もう一度生まれて また僕に生まれて 最高の顔で笑うんだ

お名前:
  • (小高い墓地公園の片隅。)
    (蔦に包まれかけている墓石の前に膝を下ろし、そっと葉をかき分けると、古い友の名が現れた。)
    (若きエルフの女王は、人がそうするように指を組み、深く頭を垂れて祈りを捧げた。) -- ジナ 2011-09-13 (火) 22:59:43
    • 久しいな。30年ぶりか。(瞳を開けると、緩やかに微笑む。)
      よもやわらわの顔を見忘れてはおるまいな。ジナだ。漸く、僅かながら暇が出来たゆえ、こうして参った。
      (するりと両腕を開き、温かな白い布地で羽織られた典雅な衣装を見せる。)
      女王に即位したのだ。そなたとの約束どおりな。初めは学ぶ事ばかりが多かったが、最近は…ええと…。
      人の言葉を話すのも久しぶりだ。言葉が出てこぬ。(くくくっと鈴が転がるように、笑った。) -- ジナ 2011-09-13 (火) 23:21:35
      • 故国へ帰郷してから、様々な出来事があった。
        外界の話は皆が聞きたがったぞ。ここでの出来事を語り聞かせると、皆目を輝かせて聞き入った。
        そなたの事も随分と語った。安心するがいい、聞かせて拙いような事は喋っておらぬ。ふふ、ふ。
        そう、里の鎖国を開き、外界との交流を始めるという話だったな。
        正直、幾千年もの間に積み重なった壁は厚い。反対の声も著しい。だが、これしきで諦めるわらわではないぞ?
        説いて、説き続けて、言葉を交わし続けている。今では賛同する長達も出てきてくれた。道のりは遠いが、見通しは明るい。
        (静かに一息つくと、初夏の空を見上げた。) -- ジナ 2011-09-13 (火) 23:46:46
      • …思い起こすのはこの街のことばかりだ…。
        この街にはわらわの春があった。夏があり、秋があり、冬があった。…そなたがいた。
        この先幾千年過ぎようとも、けして色あせることはない…。本当だぞ?こうして瞳を閉じれば、そなたの姿や声がありありと蘇る。
        生きていれば、もう60を越えているのだな。人間ならば老人だ。ふふ、老いたそなたも、見てみたかったな。 -- ジナ 2011-09-14 (水) 00:12:28
      • わらわには夢があるのだ。
        いつかそなたとわらわのような、血が隔たれた若き者達全てが、同じ大地の上で、手を取り合える日が来るように、と。
        そうなればきっと、世界は優しさで満るだろうと。コルト、あの時そなたが言おうとした言葉を、わらわは聞きたかった。
        (墓石の前に手を付くと、ゆっくりと顔を近づけ、刻まれた名前に接吻を施した。) -- ジナ 2011-09-14 (水) 00:30:34
      • (不意に吹いた風が、女王の豊かな金髪を棚引かせた。)
        (見上げれば、空には白銀の飛空挺が浮かび、静かな唸りを上げて高度を下げてきていた。)
        時間のようだ。(苦笑を浮かべて墓石を振り返ると、もう一度深く祈りを捧げた。)
        理の交わるところで、また逢おう。(ゆっくりと立ち上がると、船から下りて跪いていたエルフたちと共に船に乗り込む。)
        (再び浮上を始めた銀色の船。墓場の上空で暫く静止していたが、やがて光の尾を引いて、空の彼方へと消えていった。) -- ジナ 2011-09-14 (水) 00:43:43

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あくまで一ヒューマン   ガチキャアだけど大体対応予定   いいや限界だ! 押すね!バイツァ・ダスト!   母の友人宅に住んでいた   ●三年三ヶ月の思い出

おやすみなさい
ID:391963
名前:コルト・スタッガリー
出身家:ネカ
年齢:14(+5)
性別:
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前職:
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理由:
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状態:
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その他:ステータス/戦歴
CV. / BGM:沢城先輩(紅真紅朗) / Somebody Else
他薦:Bucky Done Gun
Rock You!
↑レコードに針を置く Colt Ending 『Every Little Thing - 恋文』 ♪
+  死にっぷり
+  蔦は絡まり
+  身は朽ち果てて
+  思い出の欠片 土に帰り

また花となるでしょう// Edit


Last-modified: 2010-05-30 Sun 16:32:46 JST (5073d)