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- 白船 蒼嵐丸
- 白船 蒼嵐丸
- 船外
- (船の近くで戦車に乗り、腕を組みながら街の方を見ている。)
先日の夜襲で思いのほか西洋のものにやられてしまうとは、蛮族の分際で生意気な。あの魔法というのは厄介だ。対抗策を考えねば。 -- 常世
- この間は酷い目にあったわー…まあ美味いもの食べられたし、よしとしておくわ
(常世を見ながら)へー、案だけ壊れたのにもう修理できたのね…ってか買い変えたのかしらあれ -- 沙耶子
- 白船 蒼嵐丸
- 屋形
- 東夷がひしめく白船蒼嵐丸。ある日、東夷達は突然甲板に集められた…… --
- ならず者達がざわめく中、屋形の上に人影が三つ現れた……言わずと知れた東夷軍筆頭の三人衆
まずは棟梁の右に昂然と立っている全身包帯姿の男、李玄骸。長身痩躯だが、それでいて大蛇に匹敵する筋肉質な身体 「俺こそが棟梁の右腕だ」と自己主張するように、燦々とした瞳で東夷達を見下ろしている 東夷軍の斬り込み隊長として、並み居る東夷達に睨みを効かせている…といった風だ
次に、棟梁の左に慎ましく控えている小柄な女が妖仙・梗妃。棟梁を影で支える立場というのが見て取れる…二人は恋仲という噂もある しかし、そんな彼女が控えめに向ける東夷達への表情は冷笑。玄骸の態度が外に出した高圧なら、彼女は内に秘めた高圧さ 内に秘めると言っても玄骸に隠れて目立たないだけであり、彼女の天上天下唯我独尊さを見抜いた者は不快感を拭えないだろう…
そして最後、中央に佇むのは鬼の面兜と髑髏の肩当て、甲冑に身を包んだ仰々しい男。彼こそが東夷軍棟梁、鬼王丸 その出で立ちと裏腹に文字通り佇んでいるだけで物静かにしているが、それは集まった東夷達など気にも留めていない…とも取れる 面のお陰で表情が見えず、本心が分からない…それが一層彼の不気味さと触れ難さを増しているように感じられる
いずれも人並み外れた存在感。纏う「氣」の異質さはそのまま格の違いを否応なしに他者へ押し付ける もっとも、東夷の中にはそれを受けて逆に反発する気骨の者もいるだろう…隙あらば下克上してやろう、と --
- …ほどなくして、梗妃が手を甲板にかざすように動かす。すると、青白い光が五芒星を描き、東夷達の頭上を覆う
見上げる先には五芒星越しに曇天と屋形が見え、東夷達の視線が集まったのを待ち構えた様に鬼王丸が一歩前に出る --
- …… (屋形の崖っぷちに歩み出て、東夷軍の面々を見下ろすと、ゆっくりと口を開いた)
「生」とは、「空」である―― (大声、ではない。梗妃の敷いた五芒星が拡声器の役割をし、鬼王丸の声を東夷全ての耳に届くように響かせていた)
「生きる」ということは、「餓える」ということに等しい 生きとし生ける物、その悉くは餓え続けるのだ……分かるか、諸兄ら? -- 鬼王丸
- 何も食さぬ者は無く
喉が渇かぬ者も無く 息をせぬ者もない
泣かぬ赤子はおらず 望みを持たぬ若人もおらず 死を恐れぬ老人もまたおらぬ
この現世にあっては皆、須らく平等に餓え続けるのだ… -- 鬼王丸
- 神は言う。我々を救うのは死後だと
仏は言う。悟りを開けと……
では、今踏みしめているこの現世は地獄なりや?
体は「実」である。魂は「虚」に相違ない 現世は「実」である。隠世は「虚」に相違ない では、救いもまた「虚」なりや…… -- 鬼王丸
- 雲の流るる儘に生きる凡夫は虜囚なり
流れる水の儘に生きる手弱女もまた虜囚なり では、諸兄らは虜囚なりや?
――否。諸兄らは、自ら選んだ漂白者なり
轡を噛み切り、手枷を打ち砕き、足枷を解き放った者である! そして我が船は、虜囚の身分を捨てた諸兄らを救う船なれば 東夷の名を天地に轟かせるのは今この時をおいて他に非ず!! -- 鬼王丸
- ――餓えた諸兄らが欲する物はなんぞや?
戦いを欲するか 力を欲するか 愛を欲するか 業物を欲するか 暴食を欲するか 強者を欲するか 居場所を欲するか 今以上の自由を欲するか 血を欲するか 色情を欲するか 答えを欲するか
それとも――死を欲するか -- 鬼王丸
- 己は、諸兄らの望みの遍く総てを認めよう!!
今こそ満たされよ、東夷達!
餓えを満たせ 渇きを潤せ 血を滾らせ 衝動に任せ 手当たり次第に貪れ 迷いは破却し 本能に従え 束縛は無い 理性すら自由の糧とせよ!
さぁ行け東夷の漂白者達よ! 諸兄らの餓えをこの地で満たそうぞ!! -- 鬼王丸
- 棟梁の掛け声を合図として、斬り込み隊長の玄骸が冒険者の街へと飛び降りていく!
これまでバラバラに動いていた東夷達が、今宵初めて棟梁の音頭によって軍隊らしい侵攻を行うこととなった…
〜続く〜 --
- 甲板
- 一体何が始まるんだい? あたしゃあ包丁砥がないといけないんだけどねぇ? -- 山婆
- 詳しくは聞いていませんけど、梗妃様が言うには棟梁が直々にお言葉を下さるそうですよー -- 鬼子
- ワシ棟梁の声きくの初めてだべやー -- 三つ目入道
- ……拙者もでござるな -- 浪人
- (腕を組み、巌のように黙して語らず) -- ベンケイ
- こんだけ集まると流石に狭いわね…(大量に買い込んだワッフルを持って待つ) -- 沙耶子
- 大正直々に呼び出しとは珍しいことだな。(軍服姿の少女が甲板で腕を組みながら時を待つ) -- 常世
- ふん……何をいうかと思えば。こういう鼓舞か。あのような上から偉そうに。気にくわぬな -- 常世
- あら、気が合うわねあんた、食べる?(ワッフルを差し出す)
まあでも、騒げるなら悪くないわ! -- 沙耶子
- ……つまり、あの男の首を欲しても良いわけか。くくっ… -- 浪人
- ん……そうか、居場所が無いなら…奪えばいいんだ。なるほどです… -- 鬼子
- それぞれ想いは様々だが、浪人や鬼子のように棟梁の言葉を受けて東夷達は玄骸に続いて下へ降りていく…
恐らく決行は日が沈んでからであろう。それまでに船内で準備を整える算段の者達はまだこの辺りで管を巻いている --
- なんだこれは。(ワッフルを見て目を丸くする。) ふん、西洋の菓子か。むぐむぐ……ふむ、悪くない。だが我が国の物の方がよいな。
ハハハ、私はどのみち世界の王になるのだからな! 今はやつらの下で動くふりをしておいてやろう! -- 常世
- まあ味の好みはそれぞれだけど、新しいものに挑戦してみるのも悪くないでしょ?(もぐもぐ
あら、随分でかい夢を持ってるのね…あたしは楽しく騒げればその辺りは割とどうでもいいかしら よし、あたしも一旦部屋に戻ろうかしら、またねー未来の王様ー -- 沙耶子
- 白船 蒼嵐丸
- 船内
- うむ、西戎の様子を見るために下に降りたがやはりまだまだ未開の国であるな!!
この程度、私がすぐに蹴散らしてくれよーぞ(尊大な態度でいう少女の姿の軍人) -- 常世
- (曲がり角の向こうからその後姿を覗く女が一人…)
やれやれ、あの五月蝿い小娘か。子猫のようにきぃきぃ啼くものだから嫌でも覚えてしもうたわ…… しかし、此度の侵攻においてはなかなかの戦力じゃ。せいぜい暴れてもらおうかの? -- 梗妃
- 白船 蒼嵐丸
- 船外
- うーん、どうしたものかしら(街の地図を眺めて、餓鬼達とああでもないこうでもないと議論している) -- 沙耶子
- (巨大な影が覗き込む) 何の相談だべかー -- 三つ目入道
- おう!(びくっとして上を見上げる)あんたかー、その上から覗き込むの、びっくりするからやめなさいよー
ああこれね、餓鬼達に調べさせた、食べ物のある店の内、どこに行こうかって相談してたの 餓鬼達ははんばあぐって肉団子みたいなのが食べたいらしいけど、あたしは ぴざって奴が気になるのよね…何でも煎餅みたいなのにちいずや肉や野菜を乗っけて食べるらしいわ! -- 沙耶子
- ワシら見越し入道の遠戚だかんのー(なお伸び上がって覗き込む)
…ウシは丸呑みにかぎるべやー(あまり理解できない様子) だけんど、こっちの人間のこと知るためには同じもの食べるのもいいかもしんねえべなー(はるか頭の上でうんうんと頷く) だば、そっちはこまっけえのに任せるべー(しゅるりと2mサイズまで縮む) 首尾よくいくとええべなー -- 三つ目入道
- 猫みたいに伸びやがって…丸のみもいいけど、それだとあんまり味気ないでしょうに
きっとあれね、しゅこーの違いって奴ね。あんたも試しに食べてみたら?何なら持って帰って来て上げるわよ…おお、戻った ふふん、あたしがいるからには失敗なんてあり得ないわ!まあ見てなさい…gff(餓鬼達と一緒に含み笑い) -- 沙耶子
- そざいの味ってやつだべー(ごりごりと頭を掻いて) こっちのウシはちっと肉が硬えかなー
お? ワシにも分けてくれるべかー? 美味かったら、次からは手伝ってやってもええべー 応援してるべなー(コロリと態度を変えて、船の中へ戻って行った) -- 三つ目入道
- 人間の手強い所はまずいものも美味しく食べれる様にしてしまう所よ…
後わけわからないものを組み合わせておいしいものを作ったり ええ、そん時は是非お願いね~、さて、あたしも一旦部屋に戻ろうかしら -- 沙耶子
- 白船 蒼嵐丸
- 甲板
- (遠く花見の気配に目を細め) 此処でも花吹雪が拝めようとはのう! 花は散り際が美しいと申すっ!!
盛大に散る花を肴に般若湯を飲みたきものよ!!(かんらかんら笑う) -- ベンケイ
- 花吹雪よりも赤くて風情のあるものを知ってるぜェ。(酒の瓶を持ってベンケイの隣へ)
血飛沫だ。とはいっても、殺生を好みそうなクチには見えねェか……飲むかよ?(杯を差し出して) -- 玄骸
- 某(それがし)これでも仏僧ゆえな!! 仏敵にあらねば殺生は避けておるにっ!(ぬけぬけと言う、殺す気がなくとも奪ってきた命は数知れず)
某が避けようとしても勝手に死ぬもの多かれど、それもまた仏縁というものっ! そこで死ぬる定めであったのだろう!(頭巾をずらし、杯を受け取る) 忝いっ! -- ベンケイ
- ククククク……ハハハハハハハッ! いいねェ、お前さん。気に入ったぜ……(こいつは何もかも本気なのだ。そう考えれば暴論心地よし)
ここの地方にゃ冒険者っていう連中が大勢いるらしいからなァ……お互い目的は果たせそうなわけだ。 (自分の朱塗りの杯にも酒を注ぎ、飲む) -- 玄骸
- 揃いも揃って暑苦しい連中が…(強奪してきたケバブを、餓鬼達とむしゃむしゃ食べてる) -- 沙耶子
- うむっ! なまくら刀も数多かれど、必ずや名刀名剣が埋もれておるはずっ!! すでに一本は目星もつけておる!(杯を傾けひと息に)
美味しっ! 桜の頃の般若湯はまた格別なり!!(街で買ってきた団子をひと山、宴に供して) 今日は呑むといたそうぞ!! -- ベンケイ
- …アッシぁ別に暑苦しくねぇでしょうよ(言いながら「戦利品」を物色している。高価そうには見えない指輪や短めの杖など) -- ギンジ
- 沙耶子とか言ったか?(ギロリと目だけが動き、睨む)暑苦しいたぁ随分なご挨拶じゃねぇか……今は機嫌がいいから見逃してやるがな。
ほう……早速、目をつけたか。(包帯の下で右目の緋を爛々と輝かせて)そいつはどんな武器だ? 酒に団子か……悪くねェ。(杯を傾け)…いくつ国を渡ろうと、どこの空の下にいようと…酒の旨さは変わらんなァ。 -- 玄骸
- 何よ、言っておくけど、あたし今機嫌悪いの…(ムッとした顔で睨み返す)
ふん、ヤーな奴!あらいたのギンちゃん、気づかなかったわ! お団子もいいけど(続々現れた餓鬼達が、焼き鳥を皿に乗せ持ってくる)こっちもいいわよ! -- 沙耶子
- 道行く者と思うさまに試合うておったらば某を止めに入った者が居てな!おりあすと名乗りおったがっ! 華やかさは無いが拵えの良い剣を持っておった!!
この身にて確かめたるが切れ味もまずまず!(肩口にドシンと手を当てて)獲物とするに充分な逸物よ! (勝手に酒を注げば沙耶子のほうへ) そうした折にこそ般若湯であるに! 智慧の水ぞっ!汝も呑むがよい!! -- ベンケイ
- おうギンジ。早速相手屋かァ? ククク……この街はデカい。すぐにポケットがパンパンになるぜ…
おうおう、怖ェ怖ェ。(沙耶子を見たまま獰猛に笑って) おりあす……オリアスねぇ…?(首を傾げて)聞いたことがねぇな。だが俺らに逆らう人間がいるってのは楽しい限りじゃねぇか。 -- 玄骸
- ご挨拶でヤンスねぇ(沙耶子に、しかし表情は変えず) 先刻から居たでヤンスよ。ちっと珍しいモンが手に入りやしたんで
…身が重くちゃ仕事にならねえでヤンスから、銭あ片っ端から叩き返してやすよ。それよりどうも、魔法ってのが厄介みてえで(苦笑) こいつらは(戦利品をじゃらじゃら)全部その魔法って妖(あやかし)の産物だそうでさあ -- ギンジ
- (玄骸が後ろを向いた所で、舌を出す)
だってギンちゃん気配薄いし…まあすりやるんだからその方がいいんだろうけど 子供にお酒勧めるお坊さん初めて見た。まあ子供じゃないけど(ぐいっと、一気に飲み干す) …ぷあー!偶に飲むとやっぱり効くわね!ま、この程度じゃまだまだだけど -- 沙耶子
- なれば、某の「とっておき」も開けるとしようぞ!!(取り出す大ぶりな酒瓶。銘は大般若。玄骸にも勧めて)
そも般若とは仏の智慧の現れであり!智慧とは蟠りを捨て去り、より良く生きんとする行いのことを指すっ!! 機嫌が悪いと申すのであれば般若湯を呑み!存分に怒り!泣き!笑い!! 蟠りを明日に残さぬものなりっ! -- ベンケイ
- 魔法ねぇ……(杯を持ったままギンジが盗んできた指輪や杖を見る)これが魔法の指輪に魔法の杖ってことか?
(沙耶子が舌を出したのには気付かず酒を飲み) -- 玄骸
- このお坊さんこんなんで大丈夫…じゃないからここにいるのよね
ふん、いいわ!人間如きの作った酒にこのわたしがやられるわけ(盃に注いで一気飲み) ぐえーっ!!(一気に酔いが回って倒れた) -- 沙耶子
- 魔法とやらの加護がありゃ、トロくさそうな野郎でもフトコロに目があるみてぇにアッシの神業を見破りやがる
…気にいらねえんで手段選ばずざっくり抜いてきやした(盗品の検分を終えて) ダンナの酒に付き合えるような肝あ持ってやせんので…アッシもこれで失礼するでヤンス(ヒラリと船内へ) -- ギンジ
- (ベンケイが取り出した大振りな酒瓶を前に口笛を吹き)それじゃありがたくいただくとするか…
おいおい、沙耶子のヤツぶっ倒れたぞ。このままにしといていいもんかねェ……全く。 なるほど。魔法や魔術の類でスリを見破る連中がいるから気に入らない、と……そりゃ難儀だぜ。 おう、またなギンジ。(包帯の下にある眼が空を見上げて)これからは魔法使いとも戦うことになるのか…やれやれ。 -- 玄骸
- (倒れた沙耶子にそっと頷き、玄骸の問いに答える)あれでも手下には慕われておる様子っ!連中が世話を焼くであろう!
魔法なる外法については某も興味のあるところ! いずれそうした手合いともまみえることになろうの!(くっくっくと楽しげに) ささ!仕切りなおして飲み明かそうぞ!!(玄骸の杯に酒を注ぎ… 宴を続けたのだった//中野退席です… お付き合い感謝) -- ベンケイ
- なるほどねェ……(餓鬼たちを一瞥すると視線を戻して)
魔術師と正面切って戦った経験は俺も浅いからな。楽しませてもらうとするさ…… ああ、今日は飲むとするか。(酒宴は続いていく) //こちらも退席です、ありがとうございました -- 玄骸
- 船内
- うーん 早くお外に戻りたいですわね(部屋の中で暇そうに駒を打つ) -- 雷神(療養中)?
- むむ そうきたか(ぱちり) -- 風神(療養中)?
- ふふふふ甘い甘い (ぱちり)王手ですわ -- 雷神(療養中)?
- なんのなんの(逃げる) -- 風神(療養中)?
- 往生際が悪い ですわよ (ぱちん) -- 雷神(療養中)?
- いやいや勝負はまだまだこれか ら(ぱちり) (ぱちり)
(ぱちり)(ぱちり) (日がな一日船の中で暇をつぶして終了) -- 風神(療養中)?
- 白船 蒼嵐丸
- 甲板
- (頭巾から覗く赤い目で街並みを眺める) ようやく着いたか! いやはや!長旅であった!! -- ベンケイ
- ウおっ!? あんタ、でけぇ図体してやガるじゃねぇか? キキッ!でも入道ほどじゃネぇな!
(やたらとテンションの高い子鬼が話しかけてきた) -- 子鬼
- (深く深呼吸) 堪らぬな!この街に眠る名刀の匂い… 平穏に埋もれたるといえど、この船の者どもが火を放てばたちまちに炙り出されて来るであろう!!
市中を駈けずり回らずとも… 某(それがし)は其れを狩るだけで良い! なんとも明るい先行きではないか!(がっはっは、と大笑い) -- ベンケイ
- …ん?(子鬼に気付いて) はっはっは!某のことを鬼子と言う者も居るっ!あるいは入道の血も流れておるのやも知れぬな!
此の地にも巨人という者どもが居ると聞くっ! 機会があれば手合わせなどしてみたいものよ!!(かんらかんら、笑う) -- ベンケイ
- …アッシぁ、とにかく旦那のバカでけぇ声から離れられるならここが地の果てだって大歓迎でヤンスよ(寝不足なのか目の下に隈を作った青年が舟を降りる)
一足先に、街に紛れさせてもらうでヤンス。お達者で…(見る間に「こちら」の神父の格好に扮して…街の方角へ消えた) -- ギンジ
- 声っ!がっ! でけぇ!ヨっ!!
(子鬼は耳を押さえながら文句を言った) -- 子鬼
- 白く大きな帆を広げ、巨大な帆船蒼嵐丸は西洋上空に着いた。地上を見下ろせば、東西南北何処を見ても見馴れぬ街並み
左は南。海へと伸びた半島で商業が発達している様子……右は北。人が踏み込めないほど険しい山脈、モンスターが山ほどいることだろう そして正面。今ギンジが降りていった西には冒険者達の集う街が見えることだろう……一番楽しそうな場所だ --
- あい済まぬ!! 某、加減というものを知らぬのだ!!許せ!(音の暴力)
…む、ギンジとか言ったか。やっぱらにだけ楽しい思いはさせまいぞ!某も街に参る!!(ずんずんと歩を進めて船を下り) さて、参ろうぞ!!(ちょーん、拍子木の音が聞こえそうなほど見事に見栄をきり… そのままズカズカと街へ向かった) -- ベンケイ
- 屋形 --
- ……
(甲板よりも高い位置。船の主である棟梁やその側近のみが立ち入ることができる屋形から、鬼王丸は甲板を見下ろしていた) -- 鬼王丸
- ……鬼王丸。(棟梁の隣で腕組みをし)いよいよ戦争だなァ……(包帯の下で凶眼がギラつく)
どうだ、この眺めは。感想の一つもあるんじゃないのかよォ……? くくく。 -- 玄骸
- 相も変わらず下品じゃのぅお前は。わっちは兎も角として、マサはそんな俗な感想を抱く男ではないわ
…ほれ、今も黙して語る気配なしじゃろ? (梗妃の言う通り、棟梁は何も語らない) -- 梗妃
- チッ、お前が口を出してくるかよ化け蜘蛛女ァ。(鬼王丸を見て高笑い)クハハハハハハハハッ!!
前々から無口なヤツだったけどなァ……こうなっちまうとホント、雰囲気あるぜぇ…… (刀の鞘で肩をトントンと叩いて)ここからは戦争だ。俺たちが地獄を作ってやるんだ……そうだろう、鬼王丸よォ。 いやいや、何も語らなくてもいいぜぇ。俺たちはお前の意思に従うだけだ……ク、ククク。 -- 玄骸
- ……絵に描いたような小悪党台詞は今日も健在よの…。それよりも、良いのかえ? -- 梗妃
- 誰が小悪党だ。良いのかって何がだァ? -- 玄骸
- 玄骸、確かわっちの記憶じゃあお前は斬り込み隊長だった筈なのじゃが……
たった今、先を越されてしもうたではないか。そんな体たらくで大丈夫か? -- 梗妃
- おおっと。こいつぁ失敗失敗。(余裕の姿勢を崩さず肩を竦めて笑い)ククク……まぁ、そろそろ降りてヒトゴロシの一つでもかましてくるさ。
それに人の上に立つ人間は余裕を持たなくなっちゃいけないんだがなァ……(右目を抑えて)お前がブチ込んでくれた仙玉のせいでな。 ただでさえ熱くてたまんねぇんだよ……人を殺して、血を浴びなきゃ収まらねぇんだよォ… (右目から手を離して)…鎮めてくるとするか。(ふらりと屋形を後にし) -- 玄骸
- おお、怖い怖い……っと、一人で降りるでないぞ? ついでに連れてきた者共に略奪を命じるんじゃぞー!?
……まったく。さて、わっちらは少し休むとするかのマサ…流石に船をこれだけの距離飛ばしたのは堪えたわ -- 梗妃
- ……
(無言で頷き、梗妃と共に屋形の中へ戻っていった……) -- 鬼王丸
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