名簿/デストルドー

しばらく加筆してないので情報は古めな感じです！

• 突貫工事で、纏め方も拙いものですが、現状のご確認にでもお使い頂ければ幸いです
  • 何かありましたら、お手数ですが下段のコメントアウトをご利用ください

    シナリオ（仮）タイトル	主要人物	関係者	概要
    次元の門	デストルドー ステイシス	『主』？ 『女王蜂』？	およそ百年ぶりに開かれた、ある古城の地下の次元門。 そこを通って、二人の魔術師がこの世界にやって来た。 一人は初めてこの地に立つ者。もう一人は、かつてこの地で生きた者。 共に、何らかの使命と目的を帯びて。
    黄金の願い	デストルドー ステイシス	『主』 「虚空の魔王」 ヒメさん	『黄金の物語』『ゴールデン・ロア』…… この世界の根本原理、この世界の記録、この世界の全ての存在を繋ぐもの…… 様々な呼び方をされ、そして様々な解釈をされるもの。 されど、この世界の根幹を成すものだという認識は変わらず。 デストルドーとステイシスの『主』はその永遠性に目をつけて、その力の根源を探るよう命じた。 デストルドーは、記録・記憶、血脈・文化、あるいはその他の目に見えない繋がり全てが、 この世界を編み上げる『黄金の物語』だと考えた。 一方でステイシスは、膨大な力を手に入れながらも何処かへと消えた「虚空の魔王」。 それが最後に手にしたものこそ『ゴールデン・ロア』における究極の力ではないかと考えている。 だが今は、彼女らが求めるそれが何であるかよりも、何のためにそれを求めているか…… それが全てなのかもしれない。
    偶然の出会い	デストルドー	黒猫さん ゲま子さん イルゼさん 桃猫さん ネッセさん 龍之介さん シェイさん ssnmさん ザビーネさん フレイアさん 多くの「」さん	「荒廃した、ともすれば滅びに向かっている世界」 そう説明を受けていたデストルドーは、気ままに奔放に ――ある意味では何も考えず、何にも頓着せず暮らすことにした。 だがその中で、様々な人々に出会い、交流していく内に、 ある種の過激で自己中心的な思考は薄れ、 拙いが自分なりの感情や常識といったものを持つようになっていった。 社会性が形成された、と表現することもできるだろう。
    永遠との接触	デストルドー	ミヤコさん サヨリさん 処スさん（ヤクシーさん） フェンリスさん（シャドウさん）	この世界の現状をより深く知るため、デストルドーたちの一族の間で 「永遠の存在」として半ば神格化されていた元冒険者たちの下に赴く。 何故彼ら、彼女らがこれほどまで永く存在できているのか、 その答えはすぐには見つからなかったものの、 これらの出会いもまた、デストルドーやステイシスに変化をもたらすこととなる。
    広がりゆく海	デストルドー	テトラさん	デストルドーは、ひょんなことから半ば強引に、 サヨリさんが長男のテトラさんを暫く借り受けることとなる。 見目麗しい男性と共に暮らす喜びを噛みしめるデストルドーだったが、 意外にも彼女を満たしたのは情欲の類ではなく、 テトラさんの柔らかな気遣い、優しさだった。 この交流によって、デストルドーは喜びを与えること、受け取ることの意味を考えるようになる。
    熱情の律動	デストルドー ステイシス	ミロクさん	ミロクさんはデストルドーを魅力的な女性と評し、 大胆に、しかし決して強いることなく、細やかな心遣いで愛を囁く。 デストルドーもまた、ミロクさんから愛されることに深い喜びを感じるが、 いまだ『恋愛』という概念そのものを理解できないデストルドーは、 それゆえにミロクさんに何も返すことができないのではないか、 あるいは、自分は単に『父性』を求め、それに甘えているだけなのではないか、と悩んでいる。 一方でステイシスは、初めてミロクさんを見たときは「自分からデストルドーを掠め取る者」 あるいは「行き着く先は破滅に過ぎないデストルドーを後押しする者」だと思っていた。 しかし、その後も親身にデストルドーを支えるミロクさんの姿を見、 そして、ステイシスにすらも救いの手を差し伸べようとしたその心に打たれ、 デストルドーのことを託そうと決めた。
    名も無き者	ステイシス （アイシクル）	『女王蜂』 「虚空の魔王」 デストルドー ヒメさん ミロクさん	およそ70年前、ステイシスがまだステイシスと名乗っていなかった頃、 「万物の流転・変化によって全てを失った」と感じた彼女は、 変化そのものを否定し、永遠の時の中に存在し続けようと決めた。 そして、永劫を生きるのに不要と考えたものを全て捨て去ることにした。 彼女はそれに「死への欲動（デストルドー）」と名付けると、自らの身体から切り離した。 ……だが、彼女は「デストルドー」を傍に置き続けた。全てを捨てたわけでもなかった。 この矛盾、あるいは偽りの永遠の中で、彼女は狂気に蝕まれつつあった。 そしてこの地にて、デストルドーから異なる永遠の形を突きつけられ、 また、ヒメさんから、自分の歩む先にあったのは「永遠」ではなく「死」 即ち自分こそが「デストルドー」だったと気付かされた事により、 真に求めていたのは「永遠」ではないことを理解するに至った。 ただ、今はまだ過去の自分を否定し、変化を受け入れるのに怖さを感じているようで、 表面的な態度はできる限り変えないようにしている。 でも、心の底では、できることなら失ったものを――自分の真の名をも取り戻し、 新たな変化、そして何より新たな友を受け入れたいと思っているのだ。
    再誕の聖歌	ステイシス＝アイシクル	ネモ・ダカール	かつてのステイシス、即ちアイシクルを知るネモ・ダカールとの偶然の再会。 それが彼女の停滞の繭を破り、雪解けの時をもたらす。 二人で語らう内に、泣いて、笑って、怒って、愉しんで…… 捨てたはずの感情を取り戻すことができた。――あるいは新たに得たのかもしれない。 そして、ネモの言葉に背を押され、全てを失う前の自分も、あらゆるものを捨てた後の自分も、 それらを再び探す今の自分も、これからの変化の先にある未来の自分も、全てが自分であることを悟った。 ここから、アイシクルであり、ステイシスでもある女は、再び前へと歩み始めたのだった。
    最高の時	デストルドー ミロクさん クラース ホーラ＝ステイシス ヒメさん	ハイヴクィーン・ホーネット＝『女王蜂』 ソーン デスマーク バリスタ コルト・スタッガリー	デストルドーは今や、滅びに向かって歩む者ではない。 かつてこの地に生きた冒険者たちが目指したのは、死ではなく未来だったことを知っている。 そして愛する夫ミロクとの間に、その象徴とも言える子を儲けた。 『明日』を意味する名を持つ最愛の息子、クラース（Cras）を。 ステイシスは今や、停滞の虜囚ではない。 流れる時によって失われるものだけでなく、新たに生まれる喜びもあることを知った。 自分自身の忌むべき過去を忘れ去るのではなく、償った上で歩むべきであることを知った。 彼女はコルト・スタッガリーに、彼女が戯れに玩んだ魂たち全てに許されたわけではなかったが、 その罪もまた自分自身であるとして、受け入れることが出来た。 昔ホーネットと呼ばれた彼女らの女王、ハイヴクィーンは、 彼女を責めるでも慰めるでもなく、百年以上も前と変わぬ笑顔で、 最大の親友に、最愛の姉妹に声をかけた。 「おかえり」　と。 過去の罪も、怒りや悲しみに暮れる瞬間も、 凍れる冬のアイシクルも、停滞に囚われしステイシスも、 友や家族との時間も、今や彼女の中にある。 留まる事、流れる事、巡る事、変わる事。 それらを支配できるわけではない。 しかし、彼女はそれら全てを知っている。 『時』を知る者、ホーラ（hora）。 それが彼女の新たな名である。