名簿/457212

  • （配管から滴る水滴が響く薄暗い路地裏を、紫紺のコートを羽織った男が歩いている）
    （総身がまるで一振りの剣のような、そんな鋭さと冷たさを漂わせている） -- ヴィオラ? 2011-08-22 (月) 20:43:29
    • (街灯もない狭い路地　かろうじて人間二人分程度
      生活排水がケミカルな臭いを吐き出し、石の地面には苔が張り付いている
      暖かな排水は湯気となり、暗く見通しの悪い道をさらに覆っていた…) -- 2011-08-22 (月) 22:17:32
      • （湿った石畳の地面を硬い靴底が噛んでいく）
        （こぉんこぉんと良く響くそれが狭い路地に流れる　はるか上の空から差し込む頼りない明かりが、壁に男の影をもたらしていた） -- ヴィオラ? 2011-08-22 (月) 22:33:13
      • 散歩中かい兄さん？
        (不意に背後から声がかかる　そこには黒いパーカーのフードを頭から被った男
        ずっと前から居たかのように、壁に背中を預け足を組んでいる) -- バンディ 2011-08-22 (月) 22:38:34
      • 良い天気だからな
        （背後に忽然と現れた妖しげな気配に、たじろぐ素振りも見せず答える）
        （左手に携えた朱鞘の刀を握りなおし、肩越しにバンディを振り向いた）
        （氷のような視線が、バンディに突き刺さる） -- ヴィオラ? 2011-08-22 (月) 22:46:10
      • 用心深いな　あんた、強いだろ？　どれくらい強いんだ兄さん
        ケンカじゃ負けた事がないか？剣は誰に習ったんだい？ -- バンディ 2011-08-22 (月) 22:48:27
      • フン（バンディの質問を鼻で笑うと、音もなく身体を振り向かせる）
        それを聞いてどうする -- ヴィオラ? 2011-08-22 (月) 22:58:46
      • 強いヤツが好きなんだ、とてつもなく強いってヤツがさ
        ヴィオラに向き直る男　フードの奥にあるはずの顔は
        まとわりつくような闇に覆われていた -- バンディ 2011-08-22 (月) 23:02:59
      • …（黒い煙で包まれたような顔に、僅かに眉根を寄せる　人か、魔か）
        知りたいのならば教えてやってもいい　（鈴を鳴らしたような音が路地裏に響く　左手が携えている刀の鯉口を切ったのだ）
        自分の身に聞くが良い　（腰元に刀を添えたまま、浅く腰を落とす　どう、と殺気が路地に溢れ、怒涛の大波となってバンディに打ち寄せた） -- ヴィオラ? 2011-08-22 (月) 23:12:11
      • (人差し指を天に向け、メトロノームのように大きく揺らす)ちっちっちっ
        人を脅す時は、間髪入れずに切るもんだぜ？(揺らしていた手を握りしめる
        そしてその手をヴィオラに向ける…そこにはいつの間にか釘が幾つも握られ、
        ヴィオラの顔目掛けて投げつけられた) -- バンディ 2011-08-22 (月) 23:20:52
      • // -- 2011-08-22 (月) 23:22:31
      • // -- 2011-08-22 (月) 23:25:59
      • （きら、きら、と青白い閃光が奔り、威力を殺された釘がチャリチャリと地に落ちる）
        脅す？（神速の抜刀と納刀、いつの間にか鞘に納まっている刀を叩き、チンと鍔鳴りを立てた）
        （地面に落ちた釘らが、乾いた音を立てて、真っ二つに分かれた）
        俺は本気だ　（一瞬に間合いを詰めると、再び神速の抜刀をその首に放った） -- ヴィオラ? 2011-08-22 (月) 23:31:12
      • あらまぁ…　こりゃ手の早い事で　（目にも留まらぬ神速の剣閃　その一撃が男の首を捉えたその時っ）
        ｶﾞｯｷﾞｨｨﾝ（火花を散らし、その剣が止まる　いつのまにか男は片手に釘抜き用のバールを持ち、剣を受け止めていた
        棒立ちのまま、それも片手で…　　力を入れやすいようにくの字に曲がった部分を器用に使い
        ヴィオラの剣を絡めるように固定すると　今度は左手にはハンマー
        ヴィオラを引き寄せつつ自身も踏み出すと、脇腹目掛けてハンマーを振るった） -- バンディ 2011-08-22 (月) 23:38:36
      • （先ほどの釘と同じく、どこからともなく出現した工具に、放った刃が受け止められる）
        （斬撃を片手で止めた華奢な体躯は、見かけによらない強力が秘められているようだ）
        ぬん　（一唸りすると、刃を絡めている工具を寸断し、脇腹に振り下ろされたハンマーを刀の柄頭で受ける）
        手品が得意なようだな　（そのまま手首を返し、ハンマーを握っている手を絡め斬りにかかる） -- ヴィオラ? 2011-08-22 (月) 23:49:02
      • ひっひっひっ…　俺は「魔法使い」なんだ　（闇に覆われた顔　表情も視線も解らない　肘をひねり、ハンマーの頭でヴィオラの剣を受け止める）
        あんた、何か探しものがあるだろ？　俺には判るんだぜ（ビクともしない腕　その力と力に耐え切れず、ハンマーが軋み、徐々に刃が食い込んでいく……）） -- バンディ 2011-08-22 (月) 23:56:45
      • 何…？（バンディの言葉に僅かに瞳を開く）
        （水に濡れたような光沢を放つ魔剣が、カリリリ、と音を立てながらハンマーを斬り進んでいく）
        （みしり、と筋肉が隆起し、ハンマーを押し斬ると、僅かに間合いを取り、コートから白鞘の大太刀を取り出す）
        （鯉口を切り、玉石のような光沢を放つ美しい刀身が僅かに露出し、蒼い魔気が立ち上る）
        （もしバンディがこの刀の欠片に関する何かを持っているのであれば、何らかの反応が出るだろう） -- ヴィオラ? 2011-08-23 (火) 00:06:22
      • くっくっくっ……　知ってるぜ、その剣の事　だがお前は知らない、俺の事を……（その手には細長い缶　何かのスプレー缶のようだ）
        今日は楽しかったぜ「ヴィオラ」？（シャカシャカと缶を振り、放り投げる　と、またも突然手に現れたバールでスプレー缶を殴りつける！
        猛烈な勢いで缶は爆発し辺りは吹き出したラッカーで充満した） -- バンディ 2011-08-23 (火) 00:14:07
      • ぬう！？（己の名を呼ばれたことに、ぞあっと体が総毛立つ）
        待て！貴様、何故俺を知っている！むっ（ラッカーの中身が吹き出して、路地裏を覆っていく）
        しゃ！（刃を振るうと、青白い閃光が幾重にも奔り、その霧を吹き飛ばした） -- ヴィオラ? 2011-08-23 (火) 00:18:38
      • 霧が晴れた時、そこにはすでに男の姿は無い　しかし妙な事に路地の両壁にスラムでよく見るグラフィティアートがいつの間にか描かれている
        そこには剣を飲み込むフードの男が描かれていた…… -- 2011-08-23 (火) 00:23:53
      • ッ！　…！（悪鬼の形相で路地を見渡すも、其処には既に誰も居らず）
        （壁の絵に気がつけば、怒りを露に顔中に皺を寄せ、バリリと歯を食いしばる）
        （ビシ、ビシと壁に刃で斬りつけたような傷が奔り、やがてそれは絵全体を切り刻み、瓦礫へと変えた）
        ぬぅああ！（怒号が響いた後、路地裏には誰も居なくなっていた） -- ヴィオラ? 2011-08-23 (火) 00:30:41
  • 早くオレを止めろ -- 2011-08-21 (日) 21:57:53
Last-modified: 2011-08-23 Tue 00:30:41 JST (4635d)