《 叙 事 詩 》
─── Epic poetry ───
彼女について。 †
- 半水妖の娼婦。
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擦り切れたドレスの上から目深にフードを被って夜毎街角に立ち、男に声をかける夜鷹のようなもの。
- フードの下には憂いを帯びた瞳と意外なほど美しい造作の顔、そして異形化し、首元から左頬に走るタトゥーのような罅割れ。
- 何処と無く気品の残り香がある丁寧語と、悲観的な物言い。
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5つの質問 †
●冒険に出ていますか?
●企画外キャラとの交流を望みますか?
- 絡んで下さると言うのなら喜んで。居場所を転々としておりますが。
- 此方から企画外の方に交流しに行くと言う事はまず無いでしょうが。
●企画終了後も動かす予定ですか?
- 予定は未定ですが、気分次第……? 〆た方が良さそうならば〆ます。
●個人・集団での戦闘RPを望みますか?
- 戦闘能力はありません。惨たらしく死にます。
- 惨たらしく殺したい方が居らっしゃるなら。
●この企画で何を行ないたいですか?
- 娼婦が足りないので後ろ盾も腕っ節も何もない、その身一つで日銭を稼ぐ安い娼婦がしたいです。
- はい。思いっきり途中参加ですが。
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彼女の過去 †
元々はスリュヘイム汚染公領、第一層状都市の上層に住まう良家の子女であった。
生来努力家であることもあって、魔術院への推薦も叶い、魔石研究を修め才媛として知られるまでになった彼女に、ある時唐突に悲劇が訪れる。
魔術汚染。公領に住まう者にとっては間近に存在する死と恐怖の象徴。
汚染による異形化は、若く才能ある少女の顔と、その未来を犯した。
汚染によって異形化したことが知れると、彼女はすぐさま下層へと放逐された。
評議会に近しい位置にあった彼女の父は、身内に汚染者が居たということを自らの地位にとって汚点であると判断したのである。
全てを失い途方に暮れる世間知らずな少女が、下層において生きていくのは困難な事であった。
魔術院で習い覚えた知識は、その日の糧を得るには何の役にも立たなかった。
半水妖という異人は、公領においては珍しくはないがそれ故種族的なアドバンテージも存在しない。
残されたのは異形化したとは言え未だ枯れることの無かった美貌と、女の身体のみ。
やむを得ず春を売り、男に媚びてその日を暮らすと言う慣れぬ日々は、才女の心を諦観と絶望で充たすに十分であった。
異形化によって忌避されることも多く、自然、彼女が取る客はその手の事を気にしない(或いは気にする余裕のない)貧しい者か、宛てがわれる女の居ない下級の兵士となる。
また、その事情故に公領でも、その外においても後ろ盾のある娼館などで働く事は出来なかった。
畢竟、一所に留まる事も出来ず、かと言ってまともな職にも就けぬ女は、方々の色街の片隅を流れ、物好きな客を期待するという生き方しか出来ず。
今も尚、斯様な生活は彼女の心を日々磨耗させている。
彼女の容姿 †
半水妖らしい月夜に濡れたような青い長髪に、憂いを帯びた瞳。
間近で見るならば少女期のあどけなさすら僅かに薫る。
反面、二十の半ばを過ぎ成熟した肉体は男好きするもので、彼女を抱いた男の多くは「思わぬ拾い物をした」と感じることも多い。
異形化により左顔面に刻まれた罅は、見ようによっては物憂げな彼女の色気を背徳的に彩っているとも言えるだろう。
女に声をかける †
色街の片隅、酒場の席。はたまた方々の貧民窟。シチュエーションはご自由に。
モブ兵士だったりモブ貧民のお客様も歓迎しております。
”堕界の聖母”>名簿/486240 COLOR(#800000){}
めためた相談用 †
フロッセ>名簿/486240 COLOR(#6495ED){}