えた)
        (アンサラーのほうへ向く。どこにでも居そう、というわけではないがさっきの奴と比べたら普通の格好をした男。ぴしりとした存在感は闇夜にはっきりと浮かぶ)
        そうかい、そうかい。そりゃあお節介なことで。……礼は言うがの、ありがとうさん。また会うこともあるじゃろ。敵になることはないと思いたいの。(先ほど放った雷撃は、甘く見れたものではない。思い返しては感嘆に浸る)
        -- ティリアオルド 2010-03-25 (木) 02:47:32
      • (抱きかかえた主人の予想以上の軽さと細さに、内心ゾッとする。この人はこんな体でこんな闘いの中身を投じたのかと)
        ……俺からも、礼を言う。アンタが割って入らなきゃ今この場に俺達は無いだろう(主人を抱えている為、首だけで礼をし
        …悪いが、俺達はこれで帰らせて貰う。消耗が激しいんでね
        -- ヴィオーラ 2010-03-25 (木) 02:53:11
      • そうでしょう、そうでしょう。あの宝具、多分マスターはもう立ってもいられない…ようですね。大丈夫ですか?
        そうですね…こんなに可愛らしいお嬢さん方だ…どうか敵にならないことを祈らせて頂きましょう。(もう一度、去り行く二人にスパッと一礼をしながら)
        少々無粋なことをしてしまいましたかね…まぁ人助けも仕事の内です、家の近くに惨殺死体が転がっていることも勘弁ですし… -- アンサラー 2010-03-25 (木) 03:05:29
    • さて、お嬢様も眠られたようですし…夜警にでも出るとしますか…
      っと、あれは…(出来る限り魔力を消して辺りを伺う) -- アンサラー 2010-03-25 (木) 00:21:32
      • ほう、銃使いの英霊ですか…これはまた珍しい…折角です。ここで観戦させて頂きましょう。
        (手短な建物の屋根の上に登り様子を伺う) -- アンサラー 2010-03-25 (木) 00:35:03
      • ほう…マスターも銃使いとは…珍しいコンビですねぇ…これも聖杯のめぐり合わせか… -- アンサラー 2010-03-25 (木) 01:05:56
      • あれは、宝具か…銃自体が…いや、弾丸が宝具なのか…
        どちらにせよ、面白いものが見れましたね… -- アンサラー 2010-03-25 (木) 02:04:35

黄金暦11月 Edit

【ベルとティリアオルドの邂逅】Varmega vaporo regas dum bangastoj. Edit

  • ───────────────────────────
    • ……。(カポーン。ロリジジィはどこに入りますか、男湯に入ってもいいような身体ではあるものの、なんとなく癪。だからといって女湯に入るのはどうか。そんな揺れる天秤の中、丁度良くつりあう部分があった、そこがこの混浴……)
      染みるのぉ……最近余計に身体を動かしておったから、こいつはありがたい。温泉でなくて、銭湯なのがちょっと残念じゃが満足のいくラインだわい……。 -- ティリアオルド 2010-03-25 (木) 22:08:32
      • (頭にタオルを乗せる。ゆるい湯気が立ち上る)……今までの情報を纏めようにも、複雑すぎてなにがなにやら解らんわい……。麻のように乱れておる。この街がこんなに平和なのが不思議なくらい、じゃて……。 -- ティリアオルド 2010-03-25 (木) 22:21:47
      • (壁に穴が開いたと思えば女性が飛び出してきた!)
        (バシャーンと大きな音を立てて一時の平和を乱した) -- 2010-03-25 (木) 22:39:49
      • ……この状況を、心躍ると思ってしまうのは、ワシの年老いた心が鈍って刺激を求めておるからなんかの……。老人になると、甘いものを好むようになると聞く。言うに、甘いものは舌によく響くそう。(軽くのぼせてきた。智恵熱も相成って気分がぼんやりする) -- ティリアオルド 2010-03-25 (木) 22:42:42
      • ぬわーーっ!! こんなところにまで不穏の影響があらわれおったというのかーーっ!!(ビクゥッと身の毛を逆立たせる。頭からタオルが落ちそうになったので湯船に落とさないように掴む) -- ティリアオルド 2010-03-25 (木) 22:44:16
      • ぶはぁ……!(湯船から勢いよく顔を出すと、キョロキョロと辺りを見渡すが湯船に少女が一人)
        ……!あ、こんばんは……(少女なら大分慣れた、というか慣らされたというか変な遠慮は感じずに一言挨拶をする)
        (湯船をつたって壁に手を触れると何やら詠唱を始める、すると右手が光り開いた壁がみるみるともとに戻っていった) -- ベル 2010-03-25 (木) 22:48:38
      • ……。こんばんは。(壁を直すぐらいならば、まだそこまで珍しい魔術であるわけでもなし、この街のせいも考慮してアリとしよう。
        何故突然壁をぶち破って入ってきたのか、全然解らない。怪しさが凝り固まったような少女を半開きの双眸で見つめる) -- ティリアオルド 2010-03-25 (木) 22:57:53
      • (そういえばと左腕の違和感に気がつく、先程から何か反応のようなものを直感的に感じてはいたがいやまさか)
        (そうだ、サーヴァントが言っていた、マスター……つまり令呪を持つものが近づくとそれと分かるように反応してしまうと)
        (どうする、逃げるか?サーヴァントは見つかったらとにかく逃げろと忠告していたが、いかんせん丸腰すぎる、どうする、どうしよう)
        ……あ、あのぅ……そう、虫!虫がいたので、ついバチーンと……う、うふふ……
        (半開きの眼で見つめてくる、おそらくマスターであろう少女に聞かれてもないのにおかしな返答をしてしまう)
        ……あああ、熱くなってきましたー、そろそろでなきゃー(明らかに棒読み、そう言い放つと湯船から出て一歩二歩進み、ダッシュで脱衣場へと向かっていった) -- ベル 2010-03-25 (木) 23:04:08
      • ……あ。そうじゃった。(服を着ているときならば、いざ知れず。双方少なく薄布程度かそれ以下を身にまとい、隠せるはずもない紋様がじんわりと光を発す。自分の左手からも、同様に)
        ……そいつぁ、でっかい虫だったんじゃろうの。なにせ壁ぶち破るぐらいじゃし。(ここはどうしたものか。自分も相手がマスターだとわかってしまったし、相手も自分がマスターだとわかってしまった。このまま裸の付き合いということで、穏やかに話し合いでもできれば自分にとっては……)
        って、おい。……もっと自然に逃げんかいな。(ちゃぷ、と湯船に手をつける。手に纏う確かな水の感触、撫でられるように暖かい)
        ウンディーネ、絶対に傷つけんように。(しゅるる、と水の蛇が立ち上る。そのまま、意思をもったロープのようにベルへと数本の水帯が駆ける) -- ティリアオルド 2010-03-25 (木) 23:20:39
      • (バスタオルを右手で掴み詠唱、灰色のローブに変化させる)
        ……やはり、マスター……ただで返してくれそうは、ないみたいですね……
        (上手くフェイントをつくよりも、真っ直ぐ脱衣場へ駆ける)
        (入り口も閉めずに脱衣所へ駆け込むと、くるりと方向を変え両手を地面につけ)
        ……生えろ……!(掛け声が響くと共に脱衣場の木のタイルから木々がビッシリとそびえたった) -- ベル 2010-03-25 (木) 23:41:58
      • 便利な術をもっておるのー……、ワシは丸腰だというに。文字通り。(動きを止めて話し合いでも、と思ったが素直に声をかければよかった。
        ただこの場所では水の精霊が活発で、ついついはしゃいでしまって。少し反省する)
        ふむ、木か。水に対して選ぶにしては上々といったところ。だが生き物には歪みがあり、隙間がある。水にはそれがない。……まぁ、ワシ自身はそっちに行けんからウンディーネ任せなんじゃがの。(湯船には、人魚のような、亜人女性の姿をしたものが浸かっている。その姿は薄らぼんやりと輝き透けて、この世あらざる存在を主張していた)
        なぁ、おい、少女! 話し合いでもせんかね、同類同士!(木の隙間から水が染みて脱衣場へと水の帯が入り込んでくる。水量は多少落ちている) -- ティリアオルド 2010-03-26 (金) 00:00:25
      • ……はぁ、はぁ……やはり木だけでは……(咄嗟の事で魔力の使い方を誤ったのかひどく疲弊をしている)
        (ここは話し合いに応じるべきだと、しかし何を話せばいい?どちらにせよ迂闊だったことを後悔しつつ魔力の供給を止める)
        (逆再生のように木々がタイルに戻り、汗ばんだベルが見え始める)
        (入り口付近まで歩みを進めるとすぅと息を吸い)……やはり、貴方はマスターだったようですね! -- ベル 2010-03-26 (金) 00:14:42
      • その令呪を見れば瞭然じゃろうに。こんな模様を浮かばせておる奴なぞそうそう居らん。(ウンディーネに水を引かせる。引き潮のように水はさらさら浴場のほうへと流れ、脱衣場はからっと乾いた先ほどと同じ空間へ変わる)
        手荒な真似をしてすまんの。ワシとしてもこれは不本意であって、特に敵意を向けようとしたわけでもない。(湯船に浸かりつつ、ぼんやりとした笑みを浮かべる。こういっても信じてもらうのは難しいだろうが、事実なので仕方がない) -- ティリアオルド 2010-03-26 (金) 00:21:38
      • (チラリと人魚を見、そして水が引いた事を確認する)
        (これが令呪の反応、しかし銭湯と呼ばれる場所で戦争など笑えないジョークだが事実として目の前にマスターがいる)
        (だがどうだろう、一見してサーヴァントはいない、水の人魚はエレメントの類である事が窺える)
        (ここで取るべき選択は)……入りなおしですね……(ローブを再び魔力を用いてバスタオルに変えると湯船に向かい歩き出す)
        ……よいしょっと……(湯船に浸かると少女から少し離れた場所に腰をおろした) -- ベル 2010-03-26 (金) 00:31:22
      • ああ、忘れておった。(ほんのりのぼせ顔のウンディーネの魔力を解く。小さな光の粒のようなものになって空気中や水中へ霧散していった)
        ワシも武器をもっておらなんだしな。こうやって喚ぶ程度のことはできんでもないが、そうそう長くはもたん。……この身体でキャットファイトっても勝負が見えてそうじゃし。(タオルをもう一度頭に乗せる。湯船に浸からぬよう高めにくくり上げられたポニーテールが揺れる)
        ま、裸の付き合いといこうじゃないかね。敵になるにせよ、なんにせよ、それぐらいのユーモアはもってもいいことじゃ。(間に距離を開けたまま微笑む。できれば、敵にはなりたくない) -- ティリアオルド 2010-03-26 (金) 00:41:47
      • (微笑む顔を眺めてふと思う、恐らくこの少女、それとも女性だろうか?)
        (でも、そんなことはいい、タオルを頭にのせ湯と気を楽しんでいる、この人は血の通った人間なのだと)
        ……そう、ですね……こんな時くらいゆっくりとしたいものです(自然と笑みが出る、銭湯というものは別の魔力でもあるのだろうか、緊張が解きほぐされていく)
        ところで……その、頭に布をのせているようですが、何か意味はあるのですか? -- ベル 2010-03-26 (金) 00:52:41
      • あー……故郷の温泉ではこれが作法っちゅうやつなんじゃね。こうするとタオルが湯船につかん。それに、こうしておると気化熱で頭が冷えてよい……。(浴槽に背をもたれさせてぼーっとする。そこまで深くない浴槽なのに、肩辺りまで湯が来るので油断はならない)
        こんな場所で言うのもなんじゃが……お主はこの戦いで、無関係な人をむやみに傷つけるつもりがあるかね。 -- ティリアオルド 2010-03-26 (金) 01:00:51
      • (少しぼーっとしているのか余計な詮索はなしに成る程と聞き入れる)
        ……いいことを聞きました、私も小さい布を買って試してみましょう……(ぽんと手を重ねて)
        (ふいに問われ、自身がこの戦争をどう捉えているかを改めて思い出す)
        ……戦争とは関係のない方々を、そう、傷つけるようなことはしたくはありません…… -- ベル 2010-03-26 (金) 01:14:51
      • (のぼせた赤ら顔がへらりと笑顔に変わる)うむ、それならばよい。……さっきのような真似はせんし、サーヴァントもこっちからはけしかけんと約束しておこうか。ワシが狙うべくはお主ではない。(これは自分の目的に因る。たとえ目の前の少女とサーヴァントを打ち負かしたとて、この地に及ぶ脅威、それを押し留めることにはならない)
        ……。(ぐわーん、と。少し視界が歪んだ。思ったより熱の回りが早い。これがEDOMAEの温度か)……すまん、のぼせた……ともかく、今はこれで失礼しよう……。また、会おうな。(浴場のもやりとした湿った空気をかき分けて、脱衣場へと歩いていった) -- ティリアオルド 2010-03-26 (金) 01:23:08
      • ……私も、貴方と同じです、約束いたします……
        (けしかけるような事はしない、むしろ出来ない身としてはありがたい提案である)
        (だが、しかし狙うべく相手という言葉が妙に引っかかったものの、それを問うことはできなかった)
        (そして湯船からあがる少女の後姿に)……ええ、またお会いしたいものです……(敵としてではなく、そう頭によぎったのだった) -- ベル 2010-03-26 (金) 01:33:25

【ブレイブアークとティリアオルドの邂逅】Laŭdire la milito suspektigas frenezi. Edit

  • ふーむ……。(難しい顔をして歩く。これまで出遭った敵しかり、随分と強敵が続く。
    進んで倒すために無理をするわけでもないが、とにかく情報を先に得てどうにか先手をとるなりしないと、やはり戦いは難しくなってくる。
    あくまで、倒すのならではあるが。先にコンタクトを試みて、安全そうな奴に自分から攻撃しないと伝えて夜に安心して眠れるようにする必要がある)
    難しいもんじゃの。(ふー、と息を吐く。秋の冷たい風が頭にこもった焼けた石のような思考を冷ましてくれた) -- ティリアオルド 2010-03-25 (木) 22:36:21
    • さて・・・情報収集はそこそこ・・・違和感だらけね(これまでの情報を整理しながら街中を歩く)
      問題は殆どがサーヴァントしか発見できていないということね(既に戦争が始まって随分と時間がたつのに決定的な情報が明らかに不足していることに
      関係者が聞けば自分の正体を晒すことになる決定的な単語を焦り思わず口に出してしまう) -- ブレイブアーク? 2010-03-25 (木) 22:43:51
      • ……そんな難しい中で、またも難しいものが。(ぺたりと額に手を当てて、やれやれと頭を振る。確かに今、そこの女はサーヴァントと。わざわざ奴隷なりなんなりをそう呼ぶ輩は居らず、自然と答えは導き出されてくる)
        そこの姉ちゃん、探し物かね?(当たり障りのない言葉で話しかけ、動向を探ることにした。自分も自分で、なかなかに不自然ではあるのだが一目に瞭然というふうでもない) -- ティリアオルド 2010-03-25 (木) 22:49:21
      • !?(不意に声をかけられ周りを見渡す。アサシンならばわからないがサーヴァントらしい気配は無い)
        ・・・貴女が声をかけたの?(自分に声をかけたと思われる少女に確認しつつ相手を見定める)
        別に何も・・・!(そこで自分が不用意な一言を発した事とその単語の意味を相手が理解している可能性があることに気がつく)
        ・・・ええ。そうね。もしかして貴女が私の探し物かもしれないわね(隠遁スキルを持っていない限りまずマスターと判断し
        偶然探し物をしていると勘違いした一般人でないことを祈りながら魔力を練り相手を伺う) -- ブレイブアーク? 2010-03-25 (木) 22:59:47
      • おおっと、怖いというんじゃ、構えなさんな。(魔力のうねりを感じる。さすがに、自分の抜けたところに気がつくぐらいの明るさは身につけているか)
        ……物取りでもなけりゃ、命取りでもないぞ。……時間はちょっと取るかもしれんがの。(問答無用でこられると、この身体では少々こたえる)
        単刀直入に言おうか、ワシは聖杯戦争に参加しとるマスターじゃ。(さて、どう出るか。どう出られてもいいように、気はしっかりと張っておく。見る限りマスター然とした女、サーヴァントのように出鱈目な力は持ち合わせておるまい) -- ティリアオルド 2010-03-25 (木) 23:13:52
      • 自分からマスターであることを晒すなんてね・・・(即座に攻撃してこないことから好戦的でないと判断する)
        それで対話を選んだということは何か用?時間稼ぎの可能性もあるけど
        サーヴァントでも控えさせてるか令呪で強制召還でもするのかしら(戦闘態勢こそ解くものの警戒はよりいっそう強める) -- ブレイブアーク? 2010-03-25 (木) 23:21:25
      • お主に言われとうないわい。もっと口は大人しくさせとくべきじゃ、雄弁にしても一人で話してちゃあ銀にもなれんぞ。(秋の涼やかで、穏やかな昼下がり。空は晴天、バトルフィールドとしては相応しくもない。ひとたび戦いにでもなれば、晴天の霹靂とでも言ったところか)
        なに、大した理由などありゃせんよ。ワシはじっくりと歩みを進めるタイプなんでね。それに、こんな下らんことに令呪を使うかいな。
        ただ単に、今の時点でワシが敵意を向けるべき相手か確かめたいだけじゃよ……。時に、お主はこの戦いをどう思っている? -- ティリアオルド 2010-03-25 (木) 23:27:33
      • 敵に注意されるようじゃ私もまだまだね(やや自嘲気味に笑うと敵意も緩める)
        焦っても仕方がないのは確かね。少し感謝させてもらうわ
        それは私の考え次第では即座に敵に回るということととっていいかしら?
        私・・・マスターも含めての考えだけどなるべく無関係なものは巻き込まないつもりよ
        ただ襲われたら徹底的に排除させてもらうわ
        ・・・その問い貴女も違和感を感じているの?(本来の聖杯戦争とはかなり逸脱した現状に
        他のグループも気がつき始めていることを思考の片隅に置く)
        誰が手を出したかわからないけれど問題が発生しすぎだとは思ってるわ -- ブレイブアーク? 2010-03-25 (木) 23:44:32
      • そういうスタンスなら、今はワシの敵ではないの。襲われたら迎撃するのは至極全うなことじゃ。(緊張を少し解す。いつまでもそうやって即発の雰囲気を発していては、こちらが襲われても文句は言えない。辺りの平穏なゆるい空気に身を預ける)
        もうちょい、相手は少ないほうかと思っておったんじゃがの。調べれば調べるほどうんざか出てくる。街が英霊の巣窟に変じたかのようじゃて。(軽く乾いた笑いを漏らして、苦い表情を浮かべる)
        どっかで化け物が出たなんて噂も流れておるし、いつまでも皆伏しているというわけでもなさそうだしの。この数が一斉に暴れ出したらどうなるか……。 -- ティリアオルド 2010-03-25 (木) 23:53:36
      • 好戦的な相手が多くてうんざりしてたの。貴女みたいな人がいてよかったわ(相手の意志を尊重し戦う意志を完全に放棄する)
        7組のはずの争いが私が把握している相手と街の情報を照らし合わせるだけで9組み以上
        騎士団があるとは言え街への被害・・・かなり出る・・・いえ既に出ているわね(先日目の前で繰り広げられた広場での戦いを思い出す)
        いくつか情報交換でもする?(今後を考え情報を集めた方がいいと判断し少女に問う) -- ブレイブアーク? 2010-03-26 (金) 00:04:54
      • 広場とは……お構いなしじゃの。多少は知られんように気を使うなんぞせんものかいな。(そういう相手は真っ先に討つべき。
        この戦いにおいて、戦争として組同士が争うことに対して異論はない。それはそれとして片付ければよい。
        しかし……サーヴァントのために命を狩る真似をする、または無差別に傷つける等する奴を放っておくわけにはいかない。自分の中の正義がそう囁く)
        こっちも同じ程度、8人ほどのサーヴァントを確認しておる……。そっちのと同じ奴も居るじゃろうが、違う奴も居るじゃろうな……。
        好戦的な奴も居ったが、ワシがであったのはおおむね穏やかな奴だったのが助かったよ。そのぶん規格外に危険な奴も居たがね。例えば……
        (先日のアサシンの戦闘をかいつまんで話す。ただ単純に速く強い。それが何より厄介だった。それよりも何よりも、夜道に突然首を刈りに来るような輩だということを優先して伝える)
        というように、ワシが知りたいのは危険な奴のことだの。……他は、そう問題にならん。 -- ティリアオルド 2010-03-26 (金) 00:15:20
      • (強い信念である心の表層部分が流れ込む)・・・正義感が強いのね。そういう人は嫌いではないわ
        まず間違いなくアサシンクラスね。マスターを狙われると厄介だわ。注意しておきましょう
        こちらで貴女が望むような情報なら3組・・・内私自身が直接対峙したのは一人
        多分バーサーカークラスだと思うわ。
        もっとも戦闘意識がない相手は無視するみたい -- ブレイブアーク? 2010-03-26 (金) 00:28:10
      • そうかいな。ただ面倒なことに顔を突っ込むと思ってくれてもよかったんじゃがの。(この戦争の参加者としては、いささか純粋だな。茶化されたというふうでもなさそうで、少しだけ不思議に思った)
        バーサーカーか。……ん、あ。そいつか。ワシも一度会った。ただ、ワシのことがマスターと気づいていない状態であるがの。……やっぱりバーサーカーじゃったか。(あまりに、罠かと思えるほど条件が揃いすぎていたのでほんの少し疑っていたが、これで固まった)
        ……アサシンも、バーサーカーも。両方一人きりでない可能性がある。同じようなことをしてくる奴は居るじゃろうな……。 -- ティリアオルド 2010-03-26 (金) 00:37:20
      • (自身の能力を制御し読心術を押さえ込む。好意的な相手への自分で定めた礼儀)
        あら?知ってる相手だった?それなら広場で戦っていた銃使いのマスターの情報も教えておくわ
        こっちは戦闘しているのを見ていただけだけど(簡単に戦闘スタイルを教える)
        ただサーヴァントとの連携が上手く行ってないみたい
        同クラスに複数のサーヴァントが・・・。イレギュラーの極みね
        それに加えて私からも一つ。通常の7クラス以外のクラスも現れているみたいよ(まさに自分のことだがそこまでは教えない
        不本意ながら心を読んだことに対する謝罪の意味を込めて提供である) -- ブレイブアーク? 2010-03-26 (金) 00:55:23
      • はーん、随分と変わった奴も居るんじゃな……。銃使いねぇ。(自分と同じスタイルなのか、それともまるで違うのか。ほんの少し興味が湧くが、広場での戦いを聞き知る限りでは解らないことが多すぎる。どうやら、アサシンと同じ肉体を強化するスーツのようなものを着ただとかなんとか言うが、その詳細もわからない。糸同士がつながるようで、つながらない。もどかしい感情)
        ふむ……つまり、やはりはウチのだけじゃなく数は多いようじゃの。そのイレギュラーは。(隠すことではない。流すように、自分のサーヴァントがイレギュラーであると伝えておく)
        ……なかなか有益な情報が得られた。感謝しよう。これから先、血なまぐさい戦いの中では出会わないことを祈っておろう。それじゃ、そろそろ帰る。じゃな。(先ほど歩いていた方向へと、また足を進めていく。少し空の日は傾いて、地面に影を伸ばしていた) -- ティリアオルド 2010-03-26 (金) 01:11:44
      • ええ、貴女の様な人とは出来れば戦いたくないもの
        こんな立場でおかしな話だけれど・・・ね(ティリアとは逆の方向に歩みだすと相対すべき相手の吟味にかかる) -- ブレイブアーク? 2010-03-26 (金) 01:25:15

黄金暦12月 Edit

【広場の黒い花 星華&ティリアオルド 観客、セルマ&ナタナエル】Nigra flora florada flegmsezono. Edit

  • 未来広場 -- 2010-03-26 (金) 22:38:09
    • このあたりに妖気を感じるっ……強い! この気配、サーヴァントか!(ここに今まであった何かを感じ取る) -- ティリアオルド 2010-03-26 (金) 22:40:15
      • 閑散とした寒空の下、季節外れの漆黒の蝶がひらひらと翔んでいる -- 2010-03-26 (金) 22:54:25
      • このエレクトリカルパレードが鳴り響く中に武士が闊歩するような感覚……。(理解できないような力がひしめいているのを感じて、ぞっとしない気分)
        ……うん? ……なんじゃ、これ。頼りないの、すぐにでも凍って墜ちてしまいそうじゃな。(黒い蝶を見てはっとする。今まで感じていた魔力というか時空力というか、そういうものとは異質な力) -- ティリアオルド 2010-03-26 (金) 22:58:22
      • 異質過ぎる空気で隠されていたが感覚を研ぎ澄ませれば辺りに満ちた不快な気配に気付くかもしれない
        頼りなさげな飛行をしていた蝶は広場の中央、漆黒の花が群生しているあたりに止まったようだ
        -- 2010-03-26 (金) 23:04:41
      • (タイヤを引きずって広場を走る、お団子頭の少女)ひっひっふー ひっひっふー
        ふぅ…ふぅ…少し休憩しましょう! あら…こんな所にお花なんて咲いてましたっけ? -- 星華 2010-03-26 (金) 23:09:41
      • 黒い花に黒い蝶。微笑ましい光景じゃの。……3,4ヶ月ほど気が早いが。(この辺りに舞う空気は春でも冬でもない。喩えるなら夜のけだるい空気をそのまま持ってきたような、言い知れぬ不安なもの)
        フツーじゃないのう、これは。まぁ、さっきまでのも普通じゃなかったが、あれはフツーじゃないことが普通じゃったし。こっちはなんじゃろうな、普通の中に普通じゃないものを置いた違和感がある。(黒い花畑。このような低地にそんなものがあるわけもない。それならば誰かが植えたのか、なんのために。少しずつ足をそちらへ向けていく) -- ティリアオルド 2010-03-26 (金) 23:11:38
      • よう嬢ちゃんや。黒い花はおなごにとっちゃ凶兆が多いぞ。(例えば失恋だとか、嫉妬だとか。目の前の花がなにかは解らない。だがその黒々とした姿は不吉さを想起させ、生温い凶兆を与えるものとは思えなかった) -- ティリアオルド 2010-03-26 (金) 23:17:59
      • む、むむ?(奇妙な雰囲気に足を止めてきょろきょろ) -- ナタナエル 2010-03-26 (金) 23:18:57
      • 風に揺れる漆黒の花…その花弁から花粉だろうか?細かな粒子が舞っている
        花そのものを近くでよく見れば広場の石畳の一部が粉々に崩れ、其処に根を張って生えているのに気付くだろう
        -- 2010-03-26 (金) 23:20:54
      • (ティリアオルドに気が付くと、元気山盛りの大声で)こんにちは!
        そうなんですか? 私は黒くても白くても、お花は何でも綺麗だと思います!
        (タイヤ内に入れておいた荷物から水筒を取り出して、中身をぐびぐび飲み始める) -- 星華 2010-03-26 (金) 23:21:30
      • あー、あー。聞こえとる聞こえとる。(星華に向いていたほうの耳に小指を突っ込む。きーんと鉄琴を太鼓のバチで叩き割った音が脳に響いている)ともかくこんにちは。
        綺麗なもんが綺麗なだけとは思わんことじゃよ。なんにしろ、なにかを惹きつけるためにその色をしておるのだから。……その後どうするか、は。(粒子が視界に入り、くっと眉をひそめる。地面にも目を向けてみれば、その花の芯が地を割っている)
        息を潜めんと、狩られてしまうかもな。(袖で口を覆い、シルフを喚ぶ。やんわりとした風が身体を包む。なにがなんだかわからないが、危険な雰囲気がする。花粉とはその種を拡げるためのもの、その花の本質が地を割るものとすれば、吸うとどうなるか解らない) -- ティリアオルド 2010-03-26 (金) 23:27:12
      • なるほど! 綺麗な花には薔薇があるというやつですね!(漂う雰囲気には気づかない魔力カン0の少女)
        狩られる? …何かこの辺にいるんですか?(きょとんとした表情で佇む少女) -- 星華 2010-03-26 (金) 23:35:15
      • 逢魔が刻……という。今はそんな時間ではないがの。見えないものこそ一番恐ろしい。見えていたら対処の打ちようもあるが、その正体が解らなければ……。(黒い花に目を向けて、ナタナエルに目を向ける。あっちもただの通りすがりで関係なさそうなので、保留しておくことにした) -- ティリアオルド 2010-03-26 (金) 23:40:03
      • 粒子に接する大気を動かす風の精の動きが重しを感じるかのように何処となく鈍い
        それは澱んだ風の如く徐々に場を侵食しているようだ…
        -- 2010-03-26 (金) 23:45:27
      • ほぉ、この世界の理に因りて動く精霊……風の精霊の流動を澱ませるか。それでいて固定された存在の地を抉る。(背中にぞくりとしたものが走る。この世にあらざる魔の所業。世界がそこから遠いものに感じられてくる) -- ティリアオルド 2010-03-26 (金) 23:49:18
      • (魔力に鈍い少女にも、身に迫る危険を察したのか、ゾクリと背筋に悪寒が走る)
        むむむ! 何だかイヤな予感がします…。カミナリが落ちる直前のような、地震が起きる直前のようなイヤな感じが…
        (警戒しながら周囲の気配を伺う少女)…やっぱりこのお花が原因なんでしょうか? -- 星華 2010-03-26 (金) 23:55:36
      • (視線を感じて、声を掛けられるのではないかと警戒する…が肩透かしを食った) …でも、何だか不穏な感じ。とりあえずは様子見だね!(二人の会話が聞き取れるところまで言って、物陰に潜んだ) -- ナタナエル 2010-03-27 (土) 00:00:41
      • 先月場に居合わせたものならば十字架を担いでいた男が作業していた辺りだと思い出すかも知れない
        この場で長期間留まるのも危なそうであるが放置も危うそうだ…
        -- 2010-03-27 (土) 00:02:17
      • ふーむ…(少しの間考え込んだ後、とてとてと黒い花に近寄り)
        せいっ!(その内の一本を掴んでバブチィッと勢いよく引き抜いた) -- 星華 2010-03-27 (土) 00:06:54
      • この状況を放っておけるはずもなし……しかし、原因はあの花か。突然あんなものが咲くとも思えん。罠や、結界の一種かもしれんから慎重にってお主ぃぃいいーーー!!(星華の素晴らしきアクティブな行動に動揺する。とりあえず、万一のときのためにシルフを待機させながらサラマンダーを喚ぶ。小さいながらに炎の力が集まってくる)
        植物は遠距離から焼き尽す……とは、いったものの……思いすごしか? 思いすごしなのか? 広場に文字通り花を添えたのか?(たらりと冷や汗を流しながら動向を見守る。直接手で触れて大丈夫なものだろうか。研究所に置いてあるよくわからない化学物質が入ったビーカーを一気飲みするぐらい危険な気がしてすごく焦りが募る) -- ティリアオルド 2010-03-27 (土) 00:10:21
      • (心の中で「えぇ〜〜〜!?」などと素っ頓狂な声を挙げる)
        (あのひと豪快だなあ…) -- ナタナエル 2010-03-27 (土) 00:10:54
      • え!? え!? い、いけませんでしたか!? 確かに少し可哀想な気もしますけど、みなさんの邪魔になってしまいますから…
        (引き抜いた花を放り投げ、次の花へと手を伸ばす) -- 星華 2010-03-27 (土) 00:13:10
      • 無造作に引き抜けば根が脈動し不気味に蠢いているのがみえるだろう…だがそれも数瞬だ
        引き抜いた花は端から溶けるように黒煙をあげ、タール状の液体と化していく
        -- 2010-03-27 (土) 00:15:40
      • お花さんゴメンナサイ、来年はもっと緑のたくさんある所に咲いてくださいね
        せいっ! せいっ! せーーぃっ!(不気味に溶けて消えた花に気付かずに、そのまま2本、3本と引き抜いていく) -- 星華 2010-03-27 (土) 00:21:37
      • うっげ、グロテスク……。お嬢ちゃんが触るもんじゃないのぅ、それ……。ま、抜けば効果はおさまるみたいじゃの。(精霊の力を強め、サラマンダーの形を確かなものにしていく。四本足の尻尾の長いサンショウウオのような姿が浮かび上がってくる)
        焼き尽してやったほうが、安全じゃと思うからワシも準備が出来たら手伝うことにする。なんか起こったら言え。 -- ティリアオルド 2010-03-27 (土) 00:21:52
      • ああ、ああ、ああ〜…すごいなぁあの二人ー、さすが冒険者の街だね。うん。(ただの草刈りになりつつあるその光景を見て、影響もないと踏んだのか)
        おふたりさーん、あたしも手伝うよー(念のため気配遮断をして、花のほうへと寄っていってみる) -- ナタナエル 2010-03-27 (土) 00:27:49
      • 引き抜かれ放置された漆黒の花々は溶けると石畳を流れ、継ぎ目から地下へ染み込んで広がっていく… -- 2010-03-27 (土) 00:28:32
      • 止まる場を失った漆黒の蝶達がふわりふわりと辺りを舞始め、その数を増やしていく… -- 2010-03-27 (土) 00:33:49
      • ……(右のホルスターから銃を抜く)……。(ガチンと音を立ててシリンダーが横にずれるように動く。そこに籠められた弾を入れ替えていく。チキチキと音を立てて一つずつ積み木を積むような正確さで)
        どうもおかしいの、そこの。……このレベルのものがただ抜かれるだけというわけもないじゃろうし。(流れて染みて黒く染まる地面へ右手の銃を向ける)
        (撃鉄を起こし、ぐるぐると銃を回す。軽やかに、まるでそれがバトンかなにかのように)……なんだか、厄介な気がするの。 -- ティリアオルド 2010-03-27 (土) 00:34:10
      • (あらかた抜き終わると、体を起こして一息つく少女)
        ふぅ、一先ずはこんなところでしょうか? …あれ? さっき捨てた花はどこに…(キョロキョロ) -- 星華 2010-03-27 (土) 00:37:57
      • 気をつけんといかんぞ嬢ちゃん……(へび)が出るか(じゃ)が出るかわからん。(増えていく蝶。こいつらは一体どこから沸いて出たのだろうか。この黒き勢の目的が解らない。だんだんと嫌な気分が増してくる。シルフとサラマンダーも心なしか覇気がなくなってきている気がする) -- ティリアオルド 2010-03-27 (土) 00:41:46
      • (花を蹴っ飛ばしながら、尚も穏やかならざる雰囲気を帯びていく周囲への警戒を強めて)
        なーんかやなかんじ〜、この花明らかに普通じゃないよね? -- ナタナエル 2010-03-27 (土) 00:48:53
      • ? 大丈夫です! 私、草や花を触ってかぶれた事とかありませんから!(バァーン)
        さて、少し休みすぎてしまいました! そろそろ鍛錬に戻らないと!(タイヤから伸びた縄を自分の腰にギュッと巻きつける) -- 星華 2010-03-27 (土) 00:54:59
      • 増え続ける一方の蝶、警戒に緊迫を増す空気、視界に入るのは石畳が所々段になり始めている光景
        まるで下で何かが蠢いているような…と、同時に閑散とした広場で悲鳴が響く
        悲鳴の方には黒い人型の固まりが石畳の上で藻掻いている…
        -- 2010-03-27 (土) 00:56:19
      • ……嬢ちゃんや、鍛錬はかなーり厳しい実践訓練になりそうじゃぞ。(ここまで解りやすい異質もない。灰や汚泥が凝り固まった、おぞましげな感情を抱く)
        悲鳴ッ……!(敵が来るのを警戒していた身体を解いて一目散にそこへと向かう。少し息が上がり、肺あたりが苦しかった)
        (人の形をした、悲鳴を上げる黒いものを見て吐き気がこみあげる)これは……酷いな。銃弾を使うわけにはいかんし。(引き金部分に指を入れて、また銃をからからと回す。一回転するごとに、その軌道は円を描いて、とても簡単な魔法陣をいくつも重ねていく)
        19回っ。頼んだぞ、サラマンダー……これは世界を統べる炎の主、悪しきものを排除するがいい、ついでにシルフは後押しを……。
        銃弾を使わなければ、強烈な効果は出せんが……浄化ぐらいはできるじゃろ。セイントフレア!(サラマンダーの口から放たれた炎は、どこからか起きた風に乗ってその人型へ放たれる。その炎は温度のない炎。焼くものはこの世にあらざるもののみ) -- ティリアオルド 2010-03-27 (土) 01:07:36
      • はい! 挫けずに頑張りたいと思い…(悲鳴を聞きつけると腰にくくり付けた縄を手刀で切り落とす)
        (先を走っていたティリアオルド を追い越して悲鳴の主の下へ疾走する) -- 星華 2010-03-27 (土) 01:16:36
      • 美しき蝶、だが無数のそれが隙間なく折り重なり、穴という穴に入り込んで人の体を覆い尽くし、蠢く様は醜悪の一言
        負った傷ばかりは如何ともしがたいがこの世ならざる蝶、その魔であり、負の固まりを聖火が焼き払い浄化していく…
        -- 2010-03-27 (土) 01:24:10
      • ふぅ……なんとかなったが、傷はどうしようもない……あと、グノームとウンディーネを喚べればどうにかなるんじゃが、この状況ではいかんともしがたい。魔術でどうこうするより、病院かなんかに運ぶのが先じゃの。(すくっと立ち上がってあたりを見渡す。それだけで目が乾いてかすむような感覚が来た)
        そうするにしても、この状況が許してくれるかどうか。 -- ティリアオルド 2010-03-27 (土) 01:28:52
      • (被害者の一般人を引きずって蝶から引き離す)はぁ…ふぅ…なんとか間に合いましたか!
        (とりあえず命に別状が無い事を確認すると、鋭い目付きで蝶を睨み付ける)この蝶は…モンスター? -- 星華 2010-03-27 (土) 01:32:08
      • 解らん。ただ魔界のものに性質が似ている気がする。昔よく戦ったことがあっての。……瘴気のようななにかも満ちている。面倒なことになりそうじゃな。(今は昼頃だったはずだが、夜に大きな穴を空けたような、気持ちの悪い明るさになっている。その空いた穴の欠片は蝶となって飛び交うようで、なんとも頭の中で噛みあわない気持ちを感じていた) -- ティリアオルド 2010-03-27 (土) 01:34:57
      • 群がる蝶が空を覆い、夜の闇を一層深くする…
        果たして何処から湧いてどれほどいるのか…詰まる所、この蝶が花自体の防衛反応なのだろうか
        何より統率されたような全体での動き…これ以上手を出すならば容赦はしないとばかりに別の群れが付近の人間の傍で浮遊している…
        -- 2010-03-27 (土) 01:41:55
      • 魔界…瘴気……?(真剣な表情をしているが魔術知識が殆ど無いためイマイチ理解できていない)
        よく分かりませんが、人間に手を出すと言うのであれば放ってはおけません!
        (やや腰を落として構えを取る少女。特殊な呼吸法により集中力が研ぎ澄まされ、全身に気迫が満ちていく) -- 星華 2010-03-27 (土) 01:45:38
      • さっさとケリをつけたほうがいいかもしれんの。これ以上手を出されても困る。……サラマンダーも、辺りのなけなしの力を吸ってギリギリまで高められてはいるみたいじゃし。(サラマンダーは先ほどのトカゲの姿から、人型へ変わっている。それは火達磨になった人のようで、その造形はただ単に人の形を作り出しただけという程度であったが)
        ……ほう、お主は気を使うのかね。それじゃあ話は早い。生き物の明るいポジティブなパワーは調和をもたらす。……あの蝶の群を片端から片付けていくぞ!(シリンダーへサラマンダーが吸い込まれていく。ロードは完了。内側の弾丸が鼓動する)
        ただ単純に威力で吹き飛ばしてもどうにかなる、深く考えたら呑まれるぞ、こいつらに世界の法則なんぞ通用せんからな!(右手の銃を構えて撃鉄を起こす。腰を入れて、反動を殺す体勢をとる)
        フレイブリット……目標、アレ! ラァァァアアアンチ!!!(黒い蝶の群の一つへ、炎で出来た弾丸が加速して迫る。夜に輝く星の光がそのまま大きく輝いたかのように、黒い蝶を切り裂きにかかる) -- ティリアオルド 2010-03-27 (土) 01:53:12
      • 先制の一弾に散開を始める蝶の群れ、だが逃れ切れずに空の覆いに大穴が開いた
        明確な敵意に群れが四方を囲み、廻り始めた…
        -- 2010-03-27 (土) 02:02:54
      • はい! 天覇武神流、金 星華! 行きます!(重い鉄板を地面に叩き付けたような轟音を立てて、少女が地を蹴る)
        (弾丸のごとく蝶の群れの穴に飛び込むと、勢いと全身のバネを利用して回し蹴りを放つ)天覇武神流! 月華旋風脚!
        (足甲を纏った少女の黒い脚が死神の鎌となって虚空を薙ぎ払う。豪風を伴う強烈な一撃が周囲を囲む蝶を風圧で吹き飛ばす) -- 星華 2010-03-27 (土) 02:06:38
      • ……なんちゅー豪快な。近頃の女の子はたくましいの……。(きゅるきゅると銃を回転させている。ガンスピンは調和した一連、先ほどと同じ19回の円を描く)
        ……ええい、簡易詠唱っても20回近いと簡易になっておらん!(四方を囲む黒い蝶。しかしまさに烏合の衆とはいかぬようで、黒き翼は一つ乱れず蠢いている) -- ティリアオルド 2010-03-27 (土) 02:10:33
      • ハァッ!(重く、鋭い突きが近寄りすぎた蝶を容赦無く撃ち貫く)
        それってぴすとるって言うんですよね! すごいです! そうやって使う武器だったんですね! -- 星華 2010-03-27 (土) 02:16:59
      • 四方を囲んだ蝶の群れはその瘴気に満ちた燐粉を撒き散らす…個々では少量、短時間では大した影響をもたらさないが数が数だけに油断はならない
        意図したのかしないのか、両者の波状攻撃が見事に噛み合う…少女の気勢の乗った蹴りが巻き起こした烈風はそれだけでも十分に威力を有していたが火の勢いを増し、広域にその影響を広げ確実に数を削っていく…
        -- 2010-03-27 (土) 02:20:08
      • しっかしなかなかのもんじゃの。ワシも若い頃は蹴りでならしたもんなんじゃが……。(遠い望郷の念を馳せる目をしながら星華を見る。見るからに蹴り技とかしたら折れそうな足、ああ懐かしきかな黄金時代)
        こういうふうに使うものではないが、こういう使いかたもあるということじゃよ。(パシッと音をたてて銃の回転を止める。魔力の充填、サラマンダーの気合は充分!)
        (がち、と撃鉄のレバーを操作して中心部に備えられている散弾の籠もった部分へ撃鉄が当たるように調節する)精霊銀の散弾は堪えるじゃろうな……。(星華に当たらないように、タイミングを計る。神経を研ぎ澄まし、目に映る景色全体をぼんやりと把握する)
        世界の炎の主、さっきのとは威力が違うぞ! セイントフレアーッ!(引き金を引くと、ぶわっと花を咲かせたように聖なる炎が拡散して飛んでいく。先ほどの一点とは比べ物にならぬほど大きい面の一撃。黒い蝶に染められた闇が夏の日差しを浴びたかのようにぎらりと明るく照らされる) -- ティリアオルド 2010-03-27 (土) 02:28:14
      • ひゃあ!(自分を狙っているわけでは無いものの、飛んできた炎に驚いて飛び上がる) -- 星華 2010-03-27 (土) 02:37:05
      • 殲滅の速度が速いか或いは出現が速いか…何処からともなくあらわれる蝶、拮抗していた状況に変化が起こる
        陽光を思わせるまばゆい輝き、放たれた聖火があと一息と言うところまで焼き滅ぼしていく
        だが殲滅を前にして…不意に蝶が地面へとバタバタと落ち、花と同じく黒煙を上げて溶けていった…
        -- 2010-03-27 (土) 02:44:54
      • ……ちっ、これじゃあいたちごっこじゃな……。消し飛ばしてもああしてまた地面に。簡単に抜かれておったのは、どうしようと大抵はこうして元の鞘に戻ってしまうからか?(反動で右手がびりびりする。右手の銃を左手に持ち替え、また撃鉄を起こす。あの黒い寄生は果たしてどこまでのものなのか見当がつかない)
        このままかといって、このまま放っておいてもなぁ……さっきあらかたサラマンダーは力を使ってしまったし、次あれだけ発揮するなんてできんしな。残っておるのは……。(シリンダーを回して目当ての銃弾が入っているところが真上に来るよう調節する)
        小娘よ、地面の中をどうにかできるかね? ワシはとりあえずできることをやってみようと思う。……そぉい。(放った弾がエクスプローダー。あらかじめ籠められているサラマンダーが着弾の瞬間に激しく力を放って爆発する弾丸。それを墨汁を垂らしたように黒く染まっている地面へ撃ち込んでみる) -- ティリアオルド 2010-03-27 (土) 02:54:30
      • やりましたか!? …あれ? 何だか…勝手にみんな死んでしまったような…
        (油断せずに体勢を整え、地面に落ちた蝶の様子を伺う) -- 星華 2010-03-27 (土) 02:56:10
      • じ、地面の中のをですか…? 試した事が無いので効くかどうか分かりませんけど
        (足を大きく開き、大地を踏む締め、気を溜め始める)はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ! -- 星華 2010-03-27 (土) 03:01:52
      • (少女は全身に流れる「何か」が右拳に凝集されていく。拳に集められたソレは仄かに黄金色の光を放ち、少女を中心に風が生じ始める)
        (風でふわりと少女の髪が舞い上がり、拳の輝きが最高潮に達した時)
        天覇武神流! 雷震衝!(光を纏った拳を大地に叩き付ける! 次の瞬間、激震が広場を襲った!)
        (広場の地面には、拳を叩き付けた箇所を中心に蜘蛛の巣上のヒビが入り、吹き荒れる轟風が宙を舞う黒い鱗粉を吹き飛ばす) -- 星華 2010-03-27 (土) 03:16:10
      • 爆炎は確実に部分的に消滅させているのが見て取れる
        その一方でこの黒い何かは此の地の霊脈そのものに根深く根付いているのだろう…
        恐らく霊脈の力を汚染して時間を掛けて己と同種の何かを呼び寄せているのか
        そして、分隊が存在するかぎりそれが際限なく続く…際限なく広げていく
        霊脈から切り離すか一網打尽にする手段を講じる必要がありそうだ
        -- 2010-03-27 (土) 03:19:15
      • …(地面に拳を打ち付けたポーズのまま微動だにしない少女)
        (どうやら精魂使い果たしてそのまま気絶しているようだ) -- 星華 2010-03-27 (土) 03:22:21
      • ひゅー……人の身でありながら、自らの気でよくもこんな力を……。(すぐそばにあったベンチの下から出てくる。揺れがおさまって出てきた先には隕石が落ちたのではないだろうかという激しい地割れ)
        エクスプローダーなんか屁ぇみたいなレベルじゃの。こっちはただ撃つだけで……そっちの消耗を考えたらこれも致し方なし。(停止している星華をつついてみる。糸かスイッチのどっちかがあるのではないか、と捜してみたが見つからなかった。電池切れのようだ)
        これだけやって無理なら、儀礼かなにかで根元から断たねばいかんの。(地面を探索し始める) -- ティリアオルド 2010-03-27 (土) 03:28:35
      • 爆心地如く大揺れ、精魂尽き果てた少女の残した亀裂は深淵に潜む「それ」を貫いた
        【広場浄化ミッションに成功しました】
        -- 2010-03-27 (土) 03:41:26
      • うむ、綺麗さっぱり! 砂糖菓子でできた白鳥のごとく真っ白じゃて。……わかりにくっ。(安心して冗談が口に出て、先ほどから気絶しっぱなしの星華のほうを向いてそういえばそうだったという顔をする)
        ええと、ええと。ワシでは抱えていくことなんてできんし……。(銃のシリンダーをスライドさせて、ごそごそとベルトをいじって弾を一つ装填。撃鉄を起こしてくるくる回転させはじめる)
        ゴム弾の超弱装弾……おもっきしデコピンしたぐらいの威力しかないことは確認済み!(銃を10回転させたところで止める)
        命のフォースの主……これぞ気付けの一撃、エンクーリッジ! ラーンチ!(額を狙って放つ。魔力をこめて放つ気付けの弾。威力は最低だがとりあえず起こすぐらいはできると思った) -- ティリアオルド 2010-03-27 (土) 03:52:19
      • (弾頭がおでこに触れた瞬間、少女の体が後方へ吹っ飛んだ。そのまま勢いで十数メートルの距離をごろごろ転がり、植え込みの中にガサリと入り込む)
        (敵の攻撃の威力を消すために、少女の体が無意識の内に取った行動であった)
        (バァーン)ご、ごめんなさい! 師匠のおやつ勝手に食べてしまいました! 後でちゃんと買って来ますからお仕置きは! …はれ? ここは…? -- 星華 2010-03-27 (土) 03:58:47
      • 明らかに意識がなかったのになんて体操選手じみた動きを……。(成功したようでほっとする。普通のゴム弾を頭に撃つと場合によっては死に至るから用法用量を守って正しくヘッショしてね!)
        おーい、小娘ぇ、お主の活躍でさっきの黒いもんは消えてったみたいじゃぞーい。(遠距離に居る星華に、両手を口に当ててメガホンのようにしながら大声で伝える。起こし方についてはややこしいので教えません)
        ワシは……帰る! ご苦労じゃったな! 広場は救われた、救われてないところもあるけどね……。(叩き割れた地面は……公共に任せよう。心に誓う)
        そんじゃあ、いずれまた会おう!(こじれる前に颯爽と去っていった)  -- ティリアオルド 2010-03-27 (土) 04:05:15
      • は、はい! お疲れ様でした!(体の埃を払い、ブンブンと手を振ってティリアオルド を見送る)
        (ぐぎゅるるるるるると盛大な音が腹部から響く)うー、今日は少し頑張りすぎてしまいました! ハープさんが待ってます! 早く帰らないと!
        (タイヤごと荷物を引っ掴むと土煙を上げて広場の外へと爆走していった) -- 星華 2010-03-27 (土) 04:18:47
    • (あちこちが軋むほどに痛む体を引き摺り、広場を見遣る)
      ふふふ……やっているようだな、矛盾の魔王め…(被害を避けようと重い体を引き摺るように広場を遠巻きに眺め) -- セルマ 2010-03-27 (土) 01:23:35
      • (急にきな臭くなったので、少し離れた場所から見守る)
        (そんなナタナエルの視界の端に、どこか動きの鈍い女…否、サーヴァントの姿が入り込む)
        …こっちはこっちでやらなきゃいけないことがありそーだなー? さて。 -- ナタナエル 2010-03-27 (土) 01:30:57
      • (こちらもサーヴァントの姿に気付いて舌打ちをし)ふん……お前も召喚されたクチか。
        一般人と同じ姿になって街路樹に背を預け)見ろ、あれを。
        矛盾の魔王……英霊とは違う、強大な力を持った魔王の姿だ…! -- セルマ 2010-03-27 (土) 01:37:49
      • (意思疎通の出来る相手だとわかったが、しかし警戒は解かず――)
        …魔王って世間一般に言う、あの? ……またまた、冗談きついねおねーさん。 -- ナタナエル 2010-03-27 (土) 01:51:04
      • ふん。(左腕を押さえたまま比較的無事なベンチに座り込み)
        魔王は形骸化した栄誉職ではない。人の心の空虚に住まい、喰らいながら確かに存在する。
        (手の平から黄金の蝶を作り出し)あの蝶も同じことだろう。(手の平を閉じると黄金の蝶も消え去り) -- セルマ 2010-03-27 (土) 01:59:08
      • ふーん…? いわゆる「魔王様」じゃなくて、みんなの心に潜む悪いヤツの集合体ってことなのかなー
        (二人の人間と「それ」とのドンパチを眺めながら) なるほどね、なんとなーく納得したかも。
        ところでおねーさんは何でそんなにアレに詳しいの? もしかして元々こっちの人だったり? -- ナタナエル 2010-03-27 (土) 02:09:46
      • どうかな。(『みんなの』と銘打って民衆の集団意識を敵に据えるのも面倒に感じて生返事を返し)
        たまたま知っているだけだ。お前も私もサーヴァントだろう。(深く溜息をつき)
        ただ今日は争う気力がわかないから眺めているだけだ。(押さえていた左肩から手を離すとそこにはもう傷跡すらなく) -- セルマ 2010-03-27 (土) 02:17:35
      • 私は立ち去る。(先ほどまでとは違い淑やかに微笑み)あなたも息災で。
        (異常の中を正常に歩き去る姿をナタナエルに見せて広場を去り) -- セルマ 2010-03-27 (土) 02:34:42
      • ん、それじゃあまたねー。…さて、あたしもこれで引き上げよーっと。
        …この土地の事はこの土地のヒトに解決してもらわないとね、やっぱり。 -- ナタナエル 2010-03-27 (土) 02:38:21

【シーズン1後編】 Edit

黄金暦4月 Edit

【アランとティリアオルドの邂逅】 Edit

  • なあお嬢ちゃん……ちょっとここらで人探しをしてるんだけど、誰か詳しそうな奴ぁいないかな?
    最近切羽詰ってて、正直あとは神頼み……ってぐらいまでキてんだよ。 土地感もほとんど無くてよう。
    (心底困り果てた様子で、一人の男が話し掛けてきた) -- アラン 2010-03-31 (水) 06:51:46
    • ん?(くるりと振り返りアランに向いた。川を魚が泳ぐように、街の中に溶け込む格好と、第一印象で思った)
      人探しとな。うむ、ワシもこのあたりの人間ではないんじゃが、同じように探し物があっての。わりと歩くんじゃよ、このへんは。(にこりと笑いかけて話を続ける)
      捨てる神あれば拾う神あり……藁にもすがったが、それで長者になることもある。特徴などあれば、言ってくれりゃあ心をあたってみるがの。
      -- ティリアオルド 2010-03-31 (水) 07:09:14
      • そーだなあ、やたら目立つ赤……いや、どっちかっつーとピンクか。そんな色した髪と、底意地悪そうな釣り目?
        あとアレだ、やたら大火力の魔法を使う魔術師で……服装は、どうなんだろう。 だいたい、いっつもド派手な服着てたが。
        ファー付きのレザーとか。 あと関係無いけど喋り方すげえな!? -- アラン 2010-03-31 (水) 07:22:40
      • ……そんな服装をしておるのなら、すぐにでも見つかりそうなものなんじゃがの。ここらへんは、それより目立つのも居るからむしろ紛れるのか。(自分の記憶の中に、それに合致するような姿の者は存在しない。もしかしたら、視界の隅でも入ったかもしれないが、印象には残っていないままだった)
        ん? ああ、こいつは仕方ないんじゃよ。気になるならば、おにーさんだとか呼んでもいいんじゃがね。(喉の奥でかみ殺すように笑う。主に笑いの理由はそんなこと言っている自分を想像したらおかしかったため)
        しかし……。(記憶の隅を掘り返してみると、そんな姿の者が居たような、居ないような。頑張って思い出してみる)あ、アレだの。広場で見たような気がする。
        -- ティリアオルド 2010-03-31 (水) 07:37:04
      • そのナリで「おにーさん」はねえだ……何ィ!? そりゃあ本当かよ、おい!(口調は急激に強まり、激しく喰い寄った)
        (胸倉を掴みかけたところで我に返り、半端に挙げた腕を外へ振るう とても苛立たしそうに)
        ……それで、マジなのかよその話。 -- アラン 2010-03-31 (水) 07:47:35
      • ひゃっ、落ち着け、まだそうと決まったわけでは!(突然詰め寄られ、びくんと肩を震わせた。ただ、記憶の隅にひっかかっていることを言っただけなので、ぬか喜びさせないかがただ心配だった)
        解らん。ただ、広場のベンチ辺りにピンク色の髪をした女が座っていたような、というだけじゃよ。魔術師かどうかなんかはわからん。……ただ、腹は怪我をしておったふうに見えたよ。(どういう関係なのだろうか。やはり男と女だからそう珍しくもないことでもあるのだろうか、と、表情に出さず考えている)
        -- ティリアオルド 2010-03-31 (水) 07:53:48
      • ああ、悪ィ……驚かせちまった。 まあ、なんだ。 ちょっと複雑でな。(苛立ちや歓喜、様々な感情を噛み殺すよう、瞳を閉じる)
        (一呼吸のあとの深い溜息 心中の靄を掻き出すように、頭を垂れる 再び瞼を開けたときには、先程の表情、雰囲気へと戻っていた)
        ……よし、少し整理できた。 サンキューな、教えてくれて。 とりあえずは、また探してみるとするぜ。 ええ、と……。
        (そういえばまだ名前を聞いていなかったな、等と目を泳がせる) -- アラン 2010-03-31 (水) 08:08:57
      • そうかね、やはり複雑になるもんなんじゃな……でも安心せい、冷静に見つめなおしてみると案外単純な構造をしていることが多い。(うんうんと頷く。男女というのはいつの時代もそうなるものなのだな、と少しばかりの感動。感嘆。心の中で目の前の青年にエールを送った)
        そうせい。あきらめなければ見つかるもんじゃよ。……あ、ワシか。名をティリア=オルド・ブラックタンという。そちらは?
        -- ティリアオルド 2010-03-31 (水) 08:15:48
      • 俺は……俺は、そうだな。 アランだ。 アラン・ダングルベール。 何処にでも転がっている、普通の名前だろ?
        それじゃあ、改めてありがとう。 また進展でもありゃあ、報告にでも来るぜ。 まあ、多分な。
        (簡易的な名刺を握らせると一礼し、その場を足早に去っていった) -- アラン 2010-03-31 (水) 08:21:34
      • ……ふむ。(人差し指と中指で名詞をはさみ、ぴっとそれを太陽にすかしてみる)
        アラン、アランか。なぜだか、年の割りにやけに落ち着いたふうがあったような。(自分がそれを言えたことか。すぐにそう思ったが今は置いておく)
        また会おう。……んー、見つかるといいのぉ。(ぐぐっと背筋を伸ばして天を仰ぎ見る。ちらちらと視界に雲が入った青空。いいことをした後は気分がいい。これで二人の会う瀬もまたできよう、など考えていた)
        -- ティリアオルド 2010-03-31 (水) 08:36:38

【ディザスターとシューター組の邂逅】 Edit

  • ……酷いの。ここまで見境がないとは。(汚染され、この世の悪い部分を絞った掃き溜め、最悪を絵で描いたような光景を眺めて溜息をついた。傍らには人型の炎の塊が付き従っている。瘴気の満ちた空間で、顔をしかめて立っている。心には墨汁を垂らした時に似たするりとした影が差していた)
    なんて動き辛い。……サラマンダー、ともかくここら一帯を照らしていってくれやせんか。このままでおったら、内側から腐ってしまいそうじゃ。(人型をした炎は身体からちらちらとシトリン色の火を吹き上げて、悪い気の満ちた路地を歩き始めた) -- ティリアオルド 2010-03-30 (火) 21:36:22
    • (かつては人々が当たり前に暮らしていただろうその街は何もかもが歪み、変異していた)
      (有機物も、無機物も、光や、大気に満ちるマナ、漂う霊すらも瘴気に汚染され混じり合っている)
      (しかし炎の精霊、サラマンダーが通った場所、そして炎の息が吹きかけられた場所が僅かに浄化され……)
      (それでもなお濃密な瘴気が汚濁の向こうに在る存在……この汚染の元凶の居場所を魔術師に知らせるのだった)
      -- 2010-03-30 (火) 21:45:56
      • これは結界なのかの。いや、結界にしては乱暴がすぎる。巣穴などでなく、ナメクジが通った跡のようなぬめった無為のもの。(予め、ある程度の大きさまでにしておいたサラマンダーにも限界がある。さっさと、元凶を打ち倒してしまいたい気分で満々だった)
        できれば、シルフとウンディーネも喚んでから来たかったんじゃがの。(浄化をするのはあくまでサラマンダーの照らす炎であるものの、それを手助けする形で他の精霊を手伝わせればこの状況もすっきりとなったかもしれない。しかし近くに元凶に居るとあって、悠長にことを構えていられなくなった)
        目的聞いて、とっちめてやる。そっちがホームでこっちがアウェーをどこでも作ろうって魂胆か知れんが、こちらとてなにも用意せず来ているわけでもない。 -- ティリアオルド 2010-03-30 (火) 21:54:53
      • (そうして少女の姿の魔術師が道を進むと……その向こうから足音が響く)
        ズ……ン、ズ……ン
        (重く、腹に響くそれが濃密な瘴気の渦と共に近づいてくるのが分かる)
        -- 災厄 2010-03-30 (火) 21:55:16
      • 《あーあぁ……これまた厄介そうな相手な事で。多分…バーサーカー辺りが妥当だろうね……あまり無茶しないでくれ、と言っても無理だろうか…》
        (契約した物同士でのみ繋がる念話でそう呟く。霊体のまま、自らのマスターの横に従い、瘴気の中を進む) -- ヴィオーラ 2010-03-30 (火) 22:01:53
      • 近いな、近い。ここは地獄の三丁目、向かい三軒両隣、そこに住まうは全て鬼。そんな気分で挑まにゃならんの。(腰にかかるホルスターに意識を向けて、深呼吸をした。瘴気などものともせん、と思いながら精神を統一させる。来る強大へ向けて精神が昂っていった。心に潜むは一寸の恐怖とその内側にある興奮。サラマンダーをすぐそばに待機させた)
        これは、無茶ではない。必要なことだからやっとるだけじゃよ。ただ道を歩くようなもんじゃ。 -- ティリアオルド 2010-03-30 (火) 22:11:57
      • (そして、二人の前に「それ」が姿を表す)
        (汚濁を煮詰めて濃縮したかのような肌、その表面にはマグマの様に昏く赤いラインが幾筋も走る巨大な人型)
        (漆黒の巨人は魔術師を狂気に満ちた瞳で見据え、岩塊の様な拳を振り上げる)
        -- 災厄 2010-03-30 (火) 22:16:38
      • (一瞬ぞくりとして目の焦点が軽く歪んだ。もはやそれは人ではなく、魔の化身と言っていいなにか。
        しかし、そのことを認識した瞬間に血が昂るのを感じた。比類なき強大な悪と対峙する、その自らの正義の昂り。
        狂気に近かった。自分の身体は悪を求め、それを打ち倒すことを望んでおり、直接的な行動はないにせよ戦いを望むことはまごうことなく同質のもの。太陽の欠片がどろどろとうねる、鈍い明るさが自分の中に生じた)
        ……待っていたぞ。(かつて国を救うために奔走し、魔界より生じた悪を打ち倒したあの充実した日々。忘れられない興奮が蘇る)
        しぃっ!(振り上げる腕を見た瞬間に後ろへ飛びのいて、右ホルスターの銃を抜き撃つ。撃つ反動も回避に加えて、様子見の単なる鉛弾を胴体へぶち込んでみる) -- ティリアオルド 2010-03-30 (火) 22:30:51
      • 《ただ道を歩いたとして、何も悪路を好んで歩かなくたってな…そう言う性癖か、ティリア……なんとまぁ、分かり易く禍々しいんだか》
        (それは嘆息するような響きを持って主人の脳裏に響くだろう。霊体であると言え瘴気の塊のような巨腕に触れるのは厄介だった)
        (主人につき従い、飛び)《さて…俺はどうすれば良い?向こう側に回り込んで挟撃しても良いが…》 -- ヴィオーラ 2010-03-30 (火) 22:37:48
      • (魔力を帯びぬ鉛玉は英霊の体に毛ほどの傷もつける事は出来ず)
        (サーヴァントの存在を察知できない巨人は魔術師の)(小さな姿へと)(大きく踏み込むと同時)
        バン
        (その拳を振るう)
        (その音は魔術師の持つ銃から発せられるのと良く似た、しかし遥かに大きな音)
        (物体が音よりも早く動いた時にのみ発せられるそれが、踏み込みの瞬間に巨人の肉体から響く)
        -- 災厄 2010-03-30 (火) 22:43:09
      • (先ほどから自分の傍らに置いてあったサラマンダーが動いた。高まった精霊は意志をもち、主人を守るため自らの身体を翻す。大きな炎は壁として形が整う前に、土石流がそうするように、無慈悲に拳が弾けさせた)
        ……がっ、……。(衝撃波で後方へ吹き飛ばされる。身体が軽いので少し遠くまで飛んだことが幸いなのだか、不幸なのだか。ぎしぎしと身体を痛ませて立ち上がる)
        人化精霊が、一撃で……それも、なんの工夫もないただの拳一つ。なんちゅう、出鱈目な……。(その存在を、頬を歪ませて見つめる。勝ち目はなかったが、負ける気はしなかった)
        ヴィオーラぁ!! ウォータースピアを放て、できるだけ多く!(話している間に、多少開いた先から銃を放つ。爆裂する弾丸エクスプローダー。なかなか世話になり詰めなこの弾を、巨大な闇の胴と胸へ、ほぼ同時に聞こえる二連射で撃ち込む) -- ティリアオルド 2010-03-30 (火) 22:57:28
      • (一瞬反応が遅れ、次には吹き飛んだ主人を認識し、不甲斐なさに歯噛みする)
        ……Jes,ĉefo(ジェス・チェーフォ)、だ!(声に応え、即座に実体化を果たし、魔導銃の二丁を抜き放ち
        ぶち抜け、ウォータースピアァッ!(同時に、右を六連発。空になったそれを後ろに引き、左を前へ、六連発。後ろへ引いた右の弾倉が自動的に排莢し、更には魔力で編まれた水槍の弾丸が再装填されていく。放たれた12の水槍は敵の巨体を押し止めるよう、足元を狙い次々と襲いかかる) -- ヴィオーラ 2010-03-30 (火) 23:07:44
      • (漆黒の巨人の胴、そして胸で血と肉が混じった花火が炸裂し、そしてほぼ同時、12の水槍が巨人の足を貫く!)
        (闇色に濁った血が吹き出し、周囲をさらに汚染し、歪めてゆく)
        (一瞬にして体と両足に多大なダメージを受けた巨人はその身を漆黒の甲冑に包み、片手に巨大な鉄槌を実体化させる)
        -- 災厄 2010-03-30 (火) 23:17:07
      • いいぞ、効いているかどうかは次として、これはいい。(水の流れを感じて、精神を集中させる。自分の魂を震わせて、その水へと気を馳せる。銃をホルスターにおさめてポケットからなにかを取り出す)
        後は、そうじゃ。時間を稼いでくれんか。どんな方法でもいい、アレを食い止めろ。30秒あればいい!(漆黒の甲冑、巨大な鉄槌。見るだけで恐ろしさが身体を襲った。しかし、それが高まれば高まるほど、相手を倒さねばという強い気持ちが湧いてくる。ヴィオーラを信じ目を閉じて、瞑想状態に入る。瘴気に満ちたこの空間には似つかわしくない清浄とした気分が身体を走った) -- ティリアオルド 2010-03-30 (火) 23:26:03
      • お褒めに預かり光栄至極…っ!(再装填の済んだ両の銃をくるりと回す。マスターとは違い、ただの手癖だ
        あれ相手に、30秒って…結構無茶な、注文だな、だが(向き直る、巨体。その掲げる巨槌
        …ははは、Jes,ĉefo(ジェス・チェーフォ)!この前思いついたアレを試す良い機会だぜ…(言いながら、自らの肉体を構成する魔力を幾ばくか解放する
        (呼び出される、黒狼を召喚せしめる弾丸を魔導銃に装填し、後は抜く。そして自らの米神に銃口を押しあて)
        こうすりゃ、フェンリルを構成する魔力を俺自身で補える。そうすりゃティリアの負担も軽くなるだろ…さぁ!我が身を喰らえ、顕現しろ!(サモン)牙持つ獣の王(フェンリル)!!!
        (叫び、引き金を引く。自らの体の中で、召喚陣が広がっていくのを自覚する。次の瞬間には、そこに猫の耳を持つ英霊の姿は無く、あるのは黒い毛並みの牙持つ獣)
        (低く唸り、吠え、しなやかな獣の動きで巨体へと肉薄する。振りあげた前足の持つ鋭い爪が、振りあげられ、空を裂き、標的の胸を裂こうとする) -- ヴィオーラ 2010-03-30 (火) 23:40:44
      • ギャリィッッ!
        (耳障りな音を立て、サーヴァントが姿を変えた黒き獣の爪が巨人の鎧に弾かれる)
        (その表面には傷一つなく、獣は何らかの結界の存在に気づくかもしれない)
        (そして、漆黒の災厄は自らの懐に飛び込んできた獣をその巨木の様な太さの両腕で挟むように捕えようとする)
        -- 災厄 2010-03-30 (火) 23:49:00
      • (目を閉じた外で、不利な戦闘が繰り広げられていることを理解する。集中は未だ完成に至っていない。
        一体なにが起こっているのかはわからない、それを打開する策も当然わからない。
        しかし、一瞬だけ集中を止め、左のホルスターから銃を抜く。右手の中に在るものを感じたまま、無意識で狙いを定めた。ほんの少し開いた目は、銃の照門から巨悪の片目を捉える)
        精霊銀外装弾(ハルモニウムジャケット)……ラァアンチ!!(そのまま、放つ。目の玉へ向けて精霊銀に乗せられた、単なる魔力の籠もった弾が。自分にできるのはこれまで。これで一分の隙でも見つけてくれることを祈る。そして、集中を再開する、もうあと少しだけ) -- ティリアオルド 2010-03-31 (水) 00:00:21
      • ちっ…なんだ、コイツ…障壁でも張ってやがるのか!?(黒き獣の姿のまま、吠える。それもつかの間、迫ってくる巨腕)
        そうそう簡単に、捕まえられるか…ってねぇ!(本来、対象に一撃を加えれば解けるフェンリル召喚。弾かれようが一撃は一撃であり、その身を本来の物へと再構成していく)
        (迫りくる巨腕を擦りぬけようと胸板を蹴り、離脱を図る -- ヴィオーラ 2010-03-31 (水) 00:01:05
      • ギンッ!
        (魔力を込められた精霊銀の銃弾は正確に髑髏の如き兜の隙間へと吸い込まれ、しかし結界に阻まれ巨人の眼球に届く事は無かった)
        (だが、ほんの一瞬……銃弾が巨人の視界を遮り、再び人の姿となったサーヴァントを捕らえそこねる)
        (そして自らの胸板を蹴り、距離を取ったヴィオーラに対しゆっくりと巨大な鉄槌を振り上げる)
        -- 災害 2010-03-31 (水) 00:08:28
      • (辛うじて離脱はなったが、主人の手を煩わせた事に憤りを覚える。もっと上手くやれれば、と、しかし今はそんな暇も無く)
        (着地と同時、振り向き抜かずにいた片方の水槍六連、狙いも付けず斉射する。振りあげられた槌に気付かないではないが、しかし。引く訳にはいかない。空いていた弾倉へ、もう一つの召喚銃弾を装填しながら、巨躯を正視する -- ヴィオーラ 2010-03-31 (水) 00:21:19
      • 我は水なり、我が声を聴け。(集中を高める。最大限はすぐそこにある。自分がたどり着くのが先か、行動を起こされるのが先か。瘴気に満ちたフィールドで、右手に魔石を浮かべて言葉を紡ぐ)
        (魔石は七色に輝いている。光を遮る悪しき気の中で、自ら魔力の灯を輝かせる。ぎらぎらとランダムに、カラフルに輝いてあたりを照らし、水を呼応させていく)
        清めの水はここにあり、大いなる水の霊はそこへと宿る。……この魔力のもとに具現せよ。
        隠された汝の号は、ルズヴ。我が名の94の下に、その姿をここに具現せよ。(地面に散る、墨汁を混ぜたような、瘴気に汚染された水が浄化されていく。その水は光り輝き、意志に従う旨を伝えた)
        FRIDHUMIDEKVILIBRSANKTŜAŬMOJ(フリドフミデクヴィリブルサンクトシャゥモイ)!!!!!(辺りの水は、全て輝く泡と化した。それはだんだんと増えていき、辺りを泡で包み込んでいく。聖なる泡は悪しき者を封じ、正しき者を守る。生命のような泡の嵐は、泡という形にもかかわらずその身体が水であるように流動していた。具現した強大な魔力は、あくまで優しく包み込むように、悪を滅ぼすために動く) -- ティリアオルド 2010-03-31 (水) 00:26:48
      • (サーヴァントの撃ち出した水槍は全て鎧の表面で虚しく弾け……しかし輝く泡となって巨人の動きを阻害する!)
        (輝ける泡は巨人の体表に触れるとすぐさま汚染され黒く染まり、しかしすぐに新しい泡が巨人へと殺到する)
        (そして汚染された泡は再び輝く泡となり……汚染と浄化が目まぐるしく繰り返される)
        (漆黒の災厄はそんなものは眼中に無いかのようにこちらへ向き直るサーヴァントへと鉄槌を振り下ろすが、先程とは違い高速ではあるものの音速超過の轟音は無く)
        -- 災厄 2010-03-31 (水) 00:36:33
      • は…ははは、すげぇもんじゃないか、ティリア(その光景に、思わず陶然とし掛けるが、迫る鉄槌が空を叩き進む音に意識を引き戻す
        動きが、鈍くなってるな…泡の効果か?(誰に問うでも無く呟いて、横へ身を投げる。迫る鉄槌から逃れるように、側面へ回る様に -- ヴィオーラ 2010-03-31 (水) 00:47:32
      • ま……ずい!(しかし、この術を完成させたものの顔が渋く歪む。泡に囲まれて、全てが白金に輝くこの状態にも限りがある)
        (今まであらゆる場所を汚染してきた、目の前の災厄の瘴気。それに対するは魔石ユヴェールが生み出しし浄化と守りの泡)
        これじゃあ、消耗戦っ……!(果たして、どちらの地力が上か? それはまるで予想もつかない。こちらが心の底から振り絞る力は、相手にとって呼吸のように押し返すことのできるもの。相殺されてはいるものの、この状態から自分は動けない。躁的な、明るい不安が押し寄せてきた)
        (この魔石も、魔力を多量に使ってしまえば砕けてしまう。こうして拮抗した状態が、いつまでも続くものなのか) -- ティリアオルド 2010-03-31 (水) 00:53:55
      • ズドンッ!
        (鉄槌が轟音と共に大地に突き刺さる……だが、それは浅く……巨人の腕力からすれば土に引っ掛かっている程度の物だ)
        (巨人が動く度、そしてその肉体に力が篭る度に泡が黒く濁った汚泥へと変わる速度は早くなり……)
        (そして、巨人は大地に浅く刺さった鉄槌をそのまま力任せに横薙ぎに振るい、サーヴァントとそのマスターを殴り付ける)
        -- 災厄 2010-03-31 (水) 01:05:03
      • (横薙ぎに、地を割り進んでくる鉄塊を前に、身を投げている手前反応が遅れ)…っ、それでも!
        せめて間に合え、アラクネッ!!(物理・魔術を問わず威力を減衰させる蟲の王が吐き出す糸を障壁となし、自分よりもマスターを優先し展開させる。直後、横殴りの衝撃に襲われ宙を舞う。打ち当った腕に嫌な感覚が走り、銃をとりこぼす -- ヴィオーラ 2010-03-31 (水) 01:13:18
      • 万事休すか……っ! い、ぐ!(糸の防壁は間に合った。泡の減衰、さらに宝具の防御とくれば、さしもの一撃とてそこまでの効果はもたらさない。藁を打ちつけた程度の衝撃しか来ない)
        (然し、それにも魔力を使う。魔石ユヴェールは空間に響こうかという不思議な音色で、ぱきんと砕け落ちた。術は崩れて瘴気は虫が集るように侵攻していく)
        はっ、畜生……どういう身体をしてるんだ、一体……。打開す、策が見あたらない……。(意識の縁にしがみついていたが、このまま保とうとここから踏み込むのは不可能と、袋小路に行き詰まる。思考の波はせき止められて、ふつりとあるところを境に黒く落ちていった。急速にブラックアウトしていく視界に、瘴気に満たされるこの場所と似たものを感じる。自分が冒されていくのではないか、という若干の不安が頭を襲った)
        (地面へと吸い込まれるように倒れていく。木の葉じみた頼りない軽い動きで、指示すら送れぬままに) -- ティリアオルド 2010-03-31 (水) 05:52:04
      • (サーヴァントを吹き飛ばし、マスターへと迫る鉄槌は糸の結界に阻まれ止まり)
        (しかし術者が意識を失い、力の源である魔石が砕けた事で輝ける泡は完全に黒き汚泥となり甲冑の隙間から流れる黒き血と混ざり流れ落ちる)
        (黒く濡れた狂気の巨人は糸のこちら側に倒れるサーヴァントに狂気に濁った瞳を向け)
        (再びゆっくりと)(鉄槌を)(振り上げる)
        -- 災厄 2010-03-31 (水) 09:49:58
      • あ"ーーーーーー!っ、くそっ、痛がる暇もありゃしねぇ…!(痛み軋む体を無理やりねじ伏せる。手に残った一丁を何度か振り、弾倉内を入れ替える
        あんまり連発したくはねぇが、今は知るか…!逃げるのが先だ!(もう一度、自らの肉体を書き変える
        (先程までのしなやかさは失われたものの、獣の速さで地を掛け、振り下ろされる鉄槌を逃れ、虎が自分の子をそうする様に主人の体を咥えるとそのまま一直線に駆け、逃げる) -- ヴィオーラ 2010-03-31 (水) 21:42:11
      • 今は……退くだけ。負けはしないから…………ご、覚悟を。(風に揺られて、獣と共に路地を駆ける。目まぐるしく変わっていく景色が朦朧とした瞳から見えた。汚染された景色はまるで悪夢のようで、そこに立つのも憚られる。しかし、それを見るとあきらめられなくなる)
        (目を瞑り、今はただここから離れて時を待つことだけ考える。身体中が魔力を失ってけだるい感覚に包まれていた。風は頬や傷に残る熱を奪い去り、戦いの熱さをどこかへ忘れさせてくれるようだった) -- ティリアオルド 2010-03-31 (水) 23:54:16

黄金暦5月 Edit

【凛とシューター組の会合】 Edit

  • 私の名前リンクが変なところに飛ぶのは後を追ったらわけのわかめな結界的空間で迷子になったという演出なんだけど
    誰かこの意図に気付いてるんだろうか疑問になってきた、設定わかりずらくて面倒なだけじゃねという、ハイここまで何の関係もないメタ話なので無視してください、本題は以下から
    おじゃましまーす、お隣さんだ、いいかこの手に持ってる赤い包みは雪龍館のゴマ団子だ、爆弾でも武器でも罠でもないし毒も入ってないぞ(上がり込みながら -- 2010-03-31 (水) 22:55:05
    • 意図には気づかなかったけど、なんだこれちくしょうめ! どこに行けば正解なんだ! って素で迷子になったワシがおるよ……。あ、これ前回の襲撃の後に気配を追っていったらこうなったとかそういう意味だからメタじゃないよふふふ。
      (何事もなかったことにムーブ*1をすることでなかったことにする)
      ……あのな、お主。(人差し指を自分の額にこんこんと当てる。少しばかり脳の各部が悲鳴を上げている。理由はきっと理解が置いてけぼりになっていること、だろう)
      (一体どの面をひっさげたらこういう行動になるのだか、自分にはよく解らない。少しばかり蜃気楼であったりする可能性を疑った)
      ……座るのならそこに座るんじゃな。(部屋の中央に置いてあるテーブルの、入り口に近い椅子を指差す。自分は石でできた立方体が二つ重なっているところの近くに座る。その二つは以前のものと違い、下の立方体は木箱に置き換えられていた)
      話はそれから。……というかー……話をしに来たのか?
      -- ティリアオルド 2010-03-31 (水) 23:13:53
      • 土産持参で襲撃には来ないだろ、そういうクレイジーなのも嫌いじゃないけどな(椅子に腰かけてお土産オープン、本当にただのゴマ団子だ、包みを開く右手には長い数珠)
        当たる幸い斬りまくるだけが戦争でもないだろ?(部屋の配置、気配を読むのは怠らず、警戒はしてる)
        とりあえず名前が分からなきゃ話すのも不便だろう私は凛、詳しい自己紹介は・・・要らんよな -- 2010-03-31 (水) 23:29:12
      • なに、戦争は戦いが始まる前から始まっているものよ。かたや剣を持つならば、かたやもまた剣を持つ。(こんと三脚台をテーブルに乗せる。立ち上がって水の入ったやかんを掴み、持って来る。真新しく、水面のように輝いている)
        と、いうわけでここに座っておるわけじゃよ。前回の足りない部分を補いはしたが、さらに誰かさんがぶち壊してくれたおかげでまた不完全に拍車がかかってしもうた。(三脚の下にくるくると指を回す。すると、小さなトカゲのような透き通った炎が現れて、やかんを熱し始める)
        ワシはティリア=オルド・ブラックタン。……はぁ、最低限の情報しか伝わってなかろうに。嘆かわしい。別に詳しく知りたいとは思わんがの。(言葉に敵意はない。ただ、若干不躾な奴だという気持ちが含まれている)
        -- ティリアオルド 2010-03-31 (水) 23:42:07
      • ああ、本当なら全部ぶっ壊すつもりでやったからな(さらりとこんなことを言うあたり元から人の迷惑等顧みない性格なのだろうそして持ってきたゴマ団子をさっそく1個喰ってる)
        特に知りたくもないか、同感だなクヒヒッ敵かそれ以外かの区別しか私にも要らない、だがまぁなんで自分が襲われたのか理由くらいは知っておいて損はないだろう -- 2010-03-31 (水) 23:55:23
      • ……まー。中途半端にやるよりか理解はできる。(やかんがしゅんしゅんと音を立てる。沸いた。そばに用意してあったポットに湯を淹れ、ころろと音を立てて色が染み出ていくのを見守る)
        ワシも言ってみれば、そうなんじゃろな。敵を探しておるわけだから。……その敵という判断に至るにあたり、自己紹介なんぞが必要になるわけじゃ。
        お主について、そういうことを聞くと頭が痛くなりそうだからやめておくがの。(奇人変人。印象はそれに固まっており、今すぐ敵かどうか判断するには難しかった)
        なんだね、聞かないほうがいいこともあるというが。例えばああして突然攻撃を仕掛けなければ息ができなくなって死ぬマグロの呪いにかかってるだとか、一定時間攻撃をしないでいると爆発するボムでも仕掛けられているのだとか。それならワシも、ああそうなんだなぁ、と理解して少し攻撃するのが躊躇われたりするかもしれん。(カップを二個用意して、茶を注ぐ。はて、なんの茶葉を入れたのだったか。思い返してジャスミン茶ではなかったかなと思い至る。ゴマ団子とならば、まぁ、合格ラインだろう)
        -- ティリアオルド 2010-04-01 (木) 00:17:32
      • ・・・ああ、今の笑うところか、なるほどお前には氷結魔法の呪いが掛かってるようだな(口の悪さも印象に付け加える凛ちゃんさんだった)
        理由は単純なことだ、さっきも言っただろお隣さんなんだよ、調べればすぐ分かるだろうが・・・私が陣を張る地脈の中にここがある
        私がこの場所を察知したのもそういう理由だ、悪いことに私たちはお互いの領域が開始時点から被っちまってる・・・ -- 2010-04-01 (木) 00:33:12
      • ええい、ワシも言った後でないな、と思ったけどさ……。(ユーモアの理解できん奴、だとか、ここは流すところ、だとか。ぶつぶつ言いつつカップの片方を渡して胡麻団子をとる)
        ……そういうことか。確かに、こういうことが出来る場所なんぞ限られてくるもんじゃしな。(ジャスミン茶を飲む。軽く渋い。心も渋い。お誂え向き、順風満帆、だのと考えていたがそう上手くはいくまいか)
        全く、難儀な……。お隣さんと言う以外にどう形容したもんだか。……で、どうする。土地の奪い合いでもするかね。
        -- ティリアオルド 2010-04-01 (木) 00:44:12
      • ・・・気配を読んで調べたこの戦争に参加してる奴らの数は39(懐からでかい風水盤を引きだし、ズンッと卓上に置いた)
        今までで消えたのは2つ、つまりマスターとその従僕が4人だけだ(右手に提げていた数珠をギリッと握る)
        戦いは序盤も序盤、プロローグが終わったばかり、六十四方二十八宿、辺りそこらじゅう敵だらけだ(ブツリと紐が切れ黒い数珠の玉が散らばる)
        こんな状態で互いに足を引っ張り合ってたら、飢えた狼の群れに肉を投げ込むようなもんだ、違うか? -- 2010-04-01 (木) 00:54:08
      • んー……つまりは、お隣さんらしく協力しましょ、って事か…?(二段ベッドの下段で気配が動き
        まあ…違うのかも知れんけどさ(怠そうに、上半身だけを起こす。表情は苦虫を噛むようなそれで、体は包帯に包まれている
        -- ヴィオーラ 2010-04-01 (木) 01:10:34
      • 東方の羅針盤か。そっちの魔術で使う、こっちで言うホロスコープのようなもんだと聞いたことがある。(胡麻団子を口に含んで、茶を一口含んで飲み下す。頭に糖が回って鐘を鳴らしたように集中力が湧く)
        しかし、39か。ワシはそういうのが得意でないから、多いと思ってはいたが、まさかそれほどとは少しも……。(今まで遭遇したサーヴァントの数を数えてみる。それでも10いくかいかないか、せいぜい関わって四分の一。閉鎖された世間は存外広いようだった)
        そうじゃなあ。蛤と鴫が居るからって争っても仕方のないことじゃし。嘴と身をついばみ合っても傷つくだけじゃの。(とりあえず、自分に攻め込む気もなく、また相手にも現在攻め込む気がないらしく、少し安心する)
        -- ティリアオルド 2010-04-01 (木) 01:11:30
      • そういう事だ漁夫に獲物を与える道理はねぇ(湯気を立てる湯呑を左手を伸ばし取る)
        そっちにしてもその方が都合がいいみたいだしな(包帯巻き巻き状のヴィオーラを見てニヤリ)
        私はただ足を引っ張られなければそれでいい・・・まぁもっとも、私を出し抜こうとして無傷じゃ済まないのはよくわかってるだろう? -- 2010-04-01 (木) 01:27:43
      • ……こいつはァ、仕方のないことなんじゃよ。時期も尚早にあんなのとぶつかった結果がこれ。……とんでもない、出鱈目な奴もうろうろしておる。そんな状態で引っ張り合いなどお主の言うとおり忌むべきじゃの。(胡麻団子を一つつまみあげてヴィオーラの口のほうへパス)
        そうやって出し抜く気なんぞありやせんよ。……それに、そっちにも同じ気じゃろうに。足を引っ張られたくなかったら早々につぶしておけばいい。
        たとえ進んで争う相手でなかったにしろ、朝飯前にさくっと倒せるような相手ならさっさと片付けてしまえば問題は起こらない。(茶を緩慢な動作で飲む。この状況で、落ち着いているわけではないが、動作だけでも気をはやらせないようにしていく)
        -- ティリアオルド 2010-04-01 (木) 01:39:05
      • (投げられた団子を綺麗に口で受け、咀嚼し飲み込む。美味い)…不甲斐ない事だが、助かる部分が大きいな(肩を竦め、言葉を吐息と一緒に吐き出して
        互いに互いを道具扱いな方が健全だろーと思うがな。前出くわしたデカブツはホントヤバい。アイツの所為でこのザマだしよ
        あー…ホント、自分が情けなくなってきた(頭を抱え、凹む
        -- ヴィオーラ 2010-04-01 (木) 01:45:28
      • 厄介な奴め(脅しと挑発を混ぜた言葉にも乗ってこない相手に昏い瞳を歪めて笑った、同時に冷静さひとつ安心した)
        まあ悪い事ばかりでもない、私が地気を整流すれば範囲内にあるここもより優れた霊地になる、本業はそっちの方でな
        ・・・デカブツ・・・もしかして真っ黒い鎧の奴か -- 2010-04-01 (木) 01:51:51
      • お主にゃ負ける。(奇妙奇天烈、かと思いきや思慮の深いところも見せたりする。底が知れない器、そこに満たされたものが果たしてなにかは解らない)
        ほう、そんなことができるのかね。よいことだの、船に帆が揃ったようなもんじゃ。(自分も似たようなことはできるが、こちらはそれこそ本業ではない。どちらかというと、戦うために使う側。乱れた気を正すというなら叶ったりで、動くにも楽になるだろう)
        だがま、そこに嵐が吹き込んじゃどうしようもないんじゃが。そう、その黒い鎧のデカブツじゃよ。夕暮れもとっぷり沈む頃の、どんより伸びた影のようなでかいサーヴァント……。
        -- ティリアオルド 2010-04-01 (木) 02:18:31
  • …正味な話、そちらの旨味が良く見えないんだが。こっちが地の利を得れるのは良い
    そりゃ願ったり叶ったりだ。あの瘴気塗れのサーヴァントにも勝てるかもな。けど…ギブ&テイクにゃ程遠いと思うんだ
    その辺、どうなのか知りたいね
    -- ヴィオーラ 2010-04-01 (木) 02:56:48
  • 私もあいつには借りがあるんでな・・・共通の敵も定まったわけだ(空になった茶碗を卓に置く、風水盤を卓上から拾い上げるとちぎれた数珠玉がこぼれカラカラと転がった)
    ギブ&テイク?(するりと盤を懐にしまうと代わりに取りだしたのは煙管、くるりと回し咥えると噛みつきそうな凶暴な笑みがある)
    勘違いすんな足引っ張られたく無いだけだ、仲間を作る気なんか微塵もないし必要ねぇんだよ(そのままふらりと戸を出る、その時にはすでに凛の姿はどこにもない) -- 2010-04-01 (木) 03:06:57
  • んー…ま、こっちにも益があるなら俺はどうでも良いな。でもそれ言うだけに胡麻団子持って来たのか…律儀なのかどうなのか(姿が消えればそのままベッドに倒れ込み
    ……うう、体が痛い…(丸まって寝た
    -- ヴィオーラ 2010-04-01 (木) 03:24:54
  • 果たしてどうなるかは解らんの。奴と戦うには押し込めるぐらいの物量で攻め込むぐらいしか方法が見当たらん。
    渦潮のごとく巻き込み、竜巻のように動的で……。ま、それはおいおい考えることじゃな。もしかしたら誰かがコロッと倒してくれるかもわからん。(そのコロッと倒せる奴が居るならば、それはそれで問題。しかし現実に起こりがたいであろうことをこれ以上考えるのはやめておいた)
    (風貌に似合わぬ表情。煙管というのもまた不釣合いで、しかしどうにも調和している気もする。揺れねば留まれぬ弥次郎兵衛のようだった。心の奥がしくりと鳴動する)
    じゃあな、なんにせよ、また会おう。(届かないであろうが、言葉を投げかけておいた。目を瞑って一息吸って、染み出すように吐き出して心を整理する)
    ……ま、あのタマが「ああ、仲良くしよう。利害も一致してることだし!」なんてにこやかに言ったら、それこそ怪しい。
    あやつなりの歩み寄りではあったんじゃろうなァ。好意的に受け止めておくにこしたことはない。(複雑な笑みを浮かべる。喜んでいいやらなんなのやら)
    さて、ヴィオーラは傷を治してもらうことに専念してもらうとして……。ワシもワシなりに頑張ってみるか。
    -- ティリアオルド 2010-04-02 (金) 22:09:31

*1 ちょうど平泳ぎするような形で地面と水平に両手を動かし、腰に両手を置く。
新しい世界が出来上がる様をイメージした動きで、これをすることでそれまでの話題やジレンマを問答無用で消し去る効果がある。
出展:金部


Last-modified: 2010-04-02 Fri 23:15:15 JST (5129d)