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名前トゥラン・リューネブルク
性別
年齢---
出身地---
職業植民請負人/ロカトール
理由人間社会の研究
行動方針
RP傾向村の発展を支える
目的---
好み夢見るもの、野心家
苦手
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編集:info/黄昏歴
黄昏歴 1104年10月(西暦 2024-04-27)
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幽霊屋敷 改め アルミエーレ村開拓事務所 Edit

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編集:夢にまで見た

お名前:
  • 夢に落ちた徐周は数刻の後に目覚めた。)
    (目が覚めると、彼は長い黒髪の童女になっていた。)
    (当人はしばらくそのことに気づかず、小さな手足や身長、髪を眺めてようやく自体に気づき、蒼白となる。)
    (トゥランの方を見ると、慌てた様子で早口に口走る。)

    トゥラン! トゥラン! こ、これは、これはどういうことだ? 何故僕がこんな姿になっているんだ!?
    き、君が、君がなにかしたのか……!? 僕はこのような姿ではなかったはずだ!
    だ、だが、思い出せない……思い出せないんだ。僕の、僕の元の姿が!
    (徐周は酷く狼狽していた。三十年生きた男の姿とはあまりに変わり果てた姿がそこにあった。) -- 徐周 2018-05-14 (月) 23:48:28
    • 何を騒ぐことがある 我が名を呼んだのはお前か(手紙を認めている最中に飛び込んできた童女に怪訝な目を向ける)
      知らぬ顔だ あいにくこちらには覚えがない(取りつく島もなく首を振る)何かとは何だ? 戯言も過ぎれば身を滅ぼそう
      見たところひどく舞い上がっている様だが………まずは落ち着け、そして己に問うがいい お前は誰だ?
      名を何という? 元の姿とは何だ? 本当の自分はこうではなく、まことの家族は他にいるのだと夢想する子らもいると聞く
      さて、元とは何だ? 本当とは何だ? 現を生きるその姿こそ「本当」ではないのか(黒々とした目が気だるく細まる)
      -- トゥラン 2018-05-15 (火) 00:13:13
      • 僕だトゥラン、わからないのか……? いや、わからないのも当然か……。
        (既に徐周はいくつもの人生を経験し、既に数十年の時を夢の中で生きている。)
        (その精神的な年齢は老境に差し掛かるが、起きれば夢のまま童女の姿であったのである。)
        (驚きと衝撃を隠しきれず、興奮した面持ちで彼の顔を覗き込む。)
        ……僕は徐周だ。君に夢を請うて一杯の茶を貰った徐周だ。
        あのときのことが昨日のことなのか、それとも数十年前の事なのかわからないが……。
        僕は目覚めると、この姿だったのだ。
        (トゥランに諭されると、やや落ち着いたらしく、ばっと両腕を広げながら言う。)
        (服装は男の徐周のままであるため、袖も裾もかなり余り、だぶついていた。)
        なるほど……何が起こったか、君の言葉でわかった。
        僕は僕をこの姿だと強く認識し、真実と思ったために……こうなったのだな。
        荘周が夢に胡蝶となったのか、胡蝶が荘周となったのか、それがわからなくなったように。
        僕は夢の姿として、再び目覚めたようだ。
        ……しかしまさか、このような姿のままとは。 -- 徐周 2018-05-15 (火) 00:50:59
      • 此度は百年ぶりか、千年紀をひとつ越したか? 三、四百年は下るまい 随分永いこと、正体もなく眠りこけていたのでな
        (この童女―――かつて徐周で在ったものは、常人であれば肉体の耐用年数が幾度も尽きるほどの年月を経ている)
        (その精神は変質し、もはや常人のそれではない たとえ主観時間の積み重ねであっても、数百年の永き時を生きたのだから)
        異なことを言う 百年(ももとせ)にわずかに一度(ひとたび)ばかり見る夢を「現」と呼ぶか
        何とつまらぬ夢を見たものだと忘れ果てても佳いものを、お前は覚えていたのだな いや、忘れ果てたが故のその有様か
        玄真庵と名乗った男は、最早この世どこにもおらぬ お前はまさしく童女であって、あの男が当地に至るまでの顛末を夢に見たのだ
        ………だが、己の顔は忘れ果てても、この顔と名を覚えていたか 何と殊勝なことであろう(愉快そうに口の端を吊り上げて笑う)
        お前はついに夢を御したのだ 喜ぶがいい、玄真庵よ 夢に喰らわれようとしていたお前が、あべこべに夢を喰らってのけたのだ
        かつて俗界の栄華を望んだ男は、今や夢の彼方に去った お前を縛めていた妄執を抱え、いずこへなりとも消え失せた
        ゆえにお前は問わねばならぬ 己の胸に問うがいい この上は、此度は何を願ったものかとな
        -- トゥラン 2018-05-15 (火) 23:34:58
      • ……僕は夢を御した。陰陽の理を超え、自らの夢を現としたと。
        (かつて玄真庵に居していた男は既にいない。そこにいるのは、真人へと至った少女だ。)
        なるほど……君のいうとおりだ。僕は確かに、夢の中で神人/真人になりたいと思ったのだ。
        『莊子』の中で語られる、藐姑射の山の神人に至りたいと思ったのだ。
        その果てが今のこの姿か。
        (滔々と少女は語る。かつてならば混乱の極み、非合理だと罵ったであろう現象も、受け入れる事ができている。)&br) (トゥランの言う通り、夢の中で幾年の年月を生きたのである。既にその精神は変容してしまっていた。)
        (気を吐き、指を自らの衣服に踊らせれば、神変が起こり、身の丈に合っていなかった衣服は変化し、ちょうどよい大きさへと変化した。)
        どうやら……こういう力も使えるようになったようだ。夢も現も、どちらが主であるかなど確かにわからぬもの。
        今の僕にとっては、かつての徐周であったころがまさに夢のようだ。
        僕は、かつて子供の頃に夢見た、真人へと至ったのだな──
        (その表情は喜びに満ちているというわけではなく、ただただ現実を受け止めるだけのものである。)
        そして、この夢もまた覚める時が来るやもしれない。人の生と死は結局の所、そういうものなのだろう。 -- 徐周 2018-05-27 (日) 02:00:11
      • 夢は現にあらず、現は夢にあらず……などと、誰ぞ斯様に語った訳でもあるまい 自明の理なれば語られぬことも世にあろう
        だがな、玄真庵よ 夢も現もささいな呼び名の違いに過ぎぬ ただ、限りある生のうちに夢を見、現を見て暮らすお前があるだけだ
        かつてのお前は人の世を逐われ、隠れなければならぬと考えた そうあることが美しいと、考えたものに殉じるためにな
        痩せ細って病に倒れ、ついに助ける者もなく野の獣の腹に収まったとて、それが清貧を全うした結果ならば気位くらいは守られる
        だが、お前はそれでも夢を見た 生に恋々とすがり、何ごとも成せぬままにはおめおめ死んでもおれぬのが人の性よ
        ………さて、今さら美しく果てようなどと抜かすなよ、玄真庵 お前は夢に遊び、夢に額ずき、堕ちるところまで堕ちたのだ
        真人の境地など知らぬ この身は不遜なる造物主にあらず、人の善導を目論む天使にもあらず、かといって菩薩の類でもないのでな
        どちらかと言えば悪魔の類だ(今朝はパンを食べた、くらいの軽さで白状する)薄々感づいてはおったであろう? お前は愉快な男だ 誘惑のし甲斐があった
        気高さがお前を救うことはない 美しく在ることは、自然に反するということだ それは耐えがたい苦痛をもたらす
        ゆえに聖者の行いなど要らぬ お前が生来の生きざまを全うしたとて、罰する者もおらぬのでな 生ある限り、どこまでも堕ちてゆくがいい
        -- トゥラン 2018-05-27 (日) 03:30:28
      • (トゥランの告白を聞けば、天を仰ぐ。)
        ……ああ、そうなのだろうと思っていたよ。あの護符自体、常人が作れるものではない。
        君の働きは、まさしく妖怪の類のもの。僕はまさしく、自らの力ではなく、夢の果に今に至った。
        僕はただ夢見ただけだ。僕はもうかつての自分には戻れないのだろう。
        僕は結局、自らの力で第に登こともなければ、自らの修養の果に真人に至ったのでもない。
        夢に遊び、夢を礼賛し、そして僕自身が夢となった──それだけだ。
        君が真人や菩薩であるのならば、盧生に夢を見せた道士の如く語ったはずだから。
        (進士になりたかったが、それを成せず隠者として生きようと決めた。だがそれも出来ずに、再び栄達の道を歩もうとした)
        (だが結局、与えられた夢に溺れ、夢のままに今の姿と成り果てた。徐周自身は、夢を見ただけなのだ。)
        結局、不老不死というのは長く生きたい、死にたくないという欲望の現れだ。
        おかしなことじゃないか。僕はもう真人に至ったというのに、どこか虚しささえ覚えている。
        まだ足りないと、やはり栄達の道を歩みたいと、そう思っているんだ。
        いつ死ねるかわからない。本当に不老不死ならどうなるのか。そんな恐怖すらある。
        僕は盧生のように、人生を悟るというようなことはできない。その結果がこれだ。人に語っても褒められはしまい。
        きっと、今の姿にならぬほうが僕は満足して死ねたのかもしれぬ。だがこうして得た体だ。
        僕は僕の望みのままに生きよう。この先にどのような地獄や苦しみが待っていようとも。
        やはり、僕は夢でも現でも僕であったということに、今更に気づいたのだから……。 -- 徐周 2018-05-27 (日) 04:14:24
      • モノは言いようではあるが、人の夢を叶える仕事をしている その余技の一端を、お前は幾度か垣間見たにすぎぬ
        人界では自重せねばならぬゆえ、つまらぬ日々を送っておったところに現れたのがお前だ 玄真庵よ
        くくく、童となったならば童らしく、明日のことなど知ったことかと笑っておるがよい 悩み多きかの男はもうどこにもおらぬのだ
        さて、先ごろ主を得たと申しておったが、さすがに童は雇えぬであろう 往くあてなくば当地に移り住むがいい
        世話好きの童がおるゆえ、暮らし向きに不自由はせぬであろう 先立つモノがない者には館の空き部屋を宛がっている
        いっそイムルトンを引き払い、お前を知る者などただの一人もおらぬ地へ去るも佳かろうさ(手紙の続きを書きはじめる)
        いずれにせよ、我らは今しばらく当地にとどまる 望めば仕事を呉れてやろう 無人の荒野に世界の首府を築く仕事だ
        -- トゥラン 2018-05-27 (日) 04:41:58
      • ……確かにこのような姿では、彼の主に仕えるには不十分だな。……先ごろと言っても、僕にとっては悠遠の過去のことだが。
        (話は通しておかねばな……と思いながら、トゥランの言葉に耳を傾け)
        確かに僕には先立つものはない。ならばこの館の空き部屋を是非使わせてもらおうじゃないか。
        僕はこれからどうすべきか見通しなど立っていない。ただただ性来の立身出世の欲があるのみだ。
        君の言うとおりにするわけじゃあない──だが、無人の荒野に都を拓くは面白い。
        そこで僕は宰相になるとしよう。童女宰相というのも奇々怪々で面白いというものだ。
        (小さな体を翻し、トゥランに背を向ける。)
        部屋は用意しておいてくれ。仕事というのもやってやる。
        経書や道術の知識が役立つかは知らないが、誰かが天子になるというのならば僕が見届けてやろう。
        人の夢を叶えるなどという空恐ろしい真似をする妖怪の行く末もな。
        (ゆらゆらと髪を揺らしながら、童女はひとり去っていった。)
        しかし、世話好きの童に世話されるなどと……ああ、僕も今は童だったか……。 -- 徐周 2018-06-07 (木) 00:55:11

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設定 Edit

- トゥランのこと -
 ・イムルトン王家の《植民請負人》として、数十名の入植者を連れて村の建設を始めた若者。
 ・射干玉の黒髪と黒曜石の様な瞳、どこか艶のある声の持ち主。
- 暮らしぶりのこと -
 ・淡々と仕事に勤しむワーカーホリック。いつ寝ているのかよくわからない生活を送る。
 ・荒れ果てた幽霊屋敷を払い下げられ、先住民のティナ幽霊たちと一つ屋根の下に暮らす。
 ・異邦人らしく世事には疎く、深刻なカルチャーショックに襲われることも。
- 仕事のこと -
 ・《植民請負人》の仕事は、領地開発の専門家として新たな入植地を築くこと。
 ・封建領主と契約を交わし、領内の開発を進めて国庫を潤す任を負う。
 ・入植者たちをリクルートして引率し、揉め事の仲裁や地代の徴収など幅広い仕事をこなす。
 ・幽霊屋敷の空き部屋を臨時の宿舎にするなど、開発拠点として活用している。
- 誰も知り得ないこと -
 ・夢と現をつなぐ夢魔の王。魔界に大小数多ある諸族の指導者たちの一人。
 ・過去の大戦を通じ、幾度か歴史の闇に消えかけた稀少種の夢魔。その長を務める。
 ・派閥を同じくする諸王と共に、何らかの目的から人界の研究に従事している。
- 記すべきこと -
 ・黄昏歴1103年2月、幽霊屋敷に移住。ティナ、村の名を「アルミエーレ村」と命名。
 ・黄昏歴1103年2月、アクティが新たに入植。
 ・黄昏歴1103年2月、シーディケヴィンが住人に加わった。
 ・黄昏歴1103年4月、の行商人が村を巡回ルートに追加。

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Last-modified: 2018-04-17 Tue 00:27:12 JST (2202d)