サーヴァント家出身 キャスター 336003 Edit

ID:336003
名前:キャスター
出身家:サーヴァント
年齢:27
性別:
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前職:
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理由:
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状態:
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名簿/326265
サーヴァント生活:ステータス/戦歴
http://notarejini.orz.hm/?%BB%DC%C0%DF%2F%A5%B4%A5%EB%A5%ED%A5%A2%C0%BB%C7%D5%C0%EF%C1%E8
なにしてるー?http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst025885.gif<……崖っぷち……Edit

ようじ? Edit



qst024869.jpg【設定等】
かつて多くの者を闇へと葬ってきた元・暗殺者の英霊。
生前から記憶が曖昧であり、魔法を多用していた為にキャスター枠に投げ込まれる。
「キャメル」は偽名、生前に出会った煙草屋の売ってた煙草から取ったらしい。

【外見】
頬に刺繍の入ったローブを羽織った女性。

【クラススキル】
陣地作成
作れる 作れるのだ

道具作成
作れる 作れるのだ

【保有スキル】
絶影
影に溶け込むことができる能力
影が繋がっていれば距離に関係なく瞬時に移動できる

脱力:A
相手は怯む…冗談

天然:A
脅威の天然力でほのぼの空間を生み出す…冗談

食欲:EX
いっぱい はいるよ

【宝具】
???
真名:???
クラス:キャスター
マスター:シェリナ
属性:混沌(カオス)・善


能力値
筋力魔力耐久幸運敏捷宝具
DBEACD

おうち Edit

COLOR(#800080){}
ピタゴラスイッチ
お名前:
  • 待っ… 行かない…で――(気持ちだけでは呼び留められる筈もなく。陽の光の中に、手の中の姿も溶け消え)
    (――そして、草原に独り。この町に来てから何時も隣にいてくれた優しい英霊たちはもう居ない)私も…楽しかった… 居なくなった家族みたい…で …嬉しかった………のに…… こんな…わら、えま…せんよぅ…っ……
    …………ひっく……えぐ…(笑顔が一番。そう諭されたものの、喪失はあまりにも大きく)………これから…どうしたら……
    • (ばぁん! と空間を蹴破ってバンガローだった場所から現れる青髪青眼のサーヴァント)
      ……あ。(あれ? 出てくるタイミング間違えたんじゃね? みたいなものすごい気まずそうな顔)
      -- クスィー
      • ……え(再び現れた懐かしい姿。どうして此処に、どうして正直に言ってくれなかったのか、何故今なのか、もう一人の剣士(セイバー)はどうしたのか)
        (色々聞きたい事、今まで起こった事がぐるぐると頭の中を巡り。結局)……空…さ… 空さあぁぁぁあぁぁん…っ(小さな(元)マスターは、クスィーに泣きついた)
      • …お、お久しぶりです!(ブラックジョーク) ああぁすいませんすいません泣かないで……
        あー……その様子では、もうお二人は行ってしまったのでしょうか。だいたいのことは聞いていると思うのですが、えーと…(何を言ったものかと困り)
        …とりあえず、ただいまで良いのでしょうか
        -- クスィー
      • …ふぁい… ごめ…ごめ、な さい… 私を守る為に、って。皆… 私…巻き込まれ…なの に…(縋りついたまま涙を流し)
        え…?(今の言葉にきょとん、とした顔で見上げ)今なんて―― ただいまって言いました? 言いましたよね…っ!?
      • 皆やりたくてやったことです。きっと後悔はしていませんよ…別に死ぬわけでもないですし
        …ええ言いましたが何か。なんとなくノリで口走っただけなのであまりそこは追及しないでください恥ずかしくなります
        -- クスィー
      • 元居た場所に帰るだけ…でしたね。それでも私の都合で呼び出して、大事に巻き込んでしまったのですからー(身を離し、深く頭を垂れる)
        …本当に、済みませんでした。それと… お帰りなさい、空さん。長いお散歩でしたね…?(顔を上げる。泣き腫らした顔には、それでも、帰って来てくれた事の喜びが浮かんでおり)
      • 元々私たちは亡霊のようなものです。一時でも楽しい夢が見れて、感謝こそすれ謝られる理由はありません
        …あ、ちなみに私は予備電源で動いてる状態なのでまた消えますよ? 一時的に戻ってはきましたけど、そこのところお間違いなきよう
        ですがまあ、しばらく護衛するくらいはできるのでご安心を。その間に身の振りをお考えください。すっぱりと
        それからセイバーさんからの伝言で、サーヴァントに慕われるマスターはいいマスターだ、これからも生き残れることを祈っている、と。彼自身は戦いを続けるそうです
        (照れ隠しなのか、いつもの眠そうな態度からは考えられない早口ではきはきと並べ立てていく)
        -- クスィー
      • そう…ですか。スレインさんがそんな事を…(セイバー(スレイン)と離れている間にも魔力の消耗はほとんど感じなかった。二人の剣士の間でどのような遣り取りがあったのかは判らない、でも)
        (「これからも生き残れることを祈っている」 ――無事を祈る言葉。それは、自分が守るという意味ではない 別れの言葉。彼もまた私が環から外れる事を望んだと言う事)それがスレインさんの意志なら――私の身の振り方も決めました。すっぱり今決めました(吹っ切れた、優しい表情。手には一枚の符 教皇(5.Hierophant) 唯一残った剣士の令呪が解け、魔力へと還る)

        ――告げる
        汝の身は我の下に、我が命運は汝と共に
        我が意志の寄る辺に従い、この意、この理に従うのなら―――


        (切り離された令呪がその形を変えていく)

        ―――この手をとり、私と共に。この命運、時が尽きるまで汝の剣と共に歩もう

        (それは、英霊との再契約の詠唱。言葉を共に、クスィーへ向けて手を伸ばす)
        http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst057900.png
         ――二度も置いてかれるのは…嫌ですよ?
        -- シェリナ
  • (秋も近付くある日の夜、いつもの様に書物へと目を落とす姿があった)
    聖杯と英霊、召喚と戦争と言うシステム・・・アーチャーさんが言う通り、聖杯が願いを叶える装置だとするなら・・・
    勝ち残った者の願いを叶えるんじゃなくて・・・このルールと行為そのものが、何かの儀式を行うための手順に――(思考の途中、気配を感じて顔を上げる) ――?
    • 誰か・・・いるんですかー?(きょろきょろ) -- シェリナ
      • (ちりん、と微かに鈴の音が響く。いつの間に入り込んだのか、一匹の黒猫がそちらをじっと見つめていた) --   
      • あら・・・猫さんー? (目が合うと、てとてとと駆け寄り) あは・・・可愛いですねー
        どこから入ってきたですかー? 飼い主さんが心配するから、早く帰んないとダメですよー?
        -- シェリナ
      • (黒猫はその問いかけに答えるように顔をあげ、ひとつあくびをすると――忽然と目の前から消えた。 いや、消えたのではない)
        (その証拠に、気配は部屋の中に留まったまま…突然シェリナの背後からくすくすと笑い声が漏れる)…相変わらず寝ぼけていますねマスター。
        駄目じゃないですか護衛もつけずにそんなのんびりしていては……殺されちゃいますよ?(親しげではあるが悪意の篭った響き。そしてその声には聞き覚えがあるかもしれない)
      • ――!? (突然の異変・・・背後からの声)
        え、私・・・寝ぼけて なん・・・て・・・・・(覚えのある 懐かしい声)え――?空、さ・・・ん?
        (懐かしさを感じ、涙がこみ上げてくる。そのまま後ろへと振り返ろうと――)
        -- シェリナ
      • YES I AM!(ビシィ!っとポーズを決めるセイバー 色こそ違うがその姿は当時の面影ほぼそのままである…が、一つ決定的に違う部分があった。一切の光を返さない暗い目だ)

        …あー、こほん(やや恥ずかしそうに佇まいを正し)…まあともかく、恥ずかしながらこうして戻ってきたわけなんですよ
        もう一度皆さんに会うために。そしてシェリナさん―(微笑んだままゆっくりと刀を抜き、眼前へ突きつける)―あなたに引導を渡すために、ね
        -- クスィー
      •     (次号へ続く)
    • ――え(突きつけられた刃、漆黒の姿) ど・・・どうしたんですか、空さん そんな怖い顔でー・・・?
      引導 って――冗談です・・・よねー? また一緒に・・・(明らかに困惑した様子で、駆け寄りたいけど、目の前には刃で)
      • ああ……少しわかりづらかったですかね表現が。かといって乱暴な言葉も使いたくはないのですが
        …できないんですよ。そうしたいのは山々なんですけどね(向けた刃はそのまま、少し悲しそうに目を閉じる)ですから皆さんこちら側に来てもらおうと思いまして
        無論、理不尽な要求だというのは自分でもわかっていますので……抵抗は許します。全員、呼んでください(目を開き、剣を構えたまま距離をとる。その姿には先ほどの感傷的な様子は微塵も無い)
        -- クスィー
      • こちら・・・側・・・(態度、言葉、突きつけられた刃 ・・・全てが、今の空さんは敵なんだと そう語っていた)
        引導は―― 渡されるわけには、いきません。叶えたい願いが、あるんです・・・ それは空さんも知ってますよ・・・ね?(契約が切れた時に、別のマスターに奪われてしまったのだろうか だとしたら)
        (身体に刻まれた令呪が解け、消え。己が契約したサーヴァントを呼び出さんと)空さん・・・正気に戻ってください・・・! 空さんと戦うなんて・・・
      • ――――召喚に従い参上した。マスター、状況は…!(剣を構えたクスィーを見ると即座に自らの槍を片手に呼び出す)
        ……私の知る限り一度消滅したであろうサーヴァントが同じ聖杯戦争内で二度目の召喚を浮ける事はないはずだがな…(見覚えのある、しかし明らかに違うクスィーを見据え。マスターを庇える位置に立つ)
        -- 弓兵
      • ……そうでしたっけ? 言われてみればそうだったような……(人を馬鹿にした態度…ではなくわりとマジで忘れているっぽい)
        私は従わされているわけでも操られているわけでもありませんよ。全て自分の意思です。正気かどうかは…自分ではなんとも言えませんけどね
        最初はアーチャーさんからですか。いいでしょう……始める前に名乗ってみませんか?
        -- クスィー
      • (そっと槍の柄についているコンソールを撫でる、初期起動だ)
        闘う前に名乗りを上げろとはね、決闘を仕掛けに来たのかね? 私は大した有名人でもないし構わんが(かなり警戒している。そもそもこの距離でセイバークラスの敵と相対している事自体、避け得なかったとはいえ不利なのだ)
        (ともかく会話に応じておいて他の、出来ればセイバーの到着を待つ事にする)
        -- 弓兵
      • (パンパン、と乾いた音が二度響く。手を叩く音。)
        古い仲間とじゃれ合いたいのも人情ってもんだがこいつは穏やかじゃないねぇ。そうなりゃ俺の出番ってことだなこいつは.....な(椅子を蹴るように立ち上がり)
        んで、いいのかい?サーヴァントの皆さんにマスター(手のひらをぶらぶら。和装の男が空気を割り尋ねる)
        -- セイバー
      • 私が貴方の名前を知りたかっただけですよ。だって――名前も知らずに殺してしまうのも可哀想でしょう?(微かに微笑み、ぐるぐる目で見つめ)
        昔風に言うなら、墓石に刻む名前が必要だってところでしょうか(ゆっくりと歩みを進め―しかし見知らぬ声に立ち止まる)
        ふむ? …なるほど、貴方が私の代わりというわけですか。なかなか頼りになりそうでいいじゃないですか、ええ(軽い嫉妬の篭った物言い。アーチャーに向かっていた殺気がセイバーの方へ向く)
        -- クスィー
      • ハ、大した自信だな、いいだろう。私の名前はドーン―――来たか(名乗る途中で現れるセイバーの気配に頷き、殺気が離れた事に気付くと槍を持ったままマスターのすぐ隣に移動する)
        私は一向に構わないがね、何しろ接近戦は本分ではない
        -- 弓兵
      • アーチャーさん、スレインさん・・・ 気をつけて下さい。なんだか空さん、普通じゃない感じでー・・・
        何でこんな事をするのかは―― 答えてもらえないですか・・・ね(泣きそうな顔で符を取り出し、構える)
        -- シェリナ
      • 名乗る前にマスターがお知らせしてくれたんで俺の名前はスレイン、よろしく。まぁなんだ、ここのグループとはまだ付き合いが短いもんで。許可もいただいたし難しいこと抜きで
        満足させてくれよ(カッと一瞬のうちに白い鎧を纏い殺気を受け流しつつ一対の白刃の剣を引き抜いた)
        -- セイバー
      • (一陣の風が対峙する二人の間を吹き抜ける、ふと、部屋の照明が二、三度瞬いて、消えた)
        ……時は来た……という事か……(再び部屋に明かりがもたらされる、いつの間にかドーンの隣にはキャスターの姿があった)
        --
      • …普通でないのは私にも分かる…どうにも、今回はイレギュラーばかりだな…
        ……? キャスターか…時が着た? 何かこの状況に心辺りがあるのか?(不意に駆け抜ける風を感じ隣に着たキャスターに目を向け)
        -- 弓兵
      • ……聖杯戦争に我等がマスターは相応しくなかった…つまりは…そういうことだ(ドーンに振り返りざま、死角から脇腹へ右手が突き入れられる)
        (闇を纏った右手、超至近距離からの闇魔法による衝撃派がドーンを襲う)
        -- キャメル
      • …? どういう意味だキャス……!?(味方の出現と思って気が緩んでいた事を認めざるを得ない。完全に不意を突かれた衝撃波を浴びる)
        (弓兵の対魔力ではキャスターの魔術を抑えきるのは不可能だ、だが若干は軽減され)
        グッ…!(隣に居たマスターに余波が行かぬように、しかし離れまいと吹き飛びながらも引きよせ家の壁に激突する。マスターにも衝撃が行くだろうが直撃からは庇い切ったはずだ)
        やれやれ。こういう展開は久しぶりだな…!(槍を握り直すとキャスターへ構える)
        -- 弓兵
    • あ、キャメルさ――(言いかけた言葉は、衝撃によって遮られる)
      …か…うぁ? (目の前が揺れる。何が起きたのか 空さんがいて、スレインさんと戦って キャメルさんが来て それから…ドーンさんの背が迫って――その前、に…?)
      私…が… 私…の所為… です …か?(頭を殴られたような衝撃 ――事実、頭もぶつけてはいるが―― 空さんとキャメルさんの言葉を聞いた事により感じ取った事)
      (操られてるでも狂気に走ったでもない。何か与り知らぬところで、自分が、マスターとして無知蒙昧だった自分が 間違いを犯していたと言う事だろうか)
      (空さんも、キャメルさんも、私の未熟さ故に歪ませてしまったと言う事だろうか)
      …私、は…どうしたら… 聖杯…を(呟きは、誰に対しての問いかけか。哀しいかな、敵意に対しても身体は動く この地で長く過ごして染み付いた戦う為の反応)
      -- シェリナ
      • ……そう…貴方のせいだマスター……(バンガロー内の景色が歪んだかと思うと、次の瞬間、景色は一変し、バンガローは遥か後方)
        ……忘れたかアーチャー…ここは私のテリトリー…こういう芸当だってできる……(真実に気づいたアーチャーが背中に感じた感触はバンガローの壁ではなく、大きな木の幹の感触)
        (バンガロー内ではセイバー同士の対峙、外ではアーチャー&マスターとキャスターの対峙、二つの戦局が一瞬にして作り上げられた)
        ……これが私の世界…虚ろで空っぽな私の世界…影の世界……(キャスターの周りを黒い霧が舞い、ぬるい風が吹き荒れる)
        ……まずは動きを止めさせて貰う…… ……アーチャー…お前のだ……(腕を開き、迎え入れるような体制)
        -- キャメル
      • マスター…聞こえているか、マスター。君は改めて戦うと言ったはずだ…ならば戦え。その為の指示を出すんだ、君のサ―ヴァントに
        (呆然とするマスターに強く声をかける。彼女がやられてしまえばゲームオーバーという戦争のルールは厳然たるものだ)
        ――何!? そうか、この場は君の陣地作成によって生み出された領域だったな…我ながら迂闊だった
        動きを止める…いいだろう。手を止めて君のお手並みを拝見させて見せてもらおうか?
        (宣言通り? に槍から手を離す。だが、その槍の槍のコンソールに光る文字は―――『get ready』)
        マスター。舌を噛まないように指示は念話でしたまえ…飛ぶぞ!(マスターを抱えると同時、槍に足をかけスケートボードのように蹴り出し。己の宝具に飛行を命ずる、奇襲狙いだ)
        (為される行動は一つ、二人を乗せたままの突撃槍が、キャスターへと柄尻からの魔力噴射による高速突撃を開始する!)
        -- 弓兵
      • (そう 決めた。戦うんだと、もう逃げないと。それが仲間と相対する事になるなんて、想像もしていなかった)
        (現実として目の前に広がるのは、暗く深い闇)私…は…(かつて語った自分の言葉 「目を閉じ、耳を塞いでいる事は…終わりにしないと――」)私は――自分の目で、確かめる!
        (叫びの後半、「二人の真意を―」は、突撃により口には出せず。ただ自らのサーヴァント――ドーンへ頷き、その攻撃へ同意を示す)…!
        (――堅固(4.Emperor) 開戦の口火。突撃は符術の結界に包まれ、堅牢なる一撃となる!)
        -- シェリナ
      • (言葉を語る間も無く、一直線に迫ってくる二人を前に、動じること無く構えるキャスター)
        (その視線はアーチャーをじっと見つめている、ひどく虚ろで淀んだ瞳)
        (三人の視線が交差する ――いや、交差し、霧散した)ボウッ(貫かれたキャスターの体は霧のように歪み、空気中に溶け入るように、一瞬にして消え去った)
        ……言わなかったか…アーチャー…?(森の中に声が木霊する、キャスターの変わりに目の前に現れたのは樹齢1000年はあろうかという巨大な大樹)
        ……ここは私の空間であると……(その木の枝に腰をかけ、足を揺らしているのはキャスター、心の芯まで冷えるような冷酷な目で迫る二人を見下ろしている)
        -- キャメル
      • いい支援だ、ありがたい――――――!(敵を突き抜ける感触。だが当然のように手応えはない)
        私とてさすがにこの距離でのこのこと実態を前に出すほど君が愚かだとは思っていなかったさ、勝負はまだ始まったばかりだろう?
        (と軽く答えるも、相手の位置が捕捉出来なければ不利なのはこちらだ…空いた手のうちに弓剣を呼び出し)
        マスター。上に飛ぶぞ、奴を捉えるのは頼む。場所さえわかれば千里先からでも仕留めて見せよう…!
        (突撃槍の穂先がやや上向きに。しかしマスターと弓兵を振り落とさぬ角度で飛翔を開始した。目指すは遥か高見から冷たい目でこちらを見下ろす、かつての仲間――!)
        -- 弓兵
      • …はい。今ので終わるなら、私はとうに他のマスターに倒されていたでしょうから(誰より長く過ごしていた仲間、その大きな力も誰より見てきた。先の一撃は互いの意志を確かめたに過ぎず)
        (今、全周は魔術師の「陣地」 言うなれば釈迦の掌で飛んでいるようなもの。槍に掴まり、次なる符を開く)影は等しく光の逆にあるもの。キャメルさんが闇に身を置くと言うなら、私は――(夜闇の時を終わらせ、朝を告げる光――烈日(19.The Sun)
        (虚無の空間に光が走る。人の術で英霊の結界を破壊するのは難い。だが逆に言うなら、その捜査の及ばない「見えぬ」一点、そここそが――!)
        -- シェリナ
      • (大樹の根がうねりを見せ、何本もの触手のような根が地面より突き出てくる、槍ごとアーチャー、シェリナを包み込んでしまいそうな程な勢いで迫るそれは――)
        ……あれ…?(虚像ばかりの影の世界に暗雲を裂いたかのような光が差し込み、何本もの光の線が大樹を、そこから伸びた触手を、鎮座しているキャスターの体を『素通り』する)
        ……もう…気づかれちゃった……(まばゆい光が辺りを包み込む――)
        ……つまんない……(――光が収まり、視界の先に広がったのは、綺麗に澄み渡った青空、広大な草原、払拭された闇の空間の真の姿…しかし光が差した空間のみがその姿を晒している、異様な光景)
        ……でも…闇は消せない…光ある所に闇は有り…その光が強ければ強いほど……(風に棚引く草々の影から湧き上がる黒い霧、幻像は限りなく弱まったが、力が弱まった様子は無い)
        ……影はどこまでも強く…そこに存在できる…!(湧き上がる霧が黒い炎となり、二人の進軍を遮らんと眼前を覆う!)
        -- キャメル
      • ……見えた。草原か………! まさか今までのが全て幻だったとはな…(マスターの魔術によった世界を俯瞰し、状況を確認し…敵の勢いも消えてはいない事を悟る)
        すまんなマスター、魔力は出し惜しみしていられないようだ…!(槍の上で弓剣を構える。魔力を注ぎこむと同時、蒼い光が剣先から伸びる――宝具の発動だ)
        星光とは眼前の黒を裂く光の名也―――――!
        (力を持ち現実を塗り替える詞と共に、剣身から伸びた青い刃を一閃する! 黒い炎を切り裂き突破口を作ると刃は砕け散った。迎撃を突破してさらにキャスターに肉薄する!)
        -- 弓兵
      • ……宝具…か……(炎を散らされてもその表情は揺らがない)
        ……英霊に宝具は付き物…普通ならばな……普通ならば…だ……(次の一手は飛んでこない、待ちの体勢、ふわりと宙に浮いた体は黒いオーラを放ち続ける)
        -- キャメル
      • (「宝具を使う」ドーンの言葉の意味するところ。一つは魔力源としての覚悟、もう一つは…相対する英霊との決定的な離別)覚悟の上…です… 行って下さい…!
        (令呪の補助があるとは言え、宝具使用の反動で消耗される精神力は大きい)実り――(3.Empress)(女帝の符が解けてシェリナを包む。敵と味方、奇しくも互いにドーンの次手に備える形となった)
        -- シェリナ
      • いい返事だマスター…だが予想以上に重い…連発して無効化は厳しいか…!(自分の宝具は使い勝手がいい分、魔力消費が大きい 相殺した敵攻撃と同量の魔力を消費するのだ)
        (普通ならば、という相手の言葉を推し量るが…真意は見えず)…こちらの宝具は見せたそちらの宝具がないならこのまま詰めるのみだ…穿て!(弓剣を弓にしている暇はなかった、剣に設えられたボウガンのトリガーを引く)
        (弾丸に勝る速度の6本の矢をキャスターに連射。四肢と頭部と心臓に正確に放たれた)
        (槍の突撃も止んではいない、自ら放った矢に追いすがりそのままキャスターへと空を駆ける―!)
        -- 弓兵
      • (ここまで攻撃を受ける事を幻術を駆使して避けてきたキャスター、真の姿を晒してしまった今、避けるにはその場から逃げるしかない)
        ………(だがその目に焦りの色は微塵も感じられない)
        ケル・セグム・アウフ…(手を前に突き出し、詠唱により紡がれたのは黒い炎、円を描くように前方へ放たれたそれは、飛んできた矢を包み込むと、消し炭も残さないほどに焼きつくした)
          ――ボスッ
              ――ドウッ(鈍い音が辺りに響く、炎は全ての矢を焼き尽くすことはできず、二本の矢の突破を許す)
        (左手、右足を貫く矢、その衝撃で吊り下げた人形のように揺れるキャスターの体は、空中に浮かんだまま、ぐったりと頭を垂れた、このまま直進すれば、槍は彼女の腹部を貫くだろう)
        -- キャメル
      • 突破した…! ここで終わらせる――マスター、離れるぞ!(空を走る槍をキャスターに向けて、蹴り飛ばすように進ませ)
        貫け…エアリエルブレイカー!(宝具の名前を叫べば突撃槍はキャスターに向けて一直線に加速する!)
        (一方、自身は右手に弓剣を、左手にマスターを抱え突撃槍から落下、着地する)
        -- 弓兵
      • (空中に磔にされ、ただひたすら刑の執行を待つかのように、キャスターは微動だにしない)
        (――空気をも切り裂いて驀進するアーチャーの槍は、キャスターの腹部に吸い込まれるように飛んで行き――貫いた)
        (深々と――刃先は体を貫通し、串刺しとなったキャスターの体は――地に崩れ落ちた)
        -- キャメル
      • ………やったか!?(地面に降り立ち、地に崩れ落ちたキャスターを見て槍に戻れと命令を与える)
        …マスター、セイバー達の方の状況はどうなっている?(キャスターの死体から一瞬目を外してマスターに視線をやる)
        -- 弓兵
      • ごめ… な、さい…っ… キャメル…さ…!(槍に貫かれ、崩折れるキャメル。その姿を直視する事に耐え切れず、顔を伏せ首を横に振る)
        ……スレインさんと…空さんは――(涙をぐっと堪え、顔を上げる)魔力の流れを感じます…まだ、戦い続けてるみたい です…
        ……行きましょう、ドーンさん …まだ終わってませんから…終わらせないと――
        -- シェリナ

      • ――終わらせようかぁ
                         ――AAAAARCHEEEEER!!!(アーチャの背後に現れた黒き黒衣、その身動きを封じるために羽交い絞めて押さえつける)
        (ボロボロに貫かれたはずのその体からは、血が少しも流れていない、変わりに傷口から覗いているのはどこまでも深い闇の深遠)
        ……分かった…分かったよぉ!(傷口から噴出す闇がアーチャーを包みこもうと蛇のように巻きついてくる、その体を侵食してしまうかのように)
        ……この体がどうしてこんなにも曖昧なのかさぁ…!!(言葉から滲み出る『喜』の感情、いつもの曖昧なキャスターとは違う、初めて見せる感情)
        ……それはこの『体』! ……宝具とは私自身……心を閉じ込めるだけの器として闇の力で形作られたこの体こそが私の…!!
        (自分を知ったという事、それだけで世界の全ての見え方が変わり、失っていた感情が次々と浮かんでくる、歓喜、恍惚、陶酔)
        -- キャスター
      • ――――――――何ッ!?(敵を倒したと思いこんでいたがために不意打ちは免れず羽交い絞めにされ)
        キャスター…貴様、そうか、それが貴様の…!(全力で拘束から逃れようとするが黒い霧に侵食されるようなダメージを受けままならず)
        チ……マスター、私への魔力供給を一旦切れ! 魔力供給のラインから君まで汚染されかねんぞ…!
        -- 弓兵
      • ―――!?  な…! え…(突如現れた、ドーンを飲み込まんばかりの、闇)
        この闇―― これが…本当のキャメル さん…?(放心は一瞬。ドーンの叫びで呼び戻されるも、その一瞬で闇は迫り)
        え…や…!(見えない魔力路を通じ、圧倒的な喪失感が這い回る)な…これ…!? 放し… 放して…っ…!(闇を祓わんと放った 霧散(18.Moon) の札は瞬で呑み込まれ)
        や…誰、か… 助け…助 け て…――!(叫びに対し、2つ目の令呪が解け その魔力がドーンへ流れ込む)
      • (渦を巻く闇の力は空に舞い上がり、僅かに覗かせていた青空は雲に隠れ、辺りは闇の世界に包まれる)
        ……闇は全てを等しく受け入れ…黒く染め上げる…!
        ……痛みも寒さも感じない…ただ呑み込まれるだけ…たったそれだけだアーチャー…(耳元で囁く声からは、先ほどまでの感情の昂ぶりは感じない)
        (――ここからは何も楽しい事などないのだ あとはただ――呑み込んでしまうだけなのだから)

        ……終わらせよう……この――――を……(言葉すらも呑み込んで、黒き渦は大きくなり三人を包み込んでいく)
        -- キャスター
      • ぐっ…かぁっ!!(令呪の支援を受け、一気に吠え)
        (魔力放出のスキルは彼にはない、注ぎこまれた魔力を自分の宝具に注ぎこみ)
        全てを飲みこみ、無に還す闇か……まるで夜になったかのようだな…キャスター。だが、明けぬ夜もないと。それを知るがいい――!
        星光とは闇と人とを分つ光也―――!
        (自身を縛り、マスターにダメージを与えている闇を一瞬だけでも切り離さんと手の内にあった宝具を起動する!)
        …マスター…いや、シェリナ。聞こえているか、シェリナ・バーント!(静かに、しかし強く呼びかける。最後の要求をするために)
      • (ドーンの宝具から迸る閃光が、捕らえられていた心に光を射し込む)――ドーン…さん…?
        (先と同じ、一瞬の間。違うのは)は…いっ…!(意思(1.Magician)―― 光の中、声が聞こえた。自分を必要とする叫びも) ――光は、夜と同じくそこに在り続けます
        ――キャメルさん、貴女が闇を感じるのと同じだけ ――光も…世界に、満ち溢れてるんですから――!
        (ドーンの叫びへ頷き返す 「それ」が必要な時は―― 「今」なのだろう) 終わらせましょう……この―――― (言いかけた言葉は何だったのか。 試練(12.Hanged man)の符と、最後の令呪――彼女が聖杯戦争の参加者である証――が解け、消える)
        (3つの光は混じり合い…夜明けの空、星々にも似た輝きとなって――)
        -- シェリナ
      • (皆まで言わずとも応えてくれたマスターに僅かに笑みを浮かべ)…それでいい。
        最後に一つ。シェリナ・バーント…君は生きろ。生きて見届けろ、それは痛みを伴ったとしても無価値にはならない。二度は言えない、忘れるな
        (令呪とマスターの支援、魔力を注ぎこまれる。魔力量は………消滅を覚悟すれば、使える)
        (弓剣が眩く輝く。魔力を注ぐ度に鋼で出来た剣身と弓、装飾も全てが光の塵と消え残るのは柄だけ。だがそこに不条理はない、それらは全て「鞘」だったのだから)
        それは聖剣というには格が低すぎる カテゴリーで分けるなら最低だ
        そもそも多量の魔力を注がなければ神格を発揮できない物等。朽ちた聖剣というのが相応しい在り方だろう
        ――――――それでもそれは、聖剣だった
        「叶えられなかった」人々の願いの集合。集めたそれを星が見届けた証
        注がれた力に、叶えられなかった物を今度こそ叶えようという意思がそこにある
        最弱の聖剣。しかし、これにただ一つの強さがあった…世に、叶えられない願いの数は無数。それはすなわち
        ―――――力を注ぎ続ける限り強化され続ける最弱無限の聖剣
        至高の聖剣でも5度は力を放てるだけの力を持って、ただ一度きり。至高の聖剣と同じ威を振るう―――!

        輝き降ろせ―――(Radiant) 
        (剣から伸びる。空まで届く、青い光の柱が)
         蒼き明星!(vesper!) 
        (一瞬だけ夜を朝に塗り替える、莫大な閃光と共に青い明星が振り下ろされた)
        -- 弓兵
      • (それは最早剣とは呼べぬ、蹂躙する光の束、右肩が熱い、燃えるように熱い)
        (どうしようもなく曖昧で、何一つ感じることができなかったその体に――とうの昔に忘れ去った「温もり」が流れ込んでくるような、そんな気がした)
          ……そう…だ……
                 ……それでいい……
        (闇は強大な光の前に道を空ける他は無く、止まる事を知らぬ一撃は地を割き、黒き世界を裂き…そして混沌の闇を切り裂いた)
        ……か……ふぅ……(口から漏れるはただ吐息のみ、その半身は光に飲まれ、跡形も残らず消え去っていた)
        ……なん…だ……接近戦も……できるじゃないか……(均衡バランスを失い、地に崩れ落ちる体)
        ……ズルい……な……そういうのは……(闇が晴れ、大地は再び緑が茂り、太陽の光が辺りを包んだ)
        (闇の世界が今―――)

            ……ズル……い…………(―――終わった)
        -- キャスター
      • (敵が光の中に消えていくのを見届けると共にある記憶か解錠される)
        (宝具の封印と共に解放された彼自身の願い。それは――)
        「ただ(リア)にもう一度だけ会いたい」…か。我ながらなんという…無様な
        (消滅しながら苦笑する、そんな事は叶わないというのに願い続ける自分への憐憫か)
        では達者でな、マスター。後は上手くやる事だ
        (陽光を浴びる間もなくその姿は消え。彼はこの世界から英霊の座へと戻る――現世から完全に消滅した)
        -- 弓兵
      • (明の星、夜と朝の僅かな間だけの刹那の輝き。闇の終わりと共に、その光も掻き消えて)ドーン…さん… ありがとう…ございました………!
        (ここに、主と弓の英霊との繋がりは絶たれた。只の魔術師である自分が、生ある内に再び彼に会う事はないのだろう。その存在を賭けて遺されたのは、自分自身 「後は上手くやれ」 …そう、ドーンさんは私の足を止める為に帰ったのではない。まだもう少し、やるべき事の為に。私が歩く為に)
        (手から 愛美(6.Lover's) の符が踊る。癒しの魔力の行先は、戦いで消耗した自分ではなく――)……キャメルさん、聞かせて下さい (最も長く過ごした二人。剣士と魔術師。二人が何故、いかな理由で、自分を止めようと(・・・・・)したのか。命を奪う為ならば、最初の対峙で終わっていた筈)
        本当…っは…何か―― 隠してます…よね? 私…の 為…に…?(泣きそうな顔で、半身となった魔術師の英霊に問いかける)
        -- シェリナ
      • (流れ込むように体に浸透していく癒しの力、しかしその力は闇で出来た体に馴染むことなく、傷口から溢れ出る闇と共にその身から流れ落ちていく)
        ……ふふ……消耗…しているな……マスター…?(残った右手がゆっくりと持ち上がり、シェリナの頬を撫でる)
        ……これは…私に…は…もったいない……(冷たい手のひらが、暖かさを帯びたかと思うと、Lover'sの魔力がその手を通じて逆流してくる)

        ……何も…隠してなんか…いない……私は最後まで…自分の…意思に従ってきた……
        (視界が霞んでくるのを感じ、目をゆっくり閉じる)……ただ……一つだけ謝ることがある……
        ……聖杯戦争…相談も無しに…マスターを…その枠から……落としてしまった事……を……(声は次第に小さくなり、語尾は掠れる)
        ……これしか…無かった……私たちは…気楽にやっていたが…いずれ来るはずだった……過酷な日々…そして…別れ……
        (最後の力を振り絞り、瞼を上げる、シェリナの瞳をしっかりと見つめ返す)……マスター……私の意志は…今も変わらない……
               『マスターの安全を守る』  ……それだけ……
        ……きっと……空…も……(風に吹かれ消えてしまいそうに儚い命の灯火、溶けるように霧散してゆく体はもはや上半身を残すのみ)
        -- キャスター
      • だからって… だからって、こんな…!
        (呪によって聖杯戦争の環に組み込まれた自分。それ故に放棄での離脱は許されず、勝利か敗北を以ってしてしかこの環から抜ける事は叶わなかったのだろう)
        (そして、二人のサーヴァントはそれを実行した。私を守るために、自身の存在を賭けてまで)私の為に…! なのに、私は…っ!(何をした。自分の望みを通す為だけに、戦争に残る為に、令呪まで持ち出して。二人を敵と見なして。戦って、打ち倒して)
        ごめん… ごめ…な…さっ…! 私…わた…(残ったその手に縋りつき、泣きじゃくる。変わらぬ優しさ、残る暖かさ。薄れゆく「存在」 全て触れる手から伝わってくる)
        -- シェリナ
      • ……ふふ……何故…涙を流す……?
        ……マスター…は……じきに…自由になる……
        (シェリナのキャスター『ポゥ・ストラディバイド』、決して表舞台に現れる事は無く、裏の世界を生きてきた黒き英霊)
        (消え行く意識の中、彼女の頭に浮かんだのはここで暮らした楽しかった日々、初めて仲間というもを感じた、あの懐かしい冒険者時代にも似た…)

        ……私は…闇を渡るもの……これはお別れじゃない…闇に……還るだけだ……
                 ……楽しかったな……ほら…そんな顔を…しないでくれ……マスター……?

        ……マスターには……笑顔が…一番……  ……似合っ…て…いるぞ……
        (暖かな光が二人を包み、闇はやがて消え去る――最後に見せたキャスターの表情は――笑っていたように感じた)
        -- キャスター

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……ケロケロ……

Last-modified: 2009-10-21 Wed 14:10:50 JST (5300d)