・その正体はとある地域を支配している魔王、理想郷のモア
元々一部地域を支配していた魔王からその座を奪い取った次世代の魔王で、長らく続いている人族との対立にうんざりしていた
魔王ではあるがその実、人の紡ぐ物語や創作が好きで
人族の理解を深める為に人界に出向く事となった
・魔王は理想を追い求めている
モアは理想を求める。彼の理想、彼女の覇道においては全ての上位存在が好ましくないと思っている
この醜く救いの無い世界を良しとする善神と悪神、偉そうにするだけで現状維持をし続ける龍共、魔王共
奴等が偉そうにしている限り、この世に我が理想郷は成らず、と。
「この救い亡き世界に、地上に、人魔が共に生きていける理想郷を作るのだ」
魔王は部下に、神に、民に、そう語った。
第二次人魔大戦にて魔王軍の将として参じていた。当時の姿は今とは違い、細身の麗人であったという。
エデンの持つ魔眼は人を苦しめる事となるが…しかし、大戦は人間の勝利に終わり、その時人を勝利に導いた勇者の姿を見て、この世界とは別の世界のあり方を思う様になっていく
その後…モアは新たな魔王として国を興す事となる
・モアの本当の姿
彼の本当の姿は誰も見た事が無いと言う
それは彼女の側近や手下の魔族ですらも、あの方の本当の姿は知らないと口を揃えて言うのだ
彼は相手の望む姿となり、彼女は相手の望む物を与える
故にモアは理想郷と呼ばれている
・勇者が大好き。~勇者と言う存在が好き。格好良いと思っているし勇者ともあろう者なら余が妻になっても良いと思っている…いや、夫か…?
最近勇者も多様性の時代だもんね…
・魔王は2柱で一つ
モアは一体ではあるが、2体に分裂する事が出来る
その場合、青い髪の個体とピンクの髪の個体となり、男と女の2柱となる
口調も別であり、男体では不遜かつ偉そうな口調で喋るが、女体は可愛らしく生意気な口調で喋る
・魔王の固有魔法
魔眼・エデン
モアの魔眼はその目に映る全ての存在に強力な精神操作を働きかけると言う物である
彼の支配する地域ではそれにおいて魔族に夢を見せ、魔族の夢を叶えている
影響、支配範囲は広く、その気になれば大陸一つですら支配領域に置けるが
範囲を広げれば広げるほど本体は脆弱になり、また効果も分散してしまう
魔眼は空間や無機物にも使用する事が出来、使用された存在はかけられた暗示通りの挙動を取る様になる
それは物理的な法則を超え、岩に人になれと命じれば人に成り、雨に槍になれと命じれば槍に成る
強力な精神操作を可能とする魔眼だが、強い意志や抵抗により魔眼を解く事も可能である
・偽装
魔眼による偽装の上、視力を有さない者に有効な魔術による偽装も行っている
魔王の持つ魔術は人族の認識する範囲を超えており、それを見破る事は困難を極める
だがもし、人族の英雄足りえる存在がこの強力な魔眼を無力化し、偽装魔術すらも見破る程の勇者が居るとするならば
その時は魔王として相対し、討たれる事だろう
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