港・黄金橋 †
- 黄金歴250年2月
- というわけではしにきた! -- アトイ
- はしにきましたー…♪(アトイさんと腕を組みつつぴょこぴょこ) -- クレハ
- (小春日和の午後だった。凪ぎの時間に近づいていることもあって、空に高く綿雲が群れて穏やかだ。
塀の上で野良猫が昼寝をしていて、その下で大きな犬があくびをしている。地面の二人の影も少し傾 いた陽射しをうけて間延びしていた) --
- 海辺の部室へいくいつもの道でもあり、定番デートスポットでもあります。
(クレハと腕を組んで歩きつつ、橋の袂のほうへ向かう。デートではあるがメインストリートのショップが 目当てではないようだ) -- アトイ
- うん、夏には水着を買いに来た事もあったわ……。デートスポットだけど…デートとして来るのは初めて……
(腕を組んで歩く二人の少女。黒の髪と金の髪が楽しげに揺れる。胸も揺れる) (小春日和の午後。肌を撫でる空気は日が傾き始めても心地良く) (進む先をアトイに任せ歩を進める。歩くだけの行為がなんだか楽しくて) -- クレハ
- 私は荷物の納品をしたり営業かけたり、棚卸しを手伝ったりで来たことが多かったですねぇ。
(二者二様の思い出である、だがどちらも楽しげなのに代わりはない) (そうして橋の下に下りていくアトイ、釣りでもするのかと思えば、自分のドラゴンの部分をなにやら くにくにと弄り…) できた!ドラゴンボート! (なにをどうやったか不明だが、竜の形のおもちゃの船になりました) -- アトイ
- その成果が…卒業後に生きるってわけね…?(水着はあそこで買ったのと遠くに見える店を指差す)
(互いに知らない事も多い…が、それを埋め合う様にそれぞれの思い出を語り合う) …どこへ……(通りを離れ人気の少ない橋の下へ。川に近づけば水の香りが強くなって) え…ええ…なにを…そんな風にして…?(飴細工の様に形の変わって行くドラゴンを驚きの視線で見つめ) わー…? スワンボートならぬドラゴンボートね…?(思わず拍手をしてしまう) なんだか不思議……(ドラゴンボートの側まで行くとツンツンと突き感触を確かめて) -- クレハ
- クレハさんが買い物してたお店にも納品したことがあって吹きました。
ふふふ、みためも手触りも完璧に模型ボートです。よくここで、初等部の子達が こうやって、おもちゃの船でレースしたり遊んでるのを見てて、面白そうだなっておもってたんですよ。 いけ!私のドラゴン! (ドッギュゥゥゥゥン!と効果音だしながら川を下るアトイさんのドラゴンボート) -- アトイ
- じゃあ…私が来てた水着は…アトイさんが納品したかもしれないのね……、不思議な縁だわ……
ドラゴンの意識は残ったままなのかしら…?(この子もアトイさんの一部なのよねと) あははっ…アトイさんらしいわ……、でも…こんなところで遊んでいる子達がいるなんて知らなかったわ…… おおっ…? おもちゃの域を越えているわ…どこまで行くのかしら……(てくてくと追いかけてみる) -- クレハ
- (そうして二人揃ってのんびりと追いかけていくと、思いの外早いドラゴンボートと距離が開き…)
しま、しまったぁ!ドラゴンと距離があくと比類なき恐怖感に襲われる設定わすれてたぁ!ひぃぃん! まってぇええ!おいてかないでぇええ! (泣きながらダッシュするハメになったアトイさんである) -- アトイ
- け、結構早いわね……(のんびりから急ぎ足へと変わって行く。それに応じ胸も揺れるので…走り辛く)
アトイさん…そんな設定が…!?って…おいてかないでー…!? (泣きながらドラゴンボートを追うアトイさん、そのアトイさんを必死で追うクレハさんであった) -- クレハ
- (その後下流の方で遊んでいた子供達に捕獲されるドラゴンボート)
(なにこれかっけぇー、ねーちゃんおっぱい大きいな!とかすっかり子供達の興味を引いてしまい しばし、その少年らと遊ぶことになった) 最も強壮にして偉大なる古代龍と神域の記憶を司る神性を母に持つ、我は大海を統べし巨龍! チンケな砲火なぞ痛くもかゆくもないわ人間どもー!ドラゴンブレスー!バリア無効な! (アトイさんがノリノリで模型戦艦隊のドラゴン討伐イベントに付き合ったことは言うまでもない) うむ、川べりの遊びも堪能しました。少々おやつでも食べにいきますか。 (子供らにじゃーなーと手をふりながら) -- アトイ
- こらこら…子供のうちからそんな事言ってるとこのお姉ちゃんみたいに……(アトイさんツンツン)
(苦笑しつつも気付けばいつの間にか始まっている少年達とのごっこ遊び) もうアトイさんったら……あ、そこはドラゴンキラーで攻撃よー…? (はーいと返事する少年たち。バシャバシャと水が跳ね笑い声が飛びつつ、少年達との楽しい時間が流れる)
…はふぅ…こんな形で川遊びを堪能する事になるなんて予想外だったわ…… (微笑みつつハンドタオルで濡れたアトイさんを拭ってやり) ええ…少し小腹もすいてきたし…行きましょう…?(少年達に、またね?と手をふりつつ先を急ぐ) -- クレハ
- (濡れるとしょうしょう風が冷たいですねーとか言いながら、クレハに拭かれるアトイ。まるで姉妹か
親子のようでもあった) はい、じゃあ次はこっちー (そういってクレハの手を引いて路地へと歩くアトイ。少し早足なのは今まで、1人でみていた風景の 中に2人で居られることがうれしいのだろう。そして人の気配が絶えない、にぎやかな裏路地を行く。 そこはまるで、4年間を過ごした洋上都市の飾らない裏庭のような場所だった) -- アトイ
英雄通り †
- 黄金歴250年2月
- (陽がまたすこし夕暮れに近づいたころ、こんどは英雄通りへとたどり着く2人。
表の大きな通りを横切って、オレンジイエローの陽がさす路地を行く。めざすのは近所の人たちが 買い物に使う小さな市場だ) --
- さーて何たべよっかなぁ、ピザとかマリネの屋台もありますが、たこ焼きやたい焼きもあって
キャベツ太郎とかヨっちゃんイカとか駄菓子売ってる露店もあるのです。 (クレハの手を引いて、露天の突き出したヒサシつくる極小のアーケードの下を行く。裏通りにあって そこはとてもにぎやかな場所であった) -- アトイ
- ふわぁ…こっちってこんな風だったのね……
(人ごみの苦手だったクレハ。広い表通りを通る事はあっても奥まで足を踏み入れた事は無くて) (だからアトイと歩みながらもおのぼりさんの様に周囲をきょろきょろ) キャベツ太郎…?(初めてみる菓子の名に小さく驚いて)うーん…おしゃれな料理もいいけど…… こう言う所でしか食べられない…タコ焼きやタイ焼きなんかもいいかも…でも…… (様々な香りを放つ屋台。目も食欲も目移りしてしまい) -- クレハ
- じゃあタコ焼きふたぱっく!普通にタコがはいってるだけの奴のほかに、刻んだ食材がいっぱい入ってるお好み焼きみたいなのとか
ニクとか揚げた魚が入ってるのもありますね。 (生地に練りこんであげた団子のようなものまである。多種多様だ) -- アトイ
- うん、じゃあ…普通のタコ焼きと…変わりだねのを1パックずつ買って…分けっ子しましょう…?
えっと…どれが一番珍しいかしら……(具材の書かれた紙の札を一つ一つ見て) -- クレハ
- いいですねぇ、らぶらぶな感じです!どれがいいかな〜
(見てたら吉岡焼きというメニューがあって吹いた。たい焼きが吉岡さんっぽくなってる奴だった) よし、じゃあたこ焼き8個パックと、ランダム適当入りとかいう奴にしましょう。何がはいってるかわかんない。 (2人分のを買うと広場の脇のベンチへと) -- アトイ
- 食べさせっこもしましょう…♪(ラブラブという言葉に嬉し恥ずかしくて照れた笑み)
ぷふっ…!?…もう観光地の有名人的な存在なのね……(アトイと顔を見わせれば笑いあって) あ、ランダム…私達らしくていいわね…それで行きましょう…… (お店のおっちゃんに仲がいいねぇ?なんて冷やかされつつたこ焼き購入) (広場脇のテーブル。見上げれば遠くにオレンジイエローに染まり始めた大鐘楼が見え) 面白い人だったわね……、まずは普通のから食べましょうか…? -- クレハ
- はい、では私にあーんってしてください!是非に (鰹節がまだおどってるたこ焼きをズズイとクレハに差し出しつつ) -- アトイ
- ふふっ…アトイさんはせっかちさんね…?(手にもったタコ焼きをふーふーしながら微笑んで)
…はい、中はまだ熱いと思うから気をつけてね…あーん…?(冷やしていたタコ焼きをアトイの方へと差し出して) -- クレハ
- いただきまーす! (やっぱり手ごとがぶぅ、これは完全に癖だ)
はふはふ、寒い中であたたかいたこ焼きが…んっこのタコいい味かましてんな! (もぐもぐ) はい、それではクレハさんもどうぞーあーん…♥ -- アトイ
- あ…ふふっ…爪楊枝まで食べないようにね…?(にっこり微笑むとがぶぅされた手をぺろっと舐めて)
(はふはふとタコ焼きを食べるアトイを楽しげに見守る。それだけでもう幸せな気分になれ) うん、あーん…あむっ(アトイさんを真似てタコ焼きと一緒にアトイさんの手を甘噛み) はむはむ…アトイさん風味ね…♥ はふはふ……(でも少しタコ焼きが熱かった様だ) -- クレハ
- 食べられてしまいました、えへえへ。 (まぁこのだらしない笑顔である。のろけやがって)
こういうの楽しいですねぇ、ココで生まれて育った子供達にはこれが日常で、世界そのものなのでしょう。 (そういいながら、変り種たこ焼きもたべる、魚の身と野菜の具沢山だった) あふっあふ、あつつ…んっ…ふぅぅ〜〜。クレハさんが生まれて育った場所って、どんなところだったですか? -- アトイ
- アトイさん…美味しい…♥(のろけるアトイにさらにのろけ返す。 他の客達が手をパタパタしていますが気にしない)
恋人してるって感じよね……、ん、小さな島の日常だけど…ここの子供達にとっては大きな世界なのね…… (話しながらクレハも一個。口から黄色糸がうにょーんと伸びる、チーズたこ焼きだった) はふはふ…ん…? はふっ…私の故郷……(口の中で冷やしながら味わうとゆっくり飲み込んで) この間行った北国に少し似てるかしら…でも、華やかさはない…静かな漁港…… 海が凄く蒼いの…空気が澄んだ日だと空と海の境界が曖昧になるくらいに…… -- クレハ
- 水平線に溶け込む空と海ですか、いいですねぇ、うむ、ぜひとも行きましょう。春休みの間に!
そこはやっぱりクレハさんの生まれ育った町とか家もあるのでしょうか?私にはそういう場所がないのでとても興味津々ですよお! -- アトイ
- その蒼き海に暮らす人魚の一族だから…私は「ブルーウォーター」なの……
行きましょう…陸の家だけでなく…海中の家も見せたいし……(お母様の生家ね…?と付け加え) きっとアトイさんも気に居ると思うわ…あーん…?(ほわほわと笑いながらまたタコ焼きを差し出して) -- クレハ
- おまかせくださいアトイさんはオール地形適正がSです! (あーんっとたこ焼きたべるドラゴン部分)
んふふぅ、北の海だからきっとカニとか海栗とか美味しいんでしょうね、楽しみ楽しみ (食べながら喋ることも出来る便利な奴である) あ、喉渇きません?麦茶もってきました、シュレディンガーの麦茶ですが。 -- アトイ
- あ…? ふふっ……(たこ焼きをはふはふするドラゴンが可愛くてなでなでのおまけ)
ん、魚介類や…他には身体を温めるための蒸留酒も有名ね……(多分良質のウォッカ等もある) 丁度…タコ焼きが熱くて…今回はどんな味かしら……(麦茶頂く。秒数奇数で普通の麦茶。偶数でキスの味がしてクレハさん赤くなる) -- クレハ
- めんつゆだった。なんで私が飲むと高確率でめんつゆですかねぇ… (飲むけどさ)
おや、クレハさん顔が赤いですよ?たこ焼き熱かったですか? (息がかかりそうなくらい、顔をくっつけるアトイさん) -- アトイ
- あ…?…ふわぁ……(どこかで感じた不思議な味と香り…それはアトイとのキスの味で)
(アトイとのキスを思い出せば頬が朱に染まり、ふわふわとした表情を浮かべる…が) ……え…わ、わぁ…? なんでもない…なんでもないわ…? (声に我に変えれば、間近にあるアトイの顔に驚き思わず手をパタパタ) -- クレハ
- んふふふ (ちょうニヤニヤしてる。そうだねアトイさんはナチュラルに人の思考読める存在だもんね)
クレハさん、もうじき陽も暮れます。最後に、行きましょうか (そういうアトイは夕暮れの色の濃くなってきた空を指差していた) -- アトイ
- …うー……(ニヤニヤ顔にさらに真っ赤になる)だって…だって……(少し拗ねて)
え…?もうこんな時間なのね…… (空は夕暮れの色に染まり、出店の店主達も夜の準備を始めているのが見えて) 行くって…どこへ……、あ…うん…♪(アトイの指差す先、夕暮れの空を見上げれば、こくりと頷いた) -- クレハ
- では、そのようにしますね。
(アトイのドラゴンが翼を広げると、連なる露店市場の上に大きな影が落ちた。2人を背に 乗せるのに十分な大きさになったドラゴンはふわり、とそよ風だけを残して静かに夕暮れの空へ 登っていく) 観覧車や展望台よりも最高の眺めなのです。さ、落ちないようにしっかりつかまって。 (そういって、アトイはクレハへ手を差し伸べた) -- アトイ
- うん、よろしくね…ふわぁ…?
(アトイの半身たる小竜が「竜」へと変わる。その不思議な光景に人々はただ呆然とするばかりで) (そして竜は空へと舞い上がる。街の灯を身に浴び竜が舞いあがる。それはお伽噺の様な光景で) 空から見る学園ってどんななのかしら…ん、はい…♥ (差し出すアトイの手を強く握る。それは竜騎士と姫の様でもあり) (そして二人を乗せた竜はさらに天高く舞い上がった) -- クレハ
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