矢巫鳴家出身 矢巫鳴の兄妹 435655 †
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仔細 †
元は誰それのお屋敷であったようだが、あまりに昔から手つかずだったため
皆そこをただの荒れ森だと思って疑わなかった、そこがつい最近神社になった
聳える鳥居、長い参道には朱塗りの橋がかかり、社殿は森を抱きこむように両翼を広げる
よほど名のある氏族を氏子にもつ大社なのだろう。
縁起には「蛇日村、蔵瀬神社より御姫神を分祀」とだけ記されている
月に幾度か催し事があるようで、人の出入りは少なくないが
常に居るのは少しそそっかしい黒いおかっぱの巫女独りだけ
それともう一人…
巫女と同じ顔、長い長い髪の少女
探しても見つからない、訪ねても姿は無い、しかし、居る
社殿の朱塗りの欄干に腰かけて歌われる童歌に近づいた時
鎮守の森の中、蟠る闇よりも暗く光るものを追いかけた時
白痴のように微笑み続ける少女が居る
神社を訪れた人を迎え入れるのはあきら、短く切りそろえた黒髪がよく似合う巫女
快活で朗らかな少女、また見た目の割に落ち着いて大人びた面があり
大きな神社の諸事細々をすべてほぼ一人で取り仕切るしっかり者である、かと思えば
冒険者の集う酒場に顔を出してはアホ騒ぎをしている姿も度々みられる
その姿が真実か誰も証明できない
ロワ質・詳細・キーワード †
探索者へ提示される狂気への導 †
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