汚染公家出身 『白鳥の歌』隊 484563 Edit

ID:484563
名前:『白鳥の歌』隊
出身家:不死兵団
年齢:不詳
性別:
edit/refer
前職:
edit/refer
理由:
edit/refer
状態:
edit/refer
名簿:ステ/戦歴

企画/叙事詩 Edit

告知


          時は黄金暦227年 末────

          幕引きに意味はなく、幕開けに意味はない。

          それに至る過程に意味があり、それに至る結末は結果でしかない。

          今の結末は次の過程の為に。

          歴史は繰り返す。

          人類は何も学ばない。

 
広域地図


お名前:
  • 《 帝 国 残 党 掃 討 戦 掘 -- 2012-09-11 (火) 00:09:42
    • 黄金暦227年 8月 統一連合軍カタクァ殲滅部隊 北東方面軍 -- 2012-09-11 (火) 00:33:33
      • (六稜軍は静かに、そして慎重に進軍を続けた)
        (敵の正規装備を奪い取った六稜軍は統一連合軍の一部隊に扮してカタクァへと詰寄り、あと一息というところまで進軍することに成功していた)
        (これから、いよいよ本陣を横切り、連合軍主力に紛れてカタクァ本営へと踏み込もうとしていたそのとき……)
        ……後方から、連合軍の増援? 我々の方に向かって……
        まさか……!? -- 宗爛 2012-09-11 (火) 00:42:23
      • …気付かれたか
        (まるで予測出来ていたかのように呟き、後方に振り向く)
        (魔剣を手に、くるりと後方に向き直るのは、多少の時間でも足止めするなら自分が出る、という意思表示か) -- 暁翼 2012-09-11 (火) 00:48:16
      • ……しゃらくせぇなおい
        (兵服の上に着込んだ鎧は重く。だが、そんな事を感じさせぬ挙動で、暁翼の横に並び振り向く)
        (砂埃の向こうに見える兵団へと目を凝らしながら、臨戦態勢を整えていき) -- 阮焔 2012-09-11 (火) 00:52:41
      • (現れた統一連合軍の増援部隊は、その予測を肯定するかのように六稜軍扮する偽連合軍を包囲し、長槍を番えて威圧する)
        いかにもご察しの通りだ……いやぁ、久しぶりだなぁ? 蛮族共ォ
        (そして囲いの中から現れた司令官は……三目の神殿騎士)
        しかし、太陽王の言うとおりだったなァ。鼠が紛れ込んでいると聞いてすこし突いてみれば、いきなり大当たりだ
        投降する必要はないぞ蛮族共。どちらにしろお前達は皆殺しだからな
        (終始ニコニコと笑ったまま、神殿騎士は嬉しそうに言葉を紡ぐ) -- カルロ 2012-09-11 (火) 01:01:22
      • 気取られていたということか……(冷や汗をたらしながら、状況を鑑みる)
        (ここで闘えば突破は可能だ。しかし、それではカタクァ殲滅の為の余力が残らなくなってしまう)
        (それでは何の意味もない。ここは本来なら、本隊だけでも無傷で切り抜けなければいけない場面なのだ)
        (くそ……どうする……!) -- 宗爛 2012-09-11 (火) 01:03:29
      • …ヴァイドか。あいつなら見抜けておかしくないな…
        (見える神殿騎士は脅威に値すると見なさなかったが、背後にヴァイドがいるなら手を抜けない)
        ───行けよ大将
        (魔剣を軽く構えたまま、一歩を踏み出す) -- 暁翼 2012-09-11 (火) 01:11:13
      • !? 暁翼……お前……!?
        (短い発言からも、意図を汲み取る事はできる)
        (コイツが何をしたいのか、何をしようとしているのか……状況から発言を鑑みれば火を見るよりも明らかである)
        (無論、その手は考えていた。しかし……それを今実行していいものか?)
        (今それをして、カタクァの殲滅をなすことが出来るのか?)
        (戸惑いと躊躇いが胸中に渦巻く) -- 宗爛 2012-09-11 (火) 01:16:27
      • (突如現れた兵。囲まれている上、率いているのは過去やり合った神聖騎士の……)
        なんつー名前だっけあいつ……
        (兎も角、誰か足止めする者が必要な状況である。此処で全軍でぶつかるのは得策では無い)
        (そして、その役目は……)
        (一歩を踏み出した暁翼の肩に、手甲を着けた手を軽く載せ)
        まぁ待てよ切込隊長。あの三つ目の坊ちゃんとは、ちょいとした因縁があってよぉー
        (一歩を。)
        それに皆殺しっつーなら、俺の方が向いてる戦いじゃねーの?
        神聖騎士相手じゃ、あんたの戦い方は無理が出ちまうぜ
        (変わらぬ不敵な笑みを暁翼に、そして宗爛に向けて)
        っつー訳でま、後宜しく。
        俺はちょっくらこいつらと遊んでくからよぉ!
        (重い鎧と兵服の上を脱ぎ捨てる。脚甲と手甲だけを残し、銀の蓬髪を靡かせて)
        (最早カルロへと向き直った阮焔の背中にかかる炎の刺青は、仮面の将の心を表しているかのようで)

        皆殺しだぁ? っはは、穴蔵で引きこもってた坊ちゃんが偉そうに言う言う。

        (殺意と闘気が溢れる。最早将ではなく、一人の戦士としての生を楽しむ為に)
        (羅刹は、自然な歩みで囲みへと近づいて行く) -- 阮焔 2012-09-11 (火) 01:27:17
      • 阮焔……!
        (前に踏み出す、男の背。その背は語っていた。その背は笑っていた)
        (決断の時は今であると)
        (そして、その決断を下せる男こそが……勝者に相応しいのだと)

        お前は、いつだってそうだったな……阮焔

        (なんでもないように笑っているようにみえて、誰よりも前を見据え、誰よりも今を見据え)
        (誰よりも……勝利を見つめていたその男)
        (その男の言葉に、)

        阮焔! ここは任せた! 総員散開!

        (応える)

        全部隊、カタクァの深奥を目指せ! 他部隊の支援は必要ない! 一矢でも届けば我々の勝利である!!

        アベルと薄荷は俺に続け!
        阮焔!
        必ず戻って来い、六稜で待っている! -- 宗爛 2012-09-11 (火) 01:54:10
      • ほほう、いつかの……確かゼナンであった蛮族かぁ、あの時は世話になったナァ?
        神殿騎士「隊長。敵は散開するようですが、いかがしますか?」
        適当に追撃しろ。僕はすこしあの蛮族に借りがあるんでなぁ……それを返してから追撃に移る
        神殿騎士「了解」
        (そういって、阮焔の部隊を無視して数人の神殿騎士が追撃に移ろうとするが……) -- カルロ 2012-09-11 (火) 01:58:10
      • 阮焔、お前…
        (肩に手を載せられ、名前で呼んだのは下手をすると初めてか)
        (どうしても、ここでそれでも俺が行くとは言う気にならなかった)
        (ここは、これから阮焔の戦場になるのだ)
        (ならば、水を差す事もあるまい)
        進むといいさ、お前の闘志の行き場に
        (それが、阮焔に向けた手向けの言葉だった)

        ……?
        (そして、あるであろう自分への指示が飛ばない…というよりは意図的に外された感を訝しみつつ)
        (ともかく、その場を走りだした。もたもたしている場ではない) -- 暁翼 2012-09-11 (火) 01:58:37
      • 暁翼……お前には特別任務だ
        (気付いた風である暁翼の顔を見れば、にやりと笑う)
        (同時に、黒咲が暁翼を角で引っつかみ、自分の背に乗せる)
        黒咲と共に右翼を突破し、そのまま直進しろ
        お前が一騎駆けすれば、敵も放置はできまいよ
        (ここまではまだ勝ち目があった。まだ悪くない目が出ていた)
        (だが、これ以上はもうそんなものはない。全滅の目のほうが強い。そんな状況ならば……)
        (こうする他ない)
        (黒咲を軽く叩けば、暁翼の返事を聞く前に走り出す)
        (巨体を誇る黒い大山羊は草食動物であるにも関わらず神殿騎士の肉を鎧ごと噛み切り、その角を振れば長槍をへし折って進んでいく)
        暁翼! 妹を頼んだぞ!!
        六稜で会おう! 暫しの別れだ!

        (強がりをそういって、駒を手放す)
        (軍全体の為にも今はコレでいい)
        (一騎目立てば他の部隊への追撃は和らぐ。その分の負担は暁翼が背負うことになるが……問題あるまい)

        あの強かな妹が選んだ男だ。心配はないだろう

        むしろ、俺が自分の心配をしないとな -- 宗爛 2012-09-11 (火) 02:09:41
      • と、と…おい
        (黒咲の動きは見えていたものの、不思議と邪気のない動きには逆らえず。そのまま乗せられてしまう)
        待てよ、こいつはあんたの大事な…!
        (大事な物を預けてまで、爛煌の為に進めというのか。宗爛は)
        了解…こいつの命は預かった。取り返しに来いよ…六稜に、先に行く!
        (しっかと、黒咲に乗り直し、右翼に突撃する)
        (並の馬等問題にならない巨体の性能と、魔剣を振り回して敵を払う)

        この黒の大山羊と赤の剣を畏れぬなら 追ってこい!!

        (無双の剣捌きと、最高の騎馬を得て、敵の右翼を切り裂いていく。多くの敵をそちらに引きつけ…)
        (戦場から、無事に逃れられたという。己も黒咲も無傷で斬り抜け、去って行く)
        (これが、この戦争での最後の単騎駆けとなった) -- 暁翼 2012-09-11 (火) 02:20:40
      • へへ、俺ぁ小越奴兵隊の阮焔だからよぉ。
        (誰にも聞こえぬ小さな呟き。それは、此処に至るまで仕えた将への感謝の意でもあった)

        ……。
        (追撃を仕掛けようとした兵は尽く宗爛の大山羊に潰された)
        (あちらの神聖騎士は不死身の如くの耐久力を誇る城塞にも等しい戦力)
        (対して、自分の部隊は補給もようやっとであり、その数もゼナンで対峙した時とは比べ物もならぬ目減りをしている)
        (だが、士気はどうか?)
        あー、思い出した。カルロとか言ったっけか
        神国の焦土作戦でくたばったかと思ったんだがよぉ……嬉しいぜぇ、耐久力だけの野郎だが、退屈はしねぇ

        今度ぁ全損にすっけどよぉ、構わねえよなぁ……!!!

        (男の言葉と共に、剣を、槍を、弓を、或いは徒手を……奴兵隊の全員が手に持った武器を構える)
        (その士気に些かの衰えも非ず。むしろ死地に赴く兵達は、地獄を渡る悪鬼羅刹の如く) -- 阮焔 2012-09-11 (火) 02:31:17
      • (阮焔の部隊がひきつけているうちに、他の部隊は続々と脱出していく)
        (神殿騎士といえど、士気の高い少数精鋭を前にしては思うように前に進む事ができない。なにより、追撃先が無数にあるのだ)
        (部隊を小分けにすれば、逆に今立ち止まっている阮焔に討ち取られてしまうのである)
        ……迎えには来ないぞ、お前達……だからこそ、生き延びろ! 自分の力で! 自分の意地で!
        全軍……任務達成後……帰討先は六稜だ!
        幸運を祈る!
        (自らも適当な蟲に跨り、そのまま突破を図る) -- 宗爛 2012-09-11 (火) 02:45:29
      • 神殿騎士「隊長。ダメです。連中、バラバラに散開しました。追撃よりは各個撃破のほうがよろしいかと」
        そうか。あまり時間を食いたくなかったのだが、まぁ仕方ないだろう
        おい、グエンとかいったか蛮族。あくまで侮り、あくまで抵抗するならそれも構わんが……お前、死ぬぞ? 絶対にな?
        お前達があんまりにも生意気で鬱陶しくて神の恐れをしらんものだから……我々も少しばかり工夫をしてなぁ?
        (そういって、一歩前に出る神殿騎士達)
        (一斉に、ざっと前に出る)
        (当然槍に、弓に、そして剣に切り裂かれるが……とまりはしない)
        (明らかな重傷、深手を負っている騎士すら止る様子はない。無視して進み、甲冑を切り裂かれ、顔を覆ったフードがとれれば)
        すこしばかり……強くしてもらったンだよぉ
        (そこにあったのは……幾重にも縫合され、何度も火箸で焼かれたような、痛ましい異形の顔)
        ぎひぃひひひひひひ!! ぎははははははははは!
        (見れば、カルロのその額にも……横一文字の縫合痕があった) -- カルロ 2012-09-11 (火) 02:51:10
      • っは、素直に言えよカルロくんよ……
        (神殿騎士が強壮無比の生命力を持っているのは、この西爛戦争で彼らも思い知っている……だが、さらなる異形と化したその姿)
        (それは勝利の為と言う狂気がなさしめたものか……或いは何より勝利に渇望する阮焔も、同じ狂気を抱く者なのか)
        (その姿を見て尚も、羅刹は笑う。嘲笑う。)
        神サマとやらに縋って、手前ぇーの弱ぇ心を鎧ったつもりかも知んねえが……俺はンな甘っちょろい野郎に殺られねぇよ……ッ!

        (震脚が遅れて聞こえる程の速度で踏み込む。大爛には無い金属製の脚甲は力強く地を踏み締め、狂気の表情のカルロへと弾丸の如く接近し)
        ............Da......ッ!!
        (手甲に覆われた拳を一発、二発、三発……)
        (顔と言わず胴と言わず、鎧の有無など関係無しに。砲弾のような打撃の連射を見舞う)
        (まるで何十の火砲を放ったかのような衝撃音が、戦場に響く)


        (……だが。) -- 阮焔 2012-09-11 (火) 03:00:24
      • (阮焔の踏み込みに鈍重な神殿騎士が着いていけるはずもなく、その連撃はカルロの鎧へと易々と至り、その鎧をすぐさま鉄クズへと変質させてしまう)
        (盛大に血が噴出し、一見致命傷を与えたかの用に見える)
        ひひひぃ、神に縋るぅ? 違うなぁ、違うぞ蛮族ぅ……
        (だが……血が止ることはない。明らかにその質量を逸脱した量の流血を続ける)

        (その血によって足場が弱くなり、夥しい血飛沫によって視界は遮られ、そして嗅覚を遮る)

        既に僕は……僕たちは……

        偉大なる神の一部となったのだよ! ひぃははあははははははははははは!!

        (「片手で」強引にハルバードの石突を阮焔へと突き出し、迎撃する)
        (尋常ではないスピードで) -- カルロ 2012-09-11 (火) 03:14:49
      • (何度も相手をした神聖騎士と言う相手。これ程の打撃を与えればさしもの彼らも絶命した筈である)
        (だが、しかし)

        っち、強くしてもらったってのはマジらしいな……
        (血煙の中哄笑するカルロに舌打ちを一つ。もう一撃を放とうとした所で、それは来た)
        (動物的な勘か、或いは長らく戦場に身を置いた者特有の感覚か)
        (風切り音を残して突き出される石突は予想外の反撃だったにも関わらず、危うい所で身を捻り回避する)

        ……速度が尋常じゃねぇーな!
        (だが無傷と言う訳には行かない。鎖骨付近を通り抜けた突きは、掠っただけで右腕に痺れを残す。いなした姿勢の運動エネルギーを殺すこと無くさらに身を捻り)
        Shiiiiiiiiiiiiッ!
        (人間の叶える速度を凌駕するならばそれを上回る手数で破壊するのみとばかりに、一本立ちでハイキックを放つ)
        (頭部を狙い、風巻く血煙を振り払い、幾度と無く) -- 阮焔 2012-09-11 (火) 03:31:11
      • さぁ、蛮族! お前も救済してやる! 救済されて我等が一部となれぇええ!!
        (ハイキックを避けもせずに前進すれば、丁度ハイキックがカウンターになる形でカルロの即頭部を強打。カルロの左目が飛び出し、同時に右耳から血と脳漿のような液体が漏れる)
        (しかし、それでも、神殿騎士が止ることはなく)
        神罰覿面んんうぅうううう!!!
        (短く握ったハルバード……その矛先によるチャージを敢行する)
        (踏み込みによって大地は抉れ、そのあまりの豪速と剛力により空気そのものが震える!) -- カルロ 2012-09-11 (火) 03:38:27
      • 救済だぁ、ふざけたこと抜かしやがって……この……
        (ぐしゃりと、脚甲越しに頭部が陥没する手応えを得る。見るも無残となった美丈夫の顔にはしかし、未だ貼り付く狂気の笑み)

        (そうして、悟る。この間合は不味い)
        (音だ。大地を踏み砕く音が──)

        がァッ!?

        (如何なる身体操作か。心臓を矛先に突かれる事のみは避けたが)
        (しかし、その刃は阮焔を捉えた。腹に刺さった矛先。そして砲弾と化したカルロの肉体そのものが仮面の将へとダメージを与える)
        (めきめきと肋骨の軋む音が体内で響き、カルロのものでない血が口からぶち撒けられて)

        (そうして、数メートルの距離を吹っ飛ばされた阮焔はやっとの思いで膝を突いて堪え、距離の離れた敵を見る)
        (神の一部となったと嘯く狂信者の、その顔を) -- 阮焔 2012-09-11 (火) 03:49:10
      • ほほう、あの間合いで避けたかァ、大したものだなぁ、蛮族ぅ
        ……しかし、少しばかり処理効率が此方もおちてしまったな。左目も使い物にならん
        (言いながら片手で耳から垂れる脳漿をすくい、そのまま左目を引きちぎると……そのまま口に運び、くちゃくちゃと不快な咀嚼音を響かせる)
        まぁ、いい。本国に戻って「また」つけなおせばそれで済む
        (そして小さく呪文を詠唱すれば、カルロの肉が爆ぜて傷口をふさいでしまう)
        (皮膚腫瘍でも患ったかのような醜い外見になるが、気に留める様子は微塵もない)
        そうだ、丁度いい。次はお前の目と筋肉を使ってやろう
        ぐひはははあははは、きっといいものになるに違いないぞ!
        そうときまれば斬首で殺してやろう! なるべく部品を傷つけないようになぁ!!
        (そういって間合いの外からハルバードを振り回せば)
        (腕がめきめきと裂傷と骨粉砕を伴ってゴムのようにのびて、遙か後方の阮焔の首を刈り取ろうとする!) -- カルロ 2012-09-11 (火) 03:59:20
      • (見るもおぞましい光景であった。砕かれた自らの身体など意に介する事もない振る舞い)
        (しかしそれも当然であろうか、どれほどの傷を受けたとしても恐れる事は無いのだ)
        (何しろ、呪文一つで治ってしまうのだ。確かに奇跡を奉じるのならばそれは素晴らしい事にも映るのかも知れぬ)
        (だがそれは、狂気に他ならない……)

        (遥か離れた間合いの外、異音と共に振るわれる長く伸びた腕と、ハルバード)
        (この男もまた恐れぬ者である。脇腹の傷口から飛沫く鮮血も、口の端を伝う血反吐も意に介さず、尚も笑う)
        (笑って、踏み出す。いつかの戦場の再現のように、地に伏せる程の低い姿勢で疾く、疾く!)
        (鬣の如く広がった銀髪が千切れ飛ぶ。だが、その一撃は離れている故に回避出来た)
        (何度回復されようが構わない)

        Ohhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhh!!!!!!!!

        (限界まで沈めた姿勢を倒す。両手を地面に着け、倒立)
        (そこから放たれるは上下の別無く全身を使う拳法故の踵落とし。異形の面と化したカルロへと、鋼の踵が飛ぶ)

        (回復すると言うのならばしてみるが良い)
        (それだけ戦える時間は延びるのだ)

        (今、男の顔に浮かぶ笑みは。この何物にも代え難い戦闘の時間が続く事への、喜悦の笑みであった) -- 阮焔 2012-09-11 (火) 04:13:04
      • (必殺の一撃を易々とかわされ続けるが、焦った様子もなく、ニヤニヤと笑い続けるカルロ)
        (既に痛みもないのだ。そんな余計ものはとっくの昔にオミットされている)
        (目前の戦士と似て異なる笑み浮かべ続け、振るう、振るう、振るう!)

        (しかし、それによって生まれた土埃によって阮焔の姿を捉える事は尚更困難になり)
        メゴリッ
        (顔面に、その踵が強く捻じ込まれる)
        (顔面全てを粉砕され、頭蓋骨は陥没し、両目も三目も飛び出して、歯も折れて飛び出す)
        (しかし)
        ぎひがはふはははははほほほああ!
        (止る事はない。顔面に捻じ込まれた足をそのまま引っつかみ、そのまま片手で振り回す)
        (そして、十二分に遠心力をつけてから勢いよく大木へと投げつける)
        ふはあは、やってぐべるまぁ、ばんぼごぐぅうううう!!!
        (即座に回復魔術を施し、つぶれた顔を元に戻す)
        (既に人の顔とは呼べないような顔にまで変異していた)
        しかし、これで流石に動けないだろう
        蛮族にしてはよくやったほうだと褒めてやる。しかし、僕も暇じゃないんでね。お前達の総大将とやらを殺してやらないとならない
        祈る間くらいは与えてやる。さぁ、祈れそして……
        (そういってハルバードを投擲するべく振りかぶりったその刹那)
        死……ねねねねぇねねぇ?!
        (カルロの身体から、血と肉が溢れ出す)
        ば、ばばば、どどd、どういうことここことととだ? かかk、身体のせいぎょgyがああがが、いい、いたいたいたいたいたいィイイ!! な、ナンデ!? ナンデェ!?! 痛覚、なんてとっくに、にににに!? ああがはあほああがあああああああああああ!!!
        (肉が膨らみ、喰らいあい、カルロの頭まで肉の暴走が飲み込んだとき)

        げぇえべべべべべべべべべっべべべべ!!

        (既にそこにいたのは……人ではなかった)
        (血と膿を吐き出しながら、骨肉を振り回す醜い怪物がそこにはいた)
        (神聖魔術……否、邪悪な黒魔術の乱用によるリバウンドが、ついにその身を侵したのである) -- カルロ 2012-09-11 (火) 04:53:55
      • (入ったと思った瞬間、足首を捉える感覚。次いで、重力が消失する)
        (次に味わったのは、背中にかかった巨大な衝撃。ミシミシと軋むのは大樹なのか自身の骨なのか判別がつかない)
        (過剰に分泌されたアドレナリンが痛みを意識させないのは幸運であった。拳を地に突き、再び立ち上がる姿はまさに満身創痍)
        がっは、……っはははは、楽しい、楽しいなぁカルロよ……ぉ?
        (異変に気づいた。与えたダメージが功を奏したのかと思ったのは一瞬の事)
        (血が飛沫き肉が潰れ骨が砕け、再構成される音が響く)
        (男は神聖騎士の変貌を油断無く見ながらも、口を開く)

        そいつが『神の一部』とやらになったご加護かよ。全く……
        まぁ、下らねぇーとは思うが……退屈させねぇって所だけは褒めてやるぜ……!!
        (正真正銘、異形の怪物と化した男に獰猛な笑みを向け、傷だらけの身体を叱咤して)
        (三度の接近。見る影も無いソレを間近で見ながら)
        (泡立つ肉から突き出た骨へと、正確無比に拳を打ち込む)

        ッ、く……ッ!
        (一発を放てば電流のように全身が痛み、苦悶の声を思わず吐く。だが、まだだ)
        (まだ楽しめる)
        (そして楽しめるのならば)
        Daaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaッ!!!!
        (楽しめるのならば、まだ己の身体は動く筈だ……!)

        (嵐のような打撃と蹴撃が、カルロだったものを襲う) -- 阮焔 2012-09-11 (火) 05:08:32
      • ああががぺぺぺぺぺぺっぺぺp!
        (奇声を発し、唯の肉塊となったその身体は奇妙な弾性と剛性を兼ね備えており、乱打の衝撃を悉く吸収してしまう)
        (ダメージをおった様子は一切感じられない。それが触手のような肉鞭を伸ばして阮焔を強かに打ち据えれば、三度その身体を弾き飛ばす)
        (周囲の神殿騎士達もその様子を不思議には思っていない。これこそが神殿騎士の姿であるといわんがばかりに共に行軍し、阮焔の部隊を圧倒する)
        (ときおり、カルロの触手と肉塊の接触によって神殿騎士が食われて同化するが……動揺するものは1人もいない)
        (ロボトミー手術を受けた上、薬剤の副作用によって自我らしい自我を失っている彼らには、そんな余計な機能は最早ついていないのである) -- カルロ 2012-09-11 (火) 05:34:57
      • (奇妙な手応え。打撃は通らない。それが解る)
        (ならばどうする、と考える間も無く、どぅと音をさせて吹き飛ばされた)
        (如何なる偶然か、叩き付けられた先は先程の大樹。みしりと言う音を確かに聞いた)
        が……
        (血塊を吐く。内蔵がスープのようになっているのではないかと疑う程に、自身の身体の状態が把握出来ない)
        (それ程の相手であった)

        (小越奴兵隊も一人、また一人と斃されていく。手傷を与えても再生する兵士達によって……だが、彼らもただで斃される訳ではない)
        (命を絶たれる寸前に、胴に巻き付けた火薬を起爆する。レムザから持ち出した内の最後の物資であった)
        (爆発音と哄笑が響く。誰も彼もが、死ぬ事を……否、死する事が出来る程の戦いを、楽しんでいる)

        ……そうだな
        (楽しむ事は止めない。それが、戦場で生きると決めた時からの自らの歪みであり、強さでもあった)
        (楽しみ、そして勝つ事が出来ればそれ程の享楽はあるまいと)

        (立ち上がる。最早脚の感覚が無いが、だからどうしたとばかりに立ち、仁王立ちに構える)

        来いよ

        (自然体に放たれた言葉。大樹を背に、羅刹は笑う)

        来い、色男。

        (挑発する。こちらへと、飛び込んで来るように──)

        無様に踊れよ、カルロ・ブレンゴーラ

        (最後の勝機へと、誘う為に──)

        手前ぇーのチンケな神様が見てる前でよぉ!

        (大樹を背に、羅刹は笑う) -- 阮焔 2012-09-11 (火) 06:01:52
      • (最早、声を声とすら認識していないその怪物)
        (それでも、阮焔の気配を……その濃厚な『生』の、『闘志』の気配を察すれば)
        げぇえええびひひひひひひひ!!
        (同じく哄笑をあげて、狂笑をあげて……それは飛び込んでくる!)
        (視界の端で自爆特攻され、死んでいる部下を気にも留めず)
        (炎に巻かれるその森の有様も気にも留めず)
        (ただ、一心不乱に飛び込んでくる!!)
        (目前の敵を、濃厚な生の気配を放つその戦士を喰らうため、バカ正直に真っ直ぐに!)
        (ゼナンの陽動作戦を彷彿とさせるその突撃)
        (餌を欲する餓鬼が如く) -- カルロ 2012-09-11 (火) 06:40:45
      • (誘蛾燈に惹きつけられる虫のように、自身に向かってくる巨体。肉鞭を、突き出た骨を揺らして突進してくる姿をとらえ、しかし仁王立ちのまま)
        (打撃は通じない。恐らく生半可な武器も通るまい)
        (だが、戦場に存在する物の総てが)
        は……!
        (西句の兵にとってはそう、総てが武器と成りうるのだ)

        (最早眼前。時間が引き伸ばされたかのような錯覚を覚えつつ、視界いっぱいに広がる醜悪な肉の突進に対し身を沈める。その様は、大地に溶けるように)
        (元より視覚に頼ってはおるまい。懐に飛び込み、初撃を避けたのみではあるが……カルロだったものは、突進の勢いのままに阮焔が背にしていた大樹へと突っ込む形となる)

        (二度、人智を超えた打撃の威力を受け止めた大樹である。三度目はその上、膨れ上がったカルロという質量までもが在った)
        (みしりと、音が鳴る。次いで響くは生木が裂ける重々しい悲鳴──)
        (巨体の足元にて仮面の男は笑う)
        (刹那の一瞬で放たれる拳は、亀裂の入った幹へと突き込まれ──)

        (一瞬の交錯の後、折れた大樹とその真上で運動エネルギーを失おうとする怪物が、阮焔の目に映った) -- 阮焔 2012-09-12 (水) 01:49:28
      • あぐ……が!?
        (最早、何もみえてはいなかった。何も感じてはいなかった)
        (ただ本能の赴くまま、敵にくらいつき、敵に引き寄せられた怪物)
        グ邊、ぎひ、ぎひ、ぎひひひひひひいひひひひ!
        (それは笑っていた。亀裂だけとなった口だけで笑っていた)
        (大樹の裂傷。ささくれた木の幹はスパイクとほぼ変わらず、頭上に落とされる大木は巨人の鉄槌と変わらず)
        (許容量を遙かに越える質量を叩き込まれ、肉の怪物は再生の間すら与えられずに絶命する)
        (みれば、神殿騎士達の多くも続々と倒されていく)
        (いくら肉を強化しようと。戦に最適化するために精神を鎧おうと)
        (人らしさが消えれば、それは獣でしかなく)
        (獣は、人に淘汰される運命にある)
        (食物連鎖の理に従い、獣たちは倒されていく)
        (最早、後方の六稜本隊を追撃するだけの力は、彼らには残されていなかった) -- カルロ 2012-09-12 (水) 20:02:16

最新の1件を表示しています。 コメントページを参照


お名前:
  • - 帝国残党掃討戦 -

最新の1件を表示しています。 コメントページを参照

不死兵団>名簿/484563

Last-modified: 2012-10-05 Fri 20:11:28 JST (2620d)