おうごんの 光り輝く昼さがり、
さらなるお話 夢多く。
なつの日の楽しき追憶――
きみょうみしんしん、
ひっそり身をよせあいて、
ノンセンスのお話、夢中で聞いて。
あきもせぬ三人の子は今はなく
りっぱに育って 家になく。
すっかり今は 大人の少女。
きみと過ごした 楽しき日々。
やさしい子らの 無垢なる笑顔。
ろうろう響く 少女の声。
れいのない ふしぎの国に どうぞおやすみ、
さまよい 夢見れば 日々は進み、
ようやく ふたたび めぐりあう。
うかんでただよう川面は広し――
なつかしき 黄金の陽をあび 心も軽し――
らくようのとき 人生は夢 まぼろし。
おさなきひの アリス・キャロレ さようなら
ロンドン †
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