テイ家出身 ランファン 484719 †
《 叙 事 詩 》 ─── Epic poetry ───
─大爛帝国─
| ID: | 484719 | 名前: | 爛煌 | 出身家: | 程 | 年齢: | 15 | 性別: | | 状態: | | その他: | ステータス/戦歴/名簿 |
3行 †
うむ †
ろぐ >
てーてーせってー †
星の数ほどいる皇子・皇女の中の一人
それなりに名の通った呪術師の母(程観華)を持ち、幼い頃は中央に住まいを構えていたものの
後ろ盾も無く社交的ともいえない観華が跡目争いで勝ち残れる筈もなく、娘の眼前で酸で顔を焼かれ逃げるように中央を離れた
現在は南西にある小さな村落で親子二人、ひっそりと暮らしている
土地の氣の流れを良き方に流したり悪き方に流したり
雨乞いをしたり
逃げた家畜を探したり
死体の供養(調理・加工的な意味で)をしたり
が専門
ダイレクトに精霊や悪魔を使って誰かを呪い殺す…というような事は専門外
皇女ではあるものの、皇帝の地位に興味はなくむしろ鬱陶しく思っている
とはいえ、顔を焼かれ中央を追われた今でも娘を次代の皇帝にしたいと願う母親の手前そのようなことを言える筈もなく
顔を焼かれて以来すっかりとおかしくなってしまった母親の世話をしながら、日々を過ごしている
母親譲りか呪術師としての腕は上々、とはいえ皇女であるということと、何より母親(気狂い)のこともあって村の中でも孤立気味
仕事以外では声を掛けられることも少ない
中央から南西、高原地域に位置する、第54皇子ツァサン・ショールガ・亥爛の納める地方都市である
降雨量が少なく、乾燥した気候の為樹木が育ち辛く、昼と夜の気温差も激しい。
牛、羊の放牧を主に、小麦、綿花等を細々と栽培している。
20年程以前、重税に耐えかね反乱を起こし粛清を受けた後、第54皇子である亥爛が監視も兼ね配属された。
羊毛を紡いだ糸や、それを用いた絨毯を特産としている。
ここ数年、亥爛の打ち出した方針により様々な農作物の育成に力を入れているものの結果は芳しくなく、
合わない土地で無理やり作物を育てようとしたことによって土地が痩せる→痩せた土地で更に作物を育てようとする…
を繰り返している為、徐々に土地自体が枯れてきている。
この都市に所属する村として尾枯と、爛煌が住んでいる枯丹の等がある。
元々の出身は東の温暖な気候の土地
能力は低いものの野心だけは人一倍で、その為自らにあてがわれた土地がこのような不毛の大地であることを恨めしく思っている
中央へのアピールのために農業のやり方を変えたり、目新しい農作物を植えようと長年頑張ってはいるものの
それが成功へ結びつかないことに苛立ち、周囲へ当たり散らすことも多い。
痩せていく土地と、伴って減っていく家畜に民衆からの反発の声も高まっているが、自尊心の高さから過ちを認める事ができず
結果、表立って不満を言うものを適当な罪で捕らえ、見せしめじみた処刑を行う…という恐怖政治を行なっている。
腹違いの妹である爛煌については、母親が気狂いであることと、爛煌が未だ皇帝の座を諦めていない、と信じて疑わない為非常に疎ましく思っている。
土地が痩せていくのも、不作が続くのも爛煌が呪術師として未熟なせいである…と責める日もあれば
爛煌が自分を貶める為に土地自体に呪いをかけているのだ、と主張する日もある。
どちらにしても、爛煌と顔を合わせれば罵倒か暴力が飛ぶ。疎ましく思っていながら、処刑するに至らないのは
爛煌を処刑してしまえば、この現状の責任を押し付ける相手が居なくなってしまうからだろう。
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