テルチェ? ジュジュ

  • -- 2012-03-28 (水) 03:54:25
  • (隅っこでいじいじ) -- テルチェ? 2012-03-16 (金) 03:41:26
    • (真ん中でいじいじ) -- テルチェ? 2012-03-16 (金) 03:41:40
      • (窓際でいじいじ) -- テルチェ? 2012-03-16 (金) 03:41:52
      • ぐへぇ〜(怪我だらけでびたーん -- テルチェ? 2012-03-18 (日) 02:53:42
      • (午後2時、すっかり平穏さを取り戻した家と森も寂しいぐらいの静けさを保つ)
        (いまだ故郷で戦火は燃え続けているものの、別の場所でこうして暮らしているひとりの青年にはあまり実感のわかないものであった)
        (事実彼の家族も、故郷もたいした被害は受けておらず。開戦直後とは違い現在は小競り合いが続いている状況だ)
        いってくるっすよ〜
        (昔のように特に誰かと積極的に関わるわけでもないが、冒険に行く前にはここで挨拶をしていく。いつしかそれが日課になっていた)
        (ふと、老人のようだなと思い、少し笑いながらも。今日も冒険へと出かけていった) -- テルチェ? 2012-03-18 (日) 14:54:00
  • たまには掃除でもしておくっすかね(さっさっさ -- テルチェ? 2012-03-09 (金) 04:44:53
    • 向こうはどんな所なんすかね……自分はこっちの生活に慣れたからもう静かなもんすけど -- テルチェ? 2012-03-10 (土) 03:08:44
      • ちゃんと勉強してる所とかあんまり想像できないっすよねぇ……(しみじみ -- テルチェ? 2012-03-10 (土) 03:09:13
      • (いじいじ) -- テルチェ? 2012-03-10 (土) 03:28:10
      • (窓拭いて床拭いて掃除完了)こんなもんすかね……さてお昼お昼(ダバダバ -- テルチェ? 2012-03-11 (日) 03:02:09
  • -- 2012-02-13 (月) 06:46:08
  • (3月……魔女が家に来て丁度一年目であり、試験終了の日でもあり……)
    (いつもの朝、最後の依頼を終え、家に帰る……外から見ればお菓子の家、森。今やこの光景にもすっかり慣れた)
    (最初はどうなることかと思った、家にいきなり小さな子が来て、スネを蹴るわ色々とお菓子にされるわ、とにかく大変な一年であった)
    (だがそれよりも……充実した1年である事は、自分の中ではっきりとしていた)
    (黄金暦210年、3月……家主は家の扉を空け、リビングへと足を運ぶ)
     
    ……ふう…
    (少し千切れ、ちょっと穴が開いたマシュマロのソファーに身を沈め、一息つくと。いつも通り、居候が声をかけてくるのを待つ) -- テルチェ? 2012-02-13 (月) 01:47:33
    • んー?どしたよ、オラ。……つかれたかー?んー……(見計らったように…事実、タイミングを合わせて用意をしていたわけなのだけれど)
      (一足早く帰宅していたジュジュは冒険の汚れを落とした、風呂上りのまだ上気した肌でもって、帰宅した家主に紅茶とモンブランケーキを運ぶ)
      (そのままソファーの後ろについて、しゅるりとガーゼ状の素材でできた拘束衣の袖を家主の首筋から前へ通す。ちょうど、後ろから抱きついたような格好。)
      (長旅で混ぜ合わされた冒険と男の香りを吸い込みながら、まわした腕には意図せず力がこもってしまう -- ジュジュ 2012-02-13 (月) 02:00:29
      • ん…まぁそんなとこっすねぇ……(後ろから抱き着いてくる居候を感じ、少し目を閉じる
        (風呂上りだろうか、暖かく、いい香りが疲れた家主の体にゆっくりと染み渡り、広がっていく)
        (おそらく居候も今日が何の日か分かっているのだろう、だが事実は変えられない)
        (だから辛い事は、自分が言ってやらなければならない……それが家主の務めだからだ)
        とりあえず、合格おめでとうっすよ…なかなかいい成績っすよねぇ(そう言って手元の紙を広げる、内容は生徒の成績表
        まぁ? 自分が家主なんすから、これぐらいの成績たたき出してもらわなきゃ困るんすけどねー
        (いつも通りの茶化した口調、だがその声に何処か元気は無く……) -- テルチェ? 2012-02-13 (月) 02:08:43
      • うん……うん………………………ぷふっ、ばぁか。そんな声出してんじゃあねーよ……っ
        (軽口にもいつもの勢いが無い。わかってはいるけれど、でも、きっと。アタシはこいつには、ワガママだけれどもっともっと、笑っていて欲しい。元気で、バカで、それがいい。)
        (……そんなところも、好きなんだ。甘い匂いを刷り込むようにジュジュは頬ずりし、迫り来る期限の中、精一杯のおだやかさで過ごそうとする)
        (肩口に鼻先を埋めて、まるで吐息を吹き込むように。ジュジュは声をくぐもらせ)
        ……感謝、してる。いろいろ。…ていうか、ぜんぶ………(春の日、穏やかな朝。半分だけ開いたカーテンから差し込む陽射しは二人をやさしく照らす。時計の針がこちこちと二人でいられる時間を刻んでいく。) -- ジュジュ 2012-02-13 (月) 02:25:25
      • ………んっ…ふふふ、まぁたしかに、こんな姿にあわないっすよねぇ?(沈んだ空気にも飽きたのか、笑い出し
        自分だって、家と森をお菓子にされたり、スネが腫れるまで蹴られたりと感謝する事は沢山あるっすよっ!(そう言って後ろを向き、ジュジュを軽々と持ち上げ
        あの頃は自分がいくら叱っても反抗的っしたよねぇ……それどころか余計に蹴ってくる時なんかがあって…(膝に乗せる
        そんな子が今じゃなにかと理由つけて添い寝しようとしてるんすから、変わるもんすねぇ?(クスクスと、相手をからかうように -- テルチェ? 2012-02-13 (月) 02:37:28
      • うわあっ………っと!…っと。 あはっ、いーんだよ、魔女にはいけにえが必要なんだ。わるーい魔女なら、なおさらな。
        (後ろ手に両の手のひらをそっとテルチェの頬にすべらせ、なぞる。そして脂でべとつく家主の髪を細くて小さな子供の手串で優しく、やさしく梳いていく)
        それに変わったんじゃ、ねえよ……変えられたんだ、られちまったんだよ、テルチェ…オマエにさ……
        (膝の上、だんだんと緊張がほどけていくのがわかる。体重を、存在をあずけて、少女はほう、と一息つく。不意に、涙が出そうになった。目を瞑り、深くもたれ、また、一呼吸) -- ジュジュ 2012-02-13 (月) 02:50:40
      • んふふ、ならその悪い魔女は生贄に負けたへっぽこ魔女っすか?
        (自分の汚れた体をあまり触らせるのは気がひけたが、相手のしたいようにさせ。今だけはジュジュのすべてを支え)
        ……ジュジュはいい子っすねぇ…(優しく膝に乗せた魔女の頭をなでる、この子はこれからどのように成長していくのだろうか
        (しばらく、その重さと体温を感じ目を閉じる、広い家に時計の音だけが響いていく)
        (笑わなくてはならない、居候、しかも年下の子を自分の感情で不安にさせてしまっては家主失格だ。しかし……その家主もまた、子供なのである)
        この家は……一人で住むには少し広すぎるんすよ(そうポツリとこぼすと、強くジュジュを抱きしめる。表情は見せない -- テルチェ? 2012-02-13 (月) 02:59:07
      • へたれたこと言うんじゃねーよばか……だいじょぶだって、テルチェなら。ひとりでだって…住んでたんだろ…?
        …そうだ、なにか動物…ペットとかいいんじゃねーの…?…犬でも…猫でも……鳥でも…なんでも……っ…あた、あたしひとり養うよか、よっぽど…っく……ら、ラクだろーがよっ………
        (強く抱きしめられたその腕に、そっと重ねた手は震えている。緊張はない。ただ、もう両の目から流れ落ちる熱い涙は抑えようが無い。途切れ途切れに言葉をつむぐ)
        (そしてぽん、ぽん、と。テルチェの手の甲に自分の手のひらを一定のリズムで置いては離し、ぽん、ぽん。その動きは母親が寝付けぬ子供にするような、そんな動きで。)
        ひくっ……なあ…っ…だから、さぁ…………だいじょうぶだよ、テルチェ。…っく…なあ、テルっ……て、テルチェ …なにも…心配なんて、いらねーさ……っ…
        (涙は晴れの日のにわか雨めき、あるいは長い長い冬を経て溶け出した雪どけか。魔女だった少女の、言葉より確かな、人としての感情、その表れ) -- ジュジュ 2012-02-13 (月) 03:18:17
      • 楽とか、そんなんじゃないんすよ……犬がいたって、鳥がいたって……なにが居たってジュジュの代わりは
        (そこまで言えば思わず相手の後頭部に顔を押し付け、手と体を震わせる)
        (情けない……こんな小さな子を泣かせてまで、慰めてもらっている情けなさ、それ以上の寂しさが。同時に体を駆け抜けていく)
        ……ジュジュは、自分の家に来たことを後悔するべきっすよ、たとえジュジュが向こうに帰って、いろんなことを体験して
        いろんな人と会って、話して、笑って泣いて怒って……もし新しい恋をしたって
        自分はずっとここでジュジュを忘れずに居てやるんすから……貴族って言うのはどこまでもしつこくて、わがままなんすよ
        (泣いた声は出さない、だがジュジュの髪に顔を埋めたまま、それだけを言うと…懐からあるものを取り出す)
        ……ジュジュ…ちょっと目つぶってほしいっすよ(顔を離し、そう一言 -- テルチェ? 2012-02-13 (月) 03:27:07
      • ……うん……っ………うん……………っ……
        (テルチェの言葉に、ただ頷き、ただ手のひらを乗せる。少しでも、この人の悲しさが癒せますように、と。願いをこめて)
        …ん……(素直に従い、ジュジュはややあごを引いてそっと目を閉じる。そして待つ。一度袖で涙をぬぐったが、あまり意味はなかった) -- ジュジュ 2012-02-13 (月) 03:35:50
      • ん…(時折鼻をすする音が聞こえつつも、コトッと音を立てながらジュジュの目の前のテーブルにあるものを置く
        バレンタイン……いいもの貰ったっすから…それのお返し……もう目開けていいっすよ
        (ジュジュが目を開ければそこにはチョコレートの箱と、その上には人形が一つ -- テルチェ? 2012-02-13 (月) 03:41:33
      • ぁはっ……なにこれ、お返しって…そんな…(いいのに、なんて言葉。言おうとして、ふさわしくないとやめる。だって嬉しいのだ。だったら)
        …ありがと、テルチェ。……大事にする。ちょっと、はずかしーが…あはは、大事にするっ…!
        (そしてチョコレートを一口。感情が先走って、正直味はよくわからない。でも確かに、幸せな味がした。自分の中の魔女の意思…幾千の子供たちが、一斉に笑顔になった。そんな気がした。) -- ジュジュ 2012-02-13 (月) 03:53:23
      • うむ! バッチリ大事にするっすよー?(今まで泣いていたような雰囲気は殆ど無く、満面の笑顔でくしゃくしゃとジュジュの頭をなでる
        ジュジュ! お前はもうあの時から一人の女の子なんすよ(膝から下ろし、目の前に立って
        だから向こうでも、いろんな体験をして、いろんな人とであって……とにかく、色々見て来い! 今度は前向きにね
        それが家主として、自分が言えることの全部っすよ!(どこまでも前向きで、突き抜けた。いつもの能天気な家主の笑顔で、魔女を激動する -- テルチェ? 2012-02-13 (月) 04:01:07
      • (真っ赤な瞳を真っ赤に腫らし、それでも笑顔でジュジュはまっすぐテルチェを見上げる。涙は相変わらずだけれど、知ったことじゃない)
        …さすがアタシの家主様だ。いいこと言うじゃねーかよっ! …うんっ。めんどくせーけど、テルチェの言うことだもんな……あははっ全部守ってやんよっ!
        (泣き顔をぐしゃぐしゃにして、こぶしをコツンとつき合わせ、そしてぎゅっと抱きついて、しばらくの間、決して忘れないようにそのぬくもりを感じ続けた) -- ジュジュ 2012-02-13 (月) 04:12:56
      •   -- 2012-02-13 (月) 04:32:29
      • (太陽が頂点をやや過ぎた頃、二人は森の中にいた。白い大きな帽子の少女と、少女とよく似た髪の男が、ちょうど斜めの線を引いたように手をつなぎ、木漏れ日の中を並んで歩いている)
        (10年前の日、少女は死んだ。うっそうと繁る森の中、ひとり孤独に、お菓子を持って。そのときも空だけが明るかった。)
        (二人の歩幅は違うけれど、少女が少し大股に歩いて、男が少し幅を狭めて。ぴったり並んで歩いていく。)
        (手にはバスケット。中にはふたりぶんのクレームダンジュ。甘すぎてしまって、本来なら失敗の範疇かもしれない。けれど、これが今の少女であるのだ。おいしくなるのはまだまだきっと、これからなのだ。)
        (あの日感じた焦燥と絶望。捨てられた怒り。不安。生み出された偽者の魔女と、嘘で固めたお菓子の家。現実になって、そして討ち倒された。焦燥も絶望も怒りも不安も、ぜんぶぜんぶ倒されてしまった)
        (少女は横目に男を見る。涙の跡はもうない。二人で身体を洗って、お菓子をつくって。そうして今ここにいるから)
        (…そして、立ち止まった。そろそろかな。ふと、そんな気がしたから)
        食べよっか。ほら、ちょうどいいだろ?(仲良く並んだ切り株にシート代わりの布を広げて座り、となりの切り株をぽんぽん叩き) -- ジュジュ 2012-02-13 (月) 04:32:39
      • (手を繋いで歩く、歩幅は片方があわせるのではなく、二人が互いにあわせて歩く)
        (ジュジュが家出した森、そしてお菓子に変えてしまった森。だがそれも、もうずっと昔の出来事のように思えた)
        ん…そうっすね。じゃあここらへんで頂くとするっすか(叩かれた切り株にゆっくりと座る
        ふう……(一息つく、何処かから小鳥の声が聞こえてくる。動物達も、いつの間にか森へ戻ってきていた
        こうして二人で森の中をゆっくり歩いたのは初めてっすねぇ? まだちょっと寒いっすけど、大丈夫っすか?
        (ゆっくりとした時間の中、鳥の声が森に木霊し、太陽の光が木漏れ日となって当たりに散りばめられている) -- テルチェ? 2012-02-13 (月) 04:41:45
      • そーだなー……じゃ、温めてもらおうか。
        (簡易ティーセットにふたりぶんの紅茶。ピクニック用の真っ白なプレートに赤と白のクレームダンジュ。ケーキナイフとフォークを渡して、ぴったりと肩を寄せる)
        (初めて…か。こうしてたくさん、はじめてを繰り返して、そうして経験を重ねていくのだろう。自分も。……でも、本当なら、そこには、その隣には……)
        あは……甘いなぁ…ったく。ふふ、どこかの誰かが、ほんと。甘いもんだから……
        (ああ、この感覚。最初に「こっち」に送られてきたときと同じだ。クレームダンジュを一口。甘くて甘くて、しょうがない。) -- ジュジュ 2012-02-13 (月) 04:53:35
      • 甘えん坊っすねぇ?(肩を寄せ合い、受け取ったケーキナイフでクレームダンジュを取り、フォークをてにもつ
        それは誰のことでしょうねぇ……んっ、美味しいっすよ(一口食べたクレームダンジュ、甘くて仕方ないが、不味くは無い
        ……これからは、この甘さをいろんなひとと共有していくんすねぇ…(少し独占欲にかられるが、それは子のこのためにはならない
        (こうしてジュジュの隣でご飯やお菓子を食べるのは幸せだった。一人暮らしの寂しい心には、残酷なほど染み込んでいく)
        (遠くを見つめる、森はお菓子になっても、静かなままで)……風邪、ひかないようにするんすよ(それだけ言うのが限界だった、そっと相手に上着をかける) -- テルチェ? 2012-02-13 (月) 05:05:55
      • ばーか。魔女はカゼひかないんだぜ。ま、知らねーけど。
        (つまらない冗談もこれが最後なのだろうか。少しでも笑ってくれればいいんだけどな。そう願い、上着をきゅっと握ってにひひと笑う)
        (足元から立ち上る光の粒は金色の粉砂糖。ホタルが舞うように軌跡を描き、ゆっくりと魔女の身体を上ってゆく)
        ふー、ごちそーさま。…へへっ、テルチェ……っ…
        (お菓子を食べ、紅茶を飲み干し、テルチェに向き直ると、いつかのように甘く蕩ける深いキス。忘れたくないし、忘れて欲しくもないから。)
        (腰掛けて、自分と同じくらいの高さになったテルチェの頭を抱きかかえるようにして、テルチェの口の中のクリームチーズもクランベリーソースも、すべて舐めとってしまうくらいに隅々まで舌を這わせ、そして。)
        ………ん…ぁ…… …ジュジュ・クレームタン。本日をもって試験終了。オマエのおかげだよ、三男坊。アタシがいま、こんな気持ちでここにいるのは。
        (光の粒はすでに腿のあたりまで覆い隠し、下からのライトアップのように二人を照らす。)
        …一年間いろいろ…ほんと、いろいろしてくれたもんだ。イヤじゃなかったぜ。家主様。
        (金色に照らされて、つ…と流れ出したジュジュの涙が輝いた。この一年でたくさん泣いた。泣けなかった10年を取り戻すように、たくさん。たくさん。)
        (ほどなく、彼女の身体は帰っていくのだろう。遠いところへ。元来た場所へ) -- ジュジュ 2012-02-13 (月) 05:28:23
      • それでもってやつっすよ(無邪気に笑うジュジュを見れば、いつものように心に暖かさが広がる
        (だがやがて魔女の体を包んでいくその金色の砂砂糖に気づく、甘くて綺麗で、だけど家主にはそれがとても残酷なものにみえた)
        (消えて欲しくない、ずっとそばに居て欲しい……何度も何度も心の中でそう繰り返す。だけどそれを口にしてしまっては、してしまえば…)
        …ジュッ……っ…ん…
        (これで三度目のキス、弱音を吐きかけた口はその甘くて小さな唇にふさがれ、再び口の中に焼き付けていく…)
        (情けない…何度そう思っただろう、その甘さに、暖かさに。心は落ち着きを取り戻していく)
        ん…ふふ、試験お疲れ様っす。ジュジュだって、立派に頑張ったんすからね、そこは胸を張りなさい
        自分も……お前が来てくれて、今は本当に幸せっしたよ……本当に…今までずっと…
        (再び目から涙があふれ、頬をつたいそうになる……だが、それよりも言うべき事があるのだ)
        …ありがとう……ありがとうジュジュ、自分のところへ来てくれて、自分と出会ってくれて
        お前は……お前は自分の…っ! 自分の最高のっ!(そこまで言えば息が詰まる、相手をどこまでも強く見つめ、それでも言葉は最後まで出ない…… -- テルチェ? 2012-02-13 (月) 05:40:09
      • ん。いいよ。答えは今度な。
        (両のまぶたにキスをして、テルチェの涙を唇で掬い取り、微笑む。上半身だけのジュジュはしがみつく様に抱きつき、ささやく)
        ふふふっ、そうだなぁ……そんときゃウデを上げたアタシのお菓子でももって…きのこ狩りなんてのもいいよなぁ……
        ………………………テルチェ、アタシの最高の家主サマよ。

        それじゃあ、またな。

        (最後に唇と唇が確かに触れ合って、そして。ジュジュの上半身は光の奔流に包まれると、そこはもう静かに、最初からなにも無かったかのように、誰もいなかったような気すらする)
        (だがジュジュの立っていた場所にはテルチェの上着。切り株にティーセット、その根元にバスケット。おかしの魔女が過ごした確かな証拠。)
        (…家主は気づくだろうか。森を包んでいた甘い匂いが消えていることに。お菓子の家が元の森の一軒家へと戻ったことに。魔法はとけた。砂糖菓子のように。)
        (最後まで立ち上っていた金色の光の一粒が、名残惜しそうにくるりとテルチェの周りを回って、ふっと薄れていった)
        (太陽はまだ高い。日々は続く。風がやってきて、木々や草花を揺らし、またテルチェの長い髪をはためかせて、どこかへと去っていった) -- ジュジュ 2012-02-13 (月) 06:04:49
      • あっ……くっ!(最後まで、強く強く魔女を抱きしめる、その別れの言葉を耳に受け、否定しても否定しても、それはこびりつく
        (最後の最後に唇が重なり、やがて魔女は消えていく……一人残された家主、思い出のお菓子と家の森は…やがて思い出の前の姿に戻る)
        (何故最後の言葉が出なかったのだろう、覚悟が無かったのだろうか。本心ではなかったのだろうか……家主は切り株に座りなおし、うつむいてそればかりを考える)
        (強がったって、笑顔を見せたって、最後に言葉をかけてやらなければ意味が無かったのに…気を使わせてばかりだったのに)
        (ジュジュにかけた上着が、風にふかれ自分の体に引っかかる。まだ春の気配が遠い3月、風は寒いのに、その冷たささえ感じない)
        (一つの出会いで、そして別れというのはここまで自分の心に重く、そして苦しくのしかかるものなのだろうか……)
        ジュジュ……元気でやるんすよ。負けちゃだめなんすから…だから自分も…
        じぶんも……うっ…ぐっ……あ…ぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!!
        (最後の一粒が自分の前から消えると大声で泣いた)
        (自分が青いのは分かっている、だがこの涙は、それだけ本気で相手にぶつかった証拠なのだ)
        (やがて元に戻った森、動物達が所々に顔を出す、その目は寂しい家主をとらえ、ずっとずっと、泣く家主を見ていた……)

        (しばらくすれば家主はまた前を向くだろう、いつかまた、自分の最高のパートナーに会えると信じて……) -- テルチェ? 2012-02-13 (月) 06:22:32
  • -- 2012-02-12 (日) 03:21:04
  • 2月 -- 2012-02-11 (土) 22:06:56
    • (いろいろあった12月を経て、年は明けて1月。ニューイヤーをたっぷりだらけてのびのびと英気を養ったピンク髪の19歳とピンク髪の15歳(肉体は6歳)
       
      (さて、晴れて打ち倒されたるお菓子の魔女のその後やいかに。…ジュジュは寒い寒いと言い訳のようにつぶやき、なにかと暖炉のあるリビングでテルチェと過ごすようになった)
      (さらに。ああ寒い寒いと宣伝するように叫んでは、自らの身長ほどあるクッションを抱えて家主の寝室を訪れ、あれほど恐れていた夜ですら、家主のその腕の中でならぐっすりと眠れるようになったという)

      (おそらくはこれから、もっともっと長い時間をかけて魔女は少女を取り戻し、そして成長していくのだろう。…だからいま彼女が行っているこの行為も、つまりはそういうことなのかもしれない)

      ……ん……っ …うえええ……………ああ!ったくなんだってこう……思ったとおりの味にならねーーーーんだコラッ!!
      (ボウルから小指の先で掬い取ったチョコレートをひと舐め、あまりの苦さに顔をしかめて調理台の壁面をがんがん膝蹴りするジュジュ)
      (……ストレスがたまってしょうがない。彼女は今、自らの手によるお菓子作り…バレンタイン・チョコの手作りに挑戦中なのだ。こればっかりは、お手軽に魔法でポン!というわけにはいかない)
      (それは意地であり、想いである。想いはポン!では伝わらない。かといって努力すればそれだけでいい、なんて甘い考えも持っちゃいない。そうだ。手作りで、おいしいチョコを、手渡すのだ。)
      (リビングの大時計が控えめに鐘を響かせる。本日2月14日、午前2時。鳥すら鳴かない森の夜、お菓子の家のキッチンのみがぼうっとオレンジの灯りに包まれている)
      (時間が無い、が、あせってもいけない。急ぎはしても、雑になってはいけない。言い聞かせながらジュジュは新たに材料を生成し、一月前からあわせて通算300回目の手作りチョコ作りを開始する。そして……) -- ジュジュ 2012-02-11 (土) 23:09:20
      • バレンタイン 当日 -- 2012-02-11 (土) 23:10:46
      • (バレンタイン…それは世の男性がそわそわちらちらと異性を意識し、また女性も己の想いを相手に伝えるための日である)
        (ところ変わって貴族とお菓子の魔女が住むお菓子の家、家主はリビングで新聞に目を通し、いつも通りの生活を送っている)
        (先の魔女家出騒動から幾日、最初に比べたら随分と懐かれたものだと考えつつも、今日がその日であるということはすっかり忘れていた)
         
        ふう…そういや最近夜な夜なキッチンのほうが騒がしかったっすけど、またなにかやってるんすかね?
        (そんなことを言い、読み終えた新聞をたたみテーブルへと置く家主、その目はジュジュを探し)
        そういや今日はジュジュを見かけないっすね。また家出してるんじゃないっすよねー?(とりあえずあたりを見回し、名前を呼んでみる -- テルチェ? 2012-02-11 (土) 23:22:50
      • んだよ……っせーよ…ばか… …いるよ…っーか……いたよ………ここに…………
        (意外にも声は室内から。ソファーの一つがもぞもぞと動いたかと思えば、魔女帽を三角巾に、拘束衣にエプロンを一枚かけた姿のジュジュが、タオルケットの下から目だけをひょっこり覗かせた)
        (まるで出会ったばかりの頃のようなじろりとした三白眼に、年が明けてからは無くなったはずのクマがまたくっきりとうかびあがっている)
        (そんな疲れきった顔とは対照的に、仮眠から目を覚ましたばかりだというのに、どこかそわそわ、なんとなく、ふわふわ。) -- ジュジュ 2012-02-11 (土) 23:32:29
      • ん……あぁ、そこに居たんすか。こんなとこで寝てたら風邪引いちゃうっすよー?(目をのぞかせる相手に小さく笑ってみせ
        うわ…また凄い隈が出来てるっすね……なにか夜更かしでも……(そこまで言うと、そういえば最近キッチンからよく聞こえてきた物音を思い出し
        ははーん、もしかして最近キッチンでゴソゴソやっていたのはジュジュだったり? なにか作ってたんすかー?
        (しゃがみ、相手へと目線を合わせれば、どことなく落ち着かない相手にからかうような笑みを浮かべ、そう聞く) -- テルチェ? 2012-02-11 (土) 23:40:59
      • 〜〜〜〜〜〜〜っっっっ!!!!!!
        (こいつそれを聞くか!?!?といいたげなジュジュの表情。やや赤面した頬を隠したままガンを飛ばす)
        はぁ…………救いようのないバカ………
        (ぽつん、と思わず本音を聞こえない程度に呟き。そういえば、こいつはこういう奴だよなあ、と心の中でくすっと笑う。)
        (そうだ。だからこそ救われてる。ひとりでに、心の中が楽しくなってくる。タオルケットをけとばして、ため息混じり、あごをしゃくって後ろを指して)
        ……オマエ、カレンダー、みてみ。 -- ジュジュ 2012-02-11 (土) 23:55:41
      • わっぷっ…な、なんすか、なんか怒らせるようなことでも……カレンダー?(蹴飛ばされ飛んできたタオルケットを綺麗にたたんで、カレンダーを見に行く
        (いつも通りのカレンダー、特に目印などはないが。なにか行事があればその名前が書かれた一般的なカレンダー)
        (一日一日と、今日は何日だったか思い出しながら数えていく…すると今日の日付に目が留まり、ようやくなんの日か思い出し)
        あ、あぁー! なるほど、バレンタイだったんすねぇ。だからキッチンで……なるほど(それを確認すれば納得したようにジュジュの方を向いて
        んふふふふ、なかなか可愛い事してるじゃないっすか。で、誰に、誰にあげるんす? ちょっと家主として挨拶にも行かなきゃっすねぇ
        (少女らしい行為、それを行うジュジュにとても嬉しそうな反応を示す、それはまるで保護者のように……) -- テルチェ? 2012-02-12 (日) 00:04:32
      • オっっ!!(おもむろに立ち上がると同時に飛びついて)
        マっっっ!!!(がっちりと首をホールドし)
        エっっっっ!!!!(そのまま体重を後ろにかけて)
        だオラアーーーーーーーっっっっっ!!!!!(ソファーにテルチェの頭頂部をうちつける!)
        (マシュマロソファーにずっぽり首まで埋まったことを確認すると、ふうっと息を吐いてきらめく額の汗をぬぐい)
        ………自分にアイサツでもしてろボケっ!ふんっっ!
        (突き出た臀部を一蹴りし、大股歩きにドアへと向かおうとする) -- ジュジュ 2012-02-12 (日) 00:37:55
      • へ? ちょっ!(飛びつかれサイバイマンに掴まれたヤムチャのような表情
        なっなにを!(そのまま首をホールドされ
        や、やめ! しぬしんじゃう!(後ろへと引っ張られ
        ハゥッ!(そのままマシュマロソファーに頭が埋まり、じたばたとする
        いったっ! ちょ、ちょっと待ってくださいっすよ! 謝るっす、ちょっとからかったのは謝る!(急いで頭を抜き
        あぁいやその…じ、自分に作ってくれてたんすね? あんまりこういう経験ないもんでちょっととぼけたっすよ
        だからあの…あー、え、ええと……ご、ごめん…もらえたら…うれしいなー……?
        (怒らせてしまっただろうか、慌ててドアへと向かうジュジュに謝りつつ後を付いていく、その姿はまるで女の尻に敷かれている男そのものである) -- テルチェ? 2012-02-12 (日) 00:45:12
      • (くるり振り返る。腕組みし、その怒りをあらわにした表情たるや地獄のようでもある。ぐるると唸り、しかし無言)
        ………………………………
        (上目に見やるその困った顔。…ああもう、ああもう!!悶えそうな心をより表情を険しくすることで抑えこむ。深呼吸。ここまで来て渡さない、わけがない。)
        ふーーー…………手、出せよ。…オラっ!早くっっ!! -- ジュジュ 2012-02-12 (日) 00:56:41
      • うっ……(その鬼の形相を向けられ、少し息をのんでたじろぐも、ここで引いては家主ではない、と持ち直し
        ……え? あ、は、はい! 出させていただきます!(恐る恐ると自分より年下の相手に両手を出す
        (なんだかいざこのような状況になると、普段相手をからかっている貴族にはとても恥ずかしく思えてしまうのだ)
        (そう、普段はイタズラという形で自分の本心を隠しているからこそこの動揺っぷり、貴族の頭の中は恥ずかしさでいっぱいになり、動悸が早まると同時に顔が少し赤くなってくる) -- テルチェ? 2012-02-12 (日) 01:02:09
      • ……………………ん……(ぐっと背伸びして、器のように差し出されたテルチェの両手に「成果」をそっと乗せる)
        (それは指輪入れよりふた周りほど小さい、白とピンクのストライプの小箱。緑色の細身なリボンが巻かれ、中心を真っ赤なハートのシールが飾っている)
        (かかとを床につけたジュジュ。口をもごもご動かし、何か言いたげにしている。そう、言いたいことが、伝えたいことがたくさんたくさんあるのだ。だがそれゆえ、何を言えばいいのか決めかねてしまうのだ)
        (…箱の中には、ほんの一粒。金貨ほどの大きさののチョコレートが鎮座する。ショコラ・フランボワーズ。彼女自身が作った最初のお菓子。)
        (苦くて甘くてすっぱくて……ジュジュは気づいてはいなかったけれど、まるで自身を菓子に移したような、そんな選択だった。)
        (本当はもっとちゃんと、十分に味わえるくらいの量を作りたかった。けれど失敗はいつまでも続く。だからその中でどうにか一部、納得できる味の部分を寄せ集めて形にしたのだ。)
        ……………………………(やはり声は出ない。じっと見守る表情はただの少女。不安と期待にどきどきしてしょうがない。) -- ジュジュ 2012-02-12 (日) 01:25:55
      • おっと…(背伸びをする相手、手に触れてから気を使い、しゃがんでそれを受け取る
        随分可愛い入れ物っすねぇ、ありがとう(まずは一度、自分へとチョコを贈ってくれたことにぎこちない笑顔で礼を言う
        (箱を丁寧に開けると、中には小さく可愛いチョコレート。ふたを開けた瞬間その香りが家主を包む)
        (それはきっとチョコだけではなく、このチョコレートを作ってくれたジュジュの気持ちの香りでもあるのだろう)
        (その優しい香りに包まれれば、自然と気持ちも落ち着き始める、家主は一度目を閉じ、その温もりを感じた)
        んふふ、それでは……いただいてもいいっすかね?(今度は柔らかい笑顔、相手に許可を貰い、その小さくて暖かいチョコを取る
        (なにかを言いたそうにしているジュジュを見ながらも、手に取ったチョコをゆっくりと口の中に居れ。しっかりとその味を味わう)
        (それはなんとも甘くて酸っぱくて苦くて、とても未熟な味。だがそれでいいのだ、きっとそれはジュジュがジュジュであるという証拠の味なのだから)
        (しばらくそのチョコが溶け切るまで口を閉じ…やがて)ふふん、なかなか美味しいじゃないっすか
        …でも……一味たりないっすね、大切な一味が……なにか分かるっすか?
        (焦らすようにクスクスと、そう相手に問いかける) -- テルチェ? 2012-02-12 (日) 01:38:46
      • ……………(おいしい。その一言が聞けただけで、少女の心は駆け出して叫びまわりたくなるほどに浮き足立つ)
        (しかしそこへ続く言葉。レシピどおりに作ったのは確か。何度となく作ったのだから、ひとつひとつの材料も、分量も、すべて思い出せる。ひょっとしたら作り方自体が間違って…)
        ……な、なんだよ…知ってんなら教えてくれりゃー………そーすりゃ、すぐにだって作り直して………(視線をそらし、なんとなくばつが悪そうにして) -- ジュジュ 2012-02-12 (日) 01:51:23
      • ん……それはっすねぇ……(心配そうなその目を見ると、なんとなく苛めたくなるような心がぞわぞわと沸き立ち
        素直な気持ち…っすかね……っ(視線をそらす相手の顎に指を沿え、こちらに向かせると一気に顔を近づける
        (そのまま唇を重ねれば、前回のお返しとばかりに舌を入れ、甘くされていない、ジュジュの本当の味を舌で味わう)
        (しばらく目を閉じ、ゆっくりと相手の体を手を回すと、優しく自分の近くへと抱き寄せ、包む) -- テルチェ? 2012-02-12 (日) 01:59:59
      • ん………っ………………
        (戸惑いは一瞬だけ。押し寄せる浮遊感と高揚感。…我が家主様は素直がお好みとのこと、それなら魔女は、くれてやるまで)
        (自らも手を回そうと大きな胸をつぶさんばかりに押し付けて、ぎゅうっと服をつかんで身を預ける。鼻で息を、口で舌を。ちうちうと水音を小さく響かせて、何度も、何度も。)
        (今日、今だけは想いに枷をつけることなく、伝えられなかった言葉の代わり、おいしく作れなかったチョコレートのぶんまで…) -- ジュジュ 2012-02-12 (日) 02:14:58
      • んぁむっ…ちょっ…んっちゅ……(おかしい、最初は自分が優勢だったはずだ
        (今は胸を体に押し付けられ、少し湿った音を口から響かせつつ、心臓の鼓動はだんだんと早くなり、耳まで赤くなっていく)
        んぐ…ぷはっ……は、はぁ…な、なんどする気っすか…(ようやく口を離し、相手を抱いたまま荒い息で尻餅をつけば、相手を見て
        お菓子の魔女さんは…随分と情熱的なんすねぇ?
        (もはや己の手が少々相手の危ういところ)
        (具体的に言えば臀部に触れている事すら気にせず、そう言って相手に笑いかける )-- テルチェ? 2012-02-12 (日) 02:21:23
      • っは……… ぁー…ん?…だってアタシのショコラじゃ、満足してくんねーんだろ…? んー?…なあ、テルチぇ……
        (時折ぴくりぴくりと小さな身体をふるわせる。その手が撫でさするくすぐったいような動きに反応してしまっているのだ。それはジュジュの肌を赤らめさせて、キスの速度を加速させる)
        っん……っ……っ……っ…! ぷぁ……あはっ、逆におめー…なんどすりゃいいんだ……よっ…! …っ………っ…
        (子供の顔に蠱惑的な笑みを乗せ、なんどもなんども繰り返す。) -- ジュジュ 2012-02-12 (日) 02:44:24
      • まっ満足してないとは…んっ…んぁ……(もはや何度目とも知れないキス、胸が押し付けられている事もあり、徐々にソレの硬さが増していき
        やれやれ…これ以上やられると…っ!(相手の体を軽々とマシュマロのソファーへと押し倒し、仰向けにした体にかぶさるようにして見下ろして
        引っ込みが付かなくなる…と言いたいんすよ(目を細め、少し脅すように言えば、片手をジュジュの胸の上に乗せる -- テルチェ? 2012-02-12 (日) 02:51:50
      • (暗転!) -- 2012-02-12 (日) 03:14:46
  • -- 2012-02-10 (金) 04:20:15
  • 12月 -- 2012-02-09 (木) 22:25:58
    • (遠くから祭りの音、人の声、そしてかすかに聖歌の歌声。…本日、冒険者達の街はいつもよりいっそうの活気に満ちる。クリスマス・イブ。祝いの日。)
      (二人の暮らす…正しくは「二人の暮らしていた」家は、口うるさい居候を失って久しい。以前から部屋に閉じこもりがちだったジュジュは、ついに今月の冒険の日以降、帰ってくることがなかったのだ。)

      (……お菓子の魔女、ジュジュ・クレームタンは巨大なシュークリームのクッションに深々と身をうずめていた。赤黒く濁った目で、飴製ランプで揺れる琥珀色の光を見るとも無く見つめる)
      (ここはテルチェの家の裏手に広がる大森林、その奥深くに構えた小さな小さな彼女だけのお菓子の家。)
      (大型犬の犬小屋ほどもないそれは、彼女に言わせればお菓子の牢獄であり、お菓子の棺桶であった。彼女はもう、ここを出るつもりはなかった)
      (それは魔女の本能と少女の心がひと月にわたるせめぎあいの果て、選んだ結末だった。こんな森深くにも賑わいは届く。…祭りの音、人の声、そしてかすかに聖歌の歌声……) -- ジュジュ 2012-02-09 (木) 23:03:31
      • ふう……(雪振る12月、こんな街外れでも祭りの音は届く。暖炉の火が暖かく包み込む家の中で、家主はリビングで眼鏡をかけ、送られてきた資料を漁っていた
        ……あ、もうこんな時間っすね。今日はクリスマスだから…久しぶりにジュジュでも誘って買い物にでも……(そう言って立ち上がれば、中腰のまま動きが止まる
        (あの森を見つめていた一件以来、どうもあの子の様子はおかしかった……いつもより元気が無い以前に、なにかに引きずり込まれそうな雰囲気)
        (あの頃から互いの関係は少しすれ違いを生み、やがては今月、ふと彼女は帰ってこなくなってしまったのだ……)
        (あの時自分がしっかりと引きとめていれば…と、そんな後悔を抱きつつ、壁にかけられたコートを羽織る)
        ほんとに…仕方ない子っすねぇ……
        (冬の風吹きすさぶ外、白い息を吐きながら、ランタンを片手に森へと歩き出す。待っているだけではだめなのだろう、そんな思いを頭の中に浮かべて)
        おーい、お菓子のひとー。居るんなら返事するっすよー(暗い森の中、ランタンの頼りない明かりを手に、そう声をあげながら森の中を探し始める -- テルチェ? 2012-02-09 (木) 23:12:32
      • (長い長い桃髪の先端にクリームやらチョコチップ、クッキーのかけらやらなにやらがくっついて、まるでそれでひとつのお菓子のようで。だがジュジュはそんなことも意に介さず、ぼんやりとしたままぴくりとも動かない)
        (ただそれでも、その焦点のぶれた瞳が再びきゅっと黒目をすぼませるほどには、耳に入ってきた声は彼女にとって無視できないものだった)
        (魔女の本能が舌打ちをし、乾いた心が沸騰する。怒りと泣きたくなるような気持ちがかき混ぜられ、あわ立ちふくらんでゆく。)
        (ジュジュは知らず知らずに髪を手櫛で整えていたことに気づき、自嘲の笑みを零した)
        覚悟してたんじゃねーのか……バカか、アタシは………もうそーゆーのは…いいだろうが……なあ、だろ…?……お菓子の魔女よお………
        (魔女の意思にか、あるいは自らにか。そうつぶやいて帽子を顔に乗せて、決して見つからないで欲しいと願う。ジュジュはかくれんぼの子供のように、横たえた身体をこわばらせ息を殺す。) -- ジュジュ 2012-02-09 (木) 23:31:23
      • はぁー…さむ……なんでこんな冬に森に入らなきゃなんないんだ……(思わず普段の口調も忘れ悪態をつく、だがその声は何処か嬉しそうに…そう、まるで心配する事が楽しそうに
        (家主はランタンを持ち歩を進める、暗い森、冷たい砂糖菓子のような雪が足音すらその存在を奪っていく)
        おーい! 居るんなら返事するんすよー! 家には暖かいもん用意してるっすからー! おーい!
        (どれだけ歩いただろう……何度も声を上げ、ひたすらに歩いていく…するとふとランタンの光に照らされ、森に不似合いな小さな小さなお菓子の家を見つける)
        …ふう(少し安堵の溜息をつき、その家へと後ろから近づくと
        もしもし、少し人を探してるんすがね。ちょっとお話を聞かせてもらえないっすか(外からそう語りかけ、こんこんと、軽くその家をノックする) -- テルチェ? 2012-02-09 (木) 23:39:48
      • (……返事は無い。家には鍵すらない。ただ、拒む意思を表すようにチョコレートの格子と蔦。ドアの隙間をたっぷりのクリームで結合させている。…子供だましの、雑な造詣。大人が壊すことは、きっとたやすい) -- ジュジュ 2012-02-09 (木) 23:46:07
      • ……(返事が無い「それ」を少しジトッとした目で見つめる、このような状態の場合、どのように接すればいいのだろうかと考え
        なにがあってこんなところに引きこもってるのか…自分には知らないっすけどね……
        (なにか原因があるのだろう、そしてそれはまだ解決していない。そんなデリケートな事はきっと、まだ20にもなっていないヒヨッ子には重いことなのかもしれない…が)
        あんまりぐずってると、もう迎えに来てあげない……っすよっ!
        (今の自分にはこれしか出来ないのだから仕方ないと、出来るだけ加減しドアを壊し、中を覗き込む)
        ほら居た……(中を覗き込み、相手を確認すると、外から手をさし伸べる -- テルチェ? 2012-02-09 (木) 23:56:56
      • (それでも魔女は微動だにしない。観念したのでないことは、顔に乗せた帽子のつばを、小さな両手でぎゅっとつかんでいることが何よりの証拠。見つかりたくなかったし、合わす顔もなかった。そして、ただでさえうれしくて泣き出してしまいそうなのに、テルチェの顔を見てしまったら、自分は―――)
        かえって………くれよ…………(震える身体、小さな声。搾り出すように、かみ締めた歯と歯の隙間から聞こえる声は遠くの街の音にすらかき消されてしまいそうな、少女の強がり) -- ジュジュ 2012-02-10 (金) 00:03:49
      • やれやれ…なにを意地はってるんすかねぇ……(動かない魔女、それどころか拒絶の言葉を吐かれ、小さく溜息をつき
        なにが原因でそうなってるのか…それを言ってくれないと、自分も困っちゃうっすよ?(いったん手を引っ込め、家を背もたれにし、空を見上げて
        今日はクリスマスっすねぇ……気づいてるっすか? さっきからお祭りの音がここまで聞こえてるっすよ
        自分はお菓子の人と色々回るの、ちょっと楽しみだったんすけどね(家主はその家から離れる事も無く、ポツリとそう言う -- テルチェ? 2012-02-10 (金) 00:10:47
      • (いまや目に見えてわかるほど、小さな魔女の身体はふるえ。ついにそれは臨界へと達し、ありったけの声量でジュジュは叫ぶ)
        なんだよっっ!!!帰れ!帰れえっっ!!こんなっ…アタシなんかのところに来るんじゃねえよ!来てどうするんだよっ!!アタシは!もうっ!!アタシをっっ!!!どうにもできねえんだよ!!!
        (十数日…いや、部屋で閉じこもっていたときも考えれば、ゆうにひと月以上会話らしい会話を交わさなかった相手への、ありったけの叫び声)
        帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れっっ!だからもう帰ってくれよっ!!なあっ!テルチェっっっ!!!!
        (声はいつしか泣き声になっていた。悲痛な嗚咽が漏れて、ジュジュの首元にぽつぽつと涙のしみが広がる。初めて呼んだ家主の名、こんなときに呼びたくなかった。でも、きっと今日が最期だから。もう恥ずかしくも無いから、大きな声で、少女は叫んだ) -- ジュジュ 2012-02-10 (金) 00:24:22
      • (その小さい体を振り絞って出された叫び、それを聞いて目を閉じる……早くなる動機。否定された事は初めてではないが、それでも心臓の音は速さを増す)
        (これから自分がしようとしていることは正しい対処ではないのかもしれない……それでも)
        やれやれ、やっと名前を呼んだっすねぇ…(ゆっくりと立ち上がり、槍を構え
        か・え・ら・ねぇ…よっ!(ゴルフクラブのように槍を振り上げると、一気にそのお菓子の屋根を吹き飛ばす
        言え! お前がどうしてそうなったか。今なにに苦しめられているのか! 自分には対処できない? そうかもしれないけどな!
        そうやっていつまでも一人で苦しまれて、相談もされず否定されてちゃこちらとしても後味が悪いんだよ(槍を投げ捨て、強引にジュジュの体を抱き起こす
        だから言え、自分を見て、自分を見ろ! 自分を信じているなら言ってみろ!
        (相手に負けないぐらいの大声がお菓子の森にこだまする。それは雪でさえも吸収しきれないほどに……そしてジュジュを抱き起こした人間のその顔は、相手をまっすぐと見つめ、離さない) -- テルチェ? 2012-02-10 (金) 00:37:56
      • (うれしかった。ただただ、嬉しかった。寂しかった。見つけてくれた。怖かった。叱ってくれた。つらくてどうしようもなかった。抱き起こしてその手の中に包んでくれた。嬉しかった)
        ……ごめん。ありがと。あはは……うれしい。ほんと。でも、ダメだな、アタシ。
        (満ち足りる。心が、最初からそうであったかのように丸くなだらかに形作られる。そして、そうであればあるほど、それを良しとしない魔女の意思は暴れ周り、衝動を強め、もういささかのコントロールもできないほどに膨れ上がる)
        (お菓子の魔女、ジュジュ・クレームタンは震える人差し指をテルチェの槍へと向ける。槍は一瞬でロールケーキへと変わる。森の木々が軋みながら陥没してゆく。地面がまるで底なし沼のようにずぶずぶと沈んでゆく)
        …ずいぶんと遊んでくれたじゃねえか、オイ。ええ…? 魔法は効かねえ、身体は弱らす…てめーはこのジュジュ・クレームタンの邪魔にしかならねえ。あやうく自殺するところだったんだ、手加減なんて一切しねえ。
        (煮詰まり焦げ付いた砂糖のように、どろどろに黒く濁った赤い瞳で上目に睨みつけるその顔は、まさしく目覚めた頃の悪名高きお菓子の魔女のその顔だ)
        (憎しみ足りず、お菓子も足りず、世界を壊したり無い魔女の意思が、その存在の危機を脱さんと表に出てきたのだ。ジュジュの体力が限界だったのが、ある意味、彼らにとって幸いした。)
        おらあっっっっ!!!!!!地核の底まで…沈んでけオラッッッ!!!
        (衣服の一部を菓子化させてテルチェの腕から逃れた魔女は高らかに宣言する。当たり一帯がすべてスポンジとクリームの海と化す。ジュジュの足元だけを除いて。魔女は笑う。頬に少女の涙の後を残し、高らかに笑う) -- ジュジュ 2012-02-10 (金) 01:10:02
      • ダメ? ……っ!(投げ捨てた槍がロールケーキへと変わる、気が沈んでいく…その光景はまさに初めて会った時…いやそれ以上のものだ
        なにを、自殺ってなんすか!(濁りきった目、それに睨みつけられると、全身に寒気が走り、心臓までもがお菓子にされてしまったような…そんな感覚すら覚える
        ジュジュ……いや、ジュジュじゃないのか……?
        何者かは知らないっすけど、お前がうちの可愛い居候を苦しめてるってんならバッチリ反省してもらうしかないっすね!
        (お菓子に変わっていく地面、これでは不意に動けないが、服までお菓子に変えられるほど敵意を向けた相手に考えている暇は無い)
        いいかげんにするっすよ! お菓子の乱発は、厳罰対象っす!(槍がお菓子に変わった今、頼りになるのは背負った盾である
        (身の丈ほどある大きな盾をスポンジとクリームと化した地面に叩きつけると、それを足場にし、一か八か、相手へと向かって飛び掛る) -- テルチェ? 2012-02-10 (金) 01:28:28
      • くっだらねえこと…してんじゃねえぞコラあぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!
        (即座に盾をクッキーへと変えるも、既にテルチェの跳躍は済んだ後。幼い顔に、むき出しの殺意を表しテルチェを睨みつける)
        (…いや、まだだ。歩くときに自分の足のぶんだけ地面のケーキ化を解除すればいいのだ。そうして距離をとった後、間髪いれずこのクソ忌々しい男を沈める。小屋の立っていた、男だけが残った土地も含め、再度大規模ケーキ化ですべては飲み込まれる。)
        (…これで終了。くだらない感傷におさらば。宿主の意識は今度こそ失われ、本当の魔女が誕生するのだ。)
        (そうして魔女は身をかがめて飛びのき、テルチェの飛びつきを回避……できなかった。魔女は魔力は生み出せても、宿主たる肉体はとっくに限界だったのだ)
        (自らの裾に足をもつれさせ、飛び掛るテルチェに押し倒されて、魔女は再びその手の内に。自らの無尽蔵の魔力と魔法を過信しすぎた末路であった。獣のような唸り声を漏らし、魔女は憎しみの瞳を向ける) -- ジュジュ 2012-02-10 (金) 01:51:58
      • くだらねぇかどうかは……っ! 俺が決めるんだよぉ!!!(盾までもがお菓子に変えられる、しかし青年はそう吼えながら後ろを向かず、一気に相手を目指し手を広げる
        (自分はここまでまっすぐだっただろうか、自分の身を危険にさらしてまで人を探しに行く人間であっただろうか……)
        (そんな考えが頭をよぎるが、少し分かった気がする)
        (きっとこれは、兄や父や母が、自分を心配し、叱るときと同じ気持ちなのだろうと……)
        (今はただ、目の前に居る相手が心配でいとおしいのだ)
        くっ!(ジュジュを捕まえ、相手をかばうように押し倒し、自分の体で衝撃からジュジュを守り、相手を見る)
        へへへ…もー離さねぇっすよ……自分にここまでさせた罰は…きっちりと受けてもらう(逃がさないよう馬乗りになり、懐から小さなナイフを取り出し
        お前はお前でいいんだ、魔女じゃなくたって、ただの女の子であったって……
        自分は、たとえ短い期間でも自分はお前が来てくれて嬉しかったんすよ…ジュジュ
        (表面ではない、その小さな体の中に居るであろう本当の相手に語りかけるように話し、見下ろすその二つの目からは、ゆっくりと雫が頬を伝う)
        ジュジュは一人の女の子だ! 誰にも縛られはしない! だから! 自分はどんな事でもしてやる! ちょっとショックうけてもらうっすよー!(そういい、ナイフを振り上げ
        おらー! ヤンデレ方式っすよ! いい加減目ぇ覚ませ!(自分の服ごと、腕を縦に切り裂けば、吹き出る血が二人に降り注ぐ -- テルチェ? 2012-02-10 (金) 02:07:12
      • (何をしてるんだ、この男は。気でも触れたのか。気持ち悪い、ああ、嫌だ。うっとうしいったらありゃあしない。)
        (どうせなら自分の喉でも心臓でもついて死んでくれればいいものを…そんな、血だけが。痛そうで、魔法が効かないから、傷口を菓子にして治すことすらしてやれない)
        (……今、なんて? 視界がかすむ、ぼやけてゆく。意識ははっきりとしている。涙だ。悔しくて泣いている。こんな情け無い男に組み倒されて、ちくしょう。ちくしょう。)
        (ちくしょう。嫌だ。怨み足りないんだ。なのに。もっともっと、世界を、おかしで、みたして…)
        ………………なにやってんだよ、ばか。…あほ……
        (たった一人でいい、世界のすべてが自分を見捨てても、たった一人、誰かが手を差し伸べてくれれば……何もかもが、きっと違った)
        (剣も魔法も魔女を殺せはしない。魔女はすべてを拒絶する。嫌なものすべてお菓子にして満たされない飢えを癒す。ただひとつ、本当に欲しかったものを除いて。)
        だいたいなにそれ………かっこわりいし、きたねえし………
        (いつしかケーキ化の止まった辺り一帯の中心。壊れたお菓子の家、倒れる魔女。そして血と涙を流しても、それでも笑顔でいられる、ちょっと頼りなくて、誰より頼もしい勇者の姿。)
        ………でも、負けだってよ……はは、こんなことって、あるんだな……
        (果たして魔女はふたたび討伐される。心の中の仄かな明かりが暗い森の中、無数の少年少女の心にもともってゆく。宿主たる少女の心が伝播する。少女は力尽き、くったりと身体を預ける。そしてかすむ視界の向こう、壊れたお菓子の家。その手前にははっきりと大切な人の姿が見えた。) -- ジュジュ 2012-02-10 (金) 02:50:38
      • 気持ち悪くたって、かっこ悪くたっていいんすよ……それで大事な存在を守れるなら、安いもんっす(小さく笑い、くしゃくしゃと相手の頭をなで
        (腕から流れ続ける血、やがては感覚も、己のぬくもりも感じられなくなる……だがそれでもいい、この血でこの子を守れたのならそれで良い……)
        んふふ、やーっと元の調子にもどったっすね…(ジュジュが青年の知っているいつものジュジュへと戻れば、こちらも先ほどとは違い、ゆるゆるとした口調と雰囲気に戻る
        あーあ、お祭り終わっちゃったっすよ。もし機会があれば、またこんど……っすねぇ…ジュジュ…?
        (呼びかけ、返事が無い事にふと不安を感じるが、寝息を確認するとほっと一息ついて)
        もう、寝るなら家で……っすよ(片手でなんとかジュジュを抱き上げ、立ち上がると、一度お菓子になった盾と槍に目をむけ、歩き出す
        (きっと彼女はいろんなものを背負い、今まで辛く生きてきたのだろう…自分には最後までそれがなんだったのかはよくわからないが)
        (きっとそれはもう彼女の中には無い、それよりも生きていてくれただけでもうけものだ……)
        (青年は小さくて大きなお菓子の…いやジュジュと言う一人の少女を抱き、家へと歩き出す)
        ……ありがとう、自分と出会ってくれて…嬉しいっすよ
        (最後にそうつぶやかれた一言は、再び降り始める雪に吸収されていく。それはまるで、森全体に染み込んでいくように…) -- テルチェ? 2012-02-10 (金) 03:04:54
      • (翌日。左腕を吊ったテルチェと、サンタ風の衣装に身を包んだジュジュ。庭先にこしらえたマカロンの椅子とテーブルに向かい合い、はしゃぎまわる子供達の姿をまぶしそうに眺めている)
        (今日はクリスマス。もみの木ではないが、よく似た針葉樹の木がひとつ、大きなブッシュ・ド・ノエルとしてそびえたち、枝葉には子供たちの夢が形になったかのような色とりどり、よりどりみどりの菓子たちがきらめいている)
        (街の子供たちに声をかけて招待したのだ。急に決まった計画。おまけに街外れという立地にもかかわらず、たくさんの子供達が集まった。中には少なからずさまざまな事情で親とはクリスマスを過ごせない子供達もいた。)
        (楽しめなかったイブを取り戻すように、賑やかに騒いだ。夕暮れ、ジュジュはひとりひとりにリクエストを聞いてまわり、その通りのお菓子を出してやった。「まほうみたいだ!」と子供。「魔法だかんな」とジュジュ。だるだるの袖を大きく振って子供達を見送れば太陽はもういくらも残っていない。森は数時間ぶりに静けさを取り戻す)
        (ジュジュはテルチェの左腕を見る。心が氷で圧縮されたようにきりきりと痛む。馬鹿なことをしてと思う。思わず脛を蹴りたくなったがこらえた。今日くらい、そういうのはいいだろう)
        (ジュジュはテルチェを呼ぶ。テルチェと名を呼ぶ。蹴りたくなる顔が振り向く。蹴りたくなる衝動を堪えて、ジュジュは手招きをする。少しかがめとジェスチャーする)
        ………これ、本当はいちばん大事なひとにやろうと思ってたんだかんな………
        (何のことかと目を白黒させた表情に渾身の蹴りをかましたかったが、ぐっと堪える。今はもっと、そう、思い切って。)
        ……っ………
        (自らの唾液の味を、極上の甘い甘いクリームへと変えた、深くて長い、はじめてのキス。“甘い舌((クレームタン))”を絡ませて、自分の味を染み付けるようにテルチェの口内をくまなく探索し、そして口を離した)
        (舌より真っ赤な顔を沈みかけた夕日で誤魔化したものの、それでもなお耐え切れなかったぶんがあふれ出し、ジュジュはやっぱり脛を蹴っ飛ばした。そうして少女は、心底 楽しそうに笑ったのだった) -- ジュジュ 2012-02-10 (金) 03:43:54
  • -- 2012-02-08 (水) 09:50:51
  • 10月 -- 2012-02-08 (水) 01:18:12
    • (さて、季節は移り変わり。赤い葉の混じり始めた秋の森にもお菓子の家は、まるで昔からそうであったかのように溶けこんでいる)
      (実力派の魔女っ子候補たちが試験に苦戦する中、コンスタントにスコアを稼ぎ、また大きな怪我をすることもなく。万事は順調。そのはず、なのだが……)
      (貴族の家主はその異変に気づいているだろうか。……おかしの魔女が、お菓子をほとんど口にしていないということに。あるいはそれを口にするときも、外で購入した売り物の菓子がほとんどであるということに)
      (ジュジュはテラスに一人佇み、深夜の風に桃色の髪とガーゼのような衣をゆらす。スタンドテーブルには3時間前まで暖かかった甘い甘い紅茶と、今 街で評判の店のシフォンケーキがひとつ、一口だけ齧られている) -- ジュジュ 2012-02-08 (水) 01:31:23
      • ……ふう、やっと終わったっすねぇ…(10月、書斎とした部屋から出てくる家主は凝り固まった肩を叩き、一息つきながら出てくる
        (魔女との同居をはじめ幾数ヶ月、最初は痣だらけになり騒がしすぎるほどとなったこの状況にもすっかりと慣れ、ふとテラスをみる)
        (そこにはいつも口悪く自分を罵倒し、それこそ書斎から出た直後に蹴りをかましてきたジュジュが一人大人しくしているではないか…家主はその状況に少し不振な表情をし、テラスへと足を運ぶ)
        どうしたんすかー、なんだか元気なさそうっすねぇ? あー、最近買ったお菓子がハズレだった……なんて事じゃないっすか〜?
        (いつものようにふざけながら相手をからかう家主、そういえば今皿に置かれているケーキも買ったものだ。少し前までお菓子といえばすぐに魔法で作り、食べていたのを思い出す)
        (いざそれを思い出してしまうと、ふと心の中に相手に対する心配と不安が横切る) -- テルチェ? 2012-02-08 (水) 01:38:32
      • あ゛ー……?あに言ってんだバカ…うめーっつーーーの。 はぁ………いいよ、やるよ。食べろよ。 アタシは……そういう感じじゃ、なんか、ないんだ
        (後ろも振り返らず、つぶやくように言葉を搾り出す。森の中、お菓子の家、お菓子の魔女。星も月も今日は無い。冷めた紅茶をひとすすりして、またぼんやりと視線を森へ戻す) -- ジュジュ 2012-02-08 (水) 01:52:03
      • っ…………?(いつもならここで蹴りの一つでも飛んでくるところだが、身構えていてもそれは無く、相手を見て
        ふぅ…そういえば、お菓子の人の出身地とかまだ聞いてなかったっすねぇ……(森へ注がれる視線、きっとなにか思うことがあるのだろう…と、そう思って
        せっかくだから聞かせてほしいっすよ、ジュジュさんの生まれたところの話
        (あえて相手の隣には座らず、後ろに立ったままそう聞く。何故自分がそうしたか分からないが、なんとなくそこに居た方がいい気がした) -- テルチェ? 2012-02-08 (水) 02:01:21
      • つまんねーコト訊くのな……まあいいや…宿賃代わりだ。最初に言っておくけど、あんまりよく覚えちゃいねーし…別に、楽しくもなんともねえかんな。
        (そういえば名前を呼ばれたのは、初めてだろうか。魔女の心、夜の暗闇の中でほのかに灯がともる。頼りないけど、とても暖かい。だから話そうと思っていなかったことまで、いいかなって気に、なってしまった)
        ……覚えてるのは…そうだな、ここよりもっと広い森と…ああそう、山。山に囲まれていたっけ。 しけたところだよ。こことは大違いだな。
        どいつもこいつも疲れた顔で、食べ物もまずかったなぁ……村の名前は…そう、なんて名前だったっけな……… ま…思い出せねーから…たいしたことじゃあなかったんだろうな……
        (どこか他人事のような口ぶりで、とつとつと語る。魔女の記憶は魔女として目覚めたときから始まった。人としての記憶は死んだ子供の寄せ集めだ。何か記録を読むような淡々とした調子で、魔女は語る) -- ジュジュ 2012-02-08 (水) 02:13:27
      • ん……聞かせてもらうっすよ(その淡々と語られる故郷の話を、じっと聞いて)そうだったんすか、お菓子の人も随分と苦労してたんすねぇ……
        (故郷、田舎とはいえ恵まれていた土地と家に生まれた自分とは正反対の話。だが自分がそれに対し無駄な罪悪感を感じ、落ち込むような人間でないことは自分がよく知っていた)
        でもそうやって自分に話してくれたという事は。少しは信用されてるって事っすかね?(小さく笑い、後ろから近づき
        お菓子の人……いえジュジュ、一つ聞いてもいいっすか?(自然に、そっと後ろから相手の肩に両手を置くと、その体温が伝わるかもしれない -- テルチェ? 2012-02-08 (水) 02:22:26
      • あんだよ……(添えられた手をびし、ととりあえず叩いておく。ある意味ではそれが彼と彼女の間の礼儀であり、また自分が弱っていないということを示すサインでもある。)
        好きにしろよ………(手のひらを通じて移る熱を目を閉じて感じ入りつつ、ジュジュは質問を待つ) -- ジュジュ 2012-02-08 (水) 02:30:05
      • あたっ……んふふ、いやなにっすね……ジュジュはここに来て幸せだったのかなぁと、最近よく思うんすよ
        もしかしたら飴にしてきた脂オヤジの中に自分よりいい居場所を提供してくれた人が居たかもしれない
        自分より叱り方が上手くて、ちゃんとジュジュに幸せと言うものを与えられたかもしれないってね…ま、あれっすよ
        ようはここに来て良かった? って聞きたいだけっすよ(表情は確認できないが、少し恥ずかしいのか手の体温が上がり -- テルチェ? 2012-02-08 (水) 02:36:29
      • くっだらね…………そういうのって、わざわざ訊くことじゃあねーだろ。ばーか…
        ……ふん……っ、そうじゃなかったら、なんで今ここにいんだよ。ぼけ。
        (もう隠す必要などないのだろう。そう、自分はここへ来て幸せだったと、この半年振り返って確かに思える。しかし、だからこそ。)
        なあ……アタシからも一つ、いいか? ………魔女っていうのは魔法が使えるから魔女なんだよな、じゃあ…魔法が使えなくなった魔女は…なんなん、だろうな…… -- ジュジュ 2012-02-08 (水) 02:49:49
      • それもそうっすね?(くすっと笑い、相手の頭を軽くなでて
        ……? そうっすねぇ、まぁたしかに魔法、不思議な事をするから魔女って言うんじゃないっすかね
        (何故そんなことを聞くのだろう、今はまだその疑問に対し、まったく深い考えなどあらず)
        魔法が使えなかったら……女の子、っすかね……?(極自然に、なんの悪意もイタズラ心もなく、そう言ってしまう -- テルチェ? 2012-02-08 (水) 02:55:26
      • …あははっ、そりゃあいいや。ふふふっ、アタシだって、ホントはそうだったんだよな。(「もう覚えちゃいないけど」と心の中で続けて、底に砂糖のたまった紅茶をくいっと飲み干す)
        (魔力が失われはじめて、身体の反応まで鈍くなるのが自分でわかる。そうだとははっきりと気づいてはいないが、なんとなく理解している。自分の死んだ身体は「魔女」であることの魔力が支えているのだと)
        (耳を傾ければいつだって聞こえてきていた、憎しみと怨みの声はいつ消えてしまったのだろう。満たされて、幸せで、それで………)
        試験、アタシのぶんまで頑張ってくれてありがと。……もう、部屋に戻る。
        (髪と衣を翻らせて、お菓子の魔女はふっと微笑む。もらったあたたかさが顔中に広がった、少女の微笑みだ。…何か言いたげなテルチェの口にシフォンをくわえさせてそれを封じると、ジュジュはティーセットと共に自室へと向かっていった) -- ジュジュ 2012-02-08 (水) 03:11:17
      • そうだった……?(その言葉を聞き、少し首をかしげ)あっちょ…んぐっ(その反応に何かを言おうとしたが、シフォンに妨害される
        んっ…んがぐ……おやすみなさいっす……(ジュジュのその笑み、普通ならばそれは自分の心を満たす笑顔だろう、事実自分の中でその笑顔は強く印象に残る
        (だがどこか……どこかに不安を感じざるを得ない。自分の態度か、答えが悪かったのか、それともただの思い過ごしなのか)
        嬉しさと…不安は相殺されないんすかね(溜息をつき、部屋に入るのを見届ければ、森に視線を移す
        (いつもこうだ、嬉しい事と不安な事は同時に襲ってくる……そう考え、どうしようもなく不安に襲われると、いつまでもいつまでも、その日は森から目を離せなかった……) -- テルチェ? 2012-02-08 (水) 03:21:24
      • (…この日からジュジュは悪夢にうなされることになる。自らの存在を消しかねない宿主への警戒感が、それを魔女に見させるのだ)
        (忘れてはいまいなと。飢えと寒さと絶望の果て、積み上げられた怨みの汚泥が迫り来る。軟体生物の触手のように絡みつき離さないイメージ。内から外から容赦なく責め立てる)
        (もっともっと、お菓子が欲しいだろうと。この世のすべて、目に映る嫌なものすべて。大好きなお菓子に変えてしまおう。それでぼくらは幸せだ。そう、それがぼくらの幸せだ。大好きだ。幸せだ。おいしい。幸せだ。おなかいっぱい。しあわせだ。ああ、しあわせだ……しあわせだ……しあわせだ……しあわせ……)
         
        (朝日の出る頃、ベッドの上、毛布の中。かつて人も森も国も山も思うがまま消し去った悪名高きお菓子の魔女は、今はただ跪き泣きながら許しを乞う)
        (…その横では、からっぽのティーセットとケーキ皿が、カーテンの隙間から差し込む陽に照らされて、仄かに、だが確かに小さな光の点を結んでいた……) -- ジュジュ 2012-02-08 (水) 03:42:16
  • -- 2012-02-07 (火) 23:51:21
  • (寝る前にゴニョゴニョとイタズラする家主、イタズラする、した) -- テルチェ? 2012-02-07 (火) 02:50:45
  • -- 2012-02-06 (月) 02:30:46
  • -- 2012-02-04 (土) 19:11:29
    • (夏……それは人々の心を大胆にさせ、衣類を薄くしていく季節…それはお菓子の家に住んでいた二人も例外ではない)
      (お菓子の家、暑い陽射しにじりじりと耐えられず。家主が討伐数で勝利した事もあり一つの提案。そう海へと出かける計画が打ち立てられた!)
      (というわけで諸々ありとにかく海へきたのだった)
      いやー、やっぱ海でもあついっすねぇ……波の音が少しは涼しい気持ちにさせてくれるっすけど…(金撒いて人を散らした人影少ない砂浜を歩き
      そういえばお菓子さんはどこっすかね、お菓子さん。お菓子さーん(大声でジュジュを呼ぶ -- テルチェ? 2012-02-05 (日) 22:54:59
      • うるせえはずかしい!!!聞こえてんよバカ!!!!(すぱァん!!とジャンピングビンタを後頭部に決めつつ華麗に着地)
        (どうやら水着姿を見られるのが恥ずかしく、うまい具合に死角をぬってテルチェの背後までやってきていたようだ)
        ったく…しかし海っつーのは……なんつーか……水と砂と人しかいねーっつーか……だだっ広ーーってーーか……
        (わざと視線を合わせず、見たまんまの感想ともいえない感想を垂れ流す山間育ちであったお菓子の魔女、初めての海。)
        (本日の敗者はリクエストによりいささかどころじゃなく面積の小さいビキニを着用。やや盛りの過ぎた海水浴場は人もまばらであるが、すれ違う来場者はみな一様にジュジュの不自然なシルエットに振り返り、そのまま後ろ歩きで遠ざかっていく) -- ジュジュ 2012-02-05 (日) 23:06:10
      • あぐふっ!(後頭部に見事ヒットし、前のめりによろけるもなんとか体勢を立て直し)こらっ! またそうやってすぐ足を出しちゃだめって言ったじゃないっすかっ(とりあえず叱っておく
        ん〜? ふふん、お菓子の人は海を見るの初めてなんすね、おっくれってるぅ〜(しゃがみ、ずざずざと回り込んで強引に視線を合わせようとして
        なんすかなんすか? 初めての海、初めての水着で人に見られて初体験…嗚呼恥ずかしい……みたいな心情っすかね(後ろ歩きで遠ざかっていく人が居るたびににやにやと笑い
        可愛いとこあるっすねー、んふふふふふ(凄く勝ち誇った声で回り込み続ける、実際ヤバイ光景 -- テルチェ? 2012-02-05 (日) 23:12:33
      • あああっ!うぜえ!!きめえ!!!(円運動をする家主のふくらはぎに的確なローキックを決めるお菓子魔女。顔真っ赤。だが本当のバツゲームはこれからなのだ)
        …ほらよ、いくんだろっ!早くしろエロピンク!!!(二人の向かう先はいわゆる普通の「海の家」。今回のリクエスト全文…「コレを着てあ〜〜ん、でお菓子食べさせて」を実行するそのときが近づいているのだ。実に貴族趣味的な罰といえる)
        (そして到着。ジュジュは適当に菓子を生成し、テーブルの上に並べてゆく。その間ずっと無言、かつ視線は合わさない。あわせられない。自分が、こういうことをできる性格じゃないと知っているから。)
        (やがて覚悟を決めた敗者は、溶けかけて食べごろになったパフェのバニラアイスをスプーンですくうと、視線は相変わらず合わさないまま、対面の勝者へまっすぐに腕だけを伸ばした)
        ぁ………ぅぁ………… …あ…っ…………ぁ〜…ん……(死にたい)
        http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst076822.jpg -- ジュジュ 2012-02-06 (月) 00:52:39
      • ぐへへへへフグゥッ!(ふくらはぎにダメージを追い転がる貴族)あっ…は、はい……行きます行きます…(ひょこひょこと片足で海の家へと向かう
        (視線を感じる……海の家の中、他の客達がその異様な光景、胸のでかい子供に辱めを強要している青年が居るのだからあたりまえだ)
        (ある人は誘拐かと疑い、またある人は同志を見るような暑い視線を向ける中、二人は椅子に座っている)
        ふふん……おやおやぁ? 目〜あわせてほしいなぁ〜?(凄い嫌な笑みで相手に顔を近づけ、とことんからかい
        いやぁ、いいっすねぇ。いつも足蹴にしてくる乱暴な子の? おしとやかな部分? なんだかんだで約束守ってくれるんだから良い子っすよ
        ……ふふん、それでは…(スプーンを持ち、小声で言われるその言葉を聞くと、ゆっくり口を開け)んぁー…んっ
        …ふふふ、かんひ、かんひっすよ! おかひのひと!(目を見開きながらスプーを咥えて喋れば、振動が相手の手へと伝わる -- テルチェ? 2012-02-06 (月) 01:05:15
      • うおおおおおおっっっ!!!
        (いろいろな感情がごちゃまぜになって臨界点を超えたおかし魔女。おたけびとともにスプーンをより奥へ奥へと侵入させようと力を込める!)
        ああああああ!!!うまいかぁあ!!うまいかコラーーーーーーーッ!!!!(ぐりぐりぐり -- ジュジュ 2012-02-06 (月) 01:08:34
      • おいひ…おひ……うぐぐ…ぶはっ! ええい押し込みすぎだわ!(思わず叫ぶ貴族
        はぁはぁ……さて、まだ罰ゲームは終わってないっすよ? 貴族たるもの
        あーんをされたのならあーんをし返すというのが礼儀というものっす…(ふふふと不気味な笑いを漏らし、スプーンで同じように溶けかけたアイスをすくい
        はい、あーん♥(満面の笑みでアイス滴り落ちるスプーンを前に出す -- テルチェ? 2012-02-06 (月) 01:14:00
      • んーーーーーっ!!んん゛ーーーーーっっっ!!!(ずい、と差し出されればいやいやとばかりに首をふり、口をつぐんで拒否をするジュジュ)
        (こんな恥ずかしいことを白昼堂々できるわけがない!だが抵抗も長くは続かない。唇に押し当てられた先端は強い意志をもってその裂け目へと進入しようと試みる)
        (だがジュジュもそれだけは許すまじと、かぶりを振ってどうにかこうにか拒もうとする。結果、口内こそ無事なものの、その唇、鼻の先端や頬は貴族の手により甘く白くデコレートされてしまった…)
        っはあ………だ、だれがオマエなんかの……くわえるか……っての…っ…!(やや髪を乱し、荒く息をつきつつも、魔女はキッとテルチェの顔をにらみつけた。三男坊なんかに負けたりしないっ!) -- ジュジュ 2012-02-06 (月) 01:25:47
      • ははは〜、恥ずかしがっちゃってか〜わい〜っすねぇ(笑顔のままぐりぐりとスプーンを押し付け、オラッ! 咥えろオラッ! 内心とか思ってる
        やれやれ、自分はよほどなめられてるみたいっすね……(徐々にデコレーションされていくジュジュを見て、静かにスプーンをおき
        いいんすよ抵抗したって、でもっすね……(少し身を乗り出し)お菓子の人が否定しても、家主は自分、自分が上っすよ(少し頭に手を乗せ、相手の頬に口をつければ、アイスを舐めとる
        うむ、甘露甘露ってやつっすかね(クスクスと -- テルチェ? 2012-02-06 (月) 01:32:15
      • チョーーーーーシこいてんじゃねえぞコラアアアーーーーーーーーーッッッ!!!!
        (がぼぼっ!とかき氷を容器ごとテルチェの口内に一気に押し込む!冷たいものを急激に食べればその結果がどうなるかは必定…)
        はぁっ、はあっ……!こ、こぉおのスケベ三男坊がっ!!ロリコン三重苦っ!!!頭の中までピンク色かっっ!!!!ええっっっ!!!?
        (いまだクリームの残るほっぺたをクランベリーのように真っ赤にし、思いつく限りの罵倒をしつつかき氷を次々と押し込んでゆく) -- ジュジュ 2012-02-06 (月) 01:42:10
      • あぅっ…ちょっ……た、ただからかった……アグアー!(押し込まれるカキ氷、襲い掛かる頭痛に意識を失いそうになり
        な、なんすか! なんすか! いいじゃないっすかそれぐらい! スキンシップがぼー!(カキ氷なんかに負けない…そう思っていてもやがてはHPが尽きて
        あ……赤くなってたくせに…素直じゃないいんすから……(逆に青い顔をして机に上半身を倒す -- テルチェ? 2012-02-06 (月) 01:46:34
      • オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!!!!!!
        (最初はバスケのドリブルのように。いつしかスピードを増し工事現場の地ならしマシーンがごとく、魔女は容赦なく家主の額をテーブルへと打ち付ける)
        はんッ!!今日がバカみたいに暑いだけだってんだコラ!!少しアタマ冷やしてろボケっっ!!
        (なんだかんだで怒鳴りつつも、テーブルに突っ伏してしまったテルチェの回復を、席を隣に移動して待つジュジュ。グロッキー状態のテルチェを横目に、ふと頬に手をやれば、先ほどのほんのりとした人の温かみがまだ残っているような気がした)
        ばーーーーーー…か(波の音に消えてしまうくらい小さな声でそうなじり、そして視線を遥か遠く、どこまでもきらめき輝く海へと向けて頬杖をついた) -- ジュジュ 2012-02-06 (月) 02:07:34
      • マジ殺しにきてる……(頭をバスケットボールばりに叩きつけられ小さな声でそう言って
        (気絶していたため、怒鳴りつつも隣に居てくれていた魔女っ子に気づかずなんだかんだですやすやと気絶息をたてる)
        ん゛〜…もう、ほんとかわいいんすから……
        (そんな気絶言を言いつつも、結局起きる頃には日がくれており、起き抜けに一発蹴られながら帰りましたとさ) -- テルチェ? 2012-02-06 (月) 02:15:53
  • -- 2012-02-03 (金) 23:53:34
    • はぁ……あああああっっ!!!む!か!つ!くぅうううううううううう!!!!
      (湯船をばしゃばしゃと手のひらではたいて不快感をあらわにするジュジュ。)
      (「湯船」。そう、ここは何を隠そう何も隠さずに入る至福のリラックスプレイス…お風呂である。)
      (頭にタオルを巻いただけのジュジュはゼリーの浴槽のふちにひじを置き、なんともまあ不満げな表情で家主をねめつけている)
      (ついに三ヶ月目にしてお菓子魔女は貴族の三男に討伐されたのだ。討伐スコアという名の戦いにおいて。…この入浴図はつまり、勝者の命令に敗者が従った結果に他ならない。ぐぬぬ) -- ジュジュ 2012-02-04 (土) 01:04:24
      • はんは〜はんふ〜♪(脱衣所からはご機嫌な貴族の鼻歌が木霊する
        (それもそのはずこれまで討伐数で煮え湯を飲まされ続けていた家主が遂に勝利を得たのだ、これ以上の自尊心をくすぐる出来事は無い)
        (それはもう変態ド変態と呼ばれようと脱衣所で鼻歌を歌いながら服を脱ぐ影を風呂場に写すというものだ)
        湯加減はどうっすか〜、敗者さぁん?
        (凄くいやらしく、そしてうきうきとした声で話しかける。あくまで一緒にお風呂に入ることではなく勝った事でうきうきしているのだ
        いやー、いいっすよねぇ……依頼の後のお風呂…まさに勝利の味……
        というわけで入るっすよー(タオルを肩にかけ、すべてをさらけ出した姿で風呂場へ入ってくる -- テルチェ? 2012-02-04 (土) 01:13:58
      • ぎゃああああああああああああ!!!!!!!!!!
        (予想はしていたはず、だがしかし精神と肉体(一部を除く)が6歳から成長していないお菓子の魔女)
        (咄嗟にバスマットと床板をスポンジに変えれば落とし穴にはまるがごとく地中深くへと家主の身体は沈んでいく!)
        おいこらああああああああああ!!!!!!あと5…10分!!10分待ってろ!待て!!!!!!!!
        (地中に埋まったテルチェの頭頂部にそう怒鳴りつける。そして大慌てで湯気を浴室に充満させるとともに、自らはウイスキーボンボンを両手いっぱいに作り出しては薬物中毒者めいた有様で食らってゆく)
        (〜そして10分後) -- ジュジュ 2012-02-04 (土) 01:32:09
      • んもー、どうしたんすかそんな大声上げはぐぅっ!?(一歩踏み出せば魔女っ子の初きわどい姿を見ることもなくズボズボとスポンジの中に沈んでいく家主
        な、なんすかー! いいじゃないっすかー今更恥ずかしがるなんてらしくないっすよー?(怒鳴られながらも不満たらたらに
        んもう……裸でスポンジの中に居るってどんな新手プレイっすか…
        (中毒者のごとくボンボンを食らう魔女の事など露知らず、スポンジを千切ってはもぐもぐと食べて10分を待つ
        …もうそろそろいいっすか〜……?(10分ほど経つと、片手だけを出しそろそろと様子を伺う -- テルチェ? 2012-02-04 (土) 01:40:11
      • (10分後、そこにいたのは……)
        http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst076759.jpg
        あ゛ーーーーーーーーーーー!?遅ぇよ!ばか!さんあん!おらっ!はやく入れってんだよ!!!あたしの湯が飲めないってーーーーーのか!!!!!!!
        (完全に出来上がったジュジュの姿だった。10分前より激しくばっしゃばっしゃと湯船をたたきながら先ほどとまったく違う子とを言っている) -- ジュジュ 2012-02-04 (土) 01:52:56
      • ……(穴から這い上がり相手を見ると確信する、服の上からでかいのはわかってた、しかしあえて生で見る「それ」はあまりにも刺激が強く、しばし無表情で固まり
        oh...ダイナマイッ…じゃなくて! あーあー……ほらなに摂取したんすか…いっいたい、いたいたいっすっ!(湯船に近づくとガスガスと蹴られ
        分かった、分かったっすからちょっと詰めてほっしっすよ……(てきとうに体をながし、既に酔っ払ったジュジュが入って居る湯船にゆっくりと入る、ちょっと狭い -- テルチェ? 2012-02-04 (土) 02:00:10
      • あぁ~~~ん!!?…おまえ、いまぁ…ぁあたしのことよっぱらいだと思ったらろ?…そういう目をしたぁっっっ!!!!
        (薩摩的なセリフとともに繰り出されるおなじみのキック。どういうわけか勢いこそあるものの、威力はほとんどない。)
        (香りだけをライムジュースにした湯船のなか、ジュジュのちいさな足の裏はぺたこんぺたこん、と。テルチェの裸身にスタンプを押し付けてゆく)
        ぅーーーーーーーぃ、そろそろこうさんかー?じゃあ勘弁してやるろ。おらっ!……ふへへ、めっちゃ感謝しろよなっ♪
        (ジト目で睨み付けたかとおもえば一転、普段決してみせないような笑顔になって、そしてまたボンボンを、ぱくり。) -- ジュジュ 2012-02-04 (土) 08:35:55
      • やれやれ、感謝ってなににっすか(その普段見せない笑顔を向けられると、こちらも少し顔が緩み
        こうさんはともかく、子供がそんなのあまり食べちゃだめっすよ〜(そう言って作られるボンボンを取り上げ、自分も食べる
        (ジュジュの体が小さめでも、やはり二人で入るには少々狭い湯船。時折互いの肌があたり、いつも以上に物理的距離が縮む)
        さてそれでは勝利者は勝利者らしく敗者さんに色々と恥ずかしがってもらおうっすかね〜(すすっと妖怪じみた動きでじゅじゅの後ろ側へと回り込むと
        うりゃー! 捕まえたっすよー!(そのまま相手の腹に腕を回し、背中を己の体へと密着させ、ジュジュの身を自分へと預けさせるような形にする、その大胆的行為に実際心臓が破裂しそうなのは秘密 -- テルチェ? 2012-02-04 (土) 10:58:21
      • ぁはっ…ばかぁ…こらぁ…っ!ぅやめろぉもぉ…ぅ!
        (じたじたと暴れ叫びつつも、なんだかんだとそのうちに、すっぽりとちいさな体躯は腕の中。)
        (酔いがさらに回ってきたのか、くってりと頭を後ろの胸板へ預け、ぼー…っとした眼差しで湯気の立ち上る水面を眺めている)
        ~~~~♪(もうあまり恥ずかしさなどは感じていないようだ。お気に入りのソファーにでも座っているときのようなリラックス感で、お菓子の魔女は鼻歌混じり、自分の髪の毛と家主の髪の毛を束ねては三つ編みに結い始める) -- ジュジュ 2012-02-04 (土) 13:03:23
      • ほら、暴れない暴れないっすよー(しばらくして大人しくなった魔女っ子をしっぽり収めて、隠語ではない
        ん……やれやれ、普段からこうなら可愛いんすけどねぇ…(二つの髪を三つ編みにしていくジュジュに少し笑いつつ、こちらもリラックスし
        どうっすかー、もう三ヶ月ぐらい経つっすけど。こっちでの生活にも慣れたっすかね?(巻いたタオルの上から頭を軽く撫で、聞いてみる -- テルチェ? 2012-02-04 (土) 13:17:28
      • んー…まあ…けっこー……そこそこ…わりとー……
        ……まあ…そう、かも………………な……(ぷくぶくぶくぶくぶく…
        (目元近くまで湯船に沈め、ぽこぽこと泡をたてる。だがそれは少女めいた告白の恥ずかしさを紛らすためなどでなく…)
        (…そう、ただ単にひとりのよっぱらいが、酔いつぶれて意識を魔法の国より遥か遠くへとばしていただけのことであった)
        (……やがて異変に気づいたテルチェに救助されるも、イタズラした三つ編みがそりゃあもううっとうしく、くんずほぐれつ、どたばたがっしゃん、まったくもって大変な困難であったという…)
        (追伸:その後のお菓子魔女。なんかその日のことはぜんぜん覚えてないけど、何があったのかは訊かない、訊けないでいる、らしい) -- ジュジュ 2012-02-04 (土) 18:55:49
      • そっすかそっすか……?(うんうんとうなずくものの、やがて顔の殆どを水中に沈め、泡を出す魔女っ子の存在に気が付く
        あっ! ちょっ! ここで寝たら……あだぁっ!?(急いで相手を持ち上げるも、合体三つ編みと化した髪が引っ張られ少しよろけ
        (水面が荒れ狂いながらもなんとかジュジュを持ち上げるが、色々と素面の時に見てしまったのがばれたら殺されるようなところが見えてしまったかもしれない)
        (その後無事救出を終えた家主だったが、ふとなにかを思い出すように自分の手の平をみつめ。聞かれない事に内心ほっとしていたとさ) -- テルチェ? 2012-02-04 (土) 19:09:19
  • http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst076726.jpg
    今日は〜お菓子の人がいないから〜こっそり試着記念日〜っすよ〜 -- テルチェ? 2012-02-02 (木) 22:43:17
  • -- 2012-02-02 (木) 01:05:22
  • はー……春のほがらかな陽気…
    こんな日は誰が何匹倒したかなんて…些細なことっすよねぇ(ほっ -- テルチェ? 2012-02-01 (水) 21:42:30
    • (そんなつぶやきを尻目にマシュマロソファーで勝ち誇った笑みを浮かべるお菓子魔女。)
      http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst076715.jpg -- ジュジュ 2012-02-01 (水) 23:03:17
      • ……(床に座りながら勝ち誇る魔女を見てなんともいえない表情をし
        はぁ…今日の晩御飯はなにがいいっすかねぇ(無視した -- テルチェ? 2012-02-01 (水) 23:06:50
      • くやしい?くやしいかオイ!!はーーーッはッはッ!!菓子ウマだぜーーーーーーーー!!!(ソファーをひとちぎりしてもぐもぐ
        (…たった一匹のスコアの差で、こうも人は勝ち誇れるものなのか。人ならばそうだろう。だがしかし、少女はなんといっても悪名高きおかし魔女であった。ならば付け入る。そういうものなのだ)
        晩ごはんだぁーーーーーーー!?そんくらい決めておけよてるてる坊主ッッ!!!吊るしてやろうか!!! -- ジュジュ 2012-02-01 (水) 23:13:30
      • (くっ……このガキンチョが…調子づきやがってーっす…とか内心思いつつ)い…依頼が悪かっただけっすし
        むしろ戦闘が一回しかなかったのに二匹もしとめてきた自分を褒めてほしいっすねー(開き直る家主
        なんすかてるてる坊主って…ま、それはともかくとしてっすね。今日は初めての依頼で疲れたんじゃないっすか?
        晩御飯はとりあえず出前注文しておくっすから、とりあえず汗でも流すために風呂にでも入るっすか、一緒に(極自然の流れで言う家主 -- テルチェ? 2012-02-01 (水) 23:18:21
      • (出前を頼むという安定行動!だがそれが逆に魔女の逆鱗に触れた!!!)
        いまなんつったコラーーーーーーーーーーーー!!!!出前?出前なんてーーのはビョーキで弱ってるヤツが頼むもんじゃねーーーーーか!バカか!!
        あ゛!?これしきで疲れるかっボケっ!どこかの三男坊と一緒にするんじゃねえ!
        晩飯はアタシが作っってやっから………オマエはっ!(スネ蹴り)湯にでもっ!(足払い)浸かってろってんだよーーーーーーっ(倒れたテルチェに容赦ないサッカーボールキック。なんだかんだで発言は耳に入っていたようだ)
        オラッ!オラッ!!(真白い肌にほんのり赤みをさせつつ、風呂場までテルチェをドリブルしていく) -- ジュジュ 2012-02-01 (水) 23:26:24
      • おんやぁ? お菓子さんったら意外と真面目な魔女なんすねぇ?(出前に対し怒るジュジュにからかうような笑みを浮かべ
        お菓子さんご飯作れたんすか!? それは意外っすねって! アッアァッー!(先日蹴られまくったうえに出先で蹴られた分のダメージが更にスネへと蓄積し。青い腫れが酷くなり
        こ、この……だからすぐに人に手を出すなって! アゥッ! 言ってるじゃグフッ! ないっすか!(相手を叱りながらもけり続けられごろごろと
        くっくそぅ……分かった分かったっすよ。じゃあちょっとお風呂はいってくるから…ご飯作っててくださいっす
        これじゃ体がもたないっすよ…もう……(ぶつくさ言いながらお風呂場へと入っていく -- テルチェ? 2012-02-01 (水) 23:31:13
      • オラッシャーーーーー!!!(一際強烈なシュートを脱衣所の扉に向けて放てば、ドライブ回転の美しいカーブを描いて家主は風呂場へと吸い込まれていく!)
        おいコラ三男坊!!!顔と頭と身体洗って肩まで湯船に浸かってカゼひかねーように温まって頭冷やしてこいや!!!!!
        (「晩飯はその間に作っておくからよーーーーーー!」と叫び、ジュジュは不機嫌オーラを全身から放出しながらずりずりとローブを引きずってキッチンへ向かっていった) -- ジュジュ 2012-02-01 (水) 23:41:21
      • おやおやー、お菓子さんやっさしーんすねぇ〜(脱衣所から顔を覗かせつつにやにやと
        ふぁーい、ばっちりあったまってくるっすよー(相手の性格に慣れてきたのだろうか。多少暴力を振られても軽く受け流しつつ、入浴を開始する
        (そんなゆっくりとした時間が家の中に流れる、風呂場からは家主が入浴を開始する音が聞こえ、やがては……)
        はは〜ん♪ うちに来た魔女っ子は〜、ツンツンデレツンで可愛いんすよ〜♪(などといった歌声も聞こえてくる
        後ついでにあのおっぱいも触ってみたいっすね〜(という余計な一言つきで -- テルチェ? 2012-02-01 (水) 23:47:33
      • (トラップ発動!セクハラ発言を児童感知←最初にこの変換が出たんですけどどうしよう。 …もとい自動感知した元閑静な森の一軒家・現お菓子の家)
        (それは魔女ジュジュ・クレームタンの魔力組成式に従いオートメーションでふろの湯を水飴へと変化させた!)
        オラッ!あーーーもーーーーめんどくせえなーーーーーーーっシャラアッッ!ダッシャ!!キャオラッッッ!!
        (まるで鼻歌かなにかのように掛け声を出しつつ、しかしどういうわけか料理はみるみるうちに仕込まれて、やがて食欲を誘う香りを漂わせ始める。 -- ジュジュ 2012-02-01 (水) 23:56:55
      • はは〜ん……ん? なんすかこれ、なんすかこれ! 新手の宇宙生物っすか! めーでーめーでー! 本艦は今謎の宇宙生物に! ぐわー!
        (水あめに帰られた湯の中に沈む家主の断末魔が響いた後、数分ほど時が経ち)
        はぁ…はぁ……死ぬかと思った…ご飯出来たっすかー?(何故か水飴風呂に使っておきながらさっぱりとした感じで出てくる
        というかさっきから聞こえる激しい掛け声とこの食欲をそそる臭いがミスマッチ過ぎて逆にあやしいんすが
        お、おじゃまするっすよ〜……?(恐る恐るキッチンの方へやってくる、上半身裸で -- テルチェ? 2012-02-02 (木) 00:01:16
      • (上半身裸のテルチェを、まるで道端の犬のフンかなにかを眺めるがごとき視線でにらみつけるお菓子魔女。盛大に長い長いため息を吐いたあと、視線をそらした状態で片腕は腰に。もう片方の手の親指で背後の食卓を指差して)
        …とりあえずカレーとハンバーグとあとパスタな。文句は聞かねー。アタシが食いたいもん作った、そんだけだからな。
        それとだ……オラッッ!!!テメーカゼひかねーよーにしろって言ったの忘れたのかってんだ!!ったくよー…(ぶつぶつぐちぐち
        (そう、おおぶりなバスタオルをテルチェに投げつけるとジュジュは食卓へ。椅子の脚は魔女の身体には高く、ぷらぷらとつまらなそうに脚をゆらして家主を待つ -- ジュジュ 2012-02-02 (木) 00:15:55
      • あっひどい……っす(道端のうんこを見られるような視線で溜息をつかれるとちょっと落ち込み)
        おー、随分凄いの作ってるじゃないっすか。お菓子の人は結構家庭的っすねぇ…あぶふっ(バスタオルがヒットし、そのままはおりつつ
        それじゃあ冷めないうちに頂きましょうっすかね〜(魔女の待つテーブルまで歩き、椅子に座る)えー、それでは。初集計の順調な滑り出しを祝して
        かんぱ〜いっすよー(ソフトドリンクが入ったコップを持ち上げ)それでは早速…んぁーむ……(その後料理を口に含み、もぐもぐと目をつぶって味わう) -- テルチェ? 2012-02-02 (木) 00:25:36
      • (大きな帽子を隣の椅子にかぶせ、ジュジュはカレー皿を手に持って口元まで運ぶ。食べてるふりで、まだ食べない。…その目はもぐもぐと運動するテルチェの口元をじっと見つめている) -- ジュジュ 2012-02-02 (木) 00:32:39
      • んー……(しばらく目を閉じ、料理の味を味わい
        ……ふふん、どうしたんすかそんなに熱心に見つめて(ふと片目を開き、自分を見るジュジュに小さく笑いかけ
        心配しなくてもちゃんと美味しいっすよ。ベタなセリフを言うと、お菓子の人はいいお嫁さんになるっすよ〜…って感じっすかね?(クスクスと笑う -- テルチェ? 2012-02-02 (木) 00:35:52
      • …ばッ……っ!!(背景に「!?」と背負っていそうな、ビキリと空間がゆがむほどに家主を睨むお菓子の魔女。ただどうも、いつもの威勢のいい罵詈雑言はなりをひそめ、ぐぬぬとにらみ続けるのみ)
        …ふんッ!!!!!!!!!(むしゃむしゃがつがつむしゃがつがつ。まさしく腹いせに怒涛の勢いで料理を食べ進むジュジュ。器用なもので、それでも真っ白い拘束衣はしみ一つないままだ。)
        (瞬く間に自分の分(テルチェと同程度。ひょっとすると、すこし多いくらい)をたいらげると「うっせバーーーーカ!!!!!!」と言い残し、自分に割り当てられた部屋へと足早に退散してしまったという…) -- ジュジュ 2012-02-02 (木) 00:47:54
      • おやおや、食欲旺盛っすね(普段はふざけていてもやはり年上か、その様子を喉に詰まらせないように、といいながら見守り
        ほんとに素直じゃないんすから(最後の一言を残し退散していくジュジュを見て少し、今までに感じたことの無いような温かみを感じる
        ……あ、お風呂にはちゃんとはいるんすよー! …聞こえたっすかね(それだけを言うと、一人キッチンで美味しそうに料理を平らげましたとさ -- テルチェ? 2012-02-02 (木) 00:51:32
  • -- 2012-02-01 (水) 02:56:01
  • (さて、冒険者達の街がにわかに活気付く春の日。そんなお祭りじみた喧騒からは遠いところに建つリーゲンボルト家の屋敷でも、今日という日だけは少々、事情が違った)
    (…あなたが物音に気づいて、あるいは何者かの気配を感じてリビングを覗けば、ガーゼを幾重にも重ねたような、真っ白い塊が歩き回るのを見つけることだろう)
    (物取りの類ではないようだが、椅子に腰掛けたり、ソファーに寝そべったりと、いちいち確かめるような動きはその異様と相まってお化けか何かのように思えるかもしれない) -- ジュジュ 2012-02-01 (水) 00:18:53
    • ふわ……んっんー…っ!
      (少々寝すぎてしまったか、そんな事を考えつつも、二階にある部屋のドアを開け、階段へと歩いていく)
      ……ん? なんか居るっすね。動物でも迷い込んだっすか?
      (ふと一段目を降りようとしたところ、自分しか居ないはずの空間に響く物音、それを感じ取り、急いで階段を降り、リビングへと向かう)
      (そこには奇妙な白い物体がいろいろと物色している姿を目にする)
      物取り…にしては小さいっすね……そこの人…人? うちになにか用っすか
      お客さんならいつでも大歓迎な自分も、物取りや怨霊なんかは勘弁っすよ(用心のため盾を構え、白い塊に声をかける -- テルチェ? 2012-02-01 (水) 00:24:00
      • あ゛ーーーーーーー!!??(不機嫌極まりない声と共に、塊は桃色の髪をひらめかせて振り向いた。じろりとテルチェをねめつけるその顔は、それこそ幽霊かなにかと思えるほどに白く、現実的な存在感に乏しい)
        ふうーーーーーーーん……あーそう、そっか、オマエ。ここ。こーこ。この家の家主?どう?(質問に答えず逆に質問という失礼を先手に、幽霊少女は親指だけ立てた握りこぶしを床に向け、見えないつま先でトントンと床板をたたく) -- ジュジュ 2012-02-01 (水) 00:41:30
      • !? なんすか、随分態度悪いっすね……(その異様な存在に少し眉をひそめ、ここで舐められてはいけないだろうとあえてむっとした態度で
        だったらどうなんすか? 第一、まだ子供みたいっすけど親はどうしたんすか(質問には曖昧に答え、構えた盾を一旦解除し
        まったく、自分でもそんな乱暴な言動はしないっすよ。ほら、親なら一緒に探してあげるっすから
        とりあえずこっちにくるっすよ(そう言って不用意にジュジュへと近づいていく -- テルチェ? 2012-02-01 (水) 00:45:16
      • あ゛ぁああ!?お・や・だぁああああ!?!テメー今そう言ったかコラ!!え?
        (何かが癇に障ったのだろうか。大きな眼のすぐ上、眉間いっぱいにしわを寄せ、今にも襲い掛かろうといわんばかりの表情)
        オラッ!!!そんなもん探してる暇があるならこれでも読めってんだ…よッ!!
        (…で、結局襲い掛かった。手加減なしのスネ蹴りとともに投げつけられたくしゃくしゃの羊皮紙。あなたがいつか登録していた魔女学園の生徒の試験手伝いに関する書類だ。 -- ジュジュ 2012-02-01 (水) 00:55:49
      • そう言ったっすが…よ、読め? いったいな……あぐふっ!(容赦ないすね蹴りに膝を折り
        このチビす…ぶっ!(あまりにも無礼な相手に対し、流石に叱ろうとした直後。羊皮紙が顔にヒットし、逆に冷静になる
        なんすか、これ……(投げつけられた紙を広げ、少し目を通す)……あぁ、そういえばこんなの登録したっすね
        (少し考え)つまり、君がうちの居候に来て、自分の家を見つけるとうちに無断ではいり、ましてや家具を物色した後
        家主にスネ蹴りをかました後、この書類を見せ、ここに住まわせろ……そういうことっすね?(くるくると羊皮紙を丁寧に巻き -- テルチェ? 2012-02-01 (水) 01:01:59
      • それ以外のなんだってんだよ!!わかれ!!!!(大また歩きでガーゼ生地に似たローブをずりずり引きずり、先ほどすわり心地を確かめておいたソファーに座る。ぽふん。そして、たゆん。)
        -- ジュジュ 2012-02-01 (水) 01:11:56
      • やれやれ……この悪戯王テルチェが、随分と生意気な魔女っ子とぶち当たったもんすよ…
        ま、住まわすのはかまわないっすけどね。その前に……(ソファーに座る相手の前に立ち)ふんっ!(先ほど巻いた紙を振り上げ、相手の豊満な胸を打つ!
        礼儀としてさっきの蹴りの分ちゃんと謝るべき、と自分はおもうんすがね(少々怒ったような口調で、上から見下ろし -- テルチェ? 2012-02-01 (水) 01:14:46
      • ひゅあうっっ!!!!(驚きの声は年相応。一瞬目を点にさせるも、次の瞬間には地獄の底のサーチライトのような上目遣いでテルチェを見上げ)
        ……ぁ゛ーーーーーーー……ったく………ここで最後だから多少は我慢してやろうと思ったのがーどーーーーやらマチガイだったみてーーだなァ………
        (暗くざらついた声。その深い赤色の瞳が溶け出すほどに色を濃くしていくような錯覚)
        (…どこからか甘い匂い。次第にそれはむせ返るほど強く強く鼻腔を刺激するように高まってゆく。家具や食器やなにやらがカタカタと地震のように小さく揺れる様は、魔力による干渉と変質に抗うかのようだ。匂いはさらに強くなる) -- ジュジュ 2012-02-01 (水) 01:24:20
      • おっと意外と可愛い声を……っ(その深い視線を受け、少したじろぎ、汗をうっすらと滲ませ
        小さくても魔女ってやつっすか…薄々普通ではないと思ってたっすが……ゲフッ…なんすかこのにおい(頭が痛くなるほどの甘い臭い、袖で鼻をおおい、少し嫌そうな顔
        なにをしようとしてるか知らないっすけど。やめておくなら今ッスよ…それ以上やれば、自分だって本気で怒らなきゃならないっすからね!
        (自分に隠された力が別にあるわけでもない、ただここで一歩でも引けばどちらにしろ殺されるだろう)
        (本能か思考か、そんな考えが頭の中で渦を巻き、ゆっくりと盾に手をかけつつ相手の目を一直線に見つめる) -- テルチェ? 2012-02-01 (水) 01:30:57
      • ちっ……やっぱりこっちの人間はロクなのがいねーな…今まで尋ねたオッサン共は全員脂肪分たっぷりのバターキャンディにしてやったから…
        ……オマエはそうだな…ハッ!サービスしていちごミルクのチョコレートにでもしてやんよ……っ!!(三白眼を糸のように細めれば、わたあめ製造機のごとく甘ったるい風が家の中を吹きすさび、その中心でお菓子の魔女は高らかに別れを叫ぶ)
        あばよクソ家主ッ!せいぜいあの世で後悔しやがれッ!!!この家もろとも……菓子になってなあ!!!!!!(解き放たれた魔力は光より早く、あらゆるものを存在から作り変えるお菓子の魔法。森の一軒家は森のお菓子の一軒家となり、その主は精巧な細工の施されたいちごミルクのチョコ彫像と化す…)

        (………はずだった。魔法は成功。綿菓子とマシュマロのソファーに座ったジュジュは信じられないといった顔で、大きな瞳をぱちくりさせてテルチェを見つめる。)
        おいおい……マジ、かよ……?(勇者でも英雄でもない、まったくただの三男坊(※ジュジュの印象です)みたいな男に、絶対無敵のお菓子魔法はその爪の先、髪の毛の一本すらお菓子にすることはできなかったのだ) -- ジュジュ 2012-02-01 (水) 01:48:15
      • ちょっ!? こんな強すぎるのが来るなんて聞いてないッスよ……っ!(風に身を飛ばされないよう必死に足を踏ん張り
        (いつしか青年は魔女…しかも自分よりずっと小さい相手の言葉を耳に入れながら、強く目をつぶる……これが恐怖だろうか…)
        (そんな事を思いながらも必死に盾を前に出し、その後ろに身を隠していると、光が辺りを包み。その後しばらくの静寂が訪れる……)
        ……? なんともない…(そう言って辺りを見回すと、無残にお菓子となった家が目に入る)……お菓子っすか…自分の盾も…家も
        (何故自分の体は菓子に変化していないのか。そう不思議に思うよりも、生まれてから一度も、今までに誰にも見せたことの無いような表情で相手のところへ早足にむかい)
        ……はぁ…いきなり少し威圧的な態度に出たのはあやまるッス、蹴られたとはいえ少し頭に血が上ったッスよ(その表情は怒りにも見えるが、冷静にも見え)とりあえず、これ戻してくれないッスかね(膝を折り、自分の目線を相手に合わせる -- テルチェ? 2012-02-01 (水) 01:58:07
      • ……………(胸の下で腕組みし、ぷいっとそっぽを向いたまま目線をあわそうとしない魔女。うそだ、そんな、ありえない。そう、本当にありえなかったのだ。今の今まで。)
        (回り込んで視線を合わそうとするテルチェを首を振ってやりすごし、絶対に目線は合わせない。あわせないったらあわせない。ちくしょうむかつく。なんでだなんで。くそ、ちくしょう。)
        ………………………ぇなぃ…………(観念したわけではないが、効かない以上しょうがない。多少従順になったジュジュ。そのお願いにぽつり、聞こえないくらいの小さな声で答える) -- ジュジュ 2012-02-01 (水) 02:08:39
      • ……そうっすか(その声が聞こえたのかは分からない、しかしその態度に何かを察し、小さく溜息をつき、頭をかいて
        しかたないっすねぇ……えーっと…あー、べとべとじゃないっすか(部屋の隅、菓子の山と化した物が積み上げられていた場所を掘り、掘り、奥まで掘り
        んー…あった、ちょっとふるいっすけど……
        流石にお菓子の魔法使いでも菓子の上じゃ流石に寝れないっすよね(そう言ってジュジュの隣にかろうじて無事だった寝袋を置く
        とりあえず今日はそれで我慢してくださいっす…あー、盾が……(べっこう飴と化した盾を見てちょっとホロリと泣きつつ、片づけをする -- テルチェ? 2012-02-01 (水) 02:14:47
      • …………………もうもとには戻んねーけど…もともとの固さとか、べたべたしないようにするとかならできなくねーぞ……
        (しばらく片付けの様子を見守っていたが、ふいにそう漏らして。自分でも、どうしてそんなことを言ったのかはわからない。が、なんとなく、口をついて出てしまったのだ)
        なんだよ……オマエはお菓子…嫌いかよ………あー?…(微妙に気の抜けたような、ぽつぽつとした小声でテルチェの背中に問いかける) -- ジュジュ 2012-02-01 (水) 02:16:34
      • んー……? そうっすか(背後から聞こえる声に、少し冷たい声で答え、背を向けたまま
        ……ここで暮らすのは許可してやるっすよ。ただし条件があるっす
        まず一つ、お菓子にしたものを元の硬さに戻し、べたべたさせなくすること。二つ魔法の乱発は控える事
        三つ、掃除を手伝う事…そして四つ、それが終わったら(相手のほうに向き直り
        まずは互いの事をよく知る事……っすかね。もちろん、自分がお菓子を好きなこともねっす(近くの戸棚を開け、お菓子と化したクッキーの缶を小さく笑みを浮かべながらみせる -- テルチェ? 2012-02-01 (水) 02:24:15
      • うわっ!細け……こいつぜってー三男坊だ…ぜってーぜってー三男坊だ……(小声で愚痴るも、魔法の効かない相手がいるだなんて思いもしなかった魔女は、しぶしぶ「はいはい」と誓いのたびに二度、適当極まりない「はい」を繰り返しつつ)
        (ただ、最後の言葉には、知らず知らずのうちに口の端が上がってしまっていて。仕方が無いのでついに魔女は白旗を振る)
        あーーーーーー!!!!!はいはいっ!わかったわかった!!!許可されてやんよっっ!!!
        (そう、彼女は知っている。お菓子を好きな人間に悪いやつなんていやしない。だって彼女はお菓子の魔女だ。彼女が言うなら間違いない。むちゃくちゃだけど、それが彼女の理屈だ)
        礼なんて言わねーし何があっても謝らねーーー!けどこの冴えない家をステキにリフォームしてやった御代はもらっとかねーーーといけねーーーーーかんなッッ!!
        (そうして魔女はまたずりずりと裾を引きずって家主の元へ。挨拶代わりにスネを蹴っ飛ばすと、帽子の鍔を人差し指で持ち上げ、少女の笑顔でこう言うのだ)
        ジュジュ・クレームタン。本日より試験開始。一年後の今日再びまで…どーぞよろしくされろよ!!家主サマっっ!(げしっ -- ジュジュ 2012-02-01 (水) 02:44:20
      • はいは一回……って、自分も実家じゃよく言われてたっすねぇ(相手の様子を見て、自然とこちらも小さく笑い
        よし、それじゃあ片づけが終われば、お茶しながら部屋決めっすね! 家主は自分なんで
        しっかりしたがってもらうっすよー! あいたっ! まだ叱られたりないんすか! うりうり!(まけじと相手の頭をぐりぐり
        ふう…はいはい、どうぞご自由によろしくさせてもらうっすよ(まるで子供を見るような笑顔で
        (一日に二回も食らうスネ蹴りも、相手の笑顔を見れば自然と痛くはなかった)
        (一人暮らしの生活は嫌いではなかったが。しばらくはこのような騒がしい生活もいい…そんな事を思っていた) -- テルチェ? 2012-02-01 (水) 02:50:01

Last-modified: 2012-03-28 Wed 03:54:25 JST (4418d)