名簿/484236
- 郵便デース※音が鳴ります -- 記者
- 黄金暦 225年 11月────4万を超す大軍を率いる大爛帝国の前にウラスエダール連邦は進退窮まり、ついに全面降伏を決断した。
勿論、連合国側としては北方の情勢が大きく不利になるこの出来事は看過できるものではなかった。そして調印式が来月と迫る中、連合国はある「秘策」を講じる・・・・・・ ウラスエダール連邦領を帝国に渡してはならない。たとえ、どんな手を使ってでも────
彼女は今、ある密命を抱えてウラスエダールに向かった。「人間」には到底為しえない策・・・・・・いや、「暴挙」・「冒涜」と呼ばれる類の愚劣極まりない手段。 これまで散々に損害を被ってきたドラゴンによる竜害────それを人為的に引き起こし、帝国を襲わせようというのだ。 帝国の連中もアランドロス四世のホワイトドラゴンによる圧倒的暴力、恐怖は身に沁みているだろう・・・効果的であるのは間違いない。 しかし、あまりにも荒唐無稽・・・・・・そして危険極まりない任務である。 -- エルサ
- 「・・・・・・最早、任務などという人間染みた行動ではない、な。痛快な御伽噺の一節か、それとも皆の教訓となる愚者の末路、か」
ドラゴンに遭う事は、即ち死を意味する。常人はその恐怖に耐え切れず、さりとて物狂いでは酔いしれて破滅に向かいまともに任務はこなせまい。 そこで・・・・・・こういう「ひとでなし」の出番が来るという訳だ。死を恐れず、また死しても大勢に影響はない。精々便利なコマが減るという程度だろう。 自分だけならドラゴンから何とか離脱する事は可能だろうとは思うが・・・・・・実際に対峙した事がないので、何とも言えない所だ -- エルサ
- 流石に今回は単独に任務に就いている訳ではなく・・・・・・同じく判断能力はありながらも恐怖心が欠落したかのような連中が集まっている。
研究の為に全てを擲った学者、依頼を遂行するマシンの様な「シノビ」、さらに世捨て人のはぐれ道士・・・・・・分隊程度の人数だが、これ以上では逆に卵に辿り着く前に気取られかねないだろう。
「・・・・・・ドラゴンの巣が近いですね、急ぎましょう。親が離れている内に攫ってしまわなければ、私達が灰塵に帰してしまいます」 学者先生がそう話した。フィールドワーク専門だけあって動きは軽い・・・ドラゴンの習性についても色々話している。 「親ドラゴンは卵を産んだあと一日二回、決まった時間に餌を取りに行く習性があります・・・その隙を狙うのです。ドラゴンはその強大さゆえに天敵と呼べるものがなく、卵から離れる事に関しては比較的頓着しません」 -- エルサ
- ヨルゲン師!ヨルゲン・ステイカー師は居るか!(工房の前。フル装備の騎士が、乗馬の上呼びかける)
(戦場で幾度となく共闘したエルサ・グレヴィリウス。その調整師である男相手に、騎士の話題が出たことはあっただろうか?) -- レーヴェンフック
- でっけェ声出すな!!聞こえとるわい・・・・・・(頭を掻きつつノソノソと奥から出てくる)
あー?誰かと思やぁ公領軍の騎士サマじゃねーか、どうしたい?とうとうそのオンボロ鎧が寿命になったかァ?(軽口を叩きつつニヤケ笑い) (男は研究関係で色々と出入りする身でもあるので、軍の人間もそれなりに見知ってはいるようだ) -- ヨルゲン
- ぐわぁぁ?!(大声に馬上でぐらんぐらん来る騎士)
(気を取り直して)儂の鎧に不備など無いわ!…いや、先日雪山で凍りついたのではあるな 不備は少しだけあるぞ だが今回の用件は儂の鎧についてではない(軽やかに馬から降りると) グレヴィリウス卿について…儂としても、思うところがあるのだ (先日、狂った神殿騎士軍を目の当たりにし、攻撃まで受けたのだ。直前に道を別れ、居合わせなかったとは言え…心配ではある) -- レーヴェンフック
- そーかい、スクラップになりそうになったら俺んトコに来な。ちったぁイロつけて引き取ってやるぜ?(ケラケラと笑い)
・・・・・・あァ?エルサの奴が何かやらかしやがったか?ま、軍事行動に関しちゃ俺ァ関知してねーがな。 とりあえず俺としちゃ、何ヶ月もの長期の遠征はご遠慮願いてーな。労働力は減るわメンテはダルイわでロクな事がねェ。(ヤレヤレといった態で肩を竦める) -- ヨルゲン
- 神国からの追撃、どうやら儂にも及ぶのだ。公国内と言えど、安心はできぬ…と、伝えておいてくれまいか
(神殿騎士らとの因縁については知らないが。仲が良い、というわけでは無いだろう。) (その神殿騎士に、統一王朝の騎士がエルサと同じく敵と看做されたらしき事はここ数カ月で判明したことだ) …行軍に付いては行かぬのか?(素朴な疑問である。この土地を離れられない―「用事」については、知っているのか居ないのか) -- レーヴェンフック
- 何でェ、ご用事ってなァその事かい! 心配しなくとも、あいつは神国のボンクラ技師どもの造ったガラクタ程度にゃ殺られやしねーよ。
(アルメナのキメラ技術は、全て貴族に支配・統括されている。つまり・・・技師たちは全て彼らの意向に沿った行動しか取れないのだ。自由闊達な研究の無い場所はやがて停滞し、迷走する・・・それを、身をもって知っている) ・・・・・・アイツの敵は、そういうんじゃねェのさ。(聞こえないほどの声で、ぼそりと呟く) 俺が軍事行動に付いてける様に見えッか?そもそも従軍しながらどうこう出来る様な代物を扱っちゃねーんだ俺ァ。大型魔導炉から何からまるまる一式持ち運んでくれるってンなら話は別だがな。 -- ヨルゲン
- ヨルゲン師がそう云うのであれば、儂は納得しよう
…?(言葉の意味は、わからないなりに 疑問の棘は残り、しかし聞くことはしなかった)
ゴーレムの手配ならば公国に任せ…うむ、炉と基盤になる土壌自体の移送であるか しかし機動力という点では…ンン?では拠点自体を動かせば…?(何やらぶつぶつと 貴方の発言が変なスイッチを入れてしまったらしい) 師よ!貴重なアイデアを頂いたぞ!魔導工房兼移動城塞、早速上に掛けあってこよう! -- レーヴェンフック
- ヘッ、アイツはこの俺が直接手ェ入れてンだぜ?その気になりゃ一個中隊くらい一人で潰せらァな。(後の事を考えなきゃ、だが)
・・・・・・それ、戦争の役に立つのかァ? そう簡単に実現できりゃ良いがな・・・せいぜい頑張ってくれや。(半ば呆れ顔で言いつつ) -- ヨルゲン
- ガハハ!運用においても独創的な結果を見せてこその新兵器!
ハイ・ヨー!では失礼いたす! (再び馬に跨ると、急いで駆けていった…) (なお、今まさに秘密兵器の仕上げにかかりっきりであった公国技術部に騎士の提案は普通に却下されることとなるのだがそれはまた別の話。) -- レーヴェンフック
- 黄金暦 224年 11月────ゼナン要塞での攻防にて神国の焦土作戦で痛み分けに持ち込んだことにより、南部戦線は停滞した。一方の北方戦線も竜害が依然として猛威を振るい、双方抑えの兵を置くだけの状態となった。
現在は各所で斥候・工作兵同士の探り合いがある程度で、中央戦線も小康状態となっている・・・・・・ あの帝国軍の将校・・・・・・ソラン、と言ったか。彼奴の撤退はやはり、ゼナン要塞の神聖騎士団急襲の報を知っての不本意なるものであった 今暫くは軍備の再編に追われ、攻めて来る事は無かろう。・・・・・・だが、あの冷静な判断力・用兵術から、後々脅威となる存在であるのは間違いない アルメナは大打撃を受けた。ウラスエダールやバルバランド、そしてスリュヘイムは寡兵ゆえそう頼りにはならぬ。西ローディア本体も五体満足とはいくまい・・・ となれば、どうするのか・・・・・・ふふッ、私が考えた所で詮無き事ではあるが、な。 -- エルサ
- 黄金暦 224年 7月────バルトリア会戦の混乱から数ヶ月、本土からの増援が到着したことにより帝国軍は再び進軍を開始し北方戦線と南方戦線を突破した
北方戦線は竜害の影響で双方進軍が滞ったが、ここ南方の神国では本土決戦の様相を呈することとなる・・・ 埒が明かず土地の貧しい北方戦線よりも、状況を打開できれば見返りが大きい南方を狙う───実に帝国らしい合理的な作戦である さらに地理的にもトラバを領している帝国軍が圧倒的に有利だが、アルメナには虎の子の神聖騎士団が存在しているため状況は五分といえる
公領との協約によりアルメナに係わる任務は回避する・・・となっているが、ゼナンが突破されればスリュヘイムも目と鼻の先となるため、軍としては加勢を要請していた
様々な条件も加味して、直接アルメナに力を貸すような行動はせず、あくまで連合国軍としてゼナン攻防戦に参加する・・・という事になる (先日のカルロの様に、いつ神国軍に寝首を掻かれるか分からない・・・しかし、止むを得ない、か) -- エルサ
- (ゼナン前線の何処か。そこで再び見える)
ふん……裏切り者でもやはり国は恋しいか? まぁいい。いずれにせよ今は味方だ。人目も多い、この場でどうこうするつもりはない……せいぜい、我等が神のために身を粉にして働いてくれ もし、武器の補給等受けたいのならウチの陣幕にまで顔を出すといい。『神殿騎士』に相応しい武器をくれてやる ……そして、理解するといい。お前の帰るべき場所、戻るべき場所がどこであるかをな……くくく、ははははは! (高笑いを残し、再び前線へと戻って行った) -- カルロ
- ───その日、魔導技師の工房には、醜男の悪態に満ちていた。
・・・・・・ったく、何をすりゃあ此処まで身体を使い潰せるんだか知れやしねぇ、何考えてんだテメーは! 戦傷こそ無ぇがオーバーワークで全身の筋肉がズタズタ、おまけに「術式」の期限ギリギリまでほっつき歩いてやがって・・・あと三日も放っときゃ食べ頃のミンチに早変わりだ! オイ分かってんのかテメーコラ呑気な顔して寝やがってバカヤローがナメてんじゃねーぞ───・・・・・・
(そうは言いつつも、テキパキと肉体のメンテナンスをこなしてゆく。新技術を盛り込み耐久性を上昇させたり、無駄を省き力のロスを減らしたり。そして、少しでも長く生を全う出来る様に) -- ヨルゲン
- (黄金暦224年4月某日───バルトリア平原・南部戦線)
連合軍は敗走を重ね、帝国軍は疲弊しながらも敵の喉下に刃を突きつける 一方、彼女は情勢悪化の報を聞きつつ、補給路の寸断と小数部隊の始末を粛々と続けていた・・・・・・
(多少の防備は敷いてあったが、所詮は「一応」の処置に過ぎない。その程度の警戒ならば、むしろしない方が犠牲が少なくて済んだ・・・やも知れぬな) (発見した輜重隊は悉く殲滅、中継地の破却も十数ヶ所は行った。そろそろ影響が出る頃合ではあると思うが・・・さて) ────そう思案している所に丁度、伝令の影が到着した
「最終ラインの守備に当たっていたレーヴェンフック隊、苦戦中。このままでは、王都ローランシアまで守り切れぬかと・・・」 「・・・・・・して、私にどうせよ、と?」 「直ちに最前線へ参陣して頂き、共に守護に当たるように、と────」 「戦の矢面に立つ事は、公領との合意の内に入ってはおらぬ。・・・されど、卿を見殺しにするも心苦しい。・・・・・・まずは、この眼で情勢をしかと窺うとしよう」
───────バルトリア平原、最前線へ -- エルサ
- (黄金暦224年3月某日───バルトリア平原・南部戦線)
電撃的に雌雄を決さんとする帝国軍と、何とか押し止め軍備が整う時間を稼ごうとする連合軍。数では連合国側が勝るものの、士気・練度には大きな差があった また帝国には、西側では馴染みのない蟲術や飛術による策など特殊な戦闘技能を持つものも多く、まともに戦えば敗北の可能性も仄見える情勢である・・・
彼女は激戦区である中央部ではなく、南部戦線にその身を置いていた。怪しい動きを未然に察知する斥候の役目と同時に、手薄な敵陣営・砦の破却や、分隊・小隊規模の部隊の抹殺を任務とするためだ そのために、今回は珍しく精鋭の暗殺者10名ほどとのチームを組んでいる。・・・一人でも可能ではあるが、より短時間で事を為すには、了承するより他なかった
「・・・・・・・・・・・・抜かるな」 影どもは静かに頷き、そして消えた。 -- エルサ
- (敵は東ローディアを潰した余勢を駆って王都ローランシアを叩き、連合の瓦解を持って勝負をつける肚・・・か。)
(それはそれで有効な策ではある・・・・・・しかし、足元を固める間もなく戦い続ける事は、それ自体が大きなリスクとなる。理解はしているだろうが、その不利には目を瞑っているだけだ) (ならば、そこに付け入らぬ手はない。正規軍とは呼べぬものだからこそ、「ひとでなし」だからこそ、出来る事がある) 亡国ながら卑しくも首都であったゾドと、水利に恵まれた貿易都市トラバ。ここを拠点とした補給線こそが帝国の命綱である事は明白である また、連合国が守備に手一杯であり小細工を弄する余裕が無いと思われていること、帝国側も一気呵成の攻めにて防備が薄くならざるを得ないこと・・・付け入る隙は、十分だった -- エルサ
- さらに、滅ぼされた国の生産能力がすぐに回復する訳はない。本来ならば半年・・・いや一年は民衆の慰撫と都市の機能回復に費やすべきところである
そこを敢えて進軍に充てるとするならば、生産能力を超える物資・兵糧を極限まで徴収する事になる 先の戦争によって現在は東ローディアの民も恐怖と不安の念に駆られ怯えて蹲っているだろうが、いずれ不満と憤りを生み体制の障害となるは必定と言えた・・・
「・・・・・・これも戦争、か」 朱に塗れ、焼け落ちていく補給中継地と輜重隊を一瞥し、再び闇へと溶けていった・・・ -- エルサ
- 黄金暦 224年 2月────大爛帝国の進軍は留まらず、戦勢に乗り西ローディアを襲撃する模様。東西戦争の本格化は尚早に訪れた・・・・・・
(先日の会議で連合軍の結成が決まったものの、具体的な内容はまだ詰められていないだろう。その辺りを見越した帝国の先制攻撃、という訳か。) (「鼠」を取り逃がした清掃員がいたのは明白だが、それ自体は自分にとってどうでもいい事ではある) ・・・・・・そして例によって、別の封書が忍ばされているのに気付く。
先日ノ貴殿ノ働キ、真ニ重畳ナリ。物資ノ安定供給・水利権ノ拡大ハ承リシ候。 此度ハ、連合国軍ニオケル公領軍ノ「独立遊撃隊」トシテ参陣サレタシ・・・・・・
(基本的に、いつもとやる事は変わらない。敵軍の「穴」を見つけ、撹乱や奇襲を行う・・・・・・戦場の怪異として、敵軍に動揺と恐怖を齎す為に) -- エルサ
- 黄金暦 223年 12月────神聖ローディア共和国首都、 " ゾド "陥落・・・・・・西方各国首脳は緊急会議を開き、大爛帝国への対策を協議する方針・・・・・・
東ローディアは呆気無く黄昏の刻を迎えた。そして帝国は、西方への侵略をさらに押し進めてくるだろう。 これまでは対岸の火事だったが、今後はそうはいかない───・・・そう思っていたところに、もう一通の書状が眼に入る。
貴殿ニ、密命ヲ任ズル。ローディア連合王国王都 " ローランシア " ニテ開催サル「統一連合会議」ニオイテ、「鼠」ノ駆除ヲ担当サレタシ・・・
(下手に動けぬご立派な諸国に代わり、汚れ役を引き受け恩を売る・・・それがスリュヘイムの国際的な処世術のひとつでもあるのだ。) (・・・・・・仕事はこなすのみ。それよりも、都に赴く事によって見聞を広めたり、おいしいものを食べたり出来るかな・・・という期待感で、少しワクワクしているのだった) -- エルサ
- 黄金暦 223年 6月──── 大爛帝国が神聖ローディア共和国に宣戦布告 西の列強諸国は静観の姿勢・・・
(もたらされた通知にひとしきり目を通す・・・・・・戦が始まったと言う事は、公領も少なからず影響を受けるという事だ。個人としては兵糧確保のために食料の貿易が滞る事を懸念している) --
- (湾岸都市、市場へと向かう少し狭い住宅街の路地裏…その道中に壁に背を預け、座りながら巻物…この一帯の情報を掲載しているいわば新聞を読んでいる者が居た。それだけならば視線が移る理由もないだろうが、奇妙な事にその隣に巨大な大剣が立てかけてあって、戦を生業とする者だというのが見て取れる)
………(建物の影になって昼間でも薄暗く、人通りが少ないもののその傭兵然とした者はこれといってあなたに関心を抱いていないように見える) //いきなり来てしまいましたが、そちらから話しかける理由がないかもしれないので通り過ぎようとする所から始めてもだいじょうぶです -- ヴィクトリア
- ・・んー・・・・・・・・・・おいしい・・・・・・。(先ほど購った異国の菓子をつまみつつ歩く。余人が見ればただの無表情だが、実際には感激のあまり放心しているのである)
(しかし、戦争の匂いが日増しに強くなっている・・・・・・先日はローディアの方で小競り合いが起きたとも聞いた。街にも傭兵が増えて緊張感が増している・・・) (道すがらに女性の傭兵を見つけた。かなり大振りの剣を携えている・・・・・・体格も私より大きい。最も、普通の人間ならばそれくらいはないと扱えないのだろう) -- エルサ
- (エルサがその横を通り過ぎ去ろうとした、その時…大剣が独りでに倒れてきた。地面に当たると重量のある音が響き、ついでに石畳が少し割れたのが見える。結果、大剣が通せんぼする形になった)
………(その音でようやく新聞紙から目を離した傭兵然とした者は、地面を割った大剣を見て…続いてその横に居たエルサを見上げた) -- ヴィクトリア
- ・・・・・・危ない、気をつけて。(そう言うと、片手でひょいと大剣を持ち上げ、倒れないようにサクッと石畳に突き刺した。まるで砂場に棒切れを立てるように)
(そして再び菓子を食べ始め、その場をあとにしようとする) -- エルサ
- ……(大剣を持ち上げた時、視線が強まった。地面にそれが突き刺さって、立ち去ろうとしたエルサに向けて声をかけた)
………お前、アルメナの者だろう(片手の内にこの巨大な大剣を持ち上げた、その行為に対する問いを投げかけた) -- ヴィクトリア
- ・・・それを聞いて、どうする?(表情はまるで変わらないが、女への視線は「敵」と見なすものへと変わる)
(いざともなれば、誰とも出会わなかった・・・「目の前の人物は存在しなかった」ことにしてしまう選択を考える) -- エルサ
- ……(立ち上がって突き刺さった大剣越しに視線を交錯させる)
この剣を軽々しく扱う者は少ない。ただ、それだけの事を確認する為だ(険しい表情のまま返答を待つ) -- ヴィクトリア
- ・・・・・・・・・・・・そう。(殺気はない・・・不埒な策を弄しているようにも見えない。ただ無思慮に出た言葉・・・か)
・・・無闇に素性を探る者は、どうなろうと文句は言えない・・・・・・それが、この街の掟・・・だから。 (多人種、多種族が入り乱れるこの国には、食い詰めた流れ者や出身地を追われた者、重犯罪人などが数多く居付いており、無用な詮索は被害を招くだけだと言える。そこから自然とそういう不文律が出来ていったようだ) -- エルサ
- そうか、それは知らなかったな(悪びれもせずそう言って大剣を抜く。片手でそれを背中の鞘に差し戻すと、背を向けた)
………ではな、『これ』が通せんぼしたようで悪かった(右手の人差し指で一瞬、大剣を差す。しかし、もう顔を向ける事はなく、エルサとは反対の方向に歩み出した) -- ヴィクトリア
- ・・・・・・・・・・・・。(私がアルメナから脱してもうすぐ1年が経つ。今さら追手が掛かるとは考えにくい・・・けど、用心に越した事はない)
(そう思いながらも、何か言い知れぬ不安に駆られ、その場を後にした・・・・・・お菓子を食べながら) -- エルサ
- (時折、神国でよくみかける風貌をした者達がこの近辺を訪ねてくることがある)
(ゴーレム技術や、スリュヘイム特有の魔導製鉄の技術を盗むためだ) (無論、化学や物理学に関して無知にも等しい彼らにはそれらの片鱗すら奪う事はかなわないが……それでも何度もやってくる。この家の魔導技師に大枚を積み、頼みにくることもままある) (神国内にいる、何者かの命令によるものだが、十中八九汚い政争の道具に使うことが目的だ) -- 神国の手の者
- この辺に漁りに来る奴らも最近増えてやがんなァ・・・・・てめーらに教えることなんざ何もねーよ、失せろ失せろ。(蝿を払うような手つきで)
もっとも、見て覚えられるような安い仕事してるつもりはねェがな。(ニヤニヤと笑いつつ) -- ヨルゲン?
- こんな時期に魔導砲調整の召集だと?・・・こいつぁ、近々デケぇ戦があるな・・・・・・
(薄汚い小男が舌打ち混じりにそう零した。戦によって得する事はあれど、それ以上の損害が出るのは明白であるためだ) またぞろ食いモンの入りが滞っちまうのかねェ・・・・・・あぁやなこった! --
- ただいま・・・・・・どうした、主殿(マスター)。御機嫌が斜め・・・?(買い出しを終えて帰宅し、男に問う) -- エルサ
- ヘッ、ご機嫌麗しかった事なんざそもそもロクに無ぇがな・・・・・・汚染公よりキナ臭ぇニオイがプンプンしやがるせいでやる気も削がれちまわぁ!
それとエルサ、その主殿ってのは止めろって前も言ったろ? 俺ァ貴族様でも創造主様でもねーんだからよ。(尻を掻きながら悪態を吐く) --
- ・・・・貴方は私の生命の恩人で、今もまた私を生かすために尽力してくれている。だから、何も可笑しい事は無いと思う・・・・・・けれど。(キョトンとした表情で見つめる)
確かに最近の街の様子、おかしい・・・かも。軍からの依頼も、増えてきたように思う・・・し。 -- エルサ
- そーいうアレじゃなくてだな・・・あぁもう面倒臭ぇ、とにかく別の呼び方考えとけ!
ま、最近はオメーの働きで食えてるトコもあるからあんま強くは言えねーがな・・・無茶はすんじゃねーぞ。メンテや分析の手間が余計に面倒になっからな。 --
- 別の、呼び名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(全く思いつかないらしい)
・・・わかった、無茶はしない・・・よ。貴方に迷惑は、掛けられない・・・から。(そう言うと、彼女はほんの少しだけ・・・微笑った) (お互い、解っている。彼女が限りなく短い未来しか無い身体である事は。それでも、少しでも、一分、一秒でも、長く・・・・・・) -- エルサ
- ・ --
- ・ --
- まだ全体的に始まる前ゆえのお話ですが。 こう正気を取り戻したが故の苦悩といいますか、体を継ぎ足したり施術していくたびに精神もガリガリ削れて行って最終的には体も心も自分と別の何かの複合物になっていって何も考えられなくなって怪物となったとか いいですよね… -- ヴァイド
- それでも・・・・・・限りある人としての時間を満喫するために戦い、敵を殺し、報酬を得て生命を繋ぎます。
もし人とのふれあいで何かを得る事でもあれば、それはそれは・・・・・・ --
- グゥーッド…その限りある時間を如何に過ごすか。どう生きるか…何を望むか。実にはい、楽しみですね…期待と応援しています… -- ヴァイド
- セックス! --
- ・・・・・・うん、そういうのは、慣れてる。(メイスで撲りながら) -- エルサ
- 非処女っくす? --
- さあ・・・・・・どっちなら、うれしい?(メイスの先でぐりぐりしつつ) -- エルサ
- 処女に中出ししたいっクス! --
- そう・・・・・・まぁ、残念ながらそれは叶わないんだけれど。(メイスでちんこをメコリ) -- エルサ
- おうふ(ちんこを押さえて絶命するこやす) --
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