《 ロ ー デ ィ ア 連 合 王 国 》
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 

領土
 
 
 

実に200年の歴史を誇る巨大な王政国家。
統一王朝崩壊後、西側最大規模の平野部を治め、肥沃な大地を独占している。
前身は統一王朝崩壊後に分裂した王室の一つであり、
経済力と政略結婚による密約を背景に中央平原を刈り取ったという経緯を持つ。
故に、西ローディアはかつて統一王朝の有力貴族たちが治めていた豊かな領土をそのまま受け継いだ地であり、実質上の西の盟主といえる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

産業
 
 
 

統一王朝時代から続く、平野部を利用した大規模農業と酪農畜産から生み出される豊富な食料資源が主力。
特に麦、根菜類、乳製品、各種畜肉などを手広く扱っており、西側で供給されている食料の約40%は王国で生産されている。
故に西の食料事情はほぼ王国が牛耳っているも同然の状態であるといえる。
つまり王国は西側食料の値段を自由に操作できるのである。
その影響力は絶大の一言で表すに余りある。
人間、食無しに生きることなど不可能である。
その食を独占するということがどういうことであるのか、この国は体言している。
 

開墾に伴って副次的に木材も産出されるため、林業も盛ん。
また、名馬の産地としても有名である。
基本的に西側の馬は開墾や農耕に扱われる農用馬、
もしくは重装騎兵として用いる軍用馬の需要が主なため、馬はペルシュロンなどの重種が好まる。
サラブレッドのような軽種は殆ど飼育されていない。
王国で生産されている馬も例外ではなく、ほぼ全てが強靭な重種の馬である。
 

また、羊なども多く飼っているため、羊毛も豊富に取れる関係から布や織物の主産国でもある。
布が豊富にある関係から衣服の機能やデザインなども洗練されており、
王国製の服は国外でもファッションブランドの最先端として親しまれている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

歴史・文化
 
 
 

200年の歴史を誇る封建国家であり、多くの人間が想像するところの西洋国家のイメージをそのまま体言しているのが王国の文化である。
かつて王と呼ばれた公爵などの大貴族、そしてその下位にあたる侯爵、伯爵、男爵などによる領土の統治と、
それらを統括する王室による連合国家の形が王国のそれであり、よく見られる西洋型国家のサンプルケースがこの国そのものといえる。
 

王国の文化としてやはり最初にあげなければならないのは可憐にして優美なその食文化である。
あらゆる食料が豊富にとれる王国では、他の国ではできないような贅沢な食材の使い方も平気ですることができる。
それらが統一王朝時代、もしくはそれより以前から連綿と伝わっている知識と技術によって調理されるのである。
その味は正しく筆舌に尽くしがたく、西側では西ローディア料理といえば最高の食事の一つとして広く認知されている。
また、食料が豊富であるが故、平民でも幼い頃から成人するまで三食きちんと満腹になるまでものを食べられるため、
王国民は全体的に健康かつ強靭な肉体をもっており、身体も他の国の平均よりもいくらか大きい傾向にある。
 

連合王国の国民は元の系譜を辿れば統一王朝時代の系譜のそれにつきあたり、最も色濃く統一王朝の空気を残している国家といえる。
故にその気質の基本は農耕民であり、農耕民であるが故に土着意識が強く、土着意識が強いが故に愛国心もまた強い。
その団結力の強さと愛国意識の高さが王国の文化を支えている。
王国ではモノは奪うものではなく作るものであり、人は皆他人任せにするよりは自分で進んで何かをする傾向が強い。
案ずるより産むが易し。それが王国民の気骨である。
反面、この土着思想は弊害も生んでいる。
その弊害から生まれる歪んだプライドの顕現こそが、王国特有の選民思想である。
王国は西側の豊かな平原を独占しており、
尚且つ優れた体躯と優美な文化から生まれる優越感と愛国意識が相成って、
自分達より劣った生活をしている者達を見下す意識が根付いているのである。
彼らは豊かな生活をしている故に紳士であるが、同時に酷く傲慢である。
彼らは西の王が自分たちであると強く自覚しており、同時に現在の王国はそれを是正するだけの力を持っている。
故に、彼らの増長はとどまるところを知らない。
 

そして、封権社会が長く続けば当然のことなのだが、
支配層である貴族達の間ではいわゆる貴族主義、エリート主義が蔓延している。
上記の選民思想と絡まりあうことで、これらの思想の苛烈さは加速している。
故に、食料豊富とはいえ経済的には国内での貧富の差が激しく、下層民と上層民の間には深い確執がある。
エリート主義ゆえに教育も一部の血統的に選ばれたものしか受けることができず、
王国では生まれによって人生の半分以上は決定してしまう。
 

また、王室や有力貴族が他の国の大貴族と何度も政略結婚を繰り返しているので、
西側諸国に対する外交に非常に強く、これが今日まで続く王国の隆盛を保っている最大の要因といえる。
王国は他国が自国に攻め入るための口実を政略結婚によって摘み取り、
数多くの密約を無数に結ぶことで西側貴族社会の頂点として君臨しているのである。
 

元々、狩猟民と農耕民では一般に農耕民の方が凶悪で凶暴である。
何故なら狩猟民は生きるために常に食料を探さねばならず、
野生への畏敬を持ちながら生きなければ生きることができないが、農耕民は逆なのである。
その野生を駆逐し、開拓し、自らに都合の良い土壌と世界を作り上げなければ生きることができない。
故に、農耕民は根っからの侵略者であり、支配者なのである。
王国は正にその気質の正統性を受け継いだ国家であるといえるだろう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

施政
 
 
 

絶対君主制ではあるが、基本的に国王は元老院や宮廷貴族たちの傀儡であり、実質的には立憲君主制に近い。
いくつかの政治勢力が常にせめぎあっている状態が続いているのが現状である。
主に下記の三勢力に寄る、いがみ合いが続いている。
 
 
 

・ 王 室 ・
 
国王とその血縁者達。現在、内政に対する政治的権力は殆どもっていない。
外交には強い権限を持っている。
貴族社会では血と伝統は何よりも重んじられるものであり、
200年の歴史を誇る西ローディアの王室は貴族社会の中では正しく特権階級なのである。
他勢力に対して非協力的な国王が即位することもあるが、「なぜか」戦死、もしくは病死してしまう。
 
 
 
・ 元 老 院 ・
 
統一王朝時代、この地を治めていた執政官達の子孫。
統一王朝時代より管理している土地、財力などを背景に力を振るう。
 
 
 
・ 宮 廷 貴 族 ・
 
国王を補佐する重臣達。
現在の王国になってから貴族になった所謂成り上がり者達が大半を占める。
当然、貴族の血統としては歴史が浅い部類に入る者達なので、
立場の割りにぞんざいな扱いを受けることが多く、辛酸を舐めている。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

経済
 
 
 

重農主義を背景とし、尋常ではない量の食料輸出と、羊毛から生まれる衣類などの輸出によって財を成している。
西側中央部に位置する国ともあって交通整備も盛んであり、多くの街道と交易都市を持っているため、非常に陸運に強い。
陸運に強い土地柄であるため、他の国が陸運の際にはこの国を通ることが多い。
つまり、この国の貨幣が自然と西側では最も多く出回る。
貨幣統一されていない西側において信頼性の高い王国通貨は半ば共通通貨として認知されており、
地図にも載らないような小国家の領民は王国通貨のことを自国の通貨と勘違いしている者までいる始末である。
そのため、経済盟主としての側面も持っている。
 

反面、海運にはさほど力をいれていない。
西の海がモンスターが頻繁に出没し、海流も激しく、時化にやられるとどうにもならない魔海であることも起因している。
基本的に海沿いに住んでいる人たちが細々と漁業を営んでいる程度であり、あまり重要視はされていない。
未だ、海運を駆使することで生まれる莫大な利益に気付いていないせいもある。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

軍事
 
 
 

典型的な質より量の物量国であるが、この世には物量に勝る力など存在しない。
故に西側最強の陸軍を持っているのが西ローディアの連合王国軍である。
そして連合王国軍の軍事を語る上で欠かすことが出来ないのが勇壮な重装騎兵である。
重農主義を掲げる王国では農地を守るため、平地の覇者である重装騎兵が発達したのである。
王国は土地が広く、豊富な食糧に恵まれている。
お陰で人も馬も易々養えるため、尋常ではない数の軍馬を有しており、それに重装のフルプレートを装備した騎士が跨り、地平線を埋め尽くして突撃する。
王国民は前述した通り他国民より体躯に優れており、
そして乗っている軍馬も巨大な重量馬であるため、平地における白兵戦においては正しく最強である。
巨大な重装騎兵による突撃の威力は現代人の想像するそれより遙かに強力かつ凶悪であり、
例えるなら巨獣によるそれと大差がないといっても過言ではない。
少勢の歩兵では何もすることができずに蹂躙され、
例え重装歩兵でもその機動力を生かして乱戦に持ち込まれれば対応など不可能である。
また、王国の兵士は皆例外なく屯田兵でもあり、工兵としての技術も漏れなく有している。
そのため、
前線での工作活動は勿論のこと、占領地の整備や再開発なども兵士たちがそのまま行うことが出来、占領地の速やかな制圧を可能としている。
 
 
 

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                       《 典 型 的 な 西 ロ ー デ ィ ア の 騎 兵 》  
 
 
 

そして、正規軍は壮大かつ勇壮な重装騎兵が中心であるため、歩兵が不足しており、その不足を補うため傭兵を多く雇っている。
彼らは純色の騎士と呼ばれることもある。
彼らは前線を支えると同時に騎兵に随伴することで作戦の汎用性を広げるため、重宝される。
傭兵は国内の平民以下の貧民、
もしくは紋章を持つことすら許されない卑血の騎士などが雇われ、過酷な作戦や戦地に捨て駒として投入される。
それでも三食兵糧がきちんと準備される上に高給を約束されている傭兵は人気の職業であり、農作業が嫌という理由で参加する若者なども多い。
愚連隊宛らの蛮勇さと無意味に高い士気をもった彼らは戦力としてキチンと機能しており、王国の傭兵騎士、黒騎士は他国でも珍重されている。
 
 
 

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ローディア連合王国における戦力は
大きく分けて二つである。
 

一つはローディアが誇る選ばれし血の騎士たち。
 

もう一つは鈍色の血の者たちである。
彼らは選ばれなかった故に
その出で立ちでもって常に己自身を主張する。
盾を持たないのは紋章の刻まれぬ血筋ゆえであろうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   《 西 ロ ー デ ィ ア ・ 純 色 の 騎 士 》  

 
 
 

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ローディアにおいて騎士とは最も古く、
そしてもっとも気高い力の象徴とされた。
故に騎士の家系は伝統という血をより濃くする事を旨とし、
その長きに渡る同色の血の交わりは、
人という器を溢れつつあった。
純血の騎士はそんな飽和の時代に存在した、
混じり気の無い騎士である。
 

それは古き甲冑騎士の出で立ちをして、
彼らの長い歴史そのものとも言える重き剣を携える。
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
   《 西 ロ ー デ ィ ア ・ 純 血 の 騎士 》  

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

黒騎士
 
 
 

王国における黒騎士とは傭兵騎士の一種であり、
仕える領主や組織のない騎士の中でも黒い甲冑をつけた実力者達のことをこう呼ぶ。
騎士は多くの場合盾などに自身の出自を表す紋章が描かれているが、
黒騎士はそうした紋章を持たないため、盾を黒く塗り潰しているのである。
家や国の紋章は戦場では個人を示す印となるため、厳格に管理されており、
騎士として正式に叙勲されていなければ自身を象徴する紋章を使用することができなかった。
故に黒騎士は大抵困窮の中にあり、鎧の錆止めなども兼ねて自身の鎧や兜を真っ黒に塗り潰すのである。
 

しかし、戦から戦を渡り歩く彼らの実力は折り紙つきである。
特に王国で活動している黒騎士は体躯に優れ、
高い給金を受け取っていることから他国のそれよりも装備で優れていることが多く、
一種のエリートとして認識されているのである。
 

また、黒騎士は装備や由来、
そして騎士であることに拘っている関係から没落貴族の家系であることが多いため、誇り高く、気高い気質の人間が多い。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

外交
 
 
 

西側の陸運を牛耳り、経済を支配する王国は
西側諸国全ての国と繋がりを持っており、西の盟主として強い影響力を発揮している。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

交易国
 
 
 
 

スリュヘイム汚染公領
 
経済的に対立してはいるが、互いに交易が必要な関係なので交易している。
それでも基本的には王国に有利な不平等条約を押し付けており、経済的に属領としている感は否めない。
 
 
 
バルバランド協定連盟
 
王国でも鉄が取れないわけではないのだが、
バルバランドの良質なそれと比べれば劣るので大規模に輸入している。
対してこちらもまた大規模に食料を輸出しており、良好な関係を保っている。
 
 
 
神国アルメナ
 
王国内にもアルメナ教会は相当数が点在しており、また、貴族と宗教も切っては切れない関係である。
医療大国であるかの国との関係は良好であるが、
国としては一応の敵対国である東ローディアを正統王家として認めている立場に関しては苦言を呈している。
 
 
 
神聖ローディア共和国
 
共和国の商人たちと個人レベルで密約を交わしている貴族が多いため、実はいくらかのつながりがある。
また、共和国貴族の中には王国貴族と繋がりを保つことでなんとか貴族社会上層に繋がりを持ち続けている貴族、
所謂『 おこぼれ 』 貴族なども多くいるため、案外浅い関係でもない。
 
 
 
ウラスエダール連邦
 
ほぼ完全な属国として扱っており、向こうもいくらかそれを承知の上で交易している。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Last-modified: 2012-06-29 Fri 07:54:48 JST (2841d)