「爆炎の」フェーニクス |
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ID:502184 | 搭乗者:ルーディ・ディートヘルム・ハイネマン | ステータス/戦歴 |
□ ブルンスマイアー錬金術工房の一角 □
ルーディ>名簿/502184 | コジマ>名簿/502184 | |
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バイアフ:「爆炎の」フェーニクス(Phönix) †
ブルッフザール帝国所属のバイアフ。
本体の性質は極めて平凡・平均的であり、癖もなければ特徴もないバイアフ。
外見的には額部分に「翼を広げた不死鳥」の如き装飾があり、
鎧は直線的・平らな部分が多く、メンテナンス性に優れ破損しても替えが利きやすい。
動力機関にはダイヤモンドに似たバイアサイトを3石搭載。
搭載箇所は右胸に主動力の中型1石、左肩に補助動力の小型2石。
これらも特殊な機能を持たないが、常に安定した動作を可能としているのが特徴のバイアサイトである。
この様にバイアフ自体は平凡だが、このバイアフの真の能力は追加武装各種に有る。
このバイアフのオーナーであり、錬金術師にして研究者であるコジマ博士が開発した
「ローエンシュタイン(Lohen Stein)」と呼ばれる特殊な人造バイアサイト。
これは過負荷を与える事で加熱・爆発するという特殊な性質を持ち、
それによって引き起こされる衝撃はバイアフに充分なダメージを与える事が可能であった。
本来、バイアサイトによる爆発はバイアフにダメージを与える事は出来ないが
(帝国には「バイアボンベ」という特攻兵器が存在するが、これはバイアフにダメージを与えることは出来ない)
ローエンシュタインは人造バイアサイトに特殊加工を施す事で、発生する爆発を
「100%物理現象とする」事に成功し、バイアフに通用するようにしたのである。
コジマ博士は、この人造バイアサイトをバイアフ自体にではなく
武器に転用する事で、フェーニクスの戦闘力を飛躍的に向上させる事に成功している。
その最たる武装が、両肩上部に装着された「フランメラケーテン(Flamme Raketen)」。
16連装式の『ロケットランチャー』である。
腰の左右それぞれに4つのボタンが付いており、並行位置にあるボタンを同時に押す事で4発ずつ発射される。
8つのボタンを全て同時に押せば16発同時発射も可能であるが、ランチャーは使い物にならなくなる。
原理としては、ボタンを押す事でランチャー内にある推進用ローエンシュタインを炸裂させ発射、
着弾と共に弾頭内のローエンシュタインが爆発し、金属片と衝撃でダメージを与える仕組みとなっている。
弾頭に誘導性はなく、お世辞にも命中率は高いとは言えない為に4発同時発射という形をとっている。
しかし直接命中させた場合のダメージは凄まじく、直撃させずとも着弾地点広域に威力を発生させる為、
非常に強力な装備と言える。
なお、ランチャーは両肩のスイッチを同時に入れる事でパージ可能。撃ち切った場合は軽量化できるが、
基本的には使い回す装備なので推奨はされていない。
フランメラケーテン以外にも、手持ち武装として
バイアフの全長よりも長い巨大な槍「シュツルムシュペーア(Sturm Speer)」を所持。
槍と言うよりは両刃剣に長い柄を付けたような代物で、払う動作で『斬る』事が可能。
しかし、それ以上の最大の特徴は石突に搭載された『加速装置』にある。
槍の中程(構えた際に親指が触れる部分)に有るボタンを押す事で、
石突に取り付けたローエンシュタインを炸裂させ、文字通り爆発的な加速を得る。
実験では平均的バイアフの装甲に槍を密着させて加速させた結果、
柄の中程まで槍が貫通したという程の凄まじい威力を叩き出している。
欠点は単発である事だが、石突部分は取り外す事が可能となっており
替えの加速装置は腰背面に4発まで搭載可能。つまり一度の戦闘で5回まで使用する事が出来る。
この様にローエンシュタインを使用した武装は、どちらも極めて高い威力を誇るが
ローエンシュタイン自体は使い捨てであり、使用する度に多大なコストを要求される。
また、まだ研究段階にある為に暴発も多く、安定性の低さも問題である。
本体が汎用型・高安定型であるにも関わらず、
結果的にコストパフォーマンスの悪さと不安定さが最大の欠点となっている特異なバイアフである。
バイア騎士:ルーディ・ディートヘルム・ハイネマン(Rudi Diethelm Heinemann) †
褐色の肌と青い瞳に尖った耳、そして一際目立つ頭部の角が特徴的な少年。
ぶっきらぼうな性格ではあるが、ある程度の社交性は持つ。
コジマ博士のブルンスマイアー錬金術工房にてテストパイロットとしてスカウトされ、
今回の連合軍結成に際して正式に帝国の正規バイア騎士として登録された。
元々は帝国の中でも治安の悪い地域で、不良達相手に喧嘩に明け暮れて生活していた。
得意な武器は鉄パイプであり、それを使って戦っているところを
偶然外出していたコジマ博士に見つかり、腕を見込まれて工房製バイアフのテスターとなった。
特異な外見は、当人曰く「悪魔の血筋だから」との事。
その見た目のコンプレックス故に不良染みた生活に走っていた。
見た目ではなく純粋に腕前のみを見てスカウトしたコジマ博士には恩義を感じている。
サポーター:コジマ・ドロテー・コンスタンツェ・ブルンスマイアー(Cosima Dorothee Constanze Brunsmeier) †
フェーニクスのオーナー。29歳女性。未婚。嫌煙家。
ブルッフザール帝国出身の錬金術師であり、ローエンシュタインの開発に成功した人物。
性格はダウナーであり、研究開発以外では自慰に耽る事くらいにしか興味が無い。
錬金術師・研究者としては優秀であるが、コミュニケーション能力は高い方では無い為、
外交的な部分は助手に任せている事が多い。
ローエンシュタイン武装を開発した切欠は「人間が龍に抗えるかを確かめたかったから」であり、
決闘に使用するには過剰とも言える威力を持たせているのは、
全て『対バイアフ』ではなく、元より『対龍』を想定しているからである。
身長が低く(140cm)、童顔。よく子供と間違えられるのを気にしており、
それが表にあまり出たがらない理由でもある。
□ 連合軍本陣施設 □