そうだね…
- 🌹
- 物語は続く。
人の一生は短いようで長く、その中の数年を覗き見ただけでは、辿り着く場所を知ることは不可能であろう。 友、知己、そして何者にも変え難い経験。その全てがソフィーアを強く、そして優しくもした。
- いずれは、どこかへ至るだろう。あるいは、どこへも至らぬかもしれない。それは本人すらも知らぬ未来のことで。
それでも、彼女は目の前の道を進み続けるだろう。降りかかる全てを糧として、ただただ真っ直ぐ。
- 🌹
- 🌹
- ごきげんよう、匿名の勇士さん。その後の調子はいかが?…というか、どうしたのよそのカッコは。
(寮のロビー。寮生たちが時折談話の場として使うそこで、リーリエは通りかかったソフィーアに声を掛ける) 急に冒険心にでも目覚めたのかしら? -- リーリエ
- どーも〜、匿名の勇士です。とりあえずぼちぼちってとこ(からかうような言葉に軽口で応じる)
まあそんなとこかしら……本を読むだけじゃわからないことがあるって、あの竜との戦いでいやってほど思い知らされたから。 (今も、簡単な討伐に参加して戻ってきたところだと伝えて) それでリーリエ、身体の調子はどう? -- ソフィーア
- なるほど、フィールドワークか実戦か…に目覚めちゃったわけか。
普通、あんなのと戦ったら二度と冒険に出たいなんて思わなくなるでしょうに。 ほんと、この学院はおかしな奴ばっかりだわ(やれやれポーズで呆れた様に笑い) アンタだけは真っ当に人間だと思ってたんだけどねー。思いのほかメンタル強者だったか。 アタシもまあ、ぼちぼちってとこ。みんなのお陰でこうして生きてるわ。 マナの方はこんだけになっちゃったけどね(自分の前髪にちょろっとだけ残った金髪を指さす) -- リーリエ
- その辺は考え方次第じゃない? 逆に、アレ以上のものとはまず出会わないだろうし。
……もちろん必要以上に危険を冒す気はないわよ? 程々にするつもり(古龍との戦いを生き残ったとはいえ、そこまで豪胆に離れないようで) 生きてるのはわかるわよ! そうじゃなくて、体調が悪いとかどっか痛いとかそういう……まあ平気なんでしょうけど (あれだけの戦いを経て、尚且つぎりぎり命を拾ったような状況であったのだ。心配しないはずがない) ちなみに、金髪がそのくらいだとどのくらいのマナがある状態なの? あまり少ないと実技の授業に差し障りそうだけど…… -- ソフィーア
- なる…ほど?んーでも、あの古竜を食ったヤバイやつが2匹いるからね、油断できないわよ?(ふふっと笑う)
そう。そんならいいけど…じゃあ今日は何を討伐してきたの?(一応的に尋ねてきる) あ、大丈夫大丈夫!手とか足とかが痺れてたのは治ったし!(今更なカミングアウトである) それもこれも、フランブルートから採れた竜核?とかいうもののお陰なんだけどねー。 んー?(首を傾げる)わかんないわ。マナが多ければ多いほど金髪になる…はずだけど。 (あやふやである。…というのも古竜討伐依頼、一度も余剰マナが増えていないので実態はいまだ不明なのだ) -- リーリエ
- うーん、正直「それ」は味方扱いで油断したいかも……(偉丈夫ーーディノクの姿を思い起こす。あれを敵に回すのは心情的にも無理がある……)
今日はねえ、なんと歩きキノコ。菌種が歩き回るなんて驚きよね、マナの澱みで生まれやすいんだって。 (下位の依頼にぎりぎりかかるか掛からないか、そんな低級の魔物討伐の話を楽しそうにした) ……ああやっぱり。あんた山登る時もずいぶん動き辛そうだったもんね、さすがにフォローしてる余裕なかったけど。 今なんともないならいいけど、そうかあ……今度はその竜核?がどういう性質のものかちゃんと調べないとね。 生きてるだけでも儲け物、って言えばそうだけど、学院卒業できないとなるとそれはそれで問題だもの。 (目指すは半分くらい金髪、あたりかな?などと言っていたずらっぽく笑う) -- ソフィーア
- そーね。アイツらが人としての自分を失ったりしなければ大丈夫だと思うわ(片方けっこう怪しい感じだけど、と苦笑する)
茸の怪物…思い当たるのはいくつかいるけど、見た事はないわ。アンタ、その胞子とか吸ってきてないでしょうね? (茸の魔物の怖いところはだいたい毒と、寄生だ。後者を思い、ぶるっと震える) ええ、あの時は脚が満足に動かなくて、自分でイライラしたもんよ。もう山登りはしばらく御免だわ…。 竜核についてはディノクが知ってるんだけど、アイツの説明ってなんていうか…解ってる人向けなのよねー。 こう、いちいち専門的で難しい単語を使うっていうかさー(そこら辺、リーリエ脳にはけっこうな不満らしく、ぶーっと口を尖らせた) (卒業という単語にはうぐっ!とダメージを受け)そ、そーね。今年は進級は絶望的としても、なんとか卒業はしたいわ…。 そっか、アンタの事も来年は先輩ってよぶ事になるのね…。 -- リーリエ
- その辺は当人を信じるしかないんじゃない? とは言え、すごい力を手に入れたら飲まれそうになってもおかしくないかもね?
(いたずらっぽくにリーリエを見る。超ミネラ人を名乗っていた時の事をくすぐるように) それが私、洞窟の外からチラッと姿を見ただけなの。中に炎魔法放り込んで全部こんがりにしちゃって……そっちのが安心かなって。 (どうやら胞子も毒も、歩ききのこごとまとめて焼灼してしまったらしい。アグレッシブである) 本気登山な上に魔法なしの強行軍、本調子じゃないのに登れただけでもすごいとは思うけどね。才能あるわよ多分。 最初から理解してる人からすると面倒なのかしら……専門用語が多くなるのは、説明が長ったらしくならないようにするって面もあるだろうし…… えっ、進級も危ないんだ? そっか……今からでも先輩って呼んでくれていいけど。(マジかあ、という表情。呆れではなく素でびっくりしている) -- ソフィーア
- うぐっ!そ、そーね。力を手に入れるってのは本当に気持ちいいことだもの。
たた多少は我を見失ってもしょーがないと思う…わ…(身に覚えがありすぎて、顔を赤くして目を逸らす) うわー、えげつない狩り方をするわねー。でもまあそれなら安心かしら。 (熱しても消えないきのこ毒。しかしまあ胞子を吸ってないなら問題ないだろうと胸を撫でおろす) まあ、アタシも必死だったからね。登ってしまえば何とかなるって思ってたし…。 (プルプルフォーゲルとファセット先生の転移術。それらをめっちゃアテにして足の力を使い切ってやっとだった) ウナ先生もそういうとこあるわよねー。よく言えば天才型、悪く言えばオタクの早口解説だわ(くくくと笑う) あらそう?じゃあソフィーアパイセン、第三階位の<<炎の爆発>>…一発成功させる方法ってないかしら? (急にそんな事を聞く。今まで成功したことがない術、しかしそれを1度使う分のマナしか自分に残っていない事と) (その術を実技試験で成功させないと、ほぼ留年確実な事を付け加えて) -- リーリエ
- (//文通スイッチを押させてもらいますぞー) -- リーリエ
- フフフ、からかい過ぎたかしら? ごめんね(居心地悪そうにするリーリエを見て小さく笑った)
正直やりすぎた感はあったけど……一見弱そうな魔物でも実は厄介だったりするっていうしね。問題なかったってことにしときましょ 登り切って準備を整えたら強襲する手筈だったとはいえ、こう……向こうみずというか、なんというか…… (そうは言ったものの、リーリエが正しく決死だったことはよくわかっている。全てが無事に終わったからこそ反省点を見出すことができるのだ) こらこら、ここにいない人を勝手にオタク扱いしないの(軽く嗜めて、それからリー理恵の相談内容について考え出す) 今まで成功したことのない魔術を、緊張しそうなところで、しかも1回こっきりのマナで成功させるかあ〜〜…… (結構な難題である) まず、成功確率を上げる前に失敗原因を潰さないとね。これまで炎の爆発を使った時、どんな風に上手くいかなかったの? -- ソフィーア
- //体調がよくないのでここで一旦文通継続をば……遊びに来てくれてありがとうございます! -- ソフィーア
- うう、まあいいわ。なんもかんも自分の責任だもの…。
魔物の怖さは単純な暴力よりも、わけがわかんない特殊能力のほうだったりするわよね… (帽子の鍔を押し下げ、表情を隠して会話を続ける) 討伐を急いだ理由はふたつあったわ。ひとつはフランブルートが体内マナを回復しきる前に追撃したかったこと。 アイツが完全回復していたら、黒い鱗が金色に輝いていたら…勝てたかわかんないわね(自分の前髪を指さす) ふふ、まあ魔術師なんてだいたい魔術オタクだけどねー。 (質問には失敗した時のことを思い出し)えーと、離れた場所…射程ギリギリの10m先で爆発させようとしたら、アタシが爆心地になったわ!(てへへ的に笑う) なんでそうなったのかははっきりわかんない。でも術の発動自体はしたんだから… えーと、集中、術式の構築、呪文詠唱して発動…までは成功してるのよね…? -- リーリエ
- あーあー。私から言い出したことだけど、気にしすぎなくてもいいと思うわよ?
(しょげている様子を見かねて、とりあえずなだめすかす) うーん……消耗していてあれだなんて、やっぱり桁外れな存在だった事に変わりはなかったのね。 それを言うと、マナがたっぷりあった時のあんたも、同じくらい桁外れだったわけとも言えるのか……。 (そのうえ、竜種よりも遥かに与しやすい個人。一度露見すれば『人間兵器』として扱われるのは火を見るより明らかで) (見えないところで政治的駆け引きがあったのも容易に想像できた) (何やらうんうんと頷きながら)……あんたも苦労したのねえ。 ふんふん、爆発する性質の付与と火球の生成までは普通にできてるのか。 そうね、四工程法の三工程目まではうまくいってると考えていい。 飛ばす制御に気を取られて、火球への集中がおろそかになったりはしてない? -- ソフィーア
- はーあ、本当に超ミネラ人に目覚めないかしら…(等と、しょうこりもなく夢みたいな事をぼやき)
そーね。昔あの竜をブッ倒してくれた勇者様と、去年目覚めたばかりの竜にワンパンいれてくれた女神様のお陰だわ。 (同じくらいか、と言われると首を傾げる。結局、変異したてはどれだけのマナがあったのかリーリエ自身わかっていないのだ) 苦労っていうか、古竜対策とか…お裁縫とか…してるうちに、魔術の練習する時間もなくなってて…(たははと笑う) えーと、<<魔法の矢>>と違って、起爆するまで…つまり着弾するまで火球のほうにも集中してないといけないのよね。 それはわかってるけど、二つの事を同時にするって難しいわ…。 -- リーリエ
- まったく……すぐにはなれないかもしれないけど、目標にして少しずつ近づいていけばいいんじゃないの。
女神様はともかく、勇者様は一体何者だったのかしらね……(古龍が実在する以上、それを討伐した勇者トーマの実在性も一定の信憑性があるわけだしね、と付け足して) まあそうよね、打てる策を考えてその準備をして、そしてお裁縫までしてたら練習なんて……ん? お裁縫? 一つの魔法なのにやることが二つあって、気が散っちゃって上手くいかない……かあ。言われてみれば確かにそうね。 (魔術を一連の流れとして捉えているソフィーアにとって、リーリエの悩みは新鮮に感じられた。それならば、と) じゃあ、一つの魔術を二つに分解して同時詠唱してみるっていうのは? (試験でその方法が通るかはともかく、「流れ」の感覚を掴むにはちょうどいいのではないかと提案した) -- ソフィーア
- そりゃそうだけど本音を言えば、今すぐ5000兆マナほしいわ!
(腕組みをしてうーんと唸り)勇者トーマについては、どっか遠くから来た異邦人ってことくらいしか分からないわね。 いやあの、ミスコンの衣装作ったりもあったしね?(あせあせと言い訳し、しかし続くアイデアには) 魔術を…ふたつに…?(アゴの辺りに指を置いて想像してみる) マナを爆発に変える魔術と、マナを打ち出す魔術…(自分の右手と左手を交互に眺める) そっか、アタシにはアタシの技術があったんだわ!(二重発動の事を思い出した!) …ありがと、ソフィーアパイセン!もしかしたらアンタの事を先輩と呼ばなくてすむかもしれないわ! (そして両手をぐっと握る)チャンスは一度、でもモノにしてみせる!(リーリエの目の光が宿る) -- リーリエ
- 強欲すぎる! ま、まあそのくらいの気概は必要かもね。うん。(勢いにおされて、とりあえず頷いた)
やっぱり一般の認識だとそのくらいのものよね……図書館か、もしくは詳しそうな人に話聞いてみようかしらね……(ブツブツと言う) その様子だと今の今まで忘れてたって感じね?(苦笑を漏らして、しかし) 今まで積み重ねてきたことって、絶対に無駄にならないの。身につけたものはいつか役立つってことね。 と言うわけで、私を先輩呼びしないでいいようにマナのミクロコントロールの練習もしておかない? (何か迫力のある笑顔を向ける。マナの微細コントロールは、魔術自体の安定性を高めることができるのでリーリエに覚えさせたいのだろう) -- ソフィーア
- 無限大をあきらめたんだもの、5000兆くらいいいじゃない(普段の調子でふふんと笑う)
一般向けの物語である「勇者の伝説」、それと伝記形式の「トーマ伝」は読んだんだけどねー。 どのどちらもトーマの正体には触れていないというか、わざと隠してるんじゃないかってくらいトーマの出自には触れていなかったわ。 あ、詳しいって言ったらファセット先生よね。たしか勇者様と直に遭ったことがあるはずよ。 (今のファセット先生の状態を考えると、それを教えるのもやや躊躇いはするが…まあ、おしゃべりをするのが問題ないだろう) いえ、進級の事はずーっと意識してたわよ。ただ、無限のマナがあればどうにでもなるなって…そう思ってただけで。 そーね、ミスコンのお芝居のために覚えた二重発動だけど、フランブルート戦でも役にはたったし。 この技術を使って、バーンと!…って、みくろこんとろーる…? そういうのもあるのね。わかった、教えて長大。ちょっぴりのマナのやりくりは今後のアタシにはきっと必要になるわ! (そんな感じでソフィーアからマナを精緻に操る術、その触りを学んでいく) (この技術に関しては、リーリエの飲み込みは異常なほど速かった) (…と言うのも、リーリエにはマナの流れが、自分の体内マナまで含め語感で知覚できるのだか当然だ) (ただ、魔術に様々なコツがある。そういった事を知らなかっただけである) よ、よし、これで定期考査もなんとかクリアできる気がするわ。 ありがとソフィーア、上手くいく事を祈っていてちょうだい。 (こうしてリーリエは僅かな希望を手に入れ、この2年生度最後の試練に臨むのでした) -- リーリエ
- // --
- や、こんにちわソフィーアさん。…いつぞやの訓練は良かったですね
最後にやっていたアレ…極めたら面白い事が出来そうだなって思いました (興味深いと好奇心の強い顔を向けている) -- 刀夜
- あ、こんにちは刀夜先輩。訓練って言うと……(随分前に訓練場で色々な練習をしていたのを思い出す)
あはは、お見苦しいところお見せしちゃいましたね……思いつきで試してみたくなっちゃって。 ちなみにその「極めたら」って言うのと「面白いこと」って言うのは、どんな内容です? (刀夜に負けず劣らずの好奇心が表情に浮かぶ、この先輩はどんな発想を持っているのだろう?と言った様子) -- ソフィーア
- いえいえ、ああいうのを思いついてやることに意味があるんです
…そうですね、そもそも杖そのものを刃にしてしまったり。事前に山ほど作り出して相手が死ぬまで魔法をひたすら押し付けられたり …でもあれはあの時点でだいぶ仕上がってましたし……おや そう考えるとソフィーアさんって意外と凄い人なんですね -- 刀夜
- ……ですよね! 実際に試してみないとわからない事ばっかりです(肯定されて少し嬉しそうに笑う)
(刀夜の発想は訓練場でやったことの発展形……というか実戦向きに洗練させるイメージだろうか) う〜ん、ありですね……どちらもマナの消費量が大きそうなのが難点だけど、カバーする方法はありそうな…… (ブツブツ呟きながら考えを巡らせていると、不意にお褒めの言葉を頂いて) ええ〜? そんなことないですよ、この学園私よりすごい人たくさんいるじゃないですか。 前に見かけましたけど、刀夜先輩だってめちゃくちゃ戦える人ですよね? -- ソフィーア
- マナの消費ですか…例えば事前に用意しておくタイプや、回復の薬でもあれば沢山飲み続けていけませんかね
…えぇまぁ、それなりには。少し興奮すると我を見失いがちですが。 (悪い癖であり何より楽しい性分ですよ、と照れるように頬を掻いて) -- 刀夜
- なるほど、マナは最初から補う前提で出力を出し惜しみしない……結構攻めの姿勢ですね。
あっ確かにあの時、なんか狂戦士?みたいになってましたね。個人的にはああいう流派なのかな?みたいな感じで見てました。 おっとそうだ、さっきの杖で刃の魔法。使えそうかもなのを思いつきました! 早速…(と言いかけたところで、周囲に人通りがあることを思い出す)&br;(場所を帰るべきだろう、と刀夜を引っ張って訓練場の片隅まで連れてきた)さっき言ってた、杖をまるまる刃に変えるというのはこんな感じはどうかなあ?と思うんです (練習用の木杖を手に取って、何かしらの呪文を呟くと先端にマナの円が生じーーそれが凄まじい速度で回転し始める) (特別に頑丈な木人に向け、杖の先の回転魔力を近づけると……まるで、バターを熱したナイフで切るかのように刃が飲み込まれ、そのまま木人が両断された) -- ソフィーア
- あの…魔力とマナというのは厳密に言うと同じものなのでしょうか
何だかこのあたりだと皆がマナというので、もしかしたら違うのではと今心配に。 (俯きながらちょっと深刻そうな顔、のまま引っ張られていく) ほう…回転させることで運動のエネルギーも追加した感じですね? -- 刀夜
- 魔力とマナですか……いえ、おおよそは同義だと思います。土地土地で呼び名や解釈が異なることはままあることですよ
もっとも、理の成り立ちが全く違うところがあったら食い違いは確実に生じますけど….どうしてそんなことを? (その通り、と首肯して)マナが持つ流動性をそのまま生かして回転を生じているので、余計な手間がかからないのもおすすめポイントですね -- ソフィーア
- あぁ、それは良かった。じゃあボクも頑張ればこのあたりの魔法を使えるんですね…少し勉強してみますか
(そう言って胸を撫でおろしかけた所で、ぐっ。と息をのむ。そしてまぁ既に様々な人が知りうることだし、と思い) ボクが異世界からやってきたこの世界の理の外の人間で、此方の世界の魔法を使えたら楽しいなと思ったからです (鋭い視線でじぃっとその回転する魔力を見ながら表情は次第に緩んでいき) 美しい、この世界に来て色んな魔法に出逢ったけれど、シンプルにして暴力的、これだけ合理性のある魔法も中々珍しいですよ…実家のお土産話に凄く喜ばれそうです! -- 刀夜
- ええ是非! 刀夜先輩ならきっと習得できますよ、基本則がしっかり決まっているので教科書通りにやればすぐです!教科書通りにやればすぐです!
(唐突なカミングアウト。異世界人の存在は確かに、伝説にはあるものだが……)い、異世界の人……私初めて見ました。こんな身近にいるものなんだ……? (本来は無害に程近いマナを、ある種の害が発生するレベルまで凝縮して回転させる。刀夜の言う通り至極シンプルで暴力的な魔法である) いやあ〜、これをお土産なんてこう……恥ずかしいというか、恥ずかしいというか、思いつきなので……(頭をかきながらきながら笑った) -- ソフィーア
- ねー、アンタさ。マナをマナで消す術とか、それが出来る武器とかしらない?
(手にしていた本から目線をソフィーアへと移し、急にそんなことを尋ねる) (ここは王立図書館。歴史あるミネラ王国の知の殿堂) (そこに調べものをしに来たリーリエは、先に訪れていたソフィーアとばったり出会い、なんとなく同じ場所でそれぞれに読書に興じていたのだ) それと、アンタは何を読みにきたの? -- リーリエ
- え? 急に何よ……(本から視線を上げて訝しげにリーリエを見やる)
今日はこれ、『おいしいエビ料理の作り方』。たまには息抜きよ息抜き。 それで、えーとマナでマナを消す術……それって魔術を相殺する、とかじゃなくてマナそのものをどうこうしようってことでいいの? 確か、魔法石の鉱脈を掘る時にマナ酔い対策で使われてる石があるわね。武器っていうか、道具だけど。 あらゆるマナを拡散するらしくて特殊な道具で持ち運びするんだって。術は…… (椅子に背中を預けて高い天井を見やりながら考える。幾つかの方法を思いついたが、用途によって適不適があるだろう) まず何に使うのか教えてよ。そしたらそれに応用できそうなの挙げてみるから。 -- ソフィーア
- エビかー。やっぱりギザニア産のが美味しいのかしらね。あ、しってる?
ミオの方だとすんごい辛いソースでエビを炒めて食べるんだって!なんか真っ赤なソースらしいわよ! (食欲もろくにないのに。美味しい食べ物の話には食いついてしまう哀しい性) そうそう、大雑把に言えば体内マナを打ち消す、あるいは削りとる様な攻撃。精神ダメージとはちょっと違うけど…。 (マナを拡散させる道具、冒険者も、特に採取依頼をする冒険者もたまに使うそれは、リーリエにも馴染みがある) あの石かー。でもアレをぶつけても――…(言葉が止まる。何かぶつくさと考え)…使えるわね。 (所持者を自然のマナから守る石、すなわち自然のマナから隔絶する石…) (それはマナ生命がマナを供給する事を阻害できるのではないか。そんなアイデアがピコーン!とひらめいた) お、なんかあるの?アンタ意外と博識ね! (意外と、等と言いはしたがソフィーアという人物について、あまり知らない) (アルミネラ王立学院にいるくらいだから、何か特殊な背景なり、能力なり持っていそうな気はするが…) 何にって…(どこまで話したものか、ちょっとためらうものの) アンタ、見てなかったの?ミスコンの時のアタシのちょー名演技を! …アレを実行するのよ。すごく悪くてすごい竜をやっつけるの。 -- リーリエ
- 真っ赤なソースで炒める? 聞いたことはあるけど食べたことはないなあ……辛いのそんなに得意じゃないけど、一度は試してみたいかも。
いつか一緒に食べに行きましょ(言外に、リーリエの状況をなんとかした「その後」を願いながら) 使えそうなの? 数が必要なら私も集めるの手伝うわよ(アルミネラ南東の鉱脈にあるぼた山にたくさん落ちているらしい、と付け足す) まあ本ばかり読んでるから……(それはそうと、ミスコンの事を思い返してみる――リーリエは超ド派手な演出で観客を沸かせていた、あの竜退治は含意のない演出だと思っていたが……) ……ドラゴンが手ごわいのはあんたが一番よくわかってるはずよね? それって、どうしてもやらなきゃいけないこと? (念を押すように聞く。短い付き合いではあるが、翻意が得られない事はわかっていて、それでも聞かずにはいられなかった) -- ソフィーア
- 食べに行くって…東の国へ?めっちゃ遠いわよ!(しかしグルメ旅行、そういうのも楽しそうだと思って微笑む)
使えるかどうかは試してみないとわかんないけど、打てる手は多い方がいいわ。 まあ冒険者ギルドに行けば…あ、そっか採取すればタダみたいなもんよね! (掘り出す力仕事、それさえどうにかすれば自力採掘のほうがお得な気がした) (どうしても、とまで言われると心はゆらいでしまう) (このまま学院で、部活で、友達と穏やかな日々を過ごしていく…そんな選択肢もあるのかもしれない) (けれど…)やるわ。アタシだけが生き延びて安穏と暮らしていく…。それは許されないわ。 -- リーリエ
- (平穏、安寧を「許されない」とまで言うほどの覚悟。それを引っくり返すような説得は、ソフィーアにはできそうになかった)
……わかった。じゃあ、思いついた手段言うね。 一つは「マナ相殺」。マナの流れ・形質を分析して、それとは正反対のものをぶつける方法。 これはすごく難しいし、相手が持つマナと同じ量のマナが必要だからやめたほうがいいと思う。 二つ目は「阻害魔法」。さっきの石のパワーをもっと強力にした感じの魔法ね。マナの収束を難しくして、魔法を使えなくする。大半の相手には効果的だけど、ドラゴン相手には……。 (口ごもる。相手がドラゴンでなければ、もしくはリーリエが本当に無限のマナを持っていたなら、一つ目・二つ目の手段でどうにかなっていたかもしれない) (だが、それはないものねだりに過ぎない。強大な相手を狩る、それを目的とするならばどうするか。それだけに思考を巡らせ) (昔父親から聞いた思い出話が、脳裏をよぎった)ドラゴン……というかマナを糧にしてる相手と戦う方法なんだけど。 騎士団がやってた方法だからかなりの手間がかかるし、手伝ってくれる人も必要で…… (流れを説明する。それは、「相手をマナの源から切り離」して、「相手が持っているマナを消費させ」て、「相手が存在するのに必要なマナを全部引き剥がす」というシンプルなものだった) -- ソフィーア
- (ソフィーアのアイデアをふんふむと聞く。返す言葉はこうだ)
まず相殺だけど、これはまあ大昔に勇者トーマが使った手段よね。幸い、むげ…いえ、すごいマナはここにあるから (最早無限とは言えない、しかし大魔術師数百人分、そのくらいのマナが自分の中にあるのはリーリエには感じられている。だから自分を指差し微笑む) アタシのマナを竜にぶつける手段があればいいんだけどねー。 (今日はそれを調べに図書館へ来ているのだが、リーリエに向いた手段は発見できていない) (二つ目の案には)竜の魔術耐性を阻害する陣を、ファセット先生が用意してくれるから それが成功すればこちらの魔術もそれなりに通用すると思うわ。そしてさっきのマナ酔い止めの石…あれで竜へのマナ供給を止められればと思う。 とは言え――(そのまま第3の案への見解を述べる)相手は超でっかい、なんなら息を吸ったり吐いたり、ちょっと身じろぎするだけでこちらを殺せる存在…。 そんなのを相手に長期戦はできる気がしないわ。奇襲からの全力の一撃。それがダメなら即撤退…というのが今のプランよ。 ただ、6秒。6秒だけこっちに有利な戦況をつくれる可能性はあるけどね…。 (結局のところ、決め手に欠ける。相殺の一撃を放つ手段がない。そこで行き詰ってお手上げ状態だとジッサイに両腕を上げる) はーあ、アタシがすごい剣士で、オリハルコンの剣でもあればなー。 -- リーリエ
- ふーむ……(リーリエの返答は順序だてられ、戦略は良く練られていた。何より、色々な人に相談して助けを得ていることがわかる)
(そして、相手の強大さを正しく理解している。ドラゴンの凄まじさを目の当たりにしていないソフィーアは、そこを把握していなかった) ごめん、私の考えが浅かった。でもそうなると本当にお手上げよね。つまるところ、あんたがドラゴン退治の切り札ってわけだから……そこに辿り着かないことには。 うーん……マナを極限まで集束して、超高密度の刃として放つ……? それとも、マナを限界まで圧縮して空間断裂を引き起こして巻き込む……? (物騒なことをブツブツと呟いている。実現するには、莫大なマナが必要であろう机上の空論だ。それでも案がないよりはマシだろうと) -- ソフィーア
- 別に甘いとは思わないわ。並の…ディノクが言うところの若い竜なら、真っ向から攻撃しまくって体力を削りきれば済むでしょうしね。
それに、アンタのお陰で打てる手がいっこ増えたもの(マナ生命への魔力供給の遮断。それもまた可能であればしておくべき対策だ) マナ自体を放つ技、そういうのを修得してたら良かったんだけどねー(両手を腰溜めに合わせて構え、突き出すポーズ。かめはめ波) いずれにせよ、高度な術はアタシには使えないわ。悔しいけど(いまだ第二位階、初歩魔術に留まっているリーリエの魔術修得。このままでは竜を退治できても落第だ) まあ直接触れればマナを流しこむことは出来るけど、竜相手だとそれもアタシには難しくてね…。 (一流の剣士でも竜に攻撃をヒットさせるのは難しい。武術の心得のないリーリエが、しかも素手では触れる事は至難であろう) -- リーリエ
- (僕の噂を知っていて、それでも気にせず話しかけてくれた事、感謝しています)
(最近鍛えているという事ですが、何か手伝えることがあれば気軽にどうぞと書かれたカードと) (薔薇がいつの間にか置かれていた) -- プレイグ
- これは……噂がどうのってことは、プレイグ君かな?
(口さがない人間の噂や雰囲気を真に受ける性格ではない、というだけ。礼を言われると若干面映ゆく) そうね……せっかくだし、いろいろ教えてもらおうかな。戦技についても詳しそうだったし (微笑みながら一輪挿しへ薔薇を活ける。フルラからもらったものを含めて、二輪の薔薇が質素な部屋に華やぎを与えていた) -- ソフィーア
- (訓練場のあくる日。自分の分の木剣を持って彼女の素振りを見ている。しばらく眺め、うん、と軽くうなずいて)
…よく頑張ったね。見違えたよ。基本の方はもうできてる。となると次は…生身の人を、打ったことはあるかい?(と問いかける) -- フルラ
- (少し息を切らしながら汗を拭う。紅潮した頬は正しく体を動かした証拠だ)
あ、ありがとうございます! でも私はまだそんな……(実力不足。積み重ねてきたものの少なさは、素振りを続ける中で否が応でも理解できている) (経験に関しても、また然り)いいえ……剣を持ったのも子供の頃以来で、人へ向けたことなんて一度もありません。 -- ソフィーア
- うん、そこも含めて、で正しく自身の力量を理解できているのは素晴らしい。…言ってしまえば、君は走り方を覚えたばかり、といった所。
これからやっと、早く走る、という行動が可能になった、それだけとも言える(そう言えば、木剣を軽く掲げるように構える。いつかのように横へ差し出すのではなく) であれば、私へ打ち込んでみるといい。…結局は、剣とは何を繕おうとも闘争の道具だ。それは、生き物へ向けなければ、意味がない。 (掲げた剣は頭を守るような、単純な防御の構えだ)しかし…子供の頃に持ったことは、あるんだ?(おもちゃ代わりに触らせてもらった、とかだろうか?と思う。危ないことこの上無いが) -- フルラ
- はい、わかって…ます。きっと、ただ走る、早く走る、その向こうにもたくさんのものが待ち構えてるんですよね
(走りの例えに則ってそのように答える。自分にとっては大きな一歩でも、多くの人にとっては遥か昔に通り過ぎた一歩に過ぎまい、と) 誰かに向けてこそようやく、剣術が始まる……そういうこと、ですよね?(そう言って正眼の構えを取り) (フルラに向かって打ち掛かる。まずは上段、防御を目掛けて一打) っ父が、王国軍の騎士でしてっ! 本当に小さい頃に我儘言って持たせてもらったんです! -- ソフィーア
- その通り。強くなるためには走るだけではなく、飛んだり跳ねたり、時には座りながらだって走らなきゃいけないかもしれない。
(こぉん、と上段を受けた木刀は小気味好い音を立てる。それに笑顔を見せ)そしてコレがその第一歩。一歩目を迷わず踏み出せたなら…次はもう、大丈夫さ。 (そうして今度は自身のすらりと伸びた足を守るように剣を下段に構える。脛切り、腿切りを想定した防御だ)…さて、こちらを切ることは、出来るかな? …って、お父様騎士サマだったんだ。なるほど…。でもそうなると女の子が剣を持つなんて大分渋い顔されたんじゃない?(その光景を思い浮かべて苦笑を浮かべる) -- フルラ
- ……! ありがとうございます(背中を押してくれるような、そんな一言。他ならぬフルラの言葉が、少し心に沁みた)
次、行きます!(体勢を整え、剣を背の方向まで引き深めに踏み込みーー脚部狙いの一撃を放つ) っし……父は「母さんみたいな魔術師の方がかっこいいぞ〜」なんて困り顔でいってくるんですけど、 小さな頃の私は頑固で……結局父が使ってた剣を握らせてもらいました。もちろん、振るどころか持ち上がりもしなかったですよ? -- ソフィーア
- (こぉん、とまた高く木刀が鳴る。きちんと体重を載せ、かつその重さを引きずることなく打撃へと転嫁できた証だ)
うんうん!いいね!それじゃ次はここ!(今度は木刀を縦に。胴体を守る防御の構えだ。その顔はにこにこしている) あはは、そうなるよねぇ。父親ってものは女の子をどうしたって可愛がりたくなっちゃいものらしいから。親御さん泣かせな子だ。 そりゃそうだろうさ。剣、なんて軽く言うけど、真剣はぶっちゃけ鉄の固まりだからね。…そういや、木刀に慣れたらそっちも持たないとだね(と防御したまま考える) -- フルラ
- はいっ!(フルラの笑顔に応えるように、元気な声で返事をして)
普段は「やんちゃな方がいい」なんて言ってましたけど、あの時に限っては本当にハラハラしてる感じでしたよ。 (一歩退き、間合いを取り直して再び正眼。木剣を振り上げぐんと踏み込み、防御めがけて袈裟懸けに振るう) -- ソフィーア
- じゃあ…いつか真剣を持ってきちんと振るえるようになったら、お父様に見せてやるといい。私は大丈夫だぞ、もう子供じゃないぞ、って。
(くすくすと笑って、想像上のソフィーアの父親が驚く顔を思い浮かべる)…たぶん、だけど喜ぶんじゃないかな。怒られたらごめんだけど。 (こぉん、と三度木刀が鳴った。その手応えを柄越しに感じ、よし、と軽く呟くと防御の構えを解き剣を上段に構えて) 攻撃はいい感じ!それじゃ仕上げに…防御だ!君はいつか切り合いをするんだ。もちろん相手は…黙って切られちゃくれない! さっきの私の真似をするもよし、躱すもよし、兎に角体に当てられなければいい。そら!(分かりやすく掛け声をかけてから…) (ひゅぉ、とソフィーアの頭上、頭の天辺をめがけて木剣が振り下ろされる。無論、ゆっくり、なんて速さではない。それでは意味がない) (当たれば大きなたんこぶが出来るくらいの速さと、威力。彼女の鍛錬を信じて、木剣が空を切る) -- フルラ
- (自分が剣を振るう姿を見たら、父はどう思うだろうか? 魔術を学びに行ったはずが剣の修練をしている……おそらく苦笑して、そして褒めてくれる気がする)
いつか見せてあげるつもりです! しばらくは帰ってこないですけど……それまでにはもっと上達してるといいな えっ防御っ!?(唐突な攻守交代。それなりの速度で振り下ろされる木刀に対して、頭を守り剣を受け流すような体勢をとった) (小気味よい打撃音と共に、手のひらにビリビリとした振動が伝わってくる。) これが人の剣を受ける、ってこと……いてて…… -- ソフィーア
- そっか、どこかに遠征にでも行ってるのかな?時間があるのなら、大丈夫さ、きっと君はお父様が帰ってくる頃には、剣士…(とちょっと考え)
……とはいえなくとも、見習い剣士、くらいにはなれると思う。たぶん(父親に見せるならば、流石に儚い夢は見せるべきではない、と下方修正。ちょっと苦笑して) (そうして、少しおっかなびっくりだったとはいえ、きちんと防御の方を取り、凌ぎきった彼女を見て目を細める) そう、それでいい。…その感じだと、次の課題は握力だね。剣をきちんと握りしめられてないから、隙間ができてその隙間で剣がブレるんだ。 それでブレた柄が手を打ち…って所。じゃ、次は二連続で行くよ。これを受けきれたら…フルラ流剣法、初級者の免除を与えよう! (なんて冗談を言う。余りにも基礎の基礎で、剣法なんて呼べるものではないそれを、笑って。そうして…言葉通りに) (先程受けたのと同じ、足への剣撃、胴体への剣撃を、頭への一撃と同程度の速度、威力で放つ) -- フルラ
- 王都から離れた地域の瘴気払いに従事してます……滅多に顔見せないので、「見習い剣士」でも驚いてくれるんじゃないかな……
(確かに握りが甘かったのだろう、気合を込めるように手のひらに力を入れ再度構えを取る。) 素振りだけじゃわからないこと、……いっぱいありますねっ! (一歩踏み込み、機先を制するように一撃目を防御する。相手のタイミングで受けては力負けしてしまうと考えて) (すぐに二手目に向け、フルラがやってみせたように縦一文字の構えを取り――なんとか、弾いた) //お待たせしてすみません! -- ソフィーア
- それならよかった。では折角だから「一人前の剣士」を目指してやってみようか。もっと驚かせてあげよう!(笑いながら言う)
(そして、こぉん、こぉん、と小気味良い音が、二回続いた。二撃目の防御は少し甘かったが、初めての対人防御としては充分だ) うん!素晴らしい!特に一撃目。そのままだと受け切れないと見て私の威力が乗る前に受けたね?見事な発想だ。エクセレント。 これならお父様の目が丸くなる光景を見れるかもしれないよ。ただ…そうだね、一つだけ注意というか…コツを。 握りを強くするのはいい。私の言った通りだしね。ただ、受ける前の構えてる段階から握りしめるのはちょっと良くない。 そうやって剣を鷲掴んでいると、剣の操作の柔軟性が失われる。できれば受ける直前…更にできれば、受ける瞬間にだけ、握りしめるんだ。 これは、攻撃も一緒だ。武器や状況にもよるけど、フルラ流としては相手に当てる時だけ、握りしめた方がいいね(と、冗談めいて微笑んで) ひとまずは…初級者、認定さ(そう笑って言い、一旦剣を下ろす。素振りから彼女は少し息を切らしている。少し回復を待った方がいいだろう) (そうして、回復すれば…また、攻撃と防御の鍛錬を繰り返そう。彼女の父親に、サプライズプレゼントを贈るために) //いえいえお疲れ様です!一応まあまあ切りいい感じにしておきますん! -- フルラ
- (ソフィーアの元へ、一輪の銀の薔薇と、宝石めいた音珠が届けられた。「貴方の隣に、音楽を。 ──楽師」) -- フルラ
- わっフルラ先輩からだ…綺麗な薔薇と、これは…?
(青い玻璃の一輪挿しに薔薇を飾ってから、音珠をしげしげと眺めて) (おっかなびっくり触ってみると、明るく心躍るような楽しげなメロディが流れる) 素敵な曲。ありがとうございます(独りごちて、ゆっくりとした時間を楽しんだ) -- ソフィーア
- (寮のロビーでバッタリと出会い、ソフィーアを見かけるや否や土下座)
あ、あわわ…ソフィーアセンパイ、学院祭ではすみませんでした……(歌って踊ったときに同学年と勘違いしていたことを謝った) -- アルベルティーナ
- えっ? ちょ、ちょっと落ち着いて…(不意打ち気味のドゲザスタイルに困惑、周りをキョロキョロ…幸運なことに他の人間は見当たらなかった)
えーっと…確かアルベルティーナさん? だったかな? 私全然気にしてないから謝らないで〜… -- ソフィーア
- うう…すみませんでした………(のそのそと起き上がり) はい、私は医薬科1年のアルベルティーナです
あの時はかなり浮かれていて……手当たり次第にお誘いをしてしまいました……(しょんぼりと耳が下がった) ソフィーアセンパイが学院祭の時あの広場にいたということは、歌が好きなのですか? あの後何か歌われましたか? -- アルベルティーナ
- ううん、誘ってくれたのは嬉しかった! お祭りだもんね、みんなでワイワイやった方が楽しいよ
(あまりにも恐縮するアルベルティーナに、フォロー半分本音半分の言葉を掛けた) 歌は好きだよ、と言ってももっぱら聞く専門なんだけど…あの後も色んな人に演奏とか歌とか聞かせてもらっちゃった。 アルベルティーナさんこそ、歌好きな感じ? すごい楽しそうに見えたよ〜 -- ソフィーア
- そう言ってもらえると…ありがたいのです……
楽団のヒトの演奏はとても上手でしたし、皆さん思い思いの歌を歌っていたので聞いたこともない音楽がたくさんで楽しかったですよね 私は歌も踊りも好きですが、ただの素人なのです お祭りとかで盛り上がっているとつい踊ってしまうのですが……あれも思い返すとちょっと恥ずかしいのです -- アルベルティーナ
- そうそう、ああいう催しじゃないと聞けないような音楽がたくさんあったよね! 音を浴びるってああいうのを言うんだろなあ〜
私からしたらアルベルティーナさんはすごく踊れてたよ? すごく朗らかな感じで見てる人も楽しい気分になるみたいな… (うんうんと頷く)私も運動神経悪くなければ一緒に踊りたかったくらい、本当だよ? -- ソフィーア
- きっと故郷の歌や、劇場の最新の歌があったのでしょうね
私が躍ったような踊りにはいくつかの基本ステップがあって、あとはそれを音楽に合わせて適当に順番を決めているだけだったりするのです 覚えたらソフィーアセンパイもきっと楽しく踊れますよ! -- アルベルティーナ
- 本当〜? 本当に私も楽しく踊れる〜?(ちょっとからかうようにアルベルティーナの顔を見て)
それじゃあよかったら、私にそのステップ教えてくれないかな? //眠気MAXのため一旦文通モードをお願いいたします。。。 -- ソフィーア
- 本当ですよ? 楽しめばきっとあっと言う間に覚えられるのです!(こちらは自信満々の様子だ)
(ワルツのリズムの簡単なステップやターンなど、どこかで見たことのある馴染みのあるものから教え始めた) 実はこれだけあれば、もう簡単に踊れますよ(鼻歌を歌いながら踊って見せる アルベルティーナが歌うような曲はフォルクローレのような馴染みやすい素朴なものばかりなのでより踊りやすいだろう) 今度はフルラセンパイに演奏してもらって一緒に踊りましょう!(いつしか夢は広がるのでした) (// 〆にしておきましたー おやすみなさい!) -- アルベルティーナ
- (図書室、本を読んでる彼女の所に山のように本を抱えて正面にやってきて)
すいません、此方の席よろしいですか? -- 刀夜
- はーい…大丈夫です…(本に視線を落としたまま生返事。流石に失礼だろうと思い直して顔を上げる)
ずいぶんたくさん。それ、全部読まれるんですか?(山盛りの本に、思わず興味本位で聞いてみた) -- ソフィーア
- これはどうも、ありがとうございます
(軽く声を掛けながら座り、どんっ、と本を置いて) えぇ、…目にするもの全部楽しいモノでして。あ…ボク留学生なんですよ、だからこの国の事とか本当に珍しくてですね -- 刀夜
- (留学生。思わずどこから?と問いそうになったが、流石にデリカシーがない気もして口を噤んだ)
…それじゃあこの図書館は宝の山みたいな感じですね。私もここの蔵書はいくら読んでも読みきれなさそうでワクワクしてますよ -- ソフィーア
- (何かを言おうとする相手、それを察したが口から出ない以上は…と己の身の上を置いておいて)
そうですね、特にボクの国は商人の国でしたから。なんていうか…知識そのものは大事にしてもそれをいかにして活用するかというのが多くて …あぁ、ボクこれでも神父なんです。だからほら…お金稼ぎと、信仰なんて一番険悪な仲じゃないですか (そう言ってパチン、と軽くウィンクをしてみせて悪戯っぽい表情) -- 刀夜
- 後から活かせるように、情報を蓄えておく…みたいな? 確かに即効の実用的なものだけが「知識」という訳ではないですね…
(あらゆる分野において、基礎を深く広く学んでおくのは重要だよね…などと考えていると、急に飛んできたウィンクに思わず苦笑い) …なんだか面白いひと。信仰とお金稼ぎ、確かに相性悪いけどそこまではっきり言うなんて…フフ 私は、魔術科2年のソフィーア・ロジエと言います、あなたは?(興味が湧いたらしく、くすくす笑いながら自己紹介をした) -- ソフィーア
- そう、その通りなんですよ。知識は塔
(ずい、と身を乗り出す。この概念を理解してくれるかも、という思いに瞳を輝かせながら) 知れば知るだけ積み重なるこの、知識という名前の塔をとにかく高く積み上げたいんですボクはっ …こほん、失礼…刀夜。医薬の3年です。神様を信じる神父であり、研究を重ねる、科学者でもあります -- 刀夜
- じゃあ先輩ですね、よろしくお願いします刀夜先輩(椅子を立って一礼、また座り直す)
知識は塔、なんていうか面白いですねその考え。いずれは知識と知識が組み合わさって城塞が生まれるかも? (知り、識って終わりではない。という前提の刀夜の考え方に、深く首肯した)とてもいい考え方だと思います、うんうん。 神父様であれ、科学者であれ、もしくは商人であれーーそれがたまたま交わる部分にも何か、新しい物が生まれるんじゃないかな -- ソフィーア
- あぁ、これは丁寧にどうも。(自らも立ち上がり一礼r。そうしてふむ。と顎を撫で)
そうですね、難しい知識も前提となる知で足場を築いてく、そうした果てにあるのは知恵の砦というのは…多分正しいです (それはきっと素敵な事だ、と告げながら相手にうなずきながら) 交わる場所……理解はできます…しかしまだ難しいな、ボクには (うーん、と頭を抱えながら、いつの間にか読み終えていた本の山をもって) 少しだけ考えてみます、ソフィーアさん。読書の邪魔をして失礼しました・・今日はこれで (ぶつぶつ、と彼女に言われた言葉を反芻するように繰り返しながら、本の山を書架に戻すべく去っていった) -- 刀夜
- ふふ、思いつきで言っただけなのであんまり悩まなくても大丈夫ですよ?
はい、それじゃまた会いましょう先輩(書架に向かう姿を見送る) (考え方、思うこと、そういった思索の類を他者と触れ合わせるのも楽しいもの。うっすらとそんな事を考えながら) 本の続き、読みますか。(目の前のページに、再び没入したのだった) -- ソフィーア
- やあやあこんにちわソフィーア、ただいまちょっとお時間よろしいかな?(なんてのんきに言いながらやってくる楽師。何やら二本の木剣を持っている) -- フルラ
- こんにちはフルラ先輩。はい、大丈夫ですけど…(携えている獲物に視線をやる)
どんなご用事ですか? 討ち入りの手伝い?(剣を構えるような仕草をして見せる、なんか勘違いしていそう) -- ソフィーア
- そう!我こそは王国騎士フルラ・ヌーヴ!天なるイグィンの御名に於いて邪悪なる汝を討ち果たさん!(すらり木剣の一本をキリリと構え、やたら堂に入った演技で言って、のち)
…ちがくて(次の瞬間ふにゃり)興味あったみたいだし、ちょっと剣を振ってみたりとかはどうかなー、って思って。ああ、魔術を使った訓練でも大丈夫。私魔術師でもあるし(なんて言う) -- フルラ
- そんな! 私は何も…何もしてないです! 昨日夜に茹でたエビを一人で黙々たべてたくらいで…(演技に乗っかってしょうもない小ボケ)
そうだったんですね、お気遣いありがとうございます。私の魔術ちょっと危ないので…まずは剣からご教示いただけますか!! -- ソフィーア
- それはお年頃女子にとってはお腹に良くないんじゃないかな!討ち果たす?討ち果たす?(などと笑いながら、それじゃ、と木剣をかたっぽ差し出す)
ふふ、ちょっと危ないくらいなら大丈夫だけど…そうだね。まずは不慣れな事から手を付けるといい。とりあえずは…ちょっと構えてみてくれないかい? -- フルラ
- 食べ過ぎ夜食の分のエネルギー、討ち果たしたいです!(没券を受け取って、その重さに少しだけたたらを踏んだ)
えーっと、じゃあやってみます(腰の引けた構え。猫背で両肩が内向きになった上半身、二歩目を踏み出せなさそうなくらい閉じた脚ーー素人丸出しの姿勢だ。) -- ソフィーア
- その意気さ!…いや実際、私も飲みすぎたかなーって週は素振り多めにやってたりするからね。かなり有り。実益を訓練に乗っけるモチベ強化になる(割と真面目なかお)
(そして、ソフィーアの構えを見れば、苦笑して)あはは、剣をちゃんと持ててるだけ上等上等。でも、そうだね…ちょっとごめんね? (自身の持つ木剣の先端で、彼女の肩をぽん、と触れ)肩はもう少し開いて。腰は真っ直ぐに、足は肩幅と同じくらいに開く。それと…剣を握り締めすぎ、かな。 そうだね…取りあえず構えてる時は重めの辞典を持ってる時くらいの握力で握るといい(とん、と彼女の手に先端を載せて) -- フルラ
- むう…(自分でもこの構えの不恰好さは理解しているらしく、素直にフルラのいう通りに体勢を整えていく)
なんかこう…無駄な力が抜けてるのに、体の中に一本柱があるみたいな感じがします! -- ソフィーア
- うんうん、筋がいいじゃないか。剣術の極意の一つに、足の裏から天まで届く光を立てよ、というのがある。
(構えを見て、にこにこと言う)君のその感覚はそれに近いものだ。そして次は、その感覚をできるだけ維持したまま…剣を振ってみよう(す、と木剣をソフィーアの目線の高さに、横に差し出し) 私のこの木剣を打ってみて。真っ二つに折ってやる…なんて力は入れなくていい、まずはこれを弾く程度に(そう言い、彼女の動きを見逃さぬよう、しかと見る) -- フルラ
- 本当ですかっ?(お世辞だとしても褒められるのは嬉しいもので、声は喜色ばむ)
そ、それじゃあ…打ってみます…!(少しだけ切先を上げて、フルラの木剣を見つめ――) やっ!(軽く叩くような打撃。力みすぎて重心が上半身に残ってしまっている) //すみません、寝落ちしてしましました…ご指導中に申し訳ないです -- ソフィーア
- うんうん、私が初めて剣を持ったのはかなり小さい頃だったけど、手を滑らせて頭にごん、なんてやったものさ(くつくつ笑いつつ、まさに、ごん、と鳴った木剣を、ふむ、と見る)
悪くない。私みたいに落とさなかったんだ。けど…身体が強張ってしまっているね(ぽん、と彼女の横に回ってその背中を優しく叩く) 力はもっと抜いていい。言うなれば…剣を持つ最低限の力を残して、身体が水飴になったようなイメージだ。初めてにはちょっと言い過ぎかもだけど、そのくらい抜いていいよ(では、もう一度、と柔らかく微笑む) //いやいや全く完全になんの問題もありませんので!ムリせず眠い時はお眠りなさってくだされー! -- フルラ
- フルラ先輩にもそんな時代が…なんだか想像できないです(エピソードと現在のフルラを結びつけるのは難しく思う、率直な感想だった)
身体が水飴…水飴…柔らかく、無駄な力を抜いて(頭の中で水飴を思い描く。脳裏には柔らかく、重く、流れに逆らわないそれが想起された) あっこれ、魔法を使う時の集中に似てる気がします(言うが早いか木剣を振り下ろした。力みが幾分抜けたように思える) -- ソフィーア
- あははっ、そう言ってもらえると嬉しいねぇ。でも私も色々失敗して…うn、ほんとに色々失敗してこうなってるんだよ(とおいめ。色々失敗したらしい)
(そうして彼女の次の一撃は、こぉん、と軽くだが鋭い、小気味好い音を立てて、弾けた。力が無駄なく一点に集中した証拠だ) ん!いいね!今の感覚を忘れないように!剣術もある意味じゃ魔法と一緒でね、自分の体を如何に効率よく、上手く使うか、って術さ。 後はそれを繰り返し反復練習して、身体に染み込ませる……ダイエットだとでも、思ってね(にひひ、と笑い)さ、それじゃもう十本くらいそれ行ってみよう!目標百本! (楽しげにそう言って、彼女の打撃に落ちていた木剣をまた横に構える。そうしてしばしの間、楽師はそのちょっと不格好で…それでも懸命で未来への煌めきを感じさせるような鍛錬に勤しんでいたという) -- フルラ
- うーん、こんな感じかな… -- [[ソフィーア]]
- 違った! こうかな…ここをこうして… -- ソフィーア
- …できたかな? よしよし、やればできるもんじゃない -- ソフィーア
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