名簿/498221
- (ぶるぶる震えつつミルクを口にする) -- 吉岡さん
- (罰ゲーム!なんて言い出すのも有りかも。急にドン、と机を叩いて怯える姿を眺めるのも・・・などと考えながら吉岡さんを押し黙ったまま半ば睨むように凝視している) -- コオリ
- (傍らには空になった200ml牛乳瓶が15本、既に3リッターもの牛乳を飲んでいる)
おぶ…(苦しい、限界は近い、それでもなお…牛乳を口にする) -- 吉岡さん
- (あれ、これ言い出すまでも無く罰ゲーム?)
(限界に近い吉岡さんの姿を眺めていると一つ。一つ湧き上がるものがある)・・・ばれ(それは聞き取れない程小さな声で) -- コオリ
- (不意にマーメイドイヤーに届くがんばれ吉岡さん!あと一息!の空耳エール、燃える瞳は原子の炎!瓶の中身を飲み干す)ぷはーっ!
うっぷ…(17本目の蓋を開け、また口にし始める) -- 吉岡さん
- がっ、がんばれ!(空耳などでは無かった。名も知らぬ少女がただ牛乳を飲んでいるだけ)
(けれど人が限界に挑戦する姿には興味をそそられるものが有る。もっとも自分以外ならだが) -- コオリ
- (痛みを感じることの無い異能だが、圧迫感や飲みすぎによる苦しみはあるようで)
タンッ(17本、18本、19本…コオリのエールに触発されたように一気に飲み干していく)は、はふー、はふー(まるで妊婦のように膨れ上がった腹、限界は既に見えていた) (ラスト20本目の蓋を開けるが口元に持っていく事すら出来ない)ふぅー、ふぅー、クワッ!(呼吸を整え、一気に口へ!) う゛っ!(口が突如パンパンに膨らむ) -- 吉岡さん
- (無責任に煽りつつ、吉岡さんの挑戦なのか自棄なのかも定かで無いような姿を観察していたのだが)
がん・・・(今度は聞き取れない、では無くそこで止まった。吉岡さんの様子に危険を感じ即座に行動を起こす) (二択であった。逃げるか、もう一つは・・・あろう事かコオリは吉岡さんの手に手を添え、瓶を吉岡さんの口に押し込もうと) -- コオリ
- (理由は無い、ただフードファイトを見た影響でチャレンジをし始めたのは吉岡さんなりの行動理由に十分なりえるのだ)
(既に限界を超えていたのか、決壊するその刹那…牛乳瓶と共に口の中に内包された牛乳が押し込まれる事で胃の門が開き、牛乳を更なる奥へと全て受け入れたのだ!) ふ、ふぅー…4リットル…達成(どさりと横たわる、おなかが重くて動けない) -- 吉岡さん
- (戦いは終わった。たった一人の観衆では有ったがしっかりと見届ける事が出来たと思う。意識などしなくともつい拍手を送ってしまう)
(だが、それでも。と言うより戦いが終わったからこそ・・・いつ大惨事が起きてもおかしくない、その勇者に近付く事は出来なかった) (挑戦する者としない者、その距離が今の距離なのかもしれない。それでも)その…大丈夫、お腹?(心配するぐらいならば。何より、面白そうなやつだ、とも) -- コオリ
- (散らばる牛乳瓶の数は19、1本は…胃の中だ、そしてそれが蓋をしている間は多分大丈夫だろう)
(人ならば死に至る可能性のあるそんな状況でも、吉岡さんは死ななかった) ぐふぅ…だ、大丈夫大丈夫、吉岡さんこれくらいへいっちゃらだから、13キロぐらい食べられないと優勝できないから… でもちょっと動けないかな、吉岡さん今動いたら爆発するよ -- 吉岡さん
- 優勝・・・?(そんな面白そうな大会の話なんて有ったかな、と早速思考が逸れ初めていたのだが)
(不意に何か。そう、何か・・・とても魅力的な言葉を聞いた気がした) (吉岡さんに伸ばし掛けた手を慌てて止め)爆発って・・・どんな感じに? -- コオリ
- (世界大会、それは1キロのパスタを平らげ、2キロのフライドチキンを骨までしゃぶり、3キロのケーキを堪能し、4キロのロコモコを食し、5キロの中華を最も多く食べたものが優勝となる)
(お腹が大きくてその様子が見えず気付いていない)うーんそうだね、きっと世間一般で言われているゲロ塗れになるような感じかな、ミルクと胃液だけだけど -- 吉岡さん
- (あぁ、何だ吐くだけで例えだったのか…と内心ガッカリしつつ、だからこそ手を引けた)
えっ、と・・・吉岡さん、だっけ?(人の事を言えた身では無いが変わった面白そうな子)何か、私に手伝える事は有るかしら?(知り合いになっておければ暫く退屈がつぶせるかな、とも) -- コオリ
- (果たしてそれは口から出るだけなのか、おなかをぶち割って出てくるのかは定かではない)
今は消化を手伝ってほしいな、吉岡さんのおなかはまだ若干の余裕があるくらいしかないよ(みるみる凹んでいくおなか、それでもまだ妊婦のようにも見えて) -- 吉岡さん
- (その意識の差は今日も、今後も。埋まらない方がきっと幸せだろう)
消化を手伝え、って言われても(どうしたものかと思いつつも、先ほどよりは大分余裕が有るように見える吉岡さんに近付き屈む。見れば見るほどあの量の牛乳が入るとは思えない体型だな・・・なんて早速あさっての方向へ) -- コオリ
- (消化がひと段落したのか起き上がる)ふう助かった…手伝ってくれたおかげで吉岡さんの消化も間に合ったよ
お礼に何かあげようか、うろこがいいかな、それとも牛乳瓶がいいかな(よく見れば飲み込んだはずの牛乳瓶も消化完了している) -- 吉岡さん
- (間に合わなかったらどうなったんだろう・・・なんて早速妄想しながらも)煽った手前、無事で安心したわ(何を手伝ったのかはついぞ分からなかったけれど)
お礼って言われても、私は見てただけだし?(頑張ってたのはあなたでしょ?とも) -- コオリ
- 消化を手伝ってくれたんじゃないの?吉岡さんこんなに消化できるなんてびっくりしたよ、あと4リットルは行けるね
でもいらないならちゃんと瓶は回収しないとね、ポイ捨てはよく無いのは吉岡さんでも分かるよ(ビン・カンと書かれたボックスに放り込む) -- 吉岡さん
- ・・・そういえば私がつけるのは分かるけれど、何で自分でもさん付けなの?(とどうでも良い所が気になる性質)
そのゴミを出したのは吉岡さんだけどね・・・(でも良いもの見せて貰ったし。なんて言いながら屈んだついでに瓶を捨てて) -- コオリ
- それは吉岡さんが吉岡さんだからだよ、もし吉岡さんが吉岡じゃ吉岡さんじゃなくなってしまうものね
(ガシャンパリンガシャンパリン、全部綺麗に片付いて)これでよし、それじゃ吉岡さんはオムライスを食べに行ってくるね(器用にビタンビタン飛び跳ねていく) -- 吉岡さん
- つまり正確には吉岡さんさん・・・ん、あぁ気をつけってまだ飲食するつもりなのね(呆れたような視線を向けつつ、去っていく吉岡さんを見送った) -- コオリ
|