ブラックウッド家出身 オフェリヤ・ブラックウッド 494969 Edit

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名前:オフェリヤ・ブラックウッド
出身家:ブラックウッド
年齢:17
性別:
edit/refer
状態:
edit/refer
その他:ステータス/戦歴/名簿Edit


最近流行のアイドルっぽい衣装を着てみたけど「こんな丈の短いの無理です!」と言っているシーン
ベッドシーン

三行 Edit

  • 吸血鬼に家族を皆殺しにされた少女が
  • 奇怪な吸血鬼ハンターと契約を結んで
  • 吸血鬼狩り

簡素な部屋 Edit

旅の身であるからか、家具も碌になく、部屋には必要最低限のものしかない。
机の上には家族の者と思しき写真が置かれている。
そのほかにはいくつかの本が並べられているだけだ。
貴方はここでオフェリヤと出会うかもしれないし、街中などのもっと別の場所かもしれない。
お名前:
  •   -- 2013-03-07 (木) 04:14:34
  •   -- 2013-03-07 (木) 04:14:31
  •   -- 2013-03-07 (木) 04:14:28

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頂いたもの Edit

女騎士たるゾフィーア・ラウさんに描いていただきました。女性らしいポーズの私。
こやすさんからオッドアイいいよねという言葉と共にいただきました。この左目……私にとっては契約の証。だけど、誇ってもいいものなのかもしれません。
ラズールカ・ミハイロフさんからいただきました。この街の長老さんとお聞きしています。酒場で立っていますと書いてくださいました。ありがとうございます!! キリっとした顔の私です

はじまり Edit

+  契約 -満月の晩-

オフェリヤ・ブラックウッド Edit

元は中々の名家に生まれたいわゆるお嬢様であった。
普通の学生であり、実家も裕福であったため特に不自由のない生活を送っていた。読書が趣味の落ち着いた少女だった。
しかしとある日、満月の晩に、一人の吸血鬼が彼女の家を襲撃する。襲撃の理由は定かではなく、血を求めたのかほかに理由があったのかはわからない。
それにより家族は皆血を吸われ死に、オフェリヤも血を吸われ、瀕死となる。
吸血鬼が去ったのち、吸血鬼ハンターを自称する一人の黒衣の男が現れ、オフェリヤがあらゆる吸血鬼を殺すかわりに、オフェリヤの吸血鬼化を止めるという契約を結ぶ、
そうして、オフェリアの吸血鬼化は止まり、オフェリヤは“彼”から与えられた力を使い、吸血鬼を滅ぼす旅に出るのだった。

大人しそうであるが、決して弱気ではなく勝ち気なところもある。
吸血鬼全体に対して恨みがあるわけではないが、己の家族を殺した吸血鬼には強い憎しみを抱いている。
暗い過去の持ち主だが明るく振舞おうと常に努力している。読書は今でも好きで、古本屋で本はよく購入している。
自分の興味のあるものなどをじっと見つめてしまう癖があり、失礼だから直さないとと思っている。

左目の黄金の瞳は“彼”と契約した際に顕現した。
何らかの魔術的な力があるらしく、“彼”はこれを通じてオフェリヤの監視・干渉が可能であるようだ。ものを「見通す」力があり、吸血鬼も見分けることが出来る。

美しき血*1の持ち主である。

“彼”との契約 Edit

吸血鬼に全てを撃ばれた時、オフェリヤの前に一人の男が現れた。
男は自分が吸血鬼ハンターであることしか伝えず、それ以外は何も伝えることはなかった。
彼との契約は以下ものである。

  • オフェリヤに吸血鬼を狩る“力”を与える。復讐のための力を与える。
  • そしてオフェリヤの吸血鬼化を止める。
  • 自らの血を吸った吸血鬼を殺せば、今は死んでいる家族も元に戻る。
  • オフェリヤは復讐の対象以外の吸血鬼も狩らなければならない。半吸血鬼も含む。
  • オフェリヤが吸血鬼を狩らない場合はオフェリヤの吸血鬼化の停止をやめ、オフェリヤを“彼”が吸血鬼として殺す。
  • 吸血鬼を見逃すこと、そこから逃げることは許されない。
  • オフェリヤの“彼”に対する質問権はない。

理不尽な契約であるが、契約しなければ殺すということでほぼ無理矢理結ばされてしまったものである。

機械人形“ハダリー” Edit

“彼”がオフェリヤに与えた力のひとつ。機械人形、あるいは自動人形。
美しい女性の姿の機械人形であり、その名はハダリーという。
かつて、エディソン博士という偉大な発明家が、とある貴族の子弟のために作ったものであるという。永遠に年を取ることのない理想の存在。
何故その機械人形を“彼”が所有しているのかは説明されることがない。
この人形はオフェリヤの命令によって動く。主に対吸血鬼戦でなければ起動しない。
オフェリヤに危険が迫った際は自動で動くこともある。
相手が吸血鬼で無い場合、反応しないこともある。
中には武器などが内蔵されている。魔術兵器も搭載している。吸血鬼を殺すための兵器である。
普段はオフェリヤのトランクの中にばらばらの状態で収められている。

“十字剣” Edit

“彼”がオフェリヤに与えた力のひとつ。
機械人形“ハダリー”が無効化された際に、オフェリヤの意思とは関係なく、強制的に右手に顕現する黒色の十字の剣。
吸血鬼を殺すためのもので、これの顕現の権利は“彼”に在るようである。これが顕現する際には左目の黄金の瞳が輝く。
魔術的な力で“彼”とつながっているようである。この剣は黒色をした“銀”で構成されている。
吸血鬼を殺す力をオフェリヤに与え、その身体能力を向上させる。
満月の夜の場合は形状が変化し、自在に伸びる鞭のようなものへと変化する。

“彼” Edit

オフェリヤと契約を結んだ謎に包まれた男。
吸血鬼ハンターを自称するがその真偽は定かではない。魔術的な力を有しているのは確かなようである。
己がハンターと自称するも、吸血鬼と戦わせているのはオフェリヤである。当然オフェリヤもそれを疑問に思うが“彼”は答えない。
オフェリヤに力を与えるといずこかへと消えたが、オフェリヤの事は監視しているらしく、オフェリヤの脳内に語りかけてくることがある。
オフェリヤと会うときは常に闇の中においてである。
“彼”の言葉の中には多くの「嘘」がある。


美しき血の戦い(一人遊びとか戦闘とか用コメント) Edit

オフェリヤが遭遇し、戦った吸血鬼たちとの記録である。
お名前:
  • 血を求めるもの ―美しき血を求めるもの― -- 2013-02-13 (水) 23:04:07
    • 「はぁっ……はぁっ、はぁっ、はっ……!」
      私は走っていた。息を荒げながら、息を切らしながら、ひたすら夜を駆けていた。
      私は“それ”から逃げていた。後ろから迫りくる暗黒のもの。暗澹たる街路地を躓きそうになりながら、ひたすら逃げていた。
      「何、あれは、何、なのっ……! 来ないで、来ないでっ……!!」
      泣き出しそうになりながら、私は逃げる。後ろから私を追う“それ”に捕まらないように。 -- 2013-02-13 (水) 23:18:13
      • “それ”は確かに人の姿をしていたのに。もう人の姿ではなくなってしまっていた。
        “彼”に言われるままに、この街にいる吸血鬼を探し――見つけた。それは壮年の貴族の男だった。
        退廃的な趣味を持つ長生者――エルダー――、私の今回の標的はこの男だった。「吸血鬼を狩らねば、お前を殺すのみ」という彼の言葉に怯えながら、私は壮年の貴族の屋敷を訪れた。
        ――それから、どうなったのだろう。男が……“それ”に変わってしまった。その体が爆ぜて、漆黒の塊が飛び散って。“それ”が現れたのだった。 -- 2013-02-13 (水) 23:28:26
      • 年若き処女の血を吸いつくし、その死体をコレクションするという吸血鬼――それならば、私も良心は痛まない。きっとそれは、滅ぼしても罪ではない相手なのだから。
        男への供物として捧げられた風を装い、男に近づいて殺す――
        だけれど、私のそんな考えはもう既に吹き飛んでしまっていた。あれは、私が倒せるとか、狩れるとか、そういうものじゃない。あれは何なの。あれが吸血鬼だというの。あの、化け物が――
        「嫌、嫌、嫌ぁっ!」
        這うねり、発光し、沈殿し、浮上し、蝕腕を伸ばし、地面を踏み鳴らして私を追う化物が私を捕えようとする。私は涙を堪え、駆ける。駆ける。
        男が“それ”に変化し、私を襲おうとしたとき、私は恐怖の叫びをあげ、逃げ出した。だけど、“それ”は屋敷の壁を突き破り、私を追ってきた。恐るべき妄執にも似た叫びをあげて。 -- 2013-02-13 (水) 23:40:49
      • 『……ヨ、コセ……吸ワセロ……! 吸ワセロォォォォォ! 美シキ血ィィィィィィ!!』
        化け物が叫ぶ。私がこれまでの人生で聞いたことのないような、名状しがたい、おぞましい叫び声を上げる。金属と金属がこすれ合うような耳障りな音が響く。
        「わから、ない、しら、ない! 美しき、血って……!? あ、あああっ!」
        化け物は私に向かってわけのわからないことをいう。美しい血とは何なのか。それが私にあると言うのか。何もわからないまま私は逃げる。“彼”は脳内に何も言葉をかけてはこない――そして、私が逃げていた路地が私の目の前で途絶えた。目の前に在るのは白塗りの壁。屹立する壁。行き止まりだ。 -- 2013-02-13 (水) 23:54:07
      • 私は対峙してしまう。行き止まりに差し掛かり、後ろを振り向いてしまう。私を追う、化け物、“それ”の姿を見てしまう。
        『IIIIIIAAAAA!!!!! ヨ、コセ……ヨコセ! 美シキ血ィィィィアアアアアアァァ!!』
        慄然たる叫びをあげる“それ”が私の目の前で、私を見下ろしていた。その巨体で。
        「あ、ぁ、あぁあぁ……」
        声が出ない。出すことができない。体が動かせない。指の一つさえも。神経が恐怖で麻痺してしまったかのように、私は震える事しか、恐怖することしかできなかった。
        私の目の前にいたのは、コールタールのように漆黒で不定形のものだった。自由にその体を伸縮させ、巨大な四足を作って私に迫る。
        その化物の胴体と思しき部分に一斉に赤い瞳が開き、ぎょろぎょろと一斉に目玉が動いていた。そして、奇怪な堕天使めいた翼を備え、顔と思しき部分には兇悪な、あまりに兇悪な牙があった。
        顔にも何十にも顕現した瞳で私を見つめ、無数の蝕碗で私の周りを取り囲む。私を逃がすまいとするように。
        胴体の中心部分には人のようなものが埋め込まれていた。それは、それは――あの貴族の男だった。爆ぜたはずの吸血鬼の男が、コールタールのような黒い塊に、包まれていたのだった。’ -- 2013-02-14 (木) 00:17:17

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オフェリヤの日記 Edit

覚書 吸血鬼について Edit

“彼”は私に、吸血鬼に関して、そして私に与えた力に関して、そして“彼”自身に関して碌な説明をしようとしない。
むしろ、説明したくないと思っているのではないかとも思われる。
だから、私は記録することにした。彼が吸血鬼を倒すうえで必要と判断し、私に与える情報を。そして、私が独自に調べた吸血鬼についてのことを。

これは、私の家族を滅ぼした吸血鬼を倒すため。
そして、関係のない、他の吸血鬼を滅ぼさないで済むように……するための。
“彼”の力を借りずとも、私の手でつかみ取るための。
記録としよう。

黄金暦239年 -月 契約/吸血鬼とは Edit

“彼”との契約から一ケ月ほどが経った。私はまだほとんど吸血鬼と戦ってはいない。
契約――それは、私が彼から与えられた“力”によって、吸血鬼と戦い、それを滅ぼすということだ。彼は私の復讐、そして家族を助けるための手助けをする。
そのかわり、私が吸血鬼を倒さないならば、私は彼によって殺されるというものだ。とても契約などではない。理不尽なものだ。
だけど、私は受け入れた――受け入れるしかなかった。私は吸血鬼に血を吸われた。彼は何らかの方法でそれを止めている。彼がそれをやめれば、私は吸血鬼となるのだろう。
そうなった場合、彼は私を吸血鬼として殺すのだと言う。

彼は吸血鬼ハンターだと自称する。では何故彼自身が吸血鬼を滅ぼさないのか?
何故私というものを使い、吸血鬼を滅ぼそうとするのか?
彼は答えることはない。私を威圧するだけだ。……何らかの理由があるのかもしれない。
今現在ではそれはわからない。彼が何者か、その情報が一切ないので推測もできない。今は、これに関しては置いておくことしかできないだろう。

吸血鬼とは、私の生まれた地方ではほとんど見る事のない存在だった。小説の中に登場する血を吸う魔人。それくらいの印象だった。遠い存在だった。
しかし、世界全体としては――いや、この街ではと言った方がいいだろう――吸血鬼はさほど珍しいものではない。この街でも多くの吸血鬼が冒険者をやっていたらしい。
この街では吸血鬼は多くの人種・種族の一つに過ぎない。人間と結婚し、陽の中を歩き、差別・畏怖されることも少なく、異界の存在ではないらしい。
以前に、大規模な吸血鬼と吸血鬼ハンターの抗争があったという記録もある。現在でも抗争を繰り返している者たちもいるようだ。
――奇妙だ。私が聞いてきた、読んできた吸血鬼の姿とはあまりに違う。もちろん、私が想像するような吸血鬼も存在している。だが、それも一部にすぎず、全体ではない。
果たして、“彼”の言うとおり、吸血鬼は滅ぼすべき悪鬼なのか?
私はおそらく違うと思う。この世界の吸血鬼とは、もっと多種多様なのだ。人間にも悪人と善人がいるように。

吸血鬼についてもっと調べる必要がある――
だけれど……私は吸血鬼を既に、二人殺している。
どちらの来歴も、素性もほとんど知らないままだ。“彼”に言われるままに、導かれるままに。殺した。
彼らが本当に異形の怪物なら、私の良心も痛まなかったのかもしれない。でも、本当に……私は正しいことをしているの?
でも、私がやらなければ私が……家族が、彼に殺される。仕方がない。
仕方がない。
仕方がないの。
殺す、しか。
……本当に?

ううん、違う――違う、はず。

黄金暦239年 -月 友人 Edit

この街に引っ越してきて、初めての友人が出来た。
隣の森の奥にある大きなお屋敷に住んでいる女の子。
名前はクラリス・ローマイシン。クラリス、かわいい子。年齢も私とほとんどかわらないくらい。きっと同じ。
最初、この街で募集されていたアイドル候補生に見えたけど、人違いだったみたい。よく似ていたから。失礼なことをしてしまった。
本が好きみたい。そういえば本が屋敷の中にたくさんあった気がする。本について話す彼女の顔は、なんだか輝いて見えた。きっと、とっても好きなんだと思う。
ココアも好きだと言っていた。私もココアは好き。甘いものは好き。読書も、本も、好き。
だからきっと仲良くなれると思う。うん、きっと。

吸血鬼について何か噂を聞いたら教えてとは言ったけど……言わないほうがよかったのかもしれない。
もし、何か危険なことに巻き込まれたら――私は、きっと耐えられないと思うから。

黄金暦239年 -月 吸血鬼の定義 Edit

……私の中では、整理はつかない。まるで、“彼”の操り人形のようにして、吸血鬼と戦う運命を背負わされたことについて。
私は、私の仇の吸血鬼を討てればいい。ほかの吸血鬼まで殺す必要はないはず。でも、そうしなければ、私が殺される。
どうすれば、いいの。
どうしたら、いいの。
神様……お教えください。

……とにかく、吸血鬼について、まとめ始めてみるとする。何かしらの、解決策も、見えてくるかもしれないから。

今回は、吸血鬼の定義について、まずまとめてみることにした。“彼”が語る吸血鬼、そして、私が知る吸血鬼について。
彼が言う吸血鬼とは――

「夜にありて人間の血を啜る邪悪なもの」
「邪悪な知恵をめぐらし、あらゆるものを嘲笑うもの」
「不死者。闇を好み、太陽の光を嫌う。様々な魔術を使う。蝙蝠などに体を変化させるもの」
「血を吸ったものを眷属とし、己が支配下に置く鬼なるもの」
「生者ではなく、死者」

彼が私に語ったのは以上のようなことである。これは、私も当然知識として備えていることである。ほとんど、小説の中の吸血鬼と同じであるというのは驚いた。
しかし、彼が語ったのには、小説の中の吸血鬼とは違うものがあった。それが以下である。

「十字架に弱い、聖水に弱い、聖書の言葉に弱い、それらすべては真実ではない。吸血鬼が苦手とするものは生前の信仰に由来するものである」
「聖なるものを恐れない吸血鬼も存在する。聖餅なども、迷信である。吸血鬼もその迷信を信じていなければ、その力は発揮されない」
「吸血鬼は吸血鬼を殺すことができない」
「吸血鬼は邪悪なる化物であるが、倒せないものではない。吸血鬼もこの世の理に縛られる」

というものであった。吸血鬼を滅ぼすための方法は民間信仰であり、正確ではないのだという。
吸血鬼は神なるものではなく、この世のものである。(非常に上位のものは除く。注:もしかするとそれは吸血鬼の範疇から外れるものかもしれない。)
だがしかし、人に仇なす邪悪なものであり、滅ぼすべきもの――これが彼の吸血鬼への認識であった。

吸血鬼は多種多様が存在しているのは以前の日記にも書いたとおりであるので、この定義はおそらく狭いものとなるだろう。しかし、彼はそれを語ろうとはしない。
小説だけではなく、実在としての吸血鬼の伝承などについても調べる必要がある。おそらく、彼が語っていないことも見つけられるだろう。
ひとまず、現時点での吸血鬼の定義は以下のものとしておく。

「吸血鬼とは、血を吸うことで己が存在を維持する死者である」

// Edit


*1 聖なる血、聖血とも称される。ほとんど奇蹟のような確率で、この血を有した人間が誕生する。
この血を持つものは、吸血鬼に血を吸われても吸血鬼化することがない。
吸血鬼はこの血を吸うことにより、死者から生者へと戻ることができる。そのために、この血の持ち主を狙う吸血鬼も存在する。


Last-modified: 2013-03-07 Thu 17:19:08 JST (4068d)