ARA/0044 個人イベント 過去と罪と
- 戦いが終わり、今回の件を意図した人間がとうとう出てくる、おそらく彼が黒幕だろう --
- (//ここからは本編乱入OKです、好きなタイミングで乱入いただければ) --
- ディノク、今の洒落は105点。満点越えですわよ。(ある意味で「お堅い」男だったディノクの口から出た洒落に、こんな状況なのに満足げに答えるカーラ。)
そしてトウヤも……104点。「今を生きる」ためには――「死を想え」、というのもまた正しいのですから。 (「と、いうことですのよ。」とリーリエに説明?しつつ、せっかくだからリーリエを抱き上げ、本当の意味での最後の後始末のため舞台へと……) -- カーラ
- ガハハッ!100点超えってなぁオレからするとちと恐れ多い点数だぜ!
(何か出たな、とは思ったがそれよりもプレイグが蘇った事を男は驚かせた)ほお…生きるには心臓やらマナやらだけじゃねえ、もっと根幹…生きてえって意思が何より必要だ 正に禊だったかよ、おうっ!刀夜ぁっ!(スーッと胸いっぱいに空気を溜めて)見事ッ!!!!死闘の新たなる末見届けたぜッ!(闘技場全体がビリビリと震える程の爆音で男が叫ぶ)んでなんだあれ?(ヨーゼフを指差す) -- ディノク
- いやなんもわかんないわよバカーラ!?って、誰あのジジイ。
うわちょっと、きゃあああああ!?(カーラに持っていかれた) -- リーリエ
- …ん?(リーリエも連れ去られてぽつんとなる)ふんふんふん…成る程友人を殺せってのをプレイグが受けて…?
で…刀夜が最初の標的って辺りか?そこから今の戦いから察するに…プレイグは足抜けしたかったってえ所か? (男なりに人の心を読み解いてそんな事を呟けばじっと場を見詰めて)ヨーゼフ・ヴァルツヘルト…確か飯の絵を描く画家だったか、調理前のモンばっか描くからイマイチなんだよな -- ディノク
- ヘッ(事の真相を男は知らない、だがあの戦いから刀夜にとって全力を掛けて行うべき物が全て詰まっていた事は見て取れた)
(だから天に高らかに腕を掲げる姿をただ楽しげに眺めて…)んであのヨーゼフってえのは…ああ同胞の信者か、いや元信者のが正しいか? んで…ほー政争なんてなぁ下らねえがこうもスパッと決着が付くとこれはこれで流れは綺麗じゃああるな いやあだがこりゃあフルラの言う通り役者が違えや、自分とこの国の皇子の顔も知らねえんじゃな -- ディノク
- ふー…んむ、青っ白い顔してる割にゃあ意外とオレらみてえな冷たさを案外持ってやがんじゃねえか
(オリヴェールをそう評しながらもこの戦いに於いてヨーゼフが褒められた点が一つだけあった) (それは二人の闘争を即座に暴力で穢さなかった事だ、もしそれを行っていたらもっともっとシンプルな結果になっていた) なんか闘争あんなと見に来てみたが中々のモンだったな、まっだがこれ以上は蛇足ってモンだなァ(そう呟けば雷鳴一閃男は消えていた) -- ディノク
- 戦いは続く、気配の幾つかも二人の戦いが流石に気になるのか、隠蔽が疎かになって来てる者もいる程に…) --
- 刀夜先輩も無茶をする…(隠蔽の甘い気配が増えてきた。プレイグの同僚はよい。さて、それ以外…仕掛け人はどれか) -- バルター
- 捕まえた、か。だが、あれでは長くは持たない。
一刻も早く決めなければ…… (天秤はかなりのところまで傾いた) (そして、それを見守る者にも熱が入るようだ……我々だけではない、この場を設けた者にも) -- オリヴェール
- んー…?(周囲をきょろきょろと見回す)
(闘技場全体を覆っていた靄の様なマナが薄くなってきているのが見える) なんか認識阻害的なものがかかってたのね。…でも、なんで?(そして誰が…?) -- リーリエ
- 身体を張ってきたか…だけど…どれだけ持つ…?(相手を握りしめた接近戦。なるほどあれならば多種多様な武器を扱えるプレイグの利点をある程度殺せる)
(しかし、それはあの緑黒のマナの噴出孔の前に立ち続けるのと同義。その判断は、吉と出るか凶と出るか。…漏れ出てきた周囲の音色を聴き取りながら、二人を見つめる) -- フルラ
- 腕切ったー!!?いやいやほかにもっと何かあるでしょうに…!(どうすんのそれ!って慌てふためく)
でも、血、血が…あのヤバさがヤバいマナの血が、地面に…。 (更にプレイグの様子、体表に見えるマナの色とニオイ、声の変化に気付く) アイツ、喜んで…いや、楽しんでる…? (仲間の危機に対し、半狂乱になるのは見た事がある。しかしそれともまた別の顔だ) -- リーリエ
- …………っ。似てますわね……本当に……あの二人……。
(肉を斬らせて、相手の腕を取る。腕を取られたから、斬り落として距離を取る。) (双方ともに、闘争を楽しむためなら己の身体すら顧みない。本当によく似ている。カーラはそう思った。) (そして、それを責める事はせず……「やれやれ」と苦笑を浮かべてそれを眺める自分がいる事にも気付いた。) (己の欲望に忠実だという点で、カーラも二人と同じなのだ。) (二人は闘争欲、カーラは食欲。そんな違いはあるけれど……「我慢が出来ない」というのは、おーんなじ。だから――) ――トウヤ!プレイグ!満足いくまでおやりなさい!! (舞台に向けてそう叫ぶと、白青黒緑から、残された最後のマナの色、真っ赤に燃える炎を全身に纏って) ただし……もしどちらかでも死んだら……罰としてわたくしが永遠に殺し続けますわよ。あなたたち二人とも。 (『悪役令嬢』らしい、ドスの効いた声で最後の念押しを。) -- カーラ
- やれやれ……刀夜はともかく、プレイグまで戦闘狂(バーサーカー)に目覚めなくても。
(仕方ない、というあきれ顔で)満足するまで闘りたまえ。治療は私がする。 どちらかがちょっとくらい死んでも何とかなるだろうし、それに――カーラ君は怖いだろうし。(真顔で) (ただ、それでも――この場を仕掛けた者には、相応の報いを下すことにはなるだろうが) -- オリヴェール
- 死体さえあれば死んでもなんとかなるわよ(経験者)ただし財産の半分を蘇生料としてもっていかれるけどね(経験者)
結局ただの楽しいバトルって感じになってきたけど…なんだったのかしら、この戦いは。 (誰かに仕組まれた事だ、ということ自体をしらないので気分がまったりしてくる) -- リーリエ
- …ッ!プレイグ…!(なんという判断。なんという思い切り。自身の腕を付け替えられる刀夜こそあれそれを行う決断もできるだろうが)
(その男と相対して自身の腕を切り落とすとは、と驚く。だが…ああ彼は、そう彼は)…笑ってる、ねプレイグ…。 ……やっちゃえ、プレイグ!君の、やりたい事を、やりたいように!!!(そう、楽師は大きく声を上げた) (いつか見た、微かな笑顔ではない、確かな笑顔。戦いの中の戦意多々交じるものとはいえ、それは確かに笑顔だ) (ならば、応援しよう。彼の背中を押そう。それは先往くものとして、彼に声を掛けた者として) (あの男なら、刀夜なら、彼の、その、造られた者としてではない、生まれ始めた"プレイグ"という彼自身を、受け止められると、信じて) -- フルラ
- 死んであなたみたいになっちゃわないかが心配ですのよ!(リーリエの口に赤マナ(おでんくらいの熱さのイチゴ味)を捻じ込みながら。) -- カーラ
- あっつ!あちちっちちち!(もだえくるしむ。猫舌リーリエは舌を軽く火傷した)
ふあ、はいごはへいへいほーほーとはるとみへはへへ…はんなほうげひを…!? -- リーリエ
- (パチ…と一瞬小さな火花が起こればいつの間にか男が観客席に立っている)
んで今どんなモンだ?刀夜が死んだかよ?それともプレイグがノビてんのか? (それは刀夜ならばプレイグを殺さないと判断しての言葉、本当にただの散歩で来たといった程度の雰囲気で男は眺めている) -- ディノク
- プレイグ君のあの加速は…なるほど。死兵には後先は考えなくてもいいという事か…気に食わんな(強力だしかし、反動が大きすぎる。)
これだけ揃っているんだ、二人を死なせないためには全力を尽くそう。土地の浄化も考えておかねばね。 プレイグ君は決めに行ったか…! -- バルター
- うわでた(急に出現したディノクにビクッとする)アンタますます人間離れしてきたわね…。
まあバトルはご覧の通り。プレイグもアンタやアイツ(刀夜を指さす)の側の仲間入りって感じよ。 -- リーリエ
- 死んでない!死んでないから!(いつの間にか居たディノクに抗議)……あの子なら、プレイグを止められるとは、思うけども…
(それでも、ただでは済むまい。全てのマナを集めた無数の死の刃を放ち…その上で、振るわれた一撃。生はかな、それではない) -- フルラ
- (プレイグの恐らくは最後の一手に、カーラは「上手いな」と思ってしまった。)
(自分の想い人へ向けられた一撃にして、数多の死の刃だというのに。) (いや――最後はどこまでも真っ直ぐにぶつかるのがトウヤだと知っていたから、だからこそ絡め手・奇策が有効だと理解したから。) ……少し、焼けちゃいますわ。プレイグさんも、トウヤの事を本当によくご存じのようで。 -- カーラ
- 元々生まれついての竜だってなぁ散々に言ってきたぜ?ほーん(戦いを眺める)
後先のねえやり方は気持ちがイイもんだ、同胞はアホウだがその信者は悪くねえやな …んでまあ刀夜もそうするだろうよ、おおっオレでもそうしたろう、だがそりゃあ互いに死なねえか? -- ディノク
- ……わたくしに殺されたいんだと思いますわ。お二人とも。
(「やれやれですわドララー」って呆れ顔でトウヤとプレイグとを眺めているカーラが、ディノクの問いに答える。) (まあ、その口ぶりも表情からも、トウヤへの何らかの信頼が伺えるが。) -- カーラ
- (刀夜の技が奔った。いつかも見た、彼の、彼自身の業だ。あれならば、プレイグ自身を放ったかのような致命の一撃に抗するだろう)
(そして伸びる腕。プレイグの心臓を狙った、それ)……プレイグ(それは能う事無く彼の胸を貫いた、が) ……!(振るわれる刃。そうだ、彼は心臓を止めてなお、止まらない。己はそれを、知っている) (身構える。男の戰いは、終わるだろう。ならば……次に始まるのは、自分たちの戦いだろうから) -- フルラ
- 死んだ!?動いた!?…あ、いやあれは…動かしたんだわ。魔術的ななんかで…自分の体を、最後に。
(念動魔術なりなんなりで自分の身体を動かしてみた事があれば分かる、少々不自然な、人形めいた無駄のなさすぎる動き…) (具体的にプレイグが何をしたのかまでは分からないが、それが自分の死体を動かす様な行為だと言う事だけは悟った) まったく、なんでそこまですんのよ。 -- リーリエ
- ん、善き戦士の最期であった。我等の如くその全生命を掛けての最後の牙の一本まで用いての在り方見事
ヘッお熱いこって(カーラにそんな事を返すと今のはちょっと上手かったかなとうんうんと頷く) -- ディノク
- (完全に虚を突くであろう、恐ろしい手札だ。死んでなお動く、というのは)
(自分が生き残ることを前提とするものの技ではない) (しかしそれは自分の命を捨てる――暗殺者の技だった) そこまでやるか、というリーリエくんの言葉はもっともだ。私にも分からない。 さて、そろそろ出番が近いな。(座席から立ち上がる。まだ歩みは進めない……戦いは終わってはいないから) -- オリヴェール
- え、えーと…?アイツ何やってるの?誰に何を言ってるの?
しかも新しい心臓だなんて、勇者トーマのいうアンパンのヒーローの頭じゃないのよ!?(誰か説明してくれよ!というデビッド状態) -- リーリエ
- 何でもクソもねえよ、そう在れ、そうすべき、そう思ったのならその存在の限度まで自分を使い切るのはテメエも体験済みだろうが?
オレぁプレイグってモンを良くは知らねえが今のはそういうモンだった、まるで精算みてえにな (淡々と口にしていた男だが刀夜が心臓を取り出せば興味深げに)面白え事をするが…ふーむ…心臓だけが生命の全てじゃあねえがさてどうなるかな -- ディノク
- (こちらも植え替え、ここからは本編乱入可能です!) --
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- (闘技場でにらみ合う二人を、観客席から遠くに見る。あの趣味の悪い招待状を受け取った時からまさかとは思っていたが)
……プレイグ、刀夜…(静かに呟く。闘技場は明らかに凄腕の何者かによって包囲し、支配されている) (二人を止めたいが、迂闊に手を出せばその二人ごと危険を及ぼしそうな、そんな気配。…その中には…あのドミナという女の音色も聴こえる) …となれば、ブレイグ並のヤバい奴らがうじゃうじゃ勢ぞろい、って可能性もあるか…。でも…(隙を伺いつつも闘技場から視線を外さず見つめていれば) …刀夜…!(彼が、仕掛けた。今は彼に託すしかない。プレイグの目の前に居るのは、彼なのだ) -- フルラ
- 余り趣味のいい招待状ではないが何かと見てみれば…これはこれは。名カードではあるね、気に入らんが。
(古代の闘技場にそぐわない豪奢な服を着て現れ、お付きのメイドに茶菓子を用意させて、用意された椅子に座る。) フルラ先輩、紅茶でもいかがですか?(いっそ怒られそうなくらい落ち着いて) -- バルター
- まったく、趣味の悪い余興だな(戦いの舞台を、感情の見えない冷徹な瞳で見下ろしている)
(これを仕掛けた者はどこにいる?知覚強化の魔術で周囲を探れば、危険な気配が幾つもある) (プレイグの関係者であれば、ゼイムの暗部。それならば第三皇子を狙ってくることはあるまいが) (それにしても己を招待するとは、どこまでの考えがあってのことなのか) (プレイグにこのようなことを強いた者がいるのであれば、それを処分する算段を立てながら) (今出来ることは、戦闘の様子を見守ることだけだ――) -- オリヴェール
- (先日、リーリエの部屋での会話の最後…別れ際の言葉が妙に気になっていた)
(なのでプレイグの動向をこそこそと嗅ぎまわっていたところ、この闘技場に辿り着いてしまったのだ) (で、見ればそのプレイグが物騒な事を言いながら、見覚えのある男と対峙している) アレはたしか医療科の…?どういう事なのよ、ケンカって感じでもないし。 (等と呟きながら、大きな柱の陰からこそっと様子を眺める黒い魔女のようなもの) -- リーリエ
- …いただこう(落ち着き払ったバルター、そのお付から茶をもらい口にする。そうだ、今は焦っていても仕方ない、彼の余裕を見習おう)
今は…あの子たちを信じるしかない、か……(そうして、プレイグから禍々しい音色が響くのを感じ取る。それはいつか彼から感じた死の気配を更に濃密にしたような、それ) …プレイグも、本気、だね(険しい表情を浮かべ目を細める。今はただ、紅茶の香りが、前へ踏み出そうとする足を留めてくれる) -- フルラ
- トウヤ……プレイグさん……。(ぎゅ、と祈るように両手を握り、相まみえる二人を見つめるカーラ。)
(最愛の人と、共に死線をくぐり抜けた戦友を。)……ええ。信じましょう……二人の選択を……。 (そう。フルラの言うとおり、今できるのは、するべき事は、二人の選ぶ道を信じる事……。) -- カーラ
- (プレイグは大剣のそれの内側、ナイフの間合いに潜り込む)
(あれでは刀夜は動きに不自由を強いられ不利だ。大剣に拘るのであればだが) (それにナイフに込められた蒼白のマナ――あれはツェアシュ=ヴァのマナだ、と自分には一見して分かる、分かってしまう) (であれば、それはあまりにも危険だ) (――刀夜もそれを察知したのか、大剣の運動エネルギーを無駄なく利用した見事なバク転で対応する) (今のところ、戦いは互角。だがあくまでも始まりに過ぎない) -- オリヴェール
- (お付きのメイドが、フルラに魔術で適温に調整された紅茶を、高級なカップに注いで差し出す。)
舞台は三流、この絵を描いた輩も三流ですが…役者は一流だ。ならば、見る価値はあるでしょう? (そして後始末をつける価値も、だ。兄の気配を感じてからは自分の出番はないかと少し伸びをしたが。) -- バルター
- アレも異世界絡みの人間なのね。本当、多いわね…。
(そして観客席に目を向ければ)またゼイム王子とフルラが暗躍してるの…?何がなんだか…。 とは言え、あっちの男はどんだけ強いのかしらね。 …っと、はじまったわね。 -- リーリエ
- …ケンカだよリーリエ。あれはただのケンカさ(耳ざとく彼女の声を聞きつけて呟く楽師。その言葉には、そうあってくれという願いも込め、暗躍の言葉には苦笑を)
流石、刀夜はプレイグのあれを察したね。こうなってくると簡単にはプレイグも当てられないだろうが…どう出るかな(この場面、ナイフを狙うのは常道とも言える。だが…) そうだねバルター。他が悪くとも、役者さえ腕が良ければそれは良い公演になるものだ。…まあ、劇場の悪趣味さは、後ほど是正しよう(紅茶をまた飲む。一流、そう一流だからこそ、簡単には決着はつくまい) -- フルラ
- 〈方や神にも等しい神代の巨竜ともやりあって生還した猛者。もう片方もそれに匹敵するものか)
(お前らなんで学校にいるんだ級の二人の激突、いや小手調べのやり取りは…) (戦技などサッパリなリーリエにとっては)なんかすごい。すごさが(感想がすごくなるばかりであった) (フルラがこちらに気付いたのに気付く)…たしかに。真剣勝負にしてはよくしゃべるわね。 (まだまだ本気ではない、それだけはわかった) -- リーリエ
- (自分の中の竜血が疼き蠢く。脳裡にその意思が過る)
(あれは滅びの神、ツェアシュ=ヴァの権能そのもの。その中でも強力極まる腐敗と腐朽の滅ぼしの力) (人界の敵そのもの、ゆえに打ち払えと。その衝動、その警告を静やかに抑え込みながら、戦いの行方に集中する) (戦闘は間合いなどでは語れない、人の域を超えた領域に踏み出した) -- オリヴェール
- 前哨戦だろうに…どちらも速い。刀夜先輩の動きは何度も見せて貰っているが…む。これは…これが彼の名の由来か…!
(闘技場を包むマナの気配に顔を顰める) -- バルター
- (しかし不安げな表情とはある種裏腹に、ツェアシュ=ヴァのマナが闘技場に広がるのを察知して冷静に、)
(翼を広げるように左腕を上げれば金の炎鳥が、右腕を上げれば黒の炎鳥が顕現し) (この場で最も滅亡の魔力から身を護る術が少ない者たち――リーリエとフルラの下へと優美に飛んで) (二人に累が及ばないよう、金の炎鳥は「破滅の対となる再誕」の焔でリーリエを、黒の炎鳥は「破滅すら静止する静寂」の焔でフルラを保護する。) -- カーラ
- (プレイグの素晴らしい動きもさることながら、彼が生み出した武器にこそ眼を見張る。あれは、似た気配を知っている。それは、自身の喉にも在った、悪の神の気配)
……危ないよ、刀夜(闘技場を埋め尽くすその力。あれを通常の人間が吸えばただでは済まない。しかもその広がる速度もまた速い) (加えて、死を齎す神が持つかの如くの大鎌での直接攻撃。完全に、あの場はプレイグが支配している。この状況に対し、狂戦士はいかなる手を取るか) -- フルラ
- …っぷ(慌てて黒衣の袖で口元を覆う)
(プレイグの垂れ流す緑黒のマナ。沼地の淀んだ水の様な、毒々しい色はもちろんのこと) (そのマナ臭い…腐臭の様な臭いもリーリエには嗅ぎ取れてしまう。不運なことに) あの時のマナとはまた違うわね…。どっちかって言うと、毒とかそういうのかしら…? ってヤバイわね。こりゃ逃げたほうがいいかしら…?(と迷ったところでカーラがやってきた) あらアンタも来たのね。プレイグが気になった?それともあっち? -- リーリエ
- (ふわり、と黒い炎が自身を包んだのがわかった。それはかつて彼女を襲い、しかして彼女によって再誕し付き従う物となった黒鳥の炎)
……おや、ありがとうカーラ。結界があるとは言え…プレイグのアレは…危ういからね。助かる(柔らかい微笑みを向けて、礼を述べる) (もしプレイグのマナがこちらまで届いたとしても、カーラの齎す安寧なる静寂は、それを確かに止めるだろうと確信できた) -- フルラ
- 二人とも、ですわ。(観客席――と呼べるかすら今は怪しい、風化しかけの遺跡に立つ赤と黒のドレスの女は、黒衣の魔術少女の問いに短く簡潔に答える。)
あの人は……トウヤは、わたくしと同じ医薬科で……わたくしよりずーっと成績がイイんですの。 『疫病』 なんてすぐに治療してくれますわよ……。(けれどそう呟く表情は、まさに……そう、決闘を見守るか弱い令嬢のそれだ。) -- カーラ
- そう、成績がいいのね…なら一度くらい死ねばいいわ(リーリエの目から光が消えた)
つーか、あのマナが効かない…?異世界人だから…?なんかズルいわね(まあどっちもだけど、と付け加えておく) -- リーリエ
- 刀夜は視界を切ったか…!確かにあれなら、プレイグに近寄らずに攻める事ができる…!(狂戦士にして理性併せ持つ彼らしい冷静な判断だ、と唸る)
(しかし、それでもまだあそこを支配しているのはプレイグだ。彼も間合いを無視するとは言えそう簡単に黄金剣の刃によって沈むことはあるまい。二人を見つめ、次の動きを見守る) -- フルラ
- (一手決まったが、あれは牽制のようなもの。勝負を決めるものではない)
(そして、刀夜もツェアシュ=ヴァの力には怯まない。既にそれと相見えたことがあるから、果たしてそれだけではない) (続いて彼の放ったあれは――視界と斬撃を一致させる技か) (間合い、その遠近の別を無視して、視線の届く範囲を全て斬撃する) (剣士にとっては悪夢のような業だろう。だが果たして、プレイグはそうではない) (理の外で、二人の戦士が相争う) -- オリヴェール
- トウヤは既に二度、ツェアシュ=ヴァの力を見て、そして一度は心臓を砕かれていますから。(とんでもない事をしれっと。)
「見切り」……とまではいかなくとも、あの程度でやられるような軟な人ではございませんことよ。 ――もっとも、この程度ではないのは……プレイグさんも同じです。リーリエさんも……彼の実力はご存知でしょう。 (フランブルート討伐の決め手を打った一人は間違いなくプレイグだった、という事への同意を求めるかのように言う。) -- カーラ
- そーね(頷くものの)でもツェアなんとかの加護…蒼白のマナだっけ?アレまで効かないとしたら
あとは剣士としてのガチンコ勝負って事になるでしょうね。そうなったら…(どうなるのかしら、と首を傾げる) ていうか、アイツらなんで戦ってるのかしら。 -- リーリエ
- ……は?(カーラがさらっと凄いことを言ったので変な声が出た)心臓、って…それでもあの元気さってのは流石刀夜だけど…心臓、交換したんだろうなぁ(などと苦笑しか出ない)
ただ…あのマナが刀夜に効かないってことは無いんじゃないかな。たぶんだけど。あれもまた、そんなヤワなものには聴こえない。 (だからこそか、プレイグは緑黒のマナを止めることはしていない。あれでは刀夜は毒沼で息継ぎなしで泳ぎ続けているようなものだ、いつか…限界がくる) -- フルラ
- (//こちらも長くなってきたので22:45に一旦植え替えます) --
- いや、プレイグ君の死のマナによる攻撃は刀夜先輩にも効いているんではないかな…戦闘後は汚染の除去も考えねばな
プレイグ君はマナで武器を作り出せるのか…しかも常時、敵に毒を与えているようなものだ。(刀夜先輩が圧倒的に不利と思えるが…) しかし先輩の底はまだ見えてない。まだ荒れそうだな、この戦い。 -- バルター
- (接近戦において、選択肢が無限にあるということ)
(それは相手にとってみれば、攻撃手段が読めないということ。攻撃されてから反応するしかないということ) (あまりにも凶悪な強みだ。その上、時間をかければかけるだけ、緑黒のマナは生命力を奪っていく) (余力が無くなる。余裕が無くなる) (刀夜に対して、それを打開せんとする大きな一手を誘い出してゆくようだ、と思わされた) -- オリヴェール
- 二人とも……矛盾をその身体と心に抱いている、似た者同士だから……でしょう……。
(リーリエに二人が戦っている理由を問われるとカーラはそう答えて、) ……プレイグさん……仲間の……お友達の事を、あんなに楽しそうに話して…… トウヤに……もっと知って欲しいんですのね。 お友達の事も……プレイグさん自身の事も。 でも――(「まるで、走馬灯みたい」 そう感じてしまったが、それを言葉に紡ぐ事は出来ず……) -- カーラ
- ふーん、効いてるんだあれ?だとすれば逆に…
(何故、滅ぼしマナではなく毒マナなのか。即死させない意図は…) あの二人って普段は、学院では友達だったりするのかしら。…っと、捕まったじゃない! -- リーリエ
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