飛空船『マルコ・ポーロ』へ
- …ふぅっ! いいお天気ですねぇ。(水着に麦わら帽といういでたちで、デッキブラシを手に甲板掃除に精を出す語り部。)
こうして日差しを浴びていると…暑いですけど、なんだかとてもいい気分です。(光の精霊である事がそうさせるのか、幾分昂揚した声と笑みを恋人へと向ける。) -- スピカ
- あァ、そうだな。 特に今年は空気が澄んでて良い日和が続いてる! (その肩に腰掛けた光の小人が同じように明るい声で返す。)
(ひょい、と宙に身を躍らせ、見真似の小さな光の羽根を広げてスピカの目の前で腕組み。) 掃除が終わったらパーッと泳ぐかァ? -- オウ
- ふふ、そのための水着ですよ。(目の前に妖精のように浮かぶ恋人に微笑んで見せ、薄い胸を張る。)
暑くなったらそこの船べりから飛び込んでも気持ち良さそうですしね。 でも…溺れないように気をつけて下さいよ、オウさん?(恋人の小さな体躯の更に小さな鼻先をちょんとつついて笑い、また掃除を始める語り部だった。) -- スピカ
- (夜半、船長室をそっと覗く語り部。 笑顔を見せ、手にしたラムのボトルを軽く揺らしてみせる。) ふふ、明けましておめでとうございます、オウさん。 -- スピカ
- うん? ああ、おめでとうスピカ。 (ワンピースに、大きな船長外套を羽織った姿の少女が振り返る。 微笑み、椅子から降りて迎える。)
お、ラムじゃん! へへ、呑もうぜ! (嬉しそうに笑いながら棚に手を伸ばし、グラスを二つ取ってみせる) -- オウ
- //(スマン、今日は寝る…!) -- オウ
- (すっかり少女らしい格好が板についてきた恋人に笑みを返しながら、ボトルをテーブルに置く。)
ええ、ちょっといいラムが手に入ったので… やっぱり、いいお酒は人と飲むに限ると思いまして。 折角の新年ですしね。 …それにしても、もう一年……早いものですね。(グラスを用意する恋人を見つめながらしみじみと息を吐いた) -- スピカ
- //(…了解です!) -- スピカ
- はは、新年は恋人と、ってなァ。 (少し気恥ずかしそうな笑み。 グラスを置けば、椅子を勧めながら自分も座る。)
あァ、そうだな…。 長い間留守にしてたが、やっと、お前の傍に居るのに慣れて来た。 …まァ。 (余った袖を手で掴み、苦笑しながら手を揺らす。) 今ァこンな身体だけどさ。 -- オウ
- (恋人に倣って椅子に腰掛けると、互いのグラスにラムを注ぎ、こちらも少し恥ずかしそうに。) そういえば、こうして差し向かいで呑む楽しさを教えてくれたのは…オウさんでしたね。
ふふ、私も貴方の居る生活に馴染んできました。 相変わらず驚かされることも多いですけど…ね。 本当、去年も色々ありましたから… (若返り、さらには少女の姿となった恋人に苦笑を返しながら、ラムのグラスを差し出した。) -- スピカ
- (グラスを受け取れば、目を細める少女。) そういやそうだな。 あの頃は、酒を注ぐ手もぎこちなかったもンだけど、今は随分様になってる。
はは、ンだな、戻ってきて一年。 一年だ。 …やっと感覚を思い出してきたよ。 …身体の事は言うなよ。 そろそろ治すつもりだから、根性で。 (スピカが選んだ服を着ているので、妙に恥ずかしそうにしてから、グラスを掲げてぶつけ合う。) 乾杯、スピカ。 今年も俺と一緒に居てくれ。 -- オウ
- えへへ、ありがとうございます。 今では…お酒は生活の一部に近いくらいですからね。
ええ、一年… 私もこの一年で、現役だった頃の感覚をだいぶ取り戻してきました。 最近は新しい事にも挑戦してみたり…(空いた片手をかざし、軽く念じるとパリパリと指の間を伝う青い電光。) ふふ、根性ですか…私は嫌いじゃないんですけどね、それ。(少し意地悪く笑ってから、ぶつけ合うグラス。) 乾杯。 …はい。私の居場所は貴方の傍です、オウさん。(静かに傾けるグラス。 その口元にははにかんだ様な笑みが浮かんでいた。) -- スピカ
- お前も結構強くなったしなァ? はは、まァ、俺もまだまだ負けないけどな! っと、へぇ、こりゃ凄ぇ。 ますます力が尖ってくな。
(電光を見れば目を細め、) 俺は相変わらず、白兵が基本だけど、今度そう言うのもやってみるかねェ。 (乾杯したグラスを半分ほど減らしてから、半眼を向ける少女。) 嫌いじゃないなら、この身体でもっと居てやろうか? …俺としちゃ、物足りないんだがよォ? (物足りない、に含みを持たせて笑えば、) ああ、俺の隣にいつまでも、だ。 精霊の命は長いから、飽きても付き合ってもらうからなァ? -- オウ
- いい魔道書が手に入ったので練習しているんですけど… 光とは相性がいいみたいで。(手を握ると消える電光。代わりに帯電した髪がふわりと逆立つ。) あはは…まだ少し難しいですけどね。(逆立った髪を撫で付けながら照れ隠しにラムを呷る。)
物足り… ふふ、そんなこと言って… 酔わないように気をつけて下さいよ? 危ないかもしれませんからね。(瞳の奥をぎらつかせ、口角を持ち上げる。) ええ、長い生を愛する人と一緒に歩めるなんて、素敵じゃないですか。 いつまでも、どこまでもお供しますよ!(ぐっと拳を握って力強く笑って見せ、またグラスを呷る語り部だった。) -- スピカ
- ま、どっちも闇を払うもンだからー…って、ぷ、ははっ! ああ、まだ訓練が必要だな。 今度練習に付き合うぜ。
…。 やっぱ俺、頑張って元に戻るわ…。 なンかスピカ、俺が女になると目の色が変わるンだもンよ…。 (目を逸らし、恋人の隠れた一面に肩を竦めた。) ははっ、そりゃ有難い! …スピカとなら、水平線の果てまでも、だ! (照れ隠しに声を上げ、乾杯の声。 その日も遅くまでのみ、共に眠りについたという。) -- オウ
- 怪しげなローブを着た人間が町中に何かの薬をばら撒いて拡散していった(回避可能・期間は任意)
反応した時の秒数下一桁が 1〜2:最新60件の上から(秒数の)件目に突撃する薬 3〜4:年齢変化薬 5〜6:性別変化薬 7〜8:種族変化薬 9〜0:直前にあった人に変化薬 --
- んあ? こんなところにまで?! -- オウ
- んだーかーらー!!!! (少女になった) -- オウ
- (マストの上に一筋の影が落ちる。およそ常人には察知する事は適わぬであろう、陽炎の如き気配)
(幸せそうな二人を見つけ、少しだけ表情を緩める・・・・・・そして、何事も無かったかの様に気配は消えた) -- ??
- (その事を後に、クルーの風精霊から聞く。 もしや、と思ったが今更負う事も探すことも出来ない。)
(しかし、なんとなく誰か判った。 こんな事をできるのは…) 先輩しか居ねェやな。 はは。 -- オウ
- (その日、船に戻った語り部は、待ち続けた。)
(数日空けていた部屋を軽く掃除し、鉢植えに水をやり、ベッドを整え、夕食を用意し。) (いつもと何ら変わり無い日課をこなし、いつもと変わらない様子で、ただ、待っていた。) -- スピカ
- (その夜の深夜、甲板が不意に騒がしくなる。 船に残っていた古株のノームがどたばたと駆けて来てスピカを呼ぶ) -- オウ
- ……ん。(膝にシリウスを抱いてまどろんでいたが、物音にふと目を覚ます。)
……一体、どうしたんですか? ……まさか…!(ただ事ではないノームの様子に、慌てて甲板へと向かった。) -- スピカ
- (わいわいと甲板に集まって夜空を眺める精霊達。 スピカが来れば道を空けて。)
(一緒について来たシリウスが同じようにふと空を見上げ、甲板の空いた所に躍り出て、くるくるとその場を回り始める。) (そして、スピカを見上げて、にゃあんと長い声で鳴いた。) --
- …この騒ぎは、一体…(精霊達の視線の先、夜空を見上げて小首を傾げ、)
シリウス…?(何かを感じている様子の硝子の猫の、自分を呼ぶような声に問いかける。) -- スピカ
- (スピカが見上げた瞬間、きら、と空に一つ光が輝く。 星にしては大きく、月にしては弱い光。)
(シリウスはくるくるとその場で何かを待つように歩き回り、スピカを呼ぶように鳴く 光はだんだんと強くなる。 それは、流れ星。) -- オウ
- あ…!(空に輝いた光に小さく声を上げ、息を呑む。)
(シリウスの傍に寄り、明らかに普通とは違う輝きを放つその流星を、仰ぎ見、祈るように見つめた。) ……オウ、さん…? -- スピカ
- (スピカがその名を呼んだ瞬間。 その流れ星が甲板に落ち、音も無く辺りが光に包まれる。 昼間よりも明るく、弾けた。)
(そして、その光が収まれば…、) …だあァっ! やっとついた! 迷子になったかと思ったぜェ畜生め!! (跳ねるような子供の声。 スピカの耳に、懐かしい声。) --
- ……っ!?(落ちてきた流星が巻き起こした閃光に、思わず目を閉じる。)
(視界に焼きついた光が消える頃、耳に届く声。) あ…れ? この声…は…… オウ…さん…!?(20年以上も前に聞いたはずの高い音質。 懐かしいその声の主を呼ぶ。) -- スピカ
- おー、俺だスピカ! ただいまァ! (ぶるぶると頭を振れば、ぶかぶかの帽子が揺れる。 それを片手で押さえ、しかめっ面をする少年。)
いやー、あンまりに遠いからよォ、一回迷いかけたンだ。 ここいらだと思って空飛ンでたら、やっとお前の匂いがしてさ! (スピカのほうに駆け寄り、初めて会った頃の姿で、気恥ずかしそうに笑った。) 半身食われちまってこンなンになっちまったけどー… その、あれだ。 ただいま、スピカ。 -- オウ
- …オ、オウさん!(あまりの出来事に一瞬呆気に取られたが、恋人の懐かしい姿を見ればすぐに笑顔を浮かべて。)
よかった… 本当に良かったです…… また、何年も待つことになるかと…! (感極まり、自分とさほど変わらない背丈になった恋人を抱き締める。) …いいんです。 私は、貴方がこうして帰ってきて下さっただけでも… …はい! お帰りなさい、オウさん。(抱きついたまま、安堵と嬉しさに満面の笑みを浮かべる語り部だった。) -- スピカ
- ばーか、何言ってンだ! もう一人なンかにゃさせねェよ! (明るく笑い飛ばし、見上げる恋人。)
(抱きしめられれば目を瞬かせて頬を染めるが、すぐにしっかりと、子供の細腕で抱きしめ返す。) 悪ィ、心配かけた。 (ただいま、ともう一度言ってから、微笑む恋人にキスをした。 その瞬間、周りの精霊が歓声を上げて囃し立てるが、構わないで) -- オウ
- …はい! ずっと一緒…ですもんね。
(抱き締め返してくる細腕と、ぐっと近くなった恋人の顔に目を細め、見つめる。)本当に…心配したんですから。 (懐かしい姿の恋人から受ける帰還の口付け。 周りの声も気にならないほどに、夢中になる。) -- スピカ
- (長い長いキスの後、ゆっくりと離す。 周りが騒いぐ中、スピカの頬を子供の手で撫でて微笑んだ。)
(それから、ば、と辺りの精霊を睨みまわし。) 手前等ァ!! 騒いでねェでさっさと持ち場に戻りやがれェ! 夜の航海の時間だぞォ!! (子供なりにドスの聞いた声、大慌てで散って行くクルーを眺めて、全く、と息を吐いて腰に手を当てた) (そして、ぐぅ、と腹が鳴る音。 頭を掻いて、振り返る。) スピカぁ、俺、腹減った! 飯ある? -- オウ
- (唇が離れ、あらためて間近で見る恋人の顔。)
ふふ…(懐かしく、あどけない少年の姿で精霊達を一喝する様子に、思わず小さく笑い。) (腹の虫を鳴かせながら振り向く恋人に、笑顔で頷く。)…ええ、ちゃんと用意してありますよ。 ちょっと冷めてしまっていますから、温めなおさないといけませんけど。 -- スピカ
- そンじゃあ手早く頼むぜ、いや、もうぶっ倒れそう…って、なァに笑ってやがンだ?
(キョトンと目を瞬かせ、首を傾げる。 言葉を続けようとしたその足に、擦り寄る硝子猫。) (それを拾い上げて胸に抱き、喉を撫でてやった。) …行こうぜ、へへ。 (スピカに笑い、歩き出した。) -- オウ
- はい、すぐにでも! ……いえいえ、何も。
(怪訝そうな表情の恋人に向かって少し意味深に微笑み、その腕の中に抱かれた硝子猫の頭を軽く撫でる。) …ええ、私も食べずに待っていましたから、おなかペコペコで…(船室へ向かう小さな足音二つ。 それは少し懐かしい響きだった。) -- スピカ
- (小箱を手に、甘ったるい芳香を纏って船長室に入ってくる語り部。 その表情は少し不安げで。)
オウさん……大変だったそうですね。 お身体の方は大丈夫ですか? -- スピカ
- ン? おー、スピカ。 ああ、身体はまァ、ボチボチってな感じだな。 まだ痛みは残ってるけど…っと?
(くん、と鼻を鳴らす) …ああ、そんな月だったか? (船長服のシャツの胸元に包帯が覗く男、身体を起こして、小箱を眺め) (ベッドの隣をぽんぽんと叩き、) お前のほうこそ、今月も疲れたろ? へへ、一緒の依頼だったもンなァ? -- オウ
- よかった…… 心配しましたよ。 まだ、身体が出来てそう月日も経っていないんですから…(ふぅ、と大きく息をつき、恋人に歩み寄る。)
ええ、少し遅れ気味ではありますけど… チョコレートシフォンです。 ブラウンとホワイト、それぞれを。(小箱の蓋を開けると、白と黒、二色のシフォンケーキがのぞく。) (促されるままに隣に腰掛け、嬉しそうに笑って見せた。)ええ、少々拍子抜けの依頼でしたけど…ふふ、一緒になれるなんて。 しかも、来月も… -- スピカ
- 不安定なのは確かだけどな。 (手を伸ばし、少しの沈黙。 ふわりと指先から青い光に溶け。 握れば、元通り。)
いや、俺もちょいと遅れちまったからな。 …へへ、相変わらず。 いや、もっと上手くなってる、美味そうだ。 (顎を引き、それを覗いて) はは、ま、冒険先ではー…。 (ちら、と見て肩を抱き寄せて) あンまり周りがゴロゴロしないように気をつけねェとな? -- オウ
- …ええ、ですからまだまだ無理は禁物ですよ?(恋人の手が光となると不安そうな顔つきになり、元に戻ると表情も戻る。面白いほど顔に出ていた。)
ふふ、お気になさらず。 こんな風に過ごせる日のために、色々と研鑽を重ねてきましたからね。 自信作です、どうぞ。 (抱き寄せられながらオウの顔を見上げて、照れ笑いを浮かべ) えへへ… はい、恋人同士で冒険というのもなかなか無さそうですし…ね。 -- スピカ
- ああ、お互いな? …ああ、悪ィ、怖がらせたな。 (表情の変化を見れば、慌てて手を開い。) 大丈夫だ、俺ァここに居るからよ。
(食べる前に、見上げて微笑むスピカを力強く抱きしめ、そっと離し、微笑む) じゃあ、頂きます、だ 茶ァ、入れるから、皿頼まァ -- オウ
- そうですね…私もブランクが長いですから、気をつけないと…(恋人の手がしっかりと実体を持った事を確認すると、小さく嘆息し。)
…はい、確かに感じます。オウさんの温もり…(確かめるように抱き返し、頷く。) あ、はい! 今用意しますね!(恋人に促され、慣れた手つきで皿と小さなフォークを用意し始める。) -- スピカ
- (実体を持った手でそっとスピカの頭を撫で、そっと額にキスをして立ち上がる。)
(船内のどこかで、精霊たちが賑やかに遊ぶ声を聞きながら、姉に教えてもらった茶の入れ方で丁寧に。) (茶を机に置けば、向かい合わせに腰を下ろし) そんじゃ、頂きますだな。 へへ、お前の作ったお菓子は数十年ぶりだ! -- オウ
- (ケーキを皿に取り分けながら、ふんわりと漂い始める紅茶の芳香に目を細め。)
ええ、いただきます。(腰掛けても少し高い位置にある恋人の顔を見上げ、微笑む。) ふふ、どうぞ召し上がれ。 私も人のために作ったのは久しぶりで…頑張っちゃいました。 -- スピカ
- …? (眼を瞬かせてから、嗚呼、と不意に眼を伏せ。 それから手を伸ばし、向かいのスピカの頭を撫でる大きな手。)
…ザビーネの野郎ァ、もう居なかったな。 …なぁ、スピカ。 今度一緒に、あいつの部屋に花でも持ってくか。 挨拶行くなら、二人一緒のほうがあいつも喜ぶし、 (口の端を上げ、冗談めかし) 俺が、アイツにケツ蹴られないですむからよ。 な? -- オウ
- ……そう、ですね。 一緒に、二人で。(撫でられた手の下で少しだけ寂しそうに微笑み、)
ふふ、お父さんは事あるごとにオウさんと大騒ぎして… もう、あれから20年ですか… なんだか懐かしいですね。(静かにカップを傾けながら、少し遠い目で。) ええ、オウさんがお尻を蹴られないよう、私がちゃんと見てないと。 二人で元気にしてるって、報告に… -- スピカ
- アイツの事だ、もう成仏してんのに蹴るためだけに戻ってきかねねェ。
(くく、と笑ってフォークをつまみ、ケーキを切って口に運ぶ。 美味いな、と心から息を吐き、微笑む。) …へへ、二人で、だな。 (その事を噛み締めながら、もう一口。 実感と共に広がる甘味。) ああ、美味い。 (もう一度言った。) -- オウ
- あはは…オウさんは事あるごとにお父さんに蹴られてましたからね。
(ケーキを口に運ぶ恋人の動作を見守り、美味いという言葉を聞けば、口元が緩む。) …良かった。 そう言っていただけると、本当に… ふふ、幸せです。(言いながら、自らもケーキを口に運ぶ。 ケーキの風味と、恋人と共に過ごす静かなひとときを噛み締め、味わう。) -- スピカ
- アレも懐かしいもんだけどなァ。 (眼を閉じ、苦笑を浮かべる。 紅茶を飲み、息を吐く。) 20年か、長い時間だったな。
待っててくれて有難うな、スピカ。 (ケーキを食べる手を止め、見つめ。) …お前と恋人になってよかったぜ。 へへ。 -- オウ
- 20年… 経ってしまえば早いようで、それでも振り返れば長いような… そんな、時間でした。
貴方を待つうちにあらためて実感できましたよ。 私の居場所はここなんだって。(その瞳を見つめ返し、嬉しそうに目を細める。) 私も、貴方とこうして恋人になれて、同じ時を歩めて…本当に、幸せです。 -- スピカ
- これから、人の生よか長い時間だが…、へへ、もう待たせる時間は無いぜ、きっと。 ずっと一緒だ。
…。 (そして、スピカからの言葉を聴けば、珍しく赤くなり、照れたように頭を掻いた。) 参ったな、手前で言った言葉なのに、妙に照れちまうよ。 と、とりあえず、食おうぜ! 茶も冷めちまうからよ! -- オウ
- はい! 何があっても…ずっと一緒です。 この永い時を、一緒に生きていきましょう。
(恋人が赤くなるとつられて赤くなり照れ笑いを浮かべる。)あはは、そんな事言われるとこっちまで… …はい! 今は、こうして過ごすこの時を大事にしましょう。 -- スピカ
- 40過ぎても相変わらず甘々やね。 --
- 愛は尽きるもんじゃねェだろ? (子安に酒を出し、どっかり座って笑った) -- オウ
- 訳あって名乗りはしないが、相変わらずでよかった。おかえり!
身長差カップルってこうぐっと来るよね、うん! --
- ま、無理に聞こうたァ思わねェさ。 子安でも名ありでも歓迎するぜェ?
(乾杯の仕草をしてから少し考え。) そういや、スピカと俺ァ50cm近く離れてンだよなァ。 -- オウ
- よく●RECさせてもらってただけさ・・・
立った状態でも普通に顎が頭に乗るね。いいことだ! 身長差があるから出来ないコト、出来るコトがね・・・(酒をぐい飲みしながら) --
- て め ぇ !
あンま趣味良くねェぞ、消しとけよ手前ェ。 あ、でも消す前にバックアップくれよな。 (ぐび。) 出来ない事…ああ、まァ、あらァな。 抱き上げるとかは簡単だからいいけどよ。 -- オウ
- ふむ…自分達がどう映ってるかは興味あるんだ?(ニヤニヤしながら)
でもその分、相手を気遣える良さってあるよね! キスにしてもお互いに背伸びしたり屈んだりね! あとはちっちゃい子を体の上に乗っけて寝そべったり出来るのは凸凹の特権だねぇ。 相手を下にする体位だと押しつぶさないように気をつけないといけないけど。 --
- そりゃまァ、なァ。 (頬を掻いてちょっと視線をそらし。) と、とにかく、ポーシャする時ァ程々にな。
はは、あァ、くすぐったいけど、そう言う気遣いがお互い嬉しいもンさ。 暫く離れてたのを差し引いてもな。 ああー…こう、森の奥のトロロみたいな。 あァ、そう言うのも良いな。 いただきっ! (がたっ。) 下にするのは怖ェな…苦しませる趣味もねェし。 長い事してると肘が疲れる。 …って、何話してンだ俺ァ!? (顔が赤くなった。) -- オウ
- OK、バックアップの件は考えておこう!(親指を立てつつ)
しかし本当ラブラブで羨ましい限り。オウくんみたいにがっしりしてると余裕で乗っけられるだろうねー 体位は上になってもらうとか、膝上に乗っけるとか、抱え上げたりとか。 力の要る姿勢でも楽だしね! うん、色々ご馳走様! 言うまでも無いことだろうけど、これからも二人で頑張ってね! …イロイロと!(最後に余計な一言を付け加えて、逃げるように帰って行った) --
- スピカにばれないように頼むぜェ、絶対恥ずかしがるから。 (こそこそ。)
ああ、なんだかんだで俺ァがちムチだからなァ、主に中の人の趣味で。 海の男だし。 スピカはもうちょい食った方が好い気もするけど、腕の中にすっぽり納まるあの身体も好き… とかだから俺ァ何を!? ああ、勿論さ! 色々とな。 …ま、お前ェもまた来な。 (酒を飲み干し、ジョッキを振って見送り。) -- オウ
- オウ -- オウ
- の -- オウ
- 帰還。 -- オウ
- (防寒用のコートと毛布を纏い、船長室の上の特等席に寝そべり、冬空を見上げる語り部。)
オウさん……私、引退しちゃいました。(コートの下に抱いたシリウスをそっと撫で、左手の指輪を目の前に翳す。) これからは…ここで、この船で…貴方の帰りを待ってますね。 ……?(微笑んだその頬に落ちた冷たいものに気付き、視線を空へと戻す。) (冬の冷気の中に舞い始めた粉雪。 闇の中に舞う白を見上げ、満面の笑みを浮かべた。) …ふふ、ホワイトクリスマスですよ。 ……メリークリスマス、オウさん。 -- スピカ
- 信じたくなかったけど…本当にまたいなくなっちゃったんだね船長…はは、結局船長には背で負けっぱなしだったね…(水平線の果てを眺め、その何処かにいるかもしれない友人に思いを馳せる) -- ルージィ
- (精霊送りの日‥彼女は港の船着場で海を見ていた)
‥‥貴方は今もまだこの海で航海をしているのでしょうか ――以上 (海に献花を投げ込むとその場を後にする‥) -- ヒルデ (吼凜)?
- 厳密に死んだって訳じゃないみたいだから、お盆の挨拶はこれっきりにしておくわ、相手を待たせちゃダメよ?それじゃね -- ヘレン?
- そういえば、結局ろくに話も出来なかったなぁ…けれどまぁ、大丈夫か
覗いてみたらいつも幸せそうにしていたからな、きっとお前にはそれで十分だったのだろうさ…船長 お疲れ様、またいずれどこかで! -- トーコ
- 遅くなっちまったな……確か「死んだ」、ってわけじゃないんだよな
いずれお前さんが帰ってきたとき俺がまだ居たら、また、呑もうな(ラム酒を一瓶置き、立ち去り際に船を一瞥していった) -- イモゲリヒト
- お別れって言うのはいつでも切ないね。でもあたしはさよならとは言わないわ。またね -- エクセル
- オウくん…また居なくなっちゃったの?今度はもう会えないのかな…? -- スティヴェル
- あんたが帰ってきたとき、あたしはせいぜい2年と踏んだ……でも、あんたはその倍以上戦い抜いた。
まぁ、最後はこうして見送ることしかできないけど、とっときな。あばよ(そう言うと、ラム酒の樽を勢いよく海に放り投げた) -- リーファー?
- リュ−クが逝き、そしてお前も、か……。つくづく俺は弟子に「恵まれていた」らしいや。
ありがとよ、…………そして、またな。(高級な純米酒を供えて去っていった) -- ボル
- おい、私は泣かんぞ、貴様の様なこまっしゃくれた小僧に流す涙は一滴たりとも無い。
私はな、どうでもいい者でぴーぴー泣くような男では無いのだよ。…だから、クソッ、この涙は…。 馬鹿者、親より先に居なくなる者が居るか戯け!父親らしい事を何もしてやれんで、貴様とスピカの結婚式も見れんで。 認めんぞ、認めぬからな、開闢の時から今に到るまでの時間と同じ時間を待とうとも貴様の帰りを待っているぞ。 貴様に父さんと呼ばれるその日まで、待ち続けてやる。 -- ザビーネ
- (到る所の影のある場所に花束を置いている)貴様の誕生日だ、オウ…。お誕生日おめでとう。 -- ザビーネ
- (布巾に上等なワインを沁み込ませると船の中を拭き出した)此処に居るのならば…香りだけでもな。お誕生日おめでとうオウ、私なりのプレゼントだ。 -- ザビーネ
- ま、頑張るがいい。こんな日に野暮な真似はせんよ私は。&br:お誕生日おめでとうオウ、ふっ、幸せにしてやるのだぞ。 -- ザビーネ
- …生きていれば30か、それなりに大人になったという事だろうな。
(そっと船にスピリタスを撒いた)誕生酒だ、受け取れオウ。 -- ザビーネ
- 5年、かね。生きていれば30か?ハッ随分と立派な歳になったものだな。
(船に強めの酒を撒いた)今月は盆…スピカに会って、幸せにしてやってくれ。 -- ザビーネ
- 6年か…早いのか遅いのか分からんが…少なくとももうそんなに経ったのだな。
…やれやれ、私とした事が女々しい(強い酒を船に撒いていった)一度ぐらいは酒を酌み交わしたかったよオウ。 -- ザビーネ
- (大きく溜息を吐いた後ワインを船に撒いていった)まあ、なんだ…相変わらず私は貧弱だが元気にやっている。
こうして誕生日を祝える程度にはな、…それではな、また会おう。 -- ザビーネ
- …凄いな、私にとって妻がどれ程大きいのか良く分かる…以前は悲しく思いながらも来れたのだが。
今は余計に胸を痛め来る事さえ辛い…だが誕生日ならば来なければな、大事な息子なのだから。 …それではな、オウ…少し辛い。 -- ザビーネ
- 今年で34歳か…少しは体を集める目処は立ったかね?
ふっ、それともまだ世界を見て回るかね?それも良かろう、世界は思ったよりも広いからな。 (ワインを一本船長室に置いて)お誕生日おめでとうオウ、それではな。 -- ザビーネ
- ふっ、子は歳を取らぬのに親ばかり歳を取る。…親不孝とは思わんかね?
…お誕生日おめでとうオウ、スピカと共にな、日々を過ごしてくれ。それではなオウ、また来年。 -- ザビーネ
- ゆるりゆるりと日は過ぎて、もうこんなにも経ったのだな。だがオウが居た日々は昨日の様にすら感じられる。
これが親馬鹿と言うのだろうか、良く分からんが大事な日々であったわ。 (船長室に高いワインを1本置いて)お誕生日おめでとうオウ、何時の日か帰ってきた時にでも空けるのだな。 -- ザビーネ
- かつて君が倒れたとき、君は我々のところへ、皆のところへ帰って来てくれた。 君は本当に強い男だ。
だから私は安心して待つことができる。どれだけ時間がかかろうとも、オウ君は戻ってくると、わかっている故な。 (にっ、と微笑んで)……ふむ、折角だからそれまでの間、「これ」を借りておくことにするか。 (そう言って目を瞑り、杖を掲げて闇と夜への讃歌の一説を唱えると、飛空船『マルコ・ポーロ』が纏っていた闇の一部が、 その杖と――そして、パルフイシュトラープ自身は気付かぬが、その胸の中に吸い込まれていった) (そしてゆっくりと目を開き、呟いた)…………ひとつ思い出したよ。ずっと昔、私には妹がいた。 私はオウ君の中に、その面影を見ていたのやもしれん。……ふふ、君にとっては少し失礼な話かな? 次に会うときは……もう少し大人の男として扱ってやらねばならんな。……では、またな、オウ君。 -- パルフイシュトラープ?
- (風が吹いている、見送るような追い風が力強く吹き抜けていく) -- 風
- (弓剣の近くに忽然と銀髪の青年の姿が現れる)
……魔力なし、8月でもなしでは数分しか居れないが… 死んだわけでないならいい。幸か不幸か俺に時間は関係ない…またな、オウ(船長室でそう言い残すとまた消えた) -- ―――?
- (ラム酒を供えた) --
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