黒衣の少年 フェルディナント
名前:フェル・シュングexp036377.jpg
本名:フェルディナント・フェルスター
年齢:18
性別:
出身地:イギリス
部活:平坂会
企画:市立水白高校
好き:アリシア、仲間、濃い味の食べ物
嫌い:悪党
絵:全身/私服/怪異/水着//新衣装
BGM:Long shot
戦闘BGM:Tears & Flow
活動時間:19:00〜22:30
土曜は遅くまで たまに金曜も
「ボクはこれからも戦い続ける…アリシアの隣で。」

2022年4月 水白市奈多区 菊理ビル6階 Edit

馴染みのある顔と、まだ見慣れないない顔と。卒業し水白を去った者もいれば、新たに参入した一年生もいる
顔ぶれの変化はあれど、この街を怪異から守ろうという気概は皆一様だった
裏世界が無くなった今、平坂会の性質は怪異ハンターの互助組織という形に変化した。


ボクのここでの仕事はといえば、新たな平坂会を軌道に乗せること。
そしてこれから一年の間に諸々を他のメンバーに引継ぎ、滞りなく運営できる形にすること。
そのために、苦手な書類仕事もアリシアから習いながら悪戦苦闘する日々だ


時計に目をやれば、そろそろ時間だ。和やかな空気が徐々に緊張を孕んだものに変わりつつある
目深に被ったフードの下、顔が見えないように注意して口を開く…といっても、ティランの口をだ

「このメンバーでは初の総力戦だ。だが臆する事は無い、先輩から離れなければ必ず誰かがカバーしてやる。
そして手柄を立てようと一人で先走る事は厳禁だ。必ずチームでの行動を心がけろ…それさえ守れればいい。
平坂会はメンバーを誰一人死なせはしない。…私からは以上だ。」

今のボクのコードネームはコンジュラー、すなわち二代目だ。
最初にやった時は、予想以上に低い声が出て驚いたものだが ローブ姿も一人称も、この声も、だいぶ慣れてきた。
まだ時々、もどかしくなって前線に飛び出したくなる衝動はある
しかし、いかに頼もしいとはいえ桃田たちBチームやCチームのサポートを放り出す事はできない。
自分の責任を考えれば、勝手な行動は抑制できる。我ながら変わったものだと小さく笑う。

通信機のマイクをローブに付け、端末を片手に全チームの動向を把握しやすい地点に先行する
「終わったら私の権限で全員に焼肉を奢ってやる。…では、作戦開始!」

今日も水白の夜が慌ただしくなっていく。

2024年9月 フランス某所 廃城 Edit

苔むした橋を渡り、朽ちた城門の前に立つ。
人の手が入らなくなり荒れ果てたこの廃城に住まうのは、悪辣なる怪異。
半ば崩壊した塔ごしに見える月は雲に翳り、立ち込める霧が異様さを引き立てる。
だが、今宵の来訪者はそれで怯むような者達ではない。

「町の者の情報通りだな。この気配…奴は城内にいるとみて間違いない。」

「ここがヤツの根城……って言って、本当に拠点が城なのは流石に初めてだなァ…」

「だが、城主気取りで領民の血を啜る怪異も今日限りだ。盛大にノックして来客を知らせてやるとしよう。」

ボクの隣に立つ少女…アリシアは、悪そうな笑みを浮かべて足元から長剣を引き抜く。
白く細い手に握られ…無という鞘から抜かれ、月光を煌めかせる刃。一連の動作の美しさにいつも見惚れてしまう。
此方も愛用のブローニングをホルスターから出す。手元に伝わる金属の冷たさが気持ちを引き締め、戦いのそれへと切り替える

城門が否定の刃によって綺麗に一文字に裂かれ、崩落すると同時に城内へ
食事を妨げられた異形の怪異が、怒りも露わに咆哮する。

「少々ノックが派手すぎたかな? 夜分遅くに失礼するよ、配達人(デリバラー)が荷物を持ってきた。品名は「オマエの滅び」だ…送り状にサイン貰えるかい?」

「ふふふ、何年振りかに聞いたなそのコードネーム。であれば私はさしずめ奴の処刑の執行人(エグゼクター)といったところか。」

「ふと平坂会にいた頃思い出してね…皆どうしてるかなーってさ。…アリシア、夜明け前に片付けよう。で…明日は観光に決めた!」

「たまには連絡をとってみるのもいいだろう。…気軽に言ってくれる。そうだな、どこへ行くか決める為にも速やかに処理してくれる」

どちらが合図するでもなく、同時に駆け出していく
この数年間、各地で怪異を狩り続け…二人の息は完璧に合うようになったと思える。
片方が前衛をする時は、もう片方がそれを援護し…同時に仕掛ける時は言葉が無くても察せられるようになった

世界のどこにでも現れ、怪異を狩る…人助けが趣味の、永遠を生きる黒衣の少年少女。
少しずつだがその噂も各地に広まりつつある。本当の永遠を得る為には、これが伝承として根付くまで続ける必要があるだろう。
人の想いから生まれるのが怪異であれば、人の世が続く限りこの戦いに終わりは無い。

永遠の戦いに身を投じる事に、ボクは何らの後悔も躊躇も感じない。
彼女は、2000年間これをたった一人で続けてきたのだから。
その隣で、孤独を癒し…癒され、苦労と幸福を分かち合う。それだけで十分にお釣りがくる生き方だ。


誰かの人生なんて御免だ。
そう思っていたボクが、他の誰にも真似できない、自分だけの人生をようやく見つけられたのだから。


ボクのやるべき事は分かっている。

2027年6月 ロシア ディザストロ本部 ヘリポート Edit

真っ黒な終焉が近づくなら せめて今だけ青空を見せて

「あら、随分可愛らしいガールフレンドを連れてきたのね…フェル。」

炎上する施設を背にして、場違いな言葉で迎える黒髪の女
ククリナイフを手に、嫣然と微笑むのはディザストロ時代の師にして、組織随一の伝説的暗殺者…スヴェトラーナ。
そして…今となっては彼女がディザストロ構成員最後の一人だ。

「結局…あんたが最後か、黒兎。 言っておくけどアリシアは可愛いだけじゃなく、途方もなく強いぞ。」

「知っているわ。始源の少女アリス…そんな子を味方に引き入れるなんて、どういった手を使ったのかしらね。
おかげで私の職場がなくなってしまったわ、貴方達の内臓がどんな色をしているか確かめるぐらいでは…支払いきれない代償よ。」

「悪趣味な…その名はとうに捨てた。お前はフェルにとって悪のせんせいらしいな…お前も今のフェルを形作るきっかけであり
居なければ今の私達は無かった…それについては感謝する。が、これまでの悪行を鑑みれば生かしておく理由は無い。」

「…そういうワケさ、今日限りでディザストロとの因縁も断ち切らせてもらう。降参は認めないんで、覚悟してよね」

ティランを顕現させ、異能のイメージを脳内で練り上げる。
相手はたった一人、怪異でもなければ異能使いですらない。だが、それこそが最も恐ろしい。
彼女に師事していた時は、とうとうそのナイフ捌きを習得するには至らなかった。
生まれ持っての優れた身体能力、長年の実戦に裏打ちされた経験と知識、勘。単純に「強い」というだけの相手がどれほど厄介か。
人の身でその境地に至るまでに、一体どれほどの犠牲を積み上げれば成り立つのか…それは今のボクでも想像がつかない。

どうやっても勝てるビジョンが見えてこない…しかし、戦いの火蓋はじき切って落とされる。
それまでに数手先までは見越しておかねば、即座に防戦一方に追い込まれる…そうなってはおしまいだ。

「…案ずるなフェル、私を信じろ。」

無意識のうちに震えていた手を、小さな手が優しく握った。
ただそれだけの事で、迷いは断ち切れた…隣の恋人を、最高の相棒を、信じればいい。
ボク達が負ける理由は…無い。

「素敵…今の貴方達、とっても素敵よ。だからこそ殺し甲斐があるというもの…絶望の表情を、見せて頂戴?」

決意に満ちた二人を見れば、嬉しそうにナイフの刃を舐めるスヴェトラーナ。
示し合わせた訳でもなし、三人の「黒」が同時に疾駆し、交錯した。炎の赤に彩られながら…


2031年12月 水白市吉峰区 吉峰展望台 Edit

「この夜景を見るのも…何度目だったかなァ、変わっていないようで…水白も少しだけ変わった。」

「八度目だ、伊上とイギリスで迎えたクリスマスの二回を除くのだからな。…あれから十年、人の暮らしも変わりゆくものだ。」

ほぼ毎年のように、クリスマスは思い出の地に足を運ぶ。それは二人の習慣となっていた。
そして水白の天候も、それに応えるかのように毎年、雪を降らせてくれた。

「皆も色々変わってたね、結婚してたり親になってたり…出世してたり。ボクからしたら、不思議な感覚だ。」

それは、自分が皆と同じ時間軸から外れてしまった事への感慨か。それ自体に後悔は無いが。
次第に周りから引き離されて行くような寂寥感を覚えるのはどうしようもない事で…
きっとアリシアはこの感覚をずっと一人で抱え続けてきたのだろう。

「ならば私達もそろそろ変化を求めるか、手始めに結婚だな!…冗談だ。フェル、寒くはないか?私は寒い…暖めてくれ。」

こちらの考えを見透かすような言葉に、彼女なりの気遣いを感じた。
そんな優しい嘘さえも愛しく思え、優しく抱きしめた。身も心も温まる思いだ

「しようと思えば、いつでもできるね…そしたらどこかに、ちゃんとした家が欲しいな。別にずっとそこに居るワケじゃなくていい。
今まで通り世界中を駆け回っても、最後に帰ってくる場所がそこ…っていう感じでさ? …ふふ、アリシアは暖かい。」

「定住か、それも良い…あのアパートの部屋も嫌いではなかったが。…一度、大雪が降った時のことを思い出すな、こうしていると。」

「あはは、ロープウェイが止まっちゃって下山できなくって…アリシアが階段作ってくれたんだよね あの時ばかりは異能に感謝だ。
今思い返すと随分無茶したんだなァ…いや、最初っからか。どうしても君に…この景色を特等席で見せたくてさ」

「ククク…私の特等席はいつだってお前の隣だ、フェル。だから…一緒に見る景色は、どこだって特別だ。」

「まーた悪そうな笑い方してそういう可愛い事言って…む!?」

そんなところがたまらなく可愛い、いつものようにそう言いかけた口を…アリシアの唇が塞いだ。
驚いたような顔をするボクの表情を見て、してやったりという満足気な顔。

「油断していたからな、その顔が見たかった。安心しろ、周囲に人が居ないのは事前に把握済み…んっ!?」

お返しとばかりに今度はボクからキスをする。
口を離し、視線を合わせると…自然と笑みが零れる。頬が、心が熱くなる。

これからもボク達の心のままに描いていく物語は続いていくだろう。
皆とは少し違った形だけれど、それが二人の在り方だから。


走らせた筆先で 奇跡を紡ぐ旅を始めよう



http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp036410.jpg





Happy end:「永遠を生きる黒衣の少年少女」   完

相談コメ Edit

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  • まだ彼方のイベントに出る予定なので動くのが最後ってワケではないのだけど、ひとまずの区切りとしてお疲れ様でした。
    ボクと遊んでくれた皆に感謝を…正直なところ、伊上よりも楽しめたのではないかと思ってる。
    この後は名簿にエピローグを書いてく予定なのだけど、書きたい事がどんどん増えた結果…明日までかかりそうな予感。
    4つぐらいの時間軸で短い文章を書いて、場面の前後は想像で補完してもらう形にする…3つ目まではできているんだけどね。
    -- フェル 2021-11-12 (金) 20:11:32
    • か、書き終わった…!(ぜーぜー) 名簿への反映は明日かな… -- フェル 2021-11-12 (金) 22:00:26
      • 以上、ダイジェスト版な後日談でした!ボク達の戦いはこれからだ!(未完) -- フェル 2021-11-13 (土) 18:47:52
      • これはすごいな……ありがとう、本当にありがとう… -- アリシア 2021-11-13 (土) 20:03:23
      • 最後のはアリシアが提示してくれた案をもとに、10年後ってことで描写してみた!アリシアは可愛いな!(なでなで)
        自分で書いていて涙腺にきたけどどこまで伝わるかは分からないっ ありがとう!
        -- フェル 2021-11-13 (土) 20:08:41
      • 最後を絵筆と希望の唄を聴きながら見ると涙が、涙が……!
        フフフ。(撫でられると嬉しそうに)最高の終わりだ。期待以上のものだった。 -- アリシア 2021-11-13 (土) 20:14:26
      • (スタッフロールが始まって平坂会の色んなシーンが時系列順に映っていったりなエンディングを妄想しつつ)
        頑張った甲斐があるね、それだけ楽しませて貰ったから…きちんとお返しできたなら嬉しい。
        -- フェル 2021-11-13 (土) 20:24:08
      • 私は伊上タワーラストシーンのこの空が枯れ落ちてもっていう部分がアトリエ曲だな…
        こっちからは返しきれていないのでまたいずれ会うことだろう。 -- アリシア 2021-11-13 (土) 20:32:42
      • これは気づかなかったなァ…歌詞がところどころ刺さる!いい…アトリエシリーズは名曲が多い…
        アリシアのエピローグかな? 次の機会があるなら、楽しみにしているよっ
        -- フェル 2021-11-13 (土) 20:40:27
    • よっすどもどもーフェルパイセン遊んでくれてありがとねー!久々に企画最後まで遊んでたんでお礼を言っておくしー! -- 閃光 2021-11-13 (土) 20:50:49
      • ヒカリもお疲れ様!長いようで短い期間だったね…完走できたのはレースだけじゃなかった、というワケだ!
        ウマ娘全く分からなかったんで、諸々鈍い反応になってしまったけど 怪異や異能とほぼ無縁の方向で遊べてたのは驚いた…
        -- フェル 2021-11-13 (土) 20:56:01
      • 元々バトル描写が苦手なので極端に強いか非戦闘員が多いのがあたしなのさー
        まーそこはしょうがないね!あたしは思い浮かんだ時にはもう止まらねえからよ…!💃
        ホントは偶然居合わせてSNSに載せるネタにさせてー!と絡むつもりだったんだけどー、現実の忙しさには、ね! -- 閃光 2021-11-13 (土) 21:02:30
      • ボクも戦闘は時々でいいかなーっていう感じではある 伊上の時も直接は戦ってるイメージなかったね
        団長ー!!(BGM:フリージア) 文通主体になっちゃうぐらいには忙しそうだったしね…残念。
        とはいえ、またボクが水白に戻ることはあるというか、ここから1年間は水白で怪異狩りやってるから SNSで拡散、なんて事もあるのかもしれない…
        -- フェル 2021-11-13 (土) 21:09:23
      • 脳内イメージを文章に出力するときのカロリーがでっかい…!
        アプリもゲームも絵も企画も遊ばなくちゃいけないのがJKの悩み多いところじゃーん、無限の時間が欲しいんですけどー!?
        じゃあ逆にSNSでパイセンたちの活躍を知るなんてことも起きるかもねー?
        また次の企画とかで遊びに行くと思うんでそんときはよろーっす! -- 閃光 2021-11-13 (土) 21:20:47
      • わかる 絵ならともかく、文章でちゃんと相手に意図した通り伝わるのかこれ!?ってなるからね
        仕事をやめることによって無限に近い時間を得る事ができるぞ!人生は詰むかもしれないが! だから大変なんだよね、限られた時間で色々やるの。
        今後の平坂会は以前ほど秘密主義じゃないだろうしね…あ、肝心のボクが正体隠してるわ(ダメだった)
        こっちもまた遊べることを願っているよ!ヒカリの中の人にはいつもお世話になっているしね…!
        -- フェル 2021-11-13 (土) 21:39:21
    • うーむ…これは完全無欠なるハッピーエンド!って感じッスな!良い意味でお幸せに!って言葉しかでてこないッス!
      そして黒兎さんも出てきてて吹いた。特に能力持ちじゃないんスね…ただの偶然ッスがうちのおかんと同じタイプッスね。
      うちのおかんも世界を巡って戦ってた女だからどっかで一回くらいかち合ったことあるかもしれねッスな!お疲れさんッス!!
      (きっと行間で「宇宙に行った感想は、人類にとっては小さな一歩だが俺にとっては大きな一歩だった、って感じ!」とか会社作ったヨーとか報告しただろう的な顔) -- 彼方 2021-11-13 (土) 23:36:50
      • お疲れ様&ありがとう彼方! そこに気づいてくれて嬉しい、って白兎が言ってたよ!
        ただシンプルに強い、っていうだけの人が一番恐ろしいのだ… RPするとなると急激に難易度上がるけどね
        水白DLCとして配信されそうなスピンオフきたな… もはや水白も異能も怪異も関係ない舞台で展開される過去バトル!
        結局先人の言葉みたいなもんじゃないかッ!ってツッコミ入れそうなやつ… 会社についてはぜひ平坂会との共同作戦もしてほしいところだね…
        -- フェル 2021-11-13 (土) 23:53:11
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シチュエーション?好きにするといいさ Edit

+  ロケーション表。使っても使わなくてもいいよ

歪みは直すといいさ/旧コメ

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  • 何度だっていいんだ 覚悟してんだ
  • 全て守ると決めたよ
  • 君がいるから

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設定 Edit

  • グリーンワース・カレッジからの交換留学生という体で、水白高校に潜入した犯罪組織構成員だった少年
    現在は離反し、アリシアの協力によって自らの死を偽装することで組織の目を欺いた
    これまでの怪異犯罪の償いのため、平坂会の一人として怪異との戦いに臨む
  • 人為的に怪異を植え付けられており、それを顕現させて戦う
    身体能力はそれなりだが、あくまで一般人が簡素な訓練を積んだ程度のもの。専門に鍛えた者と比べれば劣る
  • チンチラ系の獣人の血が混ざっているゆえ、大きな耳と長い尻尾を持つ。ふわふわ手触りは癒しパワー無限大
  • 身長164cm、体重52kg、成長期の筈だが全く変わっていないのは怪異の影響のようだ
    傷の治りも常人より遅く、治癒魔法などの類は効果が1/3ほどになってしまう
  • 怪異を植え付けられた際に消失した記憶はごく一部だけ戻ったが、大半は失われたまま
    今でも記憶に干渉する系の現象には拭い去れない恐怖心を抱いている
  • 奈多区のアパートで一人暮らしアリシアとの同棲生活だ!

異能「怠惰なる短針」
任意の30cm四方の空間を数秒ほど時間を停止させるファーストステージの異能。
効果中いかなるものもこの空間には干渉できない絶対防御と化すほか、足場として空中に設置することもできなくはない
効果範囲に生物を含めることができず、生物の居る場で発動した場合範囲内の生物は強制的に外に弾き出される
つまり相手の心臓を時間停止させる等の即死攻撃ができない事を意味するが…過去にはできた事もあるらしい

異能「鋭利なる長針」
怠惰なる短針の応用版、刃のように薄い範囲を時間停止させることで剣として扱うセカンドステージの異能
理論上、薄さを極限まで0に近づければ射程も無限に伸びる筈だが、脳への負荷とイメージが困難である為
実際にはショートソード程度のサイズで運用される。使用者が「柄」と認識した部位が柄になるため、掴んだ時に手を切る心配は無い

異能「勤勉なる秒針」
時間停止した空間の刃を、不可視の罠のように任意の地点に固定できるサードステージの異能
何かが触れるか、自分で消去しない限りはその場に残り続ける。複数設置でき、他の異能と同時使用が可能
その特性上、味方を巻き込む可能性が高く 現在はあまり使用されていない

異能「レギュラスの盾」
内なる怪異との和解の結果、覚醒した異能。どんな攻撃も一度だけ防ぐことができる不可視の防壁を味方全体に付与する
発動のタイミングは付与対象が任意に選べるが、攻撃と判定されるものであれば一発で解除されるため連撃のようなタイプとは相性が悪い
しかしながら、あくまで対象は味方でありフェル自身には使うことができない
発動そのものまでに時間を要することも難点であり、その間は他の異能が全く使えない状態となる

異能「コル・レオニスの鼓動」
フォースステージの異能を変異させた、全く別の性質を持った異能
味方に付与すべき防壁すべてを自分に纏わせるように包み込み、自身の肉体時間を完全に停止させることで、実質的な無敵を得る。
その場から動けない事と、心臓も停止してしまうことが最大の難点…であるため、5秒が限界である
効果時間終了直後も胸の苦痛でまともに戦う事が難しく、リスクの大きな異能といえる

合体技「バンダースナッチの顎」
アリシアとの合体技であるが、ケイオスエンドと異なり、アリシアの持つ剣を起点とする技
フェルの異能ではなく、ティランの能力をそこに注ぎ込むことで黒いオーラを纏い、切っ先に牙を持つ顎が発生する
一振りすればそれは実際の刃渡りよりもずっと遠くまで届き、それによって斬られた者は
この世界と似ているが誰も存在しない、別の世界に消失させられる事になる

+  怪異「暴食の暴君」
+  七瀬
+  人物禄
+  古い設定

こっちに一人遊び用コメ Edit

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//世界の全て この口腔の中 Edit


Last-modified: 2021-11-13 Sat 18:11:13 JST (866d)