名簿/482696


───── Status ─────

名前	藤枝　兼泰 ── Fuzieda　Kaneyasu ──
年齢	28
性別	男
前職	落ちぶれたヒーロー
理由	貯金が尽きて
一言	世界は救えても、自分は救えない
その他	ステータス　戦歴　冒険中?
〓 prologue 〓あるところに金に困った一人の男がいた。男の名前は藤枝兼泰、無職である。ポケットの中に入れた金は僅か、これが彼の全財産であった。住んでいたアパートは追い出され、路頭に迷って早数日。辿り着いたのは冒険者ギルド、残された道は一つしかないよくある人生の末路の一つだが……… 藤枝という男には、かつて世界を救ったという過去があった。

仮面ライダー　ディルド
── Maskd Rider Dildo ──

〓 past story 〓

これは今よりも少し前の話である。
世界は常に覇権を狙わんとする悪しき者たちの脅威に晒されていた。
悪しき快楽によって世界を手にせんとするセクロス教団もその一つであった。
だが悪があるなら善もまた表裏一体で存在し、
一人でセクロス教団に立ち向かう者がいた。

その名は、仮面ライダーディルド。

藤枝兼泰はセクロス教団に拉致された父親が開発中だった変身ベルトを使い、
セクロスの闇を唯一払える性義のディルドを手にして悪の脅威へと立ち向かう。
幹部を倒せど次の週にはもう出てくる新幹部。
いつ終えるとも知れぬ戦いに心が折れかけたときもあった………。
だが数多の戦いと困難を切り抜け、彼はついにセクロス教団を打ち倒した。

しかし本当の苦難の日々はこれからだった。
セクロス教団との戦いは人知れず行われていた為、誰もその勝利を知らない。
ましてや変身ヒーローとして常に戦っていた彼に定職などあろう筈がなく、
戦いのあとに残されたのは変身ベルトと僅かな蓄えのみ。
ヒーローショーなどで稼ごうとしたらその外観から即日拒否され、
気が付けば僅かな蓄えもすぐに底を尽きて路頭に迷ってしまう。
落ちぶれ空腹と戦いながら流れ着いた先は、旧市街と呼ばれる再開発地であった。

孤独なヒーローの戦いは今もなお続いているのである………。
　


〓　T A L E N T　〓　　　　　冷静で口数の少ない寡黙な人間であり、端からは愛想の少ない人間として見られている。　　　しかし性根は真っ直ぐで、ヒーローとして他に生き方を知らない不器用さが彼の本質である。　　　実直で常識を弁えた対応を取るが、お金の問題が絡むと途端に情けなくなってしまうのが唯一の弱点である。　　　不運の星の下に生まれ、ただひたすらに損な役割を本人の意思に関わらず選んでしまう。　　　しかしこれらの不運は無自覚な正義感から由来するもので、結果としては概ねいい方向へと向かう。　　　煙草をこよなく愛する喫煙家。金欠になり煙草が吸えなくなると不機嫌になる。　　　銘柄は赤マル(マルボロ)。彼曰く、チープだが安心と実績の味であるとのこと。
〓　L O O K S　〓　　　　　髪を後ろで束ねた長髪、着飾る気すら感じられないジャージにサンダル。　　　おおよそ定職に就いている人間とは思うことのできないずぼらな格好。　　　加えて生来の目付きの悪さも相俟って人からは誤解されやすい風貌をしている。　　　だが顔立ちは整っているため、知人から三枚目と揶揄されることもしばしあるようだ。
〓　F I G H T　〓　　　　　父親が開発したライダーズベルトを使って仮面ライダーディルドへと変身することが出来る。　　　変身のプロレスはベルトを巻き、バックルにディルドの絵柄が刻まれたパスを差し込むことで行える。　　　ディルドになると人間の身体能力を超越し、瞬発力・耐久力・打撃力と比較にならぬほど。　　　武器は両肩に装備されたバイブレートディルド・アンサラー＆フラガラッハ (和訳：因果応報) 。　　　性欲に溺れた淫欲怪人を戒めるため使われ、主に撥を連想させる動きで相手を叩く打撃武器である。　　　この他にもディルドを用いた仕込み爆弾や張型タイプの手甲などを用いることもある。　　　だがセクロス教団の壊滅と共にこれらの変身能力を自ら封印し、　　　自分の為には使わず誰かを守るときのみに変身するという誓いを立てている。　　　今は生身での格闘を主体としているが、生身の人間相手ならば十分に渡り合えるほどの実力を持つので問題は無い。

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