名簿/500683
- 「ヘッヘーイ 来月 ヨロシク ヨロシクネー」(ベランダに止まったカラスがばさばさ羽ばたいて何かしゃべってる) -- レイヴンス
- うん…?またしゃべる鳥か…(うさんくさそうな表情で)
カラスなら大人しくカーカー啼いておれ。生意気だぞ。(妙な理屈をこねて怒る) -- ヴォッフォ
- 「・・・マタ? 他ニモ ミタノ? ソコ 怒ルトコ?」
「かー ゴメンネー 生意気デ ゴメンネー♪ かー」(何か陽気にかーかー歌ってる) -- レイヴンス
- ああみたぞ。お前のようなカラスではなく鷹だったがな。(以前遭った僧形のオークと生意気な鷹の二人連れの姿を思い出し)
ええい、うるさい。それ以上騒ぐと首をもぎ取るぞ?(元々短気な性格なのか、あからさまに不機嫌な表情で) -- ヴォッフォ
- 「アー アノ人 ネー(覚えがあるのかこくこくと)」
「キャー コワーイ オーコッタオコッタ〜♪」(絶対に手の届かない距離でばさばさ飛び回り)「ソレジャ アラタメテ ヨロシクネー」(そのまま飛び去っていった) (来月の冒険では30羽程で群れを成し、敵に対して一斉に襲い掛かるようなえぐい光景が繰り広げられる事だろう) -- レイヴンス
- フン、やはり鳥同士、顔を通じてるものだな。(妙に感心したように)
黙れ。それをやめろといっている…くそ、部屋の中まで鳥の羽が入ってきたではないか。 (忌々しげに頭に載ったカラスの羽を払い落とすと、空に消えていく小さな影に顔を顰め、新しい酒のボトルを開けるのだった) -- ヴォッフォ
- ヴォッフォ、いる?あなた最近不審者を…と言っても判らないか。ええと…
(近頃家人を襲撃している存在と遭遇しなかったか訊ねようとしたものの…) (野良犬とサイヒの識別すら難儀している相手である) …そうね、最近貴方に挑んでくるような命知らずはいなかったかしら? (ヴォッフォの強面をみて尚喧嘩を売るような輩はそう多くあるまいと踏んで問い直して) -- サイヒ?
- ああ、いたぞ。そんな馬鹿者が一人な。(大男はだらしなくベッドに腰掛け、ボトルのウィスキーを呷っている)
お陰で腕を一本駄目にしかけたわ…お前の知り合いだったか? (袖で濡れた口元を拭うと、右腕に残る傷跡を見せる) (すでに癒着してはいるものの、かなりの深手だった事は見てとれるだろう) -- ヴォッフォ
- (男の答えに目付きが険のあるものになり、幾分低い声で)
そう、遅かった訳ね…… 心外だわ。私の手引きなら命はなくてよ、お兄さま? (「腕といわずに首を落とさせるもの」…そう嘯く事より、日頃使わぬ呼び方が気色悪いだろうか) 既に家の者が覆面の剣使いに襲われている…アナタを含めれば私が知る限り、四人ね (かつかつ音を立てながら、傷を視に不躾に近づいて…他の者であれば手傷程度では済まなかった筈だ) 単刀直入に聞くけれど……倒したの、そいつを。 -- サイヒ?
- 逃げられた。(つまらなそうに答え、ウィスキーを呷る)
ふん、誰の手引きだろうと知った事か。だが、たしかに家名を訊かれたぞ。 我が家に恨みがあるそうだ…ご苦労な事だな。 お前も腕の立つ用心棒を雇っておけ。次に尋ねるのはお前のところかも知れんぞ? (「向こうも相当な腕利きのようだったからな」と、忠告のつもりか付け加える) -- ヴォッフォ
- …そうらしいわね、一族の者が標的とか。
(怨恨の類は掃いて捨てるほど、候補は無数…その語りが真かはまた別の問題だろうが) ヴォッフォ、事前に聞いて備えていれば……そいつを討てたと思って? (一戦交えた際におそらくこの男が手心を加えるという事はあるまい…) (だが逃したとなれば油断からか、よほど相手の手際が良かったのか) (家でも彼ほど闘いに長ける者は多くはない筈だ) そうね、野蛮な荒事は遠慮したいもの…… (忠告めいた言葉に暫し目をぱちくりさせたが、微かに口の片端を上げて笑む) -- サイヒ?
- 迷惑な事だ。(この男とすれば家名に未練も執着もない。とんだとばっちりだとでも言いたいのだろう)
備える…?さあな。だが、またあの男と遭う機会があれば、今度は口を開く間もなく頭をもぎ取ってやる。 (右腕を穿かれた借りがある…とでも言いたいのか、荒々しい口調で) ふん。お前にも牙があるだろう?いざとなれば相手のケツにでも噛み付いてやれ。 (野蛮の言葉に顔を顰めると、冗談とも本気ともつかないアドバイスを送る) -- ヴォッフォ
- ああ、ごめんなさい。愚問ね
(問うまでもない話であったか、と頭を振って) 期待しておくわ、だから…今はしっかり身体を休めて…… (「次はその大きな手から零さぬように」と言い添え) (…気遣ってというには少し素っ気ない感があったが) 話は聞けたし、行くわ…それではごきげんよう、お兄さま (去り際、助言に笑うと「それなら喉首噛み切るわよ」と大きく歯を打ち鳴らした) -- サイヒ?
- 言われなくとも。(浴びるように酒を呑む。これがこの男にとっての休息のスタイルなのだろう)
ああ、お前もな…こわいものだな。(男は守るように己の喉笛を手で隠すと、神妙な表情で妹の背中を見送った) -- ヴォッフォ
- アーロンデルク家の者だな?(それは唐突な問いかけだった 時は夕闇、場所は人気のない街角 巨体に臆することなく、そいつは立っていた) --
- …誰だ?(無言の肯定で声の主を睨み付ける)
(いつもどおり如何わしい店でたらふく飲んでいたのだろう、むせ返る酒気を漂わせながらも、ぎらついた目に胡乱の色は感じさせない) -- ヴォッフォ
- 家名に恨みを持つ者だ(頭巾と覆面にゆったりとした衣服 しかし、喧嘩好きのヴォッフォは判る コイツは、鍛え上げている)
特に危険だ、貴様は(呟く言葉が届くと同時だった 男は駆け出し、真っ向からヴォッフォに切りかかる 抜刀 そして袈裟の一撃) --
- 恨み…?わからんな。(軽い酩酊状態にあることも加えて見知らぬ闖入者の言葉はヴォッフォに意味を通じない)
(それでも相手が相当の手練であり、害意を抱いている事は理解できる) (男が駆け出したときには、ヴォッフォも心地よいほろ酔い気分を邪魔された腹立ちを相手にぶつける決意をしていた) ヴラァッ!!!!!(丸太のような両腕が地面を叩く) (と同時に冗談のような地響き。常識外れの怪力は石畳の道を陥没させ、吹き上がった砂利や土が男の視界を遮り振動で斬撃の軌道を狂わせる) (大男は傍らの建物の煉瓦をひとつ強引に腕力で引き抜くと、抜刀の男に鬼神の形相で歯を剥き出した) -- ヴォッフォ
- !!これは…(足を踏み鳴らして止まる 弾き上げられた瓦礫に剣がぶつかって、構えを崩す)
(しかしすぐに構えを取り戻せば、レンガを握った男に向き直る)半魔物か まったく、前当主はどうにも趣味が悪い (はき捨てるように言いながらヴォッフォを睨みあげる 構えは保ったが、攻撃に転ずるまでに時間がかかった 相手に攻撃の隙を見せる) --
- グルルルル……(大男の眼は怒りで真紅の色に染まり、洩れる唸りも人の言葉の形を成さない)
(身に帯びた酒気と敵への憤怒が、怒れる半オーガから理性を奪ってしまったようだ) ヴァッ!(大男は咆哮と共に手に持つ煉瓦を投げつける) (だが冷静さを欠いた投擲は標的を捉える事が叶わず、唸りを上げて飛ぶ煉瓦は覆面の男の傍らの壁に穴を穿って砕け散る) (それでも激しく飛び散る細やかな破片は、敵を怯ませる程度の効果はあるだろう) (大男はその隙に一瞬身を屈めると、両腕を広げて覆面の男へと突進していく) (その気になれば大木を圧し折る程の尋常ならざる怪力である) (もし普通の人間がその両腕に捕らえられれば、万力のように絞め上げられ、背骨を粉砕される事すらあり得ぬ話ではないだろう) -- ヴォッフォ
- ケモノ…いや、ケダモノだな 来いよ、討伐してやる(剣の切っ先を向けて揺らす 覆面の奥の目がぎらぎらと輝く)
(顔のすぐ横で弾けるレンガ しかし、襲撃者はそちらを一瞥すらせずにヴォッフォを見つめる 覚悟を決めた者の豪胆 その間に構えを落とし、落ち着ける) (津波が押し寄せるように、突風が舐めるように、ヴォッフォの猛突が迫る しかし男はそれに怯えず、むしろ前に出る 戦う為に来たのではないから) 殺しに来たのだ(両手で剣を握り、水平に 落ち着いてみれば、巨体が両腕を広げた姿は、唯の的のように見えた ならば、その中心を狙い、獣のような声を上げながら突っ込む) (掴まろうが、何をしようが、その懐に、心臓に 殺してしまえば、怪力を恐れる必要も無い 喧嘩ではなく、命を奪い合う『殺気』を叩きつけながら!) -- 覆面の男
- ヴォフッ!!!(咆哮と共に襲い来るさまはまさしく野獣の如きである)
(ただし、この野獣は尋常ならざる怪力と生命力を備えていた) (覆面の男の構える切っ先は迫り来る怪物の心臓を捉えている。だが怪物は突撃の体勢を崩さぬまま右腕を胸の前にかざすと、躊躇無くその切っ先へと飛び込んだ)
(ズシリ…とした衝撃。剣を握る男の腕に、肉を貫く確かな感覚が伝わる…だがそれが其れが貫いたのは、怪物の心臓ではなく丸太のような右腕であった) (化物は右腕を犠牲にして己の心臓を守ると、剣に貫かれた腕の筋肉に力を込めて硬く締める。) (こうなっては、深く食い込んだ剣を引き抜く事は容易な事ではないだろう) (大男はこうして相手の得物を封じると、即座に左の拳を固め、相手の顔面へと繰り出す) (不安定な体勢からのものとはいえ、人間の顎を砕くに十分な破壊力を持つであろうそれを、激痛による憤怒の咆哮と共に覆面の男に打ち放った) -- ヴォッフォ
- ケダモノの串刺しだ よく焼けば食えるか?(嘲笑するように呟いたが、その声が驚きに変わる)何ッ!?
(腕だ 深々とその剣を埋め込み、なお逞しく引き締まった腕 抜こうとしたが、抜けない それが大きな隙になった) (ごつんとヴォッフォの拳に手ごたえがあった 之だ蹴れ、人は死ぬか、そうでなくても口で二度とものが食べられなくなるだろう) (多くの喧嘩の場合のように一撃で相手は沈む はずだった だが、手ごたえがいつもよりも硬い 砕ける骨の感触が無い) (自分の顔ほども在るような大きな拳越しに、ぎろりと目が動いた 覆面に血をにじませながら、滴らせながら、しかし襲撃者は動いた) (硬い腹に靴底を添え、思いっきり蹴り貫きながら剣を引く そのまま大きく後ろに飛びずさる 覆面の奥からぼとぼとと零れた血が地面を汚した) -- 覆面の男
- ゲハハッ!思ったより、頑丈じゃねぇか…(悪鬼の形相で大男が嗤う)
(右腕を貫く激痛で一時の激高状態は収まったらしい、剣を引き抜かれた傷口からはしとどに血を流しながら、歪んだ笑みを襲撃者に向ける) (それでも戦意の衰えは無いらしい。傍らにあった鎖止めの鉄杭を左腕で引き抜くと、ナイフのように逆手に握り、鋭い牙の並ぶ歯を剥き出す) 今度はこいつで地面に縫い付けてやる…来い。 (すでに漂っていた酒気は消え、大男の思考は明瞭となっている。仁王立ちのまま鉄杭を構え、襲撃者の攻撃を待つ) -- ヴォッフォ
- (鉄杭を握って構える男を見る 覆面の奥の口をぬぐって血混じりの唾を地面に吐き出してから笑う)
いやだね(それは、あっさりとした掌返し)さっきまでのは怒ってても子猫だ、今度は怒ってないが虎だぜぇ 退散させてもらう (血まみれの剣をそのまま鞘に納めれば身を翻す 止まらぬ血を口からこぼしながらも、襲撃者は壁を蹴って、ヴォッフォの届かぬ壁の上に) …他が死に絶えても、あいつを家督に据える愚か者も居ない、か?(声を残してそのまま屋根に跳んだ ヴォッフォの力量を知るからこそ、逃げた) -- 覆面の男
- …チッ。呑み直しか。(覆面の男の去る様を何故か大男は追おうともせず、つまらなそうに呟くと、手に持った鉄杭を投げ捨てる)
(シャツを引き裂いた簡易な包帯で血の吹き出る腕を縛ると、そのまま酒場の喧騒を求めて裏通りへと消えて行った──) -- ヴォッフォ
- はぁい♪ 黄金暦251年7月、ご一緒だったアーシュラよぉ。覚えてるかしらぁ?
長いことご挨拶にこれなくてごめんね〜。これ、お詫びも兼ねてって事で♪(チョコバーガーを差し出して) -- アーシュラ
- んむ。気を使わせたな。(チョコバーガーを受け取り丸飲みする) -- ヴォッフォ
- (黄金歴251年10月。"酒場の街"から西へ2日ほど向かった山のふもと。ヴォッフォ達は狼討伐のためにそこにある森を目指してやってきた)
……(その途中、六人目として合流したのが、今対面で腕を組むオークであった。ヴォッフォの巨躯に迫る肉体を持ちながら、対照的に寡黙である) (目的地へ向かう馬車のなか、じっとヴォッフォを見るオークの肩あたりから声がした)「ずいぶんでっけぇガタイしてんな、旦那。何食ったらそんな風に育つんだい?」 -- フスムウアグ?
- お前と変わらないだろう。肉と、酒と、魚だ。(答えながら話しかけてきた亜人の男へ視線を移す。この愚鈍な頭の半オーガにも、屋敷にいるようないわゆる普通の人間と、それ以外の種族の見分けはできるのだ)
(だが、その声は男の口元ではなく肩に止まる鷲の方から聞こえた気もする。違和感を覚えて言葉を重ねた) 今話しかけたのはお前か?それとも、その肩にいる鳥のほうか? -- ヴォッフォ
- (ぱり、と、青い鷹の羽にかすかな電光が走る。鋭い目つきにも同様の電光が走り、どうやら普通の鳥ではないらしいことをヴォッフォの野性に知らせるだろう)
「いかにも、旦那。喋ったのはおいらのほうだぜ。こいつはフスムウアグ、武道の戒律で一日の間に口を開いていい時間が決まってるんだ。だからおいらがこうして口を開いてるわけだ」 (オークが首肯した。事実のようだ)「で、旦那。だいぶ大食いでいらっしゃるようだが、冒険者稼業でそうそう贅沢にありつけるもんかね? 狩りでもして暮らしてるわけじゃなかろうによ」 -- フスムウアグ?
- しゃべる鳥か、珍しいな。(無論屋敷でオウムのような鳥は見たことがある。だが其れはあくまで教えられた言葉を繰り返すだけであり、このように自在に話すわけではない)
メシも酒も勝手に出てくる。俺の屋敷では…だが。冒険をしているのは、遊びだ。 (面倒そうに男が答える。見れば如何にも蛮族の如き厳つい容貌をしているが、男の体格にも合うよう仕立てられた服や武具は、それなりに上質の物と見て取れる) (こう見えて存外良い育ちをしているのかもしれない) -- ヴォッフォ
- (対してオークの身なりは、貧者かさもなければ修行僧のそれ。言葉を聞き、ヴォッフォの身なりを一瞥し、納得したらしいのか頷いた)
「遊びたあ、ねえ。なるほどやんごとないご身分ってわけか、金持ちどのは酔狂なことをなさる」 (鷹が人間臭い動作で頭を振った)「そのブルジョアジーに与りたいもんだね。こいつのとこにいたんじゃあ、ろくな飯も食えやしないもんでさ!」 (軽妙に喋る鷹をよそに、フスムウアグの目つきはヴォッフォの力量を計るかのように挑戦的だ)「……そんな贅沢してて、腕っ節が訛ってねえのか心配らしいぜ、こいつは」 -- フスムウアグ?
- 好きであの屋敷に生まれた訳でもない。(半オーガは不機嫌そうに鼻を鳴らす。かといってオークの貧しい身なりを見下す様子もなく、生まれ持った身分の違いをそのまま受け取っているのだろう)
ならば新しい飼い主を探すといい。そこまで流暢にしゃべる鳥なら、多少賢しくても欲しがるものはいるだろう。 (鳥の口調が気に入らないのか、睨むような視線を送り) 知らん。もし俺が弱ければ、狼どもの餌になるだけだ。(馬鹿にされたと感じたのか、憮然とした表情で答える) -- ヴォッフォ
- (実際に腕前がどうかは、これからの冒険で判断するしか無い。ましてや、いらぬ火種を呼び込んで不和を招けば失敗に繋がる恐れもある)
(さらに軽口を叩こうとする鷹の嘴を抑え、オークは頭を下げた。マフラーを下ろし、オーク特有の牙が生えた口元を見せる)……失礼した。 (ただ一言、戒律を逸脱し謝罪を述べる。鋭い知覚力を持つのならば、その"声"自体に超自然的な力がひそやかに満ちていることがわかるだろう) 「珍しいな、こいつが許された時間以外に口を開くなんて。……おっと旦那、どうやらご到着のようだ。お互いにやらかさないよう気をつけるとしようぜ」(開放された鷹が軽妙に言い、オークとともに馬車をあとにした) -- フスムウアグ?
- フン、生意気な鳥だ。またあんな口を利いたら今度は首を捥いでやる。(鳥連れのオークが馬車を降りると、後を追うように半オーガも武器を携え馬車を降りる)
(だが、そのささやかな怒りもやがては戦いの高揚の中に忘れ去られることだろう。血を見ることが出来るのなら、それが誰のものであろうと構わないのだ) (かくして冒険も無事に終わり、待たせていた帰りの馬車が再び戦士たちを乗せ走り出す) (幸いにもその日に限って半オーガの腕が鈍っていたという事も、生意気な鳥が首根っこを引き抜かれる事もなかったようだ) -- ヴォッフォ
- オーッス!(挨拶代わりに胸板に拳をあてる)相変わらずデケェなぁ、へへっ今月はヴォッフォと一緒だったらかなぁ冒険も楽だったぜ -- アーリラ
- デカいのはどっちだ。(明らかに目線でアーリラの胸に矢印を飛ばして)
だが相手がコボルドや大鼠では大した自慢にもならんな。一つ持っていくか?(部屋の隅に転がっていたコボルドの生首を差し出す。時折トロフィーとして倒した敵の首級を持ち帰っているのだ) -- ヴォッフォ
- いやいや、ヴォッフォにはデカさでは勝てねぇーよ(身長は別段高い訳でなく、身長のことと思ってバンバン遠慮なくヴォッフォを叩く)
や、いいよいいよ、アタシは首集める趣味はなくてね。何より干したりなんたらが面倒でさ、これはアンタの首だ、しっかり飾ってやんな -- アーリラ
- そうか?サイズではお前の方が俺よりずっと勝ってると思うが。(訝しげな表情を浮かべてすれ違い気味の会話を続ける)
飾らずとも酒に漬けて飲むのもいいぞ、滋養が付く。俺の故郷では倒した敵の首を袋に詰めて、ボール代わりに蹴ったりもしたな。 (断られたものを無理に勧める趣味もない。壁際の陳列棚にコボルドの首を置く) -- ヴォッフォ
- 謙遜すんなってハッハッハ(バンバンっとヴォッフォの厚い胸板をいい音すんなーっと叩く)
首酒…そりゃまた精の付きそうなもんだな…アタシは遠慮しておくよ(笑顔で) それに酒はだいたいビールって決めてっからな(ヴォッフォも好きだろ?っと部屋から持参した、よく冷えた缶ビールを投げて渡す) -- アーリラ
- 謙遜?(意味が分からないと小首を傾げながら、筋肉の詰まった半オーガの厚い胸板は鋼鉄で出来た板のようにアーリラの重い拳を弾いている)
麦酒か…どうせならもっと強い酒が好きだが、厚意を断る口もない。 (遠まわしに感謝を述べつつ、受け取ったビールのタブを器用に開ける) お前も女ながら随分鍛えてるな。戦士なのか?(オーガの血を引く故郷の女達ほどではないものの、アーリラの肉体が人間としては相当鍛えられていることは一目にも分かる) (口の周りにビールの泡をつけながらそう尋ねた) -- ヴォッフォ
- 種族の差とはいえ、ヴォッフォもしっかり鍛えてるからこそのこの弾力だろーしなー(おー、いい筋肉だぜっと手応えを感じて)
まぁ、アタシはあんまり酒は強くねーからな、これくらいでいいんだよへへっ(そういって自分もプルタブあけて一気に飲み干しつつ) あーそうだなー、ここ数年はコロシアムで武者修行?してたから、結構鍛えてるぜ、アンタほどじゃーねーけどな(力こぶをつくってみる) (女にしては、かなりついてるほうで、実用的な範囲の野生動物のような筋肉で) -- アーリラ
- 俺のは生まれつきだ。(その言葉通り、生まれた頃から標準的な人間の幼児より遙かに大きく逞しい肉体に恵まれていた)
(もっともそれに気付いたのは、人間の街にやってきてからの事だったが) 武者修行か…謙遜するな。相当鍛えねばその体は作れまい。 何のために鍛えたのだ?俺のように体力を持て余したか? (狭っ苦しい人間の街に馴染めず冒険者の真似事などしてる男だった。オーガの血に流れる闘争本能も勿論それを歓迎している) -- ヴォッフォ
- そりゃ羨ましいこった、アタシなんてそれこそ小さい頃はそれはもう可憐な少女で…(あまりそういう事実はない)
ん〜?謙遜なんてしてないぜ!単純に…アタシより強いやつに…会いに行く!を繰り返してただけさ …まぁもちろん、そのために鍛える努力は怠ったつもりはないけどね(ドンドンっとヴァッフォの身体を確かめるように触りながら) …へへ、だから体力余ってるなら、そのうち一戦お手合わせ願うぜ…さーって…(ビールの缶をクシャっと潰すと)夜も遅いしそろそろ帰るぜ、またなヴォッフォ -- アーリラ
- 手合わせか…構わんぞ。ただし広い場所を用意してくれ。この屋敷をぶち壊したら新しい寝床を探さねばならん。(冗談とも本気ともつかない神妙な表情で腕組みをしながら)
それと、今度来る時は土産の酒は樽で頼む。一度にこれっぽっちの量では喉を湿らすくらいにしかならないからな。 (缶に残った最後の一滴を名残惜しそうに舐めると、指先で潰して部屋を出ていくアーリラを見送った) -- ヴォッフォ
- ……さま…………若さま、お目覚めの時間です(ギルトの発色も煌びやかな藍色のカップにアーリー・モーニング・ティーを供して) -- アリステア
- ううン…?(眠い目を擦り上げて青年の顔をまじまじと見る)
(元々胡乱な頭を回転させて若者の名前を記憶の井戸より引き上げれば、眼前の人物が屋敷の執事にして数える事に飽きるほどいる異母兄弟の一人であったことを思い出し) アリステア…だったか。(差し出された藍色のカップは男の無骨な手に握られると、まるでまま事の玩具のように小さく見える) (元より味わうつもりもないように一息で口に流し込むと、大げさに顔を顰めて満足の意を忠実なる男へと伝える) -- ヴォッフォ
- は、アリステアめにございます おはようございます、若さま(気取らぬ仕草で一礼して)今朝はオーソドックスなブレックファスト・ブレンドを
軽めのものをご賞味いただきました(ハウスメイドたちが働く物音、屋敷の一日は日が昇る前から始動しているのだ) 朝食にはハドックの燻製にハギス、マッシュルームのソテーとポテトスコーンをご用意いたしました 当地では珍しいことですが、ダンディーのマーマレードが手に入ったのです ぜひご賞味を シッキムとの相性もよろしゅうございましょう -- アリステア
- うンンンンンン……面倒だ。毒でないならなんでも持って来い。(男の脳細胞は執事の読み上げる朝食のメニューをすべて記憶し判別するほどの能力を有してはいない)
(「食い物と酒」この二つさえ判別できれば、現在までの生涯で不自由を感じたことはない。彼の人生訓とはシンプルをモットーにしているのだ) そういえばお前もあの男の血を引いているのだろう?何故下男の真似などしているのだ。 (テーブルに料理が並べられる間、手持ち無沙汰に質問する。他人の人生にはそれほどの興味を持たないが、妙に作り物めいた執事の態度は男の理解の範囲の外にあった) -- ヴォッフォ
- 恐れながら、「真似」ではございません(笑顔で答えて)私は下男の血も引いておりますれば、相応の務めがございます
先代のじいやも最早お勤めの叶わぬ身、世代交代にございますよ この身はあくまで執事ですから (端正にアイロンがかけられた新聞を並べ、ゆるりと背景に溶け込んでいく 次に声がかかるまで、その存在は限りなく無に近づいて) -- アリステア
- わからんな。お前がここでこうしているのはお前の意思だろう?気に入らなければ何処へでも行けばいい。
(己がこの屋敷に留まっているのも己の意思である。アリステアの口から放たれる言葉は男の脳細胞では処理できないものであった) まあいい…お前が執事でいたいなら、俺は執事として扱うぞ。 (折りたたまれた新聞に忌々しげな一瞥を送ると、皿の料理を手掴みで次々と胃袋の中に収めていく) (既に男の意識はひたすら空腹を満たすことだけに絞られ、背後に佇んでいるであろうアリステアの存在に欠片の関心もなくなっている) (それは青年が部屋を出て行くときも同じ事であろう、二つ以上の事柄に同時に意識を張り巡らせるなど、男には至難の業なのだ) (その日の朝食をすべて平らげ、指に付いたソースまで舌で丹念に掃除し終えた大男の脳裏には、完璧な料理に対する喩えようもない満足感と、その前に誰かと語っていたという微かな記憶の残響だけが僅かに残っているのだった) -- ヴォッフォ
- グオー、グオーッ(屋敷全体が揺れるような大イビキをかきながら、ベッドで大の字になって寝ている) -- ヴォッフォ
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