ジョワユーズ所属 『アルナム』 Edit

名前アルナム
出身家エルブランシュ
年齢14〜5位の見た目
性別
edit/refer
現職
edit/refer
前職
edit/refer
理由
edit/refer
状態
edit/refer
行動方針
優先依頼
edit/refer
難易度
edit/refer
信頼度
edit/refer
現在拠点
所属ジョワユーズ

“空の民” アルナム・エルブランシュ Edit

  • かつて浮遊大陸に住んでいた空の民と呼ばれる種族の少年。
    • 浮遊大陸を滅ぼした『帝国』に追われ、この街に辿り着いた。
      • 逃亡の際『帝国』から最新鋭艦をかっぱらってきた。
    • 事実上空賊となってしまっているが、上記の通りの経緯なので一般船からの略奪はしない。
      • 『帝国』艦を襲撃する他、自身の艦の足の速さとステルス性を活かした運び屋などで食い扶持を稼いでいる。

どういった人物か Edit

  • 身長160前後、肌の色は白く、緩くウェーブした銀の髪は時折光の加減で虹色に光る。
  • 顔の造作は整っており、目は青い。耳は尖っているが、あまり長くはない。
    • 森を出たエルフの一派の末裔であるとされる。
  • 左肩から先、右膝下から先が義肢。また、骨格の一部が金属で置き換えられている。
    • 右目も義眼。僅かに左目と色が違う他、色々機能があるらしい。
  • 性格は冷静沈着。一人称は僕、二人称はあなた、君、等。
    • 打ち解けられれば歳相応に振る舞うところを見られるかもしれない。
  • なお、家族構成は両親と姉が一人。
    • 父が行方知れずとなり、姉と二人で船で探しに出た所を帝国に拿捕された。
      • 左腕はその時の傷が元。

Talk Edit

+  シチュエーションとか困った時用の表
お直し/さぶーん
お名前:
  • さて随分間が空いてしまいましたが相談です。
    以前ちらりと老後まで、というような話をしておられたのは覚えておいででしょうか。
    そこまでやるとなると立ちふさがるのが帝国の話。おのれ帝国。なのでそこはばっさりカットしてその後のお話……
    あるいは今のまま旅立ちエンドでちょっとエピローグを書き足しておしまい……
    前者はもう少しお付き合いいただく方、後者はこちらでおしまいにする方、と捉えていただければ。
    というわけで、どちらが良いか、あるいは別の案を気長にお返事待っておりますです。
    -- 2016-02-09 (火) 22:53:41
    • んー、実際私のほうが反応遅くなってる分、色々言えないのもあるのだけれど。
      終わりまで確実って言うのはここで〆る事だけれど、アルナムとしてはどうしたい? -- プティパ 2016-02-09 (火) 23:27:17
      • 僕はまあ……そう急いで終わらせなくても良いかな、と。
        以前のような早いサイクルだったら〆て次のキャラがやりやすいように、とか考えるのでしょうけれど。
        待つ事自体は苦ではないので、お付き合い頂けるならのんびりしたいところですねぇ……
        -- 2016-02-09 (火) 23:43:15
      • アルナムはあまえんぼうだなあ! 今中の人が酔っ払いなので答えられないけど、あまあまいいよね… -- プティパ 2016-02-10 (水) 00:12:28
      • 甘えたり甘やかしたり大好きです(べったりあまあま)
        ……あまり飲み過ぎないように、というのは手遅れだったりするかもしれませんが、寝落ちに気をつけてくださいね?
        もしくは寝てしまっても風邪を引かないような格好で楽しんで……(お布団かけながら)
        -- 2016-02-10 (水) 00:22:39
      • いいよね! あまあまいいよね!! …えっとね、一生飲み干してからのんびり飲んでる!
        ちゃんと褞袍着てるから大丈夫なのです! -- ラスト 2016-02-10 (水) 00:39:18
      • 一升って、そんなに……僕の中の人は下戸なのでびっくりですよもう。
        それなら何よりです(ぎゅーっと抱きしめて暖を取る)
        -- 2016-02-10 (水) 00:47:18
  • …この家とももうお別れかぁ… すっきりしてみると、物悲しいな (売る家財は売り、運ぶ家財は運んだ がらんとした部屋を眺めれば、少ししんみりと)
    (蹄が木の床を踏む音も妙に響く 窓から外を眺めれば、変わらない町並みだけど) …見納めか -- プティパ 2015-09-14 (月) 02:07:05
    • いえ、いつかまた。えっと、空の民の古い、標準語を使うようになる前に使っていた言語には、さようならに相当する言葉がないんです。
      広い空の下、どんなに遠く離れてもいつかまた会えるように。まあ、あまり国の外へ出ないから言う必要がないというのもあるんですが……
      だからまあ、その……全てが終わったらまた、戻ってきましょう?ここは、僕達二人の思い出の場所ですから。
      (家具類を退かした後の片付けを終えて、少年もまた外を眺める。見納めではなく、次に訪れた時の変化を楽しむために)
      -- 2015-09-14 (月) 02:41:45
      • (夫の言葉に、ふぅん?と鼻を鳴らして目を瞬かせる それから、その言葉を繰り返して) …どこに居ても、同じ空の下だものね 良い言葉だ (優しく微笑む)
        (並んで眺める外の風景は、相変わらず、きっと明日も変わらないのだろう それが寂しく、しかし、) うん、戻ってこよう 思い出の場所に (つらくはなくなった)
        (隣に立つ夫の肩に甘えるように額を寄せる 何もいわず少しの間甘えて) …アルナム、好きだよ (自然な声で、そう言えた) -- プティパ 2015-09-19 (土) 00:24:38
      • でしょう?僕も、こういう言い回しが好きで、さようならは殆ど使わないですね(ふっと笑い返す)
        (街を眺めるのと同時に、隣の妻の表情を見る。寂しげでも辛くはなさそうで安心だ)ええ、必ず。
        (こちらからも肩に手を回し、そっと抱き寄せる。こうした動作もだいぶ自然になった)……はい。僕も、好きですよ、プティ(そしてそっと、額に唇を落とす)
        (たっぷり余韻を置いてから、さて、と切りだす。今後の、と言っても比較的すぐ後の話だ)
        (武装の強化は言わずもがな、その他希望していた居住区角の拡充、シシャパンマの搭載スペース等の大規模改修を終え、ジョワユーズは既に飛び立てる状態だ)
        (……というのは既に家財道具一式を載せたので知っているものとする。話はその後の予定である)
        ……で、向こうに行く前に寄ろうと思っている所がありまして(さてどこでしょう?と意味深長に、にんまり)
        -- 2015-09-20 (日) 01:40:07
      • 行く前によろうとしているところ…? (肩を抱かれたまま不思議そうに見上げる そんな仕草は、アルナムにだけ見せる妻らしいたおやかな様子)
        どこだろう…挨拶回り…って言っても大体もう済ませたよねぇ? (眉を寄せて首を傾げるばかりで) ねえ、教えておくれよ 思いつかないな -- プティパ 2015-09-22 (火) 20:26:26
      • (見上げる仕草に思わずキスしてしまいたくなるのを堪えつつ)……ええ。その挨拶回りの一環ですよ?
        それも、ある意味一番大事な所……(悩む様子も愛しくて、うずうずしながらも)僕の故郷へ、母と……それから改めて姉を紹介しようと思うんです。
        -- 2015-09-22 (火) 22:20:46
      • …なんだい、そんな顔して (堪えて居る表情を眺めてちょっと笑い、背伸びをすれば、口の端に触れるだけのキス) したいからしちゃった (堪えもせず、くす、と笑い)
        って、お母さんとお姉さんを… …故郷、か うん …ふふ、な、なんかこう、照れるね、改めて (今更なのだけど、と頬を染めて少し言葉を選んでから、)
        ああ、喜んで …正式に、ご挨拶させてもらいたいな …それが終わったら、今度は、こっちの一族に紹介かな? 飛び出してきてそのままだからな、驚かれるだろうけど -- プティパ 2015-12-20 (日) 22:08:12
      • この顔は生まれつき──(と、口の端に柔らかな感触がきて、「です」がもごもごと濁すように消えた)……これでも、話の途中だから我慢してたんですよ?
        (もう、などと言いつつまんざらでもなさそうに笑う。そういえば、様々な荷物と共に来る母からの手紙は全て、この愛しい人が運んでくれたのだと思い出す。最初に受け取りに行った時には、こうなるとは思いもしなかったが)
        ええ、是非……え、あ、そうですね。僕も、喜んで(こくこく頷く。自分の番についてはすっかり頭から抜け落ちていたのだった)
        と、これで僕が言うべきことは終わったので、今度はちゃんと……(堪えたりせず、唇をちゃんと、重ねる)
        -- 2015-12-20 (日) 23:12:01
      • どんな顔でも可愛ー…いやいや、ともかく好きだから、良いけどね (言いかけた言葉を飲み込む 出会った頃よりも精悍になったアルナムを見つめ、) すまないね、私は我慢が聞かないんだ こうみえて
        アルナムが手紙を送ってくれたから出会えたんだ そういう意味では、ご挨拶よりも先にお世話になっていたんだろうな、私は (お義母さんに、とニュアンスを変えて言って、自分で少し照れる)
        うちの一族は宴会が好きだからな…2、3日は酒浸りになる事は覚悟してくれよ? (無理はさせないけど、と眉を上げて笑い そして、顔が近づけば自然に目を閉じ、口付けを受ける)
        (そっと身を預け、ちいさく唇を動かしてアルナムの唇を味わって、唇を浅く触れ合わせたまま囁く言葉) …待たせてごめんね 愛してるよ、アルナム (そして、自分からもう一度、甘いキスをした) -- プティパ 2015-12-20 (日) 23:44:08
      • (歳上なのは覆せないので可愛いはもう仕方ないかな、と思っていたりする)……知ってます。その分僕が無駄に我慢してとも言えますが。
        そうですねぇ……(ニュアンスの変わった言い方にこちらも擽ったそうに笑う。機密も絡むので運送業者の選定には水面下で色々あったらしいと聞くが、実態はアルナムも知らない。だが、それも含めて有難いことだと思う)
        う、頑張ります……(以前よりもだいぶ酒に慣れたとはいえ、2,3日となると果たして保つだろうかと少し心配な反面、プティパがこう言うのだし、この人の家族なのだから大丈夫だろう、とも思う)
        ん……(囁く唇の動きが心地良くて、じんわりと胸が暖かい)……これくらい、どうということはありませんよ(もう一度、妻からの口付け。それだけでは足りずに、さらに二度、三度と重ねて、食んで、味わう)
        (あまり続けると、スイッチが入ってしまいそうで、踏み止まる)僕も……愛しています。誰よりずっと、永遠に……なんて、陳腐ですかね?(そう言って自分の言葉に照れ笑いを浮かべた)
        -- 2015-12-21 (月) 00:36:13
      • ふふ、気づけば、立場が逆転していたかな? (年齢差は変わらないが、たしなめたり、リードしたり、そんなお姉さんぶっていた女が、アルナムには甘えて見せるのだ)
        依頼人とこんなに深く付き合うことになろうとは思わなかった …こういう稼業をやっていると、好奇心は山羊をも殺すからね 踏み込まないようにしていたところもあったのだけど
        (選んでくれてありがとう、と、運び人としても、女としても微笑んで) 真面目に仕事をして信頼を得た報酬が、アルナムとの出会いって事なのかな
        はは、アルナムが潰れそうになったら、その分私が飲んであげるから大丈夫さ 無茶はさせないよ (信頼と不安が半々で覗く表情を見れば、くすくすと肩を揺らして笑い)
        (離した唇、見つめる瞳 人ではない横長の瞳孔なのに、優しく) 陳腐な言葉も、特別な人が言ってくれれば唯一無二さ …うん、永遠に (そっと夫に身を寄せて、幸せそうに微笑むのだ) -- プティパ 2015-12-21 (月) 23:11:45
      • ……かも、知れません。あ、でもがっかりしたりとかしてないですからね?そこは安心してください(お姉さんだったり、かと思えば甘えてきたり。色々な表情が楽しめてとっても幸せなのだ)
        (どちらかと言えばこちらから踏み込んだ形だが、それだってプティパが応えてくれなければ一人相撲なのだから、そこはやはり言うとおりなのだろう、と思う)
        報酬、というかご褒美……ですかね(それなら僕も、命をかけたご褒美なのかもしれません、と笑って)
        ……ええ、頼りにしてますよ(ふふっと笑う。愛する人の笑う顔に、今度は全幅の信頼を寄せて)
        そうですか?ふふ、なら良かった……(堪え切れなくなったように、強く抱き寄せて、それから幸せそうな微笑みにまた口付けをして……果たしてそれだけで済んだかは、二人の秘密である)
        -- 2015-12-22 (火) 00:07:50

最新の2件を表示しています。 コメントページを参照

一人遊びスペースとなるであろう
お直し/さぶーん
お名前:
  • 「父さんっ……!!!」
    伸ばした手は宙を掻き、空を掴んだ。少年の目に映るのは白い天井と、生身の腕。
    「……んもう、びっくりした。おはよう、アルくん」
    声のした方へ目をやれば、読んでいた本を置く銀髪の少女が見えた。
    少女は言葉を続ける。
    「命に別条はないって言うからこっちに移してもらったけど、それから丸一日寝てたんだから」
    状況がつかめず、口を半開きにしたままのアルナムを見かねたように、更に言葉が続いた。
    「んーと……救難信号出しながらオートパイロットで滑空していたのを見つけて、収容して。処置が済んだから私達だけこっちに戻らせてもらったの」
    その先を続ける前に、少女は少しだけ表情を曇らせた。
    「……父さんは、しばらく衛星?で追跡してたんだけど見失ったって……でも多分、帝国本土へ向かっただろう、とも言ってた」
    そっか、と少年は肩を落とし、嘆息。それから、
    「……それで、僕が寝てる間に、姉さんは出てこられるようになったってこと?」
    と問う。問われた少女、エリスはコクリと頷いた。
    「うん。あ、ちゃんと、アルくんと一緒に戦ってたの覚えてるよ。でもなんか……夢見てたみたいな感じ」
    アルナムは、最後に見た時は随分と小さくなったな、と感じたのを思い出した。
    それが今ではすっかり元通りで、少しだけ、気分が明るくなった。
    「……うん、良かった、治って」
    それでもまだ暗い表情の少年に、姉は明るく声をかける。
    「あ、そうだ。後でお客さんが来るって話よ?お姉ちゃんは船ですることがあるから、一旦帰るけどきちんと身支度しておくのよ?」
    ああなってしまう前と、変わらない姉の姿。アルナムはもう少し、気分が明るくなる。
    「お客さん?誰だろ……えっと、あー……看病ありがとうね、姉さん」
    エリスはふっと笑って、
    「当たり前でしょ?家族なんだから」
    と言うと荷物をまとめて船へと帰っていった。
    -- 2015-08-31 (月) 01:03:17
    • 姉が帰ったあと、シャワーを浴びながら考える。
      こうなった以上自分も達もまた、帝国本土へ赴かねばならないだろう。そうなれば、きっとしばらくは帰って来られないはず。
      つまり、会う機会が減る。かと言って一緒に連れて行きたくはない。あまりにも危険だ。
      思考が段々ととりとめなくなっていって、ぶんぶんと頭を振る。
      シャワーを浴びた所でさっぱりしないまま、頭を乾かして、着替えて。
      「……会いたいなぁ」
      一人の部屋のやたらと広い空間へぼそりと投げられた言葉は、響くこともなく空虚に染み入って消えた。
      -- 2015-08-31 (月) 01:09:48
      • ──会いたいと思った人物が顔を出したのが、丁度その時であった。 -- 2015-08-31 (月) 01:33:05
    • そんなこんなで少年が腹を据えて数日。ジョワユーズの改装が進む中、『出資者』からの通信が入る。
      「……まあ要するに現状の確認と、今後のお話というわけだけど……」
      モニタの向こうの女が、まず、と前置き。
      「先日の戦闘を以って、帝国がこちらへ送り込んでいた戦力をほぼ壊滅に追い込むことが出来たわ。今後こちらでは残党潰しがメインになると思う」
      そこへ、今更ですけど、と少年が口を挟む。
      「出資者というか、総司令ですよね?」
      「そこはほら、コードネームというか……実際作戦を考えているのは私だけではないし。っと、話を逸らさない。いい?」
      女は続ける。
      「私達が保有する飛翔石は、全て蒼天の座へ返却することになったわ。元々彼らの財産なわけだし、知っての通り私達には代替技術がある以上、必要のないものだしね」
      で、と続く。蒼天の座とは、空の民の浮遊都市のことである。
      「主戦場は帝国へ移ることになるわ。ただ、貴方達空の民にはもう因縁も何もない……って言いたかったんだけど、そうもいかないのよね?」
      アルナムは、モニタの向こうへ頷きを返す。
      「父が、囚われたままですから」
      「……あれに乗っていたのがお父さんとは限らないのよ?」
      問いの言葉に、少年はもう一度頷く。
      「それでも、行きます。僕と同じ悲しみを背負う人を、少しでも減らしたい」
      「彼女さん……じゃなくて婚約者さん、だっけ?簡単には会えなくなるわよ?」
      少年はその問いに苦笑すると軽い調子で答えた。
      「あ、それは大丈夫です。付いてきてくれるって、言ってくれましたから」
      「いい人捕まえたわね……あ、改装計画に口出ししたのって」
      今度は少年、にこりと笑って、
      「です。本当、有難い人です」
      しみじみとそう答えた。
      -- 2015-08-31 (月) 01:31:32
  • 鋼の巨人がぶつかり合う度空気がビリビリと震え、海面に波紋が広がる。
    白の巨人は左腕で相手の右腕を抑えつつ、振り回してくる左腕を手刀で払いのけ、ほぼスクラップ同然のそれを完全に破壊した。
    対する黒も負けじと腕を振るい、猛攻をかける。が、全てを躱され、受け流されて大きくたたらを踏む。
    エクスカリバー……白の巨人はその隙を見逃さない。流麗な動作で白銀の右手が相手の頭部を掴んだ。
    その一連の流れにアルナムの胸にある予感が過った。
    「あれに、父さんが乗っているかもしれない……」
    -- 2015-08-11 (火) 23:19:11
    • 少年は、その推測の根拠を話した。
      曰く、あれだけ巨大な物をスムーズに動かすには、飛翔石機関を複数、最低でも3つ以上を同時に一人で制御しなければならない。
      2石を同時に扱うソード級でさえ、生体パーツとして最適化されて漸くの所を、である。
      しかし。昔、少年は自身の父がそれを短時間ながらやってのけたのを見たことがあったのだ。
      「なるほど。もし父君ではなくとも少年の同族が強制的に……というわけか」
      黒の巨人との一進一退の攻防を繰り広げながら、純白の巨人の主は呟く。
      「既に降伏を勧告したが、受け入れる素振りはない。だが、私に考えがある」
      「本当、ですか……?」
      エクスカリバーから短い返信があった後、それぞれが終局へ向けて動き始めた。
      -- 2015-08-19 (水) 00:40:56
      • エクスカリバーが動きを封じつつ残ったもう一方の主砲を破壊、可能であれば艦橋と本体との接続を断つ。
        ジョワユーズとシャルルマーニュは対空砲を破壊して、完全に抵抗手段を奪う算段だ。
        サイズと内部機構の関係上、装甲の厚みが確保出来ていない対空砲は次々と破壊されていく。それを阻止しようと動く黒の腕を白い巨人が抑え込み、ロックした肘関節をそのままへし折る。
        ここまで順調に連携は成功していた。が、しかし……
        -- 2015-08-21 (金) 00:38:24
      • 抵抗を止めたように見えた黒の巨人の首が、破砕音と共に後ろに倒れた。
        そして同時に、内部から煙と爆炎が立ち昇る。
        「自爆……!?」
        『いえ、これは……』
        轟音とともに、巨人の胴部から艦橋が姿を現し、火を吐きながらゆっくりと上昇していく。
        大量の煙と炎は爆発などではなく、脱出装置と思しきロケットブースターのものだったのだ。
        アルナムは弾かれたように飛び出し、それに取り付いた。艦橋の窓だった部分は分厚いシャッターが降り、中の様子は見えない。
        -- 2015-08-30 (日) 21:47:21
      • 「父さん!父さん!!っく、この……!!」
        呼びかけても当然のごとく返答はなかった。シャッターを殴りつけ、更にこじ開けようとするがピクリとも動かない。
        そうこうする間にも、みるみる高度は上昇する。漆黒のロケットは蒼の騎士を張り付かせたまま、蒼穹を切り裂き、白雲を貫いていく。
        青の騎士は抜き放った剣で斬りつけるが、激戦を経て鈍った刃では小さな傷を残すばかり。更に、隙間にねじ込み、再びこじ開けようとするがやはり微動だにしない。
        「開け……開けよ……ッ!!」
        叫びながら何度も剣を突き立てるが、段々とその動きが緩慢になっていく。
        内鎧もまた、重く、鈍く。少年の口から荒く吐き出される息が白く曇った。
        『警告。活動限界高度を超えています。極低温により騎体機能の低下を検知。当騎の気密性能ではこれ以上の高度は危険です』
        「そんなことっ……っはぁ、言ったって……っ」
        気がつけば息も絶え絶え、目の前が霞み始めている。しかし何よりも、もう体が動かない。
        「父さ……ん……かあ、さ……ねぇさん……ごめ……」
        その身を白い薄氷に覆われた青の騎体は、バランスを崩してぐらりと揺らぎ、黒い飛翔体から剥がれ落ちた。
        伸ばした手の先に父を求めて、少年は空へ落ちていく。
        -- 2015-08-30 (日) 23:01:27

最新の2件を表示しています。 コメントページを参照

最新鋭航空戦闘艦『ジョワユーズ』について Edit

  • 『帝国』が秘密裏に建造していた最新鋭の航空戦闘艦
    • 『帝国』内でも新たなカテゴリに割り振られており、現在のところ同型艦は存在しない。
      • 空の民の船から奪った「飛翔石機関」を搭載している。
      • 「飛翔石機関」の加工や操作の技術は空の民にしか伝えられておらず、どのように動かしているかは不明。
  • 白い装甲で覆われた、前腕部左右、中央部、機関部左右で構成される双胴型の艦である。
    • 全長150m、全幅112.5m。艦艇としては横幅が広い。
    • 甲板が存在せず、武装はほぼすべて前腕部に集中されている。
      • 追尾型の光弾を放つ砲塔が左右16門ずつ、近接戦闘用の光刃を発生させる装置が左右1つずつを装備。
      • 更に中央部に炸薬式の機関砲2門が予備として併設されている。
      • 中央下部に艦載機格納庫が追加された。
      • 左右腕部にレールガンを装備。
      • 必要に応じてステルス航行をすることも出来る。
      • その他様々な術式兵装を隠し持っている。
    • O-H(オレイカルコス-ヒヒイロカネ)複合装甲の他、最新式の魔導障壁(シールド)を防御に用いる。
    • 機関部には、大気中のマナを取り込んで艦の動力に変換する、新式の半永久機関であるマナジェネレータを左右に1つずつ持つ。
      • また、大型の推進装置が左右に1つずつ、補助推進装置が左右に3つずつ設置されている。
  • 艦のサイズに比して余剰スペースがかなり少なく、居住スペースとして確保されているのはせいぜい3人分程。
    • 元々極少人数での運用を想定した設計であることが伺える。
      • それを可能にしているのが後述の制御システムである。
  • 人工精霊による制御システムを搭載している。
    • 対話型システムであり、立体映像のアバターを持っている。
      • アバターは物に触れたりする事は出来ない。小型端末を用いて船外でも指令を出す事は出来る。
      • その割に時折食事を必要とする。

こめこめあうあう Edit


Last-modified: 2015-04-19 Sun 23:19:13 JST (3294d)