DAF/0003

お名前:

（「大事な話があります」と前置きを加えたうえで、女がやってきた。その言葉が冗談ではないのは…現れた彼女にいつもの笑みが無かった事から分かるだろう） -- サン 2024-11-06 (水) 21:43:56
- え…なに改まって…怖っ！？（むかえる） -- ティル・タイラー 2024-11-06 (水) 22:37:21
  - 怖いとはなんですか怖いとは。…いけませんね、私が表情を作るのが下手なのがこんな所にも（むにむにと自身の頬を揉むも、止めて）
    ひとまずは…以前、作ったティルさんの故郷のスープ、あれをミアさんにもお届けしたのです。そうしたらですね…、
    …ミアさん、懐かしい、とおっしゃったんですよ。…少し、確認します。あのスープは…ティルさんの地域で一般的なスープですか？
    それとも…もっと狭い範囲で作られるものです？村、ご近所？もしくは……（その先は…少し想像が飛躍するか、とためらいつつも聞き） -- サン 2024-11-06 (水) 22:48:35
  - ほーん？あの魔女がそんな事をねぇ･･･それでかなぁ、なんか最近探索中もなんかこっちの方ジロジロ見てくるんだよなぁアイツ
    （少し考えて）一般的･･だと思うぞ？そんな特別な事してる訳じゃないし、村の集まりでも普通に出るし
    ただまぁ地元でとれる野菜とかを使うから、必然的に地域性は出ると思うけど
    しかしそれがどうしたってんだ？ミアの地元でもそう言うの食ってたって話にしかならなくない？（はて？とよくわかってなさそうに） -- ティル・タイラー 2024-11-06 (水) 23:09:02
  - （彼を見ている？と聞いて飛躍していた想像が、一歩地へと歩を縮める。だが…まだ、まだ考えすぎではある）
    そうですか…となると恐らくは同じ地域であることは確かなようですね。ええ、ええ、たまたまこの村で雇い、雇われた者同士が同郷だった。
    そのくらいの話かもしれません、けれど…（少し迷う。デリカシーに類する常識は薄いが、それでも口籠る程度には人としての知識はあった、が）
    …ミアさんは、幼い頃に人さらいにあったそうなんです。それも…4歳のころ。同じ村か身近で、そんな話を聞いたことは？（確認せねばならない、と思った） -- サン 2024-11-06 (水) 23:21:05
  - ふぅん･･･人攫い、ねぇ…そらまぁ、大変だったんだなアイツも
    4歳って何年前だろ･･･ミアも意外と若いけど（20年くらい前、という話になれば少し閉口する）
    その位じゃぁ俺も7歳かそこらだ、鼻垂れたガキの耳にゃ大したニュースも入らねぇよ
    でもそうだな･･･あんまり言う事聞かない子は捨てられるだの、あの子は森に一人で入って攫われただの、あの家の子が魔物に食われただの、その手の子供がいなくなる話はまぁまぁあったよ
    正直、あんまり豊かな村じゃなかったし、飢饉もあったからな･･･今思えば、口減らし(そういう事)だったのかもなぁ -- ティル・タイラー 2024-11-06 (水) 23:41:02
  - （彼の様子の雲行きが怪しくなってきたのを見て、胸が重くなる。やはり、彼の周囲でも有りえないことではなかったのか）
    残念な事ですが、人間の間では誰しもがお腹いっぱい食べられない事は普通のようですしね。…本当に、残念なことですが（料理を作る者として忸怩たる思いを抱えながらも）
    では…（更に逡巡が増す。自分が言葉にしていいのか、そんな迷いが。けれども…ごくりと、そんな物は飲み下した。もう、自分たちが探索を続けられる時間は残り短い）
    （もしまた開く迷宮が機会を与えるかもしれずとも…それは、百年後。ふたりとも生きてはいまい。人間の、二人は。女は、いつになく真剣な顔をする。この村の誰もが見た事がないような）
    ………もう一つだけ、お聞きします。…エイミー、という名に、心当たりは？（あのカードを見せてくれた彼女も、こんな気持ちだったのだろうかと、ふと、思った） -- サン 2024-11-06 (水) 23:59:44
  - （此処までくれば、サンの異様な様子にも見当がつく･･･「では」と前置くのを遮るように）
    いや言いたい事は分かるよ？俺の身内にもそういうのがいたんじゃないかって聞きたいんだろ？
    （うぅんと唸り）･･･確かに、20年前に妹がいた･･･親父と二人で街に買い物に行って、帰りに魔物に襲われて死んだって聞いてる
    でもそれが親父の嘘で、本当は売られたんだとしても、妹はミアなんて名前じゃない、アイツは･･･
    （だからこの話はこれでおしまいだという様に告げようとした所でサンがその名前を口にして）･･････エイミーだ･･･エイミー・タイラー･･･（唖然としてる） -- ティル・タイラー 2024-11-07 (木) 21:47:41
  - （唖然とする彼の姿を見て、ああ、と思った。もしやと思った予感は、これ以上ない形で当たってしまったと、ただ…）
    ミアさんも…お父さんに街へ連れられて、気づけば売られていたのだと言っていました。……ええ、妹さん、でしょうね。
    …ティルさん。ミアさん…エイミーさんは、四歳から以前の記憶を殆ど覚えていないそうです。ですから、貴方が兄と教えた所で
    もしかすれば何の実感も沸かないかもしれません。けれど…けれど、です。あの方は今、本来あるかもしれなかった未来を見失っています。
    それを変えられるのは…兄であり…魔女の担い手である、貴方だと思うのです（人に流れる血。連綿と結ばれる繋がり、縁。それを信じたいと） -- サン 2024-11-07 (木) 22:43:38
  - いや･･うん･･･えぇ･･･（あまりの事に戸惑っている･･･実感が湧いてないのはティルも同じの様で）いや、でもまだ違う可能性も･･･うぅん･･
    俺も結構受け止めるのに時間かかるんだけど･･･それに･･（エイミーからすれば自分は捨てた側の人間なわけで）えぇ･･恨んでたりする奴じゃない？大丈夫かなぁ
    い、一応親父に確認とっておくわ･･･ -- ティル・タイラー 2024-11-07 (木) 22:58:20
  - （困惑している様子の彼に、仕方もないか、と、一つ頷く。突然死んだと思った類縁が生きていました、しかも毎週のように探検をしていた相手です、だ）
    （精霊種の自分基準として考えても充分驚きの事実だと思う。とはいえ…）…良かったです。そうだとしても、無関係だ、と跳ね除けるようでなくて。
    （それはこの一年でティルの人柄を知れた上で、そうはならぬだろうとも思っていたが）とりあえずは…恨んではいなそうでしたよ（その時の事を思い出し）
    むしろ会えたら何か変われるか、なんて思っていたようでした。ともあれ…ええ、確認はした方が宜しいでしょうね。ただし言われなくともかもですが…慎重に。
    （何せこの運命の悪戯が正しいのだとすればよっぽどの理由が無ければ彼らの父は嘘をついていた事になる。母親の事といい情状酌量の余地はあるかもしれないが） -- サン 2024-11-07 (木) 23:09:03
  - そんな事あるぅ･･･あるかぁ･･･
    いやだって･･･俺も結構ショックだったんだよ？当時･･いきなり妹死にましたで空っぽの墓に祈ったりしたんだから･･･その後弟が産まれるって聞いてもいまいち釈然としないで若干の反抗期はいったり
    （経済的に困窮し、子供二人は育てられないから働き手になる兄の方を残して妹を手放して危機を乗り切り、その後収穫が安定したらまた子供を作りました･･･そういう事なのだろうかとすごーく嫌そうな顔をしてる）マジなら家族会議モンだよこれ
    （慎重にと言われてもどうすればいいのか･･･いや家族の問題なのだからどうにかしなきゃダメだよなぁってなってる）
    まぁ･･･まぁ･･･あの頃は色んな所で困窮してただろうし、エイミーなんて割とありふれた名前だし、偶然の可能性もあるけどな･･･ミア･･エイミー？には頃合いを見て話しはするよ･･･するけど･･どうしよ、もう今までみたいな感じで接せられないかも（はぁ～･･･としんどそうに肩をおとした） -- ティル・タイラー 2024-11-07 (木) 23:25:59
  - でしょうね。…私は普通の人間ではないので、同族の扱いは実感が沸かない所はありますが…それでも、普通でない事くらいは分かります。
    （ふう、と実に珍しくため息などつく。彼が本当に心底嫌そうな表情を見せるのも、また珍しい、が。んー、と視線を彷徨わせ少し思う）
    …家族会議で済ませてあげようと思う辺り、ティルさんもなかなか懐が深いですよね（他なら場合により、即縁を切る、というのもあり得るでのはないだろうかと）
    ええ、もし偶然の間違いだったとするならば、私の早とちりが悪いので遠慮なくこちらへ苦情を（そう言う女の顔には…微笑みが戻り）
    それと…ティルさんは無理に気取らず、気が重いならそのままに接してしまっていいような気がします。そういう…飾らないティルさんが、ミアさんは好ましいと思いそうですから。
    （いつもありのままで、自然体な。そんなティルを、自分も好ましいと思うから。そう言う微笑みは…いつもの貼り付けたようなものではない、自然なもので）
    それでも、余りにも厳しかったら…強制的にもりっとシャキっとする栄養ドリンクの魔弁当でも作ってあげますから、いつでもいらしてください（悪戯っ子のような顔までして）
    では…頑張ってくださいね、お兄さん（半分追い立てるように、もう半分は純粋に応援の意を含めて…すい、と頭を下げて女は去っていった。失われなかった奇縁に、何処か喜びを覚えて） -- サン 2024-11-07 (木) 23:45:06
  - いやぁ･･･エイミーが生きてたかもしれんって話で縁切っても解決しないかなぁって･･･弟もそれはそれで可哀そうだし
    これだけ知っていつも通り接せられるかなぁ！？･･まぁ･･まぁ頑張るわ･･･
    あぁ、一応ありがとうって言っとくわ･･･知らないままよりはよかったのかもだし（微妙な顔でばいばいと見送った） -- ティル・タイラー 2024-11-08 (金) 00:04:56

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