茫漠たる砂漠を統べる連邦国家「レオスタン」 †
英雄奇譚に記された領域
茫漠たる砂漠(別名:大砂漠、グレートデザート、レオスタン砂漠) を統べる連邦国家についての記載。科学・機械文明圏
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※ 下線 は、他のこやすさんの設定・人物です |
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茫漠たる砂漠 †
┌──レオスタン砂漠──┐
│ │
│┌─レオスタン連邦─┐│
││ ││
││ ナジャなどの各州 ││
│└─────────┘│
└───────────┘
1191年頃の大シリアや「ハーメルンのバイオリン弾き」のスラー共和国のイメージも入ってる
酒場から南(※改変されることがあります)にかなり行ったところにある、非常に広大な砂漠地帯
砂砂漠(すなさばく)だけでなく、岩石砂漠や巨大な水源もあり、
現在では、この領域のほとんどを統べる「レオスタン連邦」という国家が成立している
元々この砂漠は、人間や蜥蜴人などの人型種族(ヒューマノイド)が
10,000年ほど前から都市国家や集落を築いていた領域で、鉄や石油など鉱物資源が豊富
前黄金暦の遺跡・廃墟も多く、ガーゴイルなどが守護する、手付かずの財宝も山とあるため、冒険者や研究者には宝の山に見えるという
しかし、超巨大サソリや大蛇、砂の長蟲などが生息し、
強い砂嵐、夜は寒く、昼間は高温。降水量も極端に少ない乾燥地帯……と大変に厳しい環境下にある
これら苛酷な環境と、散発する紛争が原因なのか、レオスタン人(蜥蜴人含む)の平均寿命は、概ね50年ほどといわれる
一部、カーマローカ領、聖地クアナンと隣接する箇所あり
大統一 †
黄金暦150年に「月と鷲の王朝」を始めとする連合軍が、
レオスタン砂漠に散在する君主国、都市国家、軍閥、集落の8割以上を掌握し
「レオスタン連邦」が誕生した という、一連の事変。僅か1年余り という短期間で成し遂げられた
※前黄金暦時代にも同規模の連邦国家があった。レオスタン砂漠は数百〜数千年単位での分裂、統合を繰り返しているエリア
蜥蜴人(リザードマン) †
爬虫類起源の人型種族(ヒューマノイド)
おおむね長身で、知能も筋力も高い。体表は滑らかな鱗に覆われており、雑食、卵生
ヘビのように毒液を噴く種や、噛み付いて毒を注入する種もいる
彼らは人界共通語(標準語)と竜語を話し、槍や術の才がある
寒さに弱く、氷魔術を恐れる
モンスターとして冒険者に討伐されるような敵対的な種もいるが
レオスタンには友好的な種の方が多い
レオスタンの総人口のうち、約4分の1がリザードマンといわれている
蜥蜴人との混血 †
舌が青かったり、所々ウロコのような角質化した皮膚を持つレオスタン人が時折登場するが
彼ら、彼女らは、ハーフリザード、あるいはクォーターリザード、先祖に蜥蜴人を持つヒト、である
他にも、生肉を好む、冷気に極端に弱い、口内に毒液腺を持つ、目が爬虫類のように鋭い……等々が確認されているが
特徴の表れ方は個人差が非常に大きい
レオスタン連邦の諸都市(未分類) †
イスラーム文明圏ではないので「首長国」連邦とはいわない
魔法と機械の融合した技術を得意とする
ガトリングガン「レオスタン」と、〜スタンという名前の響きのよさから命名
大統一によって成立した、多数の州(都市群)から成る連邦国家
首都「諸王の都」に執政府たる「諸王会議」を置き
各都市に「太守」を配して統治に当たっている
「大守」には大統一以前に、その都市を治めていた王侯貴族をそのまま任じていることが多い
争いの元になるため国教は定めず、都市部では宗教的寛容を示す
女性が肌を晒さないことを美徳とする教えもあれば、肌も露わな衣装を伝統的に纏う教えもある
もっとも、水源汚染に関してはどの宗教も一様に厳しく処断し、
それを受けて連邦刑法も 身分の上下に関わらず厳刑を科す、と定める
(「レオスタンでは血と水が同価である」と言われる所以)
ゴーレム製造技術に優れ、
砂上を滑走するホバー船や、狙撃銃や散弾銃など、銃器の製造技術もある
黄金歴170年ごろには、携帯式対巨大怪物擲弾発射筒(要はロケットランチャーみたいなもの)が配備された
巨大な防壁となる岩や砂のゴーレムを引き連れたレオスタン連邦防衛軍は、
魔導兵団や、高度機械文明圏の重火器といえども一筋縄ではいかない防衛力を誇る
今日では拡大政策は採らず、専らレオスタン内での安定繁栄を主軸に政策を講じている様子
ちなみに、北西の魔導王国「ベルチア」とは少々仲が悪かったり
カーマローカ領と隣接する東の部族は、カーマローカにしょっちゅう手を出そうとしている困り者であったりする
諸王の都 †
レオスタン連邦首都。豊富な水源に、執政府である「諸王会議」が置かれる
有翼人集落 †
第6オアシス †
レオスタン砂漠の西の方にある村。オアシスを中心に家屋が林立する。アルミ生誕の地
聖地クアナン †
長靴半島さん(購買のお姉さん)家の設定より
レオスタン砂漠の端にオアシスのように広がる「約束の地」と呼ばれる土地、そこにクアナンは存在した
豊かな自然を誇った小国。文化レベルは低いが土地は広大。人口密度は低く軍事力は乏しかったと伝えられる
栄養豊富な乳が流れる川と黄金色の甘い蜜が流れる川があるという伝説があり、それを求める周辺国によって
黄金暦181年6月、滅亡した。十字教やその他宗教で崇められる神々が元々住んでいた聖地という点も侵攻理由だ
滅亡したクアナンは現在、市国ベルフレームやレオスタンの諸都市、その他の国家によって分割統治されている…
象徴として巫女が崇められ、族長と成人した男達が政治を執り行っていた。人々は古の予言に従い生きる
自然は豊かであり、エルフ族が住むような奥深い森のようなものは無いが、とてもマナが豊富だった
森、草原、山、湖、川、荒野、岩場、砂漠…あらゆる地形が存在し、人々はそれらを無闇に開拓せず共存していた
人種は様々。主に人間や獣人、翼人やリザードマンなどが協力して「約束の地」を代々守ってきたとのこと
アル・タイル州 †
熱砂の都 †
大統一以前は「月と鷲の王朝」首都であり、今なお交易の中枢
市場がひしめき、数多くの旅籠が軒を連ね、旅行者や冒険者、隊商(キャラバン)が行き交う
また、魂魄を継ぎ接ぎする闇魔術の秘術が伝わり、暗殺団紅い月の本拠地でもある
シマシマ、旅籠の主人・オルツなどはここの出身
大統一後、カーマローカ辺境伯 シュライン氏族のフォルトゥナや
歌唄いの姿も見られたという
→『乾杯!』(作者:ネモ)
アル・ケミー州 †
梟府 †
フクロウフ、と読む。シノンデル2期生・ブラックバーンの故郷、元は小規模な軍事国家
レオスタンのおそらくは北端にあり、大統一以前は紛争が絶えなかった地域
医師と錬金術師は厚遇され、人体強化技術と火薬・爆薬の精製については高い水準にある
「携帯式対巨大怪物擲弾発射筒(ロケットランチャー)」を完成させた功績は大きい
II型人為新生物 †
ゼロから作り出すのではなく、人間を生物学的に強化する技術
北方辺境「ノースフィニー侯国」の合成人間技術(キメラ・テクノロジー)を流用したものである可能性が高いが、
機密であった技術がどのようにして流出したかは不明
ノースフィニー製合成人間を「I型人為新生物」、アルケミー製合成人間を「II型人為新生物」と呼ぶ
不老長寿(メトセライズ) †
ルウルワ州 †
ルウルワ †
レオスタン連邦ルウルワ州を統轄する都市。「真珠」を意味する
白蛇の都 †
蜥蜴人(リザードマン)や「世界蛇に連なる者の末裔(蛇人)」など爬虫類起源の知的種族が暮らす
竜族を快く思っていない住人が多いため、ワイバーンなどの竜に乗ってこの都市を訪れることは連邦法で固く禁じられている
白亜砂漠 †
貝殻などの粉が体積してできた見渡す限りの白い砂漠エリア
塩砂漠 †
ナジャ州 †
ナジャ †
レオスタン連邦ナジャ州を統轄する都市
その名は蛇神の諸王を意味する「ナーガラージャ」に由来する
人口10数万、人間(黒髪・褐色肌が多い)だけでなく、蜥蜴人(リザードマン)も目立つ
古来より交易と、比較的豊富な水資源によって繁栄、数千年の歴史を持つ、
連邦を構成する都市国家の中でも最古のひとつである
大統一後は王宮にて政務を執り行っていた国王が、そのまま連邦太守として都市を統轄しており
戦象や精強な射撃兵を常備、また美人が多いことでも知られる
太守の第2夫人が実子・ミロク生誕の地でもあるが
167年に第1夫人を首魁とする政変が起きた(レオスタン・ナジャ政変)
結果として第1夫人と、レオスタン介入・弱体化を目論む勢力によって実権を掌握され
第2婦人の一族はほぼ全滅。太守も病床に伏せ、政治の表舞台から去ることを余儀なくされた
その後、連邦法で禁じられた外国への債権譲渡といった、連邦を害する行為が秘密裡に行われるなど、
この事変は、ナジャの凋落ひいては連邦崩壊、大乱の火種となって燻っていた
もっとも、179年ごろより、遠く酒場の街にて、生き残ったミロクを中心とする反攻が始まり、
政変を引き起こした勢力は、4年後の183年夏。ついに一掃された
それ以後は安定を保っている模様
それから半世紀が過ぎ、現在ではカムシーン(ミロク)の甥にあたるドルドラムなる人物がナジャ太守を務めている
詳しくはこちら
ワインレイク †
葡萄酒のように赤い湖、付近にはタンニンを含む植物が群生しているため、紅く染まっている
国際情勢 †
ヴォルケ †
亡命者アディーナ・クリスベル博士の研究を、秘密裏に(?)支援している
バシューガ地域の南に住むジュールフ氏族から見て南東(レオスタン東端)に
彼らを敵視するレオスタン人部族の支配領域がある
この部族にはレオスタン中央の統制もあまり及んでいないらしく、
古より度々、中央の要請を無視してジュールフ氏族への攻勢をかけている「南のボンクラ」
領土は遠く離れているが、良好とは言い難い
ベルチアは6世紀ほどの年月のなかで、レオスタンの暗殺者に国家転覆させられそうになったことが1度や2度ではない
レオスタンはベルチアの魔導至上主義ゆえの行動に辛酸を舐めされられたことが多々ある
表面上は友好・交易関係にあるが、ベルチアはセクション13、レオスタンは紅い月を用い
水面下で、隙あらば陥れようと謀略を巡らせ合っている
近年ではナジャ政変でベルチアが暗躍していることが確認されているが、物証がない
暗殺団「紅い月」 †
じゃが芋の品種のひとつ「レッドムーン」より命名
レオスタン連邦が擁する暗殺団。諜報、防諜、破壊工作、要人暗殺などを行い、連邦の利益を護る
魔物討伐を行うこともある
連邦が擁する…と見られているが、元々は、「グレートデザートに生きるすべての民の平和と安全を護る」ために、脅威を排除する義賊が 原初のマスターアサシン
目的が同一である限り、「紅い月」は連邦執政府「諸王会議」と協力関係にある……というのが実情らしい
時折組織の力が弱くなったり、目的を逸脱したりする。そういった時代に、この地に戦乱が起きる模様
大統一(黄金暦150年)の遥か以前から存在していたことは確かで、彼らが暗躍したと見られる事件は1000年ほど前の文献にもみられる
マスターアサシン、アサシンチーフ、ハイアサシン…などの階級があり
暗殺を行った後、地面や壁に血で三日月を描くこともある
月と鷲の王朝(現 連邦アル・タイル州)に本拠地があり、各州に支部と協力組織を置く
近年、連邦は遠く離れた「酒場の街」に領事館を置いており、そこでも護衛官として紅い月のアサシンたちを配している
紅い月の暗殺術に使用される得物は、近接武器、射撃武器、魔法、毒物など多岐にわたり、かつ常に研鑽が続けられている
(しかし、「大統一」以前に技術が散逸する事態があったことも判っている)
その後、ソードマスター・アルミ(彼女はアサシンではないが、師が紅い月のアサシンだった)が組織にフィードバックした強力な剣技の数々は、
勢力が弱くなり、戦闘技術が鈍っていた「紅い月」のアサシン達の戦闘技術を再び高め
アルミ派暗殺術、と呼ばれる一派の中核を成した
アルミ派の主な使い手 |
中級アサシン・オルツ──────────── クリエイトゴーレム、透明剣を継承 | ┌ ジーン ┤ └ アルミ────────────── 開祖、流星剣・彗星剣開発、音速剣基礎 | ┌ レヴ&ジニー │ 音速剣の完成、エアハルト流との融合 ┤ └ マスターアサシン・ミロク─────────── 彗星剣を不完全継承、ファタ・モルガーナ体得 |
─ライラック 彗星剣を完全継承 |
「紅い月」に関係が深い人物 †
魔仙オルツ(G.E.66−)
「熱砂の都にあった旅籠」の主人。後に酒場の街にも旅籠を構えることになる
かつて死に瀕した際、輸魂の術を受けたことで 歪な魂魄を持っていた
それに加え、後に矛盾の魔王と 彼のしもべを召喚する契約を結んだことなどから
魂に強力な「魔」を帯び、「魔仙」と呼ばれる種族(あるいは「リッチ」)に変化したといわれる
長寿の魔力を手に入れ(※もっとも、元々 人間の寿命は条件により130年程になる)、
今もレオスタンの地にて庵を結び、術の研鑽に勤しんでいるという
剣匠 アルミ(G.E.88−没年不詳)
ことアルミが意志力を以ってあらゆる物質を両断する秘剣「彗星剣」を完成させ、
彼女の弟子であるレヴとジニーの双子が、「音速剣(音速隼斬り)」を実戦レベルにまで高めたことは特筆に価する
また、双子の子孫らによって、アルミが発展させた紅い月の暗殺剣と、
堅い防御が特徴的なエアハルト辺境伯領に伝わる剣術との融合がこの剣術を発展させている
(双子の兄レヴは辺境伯の孫娘アレクサンドラと婚姻し、後の辺境伯に)
(妹のジニーは守備隊長のクリストフと婚姻)
ただし、アルミ、レヴ、ジニーらは元々暗殺団とは何ら関係のない剣士である
もっとも編み出された秘剣の数々は、いくつかのルートを通じ、組織にフィードバックされた
ナジャのサソリ・ミロク(G.E.157−)
アルミ最後の弟子。元々はナジャ州太守の世継ぎだったが、
第1夫人の謀略によって王宮を追われ、復讐と故郷再生のため「紅い月」に入った
その後、「紅い月」に技を伝えに来たアルミと出会い、数年間師事する
透明剣(インビジブル・ソード) †
オルツが極めたとされる秘剣
刀身を常に相手の死角に位置するように運び、相手の視界から隠して回避困難な一閃を繰り出すといわれる
また、時間や空間に関する術を用い、刀身を可視光領域から消す、魔術交じりの術技である、という説や、
剣をふるう動作のうち、幾つかを「抜く」ことで、相手の認識を混乱に陥らせ、
剣が消えたと錯覚させた上で一閃する……など諸説あるが、
伝承者がごく僅かであるため、真相は不明である
流星剣 †
アルミの編み出した奥義のうちの1つ
瞬時に数十発の剣閃を、広範囲に叩き込む剣技
「音速隼斬り」が狙い澄ました2〜4連撃をほぼ同時に叩き込むのに対し、
アルミの「流星剣」は狙いを大雑把にしか付けず、発動時間がやや長い点が異なる
彗星剣 †
アルミの編み出した奥義のうちの1つ
イメージの力を最大限に活かした剣技で、森羅万象を「斬れる」と微塵の疑いもなく信じ切ることで
本当に何でも斬り裂いてしまう
竜鱗や金剛石でも、強度に劣る剣で一刀両断にするという
236年時点で完全にこれを習得しているのは、ミロクの娘ライラックのみ
音速隼斬り †
レヴとジニーの双子が完成させた基本形にして最強撃
ほぼ同時に2〜4回斬りつけ、その切っ先は音速を超える
卓越した動体視力と筋力をもって初めて成せる業
ファタ・モルガーナ †
動きで眩惑し、敵の行動を予測して回避率をデタラメな数値にまで引き上げる奥義
これを使ってくる上位アサシンと戦い、生き残った者いわく「まるで蜃気楼を相手にしているようだ」
長年の実戦経験が不可欠であり、そのため会得には『剣豪』など第7段称号を必要とする
ただし、灰鷲騎士団が得意とする「無無剣」を回避するのは難しく
より上位の「無明剣」を使われると「ファタ・モルガーナ」では、まず回避できない
テクノロジー †
魔術よりも科学が発達した文明圏
飛空艇 †
魔術に拠らない原理で動くため、ベルチアのものとは違い魔素の変動の影響を受けにくい
ベルチアの小型高速艇よりも最高速度で勝る機種もある
ただし、技術的コスト的に大型化にはあまり向いていないらしく、空中空母クラスの飛空艇はおそらく存在しない
エナジータレット、フッ化重水素レーザー、空間性魚雷、クローキング、斥力装甲などを搭載
船体は敵性飛空艇からの砲撃や、マンティコアの尾から超高速で射出される針などにも(ある程度)耐えられる
クローキング †
いわゆる光学迷彩により、対象を可視光下で目視できなく(透明化)する装置
発動および維持には強力なエネルギーを要し、製造コストも高いが、装置自体はかなり小型化されている
他国にも透明化する技術はあるが、レオスタンのものは原理が魔術でないため、魔力変動計測など魔術的方法での発見は困難
かなり古くから実用化されており、上位アサシンが装備している装束や籠手、外套に組み込まれていることも多い
当然のように戦術飛空艇にも搭載されており、奇襲や偵察に活用される
機密扱いであるため、装備や搭載機が鹵獲されないよう隠滅を図るチームが存在するらしい
フッ化重水素レーザー †
魔法に拠らない純粋な機械(科学)兵器。レオスタン製の戦闘車輌や戦術飛空艇に搭載されている
電力要らずの高出力エネルギービームではあるが、有毒ガスを排出するため運用には細心の注意が必要で、個人用装備にまで小型化することは難しい
空間性魚雷 †
空対空、空対地攻撃に使用されるミサイルめいた魚雷。水中に投下できる爆雷もある
ベルチアの突撃型人工精霊に匹敵する出力あり
エナジータレット †
戦術飛空艇や輸送飛空艇に広く搭載されている、魔術に拠らない粒子兵器
光り輝く槍状の破壊エネルギーを高速で撃ち出し、空対空、空対地攻撃を行う。ある程度の連射が可能
ワイバーン、グリフォン、マンティコアなどの飛行モンスターや敵性飛空艇と渡り合うのに必須
長年対立関係にあるベルチアの戦術飛空艇の主砲「精霊砲」に匹敵する火力を発揮するものもあるが、大抵はそこまでの出力は無い
主力兵器の座は既に、フッ化重水素レーザーや空間性魚雷などに移行している
そのため軍用でなく民間船での搭載が目立つ
冒険者の街における領事館警護の任を帯びているミロクらアサシン一派が所持している飛空艇の主砲も、これである
ナジャ州太守の血筋ではあるが、政治の主軸には関わらない(関われない)立場であるため、最新の軍用兵器は搭載できないらしい
エナジータレットを製造している機関や企業は複数ある
ナジャ工廠製「アクラブ」(亜語でサソリの意)
アル・ケミー工廠製「アルゴル」(亜語で人を喰らう悪魔の意)
白砂重工製「フォーマルハウト」(亜語で大魚の口の意)
メルカバー †
公式でいうアイアンゴーレム
レオスタン製のものは、主に機械式だが、まれに魔術との混合型もある。サイズは用途に合わせて大小様々
民間にも普及しており、無人式だけでなく有人式もある。軍用のものはバランスが良い4脚型が主流
変わったところでは、砂や水でできたゴーレムや、
義足や義肢から発達した人型ゴーレムに人工皮膚を貼り付けた、アンドロイドのようなものまで存在する
レオスタン綱 †
タングステンに似ているかもしれない
黄金暦180年代にレオスタン連邦で発明された、軽量かつ強靭、しかも錆びにくいという上質な合金
おおむね白銀色。赤みがかった銀色の場合もある
一般に利用されている鋼鉄の約半分の重量で、同等以上の性能を有するため、
刀剣や銃弾、防具、機械、兵器、建材などに幅広く使われている
レオスタンの風土に合った製法で作られるが、一定の製鉄設備と材料さえあれば、一応、世界中どこでも精製可能
欠点としては、精製・加工コストがかさむこと(連邦内で作る場合、いくらかは軽減される)
重みで対象を叩き割るような武器には不向きなこと
魔力を通しにくい性質があるため、レオスタン綱製武器は
魔法剣など魔力を武器に伝わらせるタイプのスキルには向かないこと……などが挙げられる
関連項目:ベルチア鋼
サンブレード †
太陽剣の名を持つ、聖剣や神剣に類する いにしえの剣。連邦の州ごとに1本ずつある(予定)
不死系モンスター、たとえばフィニー地方のヴァンパイアに特効
これでつけた傷は対象の霊・肉の復元を阻害するため、容易く彼らを滅ぼせるという
それはヴァンパイアロードである3真祖であっても例外でない
長剣だけでなく、短剣のサンブレードもあり、そのうちの1本がミロクからアラジンへ友誼の証として贈られた
(出典:古代のFFやSaGaしか知らなかったけど、元はD&Dらしい)
補足 †