名簿/484137

  • 【227年 12月 ローディア連合王国 南方領 中心都市カールアンクル】 -- 2012-09-12 (水) 18:10:02
    • 『カタクァ殲滅後、宗爛率いる六稜の残党を追い払ってから王都に戻れば終戦の祝賀会と今後の統治でローランシアは賑わっている』 -- 2012-09-12 (水) 18:11:38
      • 『ローディア四方を統治する公爵としてこの戦乱を行きぬき尚かつ従事した功績から報償も望むがままと言っても言いとのこと』
        『この戦争で疲弊した国家、消えて言った将兵、貴族、統治者が多くいる。小さい分だが集まれば大きい。その分の割り当てし負担をいくつか軽めようという計らいもあるかもしれない』
        『とのことであるからして、まず友であり同じ四方公爵であり西方候の墓を頼んだ』
        『宗爛に遺体を持っていかれてしまったため納めるものなどないが、彼がいたということを残すのも悪くない』
        『統治者としてお行儀の良い、基本通りといわれていたがそれすら出来ないものが擁立されても困るものである』
        『ゆえに前任がどういうものか立てておく必要もある。東ローディア制圧戦も行った今、ヤツが引き入れたお荷物である難民の統治の役立てにもなろう』
        『死後どこにいるか、なぞ知っているようなものだが現世に残すものがあるほうがなにかと後々与える影響も大きいものである』
        『西方の新統治者の基盤が固まらぬうちは極力にして力を貸すことを約束した』
        『これは次の頼みとも重なる』 -- 2012-09-12 (水) 18:20:37
      • 『次は四方を納めるものらで定期的に会合を開きたい、というもの』
        『西爛戦争において初期の足並みの揃わなさはあまりにも自殺行為と思えるものであり愚をひけらかしたものである』
        『ゆえにある程度の期間で行いつつ、非常時には召集をかけ纏まり次第王らに進言し、審議の後諸侯らに通達する』
        『四方の公爵と王、諸侯の繋がりをより一層強く出来ないかとの話である』
        『新たな権利書、憲章ともいえる。内政外交においてより強い力と結びつきを持つ国家としたい』
        『そして変わらぬ、今以上の王への忠誠を誓うと』
        『通れば政治、経済の結びつきや枠組みはまた以前にも増して強く、何よりある程度の管理下により行えるのだと』
        『貴族、諸侯、商人を説得できるだろう…』 -- 2012-09-12 (水) 18:25:43
      • 『最後といえば、実質的な報償だが領地などは欲せず。ただ西方は西方のまま、四方で分割統治する…ということはないようにとした』
        『公爵らは力を持ちすぎればそれだけ王ら、他の公爵の反発を招く。ゆえに今のままでよいのであって』
        『しばらくは内政、各々が持つ所領の回復を優先させようということに至った』
        『ついでなので剣や旗を王から賜りそれでよしということとにした。充分であろう。 なにせ戦いはまだこれからなのであるから』
        『であるからして今はこの自らが納める中心都市カールアンクルにて執政と今後の外交、内政産業整備に追われる日々である』
        『主にそれらは南方領の方々を新たに治める諸侯との会合であったり西方領にて支援を行う、必要とする諸侯との会見等…』
        『戦中よりもよほど忙しい日々ともいえる』
        『はっきりいってフリストフォン、フォンの最大の失策は後継者を見繕っていなかったであろうことだ』
        『子を成していなかったというのならそれぐらい決めておいて欲しかったものだ。死んだ後のことなぞ知るかといわれればそれまでだがあいつが宗爛に殺されることなぞ俺でも予測できた』
        『時折恨めしい』 -- 2012-09-12 (水) 18:33:13
      • 『そういえばあの若き書記官の彼女…リコルだったか。彼女は今どうしているだろうか…中々に熱心であったし適当な戦乱に巻き込まれて死んでいないとよいのだが』
        『遠い話に聞いたアルメタルという鍛冶屋の少女…名品を作るものであったが死んだと聞く。シェラルはひどく残念がっていたのを覚えている』
        『麗しき女子繋がりではあるが時折社交の場でみるフロフレックのアリシアからは親の仇のような目で見られている』
        『素顔と公的な立場を明らかにしてからは特に憎悪の炎が強く見える。よきかな』
        『国は違えど爛煌…暁翼は龍脈に消えただろう彼女を見つけだせたであろうか。いや見つけただろう、でないとあそこまで遊んでいた甲斐がない。自由に生きているであろう翼を見れたことは大いに意義があった』
        『しかし胡久美も薄情なやつだ。便りがないのはよいともいうが1通ぐらいよこしてもよいのにな。まぁ今は大爛だろうから無理であるか。こちらより向こうのほうがやりやすかろう』 -- 2012-09-12 (水) 18:46:54
      • 『しかし今思っても適正があるからといってフロッセを使うのは些か惜しかったと思える』
        『妾どころか公式の正妻としてもよかったんだが…まぁ失ってしまったものは仕方あるまい。』
        『研究はこの後も続く、彼女が残したものは子だけではない。未来に続くものだ、それでよしとしよう』
        『他四方に残した子らは順調に育っている…まだまだ死ぬわけにはいかんなぁと子らの成長をみて』
        『この西爛戦争を振り返っていた』 -- 2012-09-12 (水) 18:51:21
      • しかし終わってみると案外短かったように思えるなネリス、君からみてどうだった
        (控えていた副官に問いかけ、椅子を向けた) -- カイル 2012-09-12 (水) 19:31:58
      • ひどい話だったわ。特に本爛。西方の王にもなれたであろうに宗爛に向けて唆すからあぁするしかなくなるじゃない。
        自分の命と宗爛での愉しみと比べたら悦んで差し出すわよ彼。だったからなんでしょうけど。
        宗爛については…そうね、言えたものではないけど所詮あの男の子ということよ。凡庸さとエゴが混ざってずいぶん歪になったものが執着と独占欲を湧き出したものだからよく気狂いにならなかったものね…そこは褒められるわ
        だから危ういのだけれど。本爛、飛爛…身内2人を手にかけた後どれだけ生き残れるか愉しみだわ。胡久美の土産話に期待したいところよ。
        飛爛はだめだったわ。優しい子だから……かわいそうな子。というわけではないわね。所詮あの男の子というのが大爛の殆どの皇族にいえるわ。
        希望だなんだと掲げておいて武力保持、周囲は敵だらけ。わざとやっているんじゃないかってぐらいね。甘い言葉を囁いて唆し天を仰ぎ後ろ足で砂をかけて回る…無自覚な嘲笑ほど悪辣なものはないわ。
        西方で言えばとんだ魔女ね。私よりひどいわ。(お前が言うか、とカラカラ笑う男を尻目に続け)
        爛煌は残念だったわ。本当にいい子だったのにね…クズの亥爛よりよっぽどよい執政を行えたわ。とっとと殺してしまえばよかったのに。もっとも母である彼女のためと思えば仕方がなかったのでしょうけど、ひどい話だわ -- ネリス 2012-09-12 (水) 19:45:13
      • アッハッハッハッハ!西にも東にもで相当遊んできたがお前の口からそうまで出るとは、東の実は腐れきっておるな。
        なんだったか、爛の字には輝かしさと腐りきった汚泥の意味があったかな。
        巨体を維持するために出張ったこの遠征の失敗、そして内乱…さて、この後何年持つかなぁ。君の予測としてはどうかな
        元大爛帝国第24皇女 香爛 -- カイル 2012-09-12 (水) 19:52:29
      • (すぅとその髪の色は黒へ、瞳の色は紅となった女が1人。黒山羊、太陽王の副官として使えたネリスと呼ばれた女の姿が戻る) 
         
        そうね、今後空位を巡ってバカみたいに争うでしょうから100年かけて衰退して消滅するんじゃないかしら。
        どちらにせよ二度と西方には来ないわね。あんな体でえっちらおっちら毒の飲みあいしているからこうなるのよ。
        私が皇位についたらまず半分殺して地方分権取らせるわ。広大な領土で中央集権なんて腐敗と毒の煽りあいを助長するだけよ。いっそ毒で皆殺しにしたほうがまだ潔いと思うけれど
        私が自分の領地にしたようにね
        (宴に毒を混ぜた嫌疑により西方で処刑される予定だった…そして救われ黒山羊へ。しかしそれらにはいくつか事実と異なる)
        (ひとつは毒を混ぜたのは事実であること。ふたつは死んだのは入れ替わった影武者であること。みっつは宴だけでなく領地全てに毒をまき皆殺しにしたこと)
        (理由はひとつ。ただ大爛の下での治世と皇族の毒の煽りあいが気に入らなかったというだけである。) -- 香爛 2012-09-12 (水) 19:59:48
      • うむうむ、ならば次の戦乱に横槍など入る余地はないな。次はいよいよアルメナとローディアだ
        間髪いれずに戦争するのは些か遠慮したいんだがなぁ。はてさて領土争いはどういう形に落ち着くか。落ち着いたその先に起こるのは目に見えているしなぁ
        (杯を2つ、酒を開けて注ぎ手渡す) -- カイル 2012-09-12 (水) 20:04:13
      • バルバランドとスリュヘイムはどちらに着くかしら。どちらも鍵は握られているものね
        何にせよ今回の戦争で様式がガラリと変わったわ。今後起きる戦争は一筋縄ではいかず、外方が蔓延る地獄と化すでしょうね…
        お遊びでなあなあだった今までとは大違いに。そこから生まれる子らはどんな子かしら
        柱の騎士、王…貴方が産んだ女王や近衛、レムナントらのように。
        (赤い雫を回し、躍らせ舐める。血の味が広がる) -- 香爛 2012-09-12 (水) 20:07:52
      • 『まだまだ宴は終わらない。これからが宴である。次の宴の演者はいかようなものか…如何なる者が出るか』
        『愉しみ、語らい、そして続いていく……闇はいつもそこにある。』 -- 2012-09-12 (水) 20:09:43
  •   -- 2012-09-12 (水) 18:08:13
  • 【226年12月 ローディア連合王国 王都ローランシア】 -- 2012-08-28 (火) 23:21:59
    • 『がらんどうと化した玉座の間でとある2人が酒宴を果たした後…彼らは共に王城内を駆けるものを待った』
      『一人は弟を、一人は英雄とその剣を…その瞬間は訪れる』 -- 2012-08-28 (火) 23:25:21
      • ようやく来たか、待ちわびたぞ。
        (杯を置き、腰を上げて荷を掴み…別れの言葉を送る)
        では、またな
        (と先ほどまで共に酒を飲んでいた本爛に別れを告げて…)

        さて、我等が出会ったときと同じように2人を邪魔立てするのも野暮だ。
        場所を変えようか暁翼と爛煌よ。相応しい場所がある。
        (そう語る男は、以前と何も変わらず…まるであの時のまま時間が変わっていないかの如く)
        (そしてその言葉は敵である大爛の兵と向き合う将の言葉でもなかった…)
        (さも平然と、今日という日に起きる予定をただ見守るだけのような穏やかさで) -- ヴァイド 2012-08-28 (火) 23:51:58
      • (『行くのか』)
        (「避けて通るわけにはいかない。そういうもんだ」)
        (魔剣を、真の意味で御しつつある暁翼と爛煌。梟とかわした分の会話は、ただそれだけだった)
        (辿り着いたのは、空っぽの玉座。遠間に、本爛も見えたが…あれの相手は自分達ではない)

        宗爛と本爛には、それに相応しい場があるか
        (提案に抗する事もなく軽い同意を見せ、ヴァイドの後を追う)
        (こちらは以前とは歩みも、心持ちも変わりきっていた。以前のままであれば、遮二無二仕掛けたか逃げていたか)
        (いずれにせよ、無様な結果であった事は違いない)
        (今は、ヴァイド程の平静さはなくとも。風の吹くままに歩いて行く自由さを持っていた)
        (もっとも、抜かれるのを待つ刃のような緊張感も、裡には秘めていたが)
        (それが見抜かれているのを承知しつつ、今は静かに「相応しい場所」とやらを目指す) -- 暁翼 2012-08-29 (水) 00:12:41
      • うむ、少し遅れたか?
        だいぶ回り道をしたせいか待たせたようであるな、すまぬ
        つまらぬものであるが手土産を持ってきた故許せ
        (隣に並ぶ暁翼を顎で指し)
        (場所を変える、という提案にもそれが当然であるように頷く)
        (もとより眼中に無い相手である、それは向こうも同じだろう)

        語らいの場を邪魔しても悪かろうしな
        (暁翼に軽い調子で返して、隣を並び歩く) -- 爛煌 2012-08-29 (水) 00:34:41
      • うむうむ。まぁよいよい、ゼナンで会って以降回り道がいかに重要かも叱咤であろう。
        それら全てをあててこそのである。このおしゃべりもまた、大事なものだぞ
        人間としてはどの程度になったかぐらいはわかる。
        (余裕とはまた違うであろうが、おそらく自分と相手について理解しているからこその所作だろう)
        (その相手が誰であろうとも…2人からは以前よりも地に足が付いている感じが読み取れた)
          
         
        (そして鼻歌まじりに今までのことを問い、聞く。ゾドではどうであったか、などなど…世間話を投げつつ出たのは場内でもっとも開けた場所…敷設された空中庭園)
        (城の中ほどにありながら水を引き建造物の中に人工的に作られた庭園)
        (ここが戦いの場に相応しいと…)
        (開けた場所であるためか外に砲撃音、怒号が容赦なくここにも聞こえてきた)
        さて、暁翼…爛煌よ。汝らと真に向かい合い剣を交えるのはこれが初である。
        よって問おう。汝、何を持って生き、何を望み生きるか。人の世の影である死を統べる王として問う。
        応えられぬのならばよい。次の話の種としておこう。
        (問いつつも荷から湧き出たように全身鎧が滑り、男の身体にまとわり付き装着されていく)
        (さらに言えば…馬の骨格のようなものまで取り込み…その姿は全身を装甲した時よりも些か厚く…)
        (背にある翼はより巨大になり、折りたたまれた)
        (漆黒の外套と、真白のオリハルコンが煌く) -- ヴァイド 2012-08-29 (水) 21:36:48
      • ゼナンか。随分前の話に聞こえるな
        (感じようにもよるが、充足している時間が短く感じるとすれば、それはこの感覚に近いのではないかと思った)

        (なんとも機嫌のよさそうなヴァイドに世間話を振られれば、萎縮する事無く経緯を話す。まぁ、世間話の範疇だ)
        (やりとりをしつつも、道を見据え、それが何処に行きつくのが探り…)
        …ここは庭か?
        (まっとうな庭園を見る機会はそう多くなかった。寸評は出来ないが…外より、戦の音がする。近くて遠いその音を背後に…)
        (ついに、ヴァイドと相対する。裡に秘めた緊張感が露わに。どうやらここにきてようやく、奴の眼中に入れたか)(真に向かい合う、というのはそういう事だろう)
        鎧が変形…!? カラクリは知らんが…人の意思で形を変えるのか…!
        (謎の変形と、白の鎧と黒の外套。威を増したヴァイドに驚き…笑う。強がりでもなく、素晴らしい物を見た時の顔だ)
        人の世の影、死を統べるとは大きく出たな
        (爛煌に目配せをする。様子を伺うのではなく俺から喋るぞという合図だ)

        誇りを持って生き、自由をもって世界を抱く。何者にも囚われず、しかし隔絶するのではなくこの世界の一人として自由に行き場を決め、歩いていく
        いいや、飛ぶといってもいいかな。せっかくの翼という名だ

        (何者にも囚われぬ事を望むという事は、現在の自分にすら縛られぬと言う事。未来、また変化があるかもしれないが…今の暁翼にとっては、その未来も含めた上での回答だ) -- 暁翼 2012-08-29 (水) 22:08:18
      • うむ、西のどこ土地も興味深くはあったが中でもするへいむは実に怪奇な土地であったな
        れ…れーべん、れーべんふっくなる騎士を知っておるか?あれは敵ながら天晴な者であった
        (鷹揚に歩きながら、緊張感の欠片も感じさせぬ口調で世間話を返す)
        (時折、並び歩く暁翼に同意を求め、呆れた様子で発言の間違いを訂正されて膨れる様はふざけていると叱咤されても反論しようがない)
        (爛煌にしてみれば、既に戦う肚は決まっている、少なくとも進むべき道は見えた、元より場の空気を読むようなしとやかな性質でもない)
        (であるなら、今畏まって変に縮こまる必要がどこにあろうか…という思いがあった)

        …私の趣味ではないな、侘び寂びを感じられぬ
        (空中庭園を一瞥して首を振る)
        (外もなかなかに激戦のようである、さて外で1000の兵士を相手に立ちまわるのと)
        (目の前の男相手に立ちまわるの、どちらが楽であろうな…等たわいも無い事を考えながら)
        ……あれもするへいむ製であろうか?
        (流石に目を丸くした、がすぐに気をとり直し笑う)
        見た目は派手であるが愛らしさが足りぬな、その点この男の剣は満点であるぞ
        可憐で強い
        (胸を張る、軽口の類でなく本気で言っている事はいい加減に付き合いの長い持ち手になら判るだろう)
        (それから目配せを受けて、口を閉ざした)
        (随分大層な事を言うものだ、と聞きながら笑う。)
        (嘲笑とは違う、優しげなものである。)
        ……模範解答が出た後であると話しづらいものであるな&br
        ; 私にそう大層な思想は無いが、ただ私が受けたような思いを受けるものが少しでも無くなれば良い
        痛みを知るもので無くては出来ぬものがあろう、我を持って生き、仁を望み生きる
        そう簡単には行かぬだろうが、今までに命を落としたもの或いは私が死に、次の生を受けた時
        今より楽に生きれる土地になっておれば、さぞ生きやすかろう 痛みを受けるものも減ろうというものよ
          (巡り巡って結局は自分の為である、さて考えを言葉にまとめるのは難しい、と回答を締め) -- 爛煌 2012-08-30 (木) 00:07:18
      • あぁ、レーヴェンフックなら当時のことも余は聞いている。見たことはないが、流布の類でもまぁよい
        どちらにせよあのような姿で傀儡としてあるのは不本意ではあるが偶像とはそういうものであろう。

        この庭園は人が作り出したものでありながら自然を埋め込みそれを美としているものだ。
        自然…地、水、風…それらが傲慢にも人により支配できるか、とな
        これが今の世だ。大爛でも西方でも変わるまい。手法が違うだけで爛煌の術もまた然り…
        そしてそこに乗るは人であり自由であり仁であり…横たわるは死である。
        汝らと我等がその盤を、世を覆すのはいつであろうな…
        (言うようになったものだと子の成長を喜ぶ親の如く兜の下でほくそ笑む)
        (神がかった存在に…、いやまだこの世界にあるというのならばそれはまた別であり…)
        (私もまたこの世界にあるものとして相手をしなければならないのだと)

        オリハルコンは魔導感応鉱物でな、扱う者がより強い魔力を持てば千変自在。
        意のままに操ることができる…可憐さはないが中々に強かな獣であるぞ、ハハハハハハハ!
        (一層に剛と、鋭くなった脚や各々の腕、胴…頭部などまさに白い骨格をむき出しにした山羊)
        (黒い外套が白い骨格に織り込まれ翼となるその姿…まさに黒き魔獣、バフォメットである)

        1つ…この世界の遥か昔にある闇の歴史を教えてやろう。
        竜害を知っているな?ドラゴンだ。例の化け物はな、統一王朝時代から存在している。
        その当時の王朝もな…どうにか対処しようとしたわけだが、今でもそうだ。
        いくら兵を送っても無駄であったが…その時代にしか現われなかった口伝による術が存在した。
        (空中庭園の外周から、黒い布切れのようなものが魔獣に呼び込まれ吸い込まれていく)
        それらを使役するのは王、統一王朝の王であり王の影である者が率いた死霊と屍の軍団
        (それらはノーウ…統一王朝の時代より忌み嫌われた、死霊の群れ)
        ある一定の効果をもたらしたが、元々忌み嫌われた技術。分裂に伴い消失したとも言われていたか…
        どういうことか、ここにいるわけだ。その使い手が。


        (右手に蛇腹…自在剣アステルマ、左手に五指の白い鉤爪を唸らせ、吼える)


        ヴェェェェッェエエェェェェェェエ!!!


        (ヴァイドではない…死霊らと鎧、オリハルコンが共鳴しての黒山羊そのものの唸り声)
        (砲撃の音すら掻き消すが如く大気がゆれ、響き、草木や花が大きく揺さぶられる)
        (さぁ はじめようか というかのごとく…戦いの鐘は鳴り響いた) -- ヴァイド 2012-08-30 (木) 00:44:43
      • …ここは人の作った狭い箱庭。そういう意図があったわけか
        (それを今すぐに覆そうとは思わないし、その域にはないのだろう)
        (自分は、そこまでの高みから世界を見降ろす視点はまだない)
        (あくまで、地にある帝国の民を護りたいと。そういう爛煌と共に在る間はそれでいいと思えた)
        (爛煌は祭りが見たいと言っていた。神になっては、祀られる側になってしまうのだから。叶えてやるまではそうもいくまい)
        オリハルコンについて、スリュヘイムで調べたがまだまだ奥が深いもんだな…
        (精神感応金属。初見で、全く見切れなかった理由がようやくわかった)
        (物理的な流れに添わず、意のままに動く物を読み切れなかったのも当然だ)

        闇の歴史……?
        ああ、ありゃあ人のどうにか出来る範疇を越えてる
        あれをどうにかするなら…それこそ人の枠を外れた何かになる必要があるしな…
        (そこまで呟いて…黒が吸い込まれる流れを見る)
        (ノーウ。死霊を呼ぶ。忌み嫌われたそれを使役する)

        ……人の世の影、死を統べる──そういう事かッ!
        (魔剣を引き抜き、両手で構えながら。鳴り響く開幕の叫びに、声を張り返し…その間に何も言わずとも、瞳が金に染まる。以心伝心)
        (だが、この死霊の、黒山羊の主にはこれでも足りぬ。流れ込む気を御しながら、無二の相棒に声をかけた)
        …俺でも分かるくらいだから承知だと思うが。この辺り龍穴があるな?
        (それ以上は言わずとも分かるだろうと言わなかった。その膨大な力を引きこめば、互いに負担も人智を超えたものになろうが) -- 暁翼 2012-08-30 (木) 01:10:43
      • 覆すのは乱暴であろう、作り変える
        人の傲慢によって生まれたものであるからな、私もまた傲慢であるぞ
        作り替えるに神の視点は邪魔である、盤の上で無ければそこに生きるものの心わからぬゆえな
        (私は地に足つけて生きさせて貰おう、と笑う顔はどうにも賢さに欠ける)
        (愚かで傲慢であるからこそ、このような世迷言胸を張って言えるのだ)
        (それを恥はすまい、恥れば今までに斬って捨てたものに合わせる顔も無くなる)

        …お前もまた人の傲慢により産まれた物であるか、どうにも反りが合わぬ筈である
        (おまけに相性も悪い、いや逆に良いのか。)
        (竜に相対するために生み出された術と、龍の力を借り入れる為に生み出された術)
        (どちらも人の驕りによって生み出されたものであり、ぶつかり合えばどちらが勝つかは予測がつかない)
        (強いて言えば、より強欲であるほうが勝つか)

        (唸りに揺れる床を蹴り、跳ぶ)
        (持ち手の背中を見ながら、皆まで言うなと笑った)

        (一言そう返す。金に染まった瞳が、一層の輝きを増して)
        (出鱈目な量を吸い取られた龍穴が悲鳴を挙げるように、或いは唸りに対抗するように)
        (二人を中心に金色の波動が大気を走った。)
        (互いの唸りがぶつかり合い、打ち消し合い、刹那に静寂が戻る がそれも一瞬) -- 爛煌 2012-08-30 (木) 01:50:27
      • (人間、にんげん、ニンゲン、実にそれだ。それらだ。)
        (光、生まれし、自由、英雄と呼ばれるものだろう彼らは)
        (そう呼ばれるべき存在であり、そう呼ばれることを望まぬ存在であり)
        (今を生きる生の代弁者、代表者、そのものでありそれらである)
        (ゆえに、だから、それであるからこそ戦うのだ)
        (彼らが光であるように、私は闇である)
        (どうしようもなく愉しくあるこの私は、それらを覆しようがない因果とし)
        (故に、相対し、戦おうと喜ぶのだ)

        (煌く光と蠢き滴る闇…相対する絵は、見る者が見れば)
        (ここまできたか、と笑う これはいい、あの時求めていたものの一部であり片鱗であり真実だ)
        (世の命運が決まる一線であろう)
        (そしてその静寂を打ち消したのは…黒山羊である)

        (ドッと空中庭園のレンガの床を踏み抜き強大な衝撃を生み出したのも一瞬)
        (暁翼らを飛び越すかのごとく空中にその姿を投げていた)
        (考えられぬような膂力と脚力、これもオリハルコンとの魔力感応が生み出す尋常ならざる力)
        (右手がすぐさま振るわれ蛇腹剣の刃が伸び、その刃が10本、両手の指の本数と同じくするその刃が)
        (暁翼の周辺目掛けて砲弾の如く射出されたのだ) -- ヴァイド 2012-08-30 (木) 02:07:22
      • (相克する光と闇が激突する。爛煌が呼び、己に引き込んだ光が、闇の産む振動を打ち消して)
        (静寂が生まれている)
        ………
        (次の激突までのインターバル。増し続ける体内の気を御する)
        (独りよがりでは零れ落ちる。他者を顧みぬままでは朽ち果てる)
        (両手で握った魔剣と同調し続ける。共鳴する無音の心が一瞬を永劫に引き延ばす)

        (静寂が砕かれた。先に動くのは、やはり挑戦を待っていた王の側だ)

        (金の瞳に映るのは近の未来。世界の中から世界を俯瞰する視座ではそこが限界だ)
        (10の死が見える。予知した未来が、死の可能性だけを並べて行く。その視座をして、死の未来が濃く見える)

        ……そんな未来を見に来たわけじゃあない!!
        (手繰り寄せるのは生の直感。糸の様に細いそれを掴み、手繰り寄せて進むのが人の道)
        (暁翼が、赤い線を纏って踊る。死の中を駆け抜ける舞踏が、己に伸びる死の指先を拒絶し、弾き返す。周辺に散るものには届かない)
        (まだ無傷だ。無傷でない未来では死んでいたから当然だ)
        参るッ!
        (跳んだ。莫大な衝撃と共に舞い上がったレンガを次々に蹴り抜き、人が空を駆け昇る) -- 暁翼 2012-08-30 (木) 21:22:11
      • (見るものが見れば・・・それは死のイメージ)
        (ネガ、反転した色彩の如く目に映る逆の世界が見えただろう)
        (しかし、そこに流れるのは金が描く紅の生命線)

        そうか!
        (避けた?違う・・・汲み取り、見て流れたのだろう)
        (ただ避けたことでないくらいこの流れを、鼓動を聞けば感じる)
        (生と死は表裏一体、表面にして裏面であるが故に・・・生命の鼓動を、大地の鼓動を)
        (この世界の脈動を感じることができた。そしてそれが・・・今、暁翼と爛煌の元に集まっていることも)
        (いわば、一時的なものであろうと目の前の者は世界と繋がっているのだ)


        ハハハハハ、いいぞ・・・こい!
        (空中に座する黒と金、人と魔獣・・・)
        (そして迎え撃つがごとく左手の鉤爪を右脇から、刀身のない剣を左脇から振るえば)
        (まさに下方から放たれる逆交差、白と・・・黒、そう刀身のない剣であるはずがその刀身には漆黒の刀身)
        (ノーウ、死霊の群れが実体のない刀身としてあふれ出していたのだ)
        (では射出された刀身はどうなっているのか、簡単なことだ。それらは自在剣から自由剣に)
        (そう、射出された刀身は突き刺さった石床からするりと脱し、宙へ・・・)
        (位置的に後方から暁翼の背を狙って再び飛びすさぶ)
        (三方からの物理、霊魂と必殺の攻撃が暁翼を迎え撃つ) -- ヴァイド 2012-08-30 (木) 22:10:32
      • (気という媒介を通して、爛煌の導きにより世界と繋がっている)
        (世界は複雑で単純だ。色分けは、今は生と死が強すぎて二色しか見えない)

        ぉおおおおおおおおおお…………ッ!!
        (ついに相手を見据えたその時、周囲が無音になった)
        (耳が使えなくなったわけではない。極度の集中が、体感時間を泥濘を進むが如く停滞させている)
        (鉤爪が繰り出される。あれをマトモに受ければ死ぬ)
        (死の王の剣にして権能。ノーウの集合体を捌けなければ冥府に引きずり込まれる)
        (先程、対応しきれなかった刀身が、背後から迫る)

        (ここまで重なった死に対して最適解では到底足りぬ。条理を捻じ曲げる事が出来なければ死に至る)
        …生きる!
        (唯一、勝負が出来る速度で対抗する)
        (魔剣が、金の光を纏った。龍穴から気を吸い上げて作った、金の剣を両手で振りかぶり)
        (霊魂の塊、それと打ち合わせた。生と死が明滅し、物理的な衝撃と化して、小爆発が起きた)
        (その衝撃で、回転しながら舞い上がる刹那。ギリギリで脇を鉤爪が掠める、外れた)
        (だが、王の意のままに動く自由剣はそれに惑わされず、背後から暁翼を追い…)
        ………返礼する!
        (未来視で軌道を予見した暁翼が、反動による跳躍の頂点で振り向き、回転しながら自由剣を打ち払った)
        (時間にして1秒を切る、六徳の瞬間だけ金光を浴び、自由を失った自由剣の切っ先を王に向けで跳ね飛ばしたのだ。銃弾もかくやという速度で反撃を打つ) -- 暁翼 2012-08-30 (木) 22:40:50
      • (楽しい、愉悦ではない…体が震えるほどの楽しさが全身を駆ける)
        (今、まさに光と闇の戦いが…その末端が開かれているのだ)
        (2人の人間と、私によって)

        (鼓動の数というのは動物により違うものだ。耳を当てれば誰でもわかる)
        (速度もまたしかり、そのように生きているのがその生物でありそれらが生物の個たらしめる1つ)
        (では…それが生物ではなければどうだろうか。例えば…そうこの大地、惑星、星…)
        (この暁翼はまさに、この大地と1つ…同調しているのだ)
        (無論まだ片鱗でしかないが…それでも戦うには充分)

        ようやくここまで来たか!
        (生の光と死の闇がぶつかり小爆発を起こせば黒い闇は霧の如くがれ、元の刀身のない姿へ戻り)
        (空を切る鍵爪と剣の間に差し込まれる…自由剣の10刀、瞬時に無音のまま刺さり歪なシルエットにかえる)
        (そして、翼の力か…側転、空中庭園の壁…城の側壁に着地しまたしても吼える)

        戦闘に、ただ1人の戦士として使うには充分過ぎるほどの力を手に入れたな暁翼、そして爛煌よ
        (そう語る最中にも先ほど差し込まれた自由剣の刀身が吸い込まれるように鎧に溶け込みそして…)
        (また右手にもつ剣に再び現われた。オリハルコンにオリハルコンをぶつけたらどうなるか)
        (弾かれる?対消滅?否、魔導感応により融合し己が手に再び戻すのだ)
        (先を読んでいたか?否、こちらに向かうようにしていたのであるなら当然である)

        世に命運あらば相対すべき相克の敵であろう者らよ
        よくここまで上った。ただの技、術にあらず…汝らが世に生きる人として歩んだ過程であろう。
        (そのまま壁を削るように滑り下り…)
        今の汝らにとってこの世の法則は既に砂の如く…些事であると言ってもいい。
        このオリハルコンも最早鎧としての役割を持たぬぐらいにはな…
        ここまで余が力を出し死骸とならなかったのは汝らが始めてであるな
        さてどうする。これ以上遊んでも余は構わんが…些か狭いからな。二人が遊び終えるまで茶でも飲むか? -- ヴァイド 2012-08-30 (木) 23:42:26
      • シィィィィィッ!!
        (高速の思考に高速の移動。時間を先取りする速度の視界)
        (世界と一体になり、加速し続ける思考は赤熱を伴う)
        (目論見は霧散したが、驚きは無い。この相手に限って、小手先の舞踏が通じるはずがない)
        (必殺の予感を持って傷をつけられる、絶対の予感で痛手を与えられる。そのいずれも、まだ遠い彼方だ)

        個人として見るなら、十分すぎるのは認める。ただ強さを求めるだけなら喜んでいただろうな
        (喜びではなく、淡々と自己を見つめた上での言葉を返しながら、落下していく)

        (壁を削り降りるヴァイドと対照的に、自由落下のままに落ちて行くままだ)
        (しかし、場に満ちる力の流れに揺られるように、木の葉のように静かに着地したのは、世界の流れを読む目を持ったが故)
        …オリハルコンを鎧に選んだ理由はそれか…
        (この瞬間も、底は見えていないとばかりに、容易く死の王を飽きさせる事はないとで言う様に。器は広がり続けている)

        茶飲み話はだいたいし終わってた気がするが…
        (これ以上が、この先があるなら城が危ういか。もう片方の対峙に水を差す気は、こちらもない。そして…この戦いも)
        ここで帰るほどお行儀よくはないな。是非ともお相手願いたい所だ。なぁ爛煌? -- 暁翼 2012-08-31 (金) 00:06:58
      • (人の目で見れば一瞬で、しかし明らかに人知を超えたやり取りを繰り広げてなお、まるで疲れ知らずである)
        (龍穴と直接に繋がっているお陰であろうか)
        (頼もしい筈であるのに、何故か好調すぎる己に不安を感じる)
        (…そも己、とは何であったか。)
        (光明を辿ろうとすればするほど、持ち手へ力を授ければ授ける程に)
        (意識が澄んでいく。しかしその一方不純物として消えて行くものは果たして本当に消して良いものだろうか)
        (爛煌、とは何であったか)

        (思い出すのに少し時間が要った、急速に意識が戻ってくる)
        (剣より姿を現したのは、返事をするためだけでなく自分の形を忘れそうであったからだ)

        ………無論であるな、まだ遊び足りぬ
        よもやこの程度で遊び疲れたというわけでもあるまい、もそっと面白い物が見たいぞ -- 爛煌 2012-08-31 (金) 00:28:32
      • ハハハハ、そうかそうか。ではそうだな、汝らが今相対しているものがどういうものか…
        改めて教えよう。汝らは生ある大地と1つになれるのであろう?鼓動も、意識も…
        では、汝らが相対している余は何を持つか

        『自在剣が再び自由剣となり、それらがこの男を中心として石床に刺さる』
        『染み出たノーウがそれらにまとわりつき、陣を描く』
        『はみ出た死霊はやたらめったらに暴れその黒き墨汁の如き雫を周囲に垂れ流し』

        冥府の王たる我が指先にして白き鋼骨よ 描け
        汝と我は冥府  死を統べる王にして世の理の裏を行き面を闊歩する者
        溢れよ 溢れよ 汝らを今留めるものはなし
        その魂を解き放ちたまえ


        『日が陰る。陰る。差し込む日差しなどなかったかのように陰る』
        『空中庭園に咲き誇る水も、草木も、花も枯れる』
        『世界がまさに死んだように…陰る』
        『そして、冥府の王を中心に 冥界の門は開いた』

        『バケツから墨汁をぶちまけたように、虚空の天から、大地から、死霊が、死骸が』
        『亡骸が、亡者が、死者があふれ出してくる。』
        『その姿は統一連合の兵から馬まで、人民から文官まで…果ては大爛の兵らまでいた。』
        『柱の騎士もいた、見知ったものはいただろうか?部下は?身内は?親族は?血族は?』
        『そして知るものがいればわかる、統一王朝時代の武官や騎士らまであふれ出てきた様』
        『まさに時代も土地も関係なく、死はすぐそこにあるのだと示さんばかり』
        『さらに言えば餓鬼畜生、鬼、幽鬼まで降りてきた』
        『地獄が、冥府が今…この世と繋がったのだ』


        さて…これで五分、としてもよいかな?
        (いつのまにかオリハルコンの鎧を脱いだ男が、冥府の門を開いたときに使用した自由剣を再び収め)
        (地獄の真っ只中に笑顔で佇んでいた。その剣の刀身は…漆黒の死霊、ノーウを纏い 黒く煌く) -- ヴァイド 2012-08-31 (金) 00:45:46
      • ……剣が陣を描いて……陣形? いや違う
        (あれは)
        …門か!?
        (直感は、正しくそれが何かを捉えていた)
        (驚きは、それを直視した故の衝撃。見覚えのある敵兵。味方の兵)
        (かつて切り裂いたはずの柱の騎士が在りし日のまま立っている)
        (──冥府の一端。生者であれば、何人たりとも驚かざるを得まい)

        おいおい。5分、5分って言ったか? 冗談きついぜ…!
        (遊ぶ、とは言ったがキリがなければ別だ)
        (長期戦になれば、背負う世界の差に押し込まれる)
        …爛煌。何か危うい感じもしたが…このまま。いや、出力を上げていけるか?
        (具体的でないものの、爛煌の変調は悟っていた。出来る事なら様子を見るべきだ。しかし)
        (それでも。出し惜しめる相手ではない。ここから更に限界を越えねば、そこで終わる) -- 暁翼 2012-08-31 (金) 01:03:37
      • (広く狭い世界が闇に染まっていく、哀れに散っていく花木)
        (冥府の陰気に飲まれて失われていく命に、ただ顔を顰めた)
        (開いた門の向こう、並ぶ死者を見て流石に驚いたが…)

        (何より爛煌を揺さぶったのは、その顔の中にあまりに見知った顔が居たからだ)
        (それは母であり、兄であり、またいつか自分に辱めを与えた民であり…)
        (それが確かにそうであるか、確認するにはあまりに死者の数が多すぎる)
        (しかし、確認するまでも無く恐らくあれは、そうなのだろう)
        (悲しいとは思わなかった、ただ ああ、やはりそうなってしまったか…という)
        (ようやっと最後の淀みが落ちたような気分であった)

        …ふん、誰に向かって物を言っている そのような無粋な問い掛け聞きたくもないぞ
        (いつもの様に尊大に胸を張って笑うその瞳は金色であり、縦に割れた瞳孔は人の物というより妖かしのソレだ)
        何時の世も死者より生者の方が強いものである、それを思い知らせてやらねばなるまい
        (言って、地面を強く踏む。踏まれた先にあった影が泥水のように飛び散って、代わりに光が湧く)
        (二人を中心として地面より陽の氣が溢れ、溢れたそれは失われた命を再び呼び覚ましていく)
        (蜂蜜色をした光の中より、若草が顔を出しやがて花を咲かせる)
        (強大な冥府という陰りの中、その光はあまりにささやかであった)
        (しかし、決して陰に押されること無く力強く足元を照らす)
        勝つぞ
        (淡い光を纏いながら、一言呟き)
        (爛煌の姿が溶けるよう消えた。膨大な氣を引き出すに、人の形は邪魔であり保つことが難しい)
        (消える瞬間、既に胡乱な意識の中最後にもう一度母の姿を見て爛煌は笑った)
        (不肖の娘であったが、存外にやるものであろう、と) -- 爛煌 2012-08-31 (金) 01:51:39
      • いかにも。
        (この場所はまさしく、地獄であった)
        (死者が、その霊魂が留まり具現化した…地獄であり冥府)
        いかにも。
        (生命が…この大地の血が、龍脈とひとつになる彼らと相対する)
        (対等、五分。即ち…死の世界、死の胎動 死霊の世界)

        戯れは充分。行くぞ!
        (その泥水のような影を一歩ずつ、歩き、速め 駆ける)
        (手に握られた剣はオリハルコンを媒介にし冥府の気を纏い膨れ上がり)
        (より鋭く、広く、長く…強靭なものへと変わっていく)
        (向かうは生命、光の泉へ)



        『最中』
        『この地獄に現出した亡者がひとつ』
        『人と成り 一人と成り…』
        『光の泉へ、微笑み…光の塵となり消えた』
        『死霊渦巻く冥府の群れの中のたった一つ成って消えたの光は』
        『広大な世界で散るマクロな世界の命が如く』
        『気に留める死霊も亡者も亡霊も王もいなかった』 -- ヴァイド 2012-08-31 (金) 02:07:23
      • ったく。たまに心配してやれば可愛くない奴だな。そういう事なら遠慮しねえぞ
        (憎まれ口は、信頼に満ちて放たれていた)
        (足元から芽吹くのは生命の力。世界の表為す陽の力だ)
        勝とう
        (この、死者の群れのどこかに己の両親もいるのだろうか…確かめずとも。見ているのであればいいと思う)
        (必ず、胸を張って誇ってくれるだろうと信じられる)
        (金を。生命を纏う魔剣を、高く、高く両手で掲げる)
        (足元の地面から、影を払拭した光が、細いながらも天へ伸びて行く)
        (天に至る階か。天から見下ろす龍の光か。それを確かめる前に、死の極光を剣に、常世の王が来る)
        死よ、生命はここに在るぞ

        ──来いッ!!

        (走る。一歩ごとに、影しかない場を生命の色に変えて。力強く)
        (生命の鼓動が、大地の息吹が足音だ。響く振動が光の側の自己証明) -- 暁翼 2012-08-31 (金) 21:01:28
      • 駆ける 走る 闇に乗りて
        そして そして 振りぬく 極死の光
        長い長い死の刀身が縦横無尽に悠々と速く
        黒い軌道を描いて袈裟に放つ


        ここは常世にて現世にして幻世
        あらゆる死と生と幻が溢れる境界線
        世界が収縮し拡大し
        光に闇が交差する
        -- ヴァイド 2012-08-31 (金) 21:36:25
      • (袈裟に振り降ろされ、堕ちる剣閃を迎え撃つのは逆袈裟の白光)
        (冥府の王は、墜ちよと薙ぎ、生命を纏う者は昇れと振り上げる)
        (視界が二色に染まる。極まった金は、白に変わったのだ)

        生と死の舞踏が、激突で終わりを奏で始める

        世界が死に
        (モノクロの世界で、死の王が理を振るい)

        世界が蘇生する
        (モノクロの世界で、白の生者が叫ぶ)

        繰り返し交錯する無明の爆裂が、交互に白へ黒へと世界を染め直す -- 暁翼 2012-08-31 (金) 21:58:15
      • 光が闇を切り裂く。切り裂かれた闇を祓うが如く光の帯が伸びて広がり

        闇が光を浸し侵す。切り裂き照らす光を塗りつぶすかのように闇の濁流は氾濫し

        それが何度続いただろうか

        光と闇が打ち合い、冥府の王と白金の龍が打ち合い、振るい

        世界の行く末を決めるかの如く…世界の均衡を、割合を決める決戦ともいえようか


        今、世界は再び白と黒だけの…五分と五分、半々の世界に相成った

        次の一手が光と闇の勢力図となる…

        そんな静寂が一瞬訪れた
        -- ヴァイド 2012-08-31 (金) 22:08:03
      • (幾度も、光が0になり、死に満ちそうな瞬間があった)
        (だが、その都度。生命は芽吹き、対抗する。その繰り返しが)
        (ついに、5分で光と闇を塗り分ける事になったのだ)

        ああ、これが…
        (今、この世界に名前をつけるのなら)

        太極

        (ヴァイドがゼナンで待ち焦がれていたのはこの光景か)
        (静寂に、思考を僅かに過去に飛ばして思い返した。最早己そのもの。手の延長である感覚しかない魔剣を構え)
        …さあ、始まりを、始めよう
        (それが、生者の側に立つ者の言葉だ。命は生まれ、歩きだす者であるから)
        (今度こそ。暁翼と爛煌を芯として白の極光が天に昇る。大地そのものであり、黄龍を降ろす器が、満ちた) -- 暁翼 2012-08-31 (金) 22:26:11
      • (東洋でいえば黒と白の胎児がお互いを喰らい合うような…)
        (そんな極図、それが今、この世界)

        然り。
        (極め、いわば天に至り冥に至る極地)

        そこに我らは立っている。
        我らがいる、我らが導いた。

        終焉にて、終わせよう
        (これは冥府魔道の勅である。死は満ちた、徘徊し背にいるものであるが)
        (今はまた、生と同じ極地であるが故に…天であり冥であり…事象となる)

        (一歩、二歩、三歩…)
        (極点の位置にゆっくりと歩を進め、浸し、満たし…)
        (そして、最後、横薙ぎに逆手から放ち描く軌道は因果の太極図)
        (世界の縮図が描かれた) -- ヴァイド 2012-08-31 (金) 22:49:43
      • (太極の図と重なる白と黒の鬩ぎ合い)
        (死の王と、対照に足を取り、振り翳し、降ろされる天光)
        (視界が、白だけに染まる。描かれた世界の縮図は、激突によりやがて、その姿を変え……)

        (無音に近い静寂の中。何かに押される様に全てを出し切る。その刹那がもう少し長ければ、何か取り返しがつかなくなる気がして、僅かに放出を急いだ)

        (世界が、色を取り戻す。その場所に居たのは……) -- 暁翼 2012-08-31 (金) 23:08:40
      • 世界が黒く染まる。否、その世界は元より我等のもの。
        であるならばその先に見える白きものも…そう、光は闇を照らし消すがが闇は光を染めはっきりと映し出す。
        見えているぞ、お前が。
        その焦りも…時期速く惜しいがここでしばらくは極図は我等のものとさせてもらおう


        (光に向けて闇を伸ばす。極を塗りつぶすために。充分に満ちたがその間は悪かった。)
        (闇が付入る隙というのはこういうことを言うのだと、そこに向けて突き放つ。)
        (さようなら さようなら さようなら また極天であおうと)

        (しかし、その闇を 追い越すが如く)
        (光に…闇より、通り過ぎる魂が 駆ける)
        (如何物かこの極地では解るまい)
        (だがそれは…小さな光であるものの、この極地において…は…)


        くっ
        ハハハハハハ!!!
        そうか、そうかそうか…!
        (世界が色彩を取り戻した最中、晴れ、笑う男)
        (残るは荒れ果てた空中庭園と、二人) -- ヴァイド 2012-08-31 (金) 23:20:51
      • (さて自分は何者であるのか、何者であったのか)
        (今はただ我が持ち手に力を与えるのみである、持ち手。持ち手とは何者であったか)
        (最早それを考える必要も無いように思えた。)
        (【私】という存在は我等になり、そこに在り続けるのだから)
        (果たさねばならぬ約束があるように思えた、叶えたいささやかな夢があるように思った)
        (しかしそれも最早…)

        (最早、何であったか)
        (【私】が遠ざかるのを止めた。意識が緩やかに戻ってくる)
        (朦朧とした様子で辺りを見渡す)
        (荒れ果ててはいるが、確かにそこは現実の景色だった)
        ………おろかもの
        最後に油断しよったな…
        (声を出してみると随分妙な気分になった。) -- 爛煌 2012-08-31 (金) 23:51:31
      • (実際に経った時間は、そう長いものではないだろう)
        (だが、ゾドの包囲戦で感じた辛さより余程、死を感じていた)
        (それに抗する生への意思が無ければ、壊れていただろう。だが、壊れてはいない)
        (分かっている事は一つだけ)
        (自分は生きている。爛煌も無事だ。そして、ヴァイドもまたそうだ。)

        ……生きている、な
        (最後の最後で、何かを手放しそうな気配があった)
        (それを油断と言われれば反論もないが…)
        生きてるなら十分だろ -- 暁翼 2012-08-31 (金) 23:57:36
      • ここにきてそう口を尖らすものではあるまい。
        良いではないか。それが余と汝らとが違える、相対する質であるがゆえだ
        (なぜ力を急いだか…見やる魂の質を、爛煌から感じれば。わかる。)
        (一方でこの男はもうやることは終わったといわんばかりに空中庭園に注がれた水路の水で顔を洗う)
        (荒れ果てているというのに生命力溢れているこの庭園…草木は戦う前より美しく、花は咲き水は潤い滴り流れる…)
        (そして器用に草を編み器を作れば水で口を注ぎ、喉を潤す)
        (つまるところ、この庭園は光が、生が…正の力に溢れていた…最も、一時的なものであろうが)
         
        暁翼と爛煌よ、また縁があれば相対そう。次を楽しみにしているぞ。
        (と…言うだけ言い、そのまま空中庭園を後にし…玉座の間へ向かった)
        (極地、その意味で言えば二通りであるが…光と闇の戦いはひとまず 幕を降ろした) -- ヴァイド 2012-09-01 (土) 00:15:20
  • 【225年12月 ローディア連合王国西方領】 -- 2012-08-27 (月) 22:55:48
    • ヴァイド様!
      (久方ぶりに相見えた男の姿に、女の表情は花が咲くかの如く。年頃の少女のように傭兵の帰りを出迎える)
      お務めご苦労様で御座いました。お疲れでしょう?
      今、温かい飲み物を用意致します
      (そう言って慌ただしく使用人に指示を出す女の姿に、過去の陰気な影を感じる者は居るのであろうか) -- フロッセ 2012-08-27 (月) 22:59:13
      • 息災なようで何よりだなフロッセ
        (こと最近使用人に聞けば西方に加え南方領での仕事が増えたとのこと)
        (世情が世情であるが、傭兵の仕事は着々と増え最盛期と言ってもよかった)
        はははは、疲れなど。こうして顔を見て声を聞くために戻ったのだ
        フロッセの声を聞けば如何なる酒も肉よりも良薬であろう
        (外套などを使用人に任せフロッセに歩み寄り加減を見るかのように頬に手を添えて)
        変わりないか (と身を案ずるように問うた) -- ヴァイド 2012-08-27 (月) 23:54:28
      • (その言葉を聞けば喜色を笑みに混じらせ)勿体無いお言葉……と言った方が失礼ですね
        (と、指の手触りを感じる頬は熱を帯びる。まっすぐに見つめられるのには未だ慣れないが、嫌では無かった)
        ええ、私もお腹の子も、どちらも。 -- フロッセ 2012-08-28 (火) 00:12:21
      • 良い、気になどせぬ。慎ましいのも美徳である。過ぎれば腐らせるだけであるが
        (経過を聞けばそのまま膝を付き顔と手を…耳を腹に当てて囁く)
        …待っているぞ、私の子よ。お前が生まれ、現われるその時を…
        (目を瞑り耳を傾け囁く姿は誰の目からみても子を待ちわびる父親そのものだった)
        (そのささやきが、本当に届いていると知るのは今この男以外いないというのに) -- ヴァイド 2012-08-28 (火) 00:53:03
      • (腐らせていた所を引き上げてくれた目の前の男には尽きぬ恩がある。何よりヴァイドが自身に向ける言葉には嘘偽りは無かった)
        ええ……私も、楽しみに……
        (目尻を潤ませ、人差し指で拭う。生まれ出でる子は、父と母に祝福されている……女にとってこれ程の仕合せがあろうものか)
        (自身と、そしてまだ見ぬ我が子が愛されているという実感に零れた涙は笑みの上をなぞって)……ごめんなさい、感極まってしまって
        これ程幸福だった事は、ありませんから…… -- フロッセ 2012-08-28 (火) 01:35:41
      • いかんよフロッセ、これから子が生まれるというのに…
        生まれたその時、祝福し、祝おう。この世界に生れ落ちた光のように
        (様々な声と思いを乗せてフロッセといまだに生まれぬ子に語りかける)
        (幸せはまだまだ続くのだ、これからがまた幸福なのだと…机の上にコインを積み重ねるように)
        (笑顔を、幸福という金貨を積み上げていくのだ)
        (来るべき日のために)
        生まれてくる子のために、その身をな。生まれてからも大変であるからな… -- ヴァイド 2012-08-28 (火) 02:15:40
  • 【226年 1月 ローディア連合王国 南方領 中心都市】 -- 2012-08-21 (火) 00:37:01
    • 『悠々とウラスエダール崩壊、宗爛との謁見を終えた男を待っていたのは、慌しく喋る研究主任であった』 -- 2012-08-21 (火) 00:38:13
      • 「お、おぉぉぉ…これは■■■様!お早いお着きで…あ、あぁ…えぇとなんと申しますか…」
        なにがあった?胡久美の再生に問題があったか
        「それがまだ生まれていないのです!!!!」 -- 2012-08-21 (火) 00:41:40
      • 『話に聞けば年末に安定し始め、そろそろ生まれるかと思うときからより一層腹が膨れ始め…年始に収まり安定してきたのが現状だという』
        『理由はわからず、脈動は強く、今にも生まれそうではあるが…と』
        『とりあえず現状を見よう、と胎盤968号へ向かう』 -- 2012-08-21 (火) 00:44:49
      •  
        『そして待ち受けていたのは…大きな鼓動の音』
        『母と共に脈動し、いつ産声を上げるかわからぬ母体があった』
        『胎内を見ることができる神聖魔術、外科は存在するがことこれらに関しては通しが悪いため様子が探れない…』
        『しかし、男は別だった。魔術で見る…という視ではなく。霊魂でみる目であるからこそ…異常と完成を目に見えた』 -- 2012-08-21 (火) 00:49:37
      • 切開よりの取り上げとしよう
        「確かにこれ以上は母体が危険です…安定もしていますし今すぐ取り掛かりましょう」
        『そうして専門のものらによって帝王切開…腹部切開からの御産が始まった』 -- ヴァイド 2012-08-21 (火) 00:50:46
      • (柱の母から、取り出される。男の姿は、あれ程体の大部分を削られたにもかかわらず、見事に再生し…)
        (否、それは、一目見てわかる異常であった。取り上げた者らが、皆一様に驚きの表情を浮かべる。)
        (男の体は確かに再生していた、だが…それだけではない、本来なかった筈の、もう一対の、複腕が、どういうわけか男には生成されていたのだ。)
        (それだけではない、背中側、その右の肩付近には、人面瘡の様な顔が張り付き)
        (脊椎に張り付く様に片目の肥大化した、異常な顔がついている)
        (だがそれ以上に研究者を驚かせたのが、男の隣に生成されていた、両腕の無い赤ん坊であった。)
        (再生の過程で多少の変異を起こす事はあれど、ここまでの変化を見たのは始めてだったのか、あれ程■■■に忠実だった研究者達が、動揺を隠せないでいた) -- 胡久美 2012-08-21 (火) 01:14:07
      • ふむ…これは、なるほど。双子か。作業を続けたまえ。どちらも生かそう。
        『とのこと。鶴の一声だろうか。彼らはまた作業に戻る…異形の背、新たな変質』
        『腕のない赤子…生れ落ちた様々な疑問もあるが、それらを内包しつつも生まれでた奇跡とも言うべき結果を…』
        『整え、調べ…そして』 -- ヴァイド 2012-08-21 (火) 01:22:19




      • (二度目の誕生の際の事は、よく覚えていない。気づけば自分は知らない場所でベッドに寝かされていた)
        (咄嗟に首の骨をへし折りそうになった研究者が言うには、自分はひどい怪我をしていた所をヴァイドに救助され)
        (更に西国最新の医療技術を用いて、体を治療してもらった…らしい)
        …(新しく生えた、三対目の腕を動かしながら、物思いに耽る…) -- 胡久美 2012-08-21 (火) 01:37:40
      • (そしてノック、入室するという声…入ってきたのは、その男だった)
        経過はどうだ。胡久美。必要ならここに来る前のことも話すが。 -- ヴァイド 2012-08-21 (火) 01:44:08
      • …おお、旦那か(久方ぶりに見る知り合いに、笑みを見せる。)
        いやあ、助かったぜ…旦那は命の恩人だよ、俺が女ならちゅーしてやれたのにな(けらけら笑いながら、ヴァイドの言葉に少し考え)
        あーまあ、気にはなるな…覚えてんのはアルメナで副業終わらせて、あの国抜けたとこまでだし -- 胡久美 2012-08-21 (火) 02:02:50
      • ハッハッハ、俺も胡久美が女なら妾にしてたかもしれんな(からからと笑い適当に椅子に腰掛け)
        約束であったからな、友人との約束は守るものだよ…さて
        (と、区切りをつけて話し始める)
        (重金属の毒が脳にまで達していたこと。集落、村、街を滅ぼし砦で暴れ惨殺の獣と化していたこと…)
        (壁に描かれていた顔などのことも話した。無論切り刻んでココに持ってきたこともだが)
        それと両腕のない子が再生の最中に出てきた。これについて心当たりはないか。
        希望があればツテをつかいそれなりのところに送ることができるが -- ヴァイド 2012-08-21 (火) 02:10:14
      • そりゃ惜しかったな(キシシと笑い)
        (だが、続く言葉には流石に顔を顰める。それは罪悪の念からではなく、自身が毒の痛みに、精神を屈したという事実に対しての、恥じる心と、自身への怒り)
        …毒如きでんな情けねえ姿晒すとは…まだまだだな、俺も
        (そして、更に続くヴァイドの報告。)
        あ〜、あるにはあるが、でもな…あ〜…(男にしては、珍しく歯切れの悪い台詞。困惑しているかのような表情は、心当たりはあるにはある、といったところか) -- 胡久美 2012-08-21 (火) 02:21:51
      • 毒というよりあれは体を蝕む害だ。あれが体内に入れば後は死ぬだけ。
        あまり思いつめるな、あの時見た技量であるならば二度はないだろう
        実際あれによって多くの貴族、兵士が死んだ。対処する技術が確立されていないからな。実害でいえば一度の竜害よりひどいだろう
        (と続く中、歯切れの悪くなる胡久美をみれば。心当たりはあるのだろう…だがこの男が口に出さないというのも珍しい。ゆえに)
        確証がもてないか。まぁよい…縁者であるのは間違いないのだろう。
        処遇について考えあれば、手伝いぐらいはしてやるさ
         
        さて…気分もよい、というのならば。徐々に新しい体を慣らしていく必要があると思うが、どうかな -- ヴァイド 2012-08-21 (火) 02:35:25
      • (ふう、とため息をつくと、ポツリと漏らす)
        姉貴だよ、俺の…多分な。ガキの頃魔術汚染でくっついたまま生まれちまってな。
        そん時腕は(複腕を動かし)こうなって、脳味噌は…多分俺の中で残ってたんだろ。
        …そうだな、できればここらとは関係ねえ、南の妙な街とか、あっちに近い孤児院にでも入れてやってくれ。
        姉貴にゃ借りもあるし、駄目な弟としちゃあ恩返しの一つもしたいとこだし、な
        (恐らくヴァイドも初めて見ただろう、青年の照れくさそうな顔。それも戦の話となればすぐに変わり)&brlそれなんだけどよ旦那、よければ暫く俺の事、雇う気はねえか?金はいいさ、命を拾ってもらったしな
        適当に前線にでも置いてくれりゃあ、どんな奴でもぶった切ってやるよ(これまた珍しい、金のがめつい男が、無償で助力すると申し出る、雇うかどうかは、ヴァイド次第) -- 胡久美 2012-08-21 (火) 02:46:56
      • あの悪鬼とも、アシュラとも呼ばれた胡久美がか…あぁ、うむ、いいぞ
        (ことこの男。魔術汚染やそれらに関わってしまった人間に対して特に好意を持つものであった)
        (悪鬼外道鬼畜と呼ばれるものであるが、虐げられるものに関しては特に手を差し伸べることがほとんどであるのは…)
        (この世界、この時代、この土地を愛しておりその化身ともいえるべきものらが美しく見ているためか。独自の美を持っていた)
        (逆に言えば。なんの疑問も持たずただ時代の潮流に流され盲目に生きるもの、己に気付かぬものいついてはこと価値を見出せず…)
        (ゆえに。異形となりつつも天の才を磨いた胡久美を良しとし、彼と共にいた生まれるはずのなかった姉に対し出来る限りのことをしようと思う)
         
        では彼女は縁のある南方の者に預け…冒険者が多く集まる街があったはずだな。あそこに留まれるように手配しよう。
        それと胡久美、君の件だが…正式に雇用しよう。姉に尽くすにはまだ足らないのではないか。
        送る物の元手や、君の姉がこれからよりよい暮らしのために稼ぐ必要はあるだろう?
        俺に返すより、姉に返せ。それが今やるべきことだろう。
        (ここだけ、こと彼らのここだけを見れば。人道、慈悲、優しさなど…それらだけが見えることとなるだろう)
        (もっとも特に裏があるわけではなく、そのままの通りにかけたものであるのだが)
         
        さてそうなると忙しくなるぞ。まずは鎧や剣を調えねばな、馬も必要だ。必要なものは揃えさせよう
        そして現在の状況だが…あぁ飯が食えるなら飯を食いつつにしよう。誰か
        「はいカイル様。支度を整えさせます」
        (近くにいた研究者が答え、扉は開かれた)
        詳しい話は上でしよう…中々に終わりが近づいてきているぞ
        (そして男は椅子を立ち、部屋の外に立てかけて置いた包みを手渡した)
        (それは…あの、妖刀。主の下に再びその刃は戻った) -- ヴァイド 2012-08-21 (火) 03:18:35
      • …敵わねえな、ホント(照れ隠しに頭を掻いて)
        しゃあねえ、足長おじさん何て柄じゃあねえが…頑張りますかあ(首を鳴らし、三対の腕で伸びをする)
        ああ、刀はちょいとアテがあるからいい、鎧は…(体を見て)こうまでなったらもうオーダーメイドかね…馬はどうすっかな…俺なんか嫌われるし
        おおそだそだ、戦争!(戦の話になると、俄然元気になるのは、やはり修羅と呼ばれるだけの事はあるか)
        俺が恋しい東の連中も多いだろうからなあ…
        ああ、だから刀は…ってこりゃ…(差し出された、刀に目を奪われる。てっきり狂った時に無くしたかと思ったあの妖刀が、目の前に)
        …ありがてえ(何度目かわからない、感謝の言葉を短く伝えた)
        久々の戦争だ、楽しませてもらうぜ…(既にそこには、姉を思う青年の姿は無く)
        (戦に想いを馳せる修羅の姿が、代わりにあった) -- 胡久美 2012-08-21 (火) 03:40:54
      • 今からが一番楽しくなるぞ。最大の山場がこれから始まるわけだ…
        さぁ戻るぞ。戦場に、この世界に!
        (そうして地上の都市にでれば…胡久美にとって長い間目にしていなかった陽が出迎え…新たな誕生を祝うかのように輝いていた)
         
        (悪鬼、再び) -- ヴァイド 2012-08-21 (火) 03:51:23
  • 【225年 9月 ローディア連合王国 南方領 中心都市】 -- 2012-08-20 (月) 23:43:16
    • 『情勢の変化か。潤沢な資金が投じられることもあって人材、機材も共に慌しく動いている都市地下に建設された研究施設』 -- 2012-08-20 (月) 23:45:03
      • 『竜印、柱の騎士の実験…狂気が世界の歯車を回すようになったこの世界でまた…新たな世界の末端が顕れようとしていた』 -- 2012-08-20 (月) 23:46:07
      • 「おぉぉぉぉ…!準備が整いました■■■様!貴方様が寄越された胡久美なる者、なんということでしょうか」
        「検体5043号ですが再生素体としての適正が非常に高い値を示しています。あれほどの者をどこで…」
        「ですが重金属汚染がひどいものですから大部分を切除しております。骨格の大半も再生しなければなりませんな」
        「母体、胎盤968が整っています。再生のための処置を整えましたら切開にて収める手はずとなっています」
        「複腕!これはスリュヘイムの、いやぁここまで生きているとは珍しい…!」 -- 2012-08-20 (月) 23:50:22
      • 『胡久美であったものを取り囲み続々とメス、薬物による処置、切除、検査を続けていく医者と魔術師』
        『その手際は恐ろしいほど高い。ローディア、スリュヘイムからみても早々この技術のものはいないくらいである』
        『ローディア…いや、この西方は変わった。大爛との戦いのために外れた倫理という名の枷。遠慮なく人体を切り刻み探究する許し』
        『文化汚染という言葉があるのならば、本来ローディアだろうとおおっぴらに出ないであろう技術。アルメナの技術が突如競りあがる山の如く…』
        『湧き出す泉が大地を進出するかのようにその隆盛を誇っていた。』
        『戦争も終わりローディアが再び国として体裁を保つように整える時期となれば、なりを潜め…これらのことは人の道に外れることであろうが医学の進歩になった といわれるくらいに』 -- 2012-08-20 (月) 23:54:25
      • よろしい。では…頼むぞ諸君。フフフフ、ハハハハハ、次の侵攻が愉しみだな
        なぁ胡久美(そう言葉を向ける相手は今、施術台にてバラバラにされて医者や施術者が整えつつあった。)
        (水銀毒に犯された部分を取り除き…薬品に着けて、運搬を行う)
        (あまりにも汚染がひどいため、体のほとんどを切除した…その体のシルエットは、紛れもなく胎児にみえる)
        (新たに生まれるのをまつ生命のように…)
         
        (運搬の最中であっても胡久美は生きていた。これが現在の医療、神聖魔術の最深部といってもいい。代用臓器や器官に接続することで補っているが。そこまでの精錬を行えるようになったのもつい最近のことである)
        (アルメナ、ローディア、スリュヘイム…隆盛を極める闇の者らは着実に力をつけていた) -- ヴァイド 2012-08-21 (火) 00:00:31
      • 『運搬された先に末のは母である』
         
        『爛煌の思を探る時にふと思いついたことがきっかけだった』
        『母の愛は素晴しい。本人が思わずとも子を護るものであり、子もまた母の愛に護られていると』
        『それらは貴族、今の社会にある王らとの封建制に結びつき比べてもよいものではないかと』
        『王は民を護り、民は王に護られる…即ち。柱の王は、母でも充分足りえるのではないかと』
        『それは正解だった。母をかき混ぜ練り上げ、子を素にし肉を固めをつなぎ合わせ、柱の女王と近衛とする計画は成功を収めていた』
        『何より社会の貴賎ではなく母と子の愛という純粋な思いだからこそ、社会性を無視し大爛の人間でさえ取り込み肉とする純粋な魂を生み出すことができたのだ』 -- 2012-08-21 (火) 00:07:14
      • 『そしてその柱の女王と近衛の研究で生まれたのが…柱の母、胎の柱とも呼ばれる人体練成釜であった』
        『魔導技術と精錬された肉体によってその子宮、胎盤により人の体を造りかえる…再生させるシステム』
        『大爛の捕虜を使った実験も成功を収めて下り…外科手術で生み出した柱の近衛よりも素晴しい魂と肉体を持って生まれた報告がある』
         
        『大きさは演劇場ほどの大きさがある。なにせ普通はこれによって柱の近衛である赤子らを生み出しているのだから…』
        『しかし今、その広げられた腹…胎盤に収められていくものは一人。他の棟では赤子らや引き裂かれた子供が詰め込まれていくその腹に…胡久美は静められていく』
        『外科的な神経接続…緒を結ばれると再び腹は閉じられ…静かな脈動がホールに響く』
        『マリアの歌声がホールを沸かせるように…』 -- 2012-08-21 (火) 00:13:52
      • して、いつごろ生まれる。
        「ははぁ、この状態ですと遅く見積もっても年末にはできましょうな。なにせ体の大部分を再生するわけですから」
        ふむ…そうか、では留守の間も頼む。西方候や諸侯、アルメナ枢機卿らに報告をせねばならないのでな。
        再び生まれたら私の名前を出し調整を済ませておいてほしい
        「ははぁ■■■様の仰せのままに」
        (短く笑顔で礼をし、送り出す彼らを背に再び■■に戻る)
         
        (しかし、この時まだ男は気付いていなかった)
        (胡久美という男の特異性を…そしてそれをしるのは、年明けに再びここに戻ってきたときであった) -- ヴァイド 2012-08-21 (火) 00:18:41
  •   -- 2012-08-20 (月) 02:32:17
  •   -- 2012-08-20 (月) 02:32:13
  • 【225年 3月 ローディア連合王国 南方領 中心都市】 -- 2012-08-11 (土) 06:24:05
    • (南方にあるアルメナとの国境付近にある都市。フロフレック領とは山を挟んで反対側にある都市) -- 2012-08-11 (土) 06:26:41
      • (立地上アルメナとの交易、西方主導の外交を行う際にと設けられた都市であるが)
        (その裏にはアルメナの出先機関のような意味合いも含まれていた)
        (整えられた上下水道施設のさらに地下深くにその機関のために設けられた場所がある…) -- 2012-08-11 (土) 06:29:05
      • (その階層はいくつもの巨大な空洞が仕切られており巨大な歯車がいくつか蠢く音が響く)
        (ある種の工房的意味合いが強い空間だった。しかし、機械産業の工場と違うところがあるとすれば)
        (時折鳴るように呻く呼吸音や脈動の音が木霊していることぐらいだろうか) -- 2012-08-11 (土) 06:35:50
      • 「おぉ、お待ちしておりました。ささっどうぞこちらへ」
        (刺繍がほぼないといっていい研究用のローブを纏った男性が早足で歩み寄ってくる)
        (痩身長躯の男性は眼鏡と白い手袋といういかにも医術を専門にしているという風体)
        (歯車の音や脈動の音に割り込み小気味良い靴の音で赤髪の男を出迎えた) -- 2012-08-11 (土) 20:24:21
      • その機嫌から見ると、成果は上々のようだな。
        (レンガ造りの堅牢な階段を下りて導かれるままに下層の区画へ足を運んでいく)
        (一歩ずつ足を鳴らせばその分だけ冥府の底に近づいていく感覚すらある)
        (そんな異常な気がこの区画を満たしていた) -- ヴァイド 2012-08-11 (土) 20:27:00
      • 「検体の方も順調に成果を現しています。現在では3割にも満たない壷ですが、6月にはお出しできるかと」
        (目的の場所まで歩みを進める間、通り過ぎる区画ではおびただしい数の人体が切り刻まれていた)
        (解剖、接合、投薬、癒着、解剖、接合、投薬、癒着、経過観察…)
        (その大半が女性であることもまたここで行われている研究の方向性を表す)

        「現在第15期の研究に入りました。炉となるべき母は既に完成に向かいつつあります」
        (目的の区画、扉をあけた先には天上より吊り下げられた女が一人)
        (しかしその女の腹から下は馬車の荷台ほどの大きさの肉塊と化していた)
        (まるで女王蜂のような人として歪な姿が闇の中、明かりに照らされて映し出される…) -- 2012-08-11 (土) 20:52:16
      • 素晴しい、これは素晴しいな。
        前線より後ろの砦を確保できれば、そこに置くのが望ましいだろう。
        場所は前もって相談せねばな…
        (目隠しに猿轡をはめられ、耳も塞がれた女だったものはうめき声と脈動音ともつかぬ音を鳴らすしかできない)

        して、母の経過はみれたが。
        女王と近衛である子はどうなっているかな
        材料となるべき貴族の血を持つ妾と妾腹の子は必要なだけ集めたつもりだが -- ヴァイド 2012-08-11 (土) 20:57:00
      • 「はい、それはとてもとても。捕虜であった帝国の人間を胎に入れた結果ですが」
        「なんとその殆どが柱の騎士同様、使えるべき王…女王に従順な態度をとったのです」
        「近衛とさせましたがこれは素晴しい。同化させた赤子の無垢な心が帝国兵の思想すら塗り替えたのではないかと」
        「計画は充分に進行しております。生み出す胎である母と、その子を集めた近衛、そして使えるべき母なる女王」
        「完成に近づきつつあります…人柱の研究は新たな段階に進むでしょう!素晴しい!」


        (今その目の前に、捕虜であったが腱を切られ不自由な姿の帝国兵達が切った這ったと接合され)
        (切開された母の胎に押し込められていく…如何なる者であろうと起源は母の胎)
        (その始まりに回帰する時間が訪れていた) -- 2012-08-11 (土) 21:03:37

      • では引き続き研究を頼む。次は前線でも融合できるように術を組むのがよいな。
        帝国兵だろうが取り込む姿は、実によく映ると思うぞ
        (かしこまりました、と頷く研究者に注文を加え、さて帰るかというときに)

        あぁ他にして欲しいことはないか。
        大抵のことはしていたが、他に必要なことが出てきた場合は遠慮なく言ってくれ -- ヴァイド 2012-08-11 (土) 21:08:40
      • 「あぁでは魔術適正の高い者があればお願いしたいのですが」
        「できれば亜人の血もあるとよろしいかと思います」
        「さすれば人よりもよりよい魔導適正が得られるかと思いますので」

        (わかった、探してこよう。と語る赤髪の男を恭しく礼を持って見送った)
        (その後の静けさはまた、研究という名の実験行為にふけるものばかりが残る…) -- 2012-08-11 (土) 21:11:51
  • 【224年12月 神国アルメナ 古都アルマス】 -- 2012-08-08 (水) 00:47:16
    • (年の暮れ。適度にあの2人でからかって遊ぶのが日課になりつつあるが。時間があるときの飯時は大抵酒場で飯を頼む。)
      (ここ中央に近い第5層ぐらいともなるとかなり値がはる方になるがゆえ、外来者用のエリアでは自分のようなものを見かけるのは珍しい)
      (ある程度の繋がりがあるような人間は大抵別の宿を取っているからであり、酒場を利用する者は少ない)
      (しかしその中であっても、奇妙な縁かまさかという人間と顔をあわせることとなった)
      懐かしい顔と会うに、このような場所とは。次は戦場かと思っていたぞ -- ヴァイド 2012-08-08 (水) 00:52:28
      • 誰だ…おぉ、びっくりした、まさかこんなとこで再開するたあ…
        (最後に会ってから既に一年どれ程月日が経ったか。目の前の男はやはりというべきか、日々を謳歌しているらしく)
        (その様子は些かも変わりは無い。恐らくは仲間もこの近くにいるのだろう)
        (対して青年の方はというと、痩せ衰え、その顔色は蒼白…富裕層の多いこの区画では、肌の色にいじったのかと思われるほど)
        何だよ、あんたこそ戦場にいなくていいのかい?聞けばローディアの貴族様と毎日楽しく酒かっ喰らってるって聞いたぜ -- 胡久美 2012-08-08 (水) 01:01:57
      • 使い走りの人間なぞどこにいてもやることは同じよ。たとえどのような繋がりができようと世の渡り方もまた変わらないだろう
        しかし、ひどい有様だなコクミ。どうしたその顔は…よもや女から貰ったわけではあるまい。
        お前ほどの男が戦で稼げないわけがないからな、飯が食えていないようには思えんが(酒を追加で頼み、向かいの席を空ける) -- ヴァイド 2012-08-08 (水) 01:08:19
      • まだカッコつけられる分梅の方よりゃましかな…水銀だよ、水銀、あれにやられた
        ったくついてねえぜ…旦那もこうなりたくなかったら気ぃつけろよ(机の上に出された手は、青年の意思に反し、寒さを凌ぐかのよう震えている。)
        今じゃ薬が手放せねえ体だよ、おくすりがなけりゃ、ひでえ時は体も動かせねえ…んで、今は金稼ぎのため
        ちょいとアルメナで副業の最中よ。またまた…ま、旦那がつく位だからそいつも相当こっちよりの人間何だろうな…一辺会ってみてえわ…っとわり、すまね
        (喋りに夢中で、口から垂れた涎を慌てて手で押さえる。これも毒の症状の一種だろうか、その様子と相まって、病を患った犬の様にも見える) -- 胡久美 2012-08-08 (水) 01:19:40
      • あぁなるほどあれか…そうか、コクミは防毒を兜に施していなかったか、それとも手傷を負う相手がいたか…
        (犬の粗相のような振るえと症状を表す男。しかしさほど気にしていないか、それとも考えあってか態度は変わらず)
        薬はコカか、感覚を御する類のものだろう。それを使い続けてもいずれどうなるかくらいはわかっているだろう…?
        薬以外も、どうにかする手を考えているのではないかな -- ヴァイド 2012-08-08 (水) 01:31:50
      • まーな、ここの神聖魔術って奴なら或いはとも思ったけど、どうも改造はともかく治療は無理っぽそうだし
        後は思い切って東でも行ってみっかなあ…何にしろまず先立つ物がねーとどうしようもねえけど
        望み薄だが一度死んでみて死体兵として蘇るって博打もあるな。アレたまーに意識残る事あるらしいし
        ま、心配しなくても大人しくくたばるつもりはねえよ(毒でやつれた体でわるその様は、童顔のせいか儚さすら感じる。だがヴァイドなら分かるだろう)
        (目の前の男の殺気も、凶気も、微塵も衰えていない…否、それどころか死に近づく事で、更に増してきている事を) -- 胡久美 2012-08-08 (水) 01:44:45
      • 心配?おいおいコクミ、私が貴方の親しい友人であると思っているわけではあるまいな
        治療などせずとも汚染された部位を交換してやればいい、死体兵など死ぬ間際の選択でいいではないか
        東の連中もあれに困って戦争を仕掛けたんだ、無駄な時間を支払い死に近づくだけだ
        もし副業を終えて金が溜まったら、力にになれるかもしれんな。もうそろそろ仕上がっているはずであるし。
        大人しくくたばるつもりはないのは知っているが、狂犬の如く狂い死ぬ姿は見たくはないのでな
        その腰の剣との出会いも無駄になってしまっては…いくら輝きがあろうにも切れぬ刃となってしまっては、だ
        (仕事中は飲まないのか?と杯を寄越し) -- ヴァイド 2012-08-08 (水) 01:53:08
      • 死にかけに『命の水』たあいいチョイスじゃねえか、旦那(杯を受け取る、貰える物は貰っとくのが男の流儀)
        げ、マジかよ…使えねえなあ東の連中…助け船はありがたいが、キメラの人体実験とか勘弁してくれよ(苦笑しながら、酒を流し込む)
        くーっ…!ひっさびさだとやっぱ効くわ…!
        こっちも副業終わったら金貯まるし、やばそうだったら頼らせてもらうわ
        おいおい、ちょい前まで仲良く南伐に行ったりして、死線をくぐり抜けた仲じゃねーか…冷たいねえ
        (それ以前、戦場で、裏の仕事絡みで何度か殺し合いをしたのには触れず、青年が笑う)
        そういや、暫く会ってなかったけど、最近は面白い事あった?こっちは東の武人と、かわいい傭兵ちゃんに会えたぐらいだけど -- 胡久美 2012-08-08 (水) 02:04:06
      • もっとも俺らにとっては命こそ命の水であるが…な?(流し込むように酒を煽り一息)
        世の中には御せぬものがあるということだ。人間なぞ矮小なものだという一例だな。
        アッハッハッハ!そんなつまらぬことにお前を誘うと思ったか!そういうのは二束三文で買われたヤツの救済策だ
        (またさらに酒を頼み、客がいないゆえあまり備えのないこの店の倉庫を空ける勢いで)
        残念だなぁコクミ、世の中冷たいものなんだ
        なんとかの切れ目が縁の切れ目といってな、いやぁ実に惜しい人を亡くした
        (酒を煽りさらに馬鹿笑いで酒場の空気を染めていく、狂犬どものじゃれあいというにはあまりに薄ら寒い)
        今年の秋ほどまでゼナンにいたな。
        以前のバルバラの以来だと…書記官の少女も面白かったな。
        今は東の少年少女と共に見聞の遊興だ。 しかしかわいい傭兵とは、またずいぶんと滑稽な存在がいたものだ。
        あの聖少女騎士団だかなんとからに組する連中か -- ヴァイド 2012-08-08 (水) 02:13:07
      • ひゃは、ちげえねえ!(言いながら、自身も酒を煽る)
        (この場にいる者の何人が気づいているだろうか、酒場の席で笑い合う二人。片や悪魔の如き強さを誇る、恐るべき傭兵団の団長、片や紅蜘蛛、四つ腕の悪鬼と言われる、凶暴な傭兵だと)
        ゼナンか…2,3ヵ月ぐらい前まではいたんだが…
        さあ、剣を使い慣れてるのと、誰かの命令で動いてたっぽいから
        そいつがまたおかしな奴でさ、何つうか…両家のお嬢様っぽい雰囲気というか…貴族っぽい所作というか…
        (ヴァイドに近づき、声を小さくし)騙して女刺し殺させた時も、怒るどころかビビって泣きながら逃げちまったし(それだけ言うと、直ぐに席に戻る、麻薬の臭いが、微かにヴァイドの鼻をついた)
        書記官か…その子胸でかい?いいなあ、一辺会って襲いてえなあ…って
        旦那が?ガキ共と遊興?…貴族のお守りか?明日矢が降ったりしねえよな… -- 胡久美 2012-08-08 (水) 02:26:49
      • その女、面白いな、そういう歪な存在こそ余興を面白くさせる。名前ぐらい聞いておくべきじゃなかったかな、おしいことをしたな!
        いやまだちんちくりんだ。職務に忠実でな、スパイ容疑のある村が大爛によって殲滅させられた時、共に見て回っていたが…
        いやはや、あの地獄の中でも気丈に振舞う姿は実によかった。
        この戦争を生き残ったら仕えてもよいかな、と思うぐらいには傾いている。
        …あぁ、そっちは俺の遊びだ。特に仕事でもなんでもないな。貴族といえば貴族だが、まぁ子供の養育みたいなもんだ -- ヴァイド 2012-08-08 (水) 03:12:26
      • そう言うと思ったぜ…ま、確かにその通りだけど。ああでも特徴は覚えてるぜ、髪が真っ赤なんだ。それこそ血みたいに。
        旦那にそこまで言わすとは…ますます会ってみたいなそのロリ書記官!(勝手に脳内でロリにする、した)
        はは、旦那の口から養育たあね…ま、頑張ってくれよパパさん
        (その後、しばらくの間昔話や、互いに特になりそうな情報交換、とりとめのない世間話をすると、やがて去っていった) -- 胡久美 2012-08-08 (水) 03:42:53
  • 【224年7月 神国アルメナ ゼナン要塞】 -- 2012-08-02 (木) 22:33:58
    • (鳴り響く火砲と遠方投石器の作動音を背に少年兵らを率いて街の高所高所に鳥かごを設置していく一団がいた) -- 2012-08-02 (木) 22:37:48
      • 一月もここに詰めるのは些か苦ではないか、頭殿(と、教会の鐘のあたりに鳥かごを少年兵に付けさせる副長は尋ねる) -- ブレストン 2012-08-02 (木) 22:40:37
      • 雇われは辛いものでな、ある程度の約束事なのだよ。一月で落ちぬとは思うが連中がラチを開けに来るのは時間の問題だからこうしているわけであるしな -- ヴァイド 2012-08-02 (木) 22:42:24
      • 事実アルメナの兵や市民も、皆防衛しきれる、さらにうって出られると思っています。備蓄ですと100日はありますからな -- エスター 2012-08-02 (木) 22:43:13
      • だからってさー泣く子も殺す傭兵達が鳥を撒いたり、世話したりでいいのー隊長 -- シェラル 2012-08-02 (木) 22:44:02
      • 火砲も効果がないならば、毒を使う。彼らは徹底的な合理主義者ですから。こうしてそれがわかるようにしているまでです。
        鉱山でも鳥を携えていくのでしょう、こちらは。毒が流れればいち早く死にますよ鳥は。 我々だけでも全滅しないようにの用意です、耐えてください。 -- ネリス 2012-08-02 (木) 22:45:50
      • 終わったら飯と酒で物見櫓だ。こと城攻めでどういうものを使うか見ておく必要があるからな。 全員防毒マスク、予備も含めて手放すなよ。 -- ヴァイド 2012-08-02 (木) 22:49:38
  • 【224年2〜3月?   ????】 -- 2012-07-29 (日) 23:31:47
    • (静かな野営地にて副官の膝枕で死んだように熟睡している男が見る幻は) -- 2012-07-29 (日) 23:39:30
      • 『めったに夢などみないが、その日は記憶を辿るように見れた』
        『おそらくあの宗爛とかいう若い大将と…いや、あの暁翼と彼がもつ力を持つ剣、爛煌だったか』
        『それらのせいであるだろうと思える。もっともきっかけとなったのは、本爛…フリストフォンだったが』 -- 2012-07-29 (日) 23:43:51
      •  
        「------とは現世と隔世の声を聞くものなのです」
        「-------がひとつであったように世もまたひとつであり、それらの上に」
        「見聞きすること、-----を感じることこそ-----の----」 -- 2012-07-29 (日) 23:46:44
      • 「支配すること、-----を手にし-----のように----」
        「それが遥か昔-----と我らが------に-----」

        『思い出す。あの剣、あの少年が使った力。あれは確かに繋がっていた』
        『確かに-----と繋がっていた。しかし----とは----っていなかった』
        『惜しい。若さもそうだが-----を知らない。見逃すなどというつもりはなかった。少し----を----ただけで』 -- 2012-07-29 (日) 23:51:57
      • 『----だろうと思ったから。次会うときはどのくらい成長しているだろう』
        『子の成長を楽しみにしているようだな と笑う 笑い 笑う』 -- 2012-07-29 (日) 23:56:55
  • 【224年1月 ローランシア 貸しきられた宿】 -- 2012-07-29 (日) 00:17:42
    • (嘘だろう、どういうことだよという顔が皆現れていた。あの副長や幹部ですら驚きを隠せない) -- 2012-07-29 (日) 00:18:06
      • というわけで新しい仲間を紹介しよう。アイザック・ブレストン。元東ローディアの決闘候と名高い騎士だ -- ヴァイド 2012-07-29 (日) 00:18:32
      • よろしく諸君、君らと共に同志として戦えることを嬉しく思う(にこやかで、晴れ晴れとした笑顔だった…) -- ブレストン 2012-07-29 (日) 00:19:55
      • …失礼ですが、その、本当にあのブレストン候で…? -- エスター 2012-07-29 (日) 00:23:02
      • いかにも。無理もない…今や傭兵と言われればまさにそうだが、ここ以外にいるべき場所があるだろうか、と思うほど私はここを思っているよ -- ブレストン 2012-07-29 (日) 00:23:50
      • (あの冷静な副官である、と知られているこの女でさえ、意図を掴みかねていた。あの英傑、我々とはまったく違う世界の人間が…) -- ネリス 2012-07-29 (日) 00:24:49
      • (そして団長といえば堪えきれず笑いだす始末で、この宿は一時混乱を極めたが) -- ヴァイド 2012-07-29 (日) 00:25:32
      • はっはっは、まぁ落ち着きなさい。私は重々知って来ているのだよ。私のやりたいことは…大爛を、西方諸国の人間を心行くまで甚振り弄り殺してやりたいという願いを持ってきたんだ。
        是非私もみんなの同志として迎えてくれはくれないか -- ブレストン 2012-07-29 (日) 00:27:56
      • (あぁそうか、そうなんだ、そういうことか、と安堵の声と笑いが起きた)
        (ようこそ、あぁようこそ、おかえり こんばんは など歓迎の声がすぐさま上がった) -- 2012-07-29 (日) 00:28:49
      • 大爛の動き、攻勢、軍術らを整理し詰めた上で副団長としたい。ネリスについては以降も私の副官だ。異議はあるか
        (それは酒盛りの音頭で応えとなった…) -- ヴァイド 2012-07-29 (日) 00:30:30
  • 【223年12月 ウラスエダール 貸しきられた宿】 -- 2012-07-26 (木) 21:15:05
    • (神妙な雰囲気でこの年の最後、傭兵団らは貸しきられた宿にて顔をあわせていた) -- 2012-07-26 (木) 21:23:36
      • では全員新調した服を受け取れ。これから必要になってくる。特に年明けにはな
        (先月発注していたのか、それぞれにあった統一された制服といってもいいブラックゴートの装束、白渕と刺繍の入った黒い外套が渡される) -- ヴァイド 2012-07-26 (木) 21:25:39
      • 「お頭…こいつらが必要になるってことはやっぱりあの話は本当だったんですか」
        「退屈王…あの西方諸侯が団長に接触してきたのは」 -- 2012-07-26 (木) 21:26:25
      • (団員達にありえない、と思いつつも一抹の不安がよぎる。権力者の接触。それは今までいくつかあったが秘密裏のものだった)
        (しかし今回は話が違う。名を明かした上で、しかも今後も付き合いがある…いや、様子から言えば召抱えられるという雰囲気だ)
        (ゆえによぎる。戦時になるとはいえ権力者に下り、飼い犬になるのかと)
        (今まで誰にも付かずただ欲のために…生きるために、楽しむためにあらゆることをやってきた男が、権力に縋るのかと 狗になるのかと)
        (その団員の多くが不安に思っていた) -- 2012-07-26 (木) 21:29:23
      • (不安により沈黙が広がる。そして暗雲の如く立ち込めるその沈黙を打ち消すように、頭が口を開いた)
         
        諸君!西方候は我らを召抱えると仰せになった!
        卑しくもこの外道らを天下の西方候がその功を持って召抱えると!
        わかるか諸君!我々日の当たらぬ影のものらに正道を与えてたもうてくれる!
        かの恩義に報い、正道を行き、天下泰平。争いの心配などする余地のない
        幸福な世界のために共に戦おう!我らはかの時より再び日の下に集うのだ!大儀のために! -- ヴァイド 2012-07-26 (木) 21:33:21
      •  
         
        (今度こそ静まり返った。この男から放たれた言葉によって。ありえない言葉によって)
        (誰しもが言葉を失っていた。生まれ変わったかのような言葉に…しかし)
        (また、その沈黙を破ったのは方々の幹部らだった)
        (今までそこまでしてか、と思うほどみたことないような笑い声を響かせ宿を揺らした)
        (呆気に執られたのは新入りの下っ端達だ。何が起きているかさっぱり解らない) -- エスター 2012-07-26 (木) 21:35:41
      •  
        さて…一通り笑ったところで本題に入ろう。
        同志達よ。新しい戦が始まる。これは大爛との戦いでもあり、西方諸国との戦いでもあり
        今この世界との戦いである。君らは理解しているだろうから100を話すことはない。
        理解するであろうから1だけを話そう。西方候フリストフォン・ラヴェル・フォンランは私と同じと思い仕えろ
        疑念が残るならば私と共にい続けろ。それでいい。
        今より選別の時間は終わりを迎える。茶番と遊戯は真の舞台へ上がる。
        よく聞け、そしてよく心に刻め。この戦いを生き抜きその先にあるものへ至るぞ
        誰一人欠けることは許さん、年長者、幹部、同志、友人、隣人の声にはしかと耳を傾けよ
        戦場の声、自然の声、気配が鳴る声、全てに耳を澄ませ
        私はこの世界、我らはこの世界、過去現在未来においてこの世界に生きる者らである。
        生きろ、そして楽しめ -- ヴァイド 2012-07-26 (木) 21:42:21
      • (誰も彼もが皆、静かに聞いていた。顔を見て鋭く気を滾らせていた)
        (やることが何か変わるわけではない。だがしかし。その言葉には真実に生きる者の裏づけのような、確かな信頼が置ける重さ)
        (心地よく、そして奮い立たせる重さがあると誰しもが思っていた。ヴァイドと共にこの世界を歩いてきたものらだからこそ…そう思えた) -- 2012-07-26 (木) 21:44:37
  • 【223年10月 ウラスエダール 貸しきられた宿】 -- 2012-07-24 (火) 22:26:12
    • (と、いうことで新たな団員が加わった) -- 2012-07-24 (火) 22:27:35
      • ということでシェラルはハーフリング、元は東ローディアの暗殺者。女の子だが優秀だ、みんななかよくしてくれ。パパからのお願いだ。 -- ヴァイド 2012-07-24 (火) 22:28:56
      • (酒気を含んだバカ笑いが宿を揺らす。歓迎の口笛に音楽がこの夜なり続けた) -- 2012-07-24 (火) 22:29:43
      • (だがこの裏にいくつか通例として起きていることもあった。無論、傭兵団に長いこといるものらは暗黙の事実だったが
        知らぬ少年兵らはその暗黙の事実を知らず、翌日死体で発見されることになる。その数 4) -- 2012-07-24 (火) 22:30:49
      • 「あーあ、言ってなかったかなぁ、団長が連れてくる女。手つけれるほど優しいやつなんざいねぇってこと」
        「手出すなら殺すつもりでやらねぇとな、つてもここまでやったのはシェラルが始めてたぜ。綺麗にやってんなぁ」 -- 2012-07-24 (火) 22:32:02
      • と、いうことでシェラルは少年兵頭とする。異議はないな?
        (暗黙の了解。それは手出ししてもかまわないが、殺されても構わないというもの。それらは特に、団長が連れてくる女はそろって腕利きを表していた)
        (ある種の選別と戒めが、ここに隠れていた…)
         
        さて、年末で武器を買い揃えないとな。大きな戦が近いのもある -- ヴァイド 2012-07-24 (火) 22:33:22
      • (ちょうどよく減らした食い扶持のお陰か、質のよい武器がまた隊に出回る…) -- 2012-07-24 (火) 22:33:46
  • 【223年7月下旬 神国アルメナ 黒山羊傭兵団駐留所】 -- 2012-07-21 (土) 23:12:38
    • (アルメナに物資運搬のために一時駐留している軍に、戦時の最中、とある男が数人の連れを率いて『ブラックゴートという集団』に対して打診を持ちかけてきた)
      (曰く、黒山羊傭兵団を相手取って『交渉』を行いたいという)
      (そのテーブルの対面に付くに相応しい男を用意して欲しいと、そう兵に直接告げた)
      (最後に男は、自身を『西の退屈王』と名乗ったという報告が、ヴァイドの耳に届いた) -- 2012-07-21 (土) 23:12:56
      • (『西の退屈王』その言葉を聞いた部下はまさか、という顔をし副官にいたってはあからさまに怪しんでいる)
        (しかし、だがしかしこの男はまるで飢えていないというのに、飢えた犬が獲物を見つけたような笑顔をしていた)
        (食い殺すために、飢えを満たすためではなく…それは)
        (兵に返すとすぐさまにかの男を招きいれた)
         
        (元々枢機卿の力添えもあってか粗末な廃屋ではなく神国でも古き良き建築が残る社交館を駐留所としていた)
        (傭兵団などというものらにはあまりにも似つかわしくない壮麗優美なその館の一室へと兵が案内するだろう)
        (そしてその一室は豪奢な応接用の部屋。平時は慈悲あわせでもする貴族が今宵は如何様なものがいるかと歓談する部屋)
        (そこに男はただ1人いた。ブラックゴートの長、ヴァイドが…) -- ヴァイド 2012-07-21 (土) 23:26:44
      • (招き入れられるや否や、男は目深に被ったフードの下で嗤った)……目通り適うとはな、優れた群れであることと唾棄するかのごとき噂との相違に首を傾げていたが、優秀で狡猾な頭がいるようだな。
        嫌いではないがな、自身の利に鼻の利く者は。そして、それが毒を含むやもしれぬという危険を承知で招き入れる胆もな。
        (フードを取り、顔を見せる)……ブラックゴートの長、ヴァイド、か。こちらは、名乗る必要はなさそうだな(紛れもなく西ローディアの王の顔が、臣民に見せたことのない笑みを張り付かせている)
        (応接用の部屋の椅子に、勧められる前に両手を広げながら座る。まるで交渉のテーブルに座るように) -- フリストフォン 2012-07-21 (土) 23:33:17
      • 我々のような木っ端の者らは常に生きるために飢えています。
        然るに鼻を利かせ耳を研ぎ澄まさねばすぐさま他の者に食われる有様
        たとえそれが毒を含んでいても毒ごと喰らわねば生きてはいけませぬ…
        (招きいれ、恭しく礼を持って迎え入れてフリストフォンの対面に座る。その顔は微笑みに満ちたまま…)
        ご存知の通りでございます西方候フリストフォン・ラヴェル・フォラン様
        巷では退屈王などと呼ばれているようですが…神聖ローディア共和国と大爛帝国とが戦時の最中にここへ参られるとは
        内政ではなく外事に興味をお持ちですかな。ローディア連合王国の西方は余程平和で執政者が不在でもその地磐石とは
        治められる所領は世の極楽ですな(思ってもいない世辞とも皮肉ともつかぬ言葉を笑顔で吐くこの男は)
        (まぎれもなく今この時間を楽しめると確信していた) -- ヴァイド 2012-07-21 (土) 23:43:19
      • (くく、と嗤い足を組み、その上で両手の指を小指から順に絡ませる)
        遥か東に在る傭兵団の長にすら知られているほど、楽園というものは余りに退屈でね。
        堕ちるに辺り、飢えを知らぬ身である私は退屈しのぎにその楽園から、果実を持参してみた次第だ。
        外事などという肩肘の張った言葉など使ってくれるな。そのような退屈をしに、悪手を犯してまで戦場に来たわけではない。
        (身を傾け、指先を解き、手を眼前で掲げる)……一つ、取引をしよう。
        これは西ローディアの王としてではなく、私、フリストフォン個人としての願いだ。
        こちらの要求は、『私の護衛』だ。
        忸怩たる思いで告げるが、今手持ちの兵は西ローディアの中央に召し上げられていてな、陸路に於いて、
        仮定の話だが、交渉を一方的に破断し利を総取りしようと目論むような傭兵団を退けるか半壊せしめる程度の手駒しか持ち合わせていない。
        (小さく嗤い)東ローディアと帝国との争いを、間近で見れるような席に私を導いて欲しい。
        これが、こちらの要求だ。 -- フリストフォン 2012-07-21 (土) 23:56:32
      • はるか神世の話ではありますが楽園を追放されたものは好奇心においてその身を滅ぼすとはいかずとも
        原罪を背負い罪の地を歩き続けたとのこと。しかしまさか果実を持参して楽園から出歩くものがいるとは、酔狂な方と言われても仕方がありませんぞ西方候
        退屈王はその興味を外へ外へと向けられているがそこで我らに声をかけるとは悪手も悪手
        なにせ武力の剣も、財を詰んでも靡かぬ時は靡かぬ黒山羊にございますから…
        (そして要求を聞き、笑う微笑む)
        今現在においてですが我々は神国アルメナ枢機卿の命により、前線の負傷者を後方へ搬送し然る処置を受け再び戦線へ送り出す任についております。
        故に我らと共にいれば護衛というものも、間近で彼らとの戦いを見ることも適いましょう…
         
        して。フリストフォン・ラヴェル・フォラン西方候。楽園の外にいる我らに、蛇をも食らう黒山羊に寄越す果実とは如何なものでしょうか。
        西の地域を治め退屈王と揶揄される貴方が手に持つ果実とは一体なんでしょうか、この黒山羊めに教えていただけませんか
        (まるでその姿勢を試すかのような。下々のものではありえないその瞳は微笑む)
        (この男は既に目の前のフリストフォンに興味を持っているし好感も抱いている。この願いも2つ返事で受けてよいと思っているぐらいだ)
        (だからこそ遊ぶ。このテーブルを挟んだ上で、向かい合い遊ぶ) -- ヴァイド 2012-07-22 (日) 00:21:12
      • http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp021849.png
      • (眼の前にいる男は興が乗りはじめているのが、その目でも見て取れた。暗く、昏い笑みを零し、肩を震わせた)
        失敬……(突然の笑声を侘び)そうだな……だが、生憎最初からテーブルの上に載せる物は決まっていてな。
        仮にも契約の内にある傭兵団を動かすのだ、それなりの金子は必要だと思ってな。それなりの額を用意した。
        (本来ならば、その明確なる利である『金額』によって相手を動かそうと思っていたのだが少しだけ、こちらも興が乗った)
        (――小さく嗤いを零し、付け加える)
        ……西の、退屈王が、黒山羊傭兵団の長と、取引をする。
        この意味を、貴殿であれば精確に理解できようかと思うが、如何か。
        一国の王が、ただ、金額でのみ、取引を行うのだ。対等な立場としてな。給与でも報酬でもなく、労働に対する正当な対価としてだ。

        付け加えよう。
        この逼迫した戦場において、悠長にアルメナまで戻って、新しい何かを始めているブラックゴートの長よ。
        東ローディアの戦場にその身を置かぬ理由、それは私と同じ物がその先に見えているからではないのか?
        この戦、表向きには水銀の被害の悪化による帝国の西侵であるが、それを信じているようには見えんな。
        明らかに出来過ぎているだろう、西と東のローディアが争っている最中に、偶然水銀の被害の悪化で西に侵攻を始めるか?

        (昏い笑みで、嘲笑う)誰かがいるということだ、このシナリオを描いて得をする誰かが。
        そしてそこには、貴殿らが身を寄せる主である東ローディアの滅亡まで、恐らく組み込まれている。背後から攻め込まれるこの状況は、あらゆる意味で不利でしかない。
        少し考えれば分かる話を、誰も考えようとしない。これは、明らかに不自然だと私は思うのだが、考えすぎだろうか? -- フリストフォン 2012-07-22 (日) 00:36:46
      • http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp021850.png
      • (お気になさらず、と突然の笑い声にもまた笑い声で返す。その異様な取引が、遊びが今ここで繰り広げられていた)
        (ならばその額もいただきましょう、快適な旅ではないと言えますが。と そのまま聞き、おかしく笑う)
        この戦い、争いには裏がある!暗躍する何者かが手を引いているのだ! クッ…ククククク…まるで狂人のようなものを…
        預言者か物乞いか扇動者ならともかく、西方を治める王と言える諸侯が口にするとは…(ついに声を挙げて笑い始めた。失礼とも言わぬ、見るものがみれば無礼な働きでそのまま処刑されるのが必然ともいえよう)
        (だが…)
         
        さらに加えるものが、出すものがありましょう
        西方地域を治める王でありながら成り上がりものであり、王侯貴族に疎まれ軍も取り上げられているに等しく
        退屈王と揶揄され、凡庸。適度適切中庸、人民には受けがいいなどという。事実政(まつりごと)を司る者から鼻つまみ者にされ
        飼い殺しにされている男が。態々東方まで来て、悪名高い外道。畜生にも劣ると言われる傭兵の手をも借りて
        帝国が行う戦の実情を確かめようとしている。数名しか護衛を引き連れられなくても、だ。
         
        これは、それらも合わせれば。とてもとても大事な要素ではないのか西方候。
         
        そしてその裏の。裏の先の先を眺めれば自ずと載せられるものが見えてくる。
        これは考えすぎかな西方候。(それはとても楽しい。今この場に駒遊びのチェス盤があればといい小道具になったと思えるぐらい)
        無論…その果実を見せる必要などありはしない。そしてその果実は本当に見せるに相応しい相手に見せるべきであり、見せる時期もよく考えなくてはいけない。
        なにせそれは大事な果実であるからして。クク…無論ここで出す大胆さも好むところではあるが。私は今のほうがいいと言っておくよ。(そうして深く闇に沈んだ…その中から浮かべる白い牙の群れを思わせる笑顔で)
        それと対等というなら肩書きで呼ぶのはやめてくれ、肩肘が張ったというより話において面倒だ。 -- ヴァイド 2012-07-22 (日) 01:17:06
      • http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp021848.png
      • (やはり。相手の嗅覚を認めているのと同じように、自身の嗅覚も捨てたものではないようだ)
        (昏い笑みに更に黒を足した暗黒の笑みを以って言葉を返す)
        さて……皆目見当もつかぬな。何せ、揶揄されているのと同じように、大陸の西端で椅子を磨くしか脳のない、退屈な王であるからな、私は。
        此度の遠征も、ただ単純に西の王として次に相手をするべき東の大国を見ておきたいという、ただそれだけの理由しかない。
        策ですらない、先ほど私も述べたように、悪手も悪手、最悪の苦し紛れの一手だ。

        だが、そういえば同じ地に、この戦に於いてあらゆる妙手を打つために、自身が汚れることも厭わない、
        血の匂いを狡猾に嗅ぎつけ、自ら貪るべき肉を食らうような手駒を、一つといわず一団、欲しがっていた公爵がいた気はしないでもないな……。
        それさえあれば悪手は打たず、退屈な楽園で無聊を慰めることもないと嘆く王の形をした何かがな。
        いや、貴殿には関係のないことではあったな、済まない。この交渉には何も関係がないことであった。
        例え貴殿らの立場が、この戦を以って中空に浮くような偶然があったとしても、何ら関係のない話であるな。

        だが、あるいは、この護衛において万全に事を果たすようなことがあれば。
        ――その王は功績を偶然にも耳にし、それを以って誰もが扱い倦ねるその一団を、最適に扱う為に近くに置いておこうと、そう思うやもしれんな。

        (立ち上がり、嗤うと一切の光を反射しない漆黒の瞳でヴァイドを見る)
        何、慣れぬ敬語で話す内はこちらも肩書きでしか喋らぬと決めていた。私もそれなりに偏屈な男なのでな、ヴァイド。
        知っているか。
        ――果実は多少腐った方が美味いのだよ。
        最適に腐った時、それを皿に載せて目の前に差し出してやろう。我々は、互いを自身のために利用できるくらいには『仲良くできそう』だからな。
        では、今回は取引として、あくまで西方候の護衛として、私の身を守れ。あくまで――自身の、京楽や、悦楽のためにな。(嗤いながら、懐から前金の金貨袋を取り出すと、ヴァイドに向かって放った) -- フリストフォン 2012-07-22 (日) 01:32:40
      • http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp021847.png
      • (前金の金貨袋を椅子に座ったまま受け取ると、耐え切れず漏れるように笑う)
        (如何様なことか。その瞳は爛々と漆黒を揺らがせ笑っていた)

        わかった、あぁそうしようフリストフォン。今の神聖ローディア共和国と…
        神国アルメナがどういう力を持つか。ウラスエダールの疲労も見に行こうではないか。
        大爛の力ならば一目みればわかるはずだ。さらに言えば俺は見てきたからな、爛京近くまで足を運んだ甲斐があった。
        戦場はきっと楽しいぞ、すごくな。それだけではない、そこから見えるものは描くものが。
        きっと楽しい。胸が躍るぞ

        だがな、それを見れば必然と解る。我々が中空に浮くのは必然だ。
        神聖ローディア共和国は年を越す前に滅びると確信できるだろう。
        その時はいつでも、どこでも呼べばいい。退屈だった王のためにどこからでも馳せ参じよう。
        何せ我らは黒山羊。そのためならどこからでも沸いてでる。
        汚れなど求むるところ。我ら名誉のために生きるにあらず、生きるために生き
        楽のために生きる。世が天上の麗などとは思っていない。
        この下界こそ我らが生きる世界。穢れた世界こそ人の生きる世。
        神がこの世にいるとすれば、この地を作ったことに礼を尽くさねばならんと思うほどに
        俺はこの世界を愛しているよ。


        だからなフリストフォン。


        退屈させてくれるなよ -- ヴァイド 2012-07-22 (日) 01:53:09
  • 【223年7月 神聖ローディア共和国 アルメナ教イル派教会】 -- 2012-07-21 (土) 21:11:01
    • (アルメナ教徒として教会を病院として使わせていただきたいとの書状と布施を教会の神父に渡せば喜んで引き受けてくれた) -- 2012-07-21 (土) 21:12:02
      • (孤児たちに菓子や食料、植物の種などを配りながら笑顔で応対する。このぐらいの年の子がいる父親のためか、扱いに慣れがあった。そのため、一度許せば群がるように子供達はやってきた。)
        (そんな姿を見て司祭やシスターらは微笑むが、付き添いできた傭兵団のものら淡々と事務的に書類の整理や、ついてきた医師団の準備に追われていた…) -- ヴァイド 2012-07-21 (土) 21:17:18
  • 【223年5月 後半 古都アルマス 第五外郭都市 第五聖堂教会】 -- 2012-07-19 (木) 20:45:11
    • (モラードだかシェパードだかアラモードとかいう肥えた商人から金を受け取るとその足で聖堂教会に赴き、自らの名前で収益の7割を布施とした 五月の後半) -- 2012-07-19 (木) 20:46:31
      • 「予定より早いですね。旅行となるとは思ってもいませんでしたが」
        (遊んできたわけではないでしょう、と聞くような姿勢で問いかけるのは七眼六腕の枢機卿。向かう男は茶を飲みのどを潤していた) -- 2012-07-19 (木) 20:55:22
      • 東ローディアに向けて大規模な派遣がされた。どうやら食糧、農地の危機かららしい。
        方々の町から大軍が押し寄せてきている。お陰で駆け抜けるように山を走ってきた。
        (それは、それで軍勢は貴方からみてどうでしたか、などという問答があり…) -- ヴァイド 2012-07-19 (木) 20:57:01
      • 「貴方がいうような大爛が来るのならば神聖ローディアは滅びますね」
        「あの国の食糧事情の大半をまかなっているんだぞ、すぐ滅ぶさ」
        「他の国は派兵しないでしょうね」
        「ハハハハハ!当たり前だ。あのバカどもは東ローディアが滅ぶまで腰を上げんよ」 -- 2012-07-19 (木) 21:24:39
      • 「ですが私としては少しでも滅ぶことが送れるほうが望ましいです」
        「なるほど、で派兵するのか。する余裕なぞないだろう」
        「報復のため大軍を組むことになります。無論はこれは我々の決定ですが。私としては医師を派遣しましょう。後方のイル派の教会を借りまして神聖魔術を習熟した医者を」
        「あぁなるほど、死に体の兵士をキメラとするのか。それはいい、それは面白いぞ。なぁに鎖と布で巻いて人の形にしれやれば見かけは大丈夫だ」 -- 2012-07-19 (木) 21:30:35
      • 「では後方搬送を頼みましょう。あなた方に。」
        「それはいい、前線に送り出すのもやろうじゃないか。今回の戦はつまらんだろうなぁ」 -- 2012-07-19 (木) 21:31:34
      • 「なにせ、負けるのがわかっている戦などつまらないものだ。拮抗することこそ、打ち合うことこそ楽しい歪みとなるのにな」
        「世の不安が広がらぬ間に滅びては仕方がありません。神の御手も降りてきません。」 -- 2012-07-19 (木) 21:32:50
      • (影絵遊びのように動く黒い影らの笑いと語りは続く…) -- 2012-07-19 (木) 21:33:17
  • 【223年4月 大爛帝国 六稜 酒家】 -- 2012-07-18 (水) 20:41:17
    • (かつての黒山羊傭兵団ものらはその姿を大爛の人間へ姿を変え、深く静かに息を潜めていた。その姿は旅の行商として偽りの衣を被り…ここ、大爛帝国の中枢に近い六稜に潜んでいた) -- 2012-07-18 (水) 20:43:11
      • 帝国の中央穀倉地帯では先月の震災の影響で水銀が流出し多大な被害を出しているそうです
        (酒家の主人から会計の折に話を聞いたか、街で聞き澄ましたかネリスが情報をある程度持ってきてくる。元は大爛の人間であったためこういうときに誰よりも役にたつ)
        しかしよろしいのですか、依頼の件は。折角の行動許可もここでは意味がありません -- ネリス 2012-07-18 (水) 20:52:46
      • (その通りである。いくら行動許可が出ていたとしてもそれが通じるのはアルメナの人間か共和国のものだけ。今ここは大爛。そんなもの通じるはずもなかったが…)
        それは行きと帰りに使えればいい。 今回はこうしてこちらの空気を肌で感じたかった。
        なるほど、どうして。蛮族などいえようか。立派な社会を築いている…ククク、西よりもよい環境かもしれん。
        遠目にではあるが軍事、政治もよいな。ここの領主はいい人間らしい。
        明日は爛京付近までいってみよう -- ヴァイド 2012-07-18 (水) 20:56:15
      • 『爛京に入ることは難しいと思われたのもあるが、そこまでリスクを犯す必要がないと思いとどまった。日に日に増える軍隊の数は確かに戦が近くなってきたと思える。そして…』 -- 2012-07-18 (水) 22:18:58
    • 【森鎮】 -- 2012-07-18 (水) 22:23:16
      • (闇夜に乗じた奇襲は見事に成功した。守備兵が出払っているせいか明かりもつけずともすんなりと衛兵や残っている男を始末し…真っ暗な闇の中でその宴は行われていた) -- 2012-07-18 (水) 22:24:52
      • 「おかしらぁ!すげぇや書面上通りの女がいましたぜ!」
        「他にもいい女が揃っていらぁ!穀倉地帯の女ってのは育ちがいいのかねぇ!」
        「大爛の女とヤるのは始めてでさぁ、興奮してきたぜ!」 -- 2012-07-18 (水) 22:29:48
      • (うんうんそうか、がんばれよと歓喜の声を背景に一部の部下と共に農園に油を撒く。
        ここもまた、穀倉地帯であり重要な拠点。去り際にここに火を放てば目くらましにもなろう、夜であればその目立つことは想像に安い
        今略奪に励んでいる連中はこれから休みなしで走り続けるのを条件に食わせているのだから、他の部下も粛々と手伝う
        どうせアルメナに戻るまで自由に扱えるのだ。そう、いつだっていい) -- ヴァイド 2012-07-18 (水) 22:36:34
      • (こうして貨幣と貴金属、女をあらかた奪った後に森鎮の穀倉地帯へ火を放ち彼らは南下していくこととなる…
        捕縛し道中も犯した女の中に良家らしい女がいたことは語るまでもない。
        西側の都合もあるが、この場所での略奪に選んだきっかけはただ爛京の帰り道にあった。手持ち無沙汰で帰るのもおしいとただそれだけの理由で襲ったのだった…) -- 2012-07-18 (水) 22:39:59
  • 【223年3月 神国アルメナ 古都アルマス 第五外郭都市 第五聖堂教会】 -- 2012-07-17 (火) 21:09:47
    • (神国アルメナの中央から第五階層目のこの都市で最も大きな教会) -- 2012-07-17 (火) 21:10:36
      • (その第五聖堂教会。ここは外部が許可を得て入れる最大限の都市にある教会。その役割は教化政策など外部に関することを担当する教会の最高部署といっても過言ではなかった
        そこに1人、礼拝する男がいる。その男はかの黒山羊傭兵団の長であった) -- 2012-07-17 (火) 21:14:36
      • 「お待たせしましたね。ローディア戦では私の推薦状が役に立ちましたか」
        (内部から戸を開けて入ってきたのは七つの眼と六つの腕を持つ枢機卿アメクス。穏やかな声が礼拝堂に響く) -- 2012-07-17 (火) 21:18:05
      • 聞いての通り。竜害で持っていかれてしまいました枢機卿殿
        最も得るものは得るものでそちらにお送りしました故に不足はないかと。失礼足りることもまた無い…でしたな
        (振り向けば礼拝堂の椅子に腰掛け、アメクスとの話を続ける
        傭兵団についてはある程度の駐留ができるエリアに置き、休息を取らせている。今いる傭兵団のものは自分ひとり…コネの元と言えばそうだが、依頼か密会じみたものが今行われていた) -- ヴァイド 2012-07-17 (火) 21:21:30
      • 「決定があります。来月より第四次教化救済を発令することとなりました。貴方にはこれに乗っていただきます」
        その言葉と共に二通の書状がヴァイドに渡される。1通は行動許可証、かなりの上のものであり他の者に阻害されない自由な行動許可を与えられていた。
        そしてもう1つは…) -- 2012-07-17 (火) 21:24:20
      • …女の注文書。神国アルメナの枢機卿殿はいつから娼婦の斡旋を始めたのですかな
        (契約書のようなものには確かに都合してほしい女とその金額が書かれていた。その金額は途方もないものだが…しかし、条件が細かい。さらに言えば求める女の出自は大爛ときている) -- ヴァイド 2012-07-17 (火) 21:27:57
      • 「外から移り済んできたものの注文です。本人曰く熱心に布施を行いたいというのです。あまり薦められたことではありませんが教化のためです。引き受けてくれますね。」
        (いくら教会のためとはいえ、そのようなことに進んで介入するのはいかがなものかと思える思考がこの枢機卿にはあった。しかしだからといって傭兵団に回すのもいかがなものかだが)
        「報酬については…」 -- 2012-07-17 (火) 21:30:28
      • 8を布施に。その代わりといってはなんですが。今後の行動許可にも積極的に高いものをいただきたい。特に大爛との戦いでは
        (欲の無い人間ですね、との応えと共に引き受ける。正直いるかいないかわからぬものだが、大爛は個人的に気になっていた。
        この依頼の本質でいえば、大爛に怪しい動きがあるのでそれも確かめてきて欲しいとのことだろう。蛮族の集まりであればよし、でなければ…と) -- ヴァイド 2012-07-17 (火) 21:32:58
      • 「そういう事情もありますから他の者に邪魔されぬようにとの書状です。なくさぬようにお願いしますよ」
        (そんなことをする歳でもあるまいに笑顔で冗談を放ち仕事の話は終えたとばかりに切る)
        「私からの話は以上です。中庭に2人を待たせていますから、会っていってあげなさい。2人とも楽しみにしてましたよ」 -- 2012-07-17 (火) 21:35:50
    • 【第五聖堂教会 中庭】 -- 2012-07-17 (火) 21:38:21
      • 「お父様!」「父様!」
        赤髪が揺らめく姿を見れば、金の髪の見目麗しい双子が駆け寄ってくる。
        この世の美をこれでもかと飾りつけたようなまぶしい姿であり、アルメナであっても誰もが見返す美しさを持つ子供達が駆け寄るのは… -- 2012-07-17 (火) 21:40:15
      • 相変わらず元気そうだな2人とも
        (駆け寄ってきた双子を抱きとめ、肩に乗せる。あの黒山羊傭兵団の団長の子。今はアメクス枢機卿に預けているがその親はこの男である
        静かに噴水から流れる水の音が聞こえるこの中庭を、双子を担ぎながら歩くのは誰がみても良き父親にしかみえなかった) -- ヴァイド 2012-07-17 (火) 21:43:56
      • 「あのねー母様がねー」「今度はいつ来てくれるのー」
        (そんなやりとりは束の間。翌月には教化政策という名の虐殺を行うことなど露知らず、暖かな時間を双子は過ごした…) -- 2012-07-17 (火) 21:45:58
  • 【冬の神聖ローディア共和国南方征伐最前線の町】 -- 2012-07-14 (土) 11:31:08
    • 警備の兵士が外の巡回と隣町に出払っている間か、その隙を突いて黒山羊らは大挙し押し寄せていた。迅速な奇襲はいつものとおり、すぐさま街の抵抗は消えていた。残るは略奪と強姦、値札をつけた選別が広がる -- 2012-07-14 (土) 11:33:21
      • 兵科に着くものらは、各々捕まえた女を犯しまたある者は通例通り、家の戸等を外して町の入り口にまで集めて回っていた。
        以前捕まえた少年兵らはコカの実などを事前に服用させていたためか非常に暴力的になっており、1人の女を囲んで殴り蹴り大人しくさせながら犯して回していた… -- 2012-07-14 (土) 11:43:44
      • どうした、我らが黒山羊に女を孕ませられない種無しは不要だぞ!
        そらもっと腰に力を入れろ!気合だ気合!(腰取りもおぼつかない少年兵を囃し立てながらその様子を笑いながら見て回る男。この傭兵らを率いる男は今年の冬はここで過ごそうと決めていた。)
        (そうなると煮炊きや生活に人手が必要なこともあるので、女は冬を越すまで手元においておくべきだ。ならば今のうちに躾けるのが上策とも言える。例年とおりのこと
        暴力で支配し、腹に種を宿せば自然と逃げることもできなくなる。老人子供は今のうちに間引き男も殺し女だけを飼えば今年の冬も安定して暮らせるだろう。この村が蓄えていた穀類家畜類はそれに値するに充分な量があった) -- ヴァイド 2012-07-14 (土) 11:48:50
      •  
        (一通り占領下で行われる最初の楽しみを終えると兵が襲撃を伝えてきた)
        「お頭、話の通り街の兵士の連中が戻ってきましたぜ」
        (留守に強盗を働いたのだから当然だが、守備隊の連中が戻ってきた。ここからが二口目のスープだといわんばかりに団長は声を上げる) -- 2012-07-14 (土) 12:05:24
      • よし、全員弓兵と騎士以外は『盾』をこしらえて前に出ろ!
        (その言葉と共に待ってましたといわんばかりに男らは駆ける。先ほど集めていた戸板をいじくり、構えていく。 これが盾) -- ヴァイド 2012-07-14 (土) 12:06:57
      • (街の外では守備兵が20ほど集まっていた。結構な規模だ。正面から遣り合えば損害は大きく…しかしこの傭兵らは正面の門を開け放ち誘うように口を開いた)
        (その先頭には、傭兵の頭が1人)
        (見かけた守備隊長は馬上から声を上げる)
        「留守を狙うとはなんたる外道、卑しい強盗め!成敗してくれる!」
        (怒り心頭か、他の兵士らも馬上で剣を構え一斉に駆け出した) -- 2012-07-14 (土) 12:09:40
      • 全員盾を構えて前身せよ!
        (その脇から兵士が盾を構えて真横一門字、傭兵団長を守るように騎兵との間に割り込んでくる)
         
        (その騎兵らは見るなり馬を止め、数歩さがる。ギリギリであるが、どの騎兵もそうした なぜならその戸板の盾には) 
        (街の女子らが括りつけられて肉の盾となっていたから。うめき声を上げるものらが張り付けにされた処刑場のように騎兵らの目の前に広がっていた)
        (苦悶の顔を浮かべ、思い思いに罵りいかる騎兵らを尻目にヴァイドは片手を上げる)
        (町の入り口に入るときは誰でも一直線になる。 風を切る音が幾重もしなり鳴ると騎兵らは血しぶきをあげて馬上から落ちた)
        (屋根の上に陣取る弓兵らが射抜いていた。まるで射抜いてくださいといわんばかりに止まった騎兵たちを) -- ヴァイド 2012-07-14 (土) 12:15:10
      • さぁ続きだ続き、続きをしよう!水を差された分だけ楽しくやろう
        (馬を引きずって街に引き入れ、死体は街の外へ埋め捨てる 冬を越すいつもの段取りが再び始まる)  -- ヴァイド 2012-07-14 (土) 12:17:00
  • 【春の神聖ローディア共和国南方征伐前線】 -- 2012-07-06 (金) 18:45:38
    • 沸き立つ歓声。響く泣き声。悲鳴と絶叫でこの街の空気は割れるように響いていた -- 2012-07-06 (金) 18:49:40
      • 「俺は御頭に賭けるぞ!」「俺はエスターの旦那だ!チェスじゃ負けなしって聞いているぜ!」 -- 2012-07-06 (金) 18:51:04
      • 鎖で繋がれ牢に詰め込まれている男と手足を縛られひたすらに男たちに強姦されている女らが囲んでいるのは街の広場。そこには異様な熱気が広がっていた。
        今、広場の端と端にエスターとヴァイドが椅子に座り酒を呷っていた。手伝うかのように傭兵たちは広場に正方形を刻み細かく線を刻んでいく。その数64。広場でチェスを行おうというのだ。 -- 2012-07-06 (金) 18:54:06
      • いつもは参加できていませんでしたからなこのゲーム。初めてですのでお手柔らかにお願いしますよ団長殿
        (軽やかに笑うエスターの手には弓と酒。酒を煽りながら征服後の一時を楽しんでいた) -- エスター 2012-07-06 (金) 18:55:54
      • こいつめ。そう言いつつも良い駒ばかり選んでいるというのだから、油断も作れぬ。
        だがそこを覆すのが団長というもの、手並み拝見。そして見せ付けよう我が采配を!
        (いかにも軍師が、軍略家のような演技ばった台詞を吐きつつ酒を煽り続ける。まともな頭で打とうとは全く思っていないのだろう) -- ヴァイド 2012-07-06 (金) 18:57:55
      • そして並べられた16の駒。6の兵種が連れてこられた。彼らは皆この街に住んでいた子供で、アルメナに送られなかったものらだ。
        みなそれぞれの役に従って剣や盾や槍を持たされている。彼らの顔はみな、何がどうなっているのかわからぬ顔で。咽び泣きつつ歩いてる。 -- 2012-07-06 (金) 18:59:59
      • では私からいきましょう。ポーンの3、前に…
        (そして幾度か、ヴァイドとエスターの声が掛け合わさったところでついに始まった。ポーンとポーンが同じマスに。
        それがこのゲームの醍醐味にして最大のルール。同じマスに止まったものは戦わなければいけない) -- エスター 2012-07-06 (金) 21:52:30
      • どうした、戦うのがこのゲームのルールだぞ…?
        (しかし。彼ら傭兵団がこの街にくるまでは同じ街のもの。友人だったものもいるだろう。最初にかちあった彼らこそまさにそうだった
        だからこそ、武器を持ち相対しても動けずにいた。武器を持ち殴れば死ぬ。どちらかが死ぬ…友達を殺すことになるのだ。異様に興奮した息遣いと滝のように流れる涙がそれを物語っていた) -- ヴァイド 2012-07-06 (金) 21:57:11
      • 「殺せーーーーー!」「やれーーーーーー!」
        割れるような笑い声と怒号が響く中。風を切る音が鳴り、その嵐を止めた。
        (止めたのはエスター。弓を構え、射る。少年二人の頭を串刺しにして、二射三射…またたくまに板と板を釘で縫い付けるように2人を射抜いていた)
         
        どちらか一人だけ生き残るのが嫌だという心優しい子らだったもので…2人一緒に離れぬようにしました。
         
        (そして巻き上がる、歓声。その矢は一本残らず少年らを縫いとめている腕前に傭兵たちは沸きあがり、少年少女らはその鳴き声を一層高くした) -- エスター 2012-07-06 (金) 22:01:22

      • さぁ!どちらかが死ぬまで戦え!生き残ったものは兵として迎え入れよう!
        生き残れぬものはここで死ぬ権利をやろう!楽になれるぞ!友と一緒に! -- ヴァイド 2012-07-06 (金) 22:02:24
    • 春 あぁ暖かい春 新しい季節が始まるよ
      出会いと別れ、別れと別れ 生と死の流れる季節
      君と一緒に過ごしたあの日 今はどうでもいいから生き残りたい
      だから恨まないで死んでくれ 春のこの日に僕は生きる
      -- 2012-07-06 (金) 22:07:47
      • こうしてブラックゴートの少年兵は選別される。遊戯の盤上で、喝采と怒号の中で。剪定しよい芽だけを摘み、はぐくむ儀式。今年もその時期がやってきたのだ -- 2012-07-06 (金) 22:09:06
  • 【神聖ローディア共和国南方征伐前線】 -- 2012-07-01 (日) 23:51:46
    • というわけで年越祭の予定と、今後大爛帝国の動向を踏まえた上での来年の計画を話し合おうではないか諸君 -- ヴァイド 2012-07-01 (日) 23:57:27
      • 取り急ぎ前線に出る必要はないのではないかしら。戦争となれば征伐も切り上げざる終えなくなるわ。既に多くの傭兵が首都に引き上げてるもの。残っているのは我々と少数の傭兵ぐらいよ。正規軍も徐々に引き上げているわね。 -- ネリス 2012-07-01 (日) 23:59:32
      • 動きがあるとすれば充分な戦力を集めてからでしょうな。何せ大爛の巨大さは下の商人達がよく知っているところ。
        西方諸国を集めたほどの大きさを持つ彼らに単独で挑もうというのですから…ネリス殿の話通りなら勝てる戦いではありません。 -- エスター 2012-07-02 (月) 21:57:02
      • 問題はボルジアと同じく金を蓄えるあまり腰が重く動けなくなった者とそれに付随するものらだ。
        あれの下に付けば漏れなくゴミのように捨てられるのは明白。命あってのものだねとはよく言ったものだよ。
        となると金はなくとも志はあるものらでないとな。そういう連中には傭兵がついても少ない。金目当てでは豪商連中のところに駆け込むのは目に見えている。
        志ある…プライドがまだ残っている旧貴族に一時的に雇われて好きなようにやるのが妥協か。問題はいつその下から抜けるかだが…
         
        ところでエスター、キシューとバルメイはどうした。 -- ヴァイド 2012-07-02 (月) 22:02:00
      • バルメイのやつが制圧の際に妊婦の夫を目の前で殺しまして、女が発狂しその場で子を吐き出したためセヌール殿が処置を。
        殺す気はなかったようですが思っていたより頭が悪かったようで、抵抗してきましてな。バルメイが蹴り小突いたら井戸に頭をぶつけて死にました故。
        セヌールの話ですと女の頭は使い物にならないそうですが腹は無事だったようで、まだ使えるとのことです。 -- エスター 2012-07-02 (月) 22:10:55
      • そうか。しかしその女もアルメナに着くまで一人では淋しかろう。うちの連中に「その女を孕ませたものにローディア連合金貨100枚やろう」と伝えておいてくれ
        立派な子ができれば供養にもなろう。 それとキシューはどうした、彼には年越祭の話を前よりしていたんだがここにいないとなるとどうしようもないぞ -- ヴァイド 2012-07-02 (月) 22:17:40
      • それが隣の街に遊びに行くといいましてな。弓兵連れて見回りのものを殺して回っています。
        報告がありましたが、橋は降りたままにしたようで……どうやら年越祭をあの街で行う予定だとか
        既に囲から落ちてきた死体を集めて吊るし始めています -- エスター 2012-07-02 (月) 22:30:01
      • エスター、なぜそれを早く言わない?折角の年越祭の舞踏場だというのに私も手伝えないなど…今年も楽しみにしていたというのに。
        後処理のものにここを任せすぐ攻め入ろう。今年も楽しい年越祭にするぞ諸君。さぁいざ行かんや舞踏会 -- ヴァイド 2012-07-02 (月) 22:32:58
    • 今日は素敵な年越祭
      一年の無事を祝い来年の無事を神にに祈り捧げよう
      さぁ外にでよう。雪が降る世界へ
      軒先に女を吊って 煙突には男を差込み 大樹の先に子供を突き刺そう
      赤と白の飛沫と風が 街に舞うよ 今日は楽しい年越祭
      -- 2012-07-02 (月) 22:40:33
      • 傭兵が酒を飲み、踊るその街。もといた住民は一人残らず殺され。
        広場で吟遊詩人が死骸を吊るす大樹と松明の下で歌い明かす 年越しの祭
        前線と征伐に似つかわしくないにぎやかさが血臭の上に踊る -- 2012-07-02 (月) 22:42:28

Last-modified: 2012-09-12 Wed 20:09:43 JST (2850d)