時代に散る徒花なればこそ…

  • 夏草や
  •  つはものどもが
  •       夢の跡
  • 黄金暦227年5月 レムザ -- 2012-09-06 (木) 00:21:25
    • (ゾド包囲網の一角、500もの敵兵の中を僅か52人の少鋭で潜り抜けての強行軍。レムザに着く頃には28人となっていた
       小隊を率いていた頃を思い出しつつ、六稜傘下のレムザ守備隊と合流。街の防備連携強化を図る
       連合戦力の大半はゾド包囲網に集結しているとは言え、既にレムザも何度か攻められおり食糧や物資は不足していた)

      …今回の収穫はこの程度か
      (背に腹は変えられず、また手段を選ぶほどの上品さなどとっくに捨てた将義は、玄骸を中心としたゲリラ戦を得意とする者達に
       周辺の村や連合の駐屯地の奇襲、略奪を行わせた。ただ守っているだけでは宗爛率いる六稜本隊の補給に備えられないからである)
      -- マサヨシ 2012-09-06 (木) 00:33:37
      • クハハハハ……いいじゃねぇか、将義。俺を頼ってもなァ……
        (略奪の収穫を下ろすと)それに多少物資が少なかろうと問題ないだろ?
        何せ俺らはもうこれだけしか残ってねぇんだからよォ……(男たちの狂気/あるいは侠気についてくるものは、あまりにも少ない)
        -- 玄骸 2012-09-06 (木) 00:55:00
      • 頼ってはみたものの、成果は今一つ…だったな(辛口) 己達は良くても、戻ってくる六稜軍のことを考えれば物資はあるに越した事は無い
        (物資の不足は周辺の地域も同様であり、自分達が消費する分を賄ってその上で六稜軍の備えまで準備するというのは元々無理難題である
         しかし現状、泣き言は許されない。将義は心を鬼にして命令し、そして戌徒の兵達もまた文句一つ零さず動いていた)
        …だが、お前を走らせただけあって多少は余裕が出来た。今日は久し振りに飲酒を許してやろう
        -- マサヨシ 2012-09-06 (木) 01:03:33
      • お、おいおいそりゃないぜ将義ィ……本当に戻ってくるかどうかわからない六稜軍の分の物資だぁ?
        そんな量の徴発も無理だし帰ってくるかどうかも定かじゃねーし! 実際俺は十二分に働いたぞー!!
        おほっ。(飲酒を許されると舌を出して)安酒でもあるとないとじゃ大違いだぜぇ……将義様々だなァ。
        -- 玄骸 2012-09-06 (木) 01:10:20
      • …文句を垂れるな副隊長。部下に聞かれでもしたら舐められるぞ? もはや我々には愚痴を零す余裕も猶予もないのだ
        (負け戦とはそういうもの。現状に抗い続け、我武者羅に足掻き、無様を極めた者だけがようやく生き延びる権利を得られる)
        六稜軍が戻ってきたら、恐らくその後はガルガの門へ撤退だ。物資を貯めておけば撤退戦も滞りなく行える
        レムザを死守し、兵糧を蓄えておくのは先を見据えたもの…無駄にはならんさ
        (仮に六稜軍が戻って来ずとも、ゾド陥落と宗爛討ち死にの報せが来れば自分達も此処を放棄し落ち延びる糧とする…が、無論それは最悪の想定
         武士たる己は、ただ主君を信じて為すべき事を全うするのみ…)
        ここを凌げば、お前も後は帝国に戻りつつ適当なところで軍を抜けて自由の身となれば良い
        己に言われずとも、勝手にするだろうがな……
        -- マサヨシ 2012-09-06 (木) 01:28:51
      • ヘッ、そりゃわかりきってるっての将義隊長殿よぉ。六稜軍が戻ってきたとしてガルガの門まで持つかどうかはさておきな!
        先を見据えるねぇ………(フン、と鼻で笑って)この状況で『この先』なんて言い出せる奴がいるなんて思いもしなかったぜ。
        ああ、こんな戦いはもう真っ平御免だ。ここを凌いだら好きにやらせてもらうさ………凌げたら、な。
        -- 玄骸 2012-09-06 (木) 01:35:55
      • ……どうした。今日は妙に女々しいというか…弱気だな、玄骸? 生き延びる自信がないのか -- マサヨシ 2012-09-06 (木) 01:38:43
      • んなわけねェだろ!!(絶望的な戦況でシニカルになっているところは否めないが、将義という男に軽く見られるのは癪だった)
        生き延びるさ。俺には酒も女もまだまだ足りてねェんだ……手前こそ軽々しく死ぬなよ、指揮官さんよ。
        -- 玄骸 2012-09-06 (木) 01:40:32
      • 己は死なんよ
        (将義は表情を変えず断言した。隊長としての義務感で揺るぎない自分を器用に演じているのではない…魂の底からその言葉を口にしていた
         隊長としての振舞いではなく、一人の男の生き様にて、このレムザにいる兵達の上に立っていた)

        ……さて、日が落ちてきた。お前は今日は酒浸りで夜間の守備は任せられんだろうな…
        己は日没まで仮眠を取ってくる。それまでは守備の指揮、任せておくぞ
        -- マサヨシ 2012-09-06 (木) 01:48:56
      • …………!(その言葉に息を呑む)
        (サムライは死にたがりだと思っていた。だが考えを改める)
        (この男は死地にあって尚、地獄を支えるために生きているのだと)

        ……ああ。その間の任せろよ、将義。(目の前の敬意を払える男に対し、素直にそう言い)
        -- 玄骸 2012-09-06 (木) 01:54:11
      • (死にたがり…それは表面的には正しく、内面的には間違っているのだろう
         自分から死地を選びはするが、決して死ぬつもりで戦っては居ない。死ぬ気の無い死にたがりとでも言うべきか
         戦いに対するその姿勢こそが、将義の「武士道」の一面であった)
        ではな。また後で…敵襲があれば鐘を鳴らし報せるのだぞ

        (言葉を交わし終えればいつも通り素っ気無く別れる。だが、その後に待っていたのは「いつも通り」ではない光景だった…)
        -- マサヨシ 2012-09-06 (木) 02:01:41
    • 砲撃だと!? どうなっている…連合軍の戦力はゾドに集結しているはずだ…! -- マサヨシ 2012-09-06 (木) 21:29:20
      • どうもこうもありません! 今レムザは連合軍に包囲されています…その数およそ、3000!! -- レムザ守衛六稜兵 2012-09-06 (木) 21:32:43
      • 三千…だと? (戌徒が約30人。動けるレムザ守備隊が270人…単純な戦力差では10倍。とは言え、それだけならばまだ戦いようはあった…)
        ここはゼナンやゾドのような要塞ではない。そんな場所に大型火砲を持ち込んだと言うのか…
        (恐らく、今レムザを包囲しているのはゼナンからトラバを経由しゾド包囲網へと向かう増援隊だったのだろう。火砲があるのもそれならば当然
         しかしゾドの趨勢を考慮、増援の必要性はないと判断を下した…遅参部隊を逆に先遣隊としてレムザへ送り込んだと推察できた)
        くそッ…! 己の目算が甘かったのか…それほどまでに帝国と連合の戦力差は開いていたのか…!!
        (悔やむ心の衝動によって壁を拳で殴りつける。だが、いつまでも後悔してばかりでは何も始まらない)
        各方面の状況と本営に残る人員は?
        -- マサヨシ 2012-09-06 (木) 21:50:42
      • ハッ! 南の正門には玄骸副隊長殿が16名の戌徒隊と守備兵90名を率いて防戦中
        北門、東門、西門には戌徒隊4名及び守備兵40名ずつで守りを固めております。本営には私を含めて60名 -- レムザ守衛六稜兵 2012-09-06 (木) 21:55:54
      • よし、ならば正門は持つ…まだこの本営に残っている守備兵を二十名ずつに分けて南方の門以外へ増援として向かわせろ!
        現場判断は戌徒隊に指揮するよう仕込んである。南方の正門へは己が直接向かう…
        伝令があれば兵を本営に走らせ鐘にて伝えさせる。以上だ
        -- マサヨシ 2012-09-06 (木) 21:59:28
      • 御意! (命令を受けると守備兵長は即座に行動を開始する。これで後顧の憂いは消えた…後は)-- レムザ守衛六稜兵 2012-09-06 (木) 22:03:41
      • ……己が行くまで持ち堪えよ、玄骸…!! (愛用の刀と宗爛から賜った骨刀を携え、本営を飛び出した…) -- マサヨシ 2012-09-06 (木) 22:05:23
    • レムザ最終防衛戦 -- 2012-09-06 (木) 21:27:18
      • レムザを包囲する連合軍はある作戦の準備を進めていた。強固でも堅牢でもないレムザの低い市壁の中へ、一斉に何かを投げ入れ始めた -- 2012-09-06 (木) 22:09:44
      • ……なんだ?(投げ込まれたものをじっと目を凝らして見て) -- 玄骸 2012-09-06 (木) 22:23:05
      • 正門守備を固める玄骸達の頭上を越えて投げ込まれる物の軌道を追えば…その先、レムザの石畳の上に落ちてパリーンと割れる
        割れると同時に地面に染みが広がる。何らかの液体だが、これは……その臭いからしてと判別できる -- 2012-09-06 (木) 22:26:00
      • な………ッ!?(撒き散らされた油は玄骸の衣服にも付着している)
        逃げろッ 火計だ!!!(全員に注意を促すが―――)
        -- 玄骸 2012-09-06 (木) 22:30:27
      • その時だった。正門に直接、火砲が撃ち込まれた…玄骸達のいる南門では大きな爆発が起こり、一瞬にして火の手が上がる!! -- 2012-09-06 (木) 22:34:09
      • !?(爆風によろめく、そして燃え上がる体)があああああああああああああぁぁぁ!!
        (炎の中で苦悶の声を上げる)
        -- 玄骸 2012-09-06 (木) 22:41:36
      • 火砲による砲撃は正門のみだが、油瓶投擲と火矢による火計は他の門全てで行われていた…
        あっという間にレムザは燃え上がり、紅蓮地獄の状態。戌徒隊とレムザ守備隊は必死に防衛戦を続けるも、陥落は時間の問題
        正門へ走る将義にも、勿論その状況は確認できていた… -- 2012-09-06 (木) 22:49:26
      • 己達を焼き殺すつもりか! 先刻の砲撃も正門の方角だが……玄骸、お前に限って先立つ事は無いだろうが…
        (ここに来て将義も不安に駆られる。今や無二の戦友となった玄骸の死が脳裏をちらつき、そして――)

        (正門に辿り着いてみれば、燃え盛る真っ赤な炎。門は砲撃に吹き飛ばされて崩壊。残っている兵は立っているのもやっとの状態
         そこに玄骸の姿は無い。おかしい、殺しても死なないようなあの男が何故指揮を執っていない…?)
        ……!!
        (いた。転がっていた。玄骸は全身焼け爛れた姿で、吹き飛ばされたであろう門から離れた位置に)
        なに、を……やっている…? 玄骸……玄骸ッ!?
        (即座に駆け寄って抱き起こし、息があるかを確認する)
        -- マサヨシ 2012-09-06 (木) 22:59:19
      • (虫の息だがまだ心臓は動いている。だが全身火傷が激しく、特に顔から胸にかけて焼け爛れている) -- 玄骸 2012-09-06 (木) 23:01:21
      • 嗚呼、玄骸…! すまぬ…己と守備を交代していなければ…己がもう少し早く到着していれば…!!
        (戦友の傷付いた姿に、頬を涙が伝う…玄骸は早急に処置しなければ危険な状態だが、今自分が指揮を執らねば皆が死ぬ)
        ッ、すまぬ……!! 動ける者は怪我人を後方に運べ!この一時、一時ばかりは己が死守するッ!!
        (玄骸の側をゆらりと離れ、壊れた門から外へ出る……正面には巨大な口を開いた(くろがね)の筒
         間も無く次の弾が装填され、レムザの本営に向けて発射されるところだった)
        ……砲弾斬り、か。ククク…銃弾ならば何度か斬り捨てたが、さて…… (死を覚悟する。否、これまで死を覚悟していない戦いなど無かった)
        さすれば、此度も凌いで見せようぞ…! 撃って来い、連合軍!!
        霊武座(レムザ)は我が主君、宗爛皇帝の治めるもの也!!
        貴様等が不敬にも踏み入ろうと言うならば
        一人残らずこの平目将義の刀の錆になる運命(さだめ)と知れ!!
        -- マサヨシ 2012-09-06 (木) 23:21:04
      • 「おい、奴は何を世迷い言を垂れている?」
        (門前に立ちはだかっているのは頼り無さげな面立ちの男。そんな男が1人で何が出来ようか)
        「さぁ? どうせ負け戦でヤケクソになってるキチガイでしょう。そんなに死にたいなら撃ってやればいいんです」
        「やれやれ…そもそもレムザは東ローディアの地だっていうのに。さっさと放棄すりゃいいものを」
        (火砲に点火がされる…発射秒読み段階)
        帝国兵、逝ッちまいなァ!」 -- 連合兵 2012-09-06 (木) 23:30:05
      • ――我は門也。
        何人(なんぴと)も通すことなく仁王立ち。
        跳ね除け跳ね除け羅生門。
        羅刹が生きる門なれば。

        (言霊を紡げば、練り上げた「気」が将義の身を包む。それは常人が視認できる程にまで高まり、背に靄が浮かび上がる…
         そして直後には火砲が火を噴いた。ドォン!という砲撃音と共に)
        ――ッ!!
        (黒い砲弾が仁王に届くその刹那、彼は無言の一閃を放つ。男を跳ね飛ばし、レムザを蹂躙する筈だった砲弾は――)
        -- マサヨシ 2012-09-06 (木) 23:44:19
      • 「……………おい」
        「あ……あ、あ…!」
        「……おい! 何故奴はまだ立っている?! ちゃんと狙ったのか!何処に着弾した!?」
        (爆発が上がったのは男の背後。ボロボロになったレムザの石壁に、門から逸れて左右の二箇所にて今も煙が上がっている…
         砲弾は将義に一刀両断されたのち、左右に分かれたと推察できるが…それにしても着弾した地点がおかしい。破壊できていない)
        「どういうことだ…! また帝国の妖術か?」
        「ぁ……あぁっ!?」
        「お前は何を呆けている!!」
        「っ、見えないのか!?」
        「はぁ? お前は何を言って…」
        「見えないのか!? あの男の背中…レムザを守るように鬼が立っているのが!!」 -- 連合兵 2012-09-06 (木) 23:52:44
      • (炎のゆらめきだと思っていたソレは、将義の練り上げた「気」によって生じ、顕現した強大な神其物。随神がそこに在った
         山脈の如き筋肉と、見る者総てに畏れを抱かせる形相。神々しい姿でありながら、炎の中に立つそれは鬼としか表現できない
         石壁に着弾したと思われたのは錯覚。この随神により阻まれたのだということをようやく彼等は理解しただろう
         意識朦朧とした玄骸からは恐らくその背中しか見えないが、例え後姿であっても絶対的な存在だと思わせる凄味があった)
        -- マサヨシ 2012-09-07 (金) 00:05:39
      • 「い、一体どんなイリュージョンだ…」
        (ゴクリと息を呑む。鬼に睨まれて思わず冷や汗が流れる…だが、それでも相手は一人なのだ)
        「ええい!構わん!! 次だ!次の弾を撃て! そう何度も止められるものか――」
        (命令を下すその矢先、ガシャア!と崩れ去る火砲。そして真っ二つに割れる砲撃主…将義の先程の斬撃は砲弾のみならず、火砲にまで届いていた)

        「ヒッ…!?」
        「なっ、ぁ…わ……ああああああ?!
         おっ、おおおおお前達!何を怯えている!?相手は1人だぞ!後ろのもどうせ小細工だ!!
         総員突撃!突撃せよー!! 敵前逃亡は許さぬぞー!」 -- 連合兵 2012-09-07 (金) 00:17:25
      • (相手をヤケクソだと断じた者達が、今や打って変わってヤケクソになって声を荒げながら正門に雪崩れ込もうと走ってくる)

        ……誰一人通さぬと――

        (かたかたと小刻みに震えているのは将義の刀。将義の言霊によって強大になったその力の大きさを物語っていた
         そしてゆっくりと振り上げられる右腕。同時に背後に立つ巨大な仁王鬼の右手も持ち上がる)

        先刻申した筈だがッ!!

        (容赦なく振り下ろされる鬼の巨椀が、南門前に集まっていた2000名ほどの連合兵の内一気に半数を虫ケラのように圧殺した!)
        -- マサヨシ 2012-09-07 (金) 00:29:43
      • 「ヒぎゃっ!?」
        「げほァァァァァァ!?」
        (血飛沫が雨となって連合の陣営に降り注ぐ。今の一撃はそれこそ柱の騎士に匹敵するようなもの…
         連合兵達は見落としていた。巨大な鬼ばかり見上げて畏れていたが、目の前に立っている武士の顔も同様に鬼と化している事を
         しかし、こんな修羅場に居合わせてしまった彼等とは言え黙って死ぬほど愚かではない)
        「ゆ、弓だ! 弓兵と銃兵が射撃!怯んだところを斬れ!!殺せ!!!!」
        (破れかぶれとなった兵達は狂ったように撃ち始める。連携も何もあったものではないが、彼らとて必死なのだ) -- 連合兵 2012-09-07 (金) 00:42:10
      • くッ…!?
        (種子島が左肩を掠めていく。言霊によって「門」としての力を得ている今の将義はろくな回避行動が取れない
         随神の腕で矢と弾を遮りつつ、射撃隊を切り払う! だが鬼の振りの隙間を縫って決死の特攻が群がってくる!)
        ガっ…! はッ…ぁ……!?
        (多勢に無勢は変わらない。そこからは意地の張り合いである…殺し切るか、己が先に膝を突くか)

        死なばもろとも…道連れにしてくれようぞ!
        連合の雑兵共がァァァァ――!!
        -- マサヨシ 2012-09-07 (金) 00:49:54
    • 燃え落ちていく都 レムザ -- 2012-09-07 (金) 01:00:14
      • ハァ……ハァ……
        (肩で息をするも、渇ききった喉は鉄の味が滲んでおりろくに酸素が入ってこない
         受けた傷は数知れず、また目の前に転がる骸も数知れず、まるで地獄の沙汰巡りでもしていたのかと錯覚する)
        -- マサヨシ 2012-09-07 (金) 01:04:36
      • 「ぁ……ぁぁ……! 本当に、壊滅させられただと……!?」
        (辛うじて動いている者もちらほら転がっているが、いずれも長くない。あと少しで仁王立ちする男を殺せたのだが
         途中で群がってきた守備兵達が1人ずつ相打ちで死に、南門に立っている者はそれぞれの陣営の隊長のみとなった)
        「ばっ……化け物か、貴様!? 狂っている…狂っている!!」 -- 連合兵 2012-09-07 (金) 01:09:02
      • ……狂わねば、生き残れぬ……守れぬッ!!
        (その目は未だに燦々としており、レムザを包む紅き炎のようだった……羅刹じみたその男がゆっくりと歩を進める)
        互いに、指揮官同士……尋常に、勝負めされよ……
        -- マサヨシ 2012-09-07 (金) 01:11:41
      • 「いいいい嫌だ!死にたくない!! くっ、来るな!来るなぁ〜〜〜〜!!!?」
        (歯をかちかちと鳴らせながらマスケット銃を抜き取り、背中に鬼を宿した男へ向ける
         だが、その恐怖から狙いは定まらず非常に頼りない。勝負は既に決していた) -- 連合兵 2012-09-07 (金) 01:14:00
      • (自分を守り、共にレムザを守り死んでいった兵達すら目に入っていない。きっと最後の敵を斬るまでこの男から鬼は消えない)
        ……笑止。貴様は…将の器に非ず、兵の器に非ず、男の器に非ず……我が剣の錆と、なれッ……!!
        (振り上げられる血濡れの刀。鬼は最期の一人に引導を渡さんとした! ――ザスッ 妙に軽い音が響く)
        む……なん、だ…?
        -- マサヨシ 2012-09-07 (金) 01:21:13
      • 「ヒィいいいッ!? ……へ?」
        (躊躇無く殺すつもりだった男も、必ず殺されると思った男も、2人して呆けた。何が起こったのか、先に気付いたのはこちらだった
         自分へと伸びて貫通している筈の剣は、途中からなくなっていた。見回せば、足元に折れた刃が刺さっている
         ザスッという軽い音は砂地の地面に刺さった音。肉を刺した音でも首を刎ねた音でもなかった) -- 連合兵 2012-09-07 (金) 01:25:41
      • な、に――?

        太刀筋の乱れは心の乱れ。刃の曇りは心の曇り…刀は全てを語り聞かせる…
        己が迷えば刀も迷い、刀もまた運命を共にする…刀が折れる時は既に持ち主の心も折れた時じゃ


        (まるで呪いの言葉のように頭に響いたのは師匠に言われた東寅一刀流の教え
         折れた刀は、この西爛戦争の間や、それ以前からずっと愛用してきた刀
         単純にガタがきたと言えばそうかもしれないし、強い随神の力に耐え切れず限界を迎えたと言えばそうかもしれない
         だが、刀が折れた瞬間にここまで張っていた気もプツンと切れてしまい、膝が折れた
         東寅一刀流の教えを、折れない自分の刀を信じてこれまで戦ってきた強さが仇となった
         無数の傷の痛みと共に猛烈な虚脱感が身体を縛る
         気付けば背後に浮かび上がっていた鬼神も消えて、「門」の言霊も当然のように霧散
         最後の最後で一歩も動けなくなってしまった……)
        -- マサヨシ 2012-09-07 (金) 01:43:06
      • 「へはっ ハハハハハハ!! ど、どうした? さっきまでの威勢はどうした!?!!
         ざまぁ見ろ蛮族が!! しっ、死ね!今度こそ死ね!鬼!!!!」 -- 連合兵 2012-09-07 (金) 01:49:35
      •  
         かなりの近距離――死を、思った。自分と一心同体である愛刀の消失と、目の前で突きつけられる短筒……
         己がいかに達人だろうと避けられない。既に精も根も尽き果てていた。個は群に勝てないという現実

         いくら「武」を極めても、所詮は個人の強さ。一兵卒が逆立ちしても軍隊にはなれない
         その式が崩れるような奇跡は無いし、それが通じるほど戦争は甘くないのだと……改めて痛感した

         別に慢心した結果ではない。むしろ大健闘、ただ大金星には至らなかった。ただそれだけの話…

         心の中で、主君である宗爛に誓いを果たせなかった謝罪をしながら、将義は死を受け入れた(なっとくした)

         生を、見送った(あきらめた)……

                                              
        -- マサヨシ 2012-09-07 (金) 22:31:10
      •  


        契りを忘れるでないぞ!
        平目将義ッ!!



                                   
        -- ??? 2012-09-07 (金) 22:41:04
      • ――ッ!?

        (名を呼ばれて、続け様に走馬灯の中から戦友と主君が生き返り過去の契りを反芻した

         「手前こそ軽々しく死ぬなよ、指揮官さんよ」
         「お前の命は俺が預かったのだ。許しなく散すことは断じて許さん」


         死の世界に、無音の世界に 音が戻った。現世(うつしよ)に引き戻された。身体に電流が走ったように意識は爽涼
         それもたった刹那だが、それだけ自由になれば達人である将義には十分だった
         左腕が危険を嗅ぎ取った野獣のように反射的に動き、腰に提げていたもう一本の刀――骨刀を手に取る
         連合兵が銃を撃ったその瞬間に、間に合った。顔を庇うように立ちはだかった骨刀が鉛丸を弾く!)
        ァ……!!
        (弾かれた銃弾は将義のこめかみを掠めて明後日の方向へ消え――)
        -- マサヨシ 2012-09-07 (金) 23:02:39
      • よくぞ凌いだ

        (銃弾と擦れ違うように、将義の肩の後ろから鋭い蟲の肢が伸びる!!)
        -- ?? 2012-09-07 (金) 23:05:13
      • 「ぎゃ…!? がふっ……!」
        (憐れ。その紫脚に貫かれ、連合兵最後の一人は息絶えた…) -- 連合兵 2012-09-07 (金) 23:07:08
      • ――ァ、ハァ……はぁ…。っ……く…!
        (最後の胆力も束の間。再び身体は虜囚のように自由が利かなくなる…代わりに働くのは頭
         無我夢中で生き延びたが、玄骸が乗り移ったかのような反射と、宗爛に貰った骨刀と、そして――)
        -- マサヨシ 2012-09-07 (金) 23:11:24
      • やれやれ…星の位置が不吉だったので来てみれば案の定じゃな、将義? -- 梗妃 2012-09-07 (金) 23:13:06
      • ……妖仙、梗妃。お前か
        (いつだったか、六稜で会った毒婦の助太刀。結局のところ、自分は三人もの助けを得てようやく死に損なっている状況だと把握した
         目の前の見た目少女の妖怪は、毒々しい紫色の八肢が着物の下から伸びておりその一本一本が血を滴らせている)
        -- マサヨシ 2012-09-07 (金) 23:19:38
      • この街を囲っていた五月蝿い「餌」は、わっちの子供達にやらせておいたわ。不味そうじゃから、あまり食さんだろうがの?
        (今も着物で隠された股座から、大人の手の平大ほどの蜘蛛が散らばり、火をものともせずに連合兵の亡骸に群がっていた)
        街の中に転がっている骸は……主の仲間かえ? 心配するでない。殆ど焼け死んでおって餌にはならぬわ
        -- 梗妃 2012-09-07 (金) 23:27:12
      • 壊滅、か…… (無念だった。ようやく冷静な頭で周りを見渡せば、門前には自分と同じように身体を張って死んだ戦友達がいた)
        結局己は…何一つとして、得られなかったのか……
        -- マサヨシ 2012-09-07 (金) 23:32:30
      • ……なんじゃ、折角わっちが食うに相応しい男になったかと思えば
        よもや忘れてはおるまいな? 主の命はこの梗妃のものと契りを交わした筈じゃ
        宗爛の小僧にどんな恩があるかは知らんが、それだけは胆に銘じろ。良いな?
        -- 梗妃 2012-09-07 (金) 23:38:14
      • 嗚呼、構わん……今更、将軍の前に出られる顔も持ち合わせてはおらんし玄骸にも――
        ! そうだ、玄骸! 玄骸はっ……!!
        (自分の命を救ってくれたも同然の戦友の安否にようやく気が回った。骨刀を杖に、もつれる足に鞭を打って歩き出すも……転ぶ)
        が……くっ! 玄骸、玄骸……!!
        -- マサヨシ 2012-09-07 (金) 23:42:50
      • ……ええいっ 赤子のように手のかかる男じゃな!? 肩くらい貸してやる。ほれっ!
        (梗妃は不満そうな顔ながらも、八肢を仕舞い人間に近い姿に化けて将義の傍らに身を寄せた
         門の向こうに転がっている玄骸の元へと二人で赴く…)
        -- 梗妃 2012-09-07 (金) 23:46:53
      • (最早虫の息、転がったまま小さく胸を上下させている)
        まさ……よしィ……(小さく、小さく。男が呟いた)
        -- 玄骸 2012-09-07 (金) 23:54:49
      • !? 玄骸っ!! (男の側に辿り着くや否や、駆け寄って必死に呼びかける)
        すまぬ…遅くなった。しっかりいたせ玄骸! 今すぐ処置する、もう口を動かすな…もう少しの辛抱だ!
        (つい先程の戦いがどれだけ時間がかかったのかは分からないが、既に手遅れかと思ってしまうほど玄骸は弱っていた…)
        -- マサヨシ 2012-09-08 (土) 00:02:43
      • ハッ…………なんてぇツラして、やがる……………
        俺が………こんなところで死ぬわけねェだろ………うが…(段々と心音が弱まっていく――――)
        -- 玄骸 2012-09-08 (土) 00:05:05
      • まったく……お主等は生き別れる恋人同士か何かか? つまらん。非常につまらん…
        (謎の不機嫌になりつつも将義の隣に立ち、半死半生の玄骸の様子を窺う)
        ……普通ならば死ぬな。むしろまだ死んでないことに呆れるほどじゃ…お前と同じで随分しぶといのぅこの木っ端は
        (だが、もう駄目だとは断言しない。まだ彼を助ける算段があるのか、着物の袖の中を探る)
        -- 梗妃 2012-09-08 (土) 00:12:41
      • 梗、妃……? なんだ、まだ…まだ何か、玄骸を助ける方法があるのか!? -- マサヨシ 2012-09-08 (土) 00:13:50
      • さてな。当たるも八卦…当たらぬもまた――八卦じゃ!!
        (取り出した勾玉のような小さな石を、玄骸の右目に叩き込む!)
        -- 梗妃 2012-09-08 (土) 00:18:10
      • !?(右目に石を叩き込まれ、激痛に身を捩る)ガアアアアアアアアァァァァァァァァァァッ!!!
        (どくん。どくん。止まりかけていた心臓が早鐘を打つ。しかし右目が熱く、痛い―――)
        痛ぇ……(右目を抑えて)痛ぇ痛ぇ痛ぇ痛ぇ痛ぇ痛ぇ痛ぇ痛ぇ痛ぇ痛ぇ痛ぇ!!!
        右目が燃えるみたいに痛ぇー!!!(半狂乱になって上半身を起こし)
        ………!?(発狂しかねないほどの疼痛から僅かに解放されたかと思うと、先ほどまで死ぬ寸前だった玄骸は将義のほうへ振り向く)
        教えてくれ……将義ィ…俺は………どうなっちまったんだァ………(焼け爛れた全身の皮膚は脈動し、右目は爛々と燃えるような緋の輝きを宿している)
        -- 玄骸 2012-09-08 (土) 00:26:49
      • !?!!??
        (突然起こった玄骸の尋常ではない変化。苦しんではいるが、息自体は吹き返したように見える…
         将義から見てもその容態は何なのか理解できず、梗妃の方を向いて説明を乞う)
        -- マサヨシ 2012-09-08 (土) 00:33:12
      • 仙玉(せんぎょく)じゃよ。仙丹という薬は知っておるか? 簡単に言えば、その上位互換といった代物か…
        その勾玉は生き物の魂に作用し、現し身の生命力を活性化させる。虫の息だったそやつが元気になったのはそのせいじゃ
        しかしの、強力な分その勾玉は加減を知らん。身体は沸騰し、体内は地獄の釜のような状態になる……
        正気を保てぬほどの激痛を伴うゆえに、常人ならば二割生き残るかどうかというところじゃな
        まぁ生き残ったところで気狂ってしまう場合もさもありなん。そやつが自分で押さえつけて石を支配すれば、或いは――
        -- 梗妃 2012-09-08 (土) 00:47:14
      • 仙玉………? ぐっ(説明が終わる頃に再び激痛が苛み)うわあああああああああああああぁぁぁぁ!!!
        (今度は目だけではない――――全身を激しい痛みが襲う。それこそ気が狂ってしまいそうな程に)
        ぐええええぇ!!(その場に胃の内容物を吐き出し)ぐっ かぁぁぁぁぁぁぁぁ!!(吐くものがなくなると胸を掻き毟る)
        うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!
        (一際大きく叫ぶと、倒れこんで再び動かなくなる)
        (しかし心臓ははっきりと動いている。本人にとって地獄でしかないだろうが、生きている。生かされている――)
        -- 玄骸 2012-09-08 (土) 00:52:59
      • (説明は完全に理解できなかったが…兎に角、途轍もない薬を投与されたらしい。しかも生死は玄骸次第)
        玄骸!? しっかりしろ、自分をしっかり保て!! …くっ、信じて祈るしかないのか……!
        他の、他の者達は……?
        -- マサヨシ 2012-09-08 (土) 00:57:40
      • (首を横に振る) 駄目じゃな。「気」を探ってみたが…余命幾許も無い者が精々数人おる程度かの
        それにこの火の手じゃ、街の中央にでもいない限りは無駄足も良いところ。将義、お主も此処に残っておれば同じ末路じゃ
        (言いながら、ぶっきらぼうに呪の書かれた符の束を将義に投げ渡す)
        包帯の代わりじゃ、その男に全て貼っておけ。気を失ってるとは言え、頭ではなく真想神理の方を下級霊が突付いてくる
        往生際の悪い犬ではあるが、弱っている今付け込まれればそのまま黄泉路逝き……さぁ、時間は無いぞ?
        -- 梗妃 2012-09-08 (土) 01:09:21
      • ……感謝する -- マサヨシ 2012-09-08 (土) 01:12:21
  • 落陽の景色 -- 2012-09-08 (土) 01:14:58
    • (武士はレムザから離れ、小高い丘の上。全身を苛む倦怠感の中、夕陽がそこに落ちたかのように赤々と燃える最期の戦場を眺めていた
       誓いを立てて、死力を尽くし、総てを失っても尚、何も出来なかった己の無力さを痛感する
       しかし涙は流れない。心さえも悲しみ悔やむ余力が残っていなかった…)

      結局、己は何のために戦っていたのだろうな……

      (誰に言った言葉でもない。その自問自答に答えられる自分がいないという事、それ自体がひどく滑稽で)

      ……倭洲に、帰ろう。もうこの地で己が成せることは何も無い

      (戦争の黄昏が、この男の心までも暁色に染め上げたのだろう
       刀は折れて、心も砕かれ、矜持は踏みにじられ、身体は朽ち果てたも同然)
      -- マサヨシ 2012-09-08 (土) 01:27:11
      • 倭洲か……良いのぅ、折角だからわっちを案内せよ。主の故郷…興味がある
        (傷心の男を励ますでもなく黙って支えるでもなく、自分の欲求をそのまま口に出す蜘蛛)
        -- 梗妃 2012-09-08 (土) 01:30:13
      • ……ああ。お前には恩がある…頼んでもいないし、本音を言えばレムザを守り死にたかったが……
        それでも、助けられたのは恩だ。それに――己を食うのはお前なのだろう?
        -- マサヨシ 2012-09-08 (土) 01:33:49
      • ほほほっ……そうじゃ。ようやく自覚してきおったか…何度でも死に損なうが良いわ
        最期は必ずわっちがお主を喰ろうてやる……ゆえに、安心するがよいぞ
        -- 梗妃 2012-09-08 (土) 01:36:30
      • そうか
        それは――安心した。本当にな……

        (落陽から背を向ける。見つめる先、故郷のある東の空は白み始めていた…)
        -- マサヨシ 2012-09-08 (土) 01:40:42
      • さて、それでは往こうぞ。海まではわっちの背中に乗せてやる…特別じゃぞ? その先は……流石に濡れるのは億劫よの
        まぁその時考えるとしよう。さぁ、乗るが良い (大蜘蛛の下半身を向けて、促す)
        -- 梗妃 2012-09-08 (土) 01:44:05
      • (大爛の地を離れる前に、唯一気掛かりなのは玄骸。今は規則正しい寝息を立てており、容態は安定している)
        ……お互い、生きていればまた会おうぞ
        (玄骸に一筆だけ書き残し、梗妃の背に乗る) 待たせた。では、往くか……
        -- マサヨシ 2012-09-08 (土) 01:58:16
      • 山越えは滞りないだろうが…その先は、帝国の皇族(こわっぱ)共の小競り合いやら、南部族の蜂起やらがこまごま起こっておる
        将義、鉢合わせたら何とする? (挑発的な表情で後ろを向いて訊ねる)
        -- 梗妃 2012-09-08 (土) 02:04:46
      • ……面倒だ。全て殺して押し通るまで…
        (つまらん問いだ、とでも言わんばかりに冷徹な無表情で将義は返した
         かつて、正義の炎を心に押し隠していた武士の姿は無い。そんなことすらどうでもよいと言い捨てた)
        -- マサヨシ 2012-09-08 (土) 02:08:38
      • ククッ……嗚呼、まっこと良い…身悶えするのぅその言葉…やはりお主は、わっちが食うに相応しい……
        (狂気を孕み、二人の影は山間に消えていく…これより鬼と毒婦が東へ下る――)
        -- 梗妃 2012-09-08 (土) 02:11:40
  •  
  •   -- 2012-09-06 (木) 00:21:16
  • 黄金暦227年3月 ゾド要塞 -- 2012-09-04 (火) 22:56:50
    • 王都決戦での大敗に始まった帝国軍の敗走は、皮肉にも先日までの破竹の進撃に等しく速やかなものだった
      栄枯盛衰。気付けば戦線はゾドにまで逆戻り…そのゾドの包囲もまた進みつつある絶望的状況
      将義はと言えば、王都での傷心を引き摺り戦意喪失したまま、兵として戦うこともなくただただここに逃げ帰ってきたという次第であった
      王都決戦の敗走にて戌徒隊の数も半数に。もはや部隊としては形骸となっていたのだが…
      -- 2012-09-04 (火) 23:04:47
      • 戌徒隊員が集う大部屋にも広場からの歓声が届いていた。宗爛将軍が恐らく最後となるであろう演説を行っているらしい -- 2012-09-04 (火) 23:07:15
      • ……ったく。今更演説で再起を促しても遅きに失してるんじゃねぇのか……?
        (イライラしながら椅子に座り、足を揺すって将義の帰りを待つ)
        -- 玄骸 2012-09-04 (火) 23:14:20
      • (残った隊員たちも怪我をしている人間が大半で、そわそわと落ち着きがない) -- 2012-09-04 (火) 23:16:28
      • そんな愚かな方ではない。軍としての再起ではなく、人としての再起を促してくださったのだよ将軍は…
        (両開きの扉を開き中に入ってきたのは、先ほどまで魂の抜け殻だった将義隊長であった)
        -- マサヨシ 2012-09-04 (火) 23:19:46
      • お、おお……将義! お前……(超然とした立ち居振る舞いの将義を見て息を呑み)
        お前……大丈夫なのか?(周囲の兵士も最初はざわつく)
        (しかし隊長が平然としていることの心理的側面は大きく、すぐに隊員たちも自分を律した)
        -- 玄骸 2012-09-04 (火) 23:36:21
      • …… (返事をする前に、黙って隊員達の顔を一人一人見回す)
        かなり、減らしてしまったな…それもこれも、己のせいだ。すまない…皆には苦労をかけた
        (深々と頭を下げて謝る隊長)
        -- マサヨシ 2012-09-04 (火) 23:41:26
      • (まず謝る将義を前に玄骸もいつもの調子を取り戻し)ケッ。何がすまないだ。
        謝ったって死んだ奴らは帰って来ねェよ。生きてる奴らに必要なのは謝罪じゃない……命令だ、違うかよ?
        さぁ、どうするんだ大将。聞かせてくれよ、これからどうするかのプランをよォ……
        -- 玄骸 2012-09-04 (火) 23:45:34
      • うむ……その前に、聞いてもらいたい (ざわつく隊員達を見据え、おもむろに懐から青い封に包まれた書簡を取り出しゆっくりと口を開く…)
        ここに、帝国中央より送られてきた手紙がある。内容は…天壌帝の崩御により、倭洲人の任期もまた終わった。船を用意するから客員共は帰れ
        …とのことだ (つまり、将義は倭洲に帰って良いという大義名分を貰ったということだった)
        -- マサヨシ 2012-09-04 (火) 23:59:04
      • なん……だって……?(その言葉に動揺を隠せず)
        (にわかに騒々しくなる客員たちを尻目にしばらく黙り込んでいた玄骸だったが、ふっと笑って)
        ああ、せいせいするぜ将義。手前ぇなんざ故郷だろうとどこだろうと好きなところへ帰っちまえ。
        そんで死ね。畳の上でな。(喉の奥から搾り出すような笑い声)ククク……はははは。めでたいじゃねぇか。
        -- 玄骸 2012-09-05 (水) 00:10:51
      • どうでもよいが、さっきから口数が多いな玄骸
        (まるで意に介してない様子で言いながら、手を伸ばし書簡を自分の前に出すと…ビリビリと破り捨てた)
        -- マサヨシ 2012-09-05 (水) 00:14:06
      • (今度という今度こそ絶句した)
        (言葉が紡げない。あんぐりと口を開いたまま破り捨てられる書簡を見ていることしかできなかった)
        -- 玄骸 2012-09-05 (水) 00:16:00
      • (表情を変えないままざわめく隊員達と呆ける副官を見据え、続け様に語る)
        己が仕えるのは主君のみ。先日までは天壌帝が間接的な主君であった…が、帝亡き今この書状は勅命に非ず!
        宗爛将軍が今しがた演説なされた。我々に勅命を下せる者はもういない…よって自分が勅命を下す、と
        己の為すべきを為せ、諸君らは自由だ……宗爛皇帝の言葉は万民の耳に等しく届くものである
        ここに居る奴兵、罪人の貴殿らも例外ではない。我らは我らの為すべきことを今一度確認し、為さねばならない
        帰る家が、待っている者が居る者は去るが良い。そうでない者はまだ隊長である己に命を預けているものとする
        さて…玄骸よ。これからどうするのかとお前は問うたな? 己は何を為すか、決めてある
        -- マサヨシ 2012-09-05 (水) 00:29:55
      • あ、ああ……聞いたぜ。(ある種の覚悟を決めた様子の将義を前に息を飲み) -- 玄骸 2012-09-05 (水) 00:35:38
      • …聞け!戌徒隊!!
        これより戌徒中隊は、このゾドを囲む連合軍の包囲が薄い今…一点突破を仕掛ける!!
        そのまま東へ向かい、宗爛総督の治めるレムザに入る!
        守備隊と共に連合の先遣隊を迎え撃ち、将軍の帰還を待つ!!

        (王都決戦で死人を出していながら、将義はふてぶてしくも残った隊員にまた死の行軍をしろと…己に命を預けろと言い放ったのだ)
        折角減ったこの人数…我らには打ってつけの役目だと己は思っている…もとより、戌徒隊は走狗である
        表舞台ではなく、裏を駆けずり回る事こそ我らが本領也!!
        -- マサヨシ 2012-09-05 (水) 00:46:18
      • (話を聞き終えるとゲラゲラと笑い出す。下品に、そして高らかに)
        ハハハハハハ!! 将義てめぇ……頭おかしくなったかァ…?
        いいだろう。俺は付き合ってやる。どうせこの国の罪人だ、行き場所なんてどこにもねぇ。
        お前らもよく考えるんだな。どこに行っても地獄なら、マシな目が見れる地獄に行くべきだってことをなァ。
        -- 玄骸 2012-09-05 (水) 00:55:04
      • 生憎とまだ正気だ…いっそ狂った方がマシかもしれぬがな? (不敵に笑って見せる)
        …帝国軍はゾド防衛戦を長引かせようという算段らしいが、恐らく半年として持つまい…そこでレムザだ
        主君の帰還までレムザを死守する。これを以って宗爛将軍への、いや宗爛皇帝への義理立てとする!
        異論は聞かぬ、気に入らなければ何処へなりとも行くといい…ただ、己は決めた。それは覆さない
        -- マサヨシ 2012-09-05 (水) 01:03:06
      • 隊長の方針を聞き、方々で相談を始める隊員達… -- 2012-09-05 (水) 01:03:56
      • 準備が出来次第、出立する。一時でも早い方が、包囲網も薄かろうしな…
        (そう言って逸早く大部屋を出て、自分の支度へと向かう…)
        -- マサヨシ 2012-09-05 (水) 01:05:42
      • お前らァ……死にたくない奴は逃げれるんだぜ? 今まで死ぬか勝つかしか選べなかったのに比べれば随分と優しいだろ?
        だが将義が義理立てするって言っちまった以上、俺は行くぜ。(手近なコップから水をがぶ飲みし)
        てめぇらもせいぜい後悔しない選択肢を選ぶこったな。んじゃ。(適当に言い放って自分の部屋へ)
        -- 玄骸 2012-09-05 (水) 01:13:47
      • 「……」
        顔を見合わせた戌徒の兵士達は…やがて互いに頷き、皆揃って大部屋を出た
        将義と同じく、自分達をこれまで導いた主君(たいちょう)に報いるため、死地に向かうために
        こうして、戌徒最期の勝利なき進軍が始まった―― -- 2012-09-05 (水) 01:23:11
  •   -- 2012-09-04 (火) 22:55:35
  • 黄金暦227年1月 決戦の地・ローランシア -- 2012-09-01 (土) 22:53:29
    • 長期化した戦いに終止符を打たんとする天壌帝はさらに5万もの増援部隊を本国より派遣した
      上げた腰がいかに重いものだったか……その裏腹だと言わんばかりに火急的に勢い付く帝国軍
      今までの犠牲は何だったのかと言いたくなるような疾風怒濤
      気付けば連合側最大の砦と目されていた王都の城壁すらも飲み込んでいた
      帝国は勝利を、連合は敗北を、それぞれが確信したその瞬間――
      -- 2012-09-01 (土) 23:03:06
    • いける……勝てるぞ!我が軍は…!! 戌徒隊、そのまま前進!!
      (崩壊する王都の城壁を見れば、その男らしからぬ高揚した声を上げる。だがそれも仕方ないだろう
       今こうして前線に立っている帝国軍人は皆例外なく目前の勝利に興奮し、士気は最高潮なのだから
       一方、相対する連合側の兵士の中には戦意喪失した顔も散見する状況。あとは消化試合と言ってもいい) -- マサヨシ 2012-09-01 (土) 23:41:17
      • おおおおおおおぉぉぉ!!(刀を振り上げ)聞いたかてめぇら! 前進、前進だ!!
        勝てるぞ……戦いに、勝てる! これほど聞こえの良い言葉があるか!? ないだろうが!
        (玄骸も興奮した様子で進軍する。前へ、前へ。王都に迫りながら) -- 玄骸 2012-09-01 (土) 23:56:24
      • (思えばこの西爛戦争で一度として誉ある勝利を飾ったことは無かった。ゾルドヴァ遺跡群での戦いではひたすら囮として使われ
         一帯を占領した後は残党や逃げ惑う異国の民に矢を射掛け続けた。ゾドでは東ローディアの老兵を退けるも、その不屈の想いに圧倒された
         汚職に染まった貴族を捕らえ東ローディアの民に感謝されもしたが、それ自体が帝国軍の打算的な目論見の一部…
         第一次バルトリア会戦では本隊を逃がす殿として柱の騎士に挑むも、結局は力及ばず最低限の役割しか果たせていない
         その後は南方戦線に異動するも、帝国軍の卑劣な策を悟らせないための陽動。都市ゼナンの人々を皆殺しする片棒担ぎだ
         狂乱する神聖騎士との相対は、その騎士が半死半生だから生き延びただけ。遅参のお陰で助かった命だ…
         その後はかえって開き直る事が出来、宗爛将軍という己には勿体無い名君の下につけたものの…まだ恩は返せていない)
        嗚呼、ようやくだ……ようやく、己は――

        (その時、第二皇子凰爛率いる帝国軍本隊が何故か動き始めた。後方へ。そんな作戦は誰も聞いていないし、そもそも意図が分からない)
        押せー! このまま残る連合の兵を蹴散らし、突入せよーーーー!!
        (だが、今の将義は前しか見ていない。希望しか見えておらず、状況の変化を確認できなかった) -- マサヨシ 2012-09-02 (日) 00:21:18
      • 栄光への回廊(ロードオブグローリー)は目の前だッ!! 全員進みやがれッ 押し切るんだよ!!
        (玄骸もまた、冷静な判断を失っていた。普段から熱くなるタイプではあったが、目前にした勝利に酔っていたのだ) -- 玄骸 2012-09-02 (日) 00:29:08
      • (しかし、熱に浮かされアドレナリンの奴隷となった前線の帝国兵達にもやがて状況の変化は伝播してしまう…
         凰爛率いる帝国軍本隊だけではなく、他の有力皇族達もこぞって撤退を始めた。前線の後方に陣取っていた帝国軍隊は蛻の殻
         後方の砲撃部隊がいなければ、連合側の砲も牽制ではなく前線へ雨を降らせる暇が出来るのだ
         まだ勝利を諦めていなかった連合側の指揮官にとっては、まさに勝利の女神が微笑んだ瞬間であった…)

        (前線各地から断末魔の叫びが聞こえる。きっと連合の兵だろう…だが情けはかけない。今は何より勝利が欲しい!
         ……しかし、何故だろうか。今相対している連合の兵達は妙に手強い…まるで、逆転の絶好機を得て士気が上がっているかのような――)
        !?
        (自分の眉間目掛けて飛んできた銃弾を刀で弾く。そして左右を確認すれば、断末魔をあげているのは帝国の兵達だ
         城壁の上からの矢、銃撃を受けて次々と倒れている…たった一瞬だ。たった一瞬で立場が逆転している)
        どういう、ことだ……? -- マサヨシ 2012-09-02 (日) 00:45:04
      • なん……だと…おいてめぇら、何してやがる! おかしいな……勝ってるのに士気で負けるわけがねぇ…
        (向かってくる矢を切り払い)おい将義! ここは一旦退くぞ!! 将義、聞いてんのか!? -- 玄骸 2012-09-02 (日) 00:51:48
      • (玄骸の呼び掛けはまるで耳に入っていない。何故なら、左右の次は後方を確認したからだ)
        お、い……どうして、本隊が撤退している? もう少しでローランシアを落とせるのだぞ…?
        (前線に残された他の部隊も後方部隊の撤退を察して少しずつ撤退していく…気付いていない部隊は今も戦ってるというのに)
        何故だァ……! 何故帝国軍は撤退しているんだッ……ぁぁぁぁァァァァアアアア!!!?
        (冷静さを欠いた将義が吼えた。……いや、咆哮というよりも慟哭に近かったかもしれない) -- マサヨシ 2012-09-02 (日) 01:01:10
      • おい、将義! 将義ッ!!(将義の肩を揺さぶり)しっかりしやがれ!!
        いいか、流れが変わったんだ! 何かが起こった、それを認めろ!!
        お前は……戌徒の隊長だろうがよ!! こんなところで情けなく呆けてんじゃねぇぞ!! -- 玄骸 2012-09-02 (日) 01:15:23
      • 五月蝿いッ!!(玄骸を押し除ける。ふと周りを見れば、戌徒部隊の奴兵達も次々と討ち死にしていた…)
        何故だっぁ、嗚呼ァ…! 漸く、漸く!勝利なき進軍から解放され誉れある勝利を飾れると思った!
        将軍にも義理を果たせると思ったッ!なのに何故ッ…何故なんだぁァァァぁっああああ!!!!
        -- マサヨシ 2012-09-02 (日) 01:27:58
      • (水のような男である将義が見せた激しい動揺と混乱―――その姿を見るや冷静に判断し)
        わかんねぇよ! だが、今は撤退が先だろうが!!(ばっと手を後方へ向け)
        戌徒部隊は撤退、撤退だ!! 将義隊長を連れて下がれ!!(舌打ちを一ツ)あんまり手間かけさせんなよ、将義ィ!! -- 玄骸 2012-09-02 (日) 01:44:02
      • (それは感情の爆発としか言いようが無かった。長い間苦渋を飲み続け、ようやく欲しかったものが念願叶って目の前に出された
         だと言うのに、上の人間のワケの分からない都合で男のたった一つの願いが潰えたのだ
         号泣した。戦場の砂埃でボロボロになった喉に血が滲むほど遠ざかっていく帝国本隊へ叫んだ。戻って来い、戦えと…)
        戦え…戦えよ……! あと少し…! ほんの、少しだというのに…!! どうして退っ――がっ、ゴホッ!ゲホッ……!
        (文字通り血反吐を吐きながら、大の男が外聞も無く子供のように泣きながら隊員達に運ばれている…)
        ……なぁ玄骸、どうして我々は撤退しているんだ…? 勝利は目の前だった…何故、こんなことに……く、ぅあああぁぁあ…!
        (帝国軍本隊の撤退は皇帝崩御の報せを聞いてのことだった。彼等は国の勝利ではなく自分達の権力闘争のために戦場を我先にと去った
         皇族達の個人主義の前に、武士の小さな願いは容易く蹴散らされた。ただ、それだけの話……) -- マサヨシ 2012-09-02 (日) 01:50:05
  •   -- 2012-09-01 (土) 22:51:41
  • 黄金暦226年9月  帝国軍駐屯地 -- 2012-08-28 (火) 22:25:21
    • 王都ローランシアを目前に構えた帝国軍駐屯地。将軍達は声を高々に帝国の勝利を謳い兵達を鼓舞した
      無論、それは各部隊内でも行われる。将義は声を張り上げ、今や精鋭にも引けを取らないほど洗練された奴兵達の士気を上げる
      まさに決戦前夜であった……
      -- 2012-08-28 (火) 22:35:04
      • 王都ローランシア…西ローディアの、いや連合側の天守閣と言っても良い重要拠点だ
        ここを落とせば帝国軍の勝利は手の届くものとなる…いつだったか、お前に問われた事があったな玄骸
        もし、この戦が終わったらどうするのかと……
        -- マサヨシ 2012-08-28 (火) 22:37:58
      • ああ、聞いたなァ。(腕組みをしたまま空を見上げて)
        答え、決まったのかよ。それとも………(凶悪に笑う)まだ迷ってたりするのか?
        -- 玄骸 2012-08-28 (火) 22:43:34
      • ……正直な、どうでもよいのだ。己のことは、己がどうしたいのか…そんな事に執着するという発想が無かった
        お前に会い、自分の思うままに生きるという有り方を知り参考にしようと思ってもこの体たらくだ
        お前はきっと己の事を笑うのだろうな……(自嘲の微笑を浮かべる)
        -- マサヨシ 2012-08-28 (火) 22:49:25
      • 笑わねーよ。(途端に無表情になり)馬鹿正直なお前のことだ。相当、悩んだ末の結論だろ。
        鬼だ畜生だと言われてきた俺だがな。敵でも味方でもそういうヤツを笑うことはしねェのさ……
        ……全く、変わったヤツだぜ。お前はな。他の人間が何を置いても第一に考える「自分のやりたいこと」……欲望がわかんねェとはな。
        (空に浮かぶ月は二人を照らして)
        -- 玄骸 2012-08-28 (火) 23:01:47
      • そうか…少し、意外だ (月を見上げながら、普段は飲まない酒を飲む。宗爛将軍からの褒章であり、高価な酒だった)
        ふむ。初めて飲んだが、帝国の酒も悪くないのだな…玄骸、お前も飲め
        (言って玄骸の猪口に酒を注ぐ…注ぎながら、ゆっくりと再び語り始めた)
        しかしな、悩んだ末に一応別の形の結論も出したのだ。他人の夢を借りることにした
        -- マサヨシ 2012-08-28 (火) 23:11:14
      • (猪口に酒を受け)俺を殺戮と我欲だけの男だと思ってたのかよ?(酒を口にし)
        ふぅ……美味いだろうがよ、帝国の酒もよ。(顔を歪めて笑い)
        他人の夢を借りる、だぁ? また随分と変わった結論にたどり着いたもんだな……で、どんなだ。
        -- 玄骸 2012-08-28 (火) 23:24:17
      • (酒を呷り、喉を鳴らして一息つく) ……以前、少し話したと思うが…己は親友を殺めたことがある
        御覧の通り、己は自分のために何かをしたいと思えぬ性分だ。だが悩んでる内に、友の語っていた夢を思い出した
        世界一の剣豪になる。あいつは目を輝かせながらいつもそう語っていた…
        -- マサヨシ 2012-08-29 (水) 00:04:42
      • …………。(黙って話を聞き)
        世界一の剣豪か……また途方もねぇ夢だぜェ…?(だがそれを嗤うことはせず)で、その夢を借りるってことか。
        ならよ、その途方もない道行の露払いが必要だな………(杯を手にしたまま)俺に任せておけ、将義。
        -- 玄骸 2012-08-29 (水) 21:57:53
      • ああ、まったくもって途方も無い…だが、他に打ち込めそうな物もない。借りるにはお誂え向きだ
        (自分の酒を飲み干し、月を見上げる…) また殊勝なことを言うな玄骸?
        まるで、己に敵わないと認めたかのようだぞ。随分と丸くなったじゃないか
        -- マサヨシ 2012-08-29 (水) 22:06:35
      • この広大な世界で世界一を名乗るんだ、生半可じゃやってられねぇぜぇ……ク、ククク。
        フン、そんなんじゃねぇよ。(腕組みをして同じく月を見上げて)ただな…お前は敵じゃねぇ。
        そう思えるようになっただけよ。
        -- 玄骸 2012-08-29 (水) 22:16:03
      • ははっ…そうだな。本当に名乗る事になれば骨が折れそうだ…それまでに精々精進しなくてはな
        (「お前は敵じゃない」…暗に無二の友と認める玄骸を一瞥すれば、フッと笑いが漏れた)
        さて、些か酔いが回るのが早い酒のようだ…この辺にしておくぞ。この後の夜襲に響くからな
        -- マサヨシ 2012-08-29 (水) 22:26:59
      • ああ………そうだな。(立ち上がり、顔を歪めて笑う)決戦の始まりだ。
        戦い、戦い、戦い………戦い抜いた先にあるものを見なきゃいけねぇなァ? 将義ィ。
        -- 玄骸 2012-08-29 (水) 22:39:25
      • そうさな…鬼が出るか蛇が出るか。果たして何が待っているかは未だ想像だに出来ぬが
        それでも―― (何かがある筈だ。今はそれを信じて疑わなかった…)
        -- マサヨシ 2012-08-29 (水) 23:15:50
  •   -- 2012-08-28 (火) 22:24:19
  • 黄金暦226年8月  商業都市レムザ -- 2012-08-27 (月) 22:54:34
    • 将義が主君である宗爛に命じられたのは、ゾド要塞が包囲される予兆を確認したらば身動きが取れる内にゾドを脱出し
       後方のレムザにて残存戦力を纏め上げ、ゾド奪取のための下準備を進めることであった。しかしそれでも見通しはまだ甘く…
      -- 2012-08-27 (月) 22:58:35
      • 宗爛将軍自らがレムザへ戻ってくるだと? それほどまでに連合側の包囲網は重厚で御座るか
        しからば、このレムザにて進めていた準備ではゾドを奪取できる見込みはなかろうな……
        (食料も馬も武器もある。だが兵数自体がどうあっても足りない…ゾドに篭城している戦力が丸々使えないのもある
         だがそれ以前の問題のように思えた。帝国軍の前線戦力自体が今や連合軍の総力を凌駕出来ないのだ)
        ……起死回生の一手。望み薄ではあるが…司令部に掛け合ってみなければ分からぬ、な
        -- マサヨシ 2012-08-27 (月) 23:07:04
      • その後、ゾド要塞の包囲網に襲い掛かったのは10万を越える帝国軍の軍勢だった
        天壌帝が本国主力の一部を増援として寄越したことにより、戦局は一変したのだ
        将義が何をしたかと言えば、早馬を飛ばし司令部にて六稜の骨刀を見せながらゾドの状況を語り、頭を下げ増援を求めたのだが
        無論、その陳情が直接この状況に繋がったわけではないし、当然歴史書に記されることもない
        -- 2012-08-27 (月) 23:14:29
  •   -- 2012-08-27 (月) 22:51:53
  • 黄金暦226年3月  中央戦線帝国軍駐屯地 -- 2012-08-21 (火) 22:11:44
    • 冬も終わりを告げた時節、戦線をコンパクトに作り直した帝国軍は遅々ながらも再び侵攻を開始
      だが長きに渡る戦乱を経て、連合側の戦術レベルが帝国軍のそれと肩を並べられるほどに洗練されており、戦術面での有利をほぼ失った
      加えて帝国側は戦力結集で少鋭による機動性の有利も失っている。思うように勝利を収められなくなってきていた
      とは言え、これまでの快進撃が上手く行き過ぎていたとも言える。経験差ではまだ帝国が上回っており、五分に持ち込まれたわけではない
      ――そう、帝国側の誰もが思い直していた頃…思わぬ伏兵が北から現れる

      荒野となったウラスエダールの地を抜けてバルバランドの軍勢が迫り、守りが手薄だった北方守備隊を壊滅させて帝国領に侵攻してきたのだ
      そして当然だが、ゼナンを放棄した南方戦線からも神国と公領の連合軍がゼナン要塞を足掛かりに帝国領へ進撃。南北を挟まれる形となる
      帝国軍は物量にて押していた中央戦線から戦力を南北に割かざるを得なくなった。そうなれば当然戦線は維持できず――
      -- 2012-08-22 (水) 22:41:45
      • ……帝国軍各戦線は防戦しつつゾド要塞まで撤退せよ、か
        (それが帝国軍司令部の決定だった。広げ過ぎた戦線がここにきて仇となり、打つ手がなくなったのである)
        四面楚歌とはよく言ったものだが、三面でもこの体たらくとはな…
        -- マサヨシ 2012-08-22 (水) 22:46:05
      • (人の脂で曇った刀に視線を向けると舌打ちを一ツ)チッ。ますますもってつまんねぇ。
        斬っても斬っても沸いて出てくるってのはいいがよ、さすがに武器のほうが保たねぇ。
        さて、帝国はこれまで好き勝手絶頂やらかしてきたツケを払う時が来たのかも知れねぇなァ……
        もっとも、こんなところで死ぬ気なんざ毛頭ねぇがな。お前だってそうだろう、将義ィ。
        -- 玄骸 2012-08-22 (水) 22:52:42
      • 大陸の刀剣ならば仕方あるまい…今や補給も自由だ、そうぼやくな
        (打って変わって自分は鉄製の倭刀を丹念に手入れしていた。柄や鍔はボロボロだが、相変わらず刀身は曇り一つ無い)
        ツケ、年貢の納め時というやつか……ああ。罪過に染まった身と言えど、命を差し出す気は毛頭ない
        死地にあって尚、命ある間はただ己の全精力を尽くすのみ…それが武士の「決死の覚悟」也……
        (要約すると、死ぬような状況から逃げないどころか立ち向かうが、生きる事を諦めているわけではなくむしろ全力で事に当たる
         ……そんなことを言ったようだ。分の悪い賭けで生き残ってこその武士ということらしい)
        -- マサヨシ 2012-08-22 (水) 23:18:15
      • そいつもそうだ。(曇った刀を放り捨て)こと、武器に至っては替えが利くことの利点がでけぇ。戦場においてはな。
        と、言ってもお前はその刀を後生大事に使い続けるんだろうけどな……何人斬っても良い輝きだぜ。
        ハッハァ! 決死の覚悟! 命懸け! 良い言葉じゃあねェか。斬っていいのは命を懸けてるヤツだけだ。
        (彼は彼なりに将義の言葉や理念を理解しようとしていた。それが自分を大いなる何かへ導くような気がしていたからだ)
        -- 玄骸 2012-08-22 (水) 23:26:29
      • 己の心が曇らぬ限り、折れぬ限り、我が刀もまた不滅…己の流派ではそう言われている
        (言いながら手入れを終えて刀を鞘に仕舞い、立ち上がって腰に差す)
        …お前は武士ではない、己の武士道は気にするな。…と言っても、そもそもお前はお前の好きに動いているだけだろうがな
        よし、今から戌徒部隊総員、この駐屯地からの撤退準備を始めさせる。正午には他の部隊と共にここを放棄するぞ
        -- マサヨシ 2012-08-22 (水) 23:34:58
      • 不滅の刃か……全く、東洋の人間は面白ぇことを考え、実現するモンだぜ。
        (喉の奥から響くような笑い声を上げて)ククッ 俺は俺の好きにやるさ……今までもそうしてきたし、これからもそうするつもりだ。
        ああ。(目を細めて太陽を見て)今日はあったけぇな……逃走日和だぜ。
        -- 玄骸 2012-08-22 (水) 23:44:11
      • ……そう言えば、宗爛将軍は先のウラスエダール壊滅の折に竜害に巻き込まれかけたそうな
        ゾドにて合流した際に挨拶をしておかねばならんな…
        (そして撤退の準備を進める。勿論、撤退の最中にそれを察した連合側の追撃隊が来る事は想像に難くない)
        殿(しんがり)か……やり遂げてみせよう。我が剣がまだ折れぬ内は
        -- マサヨシ 2012-08-22 (水) 23:50:53
  • 黄金暦226年 1月  中央戦線帝国軍駐屯地 -- 2012-08-20 (月) 22:55:05
    • ウラスエダール連邦沈黙、北方戦線が押し切ったか……
      (堅い干し肉を噛み千切りながら将義がぽつりと呟く。帝国軍勝利の報せのように聞こえるが、内容は芳しくない
       赤竜による焦熱吐息により連邦の地が荒野にされた末の滅亡…要は単なる大竜害
       当然、帝国側も荒野となったウラスエダールを支配する余地も無く、双方剣を収めただけに過ぎない)
      ……ただの骨折り損とは。北戦には関わらなかったが難儀なことだ
      -- マサヨシ 2012-08-20 (月) 23:08:13
      • チッ 竜を怒らせるなんてつまらんことをするぜ全くよォ………
        今後、ウラスエダールは草木も生えない荒野になるだろうよ。ちょっと考えりゃわかるようなことを。
        (心底つまらなそうに吐き捨てる。まだ戦う価値はあった。それだけに不満は残る)
        -- 玄骸 2012-08-20 (月) 23:13:48
      • 毎日のようにここで柱入道を相手に斬り結んでるというのに、北にまで興味があったとは…欲深い奴め
        (戦闘狂の玄骸をそう言い捨てながら食事を終える。これからまた前線に出て哨戒をこなそうか、というその時――)
        -- マサヨシ 2012-08-20 (月) 23:24:08
      • 伝令です隊長!中央司令部が、南方面軍の撤退を決定!ゼナン要塞を放棄し、中央方面拠点ゾドに結集させるとのことです!! -- 戌徒部隊伝令係 2012-08-20 (月) 23:25:01
      • な、に…? (自分達が苦労して落としたゼナン要塞放棄の報に将義は眉を顰めた) -- マサヨシ 2012-08-20 (月) 23:26:40
      • なんだとォ!? おい……そりゃどういうことだ!
        前線を押し下げたら敵の思う壺だろうがよ!!(伝令兵に食って掛からんばかりの勢いで)
        -- 玄骸 2012-08-20 (月) 23:34:36
      • ゾド要塞に戦力を集結させ、再編した後の主力軍は総勢15万を越える予て……ヒッ!? -- 戌徒部隊伝令係 2012-08-20 (月) 23:40:58
      • 控えろ玄骸。この者に言っても無駄だ……(確かに苦労して落とした拠点放棄の報は悔しいが、冷静に考える)
        ゾドに集結させ、再編ということは……この中央戦線に戦力を回すということか
        (それ自体は納得できる。竜害で更地になった北も、焦土作戦で補給線が作れなくなった南も、進軍効率が悪い
         ならばいっそ中央に集めて再度突破を試みる…自分の頭でも理解できる話だった)
        考えてもみるんだ副隊長、中央戦線に集めるということは我々の加勢が間も無く来ることに相違ない
        守勢に回り続けていたこの数ヶ月が報われるかもしれんぞ?
        -- マサヨシ 2012-08-20 (月) 23:50:32
      • ケッ(胸倉を掴んでいた伝令兵を放すと顔を歪めて)
        報われる? 本気でそんなことを信じてやがるのか。戦場において俺たちの期待は裏切られ続けてきた。
        『信じる者は巣食われる』今度の再編だって代わり映えのしない地獄を見せてくれるだろうぜ……?
        (刀の鞘を肩に担ぎ)ま……どこに行ったって戦えるなら問題ねぇがな。
        -- 玄骸 2012-08-20 (月) 23:58:37
      • 無論、承知している……伝令ご苦労。引き続き頼むぞ (言って伝令係を下がらせる)
        …そう、戦場とは何処も地獄なりや。それを理解しながらも太刀筋に迷いが生じないお前を頼もしく思うぞ玄骸
        (長きに渡って共に生き延び続けた玄骸に対し、知らず知らずの内に同属意識が生まれていた)
        己が期待できるのは、この戦場に於いて最早お前だけだな……
        -- マサヨシ 2012-08-21 (火) 00:09:54
      • フン……そいつは俺にとっても同じことだ。最初は腑抜けが上官ならカタワにしてやろうかと思っていたがな。
        お前は悪くねぇ。共に地獄を流離うにはいい同行者だ。
        (表情こそ変えないものの相手を認める言葉を口にし)
        -- 玄骸 2012-08-21 (火) 00:16:22
      • その言葉、そっくりそのまま己も返そう。死出の旅路を往くならばお前のような者がいなくては敵わん…
        (今となっては同じ倭洲から来た武士仲間も殆ど見なくなった。討ち死にしたか、別の戦線にいるのか
         だが同郷の武士よりも、隣にいる玄骸こそが今の己を己たらしめているのかもしれない……)
        さて、刻限だ。出撃するぞ…!
        (そして今日も戌徒部隊は変わらず中央戦線を駆ける。翌月にはまた状況が変わる事など知る由もなく――)
        -- マサヨシ 2012-08-21 (火) 00:26:23
  • 六稜軍預かりの独立中隊となった戌徒部隊の初陣は第二次バルトリア会戦であった
    帝国側はその物量でもってして中央戦線のバルトリア平原を突破。巨大な白竜に変化したローディア国王アランドロス四世にすら辛勝しつつ進撃
    しかし些か時間を食い過ぎた…その間に公領と神国の増援が到着し、さらには連合側の秘密兵器までもお披露目される
    超重魔導砲「ゲヴァルト・リヒト」なる兵器の長距離砲撃により帝国側の前線が崩されてしまう
    魔導砲という未知の兵器の登場により、確実な勝算が見出せなくなった帝国側は進軍をピタリと止めてしまった
    帝国主力部隊は南北に散る。だが、一転して防戦を強いられることとなった中央戦線に戌徒部隊は敢えて残ることを選ぶ
    主力を欠いた中央戦線にて、戌徒部隊は柱の騎士を含む連合国軍相手に決して引かず戦い続けた…
    それを可能にしたのは無論、六稜将軍宗爛から補給の自由を許されたという一点に尽きる
    -- 2012-08-20 (月) 22:48:51
  •   -- 2012-08-20 (月) 22:31:35
  • (宗爛将軍から戌徒部隊を六稜軍預かりの独立中隊とする証である骨刀を持ち帰った将義は
     その後約束通り西ローディア国境侵入及び略奪の任を全うし、六稜軍の駐屯地へ帰還した)
    ……さて、これから戌徒部隊はいつでも補給を受けられる立場になり申したが…あまり節操なく武具や酒を要求するなよ玄骸
    また退屈な後方送りになりたくなければ、な
    (もっとも、宗爛将軍が朝令暮改の前言撤回などするような人物でないのは理解しているが)
    -- マサヨシ 2012-08-16 (木) 22:21:21
    • ハハハ、わかってるって。何事も節制だもんなァ……お堅い倭洲のサムライさんは。
      (幅広の刀の腹を数度叩いて)だが武器が壊れてもいいってのは悪かねぇ。使い潰して殺し回れる。
      そんで今度は激戦区に行くんだろォ? 柱の騎士の斬り応え…今度こそ味わわなきゃな。 -- 玄骸 2012-08-16 (木) 22:34:41
      • ……
        (黙って刀を物色する玄骸を一瞥する。内心では部下達の遠慮を緩める良い見本になると思っていた
         何せ自分は甲冑を一着代えるだけで、刀は持参した愛刀を未だに使い続けている。隊長がそれでは部下がやり辛い)
        楽しそうでなによりだ。己はもう行く (武具庫に寄る気配もなく歩いていく)
        -- マサヨシ 2012-08-16 (木) 22:48:10
      • オイ、将義。(歩いていく男を追いかけ)
        ったく……お前はいつまでその刀一本を後生大事に使ってんだ?
        ちょっとは立場もマシになったんだ。武器なんてより取り見取りだろ? -- 玄骸 2012-08-16 (木) 23:38:13
      • ……己の流派の都合だ、放っておけ。お前のようにとっかえひっかえ出来ぬ性分なのだ
        使い慣れた刀で無ければしっくり来ぬ
        -- マサヨシ 2012-08-16 (木) 23:44:08
      • なんだよ、その「宗教上の理由」みたいな返事はよォ。(刀の切っ先で地面を擦りながらついていく)
        俺は逆だな。刀も、女も、血も。新しいほうがいい………なんつってなァ? クハハハ。 -- 玄骸 2012-08-16 (木) 23:56:16
      • (「下品な…」と思いながら、しかし口には出さず溜息でのみ反応する)
        そういえば、お前は自分の剣を取り落とした時は敵兵の死体から剣を毟り取って一時凌ぎをしているほどだったか
        補給が自由になり、何本でも帯刀できるようになったが…(まさかこの男、何本も帯刀していく気だろうか?)
        -- マサヨシ 2012-08-17 (金) 00:04:27
      • ああ。戦場にあって武器に困るって時ほど面倒くさい事態はねぇ。だがその点、補給が自由に受けられる身となりゃ話は違う。
        そういうのも悪くねぇなぁ。(刀を鞘に納め)鎧代わりに全身に刀の鞘を帯びるんだ。これで刃毀れは気にしなくていい。
        問題は重過ぎて面倒くさいってところか。ハハハハハ。 -- 玄骸 2012-08-17 (金) 00:11:37
      • お前ならそれでもやりかねん。げに恐ろしき男よ……
        (あまりにも自分とかけ離れた考え方をする。その言葉には毎度驚かされると同時に、己の見聞の狭さを思い知る
         そして玄骸が居るからこそ、柱の騎士相手だろうと戦いようがある。口には出さないがこの男の強さは認めざるを得ない)
        -- マサヨシ 2012-08-17 (金) 00:26:29
      • フン。要は限度というものを知ればいいんだろ? 上から睨まれない程度の補給、動きが鈍らない程度の武装…
        (饒舌に喋りながら玄骸もまた、将義を認めていた。この男は自分にないものを持っている、と)
        (だからこそ出会った時のように襲い掛かるように牙を剥くこともなく将義と会話をしている) -- 玄骸 2012-08-17 (金) 00:36:32
      • ふむ、お前が上から睨まれない云々を考える男とは知らなんだ。殊勝な心がけだ
        (それだけ分かっているのならばこれ以上言及することもない。最初に出会った時は破天荒な男だと思ったが
         最近は己のことを認めたのかはたまた寝首を掻く機会でも窺っているのか、大人しくてなにより
         己の部下になる前は余程の問題児だったのか、他の将軍から玄骸がこれだけ大人しくしている原因は何だと訊ねられることもある
         猛獣を飼い慣らした倭洲人として変に一目置かれている気配すらある…やれやれ)
        -- マサヨシ 2012-08-17 (金) 00:54:08
    • 良いか鬼王丸、東寅一刀流とは刀と共に生き、刀と共に死ぬ流派じゃ…覚えておけ -- 2012-08-16 (木) 22:55:20
      • (最初にそう師匠から教えられた。一本の刀のみを持ち、一本の刀のみで戦う。決してそれを手放すこと無かれ…そういう教えだった
         刀とは、本来人を斬れば血肉であっという間に駄目になるある種の消耗品である。戦争ならばそれは尚更だ
         今ならば分かる。東寅一刀流がただの道場剣術であり、殺し合いに於いては二歩も三歩も後ろを行く流派だと)
        -- マサヨシ 2012-08-16 (木) 23:01:28
      • …刀とは、人を斬るよう鍛えられた(くろがね)に過ぎぬ。私はそう理解していた
        されど、師は私の考え方を良く思っていないらしい…君はどう思う?
        -- 2012-08-16 (木) 23:05:27
      • (これは兄弟子の言葉だ。己はその問い掛けに、どう答えるべきか分からず曖昧に答えた
         兄弟子殿の言う事は尤もであり、今こうして戦乱の中を生きている己は彼の言葉を理解できる。玄骸もそう考えているのであろう
         刀は所詮道具、と。しかし…東寅一刀流を修め今まで剣術を磨いてきた己は未だに割り切れぬ
         師の教えを受け、やはり共に生きてきた刀を蔑ろにはできないのだ)
        -- マサヨシ 2012-08-16 (木) 23:11:30
      • 太刀筋の乱れは心の乱れ。刃の曇りは心の曇り…刀は全てを語り聞かせる…
        己が迷えば刀も迷い、刀もまた運命を共にする…刀が折れる時は既に持ち主の心も折れた時じゃ
        -- 2012-08-16 (木) 23:16:13
      • (ゆえに信じ、ただ真っ直ぐ己の信念に従い刀を揮う。さすれば刀もまた己の想いに応えて冴え渡る…
         そう、教えられた。己が腰に提げている刀はまだ曇らず、曲がらず、折れず…今も敵を討ち取る切れ味を保っている)
        -- マサヨシ 2012-08-16 (木) 23:21:21
      • ……私は正しかったのか。師は間違っていたのか。私が勝ってしまった -- 2012-08-16 (木) 23:22:47
      • (兄弟子が師匠を斬り捨てていた。刀をあくまで道具として扱っていた兄弟子が、刀と共に生きる事を説いた師を) -- 2012-08-16 (木) 23:25:17
      • 私より弱い師に、用は無い。君とはもう会う事もないだろう…… -- 2012-08-16 (木) 23:26:15
      • (刀は人を斬る道具…ただそれだけのものと考えた兄弟子の強さは本物だった
         では、無様に負けた師は…刀と共に生きる東寅一刀流は弱いのか? 己はこのままでは強くなれないのか?
         ……その答えは、未だに出ない)
        -- マサヨシ 2012-08-16 (木) 23:29:21
  •   -- 2012-08-13 (月) 21:15:43
  • 黄金暦224年 11月 大爛帝国南西領 ゼナン要塞
    先の戦いで独立師団として動くことを認められた六稜軍……宗爛から、労いの言葉と共に物資と、そして1つの書状が将義に届けられた
    文の中身はいわゆる指令書であり、今回の物資はそれを成すためのものであるという説明がかかれていた
    即ち……西ローディア国境への侵入と、その周辺にある村々への略奪を行えという命令である
    無論、六稜軍も同じ任についているのだろうが……明らかな汚れ仕事であった -- 宗爛 2012-08-07 (火) 10:16:05
    • ハハハ! あいつも良いこと言ってくれるじゃねぇか、なぁ将義!
      物資をくれた。労いの言葉がある。そして敵国から好きに奪っていいときたもんだ!
      (腕組みをしたまま将義に向けて嫌味な笑みを浮かべ)で。どうするんだァ……?
      お前は、この命令に対し、どうするかって聞いてるんだよ隊長ォ……?(こういう場面でないと玄骸は将義を隊長とは呼ばなかった) -- 玄骸 2012-08-07 (火) 20:47:51
      • (眉間に皺を寄せながら) ……上機嫌だな。お前が上官に尻尾を振るような男だったとは知らなんだ
        今後は私も好かれるよう精進せねばな……だが、将軍を「あいつ」呼ばわりするのは首がいくつあっても足りんとだけ言っておく
        (書状を畳んで懐に仕舞いながら、部下達の待機する詰め所大部屋へ足を向ける)
        そもそも、己に拒否する権利は無い。心を秘め、任された仕事を主のためにこなす……それが倭洲の武士だ
        -- マサヨシ 2012-08-07 (火) 21:02:05
      • あァ!? 誰が宗爛の犬だとォ………?(今にも食って掛かりそうな勢いで将義を睨みつけ)
        ハッハァ! 何が主のために、だ! 奴兵に身を窶しておきながらサムライ気取りか!
        お前が信じるものはもうとっくに揺らいでンだよォ……わかってる癖にすました面ァしやがって。
        (将義を煽りながら大部屋へゆっくりと歩を進めて) -- 玄骸 2012-08-07 (火) 21:15:00
      • いくら軽んじられようとも、蔑まれ罵られようとも、泥に塗れようとも…それが一片でも倭洲の為になるのなら身を粉にする
        それが武士の生き方だ…己が揺らぐのは、未熟さゆえの物。しかしな…宗爛大将とて揺らいでいる筈なのだ
        あの方も心を持たぬ鬼ではない。ならば、下の者である己には揺らぎを憂う暇は無い
        ……最も、お前のように畜生道を生きる者には分からんだろう。放っておけ
        (普段なら玄骸の売り言葉を買う将義ではないのだが、こうして口論一歩手前になるのは
         玄骸の指摘及び自覚している通り「揺らいでいる」のだろう。しかし揺らぎながらも生き方を変えない愚直漢)
        -- マサヨシ 2012-08-07 (火) 21:27:50
      • ハハハハ、いつもと違ってて割に良いぜぇ将義ィ………(牙を見せる獰猛な笑み)
        お前は結局、自分を縛り付けることでしか生を実感できねぇんだよ。祖国、生き方、忠義……
        それに引き換え俺には何もねぇ。縋れねぇ。だが、自由だ。(先ほどと違って余裕のある態度で) -- 玄骸 2012-08-07 (火) 21:39:30
      • (余計な事を喋りすぎた、と自己嫌悪しつつ…続く玄骸の指摘は耳に痛い。この男は全てが自分と正反対だ
         太刀筋も、生き方も……彼の剣に見習うところがあるとするならば、彼の生き方にもまた学ぶ点はあるのか?)
        ……元来、己はお前のように器用に生きることが出来ぬ。昔、友人を誤って斬ってしまったあの時からの性だ
        いっそ、死んでしまえば楽になれるかと…何度考えたことか。お前からすればさぞ滑稽だろうな
        -- マサヨシ 2012-08-07 (火) 21:54:45
      • ……ダチを斬っただぁ……?(そんなことは初めて聞いた。そもそもこの男が過去について語るなど―――)
        …………。(相手を煽ることも忘れ、つい沈黙してしまう)
        手前はな、つまらん死に方をするもんじゃないぜ。(背を向けて)
        死ぬなら俺の手で殺してやらァ。 -- 玄骸 2012-08-07 (火) 22:21:09
      • 奇遇だな。ついこの間も、そんなことを妖仙の蜘蛛に言われたのを思い出した……
        (結局、戦争で他人を斬る勇気はあっても自分を斬る勇気が無いというだけのこと。人斬りとして根は玄骸と同じ
         だがそれでも、略奪に身を染めるのはぬるま湯過ぎて傷に沁みる――ならば)

        (暫く歩いた所で止まり、背を向けたまま世間話でもするように副隊長玄骸へ言葉を投げかける)
        …ところで玄骸副隊長、お前を見習って宗爛将軍に嘆願してみようと思う。戌徒部隊の、中央戦線への編入を
        -- マサヨシ 2012-08-07 (火) 22:25:57
      • 蜘蛛の妖魅だぁ? カッ、お前の知己の選び方は奇妙極まりねぇな。
        中央戦線か……面白ぇ。(パン、と右拳で左掌を打って)いいだろう。弱いモンいじめよりそっちのほうが性に合ってる。
        やってやろうぜ将義。戦場での大暴れってヤツをよぉ! -- 玄骸 2012-08-07 (火) 22:44:29
      • お前ならばそう言うと思っていた。己とて、まだ血の雨を浴びながら悪鬼として狂い咲く方がマシだ…
        柱の騎士の首でも目指せば、己も少しはお前のような楽しい日々を送れるかもしれんしな
        と、いうわけだ。部下達への伝令は任せた。己は宗爛将軍に会って参る
        -- マサヨシ 2012-08-07 (火) 22:50:58
      • 柱の騎士か、ありゃあ手強い。デカい。斬り甲斐がある。
        ああ…任せな。部下が不満漏らしたら適当に気合入れとくからよ。 -- 玄骸 2012-08-07 (火) 23:04:42
      • ふっ……死地に向かう予定を伝えれば、部下達は次の略奪任務で相当ハメを外すだろうな
        ああ、そのまま部隊から逃げ出す者もいるかもしれんな。追加編成の件も考えておこう…
        (安い正義感など忘れておくことにした。人斬りが執着するにはあまりにつまらないものだったから…)
        -- マサヨシ 2012-08-07 (火) 23:16:00
  • 黄金暦224年9月 帝国占拠後のゼナン要塞 -- 2012-08-05 (日) 00:47:59
    • 城塞都市ゼナンの陥落は帝国の非道さ、強大さを改めて西方連合国側に轟かせた。直後は帝国側の士気上昇も見込まれたのだが
      ゼナン陥落の結果を受けて最も衝撃を受けたのは他でもない神国自身である
      信仰の下に自分達こそが絶対だと信じて疑わない神国の民にとって、ゼナン陥落は喉元に刃物を突きつけられた様なもの
      重要拠点の喪失、主力の重装歩兵の壊滅、国全体に広がる暗雲、神と教皇への不信……敗戦を決め付けるパズルのピースが全て揃っていた
      だが、「ゾルドヴァで大敗した東ローディアと同じ道を今歩んでいる」と気付いた教皇及び枢機卿達はそこで決断する
      それは彼らが東ローディアの首脳達よりも賢く、同時に人間としてマトモな神経を持たない狂信者だったからこそできた采配なのだろう

      神聖騎士一個師団、約5000を投入。彼等は全員、焦土作戦とゼナンへの特攻を行い神の国へ旅立った……
      -- 2012-08-06 (月) 01:13:17
      • (救援要請を受けて帝国軍本隊が占領するゼナン要塞へ向かうと、そこには地獄が広がっていた……
         燃え盛る炎の中、先日ようやく神国人の死体を全て片付けたというのに今度は帝国人の死体が散乱していたのだから
         さらに付け加えるなら、神国の…それもかなり高位と見受けられる立派な鎧を纏った骸もあった。ただその骸は騎士には見えない
         黒く変色していたり、翼らしきものが生えていたり、中には灰になって銀の鎖だけが転がっているのもあった
         燃え盛るゼナンの赤い空をふと見上げれば、奇声を上げながら黒羽を撒き散らしながら狂乱する異形(てんし)がいた……
         今でもしっかりその声と顔が脳裏に焼きついている。その異形の纏う鎧と背に生える翼は血と炎により赤黒く穢れ、悪霊のような声を上げていた
         恐らく騎士の最後の生き残りだったであろう異形は赤い月を背に自分目掛けて飛来し、血濡れの剣を振り翳した
         その気迫はまさに「決死」。そこに理性は無く、生き残る算段も無く、ただ神の意のままに身を捧げる突撃
         だがその無鉄砲さと、帝国兵との戦いで疲弊している点を辛うじて突く事に成功し、今もこうして自分は生きていた…)
        いや、己は本当に生きているのだろうか……
        (勝った気はしない。心に残る恐怖は未だに手先を震えさせ、地に着いた腰が上がるのを許さない
         アルメナに詳しい奴兵に聞けば、あの異形は「天使」ではないかと教えられた。冗談ではない)
        あれのどこが天使だ……あれはまるで――悪魔じゃないか
        -- マサヨシ 2012-08-06 (月) 01:38:14
  •   -- 2012-08-05 (日) 00:46:59
  • 黄金暦224年5月 帝国領東ローディア南方戦線 -- 2012-08-01 (水) 03:19:33
    • 西側諸国の連合により勢いを削がれつつあった帝国軍の勢いは、それでも天壌帝の縁者達を始めとする有力将軍達によって維持されていた
      前線において稼いだ武功はそのまま地位の向上に繋がるのだから、少なくとも自分より末席に近い者から下克上されぬように励む必要があった
      その結果、最前線には戌徒のような部隊の入る隙は無く、将軍達の競い合いにより帝国軍内でも生粋の戦力が集結していたのだ……
      そして西ローディアとの国境を巡り起こったバルトリア会戦。帝国軍の筋書きでは、この戦いは短期決戦で終わるだろうとされており
      実際帝国陣営の誰もがその結果を信じて疑わなかったのだが――
      -- 2012-08-01 (水) 03:30:30
      • 「柱の騎士」……西側諸国の兵達の屍と、魔術汚染因子によって生じた不死の入道…いや巨人か
        (撤退支援の際に宗爛将軍から任された柱の騎士についての報告を文に書き記していた
         先の戦闘で戌徒部隊は半壊しながらも帝国軍後方部隊の撤退支援を全うした後、南方戦線へ逃げ延びていた)
        -- マサヨシ 2012-08-01 (水) 03:47:09
      • バルトリア平原で起こった戦いは、柱の騎士により前方部隊を壊滅させられた帝国軍がやむを得ず撤退し幕を閉じる
        誰もが思わなかった結末が「第一次バルトリア会戦」として歴史書に記録されることとなったのだ
        国境付近を占領されかけつつも謎の勢力の出現に事なきを得た連合国軍も、その勢力に前方部隊を潰された帝国軍も
        どちらも事態の把握及び軍備補修のため動きを止め、冷戦状態となった。兵達にとっては束の間の休息である

        そんな中、柱の騎士についての情報も両軍集まっていた。あれは兵達の死体、腐肉から出来上がったアンデッドゴーレムであり意思を持たないこと
        ただし生前敵対していた者に対しは憎悪を向け、攻撃する。つまりは帝国からすれば完全な敵なのだが、柱の騎士を御する術は連合国側にもまだ無いらしい
        さらには、柱の騎士は平均全長4mほど。大きさに違いがある。それどころか戦力にも個体差があり全てのゴーレムの持つ戦闘力は一致しないことというのも特徴の一つか
        帝国軍の中には柱の騎士を退けた部隊もあったようだが、偶然弱い固体に当たった可能性も否定できず次回も通用するかは不確定である
        そもそも突然腐肉を糧にして発生する敵であり、帝国司令部はどういう作戦を今後立案すべきか悩ましいことだろう…
        -- 2012-08-01 (水) 04:08:12
      • 情報を纏めると、現状分かっている事実はこれだけか……しかし、宗爛将軍ならばこういった情報は既に持っていると見ていい
        やはり基本情報は触れる程度に留め、私が見て相対して感じたことを中心に書き連ねるべきか……
        (筆を執りながら、軍内部の状況にも思いを馳せる。先の大敗及び、一旦止めざるを得なくなった進軍によって
         兵達の不満が高まり民衆への当たりが強くなっている。そして次は民衆達同士でのいがみ合い…
         前線では怨念の化け物が闊歩し、後方では戦争に虐げられし者達の嘆きが止まない)
        ……まこと、戦とは人を人ならざる悪鬼へと変えるものに御座るな
        -- マサヨシ 2012-08-01 (水) 04:18:02
  •   -- 2012-08-01 (水) 03:17:06
  • 黄金暦224年2月 東ローディア -- 2012-07-28 (土) 23:55:15
    • 六稜から宗爛将軍の要請した補給物資を輸送し、東ローディアに布陣している帝国軍前線駐屯地に帰還した将義
      一時的に戌徒部隊から離れていたが、再び彼等を纏める職務に戻されるらしい
      一方、戦況は一触即発。西ローディアとの国境にて両軍がぶつかるのは時間の問題だろう
      この戦いが後に言う、第一次バルトリア会戦である
      -- 2012-07-29 (日) 00:01:30
      • (戌徒部隊の屯所に戻るが、そこに今まで一緒に戦ってきた副官はいなかった。それどころか屯所の場所も変わったらしい
         東ローディア占領を完了し、帝国軍内でもっとも複雑な部隊再編をされたのが戌徒部隊などの奴兵達だった
         新しい奴兵達が増えたことにより、将義の副官だった武士も別の隊の隊長に異動されたと聞いた)
        …己のいない間に、随分と変わってしまったようだな
        -- マサヨシ 2012-07-29 (日) 22:27:17
      • (将義が新しい屯所に行けば、そこには顔の知れた奴兵達がいた。彼らが言うには、自分が不在の間に新しい副隊長が代理で隊長をしていたのだが
        その男が大爛出身の奴隷で、腕は確かだが乱暴者で残忍な性格だと言い、何とかしてくれと泣きついてきた…)
        ふむ、あい分かった。その者はどこに――?
        -- マサヨシ 2012-07-29 (日) 22:37:11
      • ここだ、将義さんよ。(刀の鞘を肩に担いだ男が現れ)
        ふん。(声をかけると将義を値踏みするかのようにジロジロと眺めて)
        なんだ、同じくらいの年かよ。(支給品の軍靴を鳴らしながら近付き)もっと年ィいってるかと思ったぜ。
        ま……辛気臭い顔つきのせいで10は年上に見えるがな? ハハハハハ。
        -- 玄骸 2012-07-29 (日) 22:43:38
      • ……貴殿か (いきなり現れた男にジロジロと目を向けられつつも、自分は真っ直ぐ相手の顔から目を離さずに話す)
        ふっ、よく言われる。己が部隊を離れている間、隊を纏めてもらっていたようだな。忝い
        私は平目将義、本日からまたこの隊の隊長を務めさせてもらう。副官である貴殿とは今後よろしくお願いしたい、名を聞いても良いか?
        (玄骸の挑発的で失礼な態度に動じず平然と自己紹介をした)
        -- マサヨシ 2012-07-29 (日) 22:55:46
      • 何が隊だ。半端者の寄せ集めだろ? お山の大将気取るのも退屈だったぜ。
        平目将義か……(副官、という言葉に片眉を吊り上げ)俺の名前はなぁ…(担いでいた刀をゆっくりと抜く)
        (抜き放たれた刀はギラギラと凶悪に光を反射させる。まるで玄骸そのものであるかのように)
        李 玄骸だッ 挨拶代わりに食らっとけ!!(いきなり斬りかかる)
        -- 玄骸 2012-07-29 (日) 23:05:55
      • ッ!! (突如として膨れ上がる玄骸のの気に反応し、鞘に納まった刀で斬撃を受け止める――筈だった)
        くっ……!? (予想外の力が防御の上から伝わり、将義はそのまま吹き飛ばされる
         背中から柵に強かにぶつかり、それを破って砂地の訓練場に転げ落ちる。そこで漸く受身を取り立ち上がった)
        …何と言う強力(ごうりき)。そして、奴の刀は爛国のものか…
        (鞘から刀を抜く。倭洲の細く美麗な自分の刀に対し、相手の刀は形状からして力強く禍々しい)
        -- マサヨシ 2012-07-29 (日) 23:17:40
      • ハハハハハハハハハハハハハハハハ!!(笑いながら訓練場まで足を運び)
        ここで()るなら『戦闘訓練』だよなぁ……将義ィ?(口の端を持ち上げて笑い)
        そうだぜ、こっちの刀は人を斬るためのモンだ……お前が使ってるみてーな今にもポッキリ折れちまいそうな武器とは違うんだよォ!!
        (首をコキコキと鳴らしながら左手を前に出し、かかってこいと人差し指を曲げる)
        -- 玄骸 2012-07-29 (日) 23:26:29
      • (戌徒の部下達が慌てて柵の外に集まってきた中、相変わらずの顰め面で刀を正面に持ち直し、構えを取る…)
        模擬戦、か…つまり玄骸殿、貴殿が言いたいのは「自分の上に立つならば力を見せろ」ということか
        ……其方が望むのならば、受けて立とう。私の刀も簡単に折れるものではない…互いに土俵は同じだ
        (呼吸を整えれば、隙の無い構えを取ったまま動かない。それが玄骸には「舐めている」と取られかねないのはまだ気付かずに)
        -- マサヨシ 2012-07-29 (日) 23:36:37
      • ああ? ああ……そういうことだそういうこと。(突如真顔になり)
        だけどよぉ。お前、その態度はちょっと………(刀を無造作に持つ独特な構えを取り)
        ナメた態度とってっと死ぬぜ……(相手に向けて走り)っていうか、殺すぜぇぇぇぇ!?
        (シャ)ァッ!!(刀を将義に向けて突き出す、刺突)
        -- 玄骸 2012-07-29 (日) 23:54:49
      • 力の見せ方とは――
        (道場剣術しか知らぬ将義にとって、その無造作な構えから繰り出される獣のような突きは初見であったが
         構えを維持したまま移動する「すり足」により半身分左へ、突きの側面に刀を滑らせる形で回避)
        攻勢に限らぬッ!
        (爛刀を側面から叩き弾きながら、峰打ちになるよう刃の向きを変えて玄骸の肩に振り下ろす!)
        -- マサヨシ 2012-07-30 (月) 00:04:39
      • っ!!(刀を側面から弾かれながらの刃の振り下ろし――速い)
        おおっとぉ!!(そのまま弾かれた方向に一回転し、僅かに相手から離れる)
        (振り下ろしが背中を掠めるが、全く意に介さない。この男の獣性と狂気は、戦闘にあって相手に背を向けることすら厭わない)
        ッシャア!!(ぐるりと一回転し、そのままの勢いで横一文字に斬り付ける)
        -- 玄骸 2012-07-30 (月) 00:19:23
      • むっ…まさに天衣無縫の太刀筋と言ったところか…!
        (力任せかと思いきや弾かれた刀の勢いを利用しての回避、そこから転じての横一文字…玄骸の剣は我流でありながらただの我流ではない
         ここまで生き残ってきただけあって、彼の獣としての臭覚及び本能がその剣を変幻自在のものとしている
         勢いのついた横一文字を、今度は止めずに受けながら背後に飛んで間合いを稼ぐ)
        まともに受けては儘ならぬ…ならば――
        (目を閉じ、精神を集中させて深呼吸する……東洋の剣術を知らぬ者から見れば一見隙だらけだ)
        -- マサヨシ 2012-07-30 (月) 00:27:56
      • (耳障りな刃鳴りが訓練場に響き渡る)
        (相手を吹き飛ばしたと思ったが、その手応えに『将義が自ら後方に跳んだ』ことを理解する)
        (あいつは 想像以上に やる―――それを獣の直感で感じ取る)
        ……!(刀を振りかぶり)馬鹿がぁ!! 戦闘中に目を瞑りやがって!!
        腕の一本でもトバされて後悔しやがれェェェェェェェ!!(相手に向かって突進、勢いのままに袈裟斬り)
        -- 玄骸 2012-07-30 (月) 00:40:04
      • (玄骸が突進してくる中、一歩として動かず瞑想したまま口を開く…)
        我が剣は強壮也。いかなる力を以ってしても砕ける事勿れ――
        (刀に言霊を込めると同時に目を開き、動く。その場で刀を横笛を持つような形で構え、袈裟斬りを受け止める
         刀の持つ弾性と、上手く力を外に逃がす受け方によって強撃を受け止めて見せた)
        ……東寅一刀流とは、刀と生き刀と死ぬ流派也
        -- マサヨシ 2012-07-30 (月) 00:55:12
      • なにィ!?(渾身の一撃だった。羊の骨をパキンと折るより容易く刀を砕き、相手の腕を斬り飛ばす算段だった)
        (しかしその一撃は見事、将義の妙技に受け止められてしまっていた)
        ………オイ。手前ぇ、どうして攻撃しなかった?(受け止められた姿勢のまま渋面を作り)
        今、俺の刀は死に体だった。返す刀で斬りかかってりゃよぉ………(そのままの姿勢のまま砂を蹴り上げ)
        少なくとも負けるこたぁなかったのになァ!? ハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!!
        -- 玄骸 2012-07-30 (月) 01:01:42
      • さて……どうしてでござろうな…
        (玄骸の剣を受け止めるので精一杯だったのだ。彼の剣の力強さもさることながら、最初の不意打ちでも身体に激痛を負っている
         さらに言えば、守りの言霊により攻めに転じる「気」も減少していた… 一方の玄骸はさらに仕掛けてくる!)
        ッ?! ぐっ、く……砂、目潰しとは…
        (卑怯、ではない。戦争ともなれば生き残るためには手段を選ばない相手の方が正しい)
        チィ…!
        (数歩下がって構え直す…だが、絶体絶命の状況だ。流石に心眼までは持っていない)
        -- マサヨシ 2012-07-30 (月) 01:12:13
      • 貴様ら!何を騒いでいる!? 出撃に備えろという待機命令が下っている戌徒の私闘は軍規違反だぞ!!
        (突然の怒声。正規の大爛将校だ……) -- 2012-07-30 (月) 01:15:02
      • フン……てめぇは気に入らねぇ!! ここでカタワになっとけ!!
        (刀を再度振り上げた瞬間)……チッ。(大爛の将校の声に興を削がれたのか刀を鞘に収め)
        やめだやめだ。どうにも戦る気分じゃなくなっちまった。(背を向けて歩き去っていく)
        せいぜい戦場でも気をつけるこったな。刃が来るのは正面からだけとは限らないんだぜ?
        (高笑いしながら壊れた柵を乗り越えて去って行った)
        (李玄骸と平目将義、その出会いの一幕である)
        -- 玄骸 2012-07-30 (月) 01:23:58
      • また玄骸の仕業か…おい倭人、貴様がちゃんと首に縄をつけておけ!次問題を起こせばタダでは済まさんぞ!!
        (どうやら、今度の将義は問題児を押し付けられる形になったようだ…) -- 2012-07-30 (月) 01:26:57
      • 「隊長!大丈夫ですか…?」
        …ああ、問題ない (目を拭き、砂を落としながら相手の剣を思い返す)
        李玄骸か……次の戦場は、少々骨が折れそうだな
        -- マサヨシ 2012-07-30 (月) 01:29:34
  •   -- 2012-07-28 (土) 21:11:03
  • 黄金暦224年1月中旬 六稜

    南方辺境と呼ばれる六稜。帝国の国土から見れば、まだ中央寄りに位置するのだが足を踏み入れてみれば辺境と呼ばれるのも納得する
    大規模な蟲産業で栄えていると言うだけあって木々の多さ、冬でも多湿な気候を感じることが出来る。夏はあまり居たくない場所だろう
    街道もここまでの道と違い、悪路が多いため少々時間がかかりそうだ…
    -- 2012-07-28 (土) 01:03:25
    • ……それどころか、迷ったのだが
      (気付けば鬱蒼とした森の中。地図はしっかり見ていたが、やはり慣れない土地ゆえに道を外れてしまったらしい
       一旦馬から下りて、道を尋ねるために人を探すことにする)
      -- マサヨシ 2012-07-28 (土) 01:06:36
      • (暫く歩くと何故か馬が怯えてそれ以上進もうとしない。仕方が無いので木に括りつけて待たせておく)
        ここは非戦闘地域だ。何を怖がっているのだろうか…何か、いるのか…?
        (動物の勘とは侮れない。腰の刀にいつでも手を伸ばせるように心の準備をしながら奥へ分け入っていく…
         後から考えれば、それは何かの「予感」に導かれた結果だったのかもしれない。己の運命の分岐路の一つだったのだから)
        -- マサヨシ 2012-07-28 (土) 01:13:19
      • ……これは、糸か
        (袖に何か引っ掛かった感覚をおぼえ、目を凝らしてみると透明な細い糸があった)
        蜘蛛の糸……
        (そこまで思い至って気付く。六稜には大蜘蛛が生息しているという話を)
        …早々に離れた方が良さそうだ
        -- マサヨシ 2012-07-28 (土) 01:32:50
      • 待ちなんし
        (踵を返そうと背を向けた矢先、雅な声が響き金縛りのように将義の足を止めた)
        -- ?? 2012-07-28 (土) 01:34:59
      • っ…!? 足が…己の意思ではなく、止まった…? -- マサヨシ 2012-07-28 (土) 01:43:53
      • 仙術の一つじゃ。わっちの糸に触れた者はわっちの許し無く動けぬ…まぁそう急くでないぞ。まずは此方を向くが良い -- ?? 2012-07-28 (土) 01:46:47
      • (言われた通りに振り向くことにする。不思議と相手に許された動きは自由にできるらしい)
        ……大蜘蛛がいるとは聞いていたが、お前は違うな…女郎蜘蛛か、土蜘蛛か…
        (人外の気配は感じる。蜘蛛の化生であることは間違いないようで、容貌もやはり人間と違う)
        己を……食う気か?
        -- マサヨシ 2012-07-28 (土) 01:52:05
      • そうじゃの (食うか、と問われればさも当然のようにそう言いながら近寄ってくる)
        わっちはお主の言う大蜘蛛でも女郎蜘蛛でも土蜘蛛でもないが…ここらに張り巡らせた糸はそのために用意したものじゃ。しかし…
        お主は思いの外不味そうじゃ。腹を下しては堪らん…今日のところは見逃してやろうぞ。感謝するが良い
        -- ?? 2012-07-28 (土) 01:57:01
      • 不味そう、か…その枯れ木のような面貌のお陰で命拾いする日が来るとは思わなかったな
        ……ならば、早く術とやらを解いてほしいものだが。それは叶わぬのか?
        -- マサヨシ 2012-07-28 (土) 01:59:11
      • おんや自覚がありんしたか? ほほほ、左様左様。こうして捕まって眉一つ動かさぬし
        そもそもお主からは生気がまるで感じられん。死人かと思ったぞ?
        ……せっかちな男じゃの。お主、倭洲の者か? この辺りにはいない気の流れを持っておる
        ゆえに、わっちは興味が湧いた。お主を呼び止めた。大爛には何用で来た?
        -- ?? 2012-07-28 (土) 02:04:46
      • …………戦争だ
        (ポツリと、それだけ端的に答えて目を逸らす)
        -- マサヨシ 2012-07-28 (土) 02:20:46
      • 西の方でやっている、アレか? なんじゃお主、随分業を抱えているような相かと思えば兵士か…
        (男にとって聞かれたくない事情なのだろうが、女にとってはそれが面白い)
        ご苦労なことじゃのう。わざわざ海の向こうからこんな災禍の地に来て同族殺しの神輿担ぎとは
        その顔を見れば分かるぞ。悩んでおるのじゃろう?迷っておるのじゃろう? ほほほ…愚かよのぅ人間は…
        わっちはこう見えて慈悲深い女じゃ。そんなに苦しいのなら食ってやろうか?
        -- ?? 2012-07-28 (土) 02:27:10
      • (からからと笑い、卑下た表情で下から眺めてくる妖怪……しかし、ここで死ねれば――)
        そう、だな……ああ。死ねば楽になるのか…
        -- マサヨシ 2012-07-28 (土) 02:29:45
      • (まるで今そのことに気付いたかのように呟く男)
        ふんっ、気に食わん……貴様のような不味い男、食ってやらぬわ。そんなに死にたければ勝手に腹でも斬っておけ
        (つまらない玩具を捨てるように術を解いて背を向ける)
        -- ?? 2012-07-28 (土) 02:34:00
      • 嘘ばかりつく女だ…
        (確かに、今の言葉は甘ったれていた。戦地を離れ気が緩んでいたのだろう…自分は今大事な任務の最中であるというのに
         手足が自由になったのを感じる。任務に戻ろうと将義は気を引き締めなおした)
        ……すまん、少し待ってくれ。お前に道を尋ねたい
        -- マサヨシ 2012-07-28 (土) 02:37:37
      • 道じゃと? 貴様もふざけたことを抜かす男よの…わっちは穢土への道しか教えんかもしれぬぞ? -- ?? 2012-07-28 (土) 02:40:35
      • お前は慈悲浅き女だ。生きる意味を見失っている己に穢土への道を教えれば渡りに船…そんなことはしない
        (妖仙に向けて、懐に入れていた蜜柑の実を投げ渡す)
        腹が減っているのだろう、それをやる。頼む…
        -- マサヨシ 2012-07-28 (土) 02:45:10
      • ……こんなもの、大した腹の足しにはならぬわ。小癪な小僧が
        しかし…先程よりは面白い顔になったのぅ。もう少し美味そうになったらその時は食ってやるわ
        名を聞いておこう、人間。名乗れ……
        -- ?? 2012-07-28 (土) 02:48:44
      • ……将義だ、平目将義。お前は? -- マサヨシ 2012-07-28 (土) 02:49:42
      • 人間どもには梗妃(きょうき)と呼ばれておる。わっちに名を覚えられて畳の上で死んだ人間はおらぬ
        いつか必ずお主を食いに参じようぞ…それまで精々無意味に生き長らえるがいい
        まずは北に向かえ。人の使う道に出る筈じゃ… (そして毒蜘蛛は森の奥へ消えていく…)
        -- 梗妃 2012-07-28 (土) 02:54:06
      • …良い塩梅の呪いだな。梗妃が食いに来る前に、己の生きる目的を取り戻せれば良いが…な -- マサヨシ 2012-07-28 (土) 02:57:27
  • 黄金暦224年1月 -- 2012-07-27 (金) 20:47:15
    • 前線を離れられない六稜総督・宗爛からの命により、将義は東ローディアの地から遠く六稜までの使いを任された
      帰りは物資輸送の予定があるが、片道のために戌徒部隊を往復総動員するのは無駄。よって早馬にて単身赴くことになった
      -- 2012-07-28 (土) 00:13:43
      • 長距離用の馬まで宛がってくれるとは…至れり尽くせりだな。それだけ重要な仕事ということか
        (山羊となるとまるで乗りこなせないが、馬ならば倭洲にもいる。三日間の猶予でなんとか手懐け、旅の準備も整った
         自分がいない間の戌徒については副官に任せてある。問題は無い…筈だ)
        いつまでもこうしてはいられない。早速走らせるか、まずは国境まで……ハッ!
        (パシッと手綱を叩いて将義は出立した)
        -- マサヨシ 2012-07-28 (土) 00:28:35
  •   -- 2012-07-26 (木) 21:34:36
  •   -- 2012-07-26 (木) 21:34:20
  • 黄金暦223年10月下旬 共和国首都ゾド近郊 帝国軍包囲網の外 -- 2012-07-25 (水) 00:08:28
    • (帝国軍がゾドに攻め入る気は皆無で、言わば兵糧攻め待ちの一手という状況であった
       ゾドにもある程度の蓄えはあるだろうが…こうして哨戒する我々が目を光らせ僅かな援軍も到着させることはないだろう
       今の自分の仕事は休みが無い点を除けば気分的にぬるい仕事であり、多少気は楽だった)
      とは言え…なるべく早く、白旗を揚げて欲しいものだな……
      -- マサヨシ 2012-07-25 (水) 00:17:07
      • 現在、戌徒部隊は小隊規模に分かれて包囲網の周辺警戒に当たっていた
        東ローディアの敗北は最早決まったようなものであり、何かトラブルも起こらないだろう……と、思われた
        -- 2012-07-25 (水) 00:20:15
      • (哨戒任務に当たっているマサヨシの前方から、武装した一団が現れる)
        (その先頭にいる、駱駝に乗った男は剣を抜いて天上に向けて掲げた)
        総員全てを賭けて戦え!! 我が名はヨゼフ・イブラヒム!! イエローシールド中隊の隊長なり!!
        (各員、ボロボロになりながらも首都を守るという使命感に燃える瞳を輝かせている)
        (だが苛烈なまでの消耗と過労から体がついてこないのか、なかなか攻めることができず) -- ヨゼフ 2012-07-25 (水) 00:34:01
      • (砂埃が舞い、風の音しか無かった場所に突如として景気良く響いたのは老兵の雄叫びだった)
        ッ!? 総員隊列を組めー! 副官は鏑矢にて周辺の部隊へ連絡!
        (眼は濁り、先ほどまで腑抜けていた男だが反射的に部下の奴兵達へ指示を下す。最早習性にも似た隊長としての自覚があった
         ――しかし、奇襲にしては足が覚束ない。ろくに休息もしていないのだろうというのが一目瞭然だった
         そもそも名乗りを上げては奇襲がバレバレだが、そこは東ローディアの誇りなのだろうか。帝国軍には無い古い価値観だ
         彼等の勢いが見掛け倒しと分かれば浮き足立った戌徒部隊の者達も落ち着いて守勢の構えを取り、対応する)
        さて、私もその古い考えを持つ倭洲の出自なれば……
        (部隊後方から弓に矢を番え、弓を引き絞る…狙うは将、ヨゼフなる者の乗る馬=駱駝だ)
        ……疾ッ!! (ビュン、と勢い良く矢が風を切り駱駝の眉間へ疾走した)
        -- マサヨシ 2012-07-25 (水) 00:52:55
      • うおお!?(騎乗していた駱駝の眉間に命中する矢)あの位置から当ててくるかよ……!
        (倒れる駱駝から降り、剣を抜いて立ち向かう)イエローメイル小隊は後方から矢を放て! 仲間に当てるなよ!!
        イエローヴァンブレイス小隊は俺と共に突撃だ!! 首都を守れ、突撃ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!
        (槍や剣を持った兵士たちが戌徒部隊に殺到する)
        (そしてヨゼフの目的は敵将―――マサヨシ)
        その首、もらったぁ!!(刃毀れのした剣でマサヨシの首を狙う一閃)
        -- ヨゼフ 2012-07-25 (水) 01:02:36
      • 当たったか…武芸の神を信奉した覚えは無いのだがな
        「おお、隊長見事です! 総員、今しばらく耐えよ!!」
        (副官が檄を飛ばすと同時、周囲から部隊が集結しすぐに中隊相当の隊列が完成。無論、後方の包囲軍本隊にも連絡が向かっている
         ゾルドヴァの戦いによって篩いにかけられ、戌徒部隊もいつの間にやら戦意が充実した者達ばかりだったのがイエローシールド中隊の不運だろう)
        前衛、突撃隊にうろたえるな!冷静に処理せよ! 後衛、上方より矢が来る!対処怠るな!!
        (早速自分目掛けて飛んできた矢を剣で払い落としながら指示を飛ばす。まさかこんな場所で戦闘を仕掛けられるとは…)
        ……敵将め、こちらに来るか。ならば受けるしかあるまい
        (役目を終えた弓を捨て、剣を両手で持ち構え直す。迫る剣を受け流すように丁寧に受ければガキィンと剣戟が響く
         老いながらも気合十分な太刀筋…鍔迫り合いに移行しながら、何がこの老兵をそこまで駆り立てるのだろうかと思う)
        -- マサヨシ 2012-07-25 (水) 01:21:23
      • (趨勢としてはやや不利というところか、しかし退くわけにはいかない)
        (既にゾド近郊まで戦線は後退している。ここで負ければ後がないのだ)
        (一人、また一人と戌徒部隊に倒されていくイエローシールド中隊の隊員たち)
        これ以上、仲間を死なせない……そのために敵将を討つ!!
        (最初の一撃を受け流されると剣を引き、腰溜めに剣を構えて)必殺………
        粒星剣(りゅうせいけん)!!(閃光が煌くかのような流麗なる高速連続突きがマサヨシに襲い掛かる)
        -- ヨゼフ 2012-07-25 (水) 01:44:01
      • (始まる乱戦。正面の敵に背を向ければすかさず斬られる、そんな状況…
         戌徒としては増援が到着するまで耐えれば良い。一方黄盾中隊からすれば一刻も早い突破が要求される
         早々に数人倒せているのはこちらの「待ち」を見極めきれない者達が焦ったのを上手く突けているだけだ
         総数では黄盾中隊が上…彼らが冷静になれば戌徒部隊を突破するのも不可能ではないのだが――)

        ッ!? その構え…!
        (直後に襲い掛かるは剣先の流星雨。とても老体から繰り出される技とは思えない見事な剣技!
         その目に宿る意思も相まって、鬼気迫る攻撃を捌くのは将義の剣術をもってしても不可能だった…)
        ぐっ……!
        「将義殿っ!?」
        (雨霰の如し剣を全ていなすこと敵わず、左腕に傷を受ける。すかさず副官が助勢に割って入ってくる)
        -- マサヨシ 2012-07-25 (水) 02:00:16
      • (イエローシールド中隊の隊員たちは疲労困憊の体を精神で凌駕し、敵兵に襲い掛かる)
        (国を失う寸前の焦燥感が、我武者羅になって彼らを戦わせていく)

        (左腕を負傷した敵将を見るや再び躍りかかり)邪魔をするな!!(間に割って入った副官と切り結ぶ)
        (マサヨシを前に副官とヨゼフとの壮絶な剣戟が火花を散らして)
        -- ヨゼフ 2012-07-25 (水) 02:43:44
      • (この老兵は「これ以上仲間を死なせない」と言った。ならば、と思う…この戦況で満身創痍の黄盾中隊程度が包囲網に到達できたとして
         それで敗北が覆る趨勢ではないのは明らかだ。彼らが尽力し、いかに帝国軍包囲を揺らそうとも
         ゾドに引き篭もる主力部隊が打って出るほどの好機はまず生まれない。この老兵とてそれが分からぬほど耄碌してはいまい…
         ならば――諦めさせる必要がある。この戌徒部隊と戦うことで、被害の方が大きくなると伝える事こそが
         この天晴れな老兵に自分が出来る唯一の手向けであろう……)

        「つっ…うわあ!?」
        (ヨゼフの気迫に負けて押し込まれる副官。その背中を狙って先ほどまで副官と切り結んでいた敵兵が斬りかかる!
         将義はそれを横から体当たりで押し退け、蹴り飛ばす。そのまま副官と競り合っているヨゼフへ向き直り…)
        聞けぇぇぇぇいッ!! 我こそはこの戌徒部隊隊長、平目将義!! 貴殿の剣、見事也!
        (突然、その場に響き渡るように声を張り上げ叫んだ。それは東ローディアの流儀でもあり、倭洲武士の流儀でもある「名乗り上げ」)
        しからば、この場は我ら二人の剣にて雌雄を決するが道理!!
        この東寅一刀流、平目将義の剣を恐れぬならばかかってこい!!
        -- マサヨシ 2012-07-25 (水) 03:56:14
      • ………! 平目将義………(敵将の見事な名乗りに目を見開き)
        イエローシールド中隊、総員戦闘停止!! この戦いは俺と敵将との一騎討ちで決める!!
        ―――神聖ローディア共和国軍流帯剣術、ヨゼフ・イブラヒム。(敵の副官から視線を外して将義に剣を向ける)
        いざ、尋常に……勝負!!(剣を構えたまま将義に向けて疾走した)
        -- ヨゼフ 2012-07-26 (木) 00:13:39
      • 戌徒部隊も総員戦闘を中断!!(思った通りの気質だ…有難い。あとは拙者が見せれば良い…)
        (「名乗り」などという旧時代の作法など無い帝国軍の罪人兵達は多少戸惑いながらも動きを止める)

        ……参る。だが拙者の首も取れぬようならば、この先を通ること罷り通さぬ! 潔く退け!ヨゼフ・イブラヒム!!
        (ヨゼフの踏み込みと同時、将義も気迫を込めて一刀両断を打ち下ろす! 先程とはまるで人が変わったかのような打ち込み
         それでいて将義の剣術は堅実且つ、端正である。装束は幾度もの戦を経てボロボロ。負傷の数も相当数
         しかし澄み切った刀の輝きだけは健在で、この武士の堅牢さを物語っていた)
        (若さが成せる技ではあるがな…このヨゼフという男が全盛であれば、今の己では敵わなかっただろう…)
        破ァッ!! (気合一喝、横一文字を繰り出す!)
        -- マサヨシ 2012-07-26 (木) 00:36:34
      • 俺はこの国を、仲間を守る! お前を倒して押し通る!!
        ………っ!?(一刀両断の振り下ろしを何とか剣で受ける。ギリギリと押し込まれながらもそれを受け流し)
        なんだこいつ……さっきとは動きが違う…!?
        (東洋の『カタナ』とやりあった経験はある。しかし今まで彼以上に鋭く刀を振るう相手とやりあったことはなかった)
        ぐ!?(横一文字斬りに両腕を浅く斬られ、血が滲む)チッ……年はとりたくねぇもんだな…!
        せりゃあ!!(だが気迫で負けていてはいけない。続くヨゼフの一手は渾身の袈裟斬り)
        -- ヨゼフ 2012-07-26 (木) 00:53:23
      • (二人の剣戟に周りの兵士達は息を呑む…足の竦みを覚えるほどの気迫と気迫のぶつけ合い。横槍の余地が無い)

        (流石の頑固者だが…退きはできねど己を退くことも敵わずの状況、これで良い。今しばらく付き合おうぞ)
        国を守る心意気や良し。されど国を取り戻さんとすれば仲間は死する! 己の剣がその首を飛ばす!
        (すり足、寄り足、引き足…前後左右無駄の無い足捌き。常にヨゼフの剣を余裕を持って受けれる位置に移動し続ける…
         疲弊し、年老いたヨゼフの袈裟斬りを冷静に処理しながら、一方で反撃は若さを覚えさせるように真正面から仕掛けた
         敢えて受け易い剣を繰り出すことで、力比べの土俵に立たせる。その攻守の繰り返し)
        -- マサヨシ 2012-07-26 (木) 01:08:31
      • (黄盾中隊の隊員も同様で、お互いの隊長の一騎討ちを整然と見守っている)

        国を、家族を、宗教を、文化を、国土を、家を、仲間を守る!! 俺は何も間違ってはいない!!
        (攻守の繰り返しの中で、相手の思惑にようやく気付く)そういうことか……
        ならば一度の攻撃にて貴君を打ち破るのみ!!(再び腰溜めに剣を引き)必殺!!
        粒星剣(りゅうせいけん)!!(再度、ヨゼフ必殺の剣技が将義に向かって襲い掛かる!)
        -- ヨゼフ 2012-07-26 (木) 01:36:36
      • フッ……天晴れ也… (ポツリとつい本音が漏れる…こんな戦場で、このような相手と擦れ違えるとは夢にも思っていなかった僥倖)
        残念だがもう遅い。そして――その技は既に通用すること敵わん! 東寅一刀流……
        (スゥ、と深呼吸しながら浅く腰を下ろし、鏡の様な透き通った刀が描いた軌道の先…その位置は、ヨゼフの構えと同一)
        天泣之太刀、裏の段――卯の花腐しッ!!
        (細かな差異はあれど、東寅一刀流にも似たような突き技の構えがあるのだろう。実際将義はその構えを取ったのだが
         繰り出されたのはヨゼフの突きを一つ一つ落とす剣閃! 激しく火花散らし、目にも留まらぬ速さで繰り出される互いの突き
         しかしその雨粒が一つとしてお互いの身を貫くことは無く……そして――)

        「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
        (遠くから近付いてくる兵士達の声と騎兵の足音。帝国軍の増援部隊がやってきたようだ!)
        -- マサヨシ 2012-07-26 (木) 01:54:59
      • 何!?(相手が自分と同じ構えを取ると、驚愕に目を見開くばかり)
        馬鹿な……俺の粒星剣と同じだと…! 全く同じ技で俺の必殺剣を叩き落としているなどと!!
        (驚愕の中にあって技は尽きることなく、しかし)
        な……帝国の増援か!?(剣を引き、悔しげに将義を睨む)
        東寅一刀流、平目将義……見事なり! だが次は負けん!!
        (ぶわっと風でマントが広がる)この勝負、預けた!!(背を向けると一直線に増援と反対方向に走り出す)
        総員撤退、イエローシールド中隊、総員撤退!!(反攻は成ることなく――――)
        (イエローシールド中隊とその隊長、ヨゼフ・イブラヒムは撤退していった)
        -- ヨゼフ 2012-07-26 (木) 02:17:43
      • (若い将義からすれば老いた剣技に合わせるのは不可能な話ではない。ただ…あと少しでもヨゼフの消耗が少なければ、危ない死合いではあった)
        次、か……つくづく破天荒な御老公だ。まだそのようなことを抜かせるとは…
        (年寄りを眩しく感じる自分もどうかと思いながら、一息つく…恐らくあのような豪傑と斬り結べる機会はもうないだろう
         今日の擦れ違いがいかに恵まれたものか、分からない将義ではなかった……)
        -- マサヨシ 2012-07-26 (木) 02:25:29
      • 「チィ、逃がしたか…まったく。貴様ら戌徒はあの程度の雑兵すら足止めできんのか!」
        (無駄足を踏まされた帝国軍将校が将義の背に罵倒を飛ばす。まぁ、軍での扱いは常時こんなものではあるが)
        「マサヨシとか言ったか貴様。せいぜい首を洗って処分を待っておくがいい!」
        (フン、と鼻を鳴らして去っていく将校…無論首が飛ぶほどの失態ではないが、今以上の雑用に回されるのは自明の理だった)
        ……少し、疲れたな…
        -- マサヨシ 2012-07-26 (木) 03:03:35
  • 黄金暦223年10月中旬 神聖ローディア共和国 首都ゾド -- 2012-07-24 (火) 21:58:50
    • 西進する帝国軍は勝利を続け、各都市を占領しながら遂に東ローディアの首都であるゾドにまで押し寄せた
      帝国軍本隊による包囲網は共和国軍の主力部隊が撤退する暇を与えず、このゾドに篭城せざるを得ない状況に追い込んだ
      帝国軍の包囲網は蟻の一匹もゾドの市壁から逃げ出せそうにない抜け目の無さであった…
      よって、残る共和国西方の都市もゾドを陥落せしめれば降伏するしかない状況であり、彼等にとっては絶体絶命と言える
      …しかし、その官軍にあっても将義の表情は明るくない。まるで敗軍の将かと思うほどの翳りがあった
      -- 2012-07-24 (火) 22:08:08
      • 散々後方の雑用をさせたかと思えば次は包囲網の維持のため首都周辺の哨戒任務か。人使いの荒いことだ……
        (城門へ一番に突撃するため、誰しもが一瞬の隙も見逃したくないのだろう。それこそ、分厚い門に穴が空くかのように注視する包囲軍
         虎視眈々と言えば言葉はいいが、生憎と壊れかけの鳥の巣から雛が落ちるのを待つ飢えた狼にしか見えない
         だがそれも、戦争に必要な非情さ貪欲さなのだろう。わざわざ侮蔑することこそ無駄だと気分を切り替える
         自分に与えられた仕事へと戻ることにする。何の意義も甲斐もなかろうと、擲つことだけはしたくない)
        -- マサヨシ 2012-07-24 (火) 22:23:03
  •   -- 2012-07-24 (火) 21:56:58
  • 黄金暦223年8月下旬 ゾルドヴァ古代遺跡郡 帝国軍占領地 -- 2012-07-23 (月) 01:31:55
    • 戦況が勝利濃厚となれば、帝国の軍人達は手柄を1つでも多く獲得するため我先にと前線へ駆けていく
      一方、雑用を担う戌徒部隊の大半は最早用無しで、最前線からやや後方…占領が不完全な地域へ下げられる
      そこで任せられるのは残党や逃げ遅れた敵国民衆の処理である。抵抗を続ける者は殺し、降伏する者は出来得る限り捕らえる
      一番厄介なのは逃げる者達で、彼らの処理は最も煩わしい…
      -- 2012-07-23 (月) 01:45:46
      • (もう何度矢を番え、弓を引いただろう。そして何人の無抵抗な異国の民を射たのだろう
         男も女も、老人も子供も……しかし捕虜となり、非人道的な扱いを受ける者達の事を思えばこの三途渡しは慈悲なのだろうか)
        ……いや、自分を慰めるための戯れ言だ、これは
        (これだけ無益な殺生をしているのだ。それが尊い行為の訳は無く、自分は間違いなく閻魔の元へ赴く運命(さだめ)なのだと悟る
         ……では、何故己は今も腹を切らずに生き長らえ、そして殺し続けるのか)
        っ……!
        (不意にそう思った瞬間、自分の心に亀裂が走ったかのような痛みを覚える…考えてはいけない。己が今生きている意味を
         その疑問に向き合えば、自分が自分でいられなくなると直感した。ここでは己の心に背を向けねば、立つ事もままならないのだろう)
        ……己は、それでも生きる。この身が走狗に成り果てようとも、羅刹に成り果てようとも
        勅命を全うし、倭洲の地へ帰る…! それこそが武士の忠義の形だっ…
        (そう信じ、そう言い聞かせることで自分を律する。まだ戦は始まったばかりだ…)
        -- マサヨシ 2012-07-23 (月) 02:03:02
  • 黄金暦223年8月上旬 ゾルドヴァ古代遺跡郡 帝国軍占領地 -- 2012-07-22 (日) 23:20:00
    • (石材の上に腰を下ろし暫しの休息を取っている将義。先月から始まった戦い、一日の休みも無く前線を駆け巡らされた…
       ここは敵地、即ち地の利は東ローディア共和国軍側にあり、兵の数でもあちらが上回っているのだ
       それでも結果として優勢気味に事が運んでいるのは帝国側の持つ技術力と錬度の高い騎馬兵達、そして優秀な鉄砲玉を有していたからだ)
      …一昨日配属された奴兵、結局名を覚える間も無く逝かれてしまったか。己とて明日は我が身だが
      (右肩に受けた矢傷からは今も血が滲んでいる。ここ数日生傷が絶える事は無く、傷の無い場所の方が少ないと思えるほどに満身創痍だ
       帝国軍の軍人はほぼ例外なく騎乗技術を持ち、部隊の多くも騎馬だ。彼等は皆幼少からそういった訓練を受けているのだが
       当然、奴兵は彼らと違う。仮に騎乗できたとしても、戌徒などに回す騎獣などはない。ゆえに戌徒は帝国軍には珍しい歩兵部隊となる
       そして、純粋な奴兵と隊長である自分達武士との違い…それは生き残る意思であろうか
       罪人はまだいい。少々扱いに難はあるが生き汚さを持っているため、まだ戦力を維持してくれる。問題は捕虜の兵だ
       既に生存を諦め、必死さを持たない者も多く、そしてそのような気概の兵士は文字通り弾除けにしかならないのである)
      されど下がることは許されない。我らが存分に敵を引き付けてから、後方の正規部隊は奴兵の骸を踏みつけながら突撃を仕掛ける…
      (奴兵に純粋な戦闘力は殆ど無い。だがその働きは後方の本隊の戦力保持を大きく支え、結果的にこの拠点を制圧するに至る
       無論、このゾルドヴァ古代遺跡郡を全て占領するには未だ時間を要するだろうが…)
      -- マサヨシ 2012-07-22 (日) 23:44:52
      • (不意に少し離れた場所で壁に背を預けている副官達の顔を確認する。やつれて酷い顔だ、と思った
         そして、自分も今彼らと似たような顔をしているのだろうと……今生きているのか死んでいるのかすら朧げになる疲労感、希薄な現実感
         この戦場で帝国が勝利を収めるまで自分は生きていられないだろうとしか思えない。自軍が辛うじて押しているにも関わらず、だ
         普通の者ならば心が疲弊し、死んでいくのだろう…いずれは、自分も)
        -- マサヨシ 2012-07-22 (日) 23:54:40
      • (しかし、状況が一変した。敵軍の統率が乱れているとの一方が届き、本隊は手柄の大安売りとばかりに進軍を開始した
         後から確認された情報によると、東ローディアの商人連合の裏切りがあったそうだ…いずれにせよ、これでこの戦地での勝利は堅いものとなる)
        ……死に損なう運命のようだな、己は
        -- マサヨシ 2012-07-22 (日) 23:59:05
      • 既にこの時、倭洲からの客員武士達の半数は討ち死に、または軍規違反による処刑で死亡
        隊長もしくは副官が戦死し異動となる武士も多く、将義の部隊のように隊長副官共に無事な部隊の方が少なかった
        隊長が務まる武士が減り、罪人奴兵が隊長に格上げとなった小隊も少なくない
        -- 2012-07-23 (月) 00:16:39
  •   -- 2012-07-22 (日) 23:14:48
  • 黄金暦223年7月中旬 ゾルドヴァ古代遺跡郡 帝国軍駐屯地 -- 2012-07-22 (日) 00:08:44
    • なんだ、これは――
      (思わずそう言葉を零さずにはいられなかった。自分達の動かす部隊の兵達を見て、彼らを知ってはそうもなる
       奴兵。手枷を嵌められて管理されていた彼らはそう呼ばれるらしい…皆服装も顔立ちも様々で、彼らの大半は帝国の人間ではなかった
       敵国や占領した土地に元々いた者達が捕らえられ、兵力としてここに連れてこられている…)
      -- マサヨシ 2012-07-22 (日) 00:32:52
      • 「ほ、捕虜ではありませぬかっ 何故この最前線に? 我らがこの者達を率いろと?」
        (うろたえる副官達。他の部隊長に選ばれた武士達も同様の反応をしていた…倭洲では捕虜を最前線で使うなど考えられない
         まさか彼らをマトモに兵力として使うわけも無く、要は囮や弾除けとしてここに連れてきているくらいは簡単に想像できた
         自分達の道徳観では非人道的としか言いようが無く皆が戸惑いの色を隠せない) -- 副官 2012-07-22 (日) 00:37:15
      • (見回せば、帝国の人間らしき者もいた。だが同じ扱いをされているのを見るに罪人か何かだろう)
        ……いや、これは
        (将義は気付く。ここにいる奴兵、捕虜や罪人達と同じ扱いなのは…自分達も、だと
         彼ら奴兵をそれぞれ10人ほど率いて前線に出ろという命令なのだ。つまり自分達武士も身分に大差は無いと痛感した
         誉ある戦いだと、僅かでも期待していた者達は悉く心を砕かれた。将義も例外ではない…)
        くッ……!
        -- マサヨシ 2012-07-22 (日) 00:43:31
      • 「将義殿、幾らなんでも非道が過ぎませぬか!? これが爛国の倭州に対する扱いなのでございますか!」
        「異を唱えねばなりますまい! 我らはこのような使われ方をするためにわざわざ爛国に来たのではありません!!」
        (怒るのは最もだ。そこら中で武士達が憤る声が聞こえる……) -- 副官 2012-07-22 (日) 00:48:49
      • ……堪えろ。爛国においては将軍の命令が絶対と聞く…我らに命を下した大隊長のさらに上の位の者だ
        そして、爛国の兵士は皆管理された組織……既に我らの首は我らの物ではない
        (横目で厳つい武士が駐屯地の大隊長へと詰め寄るのを眺める。あの武士は自分達の中でも一番位が高い男であり
         武士達の頭に等しい者なのだが…将義には次に起こる事が予見できた)
        ……行くぞ、お前達。戦支度を整える。憤る気持ちは殺しておけ
        -- マサヨシ 2012-07-22 (日) 00:56:11
      • 「お、お待ち下さい将義殿! しかしこの処遇はあまりに――」 (副官が背を向ける将義を止めようとしたその瞬間、濁った悲鳴が駐屯地に轟いた)
        「ひ、ヒィ…!?」 (その足元には、先ほどの厳つい武士の頭が転がっていた…) -- 副官 2012-07-22 (日) 01:00:01
  • 黄金暦223年7月上旬 ガルガの門 -- 2012-07-21 (土) 23:08:26
    • まずは武士達の中でも地位の高い纏め役と成り得る者達のみが集められ、大隊の頭…即ち司令官の前に呼び出された
      作戦内容と自分達の役割についての説明だ。帝国に来る以前に簡単な会話ができる程度には言語も習得してきているが
      念のためということもあってか司令官の傍らには通訳をする副官が控え、その内容を武士達に伝えた
      平目将義の姿もその中にあった。彼の家は滝口之守と呼ばれる辺境防衛の任を担う有力な武家であるため、小隊長の頭数に入ったのだ
      そう、武士達に任せられた職務は小隊及び中隊の現場統率。なんでもその部隊の兵は錬度の低い有象無象の者達らしく
      規律を重んじる武士達を彼らの統率に利用しようというのが司令官の考えというわけだ…
      雑務もいいところだが、唯一の救いは最前線にて敵と切り結ぶことが出来る配置ということ
      この時の武士達はまだ腐ることもなくその命令を素直に受け、既に前線で待機している部隊との合流のため駐留地点へ向かうこととなる
      -- 2012-07-21 (土) 23:25:42
      • 我ら武士達が指揮する部隊の名は戌徒(ジュツト)部隊か。隊長など私に務まるのだろうか甚だ疑問ではあるが
        (配属表を見てそう呟く将義。副官として自分より身分の低い武士が二人、自分の左右に立っている)
        -- マサヨシ 2012-07-21 (土) 23:36:21
      • 「何を仰いますか。滝口之守の衛士を立派に務めていた将義殿ならば問題ありませんよ」
        「むしろ、剣法を修め御前試合でも負け知らずの将義殿ならば此度の戦は名を上げる好機に他なりませぬぞ」
        「左様。我らも将義殿の下につくことができ、これほどの僥倖はないと思っておりまする…」 -- 副官 2012-07-21 (土) 23:52:18
      • あまり持ち上げてくれるでない。確かに、東寅一刀流を修めた身ではあるが…所詮あれは御前試合だ
        此度の戦場において、道場剣術などが通じるとは思うなよお主達。戦とは正真正銘の命のやり取りだ
        それに加えてこの地は異国。褌の緒を締め忘れることのないようにな…肝に銘じておけ
        -- マサヨシ 2012-07-21 (土) 23:57:46
      • 「さ、流石は将義殿……承知いたした。拙者ら一層気を引き締めて将義殿の背中をお守りいたす」
        「そうですな…倭洲でも東国の方では戦が続いておりますが、西国の我らはここ数十年戦も経験していません
         将義殿のお言葉、努々忘れぬよう誓い戦地に向かいましょうぞ」 -- 副官 2012-07-22 (日) 00:02:15
      • ……うむ、それで良い。我ら倭洲武士の誇りを示すため共に尽力しよう
        (この時親しい者達と誓いを交わした将義には、「戌徒」の末路など知る由もなかった…)
        -- マサヨシ 2012-07-22 (日) 00:05:46
  •   -- 2012-07-21 (土) 23:07:06
  • 黄金暦223年6月は初夏の候、東海より一隻の船が大爛帝国の港に入った。その船にいたのが平目将義である
    彼を含む約千名の武士は、来たる戦乱に備える帝国が要請した属国倭洲からの遣兵であった

    一方同刻、大陸中央東部に位置する神聖ローディア共和国との国境上にて、帝国の斥候部隊が遂に神国の部隊と接触、撃退
    それからほどなくして帝国は自ら宣戦布告。かくして戦乱の火蓋は切って落とされたのだ…

    この開戦が将義の耳に入ってきたのは帝国に渡って僅か幾日かの時
    同時に極東の武士達にもガルガの門への召集令が下されたのだが、所属する部隊の詳細を知る者はまだ誰一人としていなかった…
    -- 2012-07-20 (金) 23:03:28
    • ……波に揺られて遥々異国の地に着き早々我らにも召集の勅命が下ったか。天壌帝とはどういった人物であろうか
      我らが倭洲の忠誠はしっかり伝わっていればよいのだが
      (同じ極東の装束を纏う武士仲間とそんなことを話しながら、しかし言葉と裏腹に行軍の支度を粛々と整える
       それが己の成すべきことであり、他の思考は必要ない。主に仕えて剣を振るうのが武士の役目、それに尽きる
       彼等はこれから戦地に向かう。天壌帝という一時の主の顔すら知らずに――)
      -- マサヨシ 2012-07-20 (金) 23:12:21
  •   -- 2012-07-20 (金) 22:36:21
  •   -- 2012-07-20 (金) 22:36:17
  • 試し斬りにて -- マサヨシ 2012-07-20 (金) 22:31:08
    • 取りあえず今月はガルガの門に合流した、まででいいかな…
      来月からのゾルドヴァ戦はまるで予定が未定だわ
      -- ヒラメ 2012-07-21 (土) 00:02:39
  • 絶対やらなきゃいけないプロローグ的なものは終了 -- ヒラメ 2012-07-22 (日) 01:21:16
    • 何故今、聖杯ステータス表示を用いるのか? そんな気分だったからだ -- ヒラメ 2012-07-23 (月) 01:29:08
  • ずあっ
    貴族が参ったぞ 貴族、籠城してるので適当に大軍で打ち破って捕らえてほしい
    あとはレイプしてから殺しても殺してからレイプでもいい -- ボルジア 2012-07-24 (火) 22:35:49
    • うーむ、レイプ必須となるとやっぱりモブの正規軍が必要になりますな
      やはり名有りでレイプの方が都合良さそうですが、いかがでござろうか
      -- ヒラメ 2012-07-24 (火) 22:46:16
      • え、本気でレイプするきなのこの人……怖い -- ボルジア 2012-07-24 (火) 22:49:36
      • 怖いなら自分から持ちかけるんじゃNEEEEEE
        でもデフォで共和国の首脳陣は蠍闘刑とかいう残酷な刑だし強姦くらいあるよね
        私はそれを見て曇る係です
        -- ヒラメ 2012-07-24 (火) 23:01:28
      • えへへー(てへ)史実でもモンゴル軍による捕虜レイプはあった ただ、相手が罵詈雑言を言ったせいなんだけどね
        明日と明後日といつでも空いてますので会わせますよ?何時くらいがいいかな -- ボルジア 2012-07-24 (火) 23:06:40
      • うちの戌徒部隊は奴兵だから、奴兵になったそっちの元部下が逆恨みでレイプするとか夢のある展開が(ry
        ただどちらにせよ残酷なRPはモブでしかしないんであんまり見栄えは良くないのであった
        では26日予定にしていただきたく候
        -- ヒラメ 2012-07-24 (火) 23:18:53
      • ありがとう 適当に場所開けとくから蹂躙してね -- ボルジア 2012-07-24 (火) 23:27:28
      • 何か聞きたいことがあったらそちらに訊ねに行き申す さて蹂躙か…蹂躙… -- ヒラメ 2012-07-24 (火) 23:34:46
  • 今月は前月合戦続行中なので特に何もせず次回にしよう双子葉 -- ヒラメ 2012-07-25 (水) 22:07:36
    • こっちくればいいのだろうか(ごそごそ) -- 宗爛 2012-07-26 (木) 01:46:54
      • お茶目さんがおる(お茶と羊羹と座布団を出しながら) -- ヒラメ 2012-07-26 (木) 02:05:21
  • 大爛本社からブラック業務を押し付けられる戌徒部隊の皆さんは反乱という名の独立に
    乗っかる気とかないでしょうか!うちヒリ以外はみんな大体歩兵とかそんな編成だから、めっちゃ活躍できるよ
    このまま歴史の裏方で遣い潰されていく渋い生き様もある意味見物なのでみまもっておきたいきもする -- 飛爛 2012-07-27 (金) 03:50:58
    • 結論から言うと、将義本人は絶対に乗りません。そんな簡単にストライキ起こせるほど彼の武士道は軽くありません最後にキレるけど
      ただし未だに残ってる倭洲から来たボンクラ武士どもはレッツ下克上パーリーに乗せて処分したい!!
      将義だけ参加せず生存→ますます曇る が、私としては黄金パターンであります。なので協力は、する!
      -- ヒラメ 2012-07-27 (金) 21:52:41
      • ローディアと大爛本国内で連動して反乱拡大>最終的に小国家群めっちゃ独立、大爛帝国解体を狙うので
        ヒャッハーしたいモヒカン武士はどんどん乗ってな!そして失敗したときに、一緒に落ちようかぐっへっへ・・・
        まぁまだ具体的なことは流れまかせなのですがねっ -- 飛爛 2012-07-27 (金) 23:39:57
      • 完全な死亡フラグだこれ… -- ヒラメ 2012-07-28 (土) 00:29:48
  • バルトリア会戦始まってるのに内ゲバが始まる戌徒部隊だ -- ヒラメ 2012-07-29 (日) 23:27:16
    • 副官に襲われて大変そうなところ、別ツリーで、似た身分の俺と出会わないかい!(別の奴兵隊の隊長より) -- アベル 2012-07-30 (月) 00:38:32
      • 今日はこのまま霊圧低くなっていくのでレスポンスが酷くなると思うます。明日でどうでしょう? -- ヒラメ 2012-07-30 (月) 00:59:22
      • 明日は夜遅いのよー じゃあ、また今度にしよう ごめんねー! -- アベル 2012-07-30 (月) 01:02:56
      • 遅くても割と大丈夫ですぜー。また来て下され〜 -- ヒラメ 2012-07-30 (月) 01:17:10
  • 何故南部戦線へ行くのか。一番将義が曇りそうだからだ! -- ヒラメ 2012-07-30 (月) 21:24:31
    • 将義いるかー -- 宗爛 2012-08-11 (土) 00:22:18
      • オリンピック観戦疲れで寝まくっておった…今日から活動再開でござるよにんしん -- ヒラメ 2012-08-13 (月) 20:07:40
      • ねむっていいのよ……
        バルトリアでフォン兄と喧嘩するからめっちゃ一緒に遊ばない? というお誘いだった
        ちなみにもう終わった。バルトリア会戦自体はまだ続いている! これからめっちゃ竜から逃げる -- 宗爛 2012-08-13 (月) 20:17:02
      • 拙者浦島太郎状態でござるねー! 歴史は待ってくれないZE!!
        仕方が無いので竜殺しの剣でも覚えに行こうかな…玄骸ちゃんに連絡取らなきゃ -- ヒラメ 2012-08-13 (月) 20:52:18
  • 玄骸不在!明日もいなけりゃ過去話でもやっておくか… -- ヒラメ 2012-08-13 (月) 23:26:39
  • 玄骸がやる気ある時に限って相手がおらんな
    王都決戦は両陣営拮抗した戦いってことで戦闘RPしやすいんだがががが -- ヒラメ 2012-08-28 (火) 22:27:09
    • 一旦一人遊び二人遊びは中断っと -- ヒラメ 2012-08-28 (火) 23:23:23
  • そろそろ〆る準備に入らねばな…… -- ヒラメ 2012-09-01 (土) 00:26:56
    • 回想はッ 負けフラグッ……!! -- ヒラメ 2012-09-02 (日) 00:26:22
      • 帝国軍本隊が撤退した

        すいません己のチームの帝国ファルコンズガ
        何故か撤退してるんです王都陥落間近だったのに
        なんでてったいしたんですか?
        陥落間近だったのに
        城壁を崩しおえて一分しかたってないのに
        なんでてったいしたんですか
        天壌帝さん己の勝利を返して
        ください
        お願いします

        後一歩で宗爛将軍に恩を返せたのに
        ちくしょうだれがこんな事を
        王都陥落ですよ? 陥落夢だった勝利ですよ
        それがてったいしたんですからショックはかなり
        強いですだれかこの気持ち分かってほしいんです

        なんでてったいしなきゃいけないんですか
        天壌帝さんが崩御したんですか?
        それとも他のだれかですか?
        とにかく己の誉れある勝利が消えた返してください
        お願いします
        消されることは何もしていません
        おなえがいだから返してください
        お願いします
        -- マサヨシ 2012-09-02 (日) 01:20:31
  •  
  • これにて終幕……?
  • (線香と一緒に小包が届いた)※音が鳴ります -- 記者 2012-09-30 (日) 10:04:45

Last-modified: 2012-09-30 Sun 10:04:46 JST (2804d)