組織/十字騎士団

  • 【壱の5】 -- 2014-09-22 (月) 01:39:33
    • (皆が帰った後の詰所)
      (一人、琥珀色の液体の入ったコップを片手に、ジェンガを組み立てている)
      (酒精の匂いこそ漂わせているが、その指先は緻密に動き、静かに木片を抜き、塔の上へと重ねた)
      (一つ、また一つと塔を高くしていきながら、時折思い出したように酒盃を傾ける)
      (すでに周囲は暗い。電灯を消した仄暗い月明かりの中、円卓を前に一人の男が無表情でジェンガを組み立てている)
      -- シノ 2014-09-22 (月) 01:41:42
      • (背後で、扉が――ゆっくりと開く)
        (だが、男は振り返らず、片目を瞑ってジェンガの一片を指先で抜く)
        (口元に微笑を讃えて酒盃を振ると、その無粋な来訪者に向けて言葉を投げる)
        当騎士団の営業は、終了しているんだけどなあ。
        それとも、そろそろ消灯だから早めに家に帰れというありがたいご助言かな。
        (肩を竦めて、ジェンガの木片を指で振る)
        -- シノ 2014-09-22 (月) 01:46:25
      • (暗がりの中、男は目を細めた)
        (シノが振る木片がジェンガのそれであることを暗闇でも察し、目の前の男が酒を片手に遊戯に興じていたことを知り、嘆息する)
        ……暗闇で何をしているかと思えば。
        耄碌するには早かろう。 -- レィガー 2014-09-22 (月) 01:47:29
      • ハッハ、言うね。
        ……耄碌はしていないけど、少しばかり骨は休めさせて貰っているかな。
        良くできている遊戯物だったので、昔を思い出していたところだよ。耄碌も懐古も同じだというのなら、そうかもしれないがね。
        まぁ、それは、他人に言えたことじゃないだろう、レィガー。
        偶然、こんな夜更けに扉を開けた先にボクがいた、なんて言い訳をするつもりはないんだろう。
        -- シノ 2014-09-22 (月) 01:52:22
      • 第二正規騎士団長、と。役職で呼ばれるか、或いは名前の後にその呼称があれば、そうして場を辞していたかもしれない。
        正直に言えば、情けない話だが、名で呼ばれて少しほっとしたよ。心遣いに感謝する。 -- レィガー 2014-09-22 (月) 01:54:11
      • (緊張しているという演技で逆に緊張を解くつもりだろうなと、古い付き合いなので理解出来てしまう)
        (だが、そうして場の空気を緩めてくれようとしているのなら、悪い話を持ってきたわけではないだろうと力も抜けた)
        ……まさか、大本営直属の3人しかいない正規騎士団の団長の一人が、個人としてのシノ・ベックリンに会いに来たなんて幸運がさ。
        ボクの人生に残っているとは思えなくてね。
        もし、会いに来るとしたら、恐らくだがこちらは友人の一人だと思っているレィガー・シュルツマンで来るんじゃないかと、そう思ったのさ。
        (背中を向けたまま酒盃を振る。中で琥珀色の液体が踊る)やるかい。生憎と安酒だけどね。
        -- シノ 2014-09-22 (月) 01:57:24
      • ありがとう、こちらも友人の一人だと思っているので、また少し気が楽になった。
        (白髪、白髭の筋骨隆々の壮年は椅子の一つを引き、そこに座る)
        ……あまりやりすぎるな。(小さく、苦笑を漏らす)
        それとも、まだ酒の力を借りねば、忘れられないか。 -- レィガー 2014-09-22 (月) 02:02:42
      • (その言葉に、指先が初めて止まる)
        (表情にも、感情にも出さないようにして、ゆっくりとレィガーという男の顔を見る)
        (鼻先から頬に掛けて、一文字に斬られた傷が目を引く壮年男の顔が、月明かりに照らされている)
        (その表情には悲痛さも、無念さも、謝罪も後悔も懐古もなかった)
        (そこでようやく気づく。……恐らく、この男は『過去を過去として飲み込めている』のだ)
        (そうすることで、前へと進むことを、選んだのだろう。小さく笑いが漏れた)
        ……ボクはさ、君が思ってるよりずっと弱い人間なんだよ?
        -- シノ 2014-09-22 (月) 02:09:04
      • かもしれんな。少なくとも私は、シノのことをシノ以上に知っている訳ではない。
        その悲しみや無念の一端を理解することは出来るかもしれないが、それも私の視野の中での話だ。
        故に友人として、その身を慮ることしか出来ない。私も……私自身の無力さだけは、他人よりも良く分かるからな。 -- レィガー 2014-09-22 (月) 02:10:34
      • ……おかしいかい、君から見れば。
        ボクがここで酒を飲んでいるのが。
        -- シノ 2014-09-22 (月) 02:11:18
      • おかしいな。……君は、私と肩を並べていた頃は、酒精に触れすらしなかった。
        私は君が酔ったところを見たことがないし、暗闇に一人で居るところも見たことはない。
        だから……少し声を掛けるのが遅れた。 -- レィガー 2014-09-22 (月) 02:13:30
      • 遅れた、かな。相変わらず間の測り方は適切だと思うよ。
        流石、軍団を一纏めにする騎士団長だと思うが、これは君にとっては賛辞にはならないだろうね。
        うちのアベル君にも少し見習ってもらえば、彼自身の成長につながるだろう、なんて感想が湧いてきてしまう。
        ……それをボク自身が促すには、少しばかり背負うものが重すぎるけどね。
        (静かに、酒盃を傾ける)
        -- シノ 2014-09-22 (月) 02:17:28
      • ……シノ。
        私は少なくとも、またもう一度君と肩を並べて軍団を指揮したいと思っている。
        これは、偽らざる私の本音だ。酒精も入っていない頭で呟けば君は笑うかもしれないがね。 -- レィガー 2014-09-22 (月) 02:19:00
      • 笑う笑わない、で言えば笑ってしまうかもしれない。
        ……レィガー、ボクには無理だよ。それは、無理な話だ。
        -- シノ 2014-09-22 (月) 02:19:40
      • 話は……私が付ける。文句を言う者は、恐らく居ないだろう。
        あの時、君の行動は正しくなかったかもしれないが、君の判断は正しかった。それは、あの場に居た誰もが知っている。
        君を必要としている場もあり、君が剣を取る理由もある。
        ――私は、宵闇で背中を向ける君の背に声を掛けるのは、これを最初で最後にしたい。 -- レィガー 2014-09-22 (月) 02:21:53
      • 買いかぶりすぎさ。
        ボクの代わりはいくらでもいるし、恐らくそちらの代わりの方が使い勝手はいいと思うよ。
        ……レィガー、君は立場ある人間なんだから、妙な拘りは捨てるんだ。
        -- シノ 2014-09-22 (月) 02:23:00
      • ――シノ。
        (顔を逸らす男に向けて、白髪の騎士は手を伸ばす)
        (肩を掴んだその腕の肘が木の塔に触れ、円卓に塔が倒れた)
        (少しの間、静謐が空間を包む) -- レィガー 2014-09-22 (月) 02:25:06
      • (これが男女なら、愁嘆場にも見えて笑えたかもしれない)
        (ただ、どうしても笑えなかった。目の前でこちらを見る男は、本気で自分を買い、案じてくれているのは理解できていたから)
        (その視線を正面から受けることこそ出来なかったので、小さく嘆息する)
        声が、するんだ。
        -- シノ 2014-09-22 (月) 02:28:11
      • (シノの声に眉根を寄せ)
        ……声? -- レィガー 2014-09-22 (月) 02:28:44
      • ボクは……本来居るべき場所に居なかったから、そんな声が聞こえているはずはないんだけどね。
        ただ、声が聞こえるんだ。確かな声が。
        悲痛に、切迫した声で……ボクに助けを求める声が。
        もしこの場に、シノという男が居れば、もしかしたら何か変える事が出来たかもしれないという無念の声が。
        (一拍置く)
        (ため息は、酒精を混じらせて、少し湿っていた)
        ――聞いたはずのない声が、聞こえるのさ。
        -- シノ 2014-09-22 (月) 02:30:48
      • シノ……。
        それは、お前の心が勝手に生み出している……お前の罪悪感が形を成したものだ。 -- レィガー 2014-09-22 (月) 02:31:27
      • (口の端だけで笑う)だろうね。
        それは、ボクもわかっているし、聞いたことがない声が聞こえるはずがないのも分かる。
        でも、聞こえる物は仕方がないんだ。
        そして、それが聞こえる限り、ボクはきっといつか決定的なところで踏んではならない足踏みをするだろう。
        そうなったとき、足並みの揃わないボクは、恐らく君にも迷惑を掛ける。
        それは、あまり笑える話じゃないだろう。
        -- シノ 2014-09-22 (月) 02:35:38
      • その時は……私や他の人間が支える。 -- レィガー 2014-09-22 (月) 02:37:17
      • ――それだけは、ボク自身が、尚更許せないのさ。
        そうなれば、君の言う通り、騎士としては耄碌してると言っていい。
        この期に及んでそんな生き恥を晒すわけにはいかない、なんて小僧みたいな矜持は、まだいっちょ前に持ってるんだよ。
        ……だから、レィガー。それだけは、無理なのさ。
        -- シノ 2014-09-22 (月) 02:39:50
      • (喉まで出かけた声を、何度か飲み込み)
        (その全てが何の意味も成さないことを知り、肩に置いた手を下ろす)
        ………。
        ……もしいつか、その声が聞こえなくなる時があったら。その時は声を掛けてくれ。
        (大きく息を吸い、吐く)……時間は、まだある。その時間も、私は用意出来る。だからこそ、この立場に収まったのだからな。 -- レィガー 2014-09-22 (月) 02:43:14
      • (この時ばかりは、付き合いが古いことを恨めしくも思った)
        (飲み込んだ言葉の中に、おそらくは「自分が前に進まなければ、死んでいった者も浮かばれない」と、そういう直接的な叱咤もあったはずだ)
        (だが、それはその言葉を掛けられて前に進める人間には有用である打擲になるが、それでも前に進めない者に行えばただの暴力となる)
        (そしてこの察しのいい男は、自分がその言葉では前に進めないことを悟ったからこそ、その言葉を掛けなかったのだろう)
        (器と、そういう言い方はしたくないが、良き器に成長してくれたことを、友人として嬉しく、そして申し訳なく思った)
        ……悪いね。
        (そんな罪悪感があったからか、言葉は少しだけの偽りを込めてすんなりと出てきた)
        でもさ。……少しだけ前向きな話をするとさ。
        ……君が思うより、ここは悪い場所ではないよ。少なくとも、宵闇と呼ばれるほどの場所ではないと思っている。
        -- シノ 2014-09-22 (月) 02:47:35
      • この場所……がか。そういう意図を持って宵闇とは言ったつもりはなかったんだがね。
        (少し力を抜いて笑い、肩を竦めた) -- レィガー 2014-09-22 (月) 02:51:24
      • おっと……藪蛇か。或いはそう思わせるくらいには、自分も気づいていないうちに愛着が湧いていたのかもしれない。
        ……そうだね、割りと、居心地はいいと思っているよ。
        団員一人一人のことも、団全体の空気が取り立てて良いわけでも、調和がとれているわけでもないけれど。
        ……ただ、少しだけこの空間のことを、ボク自身は気に入ってはいるんだ。
        -- シノ 2014-09-22 (月) 02:53:10
      • それは多分……君の評価の中では一番の評価なんじゃないかな。
        ……私が入れた外来の茶にすら、そんな賛辞は貰えなかったはずだ。 -- レィガー 2014-09-22 (月) 02:54:43
      • アレは単純に口に合わなかっただけさ。ボクの評価なんてそんなものだよ。
        ……ただ、ボクも今気づくところなのだけれど、もしかしたらすこしばかり幼稚な独占欲はあるのかもしれない。
        誰もが使える遊具や場を、自分の好きなようにしたいと思うような、そんな心がね。
        (倒れてしまったジェンガを、また一つずつ組み立てる)
        (一本ずつ、今度もまた倒れるかもしれないその塔を、一本ずつ)
        だから……少しばかり、見ていてくれないか、とも思う。
        君から見れば、きっとそれは耄碌しているような緩やかな歩みに見えるかもしれないけどね。
        -- シノ 2014-09-22 (月) 02:57:28
      • (その僅かに韜晦の混じった言葉に、男は静かに笑った)
        或いは、その言葉が聞けただけでも、ここに寄った価値はあったのかもしれない。
        ……分かった。今は……君の言う通りにしよう。 -- レィガー 2014-09-22 (月) 02:59:32
      • 苦労を、掛けるね。あと心配も、か。
        (酒盃を少しだけ傾けて呟く)……ああ、そうだ。
        迷惑ついでにさ、一つだけ教えて欲しいことがあるんだけど、いいかな。……まあ、この聞き方は少々卑怯だな。
        エアルドール・リトヴィヒという騎士、君は知っているかい。
        -- シノ 2014-09-22 (月) 03:02:13
      • ああ、知っている。優秀な騎士だ。
        確か士官卒だったか……私の率いる第二正規騎士団の分団である下部騎士団の団長を務めているよ。 -- レィガー 2014-09-22 (月) 03:03:47
      • (少しばかりきょとんとして相手の顔を見て)
        (少しだけ間を置いてから尋ねる)
        ……余り驚かせないで欲しいもんだ。君の下部部隊なのか。
        いやはや……世間は狭いというか、なんというか、だね……。
        (静かに目を細めて頬を掻いた)
        -- シノ 2014-09-22 (月) 03:05:16
      • ……彼について、何か気になることでもあるのか?
        面談を希望するのであれば、それも考慮に入れて話を進めるが。 -- レィガー 2014-09-22 (月) 03:06:07
      • いや、それを聞いて、少しばかり気が変わったよ。
        (ぼそりと、口の中だけで呟く)……それは、あんまりにもフェアーではないからね。
        彼の働きを君が買っているのであれば、彼はその場所が適材適所なのだろうと思うからね。
        ……ありがとう、少しばかり気が晴れたよ。
        -- シノ 2014-09-22 (月) 03:07:46
      • 私で良ければ、いつでも話に来てくれていい。無論、こちらも友人として度々邪魔はさせてもらうつもりだからな。
        もちろん、こうやって勤務外での話だが。 -- レィガー 2014-09-22 (月) 03:08:57
      • いい歳した大人の男二人が、間に酒も交えずに語るのは辛いだろうから、相伴に酒精を連れてきてくれるのであればいつでも歓迎するよ。
        ありがとう、古い友人。
        -- シノ 2014-09-22 (月) 03:10:02
      • こちらこそだ、古き友人よ。
        (大仰な会釈をして、男は詰所を出て行く) -- レィガー 2014-09-22 (月) 03:11:19

      • (詰所に一人残り、ジェンガを見つめながら目を細めた)
        ……レィガーは、知らない、と。
        じゃあ、それは、きっと誰かが『止めて』いるんだろうな。
        ……だとしたら。
        (小さく、嘆息する)
        少しばかり、面倒なものを相手にしなければならないかもしれないね……アベル君は。
        (一本だけジェンガを抜くと、それを塔の一番上に立てて、小さく肩を竦めた)
        -- シノ 2014-09-22 (月) 03:13:44
  • 【壱の4】 -- 2014-09-07 (日) 06:56:25
    • (苛立ち混じりに十字騎士団の詰所の扉を開ける)
      ……何やってんの? 三人揃って。
      -- グラス 2014-09-07 (日) 06:57:49
      • あ、グラスさん。ぐ、グラスさんもやりますか……?
        楽しいですよ、『ジェンガ』。
        -- チャセ 2014-09-07 (日) 06:59:03
      • ……このディナァシュ・ロックニィィィィィィィに、幽玄なる静寂をくれ。
        ――惜しみない愛はその後でもいい。
        (騎士団円卓の上のジェンガから一本木の棒を抜こうとしている)
        -- ディナーシュ 2014-09-07 (日) 07:01:29
      • 武器の補修に使った木の端切れでチャセさんが作られたとのことです。
        集中力の鍛錬になるかと思い、興じておりました、グラスさん♂。
        -- ヴァージニア 2014-09-07 (日) 07:02:33
      • 間違ってないけど、♀も居るような言い方するな。
        (暢気なその様子に嘆息する。本当に……誰も彼もが自分を苛つかせるために存在しているみたいだ)
        僕が見ても遊んでるようにしか見えないんだから、あんまりよろしくはないと思うよ、それ。
        -- グラス 2014-09-07 (日) 07:04:01
      • 有事に備えて、英気を養うのもまた一つの格好いい待機のあり方だと、オレはそう思っている。
        静かに、落ち着き、見定める。
        このディナ〜シュ・ロックニ〜。貴婦人に良く『息をしなければイケメン』と言われていた。
        -- ディナーシュ 2014-09-07 (日) 07:06:40
      • それ、喋らなければ、っていう仮定を通り越して『死ね』って言われてますよ。 -- グラス 2014-09-07 (日) 07:07:35
      • 呼吸をしなければ付き合ってもらえると思い、窒息して死にかけた男もまた、オレだ……。
        そして、その女性を選ぶ繊細な指先で、今一つの木片を選んだ。俺に選ばれたことを光栄に思うといい、ジェンガよ。
        ……ゆっくり、女性を扱うような繊細さで引き抜き……そして……置く。……完璧だ……。
        (手番を消化して満足気に格好いいポーズを取る)
        -- ディナーシュ 2014-09-07 (日) 07:10:04
      • あっ、じゃ、じゃあ次私、ですね……。
        (す、ぱた)ハイ、ディナーシュさん。
        -- チャセ 2014-09-07 (日) 07:10:59
      • えっ、速い。待って。(素) -- ディナーシュ 2014-09-07 (日) 07:11:26
      • (なんとなく円卓の横に座って、頬杖をついてその勝負の様子を眺める)
        ……ジニーは参加してないんだ。
        -- グラス 2014-09-07 (日) 07:12:25
      • ええ、特に集中力を高める必要も、内勤のジニーにはありませんので。
        ですが団員の精一杯のフォローをさせていただくことを生業としていますので、ジャッジとして公平にお二方の勝負の行く末を見守っております。
        -- ヴァージニア 2014-09-07 (日) 07:13:27
      • ジェンガにジャッジって必要ないよね。
        体よくサボりの口実としてただ眺めてるだけにしか見えないんだけど。
        ……チャセ、もしかしてこういうの得意なの?(長考するディナーシュに対してまるで疾風のようなチャセの手際に眉を上げる)
        -- グラス 2014-09-07 (日) 07:14:43
      • は、はい……得意、になるんでしょうか……。
        あ、でも、もともと、私が作ったものですし、得意だ何だと言う前に、私の方が有利であることは確かだと思います……。
        木の癖みたいなものも分かっていますので、そういう意味ではディナーシュさんの方が不利なのではないかなって……。
        -- チャセ 2014-09-07 (日) 07:16:44
      • その不利をひっくり返る男が――このオレだ。 -- ディナーシュ 2014-09-07 (日) 07:17:18
      • ひっくり返せし。降参してぶっ倒れてんじゃん。
        ……今のところ勝敗ってどんな感じなのジニー。
        -- グラス 2014-09-07 (日) 07:18:08
      • 現在26戦行っておりますが、チャセさんの26勝ですね。 -- ヴァージニア 2014-09-07 (日) 07:18:56
      • チャセの圧倒的勝利より何より、もう26戦もしているのに未だ生き生きゲームに臨めることに驚いたよ。
        そして得意通り越して完全に特技の領域じゃん、チャセ。
        -- グラス 2014-09-07 (日) 07:19:55
      • そう、なのかもしれない、です……。む、昔から手先の器用さと目の良さだけは、自慢で……。
        単純に棒を抜き差しするだけのゲーム、みたいな、こういうのは、得意、なのかも……って。
        え、えっと、違うんですよ? 棒を抜き差しって、そういうのじゃなくて、こう。
        私何言ってるんでしょう……!グラスさん、信じてください、これって別に変なことを言ってるわけじゃないんです!
        ただ、私、こういう棒を抜いたり挿したりするのが得意だっていうだけで、でもそれってジェンガだけの話で……!
        -- チャセ 2014-09-07 (日) 07:23:29
      • ごめん、チャセがなんで完全にテンパってるのか微塵もわかんない。 -- グラス 2014-09-07 (日) 07:23:56
      • ……この辺りが、オレに触れて欲しいと囁いている。
        (長い指先が繊細な動きでゆっくりと動き、静かに木の棒を一本抜く)
        (僅かに、木の棒で組まれた塔が揺れ、冷や汗が流れる)
        (不安定なバランスを保ちながら、ゆっくりと安定を保った塔の一番上に、抜いた木片を静かに……静かに置く)
        (呼吸音すらも耳に障るような静寂が訪れ、静かに塔は再び安定を取り戻す)
        …………。(大きく息を吸い、吐いた。そして輝く笑顔)
        -- ディナーシュ 2014-09-07 (日) 07:27:07
      • (す、パタ)はい、ディナーシュさん……。
        あ、あれ、でもグラスさん、自主練に行ってくるって言ってませんでした、っけ……。
        -- チャセ 2014-09-07 (日) 07:27:57
      • (苦虫を噛み潰したような顔) -- ディナーシュ 2014-09-07 (日) 07:28:21
      • ……色々あってさ。
        あのさ、チャセ……変なこと聞いていい?
        チャセは、なんでこの騎士団で騎士になろうと思ったの……?
        -- グラス 2014-09-07 (日) 07:30:50
      • ……えっ、えっ。その……他の人に説明出来るほど……大した理由じゃない、です……。
        私……昔から、鍛冶業が好きで……でも、今の御時世、鍛冶だけでやっていけるのって、一部の名匠だけ、なので……。
        手に職を、っていう理由で……ギルドに入って……なんとなく、ここに流れ着いた、っていう、感じ、です……。
        -- チャセ 2014-09-07 (日) 07:35:19
      • ……手に職を、か。
        じゃあ、チャセにとっては、騎士団で騎士をやっているっていうのは、手段であり、目的じゃないのか……。
        -- グラス 2014-09-07 (日) 07:38:03
      • い、いえ、もちろん……この騎士のお仕事を通じて学ぶものや成せることっていうのも大きいとは、思って、い、いますので……。
        も、もしかして……私、クビ、とかですか……。
        -- チャセ 2014-09-07 (日) 07:38:56
      • こんな腐れ騎士団やめて俺の(タレ)になれよってことではないかと。 -- ヴァージニア 2014-09-07 (日) 07:39:46
      • どっちも違うわ。なんか変なイメージ付けるのやめろし。
        ……ただ、単純に……自分の騎士団に居る理由が、標準的な物ではないかもしれないと、思い始めただけだよ。
        誰もがそうやって譲れない物を持ってやってるんだと、勝手に思い込んでたから……。
        -- グラス 2014-09-07 (日) 07:41:00
      • おや、チャセさんの理由も、ある意味では譲れない物ではないでしょうか。
        お金のため、やりたいことのためというのは仕事を選ぶ上での一般的な動機になるのではないかと、ジニーは進言申し上げますが。お金大好きなので。
        -- ヴァージニア 2014-09-07 (日) 07:41:59
      • そう、なんだろうな……これは、僕の勘違いというか、認識違いだったんだろう。
        実際、それはこの団に来るまででも痛いほど実感してたはずなんだけど。
        ……ディナーシュさん、どうしたんですか。
        -- グラス 2014-09-07 (日) 07:47:27
      • ジェンガの囁きが……聞こえない……!
        このディナーーー ┐
        -- ディナーシュ 2014-09-07 (日) 07:48:26
      •            └ーーー┐ -- チャセ 2014-09-07 (日) 07:48:52
      •                  └ーーーシュ・ロックニーに、声を届けてくれないというのか……!
        答えてくれジェンガ……オレが勝利をするためには、どれを動かせばいい……!
        -- ディナーシュ 2014-09-07 (日) 07:51:10
      • おい今他人を経由したぞ。 -- グラス 2014-09-07 (日) 07:51:52
      • ちなみに一回経由するごとに100G貰える割りのいいお仕事です。 -- ヴァージニア 2014-09-07 (日) 07:54:51
      • こ、これも騎士団の運営資金に計上しておきますので、ご、ご安心を、グラスさん。 -- チャセ 2014-09-07 (日) 07:55:27
      • 嫌な資金で運営成り立つことになりそうだなこの騎士団……。 -- グラス 2014-09-07 (日) 07:57:28
      • あ、あの……良かったら、ですけど……。
        グラス、さんも……やっていきませんか……?
        あ、いえ、別にいやらしい意味でのやっていきませんかじゃないですけど……。
        -- チャセ 2014-09-20 (土) 23:17:45
      • この話の流れでどう勘違いしたらいやらしい意味だと思うんだよ。
        ……悪いけど、僕今から少し訓練宿舎の方に行ってくるから。
        集中力の鍛錬なら、間に合ってる。
        -- グラス 2014-09-20 (土) 23:18:42
      • へえ。グラスさん、怖いんですね。
        チャセさんのそれに棒を抜いたり挿したりするの。
        グラスさんともあろうお方が、たったそれだけのことに怖気づかれますか。
        いえいえ、このヴァージニアはそんなグラスさんでも、変わりなくお仕えさせていただきますが。メイドですし。
        -- ヴァージニア 2014-09-20 (土) 23:20:01
      • (ビキィと青筋が立つ)
        ……一回だけ付き合ってやるよ、じゃあ。
        (上着を脱いで大きく息を吸う)
        -- グラス 2014-09-20 (土) 23:21:04
      • (覚悟したように騎士団の円卓に横になり目をつぶる) -- チャセ 2014-09-20 (土) 23:22:49
      • チャセ、悪いけど超邪魔。(チャセを腕でどける)
        (呼吸を整えて、ジェンガを前に目を細める。かなり勝負は拮抗していたのか、もはやどれを抜いても倒れそうなバランスを保っている)
        ……ジニー、言っとくけど後ろからわっ!とかやったら怒るからな。
        -- グラス 2014-09-20 (土) 23:24:06
      • ジジジニーがそんな幼稚なことするわけがないでしょう。それこそ失礼です。 -- ヴァージニア 2014-09-20 (土) 23:27:46
      • (イラッとした顔で)声が震えてるんだよ……。
        (ジェンガに指を近づけて、どうにかバランスを保てそうな棒を一本引き抜き――)
        (――僅かに、塔全体が揺らぐ)
        (その場にいる全員が息を呑み、なんとか持ちこたえた塔にほっと胸を撫で下ろした)
        -- グラス 2014-09-20 (土) 23:36:27
      • (瞬間、勢い良く詰所のドアが開く)

        グラス……! ちょっと話が……っ!
        -- アベルティオ 2014-09-20 (土) 23:37:47
      • きゅ!!(予想してなかった大きな音に、喉から変な声が出る)
        (棒を持っていた手がぶれてざらざらと円卓の上にジェンガが倒れる)
        -- グラス 2014-09-20 (土) 23:39:15
      • ………あー…。 -- チャセ 2014-09-20 (土) 23:40:11
      • 美しさとは、儚きものだな。このディナーシュ・ストゥペオ・ロックニーを除いては。 -- ディナーシュ 2014-09-20 (土) 23:42:07
      • ……童貞喪失失敗ですね。次頑張りましょう。 -- ヴァージニア 2014-09-20 (土) 23:42:36
      • ……え、何この空気。 -- アベルティオ 2014-09-20 (土) 23:43:15
      • (はぁ、と嘆息し、無言で上着をつかむと、そのままアベルティオとすれ違うように部屋から出て行く)
        (ドアがパタンと閉まった)
        -- グラス 2014-09-20 (土) 23:45:12
      • ………。
        お、俺が悪いんだろうか。
        (尋ねると、その場にいた団員の三人は、同時に首を縦に振った)
        -- アベルティオ 2014-09-20 (土) 23:45:59
  • 【壱の3】 -- 2014-09-06 (土) 23:53:59
    • (苦手としている物が、三つある)
      (一つ、生乳。どうも腹の中に分解する酵素がないらしく、牛であろうが山羊であろうが飲むと腹を下す)
      (二つ、遠方にいる相手の誰何。片目で焦点を合わせるのは難しく、夕暮れではさらに精度が落ちる)
      -- アベルティオ 2014-09-07 (日) 00:18:14
      • やあ。アベル。久しぶり。
        (青い髪の青年は、片手を上げて爽やかに挨拶をしてきた) -- エアルドール 2014-09-07 (日) 00:19:41
      • (騎士団の廊下、思わず身を竦ませていた)
        (……しくじった。そう思った。正面から歩いてきていたのがエアルドールだとわかっていれば、事前に道を変えていたのに)
        (俺、アベルティオ・ゼクシーズが苦手としている物の三つ目が朗らかに話しかけてくるその言葉に、半眼で無言の返事をする)
        -- アベルティオ 2014-09-07 (日) 00:23:35
      • 怖い顔をするなよ。この場合は怖い、目と言った方がいいかな。
        元気そうだな。本隊を放逐されてどこに行ったかと思っていたよ。心配はしてなかったがな。 -- エアルドール 2014-09-07 (日) 00:25:22
      • (乾いた笑いが出る。と同時に、悪態が喉から出そうになって、嘆息と共にそれを飲み込む)
        ……お陰様で。なんとか新設の騎士団に席を用意して貰って、生き延びましたよ。
        そちらこそ、健勝そうで何よりですよ、エアルドール小隊長殿。今は騎士団長と呼んだ方が宜しいですか?
        -- アベルティオ 2014-09-07 (日) 00:27:51
      • (爽やかに笑い)んん。含みがあっていい言葉だなそれは。
        だが、もう少し敵意や悪意を隠す訓練をした方がいいな、アベル。諧謔に言葉を収めきれていない。
        ……それほどまでに私が憎いか? アベル。 -- エアルドール 2014-09-07 (日) 00:32:12
      • (拳を握る。憎いかと問われて、表情が変わっていないか、それだけが心配だった)
        いえ、憎むのはお門違い、でしょう。
        それは……あの時、査問に掛けられたときに言った言葉と相違ない、です。
        俺は、隊長の決断を納得していますし……従うべき立場にあった。
        だから……俺は隊長を憎んでなど、いません。
        -- アベルティオ 2014-09-07 (日) 00:36:59
      • ……そうか。
        私としては、そうしてもらった方が幾分楽だったのだがな。
        かつての同僚として、そしてアカデミーの同期の者として。
        剣を交え、切磋してきた者として、今の君の状態はとても直視しがたい。
        アカデミーの頂きを眺めていた全ての者が夢想していたであろう、並び立ち、騎士団の行く末を担う未来には、違えた一歩だけ、及ばなかったようだな。
        いや、或いは……『十字騎士団』といったか……。そこで『団長』を務めているのであれば、この形は並び立つ状態なのかもしれないな。 -- エアルドール 2014-09-07 (日) 00:43:20
      • ……戯れを。規模が、そして目指す先が違います。
        それくらいは、視力を失ったこの左目ですら見極められますよ。
        余り言葉を重ねられますと、この身が惨めになりますので。
        -- アベルティオ 2014-09-07 (日) 00:46:18
      • ……聞けば、同じような境遇の者同士、身を寄せ合っているらしいな。
        どうだ、かつて戦場で私が務めた指揮官という椅子は。中々に危うく、そして誇らしき物だろう。
        自らの指揮によって如何様にも運命が変わり得るその万能性に、溺れてはいないだろうな。 -- エアルドール 2014-09-07 (日) 00:50:28
      • ……真逆。そのように有用な物とは思っていません。
        ただ……かつて隊長がどのように我らを動かしていたのか、どのように動いて欲しかったかを学ぶには、良き機会と思っています。
        -- アベルティオ 2014-09-07 (日) 00:51:39
      • だからこそ、先の言葉か。指揮官の苦悩を理解しているがゆえ、必要な犠牲を払うを是と返したか。
        なるほどアベル、アカデミーの頃のように気さくに話しかけてこず、重々しい言葉に本音を隠して来るはそのせいか。
        いいんだぞ……アカデミーに居た頃と同じように話しかけて来てくれても。 -- エアルドール 2014-09-07 (日) 00:54:22
      • (息を吸い、吐く)
        (針の筵に座らされている気分になる)
        (内心を丁寧にオブラートに包んで、無表情のまま告げる)
        いえ。あの頃とは……何もかもが変わってしまった。
        お互いの立場も、お互いの思いも、何もかもが。
        だったら、いつまでも学生気分でいるわけにもいかない。……俺は、少なくとも、そう思っています。
        -- アベルティオ 2014-09-07 (日) 00:55:55
      • (小さく笑い)そうか……ある意味で、お前は変わらないな。
        ……アベル。私にも、お前に対して変わらない気持ちがある。
        それは、アカデミーに居た頃も、あの小隊に居た頃も、今でも変わらない、お前への気持ちだ。 -- エアルドール 2014-09-07 (日) 01:00:30
      • (アカデミー学年主席。在籍時から一番の有望株として賢将と呼ばれてきた、ある種の天才エアルドール・リトヴィヒ)
        (それが、たかだか次席の自分に、何の感情を抱いていたのかと皮肉に笑いながら顔を上げたところで)
        (――喉に大きな衝撃が走り、壁に叩きつけられた)
        (見れば、長身のエアルドールが腕の筋肉だけで俺の首根っこを掴み、壁に押さえつけていた)
        -- アベルティオ 2014-09-07 (日) 01:03:04
      • (周囲を歩く者には互いのマントで身体が隠れ、密談をしているようにしか見えないだろう)
        (アベル以外の誰にも悟られないように薄く笑みながら、その喉を掴んでいる相手の顔を見る)
        ……酷く、目障りだ。
        それが、私がお前に抱く唯一の感情だよ。 -- エアルドール 2014-09-07 (日) 01:05:00
      • (押さえられた喉にも何の感慨も抱かず、ただ眉根だけを寄せて、尋ね返す)
        ……それは、すいませんでした。他人の顔色をうかがうのは得意ではなくて、ね。
        いいんですか。そんな形で悪意を発露して。……騎士団長様ともあろう者が。
        -- アベルティオ 2014-09-07 (日) 01:06:30
      • ……誰も聞いてはいない。それに、アベル、君に聞かれたところで君の言葉は誰にも届かないんだよ。
        ……私は、それが楽しくて仕方がない。
        かつて次席と謳われた君が落ちていく様を見ているのは、実に気分がいいんだよ。なあ。 -- エアルドール 2014-09-07 (日) 01:13:46
      • ……悪趣味、ですね。
        別に気にしていただかなくても、落ちるときは勝手に落ちていくもんですから。
        (左目が痛む。この男の作戦で失った、左目の痛みが激しくなる)
        (赤く濁った左の眼で、エアルドールという男を睨みながら、言葉を返した)
        -- アベルティオ 2014-09-07 (日) 01:16:36
      • 人為的なことではなく、超自然現象として、か。まるで水が高いところから低いところに流れるのと同じように、という話か。
        だったら、それは間違いだ、アベルティオ・ゼクシーズ……。
        世の中は、君が思っている以上に、最初から何もかも決められているものだからな。
        君があの日自分で選び、自分で成したと思っているあの『賢き選択』も、最初から全てが決まっていたとしたら、どう思う。 -- エアルドール 2014-09-07 (日) 01:20:33
      • ………。(言葉を探す)
        (偽りの言葉を告げることは簡単だったが、その問いに関して、少しだけ考えてしまう)
        (そして、すぐに結論は導き出された)……どうとも、思わないですね。
        -- アベルティオ 2014-09-07 (日) 01:21:42
      • (その言葉に、興味をなくしたかのように首を掴んでいた手を離し、溜息を吐いた)
        ……興すらも誘えない、つまらない人間になったな、アベル。
        まあ、いい。腐りたければそうやって腐っていてくれ。私はそれを見るのも、ある意味では楽しくはある。
        傷つけた部分から膿んでいく果実が放つ芳醇な香りは、私を十分に楽しませるからな。
        目障りにならない程度に、必死に生きるといい。 -- エアルドール 2014-09-07 (日) 01:23:48
      • ……言われなくても、そうしますよ。
        でないと……(そこで、言葉を飲み込み)……けして、貴方を楽しませるためではないことは、容赦いただきたいですが。
        (騎士団の廊下に背中を預けたまま言葉を返す)
        -- アベルティオ 2014-09-07 (日) 01:25:17
      • ……ハハ。じゃあ、楽しみにしているよ。
        君があの寄せ集めのゴミの山の中で、緩やかに腐っていくその様を。
        硝子一つ隔てたその向こう側から、ね。
        (言いながら踵を返して、廊下の先へと歩いて行く) -- エアルドール 2014-09-07 (日) 01:29:31
      • (――と)
        (俯いていた顔を上げた瞬間、交錯があった)
        (ふと顔を上げた瞬間飛び込んできたのは――)
        -- アベルティオ 2014-09-07 (日) 01:30:31
      • (――何の迷いもなく、ただ怒りだけで拳を握りしめ)
        (目の前の男の後頭部を、全力で殴ってやるという明確な意思の下)
        (騎士団の廊下を踏みしめならが駆け出した一つの影と)
        -- グラス 2014-09-07 (日) 01:31:57
      • (――まるでそれを見越していたかのようにふらっと廊下の横合いから現れて)
        (グラスが駆け出すその出鼻を挫くようにグラスに轢き殺されたおっさんの姿だった)
        (勢いを殺しそこねたグラスの肘がおじさんの鳩尾を直撃して「ぐふぅ!」という苦悶の声が漏れる)
        -- シノ 2014-09-07 (日) 01:33:48
      • (ドタン!という音に何事かと振り返ったが、何やら理解し難い光景が広がっていたので、そのまま興味をなくしたように廊下の先へと歩き出す)
        (やがてその姿は廊下の角に消えて、見えなくなった) -- エアルドール 2014-09-07 (日) 01:35:17
      • (一部始終を側面から眺めていたが、何が起こったのかが分からず立ち尽くす)
        (正確に言えば何が起こったのかは分からなかったが、誰が怒ったのかは分かっていたので、言葉をかけられずにいた)
        (見ようによっては少年の上に覆いかぶさるおじさんの危ない光景が広がっていて、なんとも言及しがたいのも事実だった)
        -- アベルティオ 2014-09-07 (日) 01:37:00
      • ………。
        (少し、シノの下で暴れていたが、やがておとなしくなり)
        シノ、さん。いいです。わかり、ました。
        ……もう、大丈夫ですから、腕、離してください。
        もう、大丈夫、です。
        (鼻孔から興奮を逃がすように息を吐きつつ、タップを主張する)
        -- グラス 2014-09-07 (日) 01:41:48
      • ああー……いや、ごめんごめん。
        昨日も飲んでてさ……なんかふらふらするなーって思ったら知り合いいて声かけようと思ったら、エルボー食らっちゃったよ。
        やあ、アベル君。奇遇だね。(グラスの上から退いて、無表情で手を挙げる)
        -- シノ 2014-09-07 (日) 01:43:07
      • ……偶然出会った相手の腕極めるとか、趣味なら辞めたほうがいいですよ。
        (言い訳も適当なシノを見て嘆息して立ち上がる)……まあ、少しだけ感謝してますけど。
        (結局のところ、あのエアルドールという男を怒りに任せて殴っていれば、自分の立場も危うかった)
        (そういう意味では、シノという男に助けて貰ったとも言える。少しだけ冷静になった頭で思い、目を伏せた)
        -- グラス 2014-09-07 (日) 01:59:19
      • んー、まあ。何のことかは正確には分からないけど、感謝されるのは気分いいねぇ。
        ……ああ、あとアベル君。(ちょいちょい、と注意を促すように声を掛ける)
        -- シノ 2014-09-07 (日) 02:14:25
      • ……え?
        (苦笑いをしながら顔を上げた瞬間……拳を振りかぶるグラスの姿が見えた)
        -- アベルティオ 2014-09-07 (日) 02:27:16
      • (振りかぶった拳を叩きつけようとして)
        (その拳が、死角である相手の左側に向けて放たれていることに気づいて、腕を強引に止めた)
        (相手の死角からの攻撃であること以上に、その攻撃を避けようとも受けようともしていない相手に、更に腹が立ったというのもある)
        (一発殴って終わりにしようと思っていた自分の中で、灼熱の怒りが燃えるのを感じながら、胸ぐらを掴みあげて壁に押し付ける)
        -- グラス 2014-09-07 (日) 02:56:32
      • (今度こそ)
        (本当に、相手が何に激昂しているのか、理解出来なかった)
        (だが、そのグラスの表情は紛れも無く本気の怒りで歪んでおり)
        (だから、一切の抵抗もせずに壁に追い詰められていた)
        (先ほど、エアルドールの顔があった位置に、グラスの顔があった)
        -- アベルティオ 2014-09-07 (日) 02:58:13
      • (自分の声が男にしては高すぎることも、自分の顔に歳相応の迫力がないことも知っていた)
        (だから、臓腑から絞り出すような声で、目の前の騎士団長に告げる)
        ……貴方が、どんな理由で騎士を目指して、この騎士団に入ったのかは、知らない。
        常翔騎士団でどういう扱いを受けて、なんで僕達の団長をやってるかとか、何も……僕は知ってない。
        でも。
        どんな理由があっても、あれだけ馬鹿にされて、ヘラヘラしてるのだけは、僕は許せない。
        -- グラス 2014-09-07 (日) 06:18:09
      • (その静かな恫喝には迫力があった。喉元まで出かけた反論が引っ込む程度には)
        (俺は確かな圧力に胸を押されながらまっすぐにグラスを見つめ返す)
        (グラスはその視線を真っ向から睨みつけていたが、やがて何かに気づいたように視線を逸らして、舌打ちをして俺の身体を離す)
        (面白くなさそうに聞こえよがしに溜息を吐いて、エアルドールとは逆の廊下に、早足で去っていった)
        -- アベルティオ 2014-09-07 (日) 06:20:09
      • ……いやはや、若いっていうのは、いいもんだねって思うよ。今の君たちには足枷くらいにしか思えないだろうけど。
        ……怒らせちゃったね。グラス君。
        -- シノ 2014-09-07 (日) 06:21:30
      • そう、です、ね。
        ……返す言葉も、なかったです。
        本来は……やっぱりグラスが言う通り、俺が殴りかかるところでした……?
        -- アベルティオ 2014-09-07 (日) 06:22:31
      • うーん。どうだろうね。
        (グラスの去っていった方向を横目で見ながら)……彼も途中から理解した通り、暴力じゃ何も進展しないからねぇ。
        一時はスッキリするかもしれないけど、それ止まりだ。そういう意味では、君のように鞘に刃を収めたままというのも賢い選択だと思う。
        それに、彼はあれだろう。例のエアルドール正規騎士団長さんでしょう?
        君が『分が悪い』と思うのも無理は無いと思う。おっさんから見てもね。
        -- シノ 2014-09-07 (日) 06:24:47
      • (騎士団の構造から言えば、エアルドールは自分の元上官となる。波風を起こさないのもまた正しい選択だとシノは告げていた)
        (だが、シノは薄く笑って問いを投げてくる)
        -- アベルティオ 2014-09-07 (日) 06:26:28
      • おっさんは途中から立ち聞き立ち見してた趣味の悪いおっさんなんだけどさ。
        それと似たようなモノだったはずのグラス君が、なぜあんなにエアルドール君に激昂したと思う……?
        君は、それがちゃんと理解っているのかな。
        (顎鬚を撫でながら、団長に向けて尋ねる)
        -- シノ 2014-09-07 (日) 06:28:20
      • ……それは。
        同じ、騎士として……グラス本人が言われたら腹の立つ言葉を……。エアルドールが俺に向けて言ったからでは、ないんですか。
        -- アベルティオ 2014-09-07 (日) 06:29:10
      • 回答としては、それでは50点だよ、アベル君。
        では何故、その言葉をあの正規騎士団長様が君に向けて投げたら、グラス君の腹が立つのか……そこまで考えないと。
        君と彼は、昔からの仲良しなのかい?
        愚弄され、嘲笑されたら腹が立つような深い間柄なのかい?
        ……違うよね。君達の間にそんなに個人として深い何かはまだないと思う。
        じゃあ……なんでだと思う?
        -- シノ 2014-09-07 (日) 06:32:12
      • (ふと、脳裏に閃くものがあった)
        ……俺が。
        俺が、騎士団長だから、ですか。
        -- アベルティオ 2014-09-07 (日) 06:32:57
      • (口元だけ動かす笑顔を見せ)そうだね。
        そこまでしっかりと答えられて、ようやく100点だよ。
        ……君が彼の侮辱や愚弄をガマン出来るかどうかは問題じゃないんだ。
        グラス君やおっさん、他の団員にとっては、君はアベル君であるのと同時に、自分が仕えるべき団長なんだよ。
        だから、そんな相手が簡単に嘲弄されている様を見ていれば、腹が立つものだ。
        グラス君がエアルドール君に殴りかかった理由は、それだよ。彼自身、自覚はなかったみたいだけどね。あの様子だと。
        -- シノ 2014-09-07 (日) 06:38:53
      • ………。(少しだけ、目を伏せた)
        (そんなこと、考えもしなかった。自分がガマンをすれば丸く収まるのなら、そうしようと思っただけだった)
        (でも、結果的に、その臆病な賢さが、団員の暴走を招いた。アベル個人としては鞘に収めるべき刀は、騎士団の長としては鞘から抜く必要のある刀でもあったのだろう)
        (俺は、シノさんを見る)……すいません。
        -- アベルティオ 2014-09-07 (日) 06:41:03
      • いやいや、おっさんはおっさんだから。
        分かったようなことを言って煙に巻いて、茶化すだけだからね。
        君たちが自主的に気づくことこそが大事なんだろうから、おっさんは所詮分かったような口を利くおっさんなんだよ。
        それにさ、謝るならもっと謝るべき相手はいるだろうし、君が謝るべきはこんな失態に対してじゃないだろう?
        -- シノ 2014-09-07 (日) 06:42:52
      • はい……。俺、ちょっとグラスを追いかけてきます。
        すいま、いや……ありがとうございました、シノさん。
        (頭を下げて、グラスの去っていった方向を見る)
        -- アベルティオ 2014-09-07 (日) 06:45:03
      • いいよいいよ、同じ騎士団員だろう?
        ああ、そうだ……礼の代わりと言っちゃなんだけどさ、おっさんから一つだけ質問させてもらっても、いいかな。
        アベル君……さっきのエアルドール君からの恫喝さ。
        なんでガマン出来るんだい……?
        -- シノ 2014-09-07 (日) 06:46:17
      • (駆け出そうとしたところを呼び止められて、つんのめる。そして、質問の意味が分からずに眉根を寄せる)
        ……なんで、って。えっと。
        別に、ガマンできるから、としか……。
        えっと、それ、何かおかしい、ですか……?
        -- アベルティオ 2014-09-07 (日) 06:47:31
      • いや、いやいや、ありがとう、参考になったよ。
        んじゃ、グラス君には宜しく、言わないでね。またおっさんが余計なこと言ったと思われちゃうからさ。
        じゃあ、頑張ってよ、団長さん。(手をひらひらと振る)
        -- シノ 2014-09-07 (日) 06:48:24
      • ……? あ、じゃあ、はい。
        (今度こそグラスが去っていった方向に走りだした)
        -- アベルティオ 2014-09-07 (日) 06:50:13

      • (その後姿を、口元だけの笑顔で見送りながら、思う)
        (アベルティオ・ゼクシーズにとって、左目の視力を失う間接的な原因となったのは、エアルドール・リトヴィヒであることは知っていた)
        (それは公然の秘密であり、暗黙の了解であり、言葉を向けてはならない暗部であった)
        (エアルドールがこの騎士団の内部権力をある程度着る事ができるということを知っていたので、然程そこを不自然には思わなかった)
        (だが、それにしてもエアルドールのアベルティオに対する態度は、過剰なものであり、それに対するアベルティオの反応も余りにも不自然だ)
        -- シノ 2014-09-07 (日) 06:53:25
      • ……普通ね。
        片目の視力を奪われて、その原因となった相手に敬語を使い、へりくだり……。
        あまつさえ嘲弄されて『ガマン』をするというのは、少しばかり人間離れをしているように見えるよ、ボクにはさ。
        そんなこと、普通の人には絶対出来ないし、出来たところで本人に何の得もないものだ。
        その割に、君はグラス君の情緒には興味も理解もあるような反応を示す。
        ……君は何なんだろうね。(分かったようなことを、分からないように言いながら、シノは一人、廊下で肩を竦めた)
        -- シノ 2014-09-07 (日) 06:55:58
  • 【壱の2】 -- 2014-08-31 (日) 20:55:53
    • ――ということで。
      ……いち早く、顔合わせは済んでたみたいだけど。ここにいる六人が当面の本騎士団のメンバーになってる。
      ここの備品や施設は自由に使っていいらしいし、小隊の騎士団として正式な登録もある。
      本日というより、先日付で安心して騎士団としての活動をしていいみたいだ。
      ここまでで、何か言いたいことがあるなら、遠慮なく言ってくれ。
      -- アベルティオ 2014-08-31 (日) 21:03:45
      • ジニーは褐色と日焼け後は別のジャンルなので常々表記を正しく分けていただきたいと思っています。 -- ヴァージニア 2014-08-31 (日) 22:17:40
      • うん、悪い、騎士団に関係有ることで言いたいことがあるなら遠慮なく言ってくれ。
        一応……まだ拙くはあるがこの騎士団の団長であるから、答えられることは答えていきたいんだ。
        -- アベルティオ 2014-08-31 (日) 22:19:00
      • あ、あの、いいですか……(おずおずと手を挙げる)
        (促されると申し訳無さそうに上目遣いで周りを伺い)
        その……わ、私、実戦経験がないんですが……大丈夫でしょうか……。
        六人で小隊を組むときって、役割を担うんです、よね……?(教科書通りのシックしマンワンセルを思い浮かべながら)
        -- チャセ 2014-08-31 (日) 22:21:27
      • ……確かに、非番の時は冒険者として登録をして在野で金策をする必要は出てくる。
        こっちも役所仕事じゃない分、収入がなければ立ち行かなくなる。
        常翔騎士団本部からも運営費は出るが、あくまで働きに見合った分だけだからな……。
        必然的に完全非戦闘員である派遣内勤のヴァージニア以外は登録してもらうこととなる。
        -- アベルティオ 2014-08-31 (日) 22:23:08
      • その代わり皆様の身の回りのお世話により、円滑な活動を支えさせていただきます。
        ご安心ください、仮眠ベッドの下を掃除し、見つけたものを机の上にきちんと角を揃えて並べたりしますので。
        -- ヴァージニア 2014-08-31 (日) 22:26:03
      • ………? あ、あの、何の話を……。 -- チャセ 2014-08-31 (日) 22:27:16
      • ジニーの言葉は真面目に聞いてたら脳が腐るから聞き流していいと思う。 -- グラス 2014-08-31 (日) 22:27:52
      • 良く言われます(ぶい) -- ヴァージニア 2014-08-31 (日) 22:28:26
      • 言われるなら直せよ。
        ……確かにチャせは少し心配だろうけれど、初心者には相応の依頼しか回ってこないだろうし、
        段階を経て少しずつ難度が上がるようにもしてくれるみたいだから、そう心配しないでいい。
        ただ、手を抜くのは少し不味い。一応、訓練も兼ねているので、その点だけ意識してことに望んで欲しい。
        -- アベルティオ 2014-08-31 (日) 22:30:24
      • (小さく嘆息して)安心していいとは思うよ。
        聞いた話によれば最初は狼や鼠、コボルト程度を相手にする簡単な依頼だって聞いてる。
        仮にも騎士団の団員だし、実戦の訓練も積んでるわけだから、大丈夫だろう。
        チャセがよっぽどの間抜けで、かつ死ぬほど油断するような人間なら分かんないけど。
        -- グラス 2014-08-31 (日) 22:38:56
      • そ、そうですよね……超巨大ムカデが出るわけでもないですし……。 -- チャセ 2014-08-31 (日) 22:40:04
      • おっと、皆様にお茶を配ろうとしたらグラスさんのコップにだけヒビが。 -- ヴァージニア 2014-08-31 (日) 22:40:50
      • ま、設備自体はそれほど恵まれてるってわけじゃなさそうだしなぁ。(ひび割れたコップを見て肩を竦める)
        老朽化については他人のこととやかく言えないけど、その辺も注意していったほうがいいかもな。
        特に、ディナーシュ君なんて、銃だろう? 定期的にメンテナンスを入れないと射線が歪んだりするらしいじゃない。
        -- シノ 2014-08-31 (日) 22:43:12
      • 心配無用だ。
        このディーーーーーーーーーナーシュ・ロックニー、射線が歪んだとしても、格好いい。
        -- ディナーシュ 2014-08-31 (日) 22:45:03
      • 伸ばし棒ってそこに挟んでもいいんだ。割りとフレキシブルなんだねぇ。 -- シノ 2014-08-31 (日) 22:45:42
      • 設備については、今後の働きに応じてという回答は貰ってる。
        ただ、あまりにも即時にどうにかしないといけない物については重ねて申請しておく。
        さしあたって人員が補充された時に、椅子もないとあってはあまりに不便過ぎる。
        悪いな、ジニー、会議中立っててもらって。
        -- アベルティオ 2014-08-31 (日) 22:47:17
      • 構いません。基本肉体労働の徒ですし、こうしてただぼーっと皆さんの話を聞き流しつつ突っ立っているだけで時給が発生していると思うとヨダレが止まりませんから。 -- ヴァージニア 2014-08-31 (日) 22:48:15
      • 聞き流すなよ。聞き留めろよ。
        ……まあ、近々で設立した騎士団に大型の依頼が回ってくることなんか稀だから、しばらく冒険に注力してもらうことにはなると思う。
        収集を掛ける際はギルドへの連絡は勤務時間外なら俺が、勤務時間内ならジニーの方からしておく。
        ギルドとの提携も確立してから十数年経つ、そのへんは多分抜かり無く執り行えると思う。
        -- アベルティオ 2014-08-31 (日) 22:51:02
      • ――ひとつ。
        もし質問がそこにあるとすれば、質問がある。
        -- ディナーシュ 2014-08-31 (日) 23:02:55
      • うん。うん? うん。
        よく分からないけど、どうぞ。
        -- アベルティオ 2014-08-31 (日) 23:03:24
      • ……通常のギルドの冒険者は、ギルド内で小団を組み、任務へと赴く。
        この騎士団を一つのギルドとするなら、天空の庭に咲く一輪の華、ヴァージニア嬢が非戦闘員となって小団を作れなくなる。
        ここの欠員を外部から補充して、美しき小団として活動するのか……?
        -- ディナーシュ 2014-08-31 (日) 23:13:18
      • 割りとまともな質問が飛んできたのが今日一番の驚きだよ。
        それについても説明する必要があったな。基本的に冒険者の依頼については騎士団員には別行動で動いてもらう。
        欠員を補充するという形ではなく、他のギルド員と連携を取って任務を進めて行くことになってる。
        -- アベルティオ 2014-08-31 (日) 23:16:20
      • ……騎士団内での連携は、冒険については不要だと? -- グラス 2014-08-31 (日) 23:16:47
      • いや、訓練自体はこの面子で行う事ができる。
        あくまで、正式な任務では他所の欠員補充に乗っからせてもらうっていう形になるってだけだ。
        -- アベルティオ 2014-08-31 (日) 23:18:48
      • ま、その方が依頼を回してもらえる率高いからねえ。仕方ないって感じだね。
        意外といえばおじさんも意外だったよ。ディナーシュ君、そういうのを気にするタイプなんだね。
        -- シノ 2014-08-31 (日) 23:27:04
      • 無論。
        このディナ.*・゜゚・*:.。..。.:*・゜シュ・ロックニー。自身と自身の周囲の人間には注意を図る男だ。
        なにより、オレは狙撃手だ。狙った獲物を撃ちぬくには、隊列が重要だからな。
        -- ディナーシュ 2014-08-31 (日) 23:28:49
      • な、何か飛び散りましたよ! キラキラしたものが……! -- チャセ 2014-08-31 (日) 23:29:19
      • イケメニウムだ。触ると――イケメンになる。 -- ディナーシュ 2014-08-31 (日) 23:29:54
      • い、いやぁ……わ、私、イケメンになんてなりたくないよぉ……(ふるふる) -- チャセ 2014-08-31 (日) 23:30:26
      • (ディナーシュとシノに何か言おうかと口を開いたが、まあいいかと言葉を飲み込み)
        分かった。じゃあ基本待機、あるいは冒険者任務についていればいいってわけですね。
        ……分かりました。これは、団長も例外ではないんですよね。
        -- グラス 2014-08-31 (日) 23:32:11
      • まあ、例外に置く理由がないからな……。デスクワークのほとんどはジニーに任せる予定だし。
        何より、机上で仕事がしたいなら騎士団なんて場所を志望しないだろ。
        -- アベルティオ 2014-08-31 (日) 23:36:17
      • ……分かりました。
        じゃあ、その上で今日の依頼は。猫でも探せばいいんですか。
        -- グラス 2014-08-31 (日) 23:40:54
      • ……ご名答。ちなみに明日もそうなので、冒険初日分の依頼書は預かってきたよ。
        (言いながら、全員分の冒険者依頼書を円卓に置く)
        -- アベルティオ 2014-08-31 (日) 23:42:02
      • ……ありがたすぎて涙が出てきそうですよ。(肩をすくめてその依頼書を手にとった) -- グラス 2014-08-31 (日) 23:42:51
  • 【壱の1】 -- 2014-08-26 (火) 22:14:12
    • (早朝。その部屋のドアの施錠が開いている事に気づき、眉根を寄せる)
      (そのまま扉を押すと、やはり鍵が掛かっておらず、木製の扉は内側へと開く)
      (時刻は、まだ夜の帳も上がりきっていない早朝の五時だ)
      (嫌な予感がして、その『訓練所』の中を覗き込む)
      -- アベルティオ 2014-08-26 (火) 22:39:16
      • ……げ。
        (あからさまに嫌そうな顔をして、闖入者を見る)
        -- グラス 2014-08-26 (火) 22:40:16
      • いや……。『げ』はないだろ……。
        (荷物を置いて、軽く嘆息する)
        ……まさか先にこっちで顔を合わすとか。
        -- アベルティオ 2014-08-26 (火) 22:41:32
      • (麻布で顔を拭い)……それこそ、こっちの台詞ですが。
        わざわざ人のいない時間、訓練所を狙ったのに、嫌がらせですか?
        -- グラス 2014-08-26 (火) 22:42:48
      • 悪いが、こっちの訓練所のこの時間は俺の方が歴史深いよ。
        つまり被せてきたのはグラスの方だから、こっちこそ「げ」だよ。
        まあ、歴史が深いって言っても、ほんの一年前くらいからだけどな。
        -- アベルティオ 2014-08-26 (火) 22:44:49
      • ……肝に命じますよ。
        明日からは、絶対に時間をズラすと心に決めました。
        ――十字騎士団が和気あいあいと、仲良く訓練してると思われたら溜まったもんじゃない。
        -- グラス 2014-08-26 (火) 22:47:18
      • ……いや、流石に訓練の時間が被ったくらいでそれはないだろ。
        この時間帯、割りと他の連中も来るぞ。夜勤明けの奴らとか。
        流石に二人揃ったくらいでそれは、過敏が過ぎるんじゃないか……?
        -- アベルティオ 2014-08-26 (火) 22:48:44
      • あるいは、だがそれもオレ達を結びつける、運命の悪戯なのかもしれない。 -- ディナーシュ 2014-08-26 (火) 22:50:12
      • 悪い、突然最初から居たみたいに出てこないで。
        あと、過敏とか言って悪かった、これは和気あいあいと訓練しているように見えるわ、グラス。
        -- アベルティオ 2014-08-26 (火) 22:50:49
      • ……この人、僕より先に訓練所にいて、朝から滅茶苦茶欝陶しいんですけど。
        十字騎士団の団員って聞いて目眩起こしそうになりました。
        なんなんですこの人。頭おかしいんですか?
        -- グラス 2014-08-26 (火) 22:52:51
      • 午前中は割りとまとも、とかいうのを期待してたんだけど午前中も頭おかしいんだなって思ってる。
        ……まあ遅刻するよりは何倍もいいけど……この時間から訓練開始するタイプの人間なのか?
        (自分も軽装になってディナーシュに尋ねる)
        -- アベルティオ 2014-08-26 (火) 22:56:11
      • ……・愚問。
        このディナーーーーーーシュ・ロックニー。実質本日が所属初日とあって、睡魔すらオレの美しさにたじろぎ、近寄れなかっただけのこと。
        軽く、美しき汗を流して宿舎で休もうとしたのだが、思いの外、オレが格好良くてな……。
        -- ディナーシュ 2014-08-26 (火) 22:58:07
      • つまり入団初日が待ち遠しくて寝れなかったと。
        一汗かいてから寝ようと思ったけど思いの外白熱して寝るタイミングを失ったと。
        お前が退けたと思ってるその睡魔、多分五時判辺りに本気で襲い掛かってくるぞ。
        -- アベルティオ 2014-08-26 (火) 22:59:18
      • ……なんで普通に会話通じるんですか。ドン引きなんですけど。
        あとその体躯なのになんで小学生みたいなこと言ってるんですこの人。頭おかしいんですか?
        -- グラス 2014-08-26 (火) 23:00:34
      • 多分世界を『頭がおかしい人間』と『頭がおかしくない人間』に分けたら、頭がおかしくない人間達は皆こっち来んなって言うと思うし、頭がおかしい人間も多分こっち来んなって言うと思う。
        まあ、任務の間に軽く仮眠でも取れる時間があればいいな。
        -- アベルティオ 2014-08-26 (火) 23:02:39
      • この人訓練の方法も何もかも意味が分からないし、お陰で近くに寄りたくないし、本当滅茶苦茶ですよ。
        何より一番腹立つのは僕がこの人の方向くといっつもこっち見てるんですよ!! どんなタイミングでも!!
        しかも妙に格好いい様になってるポーズで!! 気になってしょうがない!!
        -- グラス 2014-08-26 (火) 23:09:10
      • いや、それはお前が気にしなければいいだけなんじゃ。 -- アベルティオ 2014-08-26 (火) 23:09:41
      • んじゃ一回団長この人の隣で訓練してみてくださいよ!! この人他人の気を散らせる天才だと思う!! -- グラス 2014-08-26 (火) 23:10:42
      • フッ……このディナーーーーーーーシュ・ロックニー。
        一度コンサートに貴婦人とデートに行き、一言も喋らなかったのに「うるさい」と言われてフラれたことがある!!
        -- ディナーシュ 2014-08-26 (火) 23:11:49
      • 存在がうるさかったんだろう。分かる。
        ただ、訓練くらいでそんなに大騒ぎしてたら、実際に実地で任務ってなったときに支障が出ないか?
        -- アベルティオ 2014-08-26 (火) 23:12:48
      • (袖で汗を拭って、小さく嘆息する)
        ……まだ、このうるさい人だけならまだしも……。
        -- グラス 2014-08-26 (火) 23:22:27
      • (がちゃ、と訓練所奥の扉が開いて)
        っ、あ、あの! う、打ちなおして、見ました……! ほら、さっき、ディナーシュさんの鎧の、この部分……!
        この部分が強い衝撃で凹んでたんです、けど……裏から打ちなおして、直してみました……!
        ほら、それだけだと、表面処理が甘いので、軽く熱を与えて曲線になるように仕上げてみて……!
        きっと、使い心地、いいと、思いますので……! 是非……! (興奮気味に鎧を差し出す)
        -- チャセ 2014-08-26 (火) 23:24:51
      • ………。
        ……これは。
        和気あいあいって言われるわ……。
        あとチャセ、なんであんなに興奮してるんだ。……あんなキャラだっけ。
        -- アベルティオ 2014-08-26 (火) 23:26:45
      • ……最初僕らと鉢合わせて、すぐさま帰ろうとしてたんだけど。
        その時引き止めたディナーシュの軽鎧に凹みをみつけて、今の今まで奥に篭ってたっぽいです。
        ……彼女、鍛冶騎士だって聞きましたけど。
        -- グラス 2014-08-26 (火) 23:28:31
      • 元からディティールも細かくて素晴らしい鎧だと思っていたんですけど、実際打ってみて鉄と鋼の二重構造になってることに気づいたんです……!
        これって大変なんですよ……! 比熱が違うから曲面仕上げにするときに1度単位での管理が必要なんです……!
        強く叩きすぎれば鉄が凹み、最悪鋼が割れてしまう、繊細な技術の結晶とも言っていいです……! ディナーシュさん、大切にしてあげてくださいね……!
        -- チャセ 2014-08-26 (火) 23:30:21
      • ……うん。 -- ディナーシュ 2014-08-26 (火) 23:30:55
      • あっ、ディナーシュ・ロックニーが引いてる……! すげぇ……!!
        ……ああ、そうか、好きなことになるとああなるタイプの子なのか、チャセは。
        -- アベルティオ 2014-08-26 (火) 23:31:43
      • なるべく、備品の剣や鎧へこませないように訓練しようって思います。 -- グラス 2014-08-26 (火) 23:32:48
      • ……!! はっ、だ、だだだだ、団長さん……!!
        えっ、なんで……えっ……! いつの間に……!
        誰もいないこの時間なら備品整備し放題だと思って来たのに……まさか皆も同じ気持ちで……?
        -- チャセ 2014-08-26 (火) 23:34:08
      • いや、ないから。 -- グラス 2014-08-26 (火) 23:34:33
      • (そうじゃないとしたら……まさか……! 目的は、私……?)
        (まさかの騎士団三すくみ……? 真夏の恋のトライアングル包囲網待ったなし……?)
        (そんな……困る……! 私まだ一人前の騎士にもなっていないのに、一人前の女にされちゃう……!)
        -- チャセ 2014-08-26 (火) 23:40:26
      • なんで一転怯えるような視線になったんだ……。 -- アベルティオ 2014-08-26 (火) 23:41:27
      • このディナーーーーーーーーーーーーシュ・ロックニー。
        婦女子とデートに行き、1G単位で割り勘にした時に似たような視線を浴びたことがある。
        -- ディナーシュ 2014-08-26 (火) 23:42:54
      • ……まあ、さっき彼女が僕たちが居た訓練所に入ってきた時も、似たような目してましたし。
        もう絶対この時間帯に訓練やめようって思いました。
        -- グラス 2014-08-26 (火) 23:44:11
      • まあこうやって訓練所で談笑してるっていうのも常翔騎士団の中じゃ珍しくもあるしな……。
        他の団の人間が居ないから許されてる部分もあるし。
        -- アベルティオ 2014-08-26 (火) 23:45:04
      • 訓練所は訓練するところですから。茶番に付き合ってられないんですよ。
        少なくとも、集会以外で、任務以外で顔を合わせたいなんて思いませんし。
        -- グラス 2014-08-26 (火) 23:46:15
      • ……俺も大概自分に正直だけど、グラスは筋金入りだな。 -- アベルティオ 2014-08-26 (火) 23:47:16
      • 性分ですから。
        それに……こんな妨害くらいで一度やると決めた訓練を投げ出す程、心根も弱くないです。
        ……貴方達とは、違うんですから。
        (言いながら、少しふらつきつつ木剣を再び手に取る)
        -- グラス 2014-08-26 (火) 23:48:31
      • (その後姿に、何故か自分と似たようなものを感じる。恐らく自分以上に視野が狭いために、自分以上に追い詰められてるのだろう)
        (せめて、まあ仮初めの団長であっても団長らしいことをしようと、肩をすくめた)
        ディナーシュ、チャセ。先に集会所に行こう。邪魔しちゃ悪い。
        -- アベルティオ 2014-08-26 (火) 23:50:18
      • そうだな。オレの格好良さ、今日一日分くらいはグラスに補充出来たとオレも思っている。
        訓練が格好いい男は、訓練を終えた後も格好いいことを、次は団長に教えてやろうじゃないか。
        -- ディナーシュ 2014-08-26 (火) 23:51:13
      • (やがて私の小さな体躯は容易に持ち上げられ、まるで玩具のように――)ふぁ、ふあぃ!?
        あ、そ、そうですね……い、行きます……待機、してます。
        -- チャセ 2014-08-26 (火) 23:53:21

      • (ガチャ、と扉を開け)
        おやぁ……。 皆お揃いで。
        奇遇だね、それとも若人達で集まって一緒に訓練ってわけかなぁ。
        何にせよ仲良く和気あいあいっていうのはいいよね.
        ってあれ、おじさん置いてけぼり? おーい、ちょっと団長?
        おじさん来たばっかりなんだけど? ははは。あ、グラスくんまた後でねぇ。
        (ひらひら手を振って出て行く)
        -- シノ 2014-08-26 (火) 23:56:25

      • (一人、訓練所に残って木刀を振りながら)
        馬鹿……ばっかりだ……っ。
        -- グラス 2014-08-26 (火) 23:59:45
  • 【零の3】 -- 2014-08-23 (土) 22:24:35
    • お、おおお、遅れ、遅れましっ……!!(勢い良くドアを開ける) -- チャセ 2014-08-23 (土) 22:41:04
      • ――遅れた。すまない。(勢い良くドアを開ける)) -- ディナーシュ 2014-08-23 (土) 22:41:49
      • (ディナーシュが開いたドアが滑ってきて閉まる) -- チャセ 2014-08-23 (土) 22:43:08
      • (チャセが開いたドアが滑ってきて閉まる) -- ディナーシュ 2014-08-23 (土) 22:43:34
      • ………。
        ……いや、良くなるけど、それ。襖とかでも良くなるけど……。
        (何やら謝っている声と、それを許している声が聞こえてくる)
        (ほっと一息着いたところで)
        -- アベルティオ 2014-08-23 (土) 22:45:29
      • あ、あの、遅れました……!(ドアを開く) -- チャセ 2014-08-23 (土) 22:46:02
      • 世界が俺を置いていったとも言う。(ドアを開く) -- ディナーシュ 2014-08-23 (土) 22:46:25
      • (ディナーシュが開いたドアが滑ってきて閉まる) -- チャセ 2014-08-23 (土) 22:46:49
      • (チャセが開いたドアが滑ってきて閉まる) -- ディナーシュ 2014-08-23 (土) 22:47:14
      • どっちかのドアから一緒に入ってこいよ!! -- アベルティオ 2014-08-23 (土) 22:47:54
      • (がたんがたん!と音がして慌ててドアが開き)
        すすすすす、すいません、団長さん……!
        遅れっ、遅れましっ……!(ぺこぺこ謝る小さい少女)
        -- チャセ 2014-08-23 (土) 22:49:43
      • すまない。時間だけは、どんなに声を掛けても、どうしてもオレになびいてくれないらしい。
        ディナーシュ・ロックニー。ようやく、時に追いつけて、ここに参上……。
        -- ディナーシュ 2014-08-23 (土) 22:52:35
      • ………まあ、一応、召集命令自体が届いてなかったっていう危惧だけは無駄に出来て良かったと思うが。
        ……ええと、そっちの子は、チャセ、で合ってるかな。
        -- アベルティオ 2014-08-23 (土) 22:53:51
      • ひゃはい!? は、はひ……!
        ちゃ、チャセ・アルテサオン……ででで、です。
        (がっちがちに緊張した状態で姿勢を正す小さいの)
        -- チャセ 2014-08-23 (土) 22:55:32
      • ……(上から下まで眺める。グラス以上に、騎士団という場所には異質な存在にも思える)
        (ただ、それでもここに居るということは、何らかの技能を持っているか……あるいは持っていないからここに来たかのどっちかだろう)
        ……一応、聞いていいか、二人とも。
        朝、集合の時間って何時って連絡来てた。
        -- アベルティオ 2014-08-23 (土) 22:57:35
      • く、くく、九時です!! -- チャセ 2014-08-23 (土) 22:58:00
      • ……今何時? -- アベルティオ 2014-08-23 (土) 22:58:23
      • 答えよう。九時であると。 -- ディナーシュ 2014-08-23 (土) 22:58:44
      • 二十一時だよッ!!
        一瞬あれ、俺がおかしいのか!?って思うからきょとんとした顔するな!?
        ……もうジニーだいぶ前に帰ったぞ。色々書類書く必要あったから残ってただけで。
        一応聞くけど、何で遅れたの、二人。
        -- アベルティオ 2014-08-23 (土) 23:00:19
      • ……い、一応、時間通りに来れる、馬車には乗ったんですけど……。
        いつのまにかうとうとっとしてて……。
        気づいたら終点通り越して馬車小屋に居て……。
        -- チャセ 2014-08-23 (土) 23:02:16
      • オレは、新しい騎士団での新しい門出とあって、ばっちり決めて行こうとしたんだ。
        そしたら、どうだろう、鏡の向こうに絶世の美男子がいるじゃないか。
        どうにかしてその美男子よりもさらに美しく格好いいディナーーーーーーシュ・ロックニーになろうと思って努力をしていたら、この時間だ。
        -- ディナーシュ 2014-08-23 (土) 23:03:56
      • それぞれ通うべき別の病院行け -- アベルティオ 2014-08-23 (土) 23:04:27
      • 安心しろ――勝負には勝ってきた。 -- ディナーシュ 2014-08-23 (土) 23:04:57
      • 勝てるわけないだろ!! そこに居たのは鏡に映ったお前だよ!!
        ……やばい、頭痛い……。
        もう今日はいいから、明日改めて、他の団員が居るときに色々話すよ。
        明日は、遅れずに来てくれればいいから。
        -- アベルティオ 2014-08-23 (土) 23:06:45
      • ……っ。
        (そんな風に、優しくしてもらったこと、初めて……)
        (何でそんな風に優しくしてくれるんだろう……)
        (もしかして、この団長さん……わ、わわわ、わたしのこと……!!)
        と、友達から始めてさせてください……!!
        -- チャセ 2014-08-23 (土) 23:08:58
      • いや、心配しなくても同僚から始まるから。
        ……顔真っ赤だけど大丈夫なのか、チャセ。
        -- アベルティオ 2014-08-23 (土) 23:11:58
      • (な、名前で呼ばれてるーーっ……! と真っ赤になる顔)
        や、優しくしてください……。
        -- チャセ 2014-08-23 (土) 23:12:44
      • ……遅刻しなきゃ優しくするから。
        ディナーシュの方も、いいかい、それで。
        -- アベルティオ 2014-08-23 (土) 23:13:40
      • ――構わない、と言ったら嘘になる。だが、オレは優しい嘘は大好きだ。 -- ディナーシュ 2014-08-23 (土) 23:14:27
      • OK、ってことな(なんか慣れてきた)
        ああでも、そうか、一応書類だけは書いていってもらおうかな。
        明日の朝配ろうと思っていたんだが、簡易署名か捺印だけでいいので。
        (備品申請書等の書類を円卓に滑らせる)
        -- アベルティオ 2014-08-23 (土) 23:16:39
      • (婚姻届だったらどうしよう婚姻届だったらどうしよう婚姻届だったらどうしよう)
        (あ、良かった……普通の書類だ……!)
        こ、ここに署名をすれば、いいんですか……?
        (円卓の椅子の一つにちょこんと腰掛けて、耳を動かす)
        -- チャセ 2014-08-23 (土) 23:17:45
      • ふん、いいだろう。
        それくらい、このディナーーーーシュ・ロックニーには造作もないということを、ここで証明してやろう。
        (椅子を引いて腰を掛ける)
        -- ディナーシュ 2014-08-23 (土) 23:18:42
      • あ、ディナーシュそこやばい。その椅子ぶっ壊れてる。
        (グラスが粉々にしたのを組み直した椅子だったので忠告をする)
        -- アベルティオ 2014-08-23 (土) 23:19:30
      • ( ――優雅に)
        (  ――そして、美しく)
        (   ――椅子が粉々にぶち壊れて後頭部からすっ転ぶ)
        -- ディナーシュ 2014-08-23 (土) 23:20:46
      • (そのスローモーションが掛かってそうな大転倒と、ちょっと引くくらいの鈍い音がした後頭部への心配で唖然とする)
        ……ディナーシュ。頭大丈夫か……。
        -- アベルティオ 2014-08-23 (土) 23:22:02
      • ……団長。
        後頭部からぶっ倒れるディナーシュ・ロックニー。
        ……まさかとは思うが、格好良くなかったか……?
        -- ディナーシュ 2014-08-23 (土) 23:23:02
      • ……大丈夫じゃなかったみたいだな。格好良かったよ。
        それとその隣の穴が開いた椅子以外のやつに座ってくれ。
        そっちのは、一応備品請求出来るようになったら処分するから。
        ……? どうしたチャセ。
        -- アベルティオ 2014-08-23 (土) 23:24:34
      • (今のディナーシュさんの転び方……膝がLの字だった……)
        (もしかして、これってLOVEのLってこと……?)
        (えっ……えっえっ……そんな、困る……困るよぉ……!!)
        -- チャセ 2014-08-23 (土) 23:25:53
      • ……具合が酷く悪そうだ……。書類の署名だけ終わったらやっぱりすぐ帰ったほうがいいなこれ。 -- アベルティオ 2014-08-23 (土) 23:29:20

      • よし。初任務終了というところだな。
        署名をするオレ、どう、格好良かっただろ……?(歯を光らせる)
        -- ディナーシュ 2014-08-23 (土) 23:30:12
      • 訂正印押す前までは格好良かったよ。
        チャセ、出来れば帰りの馬車では居眠りするなよ?
        -- アベルティオ 2014-08-23 (土) 23:30:52
      • は!! …………。
        (無言で蹲る)
        -- チャセ 2014-08-23 (土) 23:31:30
      • ……どうした。大丈夫か。
        ていうか、何があったの、今。
        -- アベルティオ 2014-08-23 (土) 23:32:34
      • …………ひ、ひた(舌)を、は(噛)みまひた……。 -- チャセ 2014-08-23 (土) 23:33:20
      • 『は』で噛んだやつ初めて見たよ!! ていうか噛めないだろ、『は』の発音じゃ!!
        あーもう、ゆっくり休んでそれも治してこい。また明日。
        今度は全員揃って、な。
        -- アベルティオ 2014-08-23 (土) 23:34:39
      • (ビシッ、と格好いい角度で指さして)それは――こっちのセリフだぜ、団長。 -- ディナーシュ 2014-08-23 (土) 23:36:06
      • いや、こっちのセリフだろ。どう考えても。
        お前らが遅刻したから全員揃わなかったんだろうが。
        -- アベルティオ 2014-08-23 (土) 23:36:36
      • じゃ、じゃあ、団長さん……また、明日……。
        きょ、今日はすみませんでした……!
        (頭を下げながらドアから出て行く)
        -- チャセ 2014-08-23 (土) 23:39:21
      • オレに会えない時の方が、オレに会いたい気持ちが増すってことを、理解すると思うぜ、団長さん。
        (言いながらドアを開けて出て行く)
        -- ディナーシュ 2014-08-23 (土) 23:40:04
      • (ディナーシュが開けたドアに阻まれる) -- チャセ 2014-08-23 (土) 23:40:28
      • (チャセが開いたドアに阻まれる) -- ディナーシュ 2014-08-23 (土) 23:40:47

      • ……本気で先が思いやられる……。
        (痛む胃を片手で押さえながら、書類をひとまとめにした)
        -- アベルティオ 2014-08-23 (土) 23:42:08
  • 【零の2】 -- 2014-08-21 (木) 18:07:59
    • 悪ぃ悪ぃ、だいぶ気分良くなった。
      慣れない酒飲むもんじゃないな。(口元だけで笑い、円卓に着く)
      -- シノ 2014-08-21 (木) 18:14:32
      • (シノと二つ以上離れた席を選んで円卓に着いた)
        (この詰所内では唯一の騎士団らしい設備である円卓の、二席が埋まる)
        (無言で円卓に頬杖を突き、不満を隠そうともせずに頬を膨らまして虚空を見る)
        -- グラス 2014-08-21 (木) 18:16:07
      • (身を正し、団長席に座るがどうもぎこちない)
        l(流れる、穏便とはいえない空気に多少萎縮している様子も見て取れる)
        -- アベルティオ 2014-08-21 (木) 18:21:37
      • 非常に和やかな滑り出しとなりましたね、十字騎士団は。ジニーはとても嬉しく思います。
        さて、本日の依頼と内容について、二、三ご説明をさせていただきたいと思います。
        -- ヴァージニア 2014-08-21 (木) 18:22:36
      • その前にいいかねぇ、ジニーちゃん。
        おじさん少しばかり質問させてもらいてぇんだが、おじさんとお喋りは嫌いかな。
        -- シノ 2014-08-21 (木) 18:23:50
      • 承りましょう、有料で。 -- ヴァージニア 2014-08-21 (木) 18:24:15
      • マジかよ……。もう女の子と話すのに料金が発生する年齢か……。
        ま、料金は給金から適当に引いておいてくれや。ちょっとこっちの方から、十字騎士団について質問があるんだよ。
        こういうのは最初が肝心だと、おじさんなりに思うからさぁ。
        -- シノ 2014-08-21 (木) 18:26:25
      • それならば、円卓を通じてアベルティオ団長様よりご説明いただけばよろしいのでは? とジニーは箴言します。 -- ヴァージニア 2014-08-21 (木) 18:27:14
      • (いや、俺に質問されても分からないが、という嫌そうな顔で、ただ立場上それを拒否するわけにもいかないので)
        (身を乗り出して質問を聞こうとしたところで――シノに、掌だけで制される)
        -- アベルティオ 2014-08-21 (木) 18:28:22
      • (アベルティオの方は、あえて『見ず』)
        (そちらに、掌だけを向けて、ヴァージニアを見つめたまま、言葉を続ける)
        まあ、落ち着こう。『それ』も関係ある話だからよ。
        (視線をグラスに向けて肩をすくめる。グラスは露骨に嫌そうな顔をした)
        ジニーちゃん、ちょっとさ、彼の経歴を教えてくれない?
        データは揃ってるだろうから、団長さんにも分かる感じで、適当に。
        -- シノ 2014-08-21 (木) 18:31:03
      • (何か自分が食卓に乗っているような嫌な感じがして眉根を寄せている) -- グラス 2014-08-21 (木) 18:32:20
      • ご要望とあれば。(こほん、と咳払いし)
        ――グラス・アーベント。
        本騎士団では新米であると同時に、常翔騎士団の在籍も本月で四ヶ月目のピカピカの新人騎士さんです。
        士官学校卒ではない在野からの志願兵であるため、士官学卒のアベルティオ様とは面識がないかと思われます。
        ですが入隊試験に於いての武術の成績は士官卒、在野、外部派遣の三陣営の中で一番の成績を収めております。
        御前試合において全て一本勝ちという輝かしい結果を残されておりますので。
        -- ヴァージニア 2014-08-21 (木) 18:40:36
      • へえ、その背と顔で随分なことだな。 -- シノ 2014-08-21 (木) 18:41:12
      • 背は関係ないし、顔はもっと関係ない。 -- グラス 2014-08-21 (木) 18:41:49
      • すぐに北方対策として『第三派兵部隊』へと配属が決まりましたが、わずか三ヶ月で異動となっております。
        その理由は、ジニーが閲覧出来る階層には存在していなかったため、皆目見当もつきません。
        -- ヴァージニア 2014-08-21 (木) 18:43:35
      • (身を乗り出して何かを言おうとしたグラスをこれまた手で制して)まあ、色々あるのさ、若いんだから。
        んで、じゃあ、このおじさんの経歴も少しだけ紹介してくれないかな。
        ああー、いや、いいか、自分で言おう。照れるわ。
        -- シノ 2014-08-21 (木) 18:45:15
      • いいですよ、ついでなので、私から申し上げましょう。 -- ヴァージニア 2014-08-21 (木) 18:45:47
      • そうかぁ? んじゃ、お願いしようかな。
        いや……やっぱりこういうのを目の前で聞くのはすこしばかり照れるな……。自分で言おうかな……。
        -- シノ 2014-08-21 (木) 18:46:31
      • そうなさいますか? ジニーはどちらでもいいのですよ?
        でも、シノ様がそう仰るなら、ジニーはお任せしても良いですが……♥
        -- ヴァージニア 2014-08-21 (木) 18:47:29
      • なんでイチャイチャしだした。 -- アベルティオ 2014-08-21 (木) 18:47:50
      • おじさんが照れてるの見るの、僕たち苦痛なんですけど。 -- グラス 2014-08-21 (木) 18:48:19
      • 若いやつら怖ぇな。
        んじゃ、まあ自分でかいつまむとだな。
        おじさんは、以前とある騎士団を率いたことがあるんだ。
        つまり今の、アベルティオ君……団長のいるポジション、その席に座ったことがある。
        ここよりもほんの少し大きな師団だったけど、最後はパッとさわやかにお別れしたんであんまり過去の栄光振りかざす感じじゃあないけどな。
        ……はい、そこでだ。
        一つだけ、そこで初めて、疑問が湧いてくる。
        (そこで初めて、シノの目がアベルティオに向けられる。同時人差し指が同じ方向を向く)
        -- シノ 2014-08-21 (木) 18:51:13
      • (なんとなく、言わんとしていることは分かった)
        (だが、円滑に話を進めるためにあえて疑問を投げる)……湧いてくる疑問、ですか。
        -- アベルティオ 2014-08-21 (木) 18:52:55
      • そう、疑問だ。
        アベルティオ・ゼクシーズ君。
        君の経歴は、残念ながらおじさんやグラス君よりも、ある種『有名』だ。
        そこは申し訳ないけれど、歴然とした事実であるので、認めて飲み込んで欲しい。
        その上で、これは悪意なく尋ねる質問なんだけれど、おじさんはこう思うんだ。
        ――『どうして君が、団長なのか』とね。
        実力に折り紙が付いているグラス君や、団長経験のあるおじさんを差置き、君がその席に座ることを、君自身はどう思っているのかなぁ。
        -- シノ 2014-08-21 (木) 18:56:33
      • (表情一つ変えずにシノの目を見て)
        付け加えるとするなら、エリートコースから軋轢で弾き出され、その軋轢によって左目の視力を失った片輪(カタワ)が。
        もっと言うなら、集合をかけて二日目にして、時間通りに全ての団員を集める事もできないカリスマ皆無な男が。
        まあ、更に付け加えるならそれほど知略に優れているわけでもない、成績で言えばオールCくらいの俺が団長な理由を聞いてるわけですね。
        -- アベルティオ 2014-08-21 (木) 18:59:02
      • 君は少しも表情を変えずにスラスラ自分の悪口が出てくるんだねぇ……。 -- シノ 2014-08-21 (木) 18:59:40
      • 歴然とした事実として、認めて飲み込んでるだけですよ。 -- アベルティオ 2014-08-21 (木) 19:00:19
      • 僕は別に、誰が団長だろうが、本当に心底どうでもいいんだけど。 -- グラス 2014-08-21 (木) 19:02:29
      • いやいや、これって結構重要なことだぞ、若人。
        騎士団っていうのはいわば手前が命を預ける先であり、それを指先で動かす団長っていうのは団員の命を預かってると言っても過言じゃない。
        それをな、例えば上からの指示で、嫌々その席に座っている誰かが指揮棒持ってるって考えたら、それはすげぇ怖いことだろ。
        騎士とは自分の騎士道に殉じるものである、とは言ってもな、そんな柵(しがらみ)の中から指示出されたらそれこそたまらないと思うんだが。
        ジニーちゃん、ちなみに彼が団長に据えられた理由、説明出来る?
        -- シノ 2014-08-21 (木) 19:05:54
      • はい。
        記録には、総長からの簡易指名とあります。
        -- ヴァージニア 2014-08-21 (木) 19:06:39
      • 簡易指名、つまり代理任命だ。横流しになって行き着く先として、顔もしらない誰かの指示で、君はここにいて、おじさんたちもここに流れ着いた。
        不満げなアベルティオ団長君やグラス君の気持ちも、おじさんにはよく分かるよ。
        おじさんたち騎士が、そして常翔騎士団という場所の下に流れる川は、思ったよりも流れが早いものだからね。
        一生懸命漕いできたんだろうが、結局流れついてしまったのがこことなればさ、不満も出るだろうさ。
        -- シノ 2014-08-21 (木) 19:10:16
      • (心を見透かされているような言葉に、面白くない顔で歯噛みする) -- グラス 2014-08-21 (木) 19:10:54
      • ……否定はしません。本意でないことは、認めます。 -- アベルティオ 2014-08-21 (木) 19:11:39
      • だろ。(表情を変えず鼻だけで笑い)
        でさ、おじさん少し考えたんだが、二人共少し席を立ってくれるか。
        荷物とか全部持って、アベルティオ君は詰所のあっちの隅に、グラス君はこっちの隅に歩いていってくれる?
        (円卓に頬杖をついたまま指先で指示を出す)
        -- シノ 2014-08-21 (木) 19:15:50
      • (あからさまに死ぬほど嫌そうな目を向けた後、だが言われるままに詰所の隅に向かう) -- グラス 2014-08-21 (木) 19:17:31
      • (何が始まったんだこれ、という顔で荷物と武器を持って、グラスとは反対側の隅へと向かう) -- アベルティオ 2014-08-21 (木) 19:19:04
      • (二人の様子を見て、だらりと椅子の背もたれに体を預けると、円卓の『自分の左右の椅子』を持ち上げると)
        (――その二人のそれぞれ歩いて行く背中に向けて、ありったけの殺意を込めて腕だけの力でそれを投擲した
        -- シノ 2014-08-21 (木) 19:23:08

      • (――狭い空間の中、大きな物が宙を舞う音と風に、薄く目を閉じて耳を塞ぐ)
        (まるで水平移動のように投擲された椅子は、吸い込まれるように両者へと突き進み)
        (大きな破砕音が二つ立て続けに響いた)
        -- ヴァージニア 2014-08-21 (木) 19:30:52
      • (椅子は、ハルバードで貫かれ、地面に叩きつけられていた)
        (左から振り向きざまに正確に中心を射抜きつつ、斧部を持って動きを制圧する形で、飛来物の動作を封じる)
        (周囲の破壊を最低限にしながらも、確実に対象の危険性を排除する一撃だった)
        -- アベルティオ 2014-08-21 (木) 19:39:01
      • (椅子は、左の腰に下げられたショートソード一本によって、微塵に切り刻まれていた)
        (破片の一つすら自分の身体に当たらないように、相手の害意を正確に読んで必要最低限の動きで、細切れにされていた)
        (それは十回行えば十回、百回行えば百回成功するような、当たり前の動作として、その一回目も行われていた)
        -- グラス 2014-08-21 (木) 19:41:21
      • (轟音の後、音が去った詰所に、遠慮気味な拍手が響く)
        (拍手の主は、深く椅子に座り、満足気に口の端を持ち上げる)
        お見事、ってなところだな。
        ま、そういうわけだよ、グラス君。
        (グラスの方を向いて、眉を上げる)
        同条件なら、こういう結果になるわけだ。士官出の彼も、中々悪くないだろう……?
        -- シノ 2014-08-21 (木) 20:27:02
      • (剣を反対の手に持ち替えて仕舞い、憮然とした顔でシノに言う)
        そうですね。
        それだけのことのために本気で他人に椅子をぶん投げる貴方よりは、信用出来るかもしれないです。もしかすると、ですが。
        ……馬鹿ばっかりだ。(アベルティオの方を向いて、その顔と姿を見て、より期限が悪そうな顔で)
        団長。今日は失礼します。また、全員が揃ったとき、呼んでください。
        僕は、こういう『無駄なこと』が大嫌いですから。
        (何故か一層期限が悪そうに言い捨て、詰所を出て行った)
        -- グラス 2014-08-21 (木) 20:29:47
      • ああ、うん、おう。(椅子が斧槍から抜けなくなってちょっと焦りながら)
        ……めちゃくちゃ随分なご挨拶ですね。シノさん。
        正直死ぬかと思いましたけど。(もういいや、とそのまま椅子つき斧槍を置く)
        -- アベルティオ 2014-08-21 (木) 20:32:02
      • ちょっとした余興のつもりだったんだけどな。不興を買っちまったっぽいねぇ。
        もう少しスマートに行くと思ったんだが……謝りにいっていいかい、団長さん。
        -- シノ 2014-08-21 (木) 20:33:27
      • 今からスか。……やんなきゃいいのに、じゃあ。
        まあ、言われたとおり、というか自分で墓穴を掘った通り、団員を全員集めることもまだ出来てない団長なんで、何も命令なんて出来ないですよ。
        シノさんの言う通り、俺も、ここで団長って呼ばれることを本意じゃないと思ってましたし。
        -- アベルティオ 2014-08-21 (木) 20:35:21
      • でもさ。……それでも椅子は飛んでくるんだよ。
        なんてな。椅子なんか飛んでこねぇよなぁ、普通。んじゃ、適当にグラス君を理由におじさんもお暇させてもらうよ。
        後、一つだけ言うとな。敬語はいいよ、団長。
        示しがつかないだろ? (ぽんとアベルの頭に手を置き、手を振りながら部屋を出る)
        -- シノ 2014-08-21 (木) 20:38:36
      • ……分かった。それも、まあ、努力する。
        (と、口にして気づく。その努力は、これから先、団長としてやっていくという意志が少しでもなければ意味のない努力となる)
        (ハメられたのかもしれないと気づいた時には、理不尽で動けなくなっていた脚の枷がなくなっていて、視界がクリアになっていた)
        (酔客にも似たシノの後ろ姿を見送りながら、人知れず、小さくため息を吐いた)
        -- アベルティオ 2014-08-21 (木) 20:40:28

      • ……恋煩いですか?
        -- ヴァージニア 2014-08-21 (木) 20:42:38
      • 煩わしいのはお前だ。
        ……どこにいたんだよ途中から。いなくなったから帰ったかと思った。
        -- アベルティオ 2014-08-21 (木) 20:43:54
      • 帰っていいなら先に言ってくださいよ。まあ、帰りませんが、定時までは居ますので。
        あと、ジニーは気配を消す術を身に付けておりますので。
        面倒くさそうな用事を誰でもいいから頼みたい、というようなご主人様の顔色をうかがい、絶対にその用事がこちらに振られぬようにと身につけた術です。
        メイドの基本アビリティといったところですね。(無表情でぶいぶい)
        -- ヴァージニア 2014-08-21 (木) 20:46:00
      • 威張れることか。……どうすんだよこれ、備品だろ。
        壊したやつの給金から減らされるのか、やっぱり。
        -- アベルティオ 2014-08-21 (木) 20:47:19
      • いえ、必要経費として申請しておきましょう。ここにある備品のほとんどは他の騎士団が使用し、不要になった設備ですので。
        新品を申請するのも、ある程度までは融通が利くでしょうから。 すごかったですね、お二人とも。
        互角の一撃だったように、ジニーは思えます。
        -- ヴァージニア 2014-08-21 (木) 20:49:04
      • (団長の椅子に、疲れた様子で座り直し)
        互角……?
        そんなわけないだろ。
        (そう、そんなわけはない
        (グラスは、咄嗟に、左の腰に下げてあるショートソードを左手で使っていた)
        (普通、左で剣を振るう者は右の腰に剣を挿す)
        (つまりは、本来利き手じゃない方で剣を抜き、剣を振るったということだ)
        (そうしなければいけないタイミングだったのか、それでも十分だと判断したのかは分からない)
        (だが、あれが本気じゃないことは確かだ。本当に全力ギリギリで斧槍を振るった自分と比べるべくもない)
        ……シノ、に、グラス、か……。
        聞いていいか。……俺なんかがここで団長やってけると思ってるのか、ジニー。
        -- アベルティオ 2014-08-21 (木) 20:54:21
      • 返答は、松、竹、梅、と3コースございますが。
        いくら課金されますか?
        -- ヴァージニア 2014-08-21 (木) 20:56:27
      • (嫌そうな顔で財布を出し、5G金貨を円卓に置く) -- アベルティオ 2014-08-21 (木) 20:57:30
      • (す、と5G金貨を胸に仕舞い)
        あんたなんかに務まるわけないでしょ、このゴミ虫クズ野郎!死ね!ハゲ!
        -- ヴァージニア 2014-08-21 (木) 20:58:21
      • ………ちょっと待てよ。
        それ松、竹、梅のどれだよ。
        -- アベルティオ 2014-08-21 (木) 20:59:06


      • ――同時刻、廊下の先。 -- 2014-08-21 (木) 20:59:38
      • ……着いて来ないで貰えますか。
        それほど機嫌も良くないので、椅子の次は貴方をバラバラにしますよ。
        (振り返りもせずに廊下を歩きながら、後ろにいるシノに向かって言う)
        -- グラス 2014-08-21 (木) 21:01:29
      • 怖ぇよ。善良なおじさんになんてこと言うの?
        悪かったって、謝るさ。ほら、心のなかではおじさん土下座してるしさ。
        -- シノ 2014-08-21 (木) 21:02:34
      • 土下座は行動に起こすから誠意になるんですよ!! 知らないですし貴方の心の中とか!!
        それに……椅子を投げられたこと自体は怒ってません。
        あんなもの、別になんでもない。本当に、なんでもないですから。
        -- グラス 2014-08-21 (木) 21:03:31
      • (もっと酷いもの投げつけられたことがある、って顔してるねぇ。と内心で土下座しながら思う)
        ……でも、そう悪くはないだろ、あのアベル君とかいう団長のことも。
        少なくとも、外見や噂程は頼りない人間じゃなさそうだし。
        -- シノ 2014-08-21 (木) 21:04:46
      • ……それを、僕に見せるためにあんなことをしたのなら、やっぱり貴方は狂ってますよ。
        それに……言われなくても、分かってます。
        (吐き捨てるように言う)
        -- グラス 2014-08-21 (木) 21:05:45
      • 言われなくても、とはどういう意味かな。
        (言葉尻を捕まえる。こういうのは得意だと肩をすくめながら)
        -- シノ 2014-08-21 (木) 21:06:27
      • 彼の動きを、あの瞬間見てましたから。
        彼は、左から振り返った。目が見えないはずの左から。
        それでも、正確に最初の一撃は椅子の中心を射抜いた。
        つまり、初撃だけで相手を無効化したんです。僕がやったように、多撃でそれを行うよりも難しいことを、完全なる死角から来る相手にやってのけた。
        ……ただ、それは事実なので、事実として認めるしかないとは思います。
        全然、何も、僕の心は詰所のドアを開ける前と変わっちゃいないですけど。
        -- グラス 2014-08-21 (木) 21:10:03
      • ……同じ得物を持って、同じタイミングで同じことをされたら、グラス君にはそれが出来ないと? -- シノ 2014-08-21 (木) 21:10:53
      • (イラッとした顔で)
        出来ますよ。
        出来ないわけ、ないでしょう。
        出来なかったら……僕がこの場所に居ていいわけがない。僕には左目も見えてるんだから。
        ……着いて来ないでください。もうこれ以上、今日は貴方のお遊びに付き合える気がしない。
        -- グラス 2014-08-21 (木) 21:12:20
      • ……了解。うるさいおじさんはこの辺で退散するよ。
        また、明日会おうぜ、グラス君。(ひらひらと手を振って廊下の逆を行く)
        -- シノ 2014-08-21 (木) 21:14:23
      • (喋れば喋るほど腹が立つ。明日も自分が詰所に来るだなんて一言も言っていないし、明日にあの団長が全員を集められるとも思っていない)
        (でも、シノという男は何故か全てを見透かしたようにそれを口にした)
        (心のなかがむしゃくしゃして、椅子を投げられたお返しにと、廊下に飾られていた花瓶に手が伸びた)
        (自分たちが出来ることだ、どうせ無駄だろうと思って、それをその後頭部に向けて投げる)
        -- グラス 2014-08-21 (木) 21:16:37
      • (――ッガシャーン!!)

        (…ドサッ)
        -- シノ 2014-08-21 (木) 21:17:17
      • ……えっ
        (後頭部にまともに花瓶を受け、水浸しの廊下に、ぴくりとも動かず横たわるおじさんの姿がそこにあった)
        ………。
        ………。
        (見なかったことにして、帰ることにした)
        (少しだけ気が晴れたので)
        -- グラス 2014-08-21 (木) 21:19:06
      • (廊下に一人放置されるかわいそうなおじさん)

        (やがてグラスが立ち去った後に静かに目を開き、口の端だけで笑う)
        ……危ねえなあ。
        ほんと、頼むぜ。(呟くその目線の先)
        (散らばる破片の中に、何か鋭利な刃物で両断された花瓶の破片を見て鼻で笑い)
        (起き上がるとそれを念入りに踏み潰してから自分も帰路についた)
        -- シノ 2014-08-21 (木) 21:21:50
  • 【零の1】 -- 2014-08-19 (火) 18:48:30
    • (――憂鬱だ)
      (状況も展望も、何もかもが憂鬱に感じられている)
      (クロスナイツの詰所――と言っていいのか、騎士団の宿舎の端にある物置の前で、俯く)
      (引き戸に手を掛けながら、その中に入るだけのやる気がどうしても捻出出来ずにかれこれ十分はこうしていた)
      (憂鬱だ。ただ、その一言に尽きる)
      (どんな顔をしてこの扉を開いたらいいのか、どんな顔をして中にいる人たちに挨拶をすればいいのか、そんなことを考えていること自体が煩わしいと感じる)
      (落伍者が傷を舐め合って何になるんだという、最もな意見が、ただでさえ苦手な作り笑いを邪魔する)
      (何度目になるか分からない溜息を吐きながら、扉から手を離した)
      -- グラス 2014-08-19 (火) 20:06:18
      • ――お早いですね、グラス・アーベントさん。
        (後ろから無遠慮に声をかける)
        -- ヴァージニア 2014-08-19 (火) 20:07:49
      • ……!? (急に名前を呼ばれて振り返る)
        (そこには、何故か従者の格好をした少女が立っていた)
        ……何で、僕の名前を……?
        -- グラス 2014-08-19 (火) 20:10:00
      • それに関する解答を一つ、そして感想を一つ、更には要望を一つ、ジニーは持っています。
        解答を差し上げるとするなら、このヴァージニア・クリスもこの十字騎士団の団員だからです。
        そして感想を言うのならば、データで見ていたよりも、印象としては更に小さいのですね。
        さらに要望を告げて良いのであれば、詰所に入りたいので、入っていただくか、どいていただけると助かります。
        (無表情のまましれっと言う)
        -- ヴァージニア 2014-08-19 (火) 20:12:19
      • (そういえば、前もって聞いてはいた)
        (十字騎士団には非戦闘員の従者が一人居ると。目の前のヴァージニアと名乗った少女がそれであるのだろう)
        (だが、そんなこと以上に)……そういう君は聞いていたより愛想がないよね。
        (初対面で小さいと言われる無礼で、売り言葉に買い言葉を返してしまう)
        -- グラス 2014-08-19 (火) 20:14:36
      • 良く言われます。そして、何度か治そうと試しましたが治りませんでした。お慣れください。(動じた様子もなく返す)
        そして要望が受け入れられないのであるならば、ジニーはもはや本日の仕事を諦めて帰るしかなくなってしまうのですが、
        中にいるはずの団長様にはお伝えいただけるのでしょうか? と、ジニーは一縷の望みを胸に聞いてみますが。
        -- ヴァージニア 2014-08-19 (火) 20:16:28
      • ……中にいるんだ、例の団長。
        (そっちも話には聞いていた。常翔騎士団に居れば誰もが耳にするその噂の主を)
        (任務中に左目の視力を失う『事故』に逢いエリートコースから転落した騎士)
        (自分が曝されて来たような”やっかみ”と”嫉妬”が存在するこの騎士団では、ある種の嘲笑の的になっている渦中の人物)
        (名前は確か、アベルティオ、だったか……)

        (少し俯き、思う)
        (やっかみや嫉妬の対象になるにしても、明確な理由があるのならば、僕よりは恵まれていると)
        (この騎士団内部では、そういう理由さえ必要としない類の感情が渦巻いている)
        (こんな場所に栄光や騎士道はないと……あの日門戸を叩いた僕自身に忠告してやりたいくらいだ)
        (この数カ月で、僕は嫌というほどそれを思い知った。本当に、嫌になるほど)
        -- グラス 2014-08-19 (火) 20:26:13
      • 大丈夫ですか。顔色が可愛いですが。 -- ヴァージニア 2014-08-19 (火) 20:27:02
      • 顔色が可愛いって何だよ!!
        ……ここまで来たけど、やっぱり、帰ることにする。
        団長には体調不良って伝えておいて、ヴァージニア。
        -- グラス 2014-08-19 (火) 20:28:13
      • (こくんと頷いて)
        分かりました。ケイ酸塩の吸入による肺の疾病と伝えておきます。
        -- ヴァージニア 2014-08-19 (火) 20:30:36
      • 何でわざわざ『世界で一番長い名前の病気(ニューモノウルトラマイクロスコーピックシリコヴォルケーノコニオシス)』だって伝えるんだよ。もっと普通のやつでいいから。
        ……・とにかく、今日は帰る。
        (踵を返して来た廊下を戻ろうとしたところで、何かにぶつかる)
        -- グラス 2014-08-19 (火) 20:33:03
      • (ぶつかられて、下を向く)………。
        (悪鬼羅刹すら驚き身を竦ませるような眼光が、グラスを射抜く)
        -- シノ 2014-08-19 (火) 20:43:44
      • (真っ向からそれを見上げてしまい、一瞬射竦められたように身を硬くした)
        (口の端から漏れそうになった謝罪の言葉を、自暴自棄な自分が喉奥へ仕舞いこみ、逆にその眼光を見上げる)
        (髭面の壮年男性の視線と真っ向から交わって、異様な緊張感に包まれる)
        -- グラス 2014-08-19 (火) 20:47:39
      • (グラスを睨みつけたまま、顎鬚に手をやる)
        (ゆっくりとした動作でそのまま目を閉じ、何かを沈思黙考した後に、顔を背け、廊下の先へと歩いて行き)
        (窓を開けて、外に向かって――吐いた)

        (――完璧で、見事な嘔吐だった)
        -- シノ 2014-08-19 (火) 20:49:31
      • (生々しい吐瀉の様にドン引きして顔を歪める) -- グラス 2014-08-19 (火) 20:50:27
      • ご説明しましょう。
        グラス・アーベント様の必殺技、粉砕吐瀉拳は、完璧に決まると老若男女誰でも嘔吐をするという驚異の必殺技なのです。
        -- ヴァージニア 2014-08-19 (火) 20:51:44
      • なのでさない!! 適当なこと言うなし!?
        ……そんな強くぶつかったつもりなかったんだけど。
        -- グラス 2014-08-19 (火) 20:52:48
      • (あらかた胃の内容物を吐き終えて、窓から顔を上げる。精悍な顔つきで顎鬚を撫でた)
        流石に痛飲の翌日に鳩尾に食らう一撃は効いたぜ。おい。
        あー、なんだ。悪ぃな、嫌なモン見せて。
        (口元を拭いながら無愛想なりに笑う)
        -- シノ 2014-08-19 (火) 20:55:48
      • 痛飲は身体に毒ですよ、シノ・ベックリンさん。
        元々、それほどお酒が強い方でもないと聞き及んでおりますし。
        -- ヴァージニア 2014-08-19 (火) 20:57:37
      • まぁなぁ。でもまぁ、非番のときくらいは許してくれ、ジニーちゃん。(口の端だけ持ち上げて笑う)
        そっちは……新入りか。どうした、入らないのか?
        団員なんだろう、二人とも。
        -- シノ 2014-08-19 (火) 21:00:04
      • (問われて、少し鼻白む)
        (このまま帰るつもりだったが、機先を制された感があった)
        (改めて問答をすると、意志や決意が鈍りそうだったので、その問いは無視して廊下の先に逃げようと横を通り過ぎる)
        -- グラス 2014-08-19 (火) 21:01:55
      • (グラスの心中を知ってか知らずか、その歩みを腕一本で止め、片腕で抱きつくように絡めとる)
        (不意打ちだったことと、覆し難い体格差で身体が宙に浮いて、グラスの頭の上に「!?」という文字が浮かぶ)
        まあまあ、そう焦るな。
        ちっと話聞いてからでも、いいと思うぜ。なぁ。
        (ジニーに向けて肩を竦める)
        -- シノ 2014-08-19 (火) 21:07:18
      • ええ、ジニーもそう思います、性犯罪者様。 -- ヴァージニア 2014-08-19 (火) 21:07:59
      • すげえ。思ったまま口にしやがった。
        何にもしやしねえよ、ま、なるようになるってやつだ。(腕の中で暴れるグラスに眉だけで笑う)
        -- シノ 2014-08-19 (火) 21:09:21
      • (拘束が思ったよりも強かったので、相手が自分を逃がすつもりはないと悟り、脱力する)
        (憂鬱だ、本当に――何もかもが憂鬱だと、世界を憂う)
        -- グラス 2014-08-19 (火) 21:10:23
      • よし、ではジニーが代わりに病欠をするというのはどうでしょう。 -- ヴァージニア 2014-08-19 (火) 21:11:56
      • 何の解決にもなってねぇかな、そりゃ……。
        んでさ、質問なんだが……ジニーちゃん、この詰所はどのドアから入るのが正解なんだ……?
        -- シノ 2014-08-19 (火) 21:12:45
      • そうですね。
        それに関する解答を一つ、そして感想を一つ、更には疑問を一つ、ジニーは持っています。
        解答としましては、詰所に入るためのドアは『一つ』です。
        そして感想としてはシノ様は一つのドアが複数に見えているのではないかと。
        更には疑問なのですが、シノ様、現在進行形で酔ってないですか? 昨日は何時まで飲んでおられました?
        -- ヴァージニア 2014-08-19 (火) 21:15:18
      • ……えーと、32時までだな。 -- シノ 2014-08-19 (火) 21:16:05
      • シノ様、一日は24時間です。 -- ヴァージニア 2014-08-19 (火) 21:16:35
      • 完璧に朝な上、今8時半だからついさっきまで飲んでたんじゃないか!? -- グラス 2014-08-19 (火) 21:17:41
      • そうか……道理で世界が回ってると思った。
        ところでジニー、何か扉がこっちに向かって迫ってきてるんだが、これは何故だ。
        -- シノ 2014-08-19 (火) 21:18:51
      • それは恐らく――。(耳をふさぐ)

        (ガッシャーン!!と詰所の扉に向かって倒れこむ二人を特に助けようともせずに、見守る)
        (扉に向かって盛大に体当たりをしたシノの体躯が扉やグラスごと詰所にダイナミック出団する)
        ――シノ様が、扉に向かって倒れこんでいるからだと思います。
        -- ヴァージニア 2014-08-19 (火) 21:21:48
      • ……なるほどなぁ。 -- シノ 2014-08-19 (火) 21:22:22
      • ……落ち着いてしみじみ言うなし。
        (先が思いやられて、溜息を吐いた)
        -- グラス 2014-08-19 (火) 21:23:07
      • ……まあ、親睦を深められて良かったではないですか。
        今グラス様をお抱きになられている方が、シノ・ベックリン様。
        そして、シノ様の腕の中にいらっしゃるのが、グラス・アーベント様。
        さらにこの私がヴァージニア・クリス。お気軽にジニーとお呼びください。

        そして、先ほどから扉の向こうで様子を伺っていたせいで、今お二人と扉の下で完璧に気を失われている方が、
        この十字騎士団の団長であります――アベルティオ・ゼクシーズ様です。
        -- ヴァージニア 2014-08-19 (火) 21:26:14
  • 【零の0】 -- 2014-08-19 (火) 00:39:12
    • (メイド姿の少女が騎士団憲章と書かれた本を、パタンと閉じる)
      ――以上が、本騎士団の設立における諸説明となります。
      何か質問はありますか。団長さん。
      ……そろそろ定時なので帰りたいのですが。
      -- ヴァージニア 2014-08-19 (火) 00:43:10
      • ……露骨に帰りたそうな顔してるところ悪いけど、二、三、質問させてもらっていいか。
        あー、ヴァージニア、だっけ。(おずおずと挙手し、少女の名前を呼ぶ)
        -- アベルティオ 2014-08-19 (火) 00:45:06
      • ジニーと気軽にお呼びください。
        派遣されてきたとはいえ、非戦闘員ではありますが、一応この新設十字騎士団の団員の一人ではありますので。
        あと質問はダメです。却下ですね。
        -- ヴァージニア 2014-08-19 (火) 00:48:47
      • おい、新設十字騎士団の団長の命令が一存で棄却されたぞ。
        しかも恐らく早く帰りたいとかいう理由で。
        ……俺もアベルでいいよ。団長なんて呼ばれ方、堅苦しいしな。
        -- アベルティオ 2014-08-19 (火) 00:50:13
      • ジニーとしてはそれも却下させていただきたいと思います。すみません団長。
        加えて、けして団長とニックネームで呼び合うような親密な関係になりたくはないという拒絶の意味ではないことをジニーはお伝えします。
        ただ、これから貴方はこの騎士団で団長として団員を動かしていくわけですから、やはり呼ばれ方としては団長が適当なのではないかとジニーは思うのです。
        けして団長と親密な仲になりたくないとか、初日からアダ名で呼び合うような仲なんて真平ごめんだなんて思ってるわけではないです。
        -- ヴァージニア 2014-08-19 (火) 00:52:43
      • 念を押すなよ。逆に傷つくわ。
        ……団長ね。(嘆息する)
        (本日付けで、この十字騎士団は結成となった)
        (常翔騎士団の一つの分隊としての小騎士団の設立は、珍しいことではない)
        (切磋琢磨の意味も、細分化による専門化の意味も、いざ自分が騎士団を率いるまではちゃんと理解出来ていたつもりだ)
        (だがその想像は現実とはすこしばかりかけ離れていて、現実感がない)
        (騎士を志した者なら誰もが想像するその栄光が、こんな自分以外は外部からの派遣団員しかいない、物置を改造して作られた一室で執り行われるとは思っていなかった)
        (重ねて嘆息してヴァージニア……ジニーを右目で見る)
        ……分かったよ。質問はまた今度にする。
        俺も勝手が分かってない状況で、大したこと聞けそうもないしな。
        -- アベルティオ 2014-08-19 (火) 01:00:16
      • 大したことでないのならば逆にお答えするのですが。
        定時まではあと十分程ありますので、それ以内にお答えできて、なおかつジニーが気分良くお答え出来る質問が良いです。
        -- ヴァージニア 2014-08-19 (火) 01:02:18
      • ……難しいこと言うなよ。
        あー、んじゃ……なんでジニーはメイドの格好を?
        -- アベルティオ 2014-08-19 (火) 01:03:16
      • お答えできませんね。そのご質問は時間を大幅にオーバーするでしょう。 -- ヴァージニア 2014-08-19 (火) 01:03:48
      • これがダメなら俺が君に出来る質問一つもねーかな!!
        10分で説明しきれないってどんな理由があるんだよ!!
        ……もしかしなくても君、俺で遊んでるだろ。こっちがいきなりこの状況に放り込まれてテンパってるのをいいことに。
        (はぁ、と嘆息し)……じゃあ、はいかいいえで答えられるようなやつにするか。
        ジニー、君は俺の過去を知ってるのか?
        -- アベルティオ 2014-08-19 (火) 01:06:36
      • はい。
        過去、という抽象的な表現が、経歴、という意味であるのならば閲覧が許可されている情報は全て閲覧させてもらいました。
        定時には帰りますが、それなりに優秀な派遣団員でありますので。(無表情でぶい、とピースを作る)
        -- ヴァージニア 2014-08-19 (火) 01:08:33
      • (その予想された返答に、口内で苦く笑って、左手が自然に左目を覆っていた)
        (ごまかすように前髪をかきあげて、椅子に座ったまま天井を向く)
        じゃあ、まあ、ある程度俺がなんでここに放り込まれたか、理解してるわけだ。
        ……俺もその方が気が楽だよ。
        -- アベルティオ 2014-08-19 (火) 01:10:48
      • 発言の意図を全て汲み取れているかはわかりませんが、ジニーはある程度団長の心中をお察しします。
        ですが、過去は過去、現在は現在です。
        その左目のことを嘆かれているのであれば、ジニーは過去に隻腕の騎士団長どころか全盲の栄誉騎士すら見ております。
        サポートが必要なことはジニーに申し付けていただければ幸いです。出来れば簡単なことを。
        -- ヴァージニア 2014-08-19 (火) 01:13:47
      • 君、凄い踏み込んでくるし、凄い遠慮ないよな。
        ……『視力』のこともそうだけど、それ以上にやっぱり結構明確に『こういう席』が用意されるのは、俺も堪えてるよ今。
        ああ、こういう形に収められたのかって、乾いた笑いが出る。
        -- アベルティオ 2014-08-19 (火) 01:15:57
      • ……?
        団長は、現在の己の処遇にご不満があるのですか?(首を傾げる)
        -- ヴァージニア 2014-08-19 (火) 01:19:18
      • そりゃね。これ以上ないくらいわかりやすく隔離されたわけだから。
        しかも公的に文句を言えない形でこういうことをされると、こっちとしては正式な異動を願う、届くかも分からない嘆願書に願いを託すしかなくなる。
        誰が手回ししたのかは知らないけどさ。……上手くやられたと思ってるよ、正直。
        (左目の下に走る傷が少しだけ疼いた)
        -- アベルティオ 2014-08-19 (火) 01:23:00
      • ……あまり、他人の行動の意図を深く考えるのは良くないと、ジニーは箴言を差し上げます。
        ジニーに言わせていただけるのであればそれほど悲観するような現状でもないと思っています。
        前もって名簿を見させていただきましたが、それなりの面子であるとも言えます。
        -- ヴァージニア 2014-08-19 (火) 01:25:02
      • 最初から口調がフォローだもの。
        まあ、たしかにそれなりの面子ではあるよな。
        それなりに問題を抱えた面子、って意味では。
        -- アベルティオ 2014-08-19 (火) 01:26:04
      • 枯れ木も山のにぎわいです。 -- ヴァージニア 2014-08-19 (火) 01:26:40
      • 枯れ木って言い切っちゃったよ。
        フォローする気もなくなっちゃったよ、定時にいよいよ近いから。
        -- アベルティオ 2014-08-19 (火) 01:27:23
      • 悪貨は良貨を駆逐すると、言い換えましょう。 -- ヴァージニア 2014-08-19 (火) 01:27:55
      • それは悪貨の方が優れてるって意味じゃないからな!?
        この場にいないからってボロクソに言い過ぎだろ!! 流石にそこまで言われるほどの面子じゃないと思うが!!
        -- アベルティオ 2014-08-19 (火) 01:29:24
      • ふむ。それはジニーが思うに、仲間意識と似たようなものであると思うのですが。
        ちなみにあえて団長の仲間意識や性向を見極めるために、わざと煽ってみました。(無表情でピースをする)
        -- ヴァージニア 2014-08-19 (火) 01:32:16
      • ……そういうのは、本人には言わない方が効果あると思うんだが。
        (だが、多少図星を突かれた感があるので、静かに籍を立つ)
        -- アベルティオ 2014-08-19 (火) 01:33:32
      • ジニーは嘘が吐けず、ごまかしが苦手な団員なのです。
        団長としては、覚えておいていただけるとありがたく、また従前に事に臨めると思います。
        お帰りですか? 定時ですものね。それにはこのジニーも賛成いたします。定時バンザイです。
        -- ヴァージニア 2014-08-19 (火) 01:34:53
      • 他にもっと重要なことを覚える必要が出てこない限りは覚えておくよ。(苦く笑う)
        ……やることも、出来ることもここにはないからな。
        ジニー、明日の予定はどうなってる。何か具体的な依頼とかは来てるかな。
        (どんな答えが帰ってくるか分かっていながら、騎士団室の出口に手をかけてメイドに尋ねる)
        -- アベルティオ 2014-08-19 (火) 01:37:11
      • そうですね。
        頂いている本隊からの指令では『迷い猫探し』となっています。
        -- ヴァージニア 2014-08-19 (火) 01:37:56
      • 迷い猫探し(何もするな勤勉な無能)』ね……。
        了解。また明日、この場所で、ジニー。
        (乾いた笑いを残して帰っていった)
        -- アベルティオ 2014-08-19 (火) 01:40:09
      • はい、ではジニーも本日は失礼します。

        ……団長は、猫お嫌いなのですかね? ジニーは可愛いと思うのですが。
        -- ヴァージニア 2014-08-19 (火) 01:41:08

Last-modified: 2014-09-22 Mon 03:13:44 JST (3505d)