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  • 最終話「絆」 -- 2014-03-09 (日) 23:14:24
    • 二人は艦に向けて歩き出す。二人の未来に艦を持って行くため。
      二人は人民の敵になることを決めた。
      そして、恭一郎とラリサの絆の物語がここに始まる。
      -- 2014-03-09 (日) 23:15:48
      • これからどう転んだとしても、これでしばらく見納めだ…当分のあいだ、このエリュシオンには戻ってこられなくなる
        忘れ物はないだろうな、恭一郎(トランクいっぱいの荷物をひいて漆黒の船殻に降り立つ 艦橋コートが春の風を孕み、はためいて) -- ラリサ 2014-03-09 (日) 23:21:04
      • ああ、大丈夫だ。(指先に持っていた電子煙草をピン、と指で弾く)それじゃ行こう、ラリサ。
        (トランクを持って船殻の上をコツコツと歩いていく)
        (指で空中に弾かれた電子煙草は、物質分解されて塵となり風に乗って地上に流れていった)
        -- 武神 恭一郎 2014-03-09 (日) 23:25:07
      • いつもこんな風に人知れず出航するんだ…こういうのは潜水艦ならではだな(艦内に荷物を運び入れ、まっすぐに戦闘指揮所を目指して)
        この先には…第三の男が待ち受けている 君にとっての彼、彼にとっての君は不倶戴天の敵…好ましからざる人物ということになる
        艦の頭脳が置かれている場所、その器の名を《ティアードライブ》という 純粋数学の力だけで進む画期的な航法システム――
        この巨大な船体を世界の理の外側へと送り出してしまう、規格外の解析機関だ あいにく私たちの技術じゃない、これはパヴァリアの異端者どもの…
        (艦長権限で第二戦闘配置を発令し、艦内の照明が赤一色に塗り変わって)メイン・バラスト・タンク注水…潜舵用意!
        潜航角度一〇度に保て…恭一郎、まもなくシュヴァルツシルト面下への潜航が完了する ここから先は何が起きてもおかしくない状況だということだ…
        《ティアードライブ》への経路はわかるな…念のためそちらの端末に案内を出しておく 迷子になるなよ、恭一郎 -- ラリサ 2014-03-09 (日) 23:53:32
      • 第三の男ねぇ……ま、俺たちの未来のために戦わせてもらうとしますか。
        ティアードライブ……(説明を聞いていると、照明が警鐘の赤へと変わっていく)それじゃ、行くとしようかな。
        わかってる。ラリサのナビゲートが端末で見れるんだ、楽勝だって。(そっとラリサを抱きしめ)いってくる。
        (時間にしてほんの2秒ほどそうしていると、離れて)…あばよ、エリュシオン。変身!!(蒼の騎士へと変身し、駆け出していく)
        -- 武神 恭一郎 2014-03-10 (月) 00:04:27
      • 私は君のすぐそばにいる…君の帰りをここで待つ(背中に回した腕にぎゅっと力がこもって)…行けっ、ヒーロー!
        《 と、さっそく様子がおかしいぞ…急げ急げ! 君は招かれざる客人だものな 快く迎え入れてくれる気はさらさら無い様だ 》
        (目の前で下りていく水密隔壁、深海の超高圧を支えきるだけの堅牢な壁が細い廊下を細切れの小空間に寸断しようと一斉に作動して) -- ラリサ 2014-03-10 (月) 00:18:03
      • おう!!(水密隔壁を加速して駆け抜けていく)はー、全く……そんなに俺と勝負するのが嫌か、第三の男。
        (間一髪潜り抜けてきたが、意地悪く最後の隔壁が目の前で閉まってしまう)
        悪い、ラリサ。(そっと隔壁に拳を置き)一枚壁壊すわ。(瞬間崩壊。壁を構成する物質の弱点を突き、粉々にして通り抜けた)
        後でアルターマターで直すから許してくれ。(そのまま走り抜けていく)
        -- 武神 恭一郎 2014-03-10 (月) 00:24:44
      • ……で、君はまんまとここへ来てしまったわけだ?(演算機関室の最奥、特務潜航艇《ヴォレス》の全高ほどもありそうな演算装置に腕組みして寄りかかる人影がひとつ)
        君の謝るべき相手はここだ、恭一郎(赤い照明の下、つい今しがた別れたばかりのエルフが呆れ顔でため息をついた)
        わからないなら説明してやる 君は体よく追い払われて、この場所に隔離されたんだよ 戦闘指揮所はいまや隔壁の向こう側だ
        彼がこの艦を掌握している限り、そして量子の海を漂っている限り…あの場所まで無限の距離があるのと同じだ
        政治委員の権限をもってすれば、何をするにも思いのままだ ルールは彼の手のひらでいかようにも変わってしまう…どうする、ヒーロー? -- ラリサ? 2014-03-10 (月) 00:41:12
      • ………あれぇ?(小首を傾げる蒼の騎士)なんでラリサがここに?
        あ、ああ。追い払われたわけね……なるほど、隔壁の向こう側と………
        ふーん。(両手を広げて)それなら、こうするだけさ。(ラリサからもらったSLBMの管制キー、黄金の鍵が青の騎士の全身に金色の幾何学模様を浮かべた)
        ルールをこちらも書き換える。足りない部分は因果律と特異点に干渉する。それでイーブンだろ……
        これで足りないとは言わせねぇ……!!(再び背を向けて走り出していく)
        -- 武神 恭一郎 2014-03-10 (月) 00:51:32
      • 成りすまされていたんだよ…数ある擬似人格の中でも、彼は実体化ができるほどの情報密度が与えられた唯一の存在だ
        この閉鎖空間に私が二人いる以上、どちらか片方は偽物だということになる…君とはそれなりに長い付き合いをしてきたはずだぞ恭一郎、まったく…
        ……でも、足りないな 今となってはそれも真っ赤な偽物だ(無限遠の彼方まで引き伸ばされていく廊下、粗雑なコピー&ペーストでまったく同じ空間が生成されて)
        この艦の主たる資格を失ったものに何ができる? なあ、「カリーニン」…(駆け抜ける青年のすぐ後ろから掛けられる声 弾道を描く隠し刃(スペツナズ・ナイフ)が左の胸の背中側に突き立ち、零距離から射出される) -- ラリサ? 2014-03-10 (月) 01:12:42
      • ……!(駆け抜けていく途中、背中から熱を感じて)
        ……カリー、ニン?(ラリサは自分をそうは呼ばない)だって、俺たちの未来に……
        (前方に無限に加速していくセルティスは、背部装甲は薄い)う、あ……(背中から心臓をナイフが貫いて)
        (その場に蒼の騎士は倒れこみ、血が床に流れ出た)
        -- 武神 恭一郎 2014-03-10 (月) 02:06:00
      • 未来だって? 笑わせてくれる! 信念を捨てた者に未来などあるものか!(怒号ととともに腹をよじり、哄笑が響きわたって)
        この艦も精霊共のサンプルも、すべてソヴィエト市民の資産だ 盗み取ろうという輩を同志書記長は許さない
        報いを受けたまえ(背中に突き立った刃に靴底がかかり、じわりと体重が乗っていく ラリサと同じ顔が酷薄に見下ろし、踏みにじって)
        無様なものだな、ヒーロー まだ気付かないのか…あの女に利用され、党に背いた者は君一人だけじゃない
        北方艦隊総司令ミハイル・ゴルシコフ、海軍政治部長ユーリ・イリイチ・パドーリン、セヴェロモルスク市党書記アンドレイ・アルバトフ…
        皆あの女に惑わされた愚物どもだ 地方のたかだか一教官が現場に返り咲いて、しかも新鋭艦を手に入れている…おかしいとは思わなかったのか? -- ラリサ? 2014-03-10 (月) 02:36:57
      • (血が熱を奪っていく。変身が解除され、砂になって外装甲が解けていく)
        ソヴィエト……がッ!(背中から刃を踏みつけられ、血を吐く)
        そんな……俺が利用されていただって………?(地面に倒れこんだまま、自分の体を起こす気力もない)
        それは……一体、どういうことなんだ…………?(ゲホゲホとその場に血の塊を吐き出し)
        -- 武神 恭一郎 2014-03-10 (月) 02:47:10
      • 知れたこと! 君に手の内を明かしてからも、あの女は精霊探しを止めなかった 個人的な欲望を満たすために汚れ仕事に手を染めてきた
        君を含む、全ての人間を踏み台にしてきたのさ ラリサ・ヴィシネフスカヤは忠実な党員を装いながら迷信に深く傾倒していた…
        党の為のサンプル集めは表向きの口実でしかない あの女の宿願は――風の大精霊、《ストリボーグ》の再臨…失われた邪神を地上に喚び降ろすことだ
        私には「わかる」んだよ、カリーニン…政治委員は皆、艦長の複製だからな(同じ顔がせせら笑い、刃をかかとで蹴飛ばして)
        …そうだな、私の名前…ルサールカとでも名乗っておこうか おめでたい王子サマに死の口付け(キス・オブ・デス)をくれてやる者だ 「まだ」ラリサじゃない
        ところで、ブラト・ヴィターリエヴィチ・カザロフの造反を最後に…船乗りの亡命はぱたりと止んだ 何故だかわかるだろうか
        ……いや、正しくは………(半死半生の恭一郎を捨ておき、元通りになった廊下を進むたび一枚ずつ隔壁が開いていく 抜き身のナイフをその手に弄んで) -- ルサールカ 2014-03-10 (月) 03:13:27
      • ストリボーグの再臨………嘘だ、ラリサがそんなこと…………
        俺をその顔で…カリーニンと呼ぶな……ッ(刃を蹴飛ばされるとさらに血を吐いて)ゴホッ ゴボ……
        ルサールカ…………?(手を伸ばして彼女が歩く方向へ向き直る)
        -- 武神 恭一郎 2014-03-10 (月) 23:15:46
      • 恭一郎…恭一郎っ!!…Чёрт!(ルサールカの行く手に立ち塞がる姿、三つ目の靴音 艦橋コートが重たく翻り、自動拳銃をまっすぐ構えて)
        嘘じゃないさ 私は失われた絆を取り戻すためにここにいる 君に黙って探し続けたのも本当だ…でも邪神だなんて呼ばせはしない
        ペルーン、ダジボーグ、モコシ、セマルグル、ホルス…ベロボーグ、チェルノボグ……そしてストリボーグ…旧き善き世に共にあった神々の名だ!
        奪われてしまった…血にまみれた私にはもう二度と微笑まない……だとしても、この艦へ来れば方法があると信じた…信じてたんだ
        ……正しくは、こんな風にして成り代わってきたんだろう(照星の彼方に捉える面影、鏡写しの姿が凶刃を手に一歩ずつ迫って)
        最期は自分の罪と向き合え、というわけだ…パドーリンも人が悪い(哀しげに笑って)気を強く持て、恭一郎…私の許しを得ずに逝けると思うなよ
        君はそこで見ていればいい 元はといえば…すべて私の問題だ 巻き込んでしまって、すまなかったと思ってる(引き金に指をかけ、自分自身に対峙して) -- ラリサ 2014-03-11 (火) 00:55:11
      • 聞けば勝手な言い分ばかり、よくもずらずらと並べ立てたものだ…人民の敵に大義などあるものか 変節の代償は高くついたぞ…
        汚名を抱いて消えていけ、ラリサ・ヴィシネフスカヤ!!(銃弾を浴びるより早く白刃を突き立てるために 疾駆する、影を縫って舞うが如く) -- ルサールカ 2014-03-11 (火) 00:55:55
      • ま、て……ラリサ………(二つの影が交錯する)
        (ルサールカとラリサの戦いに割って入るには、血を流しすぎた)
        遍く精霊よ……あんたらの意思がこの艦に及ぶのであれば………どうかラリサを守ってくれ…
        (血の海を掻く。最後の力を振り絞って、何かを練成しようとした)
        -- 武神 恭一郎 2014-03-11 (火) 01:05:36
      • (銃声は轟かず、弾丸は放たれず ただ白刃が肉を断つ音だけがして、受け止めきれずにもろとも倒れる女の手から銃がこぼれ落ちた)
        ぐ…ぅっ! ばか、だな…撃てるはず、ない…だろう? 君は私だ…新しい世界が……偉大なる時代が訪れるのを信じてた、頃の…
        ひとの、理想に…せいいっぱい……追いつこうと、して…必死だった、頃の(身を裂くような痛みに逆らい、もう一人の自分を抱きしめて)
        大事に、してた…もの…なにも、かも……捨てて、さ………ひとを………あいして、いた…時の(血にまみれていない方の手で同じ色の髪を撫でる)
        こんな…私は、赦せない……かな…?(灰色の瞳からぼろぼろと涙をこぼしながら、強く強く抱きしめて) -- ラリサ 2014-03-11 (火) 01:46:20
      • ………馬鹿な!!………どうして、こんな…こと…っ(刃を握りしめていた手がわなわなと震えだし、たまらずに投げだしてしまう)
        (非合理といえばあまりに非合理な選択肢だった 仮初の心は激しく揺れて、温かな血が手のひらを濡らせば表情は悲痛なものへと変わっていく) -- ルサールカ 2014-03-11 (火) 01:46:40
      • ……わたし、は…………きみ…だった、から…(咳き込むたび苦痛に苛まれながら、儚くかすかに笑みすら浮かべて)
        ………こころの、傷も………わたし、だけの…かなしみ、も……こわくて、こわく…て…たまらなかった、ものだって……全部…お見通しなんだ…
        大丈夫、もう……大丈夫…だか…ら……(震える肩を抱き、しゃくりあげる背中を撫でさする)……恭一郎…………恭一郎…? -- ラリサ 2014-03-11 (火) 01:46:58
      • ラリサ………(よろめきながら立ち上がり)お前、血が…
        (体が重い。全身を引きずるように前へ)お前らしい、答えだったよ……(力を振り絞って作った投げナイフを落として)
        本当は、こんなの必要なかったんだ……人間に本当は敵なんて存在しない。敵を作るのは、心だから。
        この選択ができたお前を誇りに思うよ……俺の愛する、ラリサ…(血を流しながら彼女の元に辿り着く)
        -- 武神 恭一郎 2014-03-11 (火) 01:53:50
      • (二人のラリサが量子の海に溶けあい、一人分の情報量に再構成されていく)私の同僚たちも…きっと同じ道を選んでいたさ
        どんな時でも船員のことを考え続けるのが艦長の役目だからな それに、君だって…こういう時は全員きっちり助けるじゃないか
        愛の言葉をささやく前に手当てだ、恭一郎 今にも死んでしまいそうな悪魔憑きを元気にしてやるにはどうすればいい?
        ルサールカのキスはあいにくの品切れ中だ 代わりと言っては何だけど…(深く甘く、血の味のする口付けを交わす)
        (息を継いで続けようとした矢先、けたたましい警報が鳴り響いて艦体が大きく揺れる)…ん?……ああ、まずいなこれは やっぱりこうなるか… -- ラリサ 2014-03-11 (火) 02:22:49
      • ははは、違いない。それが俺の……俺たちの正義だからな…(何とか笑って見せて)
        心臓を貫かれたが、悪魔憑きだからな……何とか体を再生させられれば、この程度。
        (深く口付けをかわして)……ラリサの血は、甘いな。
        ……うん?(彼女の肩を抱いたまま)一体何が起こるんだ。
        -- 武神 恭一郎 2014-03-11 (火) 02:35:22
      • 全バラスト・タンク排水! 緊急動力を作動、トリム・タブの動力を切らすな――(足元に伝わる浮遊感、異変は船殻の外側で起こっていた)
        (量子の海は現実の空へと変わり、くろがねの潜水艦がエリュシオン隣接空域に顕在化する)本艦は39ノットにて航走中…まもなく浮上角15…20度!
        (自動拳銃がひとりでに滑りだし、不可視の腕に囚われたかのごとく艦尾の方へと転げ落ちていく)…認めたくはないけれど、恭一郎
        たとえばの話、艦を動かしていたシステムの半分がある日突然仕事を放り出してしまったとしたら…どうなると思う?(排水量3,200トンの巨体が重力に引かれはじめて) -- ラリサ 2014-03-11 (火) 22:16:51
      • ……おおう、ジーザス………(顔を手で覆って溜息を溢す)一難去ってまた一難。なかなか困難な旅路になりそうだな。
        だがやるしかない……俺の演算能力で足りるかはわかんねーけど、ここで止める!!
        変……身!!(傷口を強引に塞ぎながら変身して)痛ぇなこれ……二度とやりたくねぇ…
        (電脳王の魔結晶を取り出し)ラリサ、悪いが支えててくれないか。(蒼の騎士は振り返る)立っていられるか自信がねぇ。
        (掌で電脳王の魔結晶を握り潰し)…アクセス、キーワードは……コギト・エルゴ・スム。(人間の脳は、この艦の半分を支えられるのだろうか?)
        (焼ききれてしまえばそれで終わり)
        (戦いが、始まった)
        -- 武神 恭一郎 2014-03-11 (火) 22:37:06
      • リーラ級には乗員の緊急脱出装置がある…けれど、空の上で使うことは想定されてなかった 今の《ヴォレス》はごく普通の潜水艦だ
        海面に叩きつけられても無事でいられたとして、舵が効くかどうかも怪しいところだ(傾斜角は30度を越え、すぐそばでガラスの割れる音がした)
        同志パドーリンは周到な男だ…これくらいは平気でするだろうな どうあってもこの艦を譲ってくれる気はないらしい
        (破局が避けられない以上、身ひとつで艦を退くより他に選択肢はない 惜しかったな、と口にしようとして…決意の言葉を聞いた)
        ……ばかだな、きみは…艦ひとつのために君が壊れてしまったら私はどうなる……まったく、君はもうすぐ…(父親になるんだぞ、と呟いて抱きつく)
        私もあの子のおかげで《ヴォレス》のメインフレームとお近づきになれたみたいだ 海面まで一分弱、君と一緒に墜ちていくのなら…恐れるものは何もない -- ラリサ 2014-03-11 (火) 23:04:45
      • なぁに、ラリサの命だけは拾ってみせるさ。いや、大負けに負けて俺とラリサの二人分だ。
        ………?(目を細めて)ラリサ、お前子供が………(ふっと首から上の分だけ外装甲を解除して笑って)じゃあ三人分だ!!
        隔壁、越えられる……パスワード、押し通る……セキュリティ、黙らせる!
        (集中と負荷に目から血が流れて)あと40秒!! ヴォレス……お前だって壊れたくはないはずだ…
        お前に魂があるのなら、答えろ!!(血の塊を吐き出して)あと20秒!!
        (目を見開き)……心配かけたな、ラリサ。(艦はコントロールを取り戻して)もう大丈夫、だ……(その場に片膝をつき)
        -- 武神 恭一郎 2014-03-11 (火) 23:18:52
      • 四人分、かもしれないな かれこれ一月半になる…詳しいことはまだ何も …喜んで、くれるんだな……恭一郎、恭一郎っ!!
        (量子の海を展開しては底が抜けて、無限にも等しい有限回数の繰り返しの果てにシュヴァルツシルトの地平は揺るぎないものへと変わっていく)
        (しかし、それでも)……まだ足りないか! 今となってはこの身体の一部みたいなものなのに…歯痒いな、歯痒いっ!!
        (計器が新たな異常を感知し、荒れ狂う風の暴威に呑みこまれたことを知らせる 堅牢な船殻が疾風の嘶きをそのまま艦内に伝えて)
        (自然の猛威にさらされた艦体が人の唸るような軋みをあげた 嵐の海を行く帆船のように人も艦も成すすべなく沈黙を余儀なくされてしまう)
        これ、は……まさか、そんなことが…?!(耐圧船殻すら悲鳴をあげるほどの上昇気流を受け、《ヴォレス》は平衡を取り戻しながら減速を果たしていく)
        (そして――)

        ……ぅ、終わった…のか……?(静寂がそこにあった 夢から覚めていくような感覚に包まれながら、傾く身体を反射的にささえて) -- ラリサ 2014-03-12 (水) 00:11:46
      • ………終わったな。これからは俺とラリサが二人でヴォレスを支えていかねーと。
        (彼女を抱き寄せて)それにしても、こんな土壇場で子供ができたって言うかー普通。
        ま………それも愛しいけどな。(深くキスをして)
        ……なぁ、ラリサ…これからどこへ行く? どこへでも行けそうな気がしてきたけど。
        -- 武神 恭一郎 2014-03-12 (水) 00:15:27
      • …極北の空に凍てつく風の神性、荒ぶる風の化身《ストリボーグ》…あんなにも、近くに……もしかしたら、君のお祈りが効いたのかもな
        打ち明けるときは最高のタイミングで、君をおどろかしてやろうと思ってさ…(ぐすぐす泣きながら笑って)びっくりしただろう?
        …ふふ、おかしいな…うれしいはず…なのに、変だ、どうしたんだろう…ね(拭うそばから涙がこぼれ、止まらなくなってしまって)
        ぁ……あっ…だめだ、恭一郎…これっ、とめられ…ない………(泣いて泣いて、とめどなく泣いて べそをかきながら口付けを交わす)
        …っ、ん……会いに、いきたい……人がいるんだ………きみ、の…こと……しょうかい、して……それで…(恭一郎の胸を熱く濡らす 灰色の瞳が揺れて見つめて) -- ラリサ 2014-03-12 (水) 00:45:58
      • 精霊が俺たちを守ってくれたのか……ああ、良いな…あの精霊が見れるのなら、この苦労も報われる。
        ああ、ビックリしたよ。そりゃもうとんでもなく。(キスを繰り返して)泣いてもいいんだ。嬉し泣きなら、何度でも。
        (彼女を慰めるように優しく抱きしめて)ああ、その人に会いに行こう。そしてたくさん話そう。これからのことを。
        (別々に生まれた二人のハッピーエンドが、ここにある)
        (泥に塗れたこともある。血を流したこともある。欲望に苦しめられたこともある)
        (それでも、ああ、それでも)

        (俺たちは今、幸せだ)
        -- 武神 恭一郎 2014-03-12 (水) 01:11:49
  • 第19話「無神」 -- 2014-03-04 (火) 00:27:36
    • 揺らぐエリュシオン。生命の大樹を前に緋の悪魔は胸から生命の種子が突き破り、それを奪われてしまう。
      ディバインウォルフとの因縁の終わり。
      悪魔でもない、神でもない、無神(ぶしん)との最後の戦いが今、始まろうとしていた。
      -- 2014-03-04 (火) 00:33:27
      • うおおおおおおおおぉ!?(胸元を突き破った生命の種子は、敵に向かって浮遊していく)
        (自分の命を繋ぎとめるために必死に超再生能力を働かせることしかできなかった)
        -- 武神 恭一郎 2014-03-04 (火) 00:34:34
      • (生命の種子を受け取り、心臓部が開閉してそれを飲み込む)
        ふはははははははは!! この力だ、これが私とお前を繋ぐ血の絆(ブラッドリンク)になる!!
        お前が抱いてきた怒り、憎しみ、悲しみと言った負の感情をたっぷり吸い込んだ生命の樹の種子! 実に甘美だぞ、恭一郎!!
        インドラにも同様のものを仕込んでいたが、奴は器ではなかったな……やはり恭一郎、お前の命が私には必要だ…
        お前のすべてを私に捧げろ、恭一郎ォォォォォォォォォ!! -- <無神> 2014-03-04 (火) 00:38:26
      • くっ……怒りも! 憎しみも! 悲しみも! 後悔もぉ!! 全部俺のだ…俺のもんだ……
        勿体無くってなぁ! てめぇなんかにやれるかよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!(加速しながら無神に迫る)
        -- 武神 恭一郎 2014-03-04 (火) 00:40:34
      • (生命の大樹は根やツタを触手のように無数に蠢かせ、恭一郎に向けて一斉に放つ) -- <無神> 2014-03-04 (火) 00:41:43
      • !!(加速して回避しようとしてもその隙間がない)
        (飽和攻撃を前に全身の装甲を削り取られていく)くっ ぐううう…!!(それでも大樹の前に辿り着き)
        食らえ!!(拳を打ち込み、拳部分の外装甲を切り離して瞬間的に物質を変異させ、爆発させた)
        -- 武神 恭一郎 2014-03-04 (火) 00:43:28
      • (大量の炸薬と同等の威力を秘めた瞬間変異爆破を受けて、それでも巨大な樹は怯みもしない)
        無駄だ。サイズが違う。種としての限界が違う。何より執念が違うのだよ、恭一郎!!
        (思念波が雷鳴を呼び、相手に向けて一気に噴出させる。エレメントゲイザー) -- <無神> 2014-03-04 (火) 00:46:00
      • うおおお!!(両手にプロパティ・アルターで電流の壁を作り出し)
        (相手の攻撃と同質化させることで攻撃をある程度いなすも、ダメージを受けてしまい)
        くっ……! まだだ、まだ終わってない!!(ツタや根を片っ端から超加速連撃で潰しながら無神を回るように移動していく)
        -- 武神 恭一郎 2014-03-04 (火) 00:49:47
      • 凪原はいつもこう言って狙撃をしていたなぁ……ディスイズビジネス、だったか。
        (ツタが寄り合わされてライフルの形になり、硬質な何かを相手に向けて撃つ。狩猟射撃) -- <無神> 2014-03-04 (火) 00:51:34
      • (右脚を撃ち抜かれ、足が止まる)ぐっ……(慌てて再生させるが、遅い) -- 武神 恭一郎 2014-03-04 (火) 00:52:20
      • 四月朔日 真実は相手を殺す瞬間、いつもイビツに笑っていたものだ。くくく……ふははははははは!!
        (再びエレメントゲイザー。凍りつき、粉砕されかねないほどの圧倒的冷気を恭一郎に放つ) -- <無神> 2014-03-04 (火) 00:53:38
      • (両手にプロパティ・アルターで氷の壁を作るも、圧倒的冷気を浴びて外装甲がヒビ割れる) -- 武神 恭一郎 2014-03-04 (火) 00:54:57
      • あまりその体に傷をつけさせるな……私の器なのだからなぁ!!(より合わさったツタの塊が相手に向けて襲い掛かる) -- <無神> 2014-03-04 (火) 00:55:51
      • ……!!(冷気と足の傷で反応が遅れ)

        (ツタが心臓を貫いた)

        (血を噴出し、緋の悪魔はその場に両膝をつく)
        (血と共に力が抜け落ちていく。そんな気すらした)
        -- 武神 恭一郎 2014-03-04 (火) 00:58:10
      • はははははは!!(恭一郎を貫いたツタを引き抜き)すぐにこんな小さな船、全て食い尽くしてくれる!
        究極生命体の誕生だが……祝う者もいないとはな…やれやれ、王は孤独だ。 -- <無神> 2014-03-04 (火) 01:00:45
      • …………。(血が流れていく。赤い、赤い血が)
        (こんなところで俺は死んでしまうのだろうか?)
        (操一を、究極生命体を放っておいたまま。死の忘却を受け入れるというのだろうか?)

        (ああ、それでも)

        (諦めを踏破するものこそが)

        武神操一……!!(立ち上がり、胸の傷を修復していく)
        お前を倒すまで、俺は死ねない……友と、愛する人がいる限り!! 俺は不滅だ!!
        -- 武神 恭一郎 2014-03-04 (火) 01:04:46
      • なっ……貴様、確かに心臓を貫いたはず…!(再びツタの銃を構え、狩猟射撃) -- <無神> 2014-03-04 (火) 01:05:36
      • インドラだったらこんな時、言うはずだぜ…(加速して銃弾を回避し)語るに及ばず、ってなぁ!! -- 武神 恭一郎 2014-03-04 (火) 01:06:09
      • !! インドラ……そうか、インドラに埋め込んでおいた生命の種子をお前は魔種吸引で体内に受け入れたのだな!!
        仲間同士の絆など! 土壇場での奇跡など!! あり得るはずがない!! -- <無神> 2014-03-04 (火) 01:07:03
      • 言ってろ!!(相手に向けて大きく跳躍)ラグナロク!!
        (生命の種子を飲み込んだ時に確かに見た、無神の心臓部)
        (そこに向けて、必殺の蹴りは加速していく)
        -- 武神 恭一郎 2014-03-04 (火) 01:08:17
      • 恭一郎の蹴りが、無神の心臓を貫く。
        その際に、心臓部の何かを引きちぎって武神恭一郎は戻ってくる。
        それは自分に埋め込まれていた生命の樹の種子だ。
        いや、それだけではない。無神の力を、血を存分に吸った…生命そのものだった。
        -- 2014-03-04 (火) 01:10:12
      • ぐ、ぐええええ!? 力が暴走する……意識が保てない…私の、究極がぁぁぁ…… -- <無神> 2014-03-04 (火) 01:10:54
      • 生命のバランスを大きく崩した無神が、人としての意思をなくし、力に飲まれた暴走態として醜く姿を崩していく。
        そして、巨大な力の塊を恭一郎は体の中に吸収した。眩い輝きが周囲を照らす。
        -- 2014-03-04 (火) 01:11:59
      • (緋の装甲が完全に修復され、それどころか新たな力に覚醒して無神に向き直る)
        さぁ……最後だ武神操一…(親指を下に向けて)絶望しな!!
        -- 武神 恭一郎 2014-03-04 (火) 01:18:16
      • (ツタを体内で特殊な薬剤を分泌することにより、爆発物に変えながら切り離していく)
        (エリュシオン中枢部に大きな被害を齎しながら、力の化身は恐れた)
        (目の前の敵を。武神恭一郎と言う一個の存在を。ヒーローを!!) -- <無神> 2014-03-04 (火) 01:19:44
      • (加速の極致、爆破を受けながらも相手に向けて走っていく)
        (音に追いつくほど、時間を抜き去るほど)
        (速く! 速く! 敵へと向けて加速しながら、拳を無神に向けて振るう)
        (それは武神恭一郎流の究極の一撃(アルティメットアタック)
        (加速された拳は、無神の中心部を貫き)

        (それでも加速は止まらない)

        (無神を貫き、衝撃で破壊しつくしながら緋のヒーローは反対側に着地する)
        これが超音速撃(ソニックブレイク)だ……絶望したかよ?
        -- 武神 恭一郎 2014-03-04 (火) 01:23:39
      • (加速の極みを受け、化け物は崩壊していく)
        (全てが生命を失い、砂となって崩れ去り)
        (エリュシオン中枢部に残ったものは、大量の塵だけだった) -- <無神> 2014-03-04 (火) 01:25:08
      • エリュシオン中枢部は手酷い被害を受け、赤く明滅しながらコントロールを完全に失ったことを知らせている。 -- 2014-03-04 (火) 01:26:42
      • ……インドラ。(宿敵から渡された魔結晶を取り出す)
        なんでお前がこんなものを持っていたのか、そして俺に託したのか…それはわからねぇ。
        だが、使わせてもらうぜ!!(宿敵の遺した魔結晶を握り潰した)

        (次の瞬間、清浄な蒼の光の粒子が周囲に広がっていく)
        (物質変換能力、アルターマター。超復元能力により破壊されたエリュシオン中枢部を完全に復元していく)
        ……ありがとよ、インドラ。お前のおかげでエリュシオンは救われたぜ…
        (蒼き光の粒子が満ちる中で、変身を解除した)
        (男は、満足げに笑った。今ここに、全ての決着はついたのだから)
        -- 武神 恭一郎 2014-03-04 (火) 01:30:14
      • To Be Continued
  • 第18話「決戦、ディバインウォルフ総帥」 -- 2014-03-03 (月) 22:05:00
    • 宿敵インドラとの決着をつけた武神恭一郎に、高所から拍手が響いてくる。
      一部始終を見物していたディバインウォルフ総帥、武神操一。
      老いながらも最強の個として組織の頂点に君臨し続けた男が、今真実を語る。
      -- 2014-03-03 (月) 22:56:57
      • いや、見事だったよ恭一郎。お前こそ私の次のボディに相応しい……
        いやね、ディバインウォルフという組織にも飽きてきたところだったんだ。
        だから君に全てぶつけて君が成長すればそれを食うつもりだった。
        もし失敗してもインドラか別の肉体を作ればいいことだがね。
        全ては私に都合よく動いてくれた。君は素晴らしい、食べ頃だよ。(口の端を持ち上げて笑い) -- 武神 操一 2014-03-03 (月) 23:00:33
      • 何を……!(拳を握り)お前のその野望のためにどれだけの人が犠牲になったと思っている!! -- 武神 恭一郎 2014-03-03 (月) 23:01:12
      • そうだな……数えたことはないが、どれも必要な犠牲だったと思っているよ。
        (両手を広げて悪魔は高笑いをする)はははははは!! ここ、エリュシオン中枢部で莫大な魔力と熱を奪い取ってきた。
        そして精霊密売で得た精霊の命! エリュシオンの人間を浚わせて搾り取った命! 失敗作として始末してきた武神シリーズの命!
        命、命、命!! その全てが私を究極の生命体へと押し上げるのさ!! -- 武神 操一 2014-03-03 (月) 23:05:06
      • 世界はお前の玩具じゃねぇ!! -- 武神 恭一郎 2014-03-03 (月) 23:05:23
      • (笑みを止めて真顔になり)そうだね、玩具ではない。全てどうでもいいものだ。
        毒も薬も。勝ちも負けも。強さも弱さも。黒も白も。成功も失敗も。幸福も不幸も。
        本当は全部おなじものだってどうしてみんな気付かないのかな? まぁ、どうでもいいことだろう。
        今ある事実は私、操一は操る個。お前、恭一郎はそれに頭を垂れる恭ずる個。それだけだ。 -- 武神 操一 2014-03-03 (月) 23:08:09
      • ……お前のくだらないネーミングのせいで俺の名前は恭一郎になったのか…
        だが、感謝してやるぜお父様。お前が俺を作ってくれたおかげで、俺は愛と友情を知ることができた。
        そして! 俺が! お前をぶっ倒すことができるってなもんだぜ!!
        -- 武神 恭一郎 2014-03-03 (月) 23:12:39
      • ふ。(高所から飛び降り)それで……私に勝てると…本気で思っているのかな、愚かな息子よ…
        (背中から光翼が生え、羽ばたきながらゆっくりと降りてくる)
        来い、造物主の力を思い知らせてくれる。その後にお前は究極の生命の宿る人の器になるのだ。感謝するがいい。 -- 武神 操一 2014-03-03 (月) 23:16:57
      • 誰が誰に勝てないって?(獰猛に笑い、右拳を前に突き出す)
        インドラ……最強最速を目指したお前を倒したんだ…
        このエリュシオンで最強は、こんな野郎じゃねぇよなぁ!!
        見せてやる!! これが俺の!! 俺たちの悪魔寄生体!! セルティスだ!!
        (右拳を引き、左手を真上に向けて突き出す)変身!!(全身を緋の外装甲が覆っていく)
        セルティス! ギガンティックフォーム!!(構えを取り)
        -- 武神 恭一郎 2014-03-03 (月) 23:20:07
      • ククク、笑わせてくれる。何がギガンティックフォームだ、それくらい私にもできる。
        (服を突き破り、全身に装甲骨格が浮き上がっていく)…光装巨体(スプラッシュギガンティック)
        (小さく男が呟くと、その肉体が二倍ほどに膨れ上がり、神々しい白の輝きに満ちた巨大な天使が立ちはだかる) -- 武神 操一 2014-03-03 (月) 23:22:30
      • 何……!? あ、あれは…あいつのギガンティックフォームだとでも言うのか!? -- 武神 恭一郎 2014-03-03 (月) 23:23:30
      • そうだ!!(巨大ながらも素早く左足で蹴る)これが私とお前との圧倒的な差だ!! -- 武神 操一 2014-03-03 (月) 23:24:16
      • !!(蹴りを受け止めきれずに吹き飛び、何とか体勢を立て直し)
        くそっ!(共生武装である蒼剣バイツァダストを作り出し)これでも食らえ!!(相手に向けて大きく跳躍し、胸元を斬りつける)
        -- 武神 恭一郎 2014-03-03 (月) 23:26:19
      • 無駄、無駄、無駄。(左腕で軽くバイツァダストの斬撃を受け止める光の巨人)
        小さくてちっぽけだな、恭一郎………すぐにでも踏み潰せそうだぞ!!
        (右拳が光り輝き、聖光撃を恭一郎に向けて放つ) -- 武神 操一 2014-03-03 (月) 23:29:30
      • ぐっ!?(光を纏った打撃を受けると背中まで衝撃と輝きが突き抜け、ゆっくりと落下していき) -- 武神 恭一郎 2014-03-03 (月) 23:31:10
      • 弱い。(それを巨体の足で踏みつけた)弱い、弱い、(何度も何度も)弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い!!(踏みつけた)
        これならインドラのほうを我がボディとしたほうが良かったかも知れないなぁ……弱いセルティスよ。 -- 武神 操一 2014-03-03 (月) 23:32:40
      • (何度も踏みつけられ、緋の凶悪なフォルムが軋んで砕ける)
        ぐっ……っはは。(確かに笑った)お前、確かに強いよ……だが信念を感じねぇ…(腹に乗せられた脚を持ち上げ)
        お前の強さはインドラには遠く及ばねー!!(そのまま一気呵成に光の巨人を投げ飛ばした)
        -- 武神 恭一郎 2014-03-03 (月) 23:38:42
      • !!(巨体を引きずり倒され、光翼をはためかせて何とか立ち上がる) -- 武神 操一 2014-03-03 (月) 23:41:12
      • (相手が起き上がる瞬間、飛び上がって光の巨人の心臓に向けて拳を振るう)
        スマートストライク!!(心臓への打撃は、当たれば相手の動きを一瞬止める最悪の一打)
        -- 武神 恭一郎 2014-03-03 (月) 23:47:34
      • (心臓を打たれ、悪魔寄生体と命の脈動が一瞬弱まる。ほんの一拍、動きが停止した) -- 武神 操一 2014-03-03 (月) 23:48:23
      • 悪魔絶投技!!(デモンバスター)(動きを止めた相手の頭を掴み、真っ直ぐに地面に叩きつける) -- 武神 恭一郎 2014-03-03 (月) 23:49:20
      • (倒され、頭部を強打して光の巨人の意識が飛びかける) -- 武神 操一 2014-03-03 (月) 23:49:55
      • 煉獄連携(インフェルノコンビネーション)!!(倒した敵を豪腕に任せて引きずり上げ、ジャーマンスープレックスを決めた) -- 武神 恭一郎 2014-03-03 (月) 23:51:14
      • バカな……!?(何とか地獄の連携から逃れてその場を離れ)この私が、何故ここまで追い詰められる!!
        私と貴様……力は私のほうが上だぁぁぁぁー!!!(斬裂天光輪。鋭利な光の輪を無数に作り出し、相手に浴びせた) -- 武神 操一 2014-03-03 (月) 23:53:02
      • 相手をよく見て動けば……敵はねぇ!!(超加速し、敵の光輪を全て回避し) -- 武神 恭一郎 2014-03-03 (月) 23:54:21
      • !!(ボロボロの肉体を治癒光で再生させながら)
        くっ……想像以上に老いがきたか…年は取りたくないものだな…… -- 武神 操一 2014-03-04 (火) 00:02:21
      • お前が負けるのは老いてるからじゃねぇ!!(後方に跳躍)悪だからだ!!
        (蹴りの姿勢を取るとマフラーが白熱化、推進エネルギーを生み出して前方に加速していく)
        ラグナロク!!(相手の命そのものを蹴り砕く必殺のキックが放たれた)
        -- 武神 恭一郎 2014-03-04 (火) 00:03:45
      • ぐっ……(光の巨人は生命が存在する確率に干渉され、存在レベルで死んでいく)
        ぐわああああああああああぁぁぁぁ!!!(よろめいてその場で片膝を着き)
        くっ……飼い犬に手を噛まれたな…だが………(どこからか培養液が入ったガラス容器を取り出し)
        やはり私の勝ちは揺るがんよ!!(光の巨人はそれを握り潰し、中にあった巨大な蠢く何かを吸収した) -- 武神 操一 2014-03-04 (火) 00:15:31
      • 武神操一の肉体が変質していく。それは人というより植物のそれに近い質感へと。
        そしてどんどん巨大化していき、エリュシオンの中枢部に根を張り、見上げるほどの大樹へと進化した。
        -- 2014-03-04 (火) 00:18:46
      • くくく。この姿にはなりたくなかった……生命の樹を取り込んだこの姿にはなぁぁぁ……
        だがこの姿になれば私は究極生命体へと進化できる。人間の姿はお前を殺した後でその肉体をゆっくり奪えばいい……
        お前の悪魔憑きセルティスはたかだか悪魔寄生体上位種!! 私のこの姿こそが悪魔寄生体原種!!
        (大樹は笑い声を響かせる)種としての性能が違う! お前は決して私には勝てない!!
        おおっと、そうだった。(武神に向けて根を動かす)返してもらおうか、それは私のものだ。 -- <無神> 2014-03-04 (火) 00:24:00
      • ……!!(胸部装甲を突き破り、インドラに植え込まれた生命の種子が姿を現した) -- 武神 恭一郎 2014-03-04 (火) 00:24:56
      • To Be Continued
  • 第17話「緋色の悪魔VS蒼黒の雷神」 -- 2014-02-27 (木) 20:15:24
    • エリュシオン中枢部で相対する武神恭一郎とインドラ。
      二つの宿命付けられた命が、今決着の時を迎えようとしていた。
      -- 2014-02-27 (木) 20:44:25
      • (攻撃的なギガンティックフォームになっても速度はむしろ向上していた)
        (速度に緩急をつけることで視覚的に幻惑・残像を複数残しながら移動する)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-27 (木) 20:52:53
      • (恭一郎の残像に惑わされることなく、本体に一直線に接近して黒刀バイツァダストを上段から切り下ろし) -- インドラ 2014-02-27 (木) 20:58:17
      • (インドラのバイツァダストを両手で真剣白刃取り)
        練成能力も向上してるんだぜ!!(その場で足元のフロアを踏みつけると、巨大な棘がインドラに向かって突き出される)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-27 (木) 21:01:20
      • (黒刀を手放して後方に加速しながら跳び、突起を回避する)
        (回り込むように加速しながら両手に手裏剣を練成して投げつける) -- インドラ 2014-02-27 (木) 21:58:04
      • 小細工で様子見かよ!(手で手裏剣を叩き落す)いける…今の外装甲の強度なら!!
        (黒刀バイツァダストを傍らに放り捨てて接近)超加速連撃(オーバーシーケンス)!!
        (強化された拳と蹴りを最速で連射していく)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-28 (金) 00:18:53
      • !!(拳と蹴りの速射を前に全身の外装甲を削り取られていく)
        (その合間、あえて拳蹴の火砲を前にカウンターを取る)
        (拳を振りぬくことで恭一郎の緋の姿、その胸部装甲へ攻撃) -- インドラ 2014-02-28 (金) 23:36:16
      • う、うおお!!(胸部を打ち抜かれ、怯んで蹈鞴を踏む)あ、あれだけの打撃をたった一撃でチャラにするかよ…!
        (呼吸を整える。外装甲を以前とは比べ物にならない速度で修復しながら次の一手を考える)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-28 (金) 23:46:11
      • 今の技、覚えたぞ。(全身から力を抜き、両拳を軽く上げる)
        (次の瞬間、超加速連撃が恭一郎に襲い掛かる)
        (拳が、蹴りが、貫き手が、膝が。回避する隙間もない程の密度で恭一郎に襲い掛かる) -- インドラ 2014-02-28 (金) 23:53:19
      • !?(驚く暇はない、迎撃しなければやられる)
        (こちらも一拍遅れて超加速連撃を仕掛ける。インドラと恭一郎の間で空気が弾ける音と衝撃が幾重にも広がっていく)
        うおおおおおおおおぉぉぉぉ!!!(最後の右拳がインドラの左拳と相殺され)
        こ、こいつ……セルティスの能力をコピーできるのか…!?(前方向に回転、胴回し回転蹴りを仕掛け)
        -- 武神 恭一郎 2014-03-01 (土) 00:16:20
      • (恭一郎の動きを見てから左方向に回転、ローリングソバットを仕掛ける) -- インドラ 2014-03-01 (土) 00:26:25
      • 緋色の悪魔と蒼黒の雷神が回転軸こそ違うものの同威力の蹴りをぶつける。
        衝撃波が周囲に広がり、建造物にダメージを与える。
        -- 2014-03-01 (土) 00:32:50
      • っ!!(弾かれるように後方に下がり)このままじゃ終わりそうにねぇな……
        先日手になる前に俺は新たな最終能力(ファイネストアーツ)でお前を倒すぜ……(気配が変わった)
        (殺気でも闘気でもない、純粋な破壊欲求が恭一郎から放たれる)
        -- 武神 恭一郎 2014-03-01 (土) 01:41:47
      • ………フッ。(魔結晶を取り出し)望むところだ…この一撃で貴様を殺す。
        (魔結晶を握り潰すと、全身に生命が持ちうる究極の殺意が満ちる) -- インドラ 2014-03-01 (土) 02:08:47
      • (後方に飛び、マフラーが白熱化すると推進エネルギーを生み出していく)
        (相手の生命そのものを蹴り砕く最後の蹴りが、インドラに向けて放たれる)
        ラグナロク!!(どちらが勝っても、これが最後の一撃になるはずだった)
        -- 武神 恭一郎 2014-03-01 (土) 02:15:09
      • (迎え撃つように超加速、恭一郎の蹴りに向かって飛び蹴りを放つ)
        究極の一撃(アルティメットアタック)。生物が理想とする究極の打撃を繰り出す)

        (緋の閃光と蒼黒の雷鳴が、交差した) -- インドラ 2014-03-01 (土) 02:18:55
      • 二人の超越者の蹴りの戦いは、インドラが一方的に恭一郎のファイネストアーツを打ち破る結果に終わる。
        弾き飛ばされた恭一郎は、崩れかけた緋の外装甲、その全身から血を噴出しながら立ち上がる。
        まだ、終わりではない。どちらかの命が尽きるまでこの戦いは終わらない。
        -- 2014-03-01 (土) 02:21:55
      • ど、どうしたインドラ……俺はまだ死んでないぜ…(よろめきながら)
        俺は首だけになってもお前に食らいつくぜ………ヘ、ヘヘ…
        -- 武神 恭一郎 2014-03-01 (土) 02:23:45
      • (コツコツと足音を立てながら恭一郎に近づいていく)
        (そして拳を振り上げ) -- インドラ 2014-03-01 (土) 02:28:09
      • !!(外装甲の中で、目を瞑る。最期に思うのは、ラリサのこと)

        (しかしいつまで経っても審判の一撃は来ない)
        (外装甲の中で目を開くと、そこには)
        -- 武神 恭一郎 2014-03-01 (土) 02:29:11
      • (片膝をつき、力なく拳を地面に振り下ろす)
        (全身から血煙が上がり、超加速による滅びと超戦闘形態のバックファイアを受けてもう立ち上がることすらできなかった) -- インドラ 2014-03-01 (土) 02:33:22
      • インドラ……お前…(ギガンティックフォームを維持するほどの力もなく、全身の緋装甲が崩れ去っていく)
        加速はセルティスに滅びを齎す。それが限界まできていたのに、あの一撃を繰り出せたのか…
        -- 武神 恭一郎 2014-03-01 (土) 02:39:36
      • 俺は……これ以外の生き方を知らん…
        (顔を上げて)だが。だが…お前との戦い。悪くなかった。
        生きている実感があった。楽しかったとすら思えた……武神、恭一郎。
        (そっと手を差し出して)
        (雷神は、壊すこと以外のために手を差し出したのだ。それはただ、恭一郎と握手をするためだけに) -- インドラ 2014-03-01 (土) 02:41:18
      • インドラ……(彼の伸ばした手を掴む)俺も楽しかったよ。
        戦闘を悦とすることを恥と思いながら、お前との戦いを楽しんでしまっていた…
        (そして、魔種吸引を行った)
        -- 武神 恭一郎 2014-03-01 (土) 02:43:15
      • (魔種吸引を行うと、彼の手から生命エネルギーが武神恭一郎に流れ込んでいく)
        (そして生命力をすべて失い、外装甲ごとインドラが崩れ去ろうとしていた)
        -- 2014-03-01 (土) 02:46:07
      • (最期に効果魔結晶を一つ武神恭一郎の手に握らせると)
        (風もない閉鎖空間の中で、蒼黒の雷神はさらさらと崩れ去った) -- インドラ 2014-03-01 (土) 02:47:54
      • 生きては戦場の修羅、死しては一握の灰。これがインドラ…お前か…… -- 武神 恭一郎 2014-03-01 (土) 02:49:18
      • To Be Continued
  • 第16話「黒の雷光」 -- 2014-02-25 (火) 23:28:15
    • 四月朔日真実の所持していたデバイスから本拠地の場所を割り出し、最後の決戦に向かう武神恭一郎。
      何度も敵の防衛部隊との戦いの果てに辿り着いた場所は、エリュシオン中枢部だった。
      広い空間が広がるエリュシオンの心臓部。ここがディバインウォルフの本拠地であり、総帥の居場所。
      そこで待ち構えていたのは、ディバインウォルフ最後の幹部。武神恭一郎と同じ悪魔寄生体を持つ男。
      漆黒のセルティス、インドラであった。武神と闘神の争いが今、始まる。
      -- 2014-02-25 (火) 23:35:42
      • (恭一郎の前で黒の騎士は構えを取り)今日という日を待っていた……
        速さを極めたお前を倒し、最速となるこの日をな…… -- インドラ 2014-02-26 (水) 00:14:35
      • 俺はお前という存在を戦いの中でしか知らない。だが、お前にはディバインウォルフの犬とは思えない何かを感じる…
        お前は何者なんだ。そして、お前の目的はなんだインドラ!(蒼の騎士は鏡写しのように真逆の構えを取り)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-26 (水) 00:16:18
      • 高所から見下ろしていたディバインウォルフ総帥、武神操一が口元を歪めるように笑いながら手を数度叩く。 -- 2014-02-26 (水) 00:22:33
      • つれないなぁ、恭一郎。本当は見当がついているんだろう? インドラはお前の兄弟さ。
        私の新たなボディを生み出す「武神(ブシン)計画」において、結果二つの完成品が出来上がった。
        一つは武神恭一郎、お前だ。だが正義の心を宿しているとはな……お前を目覚めさせて逃がしたチヒロ・アモルファスの人を見る目は確かなようだ。
        そして私に忠実に従うフリをして叛意を持っていた黒の完成体、インドラ。
        私としてはお前たちのどちらかが勝ち残ればいい。どちらかのボディを「人間」としての姿にさせてもらうまでだ…ククク。 -- 武神 操一 2014-02-26 (水) 00:28:04
      • おしゃべりが過ぎるようだな、武神操一。(黒の騎士は操一を指差し)
        恭一郎を抹殺した後は貴様だ。俺は全ての武神を殺す……それが俺が目指す最強だ。 -- インドラ 2014-02-26 (水) 00:36:13
      • ケッ、インドラさんよ。お前が目指すのは最強か……いいじゃねぇか、シンプルで分かりやすくてよ……
        (全身の悪魔寄生体がざわめく、絶好のコンディションに吼える)だが負けてはやれねーな!! 最速も最強も譲れないんだよ!!
        いくぜ、インドラ……今日が決着の時だ…!(コインを練成し、空中に弾いた)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-26 (水) 00:39:05
      • コインが落ちる前、恭一郎とインドラを結ぶ直線にコインが舞い落ちたその時。
        二人の拳が空中でぶつかり、その間でコインが粉砕された。
        -- 2014-02-26 (水) 00:40:50
      • やっぱ同じ隙を狙うよな!?(加速して後方に飛びながら投げナイフを片手に4本ずつ合計8本練成し)
        食らえ!!(インドラに向けて高速で両手のナイフを一斉に投げつけた)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-26 (水) 00:43:00
      • (黙したまま両手に手裏剣を練成する)
        (恭一郎に向けて加速しながら飛んでくる投げナイフに対し、手裏剣中央に指を入れたまま手裏剣を高速回転させ)
        (指の中で高速回転する手裏剣を使って投げナイフを全て弾き飛ばした)
        (そのまま恭一郎に接近し、指の中で手裏剣を高速回転させたまま斬りつけた) -- インドラ 2014-02-26 (水) 00:45:42
      • ……っ!!(手裏剣を手に斬る。ただそれだけの斬撃だが、外装甲を砕き肉を切り裂いた)
        最小の練成でよくもまぁ!(両手に生体武器を二本練成し、二刀流)
        うおおおおおおおおぉぉぉ!!(加速しながら両手で無数の斬撃を繰り出す)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-26 (水) 00:48:10
      • (両手の手裏剣を分解し、砂にしながら体内時間超加速)
        (斬撃を全て紙一重で回避し、その合間に右拳を恭一郎の胸元に向けて放る) -- インドラ 2014-02-26 (水) 00:51:55
      • ぐっ!?(胸元に受けた衝撃が背中まで突き抜ける)
        なんて拳だよ、ったく……(両手の生体武器を捨て、共生武装バイツァダスト―――長剣を作り出し両手で握る)
        最初からクライマックスとはいかねぇが、楽しませてもらうぜぇ!!(横走り)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-26 (水) 00:56:56
      • よく喋ることだ。(同じく横に走りながら手の中に漆黒のバイツァダストを作り出し斬撃を浴びせていく)
        (手数で、練度で、威力で、あらゆる面で恭一郎の攻撃を圧倒しながら戦いは続く) -- インドラ 2014-02-26 (水) 01:02:50
      • ぐぅ!!(外装甲を削り取られ、手の中の蒼剣バイツァダストは刃が欠け)
        (足を刺し貫かれて動きが一瞬止まる)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-26 (水) 01:11:09
      • (剣を右手に持ち替え、音もなく左拳を引く)
        (動きを止めた恭一郎の腹部に超常の一撃(ハイパーストライク)が放たれた) -- インドラ 2014-02-26 (水) 01:13:11
      • うおお!?(後方に吹き飛び、壁に叩きつけられる) -- 武神 恭一郎 2014-02-26 (水) 01:13:53
      • (黒刀バイツァダストを上段に構え、一直線に恭一郎に向けて加速する) -- インドラ 2014-02-26 (水) 01:15:19
      • 南無三!!(後方の壁に右手で触れ、壁から大量の鋭利な棘を練成して迎撃する) -- 武神 恭一郎 2014-02-26 (水) 01:16:25
      • (棘に刺さる直前で静止し)バカが。(棘を全て切り捨てた末に恭一郎をX字に二連斬) -- インドラ 2014-02-26 (水) 01:18:35
      • !!(外装甲を容易く切り取られ体に傷を負い、血が噴き出る)
        くそっ……セルティスとしての性能が違うってわけか。
        (バイツァダストの刀身を押し下げ、スロットの部分に魔結晶を入れ)
        なら! これで! どうだぁ!!(左手から粘糸(ウェブ)を放ち、インドラを絡め取ろうと)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-26 (水) 01:21:37
      • (無言で右手の外装甲を切り離し、爆発物に練成し直した)
        (切っ先で軽く爆発物に触れれば火花が散り、大爆発を起こして粘着質の糸を全て散らした) -- インドラ 2014-02-26 (水) 01:23:08
      • もう一丁!!(爆炎の向こうからバイツァダストを相手の足の甲に向けて投げつけて) -- 武神 恭一郎 2014-02-26 (水) 01:24:21
      • !!(正確に足の甲を貫いた蒼剣バイツァダストは、蒼の金属樹へと練成され直してインドラの足に絡まる)
        (今、ここに最速の雷神は縫い止められた。最大のチャンスが恭一郎に訪れる) -- インドラ 2014-02-26 (水) 01:25:43
      • やるしかねぇ!!(真上に跳躍し、蹴りの姿勢を取る)
        (赤いマフラーが白熱化し、無尽蔵に推進エネルギーを生み出していく)
        ロードオブグローリー!!(必殺の蹴りがインドラに向けて放たれた)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-26 (水) 01:29:38
      • (必殺の蹴りをまともに受けて後方に吹き飛ぶ)
        (柱を一つ突き破ったところで足を地面に接地、急制動をかけて止まる) -- インドラ 2014-02-26 (水) 01:30:50
      • 全身の装甲にヒビが入り、顔面の外装甲が砕けたインドラ。
        その一部見えたインドラの表情は、恭一郎の顔そっくりなものだった。
        -- 2014-02-26 (水) 01:31:46
      • これでも倒れねぇか!!(ロードオブグローリーの後に着地して肩で息をする)
        その顔……やっぱ俺たちは兄弟だな………よく似てるぜ…認めたくはねぇがな。
        -- 武神 恭一郎 2014-02-26 (水) 01:34:03
      • ………。(自己修復し、顔を再び漆黒の外装甲で覆う)
        お前は何のために武神操一と戦う。(しっかりとした足取りで立ち上がり) -- インドラ 2014-02-26 (水) 01:38:18
      • 決まってるだろ。(手首をコキコキと鳴らして)俺の運命と決着をつけるためだ。
        俺は確かに悪党に作り出された命かも知れない。
        だが、エリュシオンに来て学生として過ごした日々は嘘や偽りや幻じゃあない。
        俺の身に宿る友情が。愛が。(外装甲と肉体を修復させながら)
        俺の命を無為なものにしない。誰かの笑顔を守るために、どこまでも加速させていく。
        たとえ加速がセルティスに滅びを齎すとしても。俺は死なない、どこまでも走っていける。

        それが俺だ。武神恭一郎だ。
        その意思が、力が!!(人差し指を天上に向けて)ディバインウォルフをぶっ潰す!!
        -- 武神 恭一郎 2014-02-26 (水) 01:44:40
      • ………。(その言葉を聞き、構えを解いた)
        お前は確かに加速では死なん。俺が殺すからだ。
        俺とお前との間にある力の差は歴然……これ以上戦っても無意味だ。
        負けて死ね。(バイツァダスト)武神恭一郎。 -- インドラ 2014-02-26 (水) 01:47:40
      • 地獄へ道連れ(アナザーワン・バイツァダスト)だ。インドラ!!
        答えは簡単。(ありったけの効果魔結晶を取り出し)これを全部、食う。
        これで成長すればお前の加速を上回るかも知れない。少しばかり力が上がる程度に留まるかも知れない。
        だが!!(色とりどりの宝石、魔結晶を真上に放り投げ)試さずにはいられねぇぜ、この希望はよ!!
        (落ちてくる効果魔結晶を全て外装甲が吸収し、体内に納めていく)

        (その時、恭一郎のセルティスに爆発的進化が起こった)
        (よりシャープに、より洗練されていく全身の外装甲)

        これが!! これがセルティスだ!!(さらに進化は加速していく)
        うおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!(眩い光が、周囲を照らした)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-26 (水) 01:51:59
      • 光が収まると、武神恭一郎のセルティスの姿は一変していた。
        緋の装甲と禍々しいフォルムを持つ、真の悪魔の姿へと。
        -- 2014-02-26 (水) 02:09:43
      • これがギガンティックフォームだ!!(構えを取り)お前を上回る最強最速を見せてやる、インドラ!! -- 武神 恭一郎 2014-02-26 (水) 02:10:51
      • ふ……ふはははははははは!!(両手を広げ)それでいい! それでこそ俺が乗り越えるべき宿敵!!
        お前を倒すためなら、この命が尽きても構わん!!(蒼黒く色が変わっていく)
        (超戦闘形態。インドラの姿がシンプルかつシャープなボディへと変化していく)
        負けるのはお前だ!!(爆発的に加速、恭一郎に接近した) -- インドラ 2014-02-26 (水) 02:15:48
      • 勝つのは俺だ!!(緋の悪魔がインドラを迎撃する) -- 武神 恭一郎 2014-02-26 (水) 02:16:50
      • To Be Continued
  • 第15話「蒼穹」 -- 2014-02-24 (月) 22:05:14
    • 傷害事件を起こして逃走中のディバインウォルフの怪人“炎の魔神”クレイモアを、ラリサの艦に乗って追跡する恭一郎。
      艦から飛び降りる直前、恭一郎はラリサに声をかける。
      -- 2014-02-24 (月) 22:08:10
      • (艦の出入り口に続く長い梯子を前に、ラリサに目で合図をして)悪いな、こんなことに艦を借りて。
        飛び出す10秒前になったら教えてくれ……なぁ、ラリサ。
        (ふと笑って)今日、帰ったらバレンタインだし。またデートしような。いい日にしたい。
        -- 武神 恭一郎 2014-02-24 (月) 22:09:51
      • いいさ、私のことは後回しだ 君の助けを必要としている人がいるんだ、ヒーロー 務めを果たせ、さっさと片付けて戻って来い!
        今日は風が荒れてるな 足元にはくれぐれも気をつけて…接舷まで24秒!……いいぞ、愛しの君の目の前に回りこめそうだ
        (戦術作図上のエシュシオン外郭に予想軌道が描き出されて 戦闘指揮所を足早に抜けだし、真顔のまま唇を奪った)ん……すまない、あと7秒だ -- ラリサ 2014-02-24 (月) 22:29:49
      • ああ……あいつは、子供連れの親を傷つけた。子供が、泣いていた……絶対に許されることじゃない。
        わかった、ヒーロー参上って時に着地失敗なんてカッコ悪いからな……それで(唇を奪われると硬直して)
        お前ね……だが幸運は訪れそうだぜ。(加速しながら梯子を駆け上がり)Вылет!!
        (跳躍しながら)変身!!(空気中の物質を分解、再構築して外装甲を身に纏い)
        (逃げる紅の魔人の前に着地した)お前……やっちゃいけないことをしたな…?(構えを取り)絶望してもらうぜ!!
        -- 武神 恭一郎 2014-02-24 (月) 22:40:16
      • 何ぃ……(腕の外装甲が盛り上がり、ブレードのように硬質化する)この俺を! 炎の魔神シグレ・アンスバッハを!!
        倒すなどと笑わせるなぁぁぁ!!(紅の外装甲を持つ怪人は肥大化した自我のまま吼え、恭一郎に斬りかかる) -- クレイモア 2014-02-24 (月) 22:44:07
      • 何分、足場が狭いんでな。(エリュシオン外壁・作業用スペースに風が吹き荒ぶ)
        (クレイモアの振り下ろしたブレードを最小限の動きで回避し)落ちたくなけりゃとっとと負けるんだな!!
        (加速しながら左右の拳をクレイモアの腹部に連打する)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-24 (月) 22:46:39
      • 〜〜〜〜〜〜〜ッ!?(外装甲を砕かれながら後方に後退り)(ジャ)ァ!!(右手を赤熱化しながら恭一郎を掴みに掛かる) -- クレイモア 2014-02-24 (月) 22:47:42
      • (両手でクレイモアの右腕を掴み)甘ぇ!!(容赦のない蹴りを腹部に浴びせる) -- 武神 恭一郎 2014-02-24 (月) 22:48:55
      • ぐえっ!!(蹈鞴を踏みながら後ろ手に手を回し)死にやがれぇ!!(鷹の意匠がエングレーブとして刻まれた大型拳銃を数発撃つ) -- クレイモア 2014-02-24 (月) 22:50:30
      • 不意打ちか。(腕の装甲の丸みを使って弾丸の軌道を全弾逸らし)とうとう万策尽きたか、悪党!!
        (全力で振りかぶった拳が、クレイモアの顔面に向けて放たれる)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-24 (月) 22:52:01
      • ぐぺっ……ぶげぁ………っ(顔面の外装甲を砕かれ、血を噴出しながら後方に後退り、その場に尻餅をついた) -- クレイモア 2014-02-24 (月) 22:52:59
      • (人工島にも似た天上楽土にあって唯一「本物」の風が吹きすさぶ場所、それは都市艦の船外を置いて他にはあり得ない)
        (恭一郎が出撃した拍子に冷たい空気が吹き込み、艦橋コートの襟をあわせて見上げるのだった)

        (シュバルツシルト面下への潜航からわずか数分、あまりにも静かになった気がしてそわそわと落ち着かなくなってくる)
        (怪人たちの大幹部ならまだしも、並みの怪人に遅れをとることなどあり得ない けれど、何か間違いが起きた可能性もなきにしもあらずなのだ)
        …………ちょっと見にいくくらいなら…邪魔にならなければ問題はないわけだし、うん……すこし確認を入れるだけだ
        (ふたたび顕在化する漆黒の巨体 ハッチが開いた途端、強風にさらされ金の髪が乱れて)恭一郎、恭一郎っ! 大丈夫なんだろうな…! -- ラリサ 2014-02-24 (月) 23:07:21
      • ラリサ!(彼女が姿を現した時、全身が強張るように緊張して)まだ出てきちゃダメだ!! -- 武神 恭一郎 2014-02-24 (月) 23:16:09
      • (その僅かな隙に、恭一郎の足元に閃光手榴弾を投げ込む)
        クヒヒヒッ!! ヒャッハァ!!(ラリサの首を掴み、引きずり出し)動くな武神恭一郎!!
        動くとこの女の首が折れるぞ。この女の顔を灼くぞ。この女の手足がちぎれるぞ……クフッ、フヒヒ。
        (左手でラリサを捕まえたまま、右手で拳銃を構える) -- クレイモア 2014-02-24 (月) 23:19:30
      • ……っ!!(閃光手榴弾の音と閃光をまともに受け、怯んだ一瞬の隙に彼女を人質に取られて)
        大丈夫だ、ラリサ。お前は何も心配しなくていい……(彼女を安心させるように声を掛けて)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-24 (月) 23:20:57
      • (全長にしておよそ80mの船体にミサイル原潜ほどの横幅はない それでも、人一人が仁王立ちできるくらいの足場はあるのだ)
        (学園都市艦エリュシオンの最周縁部であるその場所は、ごうごうとうねり吹き荒ぶ強風ゆえに立ち入りが禁止されたエリアだった)
        (顔色が変わるのがよく見えた けれど、声を張り上げて聞こえる距離ではなかったことが災いして)………ん…!
        (パッと出の三下にしてはあざやかな手並みだという感心が半分、あとの半分は申し訳なさだ)すまない恭一郎、足を引っぱってしまったな…
        落ち着けカニブレード(仮)…君が引き際を心得えるなら彼も悪い様にはしないさ(艦橋コートに腕のトゲトゲが刺さって顔をしかめる) -- ラリサ 2014-02-24 (月) 23:35:14
      • 誰がカニブレードだぁ? 顔をグズグズに焼かれたくなけりゃ黙ってろこのアマぁ!!
        ククク……動くなよ、武神恭一郎…(大型拳銃を構え)ははははは!!!
        これで出世は間違いなしだ…凪原さんの後釜? いや、四月朔日真実の上前をはねる? いいや…インドラの上……次期総帥!!
        どう思う、恭一郎さんよぉ!!?(大型拳銃を連射する) -- クレイモア 2014-02-24 (月) 23:42:01
      • がっ! ぐっ!!(銃弾が全身の外装甲を削り取り、逃しきれない衝撃が各所を痛めつけた)
        はぁ……はぁ…いいんだ、ラリサ…(棒立ちのままラリサに声をかける)
        お前は俺の過去になってくれた……だから、俺がお前の未来を守る…絶対にだ。(外装甲で表情こそわからないはずが、確かに微笑んだ)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-24 (月) 23:44:43
      • 秘密結社の首領になって、それから君は何をする? どうせ何も考えてなんかいないんだろう…過ぎた望みは身を滅ぼすぞカニブレード
        …………だから……バカに、銃を、持たせるなと(紅蓮の色をした外装甲に手をかけ、素手のまま棘ごと握りこめば鮮血が伝い落ち)
        …Идиот……ИдиотИдиотИдиот!!(みしり、と軋みにも似た音を立てて異形の腕を引き剥がしていく)君もこいつもバカばっかりだっ
        自分だけが傷つけばいいだなんて考えるなよ恭一郎…それは惨めな敗北主義者の考えだ 全っ! 然っっ!! よくないだろうがっっっ!!
        (憤怒の魔人の熱をも溶かす激情に燃えて外装甲を突き飛ばし、そのまま足場の果てるまま虚空へと身を踊らせる)
        残念だったなカニブレード それが君の限界だ(せせら笑い、白いシャプカを片手で抑えて 落ちていく、放たれた矢よりも速く) -- ラリサ 2014-02-25 (火) 00:12:45
      • 決まってるだろ? 総帥になって……総帥になってだな…(ふと考えた瞬間に異形の手を鮮血が伝う)
        あっ バカ、お前………何だとおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉ!!!?(目の前でするりと切り札は逃げていった) -- クレイモア 2014-02-25 (火) 00:18:17
      • ラリサッ!!!(放たれた弾丸のように速く目の前に飛び出し)邪魔だ、どけぇ!!(紅の異形を殴り飛ばし) -- 武神 恭一郎 2014-02-25 (火) 00:19:47
      • あぎっ!?(弾き飛ばされるように空へ)あっ………あああああああ!! あーーーーーーーー!!!!
        (声はどんどん小さくなり、地上へと落下していった) -- クレイモア 2014-02-25 (火) 00:20:49
      • ラリサ……ラリサっ!!(自分はラリサを追うために落下していく)
        (自分は間違っていただろうか。自分だけが傷つけばラリサが笑うと、本当に思っていたのだろうか)
        (そんなのは間違いだ、ラリサと掴みたかった未来は。自分が本当に掴むべき手は)
        ラリサァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!(機鯨を遥か後方に、ラリサに向かって落ちていく)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-25 (火) 00:22:56
      • (手のひらに空いた傷口から赤い滴がとめどなく散って、代わりに寒さが染み透っていく 指先から凍てついてゆくさまに北極海の風を思った)
        (エリュシオンから地上まで1万と数千メートル 終端速度に達するまでに四肢がバラバラになっている可能性について考え、すぐに止めた)
        (声が、聞こえたのだ)
        ………ほんとうに……ばかだな、きみは…(果てしなく深い青を仰ぎ見れば、光り輝く深海へと落ちていくような錯覚に陥っていく)
        (耳を聾するほどの風の音に包まれながら、遠い昔に聞いた旋律を口ずさんでいた それは底知れぬ深みへと落ちていく水妖(ルサールカ)の物語
        (人を愛し、失意の内に散っていく人ならぬものの悲劇 白昼に浮かぶ月に手を伸ばし、涙する代わりにかすれた声でアリアを歌った) -- ラリサ 2014-02-25 (火) 00:56:07
      • (歌が聞こえてくる。愛する人の声が、聞こえてくる)
        うおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!(蒼の騎士は愛する人に近づき、手を伸ばした)
        (あと少し、もう少し、近づきさえすれば)ラリサッ!!(愛する人の手を掴み)
        (悲劇を退ける、強い意志が彼女を引き寄せた)ラリサー!!(抱きしめながら二人で落ちていく)
        (その時、落ちながらエクスタイマーにセットしてあった強化パーツのスイッチを押し)
        動けぇぇぇぇぇぇぇ!!!(ラリサを抱きしめたまま、全力でブースターを噴出させ、制動)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-25 (火) 01:06:25
      • (泣きじゃくるように喉を震わせ、無窮の空に歌声を振りまいて落ちていく 涸れたまま乾いた瞳に白騎士の姿が映りこんで)
        (あと少しの距離を精一杯腕を伸ばせば、つかず離れず行き交っていた指先が触れ、絡みあい固く結ばれて)………恭…一郎…
        (力強い腕に支えられながら、急な制動がかかって恭一郎の身体を強く抱いた)んんっ…無茶をするな君は……まったく、怪我でもしたらどうするんだ…
        私は…謝らないからな(痺れかけた腕でシャプカを押さえながら首元に抱きついて)…でも、君も謝るな 今度のことはおあいこだ
        ……私は…こんな風にして、君の命を少しずつ奪っていくつもりだ 君が持っている一番きれいなものを差し出せと言わずにはいられない…
        きっと、私の愛は………口付けは、君を…(灰色の瞳が大きく乱れて揺れ動き、抗いきれない想いに突き動かされるまま唇を寄せて) -- ラリサ 2014-02-25 (火) 01:33:58
      • 無茶はラリサの専売特許じゃないってことだな……ラリサこそ。(腕を触って)あいつの棘で怪我をしてる。
        ああ……ああ…(空に向かって突き進みながら)おあいこだ、お互い反省して後悔はしない。それでいいだろ?
        俺が綺麗なものを持っているとしたら。それはラリサの傍にいないと気付けないものだ。
        だから……ラリサが好きにすればいいさ…俺の全てを、貴女に捧げる。(二人のキスは蒼穹だけが知っている)
        (こうしてラリサの負担にならない程度に加速して俺たちは元いた場所に戻れた)
        (ラリサが俺のどの部分をきれいだと言ったのかはわからない)
        (それでも、俺は。それでも、俺たちの未来は)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-25 (火) 01:46:44
      • To Be Continued
  • 第14話「悪意の日」 -- 2014-02-21 (金) 21:41:44
    • 凪原を倒して息つく暇もなく、四月朔日真実が街中で唐突に武神恭一郎に襲い掛かる。
      街中での戦いを渋る武神恭一郎に、四月朔日真実は一つの魔結晶を取り出す。
      -- 2014-02-21 (金) 21:50:04
      • しょうがないなぁ………それじゃこうしよう。(魔結晶を握り潰す)
        催眠能力……ヒュプノエフェクト。(魔結晶の効果を発揮し、近くで騒ぎながら見物していた住民たちに精神支配を行う) -- 四月朔日 真実 2014-02-21 (金) 21:53:52
      • 近くにいたエリュシオンの住民たちが一斉に膝をつき、光のない瞳で虚空を見つめ始める。
        精神を支配され、生きる人形になってしまった住民たちを前に真実が笑う。
        -- 2014-02-21 (金) 21:54:57
      • どう? この一帯の人は僕が支配しましたー。(てへ、と小さく舌を出して)
        君が逃げたりしたらここで環境毒液を噴出して全員殺しちゃうよ。どう? わかりやすいでしょー。
        つまりこの場で僕を倒さない限り被害が出る! どう? 燃えてきたでしょ、仮面ライダーくん? -- 四月朔日 真実 2014-02-21 (金) 21:56:47
      • 貴様………!!(拳を握り)お前だけは絶対に許さん! ここで倒す!!
        (右拳を引き、左手を天上に突き出す)変……身!!(変身と同時に真実に駆けていく)
        共生武装! バイツァダスト!!(手の中から武器を取り出し、真実を斬りつける)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-21 (金) 21:59:28
      • うん、それ無理。(ぱっと左手を前に突き出す)
        (すると左手首が斬り飛ばされ、宙を舞う)もう、何するのさ。痛いなぁ。(にっこり笑って手首から先を高速再生させ)
        悪魔化(デモニックフォーム)……(小さく呟くと体液が分泌され、全身を包んで硬化していく)
        (白黒モノトーンのカラーリングの外装甲を作り出し、右手の中にあったコインを見せる)
        いくよ。電磁砲(レールガン)だ。(電磁加速したコインを高速で射出する) -- 四月朔日 真実 2014-02-21 (金) 22:04:34
      • ……!(加速して回避しようとして、後ろに人々がいることに気付く)
        うおおおおおぉぉ!!(電磁砲をバイツァダストで受け止め)くっ……ううっ…!!
        うらぁ!!(何とか電磁砲を上空へ弾き飛ばす)くう………(全身の外装甲にヒビが入りながら片膝を突く)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-21 (金) 22:08:51
      • あははっ。やっぱり関係ない他人を守ろうとするんだ。(声音をコピーボイスで変更して)
        「タケ、お前はいくら取り繕っても化け物なんだよ。人を守ろうなんてバカみたいだぞ?」
        (十蔵の声でそう囁きかけると高笑いをした)あはははははははははははっ!! 無様だね、仮面ライダー。 -- 四月朔日 真実 2014-02-21 (金) 22:19:12
      • …ジュードはそんなことは言わねぇ……あいつは俺の正義を誰よりもわかってくれた男だ…
        (加速して接近し、何度も何度も斬りつける)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-21 (金) 22:20:47
      • ふぅん、でも人間心の中で何を考えてるかなんてわからないものだよね。
        (斬り付けられても微動だにせず、つけられた傷が高速で修復していく)
        「カリーニン……君がいくら私を愛してくれても、それは全て作り物の心…」(ラリサの声で恭一郎を嘲笑う) -- 四月朔日 真実 2014-02-21 (金) 22:25:27
      • ラリサは! 付き合い始めてから俺のことを恭一郎と呼ぶッ!!
        (バイツァダストを構えると四月朔日真実の急所に向けて的確に刺突攻撃)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-21 (金) 22:27:07
      • そうだっけ?(急所を長剣で刺し貫かれながら小首を傾げる白黒の異形)
        うーん、うろ覚えはいけないね。(流れる鮮血を意にも介さずくすくすと笑って) -- 四月朔日 真実 2014-02-21 (金) 22:31:10
      • うおおおおおおおおおぉぉぉ!!(長剣から手を離すと相手の首に手を回し)
        悪魔絶投技(デモンバスター)!!(首投げで相手を地面に叩き付けた)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-21 (金) 22:34:14
      • あれ?(地面に叩き付けられてバウンドしながら転がって)痛いなぁ、もう。
        さて……(起き上がると体に突き刺さったままのバイツァダストを無造作に引き抜く)そろそろ遊びも飽きちゃったし。
        (血塗れになりながら長剣を放り捨てる)超電磁砲(レールキャノン)で市街地ごと消し炭になってもらおうかなっ!
        (右手の中の小さなコインに圧倒的な磁界が力を蓄えさせる) -- 四月朔日 真実 2014-02-21 (金) 22:42:45
      • ………!!(その時、短刀を一本取り出し)いくぞ、四月朔日 真実ォォォォォォ!!
        (加速しながら超電磁砲を撃つ寸前の真実に駆け出していく)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-21 (金) 22:44:45
      • 超電磁砲を撃つ瞬間、武神恭一郎は四月朔日真実の手を上方に蹴り上げた。
        真上に向かって放たれる超電磁砲。それは人の手で創られた奇跡、白黒の悪魔の致命的失敗(ファンブル)
        -- 2014-02-21 (金) 22:51:50
      • お前……戦闘経験少ねぇだろ?(外装甲の中でニヤリと笑って短刀を白黒の悪魔に突きたてた) -- 武神 恭一郎 2014-02-21 (金) 22:52:55
      • !?(一歩後退り、短刀を引き抜こうとして)…ち、力が入らない……?
        (次の瞬間、外装甲の顔面部分を解除して)おげえええええええぇぇ!!(激しく嘔吐した) -- 四月朔日 真実 2014-02-21 (金) 22:55:04
      • お前はミスを繰り返した……ひとつ。俺に一度超電磁砲を見せていたことだ。
        あれは恐らくだが戦略兵器級の威力がある……それをエリュシオンに直撃させないために、自然と撃つ角度は限られる。
        それを見ておけば、直前にレールキャノンの角度をずらすのは容易い!
        そして、ふたつ。お前に突き立てた短刀。お前が鳶から奪い去ろうと必死になっていた、悪魔寄生体を殺す毒だ。
        結局、鳶はあの毒を守りきった……その結果がこれだ。効果は抜群だろ?
        -- 武神 恭一郎 2014-02-21 (金) 22:59:14
      • くそっ……住民を殺してやる!!(周囲を見渡して)い、いない!?
        (見渡しても周囲で精神支配により動けなくなっていたはずの人間は誰一人見えなかった) -- 四月朔日 真実 2014-02-21 (金) 23:03:00
      • お前と最初に会話してる最中に服の中のタブレット端末を操作して俺の位置情報を仲間全員に緊急発信したのさ。
        たったそれだけのことだが……ジュードは、ロアは、鳶は、白斗は…そしてラリサは察してくれたようだな。
        俺との戦いに夢中になってる間に周りの人間を避難させておいてくれた!
        みっつ! お前は俺の仲間を侮りすぎた!!
        -- 武神 恭一郎 2014-02-21 (金) 23:06:09
      • こ………この出来損ないがぁぁぁ!!(震える体で何とか立ち)毒を盛られた程度でこの僕が…!
        お前なんかに負けるかぁぁぁぁぁぁ!!(上空に跳躍し)雷光の一撃(イグナストライク)!!
        (飛び降り様に必殺の蹴りを浴びせてくる) -- 四月朔日 真実 2014-02-21 (金) 23:11:06
      • 毒に負けるんじゃない!! お前は……(構えを取り)人の意思に負けるんだ!!
        (空中からやってくる真実を、対空の必殺キックで迎撃しに掛かる)
        ロードオブグローリー!!(蹴りは相手のイグナストライクを破り、後方に吹き飛ばした)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-21 (金) 23:15:24
      • 必殺のイグナストライクを破られ、後方に吹き飛び地面を転がる真実。
        だが、致命傷には至らない。起き上がり、全身を自己修復させながら笑う。
        -- 2014-02-21 (金) 23:17:55
      • ふふふ……ぼ、僕には超再生能力がある!! お、お前は僕には勝てない!!
        最終能力も今、使いきった!!(敵を指差してがなりたてる)お前の負けだ、武神恭一郎!!! -- 四月朔日 真実 2014-02-21 (金) 23:20:19
      • ……どうかな。(エクスタイマーを構えて)お前の再生能力を上回る加速でケリをつけてやる。 -- 武神 恭一郎 2014-02-21 (金) 23:21:32
      • しゃらくせぇんだよッ! このクソボケがぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!(口汚く罵りながら拳を構え)
        (一瞬、雷光を放った。それは相手の視界をゼロにする間隙を突く不意打ち)
        勝った!! 死ねぇ!!(限定虐殺(リミテッドカルネージ)。相手の視界を奪ってからの高速連打が襲い掛かる) -- 四月朔日 真実 2014-02-21 (金) 23:30:31
      • っ!!(雷光に視界を奪われながら、それでも落ち着いてエクスタイマー下部のスイッチを押した)
        (外装甲が展開され、蒼の輝きと共に流線型のフォームにチェンジ)

        Ready……PROGRESS!!

        (最後の加速が、始まる)
        うおおおおおおぉぉぉ!!!(目を瞑ったまま、高速連打に高速連打を重ねて相手の攻撃を打ち払っていく)
        (何故か、相手が打ってくるコースがわかる。戦いの中で新たな境地に至り、悪魔寄生体は進化していく)
        (真実のリミテッドカルネージの手数を完全に上回ると、相手の体に直接拳と蹴りの連打を叩き込んだ)
        超加速連撃(オーバーシーケンス)。新たな戦いの境地が、武神の攻撃を最速へと押し上げた)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-21 (金) 23:35:24
      • 四月朔日 真実の超再生能力が褪せるかのように力をなくしていく。
        そして最後の一撃、恭一郎の貫き手が真実を貫いた。
        -- 2014-02-21 (金) 23:36:45
      • あ、ああああああ………!(外装甲が完全に崩れ去ってしまい)痛い、痛いよおおおぉ…!
        こんなに痛いなんて聞いてないよ……お、お願いだ、助けて………魔種吸引だけはしないで…!
        頼むよぉ……力を失いたくないんだ…(必死に自分の胴体を貫く恭一郎の腕に縋りついた) -- 四月朔日 真実 2014-02-21 (金) 23:38:44
      • ……何度、お前はそう言った相手を殺してきた?
        お前の中の悪魔を駆逐してやる。絶望しやがれ。(貫いた胴体から魔種吸引を始めて)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-21 (金) 23:40:02
      • 力を吸い尽くされると、超再生能力にエネルギーを割いてきた副作用か、
        四月朔日真実は少年とも思えないほどしわくちゃの老人のような姿に成り果ててしまう。
        -- 2014-02-21 (金) 23:46:39
      • あ、あああ………(後方に倒れこみ、自分の皺だらけの手を見て)これが僕………?
        (悪魔の最後は、ただひたすら涙を流すことしかできなかった) -- 四月朔日 真実 2014-02-21 (金) 23:47:39
      • To Be Continued
  • 第13話「絶望への序章」 -- 2014-02-19 (水) 22:33:47
    • ついにディバインウォルフは組織に仇名す者達を始末するために動き始めた。
      悪魔寄生体を殺す毒を作り出した鳶を抹殺するために幹部を動かす……
      そして……最も障害となる恭一郎を排除するために、シェアハウス【神無】を磨り潰しに来た!
      -- 2014-02-19 (水) 22:35:42
      • 突然の強襲。恭一郎とロアとジュードはなだれ込んでくるスレイブ・エオースと必死に戦うが数があまりにも多すぎる。
        ディバインウォルフが本気になるということを、嫌でも見せつけられつつ彼らは戦い続けるが……押されているのは間違いない
        そしてそれを率いるのは四月朔日 真実でもインドラでもなく、あの男だった…… -- 2014-02-19 (水) 22:43:22
      • くそっ! いくらなんでも数が多すぎるだろ!(スレイブ・エオースを蹴りだしながら)
        これがディバインウォルフの本気なのか………(空を見上げて)凪原 閃!!
        てめーには借りがある。それを返してやらないとなって思ってたところだぜ!!
        -- 武神 恭一郎 2014-02-19 (水) 22:50:41
      • ディスイズビジネス、と言いたいところだが……今回ばかりはビジネスじゃない。
        (背中の生体装置から圧縮空気を噴出して飛行、武神恭一郎を見下ろす)
        お前を始末するために俺は全てを捨てる覚悟がある……ミッションである前に、俺の私闘だ!!
        さぁ、変身しろ武神恭一郎!! お前を空からなぶり殺しにしてやることが俺の至上の喜びだ!! -- 凪原 閃 2014-02-19 (水) 22:58:02
      • 睨みあう二人。そして二人同時に構えを取る。 -- 2014-02-19 (水) 22:59:02
      • 変身!! -- 武神 恭一郎 2014-02-19 (水) 22:59:17
      • 悪魔化(デモニックフォーム)!! -- 凪原 閃 2014-02-19 (水) 22:59:36
      • 二人の姿が異形の悪魔へと変わり、そして空を飛ぶ凪原が両手に持った銃を構える。
        今、ここに戦いの時は来た。凪原か恭一郎、どちらかが死ぬまで終わらない戦いが。
        -- 2014-02-19 (水) 23:03:03
      • 行け、スレイブ!! 家ごと敵を押し潰せ!!(空から両手の銃を連射) -- 凪原 閃 2014-02-19 (水) 23:09:28
      • くっ!(共生武装を即座に取り出し、敵の銃弾を切り払う)
        邪魔だぁ!!(その場で大きく回転斬り、周囲をなぎ払ってから)
        ジュード、ロア。後は頼んだぞ……俺は凪原と決着をつける!!
        -- 武神 恭一郎 2014-02-19 (水) 23:16:52
      • それでどうしようって言うんだ? 俺は空を飛んでいる! お前は地を這っている!
        この優位はどう足掻こうが覆らん!!(拳銃をリロードし)全員まとめて始末してやる!! -- 凪原 閃 2014-02-19 (水) 23:19:32
      • いいや……違うね。そうじゃない。(エクスタイマーを取り出し)
        俺とお前に、差なんてないッ!!(エクスタイマーにパーツをセット、エクスドライバーへと)
        使わせてもらうぜ、ロア!!(スイッチを押すと、背中と足にブースターが配置される)
        これが俺のセルティス・コンバットドライブフォームだ!!(跳躍、ブースターを吹かして空中の凪原に接近)
        (一気呵成にバイツァダストで斬りつけた)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-19 (水) 23:22:01
      • !!(肩口を切り裂かれ、血が噴出する)
        セルティスが飛行能力を!? バカな、あり得ん!!(肩口を手で押さえたまま後方に飛ぶ) -- 凪原 閃 2014-02-19 (水) 23:26:39
      • あり得るんだよ……(バイツァダストを軽く振って血を払い)お前はロアを、俺たちを甘く見すぎた!! -- 武神 恭一郎 2014-02-19 (水) 23:30:15
      • まだだぁ!! まだ空は俺のものだぁぁぁぁ!!!(高度を上げながら両手に持った銃を速射する)
        超常連射(ハイパーバースト)。悪魔憑きの思念波で加速した銃弾が、一発一発が狙撃の精度で襲い掛かってくる)
        (相手の行動範囲を狭める銃弾。相手の攻撃を抑止する銃弾。相手の命を奪うための銃弾)
        (それらが真上から武神恭一郎に襲い掛かる) -- 凪原 閃 2014-02-19 (水) 23:33:57
      • (その天空の射手の銃弾を)うおおおおおおおおおおおぉぉ!!!(自分の命を奪う銃弾だけ切り払いながら肉薄する)
        (全身を銃弾が穿ちながら、それでも相手に届けばいいとばかりに直進・加速していく)
        凪原ぁぁぁぁぁ!!(共生武装バイツァダストの刀身を押し下げると、魔結晶を入れるスロットが見える)
        (その中に、魔結晶を一つ放り込んで刀身を真っ直ぐに戻した。魔結晶は超越者の殺意を武神恭一郎に齎す)
        殺戮撃(キリングブロウ)!!(相手の心臓に向けて、殺意と暴力の篭った刺突が振るわれた)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-19 (水) 23:42:04
      • (右手の銃が地上に向けて落ちる)
        (心臓を刺し貫かれ、悪魔憑きでも再生が困難なダメージを負って血を眼下の地上に向けて撒き散らした)
        よくもやってくれたなァ……武神恭一郎ォォォォォォ…………
        貴様ァ!!(白銀の射手が両手を広げた)てめぇを殺して、シェアハウスの二人を拷問にかけてやる!!
        鳶の野郎は生きたまま生皮を剥いで、ラリサは女に生まれてきたことを後悔させてから殺してやるッ!!
        殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す、殺す殺してやるッ!!(両手で残った銃をホールドする)シネェ!!
        (両手の外装甲が銃に固着し、悪魔憑きの思念波の限りを銃全体に送り込む)
        (天空の射手アルバレストの最終能力(ファイネストアーツ)が、来る) -- 凪原 閃 2014-02-19 (水) 23:50:00
      • (吐き気を催す憎悪と塗り込めたような殺意を前に、蒼の騎士は剣を下げた)
        お前がラリサを撃った恨みは忘れられない……だが、俺は…
        俺は俺の大事な人を守るために戦う。そのために凪原、お前を倒す!!
        -- 武神 恭一郎 2014-02-19 (水) 23:56:29
      • (凪原は圧縮空気を、恭一郎はブースターを噴出させ空中に留まったまま)
        (最後の一瞬が、決着の時が――静かに始まろうとしていた)
        -- 2014-02-19 (水) 23:58:13
      • (銃口を向けて狙うは、恭一郎の頭部)
        (的は小さいがアルバレストの能力があれば外すことはない。威力も十分、確実に相手を抹殺できる)
        (銃に限界を超えた負荷がかかりながら、最後の一撃が放たれた)
        刹那の一閃(ラウンドトリップシュート)。凪原の持つ最大最強にして最速の銃弾が恭一郎の頭部に向けて放たれた) -- 凪原 閃 2014-02-20 (木) 00:03:14
      • (頭部が後方に弾き出され、血が噴き出た) -- 武神 恭一郎 2014-02-20 (木) 00:07:49
      • !!(勝利を確信し、ベキリと音を立てて固着していた銃から手を離す) -- 凪原 閃 2014-02-20 (木) 00:09:11
      • 惜しかったな、凪原……(寸前で加速しながら後方に頭を逸らす)
        (たったそれだけの回避が、致命傷を避けていた)
        (相手に向けてブースターを全開、蹴りの姿勢を取る)
        (マフラーが白熱化し、凪原に向けてどこまでも加速していく)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-20 (木) 00:11:43
      • !?(蹴りを胴体に受け、天空の射手の白銀の外装甲が悲鳴を上げる)
        (限界を超えたダメージ。胴体と下半身が千切れ飛び、絶命しながら眼下の地上へ落ちていった) -- 凪原 閃 2014-02-20 (木) 00:14:52
      • あばよ、凪原……(ブースターで急制動をかける蒼の騎士)恨むなら、俺だけを恨むんだな… -- 武神 恭一郎 2014-02-20 (木) 00:16:01
      • 凪原だった残骸は何もない深い森へと落下していく。
        こうしてディバインウォルフ幹部、凪原閃は死んだ。
        武神恭一郎は、その様子を見届けてからシェアハウスに向けてブースターを吹かし、戻っていった。
        -- 2014-02-20 (木) 00:17:50
      • To Be Continued
  • 第12話「愛する者」 -- 2014-02-15 (土) 01:32:08
    • ディバインウォルフが行っている精霊密売の噂。それを調べるために単身潜入するラリサ。
      大精霊が取引される、その情報を元に古い倉庫に入り込む……
      -- 2014-02-15 (土) 01:36:31
      • (錯綜した情報、不確かな噂話を選り分けて導いた推論は、行方不明の大精霊が「出品」される可能性を示していた)
        (そんなビッグディールを逃す手はない それなりの危険を覚悟の上で、その価値を認めてここへ来ている)………これは…?
        (精霊の残滓、既知世界から喪われていく旧きものたち 正真正銘、神性と呼ぶべきものの名残りを嗅ぎとれば、抑え切れないほどの高揚を覚えて) -- ラリサ 2014-02-15 (土) 01:57:53
      • (その時、ラリサの足元に射撃が数発撃ち込まれる)
        おおっと、動かないほうがいいぜ……全部見えてる。(ウェーブのかかった金髪を揺らしてサングラスの男が現れる)
        精霊は全部引き上げた後さ! それでも匂いは本物、ディバインウォルフを嗅ぎ回る犬を罠にハメるにはちょうどいい!
        恨まないでくれよ、お嬢さん……ディスイズビジネス!(その声に反応するように周囲からのっぺりとした外装甲を持つ怪人たちが現れる)
        客人は持て成さないとな……おい、縛り上げろ!(指先で前髪をピン、と弾いて指示を出す) -- 凪原 閃 2014-02-15 (土) 02:04:34
      • (わらわらと現れてラリサを取り囲む) -- スレイブ・エオース 2014-02-15 (土) 02:05:59
      • ……ああ、出迎えご苦労(反射的に握りこんだ銀の刃を足元に落とし、ゆっくりと両手を挙げながら声の主を視界に捉える)
        人の流す血の匂いによく似ているな すこし濃すぎるぞ この匂いを残すために、君は一体何をした…?(声のトーンが落ちて)
        君らも一枚噛んでいるのか、この商売に…組織の犬なら犬らしく、飼い主の名くらい黙っておけばいいものを
        (戦闘員の一人が射線を遮ったわずかな一瞬 無遠慮に迫る手を引き倒し、名も知れぬ怪人の首筋の継ぎ目に刃をあてた)
        すまないが用事を思い出してしまってな 道を開けてくれないか? -- ラリサ 2014-02-15 (土) 02:27:30
      • 聞きたいか? 廃棄予定の精霊を3、4匹魔術的措置で磨り潰したんだよ。他の連中が怯えてコトが運びやすくなった。
        ふふ………ははははは!!(怪人を人質に取られると、高笑いを始めて)飼い主の名を隠さないのはな…
        お前をこの場で食い殺す用意ができているからだよ、アカ頭巾?(拳銃から放たれた銃弾は、悪魔憑きの思念波を載せて加速し)
        (人質にとった怪人もろとも貫く軌道の銃弾が襲い掛かる) -- 凪原 閃 2014-02-15 (土) 02:43:58
      • 少しは予想を裏切る努力というのをしてみたらどうだ?(無益なことを、と嫌悪感も露わに吐き捨てて)
        (超常の力を受けた弾丸は予想を超えた速度で迫る グリップの機構を握りこめば、銀の刃だけが金髪男の喉へと飛んでいく)
        (回避行動を取りそこねた異形の身体が苦悶によじれ、銃弾の空けた風穴からどす黒い水たまりが広がっていくさまを見ていた)
        Обалдеть(なんだと)! 同胞を撃ったな、悪魔憑きの人狼共め…!(銃口に意識が向いた刹那、背後から組み付かれて視界が半回転した)
        (力任せに薙ぎ倒された拍子に軽い脳震盪を起こし、口の中に鉄の味を感じながら絶望的な体重差に細腕で抗って)く…汚い手で私に触れるなっ!! -- ラリサ 2014-02-15 (土) 03:33:35
      • お前の予想も! 嫌悪も! まるで無意味だ………これから死ぬ人間のものは特にな。
        っ!(銀刃が喉に迫り、刺し貫く)ぐぼっ………(血を吐きながら喉に刺さった刃を引き抜く)
        この女ァ………(即座に声帯付近を再生させると血を吐き捨てながら女を睨む)
        よく見れば可愛い顔してるじゃねーか………(両手に銃を構えて)顔以外、ぐずぐずになるまで銃弾をブチ込んでやるぜぇ……!!
        (怒気を孕んだ男の声が響き渡る) -- 凪原 閃 2014-02-15 (土) 03:48:42
      • 手ぬるいことを!(闇雲に押さえ込まれているせいで肩の腱が悲鳴をあげる 痛みに顔をしかめながら口の端を吊り上げて)
        君を任務を負う身ならいちいち私情を差し挟むな、アマチュアめ 少しでも痕跡を残せば君の命取りになるぞ…
        このことが彼に知れてみろ この世の果てまで君を追って、必ず報いを与えるだろう
        (突入から1分と45秒が過ぎていた 彼は何も知らないまま、きっと手遅れになってから気付くのだろう)
        (イリーガルな取引に殴りこみを繰り返し、こちらも無法を働いて横車ばかり通してきたのだから仕方のないことだ)
        (いつか別れる時が来る それが少し早まっただけのことだ ただ、願いを叶えられなくなることが悲しかった)
        ……遅かれ早かれ、きっと来てくれるさ…(発煙手榴弾のピンを抜き、異形の腕のあいだに差し込んで息を止める)
        (この男は泡を食って盲滅法に撃つかもしれない 流れ弾で犬死にしない保証はない マルクス主義者に似つかわしくない表現を使っても構わないなら…神のみぞ知る、というところだ) -- ラリサ 2014-02-15 (土) 20:45:45
      • 彼……? ああ、武神恭一郎のことか。そういえばお前らは恋仲だったんだっけな、ラリサ・ヴィシネフスカヤ。
        四月朔日 真実が笑いながら話してたもんだぜ……作り物の恋心に踊らされやがって。ってな!
        (血で汚れた部分を神経質そうに何度も拭って)クソッ、落ちねぇ……!(一瞬目を離した隙に)
        何……こ、こいつ! 奴に居場所を教えるつもりか!?(焦って銃を適当に狙いをつけて連射し) -- 凪原 閃 2014-02-15 (土) 22:14:36
      • (何体かが射撃の巻き添えになって倒れる) -- スレイブ・エオース 2014-02-15 (土) 22:15:06
      • Идиот! 飼い犬に手を噛まれた君らに言われてもな(澱んだ空気を白煙がかきまぜ、視界が白く塗り潰されていく)
        (実際にそこまで期待できるかといえば、答えはНетだ とはいえ、換気の悪い閉所ゆえに煙はなかなか晴れないことだろう)
        (直前までの記憶を頼りに、射線を逃れてこの場から消える 急場しのぎの下策だと知っていても、それを選ぶしか道はなかった)
        ……!!(腹部が殴りつけられた様な衝撃に打たれ、息が詰まった 焼けた鉄の串に貫かれたような痛みが走って)
        (悲鳴をあげて位置を悟られるわけにはいかない 脇腹をきつく押さえれば、苦痛の源から生命の色彩が溢れて手を汚した)
        …くそっ…Блин надоело! ……バカに銃を持たせるな、まったく……何を…考えて……(悪態をつきながら、力が萎えていくのを感じていた)
        (出入り口はたったひとつ、その場所はあまりにも遠くはなれて) -- ラリサ 2014-02-15 (土) 22:30:16
      • その時、壁を突き破ってバイクが古い倉庫に突入してくる。
        ヘルメットをしていない、そのバイクに乗っていた男は。武神恭一郎!!
        -- 2014-02-15 (土) 22:44:33
      • ……大量にスレイブが悪魔化する気配を察して近づいてみれば…
        血の匂いと発煙灯の匂いがしてくるだろ………(参上ついでにスレイブを何体か轢き飛ばしながら)
        それで来てみたら。(バイクから降りて)何をしてやがる、貴様……(まだ白煙に揺らぐ世界に、底抜けに冷たい声が響いた)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-15 (土) 22:46:56
      • な、何ぃ!! こんなに速く現れるだと!?(咄嗟に銃口を向けて) -- 凪原 閃 2014-02-15 (土) 22:48:04
      • (凪原が銃を突きつけた途端、恭一郎の姿が掻き消える)
        (相手が気付くより早く、凪原の顔を掴み、後ろの壁に向けて叩き付けた)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-15 (土) 22:49:30
      • 恭一郎!? どうしてここに…?(「党の仕事」のことを話した唯一の相手がそこにいた 居場所を教えたことはなかったはずだ)
        (追跡を許した覚えもない その彼が現れたことを訝る前に、声をあげずにはいられなかった)……頼りになる男だな…
        彼にやられてこのザマだ 生まれてきたことを後悔させてやってくれないか…?(呼吸器系が傷ついたのか、激しく咳き込みながら自分の血に溺れて)
        (立っていられずに壁にもたれた 早すぎるとわかっていても、一抹の安堵が胸に広がっていくのを止めることができなかった) -- ラリサ 2014-02-15 (土) 22:59:47
      • (愛する者の命が、急速に失われつつあった。しかし助けるにしても、逃げるにしても)
        (目の前の敵を抹殺するしかない)
        (ギリギリと凪原の頭を握り潰さんばかりに握力をかけながら)
        当たり前だあああああああああああぁぁぁ!!!(怒りを爆発させ、瞬時に外装甲を構築し、変身した)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-15 (土) 23:09:23
      • !!?(瞬時に頭を握り潰される危険を察し、全身から体液を分泌・硬化させて悪魔化)
        (必死に頭を掴む手を振りほどこうとするが、武神恭一郎の憤怒を前に射撃型悪魔憑きはあまりにもか弱かった) -- 凪原 閃 2014-02-15 (土) 23:12:00
      • (頭を掴んだまま相手を持ち上げると、凪原を壁に背中から叩き付け)
        お前……ラリサを撃ったな………殺すッ!! 殺してやるぞ!!(怒りのままに右手を貫手の形に構え)
        うああああああああああぁぁ!!!(それを相手の胴体にブチ込み、右手の先端部分の外装甲を切り離して血に濡れる手を引っこ抜く)
        ブラァスト!!(相手を蹴り離してからそう叫ぶと、凪原の腹腔近くでセルティスの指が爆発した)
        瞬間変異爆破(モーメントブラスト)だ……絶望したか…?(何とか立ち上がる敵に向けてゆっくりと近づきながら)
        まだ足りない……お前には、失われた命の絶望が足りてねーッ!!(武神(ぶしん)が、吼えた)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-15 (土) 23:17:04
      • (白い制服に赤黒い汚れはひどく目立つ 浅い呼吸を繰り返すたび、傷口から赤い泡が溢れ出る あまり良くない兆候だ)
        (今の自分に彼を手助けする力はない だから、見ているしかなかった もともと現実感の薄い光景がどこか遠くの出来事に思えて)
        (動いているものは彼と、彼の敵と自分だけだ 応急処置キットを手探りして床にぶちまけ、医療用のテープを千切り空気弁にして取り付けた)
        (弾丸が貫通していればもう一つ必要になるはずだ そして、差し迫った問題はもう一つ――胸膜に流れ込んだ空気で心臓の圧迫が始まっていた) -- ラリサ 2014-02-15 (土) 23:23:21
      • くっ…くそっ!!(手酷いダメージを受けながら)これが武神を怒らせるということなのか……!!
        (背中にバックパックのようなものが作り出され)こんなの、付き合ってられるか!!(圧縮空気を噴出して天井を破り)
        (腹部から血を流したまま高速機動に入り、コンバットドライブでその場を緊急離脱していった) -- 凪原 閃 2014-02-15 (土) 23:34:21
      • (凪原が離脱すると深追いせず)ラリサッ!(ラリサに加速しながら近づくついでに、残っていたスレイブ・エオースを蹴散らして)
        ラリサ!! これは……貫通傷か…!(蒼の騎士は手早く応急処置を始めて)俺が……俺が遅れたせいで、ラリサが…!!
        -- 武神 恭一郎 2014-02-15 (土) 23:37:05
      • Хорошо.勲章モノの働きだな…(気を強くもっていないと最低限の情報を伝える前に意識を手放してしまいそうだった)
        (わからない、という意味で首を振った 自分で確認する術はなかった 盲管銃創の場合、弾丸の破片が体内に留まっているということになる)
        (その前に気胸の処置をしなければ、遅かれ早かれ鼓動が止まる 身を裂かれる様な痛みに耐えて言葉をつないだ)……すまない、きみにはあとで謝るから…
        右の懐の深いところにナイフの替え刃が入ってる…服を切り裂いて、左の…第二肋骨と第三肋骨のあいだに穴を開けてくれ……
        小さな穴でいい…手術用のチューブが、そこに…空気が出ているのを…確認、……できたら…穴に、通して…………固定…
        (聞き取れたかどうか、言い漏らしがなかったかどうかもわからない あとは彼を信じるしかないのだ 薄く笑みを浮かべ、昏倒して) -- ラリサ 2014-02-15 (土) 23:43:50
      • 謝る必要なんてない!!(空気中から清潔な布を練成しながら)俺が…俺が遅かったから……!!
        俺がもっと速かったら!!(外装甲に覆われたその表情は窺い知ることは出来ないが、声は確かに泣いていた)
        あ、ああ……わかった…ごめんラリサ。(小さく謝ってから言われた通りに処置を行い)
        よし……ここにいちゃ助かるものも助からない。(空気中から布と固定具をありったけ練成して)
        待ってろよラリサ。(ラリサを背負うとバイクに跨り)必ず助けてやるからな……!!
        (グランドキャリバーは、血に汚れながらも確実に彼女を病院に送り届けた)
        (ヒーローにとって、この事件がどれほど彼を苦しめるものだったか)
        (それは今はまだわからない)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-15 (土) 23:50:43
      • To Be Continued
  • 第11話「真実」 -- 2014-02-12 (水) 21:27:18
    • 携帯デバイスに入力しておいた位置情報を頼りにディバインウォルフの支部に殴り込みをかける恭一郎と鳶。
      しかし、その場はもぬけの殻となっており、現れたのは一人の少年だった。
      他を圧倒する邪気を放ちながら少年は“真実”を語り出す……
      -- 2014-02-12 (水) 21:35:36
      • ……少年…? 一体、何者なんだお前は! ディバインウォルフの支部があるはずの場所だろ、ここは! -- 武神 恭一郎 2014-02-12 (水) 21:36:46
      • 血が繋がった弟に何者なんだ、はないだろう。僕の兄さん……(口の端を持ち上げて歪な笑みを浮かべて) -- ??? 2014-02-12 (水) 21:38:19
      • (少年は確かに「兄さん」と口走った。恭一郎は記憶を失っている。肉親がいてもおかしな話ではない……だが)
        (感動の再開にしては、あまりにも場所が悪すぎる。そしてこの少年はあまりにも……悪魔じみていた)

        いいだろう、そのお話は俺も興味がある。 だが忘れるな。 事と次第によってはその首、無いものと思え。 -- 2014-02-12 (水) 21:42:50
      • に、兄さんだって!? お、俺に弟がいたのか………!!(驚きに目を見開いて) -- 武神 恭一郎 2014-02-12 (水) 21:43:46
      • なーんちゃって!(肩を竦めて片目を瞑る)嘘だよ、嘘。僕と恭一郎くんに血のつながりなんてありませんでしたー!
        やだなぁ鈴鳴くん。そんな怖い顔しなくてもいいじゃん。僕の首と胴体は愛し合ってるんだから離れ離れになんてしないで!
        改めて自己紹介をしておくね。僕の名前は四月朔日 真実(わたぬき まこと)。ディバインウォルフの幹部さ。
        それで……鈴鳴君に首を飛ばされるのが嫌だから有益な情報も教えておこうかな。
        まずここはディバインウォルフの支部じゃありませんでしたー!(ごめんね、とチロと小さく舌を見せて)
        君の携帯デバイスに僕の能力でハッキングしてデータを書き換えておいたんだ。
        それとねぇ……何から話そうか…うーん。(人差し指を立てて)そうだ! 恭一郎くんのなくした記憶について話してあげよう! -- 四月朔日 真実 2014-02-12 (水) 21:48:00
      • (悪魔憑きは誰もがこうなってしまうのか、そもそも目の前の少年がそういう男だったのか)
        (今ではそれを知る術はないが、確実に言えることが一つだけあった。こいつも愉しんでいる。自分の得た能力を)
        (俺は有無を言わさず斬り掛かった。どうせ悪魔憑きは再生能力に長けている。四肢を撥ねたところで死にはしないのはわかっていたから) -- 2014-02-12 (水) 21:58:27
      • (呆然と一方的に語る真実の会話を聞いていたが)
        (弾かれたように前に出る鳶を見て気付いた、こいつを倒さなくてはならないと)
        変身!!(外装甲を纏って蒼の騎士に変身し)アームドフォーム!(手からバイツァダストを作り出す)
        (そして加速しながら鳶を追い、真実を斬りつける)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-12 (水) 22:02:00
      • あれあれ、話を聞かなくていいの?(そう聞きながら後方に跳躍する)
        (武神恭一郎の剣戟を右手で受け止める)痛いなぁ、もう。(当然、右手が手首まで縦に切り裂かれて)
        それでねー。どこから話そうか……(次の瞬間、鳶の攻撃で真実の左腕が根元から切断されて吹き飛んだ)
        ……悪魔化(デモニックフォーム)。(小さく呟くと、真実の体から体液が滲んで流動的に外装甲を作り出す)
        まず、武神操一……タケガミ・ソウイチっていう男がいてね。(それと同時に両腕が驚異的な速度で再生していく)
        全てはその男の狂気から始まったんだ……(両手にコインを持つと電磁加速して連射しまくる。電磁砲(レールガン)だ) -- 四月朔日 真実 2014-02-12 (水) 22:09:04
      • (瞬時に離れ距離を置いたのが功を奏した。対象を見失った弾丸が、手狭な空間を蝕むように破壊してゆく、強固な壁も、まるでスポンジケーキのように)
        (乱雑に放たれたそれはやがて俺に追いつき、喰らい飲み込まんと迫る。奴の鮮血に彩られた刃を翻し、その全てを叩き伏せる事で難を逃れたが)
        (しかしこうなると迂闊には近付けない。お返しとばかりに飛刀を投げ、不本意ながら奴の言葉を待った) -- 2014-02-12 (水) 22:17:34
      • 武神操一……!? 一体、何の話だ!!(電磁砲を加速して回避しながら)
        それが俺に何の関係がある!!(右手と左手に四本ずつ、長大なナイフを練成して)
        (鳶の飛刀に一拍遅らせて投げナイフ8本を一斉に投げ放つ)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-12 (水) 22:22:58
      • (全身に纏う白黒のコントラストが美しい外装甲。両腕の装甲の丸みを使って飛刀を弾こうと)
        (するフリをして飛刀も投げナイフも全部体で受けた)
        (全身から血が噴出すも、まるで意に介していない様子で喋り続ける)
        武神操一はディバインウォルフ最強の悪魔憑きだった。実際、今もディバインウォルフ総帥として君臨しているしね。
        それでも彼は年を取りすぎていた……(全身から出血、白黒の装甲を真紅が汚す)アンチグロウ、老化停止の魔結晶ももう効果を成さないほどに。
        (白い雷を撃ちまくる。雑な攻撃のように見えて、そのうちの何本かは確実に鳶と恭一郎の場所を狙っていて)
        そこで彼は新たなボディを求めた!!(そこまで喋ったところで、声音に優越感から喜悦の色が混じり始める)…まだ聞く? -- 四月朔日 真実 2014-02-12 (水) 22:33:58
      • (部での研究により、俺の刀は精霊によって祝福されている。あの狂った創造主と同じ道かと思えば、何処か皮肉めいた運命を感じざるを得ない)
        (銀光一閃。俺は恭一郎の前に立ち、迫る一切を刃に受けた。じりりと諸手に残る衝撃は確かなものであったが、被害と言えるのはその程度)
        (しかしこれは、奴が遊んでいることに他ならない。悪魔憑きの力はこんなものではないと、その余裕な態度が物語る)

        聞くさ。俺たちには他に手掛かりもない。それはお前だってよく知っていることだろう。
        例えそれが出任せであってもだ。 -- 2014-02-12 (水) 22:43:02
      • ………っ!(心に過ぎる最悪の結末を前に、足が鈍った武神恭一郎の前に鳶が立ちはだかる)
        はぁ……はぁ…(動悸に襲われている。吐き気も)…聞かせろ、真実……俺のルーツを………!
        (それでも二本の足で立つのは、十蔵の言葉があったから)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-12 (水) 22:48:45
      • んっんー、この辺かな。(慎重に立つ場所を選んで鳶や恭一郎より下に位置取りをし)
        あ、そうそう。武神恭一郎くん……君はね。(外装甲で顔は見えないものの楽しくて仕方ないという声音で)
        武神操一が次の自分のボディのためにと作ったデザイナーズヒューマン……人造ディアボロスなのさ。
        君の正義も! 君の命も! 君の体も! 君の意思も!!
        ぜぇぇぇぇぇぇぇんぶ、作り物だ!!(どこからか携帯電話を取り出すと、くしゃりと握り潰し)
        「お前は所詮、作り物の命だったか」(鳶の声を模倣して笑う)
        「タケ、お前は悪魔の器なんだな」「恭一郎…お前って奴は…」「武神との友情も、作りものだったかぁ」
        (恭一郎の友人の声を次々と模倣して喋っていく)くくくっ!! うふ、あはは……あははははははははは!!!
        (そして)「カリーニン……私を愛する心も、偽物なんだね…」(恭一郎の愛する者の声音を使って、その言葉を紡ぎ出した)
        アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!!
        (心底愉快そうに笑い声を上げると、手の中の携帯電話のジャンクに磁界が負荷をかけていく。最強の電磁砲が、くる)
        (笑い終わるとごく自然な声で)それで、最期に言い残す言葉は? -- 四月朔日 真実 2014-02-12 (水) 23:06:37
      • 「楽に死ねると思うな」だ。

        (刹那、視界が真白に包まれた。支部と思われた建物は、横殴りの破壊流によって完全に粉砕され、地区ひとつが消滅した)
        (不思議とその事件はマスコミにも噂話にも乗らず、誰の記憶にも残らずに風化していったと聞く。当事者である俺たちを除いて)

        (奴が語ったことは真実だったのか。床を穿ちあの場から逃げ出した俺は、地下通路を恭一郎と共に駆けていた)
        (失意に沈むか。無理もない話だ。だが、胸に抱く気持ちはこいつだけのもの。俺がどう繕おうがそれは変わらない)
        (しかしそれでも理解できるのは、俺ぐらいなのだろうか。狂人の身勝手な我侭で造られた、この身体ならば)
        (それは慰めか、同情か。果たして益のある行為なのか。それは俺にはわからずにいた)
        (肌を撫でる空気は重く、沈黙の色から変わらないでいる) -- 2014-02-12 (水) 23:34:21
      • (地下通路を、押し黙ったまま走る。変身は解かない。解いたら…自分はどうなるだろう?)
        (泣き出すか。吐くか。どちらにしろ、落ち着くまで変身を解除するなど考えたくはなかった)
        (真実により語られた言葉は、深く恭一郎の心を抉った)
        (寒い、どこまでも冷たい空気が流れてきていた)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-12 (水) 23:53:49
  • 第10話「邂逅」 -- 2014-02-09 (日) 23:36:34
    • 倉庫街でディバインウォルフの一人、緑鱗のドラグーンを追い詰めた武神恭一郎。
      しかし、敵はこちらに怯まず高笑いすらして見せた。
      まだ奥の手を隠している。そういう笑いだ。
      -- 2014-02-09 (日) 23:39:21
      • (2メートルほどの緑竜は、女の甲高い声を響かせる)
        まだよ! まだ私には戦う手段がある!! 悪魔寄生体を共振させれば……!!
        (悪魔寄生体『ドラグーン』が思念波に反応し、さらなる力を緑竜に流し込む)
        もっと力を! もっと! もっとよ!! ぐべー!!(声が歪に、そして体はさらに巨大化していく) -- ドラグーン 2014-02-09 (日) 23:42:00
      • なっ……こいつ、最終能力(ファイネストアーツ)で巨大化しやがった!?
        くそっ、止まれ! 止まりやがれ!!(ドラグーンに拳を打ち据えるが、如何せんサイズ差が大きすぎる)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-09 (日) 23:43:10
      • 効かぬわぁ!!(前足を振り回し、武神恭一郎に襲い掛かる緑竜のサイズ、実に6メートルッ!!) -- ドラグーン 2014-02-09 (日) 23:43:58
      • !!(前足の攻撃をまともに受け、吹き飛んでコンテナに背中からぶつかる)ぐっ……
        こ、これは……俺の攻撃力で仕留めきれるのか…こんな巨大な敵をッ!!
        (ドラグーンを前に、蒼の騎士は怯んだ)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-09 (日) 23:45:00
      • (その時、何かの『共鳴音』…熱気を伴った何者かの近づく気配…次の瞬間)
        ウォォォォォォォォォッ!!
        (真紅の炎に身を包んだ異形が、真正面からの跳躍、飛び蹴りで緑竜の頭蓋に一撃を加える!) -- 哮鬼 2014-02-09 (日) 23:50:36
      • (頭蓋に飛び蹴りをまともに受けて、巨竜が怯む)な、何者だぁ!! -- ドラグーン 2014-02-09 (日) 23:54:26
      • ……真紅の…悪魔憑きか!? -- 武神 恭一郎 2014-02-09 (日) 23:55:21
      • 貴様に名乗る名などないッ!(着地、そして立ち上がる真紅の異形。金色の鬣、無貌の仮面、そこに浮かび上がる眼光…『悪魔憑き』のようにも見えるが…?)
        …『悪魔憑き』についてはあなたの方が詳しい、指示を!(蒼の騎士に向き直り、支持を仰ぐ。言葉を素直に受け取るならば『悪魔憑き』なら知り得ているはずの情報を知らないという…) -- 哮鬼 2014-02-10 (月) 00:00:08
      • これは……(悪魔憑き同士で感じるシンパシーや、捕食衝動といったものを感じない)悪魔憑きじゃない…全く新しいヒーロー……仮面ライダーか!!
        あ、ああ!(長剣「バイツァダスト」を腕から作り出して)相手はあの巨体だ、頭部を狙えるなら、そこだ!
        あとはあの巨体を支える前足や後ろ足にも相当な過負荷がかかってるはずだ! そこを狙う!!
        相手のスピード、回避されることは考えなくていいが竜鱗の防御力と巨竜の回復力は侮れない! 最大火力で短期決戦だ、いけるか!?
        (巨竜の目の前で加速しながら相手の動きをかく乱する)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-10 (月) 00:05:19
      • 小賢じいわ!!(二人に向けてなぎ払うように龍の吐息を放つ) -- ドラグーン 2014-02-10 (月) 00:06:06
      • 仮面…ライダー…!(こんなときだというのに、彼からその名で呼ばれることが誇らしく、くすぐったく思えた…無貌の仮面の奥に『笑顔』が見えたかもしれない。)
        承知!なればこちらは…(蒼の騎士は前方、超加速にて龍を引き付け翻弄している…ならば足をすくいスキを作る!吐息によって二手に分断されたことがかえって役割分担をはっきりさせた)
        (腰背部より取り出された棒状の物体、『太鼓の撥』にも見えるそれを手にする!)
        …ッ!そこだぁーっ!!(加速による翻弄に業を煮やしたドラグーンが一歩を踏み出す、その瞬間を狙いただひとつの支柱である後ろ足を炎を纏った打撃で殴り砕く!)
        武神……先輩ッ!今です!!(何かを言いよどんだような口ぶりで叫ぶ!体勢を崩した今ならば…!) -- 哮鬼 2014-02-10 (月) 00:15:48
      • なにィ!!(炎を纏った打撃に後ろ足を殴り砕かれ、姿勢を崩す。巨竜の頭の位置が、下がった)ごんなごどが…わだじの力がぁ!!! -- ドラグーン 2014-02-10 (月) 00:22:58
      • こんなチャンスをもらって生かせない奴は、男じゃねぇ!!(後方にジャンプ)
        いくぜ!!(蹴りの姿勢を取るとマフラーが白熱化し推進エネルギーを生み出す)
        ロードオブグローリー!!(必殺の蹴りがドラグーンの頭部にヒットし)うおおおおおおぉ!! せいやー!!
        (蹴りを最後のひと捻り、相手の倒れる範囲から逃れて)
        これが俺の………俺たちの力だ!!(親指を下に向ける)絶望したかよ?
        -- 武神 恭一郎 2014-02-10 (月) 00:25:30
      • バガなぁ……ディバインヴォルブ万歳ーっ!!(倒れこみ、気絶して動かなくなった) -- ドラグーン 2014-02-10 (月) 00:26:20
      • これが、仮面…ライダー…(蒼き流星のごとき一直線、『ショーメン突破』にて頭蓋を蹴り砕かれ沈黙するドラグーン)
        (ディヴァイン某。彼を付け狙い人々に災いを振りまく『悪』…それを叩き伏せることに自分の力が役に立った、彼の力になれた…)
        (ならばもう、それだけでいい…素性を明かし、彼と正々堂々向き合い力になることができない『卑怯者』には彼の…仮面ライダーの正義はまぶしすぎた)
        (何も告げず、悟られぬよう背を向けてその場をあとにしようとするが…) -- 哮鬼 2014-02-10 (月) 00:36:08
      • 待てよ、おい!(蒼の騎士は彼を呼び止める)礼くらい言わせろよな……
        ありがとう、お前のおかげでディバインウォルフの構成員を倒すことができた。できれば、名前を聞かせてくれ。
        ……俺の名前、武神恭一郎ってことを知ってるんだろ? お前の名前も知りたいな。
        -- 武神 恭一郎 2014-02-10 (月) 00:39:42
      • …!(呼び止められ、はっとする…あるいは、こうなることを期待していたのかもしれない。情けないと自嘲するように俯き…そして背筋をのばす)
        『秘』です(背を向けたまま拒絶するように、感情を抑えた声で言い放つ。たとえどんな事情があったとしても正体を知られるわけには…いかない)
        ですが…(言葉と同時に、彼に向き直り…仮面越しに貫くような真っ直ぐな視線でその瞳を見る)
        僕は、あなたを尊敬している…あなたのようにありたいと、そう願っています!
        (ギリギリと、拳を握り締める音が静まり返ったあたりに響く…狂おしいほどの思いを乗せた叫びは彼に届くだろうか)
        それだけを、伝えたかった…失礼!(蒼の騎士に背を向け、走り去っていく『哮る鬼』…はたして彼は何者なのか?) -- 哮鬼 2014-02-10 (月) 00:49:30
      • ………尊敬…?(如何せん聞き慣れない言葉であった。しかし)
        お前の熱意は伝わった。ありがとう、真紅の仮面ライダー! いつかどこかで、また会おう!
        (男同士、ヒーロー同士。去っていくその背中を見送ることしかできなかった)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-10 (月) 00:54:04
  • 第9話「支部と獣人と最速フォーム」 -- 2014-02-07 (金) 21:12:57
    • 友人からの情報を元にディバインウォルフの支部を潰しに行く武神恭一郎。
      そこにいた雑魚を一通り倒すと、獅子の獣人が姿を現す。
      “無双の獣人”ヴォージェ。その豪腕は岩をも砕く、凄まじい剛力を誇る悪魔憑き。
      その力を前に、武神恭一郎はどう戦うのか。
      -- 2014-02-07 (金) 21:25:46
      • ヘヘッ、ヴォージェが相手か……慣れたもんだぜ!!(右拳を構えて前に突き出す)
        後はてめぇだけだ、覚悟しやがれ!!(右拳を引いて左手を上に突き出す)
        変……身!!(外装甲を構築して蒼の騎士へと変じて)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-07 (金) 22:15:01
      • 抜かせ、俺をただのヴォージェだと思っていると怪我じゃ済まねぇぜ……
        くるぁぁぁ!!(飛び掛り、豪腕の一撃を振るう) -- ヴォージェ 2014-02-07 (金) 23:03:57
      • 見えてるんだよ!!(加速して左に回避、豪腕を紙一重でかわしつつ)武装起動(アームドフォーム)!!
        (手の中から共生武装バイツァダスト、長剣を作り出して相手に斬りかかる)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-07 (金) 23:10:46
      • うおっと!(それを大きく仰け反ってかわし)くっ……小賢しい!!(大振りのソバット) -- ヴォージェ 2014-02-07 (金) 23:16:12
      • 遅い、遅い!(ソバットを余裕を持って回避し)次の行動も見えるぜ、アンタ!
        左足の足刀だ!!(相手の左足を瞬時に踏みつける)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-07 (金) 23:18:07
      • なに……!?(動かそうとした蹴り足を踏みつけられ、その場に縫いとめられたように体が動かなくなる)
        こ、こいつ…!(身体のバランスをギリギリで見切って相手に制御されている。咄嗟に動くことはできなかった) -- ヴォージェ 2014-02-07 (金) 23:23:24
      • お前の弱点は、と。(こっちは加速すらせずに余裕を持って相手の弱点を見抜く)
        …そこかぁ!!(強靭な装甲骨格の隙間を通すようにバイツァダストを突き出す)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-07 (金) 23:29:43
      • (ゴポ、と血を吐く)お、前……(武神恭一郎を力任せに捕まえようと手を伸ばす) -- ヴォージェ 2014-02-07 (金) 23:39:53
      • もー遅ぇー!!(バイツァダストを相手に突き刺したまま手を離し、ヴォージェの腕を逃れて後ろに回りこむ)
        悪魔絶投技(デモンバスター)!!(獅子の獣人をがっちりホールド、ジャーマンスープレックス)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-07 (金) 23:48:57
      • (急所に長剣が刺さったまま投げられ、地面に衝撃で凹みを作る) -- ヴォージェ 2014-02-07 (金) 23:50:56
      • …絶望したかよ?(勝負は決まったと見て、相手の腹部から長剣を抜き)
        もう俺とお前との力の差ははっきりしている。降参しろ、獅子の獣人。
        -- 武神 恭一郎 2014-02-08 (土) 01:23:43
      • ヴグっ…(長剣を抜かれると痛みに身悶えて)ククク……勝った、つもりかよ…甘ぇ、ゲロ甘なんだよ、武神恭一郎…!!
        (よろよろと立ち上がり、左右の拳を胸の前で撃ちつける) -- ヴォージェ 2014-02-08 (土) 01:26:05
      • おい、あんまり動くなよ。悪魔憑きでもその出血量だと死ぬぞ。(相手に近づいて) -- 武神 恭一郎 2014-02-08 (土) 01:40:48
      • 次の瞬間、ヴォージェの姿が掻き消える。
        いや、身体能力の爆発的向上により不可視の領域まで“加速”したのだ。
        -- 2014-02-08 (土) 01:41:52
      • 何っ!?(不可視の連続攻撃を受けて吹き飛び)ぐわぁっ!?
        (壁に叩きつけられ、突き破って次の部屋へ吹き飛ぶ)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-08 (土) 01:43:06
      • どうだ、武神恭一郎!! 貴様の加速など、及ぶべくもない!!
        (周囲を超高速で移動しながら、ヴォージェの膂力で暴力を振るう)
        これが俺の最終能力(ファイネストアーツ)!! 超肉体限定解除(アンリミテッドワイルドグロース)だ!! バカめ!!
        このまま嬲り殺しにしてくれるわぁ!!(周囲を無秩序に破壊しながら、暴風は武神恭一郎に迫る) -- ヴォージェ 2014-02-08 (土) 01:48:38
      • くそっ……しゃーねぇな………使うぜ、ロア!(腕時計型強化装備『エクスタイマー』を装着する)
        お前の加速と俺の加速!!(エクスタイマー中央のスイッチを押す)どっちが速いか勝負しようぜ!!

        Ready……PROGRESS!!

        (外装甲が展開され、流線型のフォルムにフォームチェンジする)
        これが俺のアクセルレイズフォームだ!!(超加速し、ヴォージェに追いすがる)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-08 (土) 01:51:24
      • 超加速した武神恭一郎とヴォージェの戦いが始まる。
        衝撃の余波でディバインウォルフの支部が半ば半壊するほどの激闘。
        無双の獣人と粒子の支配者との戦いは、時間でいえば10秒以内に終わるはずだ。
        -- 2014-02-08 (土) 01:54:39
      • 今のところ戦いは五分! 相手のダメージと、俺の加速による滅び…早期決着しか手はねぇ!!
        うおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!(加速し続けるヴォージェの全方位に蒼の騎士の分身が現れる)
        制御してみせる!! アクセルロードオブグローリー!!
        (セルティスの分身が、全員で一斉に必殺キックをヴォージェに叩き込んだ)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-08 (土) 02:00:27
      • バカな……この速度で、攻撃型ファイネストアーツを使うなどと……!!(倒れこみ、今度こそ無力化された) -- ヴォージェ 2014-02-08 (土) 02:02:48
      • ……っしゃあ!!(親指を下に向けて)これが最速だ…絶望したか? -- 武神 恭一郎 2014-02-08 (土) 02:12:33
      • こうしてディバインウォルフの支部を一つ潰すことに成功した武神恭一郎。
        しかし悪の根はまだ絶えない。青年の戦いは、続く。
        -- 2014-02-08 (土) 02:13:19
      • To Be Continued
  • 第8話「黒の雷神」 -- 2014-02-03 (月) 23:39:10
    • 武神恭一郎は精霊密売の現場に踏み込んだが、既にそこはもぬけの殻だった。
      そして残された現場を調べている時、背後に強烈な殺気を感じて武神恭一郎は振り返る。
      そこで武神恭一郎が目の当たりにしたものは、自分が変身した姿と全く同じフォルムの漆黒のセルティスだった。
      -- 2014-02-04 (火) 00:13:52
      • な、なんだ………!? 俺のセルティスと、同じ姿……!? -- 武神 恭一郎 2014-02-04 (火) 00:17:04
      • ふん。振り返るのが遅い………いつもそんなに隙だらけなのか、武神恭一郎。
        (黒の手をかざし、思念波を送り込む) -- ??? 2014-02-04 (火) 00:18:26
      • な、何ぃ!?(思念波を送り込まれると全身が勝手に外装甲化していく)
        (強制的に変身させられると、漆黒のセルティスとの姿の類似は決定的だ)
        お前は一体、何者なんだ………?(鏡写しの蒼が呟く)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-04 (火) 00:20:21
      • 俺の名前はインドラ。“武神”を狩る者………(加速しながら武神に肉薄)
        (鏡写しの漆黒は恭一郎のボディに強烈な一撃を振るう) -- インドラ 2014-02-04 (火) 00:22:09
      • っ!?(攻撃を受けて呻く)ううっ……お前、ディバインウォルフか!!
        (加速しながらインドラの顔に向けて右ストレート)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-04 (火) 00:24:59
      • 遅い。(拳を軽く受け止め)この程度の加速しかできないのか……遅すぎるぞ、武神恭一郎ッ!!
        (インドラの両手が光る。高速ながら正確無比な連打が武神恭一郎に襲い掛かる) -- インドラ 2014-02-04 (火) 00:30:30
      • うわあああぁ!!(連打をまともに受けて後退り、何とか踏みとどまると外装甲の修復を開始する)
        くっ……お前の目的はなんだ! 何故俺と同じ姿をしている!!
        -- 武神 恭一郎 2014-02-04 (火) 00:33:04
      • 答える必要はない。答える意味も、ないッ!!(胴回し回転蹴りを繰り出す) -- インドラ 2014-02-04 (火) 00:35:32
      • (死の斧と見紛うほどの蹴撃を加速で寸前で回避し)
        クソッ、出し惜しみしてられねえ!!(エクスタイマーのスイッチを押す)

        Ready……PROGRESS!!

        (エクスタイマーの機械音声が響くと、全身の装甲を展開して流線型のフォルムへとフォームチェンジする)
        アクセルレイズフォームで勝負だッ!!(天井を突き破って月夜に舞い上がる)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-04 (火) 00:39:16
      • フン。(武神が破った天井の穴から夜の闇へと駆け出していく)
        先ほどよりも加速だけはマシになったな……だが!! -- インドラ 2014-02-04 (火) 00:41:47
      • 月夜に蒼と黒の輝きが舞い、衝突し、欠片を散らしていく。
        だが途中で蒼、武神恭一郎の輝きが鈍ってくる。そう、対等の戦いにはならず外装甲を削り取られているのだ。
        -- 2014-02-04 (火) 00:45:02
      • 速度以外全てを犠牲にしても俺の加速に届かないのか……哀れなッ!
        (アクセルレイズフォームになり攻撃力と防御力が低下した武神を蹴り飛ばす) -- インドラ 2014-02-04 (火) 00:47:15
      • うっ……あ、ああ……(アクセルレイズフォームになっても相手の速度についていけない)
        (その絶望が全身を支配しながら、恭一郎は貧民街の廃墟に向けて落ちていった)
        (天井を突き破り、壁に叩きつけられる。埃が舞いあがり、月の光に浮かび上がる)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-04 (火) 00:52:08
      • (加速、瞬時に倒れる武神恭一郎の前に現れ)弱いな……殺す価値もない。
        (どこからか光り輝く何かを取り出し、武神の前に立つ)
        ふん。(インドラの貫手が、武神恭一郎を貫いた) -- インドラ 2014-02-04 (火) 01:01:01
      • うわああああああああああぁぁぁぁ!!!
        (外装甲の中で血を吐き、苦しむ)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-04 (火) 01:02:57
      • 喚くな、鬱陶しい。(血に濡れた手を軽く振り)生命の樹の種子を植えつけただけだ。 -- インドラ 2014-02-04 (火) 01:03:35
      • 生命の樹の……種子!?(激痛に苦しみながら) -- 武神 恭一郎 2014-02-04 (火) 01:07:46
      • お前の疑問に答える義理はない。さらばだ、出来損ない。(加速し、その場から姿が掻き消えた) -- インドラ 2014-02-04 (火) 01:12:04
      • くっ………なんなんだ、クソッ 痛ぇ!! なんなんだよぉ!!
        (過去のない男に突きつけられる、謎。さらに深まる疑問を前に、男は苦しむことしかできなかった)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-04 (火) 01:14:14
      • To Be Continued
  • 第7話「疾走」 後編 -- 2014-02-02 (日) 19:32:25
    • 今朝方の騒動がまるで最初から存在しなかったかのように、街並は平静を取り戻していた。
      空は青く、ただ一つの曇りもない。まるで行楽日和の快晴の下、ただ一人この男だけは違っていた。
      戦いを宿命付けられ、過去の記憶を失った男。そして先刻、友を奪われた男。
      武神 恭一郎、ただその一人だけは。
      -- 2014-02-02 (日) 19:32:40
      • 定期連絡が途絶えたと思えばあいつめ、迂闊にも程がある……。
        ただでさえ人員が足りないんだ。それをあいつは敵にまわるなどと……。

        (くどくどと小言を呟きながら、喫茶店にてケーキを食べ進む)
        (どの道、鳶という人質がいる以上下手な行動はできない。僕たちは現状を打破するための計画を練っている)

        幸いなことに、お前たちの身体に巣食う寄生体は、短時間なら人体に悪影響を及ぼさない。
        今宵の内ならまだ間に合うはずだ。体外に摘出するには僕では駄目だ。術がない。最悪、鳶の命が危くなる。
        つまりはお前が直接やるしかない。あいつはお前と鳶が潰しあう様を、どうやらよっぽど楽しみにしているようだしな。
        そうなればどうせ、僕の参加は認められないだろう。 -- 2014-02-02 (日) 19:33:18
      • …俺の落ち度もあります。悪魔憑きのマインドコントロールは悪魔憑きには通じない。
        俺が先んじて前に出るべきでした……(ケーキを前にする。一口も喉を通らない)
        はい。今日の夜、鳶を救い出す。それ以外の方法はない、です……ですけど…
        (自分の手を見る)俺は…鳶と戦うことができるんでしょうか……? 何の罪もない、友と。
        -- 武神 恭一郎 2014-02-02 (日) 19:41:40
      • 気負うな。罪なら誰だって背負ってる。あいつも、僕も。当然お前もだ。
        それとも殺されたいのか。その友とやらに。友殺しという罪を与えるか?
        お前はまだ生きてるんだから、尽くすべき最善を尽くせ。死ねばそこで終わりだ。

        (非情だどうだと責められるかもしれないが、これは架空の話なんかじゃない)
        (今行われていることが現実だ。全てが取り返せるわけもない。ならばできることをするだけだ)
        (僕も、こいつも。それがわからないのなら……この街で死ぬしかない)
        (鍛え抜かれた忍者の技を、怪物の身体で繰り出してくるんだ。生半可な覚悟で対応できるものか)

        ……さて、僕はもう行くぞ。
        青璃の報告では、広本はどうもマスコミ各局を煽り立てて呼びつけているらしい。
        この状況下でお前たちが映されでもしてみろ。艦は忽ちパニックに陥る。 -- 2014-02-02 (日) 19:56:13
      • …………。(戦う罪、戦わない罪。戦えない罪と比べて、どれが重いのだろう?)
        俺は……戦います。このまま鳶の体をあいつらの好きにさせていたら、俺はあいつの友達ですらなくなってしまう。
        それに、鳶が万が一にでも暴れて人を傷つけたりしたら……俺は一生、呪われた魂になってしまう。

        ……はい。つまり、俺に与えられた課題は、マスコミの眼にも留まらず鳶を救い出し、広本を倒す。
        そんな方法(ロウ)が求められている………(両の拳を強く握る。戦いの時は、近い)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-02 (日) 20:06:07
    • 刻は過ぎ、明星が空に浮かんでいる。嘘で塗り固められた民草が、我先にとイベントホールへと群がってゆく。
      中には各社マスコミも入り混じっており、既にその顔も他の衆同様、何らかの精神操作の制御下にあった。
      列を制御するのは広本の蟲であれば、恭一郎を出迎え、案内するのも蟲である。その異質な光景が、嫌でも恭一郎の使命感を煽り立てた。
      -- 2014-02-02 (日) 20:30:31
      • さあさ始まりました本日のメーンイベントォー。 鈴鳴鳶vs武神恭一郎、時間無制限一本勝負でごさいまあーす!

        (マイクを片手に熱弁を奮うのは広本ミサキ。この企画の主催者であり、鳶に悪魔の種子を植えつけた張本人である)
        (ドーム型の会場は既に満席。随所にカメラが設置され、舞台上の二人を上空の巨大モニターに映し出す)
        (何処か生気のないレフェリーの合図で、その死闘は始まった)

        いけー、ころせー! やっつざきだー!! フッフー! -- 広本 ミサキ 2014-02-02 (日) 20:30:50
      • (蟲たちの列を通ってリングへと上がっていく)
        鳶……!(拳を握り、構えを取る)今度こそ、お前を救う……そのために戦う!!
        (ちら、と腕時計を見る。ロア謹製、腕時計型強化装置、『エクスタイマー』)
        (これを使えば自分の生命力と、他全てを引き換えにして最高の速度を手に入れられるはずだ)
        さぁ……とっとと始めやがれッ!!(両手を広げ、宣言した)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-02 (日) 20:41:44
      • 言われなくても、そうさせてもらうさ。お前に言われなくても……!

        (走り出した鳶の身体はり見る間に硬質化し、肥大化し、異形の姿へと変貌を遂げた)
        (眼にも留まらぬ早業とはこの事か。瞬時にして飛び上がり強烈的な蹴りを撃つ)
        (生じた残像は各々実体を持ち、四方八方から恭一郎に降り注いだ) -- 2014-02-02 (日) 20:48:54
      • (異形の姿となった鳶の蹴り、普段通りならせいぜい回避できて2発が限度)
        (元々、スピードは鳶が圧倒的に上、ほかに選択肢なんてない)
        (変身と同時に手首にあるエクスタイマーの下部にあるスイッチを押す)

        Ready……PROGRESS!!

        (電子音声が響くと、外装甲が展開して流線型のフォルムに変わり)
        (今までにない圧倒的な加速、鳶の蹴りを全て蹴りで相殺、空中に向けて一瞬で跳躍した)
        (自分の意識が加速についていくギリギリにある。空中で両手に投げナイフを練成すると、その投擲武器を凄まじい速度で鳶に向けて投げつけた)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-02 (日) 20:55:02
      • (音を立てて体が歪む! 放たれた刃は全て着弾、縫い合わされるようにして地面へと伏した)
        (しかし軽々しく立ち上がると、その傷口はみるみるうちに修復されてゆく。そうまるで、恭一郎と同じように)

        殺す気で来い。そうでなければ終わらない。

        (空中での交叉。既に観客はただ見上げることしかできなかった。何せ常識を逸する速度での高速戦闘)
        (動体視力で追いきれるものではない。広本ミサキだけが、事の次第を眺めていた。卑屈で悪辣な笑みを浮かべて) -- 2014-02-02 (日) 21:06:18
      • こいつ……既に悪魔憑きとしての力の使い方を覚えているのかッ!?
        (しかし安心できる点もある)
        (悪魔寄生体の超再生能力がある以上、力の加減を間違えたくらいで鳶を殺してしまう心配はないということだ)

        お前とは、もっと違う形で戦いたかったけどなぁ!!

        (再び高速機動に入る。戦いは苛烈さを増し、空気中で何かが炸裂する音と衝撃だけが幾重にも走った)
        (悪魔のプログラムをぶち壊すために、広本に絶望を運ぶために、加速し続けていく)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-02 (日) 21:13:03
      • (打ち込みの鋭さは鳶が上。しかし外殻の耐久度は恭一郎が上。互いにダメージを蓄積しながら、再び地上へと舞い降りた)
        (体液の流出が起きるたび、肉体に巣食う悪魔寄生体が事故修復を促し瞬時に塞がった。しかし悪魔憑きの力を酷使するたび)
        (自我を急速に磨耗してゆく。開幕から僅か10数秒。既に両者の間には、その何十倍もの密度で時間が流れていった)

        よくこんな身体で戦闘を続けられたものだな、お前は。もう一年にもなるか……?
        化け物だよ、お前は。ああ、化け物だ。今は俺も……化け物だ!

        (鳶の突進は音速の壁を越え、衝撃波が会場に轟いた。手の甲の淡い発色が残光を引く)
        (諸手に握られていたのは悪魔憑きを殺すための剣。広本によって植え付けられた、生命を宿す剣)
        (共生武装『バイツァダスト』) -- 2014-02-02 (日) 21:30:57
      • (10数秒、たったそれだけの時間で武神恭一郎の体には致命的な影響が出始めていた)
        (加速はセルティスに滅びを齎す。それだけじゃなく、普段の何倍もの速度で動き続けている)
        (再生能力を上回るほどの破滅が武神恭一郎の体を冒していた)

        化け物で構わない……誰かを守るために、俺の加速は止まらねぇ!!

        (相手の手に握られたもの、それは直感的に理解できた)
        (共生武装、生きた武器。悪魔憑きを殺すための長剣)
        (だが――――)うおおおおおおおおぉぉ!!!(吼えながら相手に向かって加速)
        (胴体を刺し貫かれながら、鳶の顔に向けて最速の拳を振るった)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-02 (日) 21:45:10
      • あーらら、あれじゃあカメラに映んないじゃん。これじゃモニタだって……えっ あれ!?

        (ノイズが走ったかと思うと一転してモニターは暗転。モニターだけじゃない。カメラも、携帯も、電子機器は全て機能を停止した)
        (舞台裏に潜入した鶸と青璃の手によって設置された装置から、電磁パルスが発生。対象は半径1km四方の精密機械)
        (一度落ちた照明だけが、補助電源に切り替わったことで再び動きを取り戻す。舞台上では立ち上る砂煙と飛び取った瓦礫)
        (そして動きを止めた鳶の身体から、寄生体を吸引し終わった恭一郎が立っていた)

        何、その顔は! 何か言いたげじゃん! -- 広本 ミサキ 2014-02-02 (日) 21:59:43
      • (広本を睨み付けたまま、血を吐く)
        (口の中に血が溢れてくる。加速の使いすぎがここまで自分に悪影響を与えるとは想定外だった)
        (しかし)……広本、ミサキ………(ゆっくりと相手を指差し)
        お前を倒すのに、躊躇いはねぇ!!(吼えると、腹部の創傷から流れる血が止まった)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-02 (日) 22:07:18
    • 悪魔に魅入られた友を倒し、満身創痍の恭一郎。されど目前には、未だ倒すべき敵がいる。
      街一つを洗脳し、あまつさえ友を差し向けた張本人……広本ミサキ。
      少女は悪びれることもなく怖気づくこともなく、恭一郎の前に立ち塞がる。
      -- 2014-02-02 (日) 22:18:55
      • あのまま倒れちゃえば楽だったのにっさあ……いいよ、君のその感情……全部僕が飲み込んであげるよ。
        この……超重力の塊でっさあ!

        (有機的な外骨格に歪な複眼。その蟲めいた出で立ちに精神操作。挙句は重力制御を巧みに操る)
        (彼女の宿した悪魔寄生体の名は『ウォーコイト』。奇術に長けた共生生物である)
        (瓦礫や倒れた鳶、果ては観客を飲み込まん程の重力球が、恭一郎へと注がれる) -- 広本 ミサキ 2014-02-02 (日) 22:19:11
      • ……っ!!(重力球を引き付けるために上空へ跳躍)
        (小刻みに加速を繰り返すことで分身を残しながら広本ミサキに肉薄していく)
        今までのウォーコイトとは一味違うようだな……だが!!(アクセルブロウ、飛び蹴り)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-02 (日) 22:27:31
      • ばあ〜〜っか! 残念でっしたあ!

        (広本への道を遮るように、デフォルメされていない熊のぬいぐるみが無数に踊り出た)
        (うち一体恭一郎に張り付き、突如として爆炎を巻き上げ包み込む。激戦を潜り抜けた身体にまた、新たなダメージが蓄積されてゆくことだろう)

        どう違うって? 火力? 女子力? さあさ、早く答えてよ。 もう立てないだって、そりゃないよねえー。
        急がないと、そいつら一人ずつ粉々にしちゃうよ? よよ?

        (ウォーコイトは人形を自由に操作する。それが広本の場合、ぬいぐるみの形をとっている)
        (それらは今も広本の周囲を囲み、恭一郎の接近を拒んでいた) -- 広本 ミサキ 2014-02-02 (日) 22:44:31
      • !?(人形の爆発をモロに受けて吹き飛び、何とか体をその場に縫い付けるように立つ)
        ……は、はは……(笑い出す)ははははははははっ!!
        身を捨ててこそ……(エクスタイマーを広本に見せ付けるように構える)浮かぶ瀬もあれ!!
        (エクスタイマーのスイッチを押す。最後の加速が、疾走が始まる)
        (左右に体を振りながらジグザグに広本に接近していく)
        (人形は次々と爆発し、体の端々を吹き飛ばしていく)
        (それでも男は止まらない)
        (加速接敵。しかし相手に一歩、あと僅かな距離が届かない)
        うおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉ!!!(伸ばす手の中から、共生武装――――バイツァダストが突き出された)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-02 (日) 22:57:53
      • うっそでしょ……!? そんなあ……。

        (突き付けられる自らの死という現実。腹部を貫通した刃は、悪魔憑きの回復能力を阻害して離さない)
        (だが宿主の危機を感じ取り、彼女の中の共生生物が防衛反応という形で彼女に応えてしまった)
        (背からは不釣合いな無数の羽。頭上には淡い光輪。彼女は新たに、『モリオン』としての能力に覚醒する)
        (バイツァダストの一撃を受けたはずの傷口は、緩やかな光を帯びて回復してゆく)

        ……ったはは、マジで? やった、これで私の……!

        (「勝ち」。そう宣言するよりも先に、翳された掌には光が収束。重なり合った恭一郎に狙いを定める)
        (刹那、放出された熱線が……ホールを穿った) -- 広本 ミサキ 2014-02-02 (日) 23:10:44
      • (死。避けられない、死。敗北による死。それが明確な目の前の現実であった)
        (その危機を前に、武神恭一郎の生命の大車輪が回る)
        (悪魔寄生体は宿主を生かすため、急速に進化していく)
        (眼に見えない、例え見えていたとしてもわからないほどのスピードで)

        っ!!(放出された熱閃は、超反応によって首を左に曲げた武神によって回避される)

        (武神恭一郎の悪魔寄生体が、新たな力を宿したのだ)
        これが……これが俺の新たな悪魔寄生体『ガントレット』だッ!!
        (『運命』を操ることで『奇跡』すら味方につける、格闘型悪魔憑き。その力の顕現)
        (即座に相手の懐に潜りこみ、アッパーカットで広本ミサキを打ち上げる)
        (加速しながら錐揉み上昇する相手の背後に回りこみ)
        悪魔絶投技(デモンバスター)!!(その体を掴み、真っ逆さまに投げ落とした)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-02 (日) 23:25:55
      • (華奢な外骨格が完膚なきまでに破壊され、変身を維持できなくなった広本は本来の姿に戻った)
        (コントロールを失った民衆はそれぞれ、元の場所へと帰ってゆく。残されたのはただの三人だけ)
        (激戦が繰り広げられたとは思えない程物静かで、排気ダクトの音だけが密やかに響いていた) -- 広本 ミサキ 2014-02-02 (日) 23:34:36
    • 住宅街は暫く精神操作の制御下にあったが、日々を重ねるうちに本来の日常を取り戻していった。
      失踪した犠牲者は広本の言葉の通り、ある研究所に隔絶されていた。どうやら依頼主の要望により、人体実験の材料として出荷される予定だったようだ。
      俺たちの春休みは終わった。進級を前に新たな力を手に入れた恭一郎は複雑な様子だ。彼は益々進化している。
      いつか俺の手の届かない存在となってしまうのか……そんな気すらしてくる程だ。
      だが今はまだ人間であり続けている。彼が本来の記憶を取り戻したときどうなってしまうのか、俺もまた……。
      ……その時は、覚悟しなくてはならないのだろう。
      -- 2014-02-02 (日) 23:36:44
      • To Be Continued -- 2014-02-02 (日) 23:37:04
  • 第7話「疾走」 前編 -- 2014-02-02 (日) 17:15:14
    • 春眠暁を覚えずとはよく言ったもの。長かった冬も終わり、この艦にも春がやってきた。
      著しく平坦な気候によって地上ほど暖かくはないが、それでも仄かな陽気を心地よく思う。
      恭一郎と二人、電車に揺られ高級住宅街までやってきた。ホームに吹き抜ける風がどこか懐かしい。
      春休みを利用しての遠出だが、小旅行と言うほど気楽なものじゃあない。

      この一帯では最近、不可解な事件が発生していた。相次ぐ子供の失踪、映像に残らぬ通り魔。
      マスコミ各位の手に負える状況ではなく、取り扱うのは三流ゴシップ誌の飛ばし記事のみという有様であった。
      このまま埋もれていきそうだった矢先、目をつけたのは同居人の青璃である。

      調査のために先行している彼女から齎されたのは、意外な情報だった。
      なんと住民の誰もが、事件をまるで覚えていないのだ。そう、我が子と離れてしまった当の親でさえも。
      都会の闇と片付けるにはあまりに異質なこの状況だが、現地に到着した俺たちの目にはただの閑静な住宅街でしかなかった。
      -- 2014-02-02 (日) 17:15:34
      • 暮れから頻繁に出没している蟲といい、まさしく仮初の平和だな。
        物騒な世の中だ。しかも誰もが気にすら留めていない。いや、それだけ巧妙に事が運ばれているのか……?
        (歩く町並みは日常風景と何ら変わりないのだろう。小さな公園では子供が遊び、小鳩の群れはエサを啄ばんでいる) -- 2014-02-02 (日) 17:17:12
      • ああ……薄氷の下には何が潜んでいるのかわかったもんじゃねぇ。
        だが……だが我が子が失踪した親ですら事件のことを忘れるなんてことがあるだろうか…
        この事件、ディバインウォルフの仕業かも知れない。それも、巧妙な手口で仕組まれた何かが……
        -- 武神 恭一郎 2014-02-02 (日) 17:19:41
      • (どのような手口と言えど、仕掛けの痕跡は必ずどこかに残っているものだ)
        (しかしながらこの非常識極まる状況で、一体何を辿れば良いのか。俺は糸口を探しあぐねていた)
        (だがそういった心配も取り越し苦労に終わることとなる。何故ならば手掛かりが自ずと、此方に接触してきたからだ)

        いつぞやの蟲……!

        (驚くべきはそれだけではなかった。コンクリートの壁向こうから、木々の合間から。果ては路地裏の奥からやってきた異形の徒)
        (彼らを見ても、待ち行く人たちは何の驚きも見せようとはしない。むしろその眼は……興奮に満ち溢れていた) -- 2014-02-02 (日) 17:35:48
      • さあさ始まりました一大イベント! 実況は僕、広本 ミサキと 解説はあ……ああ、もう喋れないんだったね。
        (銀髪の長い髪に、ハーフパンツを履きこなしたボーイッシュな風貌。享楽的な笑みを浮かべながら現れる)
        (その手には腹話術用のパペットにしては生々しい、血みどろの中年男性の首が握られている)

        どうですか解説の山本サン! 「そうですねェ、どうでしょうかねェ……」 ああもうつっかえないなあ! ポイ!
        (少女はその生首をコンクリートの壁に投げつけ、けらけらと笑い続けた) -- 広本 ミサキ 2014-02-02 (日) 17:36:41
      • (異形の存在が無数に現れ、武神恭一郎は身構える)
        (しかし道を行く住民たちは彼らに対して恐怖してはいない。むしろ、その表情は)
        クソッ、一体なんなんだここは……!?(戦闘の構えを取ったまま周りを見渡す)
        広本、ミサキ………!(現れた少女は血塗れの生首をその手に持っていた)
        こいつ、既に人の心をなくしているのか!? おい、広本ミサキ! お前の目的はなんだ!!
        -- 武神 恭一郎 2014-02-02 (日) 17:41:44
      • 何って、やっだなあ……そんなの決まってるじゃん。遊びたいんだよ、君たちとさあ……!
        ほら、観客も用意したんだよ? みんながちゃんと見てくれてるね! ほうら、すっごい盛り上がりだ!

        (いつの間にかぞろぞろと人が集まりだしていた。決まってその表情は、まるでライブ会場やサーカスの客と同じそれ)
        (大歓声すら聞こえてくるほど。決まってコールが起こるたび、彼女は投げキッスなどでアピールを返す)

        上は「おい!手早く片付けろ!」 なぁんて言うんだけどね? それってつまんないじゃん?
        でもこの子たち嗾けても歯が立たないみたいだし……じゃあ「もっと面白いことしよっか!」って話!!

        (突如として無数の蟲が飛び掛ってくる。それらは人型で大型。2mはあろうかという威圧的形状)
        (鋭い爪を振り乱し、なりふり構わず襲い来る) -- 広本 ミサキ 2014-02-02 (日) 17:50:40
      • ………!? 全員、洗脳されているのか……それとも、何らかの異能の力なのかッ!
        (広本ミサキのアピールに沸く観客たちを見る。彼らも何とかして助け出さなければならない)
        (無数の蟲が飛び掛かってくる)くっ………!(それを蹴飛ばし、近くまできた蟲を殴りつける)
        このままじゃキリがねぇか……(右拳を前に突き出し)変……身!!
        (右拳を引いて左手を天上に突き出すと、武神恭一郎の全身に外装甲が形成されていく)
        こっちはちっとも面白くねぇんだよ!!(本格的に戦闘が始まり、拳と蹴りで蟲を倒していく)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-02 (日) 17:58:38
      • ああ、まったくだ。

        (飛来する蟲を一刀に切り伏せる。咲いた鮮血は陽光に照らされ色鮮やかに舞い散った)
        (この数ヶ月間、延々と戦った相手……今更苦戦するはずもない。だがそれは、相手もまた承知の上であった)
        (一匹伏せ二匹伏せ、それでも尚蟲は増え続けた。四方八方蟲だらけ。倒しても倒しても限がない)
        (ならばと蟲の合間を抜け、狙うは広本ミサキただ一人。瞬きも待たぬ速度で駆け抜け、鮮烈な刃を見舞う) -- 2014-02-02 (日) 18:18:07
      • 「やった!」と思った? お生憎う。

        (一陣の風にも似た一撃だったが、その剣も蟲たちに阻まれた。そして覆い被さるように新たな蟲、蟲。鳶を捕縛し、ミサキの元へと突き出す)

        やあ、こんにちは! 「私の眼を見ろ」。

        (その一言で、鳶は抵抗を止めた。まるで電源の切れた玩具のように) -- 広本 ミサキ 2014-02-02 (日) 18:18:22
      • 鳶ィ!!(敵を蹴散らしながら叫ぶ)
        まさか……マインドコントロールの異能か……!?(加速攻撃で一直線に蟲を蹴散らして道を作り)
        おい、鳶! 大丈夫か…!! しっかりしろ!(鳶に声をかけ、手を伸ばす)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-02 (日) 18:30:12
      • (広本ミサキの眼を見た瞬間、俺の意識は得体の知れない"何か"に侵食された)
        (記憶はある。俺が俺であるという確信も。だがそれでも、抗えないほどの衝動が俺を支配してゆく)
        (違和感に苛まれ続ける俺に、広本ミサキのか細い指先が顔を這い……そして、鋭利な爪が首先を切り裂いた)
        (傷口はあくまでも小さいものですぐに塞がったが、奴にはそれで十分だった)
        (植え付けたのだ。俺が俺でなくなるような、"種子"を)

        (皮膚の硬質化。体躯の巨大化。意識の肥大化。ああ、これで俺もあの蟲らと同じ存在になるのだろう)
        (不思議と何も感じない。幸福感さえ覚える。俺は恭一郎の手を払い、背を向けた) -- 2014-02-02 (日) 18:55:41
      • メインイベントって、やっぱり必要じゃん? 蟲vs君たち!じゃあ面白くないかなって思ってー。
        だーかーら、君の対戦相手はこちらでご用意しました。 はい、拍手!

        (衆人は割れんばかりの手拍子で応え、異形と化した鳶を迎え入れた。恭一郎を囲んでいた蟲も、役割を終えて身を引いていく)

        折角なので舞台もそれなりのところを用意しないとね。
        今日の晩、駅前のイベントホールではじめよ? -- 広本 ミサキ 2014-02-02 (日) 18:55:57
      • 鳶ぃー!!(手を払われると、自分の心臓に冷たい血が流れ込むのを感じた)
        (他の蟲たちの仲間入りをしてしまった鳶を倒すことなんて、出来そうもない)
        駅前のイベントホールだと……ふざけるな!! 鳶も、俺も!! 見世物のために戦ってきたわけじゃねぇんだぞ!!
        (蒼の騎士は吼える。広本ミサキを、その意思で抹殺せんばかりの敵意を込めて)
        -- 武神 恭一郎 2014-02-02 (日) 19:06:29
  • 第6話「凶悪なるD / 冴えたやり方」 -- 2014-01-28 (火) 17:36:43
    • 自分が日常生活の中で突然、蒼い龍になって暴れてしまうのを何とかして欲しいと依頼される武神恭一郎。
      依頼者である坂野明子と話しながら街を歩いている時、ディバインウォルフの送り込んだ新たな敵凪原閃の凶弾に倒れる坂野。
      その時、その傷がトリガーとなって坂野は蒼い龍となって暴れ出してしまう。
      凪原が言うには坂野は死なない限り魔種吸引できないという。果たして武神恭一郎の下す決断とは。
      -- 2014-01-28 (火) 19:21:05
      • うわああああああああぁぁ!!(強力なマイナードラグーンの攻撃を受けて吹き飛ばされ、壁に叩きつけられる)
        こ、こいつ……なんて強さだ! 説得しながらとか、手加減しながら戦うとか絶対無理だぞこれ!!
        -- 武神 恭一郎 2014-01-28 (火) 19:24:26
      • ははは! ディスイズビジネス! 俺としてはその女が生み出す黒い魔結晶さえ手に入れば後はどうでもいい!!
        せいぜい無駄な足掻きをするんだな、武神恭一郎!!(建物の上で笑いながら見物) -- 凪原 閃 2014-01-28 (火) 19:27:19
      • (敵と判断した武神恭一郎に向け、龍の吐息(ドラグーンブレス)で攻撃するマイナードラグーン)
        (周囲への被害も大きく、このままでは街の人間に死傷者が出るのも時間の問題だった) -- マイナードラグーン 2014-01-28 (火) 19:30:17
      • くっそぉ!(加速することで寸前でドラグーンブレスを回避)
        (周囲の瓦礫から生体武器、長剣を練成してマイナードラグーンに向けて加速しながら斬りかかる。加速攻撃(アクセルブロウ)
        このまま坂野さんを殺すことしかできねーのかよ!?(攻防は続く)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-28 (火) 19:32:44
      • 対抗戦闘力(プレデタースタイル)を使用、さらに攻撃的なフォルムへと進化していく蒼い龍)
        (尻尾を振り回して周囲を破壊しながら武神の加速を追う) -- マイナードラグーン 2014-01-28 (火) 19:36:13
      • ……確かドラグーンって種族は追い詰められると巨大化するんだっけなぁ!?
        そんなことされたら間違いなく死人が出ちまう……でも坂野さんを殺すことは……
        (その時、武神恭一郎は閃いた)殺す……そうか! そういうことか!!(相手の尻尾を回避し、空中で龍の顔を斬りつける)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-28 (火) 19:37:55
      • (マイナードラグーンは顔を傷つけられ、悲痛な鳴き声を上げる)
        (そして一度、身を縮めるように力を溜め、全身を回転させることによって龍首と靭尾による凶悪な破壊攻撃を繰り出す)
        獣王撃(ワイルドファング)、ドラグーンの必殺の範囲攻撃だ) -- マイナードラグーン 2014-01-28 (火) 19:40:27
      • (だが既にその場にセルティスの姿はない)
        (後方に大きく跳躍していたからだ)坂野さん、少し我慢してくださいね!!(蹴りの姿勢を取るとマフラーが白熱し始める)
        ロードオブグローリー!!(蹴りの姿勢のままマフラーが生み出す推進エネルギーによって前方に跳ぶ)
        (後方からは無数に刃を練成しながら、蹴りはマイナードラグーンへと向かうッ!)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-28 (火) 19:44:31
      • (必殺キックを受けてマイナードラグーンは末期の悲鳴を上げる)
        (そして力なくその場に倒れこみ、戦いは終わった) -- マイナードラグーン 2014-01-28 (火) 19:45:51
      • 凪原がニヤニヤと笑いながら見ている戦場。
        倒れこんだマイナードラグーンは急速に宿主の損傷を回復させながら、それでも自らの毒素で坂野明子の命を縮めていく。
        倒れていた坂野明子は、暴走する生命力に突き動かされるようにふらふらと立ち上がる。
        -- 2014-01-28 (火) 19:47:59
      • た、武神さん……苦しい…助けて………(武神恭一郎に向けて手を伸ばす) -- 坂野 明子 2014-01-28 (火) 19:52:17
      • (長剣に属性変更(プロパティアルター)で電撃を纏わせ)
        坂野さん。死んでもらいますよ……(長剣を振るうと、電流が迸り―――)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-28 (火) 19:53:39
      • 電流は坂野の胸元を突き、絶命した女はその場に倒れこむ。
        指先の小さな傷口から、マイナードラグーンの生み出す漆黒の魔結晶が姿を現した。
        -- 2014-01-28 (火) 19:55:21
      • (坂野の死体に近づき、長剣の切っ先を心臓に向ける)
        ふん!!(再び電流が坂野の心臓を打つ)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-28 (火) 19:57:31
      • 坂野明子は、再び心臓が鼓動を打ち始める。今ここに一度死に、蘇ったのだ。 -- 2014-01-28 (火) 19:58:26
      • な、なにィ!? こいつ………一度女を殺すことで体外にマイナードラグーンを排出させたのか!? -- 凪原 閃 2014-01-28 (火) 19:59:20
      • (黒い魔結晶を拾い上げ)おお、こりゃでかい魔結晶だ……凪原、これが欲しかったんだろう?
        (ニヤリと笑うと凪原を見ながら漆黒の魔結晶を握り潰し、自分の中に吸収する)
        だがそれは叶わねーな!!(凪原を指差すセルティス)降りてきて俺と戦うか、凪原ぁ!!
        -- 武神 恭一郎 2014-01-28 (火) 20:04:11
      • いい気になりやがって……出来損ないがぁ!!
        (人間の背中にブースターのような外部装置が外骨格によって生成される)
        まぁいい……今日は負けを認めてやる。次に会う時までに覚悟しとくんだな、武神恭一郎ッ!!
        (背中から圧縮空気を噴出することで、凄まじい速度でその場を離脱していった) -- 凪原 閃 2014-01-28 (火) 20:11:29
      • 出来損ない……? 一体、なんのことだ…… -- 武神 恭一郎 2014-01-28 (火) 20:13:04
    • それからしばらくして、すっかり傷も癒えた坂野明子が武神恭一郎の前に姿を現した。 -- 2014-01-28 (火) 20:12:34
      • いやぁ、一度殺してしまってすいません坂野さん。
        でもああしないと坂野さんを助ける手段は他になかったもので……(鏡を見て前髪を気にしつつ)
        ま、ここに仮面ライダーがいる限り。悪は絶対に栄えたりしません……ご安心を、レディ。(フッ、と気取りながら)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-28 (火) 20:15:03
      • ええ、武神さんには感謝しています。本当にありがとうございました……!
        あれから龍になって暴れることもありませんし、夫と子供も喜んでいます。なんとお礼を申し上げたらいいやら… -- 坂野 明子 2014-01-28 (火) 20:20:55
      • はっ………えっ……(目をぱちぱち)ええと……坂野さん、ケッコンなされているのですか…? -- 武神 恭一郎 2014-01-28 (火) 20:21:46
      • はい!(左手薬指を見せると、そこにはマリッジリング)一児の母です!(良い笑顔) -- 坂野 明子 2014-01-28 (火) 20:26:54
      • そういうオチかァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!(頭を抱えて膝をついた) -- 武神 恭一郎 2014-01-28 (火) 20:27:35
      • To Be Continued
  • 第5話「凶悪なるD / 龍に憑かれた女」 -- 2014-01-28 (火) 00:19:12
    • 最近巷で暗躍しているディバインウォルフと戦っている学生がいる。
      その学生は、都市伝説にあるヒーロー『仮面ライダー』だ……
      その噂が広がると、時折武神恭一郎の元に依頼をする人間が来ることがあった。
      今、武神恭一郎の目の前にいる彼女もその一人だ。
      -- 2014-01-28 (火) 00:30:53
      • 俺だって忙しいんですがね。(鏡を見て前髪をくいくいと直す)でも…あなたのような美しい女性の頼みでしたら。
        この武神恭一郎、一肌でも二肌でも脱がせていただきます!! ええ!
        -- 武神 恭一郎 2014-01-28 (火) 00:39:32
      • は、はぁ………(一歩引きながら、それでも話をする)
        私は坂野明子(さかの あきこ)と申します。
        どこから話したらいいものかわかりませんが……私、ある日を境に急にドラゴンに変身するようになってしまったんです。
        変身している時はすごく、暴力的な気分になって……結果、暴れて周りに被害が出てしまうんです…
        私みたいな存在を「悪魔憑き」と言うんですよね!(武神の手を取り)お願いします、どうか助けてください! -- 坂野 明子 2014-01-28 (火) 00:44:56
      • (手を握られると良い笑顔で)はい! この街の涙を拭うハンカチ、仮面ライダーセルティスが!
        あなたを助けるために全力を出します! どうか、安心してください……!
        (ツッコミ不在の有様であったという)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-28 (火) 00:59:05
      • 手を握るついでに、武神恭一郎は坂野明子から魔種吸引を行おうとした。
        相手に戦闘の意思がない今なら、魔種吸引が可能ではないかと思ったからだ。
        しかし………
        -- 2014-01-28 (火) 01:15:46
      • …魔種吸引できない? いや、確かにこの人は悪魔憑きだ。悪魔寄生体の脈動を感じる……
        しかし、何故………(不思議そうな顔をする女性を前に、武神恭一郎は嫌な胸騒ぎを覚えていた)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-28 (火) 01:17:30
    • 武神恭一郎は依頼者・坂野明子を連れて街を歩いていると、ふと殺気を感じて周囲を見渡した。
      しかし殺気は濃密に漂ってきて、その源泉がどこかはわからない。
      -- 2014-01-28 (火) 01:32:01
      • な、なんだ……!?(周りは人通りが少なく、また通りすがりの人間の誰もが非戦闘員に見えた)
        (しかし感じている殺気は本物、一体どこから)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-28 (火) 01:34:22
      • あ、あの……どうしたんですか、武神さん。(武神の様子に気付いたのか不安げに手を伸ばし) -- 坂野 明子 2014-01-28 (火) 01:35:25
      • (建物の上から、拳銃を撃つ。それは普通に考えれば到底拳銃では狙えない距離。しかし) -- ??? 2014-01-28 (火) 01:36:29
      • 謎の人物が放った拳銃の銃弾は、寸分狂いもなく坂野明子の胸元に吸い込まれていき、心臓に穴を穿った。 -- 2014-01-28 (火) 01:37:51
      • あ………っ(自分の目の前で、血を流す依頼者) -- 武神 恭一郎 2014-01-28 (火) 01:38:33
      • 次の瞬間、坂野明子の体が膨れ上がり、皮膚は蒼の鱗へと変わる。
        腕は前足に変わり、服を突き破って首が伸び、龍の頭を作り上げる。
        武神恭一郎の目の前にいたのは、蒼い龍だった。
        -- 2014-01-28 (火) 01:40:19
      • な、なに……これが坂野さんが言っていた、ドラゴンへの変身……!?
        しかしッ!(拳銃が放たれた方向、建物の上に視線を向ける)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-28 (火) 01:41:47
      • よう武神恭一郎。お前がこの件に関わってるとはな……好都合だぜ。
        (サングラスをかけた、気取った男が拳銃を軽く振って硝煙をかき消す)
        俺の名前は凪原 閃(なぎはら せん)だ。ま、これからマイナードラグーンに嬲り殺される人間に名乗っても無駄かな? -- 凪原 閃 2014-01-28 (火) 01:44:29
      • (突如現れた蒼い龍は暴れ出し、周囲に人々の悲鳴が響いている)
        くっ……凪原、お前もディバインウォルフか!! マイナードラグーンとは一体なんだ!!
        -- 武神 恭一郎 2014-01-28 (火) 01:48:10
      • ま、教えてやってもいいけどな。(銃をカチャカチャと鳴らし、口元を歪めて笑う)
        それはディバインウォルフで開発したドラグーンって悪魔寄生体の変種だよ。確かウォーコイトを混ぜてあるんだったかな?
        そしてそのマイナードラグーンは、宿主が死んだ時に自動的に黒い魔結晶となって出てくる。
        が、それ以外の方法では魔種吸引はできない仕組みだ。
        ククク……その女を殺して街を守ることができるかな、仮面ライダーさんよぉ。 -- 凪原 閃 2014-01-28 (火) 01:52:03
      • なんだって!?(右拳を握り)クソッ……ディバインウォルフめ…!!
        (右拳を引いて左手を天上へ突き出し)変……身!!(外装甲を作り出して悪魔化)
        坂野さん、目を覚ましてくれ!!(蒼い龍の前に飛び出し)あんたは悪魔寄生体に操られているんだ!!
        -- 武神 恭一郎 2014-01-28 (火) 01:58:10
      • (蒼い龍は前足を振り上げると、武神恭一郎の急所に向けてそれをなぎ払う。獣閃(ビーストストライク)と呼ばれる技だった) -- マイナードラグーン 2014-01-28 (火) 02:00:23
      • ま、待て坂野さ……うわあああああああぁぁ!!(吹き飛ばされ、壁に叩きつけられる) -- 武神 恭一郎 2014-01-28 (火) 02:01:11
      • To Be Continued
  • 第4話「生・体・兵・器」 -- 2014-01-25 (土) 23:32:05
    • 工場地帯でディバインウォルフの戦闘員を倒した武神恭一郎。
      その時、残った敵の一人が最後の力で小さなカプセルを放り投げる。
      そのカプセルを破って出てきたのは、全長3メートルほどにもなる超巨大トンボだった。
      -- 2014-01-25 (土) 23:37:14
      • なんだ……!? あんな小せぇカプセルから巨大な怪物が…悪魔憑きが生まれるなんて!! -- 武神 恭一郎 2014-01-25 (土) 23:46:42
      • キシャー!!(醜悪で巨大な顎をガチガチと噛み合せ、武神恭一郎から遠く離れていく) -- メガドラゴンフライ 2014-01-25 (土) 23:49:22
      • 離れていく……? 一体、なんなんだ… -- 武神 恭一郎 2014-01-26 (日) 00:02:47
      • (遠くに行った後、高速飛行によって武神恭一郎に襲い掛かる)
        (その速度、時速300km前後!!) -- メガドラゴンフライ 2014-01-26 (日) 00:25:11
      • ……!!(その衝撃波で吹き飛ばされ、外装甲が激しく砕ける)
        何ぃ!? あの速度で攻撃ができるのか………!!(セルティスの加速で追うには持続力が足りない)
        (体の自己修復を行っていると、また遠くからトンボがこちらに向かってくる)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-26 (日) 00:30:20
      • ギシシシシシ……クァー!!(耳障りな鳴き声を上げながら武神恭一郎に迫り)
        (そしてすれ違い様に範囲肉弾攻撃(ブランディッシュ)で破壊の暴風を吹かせる)
        (ヒット&アウェイ。時速300kmという速度を生かし、相手に攻撃さえさせることのない一撃離脱戦法を本能で行う) -- メガドラゴンフライ 2014-01-26 (日) 00:49:25
      • うっ………!?(ブランディッシュをまともに受けてその場に膝をつく)
        こいつ……強い!! 普通に戦っていたんじゃまともにダメージも与えられない……!
        -- 武神 恭一郎 2014-01-26 (日) 02:22:15
      • (武神恭一郎が弱っていく姿を眺めながら次の攻撃のタイミングを図っている) -- メガドラゴンフライ 2014-01-26 (日) 02:32:30
      • クソッ……ロードオブグローリーも届かなきゃ意味がねぇ……! どうしたらいいんだ… -- 武神 恭一郎 2014-01-26 (日) 02:41:11
      • (すぐに武神恭一郎に向かって超速の突撃を行う) -- メガドラゴンフライ 2014-01-26 (日) 02:45:41
      • うおお!?(寸前で体内時間加速(インターナルアクセル)を行って攻撃を横っ飛びに回避)
        クソッ………まるでついていけねぇ…いや、待てよ。
        (今の一瞬、攻撃を回避できたのだ。持続力では劣っていても速度はこちらが上)
        (つまり、一瞬の間隙を見逃さず攻撃に転じればあの巨大トンボを倒すことができるのではないか?)
        ……クソッ、仮面ライダーも楽な仕事じゃないな………!!(立ち上がり、構えを取る)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-26 (日) 02:49:40
      • (トドメの攻撃を行うために武神恭一郎に真っ直ぐに突撃していく)
        (その速度は今までにないほどだ) -- メガドラゴンフライ 2014-01-26 (日) 02:52:35
      • ………!(落ち着け、最小限の動きを心がけろ)
        (相手の動きをよく見て動けば、自分の速さなら敵はないのだから)
        (そこを見破られ、亜人の殺人鬼にはいいようにやられてしまった。二度も同じ轍は踏めない)
        うおおおおおぉ!!(相手がこちらに近づいた瞬間、体内時間加速(インターナルアクセル)。メガドラゴンフライの背に飛び乗った)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-26 (日) 02:55:06
      • ギィ!?(背に飛び乗られ、飛行がフラつく) -- メガドラゴンフライ 2014-01-26 (日) 02:57:28
      • (生体武器を練成、長剣の形に作り上げると)…確かトンボは冷気に弱いんだっけなぁ!!(剣に冷気を纏わせる)
        絶望しやがれ!!(巨大トンボの背に乗ったまま、その胴体を冷気の刃で刺し貫いた)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-26 (日) 03:00:57
      • ギィィィィィィィィィィィィィィィ!!!(その衝撃に絶叫すると、巨大トンボは錐揉み回転しながら地上へ落下していった) -- メガドラゴンフライ 2014-01-26 (日) 03:02:50
      • おおっと!(生体武器を分解、再構築してパラシュートを練成しながら地上へゆっくりと降りていく)
        (地上に落下してピクピクと触覚を動かしている巨大トンボを前にして)
        お前もディバインウォルフに利用された哀れな生体兵器だ……楽にしてやるぜ。
        -- 武神 恭一郎 2014-01-26 (日) 03:06:02
      • 超巨大トンボを魔種吸引し、無力化する武神恭一郎。
        後には小さな小さなトンボが一匹いるだけだった。
        -- 2014-01-26 (日) 03:08:18
      • …こんな小さな虫を凶悪な兵器に変えてしまうのが悪魔寄生体の力ということかよ。
        (空に舞うトンボを見送り)じゃあな、もうディバインウォルフに捕まるんじゃねーぜ!(そう叫んでバイクに跨り)
        さて……今日の正義完遂っと。(手の中に残った魔結晶という名の宝石をじゃらじゃら鳴らし、男は去っていった)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-26 (日) 03:12:14
      • To Be Continued
  • 第3話「人質」 -- 2014-01-25 (土) 02:01:47
    • ディバインウォルフの虫人間、ウォーコイトを追い詰めた武神恭一郎。
      しかし、ウォーコイトは道端を歩いていた少年を人質に取り、武神恭一郎に節くれだった指を突きつける。
      「こいつの命が惜しければ投降しろ」と。
      -- 2014-01-25 (土) 02:07:41
      • くっ……卑怯な、ディバインウォルフめ…!
        (場所は工事現場前、たまたま助けが来る状況とは考えづらい)
        (今は自分の力で、目の前の命を助けなければならない)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-25 (土) 02:09:45
      • まずは変身を解除してもらおうか、武神恭一郎!
        大人しく言うことを聞けばこいつの命は助けてやる……ククク。 -- ウォーコイト 2014-01-25 (土) 02:11:44
      • あ、あああ……(首元にカマキリの剛刃を当てられ、恐怖に歯の根も噛み合わない) -- 子供 2014-01-25 (土) 02:12:51
      • 待て!(両手を上げ、降参のポーズを取り)変身を解除すればいいんだろ……
        (悪魔化を解除し、外装甲が崩れて砂だらけになる)
        その子は無関係だ、とっとと離してもらおうか。
        -- 武神 恭一郎 2014-01-25 (土) 02:18:15
      • 良いポーズだな、武神恭一郎……(子供を抱きかかえたまま近づいて行き)
        (カマキリの剛刃を武神の頬に浅く突き刺す)
        ディバインウォルフの戦闘員を山ほど片付けてくれたなァ……そのお礼をしなきゃいけないと私は思っているよお…ク、ククク。
        …何とか言ったらどうだ、ええ!?(頬を切り上げる) -- ウォーコイト 2014-01-25 (土) 02:21:08
      • …っ!!(頬が切れて血飛沫が子供にかかる) -- 武神 恭一郎 2014-01-25 (土) 02:22:26
      • ううっ!(泣きそうになり、顔を歪めて) -- 子供 2014-01-25 (土) 02:24:05
      • 泣くな!! こんなの……お前のせいじゃない…
        理不尽を突きつけられても、怖くても……泣かなきゃ負けじゃねぇ…!
        -- 武神 恭一郎 2014-01-25 (土) 02:25:25
      • !!(武神恭一郎の顔を見上げる。涙は、流されずに止まった) -- 子供 2014-01-25 (土) 02:27:18
      • いい子だ……!(血を流しながらも、子供に笑顔を見せて) -- 武神 恭一郎 2014-01-25 (土) 02:27:50
      • 何が泣くなだァ? これはいよいよ武神恭一郎、お前を屈服させなきゃ気がすまなくなってきたよお……
        オラッ!!(カマキリの剛刃が武神の体をX字に切り裂く)私に跪け!!
        命乞いをするんだよお!!(滅多切りに斬りつける)アヒャハハハハハハハハハ!! -- ウォーコイト 2014-01-25 (土) 02:30:15
      • (斬り付けられながら、左手を後ろ手に回してある)
        (そして投擲武器を、投げナイフを一本練成し終わっている!)
        少年、こんな時には言ってやるもんだぜ……(体内時間加速(インターナルアクセル)、相手よりも、超人の反応速度よりも速く! 投げナイフを投げつける!!)
        悪党が勝ち誇るなんざ100年早ぇ!!(投げつけられたナイフは寸分違わず子供を抱きかかえるウォーコイトの左手へと)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-25 (土) 02:33:54
      • なにィ!?(左手に刺さった投げナイフは、金属の植物へと姿を変えて左腕を雁字搦めにしてしまう)
        クソッ!? 何を……(その瞬間、子供は逃げ出している) -- ウォーコイト 2014-01-25 (土) 02:37:15
      • (ウォーコイトから逃げ出し、一目散に駆けて行きながら少年は叫ぶ)
        そんな奴、やっつけちゃえ!! 仮面ライダー!!(少年は呼ぶ。都市伝説にある、ヒーローの名を) -- 子供 2014-01-25 (土) 02:38:40
      • 仮面ライダー……いいね、その名前………(男の姿が異形へと変わっていく)
        (周囲の小石や砂が消えてなくなり、武神恭一郎の外装甲を形作っていく)
        俺は……仮面ライダー…(拳を握る。その拳を電撃が走る)仮面ライダーセルティスだ!!
        加速攻撃(アクセルブロウ)、神速の一撃がウォーコイトを襲う)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-25 (土) 02:42:02
      • ぶげぇっ!?(雷撃を纏う一撃に殴り飛ばされ、転がっていく)
        ぶがっ、ぶがぁ!! 私の顔がぁ!!(顔を両手で押さえながら立ち上がる) -- ウォーコイト 2014-01-25 (土) 02:44:18
      • 絶望させてやるぜ、虫野郎!!(その場で後方に跳躍し、蹴りの姿勢を取る)
        (マフラーが白熱化し、推進エネルギーを生み出す――――必殺の蹴り、そのために!)
        ロードオブグローリー!!(蹴りはウォーコイトへ向かう。その背後から無数の刃を壁や床から練成しながら!)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-25 (土) 02:47:25
      • ヒッ………!!(虫の超人は心底絶望しきった声を上げ)
        ぎゃああああああああぁぁ!!(必殺キックを受け、倒れこんだ) -- ウォーコイト 2014-01-25 (土) 02:48:54
      • 絶望したか?(親指を下に向け)
        (変身を解除してウォーコイトから魔種吸引を行う。人間の姿へと戻っていく虫の超人)
        (そして隠れて見ていた子供に向けて)また何かあっても泣くんじゃないぞ、少年!(笑顔を見せてバイクに跨り、走り去っていった)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-25 (土) 02:51:57
      • To Be Continued
  • 第2話「交叉」 -- 2014-01-23 (木) 21:09:45
    • 夜風に通る誰かの悲鳴。声色の高さからして女性の物か。青年は家屋の屋根から屋根を伝い、それを目指した
      やがて見えてきたのは、被害者と思われる女性とそれを付け狙う異形の徒。そして、身を挺して女性を庇う級友の姿だった
      -- 2014-01-23 (木) 21:10:29
      • (「何をしている、格好つけている場合か!」「相手は妖魔だぞ!」幾つか叫ぶべき言葉が浮かんできたが、俺はその何れも発することはできなかった)
        (絶句してしまった。目の前で、あいつが……恭一郎が、異形の姿へと成り果てたのだから)
        (その強さは凄まじいものだった。目にも留まらぬ速度で眼前の妖魔を打ち倒し、そいつを圧倒したんだ)
        (そうまるで、俺たちの世界を襲ったあの妖魔たちのように)

        恭一郎……ッ!

        (俺はそれが当然のように刀を抜いていた。この世界へと降り立って初めてだろうか、忍者として力を奮ったのは)
        (煌く剣閃は複雑に折り重なった綾取り糸のように艶やかな模様を描く) -- 2014-01-23 (木) 21:10:55
      • ……よし、これでいいか。(異形に変身した姿のまま手首をコキコキと鳴らして)
        おい、大丈夫か鳶……と、鳶!?(あまりにも鮮やかな剣閃、加速して回避を試みるも外装甲のあちこちを切り取られてしまう)
        おい待て!! 俺だ、武神恭一郎だ!!(相手の攻撃の鋭さ、迂闊に変身解除もできない)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-23 (木) 21:16:45
      • そうだ、お前だ。そんなことはわかっている。
        お前にもお前の事情があるように、俺にも俺の事情があるんだ。
        言の葉は幾らでも繕う事が出来る……故に。その命に問い質す!

        (走り出す女の姿が遠くなる。その歩みは決して遅くはないが、今の俺たちにとっては静止しているにも等しかった)
        (浮雲も宵の月も、木々を渡る鴉ですら置き去りにしていく程の速度で、俺は刃を打ち拳を見舞う)
        (「無抵抗は死に至るまで」。その意思表示に、恭一郎はこう答えた) -- 2014-01-23 (木) 21:26:49
      • お前の、事情!?(右手を軽く握って意識を集中する)ここで殺られるわけにはいかねぇ!!
        (周囲の物質を分解・再構築して右手から生体武器を練成する)
        (一体、鳶の正体はなんなんだろう。自分は振り切るつもりで加速しているが、鳶の身のこなしはそれを上回るほどの速度に到達しつつある)
        俺は刃引きしてねぇぞ!!(左拳と右刃を複雑に打ち、斬っていく。二人の戦いは、互角)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-23 (木) 21:32:31
      • 奇遇だな、俺もだ。

        (巻くような打ち込みで、恭一郎の剣を叩き折る。刃の質はこちらが上か。或いは、こいつがまだ自分の力を使いこなしていないだけなのか?)
        (俺はすぐその考えを肯定することになった。こいつはまた当然のように、新たな剣を生み出してきたのだ)
        (一進一退の攻防に、俺たちよりも先に周囲の環境が悲鳴を上げつつある。忍同士の決闘ならいざ知らず、目の前の怪異は他者に悟られぬ修行などしているはずもない)
        (音もなく手裏剣を放る俺に対して、風を波立たせるように剣で叩き落す恭一郎。舗装された地面に、まるでオブジェクトのように刃が立ち並んだ)

        お前の速度はこんなものなのか? 限界点はここなのか?
        それでは俺には勝てないよ。 -- 2014-01-23 (木) 21:44:07
      • こいつの太刀筋は練度が段違いだ!!(何度か刃を叩き折られながら、それでも生体武器を再練成して立ち向かっていく)
        くっ………(相手のほうが圧倒的に素早い。見るに弾速を超えるスピードを出している)
        (外装甲の中で苦しい顔をしながら、それを悟られないように明るい声を出す)そうだな……俺も切り札を切る時かも知れねぇなぁ…
        (鳶を上回る可能性がある技は最終能力(ファイネストアーツ)しか残されていない。だがそれを繰り出して回避されず、それでいて相手を殺さずに勝つ、というのは至難の業だ)
        ……まぁ…見てなって……なぁ!!(咄嗟に左手に投げナイフを4,5本練成して投げ放つ)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-23 (木) 21:52:15
      • (乱雑に放たれた凶刃は、このような場においては非常に効果的なものだ。何分互いに超高速で動き続けているからこそ、少しのズレが致命的となる)
        (それは即ち付け入る隙を生み、生死を分かつ。だが俺はそれを理解していてもなお、ナイフを打ち落として続く一撃を待った。全ては見極めるために)
        (俺が滅ぼすべきは何なのか。目の前の男はそれに連なる妖魔なのか。合図は突如として注がれた通り雨。雫が路面へと染み込んだその刹那) -- 2014-01-23 (木) 22:14:07
      • (夜の雨が二人を打つ、その雨粒の間隙を突くように後方に跳ぶ)
        いくぜ鳶!!(蹴りの姿勢を作るとマフラーが白熱、前方に向けて推進するエネルギーを生み出す)
        栄光の回廊(ロードオブグローリー)!!(凄まじい勢いで蹴りを繰り出しながら、武神の後方から次々と練成される刃が鳶に襲い掛かる)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-23 (木) 22:25:08
      • (これまでの交錯により、こいつに殺気なんてものがないことはわかっていた。その力に習熟しているわけでもないということも)
        (ただ底意地か、先天的なセンスだろうか、一つ一つ行動を起こすたびに、目に見えて成長していた)
        (事実掠りもしなかった恭一郎の剣は、今では俺に僅かばかりだが傷を負わせている。そしてこの一撃も、今まで見た蹴りよりも速く、鋭い)

        それが切り札かよ!

        (だが俺にも意地があった!事情も背景も道理も越えた、男としての意地が。刃を交えた以上、向ける背など存在しない)
        (既にこれは忍務などではなく、個人的な私闘なのだから。超常的な嵐と相対する俺が取る行動は、印を結ぶことでも札を切ることでもない)
        (ただマイクロチップ化した忍具を手甲に挿入し、起動するだけ。俺は忍者であり科学者なのだから。斜歯忍軍の鳶なのだから)

        (顔を背けたくなるような刃が降り注ぐも、その切っ先は俺に突き立つことなく全て弾き落とされていた)
        (俺とあいつを遮るように生じた空間の歪みが、この現世に存在する如何なるものをも拒絶する)
        (本来複雑な工程や過酷な修行があってはじめて実現できるこの忍法も、斜歯に掛かればご覧の通り。一度解明してしまえば機械的に処理が可能なのだ)
        (一つ誤算があるとすれば、破られるはずのないこの忍法が、恭一郎によって強引に蹴り破られるということなのだが)

        いちいち非常識な奴だな、お前は!

        (手甲内部の忍具が処理能力の限界を超え、発熱した後破損!こうなるともう、呆れてしまって手を上げるしかない)

        終わりだ終わり。お前の勝ちでいい。確かにお前は人を襲うような奴じゃないし、人を謀る様な器用さもない。
        だがわからない。お前は一体、何なんだ? -- 2014-01-23 (木) 22:53:20
      • うおっ!?(ロードオブグローリーの勢いのまま着地に失敗し、姿勢を崩してしまう)
        (そしてそのまま立ち上がろうとして、最後の力を振り絞り、使い切っていることに気付いた)
        ヘッ、非常識は悪魔憑きの専売特許なもんでな……(変身を解除すると崩れた外装甲のせいで砂だらけになる)
        俺は悪魔憑き、悪魔寄生体という寄生虫を脳の付近に飼う超人だ。
        だが俺が何者かは俺にもわからない……記憶喪失なんだ。自分が本当に20歳程度なのか、あるいはただの人間なのかどうかすらわからない。

        (髪をかき上げる。砂がぽろぽろと落ちる。かっこつかないな、と一人呟いて)

        信じて欲しいことは一つだけだ。俺は悪を許さない、正義の存在だということを。
        それだけわかってくれれば、後はお前の判断次第だ……(ゆっくり立ち上がって)
        …あの女の人、ちゃんと逃げれたかな。(そんなことをぼんやり考えた)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-23 (木) 23:09:33
      • (その姿はどことなく親近感を覚えずにはいられなかった。かつての俺を彷彿とさせたから)
        (自我も朧で振り返るべき過去もなかったあの頃に。それでも居場所を探し続けていたあの頃に)

        正義か……真顔で言ってのけるのが、お前の凄いところだよ。
        だが嫌いじゃないさ。俺にもあるからな、人並みの正義というやつが。

        (帰路の道すがら、俺たちは互いに伏せていた話を交えた)
        (俺と鶸が別の世界から来たこと。そこでは恭一郎のような妖魔……こちらで言うところの「悪魔憑き」が突如として出現したこと)
        (元凶を突き止め、その存在を咎めるのが目的だということ。そして俺が、身勝手な創造主につくられた人ならざるものだということも)
        (聞けば恭一郎は悪魔憑きに追われる存在らしい。ならば下すべき判断は、取るべき行動は一つだけだった)
        (こうして俺に、新たな協力者ができた) -- 2014-01-24 (金) 00:39:23
      • To Be Continued
  • 第1話「進化」
    • ある日の夜、武神が夜の街を歩いていると一組のカップルが通り過ぎる
      幸せそうな二人…だが、ふと振り返れば、隠れる場所も無い筈なのに
      二人の姿は忽然と消え去っていた…女の履いていたハイヒールの片方だけを残して
      -- 2014-01-22 (水) 23:43:22
      • ……全く、最近の若いモンはよぉ……っとくらぁ。(一人で夜の街を行く。ディバインウォルフがこんな夜にも暗躍しないとは限らない)
        (瞬間。二人分の足音が、消えた)!?(振り返ると二人の姿はなく)
        な、なんだ……今の二人はどこへ消えたんだ!?(異様な何かを感じ、戦闘姿勢を取る)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-22 (水) 23:49:38
      • 武神が戦闘態勢をとった直後、悪魔により強化された体が
        女性の小さな悲鳴を聞きつける
        場所はここからやや離れた、学園都市の中心部から少し離れた場所
        瞬間転移でもしなければ、とてもあの一瞬で移動する事など不可能な距離だ
        -- 2014-01-22 (水) 23:55:48
      • …!? さっきのカップルの片割れか!(悲鳴が聞こえた場所へと走り出す)
        し、しかし……今の一瞬でどうやって二人をさらったんだ!? まさか、俺と同じ加速能力者なのか!?
        (正体不明の敵への不安、焦燥、そしてそれをとめなければならないという正義の心に突き動かされ、走る)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-23 (木) 00:04:21
      • '駆けつけた武神の目に映った光景、それは…
        まず最初に飛び込んできたのは地面に倒れこんだカップルの男、うつ伏せに倒れている筈の男の頭は
        あり得ないねじ曲がり方をしており、既に手遅れであることが見て取れる
        そしてその奥では
        死の恐怖に顔をゆがませたカップルの女の首を片手で捕まえ、軽々と持ち上げる
        黒ずくめの戦闘スーツの様なものを着込んだ謎の亜人が、首だけを武神へ向けている
        その顔はガスマスクの様な被りもので、素顔を窺う事は出来ない
        -- 2014-01-23 (木) 00:11:10
      • ……っ!(口元を押さえて)ひでぇ……どうしてこんなことを…
        (謎の亜人を指差し)おい、お前ぇ!! その女を離せ!! 今なら警察に突き出すだけで勘弁してやるぜ!
        (左手は相手にとって死角にしておいて、こっそり手の中に手裏剣を物質創造(クリエイトマター)で作っておき)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-23 (木) 00:14:42
      • 「誰だお前…まいっか…しょうがねえ、離してやるよ」
        (そう言って、亜人は一瞬力を緩める、そして女が死の恐怖から解放されかけ、安堵した一瞬を狙い)
        (再度手に力を込め、頸椎ごとその細い首を握り潰した、鈍い音と共に、女の首は頭の自重で半回転し)
        (手を離され地面に降りると同時に、糸の切れた人形の様に崩れ落ちる)
        「ほらよ、離してやったぜクソガキ」
        (合成音らしき声で喋る亜人、そのマスクの下はきっと嫌味な笑顔を浮かべていただろう事が、容易に想像できた) -- 亜人 2014-01-23 (木) 00:26:52
      • …………!(目の前で握り潰される、命)うおおおおおおぉぉぉぉ!!!(思わず隠しておいた手裏剣を足元に落として)
        貴様ッ!! 人の命を何だと思っていやがる!!(右拳を前に突き出し)
        お前のような奴は痛みでわからせてやらねーとな!!(右拳をギリギリと握って引き、左手を天上に突き出す)
        変……身!!(空気中の物質を分解、再構築して粒子の外装甲を身に纏っていく)
        絶望しやがれ……悪党!!(亜人に向けて走り出し、右拳を振るう)うおらぁ!!
        -- 武神 恭一郎 2014-01-23 (木) 00:36:06
      • 「うわウザ、何正義の味方気取ってマジになってんだか…」
        (目の前の亜人は構えをとらない、それは武神を侮り、挑発しているようでもあったが)
        「見え見えだっつの間抜け!」
        (武神の放った拳は、柳に向かって拳を振るうかのように亜人にさらりと避けられ)
        (逆に突き出された右腕を掴まれる、謎の虚脱感とその腕を握り潰さんばかりの万力のような握力が)
        (一度に武神へ向け襲いかかる!) -- 亜人 2014-01-23 (木) 00:45:13
      • うぜぇのはてめぇだ!!(拳はあっさりと回避され、その腕を掴まれる)な………
        (外れない。変身した武神恭一郎、セルティスは確かに剛力を発揮できる悪魔憑きの戦闘フォームであるはず)
        (その力を、発揮できない。脱力と同時に腕を握り潰されんばかりの圧搾に悲鳴を上げる)
        ぐ、ぐおぉ!?(思わず片膝をついてしまい)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-23 (木) 00:54:53
      • 「おー驚いてる驚いてる、パワーはあるみてえだが油断し過ぎだぜ」
        (腕にかかる力は更に強くなっていく)
        「っていうか能力に頼り過ぎだっつの、格闘も習った事はあるみてえだが俺からいわせりゃまだまだ、アマ以下だぜ」
        (相手の自尊心を折りに行きつつ、その腕を破壊すべく徐々に力を込める、これ以上力を込められれば)
        (虚脱の能力により力を発揮できない武神の骨は、完全に粉砕されるだろう) -- 亜人 2014-01-23 (木) 01:02:10
      • ………っ!!(力が入らない)くそっ、なんだこれ! なんなんだよぉ!!
        (半ば悲鳴のような声を上げて必死に相手の手を引き剥がそうとする)
        (外装甲が砕け、生身の腕が露出する)あ。ああああ……(破砕音が、響いた。骨が砕ける、その音が)
        うわああああああぁぁ!!(激痛に体を捩り、異形は再び叫び声を上げた)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-23 (木) 01:07:14
      • 「ヒャハハハハ!!どうしたヒーロー!ざまあねえなあ!?」
        (悲鳴を上げる武神の頭を、すかさずもう片方の手が掴む)
        (再びあの謎の虚脱感…そして同時に襲い来る、頭蓋にかかる圧力)
        「あいにく男いたぶって悦ぶ趣味はねえからよ、このまま派手に脳漿ブチまいて死んでくれや」 -- 亜人 2014-01-23 (木) 01:16:26
      • (頭を掴まれると、心の中に恐怖が侵入してくる)
        (嫌だ、死ぬのは嫌だ。それだけじゃない、こんな下種野郎に好き勝手絶頂にされたまま負けて死ぬのが最高に嫌だ!!)
        (その感情に呼応して悪魔憑きとしての本能が覚醒していく)
        (ほんの一瞬だけ、全身の装甲が蒼く輝いた)
        力が………力が欲しい…(頭を掴まれ、力が抜けていく中、左手を握る。物質創造だ、今まで武器らしい武器は脆い投擲武器くらいしか作れなかった)
        (だが、今なら)
        絶望しやがれ!!武器創造(クリエイトウェポン)、左手の中から作り出された長剣が真っ直ぐに亜人の腕に向けて伸びる!)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-23 (木) 01:23:05
      • 「はは、ほぉら頭の装甲も罅が入って来たぜ…さあ、このまま握り…何!?」
        (覆らない筈の状況が、武神の予想外の成長による予想外の一撃に崩れ去る)
        「ってぇー…クソガキィィイイイ!!ふざけやがって、てめえの全身砕いてそのちっちぇえモノ引き千切ってケツに詰め込んでやる…!!」
        (先程の余裕綽々とした態度が一変、マスク越しでもわかる、吹きつけるような怒気と)
        (凶悪な殺気が、風の様に男を元に吹き荒れる) -- 亜人 2014-01-23 (木) 01:30:52
      • (バッとその場から離れ、右腕を自己修復して骨を強引に繋ぐ)クソッ、痛ぇ!!
        これがあいつの本性……殺気と怒気に満ちた凶気狂人ッ!!(長剣を構え)
        それなら……これはどうだ?(長刀を火炎が覆うように立ち上っていく)属性変更(プロパティアルター)!! 燃える切っ先が見切れるかぁ!
        (相手に向けて疾駆、十分な強度を持つ長刀を亜人に振るう)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-23 (木) 01:37:43
      • 「舐めやがって…ちっ!!」
        (怒りに燃えつつも冷静さまでは失っていないようだ、リーチで負ける男は背の翼で空へと後退しつつ逃れる)
        「クソ野郎がぁぁ…!」
        (男が何かをしようとしている、だが)
        「…はしゃぎすぎたか…」
        (武神からは見えないだろうが、空にいる男には騒ぎに気付き近づいてくる野次馬達の姿が見えていた)
        「覚えてろよクソガキ、今度会ったらぶっ殺してやる…」
        (捨て台詞を残し、切られた腕を押さえながら遠くへと飛んで去っていく…このままここに残れば、犯人と間違われ面倒な事が起きるだろう) -- 亜人 2014-01-23 (木) 01:56:35
      • ……!?(剣を構えたまま空中に逃れた敵を睨む)
        まだ手を隠しているのか………!?(底知れない何かを感じる敵、しかし)待て、逃げるのか!
        (空中を飛び去る相手を追う手段はなく、騒ぎを聞きつけた人間がすぐ近くまで来ている)
        くっ……俺が犯人になるのだけは御免だぜ。(加速しながらビルとビルの合間を飛び越えていった)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-23 (木) 02:00:03
      • To Be Continued
  • 序章「ビギンズナイト」 -- 2014-01-21 (火) 20:17:14
    • 男は記憶喪失だった。
      自分が何者なのか、それがどうしてもわからない。
      ある程度の数学知識や基本的な教養はある。だがこの記憶もどこまで本当かがわからない。

      洋上学園都市。ある雨の日。男は走っていた。のっぺりとした装甲の怪物に追われて。
      人通りのいない地域まで迷い込んでしまった。
      もう、追いつかれる寸前だ。
      -- 2014-01-21 (火) 20:20:39
      • クソッ、なんなんだ!!(息を切らせて走りながら)なんであんな化け物が俺を追いかけてくる!?
        何か武器は……何かないのかよぉ!!(持っているスーツケースを開いた。その中には金貨、金貨、金貨の山…勿論この状況では何の役にも立たない)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-21 (火) 20:22:30
      • キシャー!(3体一組になって恭一郎を追いかけて) -- スレイブ・エオース 2014-01-21 (火) 20:24:30
      • き、来た…!? -- 武神 恭一郎 2014-01-21 (火) 20:25:52
      • 行き止まりに追い詰められる武神恭一郎。
        重いスーツケースを振り回して必死に応戦するも武器としては頼りなく……
        -- 2014-01-21 (火) 20:28:01
      • うわ、やめろ! あっちへ行けぇ!!(スーツケースを振り回すもあっさり回避され続け、疲れが出て)
        ハァ……ハァ…俺はここで死ぬのか!? 自分が何者かもわからないまま、ここで死んでいくのか!
        -- 武神 恭一郎 2014-01-21 (火) 20:29:31
      • 男の中に生まれつつあった諦観を、沸き立つ熱い感情が塗りつぶしていく。
        自分の中の何者かが囁くのだ。戦えと!
        -- 2014-01-21 (火) 20:33:22
      • ……ッ!(内なる声に従って自然体になる。戦うんだ、戦わなければ生き残れない!!)
        う……うわあああああああぁぁぁぁ!!!(感情の爆発、それと共に周囲の壁や床が抉れていく)
        (いや、分解されたのだ。分解された床や壁は細かい粒子となって武神恭一郎の全身に外装甲を作り上げていく)
        これが………俺の戦う力…!!(『変身』した男は内なる声のままに叫ぶ)これが武神恭一郎だ!!
        (今、叫んだ名前は……自分の名前だったろうか…?)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-21 (火) 20:38:08
      • !?(雷が近くに落ちる。雨音は激しさを増すばかり) -- スレイブ・エオース 2014-01-21 (火) 20:39:27
      • うおおおぉぉ!!(本能のままに、いや体が動くままに拳を振るう)
        (のっぺりとした怪物を一体、それだけで外装甲を打ち砕いてノックアウトできた)
        (体は外装甲に覆われているにも関わらず感覚がどんどん鋭敏になっていく。自分に落ちる雨のひと粒までわかるほどに)
        ……食らえ!!(その時、自分の動きが加速した。そして5メートルほど疾走しながら、その直線状にいた残り2体の怪物を蹴散らしていた)
        加速……これが、俺の力なのか…!?(雨は降り続ける。怪物を全て倒した異形のヒトガタ、武神恭一郎に)
        -- 武神 恭一郎 2014-01-21 (火) 20:45:58
      • To Be Continued -- 2014-01-21 (火) 20:46:49

Last-modified: 2014-03-12 Wed 01:11:49 JST (3699d)