傭兵団長 ヴァイド †
黒山羊の旦那、とも頭(かしら)ともブラックゴートのシェフとも呼ばれる。
黒山羊を模した重装鎧と蛇腹剣を振るう傭兵団長 28歳 男
戦場に出ている傭兵としては中堅層と思われる年齢だが何者に捕らわれない思考と思想、柔軟さに部下を手厚く思うことから信頼も厚い。
非常に温和で知性的に見える振る舞い、気品のある社交的な空気はローディア連合王国の元貴族が故あって離れ、黒騎士として誇りと国のために野に下った永訣、武人とも言われている。
しかしそれは仮の姿かはたまた悪魔が被る人の皮か、実際は悪魔よりもおぞましい鬼の如き男で人の心など持ち合わせていない。
「この世の全ては奪い合いである」との思想のもと戦場も大地も駆ける。
死屍操霊術の使い手で戦場で死んだ仲間や家族の魂を呼び寄せ近しい者に会わせることや、ノーウと呼ぶ黒いシーツを纏めたような何かとして使役し戦場に戦慄と恐怖、マナ的な疫を撒くことを得意とする。
キチガイ筆頭
その実態はローディア連合王国南方候、太陽王とも呼ばれるラー・アルラーム・カイル
アルメナとの関係強化のために置かれた衛生都市を中心に南方を治めている
元東ローディアの騎士
愛する部下と家族を失ったたため、敵の女子供を男の前で捻り殺すことを好む。
昔は絵画趣味は一定の評価を得ているようで風景画などが好まれていたが傭兵団に入ってからは戦場画に手を染める。
絵の具を絞るように子供の首を絞めて、吐き出した血で絵を描く。様々な筆、多くの壮麗な筆は全て殺した胎児や幼児の髪の毛と骨で出来ている。
香術師 ネリス †
香術師、アルケミストとも言われている。
バルバランドのエルフのような耳を持つ亜人族。 27歳 女
傭兵団が仕様する毒の殆どは彼女が作る。物静かで憂いを帯びた空気にどこか拒絶を思わせる否定的な雰囲気を纏っている。
傭兵団外部からすれば、数少なくいる女性ということで娼婦かと思われているが実際は団長の私的副官である。
私的といっても肉体関係があるとかではなく、助言を求めたり方針を相談する相手のようなもの。現状の傭兵団内部で唯一団長と対等関係にある者と言っていい。
この大陸の情勢で言えば団の中で一番明るいため、大きな規模での方針相談では必ずといってその意見は重要視される。
元々大爛帝国の宮廷で香を調合したり香に関する遊びなどを担当する職についていたが有力者、将軍の宴で香に毒を混ぜたとのことで捕縛。
異国の地で処刑される予定だったところを夜襲の際に現れた傭兵団に掴まり奴隷として売られる予定だった。
行ったか否かはさておき事実として毒を調合できるということなのと大爛帝国で宮廷に勤めていたということで団長が引き取ることを決定した。
その能力からどこの傭兵団、貴族の間でもやっていけることは間違いないがこの時代どこにいても似たような境遇や結果になるだろうということは重々理解しているため
生存率も高いブラックゴートの傭兵団に居続けることとなる。
その過去から陰謀渦巻く薄暗く人の皮を被った化け物の騙しあいより、人の皮を被った化け物の暴力と狂気、直接的な生き方に安心と信頼を抱いている。
キチガイの中で一番まともで冷静なキチガイ
騎士 バルメイ †
巨漢の重装騎士。32歳 男。豪傑であり「ラセツ」ともデーモンイーターと呼ばれる。
重装馬と共に大斧を振るい戦場を駆ける姿はまさに竜か、大狼かともいわんばかりで地鳴りと共に大地を揺らす。
豪傑であるとするように、部下に優しく時に厳しく。傭兵でありながら快活で最前線の敵の目の前で部下と共に酒宴を開くなど
豪快さと危うさを持ち合わせているため、他の幹部からは何を馬鹿なことをと言われることもしばしばだが
たまに頭を使い作戦を立てると大抵の場合成功するという奇妙な運を持つ。
それもそのはず、最前線で常に戦っているこの男だからこそ相手の心理や、どう討ってくるかなどを把握することができるため
作戦が多く成功しており、事実その後で他の幹部からなるほど、と思われることが殆ど。
一目置かれているのもそのせいだろう。
特に宴とあれば肉を出すのが酒宴だが、その時に使われるのは敵兵か自分らと関わりない現地の人間の肉である。
食人、相手を取り込むことで力をつけて相手を討つという一種の同化を好んで行う。
キメラ化に近い思想があるが食するということが重要と考えている。
そのため出陣の前に平気で馬上にて捕まえた敵兵の肉を削いで食い、そのまま突撃するなど
見る者が居れば恐怖のあまり逃げ出すか発狂するような行為が目立つ。
しかしその目撃したものは大抵の場合戦場で食われるか、死ぬだけなので同化がどのような意味づけを持っているのか如実に語っている
クレイジーカニバリスト☆ナイト
火槍騎士 エスター †
防衛戦に関しては正規の小隊らと変わらない実力を持つ火槍騎士頭 34歳
無論、騎士による機動戦闘に関しても戦果を挙げる優秀な騎士
砦と街の防衛をさせたらそこらの傭兵や正規軍よりも優秀に実行できるだろう。
建築学にも明るく、実戦と集団戦闘の経験から理想の砦を建てるのが夢でもある。そのため簡易的な防衛陣地を作らせれば一番もの。
元々ローディア連合王国で農民をしていたもので、そういう建築遊びが好きな屯田兵であり工兵だった。
その経験から陣地構築の重要性と陣地破壊と集団戦闘において何を持って戦うことが重要かを経験している。
そのために火槍という兵器を取り、重装騎兵となった。新しい発想のためあまり受け入れられなかったのもあり傭兵へと流れてきた背景を持っている。
農民であったせいか、とても穏やかで筋肉質ではあるものの恰幅のよい体系をしている。
細目で静かな顔は、機敏で厳つい騎士と印象を違えるものだ。
その経験から火でいかに人を燃やすか、陣地を破壊するかに長けておりその有様を好む。
なにせ火はどれだけ屈強な兵士の群れであろうとその足を止めざる終えないシンボルである。かつて人類が闇を恐れ獣を恐れ手に入れた剣
それが火であるからして。城砦防衛、攻城兵器に関して多く火炎を取り入れておりファイアーバレル、ファイアーフープ、ファイアーランスを黙々と配備している。
特に団長にも推奨され、好まれているのが夜間の火責め、こと火計である。
城攻めも、その後の炎で燃やし尽くす時間も大好きでそのためならどのような合理的作戦も
効率的な作戦、陣地も思いつく
クレイジートーチマニア
長弓兵 キシュー †
扱いの難しい長弓を易々と使いこなす騎士。弓兵部隊の頭でもある。 37歳
その類稀なる複合長弓の腕は長射程で騎馬兵を打ち抜くほどであるが、その真の実力はその矢を放つ早さである。
他の弓兵が1発装填し打つ間に5射し全ての騎兵を射抜くほどの速射の腕前を持つ。
大陸広しといえど、長射の名手はあれど速射の名手でこれほどの腕前は早々はいないだろう。
武勇を求める心と己の腕前に対して絶大な自身があり、谷を隔てた山脈を駆ける山羊の群れを射抜き雪崩の如く崩すことも容易いと自負している。
平時は非常に陽気で誰に対しても笑顔で笑いかける気さくな男だが、戦時には一瞬でその精神的高揚を最高にまで達することができ
そのまま最高の状態で相手を射抜き続け、矢の雨を降らすことができるほど。
己の精神を律し、コントロールすることに長ける。それがどんな場所であろうと。
ただ長距離射程に向く精神力であったことは、否めない。無論長距離にも自信はあるのだが。
その彼ですら抑えきれない衝動がある。それは生き物を矢まみれのオブジェに変えることである。
人の身体に何本もの矢が刺さった死体など、最高に面白いオブジェであると考え戦闘以外で交戦となった場合特にこれをやりたがる困った性格をしている。
それが高じて、このような速射の腕前が生まれたのは全くの天の与えた奇跡といってもいい。
クレイジーキチガイシューター
少年兵頭 シェラル †
ハーフリングの女暗殺者 25歳(見た目は12歳)
ウラスエダールに渡る際に途中の村で拾った。
日々入れ替わるような少年兵の中でも特に素早く命を奪う能力は誰しもが認めている。
別の軍隊か傭兵に収奪された村で死体の山の中から団長の命を奪い、食料を奪おうとしたところを掴まりそのまま傭兵団へ
その際、空腹で暗殺者が殺しをすることを見抜かれていた。
元はイル派の暗殺者であったが、東ローディアが半壊したところで暗殺者集団がつぶれ、路頭に迷っていた。
団長曰く「かしこい子」 人を殺すことが楽しい快楽殺人の気が強いので夜襲では少年兵を率いて一番に駆ける。
会計 ノディール †
傭兵団の流通、売買、補給などを担当する財務担当者
細身で髪も短く質実剛健な雰囲気を漂わせる30歳の男
傭兵団が手に入れた物資をどこに流すか、どこで捌くかを考え団長と相談する。
主にスリュヘイムとアルメナからの海上路を使い、売買したりウラスエダールから武器を買い付けたりしている。
ローディアやウラスエダールでの同業種の間では、質実剛健で信頼のできる商売相手として見られていることが多く
前金や即金など支払い、授受に関して騙し騙されることを善しとしてはいない。
その中身は死体好きで異形好きな人形マニア、最近のブームはマイ☆ネクロキメラドール
神国アルメナ貴族の間の流行にも敏感で、ニーズに応えるような奴隷売買も独立時行として力を入れている。
傭兵団の資本も稼げるし、死体も異形も見れるし買えるし売れるし、アルメナでの同好の人間らの繋がりも増えていく現状に大変満足している。
そのせいかこの職業を見つけてくれた団長に感謝し、この仕事をやめるなんてとんでもないって思っている。
売り上げの一部を教会に布施をしたり、貴族間での同好会の運営資金に当てたり経済感覚も資金運用の力も大行商の頭と言えるほどのものを持っている。
また独自の美的感覚と創造的な意欲は同好会の間で大変尊敬と畏怖を集めており、マエストロとも呼ばれている。
クレイジーサイコネクロフィリアキチガイ
職人 ベリオム †
傭兵団内部の武器、防具等の武具の修繕頭。 53歳 男
人間でありながらドワーフにも引けをとらない経験と知識を持っており、常に戦場にいるため
武具の磨耗や消耗が激しい傭兵団の武装状況を支える一本柱となっている。
大体の手入れは傭兵団の団員各々がやるものであるが、それでも足りない部分や、大きく破損した場合など
お呼びが掛かり卓越した加工技術や修繕技術を持って補修したり即座に使える状態にまで持っていく。
輸入品も分解して調べるようにしているためか、東側の加工技術に一目置いており熱心に研究をしている。
傭兵団年長組のうちの一人なのか、副官であるネリスや少年兵ら女子供に優しく気遣うことが多い。
本業、得意分野にして現在研究している分野が人体武具である。人が使うものなら人で作るべきだというある種の自論を得ており
そのため東側の武具に大変興味を示している。戦場で手に入れた敵兵の死体や、征伐で得た人間の死体や捕虜から
武具や道具にするためにどれを使うか、を鑑定するために大抵前線に構えている。
ネリスにはその毒を持って殺したときに生まれる筋肉の痙攣や固定、硬直が武具に使えるため
度々選んだ捕虜の毒殺を頼んでいることもあって良くしている。
特に神経毒で死んだ人間の喉を使ったハープや、頭蓋骨と脚骨を組み合わせた弓がすばらしいとのこと。
クレイジーサイコキチガイ職人
吟遊詩人 マティ †
ハープと弦楽器をもち、傭兵団に随行する神聖ローディア共和国でも随一の吟遊詩人
常に微笑みと笑いを絶やさない23歳 男
旅の吟遊詩人に感銘を受けて自らも世界を一とし、自身も一とするような吟遊詩人になりたいと旅をしていたところ
傭兵団に出会いそのまま随行しつつ詩作に励んでいる。
その喉で語られる刹那的で情緒を含み学と楽を織り込んだ詩も、繊細な指使いと力強い音色で奏でる音楽は
南の砂漠に、北の山岳に、東の荒野に、西の平原に響き渡る。
詩人仲間も多く、西側諸国の情勢にも明るい。
いかなる状況でも微笑みと笑いを絶やさず、傭兵団の蛮行や残虐的行為や征伐
侵略行為や奴隷売買の現場でも笑顔と笑い声でハープを弾きその調べを響かせる。
この男にとって世界とは詩作の世界でしかなく、何が起きようが詩の題材であり詩の世界でしかならない。
愛用のハープや弦楽器は幼い子供や妊婦が持つ独特の胎盤を持って作られたもので、職人のベリオムが誇る人体楽器
クレイジーサイコキチガイシンガー
医者 セヌール †
清潔に剃った髭、眼鏡、整えた髪の初老の医者。男性 50歳
神国アルメナで医学を学び、ローディア連合王国の小さな村で細々と医者を続けていた男。
かつて家庭を持っていたためか、ベリオムらとともに年少組の面倒を見たり教育をしていることが多い。
彼らが怪我をすると、他の兵士らよりも優先的に見るものであって他の者もセヌールの強い説得で大体納得している。
戦時に至っては後方で怪我人がこないことを祈りつつ、最後までもしもの場合の準備を怠らない。
どっしりと構えている姿が歴戦の兵士の風格を思わせる戦場医師
常に傍らに助手の女性看護兵が待機している。
かつてはローディア連合王国の片田舎の森で家族と共に静かに暮らしており、時折我が子を喜ばすために人形をつくっていたはずが
その内に造形のリアリティと自らが持つ神国アルメナの医療技術とキメラ技術を用いれないかという探求もあり
ついには生物の生皮を使うようになり、最終的には人間へとその対象を変えていった。
自分が暮らしていた集落の中で綺麗な子供を夜な夜な攫い素材に変えて人形を作成していき、挙句の果てに我が子をも素材にして理想となる人形…子供を作る。
しかしその途中、その成果が完成する間際に集落を追放される。尚、妻はその時に発狂して死んだ。
キメラ技術の楽しさ、奥深さに没頭し心奪われたため、実益と趣味を合法的にこなせる傭兵業に身を寄せた
ノディールとは、そちら方面で深い友情とシンパシーを感じている。
戦乱や収奪の間の中で、人形として永遠の美しさと強さを求めた子供の成長を望む。
看護兵がまさにその実の娘であることは、団員の殆どが知っている。
それでも行き先が戦場となれば理想となる体のパーツを持つものを率先して殺し解体して人形とした我が子にあてがう狂った父性がこの男を突き動かす。
子のためなら何でも行う、単純であるが捻じ曲がってしまった父性。
求める物は1つ。この手で我が子の成長を促し、見守っていくこと。
クレイジーサイコキチガイドクター
料理頭 ラムジィ †
東の宮廷料理から西の王朝料理まで極めようとする飽くなき料理への探究心
食を極めるために修行を続ける旅の料理人 45歳
曰く、何でも料理し腹を満たし日々を過ごせることこそ人の幸福と考えているため、本当に何でも調理する。しようとする。
そのためどんな僻地でも食材を探し出し、料理する。傭兵団の食料事情を一手に握る。
もう何でも料理するってところからお察しください
クレイジーサイコキチガイシェフ☆五つ星
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