IG/伊上のお山の怪異共

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  • イベントログまとめたから宣伝するわたしだけど、長いうけにたぶんどっか抜けてる。うえにまだ更新中 -- 有名 2020-06-04 (木) 23:35:09
    • やっぱ私のパレードのとこからをお話の始点にするか…かわいいし -- 有名 2020-06-04 (木) 23:36:04
      • 長い!ラノベ半分ぐらいある!全部読んで参加した人居たらなんかお礼しとこ…。 -- 有名 2020-06-05 (金) 02:10:10
      • あと、パレード関連のお話に絞っていったら、銚釐先輩はあまり登場してこなかった。
        ラスボスのモデルになってる人なのにね!先輩と怪友(怪異友達)になってから、基本的に甘い物を食べに行くしかしてないせいか。 -- 有名 2020-06-05 (金) 02:13:08
      • よ、予習しておこう。ログだし下から読めばいい感じか。 -- 墨薫 2020-06-05 (金) 02:19:31
      • なげぇ(なげぇ)ななめ読みになってるとこもあるが一応全部読んでるぞ。雪洞はなんか期せずして色んな件での黒幕みたいになってんよな。
        たまに入る有名のコスプレは楽しそうな笑顔でいいな!(週末どうなるのかなというにやぁ顔) -- 総痍 2020-06-05 (金) 02:21:51
      • 無理せんでええよ、そんな分量ないだろうっておもってたら、みんなの熱量の産物をナメてました状態に…。
        うん、下から順。ログをどういう順にならべるかは、いまだに悩む。 -- 有名 2020-06-05 (金) 02:23:25
      • へへへ褒められた。物語終盤、始終曇ってるだけに序盤のだいたいにまにましてる私が遠い… -- 有名 2020-06-05 (金) 02:26:28
      • このページ更新するたびに長くなってんな(いったいどこまで増えていくんだ……!と戦慄している) -- 夜魔霧子 2020-06-05 (金) 02:45:55
      • クロ君、やどり、私のパレードイベントにかかってくる部分はこれでぜんぶさ!やばいもう3時だ… -- 有名 2020-06-05 (金) 02:56:37

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怪異パレード事件関連のログを勝手に拾ってきてまとめたやつが下にあるよ! Edit

読まなくても特に問題ないけど、読むとイベントのお話がチョットワカリヤスイ。

事の始まりと運びの事 Edit

伊上山の再開発で、棲み処を失う危機を迎えた有名たち山の怪異。
パレードで町中の人々を脅して、開発を中止に追い込もうと計画した。

伊上高校へ人間『北上有名』として潜り込んだ有名は、着々と準備を進めていく。
そしてパレード計画に大きく関わることになる人々や怪異達との出会い、
夏の終わり頃より、徐々に計画は動き出し…。

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  • 夏祭りがありましてその夜のこと…。
    (祭りの夜が更けていく。祭りの後も街角で浮かれていた人々の姿も殆どない。
    住宅街の中にある個人経営の居酒屋のノレンも店内にしまわれる。

    ふと、どこからか祭囃子が流れてきた。
    まだどこかで、騒いでいる人達がいるのだろうか。
    祭囃子は通りを曲がった向うから近づいてくるようで…。

    不意に、悲鳴があがった。浴衣姿の男女が慌てふためき、転んだりしながら交差点を転げるように逃げていく) -- 2020-05-05 (火) 01:52:55
    • 遅くなっちゃったねー・・楽しかったぁ(うっきうっきと歩いてる)
      ・・・?祭・・・囃子?・・・(きょとんとしてると人が転がり出てきて逃げていく)・・・え・・なに・・・?
      「弥堵里くるぞ」
      え?な、なに・・・?何が・・・?
      -- やどり 2020-05-05 (火) 01:58:54
      • (トコトントントトン…シャリシャリ…トコトントントトン…シャリシャリ…。笛の音に混じり伝統的ツツミドラムのリズム
        じょう…とかき鳴らされる琵琶、シンセめいた金属音…。何者かの行進の気配。
        辻の角から、三つ巴の青い火の玉が現れる。
        その瞬間だ。街灯が消えて、変わりに青白い火の玉が灯った。街路が青白い光に染まる。
        陳腐ですらある怪談演出。実際何かのゲリラ的パフォーマンスだろうか?

        踊り狂う火の玉の先導に続いて、現れたのは、全身が疱瘡で爛れ崩れたヒトである。
        服を着てベースをかき鳴らす獣、自分で自分を演奏するピアノ、脊髄付きの生首を
        風船のように持つ首無し死体…。そんなのはまだ割とマシな方だった。
        狂った祭囃子がオクターブ下がって不気味に響く。

        顔・顔・顔…汚泥に顔ばかりが浮かぶヘドロが這っていく。
        顔といえば、窪みがあるばかりの顔をガタガタと高速振動させる隣を歩くナニカ。
        体は子供、顔は大人な醜い小人が、殴り合ったりまぐわったりしながら大騒ぎしている。
        イカシたマスクを被った角つきの悪魔が、小人を1匹掴んで頭からむしゃむしゃと食った。
        ぬぅ…っと白い靄が目の前を横切ったかと思えば、それは巨大な腕である。
        見上げれば、あばらから幾本も腕の生えた半透明がぬぅぅ…と夜空を横切っていく。

        怪異だ。それも通常は群れなど作らない怪異達が、火の玉の先導で行進しているのだ)
        -- 2020-05-05 (火) 19:43:39
      • 火の・・玉・・・?(きょとんとしていると)
        ・・・!?・・ひっ・・(明かりが消える・・・続いて現れる無数の怪異たち・・・怖れに震え・・・普段ならそのまま腰を抜かすか逃げるかしてただろうが)
        わ・・わわ・・・(つぎつぎと、湧いて出る様々なその異様に驚きの方が勝ってしまって、なにが起きているのか分からないまま立ち尽くす)
        なに・・・これ・・・(四辻を渡っていくそれを、ただ茫然と眺めて)
        「怪異の行進、だべな」
        そう言う怪異・・・って事
        「んにゃ、こいつ等全部場所も由来も全部違う奴らみたいだべ」
        じゃぁ・・・何で・・・?(行進していく怪異たちを、ただただ眺める・・・彼らは一体どこから、どこへ、何のために歩いているのか)
        -- やどり 2020-05-05 (火) 19:56:57
      • きゃぁぁっ!?
        (やどりがあっけに取られていると、十字路の曲がり角の方から悲鳴があがる) -- 有名 2020-05-05 (火) 20:11:41
      • (自分に危害が加わる気配はない・・・彼らの目的は一体何なのか・・惹かれるようについて歩こうとした所で)
        ・・・!?(上がる聞き覚えのある声に反応し、駆ける)有名ちゃん!?
        -- やどり 2020-05-05 (火) 20:17:21
      • (声は、十字路を曲がった先からした。有名は運悪く行列に出くわしてしまったのか。
        この手の百鬼夜行現象のセオリー通りなら、道の脇で息をひそめていればやりすごせる。
        龍神の加護があるやどりなら、そもそも怪異達からは姿が見えていないかもしれない。
        だが、真正面はまずい。6車線道路に飛び出すようなものだ)

        ひっ…!

        (案の定、有名は、怪異達の行進のド真ん前で腰を抜かしている!) -- 有名 2020-05-05 (火) 20:23:01
      • (からころと駆ける・・走りづらい)あぁ・・・もう!(少しもったいないが仕方がない、下駄を脱ぎ捨て、裾をたくし上げて走るも・・・間に合わない)
        りゅーちゃん!!
        「おう!」
        (りゅーちゃんがヘアピンに憑依する・・・龍神の神気があふれ、半透明の角のような形をとって安定する・・・体が龍に近づき、瞳は紅く、髪は金に、顔には龍鱗めいた緑のラインが走る)
        ──雲こい!ダッシュだダッシュ!私がこいっていったら秒でこい秒で!
        (祭囃子を塗りつぶすかのような・・・巨大な怪獣めいた咆哮が響き渡る・・・直後)
        ・・・!!(雲に乗り風のような速度でもって空を駆け抜け有名を拾いあげ、舞い上がる)
        大丈夫?・・有名ちゃん!? -- 龍神やどり 2020-05-05 (火) 20:32:37
      • ひゃぁっ!?ああっビリッとした!?……あっ、た、助かりまし…ひっ!
        (浮いてるのに気づいて、ぎゅっとしがみつく。
        見下ろせば、怪異の行列は次の十字路へ差し掛かったところで、すぅ…と溶けるように姿が消えていく) -- 有名 2020-05-05 (火) 20:37:14
      • (しがみ付いてくる有名ちゃんをしっかりと抱き留め)大丈夫、落とさないよ・・・
        「弥堵里、見るべ」
        消えていく・・・驚かせちゃった・・・?
        「わっかんね」
        (消えていく怪異の群れを見ながら、悲し気に「ごめんね」と呟く)
        (最初自分が飛び立った辺りにふわりと降り立つと有名ちゃんを降ろして憑依合体を解除、元に戻る)・・大丈夫だった・・・?有名ちゃん?
        -- やどり 2020-05-05 (火) 20:44:08
      • 今度こそ助かりまし…た…あっ…あっ…!
        (なんかやどりを見て口をパクパクさせてる。しばらく酸欠金魚したあと)
        …やどり!?えっ、だって飛んで……変身もするんですか!?
        (ものっそい、驚いて開いた口がふさがらないという風である。
        北川有名、びっくりさせられるのは苦手な女である) -- 有名 2020-05-05 (火) 20:54:06
      • (やってしまってから「あ、やべっ」ってなる)あ、・・・あー・・・はは・・いやその・・・隠すつもりじゃなかったんだけど・・ね?(バツが悪そうに頭を掻いてる)
        あれだ、クラスのみんなには内緒だよってことで・・一つ
        「隠す理由もないんだけどなー」
        な、なんとなくやなのっ
        -- やどり 2020-05-05 (火) 20:57:14
      • (マジか…というか。臭い足の匂いを嗅いだ猫みたいな表情が止まらない、有名。
        そんなにビビったのか…。と、急に、自分の肩を抱いてしゃがみこんだ)
        あれ、なんか急に…さ…寒い…ッ
        (がたがたと震えだす。この症状も、よくある奴だ。百鬼夜行に出会った者は
        瘴気にあてられ、体調を崩すことがよくある)// -- 有名 2020-05-05 (火) 21:01:46
      • // -- やどり 2020-05-05 (火) 21:08:42
      • え・・・ゆ、有名ちゃん!?大丈夫・・・?
        「瘴気にあてられたべな・・・確か京の奴らがうんたらかんたらって呪文を唱えて退けてた筈だべが」
        なにそれ!?どうすれば・・・
        「・・・んまぁ心配ねぇべよ、現代人はつよい!・・ってか下手に龍の力浴びせたら消し飛んじまうべよ」
        え、えぇ・・・・・有名ちゃん・・大丈夫だからね?(下駄を回収しつつ摩りながら家に送り届けました)
        -- やどり 2020-05-05 (火) 21:12:30



      • (翌日のこと。
        やどりの家の近所だ。ヒグラシの鳴く声が山の方から爆音上映会されている。涼し気を通り越して、もはや鬱陶しい。
        手つかずの原生林が残る伊上南部では、日常のことだ。)
        やどり
        (不意に呼び止める声がある) -- 有名 2020-05-07 (木) 22:36:17
    • //(ごめんね、ちょっとまってて!) -- やどり 2020-05-07 (木) 22:51:21
      • //夜行性はこれからが本番なので、ゆっくりでいいよー -- 有名 2020-05-07 (木) 23:03:27
      • あっつー・・・
        「じゃ、辞めるべか?」
        ・・・やる・・有名ちゃんのお見舞いにも行かないとだし(清掃用具の入った荷物を纏め、担ぐと出かけようとして)
        ・・・あ・・有名ちゃん!・・・もう、大丈夫なの・・?(駆け寄り、心配そうに声をかける)
        -- やどり 2020-05-07 (木) 23:15:22
      • ええ、ご心配おかけしました。
        (昨日、百鬼夜行に遭遇して、瘴気に当たったのか震えが止まらなかったが。一晩休んだらすっかり良くなったという)
        (ちなみに今日は、『底辺』とか書いてある変Tとショートパンツという、軽装でとても元気そうだ)
        それで、昨日のお礼にと…
        (水羊羹とか、密豆の缶詰とかが入ってる、風呂敷を差し出す。暑中見舞いの残りですけど…だそうです) -- 有名 2020-05-07 (木) 23:20:46
      • うぅん・・もう元気ならいいの・・・(え?いいの?っと風呂敷を受け取って)ありがとー♪
        上がってって?一緒に食べよ?(うんうんとお誘い)
        -- やどり 2020-05-07 (木) 23:29:33
      • あ、いいんですか?では少しだけ…。(誘われるままついていく)
        そういえば、りゅーちゃんさんもお供えしたら、お菓子とか食べます? -- 有名 2020-05-07 (木) 23:35:01
      • (田舎の農家によくある典型的な日本家屋・・・結構広い)
        (居間に通し、麦茶と一緒に切った水ようかんをお出しして)
        「んむっよきに計らえーだべよ(えっへんとふんぞり返って「ちょうだい」ってする)」
        (怖い思いをした後だし、あの夜の事は話すべきではないのだろうが・・・それでも気になってしまう)あの行列・・・何処に、なにしに向かってたんだろうね・・・
        //度々ごめん、もう寝るねぇ・・・
        -- やどり 2020-05-07 (木) 23:48:14
      • //はーい、では文通スイッチを…平日だものね -- 有名 2020-05-08 (金) 00:03:38
      • はい、どうぞ♪
        (夏には実に居心地の良い居間で、りゅーちゃんに水羊羹をあーんってさせる。
        お供えというか餌付け…?)

        妖怪達も、お祭りに行ってたんじゃないですかねー?
        お祭りになると、ヒトに混じって、怪異や神様もこっそり遊んでいると言いますし。
        (嘘は言ってない、昨日の行列は実際そうなのだ。帰りがてら百鬼夜行の練習をして、
        先導してた火の玉が有名なのは黙っておくが)

        あ、お祭りといえばー…。会場で見つけるつもりだったのに、思ったより人手が
        多くて、やどりさんに会えませんでしたねぇ…。浴衣見たかったです。 -- 有名 2020-05-08 (金) 21:32:48
      • 「あー・・・んぐっ(もぐもぐ食ってる、上機嫌)」
        んもー・・それ有名ちゃんの分なのに・・・

        お祭り・・そっかぁ・・じゃぁあれはその帰り?(だったらまだよかったのかな?・・・いや)
        だとしても、ちょっと悪い事しちゃったかな・・・

        ん・・? あはは(浴衣姿なら彼女を助けた時に見せている筈だが・・・)あの時はそんな気分じゃなかったもんね?
        ・・・あ、ちょっと待ってて?(まだ洗ってなければー・・・と部屋を後にする・・・・しばし、しばし待てば)
        よしよしよし・・・じゃーん!(とあの夜きた浴衣姿を改めてお披露目、白と紫の・・・華やかさはないが上品なデザインの浴衣だ)
        -- やどり 2020-05-08 (金) 22:09:38
      • はいーもうあの時はほんとびっくりして、気絶するかと思ったので…。
        あっわざわざ着替えてくれるんですね!ありがとうございます!かわいいです!
        (せっかくなのでカッシャーと撮影し、自分も一緒にフレームインして自撮り。
        そして、側に寄ったまま。ぽつりと)

        あの時…不思議な姿になってましたよね?なにかこう…すごく強い力をもっていそうな…。
        (あの時、有名がヒトの姿になって一芝居うったのは、
        大きな気配を感じて、行列から気配の主の注意を逸らそうと思ったからだ。
        それがまさかやどりだとは思わなかったが)
        -- 有名 2020-05-08 (金) 22:38:50
      • //反応おそくなっちった、ごめんよー! -- 2020-05-08 (金) 22:39:03
      • いやびっくりしたよねぇ・・・ほい!(いえーいっとノリノリで自撮り、自分もスマホ取り出して有名ちゃんとツーショット!)

        (ぽつりと呟かれれば表情がぴくりと固まって)・・・う、うん・・・驚かせちゃったよね・・?走っただけじゃ間に合わないって思ったから・・・
        あれは、簡単に言うとりゅーちゃんを降ろしてるの・・・イタコさんに・・近いのかな?
        だから多分・・あの行列も、りゅーちゃんの気配にびっくりして消えちゃったんだろうなって・・・
        本当にお祭りで楽しんできたあとなのなら・・・楽しい気分を台無しにさせちゃった・・・・のかな(肩を落として独り言ちる)
        -- やどり 2020-05-08 (金) 23:42:10
      • //こっちもごめーん!返したつもりでなんも返してなかった! -- 2020-05-08 (金) 23:42:57
      • ……えっと。
        (意外な答えだ。やどりが纏っていた気配は、高い霊位をもち、化生を照らし暴く
        類のものだ。正直、有名が苦手な奴である。
        けれど、やどり自身は邪魔をしてしまったのかな?と心配するようにつぶやいて…)

        ……あー…大丈夫、だと思いますよ?
        (思わず、そんなことを口走っていた)

        ああ、っていうかやどりは、あれを見ても気味悪いとかは思わないんですね。
        -- 有名 2020-05-08 (金) 23:52:58
      • //どんまーい! -- 2020-05-08 (金) 23:53:22
      • (言ってしまってから変な事を言ったと慌てる・・・有名はあの行列の被害にあっているのだ)あ、いや・・その・・・
        ・・え・・?・・・・そう・・かな?(それでも、そんな風にフォローしてくれる有名を見れば、この子はとても優しい子なのだと静かに感謝する)
        ん・・・・・んー・・・(思い返す)怖いね!うん・・怖いんだけど・・・なんかこう・・あれだけ一度に来られるとびっくりの方が勝っちゃったと言うか・・・吹っ切れたというか・・
        (悩む・・もしかしたら・・)楽しそう・・・だったから・・?(言いながら何言ってるんだろう?ってなる)
        -- やどり 2020-05-09 (土) 00:08:52
      • 楽しそう……。あはっ確かに、そうですね。私もびっくりはしましたけど。
        (少し、不思議そうな顔をしてから、有名は笑った。
        なぜわざわざ祭りの夜に、行列していたのか。それはもちろん、楽しいからだ。
        昔も今も、お祭りに浮かれるのはヒトばかりではないのだ)

        私は、少し心配しすぎなのかもしれないですね…。
        (そして、独り言のようにそう呟いた)

        //そろそろひっこむねー! -- 有名 2020-05-09 (土) 00:19:27
      • ふふ・・私と違って有名ちゃんはあんな目にあったのに・・・(くすくすと)
        (ホッとする・・・ひょっとしたら彼女は、自分と同じような事を考えてくれる子なのかもしれないなんて思ったりもして)
        ・・・・・心配?(呟く一言には不思議そうにしたりした)

        //はぁい
        -- やどり 2020-05-09 (土) 05:29:36

Edit

  • (南区の山近くをうろついているうちに、偶然に遭遇する)
    ――有名さん。そういえば家、山奥なんだっけ? -- クロ 2020-05-08 (金) 19:44:02
    • あら、久常君じゃないですかー。きぐうですねー、はいこの辺りですよー。
      (9月の夕暮れ、空はまだ夏のままだ。けれど有名は牛柄のパーカーをシャツの上から着ている。
      『ビーフ100%』とか書いてある。牛を意識したコーデだ。
      買い物の帰りなのだろう、手には最寄のスーパーの袋を持っている) -- 有名 2020-05-08 (金) 21:20:33
      • うん、奇遇だ。僕も、なかなかこの辺りまで来ることはないからね。
        また独特なファッションだね。 今日の晩御飯はステーキかな?それともハンバーグ? -- クロ 2020-05-08 (金) 21:26:28
      • 南区って地味に広いですもんね。
        (畑や田んぼがあって、ぽつぽつと家があって。ザ・日本の田舎って風景だ)

        ふふっ面白いですよねこのTシャツ。変な日本語のTシャツを着る外国人っぽくなって。
        御馳走ならいいんですけどねー。今夜は焼き鳥です!
        (鶏もも100g80円で特売だったんですよーと。っていうかよく見たら袋の中身
        ほぼほぼ鶏肉である。買いだめなのだろうか、それとも大家族なのか) -- 有名 2020-05-08 (金) 21:43:53
      • ほとんど山と農地だけどね。あとは川か。(虫の声がする。さわさわという風の音も)
        ……鶏肉だけ、そんなに。
        焼き鳥にしても、もう少しねぎとか、野菜とかあるものじゃない?
        ちなみに、何人家族なのかな。昔からこの辺にあるお家? -- クロ 2020-05-08 (金) 21:48:22
      • ああ、うち親戚とかも一緒に住んでるし、お肉大好きな方が多いし、
        野菜はまぁ自給自足ですね。
        んー…なんだか私が気になりますかー?
        (何かこう、探られているような気もして。
        首を傾げながら、逆に聞いてみる。ヒグラシの声が近い。空の夕闇色が濃くなりゆく) -- 有名 2020-05-08 (金) 21:58:34
      • いや、いや。疑問があるとつい、気になって聞いてしまうんだ。
        他意はないよ? うん、本当に。ただ――この間の怪異の話、興味深くてさ。
        まるで当事者みたいに『生きづらい』とか言っていたから、ちょっと好奇心が疼いちゃって。
        (色が変わる。空気が変わる。黄昏時から、夕闇の支配する世界へ。太陽が沈んでいく)
        怪異が身近なのかな? もしかして、猫又みたいな、怪異に近しい種族が親戚や知人にいたりする?
        それとも――ヒトのふりしてる?(根拠はない。ただの好奇心からの、かまかけだ)
        (黒い二尾がしなやかに揺れている。猫又。かつて怪異だったもの) -- クロ 2020-05-08 (金) 22:10:15
      • んー……。
        (首を傾げたまま、目をつぶって。少し困ったぞーと言った風に)

        ……まぁ、気づいちゃいますよね。猫さんですし。伊上に棲むモノですし。
        猫さん達は、街に馴染める方が多いので、同じ伊上に棲んでいても『私達』とは
        これまであまり、会う機会もなかったですけど。
        (そもそも、怪異と呼ばれるものは、そういう性質の怪異でもないと群れたりしない。
        基本的には単独行動派が多い)

        …あ、ちなみに先に言っておきます。私達の仲間に赤マントの怪異は居ませんよ。
        私でも若輩の方ですけど。それでももう、何十年もこの地に居ますし…。
        (とんでもない年齢詐称である。制服有名はババァ無理すんなと言われても仕方ない
        レベルだった) -- 有名 2020-05-08 (金) 22:28:30
      • あ、本当にそうなんだ。
        うん。実際のところ、少し驚いた。(微笑んで) 大丈夫。誰にも言わないよ。年齢についてもね?(と、片目を閉じて)
        僕も猫又――猫又は今はヒトだけど、僕の場合は先祖返りがひどくて、半分くらい、性質が怪異なんだ。だから、怪異という存在に対して、極端なマイナスイメージは持っていない。だから、みだりに人には言わない。
        そう、でも。だれにも言わない代わりといってはなんだけど……うん。情報が欲しい。(と、思いついたように)

        赤マントはもういいんだ。倒したからね。……怪異にとってすると、あまりいい情報ではないかもしれないけれど。
        それより……私たちの仲間、といったね。
        そのなかに、赤マントが避けて通りそうな怪異って、どのくらいいるかな。
        古くからの伝説とか、怪異事情とか、そういうのに明るい怪異、でもいい。怪異は長命だから、そういうのももしかしたらいるかな、と思って。
        つまり、そう、僕は妹を探してる。この山の何かに呼ばれたのか、自分から姿を消してしまった、白い猫又の妹を。
        その原因そのものか、手掛かりを持っていそうな存在を、僕は知りたい。 -- クロ 2020-05-08 (金) 22:47:07
      • ですよねー。よかった。思った通り話の分かるタイプで。
        (ほっと一息。ただ、伊上トンネル事件との関連はまだ黙っておく。
        ヒトと怪異の難しい問題なのだ)

        そうですねぇ…。川向うの街の噂は、あまり詳しくはないですが…。
        昔話の類でしたら、知ってる方は多いとおもいますよ。
        先日、吉広君に、伊上の赤鬼の話が知りたいと言われて。大蛇と戦うのを実際に見たっていう
        お爺さんの話をしたりしましたし。
        (基本的には山から出ない怪異達の集まりだから、なんでも知っているわけではないが。
        少なくとも近辺の郷土史については、かなりディープな情報も得られそうである。
        // -- 有名 2020-05-08 (金) 22:57:54
      • 問答無用!みたいな、偏った正義感は僕にはないよ。何せ猫だからね。
        (肩をすくめて、尾を揺らす)

        うん。まさにこの辺りの噂や伝説が知りたいんだ。
        (吉広くんのくだりを記憶に留めておきながら)
        それだけ古い情報があるなら、うん、僕の知りたい情報も得られそうだ。
        ひとつ断っておきたいのは、僕は妹が帰ってくればそれでいいってこと。
        だから、妹を神隠しにした存在が怪異だったとして、基本的には話し合いから入るよ。向こうから襲ってきたら、その時は仕方ないけれどね。

        というわけで、心当たりがいれば、教えてほしい。 -- クロ 2020-05-08 (金) 23:09:59
      • 妹さん…ですよね、私も噂では聞いています。
        私達の棲み処で、直接お話を聞いてみますか?陽も暮れて良い時間ですし。
        (有名も、クロの事情は調べていたようだ。その上で、情報提供に協力するという。
        有名達の仲間には、直接事件に関わった怪異は居ないということなのだろう)

        それに、お互い協力できるところは、した方がいいですし。
        同級生ですからねぇ。
        (微笑んで、そう言う。貸しがあったほうが良いだろうという打算が半分。でも、同じ学校の生徒だから
        というのも嘘じゃない。有名はお人よしな怪異なのかもしれない)
        -- 有名 2020-05-08 (金) 23:28:04
      • おや。今すぐお呼ばれ出来るなんて。
        うん。それじゃあせっかくの機会だし、善は急げだ。お邪魔させてもらおうかな。手土産のひとつもないけどね。
        (むしろ都合がいい。仲間内に関わったものがいれば、誤魔化されてしまう可能性もある)
        (その場合、少しばかり手順が面倒だ)

        友達だから、じゃダメかな?
        (と、二尾を靡かせ微笑して)
        (住処に案内されれば、おとなしくついていくだろう)
        (果たしてそこで何が語られるものか――) -- クロ 2020-05-08 (金) 23:34:13
      • 友達…ですか。ふふっ…そうですね、私達はもうお友達でした。
        (日の暮れる速度は確実に早くなり、辺りはすでに闇に包まれ始めていた。山の端に、ぽつぽつと人家の灯が目立ち始める)

        行きましょう、お買い物遅くなったので、近道して帰ります。
        (そう言った有名の頭にふたつ、青白い人魂が耳のように灯った。
        そのまま2人は、すでに夜の暗さになっていた森の中へと消えていく…) -- 有名 2020-05-08 (金) 23:41:10

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  • ――伊上山 怪異の住処にて -- 2020-05-10 (日) 21:06:30
    • 怪異の住まう深山の奥底、ヒトの世とは幾重にも隔てられた、陰なるモノたちの世界。
      その暗闇の一角に、玄道は立っていた。
      彼のの前には、苔むした瘤だらけの老木が一本、立っている。怪異だ。それも、ひどく旧い。
      瘤に見えるものはひとつひとつが歪んだ老人の顔をしており、呻く様な声で代わる代わる言葉を紡ぐ。
      「我らに聞きたいことがあるとか、お若いヒト」 -- 2020-05-10 (日) 21:07:25
      • 少年は怯む様子もなく、涼しげな表情で応えた。
        「はい。僕は有名さんの学友で――猫又の、久常玄道といいます」
        「猫又の久常」
        「久常新右衛門の」
        「はい、曾孫にあたります」
        猫又はかつて怪異であった。曾祖父の代には既に、現代では人に分類されることになる、ある種の曖昧さこそ抱えていたが、なお怪異の末端に位置する存在ではあったのだ。
        山の古い怪異と知己があったとしても、不思議はなかった。奇縁、と呼ぶべきではあったが。
        「道理で、陰の色が強い」
        「ヒトというのは嘘で、こちら側ではないのか?」
        玄道は、困ったような表情を浮かべる。
        「僕は――そうですね。すごくあやふやな存在です。ヒトとして生を受け、ヒトの世に生まれ落ちましたが、一皮剥けば怪異としての、妖気、妖力に満ちている」
        「怪異として生きようと思えば――そうすることもできるでしょう。かつての猫又のように」 -- 2020-05-10 (日) 21:09:44
      • 「ですが、今日はそんな話をしにきたのではありません。……僕の双子の妹、深白の行方について伺いたいのです」
        「新右衛門に、もう一人の曾孫か」
        「はい。どうやら、山に呼ばれたようなのです。3年ほど前に、自ら姿を消しました」
        「呼ばれた、とは」
        「わかりません。ですが、彼女には強い精神感応の力がある。
        何か、この山に――何か非常に力の強い、彼女を呼ぶ何かがあった、と僕は考えています」
        玄道は滔々と語って聞かせる。最初は赤マントを追っていたこと、赤マントは目撃者に過ぎなかったことなど――。
        幾つもの老人の顔が、一斉に渋面を作った。 -- 2020-05-10 (日) 21:11:34
      • 「この山に、もはや古く強い存在は限られる。現代に広く知られた強き怪異がなお畏怖するモノなど、ひとつしかおられまいよ」
        「怪異ではなく、存在とおっしゃいましたね」
        「ああ。かのお方は怪異ではない。この山そのものだ。ああ。ああ、名を口にするだに恐ろしい」
        だが、玄道はその名を知っていた。静かに、畏敬の念を込めて口にする。
        「大杭神(おおくいつみ)。旧社殿に祀られる、古き神」
        名を聞くと怪異は、その全ての顔面から、畏怖心に満ちた叫び声をあげた。
        「ああ、そうだとも。よくぞその名を知っておる。だがみだりに唱えるでない。視線を受けるぞ」
        「ああ、恐ろしい恐ろしい。かの神が巫女を失って幾星霜。ついに新しい巫女を呼ばわれたか」
        「巫女とは神をなだめるもの。神の声をつたえるもの。神をおろすもの。相応しいものがついに伊神に生まれ落ちたか」

        「諦めよ、お若いの。もはやお前の妹は戻っては来ぬ。かの神の御許に呼ばわれたのであれば、取り戻すことは誰にも出来ぬ――」

        それ以上は、会話にならなかった。
        礼を述べ、怪異の住処を辞する。その在処を誰にも語らぬと約束して。 -- 2020-05-10 (日) 21:13:43

Edit

  • (日付変わったので、学校。放課後に日差しを避けて風通しの良い日陰に
    腰を下ろしている。横で猫が何匹か、腹を見せて毛づくろいしたり、べったりと寝転がる)

    温暖化の影響か、9月になっても暑さは一向に引く気配はない。
    11月近くにならないと秋が感じられないように、なったのはいつ頃からだったろう。
    しかし、季節は確かに変わる。夏の盛りが過ぎれば、大地には徐々に陰の気が溜まり始める)

    …今まで、あまり近づかないようにしてましたけど…。そろそろこっちも準備を始めないと
    いけないですよね。
    鞍馬楓、出日陽牙、血臥崎総痍そして倉守喰三…

    (手帳に記されているのは4人、
    全員伊上の生徒で、そして有名にとって厄介かもしれないということ)

    でもどーやって探ろうかなー、気配消して回りをちょろちょろしてたら、ふつーに気づかれ
    そうなんですよねー。りゅーちゃんさんのボディで力を高めていても、私は所詮、狸か貉か…。 -- 有名 2020-05-08 (金) 01:03:12
    • (その穏やかに過ごしていた猫達が突然一斉に同じ方向を見る)
      (有名もまたその能力によって猫よりも早く気付いているかも知れない)
      (何か気色の悪い感覚野を持つ者が角の向こうからやってこようとしている)
      (時折その視界は延長され、時に聴覚はその壁を貫くように周囲を異常なまでに注意深く観察しているのだ)
      (そうして有名にとって問題の一つである男が現れる…稲荷神社の息子であり一学年上の先輩でもある)
      ああ何か居るな思たら猫が居ったのか、それもこないに
      -- 倉守 2020-05-08 (金) 01:21:50
      • こんにちわ。ええ、ここは涼しいので、旧校舎の猫さん達がよく来るんですよ。
        (落ち着いて、手帳を畳みながら有名は会釈した。
        近づいてくるのには、角を曲がる前から気づいてた。意識や注意の向いている気配を
        察するのは有名の得意だ。しかし…。
        …やっば、めっちゃ名前独り言で呟いてた。ああー私のおバカ。最近独り言が多すぎぃ!)

        …先輩も涼む場所をお探しですかぁ?

        (ごまかそ) -- 有名 2020-05-08 (金) 01:36:31
      • (や、と片手を上げて男が近付いてくると猫は離れるかどうするか有名をちらちら見る事だろう、ちょっと嫌な感じらしい)
        (何故かこの男は伊上の猫達に妙に警戒される、この男にとっても不思議な話だが)
        へえ、やったら僕の野生の勘もまだまだ捨てたもんやないらしいね、時々探すんやそないな場所を
        それと縁がある所をね、今日は何となしに後者を感じてふらりと足向いたんや
        (胡散臭い笑みでそんな事を語る)良縁悪縁どちらも好きやさかい
        -- 倉守 2020-05-08 (金) 01:53:53
      • え、縁ですかぁ…。
        (猫ちゃん逃げた。階段の手すりをジャンプですり抜けて、駆け上がっていく)
        ……あの、噂で聞いた程度なんですけどー…。先輩が街の怪異のことを調べて回ったり
        その…退治…みたいなことしてるのも。そういう…縁を探して…とかですか?
        (ええいもういいや、ストレートに聞いてしまえ。ヤバそうな気配したら
        私も隙をついて逃げればいい、なんなら記憶も盗んでしまおう)
        -- 有名 2020-05-08 (金) 02:03:19
      • (猫が逃げていく様子に微妙に眉が下がる、演技の様子は無く少しその辺り気にしているようだ)
        (野生の動物…特に自由気ままな野良の猫の勘自体は間違いではないが、男は胡散臭さの塊だ)
        そうとも言えるかいな?ただそら怪異に限らへんよ、偶々そないな怪異とはそういった縁やっただけ
        利用出来るか出来ひんか、滅ぼすべきか滅ぼすべきちゃうか、他にも判断基準はあるけど一番はうかさんしんこさんの為や
        極論から言うて僕にとっては世の中の為になるならそれでええさかい
        (ラブアンドピースと男は言う、笑みのまま有名に近寄り…)君は怪異とはそんな縁は無いと思います?
        -- 倉守 2020-05-08 (金) 02:19:28
      • (んんーッ!めっちゃ霊位の高い獣の気配ーッ!…あれ、でもこの気配って…?
        近寄られて、少しズリ下がりつつ…。倉守から感じる雰囲気が、あまり嫌ではないのに気づく。
        いや、怖いのは怖いんだけどね。むしろ本能にビシビシくる怖さあるけどね。だから猫逃げたんでしょうたぶん)
        ……
        (でも一息呼吸を整えて、立ち上がると)
        あの、倉守先輩、世の中の為っていうのは、世の為ヒトの為っていう、やっぱりそういうやつですか?
        (近いなー…と思う。有名の気配の消し方はかなり念入りだ、そもそも、そういうモノだし。
        逆に、倉守の気配の消し方が、あまりに雑なのだ。わざと隙を見せてるようにも思えるほどに。

        だから、思い切って聞いてみた。ヒトだけの味方なのか、それとも…) -- 有名 2020-05-08 (金) 02:37:40
      • (有名が立ち上がり男と視線を合わせればその瞳が開かれている事に気付くだろう)
        (有名が意識を一歩こちらに踏み込むのを待っていたとでも言う様に)
        (その視界から有名程の隠形ならば逃げる事も可能だ、ただ、少なくとも男は有名を見ようとしていた)
        君は不思議な子やな、見えてるのに見えへん、その癖自分の心の内を見せる事を隠さへん
        かんにんなちょい脱線した、そやけどそうやな…なんでか覚悟して聞いてくれたみたいだし答えよか
        僕にとって世の中は良う回っとったらそれでええ、よう回る事こそが神様の望む形やさかい
        やさかい隣人が回覧板を受け取ってきちんと回してくれるのなら誰であれ気にしいひんよ、答えになった?
        (それは何処か冷たい価値観と温かい価値観の混ざりあった奇妙な答えだ、他者を歯車の様に見ておいて隣人とも評する)
        (ただそれでもヒト種だけの味方ではないようだ)
        -- 倉守 2020-05-08 (金) 03:01:37
      • ……はい。
        (そう言った時には、すでに有名は倉守の前に居ない、2〜3歩離れたところで
        ふわりと裾を広げて振り向いている。時間を止めて移動でもしたように)

        ありがとうございます。今はそれで十分です。
        私も、お答えしておきますね。私が正体を隠すのは、身の丈以上の力が必要だから。
        本心を隠さないのは、理不尽な『悪い事』はしてないと思ってるからです。

        (ペコリとお辞儀をして。立ち去ろうと…してちょっと立ち止まった)

        あ、そうだ…倉守先輩、伊上の山に時々来てますよね?
        私の家、近くなので。何か御用でもありましたらどうぞ。

        (完全に予定外だったが、下手にこそこそするよりは、交渉のできるようにしておいた
        方がいいと思う。だから、棲み処をあえて教える。
        そうして、ぺこりともう一度お辞儀をして小走りに去っていった)
        -- 有名 2020-05-08 (金) 03:18:35
      • (眼前からいつの間にか離れている様子に嬉しそうな様子を見せる)
        (細められない眼による笑みは凶相と言える程に悪辣な顔だ、だからこそ普段気を付けているのだろう)
        (意識の一拍を抜き出したような隠形…天地と合一する程の達人ならば可能だろう、だがそうは見えぬ彼女の力とは?興味が湧いた証拠だ)
        そうか、なら僕と君は似た者同士や。僕も日々おんなじ考えの下行動してる。
        ああけどちょいだけちゃうかも知れへんね。僕は僕自身の価値観がちょいけったいな所があるさかい。
        (去り際の言葉に男は興味深そうに薄い笑みを浮かべて)
        …へえ、伊上の山(自身の中で納得の行く答えが出たのかそう呟いて)
        ああそうや最後に二つ、僕の判断基準は努力する子と可愛い子も入ってます(などと言えば男もその場を後にした)
        (逃げていった猫の方向を最後に一度だけ見てから)
        -- 倉守 2020-05-08 (金) 03:38:45

Edit

  • (半袖パーカー半ズボン姿のラフな格好の男は伊上トンネルへと足を進めていた)
    (まるで警戒が無い様子で太陽の下からトンネルの闇へと踏み込むと…不思議と、怪異からもその姿が闇に紛れる)
    (ただ僅かな光を集めて夜も見通す狐の瞳は爛々としているが)居るーーー?(男は闇の中誰かを探している) -- 倉守 2020-05-11 (月) 01:22:00
    • (問いに対して、何か周囲の闇が、囁きあうようなざわめきがある。
      ややあって、ぼうっと暗がりの中に蝋燭が灯る)

      はい…。
      (蝋燭を手に持っていたのは、有名であった。
      周囲がざわめき、蝋燭の炎が揺れる)
      -- 有名 2020-05-11 (月) 01:33:37
      • ああ会えた会えた、何処に住んでるかもちゃんと聞いてへんかったさかい一番それらしゅうとこに足を運んだけど正解やったね
        (周囲の闇に対して男は特に気にする様子が無い、余程の自信があるのかそれとも他に理由があるのか…はたまたその双方か)
        ああそれとも偶々寄っただけだったとか、ところでそれ要ります?(蝋燭について言っているようだ)眩しい子も居るんとちゃう -- 倉守 2020-05-11 (月) 01:41:42
      • ん〜……演出、ですかねぇ。まぁ、お出迎えに出るのに真っ暗なのも失礼かなぁって。
        あ、蝋燭の灯は割と好きな方の方が多いので大丈夫ですー。
        (雰囲気ありありで出てきた割に、何だか暢気である)

        しかしー、確かに、何か御用があればどうぞ、と言ったのは私でしたけど。ピンポイントで
        入り口にたどり着かれるとは…絶対偶々じゃないですよね?みなさんびっくりしてますよ。 -- 有名 2020-05-11 (月) 01:55:31
      • そか、てっきり暗闇の中だと僕の目じゃ君が見ぃひんからかと思ったわ(楽しげに男は語る、以前の会話で見た能力に興味があるかのように)
        いやあ偶々です、せやけど理由を付けるとしたらうかさんしんこさんの賜物やな。日々のご利益や…ソワカソワカ
        (胡散臭い笑みで語る…ただ実際の所本当に偶々だったりする、伊上トンネルが怪異騒ぎで閉鎖されているという事前の知識ありきだが)
        成程なぁ、神に不義理働いて怖い事するなぁ伊上も(それはこのトンネルについて語っているのだろう、信仰を止めた上で穴も開ければ怪異の巣にもなる)
        ああ堪忍ねちょっと脱線した、ほんまは君に聞きたい事があって来ました。君、明治より前から生きてます?ああいや君自身の詮索やない、これはほんまで続く質問に必要なんや -- 倉守 2020-05-11 (月) 02:08:03
      • わー!やっぱり見抜かれてるー!(コワイ、逆らわんとこ)
        明治より前…かもしれませんけど、そんなに年寄りじゃないですよ。物心ついた時にはもう汽車が走ってましたし。
        ただ……私よりずっと古い方々も、この山に棲んでいます。お爺さんは昔ここらが下総の国と呼ばれてた頃に、ぶいぶい言わしてたそうですし…。
        (あと、自称京の都出身の方もいますけど、相当古いんじゃないですか?言葉遣いがナチュラルに公家っぽいですし、とか)
        //ごめんおまたせー -- 有名 2020-05-11 (月) 02:27:34
      • (有名に対する感知の出来なさは別格という表現すら生温い為より上位の概念に位置する怪異なのだろうと笑顔の割にかなり油断無く見ている)
        んん、そか…そんぐらいの生まれやと僕の聞きたい事を覚えてないかも知れへんね
        ああけど古い怪異が居るのは有り難いね、あっちに属した僕と話したいかは別やろうけど
        腹の中を話すと伊上山の神社の鎮め方を知ってはるかと思て来ました、ここ百数十年途絶えて久しい祭事を
        (男はどうやら伊上の山の神社に関して放置は不味いと考えているようだ、怪異に訪ねに来る辺り相当面の皮が厚いが…同時に怪異にとっても不味いのでは?と話題に出しているのだろう) -- 倉守 2020-05-11 (月) 02:43:28
      • //元々遅レスなので大丈夫です!いや遅くに来たのも申し訳無い! -- 倉守 2020-05-11 (月) 02:44:01
      • ふむ…善正寺さんとこじゃなくて、神社の方…。
        (斜め上を見て、有名は何やら思案顔をする。ざわざわと闇がさざめく、有名とひそひそ話でもしてるかのよう)

        そうですねぇ、では私達のことも、少し説明させてもらいます。
        私達は、主に伊上の近辺に棲んでいたモノ達の集まりです。街が広がり…『居られなくなった』者達が寄り合って暮らしています。
        長くここに棲み続けていられるのは、窮屈な縄張りを守って暮らしているからです。

        でも、最近は色々な事情で、山が騒がしいのも知っています。
        なので、出来ることがあれば、手をお貸ししますよ。ひとつ、借りということでよろしければ…。
        (手元の蝋燭に照らされながら、にっこりと、有名が微笑む)
        //私もレス遅いのでそれはいいんだ、あと夜行性だし。そして事情が込み入りそうなら相談所の方へどうぞー -- 有名 2020-05-11 (月) 03:05:21
      • (その思案顔を見詰めている、怪異である以上人間の脳の動きとは違うため斜め上に見ているのはこちらに対する引掛けだとは理解しつつ)
        せやろね、此処はそう…ある種のシェルターや。常に陰は満ち恐ろしい噂が入り込み古い古い時代の様なある種の神秘が詰まっとる
        皮肉な話やね、便利にしよと半端に開けた穴が今では別の存在にとっての便利な場所になってるっていうのは
        僕もそうした場を荒らそうとは思わへんし安心してな?(と何も無い空間に薄っぺらい笑みを向ける)
        せやけど借りも作りたないなぁ、僕は常に貸しだけを作りたいと思うてます
        そないな訳で追加の質問が一つ、最近イビルプラントいう新種の怪異が山に蔓延ってた件はご存知で?退治されはったけど -- 倉守 2020-05-11 (月) 03:27:39
      • このトンネルは私達にとっても皮肉な場所です。まぁ…どうせバレてると思いますけど。
        (伊上トンネルの過去の事件、調べれば。有名達の関与はすぐわかることだ)

        むむー一筋縄では行かない先輩ですねぇ…。ああーあの人食い草。
        先言っておきますけど、あれ私達の仲間じゃないですからね。アリスさんが久常君と
        どっかんどっかんやってたのは知ってますけど…。
        (どういうことでしょう?と首をひねりつつ) -- 有名 2020-05-11 (月) 03:40:10
      • やろうねぇ、事実あの怪異は怪異と呼ぶにもあまりに人目に目立つ育ち方をしすぎとった…典型的な侵略的外来種や
        二つの意味でね?まあ皮肉は置いとこか、僕が言いたいのんは伊上の山の神はあれを許しとったちゅう事
        つまり永う山に在る君達やったら山を荒らさへん限りは生息圏を増やすチャンスがあるちゅう事です
        ただ可能性があるとだけ言うとこう、どちらに転ぶかは僕にもよぅ分からんからね
        特に(有名に向かって手を差し出す、暗がりの中の男の笑顔は能面めいて感情を読み取らせない)
        君の願いが人と怪異の間に軋轢を産む事があるのなら悪い提案では無うなるんや
        …伊上の山にはかつて巫女がおったさかい(ざらりと、暗闇の中で白い蛇が各々の耳の横を通り過ぎる様な暗い声が響いた) -- 倉守 2020-05-11 (月) 03:53:40
      • ……。
        (じっと差し出された手を見る有名も無表情だが…。正直内心はお目目ぐるぐるでひぃぃ…なにこの人!ってなってる。
        姿をくらまさないのは、くらまそうにも、周りの闇は全部有名の仲間の怪異…。
        言ってみれば全方位から背中を押されて前に押し出されているのだ!けっこう薄情な山の仲間たち!)

        私は…私達は、もうこれ以上追い詰められたくないだけなんです…。
        (ごくっと息を飲み、有名はがんばった。そうとしか言いようがない。
        本来の性分は、人目を避けて逃げ回るモノだ、真っ向から対峙するような奴ではない)

        何を…させようというのでしょうか?
        -- 有名 2020-05-11 (月) 04:03:37
      • (内心で必死に自身を奮い立たせる有名に対してこちらは酷く楽しそうだ、その性分は本当に神社の息子かという程に)
        (古来化け狐には善良な者も多いが邪悪な者も多い、怪異の中でも際立って有名な存在すら居る様に…この男がそのクチかは分からないが)
        分かってる、分かってます。この中は泥の中に沈むように心地良うも身動きが取れへんのもまた事実
        やさかいもしもの時は君巫女になってくれたらなぁ思てます
        勿論そらほんまにもしもの時の話でもしかしたらこれから伊上の山の神がお隠れになるかも知れまへん
        はたまた封印されるかも?これからの事は流石の僕にも見えへんさかいね
        (そう口にする男はむしろ詐欺師とでも言うべきだろう、怪異達の暗い感情を利用しようとする悪辣さ)
        ただこないな提案があったと心に留めてそれ代価には出来ひんかいな?僕はただ伊上の山の祭事の全てが欲しいだけ、生きた情報を…どや?君はどう思う? -- 倉守 2020-05-11 (月) 04:17:49
      • 伊上のヤマガミ様が…?
        (山に棲む有名達だが、特別、山の神と親しいわけではない。神には神の領域があり
        怪異には怪異の領域がある。近しい部分はあっても、別物だ。
        この倉守先輩という、男について色々調べたり感じたことを合わせて考えるなら。
        どうやら、伊上の山の神は、ヒトに悪いものになりつつあるらしい。
        ならいっそ…そっちに味方した方が有名達には有利かもしれないが……。
        と、ちょっとそんなこと考えてたら、なんだか先輩からの圧が増したような気がして。
        蛇に絡みつかれるカエルの気分がして)

        巫女って…まさか、いざって時は私を人身御供にするつもりじゃ…
        冗談じゃないですよ、そういうのはヒトでやってください!怪異ですよ私は!
        でも…いい、ですよ…情報はお教えします、祭事について、きっと知ってる方がいます。
        それで、私達が脅かされないのであれば…いいでしょう。
        (差し出された手を恐る恐る握り返す) -- 有名 2020-05-11 (月) 04:35:05
      • (実際の所…男の言う事は本当でもあり嘘が少し混じっても居る、だからこそ酷く厄介なのだ)
        (男の言う様に伊上の山の神は人にとっては今では不都合な存在なのは事実)
        (鎮める術を失い恐るべき力を持ち嫉妬深いと来れば成程傍目には恐ろしく映るだろう)
        (だがそれだけだ、まだ初期症状のみで明確な悪化は見せて居らずただそれで済むかも知れない)
        (その上で神の在り方をはっきりとさせて万事回したいというのは神使としては恐るべき傲慢さだ)
        おおきにね、話の通じる子ぉで本当に助かります(胡散臭い笑みのまましっかりと握って)
        それに巫女の件に関しては万事話が良く進めばうちから用意出来るさかい安心してな
        も一つ加えて言うのなら…僕はこのトンネルには基本不干渉や、これはこれで一つの安定した形やからね
        (そう語れば男と少女の交渉は終わった、後々必要な情報が交わされる事だろう) -- 倉守 2020-05-11 (月) 04:53:42

      • (余談だが、倉守が帰った後。トンネルの暗がりにボッ!と青白い人魂が灯り。
        頭に二つ、尻尾に大きな人魂を一つ、メラメラと燃やす有名は、猛然と暗がりに向かってとびかかり。
        『あなた達ねー!私をねー!?盾にして隠れてねぇぇぇ!?』
        という絶叫に続いて、ケモノの鳴き声やら、地鳴りやら、どったんばったん大騒ぎが巻き起こり。
        たまたま通りがかった通行人に、伊上トンネルでまた出た。と、しばらく噂になったとかならんとか) -- 有名 2020-05-11 (月) 05:05:43

Edit

  • (放課後、秋の空の下、伊上トンネルへ向かう道路をてくてくと歩くアオイ、地図を片手にきょろよろしてると見知った後頭部を見た)
    ん、あれ?有名じゃん?ちっす有名ちっす(挨拶)こんなトコで何してんの?……あーそう言えば山住みだったっけ -- アオイ 2020-05-12 (火) 21:27:03
    • (後頭部を見られてる視線は事前に察していたので驚くことなく、振り返り)
      こんにちわー。ええ、私んちはこのあたりですが。

      (というか、トンネルに近づいてる人がいるなーと思って様子見に来たのだ。
      伊上トンネルは開通していない。この先は行き止まりだ、用事があるとすれば、トンネルにということ。
      心霊スポットとしても有名だから、まぁちょくちょく人が来ることは来るのだが…)

      アオイさんは肝試しかなんかですかー? -- 有名 2020-05-12 (火) 21:51:36
      • このへん?へー、でも、大分寂しいトコな気もするね、夜とか怖いっしょここ(家もぽつぽつとしかなく人の気配もあんまりないので)
        や、肝試しの時期はもうないっしょ?アタシはちょっとこの場所を探してて(と地図を見せる、伊上トンネルへ向かう道路のふもと、今は使われていない廃倉庫を指さし)
        今工事やってるはずなんで、音が聞こえるかなーって割とテキトーに歩いてきたんだけどさ(ちょい迷ったと呟く)有名近くなら教えてくれると嬉しい的なヤツだけど -- アオイ 2020-05-12 (火) 22:05:47
      • ああー資材なんかの運び込みは始まってるみたいですねぇ…。
        (地図を覗き込み。知っている。砂利の広場と、錆だらけで今にも崩壊しそうなサイロみたいなのがある倉庫だ)

        ええ、いいですけど…。肝試しではないとすると…もしや怪異狩り…。
        (トンネルとその先にある有名たちの棲み処の方じゃないから、まぁいいかなと思い)
        //おそくてごめんよー -- 有名 2020-05-12 (火) 22:27:11
      • 肝試しよりそっちがもっとないって、有名にはアタシが怪異狩りするように見える?見えないっしょ?(ふふん)
        やー、良い場所がなくってさ、自由に使えるある程度大きい建物ってオーダー出したらココ、だったってだけなんでうん
        (運び込み始まってると聞くとわくつきマックス)え、マジ?知ってるならどっち?いちおオーナーだし、顔出しくらいはしときたいんで
        あ、ただがダメなら今度何か奢るよ?//いいってことよー -- アオイ 2020-05-12 (火) 22:43:55
      • あ、おごりですか?わーい。オーナーさん?なんと、学生で不動産持ち…!
        ああーそれなら、売らないで取っておいてもらえるとうれしいのですがー。
        近道こっちですよー。
        (などと話しつつ、食べ物がもらえると聞いては、素直に案内するしかない。
        有名は人の金で物を食べるのがだいすきである) -- 有名 2020-05-12 (火) 22:53:55
      • //センキュー! -- 有名 2020-05-12 (火) 22:54:08
      • 正確にはロボ部の持ち物だけどね、けどアタシが創立者なんで、アタシの持ち物と言っても問題ない的なヤツ
        んーまあ、ずっと売ることはないと思うけどさ、ロボ部が存続する限りはーって、アタシ達の代がそつぎょしたらそっこー潰れそうなのが本音
        マジか、流石地元民は違うね(近道ごそごそテクつけば重機の音がする場所につく)あーここかー、さんきゅ有名助かったし(ハイタッチのポーズ)
        そんじゃアタシは挨拶に言ってくんね、有名はどーすん?ちょい待っててもらえばどっか奢りに行くけどさ -- アオイ 2020-05-12 (火) 23:02:42
      • 付いていきます!
        (有名の纏う雰囲気が普段と違う。いうなればこれは…餌をもらえる気配を察知したときの犬などのオーラだ!
        期待のまなざしでアオイをガン見している。足元になんか柴犬もよってきた)

        あ、お友達も寄ってきました。番犬やるから俺もおごってくれ?だそうです?
        (有名と完全に同じオーラを発してる犬が仲間に加わりたそうにアオイをみている) -- 有名 2020-05-12 (火) 23:11:53
      • ちょ……ヤバ……(期待に満ちる視線、これを受けたJKに抗うすべがあるだろうか、いやない!)
        (ちなみにアオイは動物が好きだった、これはもう十割コンボですね)あーもーしゃーないなー(柴犬わっしわしわし有名わっしわしわし)
        いいよいこいこ、好きなもの食べさせちゃる、今日はもう返さない的な勢いで行くかんね?(と、新しいお供を仲間にて市外へと戻るのでした) -- アオイ 2020-05-12 (火) 23:26:28
      • (犬と一緒にわっしゃわっしゃされた有名さんと、実は怪異な柴犬さんでした。ごちそうさまです!) -- 有名 2020-05-12 (火) 23:28:48

Edit

  • 久常くん・・・(少し躊躇いがちに声をかける・・・かけてから考えて)えと・・墨薫先輩から聞いたんだけど・・その、12月に伊上山の神様に何かするって・・・
    深白ちゃんが・・・そこにいるの・・? -- やどり 2020-05-12 (火) 21:04:52
    • やあ。 赤マントのときはありがとう。ばたばたしてて、なかなかお礼にも行けなくて、ごめんね。
      (肩をすくめて……話が広まっているな、と。当日まで神様に察知されなければいいのだが、と思う)
      うん……やっとわかったんだ。深白が巫女として囚われている。なら僕は、取り返しに行かなくちゃならない。
      倉守先輩がね、他にもいくつか手段はあるけど、最も確実に返してもらうには、やっつけることだって。 -- クロ 2020-05-12 (火) 21:15:42
      • う、うぅん・・・(ふるふる首を振る)
        巫女として・・・囚われて・・(表情が強張る) 「なるほど墨薫の母もその時にという訳だべか」
        やっつけるって・・か、神様を・・?(一体何を言っているのかという風)そ、そんな簡単に出来る事じゃ・・・ -- やどり 2020-05-12 (火) 21:24:45
      • 墨薫先輩のお母さんに関しては、僕は情報を持ってない。
        もしかしたらそうかもしれない、って、可能性というか、そうあれかし、っていう話だね。
        方法はもう教わってる。お隠れさせた後は、違う神様を置いて山を鎮める。これは、先輩にお任せだけど。
        ……どれだけ難しくても、僕はやるよ。(決意に満ちた目だ。説得は難しいだろうと思わせる)深白のために。 -- クロ 2020-05-12 (火) 21:28:45
      • そっか・・・伊上山と神社じゃ、離れてるものね・・・ 「違う神を・・・の・・(んーむ・・と難しそうに唸る)」
        ・・・そう・・(決意の固さに少し悩んで)・・・今の、伊上の神様って・・どういう方なんだっけ・・ 「宛がわれるっていう次の神候補も気になる所だべな」 -- やどり 2020-05-12 (火) 21:35:23
      • 記紀……古事記とか、日本書紀に名前のない、古い古い神様で、気難しくて、よく祟る。荒魂、っていうのかな。そんな感じ。
        古くは巫女が置かれて鎮められてきたんだけど、川向こうに新社殿が出来てからは放置されっぱなしで、かなり陰の気も溜まってるみたい。
        それで、おそらく自ら巫女を呼んだ……。けど、今の状況を見るに、上手くはいっていない。
        次の神様候補に関しては、詳しくは聞いてない。(と、ここで話を切って)
        ……それで。立場としては反対? -- クロ 2020-05-12 (火) 21:50:59
      • 良く祟る・・・古い荒魂・・・ 「そう言う事・・」
        ・・・・・・ごめん・・(反対か?という問いに謝辞で応える)それって・・私達の責任だよ・・・ちゃんとやってこなかったから、怒ってる・・
        (言いながらも後ろめたさを感じる・・・目を背けていたのは、クロや深白に対しての自分も同じだから)
        都合が悪いから処分して・・・もっと都合のいい神様を用意する・・・(その神の詳細も分からないまま・・・そして、また怒るまで放置するのだろうか)
        ・・・伊上山に行かないと・・・ -- やどり 2020-05-12 (火) 22:12:54
      • とらえ方が悪いね。都合が悪いから処分するんじゃない。荒魂だからでもない。
        『そうしないと深白が返ってこないから』だ。 妹と神とを天秤にかけて、僕は妹を選んだ。これはそういう話だよ。
        そして、違う神様を置くのは……万が一にも、お退きいただいた神様が戻ってきて、同じことを繰り返さないようにだ。
        (違う神が置かれた後はきちんとした神社として成立するので、放置されることにはならないのだが。やどりの内心が読めるわけもなく)
        山に行って、どうするの? 神様に告げ口でもする? それとも今更、深白を返してくださいって、お願いでもするつもり?
        ……変なことをされれば猶更、深白は帰ってこられなくなる。
        深白の命がかかってるんだ。(その眼光は鋭く)勝手なことは、よしてくれ。 -- クロ 2020-05-12 (火) 22:26:46
      • そう・・・ 「弥堵里・・・聞いた限りじゃ、やりすぎてるのは古い神の方だべ・・・頭冷やさせなきゃなんねぇ」
        「オラたちはまだ状況がちゃんと見えていない、宛がわれる神の事も、追い出された神がどうなるかも・・どうにかしてぇって焦る気持ちもあるだろうが、ここで揉めたらダメだ」
        「今言いたいのは他にもあんだろ」
        (辛そうに息を整える・・・やがて絞り出すように)
        ごめんね・・・今まで・・ずっと貴方たちを・・放っておいた・・・見ないようにしてた・・・その事を、まずはちゃんと謝らなきゃいけなかったのに・・・ -- やどり 2020-05-12 (火) 22:51:38
      • 3年。3年だ。
        僕が深白を失って、ずっとずっと深白を追い続けて、3年。
        それでようやく、ようやく見つけてやれたんだ。それを、今更君の我儘で引っ掻きまわして、台無しにする?
        妙な義務感も責任感も、それで暴走するのも、やめてくれ。(苦し気に、絞り出すように言って、呼吸と感情を整える)
        ……よしてくれ。上っ面の謝罪は、聞きたくない。
        僕が君に望むのは、出来る限り大人しくしていてほしい。これまでと同じように(・・・・・・・・・・)。……それだけだよ。 -- クロ 2020-05-12 (火) 23:00:34
      • ・・・!?・・や・・違・・・わ・・・わたし・・私は・・ただ・・・・・っ
        (クロの言葉が刺さる・・・その通りだ、何もかも、悪いのは自分で・・ちょっと強い力を手に入れたからって今更それをどうにかできるなどと・・・ひどい思い上がり・・半端な事をして、また傷つけた)
        ・・・っ・・(そしてまた背を向けた、また逃げた・・・)──っ!(逃げながら、泣き叫ぶ事しかできなかった) -- やどり 2020-05-12 (火) 23:33:28
      • ……少し、言い過ぎたかな。帰ってきたら、深白に怒られそうだ。
        (でも、このくらい言わないと……大人しくしていてもらえない。計画を台無しにされれば、それこそ深白は取り戻せないのだ)
        (泣きながら去っていく姿に罪悪感を覚えながら、小さくため息を吐いた) -- クロ 2020-05-12 (火) 23:36:35

Edit

  • 学校の敷地内 -- 2020-05-18 (月) 00:05:18
    • そろそろ、頃合いですね。あ、私有名じゃありませんよ。眼鏡かけてないでしょう。
      正体を探っても無駄ですよ、そういうモノですから。さて… -- 知らないキョンシーガール 2020-05-18 (月) 00:07:16
    • すぅ……火事だーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
      はい、今振り向いた皆様方!ごめんね、ウソだヨ!
      振りむいたついでにご注目!

      これよりご覧に入れますのは、奇妙奇怪、奇々怪々!
      悍ましき化け物共の、怖気をふるう見世物にございますれば
      勇気を奮いて、ご照覧! -- 知らないキョンシーガール 2020-05-18 (月) 00:10:20
    • exp035583.jpg -- 2020-05-18 (月) 00:10:48
    • (キョンシーガールは、三つ巴の青白い火の玉に変化。
      回る火の玉が大きくトンネル状に口を開け、中は底知れぬ真っ暗闇が広がる。
      やがて闇の中より、ドラムロールが響き軽快なブラスバンドが流れ始めるが
      音楽は鳴り響けど、姿は見えず) -- 2020-05-18 (月) 00:12:02
    • はぁい、足元にご注意ください。
      先鋒はネズミ達の管楽隊にございます。
      大山鳴動してネズミがぞろぞろ…猫と杓子が続きましてー。
      アフリカ水牛、人食い虎、首切り兎には近寄りなさいませぬよう。
      辰、アナコンダ、暴れ馬にバフォメット。魂を刈られぬようにご注意くださいナ。
      西ローランドゴリラ、コカトリス、ここで一息、アナコンダ2。
      犬、巨大イノシシ…ネーズーミ―! 2020-05-18 (月) 00:12:56

    • (イノシシよりも巨大なネズミが2匹、巨大な山車を曳いて現れる。
      山車の上には、平安貴族や花魁・太夫姿の身目麗しき美女達に
      衣冠束帯に裃姿の堂々たる美丈夫と着流し姿のいなせな優男達。
      ひな壇のごとくの絢爛たる煌びやかさ) -- 2020-05-18 (月) 00:14:02

    • (山車の屋根から、校舎3階の生徒たちに手を振り振り)

      これは絵巻か草紙のモノか。ずらりと居並ぶ美男美女!
      はい、そこのお嬢さん方、男子諸氏、見惚れるのはご用心。
      揃いもそろって狐狸物の怪の類にございますぅ。
      (果たして美男美女たちは、狐や狸、獺の面へとなって大口を開けて呵々大笑)

      でも、サーバルちゃんは変わらずかわいいですね!
      (正体がサーバルなキャットだったアニマルガールと握手。ひらりと山車から飛び降りた) -- 2020-05-18 (月) 00:17:34

    • 可愛い、綺麗と来たらお次はカッコいい。
      いつの世もエンタメの花形は、剣戟刃華(はな)散らし、手に汗握る剣林弾雨!
      (火の玉トンネルより飛び出して、派手に切り結びあう赤と黒の甲冑武者達。
      その横をマシンガンを構えて、撃ちつ走りつ、兵隊たちが駆けていく。
      ガタガタッと地響きをさせ、砲身が突き出して、重戦車の砲声一発。武者も兵隊も
      花火のようにパッと散り。
      戦車隊に続いて、地面に波飛沫を蹴立てながら、大戦艦のエントリーだ!) 2020-05-18 (月) 00:21:10

    • なお、この後、彼女に告白のご予定や、郷里にてイカした車をかっ飛ばす等々
      死亡フラグの責任は取りかねます。それではそれでは、皆様!お耳に注意!
      (キョンシーガールが耳を塞いで、大げさにしゃがみこむと。
      轟音!主砲斉射!花火が秋晴れの空に派手に開き、辺りを紅白の煙幕が包み込む!)
      (煙の中から現れ出でたのは、先の山車よりもさらに巨大な怪獣だ!) -- 2020-05-18 (月) 00:22:13

    • 足元にご注意くださーい。
      いよいよ、パレードも大詰めにて、巨大な大物達の行進にございます。
      (先頭を行く大怪獣の頭上から、沿道の生徒たちへ手を振る。
      後に続いてぞろぞろと、校舎から頭が飛び出る怪獣、奇獣、大巨人が
      のっしのっしと練り歩く)

      (やがて、トンネルの向こうからもくもくと雲が湧き出し、ごろごろと雷鳴が唸る。
      雲を掴んで、現れたのは巨大な龍!
      長い胴体が後から後から際限なく長く伸び、先行する行列よりも長く伸びていく。

      行列は賑やかに華々しく、校内の道を練り歩き、やがて正門へとたどり着く。
      門の前に、出てきたのと同じ、火の玉のトンネルが口を開いて、中へと消えていく) -- 2020-05-18 (月) 00:24:11

    • 楽しいひと時はあっという間でして、パレードもこれにてお別れと相成りました。 お楽しみいただけましたら幸いにてございます。
      (トンネルに入っていく龍の背の上を、逆方向に、お辞儀をしながら歩いていく。 やがて、尻尾から飛び降りるとトンネル前で拱手にて一礼) -- 2020-05-18 (月) 00:26:09
    • exp035588.jpg -- 2020-05-18 (月) 00:27:03

    • 百鬼夜行に出くわしてしまわれた皆々様方、どうぞお体には気をつけて!
      それでは、ご縁があれば、またお会いいたしましょう!わっはっはっはっはっは!
      (トンネルの中から龍の頭が飛び出して、笑う少女を一飲みに。
      ぷぅっと倍以上に膨れ上がると、パッ!とはじけて後には紙吹雪だけが舞い散った) -- 2020-05-18 (月) 00:27:50
  • 沿道 -- 2020-05-18 (月) 00:05:30
    • こんな枝があったなんて知らなかったわ!
      伊上高校は今学園祭をしています よかったらどうぞ楽しんでいってください(スカートをひらひらさせながら通行人にチラシを配る) -- 2020-05-18 (月) 00:07:56
    • モブ生徒たちが時折足を止めたりして、道のどまんなかに立つ派手なコスプレ女をみたりしてる -- 2020-05-18 (月) 00:08:33
    • サーカス団か何か呼んで来たん? -- 2020-05-18 (月) 00:16:12
    • そういう出し物の申請はなかったはずだわ -- 2020-05-18 (月) 00:17:22
    • ええっなにせ飛び入りですから。あなたもカワイイきょんしーさんですねぇ。あははっ -- 知らないキョンシーガール 2020-05-18 (月) 00:19:42
    • お化け屋敷の宣伝よ 遊びに来てね えっと、ゆ……(誰だったかな?知っている相手のような気もするし、生徒であれば知っているはずだ)
      飛び入りはいいけれど、危険なことはNGよ -- 2020-05-18 (月) 00:22:38
    • 申請をしてない? オイオイオイオイ、それってもし通報されたら警察来ますよね? 学園祭中止にならんですか? -- 夜魔霧子(コスプレ) 2020-05-18 (月) 00:22:42
    • (怪獣が出てきてしょんぼりする)
      はたから見ると、ドラゴンってあんななんだ…… -- 2020-05-18 (月) 00:24:46
    • ……ふぅーむ……(若干厳しい顔をしてその動物たちと、異形のパレードを見守っている) -- 総痍(黒服サングラス) 2020-05-18 (月) 00:27:16
    • あらかわいい。 -- つくみ(メイド) 2020-05-18 (月) 00:29:04
    • ま、まあ生徒会長が遭難しても修学旅行中止しなかった学校だしな…(慣れ) -- 墨薫 2020-05-18 (月) 00:29:25
    • 伊上にはよくあることだよ。……と、言い切るには、ちょっと派手だったね。(ふむ、という顔をして) -- クロ(猫) 2020-05-18 (月) 00:30:27
    • おおー……派手な見世物だったわねー -- 水鈴 2020-05-18 (月) 00:31:19
    • ……謎のパレード、それを先導する謎の美少女………その正体は謎で目的も謎というわけね。(こくこく) -- アリス 2020-05-18 (月) 00:31:27
    • あ、撤収が素早い。これならダイジョブですかねー(百鬼夜行自体は楽しんでいたので、撮影していた映像を見返してご満悦)
      なんでカワイイ娘と楽しい出し物見てしかめっ面してやがりますかねオメーは(総痍の顔をつつく) -- 夜魔霧子(コスプレ) 2020-05-18 (月) 00:32:00
    • (あっけに取られていた見物人達も紙吹雪がすべて落ちるころには正気に戻りはじめて。
      『なんだったんだ…なんか妙に腹がへったな』『俺も…屋台でものぞいていくか』
      『大丈夫?』『ちょっと立ち眩み…』
      等の声があるものの、派手に通り過ぎた割に、さしたる影響もないようだ) -- 2020-05-18 (月) 00:32:21
    • あ、アレはちゃんと次の日には救助されたから問題にならなかったはずだし!(ニュースにはされた) -- 2020-05-18 (月) 00:33:42
    • …や、顔はアレなんだが…頭の上のアレになんか覚えがあってな(と、夜魔に突かれれば苦笑してその指を払う) -- 総痍(黒服サングラス) 2020-05-18 (月) 00:35:58
    • それはアレですか? キミ前にどっかで会ったことないって全盛期に滅んだナンパテンプレートの前振りですか? -- 夜魔霧子(コスプレ) 2020-05-18 (月) 00:37:45
    • っせえわ!もしそうなら追っかけてあのおさげひっつかむわ!(なんだっけなー、と頭を捻りつつ夜魔へ歯を剥き威嚇してた) -- 総痍(黒服サングラス) 2020-05-18 (月) 00:39:40

Edit

  • (校舎の横でパレードを見守っていた)あれは・・・あの子って・・・それにあの龍・・・まさか・・・
    「・・・(もう隠す気はねぇみたいだな・・いや、まだわからんか)」
    りゅーちゃん!
    「落ち着け弥堵里、まだそうと決まったわけじゃねぇ、祭りが終わったらアイツの後をつけるんだ」
    ・・・うんっ
    -- やどり 2020-05-18 (月) 19:34:23
    • (パレードの後も有名は最後まで学園祭に居た。
      というか、それとなく調べて見ると、パレード中はメイド喫茶でA組のツァディソフィートと
      一緒に居たのもわかったのだが。それがかえって怪しい。

      怪しい…と思ってよくよく気を付けて観察すると、有名はあからさまに変だった。
      まず歩き方が変なのだ。今までなんで気づかなかったんだろうというぐらい。
      人の間を歩くとき、見えない何かをひょいっと避けるようにして。妙な動きをしている。
      そして、ジィッと注視しているのに、姿が見えなくなり、別の場所に瞬間移動
      したように現れるのだ)

      では、私はこれで。また明日、やどり。
      (家の、最寄のバス停で、有名は手を振って背を向けた。
      その背中が、夕闇の中普通に遠ざかっていく。行く先は伊上の山の中だ。
      入り口に街灯が一つあるばかり。その先は、森の闇の中である)

      -- 有名 2020-05-18 (月) 19:58:32
      • ・・・・・・ねぇあれ・・あの動きって・・・ 「んだな」

        う、うんっ‥またね?有名ちゃん?(ばいばいっと手を振って別れると)
        ・・・・(すさささっと隠れ、後をつけていく)
        有名ちゃん家・・・山の方とは聞いてたけど・・・
        (彼女について、一つ奇妙な疑問があった・・・自分は生まれてからずっとこの南区に住んでいた・・・これほど近くにいたのなら、小学校で一緒だったのではないだろうか?)
        ・・・・・覚えがない・・
        「いっちまうべよ」 ・・・あ・・あんな森の中に、家なんてあったっけ・・?(足元に注意しながらこそこそとつけて)
        -- やどり 2020-05-18 (月) 20:09:20
      • (案の定、有名は森に入って少しも行かないところで姿を消した。
        分かれ道などない、舗装もされていない山道である。今は冬で下生えもスカスカだ) -- 有名 2020-05-18 (月) 20:27:10
      • ・・・!?・・(駆け寄り、見渡す)わたっ・・とと・・・・きえた・・
        「・・・いや・・あっちだ」
        え?りゅーちゃんわかるの・・・?
        「まーな、足元気をつけろ」
        (龍腹の気配を追うりゅーちゃんの指示に従い、山をかけて)
        -- やどり 2020-05-18 (月) 20:30:28
      • (やがて、進むほどに山の気配があからさまに怪しく成り行く。
        山とは言え、人里にある小さな山だ。なのに、異常なまでに闇が深い。振り返っても、街の明かりが一つも見えない。
        暗闇の中で光る眼が、サイコロの4の目みたいに並んで瞬きしている。頭上で、聞いたことも無い鳥とも獣ともつかない、甲高い鳴き声がする。
        周囲の木は歪にねじくれ、1本たりとて、まともな木が生えていない。冬だというのに、下生えが生い茂り、ぼやぁと青白く光るもので
        辺りは怪談めいた下からの照明に、不気味にシルエットが浮かんでいるのだ。
        おまけに半透明の、奇妙な羽虫とも軟体動物ともつかないものが、あたりを漂う。

        帰り道が本気で心配になりかけた時だ。
        前方から、何やら賑やかな話声と祭り囃子が聞こえてくる。

        『上手くいったな』
        『ああ、上出来じゃ上出来じゃ』
        『みたか、やつらの驚いた顔を』
        『ハハハ、愉快じゃのう』

        何やらたくさんの人数が、盛り上がっているような気配がある。そして…

        『みなさんご苦労様ですっ前哨戦は大成功!ついに私達は白日の下に
        動き回れるまでになりました』

        聞き覚えのある声だ。

        『まずは、先の戦いに散って行った輩へ、献杯しましょう』
        献杯、献杯と声が唱和して

        『そしてー!我らのこれからを祝しましてーカンパーイ!』
        \乾杯/\カンパーイ!/
        賑やかな笑い声、そして再びお囃子が響きだす) -- 有名 2020-05-18 (月) 20:55:56
      • ・・・ねぇ・・りゅーちゃん・・此処って
        「シッ・・・近いべ」
        ・・・っ(声が、祭囃子が聞こえてくる・・・)
        ・・・あれ・・あの音頭取ってるのって・・(ひそひそ)
        「思えば、夏祭りの後にあった百鬼夜行の時にもいたべな(ひそひそ)」
        ・・・そんな・・・あんなに、怖がってたのに・・・(もっと近づいてよく見てみようとする)
        -- やどり 2020-05-18 (月) 21:17:13
      • (『非名此よ、ひとつあれをやってくれ』
        『そうだそうだ、あの姿になってくれや』
        『あははっいいですよー!ではでは、皆様ご注目、純朴な田舎娘が
        艶やかに早変わり!

        そっと覗いてみれば、烏帽子を被った蛙面の小男だの、翁面をつけた黒いもやもやだの、
        一見派手な着物の遊女だが、袖から覗く手が骸骨女だの…。あと犬。ちゃんと専用のお膳が
        前に用意されてるただの柴犬とかいる。

        ざっと10や20を軽く超す、奇怪な姿のモノ共の輪の中へ、有名が進み出ると
        その場でクルンッと宙がえりをうって、姿を変えた。
        パレードを先導していたキョンシーコスプレ少女だ!
        さらには、頭に二つ耳のような人魂がある。
        やんや、やんやと喝さいを浴びるその正体は、もはや確定的にあきらかだ)

        (『いやはや大したものだ』
        『この企みの成就した暁には、また安泰に暮らせる、大した奴だ』
        『ええっその通り、今はせいぜい、人間達を楽しませましょう。
        しかる後に…』
        スッと有名が、袖で顔を隠して、両手を広げた瞬間、そこには恐ろしい形相の燃え盛る人魂が。
        『うんと脅して、心胆寒からしめてやるのですっわっはっはっは!』
        すぐに、美少女面に戻って大爆笑。

        『今の人世は、金と噂が神か仏か』
        くるくると有名が踊れば、横にいた怪異が合わせる
        『然り!』
        『故に、どちらも抑えてしまえば、我らが神様仏様、怪異様!』
        『はっはっは!』

        『人を殺せば、相手も覚悟を決めて襲いかかってきまして手負いの獣よりも恐ろしい…。
        がっ!ただただ、意味も分からず脅すだけなら、かえって意気地もくじけるという物』
        『噂が噂を呼んで、悪評となって後を絶つまい』
        『さすれば、好んでこの地へ住まうものもおるまい』
        『人がないのでは、商いもできまい』
        『山を穿ち、森を切る意味もなくなる』
        『そのことに気づくとは、いやはや、非名此は大したやつだ』
        『我ら一の知恵者じゃ』
        『照れますなーわっはっはっはっは!』

        有名ちゃん超楽しそうである) -- 有名 2020-05-18 (月) 21:53:24
      • ・・・ひな・・こ?・・・(ゆうなじゃないの?と戸惑う)
        (怪異の宴会の輪の中、彼らの中心人物となって踊り、くるりと姿を変える・・・)・・・っ(間違いない、あの時のパレードを先導していた少女だ)
        有名ちゃんは・・・怪異・・・(ごくりと唾をのむ)
        (企み?と眉根をひそめる・・・怪異の安泰に繋がる企み・・?)
        (彼らの言葉に耳を傾ける、何度も何度も反芻して)
        ・・・・・・・・・そう・・か・・・(彼らは、自分たちの土地を守ろうとしてるんだ・・人と怪異は・・・相容れないから・・彼らは彼らなりに考えてこうして頑張っているのだ)
        「・・・畏敬と畏怖こそが怪異を怪異たらしめる、人の傲慢を戒める・・満足したか?」
        うん・・・ねぇりゅーちゃん・・・この人たちの、力になってあげる事・・出来ないかな・・・
        「弥堵里よ・・お前は人間だ、怪異じゃない・・・あまり肩入れはするな」
        ・・・・・でも・・
        -- やどり 2020-05-18 (月) 22:25:41
      • (突然、まくまくと御馳走を食べていた柴犬が立ち上がり、ヒャンッ!と鳴いた。
        やどりの耳にも、その鳴き声が、言葉のようにも聞こえたかもしれない。
        すると、怪異達が一斉に振り返り)

        『何?誰かおるだと?そういえばヒトの匂い…』
        『馬鹿な、ここは森の結界の内、怪異とてやすやすとは入り込めぬ』
        『誰かいるのですか?』

        (近づいた気配もなく、まじかで有名の声がして…)
        …うわぁぁああああ!?やどりだぁぁぁぁ!あとりゅーちゃんさん!!!???

        『何、沼のヌシ!?』
        『巫女もだと!?』
        『借りパクがバレた!』
        『食われてしまう!』
        (皆一斉に逃げ出そうとして)

        まってぇええええええ!……腰がっ…!
        (抜けました。北川有名、改め怪異の非名此、びっくりさせられるのには、気絶するぐらい弱い。



        が、ありまして。結局やどりの分も席が設けられて、宴会にまぜられることに。
        雰囲気が気まずいなんてもんじゃない、宴会が一転お通夜ムードだ。
        どうぞ、と横に侍った巫女さんが、やどりの湯飲みにジュース色の液体を注ぐ。
        やどりが現れてから、みんな人っぽい姿になっているから、この人も怪異なのは違いない)
        -- 有名 2020-05-18 (月) 22:39:38
      • (そろーりそろーりとその場を抜け出そうとしてた所で)・・・・・・・・あは?(振り返って笑顔)

        ・・・・・・・え、えっと・・ありがとうございます・・(なんだか申し訳なさげな感じでジュースっぽいを受け取る・・ちびり)
        「・・・・・で?どうするね?(ふんすっと腕組してる)」
        -- やどり 2020-05-18 (月) 23:00:28
      • (やどりが口に入れたジュースっぽいの、ジュースにしてはやけに渋く…酒だこれ)

        ひぃっ!ごめんなさい!食べないでください!
        (へへーっと有名の姿に戻った有名がりゅーちゃんさんに平伏している。
        やどりが探していたりゅーちゃんの体、最後の1個は、なんと有名が盗み出して
        ずっと持っていたのだ。

        他の怪異達も沈痛な面持ちで見守っている。
        有名達のような怪異にとって、正直、神様や仏様は、敵ではないが、むちゃくちゃコワイ)
        -- 有名 2020-05-18 (月) 23:13:21
      • うべっ(目がバッテンになる・・・お屠蘇とかで飲んだ事あるやつ!)

        有名ちゃんが持ってたんだ・・・
        「こーしてオラの前に出てきたって事は、返す気になったって考えていいべな?(龍らしき傲慢さを発揮するりゅーちゃんに)」
        ま、まぁまぁりゅーちゃん・・・あんまり脅したら可哀そうだよ・・・
        有名ちゃん達だって、りゅーちゃんの力が必要だったからこうして手にした訳で・・・それをいきなり取っちゃったら・・さっきの話、きっと上手くいかなくなっちゃう・・
        「んー・・・(むすっとした顔)」
        ほら、お米とか・・鼠!りゅーちゃんネズミ貰ってご機嫌だったじゃん?・・あれも有名ちゃん達なんでしょ?(ね?って)
        「(ふんっと鼻息荒く)オラの巫女がここまで言うんじゃぁ仕方ねぇ・・・今回は見逃してやるだ」
        「(びしっと締めるように)ただしっ事が済んだら速やかに返しに来い・・・さもなくば・・・(にらむ)」
        -- やどり 2020-05-18 (月) 23:32:36
      • ・・そう言えば・・・伊上山には、ちゃんと神様もいるよね?・・・そっちには、お願いしなかったの?(まさに退治されようとしている神だが・・・怪異からすれば味方ではないのか) -- やどり 2020-05-18 (月) 23:35:01
      • ハハーッ!伊上の山より、トンネル工事と伊上アウトレット建設事業者を追い払いましたらすぐにでもー!
        (聞いてもないのに、どんどん計画の詳細をゲロる有名、さっき知恵者だとか言われてたのが形無しである。
        所詮は、頭ぽんぽこ有名ちゃんなのだ。
        龍神様もどうぞご一献…と遊女姿やエンシャント巫女姿の怪異美女たちが左右に侍る)

        え、ああー…ヤマノカミ様のことですかー…。
        (しょぼしょぼとしながら、顔をあげる有名)

        『あのお方は恐ろしい…』
        『おお、思い出すだけで震えが止まらぬでおじゃる』
        『ヒャン!』
        (居並ぶ怪異達もざわめく。
        唯一怪異の姿から変化しなかった、ネジくれた古木の瘤の一つ一つが皺んだ老人の顔をした怪異が、
        たくさんある顔の一つ一つで唸った。)

        『左様』『あまりにも古々しく』『強大にすぎる…』『彼のお方に、人も怪異も区別はナシ…』
        (ざわ…ざわ…と古木の葉が揺れる)

        近づきすぎれば、問答無用で喰われてしまうのですよ。
        私達は、もう何百年も、ヤマノカミ様とは関わっていません。
        正直…久常君や倉守先輩たちが、新しく神様を置いてくださると聞いて、ほっとしてるぐらいで…。
        やどりも、話は知ってますよね?ああ、ごめんなさい、これもこっそり調べてたので…。
        (ヒトの世も、利害や事情があるように、やはり怪異達であっても、みな仲良くというわけではないようで。
        関係が良好でないのは、正式名称の大杭神と呼ぶのを畏れて、ヤマノカミと呼んでいることからも明らかだ) -- 有名 2020-05-18 (月) 23:54:50
      • トンネル計画・・・(そういえばと思い至る、自分が産まれるよりもずっと前の事・・・確かあの工事では、死者も・・・)
        ・・・ひょっとして・・昔のあれも・・有名ちゃんたちが・・?(少し恐れるように周りの怪異たちを見て)
        「(お酒と美女に囲まれて持て成されるとだんだん機嫌が直ってくる)んまい!・・そういうのは大抵、怪異側もデカい被害を被ってるもんだべ、お互い様だ(うんうん)」

        そんな・・(山の神の怪異から見た姿を教えられて戸惑う)
        「言っとくが、龍も似たようなもんだべよ・・自然の化身、人も怪異も等しくどうでもよく、故に平等な、畏れられてなんぼのただ君臨する孤高な王だ」
        ・・・・・・・説得力ないよりゅーちゃん・・
        「でもま、奴が撒いているのは畏れではなく恐れみたいだべな・・・何より時代にあってないべ」
        違いが判らないよ・・・でもそっか・・・有名ちゃん達も、そういうスタンスなんだね・・・本当に、ただ怖いだけの神様なんだ・・・(自分の言動を悔いるようにしゅんっとして)
        -- やどり 2020-05-19 (火) 05:35:19
      • んーと……
        (有名が、困ったように仲間たちを振り返ると、翁の面を付けた、地肌が墨
        を塗ったように真っ黒な老人が、盃を持ち上げながら、頷いて)

        正直にお話させていただきます。
        りゅーちゃんさんの言う通りです。40年ほど前でしょうか、
        伊上の山にトンネルが通されようとしたとき、私達は、人を襲って追い払いました。
        そして、たくさんの仲間が、怪異狩りに殺されました。
        今生き残っているのは、半数にも満たない数です。だから、もう表立って争う力もありません。

        ヤマノカミ様は…。伊上の山に、私達の遥か以前よりおわすことは知っていました。
        けれど、私達は時代遅れな怪異で、ここより他に行き場のない者たちのあつまりです。
        ヒトのすることに、真っ向から抗うなんてできません。
        ただ、これ以上追い詰められたくないだけなんです…。
        (そう話す有名は、普段学校で見るより、ずっと大人な雰囲気で。大人故に
        何か、取り繕って生きることになれているような、擦れた距離感もあって)

        (そっか…と、やどりが、寂し気に呟く。
        説得が通じたとみて、ほっとしたような雰囲気もある。りゅーちゃんも機嫌が悪く無いし。
        話はここでしまいにしてもよかったのだ。しかし…)

        でも…。
        (それでもと、有名は思わず声をあげていた)

        やどりが、そんな顔をするのなら、私達がなんとかします!
        (何を言い出すのこの子みたいな顔で、仲間にめっちゃ見られた。言っちまったら止まらない。勢いまかせだ)

        だってよくよく考えてみたら、何百年も同じ山で暮らして来たんだから、ヤマノカミ様だって山の仲間でしょう!
        じゃあ、助け合わないとですよね!
        やどり…沼のヌシの巫女だって、めっちゃ助けてあげて欲しいなぁってしてますよね!
        私達は、借りがあります!
        (やどりの目の前に、頭に耳のような人魂を二つ、尻に尻尾のような大きな人魂を灯した有名が、膝をつく)

        私は、怪異です。それも、嘘つきが性分な。
        それでも、友達で居られますか?
        (じっと見つめてそう言った) -- 有名 2020-05-19 (火) 06:17:36
      • ・・・え?(驚いたような声を漏らす・・)や・・・で、でも・・・有名ちゃんたちが助けてくれるのは嬉しいけど・・・
        (何とかするってどうやって?今山の神は多くの怪異狩りの攻撃対象となっている、下手にかばえば狙われるのは・・・)
        有名ちゃんたちが危ないよ・・・っ(そんなのダメと首を振るも)

        ・・・っ(膝をつき、真摯に見つめられれば気圧される)・・・本当に・・誰も傷つかなくて済む道が・・・あるのなら・・・
        深白ちゃんには、帰ってきて欲しい・・・でも、いくらひどい神様でも、殺しちゃうのはやりすぎだもの・・・そのどちらも・・・叶える道が・・あるのなら・・・
        (ぐっと決意を固めるように)うん・・・信じるよ・・有名ちゃんを
        「(都合の良い道筋を示されるがままに乗る弥堵里とそれを提示する有名を冷静に見ている)・・・で?具体的に何をする気なんだべ?」
        -- やどり 2020-05-19 (火) 18:32:05
      • ありがとうございます…。私は嘘つきだけど、友達は裏切りません。それだけは絶対にです。
        (微笑み、有名は頷いた)

        …とは言うものの、急な話で何も思いついては居ません!私は大体動き出してから考えるタイプー!
        でも、みなさんも異存はないですよね!?
        (じゃないと食べられちゃいますよ…!という無言の目配せ!頷くしかない怪異達!)
        『まぁ、非名此の言うのももっともではある』
        『ヒャン!』
        『龍神様への借りとあらば、仕方あるまいのぅ』
        『拙者は異存ござらぬ…』
        『たしかに、見殺しよりはお救いする方が気持ち良ござんす』
        『吾が巫女なんもなんかの縁にございます』
        『儂がまだぁ若ぇ頃をおもいだすわい…』
        『ヒャン!』
        『犬殿、おかわりの話はあとにおじゃれ』
        (『みんな、基本お人よしで助かります…!ありがとうね!』長年暮らしてノリがすっかり同じな
        仲間たちに内心感謝する有名ちゃん) -- 有名 2020-05-19 (火) 21:32:21
      • ・・・うん・・わかった・・信じるよ?有名ちゃん・・えっと・・・非名此ちゃん・・の方が良いのかな?
        「(やいのやいのしてる怪異達を見て)・・・(特に何も言わずにお酒を飲む)」
        ・・・(りゅーちゃんなにも言わないし・・大丈夫かな?ってなる)
        もし・・上手く行かなかったとしても、私は、大丈夫だから・・・皆が怪我しちゃったりしないように、注意してね?(それだけしっかりと告げる)
        -- やどり 2020-05-19 (火) 21:46:54
      • 有名でいいですよ。いえ、有名の方が、やどりに呼ばれるならしっくりきます。
        (此ハ名ニ非ズ。非名此というのも偽名なのだ)

        私達は大丈夫です、生き延びることに今日まで全振りしてきましたからね。しぶといですよ?
        いままで、やどりをだましていたぶん
        (そして、やどりの手を両手で握り)

        やどりに信じてもらえるよう、私、がんばりますから! -- 有名 2020-05-19 (火) 21:58:21
      • そっか・・じゃぁ改めて・・よろしくね?有名ちゃん?

        ふふ・・頼もしい・・わかった・・・私は私で頑張るから・・(といっても久常くんにも断られて、特にする事もないのだが)
        (「がんばって!」と応援すると)それじゃ!(と森を後にする)
        -- やどり 2020-05-19 (火) 22:07:43

Edit

  • 私が前にヒトの街に降りたのって、ほら、前の大きな戦…大東亜戦争でしたっけ?あれが終わった直後で。
    14〜5年くらい東京で暮らして、また伊上に帰って来たんですよ。
    (有名がそんな話をしたら、やどりに、有名…さん。とか呼ばれそうになり、やめてぇ!同級生ですよ!JKなんですよ!ってした箇所は割愛しつつ。
    放課後、再び怪異の森でのことである。
    先日以来、やどりは森へ自由に出入りできるようになっていた。森へ近づくと、大概は犬が。あるいは誰かが迎えに出てくれるのだ。今日は有名だった)

    (怪異達が宴会をしていたのが、老人顔の人面瘤だらけの、古木の怪異『古木翁』の生える広場で、
    その奥へいくと、築明治維新の頃と言われれば納得してしまいそうな、奇妙で古い木造アパートがあった。
    有名達の家だという)

    だから、久常君ややどりの子供の頃の話や、妹さんが隠された時の話はあまりしらないのです。
    よければ、詳しくお聞きしてもよろしいですか? -- 有名 2020-05-20 (水) 05:03:07
    • おぉ・・・雰囲気ある・・(こんな所にーとなりつつ上げさせてもらって)
      うん・・・と言っても・・他愛のない物だよ?普通の幼馴染だもの
      (小学校のころまではよく遊んでたという程度)
      中学は別々だったから・・なんとなく疎遠になっちゃってね?・・・シロちゃ・・・深白ちゃんがいなくなった時も、私は近くにいなかったから、詳しい事は知らないの
      ただ近所のおばちゃんから噂で聞いて・・・クロちゃんも、その時期からなんていうか・・近寄りがたい感じになっちゃって・・・・
      ・・・私は・・そんなクロちゃんが怖くて・・・シロちゃんの事も、受け入れるのが怖くて・・・見ないふりをして避けてた・・・(しゅんっと肩を落とす)
      -- やどり 2020-05-20 (水) 20:25:11
      • ふーむ、たしか3年前でしたか、神隠しにあったというのは。
        (日焼けした畳の6畳間で、やどりにお茶をお出ししつつ話を聞く)

        大事に思えばこそ、軽々しく関われないということもありますからー
        そう気落ちしないでくださいな。子供ではどうしようもないということもありますし…。 -- 有名 2020-05-20 (水) 23:25:46
      • うん・・・(しゅんっとしつつお茶を頂いて)
        色々あって、今は山の神様にお仕えさせられてるみたい・・・(何とかしないとと呟いて)
        -- やどり 2020-05-20 (水) 23:30:26
      • ふむふむ……
        (思案顔でなにやら頷く)

        何とか…というのは、やはりクロ君の妹さんと、そしてヤマノカミ様その両方ってことですよね?
        ええ、念押しになりますが…。こないだはわりと勢いでこう…ばぁーっといってしまいましたが…。
        妹さんの件、これはわかります。攫われた幼馴染を助けたい。私達は怪異だけど、その気持ちはわかります。
        では、ヤマノカミ様の件ですがー…そうですね、こっちも、いまさら『なぜ?』と聞くのは回りくどいので
        止めましょう。だから、『どのぐらい』覚悟を持ってやりたいのでしょうか。
        (かわいそうな野良の犬猫を助けるのだって、単に餌をやる程度から、一生に関わるレベルで面倒を見るまで
        やり方によって、それはまったく違うことになる)

        …借りの大きさを考えれば、私達は、無論死ぬほどってレベルで頑張ることになりますがー。
        やどりはどうですか? -- 有名 2020-05-20 (水) 23:51:07
      • (どのくらいと聞かれるとしばし黙して考える)
        ・・私は、アマエビ様を見た・・・人々に予言を授けて祠を作ってもらったけど、忘れ去られてぼろぼろになった祠を・・・
        部のみんなで祠を直して予言を授かったけど・・・部で行ったのはその時だけ・・・多分何もしなかったら、また忘れ去られる・・・
        怪異は私達人間の思いが生み出した・・・それなのに不都合なら殺したり・・・都合のいい時だけ崇めたり・・そんなのおかしい・・・
        山の神様は、確かにひどい事をしてるし・・・許されないのかもしれないけれど・・長く私達が放置してきたから、悪い気が溜まっちゃったんだもの・・・その事に向き合わないままなのは・・やっぱり間違っていると思う
        (ただその事に対してどこまでの覚悟があるかというと)
        ・・・シロちゃんの代わりに、なってあげる事は・・出来ない・・・有名ちゃんたちが死んじゃうのも・・耐えられない(何を捧げる事も出来ないというのが実情だった)
        -- やどり 2020-05-21 (木) 21:21:30
      • ああー、少し聞き方が意地悪でしたかね。
        (ごめんごめんって風に、へにゃぁとした狸か柴犬みたいな笑みになる有名。
        この狸面の前では、深刻ではいられまい)

        たしかに、この件に関してクロ君たちは命がけですけど…それでもやどりは手を貸すことを辞めたのでしょう。
        でもそれは、怖気づいたわけじゃなくて、ヤマノカミ様の事や、山に住まう私達のことを、友達と同じぐらい
        大事な存在だと思ったからこそですよね。
        じゃあ、それで十分ですよ。
        (そういってまたへにゃっと笑った) -- 有名 2020-05-21 (木) 22:29:59
      • ・・・(へにゃってした笑顔にはなんだか癒される・・撫でたくなる)

        ・・・うん・・(そう言う事だと頷けば)・・・いいの?・・・こんな私の我儘に、付き合ってもらっちゃって・・・
        ・・ありがとう、有名ちゃん(そう言うとこちらも柔らかく微笑んだ)
        -- やどり 2020-05-21 (木) 22:56:33
      • まー乗り掛かった舟といますか…これでりゅーちゃんさんに食べられずに済むならお安いもんだっていいますか…
        (目を逸らして、苦笑い。そうだね自業自得だね)
        でも、やどりにもやって欲しいことはあります。ただし、性質が性質だけに、最初から全ては明かせません。
        なにせ、詳細を秘め隠すのは、神様を取り扱う際の大事なことですので…。とりあえず、クロ君達が動き出したら、すぐに山に入れるよう準備はしておいてくださいな? -- 有名 2020-05-21 (木) 23:04:37
      • ふふ・・・此処だけの話、りゅーちゃんは怒ってるふりだけでそんな事しないよ?(こそこそ言うけど信用度は妖しい)
        ・・・やって・・欲しい事?(ごくっと息を呑んで)・・・わかった・・準備しとく・・(こくこく)
        -- やどり 2020-05-21 (木) 23:26:56
      • はいっ!出番までにはこちらの準備も整えておきましょう。しばらく忙しくなりそうですね。期末試験もあるし…!
        赤点だけは取りたくない、神様も怖いけど、補習も怖い怖い…。 -- 有名 2020-05-21 (木) 23:44:59
      • あはは・・・それもちゃんとしないとだね?
        私は一先ずは大丈夫そう・・・有名ちゃんも頑張らないと(おしえようか?とちょっと張り切り)
        -- やどり 2020-05-21 (木) 23:51:08
      • お願いします!もう夏の悲劇は繰り返したくありません!(ひしっとやどりの手をとる有名さん、わりと必死)
        (その後、年季入りまくった和室な有名の部屋で、文机並べて勉強したり。通りがかった異形の怪異に『人間も大変だな…』とか言われたり、そんなことをしたんだった) -- 有名 2020-05-21 (木) 23:59:13

Edit

  • そして改めて出てくるというムーブメント!(具体的には学祭後)
    アオイさん、先日のバターケーキ美味しかったです!あれどこで買ったんですか!?
    あっ、こっちはついでに聞こうとおもってたことでした。 -- 有名 2020-05-18 (月) 18:57:59
    • 有名ちっすー、やーオリロボは変なのだったね、って、あーあのバターケーキは璃桜がよく持ってくるヤツなんで、てか気に入ったんだ
      けど、アタシもどこ買いなのか知らないんだよね、あとで聞こうと思ってたけど文化祭とか蛤とかいろいろあってすっかり忘れてたわ(だから聞くなら璃桜がいいよ、と)
      ん、ついで?じゃあ本命の聞く事あんの?いいよいいよ、何でも聞いとき?(お菓子をざらざらとお皿に盛りながら)
      -- アオイ 2020-05-18 (月) 19:42:59
      • わぁいお菓子ー!(食い意地が思考を圧迫している!)
        おっといけない…。あのですね、ロボ部の活動ってこないだ初めてみて、面白いなーって思って。
        蜃退治の時も、なんだかすごいロボット動かしてたじゃないですか?ああいうのって、もっと他にも作ってたりします?こう…巨大な合体メカとかっ! -- 有名 2020-05-18 (月) 19:55:14
      • (ルマンド、ホワイトロリータ、白い恋人、バウムクーヘン、おせんべい等々選びたい放題だ)ん、たんと食べとき?これお茶
        あー、そっか、有名知らなかったって事はまだまだ知名度が足りないって感じ、ん、そうそう、人型のは実験機でさ
        ゆくゆくはビルを凌駕する巨大ロボ!ってのがアタシ達の目標(得意げ顔)まー予算とか?場所とか?諸々の理由で、次は10メートルくらいのを目指してるんだけど
        てか、ないし、合体も変形もないし、今んとこ目指すのはただ大きいだけのフツーのロボって感じ?……有名、興味ある的な?
        -- アオイ 2020-05-18 (月) 20:04:27
      • お茶ありがとうございますー。ふむふむ、10Mぐらい!じゃあATよりは大きくてMSにはちょっと小さいぐらい…。ふむー10Mでもかなりの迫力ですけど、やはり見るだけで驚くほどというなら、戦隊ロボぐらいはほしいですねぇ…。
        (なんか考え事しながらホワイトロリータをサクサクたべて、おせんべいに手をのばしつつ)
        あ、もしかしてうちの近所の倉庫って、そのためです?(めっちゃ興味津々だ、おせんべいもうまい) -- 有名 2020-05-18 (月) 20:12:59
      • (アオイもバームクーヘンをもくもく、お茶ごくごく)まーねー、アタシだって出来るならもっと大きなのにしたいって感じ、だけど作る場所がね
        うんそう、この前有名に連れてってもらった倉庫跡、アソコで今度ロボ作る予定(サムズアップ)建物の制約で10mくらいが限界なわけで
        戦隊ロボーってなるとマジな秘密基地欲しいし、それ作るとどんだけお金ナイナイするかって話(でろーん)なんで、ビルサイズは置いといて
        10mサイズのだけでも今年度中に完成させたいなーって、ね(よく食べる子はかわいい、とどんどん追加する)
        -- アオイ 2020-05-18 (月) 20:19:11
      • (追加されれば、されるだけ食べる。遠慮ナッシング)
        ふむふむぅー…
        (もっふもふと、バームクーヘンを食べていた口をふととめて、ごくんっ)
        それってどんなの作ってます?最初から設定10mサイズのリアル系のやつです?レイバーとかそれ系の。
        それとも、5分の1スケールの巨大ロボみたいな… -- 有名 2020-05-18 (月) 20:32:45
      • うっわ、めっちゃ食べるね有名、まぁ無限だからいくら食べてもいいんだけどさ
        ん、と、まだ具体的な設計はないんだけど、レイバーより一歩先んじる系、でっかいエステバリスかバルキリーのバトロイドかー
        そんなイメージを共有ちゅ、てか突っ込んで聞いてくるね有名、気になるなら秘密基地とか見学しに来るといーし
        まぁ実際建造に取り掛かるのは年明けてから、だと思うけどさ
        -- アオイ 2020-05-18 (月) 20:38:55
      • あ、すいませんおいひくてつい…(って言う間にもまた食べてる)
        ふむー、できれば元は大きいほうがやりやすいのですが…。ああ、いえなんでもないです。
        (急に居住まいをただして、あやしげな)
        んふふっでは遠慮なく、秘密基地に見学にいかせていただきますね!
        この間もアオイさんにはごちそうになりましたし、お茶とお菓子もいただいちゃいましたし。
        お礼やお手伝いなど…。 -- 有名 2020-05-18 (月) 20:58:52
      • ?(はてなと首をかしげるも突っ込まない)けどま、先に話した璃桜?四次元で空間を拡張するアイテム持ってるらしいんで
        もしかしたらあの基地でも巨大ロボ作れるかもしれないって感じ、でも先の事を話すと鬼が笑うって言うっしょ?
        なんで、今んところはそこそこの大きさを予定してるって思ってもらえれば、ん、いいよいいよ、どんどん見学しとき
        お手伝い?けっこ力仕事とかだし、大丈夫かな……(心配)
        -- アオイ 2020-05-18 (月) 21:03:32
      • 鬼が笑うのは楽しそうだからですよ。あの方たちはわりとノリがいいんですよ。
        私結構力持ちだし、あと人手なら地元の知り合いにも頼めますので!あ、犬もつれてきます。
        (こないだアオイにごはんおごってもらった犬だ、人の食べ物を平気で食べてるのみて、大丈夫なの?ってなったら。
        有名が、ああ、こいつは大丈夫なんです。って言ってた妙に聞き分けの良い柴犬だ) -- 有名 2020-05-18 (月) 21:07:58
      • その解釈いいじゃん?ちっとリスペクトだわ、まー鬼と言えば吉広とかもしるしあんまり悪いイメージはないって感じだし
        ちょ、あの時の柴犬じゃん、えー、どっから入って来たのさ(おーよしよしとナデナデ)チョコ食べる?(すっかり扱いなれている)
        マジか、けっこ見かけに寄らないってヤツ、お手伝いはありがたいけど、お給金とか出せるかびみょ的なヤツだけど?(いーのかな)
        -- アオイ 2020-05-18 (月) 21:21:49
      • いいえーお金はいりませんよー。むしろ予算が足らなければ私が協力しましょう。
        (チョコときいて、そく膝のうえに足をのせてくれって顔する犬)
        アオイさんたちの作るロボに、すごく興味がわいてきたので、ぜひにっ(//そろそろひっこむねー -- 有名 2020-05-18 (月) 21:32:54
      • ……は?え、ちょ、マジで?や、確かに予算はけっこカツカツだけど、いーのかな、じゃあどうしても火の車になったらって事で
        (小さく砕いて掌の似せたのを食べさせる)さんきゅ有名、興味持ってもらえるのが一番嬉しい的なヤツ、部室に来たら歓迎するかんね
        (//りょうかーい、あざーっしたー)
        -- アオイ 2020-05-18 (月) 21:37:48
      • ええっ、大きなロボットが大地に立つ様は、じつに様になるものなので、これは実に使えるってなったので。(んふふっと笑いつつ)
        それでは!また改めてきますねー!
        (ちなみに、有名が帰ったあと、一杯お出しされてたお菓子が、ごっそりなくなってたという) -- 有名 2020-05-18 (月) 21:58:05
      • 左様、下から見上げる威風堂々たるアングルこそロボの醍醐味ってヤツ、や、何に使うのさって、行っちった
        まいっか、そんじゃーね有名(と手を伸ばしたお菓子皿には何も残っていなかった)……マジで
        -- アオイ 2020-05-18 (月) 22:16:39

Edit

  • 部室棟 (--○○部部室、のように枝を生やして使用できます)
    • 部室
    • ロボ部
      • exp035594.jpg -- 2020-05-20 (水) 20:27:57
      • リフォーム終わり、けっこ冷えるんでストーブ設置しといたかんね
        クリスちゃの作業台とかは秘密基地の方に移すんで、ちょいまちって感じ -- アオイ 2020-05-20 (水) 20:29:11
      • ソファいいっすね……ある意味ベッドよりもだらけやすい気がします -- 璃桜 2020-05-20 (水) 23:11:16
      • すとーぶ……おぉ、あたたかあじ……(ぬくもりに包まれてソファでうたた寝……サイコーだな!) -- クリス 2020-05-20 (水) 23:49:40
      • んあ〜〜〜五臓六腑に染み渡るンゴ〜〜〜(だらけきった姿勢でソファーに身を預け、ストーブに向けて足を伸ばす) -- 夜魔霧子 2020-05-21 (木) 00:01:19
      • このストーブなら上で料理ができるっすね(おでんを煮始める) -- 璃桜 2020-05-21 (木) 00:02:54
      • むっ、この濃厚なだしの香り…(むくり。食欲を…そそられる!)そういえば次作るロボの仕様まだ決めてなかったんだよね
        こう……アイデアがあるならぜひほしい!どんな戦い方をするかとか外観とか!いちおう「正統派主人公機っぽく」というセンターラインだけはあるんだけどさ -- クリス 2020-05-21 (木) 00:30:25
      • パイルバンカーパイルバンカーパイルバンカー! ハイハイハイ! パイルバンカーがイイと思いマス!
        (おでん汁に漬けられた大根の煮え具合を注視しつつ) -- 夜魔霧子 2020-05-21 (木) 00:33:03
      • ぬくみー……(人差し指を立てて)ドリル、パイルバンカー、ピンポイントなバリア、幻惑するように飛行するミサイルとか? -- アリス 2020-05-21 (木) 00:34:26
      • 霧子先輩と意見が合ったいえーい。 -- アリス 2020-05-21 (木) 00:34:49
      • ピンポイントバリアとバリアナックルは初期案にもあったのさ、採用!(ミサイルは予算的学校的にだめ)
        なるほどパイルバンカー…主人公らしさがあるね、一撃必殺のキメ武器!それもいこう!
        そうすると外観は分の悪い駆けが嫌いな感じになるかな…?ちょっと重装甲あじのあるどっしりした感じの…… -- クリス 2020-05-21 (木) 00:38:10
      • アリスChanいい趣味をしておられるー!
        YF-19から一転してデストロイドモンスターみたいになりやがりましたね。 -- 夜魔霧子 2020-05-21 (木) 00:39:50
      • ちょっと珍しいとこも抑えときましょう(トマトやカニメン、さえずり等を入れていく)
        前渡したミサイルどうしたんすかね。爆発せずに貫通する武器として使うとかどうです? -- 璃桜 2020-05-21 (木) 00:42:55
      • パイルバンカーなら工業用品として申請しておいて実際は怪異にブチかます武器という扱いで二度美味しいし。 -- アリス 2020-05-21 (木) 00:43:14
      • あのミサイルなら…ひみつきちのほうにまだあるんじゃないかな?なるほど投擲武器なら被害は小さい……投げナイフ、いや……スリケンもしくはクナイ・ダート!?(これだ!って顔)
        単語だけなら杭打機だからねえ、打ち込むのが地面か怪異かというだけで……スリケンと電磁フィールドで戦い決め技はパイルバンカー…あれ、これけっこういい感じでは?(かっこよくない?) -- クリス 2020-05-21 (木) 00:51:10
      • とりあえず遠近両用の手持ち武器は持っておいてもよくないすか?対怪異用に聖書ビーム発射できる様にしたい -- 璃桜 2020-05-21 (木) 00:51:17
      • 遠近両用……ポールウェポン的な?突撃槍とか……いやさすがに過積載だね!バリアフィールドを飛ばすくらいだと弱いかなぁ、ちょっと電力消費はきつくなるけどできなくはないね
        聖書ビームはいけるね、ちょうどむかし作ったネンブツ・グレネードのデータがあるからあれを応用すれば非殺傷性の怪異浄化光線は作れると思う -- クリス 2020-05-21 (木) 01:02:19
      • チャロンって話だったから持ってる武器からビームも飛ばすみたいなイメージだったよ。クナイはLTLW(レフトターボレフトウェポン)辺りで
        パイルバンカーをメインにするならそこに遠距離武器も搭載するといいのでは? -- 璃桜 2020-05-21 (木) 01:11:01
      • あくまでイメージだけどね、戦うロボとしてわかりやすい例だったから。しかしこれ巨大ロボの案にしてもいい感じだなあ、むしろおっきいのが動いてるところを見たいぞ!
        なるほどカッター…バリアナックルは捨ててパイルとクナイ、たまにビームって感じになるかな?ビームもめくらましにできそう -- クリス 2020-05-21 (木) 01:19:28
      • パイルバンカーを手持ち武器にするなら、バリアナックルは腕に直接搭載できないすか? -- 璃桜 2020-05-21 (木) 01:24:51
      • んー、手持ちっていうかこう、手首から杭がくいっと出てる…あれだよ、ガントレット的な。併用はできそうだけどパイルがあったらいいかなって
        あぁでもピンポイントバリアラッシュは捨てがたいし……いいや載せちゃおう(こうしてコストはかさんでいくのだ…でもロマンは捨てられないよね!) -- クリス 2020-05-21 (木) 01:32:02
      • こんちわーロボ部のお手伝いするってアオイさんにお約束した有名ちゃんでーす。(ノック、のち、ガラッ)
        具体的にいうと、伊上のお山の近くの、倉庫の方でつくるロボってやつに興味津々です(勝手に入って、寒いからさっさとしめる) -- 有名 2020-05-21 (木) 01:36:12
      • なるほど……完全にチャロンの手持ち武器イメージで考えてたっす。右手にパイルバンカー、左手にバリアという手もあるけど……
        あれ、ゲートでつないでるのって山の方だったんすね -- 璃桜 2020-05-21 (木) 01:42:50
      • 左手はクナイ投擲とバリアナックルのパリイングかな、守りの腕って感じにして……あ、有名くんだ。おでん食べる?(もう煮えてるかな?)
        まだどんなロボにするかの案を出し合ってるところだねえ、建造するにもまずプランがないとね(もう完全にこのVRっぽいやつを巨大ロボにする気。等身大はどうしよう…) -- クリス 2020-05-21 (木) 01:47:50
      • (あたりまえのようにおでんポジションに滑り込む。この動きはそう、食べ物が貰えそうなとこにお座りしにくる犬のそれである)
        わたしのおすすめは巨大ロボです、あるいは巨大ロボモチーフでも。大根とチクワください(お座り) -- 有名 2020-05-21 (木) 01:54:44
      • ふむう……同じロボを等身大と巨大で2機…?ちょっといいかも、プロモーション用と実戦用って感じで!校外の皆さんにも巨大ロボに親しんでもらえそう!
        はいはい、ちくわでもスジ肉でも食べていいよぉ…?バンチョーはなにげに料理上手なんだよね、たこ焼きもおいしかったし(皿にちくわと大根とって出してあげる。カラシ?ないよ!) -- クリス 2020-05-21 (木) 02:06:08
      • おでんは様々な具から出た出汁で具がさらに美味しくなるという味のチームワークがいいっすよね(有名の所にはんぺんと卵とちくわぶを並べながら)
        本当だったらロボの個性になる専用特殊機能とかあったらいいんだけどなぁ -- 璃桜 2020-05-21 (木) 02:07:29
      • 璃桜さんの色々な焼の味は絶品でした。このおでんもなんです?じゃあスジ肉もください!(たべられそうなら遠慮はしないタイプ)
        はんぺん、はんぺん…もふっもふっ…。卵…あっつ!!(めっちゃはふはふしながら)
        もふはふ…アオイさんにもお話しましたが、人手も地元の方々に頼めまフし、資金援助などもしまふよ(卵ごくん) -- 有名 2020-05-21 (木) 02:16:47
      • そういや人手はあまり気にしてなかったな……(何とかしてるんだろうくらいのイメージ)
        よし……出汁がしゅんでるカニメンが美味い(身をつまんで食べながら茶をすすり)個人的には小さい奴には小さいなりの役割、大きいロボには大きくないと装備できない様なものを搭載させたくなりますが -- 璃桜 2020-05-21 (木) 02:25:38
      • いちおう拡張性の高さを個性っていうかウリにする予定だねえ、装備換装して突撃仕様とか射撃戦仕様とか…ゼロG仕様とか空戦仕様とか(あっどっかで見覚えある感じに!)
        さすがにスーパーモードとかは無理だけどなんらかのブースト機構のようなものはほしいところ……(なんて言いつつカープのクロダサン達にもエサあげてたがー)えっまじで?(めっちゃ食いついた!)
        金!場所!職人!すべて揃っちゃったらもうあとは……作るだけじゃあないか!(天才のハートに火がついた!)
        いやあいいニュースをありがとう有名くんもちきんちゃくも食べる?あとスポンサーになってくれるってことは広告ステッカーとか貼ったほうがいいのかな?F1みたく! -- クリス 2020-05-21 (木) 02:26:32
      • あっ個性ってそういうことね!(天才理解!)うーん……等身大のほうが自律稼働とかしたら面白くないかな?AIは専門外だからあんまり高度はやつはできないけど… -- クリス 2020-05-21 (木) 02:28:14
      • めっちゃご協力しますよーんふふ…このチクワと大根もう味しみっしみじゃないですか。
        しかもコンロでぐつぐつじゃないストーブ保温でじっくりって感じの濁りの無いすっきりとした私好みの…
        おでんのお話ばっかりしてしまいました。ふふっみなさんのつくるロボット、蜃退治や学園祭でみて、これはとてもいい、地元の若い可能性を、一杯後押ししましょうということでもりあがりましてー。
        ちなみに、クリス君は、制御系は苦手とのことでしたけど。逆に、ボディの方は完璧にできるってことでしょうか。
        実用されてるおっきな重機ぐらい頑丈で、しっかり動ける構造な感じの… -- 有名 2020-05-21 (木) 02:34:36
      • (もちきんちゃくにゅーん) -- 有名 2020-05-21 (木) 02:35:04
      • なんだい僕の専用量産機を繰り出さなくちゃいけない流れかい
        ロボにかかるお金というと数十億なイメージだけど、みんな金持ちなんだな……(出汁にトマトソースを加えてロールキャベツをイタリアン風にして食べてる) -- 璃桜 2020-05-21 (木) 02:38:20
      • 億はさすがに無理なので!ぶっちゃけドンガラのガワだけでも作っていただけないかなーって… -- 有名 2020-05-21 (木) 02:39:28
      • エステバリスリオ専用機をフルカスタムしちゃうんだ…建材はほぼほぼアリスくんが錬成してくれるからだいぶ抑えられるんだよね出費。ほんとならそれこそ何十億でも足りないんだけどさ(異能…なんと便利な…!)
        地域の皆様からの理解が得られた!やっといてよかったなあミニロボ体験会!(地道な活動が成果につながる…これ以上の喜びはない!)
        ん?そりゃもちろん天才だからね!今の問題は肥大化した重量を稼働させる動力だけど…まぁこれもなんとかするさ、設計は任せて欲しいね…そう、この天才に!(やはり大根…おでんとはすなわち大こ)あっつい!(あつかった) -- クリス 2020-05-21 (木) 02:44:53
      • んふへへへ、頼もしいですね。おでんもおいしいですねぇ。
        憑りついて動かすと、傀儡の出来で能力が大きくかわりますからねぇ…あ、なんでもないです。それでは、私はこれで…。おでんごちそうさまですー
        (帰り際、─||◯|>のおでん串を作って、ちゃっかりもらっていった) -- 有名 2020-05-21 (木) 02:48:49
      • ふふふ天才とはみんなに頼られるためにいるのさ、おおいに頼りに……えっ傀儡?(なんか不吉な文言出なかった?)
        まぁ何か思惑があろうと援助してくれるのは素直に嬉しいしね、そちらにもご都合があることでしょうとも!コンゴトモヨロシクね!(あっ流した!) -- クリス 2020-05-21 (木) 02:57:58
      • そっちかぁー!!(無重力や空戦というから30MMかと思った人)
        まあ実際にロボを作るのは任せますよ、そこはコンサルタントのやる部分じゃないし……ちなみに僕には思惑は無いっすよ。適当に見て横から口を挟んでいるだけ
        最終的に基本の練りものや根菜に帰ってくる気がするな、おでんは……(ちくわ美味し) -- 璃桜 2020-05-21 (木) 03:03:06
      • //クリスくんのレスにあわせて、こっちのレス修正したよーだからそのままでいいよー。ねるよーおつかれさまです! -- 有名 2020-05-21 (木) 03:05:51
      • (ふっ、またなにかやっちゃったみたいだけど修正ありがとうございます…ねたほうがいいみたいだねぼくも!)
        そっちのほうはたった今「へーこういうのもあるのか」ってなってるところだねぇ…面白そうだなコレ
        その口挟みがぼく様にはありがたいんだよね、だれかと話してるときにアイデアって出てくるから…コンサルティングスタッフとして優秀ってことだね!(やはり相談は大事とわかった)
        今日だけでだいぶ案が進んだしこれに沿って設計していこう…いっきに2機ぶんだよ?忙しくなるなぁもうハハハ!(すごく…輝く笑顔です…)
        わかりあじ。練り物のないおでんは寂しいもんね…あとじゃがいもが入ってるの好きなんだよねぼく様。ある?(おでんつついて設計の英気を養ったのだ!) -- クリス 2020-05-21 (木) 03:15:12
      • 家で持て余したプラモも利用してオリジナルに遊べるとなり、多々買って沼にはまる人が多いとかなんとか
        自分が作る時は入れますよじゃがいも。思いつく限り好きなのを入れられるのもおでんの魅力だ(餅巾着を締めに食べてる)2機も造るとなると大変だけど、頑張れ!そしてクリスマスを戦火と奴らの血で塗りつぶすのだ! -- 璃桜 2020-05-21 (木) 03:23:56

Edit

  • (最近、寝不足だ……) -- 物部哀 2020-05-21 (木) 13:05:16
  • (…………) -- 物部哀 2020-05-21 (木) 13:05:04
  • (12月も中頃に) -- 物部哀 2020-05-21 (木) 01:13:33
    • (帰ってすぐに カーテンを閉めて。新しい御札を、窓際に添えて。盛り塩も、きちんと交換しておこう。)
      (でも、今夜も。)
      (……ばん、ばん、ぺた、ぺた、ひた、ひたり。)
      (――私は、何もしていない。ただ、普通に高校生活を送ってるだけ。)
      (でも、ああ、悲しいかな。文明が、どれほど進歩しようと)
      (彼らを完全に『追い遣る』ことができなかったこの世界で、『普通の人間』は、生きづらい。) -- 物部哀 2020-05-21 (木) 01:40:19
      • (……ばん、ばん、ぺた、ぺた、ひた、ひたり。)
        (『下』の方の人間を、『下』の方の怪異たちが、どうしてお前は『そこ』にいるのだと責め立てるように、今夜も窓に、集います。)
        (……私は布団に包まって、彼らが朝に、散って去るのを待つばかり。) -- 物部哀 2020-05-21 (木) 01:44:28
      • (……)
        (……)
        (ぐしゃり)
        (……?)
        (ぐちゃり)
        (ばきばき
         ぐしゃり
         ばき ぱきん)
        (……何かが、何かに蹂躙される音。)
        (静寂。) -- 物部哀 2020-05-21 (木) 01:49:29
      • (……。)
        (だめ。外で何があったかなんて、関係ない。)
        (久々の、静かな夜だもの。このまま眠ってしまおう。)
        (それから、何かあったら、警察とか 先輩や やどちゃんに相談すればいい。)
        (……それが、いい。)
        『……。』
        (外に、気配がまだあった。)
        『ア あ……』
        (……。)
        『……哀ちゃん』
        (……。)
        『終わったよ。今まで、よく我慢してたね。』
        (……?)
        『もう怖がらなくていいよ。明日、学校で会おうね。』
        (誰だろう。誰だかわからない。でも、聞き覚えのある 優しい声。)
        『もう、帰るから、ゆっくりお休み。』
        (――待って!)
        (誰? 先輩? やどりちゃん? クラスメイト? 学校の人?)
        (せめて 明日ちゃんとお礼を言えるように 一目――!) -- 物部哀 2020-05-21 (木) 02:09:46
      • qst089121.png -- 2020-05-21 (木) 02:17:52
      • 『  』
        『見た』
        『見た 見た』
        『アいチゃン こッチ見た』
        『見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た』
        『見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た』
        『見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た』
        『見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た』
        『見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た見た』
        『ヤッたやっタやッたヤっタやっヤッたやっタやッたヤっタやっタやッたヤっタやっタやっタやったァ』
        『ギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャ』
        『ギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャ』
        『ギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャ』
        『ギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャ』
        『ギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャ』



        『マた来ルよォ』 -- 2020-05-21 (木) 02:18:28

Edit

  • (文通スイッチ押しつつ)・・・あいちゃん、なんだか調子悪い?(一緒に帰りながらそんな事を聞いて) -- やどり 2020-05-22 (金) 00:05:43
    • (ぴくっ、と一瞬動揺したような素振りで) ……うん、こういう話あんまりしたことなかったけど
      ……実は私、月のものが重い方で……。(はぐらかしているわけではないラインの返答……。) -- 物部哀 2020-05-22 (金) 00:08:17
      • うわ・・・そうだったんだ・・無理に学校来ることないのに・・(だからふらふらしてたんだねと何かあったときすぐに支えられるように寄り添って)
        大丈夫・・・?今日は寄り道しないで帰った方が良いよね? -- やどり 2020-05-22 (金) 00:22:36
      • ……そうだね。今日は、まっすぐ……(帰る… そうだ 帰らなきゃ…)……。(……本当に?)
        (今、帰りたくないって言えば?)(ここは“あれ”のテリトリーの外のはずなんだから 大丈夫なんじゃ?)
        (――でも もし追いかけてきたら?)(もし 私以外の家族に お姉ちゃんや お母さんに 危害が及んだら?)
        ……まっすぐ、帰るよ。あ、でも……バーガーくらいは買っていこうかな?(ちょっと力無げに微笑んで) -- 物部哀 2020-05-22 (金) 00:42:12
      • ・・・・・あいちゃん?(きょとんとしてから)・・・(きゅっと手を握る、心配そうに、覗き込むように見つめて)・・何か・・・あった? -- やどり 2020-05-22 (金) 00:58:08
      • あ……(くる、と 前髪のやたら長い部分を指で弄んで)……なんだろ どれから相談すればいいのか、わかんないかも。(やっぱり、力ない微笑みのまま)
        〜〜えっと 恋バナとか……あっ、バイト始めたの、言ったっけ? まゆ先輩と同じお店なんだけど 思ったより楽しくて……
        なんか特注の衣装作ってもらったと思ったら猫耳が……(今度は、誤魔化しが入っていると、自分でも感じる……) -- 物部哀 2020-05-22 (金) 01:10:55
      • ・・・(あいちゃんは目を隠しているから表情が分かりづらい様に思うかもしれないけれど・・何か月もつぶさに観察していればわかる様になってくる・・・たまに、学園祭の時みたいによくわからない時もあるけれど)
        あいちゃん(明るい話をもっと聞いていたいけれど・・・もっと大事な事がある様に思えて、悲し気に遮る)
        そういう・・・楽しい悩みを抱えてる感じじゃないよ・・今のあいちゃん
        ・・・此処だと言いづらい?・・そうだ、今度冬休みにお泊り会しよ?ふふふー普段言えないような悩みもパジャマパーティーの雰囲気でぽろりと吐かせちゃうぞ?(なんてちょっとおどけた感じで言って) -- やどり 2020-05-22 (金) 19:41:28
      • ゔ……。(バレた。それはそう。連日の睡眠不足と心身の危機で不調を来たさないタフさはもののべにはない。)
        ……ど どってこと、ないよ。睡眠不足なだけだから……。なんだろ 最近、お気に入りの配信ができて……ね……?
        (うそはいってない。夜な夜な話し掛けてくる怪異を無視するためにyoutubeをヘビロテしているのである……!)
        でも、いいね。冬休み、お泊り会。皆呼んでさ…… あっ 大晦日とかにやったら その足で初詣とか 初日の出行けるよね……!
        (ちょっとだけたのしそうに 話してる間、いやなことはなるべくわすれたい) -- 物部哀 2020-05-22 (金) 20:12:50
      • ・・・(じーっと見つめてくる)それならいいけど・・いや良くないけど・・・あいちゃんって・・・気が付くといつも大変な目にあっている気がして・・・心配だよ・・・(思い出されるのは夏祭りの時の事だ・・・あの時も知らない内に怪異に巻き込まれていたという)
        ・・・うん・・皆呼んで・・でもいいけど・・・私は、あいちゃんと二人っきりでもいいよ?・・・なんてね(「冗談冗談っ」なんてくすくす笑ったり) -- やどり 2020-05-22 (金) 20:26:11
      • ぴ……。(何か見透かされてる気分。)
        二人きりは……(もののべ、そうでなくても最近不健全だから。)……ふふ、今度ねっ。
        (言われて、ふと 強めの怪異に巻き込まれた夏のことを思う)……あのね 夏の時は、大変だったけど。
        居合わせた先生がループに気付いた途端「サビ残怪異やめろ」「責任問われるのはこっちなんだぞ」って半ギレでなんとかしてくれたんだ。
        (すごいよね、と ちょっと笑って …… でも、今度の怪異は どうだろう?)
        (夜に現れる。認識しているのは自分だけ。時折思考を読んだような言動。怪異を食い漁り、少しずつ大きくなっている。
         現実感は強いけど、朝のベランダには何の痕もなくて……これじゃ、『怪異憑き』というより 『精神を病んだものの幻覚』……)
        (心に暗い影がかかったような感覚とともに 歩みが止まる)
        ……ねえ やどちゃん。 私 ……普通だよね? -- 物部哀 2020-05-22 (金) 21:03:19
      • ・・・ごめん・・(怖がらせたい訳じゃなかった・・ちょっと落ち着こうと視線を戻して)
        むぅ・・(冗談なんて言ったくせに「今度」と返されればちょっと不満げにむくれたり)
        そうなんだ・・・?・・やっぱり先生はすごいね・・(手を取り歩きながらまたちらりと観察する・・・何か物思いにふけるようで・・やっぱり何かを抱えている感じ)
        ・・・?(歩みが止まればつられて足を止める)・・・あいちゃん・・?
        勿論だよ・・・あいちゃん何もおかしなところなんてない・・・(言いながら、なんだか悲しくなってきて・・・慰める様にそっとハグをして撫でてあげる)やっぱり何かあったんだね・・? -- やどり 2020-05-22 (金) 21:21:56
      • …………。(心身の疲弊と、真綿に絞められるような恐怖心……)
        ……やどちゃん。……今日、うち、こない?
        (やっと絞り出した言葉は それだけ) -- 物部哀 2020-05-22 (金) 22:31:43
      • ・・・・・・(一瞬きょとんとして)・・うん・・・いいよ?(躊躇わずに応える) -- やどり 2020-05-22 (金) 22:33:29
      • (そうだ。やどりちゃんがどんな異能を持つか 未だに把握していないけれど)
        (これで、あの怪異が何なのか あるいは 『私がおかしくなっているだけ』なのかがわかる……)
        ……あ、2駅先で ちょっと歩くけど大丈夫? -- 物部哀 2020-05-22 (金) 22:54:56
      • うんっ全然大丈夫だよ?・・・あ、ちょっと待って?(そう言うとあいちゃんの背に手を回し、「いえーいっ」と自撮り・・・LINEで親に連絡したりした)
        これでよしっいこっか?(たのしみーなんて笑って) -- やどり 2020-05-22 (金) 23:19:02
      • (親に連絡……親に連絡? ……と 泊まりっ!?)
        う、うん……。
        ……あのさ、やどりちゃん。うち、普通の家だし、あんまり広くないけど ……ううん そうじゃなくて
        何があっても……引かないでね?(不穏な予防線を引いて てこてこと帰路につく……) -- 物部哀 2020-05-22 (金) 23:41:42
      • (仮に遅くなるだけだとしても一報は入れる、それが出来る田舎娘スタイルなのだ!)
        ・・・(予防線を引く様子を見ながら)うん・・大丈夫だよ?(と勇気づけるように笑って返した) -- やどり 2020-05-22 (金) 23:58:56
    • (もののべの家は、伊上市の隣。東京方面に2駅先、駅から15分の位置にあります。
       普段は自転車ですが友人同伴なので今日はちりんちりんと押していきます。二人乗りはあぶない。)
      (外観は一般的な家屋。濃い灰色の屋根、白い壁、スチールの網の塀を、植え込みで目隠し。
       2階建てで……その2階、桃色のカーテンで締め切られている、ベランダ付きの部屋が もののべの部屋。)
      ふつうだよね。ふつう。(いいつつ自転車を収めて……)お父さんお母さんは、まだ帰ってこないから。(共働き。)
      (……)
      (……『常人の感覚では』、至って普通。――ただ 2つの視点において、異常はある。)
      (まず、物部は 『視線』を感じた。睨め付ける 舐めるような 非難するような視線。自分にだけ紐付けられた感覚。)
      (そして、怪異に縁深い者たちが感じるもの。 ……人ならざるものの、血と、腐臭の痕跡。そして僅かな瘴気。
       それは、家の外にいる時、ぷんと漂う。家の中で嗅ぐわないと思われたが 2階に上がるや、再度……物部の部屋に向かうほど、仄かに、確実に感じられた。)
      ……飲み物、紅茶でいいかな?(しれっとした態度で。感覚は 麻痺するもの) -- 物部哀 2020-05-23 (土) 00:22:24
      • おぉー・・・此処が・・うん、普通普つ(こくこくしながらお家へ──)・・・っ 「弥堵里」 ・・・うん・・
        (表情を硬くしたままついていき、部屋に近づくとまた強張る)
        ・・・・・・・・あいちゃん・・これに・・・気づかないの?(しれっとした態度で受け流すあいちゃんを見ていたら、そう問わずにはいられなかった)
        「完全に狙われてんなぁこれ・・(弥堵里の体から出てきた小龍がふよふよ浮かんで、家の怪異除けを確認している)」 -- やどり 2020-05-23 (土) 00:46:14
      • (ざっと見てしまえば。物部家は神仏混淆だが、何はともあれ家の守りは地元の神社を頼っているらしい。)
        (神棚。……埃一つなく、綺麗に掃除されているにもかかわらず、供え物が腐敗している。)
        (御札。焦げ付き、黒ずみ始めている。付箋が近くに貼られていて、日付が記入されている…… ……"2020/12/11-"。)
        (破魔矢。……加護を感じない。 盛り塩。いずれも、湿気と穢れで溶けている。)
        (鬼門除けの猿の飾りに至っては…… 嘲笑うように口が裂け、血涙を流しているような赤黒い汚れがあった。)
        (哀の部屋は、石鹸と花の香。パステルカラーで、シンプルな部屋…… を 窓際から流れ込む 血腥い瘴気が、穢しているようだった。)
        えー…… ……な、なんか汚いところあった? 掃除、ちゃんとしてるほうなんだけど……。(はずかしそう。)
        ……。あ、ごめんね……。まだ明るいから……(カーテンを開ける。ベランダの窓、物部の目には、元の景色。……視える人には?)
        (……べったりと 窓に、三本指の怪異の手形と 何らかの血痕が見える。) -- 物部哀 2020-05-23 (土) 01:06:13
      • あいちゃん・・・?(これだけがっつり圧をかけられていて、何も気づかないなんて事があるのだろうか?)
        「気付かない事で身を守る防御行動・・・だけど、こりゃぁもう気づいてる事に気づかれてるって感じだな・・・このまま継続しても良くはならねぇべよ」
        大丈夫・・・よく掃除されてるよ・・・っ!?(カーテンを開けた、その光景に背筋が寒くなる)
        (危機感が募る・・・このままじゃいけない)・・・あいちゃん・・・いつから、狙われているの・・・? -- やどり 2020-05-23 (土) 09:16:57
      • (ぎくり、と反応する。湧き上がった思いは二つ。)
        (『ああ やっぱり、私がおかしくなってるんじゃなかったんだ』『でも 大事な友達を、巻き込んじゃったな……』)
        ……。二ヶ月前…… でも 今いるのは半月くらい前から、かな……。
        あ、普段は見えないんだけど、深夜になるとね? だから今は …… 今は、大丈夫だと思うよ?
        (大丈夫ではない。件の怪異は夜まで姿隠しを行いつつも、餌場の監視は怠っていない。
         物部は怪異避けへの物理的影響以外で怪異の痕跡に殆ど気付くことが出来ない為に、『日中はまだ大丈夫』と認識しているが
         怪異が、日のある時間にも充分な力を得たら。あるいは、物部を中心とした、この『餌場』の旨味が弱まったら。
         そのはらわたを貪られる時期は……) -- 物部哀 2020-05-23 (土) 20:48:17
      • そんなに・・・前から・・(気づけなかった事を悔やむ・・自分が文化祭で何も知らずにはしゃいでいた時も・・・へこたれて励ましてもらっていた時も・・・ずっとこの子は一人で戦っていた・・・)
        「大丈夫じゃぁねぇなぁ・・・ほれ、昼に星は見えねぇけど、でもちゃんとあるべ?それとおんなじだ」 そんなロマンチックな物だったらよかったのに
        りゅーちゃん・・・どうしたらいいかな・・
        「説得の通じる類じゃねぇな、価値観が違い過ぎる、代わりに弥堵里をよこせと言いかねねぇべよ」
        「やるんなら、昼のまだ弱ってる時に徹底的に叩くか・・・夜相手が本領を発揮している時に絶対に叶わないと敗北感を刻み込むかどっちがだべ」
        夜・・・(ぽつりと呟く)・・あいちゃん・・突然だけど・・さ・・・今日、泊めてもらう事って、できる・・かな?(浮かれている様子のない緊張の面持ちで問いかける) -- やどり 2020-05-23 (土) 21:05:26
      • (……何か例の緑色のにょろついたのと話してる。今の状況は、自分の思っているより、深刻だった……?)
        ――ぴぇっ!?(やっぱり泊まり!?) い いいけど …… いいけど〜……?(もののべ、さすがにそわそわします。)
        (前髪の長い部分をくるくるくるくる弄りながら)で、でも お布団どうしよう? やどちゃんベッドつかう? 晩御飯何がいい? 出前取る? お風呂沸かしておく?
        ……。(深刻そうな表情にやっと気付き) ……あの 危ないこと、するの? -- 物部哀 2020-05-23 (土) 21:13:57
      • (そわそわしてるあいちゃんにもあまり反応してあげる余裕はなかった)
        ご飯は・・うん、なんでも大丈夫・・・お布団は・・うぅん・・予備とか・・ない感じ?(まぁそれならそれでどうにかするしかない)
        (危ない事と聞かれれば)・・・する・・しかないかな・・・あいちゃんに絡んで来てるのと対峙して、もう二度とこのお家に近づかないようにってしないと・・・ -- やどり 2020-05-23 (土) 21:34:38
      • ……そう、だよね。私も、多分 そういうの、期待して、来てもらったんだもんね……。(無性に、罪悪感が募る。)
        で、でも。多分、『あれ』が出るまで、まだ結構時間あるよ? ……ピザでいい?(割引チラシあった。) -- 物部哀 2020-05-23 (土) 21:48:24
      • (ふるりと首を振る)いいんだよ・・・私は、あいちゃんの力になりたいんだからっ(ぐっと)
        ・・・ん・・まぁたしかに・・・(こくこく)ふふ、分かった・・(漸く顔をほころばせる、一時だけ状況を忘れ、じゃぁねぇじゃぁねぇと何を食べるか考えたりした) -- やどり 2020-05-23 (土) 22:01:07
      • (パイナップルの載ったピザを美味しそうに食べるもののべに なん……だと……となるかはやどりちゃん次第!) -- 物部哀 2020-05-23 (土) 22:52:38

Edit

  • (12月中旬 物部家 深夜の部) -- 物部哀 2020-05-23 (土) 21:54:14
    • (夕方から夜までの間に少し寝ておいた)「行けるか?」 うん・・・ -- やどり 2020-05-23 (土) 22:03:23
      • (丑三つ時が迫るほどに、力の弱い怪異が窓に現れては ピチャピチャと、怪異の残滓を啜り 時に部屋の中を窺おうとする。)
        (窓を叩き、窓に張り付き、時に音を立てる。)
        (ガラス一枚。カーテン一枚。それと、連日の負荷で劣化し続ける怪異避けの数々が、それを阻むが。)
        (盛り直された清めの塩はじりじりとその色を変じさせ 御札は焦げ付き……)
        ……。(ベッドの上で膝を抱えて、その様子を黙って見つめていた。)
        ……!(ざわり ぞくりと、何かの気配を感じる。一切の異能を持たない物部すら感じる、強い怪異の気配…… いつもと違い、強い『怒り』を帯びていた……)
        やどり、ちゃん……。(じっとりと脂汗をにじませて……) -- 物部哀 2020-05-23 (土) 22:09:56
      • (汗をにじませ、自分を呼ぶ友達を)・・・大丈夫だよ?(安心させるように、そっと撫でる)
        りゅーちゃん 「おうよ!」 (小龍がくるりと回って人魂のような形に・・・二つに分かれてヘアピンと、腰に付けたピンバッジに宿れば・・・)
        (ぶわりと神の気があふれ出す・・・あおりを受けてたなびく髪が金色に、まっすぐに怪異を見据える瞳が赤く染まる)
        (頭からは半透明の角、腰からは同じく半透明の尾を生やし、顔と足の表面に鱗めいた緑の紋様が走る)
        (畏敬と畏怖・・畏れをもって君臨する龍神の力と威光を自らに宿す・・・それが流河弥堵里に与えられた力だった)
        ・・・──(息を吸い)──ここ今から私の場所ーお前ら入ってきちゃダメねー─(口を開く・・・そこから発せられる声は、人には理解できない龍の言語だ)
        (単純な威圧・・・ただそれだけで力の弱い者は平伏せざるを得ない事だろう) -- 龍神やどり 2020-05-23 (土) 22:30:15
      • (やどりと、龍神の威圧。力弱い怪異が、サッと引いていく)
        (しん……と辺りが異様に静まり返り……)
        (……)


        ばん
        (三本指の手が窓を突く)

        『…………』
        『…… カ  ……』
        『███████████……』
        『…………』
        『…………ア ア゛
        ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛
        (獣の悲鳴のような声が響き 怪異避けの札が火も無しに燃え尽きる。)
        (風もないまま、威圧だけでカーテンは捲れ上がり その姿が露わになる。)

        (――血走った目 嘴のような口 振り乱したが如き頭髪。)
        (老人と鳥の雛が入り混じった外観の、怪異。)
        (怨霊。呪いを撒くもの。死肉貪る悪性。冒涜者。烏天狗を騙るもの。)

        『ア ア ……』
        ばん ばん ばん ドン…… みしり
        (ず ず ず ……)
        (……狂った獣が、侵入(はい)ってくる。) -- 2020-05-23 (土) 22:35:35
      • (呼吸と鼓動が早まる。強い恐怖心。)
        (その叫び声は、自分と、怪異や『視える人たち』にしか聞こえないようだった。)
        (耳をふさいでいても、聴こえてくる。体が強張る。腰が抜ける。動けない。)
        ……。(あ。だめだ。こんなのの前に、友達を立たせるんじゃなかった。)
        (ごめんね。やどりちゃん。本当に、ごめん……) (涙、一筋、流れる。) -- 物部哀 2020-05-23 (土) 22:41:54
      • 来た・・・(ずるりと侵入してくる一際強い怪異) 「恐れればその隙間にすいっと入ってくるタイプだべな」 大丈夫・・りゅーちゃんの知識があるから、怖くない
        ・・・(あいちゃんが泣いている・・・こんなにも怖がらせてしまっている・・あれが、そうさせている・・・その事実がどうしようもなく・・・)・・・・・許せない・・っ(腹立たしかった)
        ──出ていけぇ!!─ (叫ぶ、まるで怪獣の鳴き声のように響く咆哮で威圧すると)
        ・・・っ!!(壁も窓もすり抜けて、弾かれた様な勢いで飛翔、狂獣を蹴り飛ばさんとする) -- 龍神やどり 2020-05-23 (土) 23:06:46
      • (狂った怪異は、より強い威圧に一瞬だけ動きが鈍る。その隙を、龍神の一蹴が深く突き刺さり そのまま外へ弾き出される。)
        (弾かれたままに、近くの家屋の屋根に激突し……半狂乱で、その身を起こす。)
        『…………』
        (怪異の思考はこうだ。)
        (『――あれは つよい。あれは カミだ。まだ 足りない。まだ………』)
        (『あれを喰うには もっと喰わねば もっと……』)
        (『もっと エサを』)
        (じろり、と 血走った目で 物部の方を見る。天狗の『もどき』か、『なりそこない』か。いずれにしても、その感覚は……鋭い)
        イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛
        (人の耳にひどく障り、刺さる音。)
        (少しでも隙が生まれたなら、物部の方に飛び その肚を一息で食い千切り、
         如何程にも得た力でそのまま龍神の目の及ばない場所に逃げる魂胆か――。)
        (対して、少女と、彼女を依代にする龍神の権能は――) -- 2020-05-23 (土) 23:22:33
      • (雲を呼ぶ・・乗って空に立つ)
        (金切声に顔をしかめながらも)──もう二度とここには近寄らないで・・・貴方も、これ以上の傷は望まないでしょう?─(慈悲の言葉をかける)
        「やどり!ダメだ!!」 (それは悪手だ・・・それでも劣勢に陥っている相手に容赦のない攻撃を加える事を、この少女はどうしても躊躇ってしまった) -- 龍神やどり 2020-05-23 (土) 23:33:39
      • (次の攻撃が来ない。ならば、跳べる。)
        (……怪異は、龍神の発した神威が、先の形振り構わないものより『弱い』と感じた。)
        (がくん、と速度は落ちるが それでも『足が速い』のも、曲がりなりにも天狗を思わせる。)
        (――『“あれ”を』)
        (『喰う』) -- 2020-05-23 (土) 23:40:16
      • (赤黒い内臓(なか)が覗く口が、目の前に開いていた。)
        (獣は、本能的に頸を仕留めるもの。)
        (人は、咄嗟のとき、手を上げるもの。)
        (故に。頭を守ろうとすると 当然、そこに 食い込む)
        ……ぃっ……?!(鈍い衝撃が、先にあって みしみしと、左腕を、ねじ切り、食い千切ろうとする 怪異の顔が見えた)
        (物部、思う。)
        (『あ。』)
        (『死んだ。』) -- 物部哀 2020-05-23 (土) 23:46:32
      • !?(ぞっと背筋が寒くなる・・・全身から汗が噴き出るのを感じながら空を駆けて)
        あいちゃん!!(急いで駆けつけ・・再びけりつけようとする) -- 龍神やどり 2020-05-23 (土) 23:55:23
      • (歯とも嘴とも思えるものが食い込むところから、血が滴り。)
        (それを舌舐めずりして、怪異が目を細めている。)
        (多分、おいしいらしい。)
        (腕がきしむ。これ、もう一息力を入れられたらもげるんだろうな。)
        (やどちゃん どうか 私がダメになっても こいつぶっころして……)
        (目を閉じる……)
        ……。
        ……?
        (……生きてる!) -- 物部哀 2020-05-23 (土) 23:59:33
      • (『美味い』)
        (『ニク』『恐怖に染まった』『純粋な 人の子の血肉』)
        (『アア 美味い』『血だけでこれなら 臓腑は 腸は』)
        (『どれほド

        (……一瞬でも戦を忘れ、獲物を前に舌なめずりした獣は。)
        (その隙は大きく、容易く蹴り飛ばされ――)
        (呆然。焦燥。怒り。目まぐるしく感情が入れ替わり、その体勢を取り戻そうと、手近な建物に再度取り付くや、龍神の姿を探し、その大きな目をぎょろつかせ――) -- 2020-05-24 (日) 00:04:20
      • はぁ・・はぁ・・・ 「やどり?・・弥堵里!!」 (あいちゃんが・・左の腕から血をながしている・・)
        (取れちゃうのかな・・・きっとすごく痛い・・・どうして・・どうしてあいちゃんがこんな目に合わないといけないんだ)
        (私はただ助けたかっただけなのに、人も、怪異も・・みんな・・・なのになんでこんな・・)ひどい事・・・
        (わなわなと体が震える・・・恐れで?後悔で?罪悪感で?・・・ちがう)
        おまえぇえっぇ!!!

        (殺意でだ)

        (オーラがあふれ出す・・・怒れる龍神の気が家から街を、空を狂獣事呑み込んで・・・)
        (──そこか)
        (ただそれだけで彼奴の位置を捕捉する・・・ぎょろつくその大きな目をもってしても、跳んでくるやどりを捕捉する事は叶わず)
        えぇい!!(太く力強い尾でもって空高く打ち上げた)
        (そして・・)──おい!いかづちぃ!─(晴れ渡る夜空が一瞬の内に陰ったかと思えば)
        ──ソイツを消し飛ばせ!!─(神の怒りその物の如き落雷が容赦なく打ち据える) -- 龍神やどり 2020-05-24 (日) 00:27:26
      • (衝撃。)
        (浮遊感。)
        (星無き暗闇。)
        (強い光。)
        (――灼き尽くされる。)

        (……最期に僅かな思考を巡らせる間すらも、与えられない。『逆鱗に触れた』。横たわるのは、その事実だけなのだろう。) -- 2020-05-24 (日) 00:33:17
      • (特大の落雷に、ぎょっとする。)
        (噛み跡から血が滴り、脱臼しかかった腕を、だらりと垂らしながら 窓に縋り付くようにして、外を見上げた。)
        ……や やどりちゃん……? -- 物部哀 2020-05-24 (日) 00:35:38
      • はぁ・・はぁ・・・(お前を狙ったのだという様にしかと指を怪異の消えた空に突き付けたまま息を整える)
        「・・・それでいい・・よくやった弥堵里」
        (りゅーちゃんに応える気力はなかった・・・ふわりと空を舞い、あいちゃんの元へ戻り・・・合体をといて元の姿へ)
        あいちゃん・・・(くしゃりと顔を歪ませる)ごめん・・・ごめんねぇ・・・私・・私が中途半端だから・・・ちゃんと守ってあげられなかった・・痛いよね・・すごく・・・(ぐすぐすと泣きながら何度も謝って) -- やどり 2020-05-24 (日) 00:49:42
      • ……。(半ば呆然として、助かったのだという実感が、じわじわと滲み出るように湧いてくる。)
        え、と ううん いいの そりゃ、ちょっと痛かったけど、でも ――私は、大丈夫だから ありがと やどりちゃ……
        (いや、やっぱりすごい痛かった。ついでにいうとすごい怖かった。更に言えば……)
        (……やどりの視界をおおきくてやわらかいものが覆いつつある。)
        (痛みと恐怖、緊張が切れて 更に言うなら連日の寝不足も相まって
         ……とうとう、意識を手放したもののべが…… たおれてくる……) -- 物部哀 2020-05-24 (日) 01:00:48
      • う、うわっ(もふっとやわっこくてでっかいのを受け止め・・・そのままあいちゃんがもたれてくるのを何とか支える)
        ぅ・・・ぉ・・・m・・・(あいちゃんの名誉の為にそれ以上は言わない、私が非力なだけだから)
        あ、あいちゃんっあいちゃんっ・・・ 「眠ってるだけだべ・・・でもま、腕のそれは早えとこ対処しないと痕が残っちまうぞ」
        わ・・わわ・・き、救急車っ(ぴぽぱとスマホで連絡しました) -- やどり 2020-05-24 (日) 08:28:10

Edit

  • (12月中旬 伊上市外の病院 朝)
    • (病院のベッドの脇に、突っ伏す形で眠っている)・・・ -- やどり 2020-05-24 (日) 08:29:21
      • ……。(目が覚めると、若干混乱はしたものの 久々のまとまった睡眠で、思考はむしろクリアだった。)
        (左腕が、怠く、痛い。噛まれた箇所だけでなく、肩から手首まで、ほぼ全体。)
        (あとから医師の説明を受けたが、軽度の脱臼、怪異の嘴様器官による裂傷、骨に小さなヒビ、
         それに少量の呪詛の残留で、宿直だけでなく近隣の神社より人を呼ぶ羽目になったとか。)
        (やどりちゃんを起こす前に、母と姉が顔を見せて、少し言葉を交わした。)
        (お互いに色々伝える事は沢山あったけど、今は恩人に何か言葉をかけるべきだという点で、一致して。
         今日一日は様子見だって、着替えを取りに一旦帰っていく。)
        (……さて、それで。やどりちゃんは、どうやって起こすべきかと考える。)
        ……。(考えた結果、耳元に口を寄せて)……やどちゃん。起きて……。起きないと、チューしちゃうぞ♥
        ……。(あ、またなんかやらかした気がする。) -- 物部哀 2020-05-24 (日) 09:18:43
      • (囁かれれば僅かに寝苦しそうにして)んー・・むむ・・・(にへらぁっと笑う)ふへへぇ・・・(隙だらけだこれ) -- やどり 2020-05-24 (日) 16:31:48
      • (じりじりと唇が近づいてきて……)
        (寸前のところで、ぴたり、と止まる。) ……。 (……いっぱい力使って、一晩付き添ってくれて、すごく疲れてるんだろうな、と思いつつ。一考して。)
        やーどーりーちゃーん?(両側のほっぺたつまんで めっちゃむにむにする あっやっぱり左腕痛っ) -- 物部哀 2020-05-24 (日) 18:00:18
      • んに・・にゅぅぅ・・(むにむにされて変な顔)
        んが・・!?・・(起きる)ぁ・・・あいちゃん・・おはよぉ(にへへっと挨拶・・彼女の状態を見て)・・・腕、大丈夫?(心配そうに問いかけて) -- やどり 2020-05-24 (日) 18:04:50
      • (おきたにゃ…、と頷きながら) うん。 だいじょ…… ……(少し、何かを思う。) ……やっぱり、ふつうに痛いよ!
        腕取れかけたし、何針も縫ったみたいだし…… 痕が残っちゃったらどうしようかなー! あーあー!
        (…痛いときは痛がっていいんだ、と思う。 「大したこと無い」で我慢した結果、あんなものが寄ってきてしまったんだから。) -- 物部哀 2020-05-24 (日) 18:50:37
      • わ・・・わわ・・・っ・・・う、うぅ・・・ゴメンね・・私がもっとちゃんとしてたら・・・(後悔しかなかった・・・何度も謝り、おろおろしてる) -- やどり 2020-05-24 (日) 19:02:48
      • もうっ、本当だよ。あんなすごいのどかーんってできるなら、もっと早く……。
        ……。(……今のは言っちゃダメだった気がする。もののべのダメなところ出た。) ……ごめん。ありがとう。(そっと 抱きしめ) -- 物部哀 2020-05-24 (日) 19:13:16
      • うん・・・(本当に、とっとと決断してやってしまえれば、楽なのかもしれない)簡単に出来ちゃう・・出来ちゃうから・・・怖いんだよ・・
        (誰にも傷ついて欲しくない・・・怪異だって出来たら守りたい・・そんな綺麗事をどれだけ並べても、一皮むけばこれだ・・・感情的に力を振り回す分、余計に質が悪い)
        (抱きしめられる・・・後悔しかない事なのに・・・それでも「ありがとう」と言ってくれる人がいてくれて・・少しだけ救われた気がした)
        うん・・・うん・・・あいちゃんが・・無事でよかった・・・よかったよぅ・・(ぎゅっと抱き返して) -- やどり 2020-05-24 (日) 19:23:33
      • うん……、ごめんね。あんなことさせて、本当にごめん……。
        ……。
        ……。(しばらく、そのままで 少しの沈黙があって)
        ……怪異のせいってことで、補習なしにならないかなぁ……。(これもまた本音…!!) -- 物部哀 2020-05-24 (日) 19:34:36
      • ・・・ぷ・・・ふふ・・あいちゃんダメだったんだ?(いつもな感じになんだか安心してしまって、涙をぬぐって笑ってる)
        それはー・・・いや、行けるかもだけど、成績はひどい事になると思うよ?・・・バイトダメとか言われちゃう奴 -- やどり 2020-05-24 (日) 19:53:25
      • うう……! ……もうさ、先生からさ。
        『もののべは中間の成績は悪くないのに期末でガクっと落ちるなー』って言われるのやだよぉ……!
        もぅまぢむり……。やむ……。 -- 物部哀 2020-05-24 (日) 21:17:30
      • あはは・・・(今は12月中旬・・・アウトかぁ・・・)さ、三学期こそは大丈夫だよっきっと!(根拠のない励まし)
        ・・もう悪いのはでないんだから・・・ちゃんと体調整えて、しっかり勉強すれば大丈夫だよ・・・私と一緒に勉強がんばろうっ(ぐっと応援) -- やどり 2020-05-24 (日) 21:28:50
      • 3学期……。3学期かぁ……。……うん、がんばる……。(沈ーん……)
        (実際のところ 昨晩に龍神が自分の縄張りを主張した以上、余程力の強いものでない限り、物部の家に迷惑な怪異が寄ってくることはなく 
         少なくとも、もう自宅での学習や睡眠が妨げられることはないが それはそうと 2学期期末は確定で惨憺たる結果です。)
        ……まあ、そう。そうだよね。命あっての物種だし。今日中に家には帰れるみたいだから。あとは……
        (ぽむ、と やどりの頭に手をのばし)……クリスマス、どっか遊び行く?(行間になっちゃうけど。) -- 物部哀 2020-05-24 (日) 21:40:51
      • ・・・そっか・・もう退院できるんだね・・(良かったと笑っていると)
        (あいちゃんの手が頭に触れる・・その温もりが・・・どうしようもない位、心の中のわだかまりを溶かしてくれる気がした・・・)
        (いつか守ろうとした誓いは自分の手で壊してしまったけれど・・その代わり、大事な物を守ることができた)うん・・・約束、だよ・・・?いっぱい、遊ぼうね・・・? -- やどり 2020-05-24 (日) 21:47:36
      • ……うん!
        ……。
        ……わ わはははー(照れ隠しに やどりの頭わしゃわしゃして)じゃ、顔洗ってきなよー、変な痕ついちゃってるよー。(ベッドに突っ伏してたから。)
        (そうして、もののべはその日のうちに退院しました。体に少しの傷は残ってるけど、多分、自然に消える と思う。
         家の怪異避けの方は、ちょうど年末年始だから 交換に丁度いいね、という感じで済んだし、
         もののべは、すっかり静かで平和な夜を過ごせるようになりました。……クリスマスのお出かけは、まあ。
         彼ピッピがなんぼのもんじゃーい、と ちょっと また はっちゃけてしまったそうです……。) -- 物部哀 2020-05-24 (日) 22:24:46
      • おわぁっ!?(いきなり強くわしゃわしゃされて目を白黒、眼鏡がズレたまんま)あ、あはは・・・うんっ行ってくる
        (色々あったけれど自分が為せた一つの成果を噛み締めていたのでした) -- やどり 2020-05-24 (日) 22:30:29

Edit

  • (とーとつにやって来て正面から有名無実の肩を掴むムーブ掴ませてくれるかは分かんないが)有名ちゃんさあ、おまえ……まさか……!(ずいっと詰め寄る)
    地方豪族の娘か何かなん?や、あれだけの規模の人手と場所、簡単には行かないっしょ?まー何にせよありがとだけどさ -- アオイ 2020-05-23 (土) 09:55:42
    • えっなに、なんです!?豪族!?めっちゃ普通の?おうちだとおもいますけど!
      (がっと掴まれる。相手の動きが予測できてるときは、びっくりしないけど。会話内容まで予測できてるはずもなく)

      あっもしやロボ部の件でしょうか! -- 有名 2020-05-23 (土) 21:34:29
  • (私んちの名簿がイベント中でなっがいから、むしろこっちから乗り込みに来たよ!という念を送る!)
    色々と忙しくて、私自身はあまり手伝えなくてもうしわけないです。(ぺこり) -- 有名 2020-05-24 (日) 02:50:44
    • (アタシの会話はあんま意味のないヤツなんで、あんま気にしなくていいってのに気配りの達人かよ!って顔)
      やー、いいっていいって人と場所確保だけで大金星だし、あとはアタシらでやるからさ
      てかま、あの短期間でよくまあってのはあるけどね、豪族…?あ、大地主?そう言ったのはそー言う事的なヤツ
      つーかホントに具体的な見返りいらないの?
      -- アオイ 2020-05-24 (日) 08:02:51
      • (遊んでくれるとありがたいからねー!)
        はっはっは、そんな育ちが良く見えますかー?なわけないでしょーはっはっは。
        単に暇な地元の方々ですよ。見返りとかも全然、好きでやってますから!
        (こともなげにいうが。おじさんだったりおばさんだったり、若い男女だったり。
        色んな年齢層の人達が、必要な時に、どっからともなくひょいっと入れ代わり立ち代わり、時間を問わずに現れるのだ。
        どんだけ暇人が多いのだろうか。しかも、同じ人が何度も来るということがなく。過疎化のご時世、片田舎の伊上南部のどこに
        これだけ人がいたのだろうと、妙なところがないでもないが) -- 有名 2020-05-24 (日) 08:12:11
      • (わかりみ、何気ない事でも来てくれる人はマジありがたみ過ぎる)
        えー、じゃますます謎なんだけど?作業が捗るからいいんだけどさー
        (なんか引っ掛かるけどアオイはフツーの人間寄り怪異ハーフなのでよく分からないのだ)
        具体的なお礼はまあ別としてもさ、なんか思惑はあるっしょ?ロボ使った地元興しとかお祭りとかさ、まあアタシは伊上のお祭り知らないけど、いつまでくらいはあるんじゃないの?
        -- アオイ 2020-05-24 (日) 08:51:39
      • 思惑…。
        (ちょっと固まる。アそっかー…。ただより安いものは無いっていうもんなー。
        安物買いの銭失いだもんなー。とか考えつつ)

        わかりました!では完成したらお祭りしましょう!そんでこー…人を集めてびっくりさせましょう!
        それでネットとかでバズらせて、なんかこー…コラボ?とかすると商工会とかが喜ぶので、ご飯貰えるかもしれません!
        来年の3学期中までにガワだけでも完成すると、私は嬉しいです!
        (何が分かったのかよくわからないが、まぁ実際の目的もそんなとこだ嘘つくとボロがでる。
        有名ちゃんは学習した) -- 有名 2020-05-24 (日) 09:24:55
      • わかりました、じゃないし?有名はさあ、いかにも今考えました的な理由付けてアタシが納得すると思ってる?
        (出来る限りかどうかは知らないが、梅干しぐりぐりするムーヴ)……けどま、実際有名の申し出が無かったらもっと先のコトになってたしね
        なんで、有名の思惑はどうあれ造ることは造るし?自分で言うのもなんだけどアタシ手段選ばないトコあるかんね(親指立てる)
        行動原理が食過ぎるんだけど、じゃおべんと食べる?差し入れるで作って来た的なヤツだけど
        -- アオイ 2020-05-24 (日) 09:56:14
      • 納得してもらえたならよかったでs…食べます!
        (ぐりぐりとされて、ズレた眼鏡を直しつつ、即食いついた。弁当だけに)

        アオイさんのお弁当って、美味しいって噂のやつじゃないですか!差し入れはよくつくるんですか!?
        じゃあ、私も当番変わってもらって、手伝いいきますよ!
        (いつの間にか、腹ペコキャラになってないだろうか。大丈夫、これが本性なんだ。ケモノだもの) -- 有名 2020-05-24 (日) 10:14:51
      • や、納得はしてないし……(有名こいつポジティブちゃんか、とリスペクトするした)
        ん、まあそれなりには自信作ある的な?え(よく作るのか聞かれれば)ほぼ毎日だけど?基本的におべんと派なんでついでにさ(部室にはワープ装置があるので、基地まで一瞬だ、ついでに働いてる人?に聞けば、土日もロードワークがてら持って来てるって話、重箱沢山でも綺麗に無くなる完売御礼なんだ)
        つーか、欲しいなら別途有名専用カスタム作ってガッコに持って来るけど?
        -- アオイ 2020-05-24 (日) 11:48:52
      • まじですか!?
        (あの目だ…。お座りして餌を待つ駄犬の目だ)
        わかりました!では必ず行きます!気合入れてお手伝い行きます!こう見えて意外と力持ちなのでめっちゃ働きますよ!なのでお弁当お願いします!
        (今もお弁当貰って食べる気だし、今後とも食べに行く気満々だ。どんだけ食べたいのだろうか。無論死ぬほど。)
        //そろそろひっこむぜー! -- 有名 2020-05-24 (日) 12:06:33
      • (ヤバい有名かわいい飼いたい的な意味でトゥンク)
        マジです、アタシは食べ物にはガチでいたいと思ってるんで(こうして建造現場にはほぼ有名が入り浸る事になったとかなんとか、それはそれとして)ほい玉子焼きほいサラダ(こっちでは餌付けみたいにおべんと食べさせる姿があった)
        //りょうかいありがとーう)
        -- アオイ 2020-05-24 (日) 12:13:40

Edit

  • 『頭ぽんぽこなりに考える』 -- 2020-05-23 (土) 00:58:58

    • (歪にねじくれた木の枝に腰かけて、有名は月を見上げていた。
      伊上高の制服ではなく、白い着物風の服だ。怪異、非名此としての普段着だが、眼鏡は掛けていた。
      頭の後ろで手を組んで、燃える人魂のような尻尾を背もたれにしている)

      (色々と、予想とは違っていたことが多いですねぇ。
      そんなことを考える。なお、その筆頭が自分が思ったんより頭良くなかったことなのは、かなりショックだった。
      だから、今こうやってぼんやりと、頭を整理しているのだ)


      『計画の事・怪異パレード』

      (棲み処である伊上山の森が、開発で切られてしまう。
      それを防ぐために、非名此…有名が立てた計画だ。白昼堂々、派手な百鬼夜行を行って。
      伊上の山には、恐ろしいモノが棲むとアピールして、開発を止めさせてしまおうという)

      (今のとこ、計画の大筋は変更ないのですよねぇ。
      仲間たちの訓練も進み、本番である冬の終わりに向けて着実に成果が上がっている。
      『ロボ部』にも支援を持ち掛けて接近し、彼らの作るロボットもパレードに組み込もうという
      追加計画も進めている。
      巨大ロボがパレードに加われば、迫力も物理的な強度もパワーアップ間違いない)

      (でも、取り巻く状況がちょっと変わって来た…)


      『ヒト達の事』

      (そもそも、計画は誰にも知られず、進めるつもりだったのに。
      準備のために、伊上高に入学してから結構なヒトに、色々とバレてしまいました。
      まず私の正体を知っているのが…)

      『倉守先輩』
      (何故か話をしただけなのに、正体バレた。マジ怖い。なんか京都人でお狐様で神社で寺の息子で
      めっちゃ霊能力持ってて怖い、しかも棲み処まで、教えてないのに即バレた。
      パレードの事もバレてそう。怖い、喰われる、警戒しなきゃ)

      『血臥崎先輩』
      (この人も顔が怖いし、怪異狩りの人。見た目ほど狂暴じゃなくていい人だったので
      話せば分かってくれたけど、パレードで開発業者を追い出そうって知られたら喰われるかもしれない。
      見た目の雰囲気鮫だし…。やっぱり警戒はした方が良いと思う)

      『墨薫先輩』
      (ツインテカワイイ、ハーフエルフ。恋人ができて雰囲気変わったなー。
      じゃなくて、この人にもバレてるし、パレードの事もうっかりゲロってしまった。
      でも内緒って約束したからセーフ、多分セーフ。なんかパレード楽しんでくれたようだし。
      余計なこと言わなければ、大丈夫。山の仲間もパレード褒められるとまんざらでもないみたいだし)

      『アリスさん』
      (2000年ものの怪異のクローンって聞いた時は、正直、怪異の私でもぽかーんってなった。
      でも、色々あって今は落ち着いてるみたい。銚釐先輩の大事な妹分だし、アニメ好き仲間だしで
      結局、私のことは、自分から正体バラしちゃったけど。やっぱり怪異と関係が深いのか普通に
      内緒にしてくれてる。パレードの事も、教えても大丈夫そう?)

      (それから、正体も計画も知ってるのがー…)

      『銚釐先輩』
      (学校に通ってる怪異仲間。2年生の先輩だけど、実は私の方が年上。なんか面白いよね。
      優しいし、ご飯くれるしいいヒト…怪異?噂由来の、新しいタイプの怪異。
      怪異としての強力な能力と、ヒトが大好きなせいで、苦労してるとこが心配。でも楽しそう。
      私達の事も、計画の事も全部聞いても、納得して黙っててくれてる。あとご飯くれる。
      たぶん、お山に棲めば、ずっと楽になると思うんだけど…。なぜか、誘う気にはならなかった。
      自分でもよくわからない。ご飯くれるから、お礼したいのに)

      『吉広くん』
      (学校の怪異仲間2。伊上の昔話に残る赤鬼由来の、多分生まれたての若い怪異。
      過去の因縁と、新しい噂話で発生するタイプの怪異が融合したのかな。今度色々聞いてみよ。
      彼もやっぱり私達には同情的で安心。やっぱり人は傷つけないって決めてるからか、余計な
      敵作らなくていいね。私達の敵は、棲み処の森を壊そうとするヒトだけだし…)

      『赤マントちゃんちゃんこ紙氏』
      (学校の怪異仲間3。この人…怪異?も、噂話由来。
      私達お山の怪異は、元ケモノや虫だったり、人の強い情念が、闇と溶け合って生まれたそうだから。
      やっぱり少し違う。
      でも、やっぱり怪異同士は話が通じやすくていいなー。ヒトと共存してても、そこは、それなりに
      怪異仲間にも理解があるっていうか。でも、噂次第でほいほい姿かわっちゃうの大変そうだな)

      『やどり』
      (流河 弥堵里、同じクラスで眼鏡キャラ被り。稲穂の沼のヌシの巫女…。
      稲穂の沼のヌシは、私が体を祠から盗んで力をつけるのに使ってたから。初めて見た時は死ぬほどビックリした。
      結局、正体も私達のことも、棲み処も全部バレちゃったけど。私達の味方をしてくれるみたいで助かった。
      とはいえ、盗み出した借りがあるので、借りは返さねば…じゃないとりゅーちゃんさん…ヌシに食われそうで怖い。
      そんなこと無いよってやどりは言うけど、やっぱ神様は怖いんだ)

      『久常くん』
      (で、神様といえば…。猫又の久常君、通称クロくん。猫又って、猫がそうみたいに、昔からヒトに近い存在で。
      いつのまにか、ヒトの1種って数えられるようになった怪異だ。怪異だから、やっぱり話は通じやすいんだけど。
      伊上山のヤマノカミ様に、妹さんを攫われていて、どうしても助け出すために、神様を消してしまおうとしてる…)


      『計画の事・ヤマノカミ様のこと』

      (やどりと、久常君は幼馴染で、やどりも妹さん探しに協力してたらしい。赤マント─ちゃんちゃんこ氏とは別の。─事件
      の時も、一緒に戦ってたなー。私もこっそり調べてた。怪異が殺されるとこ見るのは好きじゃないけど、全部の怪異が
      私の仲間ってわけでもない。基本的に私達の倫理観は、理屈や法より、仲間と義理が優先なのです。
      だから、学校の友達で、怪異仲間で、銚釐先輩とも仲が良い久常君は、私も手助けするし
      久常君も、私達のことは尊重してくれてる。……でも、やどりは久常君がやろうとしてる神殺しは、嫌みたい)

      ぬーん…っ!
      (ちょっと疲れたので、立ち上がって背伸びをした。それから、寝起きの犬のポーズでもストレッチ。
      下に、篝火を焚いて、ノミを振るう人影が見える)

      調子どうですかー?
      (声かけてみる、返事はなく、木を彫る音だけが帰って来た。
      材木に、一心にノミと槌を振るう腕も、木である。木製の人形が、彫刻をしているのだ。彼もまた怪異である)

      (人魂尻尾を揺らして、有名は再び月を見上げた。
      ヤマノカミ様…私達よりずっと以前から、伊上の山に在った古い神様だ。
      しかし、祭祀は途絶えて等しく、今ではヒトも怪異も区別なく祟る、恐ろしい祟り神と化して、伊上の山の闇に棲んでいる)

      (ヤマノカミ…大杭神(オオクイツミ)に神隠しされた妹を助けるため、
      久常くんは、神様を倒そうとしてる…。その力が失われれば、妹さんが帰ってくると確信しているのだ。

      正直、よくそんな無茶やりますねぇ…。ってところだ。
      怪異というのは、言ってみれば、武装して力を持ち、なおかつ法で裁けない個人みたいなもので。
      だから、大概厄介者扱いされて退治されるわけだけど…

      神様たちはその上を行く、在り様は色々だが、りゅーちゃんさんみたいな神様が、地元を〆るヤクザ者
      の親分だとしたら。
      神社やお寺を持ち、信仰されている神様たちは、軍隊や警察などだろう。そして、その権力を担保するのが
      そのものズバリ、力だ。怪異や神仏の世界は、わりと力こそパワーみたいなとこもある。

      件の、ヤマノカミ様はといえば、衰えたとはいえ、何百年と放置されても消えない力の持ち主で、今は制御を
      失って、荒ぶってるといえば、もはやテロリストや危険な軍閥のようなものだ。
      それに、個人の力で挑むという)

      (だから、倉守先輩の協力が必要なんですねぇ。あの人のバックはお稲荷様ですし……。
      で、私達は……。正直、最初は傍観を決め込んでいた。だって神様との喧嘩なんて怖い怖い…。

      そこへ、りゅーちゃんさんが憑いてる、やどりに、私達のことがバレちゃった。
      組の金をこっそり持ち出してるのが、組長にバレちゃった…みたいな状況。
      何度もヤクザでたとえて、申し訳ない気もするけど。要はそういうことだ。
      だから、ヤマノカミ様を殺すのを、快く思わない、やどりを手助けしよう!ってとっさに私が言っちゃったわけで)

      (もう一度、有名は、下を見た。相変わらず、ゆらめく篝火と月明りの下で、木像の怪異が仕事をしている。

      やどりには大きな借りがある。
      久常くんは、友達だ、妹を救い出す邪魔はできないし、やどりだって妹さんは助けたいと思ってる。
      あと、倉守先輩は怖い、食べられたくない)

      ま、それに、やどりも…『友達』ですから。
      私なりのやり方で、ちょいと八方丸く収めて見せましょうじゃないですか。
      (ごろんと、枝の上に寝転がると、有名は月を見上げてそう呟いた。
      12月の月は、冴え冴えとまぶしく。もうすぐ、忙しかった1年が終わろうとしていた) -- 有名 2020-05-23 (土) 05:54:03

大杭神討伐 Edit

伊上の古き山の神、大杭神(オオクイツミ)が討たれた。
そして久常玄道が、命を落としたことから、新たな物語が始まることに。
事の次第

Edit

  • 時間だ・・・(有名ちゃんの所へ向かいながら、お山の方を見て呟いた) -- やどり 2020-05-23 (土) 21:20:36
    • /言い忘れてましたけど。着替えとか持ってきてます?\
      (森の獣道へ足踏み入れると、前方に出迎えの柴犬がお座りしていて。木の枝にぶら下がった有名が、いきなり横から声をかけてくる) -- 有名 2020-05-23 (土) 21:37:02
      • うわっ!?(柴犬の方をみていたから、不意に声を掛けられてびっくり)
        え?着替え・・・?(動きやすいパンツルック)必要・・だった?(因みにどんなのだろうと) -- やどり 2020-05-23 (土) 21:41:34
      • 下着ですね。んーまぁいいや、後で誰かに取りに行ってもらいましょう。
        (足でぶら下がっていた枝から、宙で一転して緋袴をおさえながら着地した。巫女服で何やってんだろうこの子) -- 有名 2020-05-23 (土) 21:50:02
      • 下着・・・?(え?なに?何をするの?と体を押さえたり)
        ・・・巫女さん姿・・?(神に関わる神事、という事だろうか)それで・・・なにをすればいいの? -- やどり 2020-05-23 (土) 21:58:29
      • 水垢離とかねーしますからねー。全裸に襦袢でもいいよっていうなら、いいんですが。あれ、超透けるので一応…。
        (現代っ子らしい配慮)

        森へ急ぎましょう、久常君達の戦いが始まったようです。
        (奇妙にねじくれた樹々の森を進むと、茂みから、なにやら黒いものが飛び出して、別の茂みに飛び込んでいった。
        頭上の樹々から聞こえる妙な鳴き声も、いつもより騒がしい…。
        出入り口の木のトンネルをくぐると、広場を抜けて、有名達の家とは別の場所へ連れて行かれる。
        そこは、高い崖の下だった)

        (3方が、高い崖で囲まれており、一か所だけ開いた、鎌倉の切通めいた通路を通って中へ足を踏み入れると。
        崖を囲って篝火に照らされて、四角い板張りの床が、一段高く泉の中央に鎮座していた。
        四辺をしめ縄で囲われたそこは、舞台だ。その舞台の床に影が横切る。
        だが何の姿も無い。また影がよぎる。篝火の前を、何か目に見えないものが横切っているのだ。
        舞台を囲んで、何者達かが、延々と踊っているような気配だけがある) -- 有名 2020-05-23 (土) 22:34:59
      • 水垢・・(冬に?夜に?雪降った後に?とおろおろ)な、なるほど・・・(でもまぁ取りに行ってもらうのも悪いし)・・誰も・・見てないよね?(なら、いいのかな・・ってなる)
        あ、う、うん・・・(有名について、森をすすむ・・・周囲の気配がいつもと明らかに違う事を感じながら)やっぱり・・山の子たちも・・異変に気づいてるんだね
        ・・・?・・(先ほどから・・それこそ森を歩いていた時から、何かがしきりに横切ってくる・・・りゅーちゃんは押し黙ったままなのは、自分が何かする事で彼らを不用意に驚かせないようにするためだろう・・・つまり危ないものじゃないと考えて)
        何を・・踊っているの?・・・神様をお迎えする・・みたいな? -- やどり 2020-05-23 (土) 23:00:28
      • そろそろ…お話しないとですね。お察しの通り、ここは神様をお迎えするための場所です。
        今、周りを回っている仲間たちは、百鬼夜行で、板舞台を陰界の側へ場の属性を傾けてー…。
        あれは、本来一種の呪術ですからね。こう…人工パワースポットー…的な?
        (簡単にオカルトな用語を羅列して、語ってくれるが。今この場を支配する雰囲気と来たら
        穏やかな、だが張り詰めたような緊張感と、静謐さととてつもない喧騒、そして清浄なるモノと底知れぬ
        闇が、渾然と混ざらぬままに一体となって。どう筆舌を尽くしても語れぬ、異界めいているのだから。
        あえて安っぽい言葉にしているのだろう。そうしなければいられないほどに、この場は異常だ)

        場が完成したら、やどりの出番です。古木翁から、ヤマノカミ様の儀式の秘伝を授けてもらいます。
        そして、魂に新たなご神体へ宿っていただき、再びあらぶらぬよう、慰撫する儀式を執り行うのです。
        …ざっとそんな流れですね!私とこんちゃんはお手伝い係ですっ。はいっ質問などは今のうちに!
        (なんかいつの間にか、もう一人細面の色白な巫女さんがおる) -- 有名 2020-05-23 (土) 23:27:57
      • (ごくりと息を呑む・・・この場の異様な雰囲気にただ戸惑うばかりで)
        儀式の・・秘伝・・・?(うんうんと頷きながら話を聞いて)
        えっと・・じゃぁその授けてもらった秘伝は・・・この儀式の・・・(見渡す)どの部分を担当することになるの?
        (多分、慰撫するの所だろうかと考えてる) -- やどり 2020-05-23 (土) 23:43:01
      • わかりませんっ!
        (きっぱりと胸を張って言い切った!) -- 有名 2020-05-23 (土) 23:44:18
      • (横のこんちゃんさんも、おっとりとうなずいている。) -- 2020-05-23 (土) 23:45:07
      • あ、はい・・・(そっかぁっと少ししょげて)
        え、えぇっと・・はいっ特に質問ないですっ・・・いつでもいけるよ?(うんうん) -- やどり 2020-05-23 (土) 23:53:52
      • ちなみに、ふざけているわけでないので…。怒らないでくださいね?
        ヤマノカミ様の真名を呼ばないのもそうですけど、儀式の事もすべては秘することが重要なんです。
        秘密は力を持ちます、詳らかにする陽向ではなく、深く飲み込む闇にこそ、その本性がある…。
        そのような神性なのです。ですから、儀式の詳細を知ることが許されるのも、巫女となる
        やどり、ただ一人なんです。
        (つまり、場は用意されるが、儀式が成功するか、要の部分はやどり次第ということになる。
        周りには、姿は見えないが、たくさんの怪異、異形がひしめいている。すべてやどりのために
        協力していくれている。有名もそうだ。だが、これから舞台に上がれば一人)
        // -- 有名 2020-05-24 (日) 00:03:02
      • ・・・そういう・・ことか・・・私が・・この儀式の巫女に・・・(なんとなく、すでにその恰好をしている有名と一緒にすると思っていたけれど)
        私が・・・自分で・・・(ぐっと息を呑み・・・気持ちを新たに気を引き締める)・・・わかった・・古木翁さんの所に・・案内して・・・ -- やどり 2020-05-24 (日) 00:10:12
      • はい!私達も全力でサポートいたしますっ。
        だから、がんばりましょう。大丈夫、きっとみんな、なんとかなりますって。
        (そう言って、有名は、にへっと笑った)

        では、こちらで、身を清め衣装を換えましょう。
        (そう言って、こんちゃんさんが、こちらですと案内してくる。
        多分このあと、真冬に水垢離だ…。覚悟はしておいた方がいい) -- 有名 2020-05-24 (日) 00:27:41
      • うん・・・そうだね・・きっと、何とかなる・・・
        私、頑張るから・・・見守ってて・・?

        (案内されて、よしよしと準備する・・準備)・・みず・・水かぁ・・・(りゅーちゃん助けてくれないかなぁ・・無理だろうなぁなんて考えつつ浴びる事になるだろう) -- やどり 2020-05-24 (日) 00:41:42



      • (無数の老人の顔をした瘤をもつ、古木の怪異から、やどりが儀式を口伝されると、
        不思議なもので、手順はすんなり覚えられた。
        儀式そのものが力を持っているのか、あるいは、神の意思か。

        が、実際に行うのはやどり自身だ、内容はほとんど苦行ともいえる物だった。
        舞いと祈りで構成された儀式の手順は一巡するのに一時(いっとき)…つまり2時間。
        それをひたすら繰り返すというものだった)

        (初めてから、やどりが来るころに降り出した雪は、すでにあたりに積もっている。
        素足で踏む、板張りの舞台も氷のごとくに冷たい。
        何度目かの儀式を終えて、水の張った泉の中の道を戻ると、岸には有名達が
        待っていた) -- 2020-05-24 (日) 01:18:04
      • (白く息を吐き、装束を纏って厳かに儀式を執り行う・・・)
        (やる度に、少しずつ集中力が上がってくるのを感じる・・動きが最適化されていくのが自分でもわかった)
        (板張りの床をしかと踏みしめる・・・石の上にも三年なんて言うけれど・・・三回もすれば冷たさは気にならなくなってくる)
        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・(ごめん嘘、めっちゃ寒い、冷たい・・じっとしてたら体がガクガク震えてまともに動けなくなりそうだ・・・大体なんで雪降ってるんだ!そういうのって2月からにしようよ暖冬どこいった!頑張れよCO2!)
        (ここも嫌なんだよなぁなんて考えてもどうにもならない・・・儀式を終えて出てくると)あれ・・?有名ちゃん・・達・・・ひょっとして・・儀式はもう・・・? -- やどり 2020-05-24 (日) 01:34:07
      • いえ、まだですが…。やどりの体の方が…。
        (めっちゃ心配そうに有名がそう言った。やどりは気付いてないが、相当酷い顔らしい。
        この儀式、儀式自体は普通の神事と変わらないのだ。
        ただ、怪異達と場の力で、やどりが舞いと祈りを捧げる度に舞台に何かが満ちていく気配がするだけで。
        それを行う、やどりには何の保護もない、強いて言えばトランス状態に入りやすいぐらいだ)

        (何か神秘的な儀式で特殊な力を使うというよりは、50mプールに
        手作業で水を汲み、満杯にするような、途方もない肉体労働に似ている。
        古代人が、ヒトの手で神をどうにかしようとしたらこうなったのかもしれないし。
        伝承が途絶えたのは、とにかくひたすら辛いから、だったのかもしれない…)

        一休みしましょう?気づかないうちに低体温症になっちゃいますよ。
        (神秘の儀式を阻むのが、まさかのちょう物理的理由) -- 有名 2020-05-24 (日) 01:51:27
      • (まだ・・・まだかぁ・・・と思うも落胆という程ではない・・・なんだか慣れてしまってきた)
        (でもそれはあくまで集中しすぎた結果の物で、心と体の疲労に気づけていないだけだった)
        いや、まだいけるよ・・大丈夫(応える言葉は少ない・・・無意識に集中が途切れる事を嫌っての事だろう、限界が近い事は端から見れば明白だった) -- やどり 2020-05-24 (日) 16:29:13
      • ……わかりました。
        (有名が横に居たこんちゃんさんと頷き合うと、やどりの巫女服の帯あたりに
        急に手を差し込み、なんだかみょうに暖かいというか熱い…これは…)

        貼るホッカイロは山ほど買っておきましたから!
        (こっちは、噛んでいると体がぽかぽかしてきますよと。
        葉っぱでガムみたいなものを挟んだナニカを口に突っ込んでくるこんちゃんさん)

        これは儀式です、同時に実際に力を持つ技術でもあります、成功させるにはやれることは
        なんでもやってきましょう。私達は引き続きここで見守ってます…。
        でも、一番に自分の命を大事にしてくださいね? -- 有名 2020-05-24 (日) 20:38:27
      • !?・・ぇゎ!?(びっくりしている間に何か入れられる・・・あたたかみ・・・)
        んぐ!?(口になんか突っ込まれる・・・噛んでいるとあたたかみ・・・)

        ・・・うん・・わかった・・ありがとうね、有名ちゃん・・こんちゃん・・(なんだか心まで暖かくなってきた気がする)
        (それに後押しされる形で、改めて儀式に臨んだ)・・・よしっ -- やどり 2020-05-24 (日) 21:25:49
      • (儀式は再開された、夜になり雪が強まり、今年一番の雪は大雪となりそうな気配を見せる。
        同じように、やどりが舞台を巡る度に、雪の厚く降り積もっていくように静かに、確実に
        力は満ちていく。

        やがて、舞台を囲う崖を、覆っていた太い樹の根が淡く、緑の燐光を放ち始める。
        光に引き寄せられて、無数の蟲が集まってきた。深海を漂う生物を思わせる奇怪な姿が
        普段以上にはっきりと見え、存在感を強める。

        やがて、崖上の、太い注連縄をした大木の幹も光を帯び、崖の下は小さな神域として
        完成されつつある。

        山が揺れた、遠く、すさまじい断末魔の声が雄叫びのごとく響く。
        天からおちてくる雪に混じり、砕かれた魂のカケラが降り始めた) -- 2020-05-24 (日) 22:16:50
      • (神が降りる・・・その気配をひしひしと感じる)
        (これでよかったのか?自分は正しい事ができているのか?・・・そんな事を考える余裕はなかった・・ただひたすらに、一心不乱に儀式をこなす)
        (そしてその時が来た時には・・)・・・・・・(達成感すら、覚えてしまっていた) -- やどり 2020-05-24 (日) 22:56:29

Edit

  •  

    • (久常達が、大杭神を屠ってより3日ほどが過ぎ。有名達が棲む怪異の森は未だ騒がしい)
      『タケダ殿そっちへ参ったぞ!』
      『ぬぅん!』
      (怪異雄牛の突進を、大男が真正面から受け止めた。じわじわと押されるのを、
      背中から生やした、節足動物腕を地面にアンカーし踏みとどまる。
      怪異雄牛は持ち上げられ、足をばたつかせながら森の中へ放り投げられた)

      『しばらくはコレが続くのかのぅ…』
      『落ち着かぬなぁ…』
      (篝火の焚かれた広場のあちこちで、人外たちが侵入してくる獣を追ったり
      集まって顔を突き合わせたりしている。
      その間を抜けて、白い着物姿の有名は、広場の外れから高い崖の隘路へ入る)

      その先は、チェレンコフ光めいた緑の燐光に満ちた神域と化していた。
      崖上の樹の枝から、風もなく雪の塊が落ちてきて、地面に落ちる前に溶けて雫となった)

      『こんちゃん、代わりますよ。少し休んでてください』
      『非名此、はい、ではおねがいしますね。ほかのみなさんは?』
      『まだ騒がしいですね。神様がお隠れになった影響は、当分続きそうです』

      (一言二言交わして、監視を交代した。泉の畔の石河原に座して神域を見守る。
      静寂である。周りを高い崖に囲われ、崖上に根を下ろす古木の根が滝めいて
      伸びていて、神秘的な雰囲気を一層強めている)

      (いつの間にか有名は眠っていた。
      突然、雑踏に投げ出されたような気配の洪水を感じて、ハッと目を覚ました。
      辺りはあいかわらず、静まり返っていたが、雰囲気は一変していた)

      『はじまりました!?』
      (立ち上がって身構える。獣的な感覚、そして知覚を察知する能力の両方で、すさまじく
      圧力すら感じる、何者かの圧倒的気配を感じる!
      すると、泉を挟んで対岸の太い樹の根が、絡み合った洞穴の中に強い光を見た。
      光が結晶していく。
      実体を持たぬモノが、高密度のエネルギーによってその血肉を編んでいるのだ!
      有名は、思わず息を飲んだ。誰か呼びに行くのも忘れて、目の前の光景に見入る)

      (光はますます、強まり、思わず袖で顔を覆った。
      ややあって、顔をあげると、光は元の穏やかさを取り戻していて。眩かった洞穴の中に目を凝らすと…。

      カタンッと何かが鳴ったような気がした。
      直後に、中に収められていた木像の目が開く)

      『えっ』
      (思わず声を出す。
      今度は、すっ…と木像が立ち上がったではないか!)

      『えええええええっ!?』
      (有名の叫びをききつけて、なんだなんだと、仲間たちが駆けつけて、皆あっと息を飲み腰を抜かした。
      砕けた大杭神の魂、そのカケラを宿す新たなご神体に選んだ、少女型の木像が、立ち上がり歩き出したのだ。
      皆が、呆気に取られ見守る中、こぽんっ…と音を鳴らして湖へ足を踏み出し……転んだ。
      元が木像だけにぷかーと浮かんで、立ち上がろうにも底に足がつかぬらしい…)

      『ええっ…』
      (仲間たちとしばし見つめ合うと、有名はおそるおそる助け起こしに行った) -- 2020-05-28 (木) 00:32:03

Edit

  • (お見舞いに来る)シロちゃん・・・久しぶり・・・大変だったね(戻ってきてくれて良かった・・・そう言っていいのか分からない)
    (クロの事を聞いた時には悲しみと罪悪感でどうにかなってしまいそうだった・・・それでも・・彼に頼まれた事だから)
    何か困っている事とか・・ない?欲しいものとか -- やどり 2020-05-24 (日) 16:35:16
    • やどりちゃん。……久しぶりね。
      (深白はベッドの上に起き上がっていて。やどりの感情のさざ波を読み取りながら、伏し目がちに返事をした)
      今はわからないわ。 もう少し、この世の生活に慣れたら、何か思いつくかもしれないけれど。
      ……あなた。かみさまの匂いがするわね。(黄金色の瞳で、やどりの瞳をじっと覗き込む) -- 深白 2020-05-24 (日) 17:23:25
      • シロちゃん・・・?その・・大丈夫?(雰囲気が昔と全然違う・・・神様に仕えていたと聞くし、そのせいだろうか)
        そっか・・・色々大変だろうけど・・少しずつ慣れていこ?
        (言われれば驚いたように)・・!・・・わかるんだ・・? 「(ぴょこっと弥堵里の肩から生えてきて)長く神に触れすぎたんだ、神性を帯びちまってる」
        ・・・(あれ?私・・・?とちょっと不安になったり) -- やどり 2020-05-24 (日) 17:35:46
      • 私は平気よ。……少なくとも、『あの頃』よりはずっと平気。(神に仕えていた頃、という意味だろう)
        龍のかみさまね。はじめまして。(茫洋とした瞳が龍の姿を捉えた)
        ……でもね、やどりちゃん。あなたからは、もうひとつ匂いがするの。心当たりはない? -- 深白 2020-05-24 (日) 17:41:44
      • 「おーう、今はりゅーちゃんで通ってるべ、よろしくなー(ぱたぱた手を振るちっこいの)」
        (「もう一つ」・・・そう聞けば心の臓を掴まれた様な感覚と共に震えあがる・・・シロちゃんは確かに精神感応を持っているけれど‥ここまで強力だっただろうか)
        ・・・ある・・(認めるが・・・それ以上は口を閉ざす)
        (神様を匿う手伝いをした・・・それがクロちゃんを殺したと知ったのは後になってからで・・自分の軽率さに今更ながらに後悔しているけれど・・・)
        (それをシロちゃんの前で告白して懺悔する勇気は、まだ持てなかった) -- やどり 2020-05-24 (日) 17:52:48
      • (神性に近しい存在になっていることで、神の気配には過敏になっているところがある)
        (特に、直前まで己を捕えていた神のものであれば、猶更だった)
        (制御された異能で読み取れたのは、何らかの後悔がせいぜいで)
        あるのね。……もう滅んでしまったから、何かの残滓だとは思うけれど。
        気を付けたほうがいいわ。私から4年もの時間と、ましてやお兄ちゃんも奪った神様なんだから……。
        (目に涙を浮かべるが、滲むばかりで流れない。感情の発露が上手くいかないのだ) -- 深白 2020-05-24 (日) 18:03:10
      • ・・・うん・・(後ろめたそうに視線を逸らす・・・確かに残滓ではある・・一度滅んだことで、あれはもう別の何かになるだろうから・・・)
        うん・・・気をつける・・(シロちゃんが泣いている・・・慰めてあげたい・・あげなければと思うけれど・・・それをする資格は自分にはなかった)
        クロちゃんは、シロちゃんに戻ってきてほしくて必死だったよ・・・?・・だから、少しずつでいいから・・立ち直っていこう・・・?
        (そんな事くらいしか言う事が出来ず「今日はもう帰るね?」と立ち上がる) -- やどり 2020-05-24 (日) 18:32:40
      • (伝わってくる後ろめたさに、首をかしげる。何かを隠しているのだろうか。でも、何を?)
        必死じゃなければ、あんなことなんて。 私も、戻ってきたかった……。『兄さんのいる』、この家に。
        (声が震える。でも、泣けない。苦しい、つらい――)
        うん。じゃあね、やどりちゃん―― みんな、変わっちゃったね。あなたも。 かみさまには、気をつけて。 -- 深白 2020-05-24 (日) 18:43:45

Edit

  • 有名、クロの事は聞いたか? (LINEでそんなメッセージ) 有名も噛んでたかもしれんが、頼みたい事があるんだ -- 吉広 2020-05-24 (日) 14:55:41
    • 有名ですよ。先日ついに例の計画を実行したのは知ってますが。
      どうかしましたか?というかみなさん無事ですか?
      (行間で参加メンバーのことは把握してる) -- 有名 2020-05-24 (日) 20:23:16
      • (眉をあげ、それから通話ボタンを押す 着信音 取れば、少し沈んだような、しかしはっきりした声) ごめんな、今時間貰えるか?
        結果から言えば、妹さんは助かった でも、……その代わりにクロが死んだ
        直接的な死因についてはそこにいた俺もよく分からん
        でも、クロは狂った神の力で、骨も残さず消えちまった (そのことを伝え、ゆっくりと深呼吸して)
        ……でも、助かる……というか、打つ手は一つ、あるようでな その事について相談があるんだ -- 吉広 2020-05-24 (日) 20:45:07
      • …………。
        (電話口の向こうから、長い沈黙が…。思わず、吉広がもしもし?と確認したところで)
        なんですとぉぉぉぉお!?ええっちょっ…あ、気絶してました。……ぇぇぇぇぇえええ!?
        (すんげぇ悲鳴、有名はびっくりさせられると気絶する) -- 有名 2020-05-24 (日) 20:56:27
      • (長い沈黙の間有名の名前を呼ぶ声があって、有名の悲鳴で今度はこっちが暫く黙る 耳がやられた!)
        ……おう、おはよう、まあ、結果と言うか、経過としてはそんな感じだ
        んで、だ、オーケー? もう意識はばっちりか? 次の話に進んで大丈夫かー? 有名ー? -- 吉広 2020-05-24 (日) 21:10:02
      • また私が気絶して目が覚めないときはメッセージなどを残して置いてください…すぅーはぁー…(深呼吸)
        は、はい、とりあえずまずは聞きます。冷静さを保っていられるうちに聞きます!
        (痛みと一緒でショックも、喰らった瞬間より、後からじわじわきいてのたうつものである) -- 有名 2020-05-24 (日) 21:23:39
      • 理解しきった後が一番つらいしなぁ……じゃあ、今の冷静な有名に頼みがある
        有名の知り合いの怪異達に、【妹の為に狂った神に立ち向かって大怪我を負った久常 玄道は、正しい神の力で回復して戻ってくる】と言う話を広めて欲しいんだ。
        詳しい話ってのはまあ、つらつら書くよりもある配信者が話してるのが綺麗にまとまってるから、あとで放送のURL送っとくから、落ち着いた時に聞いてくれ
        話し好きの例の爺さんにでも、縄文時代から生きてそうな犬にでも良い とにかく、【久常玄道は戻ってくる】事を知る存在を増やしたい -- 吉広 2020-05-24 (日) 21:32:48
      • あ、行燈りのだ。(赤マントの時もネタにしてたし知り合いなのかな…と思う、それはさておき!)
        はい!わかりました!とりあえず私は山の仲間たち全員に聞かせておきます!あと夢枕に立ったりして学校中の生徒や、噂好きそうな主婦に吹き込んでおきます!

        …あの、死んじゃったの…いえ、消えちゃったの、久常君だけなんです?他の人はほんとにちゃんと無事ですか?先輩とかアリスさんとかあと吉広くんも、なんかこう…へんなもの喰らったりしてません?呪いは早期治療が大事ですよ…! -- 有名 2020-05-24 (日) 21:39:39
      • おう、知ってるなら話は速い! 人気の配信者が取り上げててさ 丁度良いって思って
        ああ、有難うな! って、夢枕にまで立てんのか……有名枕返し説も一緒に噂で流しておくか……
        ああ、消えたのはクロだけだ ……誰が消えても嫌だが、一番報われなきゃいけない奴が一番割を食っちまったんだ そんなのってないだろ? ……ハッピーエンドを取り返したいじゃん?
        (少しだけ息を詰めるような沈黙 小さく鼻を啜る音 咳払いをして続くのは明るい声) 少なくとも、俺は平気さ! 元々神様の一部を自分の身体にしてたしな -- 吉広 2020-05-24 (日) 21:54:10
      • (へんな属性つくと大変なのでよしてください!と突っ込みはいれつつ。声のトーンはすぐに沈んでしまう)
        はい…私はてっきりみんな無事に帰ってくるとばかり…。そうですよね、こういうこともあるんですよねぇ…。
        吉広くんがもってたのは、りゅーちゃんさんの尻尾でしたっけ。ですよね。じゃあきっと大丈夫ですね!

        久常君の件、私も責任ありますから…。なんとかしましょう、必ず…! -- 有名 2020-05-24 (日) 22:08:40
      • 俺もそう思ってたけどな…… だけど! まだ経過だ、結果じゃない クロを取り戻そう
        有名が悪いなんて事はないぜ もう消えちまった狂った神様に全部の罪を被って貰おう (冗談めかしてそう言った後、) 手間かける 有難うな (そう言って通話は終わったのだった) -- 吉広 2020-05-24 (日) 22:53:30
      • qst089174.jpg
        (……ヤバイ、私、退治されて皮を剥がれて、煮て焼いて喰われる…!) -- 有名 2020-05-24 (日) 23:30:39

Edit

  • (ばったりと顔を合わせて)あ、血臥崎先輩・・・明けましておめでとうございます・・(・・でいいのかなと思いつつ) -- やどり 2020-05-24 (日) 22:09:48
    • おう。明けておめっとさん(といつものようにぶっきらぼうに返すも…若干様子が違う)
      ……まあ、あんま目出度ぇと両手を上げる感じでもねぇが…(ふう、とため息にも似た吐息をつく)
      -- 総痍 2020-05-24 (日) 22:16:14
      • ・・・(後ろめたそうに視線を逸らす)クロちゃんのこと・・聞きました・・
        (その場に具体的にだれが居合わせたのかまでは知らないけれど・・・この人ならきっと駆けつけていたと思う)
        シロちゃんは戻って来れたけど・・・残念です -- やどり 2020-05-24 (日) 22:21:05
      • (視線を逸らす彼女に、訝しげな表情を浮かべるも)……そうか。おめーも聞いたか…。けっ、しょうもねぇ話だわ。
        俺ぁ奴の賭けに乗って勝たせてやるなんて乗り込みながら、その実、もっとも賭けちゃいけねぇものを賭けさせてた。…修行不足を痛感するぜ。
        ……それだけは、本当に救いだったがな。奴がそこまでして願った願い、それだけは叶ったんだから(しかし、その口ぶりは納得してはいない、という声色だ)
        -- 総痍 2020-05-24 (日) 22:28:28
      • (やはり手を出していい存在ではなかったのだ・・・そう思うも、それによって救われた命があるのもまた事実だ)
        ・・・先輩は立派ですよ・・・完璧ではなくても・・・自分のしたい事とするべき事が、ちゃんと出来てる・・・ -- やどり 2020-05-24 (日) 22:51:19
      • ……本当に俺が立派なら、なんもかんもがまるっと問題なかったんだがな(思わず舌打ちをしそうになる。それは己にだが…彼女を前に、それはすべきではない、と思った)
        それに……お前なら、俺には出来ないことができる。奴の妹…知り合いなんだろ?少しずつでもいい…支えてやってくれ(それは、心よりの願いだ)
        (そうして、先程の彼女を思い出し)……お前にはお前にしか出来ないことがある。それを行うことも…また立派さ(背けた視線を、無力からと解釈し、呟いた)
        -- 総痍 2020-05-24 (日) 23:08:38
      • ・・・っ(シロちゃんを支えてくれと言われると、思わず口を噤む・・・どうして・・どんな顔で、彼女の前に立てばいいと言うのか・・・)
        ・・出来ないですよ・・・私には・・その資格はないんです・・・っ(それだけ絞り出すと、逃げるように走っていった) -- やどり 2020-05-24 (日) 23:17:18
      • (彼女への頼みを呟いた時、顔色が変わったのが分かった。それに片眉を上げて反応するも、神ならぬ身にとっては理由は分からず)
        ……できない?簡単なことじゃねーだろうが…おめーならできると思ったんだがな(そう、怪異さえも殺したくないと願う、優しい彼女ならば、と)
        資格うんぬんじゃなく…それこそ、したいかしたくないかってなトコだが…んっ?おい!……行っちまったか(と、力なく呟く)
        (そうして、彼女の言葉を反芻するように脳裏に描く。…資格が、ない、と。それは…久常を助けられなかったこと、それとは違うような気がして)
        ………難儀なモンだな、流河よ(しかしそれも…彼女だからなのだろう、と、深く息を吸い込み…何かを背負った彼女の小さな背中を見送った)
        -- 総痍 2020-05-25 (月) 00:04:55

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  • …流河。ちっと付き合え(そう言って男が現れる。時は夕刻、所は善正寺近くやどりの家の前。彼女の帰宅を待っていたのだろう) -- 総痍 2020-05-26 (火) 21:35:49
    • (今日もこれから山に行った方が良いかななんて考えながら歩いていると)
      ・・・血臥崎先輩・・?(いぶかしむような事はない・・・あんな風に逃げたのなら、何か察してしまってもおかしくない)
      ・・・はい・・(肩を落として頷き、付いていく)
      -- やどり 2020-05-26 (火) 21:48:19
      • ん(と、厚着をしたコートの懐から、缶のしるこを彼女に渡す。温かいそれを渡せば、自分は無糖のコーヒーを取り出して空けて飲む)
        (温められた白い息を吐く中、言葉も少なに二人は歩く。えびす湖の脇を通り、霊園を抜け、その先、自然保護地域へ)
        (大野橋を左手に高速道路を右手に見て、琴代川の河川敷、大きな藪が点在し、余り手入れのされてないであろうそこへ辿り着く) -- 総痍 2020-05-26 (火) 21:58:50
      • ・・っと・・ども・・(おしるこを受け取る・・そのあったかさに思わず微笑んでしまう)
        (血臥崎先輩について歩く・・高速道路を走る車の音を聞きながら河川敷に辿り着く)・・・うわぁ‥(もうちょっと手入れすればいいのになんて呟いたり)
        -- やどり 2020-05-26 (火) 22:13:44
      • (だよなぁ、などと返して苦笑する。そうして、しばしの間、コーヒーをちびちびと飲みながら河川敷を眺めて…)
        ここな、俺が初めて怪異を殺した場所だ(そんなことを、唐突に言う)小学…4年だったかな。ここはそん時もぼっさぼさでよ。
        まあだからこそ隠れられる場所も多くて上手くいったようなモンだったが…今思うと何やってんだとも思うわ(そんなことを、懐かしそうに) -- 総痍 2020-05-26 (火) 22:19:35
      • え・・・・(驚いたように目を見開き・・・見渡す・・まだ10歳かそこらの頃・・・私もこの辺りではよく遊んでいた)そんな・・頃に・・・
        その時・・・どんな事を・・考えていましたか?
        -- やどり 2020-05-26 (火) 22:32:42
      • ふざけんな、だったかな…まあ細かいこた覚えてねーが怒ってたよ(と、空いた手を伸ばし、見える中でもひときわ大きい藪を指差し)
        あの中にな、そんときのクラスメイトと作った秘密基地があったんだ。夏休み丸々かけて、廃材拾ってやらシート工事現場からパクったりだかしてな(くつくつと、笑う)
        だけどよ、犬の怪異がそれをめちゃめちゃにしちまってな。仲間も悔しそうでよ。……そんな程度のことで、と思ったか?(少し、静かな声で言う) -- 総痍 2020-05-26 (火) 22:45:18
      • 秘密基地・・・(作られた経緯を聞けばなんだか微笑ましくて、つられて笑ってしまったり)
        えぇ・・すこし・・・(すこし、だ・・・以前ならもうちょっと強く非難していたかもしれない)
        -- やどり 2020-05-26 (火) 23:00:43
      • そうだな。そんな程度のことで、だ。その犬の怪異は普段そこに子供が居ることを知ってわざわざ襲ってきた。凶暴性も高かった。たまたま怪我人が俺以外に出なかったのは偶然だ。
        だとしてもやったことは、その程度のこと、だ。…余罪はありそうだったが(それも、今となっては分からないこと。と白い息を吐く)
        たぶん、今でも…俺は同じことがあったらそいつを殺すと思う。なんでだって言うなら、俺はそうあろうともう大分前に決めたからな。
        なんにせよ、中途半端が一番不味い。自分の足元がふらついてる奴が何をしようと上手く行くことなんてねぇ。
        ……したいことも、上手く出来ない(そうして、彼女の方を向く。その視線は責めるようなものでもなく、ただ静かに)
        あのタワーの時の話じゃねぇが、俺たちはいつだって戦争をしてるようなもんだ。殺せど責められず、むしろ称賛されるような、そんな戦争をな。
        だからこそ、自分を強く持たなきゃ、その声に流されそうになる。……お前には、お前自身の声が聞こえてるか?(そう、確かめるように問い) -- 総痍 2020-05-26 (火) 23:24:14
      • ・・・私自身の・・声・・・(聞こえている・・・・確かに聞こえていた・・筈だ・・・人のエゴで産まれ、人のエゴで殺される彼らを哀れもう、理解しようと・・誰も傷つかない道を模索しようと・・・でも)・・・・・わからない・・(私はその信念を、自分で壊した)
        ・・わかんない・・ですよぅ・・・(悲し気に目を閉じる)
        ずっと・・分かり合おうとしてきた・・共存する方法があるって・・思ってた・・・(でもアイツは・・)
        先輩・・私・・・私も・・怪異を殺しました・・・つい最近
        ・・あれはあいちゃんを狙ってて・・りゅーちゃんの力で脅せば近づかなくなるって思ったのに・・・諦めなくて・・・何度も呼びかけたのに・・しつこくて・・・私・・私の隙をついて、あいちゃんに噛みついて・・・あいちゃん・・腕が取れちゃうんじゃないかって・・・血がいっぱい出て・・・(血臥崎先輩を見れない・・何も見たくない・・顔を覆って矢継ぎ早に)
        ・・・・初めて・・怪異が憎いと思った・・殺したいって思った・・使命だとか、信念とか・・そんなの知らない・・・こいつだけは生かしておけないって・・

        ・・・っは・・(笑う・・情けなくて)・・・バカみたいです・・・きれいごとばかり言って・・結局、私が否定したかった事をしている・・・それでいて・・喜んでる・・・
        ・・・私には・・自分が何をしたいのか分からない・・・
        -- やどり 2020-05-27 (水) 00:19:39
      • (彼女の声を聞く。絞り出されるように紡がれたその声を聞き漏らすまいと、己の呼吸さえ顰めて、静かに)
        (怪異を殺した、そう彼女が言った時、視線を伏せた。資格がない、彼女のその言葉に覚えた予感は、当たってしまった)
        (そして物部に怪異が襲いかかったと聞けば、片眉を上げる。知らぬであったがとは言え、口惜しさを覚える)
        (目前にしていたであろうやどりにとってはその比ではあるまい。激情が彼女を支配したのだろう、口々に語る彼女を見て、手に取るようにそれは伝わり)
        ……流河。同じだ、同じなんだよ。そんな程度のこととは言え…俺は、同じことをした(かつて、秘密基地のあったそこを見て、呟く)
        そして、俺は選んだ。今の道をな。…実際に依頼として仕事をしたのは…中学に上がった時だったが…
        俺も、迷ってた。あの時、他に手はなかったのか、追い払うだけで事を済まして、後は大人に任せて見ないふりをすることもできた。
        (そうして、遠くを見る。河川敷に落ち行く夕日は、赤く、赤く。雄大な赤焼けですべてを包みゆく)
        俺は、お前のしたことが正しいとは言えない。それは、お前の抱いてた思いを踏みにじることになる。
        でもな、流河よ。物部を助けたいと、そう願ったお前の、奴のために怒った思いまで嘘にするな。
        ……それは、お前を後悔させる。自分自身を否定しても…そこには何も生まれない。何もな。
        迷うな、とは言わん。だが…お前は、お前に後悔のない選択を、するんだ。俺は…お前に後悔をさせたくない。
        (明るい笑顔を浮かべていた、彼女を思い出す。きらきらとした思いを、胸に抱えて震えていた彼女を脳裏に浮かべる)
        (その輝きには、一つの黒点が生まれてしまったのかもしれない。だが、それが彼女の輝きを全て失わせたことにはならない)
        (幾つもの闇を抱えてなお…輝ける太陽のように、彼女ならなれると、そう、信じて) -- 総痍 2020-05-27 (水) 00:52:50
      • (ちょっとの油断が大きな惨事を招いたかもしれない・・・そういう意味では、同じなんだと思う・・・)
        ・・・(同じ分岐点で、先輩は怪異と積極的に戦う道を選んだ・・・私は・・迷っている・・・ただ、先輩は否定しないでいてくれる)
        うん・・・・・(あいちゃんが生きて、無事でいてくれたことは本当にうれしい・・・ただこのどうしようもなく矛盾した想いを、どうしたらいいのか分からないでいる)

        ・・・ねぇ・・そーい先輩・・
        -- やどり 2020-05-27 (水) 19:49:45
      • (ずず、とコーヒーをすする。暖かったそれは、もう大分冷めてしまっていた。そうして、彼女の言葉に向き直り)
        ……ん、なんだ流河(その呼びかけに応える。どんな言葉でも聞き逃さぬようにと、耳を澄まし) -- 総痍 2020-05-27 (水) 20:56:07
      • (なんの滞りもなく応えられれば、少し嬉しそうに笑い・・・でもどこか悲しく、悟ったように)
        いつか私が・・・人として絶対に間違っている選択をしそうになったら・・・叱ってくれますか・・
        -- やどり 2020-05-27 (水) 21:52:31
      • (彼女の表情を見る。そうしてその言葉を聞いて口を一文字に結び、真剣な顔をして、こくりと頷く)
        ああ…任せとけ。お前が何かを致命的に違えようとしてるんだったら…叱ってやるさ。殴りつけてでもな。
        なあに、後輩の道を正してやるのは先輩の務めだ。…だから、心配すんな。お前が何かやらかしそうになったら、俺が居る。
        お前は安心して、選べばいい(彼女に向けて、笑みを見せる。いつもの少し不敵な、犬歯を見せた薄い笑みを) -- 総痍 2020-05-27 (水) 22:09:30
      • ・・・ありがとうございます(ここで漸く、心の底から安心したような笑顔を浮かべた)
        えぇっそれはもう思いっきりやっちゃってください、どーんって(くすくすと)
        (そして)・・・・・・(少し何か、迷うように視線を彷徨わせた後・・諦めるように首を振って)もう、行きますね?・・・そーい先輩・・ありがとうございました(頭を下げて帰っていく)
        -- やどり 2020-05-27 (水) 22:23:14
      • …礼は要らん。ただの後進指導だからな(ひらひらと手を振り、それでも彼女の笑顔を見れば…少し嬉しそうにして)
        へっ、言ったな?俺ぁ手加減が上手いタチじゃねーからな、覚悟しとけよ(などと、冗談めかした風に言うくらいには、男も安心したのか)
        ん、付き合わせて悪かったな。じゃあな(そう言って彼女を見送った。…それでもなお、浮かんでいた迷いの表情を、記憶に残し)
        (ままならぬものだ、と胸の内で呟きコーヒーを飲み干して川へ投げ捨て、しばし夕日を眺めてその場を去っていった) -- 総痍 2020-05-27 (水) 22:31:10

Edit

  • (山の中を女が歩いている、黒と薄暗い赤の装束は一見神道のそれに見えるがこの様な色合いの装束など存在しない)
    (何よりもこの様な闇よりも濃い魔性の気配を漂わせる巫女などというものは存在しない、在るとすれば余程の淫蕩や穢れた神を信奉する者ぐらいだろうか)
    (だがその顔に伴うのはそうした気配とは相反する菩薩のような穏やかな笑み、何もかもちぐはぐな女はしかしその足取りは確かに有名達怪異の集う場へと向かっている)
    (知識ある者、力ある者であればその気配が何者かには既に気付いている事だろう、現在の伊上の山の神域を掌握した何者かだ) -- ??? 2020-05-24 (日) 21:37:46
    • (『ヒャンヒャッワワンッッ!!』訳:なんかやべーのがこっちまっすぐ向かってくる!
      この柴犬もイヌの怪異であり、怪異仲間はイヌの言葉が分かるので。伊上山の怪異の森は騒然とした)

      『ねぇぇぇぇ!だから私を盾にするのやめてよぉぉぉ!!!』
      『いいや、今回の件は100%そなたのせいじゃ』
      『覚悟をお決めなさいッ』
      (こうして、無数の怪異仲間に背中を押されてというか、押し出されて森の入り口にて
      出迎えることになる有名ちゃんである。
      そんな怪異達の後ろから、カタンッ…と木人形の動くような音がして。猫耳少女が顔をのぞかせる。

      『わー!かくして!その子隠して!』
      『はいはい、あなたはこちらで大人しくしていてくださいね…』
      (時系列は、すでに大杭神の魂のカケラが、木像に降りて復活している。以上前置き終わり)


      …こほんっ。こ、こんにちわぁ…。
      (ひきつった笑顔で、歪な木々の鬱蒼と生える森の前で、有名が、やって来た不可思議な女を出迎える) -- 有名 2020-05-24 (日) 21:56:08
      • あら…(有名が出迎えれば色の在る声が有名の耳を撫でる、憂いを帯びた瞳が向けられる)
        (他者の知覚を認識出来る少女にとってこの女は相当に毒の部類かも知れない)
        (視線の一つ一つが、声の一つ一つが、立ち振舞の全てが、吐息が、気配の全てが他者に快楽を齎す通力に満ち満ちて練り上げられている)
        ええこんにちは、まさか出迎えて貰えるとは思わず感謝の極みで御座います…。
        私は倉守艶姫、不肖の身ながら彼の伊上山の神社の再建を相奉る事となりました女僧です。
        此度は皆々様に挨拶の旨と幾つかご確認をしたき意が在り足を運ばせて戴きました…(色の載った声が守りの隅々にまで走る) -- 倉守艶姫 2020-05-24 (日) 22:21:16
      • (全身を撫でられるような声に、有名の人魂耳と尻尾が、そばだつようにぼわっとした)

        い、いえ…こちらこそぉ…。まさかここまで来られるとは思いもしませんで…。
        (あー、この感覚…なんか覚えがあるぞぉー…?倉守…倉守!?有名は色々察した。
        とりあえず呼吸を落ち着ける。最近はもう展開が怒涛過ぎて頭が追い付かないので
        逆に冷静だ)

        はい、お話は以前に伺っています。私達はそれに対して邪魔はしませんと、お約束もしました…。
        確認とは、どのようなことでしょうか。 -- 有名 2020-05-24 (日) 22:53:26
      • //ひゃぁ、また更新確認みすだ!ごめんね! -- 有名 2020-05-24 (日) 22:53:50
      • その様な事はありません、これから伊上稲荷は同じ地に住まう者として末永いお付き合いをさせて頂くのですから
        であれば挨拶をせぬなどという不躾はええ、なりません…
        (呼吸を落ち着けようとする女の耳にぬるりと蜜を塗られるかのように女の声が染み入る)
        (艶姫の言葉はある意味で弟のそれより遥かに悪辣だ、抗う事の難しい感覚を以て冷静さを奪おうとする)
        (そしてそれは恐らく純粋な善意を以て行われている、言葉には混じり気のない穏やかさだけが満ちているからだ)
        では…一つは伊上稲荷建立の折にはそれを認めて下さるとありがたく…
        我が弟の無作法によりこの様な結果と相成りましたが神をお隠れさせる事は本来望まぬ事
        私も貴方方とは共存をしたく、その為の手土産と成る話も御座います
        //気にするな! -- 倉守艶姫 2020-05-24 (日) 23:20:13
      • 倉守先輩のお姉さま…なんですね。
        認めるも、何も…私達はただこの山に隠れ棲んでいるだけです。もはやヒトと争う力もないですし…。
        ましてや神仏のことなんて何も…。
        (だめだー、なんか話してるとクラクラするよこの人!素数を数えるんだ…1,2,3,4…。ダメだ)

        共存…倉守先輩も仰ってました、私達を一つのカタチとして認めると…。それは本当ってことなんです?
        (手土産…?正直いやな予感しかしないけど…と思いつつも、期待はしちゃう) -- 有名 2020-05-24 (日) 23:42:19
      • ええ、ええ、世の移り変わりとは無常なもの…形あるモノ全てにそうして寄り添います
        ですが在るのに心満ち足りぬ事もまた悲しき事、であればそれを滞りなく満たす事が我等稲荷神使の務めでありましょうや
        (弟の言葉を肯定しつつその期待に沿う言葉をその濡れた唇から女は紡ぐ)
        私の奉る荼枳尼天は陰の女神、であればこそ人々の生み出す陰の気を吸い上げる務めが御座います
        そうして浄化した陰の気を山へ少しばかり満たし怪異の安心して歩ける神籬を増やそうかと
        (ある程度までの怪異であれば神の気混じりの陰の気を吸えばそれだけで暮らしていける事だろう)
        (少なくとも飢えて市へ降りるという危険は無くなる)
        如何で御座いましょう?我等稲荷の建立をお認め頂けますでしょうか? -- 倉守艶姫 2020-05-24 (日) 23:57:49
      • つまり、ヤマノカミ様に代わり、荼枳尼天様をお祀りする寺社を建てて、私達を払…わない。
        私達のよりどころである陰気を吸って、闇を失く…さないと…。
        なるほど、もはや私達の居場所はこの山に…ん?ありますね??
        (おやおやぁ?と首をひねる有名ちゃん、倉守先輩どれだけ信用なかったんだろうね)

        あの、何一つ私達に悪いことが無いように聞こえるのですが。
        というか、寺社が建って、聖域が拡大すると私達みたいなのは逆に棲み易いのでは?
        (たぶん、トンネルが開いて、多少麓にヒトが増えても平気なのでは?) -- 有名 2020-05-25 (月) 00:10:47
      • (目を瞑りフフ、と微笑むその表情は弟の至らなさに関わる一人の姉としての愉快そうなもの)
        元より我が弟もそう伝えようと努力はしていたようですが功徳が足りぬ様ですね
        (女はその胎の前に両手を持ってくると円を作り)世は円環
        陰陽ありてこその世、身の内にも身の外にありてこその世、天と地、人と怪異在りてこそでありましょうや
        ですが勿論こちらとしても御守していただきたい事は御座います…人の世に在れど人は喰らわず
        そうした殺生があればさしもの私も人の世の流れは留められません
        それと…ええ、他にも確認したい事が。神、について
        (その声に練り込まれた甘えるような、縋るような、頼むような意図は気を張らねばずるりと耳から入り込む)
        (注意しなければ脳をかき混ぜられ答えてしまうだろう…ただこの女は明らかに分かって来ている) -- 倉守艶姫 2020-05-25 (月) 00:22:31
      • なるほどぉー…それなら……?!
        (この森に棲む怪異で、街まで行ってヒトを取って喰おうするモノは居ない。
        安心、と言おうとしたところで…急に目の前の女の雰囲気が変わったように感じて
        また有名の耳と尻尾がぼわっとした)

        な、なんでしょうカ?
        (声裏返った) -- 有名 2020-05-25 (月) 00:40:29
      • 神、とは永遠なるもの…滅びる事などそうそうなく僅かにでも在るべき隙間あらば誰かの言の葉に乗り在り続ける事でしょう
        けれども今の世は神の名を語る者すら居らず名を失った神に至っては永遠に隠れねばならぬ時代
        ええ…人がそう願い続けるのならばそれも仕方ないのでしょう
        ただ穏やかに戻るというのなら吝かではありませんが…
        そうは思いませんか?(微笑みながら首を艶やかに傾げる)
        (まるでただの世間話とでも言うように、永遠に隠れるか降るかと女は口にしたのだ、神に対して) -- 倉守艶姫 2020-05-25 (月) 00:52:51
      • …………?……!
        (有名は急に何を言い出すんだこの人は…と訝しんだ。10秒すぎたころにやっと、ピンと来た!
        思わず後ろを振り返…りそうになって、からの、目を逸らす振りへ!変更!実際挙動不審。
        まずい、この人…ツミちゃん(仮)の事勘づいてるぞぉ!やっぱり倉守先輩のおねーちゃんだ!同じ穴のムジナ…キツネ!?)

        きゅ、急に何をおっしゃいますやら…。荒神様がおっかないのはいつの世も同じこと…
        だから、祟られぬようになだめもしますし、お祀りもするわけでぇ…。
        (よく、考えたら別に艶姫さんの言ってることは、ごくふつーだし。普通に話せばよかったのに。
        しょうがないよね、都合が悪いことはとりあえずバックレるのが有名ちゃんのサガだから!
        そうして、自分で自分の首を絞めるのである) -- 有名 2020-05-25 (月) 01:03:25
      • (挙動不審な有名に対して艶姫はただ手印を作って穏やかに微笑み続けている)
        (ただそれだけを見て取れば一枚の絵の如く静謐なものだが仏僧としての姿を示したという事でも在る)
        全く以てその通りです、古来そう在るべきであり滑り良く巡るのならばそれが何より
        ですが…あぁ…(酷く色気に満ちた官能の声が森を駆け巡る)
        (だが今度の声は怪異からすると酷く目眩のする声だ、強制的な快楽を伴うと共にほんの僅か陽の気が音に伴う)
        再び繰り返される事が無いようただただ祈るばかりで御座います…
        (そう言うとゆったりと頭を下げて)それではこれにて…
        お時間を取らせ相すみません(女は踵を返してその場から去っていった) -- 倉守艶姫 2020-05-25 (月) 01:20:55
      • ええ、ほんとに日々是平穏がなによりでして…ぬぁ…あ…はい、いえいえ、お構いなく??
        (陽気に当てられて、くらくらとしながら、遠ざかっていく艶姫の姿を見送った。
        さったあと、ぶるぶると水しぶきを飛ばす犬みたく顔を振るい。深く、深呼吸>溜息)

        なんだろう、私どんどんドツボにハマってる気がする…ううん…。
        (振り返ると、アノマロカリスみたいな蟲を追っかけて、ふらふらと歩く
        猫耳少女が居た。
        大杭神の魂のカケラを宿した、新たなご神体…。なぜか美少女化して耳まで生えた)

        どぉーしよぉぉ…。
        (有名は深くため息した) -- 有名 2020-05-25 (月) 01:34:58

Edit

  • 『ちょっと頭を整理しようじゃないか』 -- 2020-05-25 (月) 03:48:01
    • 「 -- 有名 2020-05-25 (月) 03:50:18
      • 「コメントすらまともにできないあたりに、大変な混乱がみられます。有名と書いてゆうなちゃんです」
        「ヒャン!」
        「多分、縄文時代生まれ、人語を解し、玉ねぎやチョコレートが食べられる犬の怪異、イヌさんです」
        「ヒャン!」(イヌです。この枝は、やどりさんが儀式に成功し、砕かれた大杭神の魂を保護するのに成功した時間軸でお送りします) -- 有名 2020-05-25 (月) 03:54:20
      • 「久常君(クロくん)は3年前に、大杭神様に神隠しされた妹、深白さん(シロちゃん)を助け出そうと。
         神殺しに挑みました。それが今回の件」
        「ヒャン」(やどりさん、クロくん、シロちゃんは幼馴染。)
        「久常君、やどりとは、高校で知り合ったので、過去の事はあまり知りません」
        「ヒャン」(3年前って何してたっけ)
        「蟲の天ぷらにハマってました」
        ※蟲:有名の棲み処にうじゃうじゃいる、『蟲の仕業ですな』で有名な蟲。

        「さて、青春したり、赤マントを倒したり、手がかりを探したり、女装したり。
         色々して、久常君は、ついに伊上山の忘れられた神、大杭神が妹を攫った犯人だと突き止めます」
        「ヒャン!」(この前振りいるー?)
        「要ります。大杭神のヒントを求めて久常君が、私のとこに来たことで、私もこの件に
         関わることになります」
        「ヒャン」(やどりさんとは、やどりさんがボディを探す、龍神のりゅーちゃんさんの体を)
        「ヒャン」(有名が企画開始前時間に盗んでたことで、先に関係できてたね)
        「はい、これで私は久常君と友達になり、やどりとは友達になりつつ借りがあるということに」

        「ぺちゃぺちゃぺちゃ…」(お茶飲んでる)
        「ごくごく…」(お茶飲んでる)

        「やどりは最初、久常君の妹探しに手を貸していましたが。怪異にも同情的な性格から
         敵を倒すのにもややためらいがありました」
        「ヒャン!」(赤マントの時とかね)
        「そして、大杭神の神殺しの件で、久常君には手を貸せないということに」
        「ヒャン」(人間関係はむずかしいなー)
        「大杭神を放置して、荒魂にしたのは人間の責任でもありますから?」
        「ヒャン!」(やどりさんは、お山の道祖神を直したりして)
        「ヒャン」(怪異とヒトの共存にも積極的だったね)
        「我々にとっては、ありがたいですよね」

        「同時期、私はやどりに正体がバレてしまいました。ホワイトロリータ食べます?」
        「サクッサクッサク…」
        「サクサク…。これで、りゅーちゃんさんにボディを持っていることがバレた私は
         ひぃぃッ!?ってなりました」
        「ヒャン」(うちら、神仏コワイ勢な怪異だもんね)
        「で、やどりが大杭神の件で、友情と主義の板挟みになってることを知り。
         私は主に善意から、知恵をお出ししたわけです」
        「ヒャンッ」(あと、龍神の巫女のやどりさんに便宜を計って、りゅーちゃんさんにお目こぼししてもらうため)
        「左様、それが、神殺しで砕け散るであろう、大杭神の魂を新たなご神体に入れて
         助け出そうという計画」
        「ヒャン」(おっかないことかんがえるもんだ)

        「これを、人間関係に悩むやどりのため、久常君にも、やどりにも内緒で実行に移したんですよね」
        「ヒャン」(なんで?ちゃんと話して仲直りさせればよかったじゃん)
        「いやー…。だって、妹助けるために命がけの覚悟決めてる久常君に」
        「妹攫った神様もかわいそうだし、倒したあと助けてあげようよ!とか…言いづらーい」
        「ただでさえ、友達に負い目があるやどりに、友達の計画の裏をかくような話、しづらーい」
        「ヒャン」(人間はめんどうだにゃー)
        「面倒なことは、黙ってバックレようってのが私の性分ですし?」
        「ヒャン!」(さすが嘘つき怪異!泥棒!詐欺師!タヌキ!)
        「タヌキじゃありません!もっとしゅっとした生き物です!」

        「まあだから、久常君には情報提供はしつつ、救出計画は内緒に。
         やどりには、実行直前まで詳細を伏せておいたわけですが」
        「ヒャン」(これをうまい計画とか言ってたけど、なんで?)
        「後で助けるとは言っても、1度はご神体を破壊し、大杭神にはきっちり死んでもらうわけですから。
         久常君は、目的を完遂し、妹さんをたすけだし。
         やどりは、魂のカケラでも、救い出すことで罪悪感を持たずに済むと…」
        「それに、神宿しの儀式は、やどりの協力あってこそ可能だったわけで」
        「ヒャンッ」(なるほど、終わりよければすべてよしと)
        「そういうこと!私あったまいいー!……だったんですが」

        「ヒャン!」(久常君死んじゃったね!)
        「そうなんですよねぇぇぇ!?私、誰か死ぬ可能性を完全に失念してたんですよぉぉ!」
        「ヒャン!」(まじで?バカじゃん!)
        「ねぇぇぇ!?私バカ怪異ですねぇぇ!?」
        「ヒャン!」(じゃあ今の有名の立場って)
        「ヒャン!」(龍神の体を盗み出して力を得て、妹を助けたい久常君に情報を提供して神殺しを唆し)
        「ヒャン!」(見殺しにしたうえ、やどりさんを利用して大杭神まで自分たちの元に囲い込んだ…)
        「クゥーン…」(ドン引きするほど大悪党じゃん…。そうまでして力を得て、何がしたいの…。)
        「違っ私そんなつもりじゃ…。ああああ!こんなのバレたら、私煮て焼いて喰われる!毛皮は
         帽子とかにされるー!!」
        「ヒャン」(討伐に関わった人の中には、銚釐やアリス・アリシアもいるし)
        「ヒャン」(コワイって言ってた血臥崎総痍や倉守喰三もいるよね)
        「他にも、墨薫先輩や、吉広くんや怪異バスターガチ勢な楓さんとかね、三笠くんやアエリアさんとかね
         …総勢、10人を敵に回す私」
        「ヒャン…」(煮られるのと焼かれるのどっちがいい…?)
        「煮て良し、焼いてよし、でもタタキは嫌!」
        「ヒャン!」(ネタが古い!)
        「明治生まれだもん…」

        「はぁぁ…ずずっ」(お茶飲んでる)
        「ぺちゃぺちゃ」(お茶飲んでる)

        「私、これからどうなるんだろう…」
        「ヒャン?」(天ぷらはどう?)
        「笑えないっす…」 -- 有名 2020-05-25 (月) 04:48:58

Edit

  • (慰撫ってつまりどうするのかな・・・遊んであげればいいのかなと大杭神に会いに来てみる) -- やどり 2020-05-26 (火) 19:58:47
    • (冬晴れの怪異の森、げっそりした顔で岩に腰かけて空を見つめてる有名ちゃん)
      (の横でふらふらと蟲とかを追いかけてウロウロしてる猫耳少女…。歩く度に時々、コポンッと木人形の音がする) -- 有名 2020-05-26 (火) 21:40:04
      • だ、大丈夫?有名ちゃん・・(さすりさすり)
        あ・・・もう普通に動けてるんだ・・ -- やどり 2020-05-26 (火) 21:59:02
      • うごけてるというか…制御なんかできないというか…(さすられさすられ)
        (設定周りと起動シーンは時間をみつけてやります)
        まぁぁぁ?ご神体として安置しておいたら、力をつけ過ぎてしまうかもしれないし…。
        こうして放し飼い(?)にしておくのが現状最も無難でしょうか…。オオクイツミちゃんは生まれたばかりの神様です。お友達にも教えてあげてくださいね…。
        (蟲を追ってふらふらと歩き、穴か何かに落ちそうになったところを、怪異のおじさんに方向転換させられている。
        なるほど、目が離せない小さな子供とほぼおなじである) -- 有名 2020-05-26 (火) 22:23:16
      • ガス抜きが必要って事か・・・え?教えて大丈夫なの?(秘密にしていたからメンタルやられている所ある)・・というか私達・・・大丈夫かな・・・
        ・・・傍目から見る分には・・普通の子供って感じ・・ -- やどり 2020-05-26 (火) 22:44:45
      • 冗談です…。(名前フタバちゃんにでもします?とかなんとか)
        そうですねぇ、色々な意味で気が気じゃないです…。やどりは、やっぱり後悔していますか…?私に騙されてしまって。
        (嘘をつくことには慣れているはずなのに、今回の嘘ばかりは、有名もいろいろ堪えているようです) -- 有名 2020-05-26 (火) 22:58:52
      • ・・・ですよね(はぁぁっとため息)
        騙された・・とは思ってないよ・・私は大杭神を救える道を探して・・有名ちゃんはその為に頑張ってくれたんだもの
        悔いる事があるとしたら・・・(それは自分の思いに対して・・・そしてそれは、自分の思いに応えてくれた有名を裏切る行為に繋がる・・・それだけは出来なかった)
        ・・・・・・(呑み込む)・・・ごめん有名ちゃん・・・巻きこんじゃって・・・
        でも・・さ・・?クロちゃんだって戻ってくるみたいだし・・辛い事はそう長くは続かない筈・・・全部元通りだよ -- やどり 2020-05-26 (火) 23:36:39
  • 戻ってくる…噂を広めれば、怪異として帰ってこれるという…。はい、だから私も出来る限り仲間たちにも、行燈りの配信とかヘビロテさせたりしましたが…。
    うわさって、私達怪異の分もカウントされるんですかねぇ? -- 有名 2020-05-26 (火) 23:49:39
  • 凄い事だよね・・・だってあの場にいたのって10人くらいでしょ?
    (その程度の数の人の思いが、巡り巡って怪異を生み出す潮流を作ってしまう・・・ひょっとしたら、その有り様すら変えてしまうかもしれない・・そんな事実が・・少し怖かった)
    ・・どうだろう?・・・人と怪異じゃ生まれから違うけど・・有名ちゃん見てると、私達と同じように感じたり考えたり・・・思いを抱いているように見えるし・・カウントされそうな気がするけど・・・(ダメなのかな?と) -- やどり 2020-05-27 (水) 00:28:06
  • へへへ、私たちはもとがケモノであったり、人であったり…。まぁ、今どきの怪異とは少し生まれ方も違うのですよ。
    (そういって、やっと有名に笑顔が)
    (猫耳少女の方は、あいかわらず、うろうろとしては、時々その辺を漂う蟲をひっつかんで…食べたな) -- 有名 2020-05-27 (水) 00:35:18
  • そうだったんだ・・・なんかそうなると怪異ってなんなのか分かんなくなる・・・(生まれで明確に別けられるものだと思っていたから)
    (漸く彼女が笑みを浮かべれば、こちらも少しホッとして)
    ・・・(食べた・・とか考えてる・・取り敢えずと当初の予定を思い出し、近づいて座る)大杭神様は蟲がお好きなんでしょうか・・・ -- やどり 2020-05-27 (水) 20:16:08
  • 見た目アレですけど、天ぷらとか鍋とかにすると美味しいんですよ蟲。
    (怪異の森に漂ってる半透明な奴らのことである)

    でも、食べてるってことは、もしかして力を取り戻そうとしてるんじゃないかと思って
    ちょっとおっかないですが。神宿しなんて初めてしたし、動き出すなんて想定外で…
    昨日からずーっと話し合い続けて疲れ果ててるのが今です(ぐったり)

    やどりは何かいい知恵ありますか? -- 有名 2020-05-27 (水) 20:28:59
  • え・・・そうなの・・?(漂ってるのをみる・・・いやそうな顔)
    力を・・・?(それは良くない・・それがこの神の性質なのかもしれないけれど・・思うがままにさせればきっと)
    ・・・私達には・・大杭神様を復活させた責任がある・・程よく・・消耗させないと・・・
    (うぅんと考えて)・・・ボール遊びでも・・してみる?(疲れさせる→遊ぶの発想) -- やどり 2020-05-27 (水) 20:38:08
  • 犬のお世話ですか!?
    (思わずツッコミ入れてしまう有名ちゃんだが、『その発想はなかった』とか
    『歌や舞を奉納するのも、神様への暇つぶしの一種であったなぁ』とか、そんな事
    を言う怪異さんたちも)

    ボール、ボールありましたっけ…?あ、はいどうも…鞠ですね。
    (いわゆるトラディショナルな作りのカラフルな鞠である) -- 有名 2020-05-27 (水) 20:53:17
  • う・・・(実際飼っている犬とか親戚のちっちゃい子相手の発想である事は否定できない)
    あ、綺麗・・・折角なら野球とかサッカーとかさせたいねぇ・・・
    (一先ずはキャッチボールを試みようと鞠をてんてんさせて興味をひかせようと試みる)大杭神様〜遊びましょう・・・(ほらこうやってと有名ちゃんとキャッチボールをして見せ・・・程よいタイミングで投げてみる) -- やどり 2020-05-27 (水) 20:58:43
  • (鞠の中の鈴が、りんっとなり、猫耳少女の足元を転がっていく鞠…。全然反応しない。
    一応、目線を動かしたものだから、拾い上げてもう一度とやってみる。
    やどりと有名の間を、りんっりんっと行き来する鞠、そして、りんっぽてぽて…。
    虚しく足元を転がっていく)

    あんまり反応しないですねぇ…ああっ!イヌさんが本能を抑えきれなくっ!
    (りぃぃーんっと激しく鈴を鳴らして、柴犬が鞠に突っ込んだ!)

    イヌさぁーん!今はイヌさんと遊んでるわけじゃ…イヌさぁぁぁーーん!
    (鞠を取り返そうと有名が追っかける、鞠を加えて飛ぶように走るイヌ!
    立ち止まって振り返る、のち、ダッシュ!激しくかき鳴らされる鈴のリズム!)// -- 有名 2020-05-27 (水) 21:09:29
  • (反応しない・・・いや、ちょっとした!で繰り返してみるがダメで)むぅぅ・・・難しい・・え?あ!あぁー!!ま、まってぇ!
    (有名ちゃんと二人して追いかける、全然ダメだった)
    (その後鬼ごっことかかくれんぼとか、もっと単純に駆けっことか、もっともっと根源的に高い高いとかいないいないばあとか試みたりしたけど・・多分ダメだろう・・・〆!) -- やどり 2020-05-27 (水) 21:59:35

Edit

  • (100万記念配信へようこそ) -- 行燈りの 2020-05-24 (日) 19:03:10
    • (1月2日に放送された、行燈りのの生配信。16時頃から21時ごろまで続く予定のそれ、最近のすさまじい勢いのバズりもあり、視聴者は10万を超えた)
      (行燈りのの、ここに至るまでのお礼と感謝…大変だったこと、想いなどの雑談。ゲーム企画。お歌枠。そして最後の特別枠、と10万人記念に近い形式だ)
      (雑談枠は笑いあり感動あり。これまで追ってきた視聴者も、最近登録した視聴者も、思い出を振り返りながらエモを感じていた。この時点でヒのトレンドに「りのっち」のハッシュタグが入っている)
      (ゲーム企画はSEKIROのラスボス攻略。終わるまで眠れないのでは?日を跨ぐのでは?と思われていたラスボス戦、一心についてはなんと5度目のトライで突破した。成長もうかがえ、1年にわたるSEKIRO実況は終了した)
      (お歌配信は、行燈りのの歌唱力でリスナーにダイレクトアタック。スパチャが舞い飛んだ どの企画もつつがなく、盛り上がりながらも進行していった) -- 行燈りの 2020-05-24 (日) 19:07:20
      • (そして10分の休憩をはさんで、最後の企画。いつもの如く未知の領域で、また大型コラボするんじゃないかとか、重大な告知とかあるのでは、とリスナーが盛り上がっていた…) -- 行燈りの 2020-05-24 (日) 19:08:16
      • (…大丈夫なはず。そう、年末にアリシアから貰った精気…普段以上に、異能をコントロールできる。久常君を救うために、私はこの力を使う。……よし、と気合を入れ直して)
        …戻りました〜、今来た方はこんりの〜。はい、それじゃあ最後の企画に入っていきたいと思います…(コメント欄をチェック)…ああ、いえ。デビューとかそういう話ではなくてぇ…
        というか、ごめんなさいね、100万記念の最後ですけど、そこまで重大発表!というわけではないんです。前にね、やりたいなーと思った企画があって。それを今回から、やっていきたいと思いまして。
        …それじゃ画面替えますね。(ぽち。クリックの後、凝ったフォントスタイルで画面に表示される、『行燈りのの夜話語り』の文字)
        …はい!というわけでですね、最近、ほら。ネットでいろんな話とか、噂ってあるじゃないですか。ああ、赤マントとかそういう危ない話ではなく…こう、温かいエピソードとか、感動話とか。
        そういうのをマシュマロとかで投稿してもらって、それをりのが頑張って読み上げさせてもらって、みんなに知ってほしいな、ってそう思ったんです。そういう企画を今後やっていきたいなー、と。 -- 行燈りの 2020-05-24 (日) 19:14:18
      • (人心掌握、発動。……貴方達は、物語に、感情移入を、したくなる) -- 行燈りの 2020-05-24 (日) 19:15:10
      • それでですね、100万記念の最後を締めるのは、夜話語りの第一回で行きたいんです。折角一杯の人に見てもらっているので、ええ。感想とかもいっぱい出てくるでしょうから、それ見て今後どうしていくかまた判断しますね。
        あとは、マシュマロとかにそういう話はこれからどんどん投稿してもらって…ああ、変な話、捏造とかでもいいですよ?感動できる、心温まる話を読めれば、それで皆さんの心が温かくなってもらえれば、と思ってます。
        ……さて、ではさっそく、始めていきましょうか。雰囲気出しますね〜…(画面の向こう、行燈りのの部屋の明るさを調整。ぼんやりとした光になり、物語をするという雰囲気が出る) -- 行燈りの 2020-05-24 (日) 19:19:16
      • (人心掌握、発動。……貴方達は、私の声に、聞き入って、感極まる) -- 行燈りの 2020-05-24 (日) 19:19:49
      • それでは、早速、一通目ですね。…実はこれを選んだのは、前の…伊上市で、無くした友達の他にも友達がいて…その子から、話を聞いて、とても感極まったので。話を伝えたい、という想いからです。

        …とある町で起きた、ある少年と、その妹の……神隠しにまつわる、お話。

        ある街に、とても仲の良い兄妹がいました。猫人のお兄ちゃんと、猫人の妹。二人は双子の兄弟でした。
        二人は、小さい頃からとても仲良く過ごしました。二人とも、ずっと一緒に、過ごしました。ずっとずっと一緒だと、思っていました。

        でも、二人が13歳になったある日、事件は起きました。
        二人が一緒に買い物をしていると、お兄ちゃんが、妹がいなくなったことに気づきます。…すぐ隣にいたはずなのに、急にいなくなってしまいました。
        お兄ちゃんは、急いで慌てて探しましたが…妹は、見つかりませんでした。大人にも、警察にも、聞いたのに……見つかりませんでした。妹は、神隠しにあってしまいました。


        (りのっちの穏やかなヴィスパーボイスで語られる物語……それを聞く人の耳朶に残る声。そして語るは、二人の物語。久常玄道と、久常深白の) -- 行燈りの 2020-05-24 (日) 19:27:13
      • お兄ちゃんは、妹がいなくなってしまい、泣き、悲しみ、怒り…そして、心がすさんでしまいました。
        それまで、とても穏やかで優しかった少年は、中学校で…少し、荒れてしまいました。周りに、理解されない悲しみを振るようになってしまったのです。
        やり場のない悲しみと、自分の無力感を…どうしようもなく、でも、なにもできなくて。しばらく、そうしていました。
        でも、両親がお兄ちゃんに話をしました──(ここは、想像による物語を盛る。両親の説得に心を打たれる、という形で…親子愛も、描きつつ)

        …お兄ちゃんは、妹を救おうと、決意しました。そのため、今自分にできることを、探し始めました。
        まず、体を鍛えました。猫人として…出来ることを。人よりも呪術の扱いに優れていたため、その力を磨きました。また、体も鍛えました。
        勉強もしました。荒れていた時期を取り戻すために…出来ることをするために。いつか、もし必要になった時に。足りてない、ということにはしたくなかったからです。
        また、友達にも謝りました。荒れていた時期にも、見捨てないでいてくれた友達と、また仲良くなるために…そうして、彼の周りには、とても優しい友達が増えました。
        中学を卒業し、高校生になって。彼の周りには、とても優しい友達が、いっぱいできました。彼の悩みを理解し、支えてあげたいと思う、友達がいっぱいできました。

        …お兄ちゃんは、一人ではありませんでした。強くなった自分と、支えてくれる優しい友達が、できました。
        -- 行燈りの 2020-05-24 (日) 19:35:09
      • (人心掌握。…聞いて、お願い。聞いて。私の声を…そして、知って。彼の事を。妹を守るために、己を投げだした優しい猫又の事を…) -- 行燈りの 2020-05-24 (日) 19:36:08
      • (すぅ、と息を吸って)……そんなお兄ちゃんに、転機が訪れました。
        高校で、怪異に詳しい、専門家の家の子の先輩がいました。その先輩と、仲良くなって…妹の事を相談しました。
        すると、その先輩から…神を奉っている近所の山の、その神様の様子がおかしいことを告げられました。そして、そこで…彼の妹そっくりの、姿を見た、という話を得たのです。
        妹は…3年前に、神隠しに会いました。それは、土地の神様がおかしくなってしまい、起こした出来事でした。妹は、その神様の巫女となり…意志を奪われ、強制的に社を守らされていたのです。

        友の協力と、先輩の調査で、そのことをお兄ちゃんは知りました。妹を助けるときが、来たのです。
        警察に相談しても、神様が危険になっていると知られれば、妹がどのような扱いを受けるのかわかりません。お兄ちゃんは、妹を助けるために、自分と…自分を信じて、助けてくれる友達で、やり遂げることにしました。

        ────神殺しです。
        -- 行燈りの 2020-05-24 (日) 19:41:03
  • 決意を構えたお兄ちゃんは、入念に準備をしました。情報を仕入れ、腕に覚えのある…友達や先輩に、助けを求めて。
    そうして、準備が整ったのは、年明けの近い12月。…お兄ちゃんと、その仲間たちは……雪の山に、乗り込んで。狂ってしまった神から、妹を取り戻すために。闘いを挑みました。
    その戦いは、熾烈を極めました───(個人が特定されない程度に、戦闘の様子を語る。息をのむほどの臨場感に、コメントが聞き入って少なくなるほどに………)

    ───そして、最期。狂った神の御神体である、鉄の剣を受け取ったお兄ちゃんは。何かを察しながらも、それを砕きました。
    同時に、狂える神は己の力をすべて、お兄ちゃんへと放ち……滅びました。妹は、その滅びをきっかけに。己を取り戻しました。助かったのです。

    ……しかし、神殺しの代償はありました。最後に、神が放った一撃は、特大の呪詛となり、お兄ちゃんを蝕んだのです。
    お兄ちゃんは、その場に倒れ伏し……『社の中で、眠るように動きませんでした』。神からの一撃により、魂を強く削られてしまったのです。

    周りにいた、お兄ちゃんの友達や…自分を取り戻した、妹は、それを見て嘆きました。妹が無事、取り戻せたのに。お兄ちゃんが死んでしまっては、意味がないと。

    (すぅ、とここで、解釈を変える。噂を変える。…久常君が、いつか山に戻ってくると、そういう噂にしなければならない)

    …しかし、そこで神の声が届きました。狂った神ではない、狂ったものが討伐されたことで、神は…山全体は力を取り戻し。正しく、清い神に戻ったのです。

    神は言いました。
    「彼のお陰で、山はまた元の通り、正しく清いものに戻ることができた」
    「そのお礼だ。彼の傷ついた体と魂は、少しずつこの山で癒していこう。少し時間はかかるが、なに、すぐにまた会えるようになる」

    その言葉に、妹と、友達たちは喜びました。また、お兄ちゃんに会えるのです。
    お兄ちゃんが、妹のために頑張ったことは…
    (そう、久常君が頑張ったことは)…無駄では、なかったと。彼は、成し遂げたのだと。
    そして、いつかまた、笑顔を見せてくれるのだと…そう、信じて。彼が戻ってくるのを、待ち続けるのでした。

    ────────でも、そうね。きっと再開の時は、もうすぐで。


    (……語りを終えて、長い静寂。……話し終えた。語り終えた。怪異の力も込めて、思い切り心に残るように…彼の物語を) -- 行燈りの 2020-05-24 (日) 19:52:54
  • (…つぅ、と一筋涙をこぼして、それを拭って)……はい、みなさんどうでしたでしょうか。優しいお兄ちゃんの、妹を取り戻すための物語。
    私も最初これ聞いて、もう泣いちゃって…少しでも、みなさんがエモって思ってくれたらいいのだけれど(そう、そうしてこの話を広げてくれれば…後で動画単体でもアップはするとして…)
    …ええと、そういえば物語の名前だけれど。それぞれタイトルをつけておきましょうか。いつか後世でおとぎ話になったりするかもしれないし?ええ。そうね…(ここで、彼の名前を少しでも絡めておきたい…印象を付けるために…そうね…)
    『クロシロ物語』。…なんてどうかしら。その双子の猫人達、お兄ちゃんが黒猫で、妹さんが白猫らしいのよ。綺麗で、可愛い見た目だったんですって。
    …実話なのよね。事実は小説よりも奇なり、とは言うけれど…こうして平和に生きてる世界で、今もどこかでそんな物語が生まれていると思うと…ええ。少しでも、紹介したくならないかしら?

    (軽く雑談を続けてから)…ええ、これからもこんな感じで、物語を不定期に提供していけたらな、と思っています。楽しんで聞いてくれたら嬉しいわ。
    それじゃあ、そろそろ〆になるわね…ええ、皆さん、長時間の配信、見てくれてありがとうございました。楽しんでいただけたでしょうか…?
    100万人登録になっても、これからも行燈りのは、皆さんが楽しんでくれるような放送を、ゆる〜くやっていきたいと思っていますので…これからも、どうかよろしくお願いしますね?
    (その後、スパチャ後で読むとか次回配信の話などして)…最後に、チェンネル登録、高評価。よろしくお願いしたいのだけれど……それではみんな、あけりの、おつりの〜…(この配信は終了しました) -- 行燈りの 2020-05-24 (日) 20:01:47
  • (配信終了後、急いでヒのトレンド欄やサジェストをチェック。…「りのっち 物語」「りのっち 語り部」というサジェストは生まれているが)………しまった……(トレンドに、久常君の絡みのそれは、あまり芳しくない出来だった)
    (初めての試みということもあるが、原因を探れば)……そっか。そうよね……(物語にリスナーが聞き入り過ぎて、ヒでの呟きも減ってしまっていたのだ。行燈りのが、すごくいい物語を語っていた…という感想に塗れたため、視聴率は上がるかもしれないが)
    …これだけじゃ、弱いかも。山で、久常君が復活する、という噂を流し切ったとはならなかった…(だが何度も生で話題に上げ過ぎれば今度は違和感が生まれる……後は、伊上市内での噂の広がり次第か?)……学校が始まったら、また相談ね………(一人、溜息をついた)
    -- 銚釐 2020-05-24 (日) 20:04:34
  • コメント欄 -- 2020-05-24 (日) 19:07:27
    • 今来た。どんな感じ? -- 2020-05-24 (日) 19:08:26
    • 休憩中で最後にもういっこ企画ある -- 2020-05-24 (日) 19:08:40
    • あけりの〜 -- 2020-05-24 (日) 19:08:56
    • あけりの〜。新年仕事ニキお疲れ様! -- 2020-05-24 (日) 19:09:26
    • 何だろね。りのっちは何するか分からん -- 2020-05-24 (日) 19:09:38
    • メジャーデビューとかありませんかねぇ! -- 2020-05-24 (日) 19:09:45
    • ↑もしそれなら絶対ファンになるわ -- 2020-05-24 (日) 19:10:00
    • 楽しみすぎてそわそわする -- 2020-05-24 (日) 19:10:53
    • SEKIRO終わったのか…見たかった… -- 2020-05-24 (日) 19:12:16
    • お、来た -- 2020-05-24 (日) 19:14:31
    • 重大発表ではない -- 2020-05-24 (日) 19:15:21
    • りのっちのやりたいことをやってもろて -- 2020-05-24 (日) 19:15:29
    • 夜話語り!? -- 2020-05-24 (日) 19:15:40
    • なんぞそれ -- 2020-05-24 (日) 19:15:45
    • ↑SEKIROはすごかったぞ…最後覚醒してた -- 2020-05-24 (日) 19:15:55
    • りのっちの流麗ボイスで語り部ってめっちゃエモやん -- 2020-05-24 (日) 19:16:15
    • やっば。今の時点で期待値高い -- 2020-05-24 (日) 19:16:25
    • 聞きてェ〜〜〜っ -- 2020-05-24 (日) 19:16:34
    • 噂とか感動話とか好きです -- 2020-05-24 (日) 19:17:11
    • りのっちの語り今日は冴えててすき -- 2020-05-24 (日) 19:20:36
    • ↑今日も冴えてる、だろ? -- 2020-05-24 (日) 19:20:55
    • もう泣いた -- 2020-05-24 (日) 19:26:20
    • 声が良すぎる -- 2020-05-24 (日) 19:27:32
    • また伊上市かぁ… -- 2020-05-24 (日) 19:27:53
    • あそこマジで怪異現象多いな… -- 2020-05-24 (日) 19:28:05
    • 猫人の兄妹いいぞ〜 -- 2020-05-24 (日) 19:28:24
    • あっ(察し) -- 2020-05-24 (日) 19:28:32
    • 失踪事件か… -- 2020-05-24 (日) 19:28:42
    • 普通に人間にさらわれたんじゃ… -- 2020-05-24 (日) 19:28:57
    • ↑それなら警察だって無能じゃないから見つかるだろ -- 2020-05-24 (日) 19:29:13
    • 異能科もあるしな…つまりはただの人間や怪異の仕業じゃないって事か? -- 2020-05-24 (日) 19:29:30
    • この企画も好き……でも神隠しか -- 2020-05-24 (日) 19:33:51
    • なにそれこわい -- 2020-05-24 (日) 19:35:36
    • 黒猫はオス、白猫はメスが多いんだって遺伝的に -- 2020-05-24 (日) 19:37:33
    • ええ声だ…良かったなお兄ちゃん… -- 2020-05-24 (日) 19:42:29
    • おいちょっとエボシ様呼んで来い -- 2020-05-24 (日) 19:43:49
    • 俺も意志奪いたい -- 2020-05-24 (日) 19:53:37
    • やっべ。聞き入ってコメントできなかった。泣いた -- 2020-05-24 (日) 19:54:01
    • 泣いた -- 2020-05-24 (日) 19:54:10
    • 今めちゃくちゃ泣いてる。バッドエンドかよ!と思ったけどハッピーエンドでよかった… -- 2020-05-24 (日) 19:54:34
    • エッモ… -- 2020-05-24 (日) 19:54:43
    • ボイスドラマ聞いてる気分だったわ -- 2020-05-24 (日) 19:55:08
    • 伊上市の山やべーな… -- 2020-05-24 (日) 19:55:24
    • ん?今もお兄ちゃんは山で復活を待ってるって事か? -- 2020-05-24 (日) 19:55:54
    • なにかを得たらなにかを失うんやなって -- 2020-05-24 (日) 19:57:03
    • 自分を殺しにきた猫を復活…優しい神様だ… -- 2020-05-24 (日) 19:58:24
    • イイハナシダナー -- 2020-05-24 (日) 20:01:39
    • すぐ会えるって事は数年もかからないって事なのか?神様すげえ -- 2020-05-24 (日) 20:01:40
    • 年明け早々に泣かせやがって(お年玉スパチャ1万) -- 2020-05-24 (日) 20:04:16
    • すごくよかった!これからもりのっち頑張って〜! -- 2020-05-24 (日) 20:04:59
    • 楽しかった おつりの -- 2020-05-24 (日) 20:05:09
    • おつりの〜。いやぁ今後の物語も楽しみだ -- 2020-05-24 (日) 20:05:19
    • クロシロ物語をすこれ おつりの〜 -- 2020-05-24 (日) 20:05:37
    • これからも活動応援してます!おつりの〜 -- 2020-05-24 (日) 20:05:53
    • おつりの〜 -- 2020-05-24 (日) 20:06:01
    • おつりの〜 お兄ちゃん早く復活してもろて -- 2020-05-24 (日) 20:06:14

Edit

  • 北区
    • 伊上駅前
      • (週末の昼下がり。駅前の大通りが、警官の恰好をした人達によって通行止めにされる)
        (事故か?こんな時間から歩行者天国?などとざわつく、迂回を余儀なくされる車が渋滞し
        辺りが混乱し始めた時だ)

        (晴れ渡った空の、どこからともなく雪が降り始める) -- 2020-05-26 (火) 23:08:35
      • exp035609.jpg

        『はぁーい!またお会いしましたねぇぇ!』
        『出会ってしまっては仕方なし、泣く子と怪異には手が付けられぬ!
        今日もしばしのお付き合い、何卒々々!』 -- 和服の少女 2020-05-26 (火) 23:58:00
      • 『時に皆さま、猫又なる怪異をご存じでしょうか?
        それは種族?いえいえ、元はれっきとした怪異にございます』
        『俊敏にして、変幻自在、時に狡猾!キレ物と評判ですがぁ、意外や
        情に厚く、勇猛果敢。これは、そんなある猫又にまつわるお話にて
        伊上の猫又、クロ物語!』
        『なお、本公演は撮影可でございます、お手持ちの携帯、スマホ、カメラ等で
        撮影の上拡散の希望にて!撮影機器のございません人は、最寄のスタッフより
        カメラをお受け取り下さいな』 -- 2020-05-26 (火) 23:58:39
      • exp035610.jpg
        (ざあっと道行く人々の前に、ビルより高い定式幕が引かれて現れて。
        開いた瞬間、ゆっくりと移動する派手な舞台が出現。パレードと舞台が融合した、絵巻物風舞台劇である。) -- 2020-05-27 (水) 00:01:39
      • 『昔々というほどもなく、シロとクロなる猫又の兄妹がおりまして。
        やんちゃで悪戯、シロクロコンビとして勇名を馳せておりました!』
        (舞台上には幼い白猫と黒猫の仮面をつけた、幼い子供の姿)

        『腕白な兄妹は、猫のように自由気まま、ごくごく幸せに暮らしておりました…しかしっ!』
        (にわかに舞台上に黒雲の湧き上がり、雲の中から、巨大な手が伸びる)

        『妹猫シロは、なんという運命の悪戯か!12の年に行方知れず!
        徹底的な捜索の網にもかからぬその手口に、これは怪異か、神隠しの仕業であろうと囁かれ
        もはや発見は絶望的!残された兄猫クロと、家族に暗澹たる闇の時…』
        (黒雲に覆い隠されるようにあたりは夜のような闇に)
        -- 2020-05-27 (水) 00:18:07
      • 『しかし!クロはあきらめない!』
        (明転、移動していく舞台は、森から街中へ、昼に夜を目まぐるしく繰り返し
        その中を駆け回りながら、幼ない猫又は早回しのように成長していく)

        『時に修行に明け暮れ、力を高める』
        (複数の天狗に取り囲まれ、激しく組手を繰り返す)
        『時に妹の行方を、自ら探して歩いた』
        (一転、天狗は掻き消えて、目まぐるしく行き交う人々の流れに、流れに逆らうように駆けていく)

        『そして3年後!彼は一つの手がかりを手に入れる、それが…狂気の殺人怪異!赤マント!』
        (真っ赤なペンキが滝のように流れ出し、その中から、赤い帽子に真っ赤なマントの巨大なシルエットが現れて。
        クロを中心に、立ち向かう人影が数人) -- 2020-05-27 (水) 00:19:34
      • 『怪人赤マント!攫った妹を返してもらうぞ!』
        『フッハッハ!誰かと思えば、シロ猫の片割れ!おお、あの真白い毛並みは美しかった、赤く染めるに最高のカンバスよ!』
        『おのれ!とクロがとびかかれば、マントを翻し迎え撃つ赤マント!
        その裏地はなんと人面皮!哀れな犠牲者の皮の、悍ましき人皮マント!まさか、まさか妹もすでにこの中に?』
        (雷鳴がとどろき、仲間の少女が撃ち放つ砲撃が辺りを震わせる大音響。
        舞台中を所せましと飛び回り、ビルの壁面も駆け上がり、火花を散らし、爪とメスで切り合うクロと赤マント)

        『伸び来たるメスの連撃を、血しぶきも散るもいとわず、ついに爪が赤マントを捉えた!』
        『さあ、観念して白状するのだ赤マント!と爪を振り上げる。
        しかし相手は不敵に笑うばかり。貴様の妹を攫ったのは、俺ではない!怪異よりももっともっと恐ろしい…』
        (暗転、そして暗い森の中を歩くクロの姿。
        その前を語りの少女が歩いて、耳と尻尾の人魂で先を照らして歩く) -- 2020-05-27 (水) 00:20:12
      • (やがて、辺りが怪しげな光に包まれ。老人面の瘤を無数にもつ、ねじくれた大木の前に立つクロ)
        『激しい戦いと、執念の探索の末、クロはついに妹の行方を掴んだ。
        ああ、しかし…!ふたたび運命が彼を翻弄する!』
      • 『そなたの妹を攫いしは』『我ら伊上山の怪異よりも古きモノ』『古々しく、強壮たるモノ』『その名を呼ぶことすら恐ろしい』
        『その名は…ヤマノカミ、大杭神(オオクイツミ)!!なんという過酷な運命、強敵と戦ったクロを待っていた真実!
        妹を攫ったのは、荒魂と化した、古き神!妹シロは神隠しにあっていたのです!』
        (ズズズッと地震を思わせる、振動が響き、道路を割って丘めいた山の舞台せり上がり、
        見上げる山頂には、朽ち倒れた朱塗りの鳥居、荒れ果てた神殿。
        そして、社を崩して立ち上がる、15mはあろうかという、巨大な怪蟷螂が雄叫びを上げた) -- 2020-05-27 (水) 00:33:35
      • 『たとえ相手が、神であろうとも、クロの決意は揺るがない。
        神よ!妹を返し賜え!でなければ…神であろうとも容赦はできぬ!』
        (何本もある鎌腕を振り上げ、身を捩らせるように大杭神が、甲高く嘶く!
        見上げるほどの巨体の前に、再びクロと仲間たちが相対する)

        『迫りくる、神の使い、狂った神に召喚されたバケモノが、次々に襲いくる!
        切り伏せ、撃ち抜き、仲間たちとともに、猫が獅子となり大奮迅!』
        (人型の蟷螂たちと、火花を散らして、派手に切り結び合う。爆発が起こり、飛沫が散り。
        衝撃が沿道まで届く。殆どの神の使いを蹴散らしたその時、にわかに頭上が暗くなる)

        『振り下ろされる、大杭神の腕!勇猛に戦い抜いたクロとその仲間たち!
        だが、神の力はあまりにも強大、猫又クロと言えども万事休す!』
        『しかし、猫知恵、抜かりは無し。起死回生の秘策アリ!
        荒ぶる大杭神の隙を突き、盗み出したのはご神体!』
        (ミキサーのごとく振り回される、巨大鎌腕の嵐に飛び込んで、仲間の一人が背後より鈍く光る刀を引き抜き投げた)

        『これぞ、神の御霊宿りし剣!これを砕けば、いかな神とて形を保てまい!
        満身創痍の体にムチを打ち!クロは爪を振り上げ剣を砕く!途端、身悶えし、狂おしく身を捩りて霧散しゆく神の姿!』
        (舞台にエンジェルラダーめいて光がさす、光の中を白い猫又面の少女が降りてくる)

        『ああ、ついに!ついに!妹との再会の時。囚われていた妹シロは帰って来た。
        これにて八方良し、大団円…と誰もが安堵したその瞬間!』
        (にわかに黒い靄が立ち上がり、槍となってクロを刺し貫く)

        『なんという執念か今際の呪いか、消えゆく大杭神の最後の一撃!シロをかばい倒れてしまう…』
        -- 2020-05-27 (水) 00:51:54
      • 『ああ、兄さまなんてこと…あなたが死んでしまっては、なんの意味もありません…』
        (倒れたクロに降り落ちた光がスポットライトに、縋り泣く妹、立ち尽くす仲間たち…。)
        (光が強まり、その中に、金色の女神が象のような白狐にのって降りてきた)

        『女神様が悲嘆にくれるシロ達に、言うには。猫又クロの、勇敢なる働きにて、伊上の山に掬っていた
        悪しき闇が払われ、正道が行われることとなった。この者の体は私が預かりましょう。
        そして、傷を癒し再び兄妹、暮らせるようにしましょう』
        (女神の腕の中に抱えられて、そのまま上っていくクロの体。
        再び引かれる定式幕)
        -- 2020-05-27 (水) 01:00:59
      • 『伊上の猫又、クロ物語。今はこれにて幕にございます。
        猫又クロはいかに?人にも怪異にも、先のことは分からねば、彼の運命を知るのは、神か仏ばかりにて。
        この物語、続きを語るには、皆々様方の続編を望む声次第。
        この物語は、事実を元に一部編成を加えてお送りしておりますれば、信じるか信じないかはあなた次第!
        故に是非とも信じて損は無し。
        長らくのお付き合い、誠に感謝感激にございまして。
        おや、長居しすぎて、シャレの通じぬ方々も来てしまいましたな』
        (遠くで本物の警官やパトカーが寄ってきているのが見える)

        『それでは、それでは!私共はこれにて失礼つかまつります。
        お楽しみいただけましたなら、最後に今一度、猫又クロに盛大なる拍手を賜りたく!』
        exp035608.jpg
        (幕の前にて、猫の仮面をつけた、クロの姿、舞い散る雪のなか、沿道の人々に向かい、深く一礼。
        次の瞬間、猛吹雪に視界はホワイトアウトし、晴れたのちには、舞台も演者たちも白昼夢のごとく消え失せた) -- 2020-05-27 (水) 01:10:14
    • 駅前歩道
      • (ペデストリアンデッキから通行止めになっている大通りを眺めつつ、たい焼きに齧りつく)
        ンンー? 何かイベント予定でもありましたかねー? ………………ふーん、特になし。
        (イベント情報を検索していたスマホの画面に雪がポツリと落ち、上空に手を翳しながら顔を見上げる) -- 夜魔霧子 2020-05-26 (火) 23:37:55
      • ふーん、えっちじゃん(たい焼きを咥えながら、見覚えのある和服の少女にスマホを向ける。最大限ズームして動画撮影開始) -- 夜魔霧子 2020-05-27 (水) 00:01:51
      • (ズームに気づいてるみたく、笑顔で手を振り返してサービス) -- 和服の少女 2020-05-27 (水) 00:18:58
      • こりゃあすごいな…誰がやってくれてるんだこれは…? これも噂になればだいぶいいな…(背景になりながら見守る) -- 三笠仁 2020-05-27 (水) 00:27:49
      • ヤベーぞ! ヘル・ミッショネルズだ! (人皮マントを翻す怪人赤マントを見れば、ズレたポイントで反応する)
        怪異よりももっと恐ろしい……? もしや超人閻魔が黒幕だった……? (固唾を飲んで森の中を歩くクロの姿を見守る) -- 夜魔霧子 2020-05-27 (水) 00:29:36
      • 2mのカマキリですら虎やライオンより強いのに、あんな巨大なカマキリ……勝てる見込みは……!
        (15mの範馬勇次郎が居れば勝てるのか……? と大怪獣バトルの予感に身を震わせる) -- 夜魔霧子 2020-05-27 (水) 00:39:50
      • ……北川の野郎…へっ、なかなか粋なことすんじゃねーか(そんなことを呟いてその大仰、壮麗、かつ軽妙な語り口をにやりと笑って見守る) -- 総痍 2020-05-27 (水) 00:55:54
      • がんがえーーー! クロキュアーーーー!!! やった! 神を斬獲せし展開きた! これで勝つる!!(消滅していく神の姿にガッツポーズ)
        ……what the fuck!? オイオイオイオイ! ヤベー展開じゃないですか! これはフェイスフラッシュか妹の涙でクロキュアが復活する展開が微レ存……? -- 夜魔霧子 2020-05-27 (水) 01:00:41
      • (幕が引かれていくのを見れば、え!?これで終わり!?と信じられないようなものを見る顔で固まっている) -- 夜魔霧子 2020-05-27 (水) 01:08:41
      • 幼女かてめーは!?(道端でめっちゃオーバーアクションのガッツポーズする夜魔に若干厳しい一言)
        (そうして復活する展開、と聞けば、それこそがこの円幕の肝だ、と幕を見る)……頼むぞ、上手くやってくれ(そう、願いを込めるように) -- 総痍 2020-05-27 (水) 01:09:19
      • ああ!? 講談や京劇は愉しむためにあるんだろーがよー!(事情を知ってか知らずか、あくまで観劇のスタンスを崩さず総痍に返す)
        つまり続編は売上反響次第ってコトですねーーーー! 商売上手がよーーーー!!! (悪態付きながら万雷の拍手を送る) -- 夜魔霧子 2020-05-27 (水) 01:14:29
      • 楽しむのはいいんだようっせぇんだよてめーは!(などと言いつつも、視線はずっと舞台の上へ、そうして、細身の猫の仮面が現れたのを見て)
        ふふふふ…はははははは!!いよっ!!千両役者!!!!(これが最後と人に言った口で大声で称賛の声を届け、惜しみない拍手を送る) -- 総痍 2020-05-27 (水) 01:18:33
      • 日本は応援上映の文化だろうがよーーーー! (Twitterアカウントに撮影した動画を張り付けて海外勢に拡散希望しておく)
        んんーーーーー。食べ歩きに戻りますかー(雪の名残が映える青空に目を細めると、たい焼きの袋を抱えて商店街方面に流れていく) -- 夜魔霧子 2020-05-27 (水) 01:33:52
      • えっ、そうだったんか…(とちょっと驚く。海外だと上映中にリアクションをするのは当然と聞いたことがあるが、と)
        (そうして、舞い散る雪が完全に消え去ったあと、踵を返して歩いていき…)…くっくっ、確かに応援上映だわな、文字通りの(と楽しそうに笑ってその場を去った) -- 総痍 2020-05-27 (水) 01:40:55
    • ファミレス
      • (なんとなく入ったファミレスであ、雪が降り出した、と外を見たらパフォーマンスが始まった)
        っていうか演劇かな、いや歌舞伎……? (幕の印象からそんな事を思ったが実際歌舞伎要素はほとんどない)
        (それにしても不思議だな、なんでガラス越しなのにセリフがはっきり聞こえるんだろう――) -- 水鈴 2020-05-27 (水) 00:31:01
      • む そろそろクライマックスですかね?
        エンディングはどう弄ってくるんでしょう?
        (スマホを構える) -- 2020-05-27 (水) 00:36:49
      • 派手な敵! 見栄えのするアクション! 映画なら予告編にでるやつ! は実際中ボスだったりするやつね
        そしてえらくおどろおどろしいのが出てきたわ…… -- 水鈴 2020-05-27 (水) 00:38:08
      • あ、銀先輩こんにちは。そうですねー、ちょっと前の赤いのが結構派手なアクションだったからびっくりさせるような……
        ってうわーおっきい! なにあれ! (スマホでカシャりつつ) -- 水鈴 2020-05-27 (水) 00:40:20
      • (窓際席に寄ってきて)
        お隣失礼してまーす (片手スマホでもう片手をふりふり) -- 2020-05-27 (水) 00:48:21
      • (こっちも手を振って答えながら) さらなる強敵! 団結! でも強い! しかし機転を利かせた逆転劇!
        いやー映画みたいにドラマチックなお話ですね、そして悲劇要素も……(とはいえここから先は誰もが望む形に進むはずだ、だってそれ以外の展開は見たことないもの) -- 水鈴 2020-05-27 (水) 00:59:52
      • 真の結末は伏せ 続編希望ならまたの機会に ですか
        上手い講談のやり口ですねぇ
        (拍手拍手) -- 2020-05-27 (水) 01:16:20
      • ……えーっこれで終わり!? 絶対復活するやつでしょこんなの!! なんでここで切るの!!!
        次の公演まで引っ張りたいんだろうけど……そもそもどこの劇団かわからないし! ……こういう時は聞くに限るわね
        (そこには場所とあらすじをまとめて次回公演の予定ご存じの方いらっしゃいませんかと手持ちのSNSアカウントに片っ端からポストしている女の姿が!) -- 水鈴 2020-05-27 (水) 01:20:14
      • んー おそらくソコに情報は載っていませんよ
        ゲリラ的公演みたいですしねー
        結末は そうですね 白い猫又を見かけたら聞いてみてはいかがでしょう?
        (聞いてるかわからないアドバイスをして帰って行く) -- 2020-05-27 (水) 01:28:30
    • 伊上タワー
      • …何だ、あれ。(タワーの頂上。人が立ち入れるエリアではないそこに立ち、眼下の光景を見る)妙な気配がしたと思ったんだけど…
        見せ物…? それも、クロだの赤マントだの…どっかで聞いた話だよ…(怪異が暴れているのではないことに安堵するが、その視線はどこか冷ややかで)
        あれの真意は……なんだ…(目的が分からない、といった風に眺める。時折、シルクハットのつばに乗った雪を払い) -- ゆらめきナナ 2020-05-27 (水) 00:25:42
      • 撮影を推奨する、ってことは…話が広まって欲しい、噂の力で何かを為したい、ってことだよね…(その先にあるものは…?)
        最近、彼を見かけないのと何か関連してるんだろうか…。 あまり、この見せ物にいい予感はしないけれど… -- ゆらめきナナ 2020-05-27 (水) 00:36:16
      • っ……やりすぎだよ。どうして誰もおかしいって気付いてないんだろう?(地面を割って出てくる大掛かりな仕掛けに目を細め)
        …って事はあのへんの警官から何から、全部術中、か…。 害の有無は見極めておきたいけど…
        真意が分かるころには手遅れ、なんて事だけは避けたい…(ストーリーを頭に入れることさえも、術中に陥るのでは。そんな不安が頭をよぎる) -- ゆらめきナナ 2020-05-27 (水) 00:46:10
      • …なんだあれは。(黒衣の少女がタワーの頂上付近に姿を現す)
        あの神は確かに我々が滅ぼしたはず。何故……(ゆらめきナナに視線を向けて)あれを何か知っているか? -- アリシア 2020-05-27 (水) 00:49:31
      • 分からないよ…ただ、怪異の気配を追ってきたら、こんな見せ物をしてたんだ。(首を振り、近くに現れたアリシアにはそう答える)
        神を滅ぼすとか、さらりととんでもない事言うんだね…? 分からないけど、噂の力を何かに利用しようとしてる…それは確かだよ -- ゆらめきナナ 2020-05-27 (水) 00:53:28
      • そうか、今のままでは何もわからんな……あの女が首魁か? にしては……
        姿は違うが、大杭神は確かに……(噂の力と聞けば顔を歪めて)人の世とは不可思議なものだ。怪異は噂の影響を免れん。
        (虚空に三本足の椅子が錬成され、それに座ると肩に降り積もった雪を払って) -- アリシア 2020-05-27 (水) 00:57:39
      • 何であの女の子が、うちの高校の生徒の話をしてて…滅んだはずの神の話なんて持ち出すのか…
        その、滅んだ筈の神を復活させようとしてる…?(だとしたら冗談じゃないぞ、という顔)
        でも、その割に君は随分余裕なんだね…(その椅子どこから?という様子。それ以上に黒衣の少女の素性と立ち位置を見極めようという視線) -- ゆらめきナナ 2020-05-27 (水) 01:03:40
      • 神に価値を見出す怪異がいるのはわからんでもないが……なぜ、久常玄道を……
        読めん。あの女の思考が。(椅子に座ったまま催しが終わるのを見れば)やれやれ。遅きに失していたか。
        フン。(視線を受ければ右手を浅く開いて)私は怪異を狩る怪異だよ。あれが神の因果を手繰り、我欲に狂うならば。悪と断じねばならん。
        しかし……(空から舞う不可思議の雪が少しずつ消えていく)悪意を感じん。どうしたものか。 -- アリシア 2020-05-27 (水) 01:11:09
      • なんだ、半端なとこで終わった…打ち切りエンドみたいな。 クロの生存に、希望を持たせる終わり方…(それを望む方向に仕向ける、ということは…)
        …一度終わった命を、結果を捻じ曲げるのか。(吐き捨てるように、そう言った)…こんなやり方、間違ってる。
        怪異を狩る、怪異……なら、僕らは似たもの同士かもしれないね。 僕は、ゆらめきナナ…魔法少年だよ(一度沸き起こった感情を抑えるようにして、アリシアに名乗る)
        それについては全く同感…これだけの事をしていても、善意で動いてるんじゃあないかと思える。 だけど…これは。 -- ゆらめきナナ 2020-05-27 (水) 01:16:53
      • 私は久常玄道の知己だ。蘇るならば喜ばしいとすら思う。
        それはそれとして、あの和装の怪異に全てを委ねるのが不安なだけだ。
        魔法少年。ゆらめきナナ……覚えておこう。(椅子を分解すると不可視の階段がそこにあるかのように空を降りていき)
        今はアリシア・アンダーソンと名乗っている。(一歩ずつ虚空を降りながら)歪みを是とできんか、ゆらめきナナ。
        見解に多少の相違はあれど、しばらくは相手の動向を見ることしかできまい。…少なくとも神の再殺など御免だよ。では、さらばだ。
        (階段から足を踏み外すと落下するモーションの直後、姿が陽炎のように消えていった) -- アリシア 2020-05-27 (水) 01:23:32
      • あの女の子にも、何か得るものがないといけない。その取り分が、なんなのか見えてこないね…
        本当の事を言えば、僕だって…蘇って欲しい。誰かを亡くして悲しむ人なんて、いない方がいい。
        そう思ってるよ…アリシア。(彼女の、物理法則を無視したかのような降り方を見届けながら…)
        彼は皆に望まれて帰ってくる…その陰で、幾ら望もうとも帰ってこない者もいる。こんな惨めな気持ちになるなんてね……
        (彼だけが特別なのか。そうして帰ってきた命は、軽いものではないか?一瞬とはいえ、そう思ってしまった自分を恥じた)…正義の味方、らしくないな…僕は。
        (タワーから飛び降りるようにして、風に乗り…軌道を変えて、最も近いビルの屋上へと移っていった) -- ゆらめきナナ 2020-05-27 (水) 01:33:12
    • ショッピングモール
      • うわあ、雪だあ…!(ショッピングモールで買い物…)
        (前より1カップ大きな下着の購入を済ませ、通路の窓から表を見れば白い粒が舞い降りてきていた)
        雪ってなんか好きだなあ、寒いのは嫌だけど。…んう?(首を傾げる駅前の広場に奇妙な格好をした少女が見える)なんだろ…?(とりあえずそのまま眺める事にした) -- 墨薫 2020-05-27 (水) 00:02:15
      • (窓越しとは言え、エルフイヤーは地獄耳)あの話って…。そっか、協力してくれてるんだね。
        (巫女的な格好をしたおっぱいが誰なのかは、有名の異能により判らない。けれど、そこはまあ問題はなかった)
        (噂が噂をよび、その力でクロが戻ってくる。それだけが肝要だ) -- 墨薫 2020-05-27 (水) 00:04:52
      • …ふうん(ピコーン!と何かを思い付いた模様。そして衝動的に行動を開始する)
        (ちょうどいい事に外は雪。温度差でモールの大きな窓ガラスは曇ってる)
        (そこに掌で文字を描いていく。なるべく大きく、鏡面文字になるのを意識して)
        ク ジ ョ ウ ク ロ ミ チ
        (距離はそこそこあるが、目のいい者なら講談をぶつ有名の背後、幕の上側にこの文字があるのが見えるかもしれない)
        (たとえ見えなくてもいい。動画や写真に撮られ、あとで確認でもされれば。意識の片隅でもこの名が残れば、意味はあるはずだ)
        (ひとりでも、ひとりでも、多くの心に――) -- 墨薫 2020-05-27 (水) 00:24:04
      • (赤マント退治劇が始まったのを見て、クジョウクロミチの後に)
        参 上 !
        (――と、付け加えておく。劇の黒猫と名前を関連付け易くするためだが、調子にのった悪ふざけでもあるあった) -- 墨薫 2020-05-27 (水) 00:30:37
      • うぇぇ!?(大杭神の名前が出た事に、思わず変な呻き声が出た)
        (忘れられ、追いやられた神の名。それがまた人心に広まり浸透すればどうなるか――)
        (伊上山で見た、グロキメラが蘇るのでは…そんな危惧を抱いてしまう。もちろん有名の思惑はしらない)
        でも、荒いさん(墨薫による大杭神の徒名)の本名や大きさしってるってあの子…? -- 墨薫 2020-05-27 (水) 00:40:46
      • さて、問題はここからだね。どう話すのが信じやすくなるのか…。
        (復活に整合性を持たせれば信じやすくなる。しかしそれは同時に神秘性を損なう恐れもある)
        (このバランスを巧くとれるかどうか、謎の少女のお手並みを拝見)
        (等と思いながら、先ほど書いた参上の文字をはーはーと息で消してしく。文字がデカいのでけっこうたいへん!)せー、はー…。 -- 墨薫 2020-05-27 (水) 01:02:03
      • (再び曇った窓ガラス。参上!の文字をこう上書きする)
        復 活 !
        (モールの窓ガラスにデカい文字を書く少女。その奇行はモール内の客に奇異の目で見られたが、そんなこと構うものか)
        …でも、ステルスしとけばよかったなあ(書き終わってから気付いてぼやいたのだった) -- 墨薫 2020-05-27 (水) 01:13:56
      • 演出お手伝いありがとうねー!っと、やばいやばい、早く逃げませんと。(ドロン) -- 和服の少女 2020-05-27 (水) 01:18:42
      • ふぉ!?なんか今、有名ちゃんの声がしたような…?
        (キョロキョロと周囲を見回すも、有名は意識の外。結果的に同じように隠密ができても互いを見付けられるかは別問題だった!) -- 墨薫 2020-05-27 (水) 01:25:56
      • ま、まあいいか。とにかく撤収!(その場からそそくさと歩き去っていく)
        (買ったばかりの下着を置き忘れるという、ささやかな不運を残して) -- 墨薫 2020-05-27 (水) 01:53:52

Edit

  • ・・クロちゃんの噂・・広めたのシロちゃん達でしょ(もう大分噂になっているよと報告)
    きっともうすぐ・・帰ってくるよ? -- やどり 2020-05-26 (火) 20:00:55
    • 私は、提案しただけ。広めてくれているのは、兄さんの友人たちよ。
      (まだ、神域にいた影響は抜けていない。茫洋とした瞳で返事をする)
      ……愛されているのね。兄さんは。だから……そうね。きっと帰ってくるわ。 -- 深白 2020-05-26 (火) 20:36:58
      • ・・・そうだね・・・友達は多かったよ?いつも楽しそうだった・・
        シロちゃんがいなくなって暫くは、少し怖い時期もあったけれど・・・(これは言わなくていい事だと首を振って)・・クロちゃんが戻れば、全部元通りだ(うんと頷く)
        ね?シロちゃんは、今後どうしたい・・とかある?・・・学校に行きたいとか・・・中等部の1年までしか、行けてないし -- やどり 2020-05-26 (火) 20:54:50
      • 兄さんは、明るい人だもの。でも、そう……。
        (怖い時期もあった、と聞いて、僅かに表情を曇らせる。後悔のような、申し訳なさのような、そんな感覚を覚えた)
        わからないわ。ただ、兄さんと会いたい。今は、それだけ。 -- 深白 2020-05-26 (火) 21:04:27
      • (シロが気落ちすればあわわと慌てて)だ、大丈夫だよ最近はもういつもの感じだったし・・何より今はシロちゃんがいるもの
        それに・・それだけシロちゃんの事が大事だったって事だし・・・それだけ強い信念があったからこそ、こうしてシロちゃんを取り戻せたんだし・・・
        だから・・シロちゃんが悔やむような事は・・・なにもないんだよ・・(言いながら、また自身の悔恨に意識が向きそうになって・・・振り払うように心を閉ざす)
        そっか・・じゃぁクロちゃんが戻ってきた時に、笑顔で迎えてあげないとね(出来そう・・かな?と伺うように) -- やどり 2020-05-26 (火) 21:15:48
      • そうね。そう……。
        (理屈の上ではそうかもしれない。でも、心に浮かんだざわめきは、きっと本人が許してくれるまで消えないだろう)
        できるかしら。今の私に。 何年も神様にお仕えしているうちに、笑い方なんて、忘れてしまった……。 -- 深白 2020-05-26 (火) 21:23:54
      • ・・・・・・それで・・シロちゃんが納得できないのなら・・今心に抱えてる思いを、全部クロちゃんに吐き出してみるしかないよ
        それがどんなに支離滅裂で・・文章にならなくたって・・クロちゃんならきっと意を汲んでくれるはずだから(傍にいて支えてくれと頼まれたのに、肝心な事は全部彼に任せる形になってしまう・・・それが申し訳なかった)
        出来るよきっと・・4年がどれだけひどくたって・・それよりもっと長い12年・・・シロちゃんはあんなに明るかったんだから・・
        (空元気だと自分でもわかるけれど、それでも気張ってお腹から声を出す)じゃぁちょっと練習!形から入ろう!(こうだよ?こう!っとにーっと口角を上げさせたり笑いかけたりして見せたり) -- やどり 2020-05-26 (火) 21:34:14
      • そうね。兄さんなら、きっとそう。
        (哀し気に浮かべた表情は僅かで、すぐに無表情に希釈されてしまった)
        ……覚えているはず、ということかしら。でも……。
        本当に、わからないの。どうすれば、笑顔というものがつくれるのか。
        (奪われている。あの神に、4年という時間ごと、笑顔という表情のつくりかたすら)
        (だって、かの神は、巫女の表情なんて必要としなかったから。どうでもよかったから。畏怖するままに、あらしめればよかったから) -- 深白 2020-05-26 (火) 21:51:35
      • お?ちょっと動いた、動いたよー!もうちょっとだほらほらっ(とかける声も無常に響くだけ・・叶わない)
        (なけなしの元気も空振りに終わって肩を落とす)
        ・・・・・・その・・神様って・・どんな方だったの・・・?(今まさに自分が触れているから・・だけじゃない・・・シロちゃんをこんなにも変えてしまった物の正体を知りたくて・・尋ねる) -- やどり 2020-05-26 (火) 21:58:03
      • 渦巻き狂った意思を持つ、抑えきれず荒ぶるちからのかたまり。
        只人にはどうしようもない、姿あるあらしのようなもの。おそろしさの、ひとつのかたち。
        (神性が強く発露する。心がここにあらず、別の何かに操り動かされているかのように、発声した)
        ……ごめんなさい。まだ、こわいの。解放されたはずの、今でも……。
        (ただの少女としての在り方に戻ると、震えながら、自分の体をかき抱いた) -- 深白 2020-05-26 (火) 22:07:09
      • (荒ぶる力・・・姿ある嵐・・おそれその物・・・あくまで一つの側面だ・・・というのは自分がそう思いたいだけ・・・4年も連れ添った者の言葉には、確かな重みがあった)
        し、シロちゃん?・・・(発露する神性に目を見張る・・・まるで・・まだ捉えられているかのよう・・・)
        (そんな事はない・・・そうであってはならない、あれは一度死んで、自分が拾い上げたけど・・でもだからこそ、シロちゃんはもう無関係な筈で・・・)
        シロちゃんっ(急き立てられるようにしっかりと繋ぎ止めようとするように肩を掴んだ)・・・大丈夫・・シロちゃんは・・大丈夫なはずだから・・・(必死にそう訴えて・・それから顔を伏せる)ごめんね・・思い出させるような事聞いて・・・ -- やどり 2020-05-26 (火) 22:27:13
      • 大丈夫……わたしは、大丈夫……。
        (冷たい汗が肌を伝う。4年という囚われの歳月が確かに残した、深い深い心の傷は、一朝一夕に癒えるものでは決してなくて)
        (落ち着くまで、どのくらいの時間だろうか。じっと、じっと耐えていた)
        ……やどりちゃん。 『はず』、って、どういうこと……? 何か、知ってるの……?
        (それは、言葉の端に感じた、ほんのわずかな違和感) -- 深白 2020-05-26 (火) 22:31:59
      • シロちゃん・・・(汗をぬぐう・・・安心させるようにぽんぽんと手を当てて何度も呼びかける)
        (漸く落ち着き・・ホッとした所でかかる言葉)・・・っ・・あ・・そ、それ・・・は・・・(動揺を隠しきれず、口元を押さえる)
        ほ、ほら・・・もう、大杭神はいないんだし・・倒して、別の神様を据えたわけだし・・・それなら、もう大丈夫な筈・・じゃない?(視線を合わせる事が出来ない・・昔から嘘は下手な方で・・・今はそれが恨めしい) -- やどり 2020-05-26 (火) 22:50:06
      • あまり、その名前を聞かせないで。(また少し震えて、深呼吸を幾度かした)
        ……ごめんなさい。私、わかってしまうの。『感じて』しまうの。
        何か、後ろめたいことがあるのね……? それを隠してまで、苦しんでまで、私にかまうのは……(なぜ?と、口にしかけて、やめた)
        ……いえ、いいわ。 今は、そっとしておいて。私、疲れてしまったから……。 -- 深白 2020-05-26 (火) 22:56:23
      • ご、ごめん・・・(肩を落とす・・深く息を吸い・・吐いて心を閉ざそうとするも、もう遅い)
        ・・・(クロちゃんに頼まれたから・・・それは逃げそうになる自分を踏みとどまらせる一助に過ぎない・・・友達だから・・顔向けできなくても、罪深くても、彼女の力になりたかったから・・・でもそれをいう資格は自分にはなかった)
        ・・・ごめんね・・(最後にもう一度だけ言って、帰っていった) -- やどり 2020-05-26 (火) 23:08:00
      • (彼女の優しさは痛いほどに伝わってくる)
        (でも、それだけに解せない。隠しているもの、後ろめたさは、いったい何?)
        (いっそリミッターを外して、暴いてしまいたかった。でもそれは、友情の終わりを意味していて)
        (自分を気遣ってくれる、数少ない友達を、失ってもいいのだろうか)
        (わからない。意識が茫洋として、考えることができない)
        (今はただ、眠りたかった) -- 深白 2020-05-26 (火) 23:14:47
  •  
  • 声が、聞こえる。
    音が、鳴っている。
    言葉が、紡がれている。

    この音の塊は、なんだろう?

    ■■ょ■■ろ■ち――

    何か、とても大事なものだったような気がする。
    何か、とても懐かしいものを感じる。

    目覚めなければならない。本当に大切なものが、待っている気がする。
    でも、まだ――僕には、手も足もない。

Edit

  • (冷え冷えとした空気にぽっかりと三日月が浮かぶ夜)
    (南区のそば猫の近くに姿を現し、同胞の気配を探る)
    (聞いた話ではこの辺りに深白がいるはずだ)
    (そば猫内部に深白がいるのを確認すると扉を小さくノックした) -- ねこ(猫の王) 2020-05-26 (火) 20:59:48
    • こんな時間に、どなたかしら。
      (自室の扉に鍵はかかっていない。誰何する声に、しかし動揺はなく)
      (むしろ、稀薄でこそあったが親しみのようなものが籠っていて。部屋に入ってもよいのだと、肯定するようだった) -- 深白 2020-05-26 (火) 21:08:41
      • こんばんは 白き同胞(王たる威圧を抑え、ヒトと同じ言葉を発して扉を開ける)
        (部屋に入って深白を見れば、なるほど似ている)……聞いていた通り、わたくしたちは似ていますね(1点の曇りもない真っ白な毛並み)
        まずは白き同胞の帰還を王として心より歓迎します(ふんわり微笑み深白を見つめ)
        そして…黒き同胞の帰還に向けてわたくしは…猫の王(Cait Sith)として協力するとお約束しましょう
        (王権の欠片は全てそろった 王権を復元し、同胞のために力を振るおうと告げた)
        あなたは…わたくしに何を望みますか? -- ねこ(猫の王) 2020-05-26 (火) 21:25:37
      • ……いらっしゃるころだと、思っていました。
        歓迎します。異邦よりきたりし、我ら同胞たちの王よ。
        (神がかりの色を帯びた黄金の瞳が、月の光を返して煌めいた)
        ありがとうございます。……私の望みは、ひとつだけ。
        猫に連なる怪異として蘇る私の兄に、猫の一族としての器を。いきものとしての肉体を。お願い、できますか。我らが王よ。 -- 深白 2020-05-26 (火) 21:34:03
      • (神性を宿す金の目に胸を痛める 願わくば解放されますようにと)
        同胞を迎えるために振るわなければ、この王権に存在意義などありません…
        ええ…しかと聞き届けましょう(深く頷いた)
        黒き同胞に相応しき命の器を与えましょう(深白に不安を与えないよう、必ずできると断言した) -- ねこ(猫の王) 2020-05-26 (火) 21:49:08
      • ありがとうございます。女王様。
        (心の底から、感謝の意を示した。ああ。兄は救われる。私たちは救われる)
        (私のせいで、兄に純粋な怪異としての苦難ある生を歩ませずに済む)
        お礼に私がしてさしあげられることが、何かあればよいのですが。 -- 深白 2020-05-26 (火) 21:56:38
      • わたくしは既に黒き同胞…あなたの兄に恩があるのです
        王権を奪われそうになっているときに…守っていただいたのです
        ですので何も重荷に思う必要はありません あなたに必要なのは心穏やかに過ごすこと
        (宝石のように多色を湛える瞳を細めて微笑んだ)
        準備が整ったらわたくしを呼んでください わたくしは必ずあなたの前に来ます
        (王を呼ぶ声があれば聞こえると伝え、踵を返す)
        (部屋の扉を締めればもう猫の王の気配はどこにもない) -- ねこ(猫の王) 2020-05-26 (火) 22:07:37
      • 兄さんが……?
        (想像も出来なかった。猫の王なるものに、貸しがあるだなんて)
        ありがとう、ございます。それでも、感謝に堪えません。
        かならず、お呼びします。
        (夢のように、幻のように。月の光が雲に隠れるように。それはまさしく猫の去り方だ、と思った)

        ……兄さん……。
        (望外に得た強い希望に、思わずその言葉がこぼれて。そのままじっと、胸に手を当てていた) -- 深白 2020-05-26 (火) 22:12:36

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  • 闇が、見える。その中で、漂っているのが分かる。
    幾千年もそうしていたような気がするし、ほんの一瞬より短い間だったような気もする。

    また、音が聞こえる。

    く■ょ■くろ■ち――

    ノイズだらけで、よく聞こえない。
    でも、何か、大事なものを規定する音だったはずだ。
    もっとよく聞き取ろうとして、耳を澄ます。
    触れようとして、手を伸ばす。もっと近づこうとして、足を藻掻かせる。

    そこには、すでにかたちがあった。確たる物質のようであり、しかしどこか曖昧さを伴うかたちが。
    視覚があった。山の暗闇の中から街の灯を見ていた。
    聴覚があった。鳥と虫と風と葉と呼吸と鼓動の音が聞こえた。
    味覚があり、嗅覚があり、触覚があった。
    ただ、自覚だけが出来なかった。

    今ここにある自分は、いったい、何なのだろう――?

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  • 佇んでいる。佇んでいる。
    ただ、暗闇の中で、じっと何かを、誰かを待っている。
    そこに在ればいいと、予感があった。

    その言葉を口にしてくれる人を、待っていた。
    自分という存在の意味を定義する、その言葉を。

    呼んでくれる誰かを、夜の闇の中で待っていた。
    街の、人の営みの灯を遠く眺めて。そのなかの明かりのいくつかが、いくつもが。
    あるいは、ただひとつが。

    ――僕を望んでくれている。
    • 刺すような肌寒さの夜。予感がして、山を登る。
      弱った体に山道は辛くて、なんども座り込みながら、少しずつ、上へ。

      手先がかじかんで、足先の感覚がなくなって、それでも上り続けた。
      そこに彼がいると直感して、いてもたってもいられなかったから。

      やがてあの忌まわしい旧社殿の傍で、朧げな黒い影が見えた。
      それは人のようであり、猫のようであり、迷い子のように覚束ず、迷い猫のように儚かった。

      名を呼ばれること。
      存在を規定されること。
      それが、彼に必要な最後のひとつだった。

      • だから、その名を呼んだ。
        胸の底からこみ上げる何かに震える声で。

        「くじょう、くろみち」
        「それが、あなたの名前」

        「――おかえりなさい。ただいま。お兄ちゃん」

      • そうして、彼は微笑んで言った。

        「――ただいま。そしておかえり。深白」

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  • 夜の闇の中、尼僧住まう旧社殿に軒先を借りて。
    一体の怪異と、一匹の猫又の兄妹が肩を並べて語り合っている。
    兄は怪異として蘇ったが、その姿や、記憶や、魂にひとつも変わりはなかった。
    だから、双子の猫又はたましいで通じ合っていて、多くの言葉はいらなかった。

    ただ、妹は迷惑をかけてしまったことを謝り、兄はそれを許した。
    兄は心配をかけてしまったことを謝り、妹はそれを受け入れた。
    それで、二人はようやく元通りになった。二人で一つの、兄と妹。

    互いの存在を確かめ合うように繋いでいた手を一度放して、妹は立ち上がる。

    「それでね。お兄ちゃんにあげたいものがあるの」
    「猫又としての体。山に縛られなくなる、生き物としての器」

    兄は、そんなものどうして、といいかけて。
    可能性に行き当たり、口をつぐんだ。うん、と、頷く。

    「お願い、来て。女王様」 -- 2020-05-28 (木) 21:44:34
    • (深白が王を呼ぶ)
      (その声は場所を超えて確りと王へと届いた)

      (始めに山猫たちが集まり 二人の前に円を描くように並び)
      (山猫たちの中央に王が君臨し、姿を現した)

      深白、あなたの声はしっかりと聞こえたよ
      私はあなたの兄、玄道に新たな器を授けましょう
      (夜の闇に輝く純白の髪をなびかせ、頭上には王冠を戴き微笑んだ)

      ……さあ、クロ。 今度は私が力になる
      こちらにきて -- フィリーネ 2020-05-28 (木) 21:58:59
      • 兄妹は、女王の壮麗なる到来を、驚きをもって出迎えた。

        「ありがとう、ねこ。……いや、女王様?
        二人が、ひとつになったみたいに見える」

        黒い怪異はしずしずと歩み出て。蒼然たる月の光の降り注ぐ下、女王の前に立つ。

        「これでいいのかな?」 -- 2020-05-28 (木) 22:09:55
      • その通り…。 王権の復権は成され、私はもとの私に戻った
        今なら絶対に出来るよ なんて言っても完全な猫の王(Cait Sith)だもの

        …さあ願って、新たな器
        クロがクロらしく生きるために必要な器を

        (王冠が輝き 猫の王の両の手のひらに黒猫の身体が現れる) -- フィリーネ 2020-05-28 (木) 22:20:41
      • 「そうなんだ。おめでとう、ねこ。女王様」

        かつて知っていたねこはもういない。でも、それはきっと二人が望んだこと。
        であれば、怪異は猫に連なるものとして祝福する。完全なる女王の再来を。

        「――うん。僕の体。慣れ親しんだ黒猫という器。たましいが覚えている、猫のかたち」

        イメージする。思い出す。かつてあったカラダを。

        「僕は、僕の身体を願う。元通りの猫又としての身体で、ヒトとともに生きることを願う」

        手を伸ばす。女王のもとにある、朧げな黒猫の影絵に。

        「僕は、僕を取り戻す――」

        宿る。 -- 2020-05-28 (木) 22:29:35
      • ありがとう、クロ
        クロに欠片を守ってもらったおかげ……

        (クロが器に入るために必要なものは、クロの強い意思 強いイメージ)
        (全てが揃いクロが猫の器に宿る)

        (影絵のように透けていた器は月光に照らされ影を落とし しっかりと実体を持った)
        おかえり、クロ -- フィリーネ 2020-05-28 (木) 22:38:58
      • (月明かりの照らす中、光沢ある艶やかな黒い毛並みが蹲っている)
        (翠緑の瞳を開くのは、あたたかな体温と、鼓動と、呼吸とを持った、二尾の黒猫)
        (それが、瞬きの間に人影を為す。二本の尾を靡かせて、猫とヒト二対の耳を持った、学生服の黒髪の少年)

        ただいま。――ありがとう。
        ……何と呼べばいいのかな。ねこ?女王様?

        (涼やかな微笑を浮かべて、少年は首を傾げる) -- クロ 2020-05-28 (木) 22:46:37
      • 猫の王としての私は名前を持たないけど ヒトとしての私は、フィリーネっていう名前をもらったの だからフィリーネって呼んで?
        ふふ……これからも、よろしくね クロ!
        (変わらない 記憶と何も変わらないクロの涼やかな表情)
        (黒い髪も、2対の耳も、2本の尻尾も)
        (本当に帰ってきた……そう深く実感した)

        2,3日は慣らすために…ゆっくりと過ごしてね
        深白、みてあげてね? -- フィリーネ 2020-05-28 (木) 22:54:55
      • ありがとう、フィリーネ。
        うん。素敵な響きだ。あらためて、よろしく。
        (名前を口にすると、微笑とともに頷く。かつてのそれと何も変わらない、立ち居振る舞いで)
        うん、そうする。無理はしないよ。なんといっても、生まれたてだからね。

        (奇跡的な光景に目を奪われていた深白は、声をかけられて驚いたように目を瞬かせると)
        (『は、はい!!』と、忙しなく頷いた)
        (――兄と会ったことで、瞳を覆っていた茫洋とした霧が晴れ、元の快活な人格がいくらか戻った様子である) -- クロ 2020-05-28 (木) 23:01:57
      • そうそう、生まれたばかりだもんね!
        (元気に頷く深白を見てこちらも笑顔になる)
        それじゃ、そろそろ私は帰るけど……兄弟仲良くね!
        なんて言うまでもないか…… じゃ、また、学校でね
        (小さく手を振ると王の姿は消えていた) -- フィリーネ 2020-05-28 (木) 23:07:56
      • もちろん。ね、深白?
        (『うん!』と、妹は目じりに涙を浮かべながら頷いた)
        うん。それじゃあ、また学校で。
        (フィリーネが月光に溶けるように、去っていくのを見送って)

        ――深白。僕たちも帰ろうか。
        大丈夫。闇渡り一回くらいなら無理にならないよ。早く父さんと母さんにも会いたいし、ね。
        (ウィンクをひとつして、手を繋ぎ。いつかねことしたのと同じように、闇に潜って)
        (そば猫でそぞろ待つ両親の元へと二人そろって姿を現し、たいへんに驚かせる)

        (それは白黒の兄妹が、ようやく元通りの幸福を取り戻した瞬間に他ならなかった) -- クロ 2020-05-28 (木) 23:16:38

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  • (ツミちゃんに神楽を披露してみる・・・儀式の時にさんざんやったからか、多少変わった所で覚えるのに苦労はしなかった) -- やどり 2020-05-29 (金) 19:53:19
    • やっぱり歌舞演劇の類にめっちゃ食いつきますねぇ。
      (相変わらずふらふらとうろうろしていた、ツミちゃん(仮)、舞いが始まると明らかに関心がある風に見ている)
      (なお、いつまでもソシャゲ風痴女服を着せておくのもなぁ…ということで。
      とりあえず有名の服を着せている)
      exp035624.jpg -- 有名 2020-05-29 (金) 21:05:25
      • (いつぞやの!つぐちゃんの!)
        (一通り踊り終えればツミちゃん(仮)の前に座って)いかが・・でしたでしょうか?(気に入ってもらえたみたいだなぁなんて) -- やどり 2020-05-29 (金) 21:11:46
      • (ブラウスのサイズが超可変だけどそう)
        耳がめっちゃピンッてして、しっぽをゆるっと足に巻いてるので…たぶん機嫌は良い、はず。
        イヌさんも、機嫌が悪い匂いはしないと言っています。
        (有名の横に居た柴犬がアォアォ妙な鳴き声あげたのは、喋っていたらしい)
        ちなみに、youtubeとか見せてもわりと効果ありました。現代がエンタメ発達しててよかったですねぇぇぇ… -- 有名 2020-05-29 (金) 21:18:50
      • えぇ・・・踊ってみたとかでもいいの?・・ひょっとして音楽とかも?(折角練習したり巫女さんの恰好したのになぁなんて)
        でもそうする事で大人しくしてくれているのならいいのかな?(youtubeで動画を漁ったりしてみたり) -- やどり 2020-05-29 (金) 21:26:32
      • さすがに、やっぱり神楽が一番効果ありますよー。召喚したのも、やどりの儀式なわけですし。
        あと、私達の百鬼夜行にも関心を示すようですが。
        瘴気が出ますからね…百鬼夜行は。せっかくなら見た目相応な神性に変わってもらえたら…。 -- 有名 2020-05-29 (金) 21:31:59
      • そうなのかな・・・・・だとしたら、嬉しいかな(にへへっと)
        やっぱりどうしても、そう言うのって出ちゃう・・?(今の所大した実害はないけれど・・あんまり看過も出来ないのではと思ってしまう) -- やどり 2020-05-29 (金) 22:25:21
      • へっへっへっへ
        (つられて狸スマイル。なお猫耳少女はしばし満足がたまってるのか、
        座ったままぼんやり宙を見つめる作業をしている。大人しくしてくれるとほんと助かる。)
        ああーまぁ、百鬼夜行って、本来私達みたいなのが、ヒトに病気や呪いをばら撒いて復讐するための術なので…。
        昔のやつなんか、出くわした人間を問答無用で食べちゃうような、荒っぽいやつなんですよ? -- 有名 2020-05-29 (金) 22:34:03
      • ・・・(神様じゃなきゃ膝に乗せて撫でたりしたい・・してもいいかな・・不敬って怒られないかな・・・)
        そっか・・・ただ皆で練り歩くだけじゃなくて、あれ自体が一つの術・・なんだね・・・ -- やどり 2020-05-29 (金) 22:54:56
      • 神宿しの儀式のときもやってたでしょう。術なのです。(頷く、あとほっとしたのでオヤツとってくる。おまんじゅうだ。甘い物どうぞ…)
        だからこそ、私達は応用してただ派手に脅すためのパレードにしたんですが…。そっちの問題は解決しそうなんですよねぇ…。
        倉守先輩たち、めちゃくちゃおっかないけど、やることは、私達にとってもまともっていうか…(ひどい言い草) -- 有名 2020-05-29 (金) 23:05:30
      • 儀式・・・術・・・そっか(ぽつりと呟きつつおまんじゅうもぐもぐ・・・あんまい)
        倉守先輩・・・確か陰の気がお山に巡って住みよくしようとしてる・・んだっけ
        そうなると有名ちゃん達は山にいやすくなるけど・・・そうなるとパレードは・・続ける意味あるのかな(有名には少し酷な言い方になってしまったと慌てて口を噤んで) -- やどり 2020-05-29 (金) 23:17:49
      • ないでぇ〜す。っていうかやらなくていいなら、越したことはないですよ、はっきり言ってやけっぱちな計画でしたし。
        私達は本来闇に棲むんですよ?白昼の往来を練り歩くなんて、やりたいわけないじゃないですか。
        私だって、ヒトからは逃げて隠れていたいですよ。
        (有名の持ってる怪異能力も、本来はそのためのものなのだ。ガチな意味で小動物系女子である)

        でも…全部終わったってわけじゃないですよね… -- 有名 2020-05-29 (金) 23:27:29
      • (やっぱそうだよねぇなんて頷いていたが)
        ・・・居場所を得るだけじゃダメ・・・っていう事・・? -- やどり 2020-05-30 (土) 00:00:01
      • ……。
        (口をムの字にしつつ、アレと指さす。その先には、ちょうちょを目線でおってる鳩羽つぐコスの猫耳幼女) -- 有名 2020-05-30 (土) 00:07:17
      • あ、はい・・・(察しが悪くてゴメン・・と正座)
        (パレードをする意味は失われた・・・最早する意味はない・・・)
        (しかし自分をまきこんだ際に取り込んだツミちゃんに関しては完全に先行きが見えなかった)
        ・・・このままだと有名ちゃん達が大変だよね・・・何処かに自分のお部屋でもあればいいのかな・・・(でもそれだと勝手にどんどん食べてしまうのだろうか)
        むぅ・・・(なんにせよこれからも神楽は続けた方がよさそうだ) -- やどり 2020-05-30 (土) 00:23:08
      • 目が離せないのもそうですし…。それに、久常君が、カケラとはいえ、まだ大杭神が生きてると知ったら…。絶対また無茶なこと考えますよね。
        妹さんも帰って来たばかりですし…。だから、誰にも内緒にして時間が解決するのをまつのは、最初からの計画でしたけど…。
        久常君、いっぺん死んだり、生き返ったり…。あとただのご神体にしておくつもりだったのに、動きだしたり…。
        (へにゃぁ…となる有名)
        『というより…』『そもそも、成功するとは思うておらんかった』『左様』
        左様って…
        (急に会話に参加してきた、無数の老人面の瘤をもつ古木の怪異、古木翁の言葉に有名が顔を上げる)
        『儀式を口伝したは』『万に一つも成るまいと思うたからよ』『急ごしらえの儀式』『神宿るはずもナシ』
        『龍神の巫女の気が済めばよいと』『思うたまでのこと』
        ……はっ?
        (突然の暴露に、!?となる有名ちゃん) -- 有名 2020-05-30 (土) 00:39:16
      • やっぱり、怒るかなクロちゃん・・・(シロちゃんは取り戻したがそれで恨みが消えるような事にはならないだろう・・ましてや再び力を取り戻しつつあるなどと聞けば・・・)
        (多くのイレギュラーに振り回された感がある・・・順当にいけば、もっと静かに事を終えられたはずなのに・・どうしてこうなった)
        ふぇ?(不意に始まる古木翁の暴露話にきょとんとなって)・・・そっか・・私の為にやってくれたんだね・・・
        (肩を落とす・・しかし彼の気遣いに反し、自分は成してしまった)・・私の、馬鹿な夢に付き合わせちゃってごめんね・・(前にも似たような事を言った気がする・・まるで成長していないななんて思いつつ頭を下げて) -- やどり 2020-05-30 (土) 00:55:32
      • 『生るはずの無いモノが成った…』『なんぞ訳があるのか』『わからぬ…』
        ああ、はいはい、やめやめ。生まれてしまったものはしょうがないでしょう。
        (もうどうでもいいーと話をばっさばっさとやる有名さん)

        それがどんなモノであれ、たとえ人に害を成すものであっても、生まれて来ることに罪は無いと私はいつも言っています。
        ただ相容れないというだけで、追われ、殺された仲間をたくさん見てきたんです…。
        元がなんだって、どうだっていいじゃないですか。少なくとも私にはどうでもいいです。
        (そういって、ツミちゃん(仮)の横に座る。ツミちゃん(仮)は相変わらず無反応だ)
        生まれてきたなら、長生きしましょう。一緒に居られるのなら一緒に居ればいいんです。
        ヒトのことは知ったこっちゃありません、だって私は根っから怪異ですもん。
        (そう言って、へっと笑ってみせる)
        ……まぁでもやっぱり、色々心配で胃はチョットイタイ…(おなか押さえてしおしおした) -- 有名 2020-05-30 (土) 01:09:15
      • (なんだろうかと首をひねっていると「やめやめ」される)

        ・・・そうだね(産まれてきた事を責めていい人なんて、どこにもいやしないのだ)
        (隣り合って座る彼女らを微笑ましく思う)・・・(同時に・・思う・・私は怪異ではない・・・彼らの中において、はっきりと異質だと感じた)
        ・・・(「私も怪異だったらよかったのに」・・そんな言葉が口をついて出そうになって・・慌てて飲み込む)
        あはは・・・今度胃薬でも持ってくるよ -- やどり 2020-05-30 (土) 08:11:56
      • はぃぃー…お願いします…。胃にやさしい奴で…
        (内心複雑なやどりをよそに、有名はハライテーと暢気な悲鳴をあげていたんであった) -- 有名 2020-05-31 (日) 05:34:02

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  • (伊上の山をトレッキング姿で登ってゆく 目指すは伊上トンネル 未完成で終わったトンネルの調査だ)
    (何故今になっての調査なのか 理由は三つある 1つ目は伊上山の山神、大杭神が打ち倒され、いくらか伊上山の調査の危険度が下がったこと ある程度安全な内に調査を済ませてしまいたいという腹だ)
    (もう一つは、このトンネルに関する動画が取り上げられ、一般人が肝試しなどに近づく可能性が出てきたこと 本当に怪異の類がおり、危害が及ぶことがあってはならない)
    (そして最後……昨今いろんな形で噂が撒かれ、怪異の活性化が促されている 楓は自分の最終決戦にこのトンネルの怪異が絡んでこないかの確認をしたかった)
    (持ち込んだスポドリを飲んで一息 ようやくトンネルが見えてきた この先に何が待っているか、楓は知らない) -- 2020-05-29 (金) 22:00:10
    • (トンネルへ通じる道は工事計画表の掲示された真新しい工事フェンスで封鎖されている。
      幻想と怪異が支配する闇のことなど、意に介さない者達は、今だこの地を自らの支配地と信じて疑わないらしい。

      半ば埋まるほど、落ち葉と土砂に埋もれた道を行けば、錆びた柵に閉ざされたトンネルが真っ暗な口を開けていた。
      誰かが壊したのか、柵は半壊している…。口を半開きにしたトンネルの闇は、凝って流れだしてきそうなほどに、濃密で…)

      ……。
      (気配のような、誰かの囁きのような。空耳と疑うほどの微かな音がした) -- 2020-05-29 (金) 22:19:26
      • (工事計画がある。一度工事を諦めたにもかかわらず、また再開するとは 予算の目処が付いたか、悲願としてきた市議が議会でゴリ押したか)
        (俗世の事は今は関係ない 立入禁止の柵を飛び越え、楓はトンネルの中を覗き込む)
        (なるほど心霊スポットとして取り扱われるのも無理はない 漂う陰気の濃度は以前の伊上山旧社殿に似たものを感じさせる)
        (スマホのライトで照らしながらゆっくりと進むと、ささやき声のような音 何か小動物の立てた音か、気のせいか、あるいは……本当に怪異の立てた音か)
        (耳を澄まし警戒を図る 楓の天耳通はあらゆる音を漏らさず捉える 加えてチッ、チッ、と舌打ち音を反響させる イルカが使う反響音で物を捉えるエコーロケーションだ) -- 2020-05-29 (金) 22:30:03
      • (不意にチッと闇の中から帰って来た。楓のとは明らかに違う声が真似てチッチッと
        声を発していて…)

        あ、違いますね、鼠語じゃないみたいですよドリームマウスさん。
        …どうも、コンニチワ
        (おや、急に人語が…これはこれでびっくりだと思う。しかも直接面識はないが、楓も知ってる声…
        闇から出てきたのは、有名だ) -- 有名 2020-05-29 (金) 22:55:38
      • (チッ、チッ、と自分とは違う音が帰ってくる やはり小動物か?と首をかしげる だが、反響音が立体を捉える 人のような影だ)
        (そうして現れたのは……確か一年の)ゆーなちゃん。こんな所で会うとは。きもだめしかい(警戒していたこともあり、人の声が帰ってきてもさほど驚きはしない)
        (彼女を怪異だとは認識していない 陰気の探知は専門家には劣る よほど強い陰気でなければ感知出来ない)
        (そうして掛けた言葉は)危ないよ、最近このトンネル、怪異が出るって噂になってるから(心配するような言葉 あくまで学友として) -- 2020-05-29 (金) 23:12:30
      • 大丈夫ですよ、出るのは私と仲間たちですから。それに最近何かと露出が増えてしまっただけで、
        私達はずぅっとここに棲んでいます…。
        (そう言った有名の頭にケモノの耳めいたい人魂が2つ、そして尻に大きな人魂尻尾が灯った。
        青白い灯に照らされて、浮かび上がったのは、古風な装束の一団だった。
        ほぼ人のようなものもいれば、明らかな異形のものも混じっている。
        有名の肩に乗った鼠が、チッと鳴いた)

        楓先輩は、きっと正体を隠しても疲れるだけのタイプの人ですから…。
        それに、そっちから来てくれて手間も省けます…。 -- 有名 2020-05-29 (金) 23:20:38
      • ……そうか、そういうことだったのか(有名の姿が人魂を湛えた怪異のそれに変わっていくのに合点がいった トンネルの怪異はやはり居たのだと)
        (そして有名が怪異であったことにさほど驚きを見せない 怪異である級友を何人か知っているからだ 伊上でなければほぼほぼありえないことだろうが)
        (そして有名の後ろから現れたトラディショナルな雰囲気の怪異を見て)なるほど、トンネルを棲家に……いや違う、人間が山を開発したからトンネルを棲家にするしか無かったのか
        (敵意が強くないことは確認した ならば一般人が近づくことも、よほど無理な干渉を仕掛けない限りは危険ではない とは言え肝試しで近づけていいわけではないが)
        手間、とは。何か要件がある風だね。こちらとしても話しておきたい事があるが(そう、有名に語りかける こちらも敵意が無いことを示し、荷物を足元に落とす) -- 2020-05-29 (金) 23:49:45
      • (ほんとは山に棲んでるけど、勘違いしてるからそのままにしておこう。有名は嘘つきだし
        これ以上探られるまいと、姿を晒した甲斐もあるというものだ。鞍馬楓もあの時のメンバーの一人故に…)

        では、まず私のお話から…。
        (そう言って、有名はすっと人魂の中に手を入れて…)

        はいっバレンタインのプレゼントです!
        qst089181.jpg
        (ランダムでバレンタインプレゼントが出てくる謎の箱、下1桁が)
        1.チョコミントアイスマカロン 2.アルフォート 3.本命風チョコ 4.チョコドーナツ
        5.シンプル板チョコ 6.あん肝 7.チョコケーキ 8.あんこう鍋 9.チョコチップクッキー

        あと、どうですかー?最近なんか呪いの兆候とかでてないです?
        寒気がするとか、体がだるいとか…空咳とか鼻水とか… -- 有名 2020-05-29 (金) 23:57:51
      • (人魂に手を突っ込む有名の姿に首を傾げる 特性を測っているとかそういうことではなく、単に便利そうだと)
        ばれんたいんちょこ。(友チョコを送られることもなくはないが、まさか怪異からもらう事になるとは思っていなかった)
        呪いぐらいでうだうだやってたらはんたーやってられないので。破魔の手段は大方仕込んである(一線で怪異と殴り合いをするということは、陰の気と長く付き合うこと サポートの手段も重要である)
        では、どれどれ(と、有名の差し出した箱を開けてみる) -- 2020-05-30 (土) 00:04:39
      • ちょこちっぷくっきーだ。(スタンダードなチョコの入ったクッキー!)ん、程よい甘さにほろにがチョコ。よいね。ありがと 手作り?(早速一齧りしてご満悦 食べることに余念がない)
        とはいえ、バレンタインのチョコだけが要件じゃないだろう?(そう、話を促す 但し、クッキーは頬張ったままだ!) -- 2020-05-30 (土) 00:07:27
      • 買っただけですから、でも結構いいものがでてくるんですよね。
        (おそまつさまです、おじぎしつつ…)

        えっ?これだけですけど…。(なんと要件は、祟りがかかってないか聞きたかっただけという)
        …牛乳も要ります?よく合いますよねチョコチップクッキーに -- 有名 2020-05-30 (土) 00:16:43
      • おみせのものだったか。それもいいよね。安定感があって 牛乳もあるのか、では頂こう(そう言って牛乳を貰って)
        それだけ。てっきり怪異とはんたーだから随分警戒されてるものかと思ってたけど(何かしら協定の話があるのでは、などと思っていたが)
        まーいい。今山は艷姫さんが整理してるところだし、私が口を出すことでは無い トンネル開発を止める力もないし(実際一介のハンターであるし、鞍馬山はあまり世間に関わる方ではない)
        それで私の要件。ここ最近厄介なやつが伊上トンネルや伊上山の噂をばら撒いてるんだ(スマホで表示した動画 「伊上トンネル 工事中止は怪異の仕業 バレバレ」や「伊上山の山神 そのルーツを探る」など)
        (内容自体はデタラメも多く含まれているが、兎角刺激的な内容とキャッチーな女性アバターで人気を得、今や発信力は全国規模である)
        この配信者は怪異だ。そして怪異を活性化させる為に噂を流し、軍団を作ろうとしてる。……きみ達に影響が出ないか、と思って(怪異の軍勢、即ち百鬼夜行を成そうとしている者がいる、と警告) -- 2020-05-30 (土) 00:34:08
      • 『えっびっくり、いまさら私達の仕業って』
        『昔は散々ただの事故ーとか言われたのにね』
        『麿もすまーと本なるものが欲しいわいの』
        『ヒャン!』(でもこれ、全然事実に基づいてないね)
        (スマホを覗き込んで何やらがやがやと賑やかな怪異達だ)

        私達自身は、現代の都市伝説型の怪異とは出自が異なるので、影響は…そんなですけど。
        (まぁ正体が狐や狸、実在の人物や物って、存在の拠り所がしっかりしてるからかもね)

        私達が苦労して人に害を出さないように、百鬼夜行パレードを練習してたのに
        好きにやられるとなんか癪ですね…。 -- 有名 2020-05-30 (土) 01:00:46
      • そっか、いうなればくろくんやくらあじみたいな化け猫化け狐的な怪異。よほど強い噂でなければ影響されないわけか(納得したようでぽん、と手を叩く)
        それはそう。こいつの正体は遮那王、源義経。勝つためなら掟破りでも何でもやる戦場の異端児。それが怪異となって化けて出た
        あいつはもう、侵略のためだったらなんだってやる。こんな風に恥も外聞もなく女形を演じたり、噂をばら撒いて怪異を支配したり
        ……とりあえずあいつの気に当てられてきみ達が暴れるような事はなさそうだ。それはよかった だけど、複製した怪異を使われる可能性はある、か(むむ、と唸る)
        パレードって、あの学園祭の時の。つまりあれは練習だったんだね 目的はわからないが(確かに有名が百鬼夜行のパレードを企画しているなら、遮那王の百鬼夜行は明らかに邪魔になるだろう) -- 2020-05-30 (土) 01:17:04
      • 遮那王って…伊上タワーで暴れたあの!?まだ生きてたんですねぇ…
        『流石だな』
        『怪異となっても武士であらんとは』
        『戦への執着は人も怪異も狂わせる…』
        『ヒャン!』(本物にあったことあるよ)
        『おや、なかなかの男前…』
        (スマホで色々検索しつつ、またざわざわとする怪異達、こいつらなんか暢気な上に陽気だな)

        ふふっ…私達の計画のほうは、実は倉守先輩たちのおかげで、割と解決はしちゃったんですよね。
        棲み処が荒らされるのを阻止したかっただけで…。パレードは脅しの手段でした。
        状況が変わって、今後もこの山に棲めそうで…ヒトの知恵ってスゴーイ…。(チョット トオイ目)
        でも…今、騒ぎを起こされるのは困ります、かなり微妙な時期なので色々な事情で!
        事情はお察しください!
        (クッキーとかのお代わりあげますから) -- 有名 2020-05-30 (土) 01:27:55
      • //ごめーん、お先に寝ますー!文通スイッチはそっといれておきます… -- 有名 2020-05-30 (土) 01:50:30
      • 滅しきれなかった私の落ち度と言えば落ち度。今回で終わらせるつもりでいるさ
        なんだ、くらあじめ、結局やること成すこといい方に回ってるわけか。あいつは計画を人にあまり話さんから……(惑わされるのは困るが、結果的に皆丸く収まってる ならそれでいいと承服するしか、と肩を竦める)
        今は困る、と言われても討伐を後回しには出来ないんだよね……これ以上放置すると本当に国盗りをされかねないので。私がきみ達にできることは余計な被害を出させず終わらせるぐらいか
        まぁ事情が色々あるのは分かった。人を襲ったりしない限りきみ達と荒波を立てる気は無いというのが私の意見。はんたー全体で、と言われるとさすがにこまるが
        出来る限り仲良くやっていきたいからね。それじゃ……あ(荷物を拾い上げ、帰ろうとしたがそこで思い当たりカバンを開く)
        ばれんたいんちょこ。正確には配るつもりで余ったちょこをかろりー補給用にもってきたのだが、ゆーなちゃんにあげる。それじゃね(と、有名にチョコの箱を渡し帰っていった ちなみに中身は「ノワール」のチョコアソート 結構いいやつだ!) -- 2020-05-30 (土) 01:52:37
      • //おつかれさまでしたー! -- 2020-05-30 (土) 01:53:10
      • 『行ったかの』
        『うむ、帰った』
        『楓先輩の知覚は感じません、大丈夫ですね』
        『ああ、わかってても肝が冷える…』
        『まさか怪異狩りの前に姿を晒すことになろうとはな』
        (楓が帰ってしばらくして、こそこそと、闇の中で有名達がささやき合う)

        『おかげで感づかれずにすみました…』
        (ことん…と木人形の動くような音がする。
        青白い人魂の灯の中に、もう一人…猫耳のついた少女が入って来た)

        『まさかこの子を匿ってるなんて、絶対に知られるわけにはいかない
        ですからね…ってなんで出てきてるんですかー!?』
        『わーっ!?だれー!?結界の戸じまりわすれたのー!?』
        『ヒャン!』(こいつ自分で開けてでてきたよ!)
        『目が離せぬでござるな…』
        (トンネル内できゃーきゃーわーわーと喚く声が木霊して。
        たまたま近くを通りがかった人に聞かれ、伊上トンネルで、またまた出たと噂になった) -- 有名 2020-05-30 (土) 20:53:25

Edit

  • (ここをバレンタイン時間とする!)
    こんちわー、そしてお久しぶりなような気がします。(銚釐んちにやってきた)
    そしてはいっ!ハッピーバレンタイン!
    qst089181.jpg
    (ランダムでバレンタインプレゼントが出てくる謎の箱、下1桁が)
    1.チョコミントアイスマカロン 2.アルフォート 3.本命風チョコ 4.チョコドーナツ
    5.シンプル板チョコ 6.あん肝 7.チョコケーキ 8.あんこう鍋 9.チョコチップクッキー -- 有名 2020-05-30 (土) 21:36:45
    • そうね、ブレスレットを貰ってから…そう言えば、冬休みとかも会ってなかったかも。久常君の事とか、色々あったから。会えてうれしいわ?
      あら素敵。こういうランダム性の高いの好きよ…(自分からは、手作りのチョコブラウニーを有名に渡す)お返しはこれね?多分いっぱい食べるだろうと思って多めに準備しておいたから。どうぞ。
      (そして自分は番号トライ!)
      -- 2020-05-30 (土) 21:42:52
      • (アルフォート)シンプル…!けれど、アルフォートはシンプルゆえに最強よね…鉄板感あるわ…(もぐもぐ。うまみ)…もうすぐかしらね、百鬼夜行。…色々と大丈夫そう? -- 2020-05-30 (土) 21:43:45
      • アルフォート…市販品も入ってるんですねこの箱。(お土産として微妙なので、自分も開けてみる)
        ああー…実はパレードはしなくても大丈夫になりそうなんですよー。倉守先輩とお姉さんのおかげで。 -- 有名 2020-05-30 (土) 21:46:26
      • …あん肝だ。 -- 有名 2020-05-30 (土) 21:46:42
      • チョコの概念が壊れてくるわね。(でも美味しいわよねあん肝。と頷いて)…え、あら?そうなの?
        …元々は、伊上山に住む怪異の方々の場所を守るために人間を脅かそうって言う話で…トンネル工事が中止になったとか、そういうこと?倉守君が…?(つながらない。特に倉守君。喜んで討伐しそうなイメージあります)
        -- 2020-05-30 (土) 21:51:27
      • 私は先輩のチョコブラウニーいただきます…。(あん肝も好きだけど、JKのお茶のお供ではない)
        ええ、私も最初正体がバレたときは、絶対に、鉄砲で撃たれて煮られて焼かれて喰われると思いました。
        見た目より全然いいヒトでした(ひどい言い草である)

        先輩たちが、その、ヤマノカミを倒して、あとに置かれた神様のおかげですね。
        だから、私達の心配ごとはなくなったのですが…。
        (伺うように銚釐を見つつ…)

        その、その後先輩は呪いや祟りみたいな症状は出てないですか?
        こういうのって、潜伏期間とかあるし…かなりしつこいので。 -- 有名 2020-05-30 (土) 21:59:14
      • あん肝は夕飯に頂きましょうかしら…?(冷蔵庫にin)そんな印象あるわよね倉守君。わかりみ深いわ。私もばれた時死んだかなって思ったもの。
        (完全に同意の頷き)見た目と雰囲気と言動に似合わず優しいのよね、彼。怖いのだけれど。ええ。…で、成程。あの後の工程で、いい方向に転がったのね?(それならよかった、と)
        ん?(伺われて、どうしたの?と首を傾げる。その後の話に)…え、私?特に妙な症状とかは出ていないけれど…むしろ、前よりも元気になったけれどね、最近は。
        精気の吸収…のあてがついたというか、アリシアが提供してくれるようになったから。前より餓えている感じではないわ。呪いとかも、多分大丈夫(違和感はない、多分大丈夫。のはず。)
        -- 2020-05-30 (土) 22:05:07
      • よかったー。神様の祟りってヤバイですからねー…。今んとこ無事ならいいんです。
        (ほっとする有名、確かに祟りの類を心配するのは普通だが。それにしては
        なんだかタイミングが妙である。なぜ倒した直後からでも、クロが戻って来た
        直後でもなく、今頃なのか…。
        そのとき、有名のスマホに着信音)

        おっと…あれ、お山からだ。すみませんちょっと…緊急っぽいので…
        (最近の怪異って普通にスマホ使うよね。固定電話と違って決まった住所や面倒な契約が要らない
        っていうのが大きいらしいです) -- 有名 2020-05-30 (土) 22:14:22
      • まぁ、そうよね…この間の戦いで、神様の恐ろしさは身にしみてわかったわ…二度と戦いたくはない所、というよりは戦うのがおかしいのだけれど。
        (心配する時期については…けれど、会うのも久しぶりではあるし。疑問にまでは思わなかった。そこで着信)あら。ええ、気にしなくていいわ、どうぞ(電話に出る有名を横目に、お茶とコーヒーを淹れ直しつつ)
        (急ぎの電話ということなので少しハラハラ。そういえば有名の使っているスマホって機種なんだろう…などと考えている。なおこちらは生配信者なので常に最新型である)
        -- 2020-05-30 (土) 22:21:37
      • (たぶんエクスペリアっぽい赤いスマホにむかって、ふんふん、と返事をしていた有名だが
        急に、血相を変えて立ち上がり)
        どっどこいったのー!?い、いつ!?えっ今さっき急に消えて…!?ナンデー!?
        (なんだかほんとに緊急事態っぽい。めっちゃわたわたとしている)

        わ、わかった、すぐ探しに…あっあっ…あの、先輩!私ちょ……
        居たーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
        (っとって言う前に窓の外を見て絶叫した。そして窓を開けて飛び出した!
        靴も履かずに、全力ダッシュする猫並みの速度。こいつ、こんなに俊敏だったのかと驚くほどだ。
        そして、結界を張った家の塀を飛び越え様に、誰かにとびかかったようなのだが) -- 有名 2020-05-30 (土) 22:34:08
      • …え、ええ?あら、何か起きたのかしら…?大丈夫…?(慌てる様子に、もしかして急いで帰らないと行けなくなったりする…?と不安に思いつつも)
        あら、急ぎ?ええ、気にしないでいいわ、早く…ってええ。ええー…!(絶叫後窓から飛び出して何だか走りだした有名にびっくり。ぽかんとした顔でティーカップを置いて)
        …っと、いけないいけない…(窓を閉めて。玄関に言って。自分は靴を履いて有名の靴を持って。追いかける)…ちょっと、どうしたのよ有名…?見慣れない速度でびっくりしたわよ?大丈夫なの…?(誰か取り押さえているようで…誰?)
        -- 2020-05-30 (土) 22:42:05
      • はぁー…ッ!はぁー…ッ!…ああ!まって先輩こっち来ちゃダm…あ゛…。
        (遅かった、門柱を出たところで、小さな女の子を後ろから羽交い絞めにしてる
        有名ちゃんがいました。
        なんだか、既視感を覚えるかもしれない見た目の幼女だ。帽子がふぁさり、と落ちる、
        その頭から、ぴょこんっと猫耳が飛び出して、少女が首を傾げると、ことんっ…と木人形が動くような音がした) -- 有名 2020-05-30 (土) 22:53:50
      • (めちゃくちゃ焦っている有名と、羽交い絞めにされている女の子…人間ではない。まずそれを読み取った。有名の知り合いなら怪異…?)
        (そして見た目だ。…少し息をのむ。自分にそっくり…否、自分が演じる生配信者にそっくりの、肌の色と髪の色。恐らく同色、そう信じられるくらいに)
        …え、ええっと。有名、その子は…誰?……隠し子?誰との?私?え?有名は私と結婚してた…?(思考がこんがらがっている!!)
        -- 2020-05-30 (土) 22:57:14
      • 先輩落ち着いて!?結婚の前にはお付き合いしませんと!?
        (有名も混乱していた。
        ……で、路上で幼女を拘束し続けるわけにもいかず。引きずるようにして
        家の中へ…。件の幼女はスマホで行燈りのの過去配信をスマホで見ている。
        じっとしていると、まるで等身大フィギュアのようだ)

        これを見せておくと、大人しいんですよ…。
        (逆に、横の有名の方が挙動不審だ。不審者だ)// -- 有名 2020-05-30 (土) 23:06:25
      • そ、そうよね、お付き合いしないといけないわよね…!デート、デートプランたてないと…(こんらんしている。こんらんしながら家に二人を招いてお茶を人数分淹れて落ち着くのだ)
        (落ち着いた)…この子…(隣でスマホをじっと眺める、まるで妹の様な外見の子。…ただし、その身から感じる気配は…)……ねぇ、有名。聞いてしまうのだけれど、この子…
        ……神様だったりしない?しかも、私がよく知ってるそれで…。…凄い、気配に覚えがあるのだけれど。…あと、私の動画を何で見てくれてるの…?嬉しいけれど、ええ、嬉しいけれど。隣でその姿になってあげたほうがファンサになる…?
        -- 2020-05-30 (土) 23:17:25
      • やっぱりわかりますよねぇぇ!?わかっちゃいますよねぇぇ!?
        (頭を抱えて勢いよく項垂れる有名ちゃんだ。)

        お察しの通り…元はヤマノカミ様です…。この体のモデルにしたせいか、先輩の動画はお気に入りみたいで
        見せておくとじっとしててくれるんですよ……えっ、先輩の?夜行燈チャンネルが…?えっ。
        (有名ちゃんの頭がそろそろ許容量を越えそうだ) -- 有名 2020-05-30 (土) 23:30:53
      • あー……(やっぱりかぁ〜…って顔)…ええ、いえ。その、害がないのならいいと思うのよ?私も。恨みがないとは言わないけれど、今も討伐…とかそういうことではないし。
        それに、ええ。その…こんな外見をされてしまうと、情が沸くというか…(そう言って、怪異の能力を使い、見た目を行燈りのに変える)……(女の子の横で、ちらっちらっ)…こんりの〜(本人です)
        …ああ、そういえばこの子、名前は?何かあるのかしら…?あと、有名が慌ててた理由って…(この子、今はどんな立場なの?と質問を重ねる)
        -- 2020-05-30 (土) 23:34:07
      • うわぁっ生りのっちだぁぁ!?う゛っ…
        (超驚く有名ちゃん、驚き過ぎて尊死する人みたく胸を押さえて気絶した。
        幼女のほうは、声がした瞬間、しゅばっと顔を上げてガン見してきた)

        …だめだ、頭が混乱しすぎて…感情も思考も整理がつかない…
        でも、よかった…先輩が優しい先輩でほんとうによかった…
        (生き返った、お茶を飲みほして、深呼吸…)

        わかりました、まずは順を追って経緯をご説明します…。
        (そして、話す。大杭神討伐の裏で、神殺しに賛成できなかったやどりに、
        神宿しで、砕かれた魂を救い出す事を提案したこと。
        やどりに憑いている龍神の体を、有名が盗んで持っている借りがあったこと。
        魂を宿す器に、木像を選びそのモデルを、たまたま行燈りのにしたこと…。
        一度は破壊された魂のカケラとはいえ、クロの妹を攫い、使役していた存在故
        まだ生きてることは、絶対知られたくなかったこと…)

        そして、私達の棲み処で密かに祀り、御霊を鎮めようと思っていたのですが…。
        なんでか、動き出したんですよねぇ…!耳も生えてきたんですぅ…!今はとりあえずツミちゃんって呼んでます…。
        あと着てるのは私の私服ですぅ……。やっぱり私、煮て焼いて喰われて毛皮は帽子とかにされちゃいますかねぇぇ…。
        (有名はしおしおになりながら、泣きそうだ。ほらもう、人魂耳とかでちゃってるし) -- 有名 2020-05-30 (土) 23:51:02
      • 落ち着いて、落ち着いて心停止は駄目…ええ、でもまぁ、これくらいのファンサなら…?(顔を上げたツミちゃんににこっと配信用笑顔を向ける)
        いつも私の動画を見てくれてありがとうね…?ええ、これからも楽しい動画を作っていくから、よろしく。(いえーい。ピース。ファンサしちゃうぞ☆)…ええ、それで。経緯を…(聞く。順を追って、一つずつ)
        (相槌を打ちながら、すべて聞いて、ふぅー、と息をつく)…判断は、難しいわ。やどりちゃんの気持ちも分かるもの…そして、りゅーちゃんのほうは…時々、有名から感じるそれがそうだったのね、って腑に落ちた感じ。
        うーん…(悩む…が、今、自分が見るに…)…ツミちゃん、今は安定してるじゃない?動き出したのは分からないけれど、少なくとも前の狂った神の時とは違うようだし…
        逆に、このままこの子を安定させられれば、有名も怒られないと思うし…私はそもそも、怒る気はないもの。あとは、有名がこれからどうしていくか、じゃないかしら(ほら、泣かないで、と有名の頭を撫でる)
        (ついでに撫でられたがっていそうなツミちゃんの頭も撫でる)…有名が、誰かのためによかれ、と思ってやったことなら。責められる謂れはないわよ。手伝えることがあれば、何でも言って頂戴ね?(優しい微笑み。聖母のようだ)
        -- 2020-05-31 (日) 00:03:38
      • 女神様…!ありがとうございます!先輩まじ神です…!
        (有名は感涙し。尊死しかけたが踏みとどまった)
        私も、このまま時間が全てを解決してくれないかなぁ…と期待はしているのですよ。
        一言もしゃべらないし、元が神だから…何を考えているのかまったくわからないのですが…。歌や踊りを見てると、割と大人しいし…。
        (無表情なまま、頭を撫でられるツミちゃん、喜んでいるのかはわからないが、嫌がっている様子はない。
        尻尾も機嫌よさそうに揺れてるし…)

        ただ、やっぱり久常君には知られるのは不味いかなって…。
        戻って来たっていう妹さんのトラウマに触れかねないですし…。 -- 有名 2020-05-31 (日) 00:20:15
      • 時間…そうね、それが解決してくれるのが一番かもしれない。このままツミちゃんがおとなしくなってくれれば…(撫でて尻尾がふりふりしている。かなりエモ…かわいい…)
        けど、脱走?してくるくらいだし、動画も見てくれているのだから自我はあるのよね…。…何を考えているのか、お話が出来ればいいのだけれど。(難しいか…口を開かぬ少女に、何とかできないか、とは思いつつ)
        ああ、そうね…今の時点では、久常君には話さないほうがいいと思うわ。それは同感。…けれど、もし。この子に害がない、荒れた御魂が落ち着いたということになれば…
        その時は、久常君だって無碍にはしないでしょう。彼、優しいから。…もう少し様子を見ましょう?ええ、時間が、というやつ。…私もこの子の事は、外見的にも気になるし。
        -- 2020-05-31 (日) 00:26:06
      • そうなってくれればいいです、ほんとうに…。その、ヤマノカミ様とは、同じ山に長年暮らしていながら
        私達はずっと距離を置いてきましたし、倒される時も助けもしなかったのですが…。
        今が、こうして可愛い姿にとどまってるからというわけでもないのですが…。伊上のお山に、
        長年棲み続けられたのも、ヤマノカミ様の作っていた闇があったからという気持ちも、あるのですよ。
        (それは、人世には相容れない、怪異としての有名の本音だ。たとえ災厄をもたらす神であっても
        恐ろしくはあっても、憎むことはできないのだ。同じように人の世界の外側へ追いやられるモノとして)

        ああ、あと!耳が生えた理由がわかりました!行燈りのをモデルに像を作ったから、正体の銚釐先輩の
        特徴まで宿ったんですね! -- 有名 2020-05-31 (日) 00:46:37
      • なるほど…同じ山に住みつつ、その存在に助けられていた、というところもあり、けれど積極的なかかわりはせず…複雑な部分、でもあるのね。
        けれど、ええ。争いの元にならないようであれば…仲良くする、というのもいいのかな、なんて私は思うのだけれど。ほら、人間ってそういう歩み寄りから、エモが生まれることもあるじゃない?…争いに、ならなければね(円満解決を祈るのみだ…)
        …ああ、耳は、成程…確かに私のベースの形態は耳が映えているものね?最近は猫形態になれるようにもなったし…ふむ…(この髪色と肌でも合うな…と)…流石に生配信で急に生やすと駄目だけれど。
        コスプレと称して1回くらいはそんな生配信してみようかしら…ね。(自分も、行燈りのの外見で猫耳を生やす)ふふ、お揃いね?(ツミちゃんに向けて微笑んでみる)
        -- 2020-05-31 (日) 00:54:06
      • (少女は相変わらず、表情は変わらない。首を傾げると、コロンッ…と木琴のような音がして、耳がピクッと揺れた)
        そうすると、ツミちゃんも実は猫になれたり…?へへー、耳とか生やすとまた登録者数伸びちゃいますねー。
        (そう言って、有名はやっと少し笑えた。最近胃が痛い思いばかりだったので、ありがたい)

        そろそろ、帰りますね。ツミちゃんが街にいると、どんな影響を受けるかもわからないので…。
        あ、そうだ、棲み処の問題は解決しましたし。先輩もよかったら私んちに遊びに来てみてくださいよ。
        今の先輩、なんだか気配も濃いので、山に取り込まれる心配もなさそうですし。 -- 有名 2020-05-31 (日) 01:04:37
      • 無表情だけど仕草がエモ…(どうにかして…笑わせたいな、とも思う。既に情が移ってしまっているちょろりんであった)猫形態にも慣れるかもしれないわね…深白ちゃんとも長くいたでしょうから、知ってるだろうし、やりかた。
        ふふ、あざとさで押してみようかしらね?次の生でちょっとやってみようかしらね、理由を付けて(実際めっちゃ視聴者が増えた)

        (話も終えて、別れ際)…そうなの?それじゃあ、ええ。今度は私から、お伺いさせてもらうわね?前よりも精気の問題が解決したから、確かに気配は濃くなったのかもしれないわね…。
        (最後に、ふ、っと微笑んで)…なんだか、色々気苦労が多そうだけれど。…困ったらまた、いつでも甘えて頂戴ね、私に。有名のこと、心配しているのだから…(そう伝えて。去っていく二人を見送るのだった)
        -- 2020-05-31 (日) 01:11:01

Edit

  • (流れ的にぎりぎりのタイミングだけどここでバレンタイン時間軸の術を使うとここがバレンタイン当日ということになります。)
    そして、駅前であやしい黒髪ツインテの幼女から購入した、怪しい箱を進呈するわけです…。
    qst089181.jpg
    (ランダムでバレンタインプレゼントが出てくる謎の箱、下1桁が)
    1.チョコミントアイスマカロン 2.アルフォート 3.本命風チョコ 4.チョコドーナツ
    5.シンプル板チョコ 6.あん肝 7.チョコケーキ 8.あんこう鍋 9.チョコチップクッキー -- 有名 2020-05-31 (日) 01:31:46
    • (別時間軸スイッチが発動した)
      まさか君からも貰えるとはなぁ(ただ訝しむ様子で箱を観察している、妙な気配がすると感じながら…)
      罠なら罠なりに踏んでみよか(開けた)
      -- 倉守 2020-05-31 (日) 01:38:27
      • おおっチョコレートケーキ…!ちなみに総痍先輩はハズレのプテラノドンを引いてましたよ。
        ちなみにバレンタインは口実で、健康チェックですよ!といっても倉守先輩は一番大丈夫そうですけど…。
        最近祟られてるなーとか、呪わってるなーとか、そういうの無いです?無いですよね? -- 有名 2020-05-31 (日) 01:45:27
      • (普通にしっとりどっしりとしたチョコレートケーキ当たったな…とマジマジと眺める、罠も無い)
        なんや箱に0だけ数字無いなぁと思うてたらそういう事か、流石は総痍ちゃん…日頃の行いが悪い
        伊上の山のその後を聞いてはる?(胡散臭い笑みで問い返しつつ)一緒に食べたら教えてあげる(と鞄からプラ製フォークを二つ出す、コンビニで貰える奴)
        -- 倉守 2020-05-31 (日) 01:53:21
      • ほらー、神様とかの祟りって時間差で来たりしますから。ヤマノカミ様のやつとか大丈夫かなーってきになりましてー…。
        (といいつつ、フォークは受け取る。食べ物を貰わない理由など、有名にはない。毒でもなんとか食べられないか考えるやつである) -- 有名 2020-05-31 (日) 01:59:19
      • (チョコレートケーキを半分に割って食べ始める、毒味という意図もあったが甘味は好きでもケーキ丸々一つ食べられる程甘味大好き狐でもないのだ)
        んん…無糖の珈琲があると尚ええね、で…祟りやったら何もあらへんよ
        元々あの神さんは視線を合わせたヒトと縁を作る類や、久常君がご本尊を不意に砕いたのもそこが原因
        (どうやら久常は以前視線を合わせた事があるようだ、恐らくはアリスと一緒に山に登った時か)
        僕は終始視線を合わせんようにしとったしね、それに最悪僕一人で全部済ますつもりやったさかい
        -- 倉守 2020-05-31 (日) 02:08:31
      • へぇー視線……ああ、そういえば、ヤマノカミ様に知り合いが食べられた時も、めっちゃ四方八方から見られてる感覚ありましたねー随分前の事ですけど。
        (そして、私は視線を避けられる生き物なので助かりましたけど。あとケーキおいしいですねこれ、とうなずきつつ)
        そうかーじゃあ倉守先輩は、そもそもターゲットに入ってないんですね。それなら一安心…。 -- 有名 2020-05-31 (日) 02:15:51
      • 深白ちゃんの場合はあの子ぉの精神感応が類を見ない文字通り神がかった領域のせいで繋がってまったみたいやね
        (同じ釜の飯を食うという言葉があるからかヤマノカミに関する情報を案外素直に話す、その顔は有名をじっと見ているが)
        あの神は強さを維持する為に神の機能以外をごっそりと落としてはったんやろうね、神として在る以外が無かった
        普通は僕みたいに神殺しを口にしてれば縁はあった筈(それはつまり祟り前提で動いていたという事、神に対して相当な傲岸さだ)
        -- 倉守 2020-05-31 (日) 02:27:15
      • つまり…長年放置されすぎて、色々なものがそぎ落とされて、虫並にシンプルでなおかつ怪獣のように強いモノに…。
        神様なのに、知恵がつく前の生まれたての怪異のようなモノになってたんですかね?
        (じぃと見られると、クセでひょいっと視線を避けてしまう。避けると倉守の視界の中から有名が消える。でも、すぐに
        別のところでチョコケーキをまぐまぐしてる有名ちゃんがポップする。食べながら避け続けるのはできないらしいね)

        っていうか、神様にお仕えしてるのに、全然神様を怖がらないですね先輩…。
        (だからこの人、おっかないんだよねーと思いつつ、口の端にチョコケーキのかけら付けつつ。逆にじぃっと見つめ返し) -- 有名 2020-05-31 (日) 02:45:05
      • もしくは最初からか、神としての機能と最低限の感情しか持たずに生まれた可能性も在る
        荒々しく嫉妬深く良く祟るいうんは昔から語られとったらしいわ、見た目の感じ祀れば恩恵もあったとは思うけどね(どう考えてもやばい見た目の存在をそう評する)
        (有名が移動するのを見ればそれでも見て)あんま逃げんくてもええよ、僕は食べる子が好きなだけや
        (寄って手を伸ばす、有名が逃げなければその口の欠片を指で取る事だろう)
        僕にとっての崇めるべきは二柱、無論御仏やその他神々への敬意はあるさかい下手な事は言いません
        けど何時か成ろいうもの怖がってたらなぁ(そう呟く男の表情は酷く胡散臭い笑みで)
        -- 倉守 2020-05-31 (日) 03:08:29
      • 恩恵も有りえる!それはいいですぬぇっ
        (ちょっと気を取られると、すぐに油断して、あっさりと、ほっぺについてるぞ♪されてしまう。
        普通に恥ずかしいので、すっと体を引きつつ、口元をぬぐいつつ)

        神様に…?ああー…はい、お姉さまとも会いましたけど、なんかもう…そういうことしそう、すっごいしそうっていう…。
        …でも、おかげで伊上のお山は私達にとっても棲みよくなりはじめてます、それは感謝してます。ほんとに。
        (ぺこりと頭を下げる、いまだに正直胡散臭いとは思ってるが。正直じり貧だった、伊上の山の環境が好転しはじめたのは確かである。)

        それと、もう1個聞きたいんですが。ヤマノカミ様は、ちゃんとお祀りしてたら、ただの祟り神じゃなくなるかもってマジです?
        (その情報、なんだかすごく気になるようだ) -- 有名 2020-05-31 (日) 03:29:37
      • (基本的にこの男は距離感がちょっとおかしいようだ、大事には慎重に当たり小事には大胆にとも違う)
        (鼻で挨拶する狐としての本能か相手の顔に触れる事に関して躊躇いが殆ど無い)
        ああせやったか、姉貴は悟るより衆生の救済を是としてるからそこは僕とちゃうけどね
        僕はあくまで良く世が巡ればそれで功徳や、君らが腹空かせば色々あかん思うてそうしただけ
        (へえ、といった様子だ…どうやら艶姫は有名達が山の神を匿っている件は弟には伝えていないらしい)
        (チョコケーキを食べつつ妙な事を聞くな、と僅かに眉を上げて)
        元より完全な祟り神やあらへん、巫女を求めてたりとあの状態やったら多少の犠牲を目に瞑れば暫くは放置しとっても問題無さそうやったし
        ただ正しく祀ったら…商売繁盛やら昇進やら辺りかいな。ご本尊が剣やろ、あら杭でもあるけど権力の象徴でもあるいう事や
        強大な虫の姿から病虫害退散や安産もあったかも(神の特徴等からその本質を語っていく辺りは一応は神社の息子か)
        (ただしまだ堕ちきっていない神を滅ぼす時点で尋常の思考はしていないが)せやから最初君を巫女に誘ったんです、普通に表のね?
        -- 倉守 2020-05-31 (日) 03:50:15
      • そういう事だったんですねぇ。いやほんとに、あまりの何か企んでそうな感じに、人柱かなんかにされるのかと思ってましたけど。(ひどい言い草だ)
        でも、普通に勧誘されててもやっぱり私には無理ですよ。神様のおもりなんて、正直大分、胃痛がヤバイですね…。
        (胃袋に手足がついてるような奴の胃に、ダメージがいくのだから、相当である。なんだか妙に実感が籠ってる感じで、実際に今まさに
        やってますとでも言う風な雰囲気すらあるのだが…)

        でも、良い事は聞けました。ありがとうございます。あと、ケーキもごちそうさまです。チョコ配り、最後の一人のとこに行ってきますので、それでは…!
        (ちなみに、胃痛がどうこう言ってるわりに、チョコケーキは半分以上食ってる。バレンタインのプレゼントだったはずでは…) -- 有名 2020-05-31 (日) 03:59:54
      • 嫌やなぁ僕は何時だってニコニコ笑顔で世のため皆の為頑張ってるのになぁ
        (などとは言っているが実際の所有名の考えは当たらずも遠からずだ)
        (その巫女として働く期間はたっぷり取るつもりだったしハメられたと思う中徐々に山の環境が改善した事を気付かせて強い感謝の念を抱かせるつもりだった)
        (勿論事を荒立てない為だが…結果としては最も荒立てる結果となった為その策は永遠に男の心の内に仕舞われる)
        せやったらキャベツでも食べ(と言いつつも内心で訝しがる、もうこの怪異が悩む事情は取り除いた筈なのだ)
        (良い事…と返してきた時点でそれはつまり価値在る知識、使うべき知識だと返してきたに他ならない)
        (これはこの怪異と姉に問い質さねばならないな、と思いつつ)どう致しまして、君がくれはったんやけどね
        (空になった皿とプラ製フォークを捨てる)またね、最後の一人…言うと出日君か?せやったら頑張るなぁあの子
        (そうやって怪異なのに真面目に頑張りすぎるから胃に来るのではないか?と考えつつ有名にやはり注意すべきだと考えを改めた)
        -- 倉守 2020-05-31 (日) 04:10:23

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  • 冬海大学伊上キャンパス付近 -- 2020-05-31 (日) 07:50:19

    • 深夜、冬海大学前駅の改札をくぐった女は、真冬の温度が気にならぬ程に酔うていた。
      都内勤務のK子は、久々の花金に上野で同僚とハメをはずし、終電に飛び乗ったのだ。

      家は、伊上高の学生寮にほど近いアパートである。ロータリーにはタクシーも無かったが
      歩いて帰るのはいつものことだった。

      自販機で買った暖かいお茶を飲みつ、もう家に戻ったらまずは寝て、明日の朝シャワーでも
      浴びればいいかなどと考えつつ、自宅にもほど近い、道に入った時ふと足を止めた。

      白々と寒い色の街灯が、まばらについているだけの暗い道だ。
      普段人とすれ違うことも稀な道なれば、人影があれば、警戒もする。まして深夜である。
      見れば、女の子のようだ。ひとりで、電灯の明かりの下をうろ、うろ、としている。

      初めは不気味だったが。酒も入って気も大きくなっていたか、K子は、なんだか無性に
      その少女に構ってやらねばならないような衝動に駆られて、近づくと声を掛けた。
      『こんばんわ、どうしたの?迷子かな?』
      声を掛けられた、黒い釣りスカートに、黒い帽子を被った少女は反応しない。
      長い薄桃色の髪を揺らしながら、ただ、ポク…ポク…と木魚を叩くような音をさせて
      明かりの下をうろ、うろ、としている。

      『ねぇ…』
      と言いかけて、K子は、何か言い知れない不安がこみあげてくるのを
      感じて、その場を離れようとした。

      ポクッ…と、後ろを向いたK子の目の前に少女が立っていた。息を飲む。その瞬間足元から這い上がり、
      腹の奥から何か、こみあげてくる。熱く、粘る…何だと思う間もなく口から吐いた。
      嘔吐ではない、真っ黒な、タールのような液体。地面に撒かれた液体は、生きているように泡立つ
      悲鳴は、さらに上がって来たタール状粘液に塗りつぶされた。同時に顔が内側から焼かれるような
      激痛、嗚咽、嘔吐、泡立った悲鳴。
      K子の口から、目から、耳から、穴という穴から、タール状粘液が噴出しブビリビビビブゥ…と汚らしい
      音を立てて、皮と衣服と髪がタールの水たまりに落ちた。

      コロンッ…と木琴のような音がなり、薄桃色の髪の少女は首を傾げる。まったく無表情のままに。


      些細な変死事件は、メディアに取り上げられることはなかった。
      ただ、現場に残された遺留品から、身元特定が行われ、変死者数の統計を1増やしただけだ。

      噂話だけが流れた。人が黒いタール状の泥となって溶けるという怪異。人ヘドロの噂話…。

Edit

  • そしてバレンタイン時空の術…を使うのはやめて置いて。
    普通に手土産などどうぞ…バレンタインようのプレゼントの残りなんですけどね。割と良い物がでてくるので
    (何気にクロんちに初めてやってきて、お土産に変な箱をさしだす)
    qst089181.jpg
    (ランダムでバレンタインプレゼントの残り物が出てくる謎の箱、下1桁が)
    1.チョコミントアイスマカロン 2.アルフォート 3.本命風チョコ 4.チョコドーナツ
    5.シンプル板チョコ 6.あん肝 7.チョコケーキ 8.あんこう鍋 9.チョコチップクッキー -- 有名 2020-05-31 (日) 21:42:27
    • (即開封) -- クロ 2020-05-31 (日) 22:15:15
      • 普通だ……でも美味しいよね明治の板チョコ。今日はどういったご用事? -- クロ 2020-05-31 (日) 22:16:22
      • 明治の板チョコでしたか、説明書きには食べたい味の板チョコがでてくるって書いてあったので、好きなんですね明治のチョコ。ちなみに今日は…お土産わたしにきただけさ!(バーン)
        まぁその、あと、様子を伺いに?最近体調とか崩したり、夜中に変なものを見るとか…そういうのないですかー? -- 有名 2020-05-31 (日) 22:25:33
      • 安定感というか、チョコを食べるなら一択だよね。久しぶりに食べるとおいしいんだ。
        (ずこーっ) まあ、そういうのもいいんじゃない? 病気も霊障も特にはないよ。 -- クロ 2020-05-31 (日) 22:29:47
      • 久常君も、妹さんも全然大丈夫ですかー?ふむ、それならいいのですが…。 -- 有名 2020-05-31 (日) 22:37:25
      • 最近は夜中に外出することもなくなったからね……。でも、そうだね。時々妙に濃い陰気の残り香を感じることはあるかな。
        それこそ、普通の人なら体調に影響が出そうな……。 何か心当たりがあるみたいだね? -- クロ 2020-05-31 (日) 22:41:49
      • 陰気の残り香……(一瞬、有名の表情が険しくなる、ほんの一瞬だけ…)
        そうですねぇ…ちなみに、どこで強く感じましたか? -- 有名 2020-05-31 (日) 22:43:36
      • (思い当たる場所を、ひとつ挙げた。玄道が挙げたその場所は、有名にも心当たりがあるだろう。パレードに向け陰気を貯めこんだタンクがある場所のひとつ)
        (この時点では、玄道はそれを知るよしもないが) -- クロ 2020-05-31 (日) 22:46:34
      • ですよねー!(ですよねーってうなずく)
        そこ、私達がパレードで使おうと思っていた陰の気を貯める、スポットがあるんですよ。冬の間って大地に陰気が籠るでしょう?それを凝縮するための仕掛けが埋まってるんです。
        (なんかねー、こんな形のやつ、って手でジェスチャーしながら)
        でも、パレード自体も必要がなくなりました。陰気溜まりは、春になって陽気が満ちれば溶けて消えます。
        不活性なただの陰気の塊ですから、早々害なんてありませんよ。
        (実際、プロパンガスボンベぐらいには頑丈で信頼性も高いものらしい。あれって火事になっても爆発しないようできてる) -- 有名 2020-05-31 (日) 22:54:31
      • パレードの必要性がなくなった。それはめでたいね。ダキニ天様のおかげかな。
        ちゃんと貯め込めてるなら、あれだけ濃い香りはしないと思うんだけど……。(首を傾げて)
        一応、ちゃんと確認したほうがいいと思うな。 万が一漏れ出してたり、誰かに利用されてたりしたら、管理側の責任問題だよ。 -- クロ 2020-05-31 (日) 22:58:36
      • わかってますよー春までもうすぐですし、あぶなそうな場所のやつは先に除いておきます。
        久常君が元気そうでよかったです、では妹さんにもよろしくー -- 有名 2020-05-31 (日) 23:02:12
      • それがいいよ。何もないのが一番だからね。
        うん、ありがとう。それじゃあ、またね。チョコレートありがとう(と、帰っていくのを見送って) -- クロ 2020-05-31 (日) 23:03:43
      • (見送るクロの視界から、ふっと有名の後ろ姿が消えた。また視線を避けて歩いてるのだろう。
        そして、クロの家から離れた場所に、何もない所から出てくるように有名は姿を現した)
        やっぱり誰かが陰気の蓋を開けたんだ…誰が…?
        (誰もいない枯れた田園の冬景色の中、有名は険しい顔で一人呟いた) -- 有名 2020-05-31 (日) 23:10:56

Edit

  •   -- 2020-06-01 (月) 19:05:14
    • ――東区、午前3時…。
      伊上の夜の街といえど、流石にこの時間では人も疎らだ。
      客のいないコンビニで、深夜シフトの男は品出しをしていた。コンビニ内の音はもう
      どれも聞き飽きている、店内放送、入店音、車の音、冷蔵庫の作動音…。
      だから、刺激に飢えた耳は、聞き慣れない音を妙にはっきりと、聞き分ける。
      コロン…と木琴を転がすような、不思議な音がした。

      ふと、振り返れば、雑誌コーナーの真っ黒な窓の外を、小さな女の子が横切って行った。
      男は、なんだか妙に気になって、店の外にでた。
      普段なら、こんな時間に、繁華街を子供が1人で歩いてようと気にも留めない程度には
      現代人的な無関心を身に着けている男だったが、一瞬見えた横顔のあまりにも
      現実離れした美少女ぶりに下心でもわいたのか。気づけば少女の背を追っていた。

      少女は、風俗店の案内看板と街灯の灯の下で、何やらうろうろと回っていて。
      それがなんだか、誘われているようで…ふらっと足を踏みだした瞬間だ。
      突然強い衝撃を受けて、突き飛ばされるように尻もちをついた。
      直後、目の前が真っ黒なものに遮られた。
      特急列車が鼻先を通過するような風圧、そして吐き気を催す悪臭。

      「うわぁっ!?」
      思わず男は、その場で這うように後ずさる。
      壁のような黒い風が吹き抜け、街灯の下、浅黒い肌と色素の薄い長い髪の少女の横に
      大きな人魂がボゥっと灯り、姿が掻き消えた。



      「あぶなかった…」
      小脇にツミちゃんを抱えて、闇の中を走り抜けながら有名は呟いた。
      白い着物で、人魂の耳と尻尾をだした怪異の姿だ。
      また脱走したツミちゃんを、追って来てみれば、案の定である。
      灯に引き寄せられる蛾のように寄ってきた人間が、陰気を浴びる寸前、
      蹴り飛ばして事なきを得た。

      人の目のないところで、立ち止まるとツミちゃんの顔を覗き込む。
      眠るように目を閉じていた。

      さっき、あの場所には、有名達が仕込んだ『陰気溜まり』があった。
      怪異パレードを実行する際の燃料補給所のようなものだ。
      高濃度の陰気を浴びれば、ヒトは気のバランスを崩し、最悪の場合死に至る。
      近頃、噂が広がり始めている突然人が溶けて変死する怪異、『人ヘドロ』の原因だ。

      だが、陰気溜まりは、簡単に暴発するようなものではない。だからこそ街中に
      埋設していたのだ。その封をこじ開けられるとすれば…。

      有名の腕のなかで、ツミちゃんは、腹の満ちた子供のようにあどけなく眠っていた。
      その体を背負うと、有名はまた闇の中に姿を消した。 -- 2020-06-02 (火) 02:42:39

Edit

  • (脇に紙袋を抱えた男が学校で有名に近寄ってくる、いつも通りの胡散臭い笑み、心の中を決して覗かせないそれのまま片手を上げて)
    今ちょいとええ?渡したい物と実験したい事があってなぁ -- 倉守 2020-06-03 (水) 01:31:07
    • はいー、なんでしょうかー実験…?って…変な薬とかはいやですよ?
      (あからさまにぐったりした感じで、赤マムシハイパーセンチピードアクセルをちゅーっと吸ってる。疲れると目元のクマがたぬきっぽい) -- 有名 2020-06-03 (水) 01:46:06
      • ああそないな事はしいひんよ、ただ僕が掴んだ状態でその感覚から抜けられるか前々から興味があっただけ
        (男の手がワキワキと動いている、逃げねばその肩を抱き寄せられる事だろう…)
        (男はこの少女が自身を苦手に思っている事を知っている、だからこそそれはまるで蛇が絡みつくかのような嫌な気配が漂っていた)
        せやけどえらい状態やね、なんや甘い物摂る?(それは男が持つ紙袋に関連してるようだ、軽く袋を振り) -- 倉守 2020-06-03 (水) 02:13:29
      • いえ、ちょっと胸焼けしてるので…。
        (食べ物と聞けばスイッチ入ったように反応する奴なのに、相当だめそうだ)
        ……この状態から抜けられるかってことです?
        (意外とすんなり、有名は肩を抱き寄せられる。特に抵抗もしなかった) -- 有名 2020-06-03 (水) 02:17:16
      • そら妙な話やなぁ、よっぽど胃に穴でも空いてるのか…せやったらこの前のチョコのお返しは君のお仲間と食べ
        (そう言うと男は紙袋を有名に持たせようとする、中身はゴディバの飲み物用ココアパウダーとクッキーが入っている、どちらも結構いい品だ)
        これだけやったらただ軽く捩ればええね(そう言うと男は反対の手で有名の腰に手を伸ばすと更に腰で有名の脇腹の後ろを固定する)
        (一件力を入れれば簡単に抜け出せるが…ただ抜けようとすると力の支点が奪われて動けない事に気付くだろう)
        (つまり男は有名の知覚からの離脱をこの結果そのものに働かせるだけの力があると見て取り試している、…何か目的を以て) -- 倉守 2020-06-03 (水) 02:26:45
      • あ、ホワイトデーですね。ありがとうございます、わーこれ結構良いやつー!
        (それでも流石に、食べ物が目の前に来るとテンションはあがるのだ。
        有名は、倉守から一歩離れて横に立っていた。確かに、しっかりと恋人にでもするように抱き寄せられていたはずなのに)
        …へへっ。
        (で、有名はというと、してやったりという風にニヤッとしている。化かされたのだろうか。いや、この男相手にそんな手は通じない)
        こういう攻められ方なら、余裕ですよ。先輩は、私を見て掴んだつもりでしょうけど。もっとよーく見ないと、私には触れませんよ。 -- 有名 2020-06-03 (水) 02:38:16
      • (自分の手の内の中に有名が居ない事を自身の手を眺めてほぉーと何とも嬉しそうに呟く)
        (胡散臭い笑みで有名を見て)ええね、何度化かされても他に例の無い感覚でほんまにええ
        で…一つ助言しとくけど君、その他人から見てどうやっても掴みきれんのが君の本質や
        他人の事にまで手ぇ回しとったらいつかトチるよ、…もしかしたらもうトチっとるかも知れんけど
        (ホワイトデーだからか…忠告とも一応の助言とも取れるそれも共に渡すと男はまたねと去っていった) -- 倉守 2020-06-03 (水) 02:57:17
      • えっ、あ、はい…。
        (どうもー?と首をひねりながら去っていく背中をに手を振る)
        ……私の本質…??そりゃしっぽ掴まれたら取ってくわれるので、掴まれないのは必須ですが???
        (どういうこっちゃ、と首をひねりながら、自然と紙袋に手を突っ込んでクッキーを取り出し…)
        おっ…うまいなこれ
        (胸焼けは秒で治ったらしい) -- 有名 2020-06-03 (水) 03:06:37
      • ……。
        (そして、ふとクッキーを齧る手を止めた。逃げ隠れして生きてきた生き物が、逃げも隠れもできくなくなったら…)
        どうなるんでしょうね…。(甘いクッキーが少し苦い) -- 有名 2020-06-03 (水) 03:10:48

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  • - 東区 駅へと続く道 - -- 2020-06-01 (月) 01:09:01
    • (夜。喫茶の次の企画のミーティングが、思ったより長引いて。
       同じ学校の子たちとは、途中で別れて……喧騒から離れた、静かな夜道を歩きます。)
      (けほり。……ちょっと、咳が出ます。まだ肌寒い、3月の頭。空気も少し乾燥しているのでしょう。)
      (――木琴のような、不思議な音が聞こえました。) -- 物部哀 2020-06-01 (月) 01:09:52
      • (……まあ、空耳の類かも知れないし どこかの家から漏れた音かもしれません。
         あまり、気にすることもないのでしょう。……気に留めない。これ大事。
         けれども。心なしか、駅への歩みが早まる最中。
         三角形の耳を生やした女の子が、十字路を横切った気がしました。)

        (……猫の妖異かな?)
        (それならば、知り合いにも何人かいるのですから、抱くのは親しみ。)
        (ちょっと、声をかけてみようかなと 女の子の通った先を覗き見ます。) -- 物部哀 2020-06-01 (月) 01:20:02

      • (……誰もいませんでした。)
        (ちょっと落胆はしましたが、猫なら身軽なもの、妖異なら掴みどころのないもの。)
        (壁を行ってしまったか、霞のように消えてしまったか。いずれにしても、執着するものではありません。)
        (こほん、咳が出ます。……やっぱり、空気が乾燥しているのでしょうか。)

        (……ふと、足元に、“ねちょり”という感触がありました。) -- 物部哀 2020-06-01 (月) 01:23:49
      • (ごほ、ごほ。咳が出ます。……空気が、悪いのかな。)
        (――それは、私の覗き込んでいた道の、反対側から、続いていました。)
        (……泡立つ、黒い液体。鼻につく、形容し難い臭気。)
        (道沿いに、排水溝へ流れつつあります。)
        (……どこから、撒き散らされたのか。自然と、源となった場所に、目が向きます。)
        (見なければ、いいのに。) -- 物部哀 2020-06-01 (月) 01:28:38

      • (スマホが、落ちていました。)
        (鞄が、落ちていました。)
        (服が、落ちていました。)
        (靴が、転がっていました)
        (――ヒトの、髪と、皮が、落ちていました。)
        (……全部、全部、黒い液体にまみれていて……)

        ……人の、ヘドロ……。
        (――噂の、心当たりが、ありました。)
        ……っ、
        (ごほ ごほ げほ げほ …… 咳が止まりません。)
        ……っっ……!
        (げほん、べちょ。ああ、汚い。痰が出てしまったかも。口を抑えていた、手の平に、)


        (ヘドロが、) -- 物部哀 2020-06-01 (月) 01:34:10

Edit

  • (ティロン LINE受信音)
    (ドアから覗き込むムジーナのスタンプ)
    『やどりちゃん 今いい?』
    『ちょっと考えたけど やっぱり 一番に、やどりちゃんに相談したほうがいいかなって』 -- 物部哀 2020-06-01 (月) 10:06:09
    • …?なんだろ…(勉強の事かなー恋愛関連かなーとか色々考えつつ)
      『なーにー?』
      (電話してる猫のスタンプ) -- やどり 2020-06-01 (月) 12:21:46
      • 『昨日は体調悪くて学校休んだんだけど』
        『怪異に行き当たったせいっぽい。』
        (吐血する周瑜のスタンプ)
        (既読待ちの間。)
        『話 続けるね』
        『バイトの帰り道なんだけど 人ヘドロの現場を見つけちゃって』
        『知ってる? 人ヘドロ。』
        『場に中てられちゃったみたいで ちょっと昨日は大変だった』
        『…あ てか 110番忘れてた…』
        (滂沱するムジーナのスタンプ) -- 物部哀 2020-06-01 (月) 13:05:40
      • (確かに昨日は休んでいたけれど・・・月のアレかなとか軽く考えていた)
        ・・・・・・
        『今、家にいる?』
        (その連絡があってからあいちゃんが返信を打つまでの間に・・・「とん」っと音を立ててベランダに降り立つ音、二駅程度の距離なら楽々飛んでくる、コワイ!)
        (窓をノックノック)・・大丈夫?あいちゃん・・・(心配そう)
        -- やどり 2020-06-01 (月) 20:53:33
      • 『いるよ』(送信…)
        ( <ティロン ) !? (受信音がベランダから聴こえてきた。コワイ!!)
        ……やどりちゃん、交通費いらないじゃん……。(コロコロ…と窓を開けつつ)
        ……あー 熱とか出てたけど、一日休んだら、なんか治っちゃった。今は大丈夫だよ。(でもすでに寝間着。) -- 物部哀 2020-06-01 (月) 21:10:08
      • うん・・・心配になっちゃって・・・前の事もあるから(開けて貰った窓からお邪魔しつつ)
        (おでこに手を当てる)そう・・・?
        人ヘドロ・・・最近ちょっと話題になってるのだよね・・・あいちゃんが無事でよかった・・(しゅんっと)
        狙われたというより、本当に行き当たっただけ・・なのかな・・・何かほかに覚えてる事ない?
        -- やどり 2020-06-01 (月) 21:23:34
      • (おかまいできませんが、と 座布団をおすすめして)
        うん。バイトの帰り道に……って、それはもう話したっけ。
        えっと……ちょっと、元がどんな人だったかはわかんなくて……(あ、ちょっと気持ち悪くなってきた。)
        ……。(少し口元を抑えながら 一昨日の夜を思い出す)
        あ……そういえば、近くで猫の子を見かけたかも……。耳と、長い髪くらいしかわかんなかったけど。 -- 物部哀 2020-06-01 (月) 21:50:11
      • う、うん・・(座る、すぐに立って背中をさすりさすり)
        猫の子・・・?耳と、長い髪・・(その位なら割とありふれていると思う・・)
        その子・・無事だったのかな(もしかしたらその子がと思うとぞっとする)
        -- やどり 2020-06-01 (月) 22:04:48
      • (なにやらナチュラルに寄りかかりつつ…)
        うん、ヘドロを見つけたのはその後だったから、多分その子は大丈夫。
        あと……あと、何か……。
        ……何か、あったような……。
        ……。(また、少し考えていると 急に、自分のスマホから木琴の着信音が鳴り始める。)
        ぴゃっ わっ、ごめんね! ちょっと……バイト先からっぽい……!
        (\はいっ 大丈夫ですっ 来週のシフトは……はいっ……/)
        ……ふー。なんか最近、この音が心臓に悪いって人の気持ちわかりそうだよ……。
        ……。(音。) あ……そう、木琴の音……。ころんって、聞こえた……。
        (距離感とか、どこからとかわからないのに、不思議とハッキリと…) -- 物部哀 2020-06-01 (月) 22:24:14
      • (寄りかかってくるのを心配そうに支えつつ)そう・・・(なんとなしにホッとしているところんと音がして・・・)
        !?(あいちゃんが異様に驚く・・電話が終わるのを待って)・・今のと、同じ音が・・・?
        (猫耳・・長い髪・・・木の・・音・・・背筋が寒くなる)髪は・・・桃色っぽい感じ・・・?子供みたいな背丈で・・・白と黒の服を着てた・・・?
        -- やどり 2020-06-01 (月) 22:33:08
      • え、うん……(急に質問攻め……やどネイター!?)
        髪はなんか、白系だったと思う、でもシロちゃん……(元)ねこちゃんよりは色がついてたかも……。
        服は……暗くてよく見えなかったけど、多分、黒っぽかったのかな……。
        ……知り合いの子?(同じようにニアミス組だったとしたら、心配だよね……と、顔を覗き込んで) -- 物部哀 2020-06-01 (月) 22:39:34
      • ・・・・・・・・・(半ば茫然としながら)ツミちゃん・・・・外に出たの・・・何を・・しようと・・(なんて呟いてる)
        う、うん・・・そうなんだ・・・あの、さ?それって具体的にどの辺りか・・わかる・・・?(スマホのマップを開いて尋ねたり)
        -- やどり 2020-06-01 (月) 22:48:46
      • んと……(画面をピンチ操作、マップでは、東区寄りの駅前、そこそこ拡大しないと表示されない路地を示す) ……この辺り。
        ツミちゃん、っていうの? ……近くに住んでるのかな。私みたいに、体壊してなきゃいいけど……。
        ……帰ってからも、しばらく変な咳が止まらなくて タオル、何枚かダメにしちゃったし。 -- 物部哀 2020-06-01 (月) 23:04:29
      • ・・・ここね・・(マークしておく、後で見ておこう)
        (名前を口走っていた事に慌てて手で口を押えて)・・・う・・うん・・・(頷いてから)・・・・あいちゃん・・もしまた、その子を見かけても・・絶対に近づいちゃダメだから・・ね?(後ろめたそうに、されど少し強く言う)
        ・・・それ・・大丈夫なのかな・・・りゅーちゃん・・
        「オラの力でどうこうするとちと危険だべ、餅は餅屋、慣れてる奴に任せた方が良い」
        その、ちゃんとお祓いできる人に診て貰った方がいいよ?お医者様とか
        -- やどり 2020-06-01 (月) 23:12:24
      • ……だよねー。ヤケで、強めの口洗うやつでうがいしたら、止まったけど……
        お祓いの予約はしてあるから、今度行くよぉ……。
        ……ねえ、やどりちゃん。今度のはさ…… もしかして、すごく危ないんじゃ……。 -- 物部哀 2020-06-01 (月) 23:19:36
      • え、なにそれすごい・・ 「文明の勝利だべな」
        ・・・・・・(答えない・・答え、られない・・苦々し気に顔をゆがめて)・・あいちゃん・・・ごめんね・・・こんな目に合わせちゃって・・・でも大丈夫・・私が、必ず何とかするから
        (後悔と決意を秘めた目でぎゅっと手を握って頷くと)お大事に!(と叫んで外へと飛び出していった)
        -- やどり 2020-06-01 (月) 23:33:23
      • (手を、握り返して…… おずおずと、)ねえ やどちゃん、危ないことは……
        ……。(言葉が続かない。危ないことをさせたのも、心配をさせているのも、自分だから。)
        あっ……(手が離れる。帰ってしまう。何か、何か言わないと…… えっと)
        ……ひ、飛行機に気をつけてねー!?(夜間飛行は光るもの付けないと危ないよ!) -- 物部哀 2020-06-01 (月) 23:38:45

Edit

  • (物部哀の状況を確認した後、東区の現場を経由して夜の山に降り立つ・・・その顔は緊張感に満ちていて)
    有名ちゃん・・ツミちゃんは・・・いる? -- 龍神やどり 2020-06-02 (火) 20:40:01
    • いますよー、私の部屋で寝てます。どうかしましたか?
      (振り返った振り返った有名は、白い着物姿だ。人魂の耳も尻尾も出ている、怪異非名此の姿である。
      周りに何人か、様子を伺うように山の怪異達が集まっている) -- 有名 2020-06-02 (火) 21:09:31
      • (ほっと胸を撫で下ろし、憑依合体を解除する)有名ちゃん、人ヘドロの話知ってる・・・?私の友達が・・それに遭遇したらしいんだけど
        その場所・・びっくりするくらいの陰気の吹き溜まりになってて・・人も死んじゃってたみたいで・・・
        (それは一先ずいいと首をふって)それでね・・?そこで見たっていう子の特徴が、ツミちゃんにそっくりで・・・もしかして外に出ちゃったんじゃないかって思って・・・
        (そこでようやく気付いたように)・・・どうか・・したの?(有名ちゃんも周りの怪異達の様子もおかしい) -- やどり 2020-06-02 (火) 21:23:27
      • うむ、今さっきも森を抜け出してな、非名此がようやく連れ帰ったところにござr…むぐぅっ
        (30代ぐらいの、時代劇にでてそうな着流しの男が言いかけて、有名に、慌てて口を塞がれる)

        ……いやー…。しょうがないですねぇ、ツミちゃん、最近結界を抜けられるようになっちゃってー
        山の麓まで勝手に下りてっちゃうんですよ。どんな影響受けるか分からないので、あまり人には会わせられないですよねー。
        この辺は夜なんて誰もいませんが。
        (男を人魂尻尾でしっしっと追っ払いながら、笑いながら言う。なんていうかあからさまだ) -- 有名 2020-06-02 (火) 21:35:07
      • ・・・?(何故着流しの人の言葉を遮る必要があるのだろうと訝し気に)
        ・・・なんてこと・・(なんで気づかなかったのかと自己嫌悪に頭を抑えて)じゃあやっぱりあいちゃんが見たのはツミちゃんなんだ・・・麓どころか、気づかないうちに町まで出てる・・
        あまり合わせられないなんてレベルじゃないよ・・・人がヘドロみたいに融けちゃって・・ニアミスしただけで口から吐くようになっちゃったり・・・とんでもない量の陰気が溜まってたり・・
        明らかに何か・・・良くない事をしようとしてる・・・何とかして辞めさせないと・・このままじゃ・・(思いつめた様に呟いて) -- やどり 2020-06-02 (火) 21:58:24
      • ちょっとまってください、それはツミちゃんの仕業じゃないですよ。元はヤマノカミ様とはいえ、体は殆ど散ったんです。
        人を害せるほどの力は、今のツミちゃんにあるわけないです何を聞いたかしらないですが、初めから疑わないでくださいっ
        (頭の人魂が、ピンっと立つように燃える勢いを強めた。
        珍しく、有名が苛立ちをあらわにしている。気配を察して、細面の巫女姿の怪異が有名の肩に手を置く)
        -- 有名 2020-06-02 (火) 22:17:40
      • え?・・ぁ・・・(苛立つ有名ちゃんの様子に戸惑う)ご、ごめん・・・
        (確かにいきなり疑ってかかりすぎたかもしれない・・・それでも相手はあの大杭神・・警戒だってするって言う物だ)
        そうだね・・・少し早とちりしちゃってた・・・でもお願い・・聞いて・・・人ヘドロは本当に危なくて、今凄く警戒されてる・・・
        ツミちゃんだけじゃなくて、認知されてない怪異が今外に出るのはすっごく危ないよ・・だから、結界が抜けられちゃうなら、それを何とか強化しないと -- やどり 2020-06-02 (火) 22:45:27
      • ……。
        (有名はうつむき、押し黙る。代わりに巫女姿の怪異がうなずくと、代わりに)

        そのことについて、ちょうど我らも相談していました…。
        どうにかして、大人しうしていただけぬものかと…。
        (巫女がそういうと)

        舞も音楽も、あまり関心を示さなくなってきておる、飽きたのかの…。
        (横に居た妙な小人みたいなモノがそういって、腕組みして唸る)
        // -- 有名 2020-06-02 (火) 22:54:33
      • (重苦しい空気の中、突然、広場に走り込んできた柴犬がヒャンッヒャンッと忙しく鳴いた。
        声を聞いた有名は、突然走り出し、数歩跳躍したところでフッと姿を消した。視界の隙に入り込んで姿を眩ませたのだ。
        他の怪異達も、騒然としはじめる。
        そんな有名を追って、例の柴犬も森の暗闇の中に飛び込んでいった。
        こいつも怪異に違いない、なぜなら、さっきの鳴き声、常人にはただの犬の声にしか聞こえないが。
        龍神のついている、やどりには、何か言葉のように聞こえたはずだ。
        『足りなかったんだ』『また結界の外に』
        なんだか、そんなことを言っていたようで……) -- 2020-06-02 (火) 23:19:44
      • え?・・・え?(周りの怪異達の雰囲気に戸惑う内に事態が動き出す)
        (『足りなかった』・・・何が? 『また結界の外』・・また?結界の外・・・先ほどまでの会話に似たような流れがあった)ツミちゃん・・・っ
        りゅーちゃん!(叫ぶ、「おう」と応じる言葉と共に再度憑依合体・・・空を飛ぶ)
        有名ちゃん・・・何処に・・?(龍の目は生半可な怪異の姿くらましなど容易く見破れる・・・だけど有名ちゃんは龍腹の神通力を持っている・・・同種の力であるがゆえに見つけづらい) -- 龍神やどり 2020-06-02 (火) 23:37:25
      • (山から飛び出せば、運がよかった。有名はすぐに見つかった。というか、隠れる余裕もないのだろう)
        山の木々の中から、青白い人魂が飛び出して、一直線に真っ暗な畑の中を突っ切っていくのが上空からよく見える。
        有名達の森から、かなりの距離があるのに、思ったより有名は俊敏らしい。
        だが、それよりももっと先、琴代川にかかる橋の袂に、黒い竜巻が昇った。

        明かりも疎らな田舎の夜闇の中にあって、馴染まないほどの漆黒…。
        人魂は、その渦の中に突っ込んでいく) -- 有名 2020-06-03 (水) 00:00:15
      • ・・・有名ちゃん・・っ(まっすぐに走っている・・・有名にはツミちゃんが何処に向かっているのか分かるらしい・・その良く先へと目を向ければ)
        ・・・なに・・あれ・・・? 「陰気溜まりだ・・とんでもねぇ量だべ、あの渦中に飲み込まれりゃ人はただじゃ済まねぇだろうな」 ・・・っ・・有名ちゃん!(慌てて渦の傍へ) -- 龍神やどり 2020-06-03 (水) 00:08:48
      • (凄まじい勢いだった割に、やどりが着地するとほぼ同時に、真っ黒な竜巻はすぐ掻き消えた。
        辺りには、何か腐ったような刺激臭がただよう…。
        渦の中心だったと思しきあたりに、有名とツミちゃんが立っていた。有名の人魂に照らされて
        2人の姿は青白く浮かび上がり。二人の回りを、青白い火の粉のようなものが舞っている。
        コトンッと…と音がして、ツミちゃんが目を閉じると。
        有名は分かっていたように、力の抜ける体を抱きとめた)

        はぁ……。
        (そして、深いため息をひとつ) -- 有名 2020-06-03 (水) 00:20:44
      • ぅ・・(思わず顔をしかめて鼻を抑える・・・ひどく濃密な気配だった)
        ・・・有名・・ちゃん・・・?(やがて現れる二人を見て戸惑うばかり)
        何が・・起きたの・・? -- やどり 2020-06-03 (水) 00:24:05
      • なんでもありません……。
        (横目にやどりの方をちらりと見ると、有名はツミちゃんの体を抱えあげて。
        そのまま、何も言わずに姿を眩ませた。
        今度は、完全にやどりの知覚を避けているのか、どれだけ周囲を探っても、その姿は見つからない) -- 有名 2020-06-03 (水) 00:34:51
      • 有名ちゃん?・・・ま、まってちょっとまって!ちゃんと説明してよ!ツミちゃんは何をしていたの!ツミちゃんに何の力もないのならあの陰気はなに!?
        ツミちゃんを疑った事怒ってるのなら謝るから!お願い!私にも協力させてよ!
        (姿はくらませど声はまだ届くだろう・・・いや、彼女が帰る場所はわかっているのだ、山に向かえばいい) -- やどり 2020-06-03 (水) 05:30:45
  • (琴代川で有名とツミを見失ったやどりが、辺りを探してみても2人は見つからなかった。
    以前に、有名は盗んだりゅーちゃんさんの体の一部を、自らの能力の強化に使っていると言っていたことがあったが。
    本気で姿を隠した有名は、正当に龍の力を与えられたやどりの追跡すら捲いてしまう)

    (あちこちを飛び回り、山の怪異達の森に戻ってみても、あたりまえのように有名は戻っていない。
    戻って来たのは、有名と一緒に飛び出していった、人語を解する柴犬だけである。
    他の怪異達も、匿っているような様子はない……) -- 有名 2020-06-03 (水) 22:53:51
    • (周りの怪異達に有名の所在や何か知っている事はないか尋ねて回る)
      (戻ってきた柴犬を見ればがっしと)有名ちゃんはどこ?
      -- 龍神やどり 2020-06-03 (水) 23:08:19
      • くぅ〜ん…(なんか首を傾げてすっとぼけてただの犬の振りしてるが、すぐ諦めた)
        『ヒャンッ』(わかんない、本気で姿を眩まされるとボクの鼻でも分からないよ。あいつ、嗅覚まで避けられるんだ)
        (話せる犬だと思って、声を聴くと、わりとすんなりと言葉が分かった。この犬何者なんだろうとかは今は良い。
        イヌ?がそう言うと、『非名此は、都合が悪くなると、すぐ逃げ出すんだよなぁ』『昔からな』そんな声があがる)

        そうは言っても…お山を守るために、逃げも隠れもせずに頑張っていたじゃないですか。
        (そう言ったのは、細面の巫女姿の怪異だ。やどりが儀式を行った時にも有名と一緒に居た巫女さんである。
        名前はたしかこんちゃんとか呼ばれていた。) -- 2020-06-03 (水) 23:19:33
      • 隠れてる・・・ツミちゃんと・・・
        こんちゃんさん・・・(縋る様な心地でぽつりと呟く・・有名は何かを守る為なら本来の在り方とは違う事をする・・・ならばこの場合はツミちゃんか)
        ・・追いかけていった先で、陰気の、黒い竜巻をみたの・・・有名ちゃんもツミちゃんもそこの中にいて・・・あれは一体・・
        -- やどり 2020-06-03 (水) 23:29:28
      • うーん……。(細い目を閉じて、眉間に皺を寄せる。それから周りの仲間たちと目配せして…)
        ……あれは、我らが計画していた百鬼夜行のための仕掛けです。冬の間にたまる大地の陰気を凝縮するための仕掛け…。
        (こんな形の奴ですとジェスチャーしつつ)

        数日前より、誰かが仕掛けをこじ開けて、陰気を放出させているのは知っていました。
        本来は大仕掛けな術と合わせて使うものですゆえ…。無理にこじ開けるようなことをすれば…。
        (それが、新たな怪異事件として噂になっている『人ヘドロ』の原因である。そして、こじ開けているのは…間違いなく)
        このことで、やどり様が来るまで、話し合いをしていたのですが…。 -- 2020-06-03 (水) 23:39:47
      • 百鬼夜行の・・仕掛け・・・

        (無理に開ければ・・)・・・ああなる・・・なんて事・・(頭を抱える・・有名ちゃん達はずっとその問題に追われていたのか)
        開けてるのは・・ツミちゃんなんだね・・・?(呟く)・・・うん(先を促すように)
        -- やどり 2020-06-03 (水) 23:50:46
      • (小さく頷くこんちゃんさん。
        『やはり、手に余るのではないか』
        別の怪異が口を開いた。それを皮切りに『元は恐ろしい祟り神であったのだし…』『棲み処の問題が片付いたのにのう』
        『だが、無碍にするわけにもいくまいよ…』『どうしたものか』)

        (ざわざわと、囁き合う怪異達。ヤマノカミ、大杭神の魂をこの里で匿うことには同意はしたものの
        まさか動き出して、あまつさえ大量の陰気を集めて回るようになるなどとは、誰も想定していなかった。
        彼らにとってもとんだ誤算だったわけである)

        これ以上は危険すぎる…。もはや仕方なしと…そのように話したら。非名此…有名は…。 -- 2020-06-04 (木) 00:08:29
      • 皆は・・・ツミちゃんを手放そうとした・・・
        でも有名ちゃんは、反対したんだね・・?だからあんなに・・・(自分の言葉に過剰に反応する様を思い出し悔やむ様に歯噛みする)
        ・・・・探さないと・・このままじゃ有名ちゃんが危ない・・・お願いっ協力して
        -- やどり 2020-06-04 (木) 05:26:14
      • (ヒャンッ!と柴犬が返事をした。こんどはヒャンとしか鳴いてなかったが。行くということだろう。
        他は、皆それぞれ難しい顔で俯いたり、お前いけそうか?と小声でささやき合ったりしている。
        あまり、乗り気な雰囲気ではない。こんちゃんさんもちょっと困った表情を浮かべていて)
        -- 2020-06-04 (木) 21:19:07
      • (鳴いて見せる柴犬にうんと頷いて)・・・?・・どう、したの・・・(有名ちゃんが危ないというのにと困惑と、わずかないら立ちを含んだ声音)
        「弥堵里・・・察してやれ」
        え・・・?
        「こいつ等がなんで山に住処を求めていたのか・・・百鬼夜行という群れを作って練り歩いていたのか・・・」
        「怪異が人の街を歩くってのは、それだけですげぇ危ないことなんだ・・・いつ誰に狩られてもおかしくない、どこを見ても人がいて、逃げ場なんてない」

        ・・・あ・・(勘違いしていた・・・有名ちゃんが気軽に外に出ていたから・・そう見えたから・・・皆そうなんだと・・・でも本当にそうなら、山に住処を求めたりしない筈で)
        ご、ごめんなさい・・・無理行っちゃって
        -- やどり 2020-06-04 (木) 22:22:25
      • いえ…。不甲斐ないのは我らの方ですゆえ。人の街にも馴染めず。忘れさられたり、現世での拠り所を失くした
        ものばかりで…。あの子のように、自由に山から離れることもままなりませぬ…。
        (また柴犬がヒャンッと鳴く、だからボクが行くってばーだそうです。こいつは出入り自由タイプらしい)
        あの、やどり様…あの子を、有名を見つけたら、どうされますか…?
        (色白な顔に、不安げな表情を浮かべて、こんちゃんさんはやどりをじっと見つめる) -- 2020-06-04 (木) 22:44:50
      • そう・・なんだ・・・(見渡す・・此処が・・このお山が、彼らの住処にして、最後の砦なのだ・・・)
        (柴犬撫でつつ)・・・・・・(悩む)・・ツミちゃんから引き離す・・今のままじゃ、有名ちゃんまで危ない・・
        (そして)今ならまだ・・・私だけでも、ツミちゃんと戦えると思う・・・
        有名ちゃんからは恨まれるともう・・・「自分で生み出しておいて」って、自分でも思うけど・・・それでも、だからこそ・・私がやらないと・・
        -- やどり 2020-06-04 (木) 23:32:46
      • やどり様……。では、私も参ります。
        (はっきりと、彼女は言った)
        あの子…バカなんですよ、本人は賢いつもりですけど。その上食い意地が張ってるし、嘘つきタヌキだし…。
        (なんか急にディスリだしたぞ、そういうこんちゃんさんの頭から、キツネイヤー)

        でも、本当に心根の優しい子なんです。この山が、2度目の開発で脅かされた時も、私達はもはやこれまで、
        今度こそ、人間どもと刺し違えてでも一矢報いて死のうとまで、覚悟していました。
        それを、あの妙なぱれぇどで、何とかしてしまおうと、言い出したのが非名此でした。
        あの子だけなら、山を降りても、やっていけたでしょうに。
        (そして、有名は確かに言っていた、誰も傷つけない、誰も死なせないと。
        それは、敵対するヒトの報復を恐れてだとは言っていたが。それ以上に仲間たちの身を案じていたのかもしれない)

        此度のこと、やどり様にも決して気取られたくないとも言っていました。知れば、自責するだろうからと…。
        だから、私も手伝いに行きます。思いつめていると、ヒトって自分では上手く気持ちを伝えられないものでしょう?
        (そういって彼女が笑うと)

        そういう事なら、わっちもついて行きんす!話を聞きだすのは得意ですえ、すぐに行き先を突き止めましょう。
        それに、非名此は妹分、姉さんとしては気張りどころですなぁ。
        (そういうと、花魁すがたの怪異が、現代風の美女に変化。やる気まんまんだ。つづいて、着流しの浪人風の男も
        それがしも、多少は外で動ける、手伝おうと言い出し)

        太夫さんは絶対迷子になるか、寄り道するのでお留守番しててください。タケダ殿は正体が目立ちすぎるので
        ダメです、街に大ムカデが出たら大ごとです。
        (ピシャリと言われて、しゅんってなる2人。どうやら有名の仲間はだいたい有名と同じノリのようである)

        まずは、すぐに動ける私とイヌ殿で探しにまいりましょう。 -- 2020-06-05 (金) 00:02:53
      • こんちゃんさん・・・ありがとう・・・
        (自責に関しては、正直もう・・・私も当事者なのだ、知らぬふりはできない)
        ふふ・・・(太夫さんとタケダさんの様子に有名ちゃんに通じるものを感じる・・・「お気持ちだけ受け取っておきます」として)
        はい・・じゃぁ・・・お願いしますっ(そう言うと再び憑依合体、飛び立ち探しにいく)
        -- やどり 2020-06-05 (金) 00:34:19
      • では、参りましょう!
        (一声啼くと、こんちゃんさんは青白い燐光をまとった狐の姿になった。
        そして、飛びたつやどりを追い、暗い森へ飛び込んでいく。柴犬も後に続いた) -- 2020-06-05 (金) 00:39:22

Edit

  • お、居た。おーい北上!(ホワイトデーから数日。街中で有名を見つけ、声をかける。そうしてばたばたと近づいて)
    はー、見つけられてよかったわ。おめーのねぐら知らんし。ほれこの前のプテラノドン。一応食っちまったからな、お返しをな。 -- 総痍 2020-06-03 (水) 21:52:25
    • ウワーッ!?見つけられた!?誰ッ!?
      (買い物袋を持ったまま盛大にスッ転びそうになった)
      …総痍先輩じゃないですか。びっくりしたなぁもう…。
      (誰かが自分を見ている視線を感知できるはずなのに、完全に気づいてなかったようである。疲れてんのかな、疲れてそうだね。
      隈が濃くなった目元がライク ア タヌキ) -- 有名 2020-06-03 (水) 22:02:01
      • 前と違って驚かした訳じゃねーのに派手なモンだなオイ!(彼女と顔を合わせれば、明らかに疲れの濃いそれに片眉を上げ)
        ゴジラの形で作られた飴細工なんつーもんがあったからそれ買ってきたが…(はい、と透明なビニルに包まれた棒付きのゴジラ型飴など渡し)
        …ったく。春休みだってのに根詰めてそーなやつばっかだな。流河といいおめーといい。大丈夫か飯食ってっか?(やれやれと手を広げて) -- 総痍 2020-06-03 (水) 22:11:38
      • // -- 有名 2020-06-03 (水) 22:13:22
      • ああー、ホワイトデー…(眼鏡直して立ち上がりつつ、ゴジラ飴をじーっとみて頷く)
        大丈夫です、むしろ食べてないと体が持たないまでありますし。(どうも、とゴジラ型飴をうけとりつつ)
        …やどりもですか?なにか変わったことでもありましたか? -- 有名 2020-06-03 (水) 22:18:05
      • まーちっと遅れたがなー。俺は借りは返す主義でな!(遅れた癖に無駄に偉そう)
        そこまでか。オイオイオイ貧血とかになってねーだろうな?ただでさえ最近はふらりと人間が溶けっちまう事件なんぞ起きてんのによ。ヤバそーなトコ近づくなよ?
        ああ…あいつも妙に元気が無くてよ。忙しいっつってなんか無理してやがる。今にも倒れそうなくれーに青ざめちまって…(むう、と唸りつつそんなことを言い) -- 総痍 2020-06-03 (水) 22:25:27
      • (最近は何かと出費が多く、余分な甘味は助かる。貸しを作っておいてよかったと思いながらさっそくゴジラ飴を食むる)
        ああー『人ヘドロ』…ネーミングは微妙ですよね…私は大丈夫ですよ。ああー…やどりはそんなことに…。
        はぁぁぁぁぁ〜〜ッ…………。
        (もにょもにょと飴を舐めながら、生返事気味にうなずいていた有名だが、不意に横の壁にゴッと頭をくっつけて、
        魂が抜けるような溜息をつきつつ、下へずりずりずり…と頭をすり下ろしながらへたり込み) -- 有名 2020-06-03 (水) 22:35:24
      • (ディフォルメされた黒いタイプのゴジラを模したのであろうそれはコーラ味。造型のためか割と大きめの手のひらサイズだ。街を破壊し闊歩する怪獣も、菓子となっては可愛いもの)
        ネーミングが微妙でもなんでも、実際にヤベーことになってんのは確かだからな…ま、おめー逃げ足だきゃ逸品だし大丈夫だろうが…(とはいえ、その疲労度合いは流石に心配になる)
        流河は精神的にキてそーだったが……体力的にはおめーのがヤバそうだな……ったくなんだってんだ。女子共ん中で苦行ダイエットでも流行ってんのか(と壁で紅葉おろしムーブをし始めた彼女に、ぬっと)
        あーもー!言わんこっちゃねぇ!シャキとしろやシャキっと!(割と無茶なことを言いつつ、へたれ込んだ彼女に手を差し伸べる。彼女に比べれば大きな、その手を) -- 総痍 2020-06-03 (水) 22:45:38
      • ……。
        (じっと、目の前に差し出された手を見つめる。促されてもただじっと見ていて…。
        はい、と手に持っていた買い物袋を掛けてもたせた。そして制服のスカートを叩きつつ立ち上がった)

        そうですね、腑抜けている場合ではないのです。でも疲れてるのでそれおねがいします。
        (そういって、袋の中から、お高い栄養ドリンク箱を出す。『赤マムシハイパーセンチピード・フォトンブラッド』って
        書いてある。飴を舐めて栄養ドリンクを飲む。現代のハイポーションである。
        栄養ドリンクの他は、食料品の他に衣服だの日用品だの色々入ってずっしり重い) -- 有名 2020-06-03 (水) 23:06:02
      • (差し伸べられた手、その手に彼女の手は繋がらない。以前は手にした彼女のその手、変わりなく見えるその手は何かが、違う)
        (やどりの肩から離れた手、疲弊し膿む少女たちを引き戻せない手。男はほんの僅かな違和感を感じつつも、荷物を持って)
        ん、承知した。つーか結構買い込んでんな……なんだ引きこもりでもするつもりなのか?
        めっちゃ効きそーなモン飲んでっし。体に悪そーだけどよ(袋の隙間から中身を見れば、ちょっとした買い物のレベルではないのはすぐに分かる)
        ま、こんくれーの荷物ならいくらでも持ってやんよ、どこまで行くんだ?(軽々しくその重い荷物を持ち上げて見せて、そんなことを言い) -- 総痍 2020-06-03 (水) 23:22:19
      • ひきこもってません、駅前の格安ビジネスホテルに泊ってるので、ちょうアウトドアですよ。
        (1本要ります?と栄養ドリンクをもう1本ひっぱりだす。赤マムシハイパーセンチピードシリーズは有名のお気に入りである。
        その時だ、彼女の腕の赤いミサンガ風のブレスレットについた、小さな鈴が、コロンッコロンッ…と木製な音を立てる)

        …!
        (その瞬間、有名は足をとめて、きょろきょろとしはじめて)
        -- 有名 2020-06-03 (水) 23:29:08
      • そりゃアウトドアたぁ言わねーっての。でもいいなビジネスホテル暮らしってのも。俺も仕事んときゃたまに泊まるがあれはアレで良い…あ?いいのか?じゃ貰うか。
        (そうして栄養ドリンクを受け取ろうとする。味はともかくもな感じはするが、今の彼女が飲んでいるなら割と効きそうだ、なんて軽く思いつつ)
        …ん?(そうしてその音、通常の鈴とは違う金属的なものでない音を聞けば、片眉を上げて)
        ……どーした北川。なんかあったか?(明らかに何かに反応したその様子に、訝しげな顔をして問いかける) -- 総痍 2020-06-03 (水) 23:36:20
      • あのあの…先輩!私はちょっと急ぎますので、その…!
        (有名が何か言いかけた瞬間、コロンッ…とやけにクリアに響く、木琴を転がすような不思議な音がした。
        帰宅ラッシュも近く増えてきた人通りの中を、音の主の少女が、すり抜けるように横切っていく。
        よく目立つ少女だった。目を惹くのは、褐色ピンク髪な上に猫耳で美少女という過積載だからというわけでもあるまい。
        薄い桃色の髪に、夕映えを受けた美しい横顔だった。怪しいほどに愛らしい…)

        荷物!それ!あげますから!それじゃあさよなら!!
        (少女を追って、有名は人通りのなかを跳ね飛んで走り、路地へと飛び込んだ) -- 有名 2020-06-03 (水) 23:51:09
      • お、おう。なら…走るか?(などと荷物を持ったままそんなことを言う。慌てた様子に何事かと目を少し開いて)
        (そうすれば…音がした。有名のブレスレットに似た耳に通る音。音源を探すように辺りを見れば…視線の先に。どこか人を離れたような、浮世離れした美貌を持つ少女の姿)
        (……似ている。そう思った。誰に似ているのか、すぐには思い出せなかったがその横顔に既視感を感じた)
        …………(そして…その気配。この世の物ではないような…そこまで思った時、有名が駆けた)
        あっ、おい待てよ!!荷物!!(と呼びかけ止めようと思ったものの、彼女は大勢の人間に当たることなく…いや、気にされることもなく)
        (その間を素早く駆け抜けていって路地へ消えた少女の後に行ってしまった、そして一人、人混みの壁の向こうに男は呆然と立ち)
        ……あれは。……"何"だ…?(誰でもない、何か。その異質な存在感に首をかしげながらも荷物を下げて家路についた) -- 総痍 2020-06-04 (木) 00:05:13

Last-modified: 2020-06-05 Fri 02:56:37 JST (1420d)