オブライエン家出身 キザール 409224 †
ID: | 409224 |
名前: | キザール |
出身家: | オブライエン |
年齢: | 24 |
性別: | |
前職: | |
理由: | |
状態: | |
方針: | |
難易度: | |
信頼性: | |
その他: | ステータス/戦歴 |
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死亡報告 †
――黄金暦159年 8月、遺跡探検依頼にて熟練のオーガにやられ、死亡
記録には、そう残っている。
スラム街 †
死ぬほどの怪我ではなかった。
適切な処置をしてやれば助かることは分かっていたし、
そうしようとも思っていた。
足を引きずりながらようやく訪れた城下、路地裏で荒く息を吐いた。
ふと、顔を右にやるとボロを纏う少年がいた。
スラム街の住人だろう、私は力なく笑顔を浮かべ、手を差し伸べた。
胸に、灼熱感が走った。
見下ろせば、深々と胸に突き刺さったナイフ。
少年は引きつったような泣き声と共に、私の金子を奪い、逃げていった。
そう。
――子供の頃と、逆。
――ボクが食べ物を与えたから、殺された、あのスラムの少年が、復讐に来たのだろう。
――ボクの目を隠す母の指の間で、撲殺された、あの少年が。
空を見上げる。
なんと、青い空だろう。
貴族という存在が嫌いだった。
生まれながらにして持たぬ者がその生をどうにも出来ないように。
生まれながらにして持つ者もまた、その生をどうにも出来ない。
ボクは、貴族である自分と、貴族そのものを恨んでいた。
ホラ、見てみろ。これが、末路だ。貴族様の、末路だ。
――自嘲気味な笑みが、口角の血泡と共に吹き出た。
さあ、謎掛けの答えだ。
一つでは秤にかけるには余りに軽く。
二つではありふれすぎていて。
三つでは余りに綺麗で強すぎる。
安寧と共に歩む貴族諸君。
キミたちでは、ボクのこの謎は解けなかったようだね。
一つでは秤にかけるには余りに軽く。
――それはこの世で最も小さい原子。
二つではありふれすぎていて。
――それは大気の80%を占める気体。
三つでは余りに綺麗で強すぎる。
――そしてそれは。ボクの研究の成果
――指先が。
――部屋の純粋水爆のスイッチに、掛かる。
――ガスト。
――ファルコ。
全く。
――余計な感情を、私 に あ
(静かに、その手は地面に落ちた)
戦闘設定 †
- 『ガンランス』と呼ばれる異形の鉄塊を使用。
- 以前この街でこの『鉄銃槍』を開発していた某冒険者よりヒントを得て製造された。
- 槍部と盾部に分かれており、槍部は二つ折りにして持ち運べる。
- 全てが合金製のため、非常に重く、展開時はスリ脚でしか移動できなくなる。
- 【槍技】
- 刺突
- 読んで字の如く、踏み込みと同時に鋭い穂先で突きを繰り出す。
- 上突
- パリィング
- 相手の攻撃にあわせて槍を突くことによって攻撃を防禦、受け流す。
- 石突き
- 後方の相手に向けて石突(槍の柄の先)を当てる技術。重さが重さなので致命打にもなりうる。
- 【盾技】
- シールドチャージ
- 名の通り、盾で相手を押す技術。総体重がキザール+ガンランス以下の相手を任意のセル吹き飛ばすことが出来る。
- 【砲技】
- 火砲
- トリガーを引くことによって、気化油を穂先より散布、
着火することによって小規模な爆発を起こす。反動小。
- 竜撃砲
- トリガーを引くことによって、気化油を穂先より大量散布、
着火、爆裂させることによってまるでドラゴンブレスを彷彿とさせるような大爆炎を引き起こす。
反動が大きく、さらに着火まで若干の時間を要する。
今はもう、誰もいない部屋 †
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所感 †
ID | 名 | 所感 |
胎の内 |
408965 | ツァールマン子爵・マイヤ女史 | 美しき群雲に隠れし月。その四肢はたおやかで人を狂わせるに不足がない。 「剣」ときた……これからボクにどのような悲劇が訪れるというのだろう |
聖剣、ときた。……もしや、ツァールマンの信仰の対象、いや、隆盛の裏側には彼女がいたのでは? 一度、マイヤ側にも、話を聞いておく必要があるようだな…… |
408772 | フェデリカ女史 | 憂いを内に秘めた美しき華。その優麗な瞳は今悲しみに曇っている。 従者のなんとふがいないことだろう。早くその笑顔を取り戻すことを世界の半分を代表して願おう。 |
従者を失っているということはつけこむ隙も多い が、今フェデリカ女史を落としたところで今後の暗躍の枷になるだろう。一手を焦る必要はない。 |
408358 | センチャ女史? | 高殿に輝く暗き黒水晶。触れることすら憚られる隔たりによって心を護る、孤高の輝き。 今はもう、その輝きはどこにも、ない。 |
……出会いが唐突なように、別れも唐突だ。 そんなこと、分かっていた、はずなのに。 |
61270 | クロコ&インソムニア女史 | 戦場でなお輝く銀光を称えた剣。そしてそれを振りかざす黒羽を持つ女神。 試作型ガンランスの性能を試させてもらったが、美しいバラには棘があることを再確認する結果になった。 |
死にかけるとはね。生まれて初めて丈夫に生んでくれた家系に感謝するところだ。 しかし、この街は面白い。やはりボクはこの街で生きる者が、そして生命が好きだ。大好きだ。 |
408893 | ガスト | 折れず、曲がらず、ただ心にまで届かせる若き長剣。 此処に来てからの初めての友人であるかもしれない。 |
なんという、貴族らしからぬ真っ直ぐで折れ曲がらない青年だろうか。 ……それだけに、今後、彼の身にどのようなことが待ち受けているかを想像するのが、辛くもあるのだけど。 |
409228 | ファルコ | しなやかで張りがあり、荒削りではあるが美しき水晶体。 彼もまた、成長の楽しみな少年の一人である |
どうして、こう幸福な出会いを、不幸な場でのみ成してくれるのだろうか。 ……ここで、貴連館で出会わなければ、終生の友となりえたろうに。 |