名簿/500659
- 【Case01-2】 --
- Bar《パラダイス・ロスト》の前に男女二人が揃って立つ。一人は170cm後半、特徴と言う程の特徴も無い少年、ヴィンス・B・マクレーン。
もう一人はスレンダーな肢体に長い黒髪が映える美少女、アンリ・マリエット。 二人はこの酒場で行われている犯罪行為の尻尾を掴み、これから一気呵成に摘発の為殴り込もうと言う所であった。 会員制のBarの客には似つかわしく無い二人に、威圧的に戸口に立っていた黒服──何留目なのやら、どう見ても30代後半である──があからさまに不審の視線を向けてくるのを見とめて、少年は口を開いた。 --
- (耳に着けた小型の通信機の調子を確かめつつ、目だけで横に立つアンリを見て言葉を作る。黒服の動きはすぐに何をすると言う訳ではないだろうが、虚を突けるならばそれに越したことは無い)
さて、改めて確認ス。裏口の方は陳と鉄心が突入、退路を断ちつつ挟撃。 俺らは派手に動いても問題ねースけど、くれぐれも加減は宜しくお願いしますス。ローストチキンになるのは御免スからね (いよいよもって近づいてくる黒服に、腰の後ろの機関式トンファーを意識しつつ最終確認) ぶっちゃけ俺はあんま強くねーんで、先輩のフォローに回る事の方が多いとは思うスけど……一番槍、宜しくお願いしますス -- ヴィンス
- (ヴィンスの隣にたたずんで機を窺っている女。近づいて来る黒服の様子は既に意識の内にあるらしく、取り出した煙草を加え)
……おう、了解。せいぜい気をつけるわ。 あっちはあっちで大丈夫なんだろうな? まぁ大丈夫じゃなくても行っちまうけど。 (任せとけ、とでも言わんばかりにひらりと手を振って黒服のほうへ向き直る。黒服が十分に店の入り口から離れたのを待って、歩み寄った) ねー、おにーさん火ぃ持ってないー?(接客時ともまた違う、いかにも遊んでますといった感じの声音ですたすたと近づき…) アイツ、ライターも持ってないみたいで…さ! (そして黒服が射程内に入ったと同時、恐るべき速度の掌底が黒服の顎を突き上げる。カァン!とおよそ人の体が立てるとは思えない硬質な音がした) (昏倒した黒服を支えて容赦なく店舗用の大型ゴミボックスに押し込む。流れるような動作) …うし、そんじゃ行くか。(煙草に火をつけ、ポケットに突っ込んでいたアーマーグローブを装着した) -- アンリ
- (ただの一撃で意識を断たれ、190cmを超える体躯が窮屈そうにゴミ箱に収まるのを見てうわぁ……って表情)
おっかねぇ……あ、うぃス。 始めるス。カウント3で踏み込むスよ (通信機に呼びかけ、腰の後ろのトンファーを両手に)スリー、 (紫煙をくゆらせるアンリに目配せ)ツー、 (蹴り足を振り上げ)ワン……ッ (ガァン!と重そうな木製扉を蹴破り、店内へと踏み込んだ) -- ヴィンス
- 突然の物音に、気だるげに弛緩していた酒場の空気が一瞬静まり返った。年端もいかぬ女子学生を跪かせて悦に入る悪徳教師を地で行く肥え太った中年男や、派手に改造した制服に身を包み、だらしなく着崩した制服を着た女生徒を侍らせる若い学生、見るからにカタギではないスーツ姿の青年達……
思い思いに欲望を貪っていた彼らの視線が、突如現れた男女に殺到する。 場違いな闖入者に対する警戒の眼差しは、縄張りを荒らされた野獣のものと等しい。 だがその緊迫した一瞬も、ヴィンスが口を開くまでの事だった。 --
- 風紀警察ス。全員物騒なモンは捨てて大人しく床に──
(そこまで言った所で、用心棒と思しき厳つい数名の男がブラックジャック棒を振り上げ、アンリとヴィンスへ殺到する……!) -- ヴィンス
- (何か聞こえた気がしてヴィンスを睨むも、いよいよかと思えば表情が引き締まる)
(ヴィンスの後に続いて踏み込めば、むせ返るような欲望の熱気に包まれる…が、事前に情報は得ていたので戸惑う事はなかった) はぁい♡ ハードSMのデリバリーでぇす♪ (冗談めかして言ってる間に殺到する数名の護衛。素早く腰を落として戦闘態勢をとる) アタシは左だ!(手短にそれだけ言うと、一人の男ががら空きの胴体に鉄山靠を食らって吹き飛ばされた) -- アンリ
- ぅわッ!?
(両手に掲げたトンファーでブラックジャック棒を受け止めた時には既に、黒髪の背中は先を行っている。言葉通り左の道を切り開くアンリにため息を一つ) 分かってると思うスけど令状は出てるス。抵抗すりゃ罪状は増えるだけなんスけどね……うわ、怖ぇ (無言で殺気を放つ用心棒にそう言った後、手の中でトンファーを回転。込められた力のベクトルを受け流し、トリガーを引きながら眉間へと叩きつければ、高電圧を浴びた巨体が床へと崩折れる) (怒号と悲鳴、そして異能が吹き荒れ始めた失楽園にておっかなびっくり首を巡らせ、次の獲物を探して……) -- ヴィンス
- 数でアンリを止める事は難しい。その掌底が、肩が、或いは肘が、腕自慢の違反学生やヤクザ崩れを次々に地へと伏せていく。
ならばとばかりに現れたのは両手に氷のハンマーを形成し殴りかかろうとする異能生徒。 「いきなり出てきて喧嘩ふっかけるなんてイケナイ娘だなァ! この氷結箪笥サマがたっぷりとお仕置きしてやるぜェ!」 斜め上からのスィングで振り下ろされたハンマーが、アンリの頭部に叩き付けられんとする……だが! --
- (東洋のアクション映画さながらに、早回しのような身のこなしで次々に荒くれたちを沈めてゆく)
(時にはスツールを叩きつけ、時には落ちていた酒瓶でぶん殴るようなラフファイト振りまで見せながら) へぇ、お仕置きねぇ…そいつは恐ろしい…な!(進み出てきた異能生徒。その氷のハンマーのスイングに合わせて左腕を挙げて受けの姿勢をとる) (通常ならばそのまま腕ごと粉砕されるコース。だがしかし、インパクトの直前に女の腕を紅蓮の炎が覆い、余波でブラウスの袖が肩口まで焼失した。熱したフライパンに水を落としたような音が響く) (辺りには水蒸気が立ちこめ、水が飛び散る。振り下ろされた拳の先で、ずぶ濡れになった女が異能生徒を睨んでいた) ふんっっ!(間髪入れずに右の正拳が鳩尾にねじ込まれ…その拳の先で小爆発が起こった。衝撃が異能生徒の身体を突き抜け、胸に焦げ痕を残しながら後ろへ吹き飛ばす) …うへぇ。 おいヴィンス! 服代は経費で落ちるんだろうな!(イラついた様子でがなりたてながら妙に分厚いアーマーグローブの甲をスライドさせれば、空の散弾薬莢が転がり落ちる。空砲を利用した正拳の一撃だった) うーわ、早く着替えてぇ…(濡れて張り付くブラウス。透けるスポブラ。その胸は慎ましやかであった) -- アンリ
- (荒々しいながら流れるように、場慣れしている筈の粗暴者を叩き伏せていくアンリの手際に舌を巻く。と、ふと聞こえた爆発音。水蒸気の煙の向こうには、濡れて張り付いたブラウスを纏う長身)
……めちゃくちゃに頼りになるスね…‥あーはい、ちゃんと替えも用意させるス…… (風切りの音を聞く。ナイフ持ちが三人。首をひねって頬を掠めるナイフを躱し、カウンターに短方を構えたトンファーで鳩尾を突く) (耳元で蛙の潰れるような声を聞き、しかめ面を浮かべつつ。こちらに覆いかぶさるような動きで倒れ込んできた身体を蹴り飛ばし、左のトンファーを天井へと構えトリガーを引けば先端から射出されたアンカーが突き刺さり、身を前方へと飛ばして) ……っアンリ先輩! -- ヴィンス
- 鋭く叫んだヴィンスの視線の先。仕立てのいいスーツを着た男が、一冊の帳簿を手にその場から離脱しようとしている。
距離的にはアンリからみて5m。立ちふさがる護衛は電撃を纏わせる警棒を持ち油断無く辺りを見回す異能生徒。 先程のアンリの立ち回りを見て最大の障害と判断したか、彼女へと警棒を向け……刹那、眩いばかりの稲妻が、アンリへと走る! --
- 【Case01-1】 --
- (黄金暦250年6月。風紀警察異能犯罪対策支援部2年、ヴィンス・B・マクレーンは手帳を片手にとある喫茶店のドアを潜っていた)
(学生街の一角に位置するこの喫茶店、ウェイトレスの制服が可愛い事で有名なのだが……本日の彼の目的は残念ながら目の保養では無い) (注文したブラックコーヒーを啜りつつ、今しがた店員に伝えた名前を呟く。人物評は直接の先輩である長身の元捜査官から聞いては居たのだが) アンリ・マリエット……どんな人なんスかねぇ……? -- ヴィンス
- (6月、雨が止んだばかりで店内には客もまばらだった。しばし待つと奥から一人の店員が歩いてくる)
(他の店員と変わらぬ可愛らしさの強調されたいでたちだが、長い髪とスレンダーな長身が際立つ) えぇと…私に話…というのは…?(トレーを抱えて席の脇に立ち、まだ接客モードのままで問いかけた) -- アンリ
- (艶のある黒髪と緑の瞳。長身の似合う美人であった。思わず見とれる少年)
……っあ!? えっと初めましてス。俺こーゆー者っして…… (差し出した名刺には名前と立場が明記されている。愛想笑いを浮かべ……あれ、なんか聞いてた話と違うでは? と頭のなかに疑問符一つ) グリゼア先輩にお話色々聞いてましてスね、お力添えを頂きてーなー、と思った次第スわ -- ヴィンス
- あ、どうも…えぇと……(受け取った名刺に走る視線。やがてその目つきが細く鋭く引き締まり、名詞とヴィンスとを交互に見た)
…なるほど、グリゼアの紹介か。 つーことは…落第街絡みか? (急に声がオクターブ単位で下がる。事前評そのままの素をあらわにして、ヴィンスの向かいにどっかりと腰掛けた) 聞いてるなら話は早い。アタシはアンリだ。 ひとまず…どんな話か聞かせてもらおうか。 -- アンリ
- (清楚なお嬢様風……の、筈がどんどん怪しくなる雲行きにウワーと内心残念感で一杯になるヴィンスであった)
(男前に腰掛けるアンリにこくこくと頷き)あ、ハイ。アンリ先輩スね 2年のウィンストン、ス。ヴィンスで良いス。 (手元の捜査メモとアンリの鋭い目つきとに視線を往復させつつ) ええと……ぶっちゃけ、違反部活の運営する酒場への手入れなんスけどね。 中々尻尾が掴めねえ上にどーも……風紀の上の方も及び腰みてーで。情報提供つか聞き取り調査みてーなモンなんスけど (歯切れが悪いのは部外秘の疑惑を隠しているが故。そして、それを隠して態度に出さない程に腹芸が上手い訳でも無い。冷や汗が垂れる) -- ヴィンス
- (元々は生まれも育ちもお嬢様そのものだったのだが…今は容姿くらいしかその名残は見られない)
ヴィンスな。 よろしく頼むわ。 ……つまりはその酒場についての情報が欲しいってことか。 ……で? そりゃ一体どの酒場でどんな嫌疑がかかってんだ? それを話してくれねー事にゃなんとも言えねーぞ? (名刺を胸ポケットに仕舞い、代わりに禁煙パイポを咥えてヴィンスを見据える。射抜くような緑の瞳が、見透かすようにじっと見つめた) -- アンリ
- (荒っぽい言動と禁煙パイポにため息を漏らしそうになる……が、流石に失礼だと思ったのが深呼吸する。ごまかした)
あー……ぶ、部外秘、って訳にゃ行かねースよね (頭を掻きつつコーヒーを一口。此処で下手に隠し立てして協力を断られては目も当てられない) 分かりましたス。落第街の《パラダイス・ロスト》ってな名前のトコなんスけども 近頃路地裏で取引されてる違法薬物の売買窓口になってるんじゃないか、っつー嫌疑スわ それと、売春の斡旋スね。 (落第街に精通していれば、近頃良くない噂を聞く酒場ではあった。だが会員制と言う大凡学生向けには似つかわしくない制度のお陰で、内部の情報が不自然な程に漏れて来ないブラックボックスである) -- ヴィンス
- そりゃお前、落第街の酒場ってだけで一体何軒あると思ってんだ。 真っ当…とはいわねーが比較的穏便にやってるとこまで挙げさせる分けにゃいかねーし。
(つまりは、事と次第によるという事。そのスタンスを明確にした上で話を聞く) パラダイス・ロスト…ねぇ。(店名を聞けば微かに眉間に皺が寄る) ……確かに、臭うっちゃー臭うとこだな。 アタシも壁越しにだけど話は聞いてる。 ヤク絡みとなると早めに何とかしてーとこだが…流石にアタシも確証を得られてるほどじゃねぇ。 ただ…あの酒場に近づくにつれて見かけるヤク中の数が増えるってのは確かだぜ。 最近じゃそんなヤク中どもに絡まれたって話や…ヤク漬けにされて売りをさせられてる娘も居るって話は良く聞く。 何人か締め上げてみるしかねーかもな。 …ただし、だ。 -- アンリ
- 真っ当、スか。(正義が服着て歩いてるような一人の後輩の顔を思い浮かべ、アイツには聞かせられねぇスね、と胸の内で呟く。)
ま、確かにその通りスね。俺らだって、別に落第街を潰したい訳じゃねえスし
(手帳にメモを取りつつ、真剣な様子でアンリの言葉を聞く。時折入るのは頷きと「……ッスね」という相槌) ただし、スか? -- ヴィンス
- 色々問題はあるが、あそこはいわば最後の安全網みたいなモンでもあるからな。
(彼女の経歴を聞いていれば、その言葉の意味も分かるだろう。続きを促すヴィンスに、お冷を一口飲んでから) …ただし、一度手ぇ出したら…後はソッコーで片付けねぇとヤバい。 そこまでやってる連中だ、証拠の隠滅にどんな手を使うか分かったモンじゃねーぞ。 もし締め上げてみて…もしそれが空振りだったとしても、そこからは一気にカタをつけねぇとダメだ。噂はすぐに広まるからな。 -- アンリ
- セーフティネットって訳スね。法治も万能じゃねーからなぁ……
(ボヤく。が、続いた言葉に眉をしかめて) ……荒っぽい手を使うなら速攻で潰せって訳スか。 趣味じゃねーんスけどねぇ痛いのとかしんどいのとか……ウチだけで動くにも人手足りねえスし…… (なんというか、立場の割に及び腰であった。風紀警察として情けないと映りかねない態度) でもまぁ、そうも言ってはいられねぇスね。……女の子泣かせる奴は最低スから -- ヴィンス
- 逆に少数で動いて、情報が得られたら出来る限りの人間集めて突っ込む、が理想かもな。
やらなきゃどんどん悪化するだけだぜ。腐るだけ腐らせて情報が漏れてくるのを待つってのも手だが…そんな悠長なこと言ってる場合か? (煮え切らないヴィンスの様子に、鼻の辺りにまで皺が寄る。メンチ切ってるようにしか見えない) ……アタシも同感だね。 本人の意思を無視したやり方してるってのなら…なんとしてでも潰さねーと。 取り急ぎ…いつ動くよ? アタシはアタシでやってもいいが、日時は合わせねーとな。 -- アンリ
- (こちらを睨むアンリの視線に、「割と可愛いトコある」って何処ら辺スかー!? と今は居ないアホな先輩に突っ込む少年であった)
……や、後はまぁ、やり方と覚悟の問題て事スよね!? そりゃもう!! 発奮するスよ!! そうスねぇ、それなら動けるチーム単位で……って (目をぱちくりさせてアンリを見て)……え? アンリ先輩「も」動く……んスか? -- ヴィンス
- ……おうおう、頑張れ若者。 アタシのツテも多少は当たってみるが…場所が場所だしな。
うん?そりゃ動くぜ? 「庭」掃除くらいちったぁ手伝わせろ。(ヴィンスの問いに、さも当然といった様子で) アタシはあんまり座して待つってのは性にあわねーんだ。店へのガサ入れはともかく、情報収集くらいはな。 それに…おめーらと違って、アタシならまだ何人かぶん殴ってもただの喧嘩で済ませられる。 そこは利点にならねーか? -- アンリ
- (確かに落第街に精通したアンリの直接的な協力が取り付けられればこれほど心強い事は無い。だが、風紀警察という立ち位置で私闘を黙認しても良いものか、という葛藤があった)
(腕を組んでうーむ、と考えこみ……一本指を立てる) そりゃ、有難いんスけどね。アンリ先輩も一般生徒なのに変わりは無いんで……動く時は臨時協力者っつー肩書きで、俺とツーマンセルって形にして貰えると、有難いんス、けど…… ……ど、どうスかね。っていうか、そうしねーと言い訳が立たねえス -- ヴィンス
- あん? お前と?(パイポを上下に揺らしながら、ヴィンスをじっと見る。一見頼りなさそうだが、言動も頼りなさそうに見える)
……まぁ、そういうことなら仕方ねーけど…ちったぁ頼りにしていいんだろうな? 誰かを守ってやれるほどの余裕は無いかも知れねーぜ? -- アンリ
- (とっても厳しい視線にケツの座りが悪そうに身動ぎ。顎を掻いて目尻を下げ)
ま、まぁ。自分の身ぐらいは守れるつもりスよ? -- ヴィンス
- ………(しばし考えたような素振りを見せ、それから…頷く)
分かった。そういう事ならそれでいい。 しっかり頼むぜ、ヴィンス。(そう言って片手を差し出す。まだ少し手放しには信用できなさそうな顔はしていたが) 正直、今の支援課はどんな奴がいるのかさっぱりだ。 アタシの異能については…聞いてるんだろ? -- アンリ
- (イマイチ信用を得られていないのは百も承知。そしてそれを勝ち得るには己の働き次第だということも分かっている)
(ほっそりした手を握り返し、握手に応える……掌にはタコが多く出来ており、少なくとも訓練を欠かしているということは無さそうだった) ええ、こちらこそス。発火系て聞いてるスけど…… あ、ちなみに俺は無能力者なんスけどね! -- ヴィンス
- (ヴィンスの手を握り返す細指は、見た目以上に力強い。ヴィンスの手の感触には、少し感心した様子で)
ああ。(指先にライターのように火を灯す) 自分の身体なら何処でも何でも燃やせる。勝手に火が出ることもある。 つまりは閉所で被害を出さねーように戦うのは苦手だ。 異能のあるなしで人の価値が決まるとは思ってねーが… あたしが火ィ出したら周りと自分に気をつけてくれ。下手すると延焼するぜ。 -- アンリ
- 延焼スか!? ……あー、はい。確保対象が黒焦げだと洒落んなんねーんで、頑張ってボコるス。
(と、勝手に燃えるという表現に首を傾げ)……例えばどんな時に勝手に……? -- ヴィンス
- そ、そうだなぁ…怒った時、照れた時…あと驚いた時とかもたまに出るな。 何か強い情動が起こった時、って感じかね。
だいぶ抑えられるようにゃなったがそれでもまだ完璧じゃねぇ。 火の温度は最高で3000℃以上…ま、精々注意しといてくれ。 (つまりはピンの外れた焼夷手榴弾と行動を共にするようなものである) -- アンリ
- なーるほどー……例えばこう、アンリ先輩の髪キレイだなーとかそういう事言いながらこう
(頬にかかった髪に冗談めかして指を伸ばしてみる) (と、最高温度が耳に入り)……っ3,000度ォ!? -- ヴィンス
- あー、ダメだな、そういうのは。分かりきってるとダメだ。(冷めた視線でひらひらと手を振る)
そういうことに関してはグリゼアの得意技だったんだけどな。 …ああ、大抵の金属は形を保てなくなる。 とはいえ、そこまで高温になる事はまず無ぇから安心していいぜ。 -- アンリ
- (あっ評価落ちた……と悲しい顔)あのアホは一体どんな手を使ってたというんスか……
(要はそこまで高温になることは、異能の制御が彼女の手を離れた時、と言う事であろう。マジギレしたアンリ先輩からは逃げよう……そう心に誓うヴィンスであった) 頼れる先輩で安心したスよ。それじゃあ、スケジュールの確認スね (言いながら手帳を見せ、実際に動く際の日付と時間、そして段取りを相談するのであった……) -- ヴィンス
- 【Overture02】 --
- 250年 5月 支援部ブリーフィングルームにて --
- (呉井鉄心はこの春洋上学園都市に入学した一年生である。入学して暫くしてから発現した異能が縁となり、この風紀警察異能犯罪対策支援部という長い名称の組織に属することとなった)
(聞けば法を犯す悪党を退治するのが目的の部活であるという。この部活であるならば、本来の目的である化け物を斬るという事も適うかと思ったが) ……うぅむ。一向化け物と出遭うことはなく…… (言葉の通り、今のところは学業の傍ら違反学生を相手に峰打ちを振るうのみである。ほうじ茶の湯呑みを両手に、唸る) -- 鉄心
- こんにちはー
(部にまだ残っている鈴蘭やキセノと違い、来る頻度が少なくなったフォスが支援部に入ってくる。指導役だが毎日来ているというわけでもないのだ) おや、鉄心君だけかな? 他の人は? (アパートの一階を見回しながら、のんびり茶を飲んでいる鉄心に声をかけた) -- フォス
- む。ファルス卒業生。
(椅子から立ち上がり折り目正しく一礼。暴走した異能を止めて貰っただけでなく、この支援部という居場所を紹介してもらった故に、恩がある相手であった) 大崎部長とロディア指導員はどちらも本部に行っておられます。マクレーン先輩は陳を連れ捜査に。今頃喧々諤々としたやり取りをしているでしょう ……美星は恐らく、地下室で鑑識の最中かと。数時間は上がってこないのでは (ほうじ茶を淹れて出しつつ、本日の他の部員のスケジュールを諳んじる。生真面目な一年生であった) -- 鉄心
- そんなに畏まらなくてもいいよ?(異能の暴走を止めて、ここに誘った間柄だが、フォスの方はそれほど気にしていない。在学中似たような事は何度もやったのだし)
(ただ、ここに引っ張り込んだというのは珍しい事だったが) 本部行き…それじゃしばらく帰ってこないねあの二人は。新人二人は捜査…鉄心君は留守番? 地下室なんて出来たんだねそういえば…俺が着たばかりの頃はなかったんだよねそんな便利なの (自分の分の茶を入れようとしたら既に出されていた。「いつもありがとう」と返してから座り) それじゃミホシさんの分は残しつつ、差し入れは先に開けちゃおうか。鉄心君、洋菓子は慣れた? (持ってきた箱を開けばルチアが作った洋菓子が何個も出てくる) -- フォス
- 畏まっているつもりは無いんでありますがなぁ……
(頭を掻いて恐縮している所が既に畏まっているのだが) ……『らぼ』と美星は呼んでおりまするが、実の所趣味に使っているような…… (茶菓子に出された洋菓子。チョコとクリームが乗ったソレに少しごくりと喉を鳴らし) ……慣れ、は、していますが……? (苦手らしい。だが苦手だとは口が裂けても言わない少年であった) -- 鉄心
- もうちょっと自然体に、かな? 例えが悪いけど、刀握ってる時みたいに
(刀を握ると、人が変わった様に鋭く、しかし硬くはなくなる鉄心を思い出しつつ) ラボ。実験室とか研究室だね…この言い方だと更に私用に使ってる感じが強まるな。まあ、仕事優先してくれてるならいいと思うけど (言葉よりも顔で何がいいたいか分かる。と苦笑し) 慣れたけど苦手…って所かな? まあ、一個は食べてくれるとルチアも喜ぶしお願いするよ。その代わり今度は和菓子にして貰うから (リクエストある? 等と聞きながら自分も一つ食べ始め) -- フォス
- 善処いたしまする……
(刀を握る時──正確には魔を断つ為に相対した時、意識を切り替える教えを受けて長い。それを差し引いても、遠い故郷からの相棒とも言える腰の大小を握る時は、確かに自然体と言えた) 俺には何をやっているのか皆目分からないでありますな。……腑分けは別の所でやってくれておるのがまだ救いでありますか かたじけない……この、くりーむの甘みがどうもしつこく思えてしまい。贅沢な話なのでしょうがなぁ (言いながら、シナモンクッキーに手を延ばす。和菓子に使われるニッキとよく似た風味が気に入っている逸品であった) こちらのニッキ煎餅は、いつも美味しく頂いておりまする -- 鉄心
- (稽古の時によく思うが、武器を持つだけで意識を切り替えるというのはどれだけの修練を積んだ物なのか。自分には想像もつかない)
(物心ついた頃には既に刀を握っていた。なんて事はフォスには知る由もないことであった) 俺も報告書に上がってきた事くらいしか把握してないね…ま、今は鈴蘭さんと今の部員の皆に任せるよ(科学系の指導は専門外だし、と割と気楽に言ってのける) 和菓子にはないよね。こう…クリーム系っていうの? 乳製品使ってるというか。舌に合わないのはおかしい事じゃないさ ニッキ…シナモンと似てるんだっけ。ルチアに聞いておこう…こういうのが鉄心君は食べ易いと で、最近はどうかな。学園都市の雰囲気には慣れた? 余り東洋のものはないから苦労してそうだけど -- フォス
- 西洋文化というのでありましょうかな。食生活には大分慣れましたが
(ほうじ茶を一口。ほぅ、と吐息をついて)未だ列車や住居の習慣には慣れ申さんですなぁ 学友が皆親身になってくれるのが有難いことでありますが (のほほんとそう言う鉄心であるが、悪戯好きな学生達に色々と出鱈目を吹きこまれて突拍子もない事をするのも珍しく無いのであった) -- 鉄心
- それはよかった。口に入るものが受け付けないと生活してて息苦しいだろうからね…
そこはまあ、徐々に…だね。路面電車なんかはかなり進んだ物だから…東洋は入り口で靴脱ぐとかあるらしいね。大変だ (異国の文化の違いについては興味があるのか、鉄心とよく話している) OK。仲良くやれてるみたいでよかった…じゃ、鉄心君から見た最近の支援部の面々はどうかな? あ、新人君らだけでいいよ(残りのメンバーは聞くまでもない。程度には長い付き合いなので) -- フォス
- 初めて路面電車に乗った折、置き去りになってしまった俺の履物は今どうしているのでしょうかな……元気でやっていると良いのですがな……
(遠い目であった。ともあれ、故郷の話をするのは心が軽くなるというものである。これもフォスなりの気の使い様なのかも知れないが) 近頃の、でありますか。……ふぅむ。 陳はなんというか、竹を割ったような所は変わらず。違反学生とは言え、容赦も無く叩きのめして病院送りが続くのは如何なのでありましょうかなぁ マクレーン先輩は……(顎に手を当てて考える)よく世話になってはおりますがー。我々を直接率いるには、腰が引けているというかですな。本番での実力が伴うか少々…… いえ、批判したい訳ではありませぬが。……彼を指導せし卒業生もそうであったのか、とともすれば不安に思う事も在りまする (実際の所、ウィンストンを直接指導していたのは4月で学園都市を去ったアホなのであったが。1年間の研修を終えて支援部に配属された段階から、ウィンストンはヘタレであった) 美星は…… -- 鉄心
- いぃ〜匂いが……しますよねぇ〜……
(階段を上がって来るなりそんな発言の残念ガールである)あぁ、フォスさん〜……どうもです。 -- ミホシ
- ……見ての通り、でありまする -- 鉄心
- 風紀の落し物に入ってないという事は…どこにいったんだろうね?
(苦笑しつつ、他愛無いことを話したり、故郷の話で緊張を解くのも指導役の仕事である) ダニー君は厳しいからねえ…稽古でも手を抜くと怒るし。手加減するのも実力のうちだよ、と言ってみるかな今度 ウィンストン君は…ほほう。そう見られてる訳だ…まぁ実際正面切っての能力なら君の言う通りだけど 彼の指導役…ああ、グリゼアさん? ウィンストン君とは強さの方向が似てるけど違うかな。ダニー君と鉄心君2人でかかっても勝てないくらいには強いけどね (直接知る物のみが理解する信頼感を滲ませつつそんな風に笑い) ま、実力もついてほしいって事ならまたトンファーの稽古でもしておこう。いい事聞いた (見ての通り、と言われて笑い) こんにちはミホシさん、甘い物持ってきたから休憩がてらどうぞ? 今日はケーキとクッキーメインだね -- フォス
- ふむ? 俺と陳、二人でかかっても……でありますか。
(そんな人間から薫陶を受け、尚もあの腰が引けた態度はどういうことだろうか、と首を傾げつつも。フォスの実力は身に沁みて知っているが故に、トンファーでの指導が入りますます直接の上司の実力が上がるのは良い事だな、と頷く) -- 鉄心
- あぁ! ありがとうございますぅ〜
朝からラボで靴跡の鑑定やってたら脳がすごい事になってですねぇ〜……やっぱり疲れた時は甘いもの〜 (ぐたぁーんとテーブルに突っ伏して、もそもそケーキを頬張るのであった) -- ミホシ
- 【Overture01】 --
- 250年5月。夜半を迎えつつある落第街はその時間帯にも関わらず、その日も享楽を求める学生で賑わっている。
その一角にて、巨大な火柱が上がる。取り囲むように火柱を見守る学生達の中心に居るのは、筋骨隆々の恵まれた体躯を窮屈そうに学ランに押し込んだ学生。 どちらも違反学生と知れ、今にも一触即発という様子に……それを眺めていた少年は、嘆息を一つ。 --
- あー、はい。ケースB、違反学生による抗争……一対多数、スけどこりゃ一の方が有利スね
(独り言ではない。耳に着けた無線機に向かって話しかける) (何処にでも居そうな青年である。170cm代後半の背格好、シャツとネクタイの上に羽織ったモスグリーンのモッズコート) (唯一その左腕の腕章だけが、彼が洋上学園都市において一般の学生と違う事を示している。『風紀警察異能対策支援部』の文字が、白抜きで書かれた腕章を巻いた左腕を一度振るって、青年は言葉を続ける) そうスね。異能持ちスわ。パイロキネシス系だと思うス……いやーバッカンバッカンと。あれ大丈夫なんスかね……ノーバウンドで吹っ飛んでるスけども (少年の視線の先ではその言葉通り、中央の学生に殺到するその他大勢が盛大に吹き飛ばされていた。ため息を重ねた少年は、不意に通信機越しの声にげぇっと声を上げる) 俺一人スか!? いや無理無理無理無理スよ!! 陳も鉄心も研修行ってて居ないィ!? ちょ、じゃあ鈴蘭部長……はァ!? 別件!? -- ヴィンス
- マジ?
(通信は一方的に切れた。視線の先には火炎を吹き上げ、最後の一人を吹き飛ばした違反学生の姿) (規定では勧告の後抵抗があれば取り押さえて連行、という事になっているのだが……) (大声を上げながら自分の方を見ている少年の姿に気づいたのか、違反学生の眼光が鋭く輝く。次いだ言葉は「見せモンじゃねぇぞガキ」) ……マジ? (今度の言葉は、諦め混じりであった) -- ヴィンス
- 痛いのは嫌だ面倒くせぇっつっても、どーしょーも無いスよね……あーあー。そこのキミ。
風紀警察ス。傷害と異能不正使用の現行犯で同行願い…… (若干投げやりな口調でそう言った少年に対する返礼は、直下からの火柱であった。情けない悲鳴と共に前のめりに足を蹴ってそれを避ける) (周りに居た野次馬と、何より違反学生本人が少年に対し失笑を投げかける……が、構うことはなかった) (一歩は充分な蹴り足。その一瞬で、腰に着けた機関式トンファーのグリップを握って……背後の火柱の爆圧すらも利用し、一気に違反学生の懐へと飛び込む) (驚愕の色を浮かべる違反学生の顔を上目遣いで見上げ──) ──公務執行妨害も追加スね。 (グリップに仕込まれたトリガーを引きながら、違反学生へとトンファーを叩き込む。新入生の一人である分析官謹製の、スタントンファーであった) (ばちん、という放電音。次いで聞こえたのは、巨躯が舗装へと倒れこむ重い音であった) -- ヴィンス
- 支援部 ブリーフィングルーム --
- 戻りましたース……とりあえずその場に居た違反学生は傷害で本部にブチ込んで来たスけど、鈴蘭部長 -- ヴィンス
- はい、ご苦労様。……こう毎日似たような案件が続くと気が滅入っちゃうよねえ。
どう? ストレス溜め込んでない? -- 鈴蘭
- うッス。報告書は後で纏めとくス
当面1年引っ張ってくって事で胃薬絶えねえスね……(頭痛を抑えるような仕草をしつつ、コーヒーを一口) 陳はすぐ暴走しやがるし鉄心は天然だしミホシはナニ考えてんだか分かんねえスし…… -- ヴィンス
- あは、はは……。……まあでも、外部からの圧力もなければ直接的な襲撃もないし、平和になった方だよ。
それよりも、一年の子たちは上手くやれてるかな? 上に立つ者にとって統率は当然として、精神的なケアも大事な仕事なのだから。 まさかそこまで気が回らない……とは言わないよね。 あなたは私が見込んだ男なのだから、相応の働きはしてもらわないと。 「自分の上司は人を見る目がない女です」だなんて、まさか他人に思わせておきたいだなんて……ねえ? 言わないよねえ?
……あ、そうだ。今は一人? 他の姿が見えないから、ほら。 -- 鈴蘭
- ……え、そんなんあったんスか。どんだけスか
(ウィンストンはこの上司のなんというか、言語化し難い凄みというか、そういうのを感じ取り脂汗をかく。実際の所余裕とかはあまり無いのである。のだが、そういう立場に在ることは理解出来ているので) も、勿論スよ。年長スからね! 舐められねえように…… -- ヴィンス
- 戻った。ヴィンス、コーヒーを寄越せ
(長い前髪で目線の隠れた胴着姿の少年は戻るなりそう言って、次いで鈴蘭の席に顔を向けた)……鈴蘭部長。本部での研修終了致しました 鉄心はいつも通り道に迷ってはぐれた模様です -- 陳
- ええ……迷子ってもう、いい歳でしょ? 引率できなかった分、ヴィンスくん減点1ね。
上限10点制で0になったら……どうしようか? 何かいい案あるかな。 キセノさん相手に笑うまで一発ギャグとか? うわっ これだめっ 想像したらこっちがストレス感じて……!
……あ、飲みかけでいいならあるよ。コーヒー。 (冷め切ったカップを差し出して「いる?」と付け加える) -- 鈴蘭
- ちょ、俺さっきまで現場スよ!? 無理でしょ!? キセノ先輩相手のギャグも無理ス!!
あとなんで俺には先輩ってついてねえスか陳くん? -- ヴィンス
- (差し出されたマグカップにはスッと掌を差し出し)いえ、結構です。というか飲みかけではないですか、部長。はしたない
それとヴィンス。先輩と尊敬されたいのであれば、相応しい振る舞いをするが良い -- 陳
- んじゃー、こうしよう。 尊敬できるであろう先輩とは、一体どのような条件を満たす場合を指す?
丁度良い機会なのだから、リクエストも兼ねて吐いていきなよ。 -- 鈴蘭
- ……む。
(言葉に詰まる。己が思う条件とは何か) ……少なくとも現場に立った時いつもいつも弱音を吐いて無理だもう駄目だと喚く者に将の才器は無いかと。 心底からの信を預けられ、俺を手足として武を用い悪を断つ者……でしょうか -- 陳
- 胸が大きくて美人な先輩……おや、これは鈴蘭先輩も条件に……でも実際尊敬はしてるしなぁ……(ぶつぶつ) -- ヴィンス
- ……理想が高いなあ。
(ぼんやりとした表情で先のコーヒーを飲み干す)
つまりは実務能力の面を重要視するわけだけど、他の条件はないのかな。 例えば小銭が足りないときに端数をすーっと財布から出してくれたり、冷蔵庫のプリンを勝手に食べても怒らなかったり。 都合のいい女を紹介してくれたり……。そういった、俗っぽいの。 ……ないか。ないな。
ちなみにヴィンスくん自身は、あのように俗に塗れている。 -- 鈴蘭
- 俺には部長も十二分に俗に塗れている気がしますが -- 陳
- ……お腹が空いた時にご飯をおごってくれる男性も追加で……
(フラァ〜ッっととても不安になる動きでブリーフィングルームに入ってくる白衣+エプロンガール)……あ。部長……どうもです。鑑識結果出るまでもう暫くお待ちくださぁい…… -- ミホシ
- 清楚な女なんて幻想だよ! どのようなアイドルであれ、月に一度は血に染まるのだからね!
そう、彼女だって……あ、おかえり。まあ、そういうことなので。はい。女選びは正しく行おうね。 (いきり立ちながら戻ってきたミホシを指差したところで、ふと我に返り座り直す) -- 鈴蘭
- 鈴蘭部長は外見だけ見ると完璧な美人女刑事なのに、発言がアレ過ぎるから基本選外とかそういうことになるのでは……? -- ヴィンス
- いつの間に色恋の話になった。 -- 陳
- はい。はい……?
あぁ、そう言えばこの間本部で検死解剖した時は私も血に染まりましたねぇー -- ミホシ
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