北欧諸国 †
酒場より遥か北北西、ベルチアさんの北に位置する新興国家アドラフリューグとその周辺の地図
個人メモ
アドラフリューグ及びヨーレンホルムの基本情報 †
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| | 気候&地形
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MAPモデルはドイツ&スカンジナビア。基本的に寒い北欧気候
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| | 人種
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アドラフリューグ近辺は人間、ドワーフ、エルフ、小人、フェアリー、各種獣人等様々な人種が分布している
特に鉱山地帯の広さからドワーフ族の多さは特徴的と言える
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| | 国民性
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アドラフリューグの国民性は、質実剛健で寡黙、忍耐強く真面目で勤勉、神経質、頑固、職人気質etc...
ヨーレンホルムの民族は、清貧で節制を重んじる質素な性格。お人好しで親切、マイペース
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| | 歴史
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アドラフリューグ一帯はかつて小国家群がひしめく地域であったが、黄金暦初頭頃に1人の王が一応の統一を果たした
その影には十字教の大司教の助力があったらしく、軍事国家でありながら帝国は十字教の国である
初代国王はまず自身を「皇帝」と名乗り、王政を廃止。各地の王達を「貴族」に格下げした
皇帝の下に各属国の元王、つまり貴族達が領地を治めることになった。彼らは黒鷲の国章を掲げ、軍事力で領地を広げていった
初代皇帝は優れた人物だったらしいが、統一戦争の折に負傷しており数年後に病で死去する
その後、初代皇帝の側近達によって優れた皇帝が支配地全土から選出され2代目が即位
初代及び2代目皇帝の時代に支配体制を整えていったが、どさくさに紛れて離反した周辺国とは今も戦争が絶えない
3代目皇帝の時代には初代皇帝の側近達も既におらず、政治は腐敗。周辺国の中には金で自治権を得る国も
また、3代目皇帝は十字教法王=教皇のいいなりであった。この時代に帝国では「魔女狩り」を始めとする異端審問が横行
病気で急逝した3代目に代わる4代目皇帝は賄賂皇帝と揶揄されるほど金に意地汚い人物だった
金を集めることにより、教皇との繋がりに頼らずとも各国を支配できる基盤を築いたという点に限っては侮れない
だが、王と十字教の権力争いの影で政治は腐敗は臨界に達し、虐げられ困窮していた民の不満が爆発することになる
黄金暦175年、アーデルベルト・ツァールマンが組織したレジスタンスにより4代目皇帝が暗殺された
その時既にツァールマン卿は死去していたが、彼の親友がレジスタンスを指揮していたとされる
レジスタンス出身の5代目皇帝の治世が始まる。貴族と宗教に縛られない民主制政治を敷いた
それに対し黄金暦180年代初頭、政治から離された貴族及び十字教会の反発が起こって内戦が勃発……
結果としては新政府軍の勝利に終わったが、貴族達には無条件降伏させることは出来なかった
現在は皇帝、市民、貴族により政治が執り行われている
ヨーレンホルムについては後述
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| | 政治など
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アドラフリューグは王政→(民主制政治)→議会制民主政治 と変化してきた
皇帝を国家元首とし、その下に貴族院及び市民院の二院の議会が存在する
行政方針の提示及び採決を皇帝と議会が行う
地方自治体も存在し、政治に関してアドラフリューグは比較的に先進国
ヨーレンホルムは族長とかがいる程度
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| | 産業について
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アドラフリューグは広大な鉱山地帯に恵まれるお陰で工業が盛ん。鉱山資源それ自体の輸出も優秀な産業だ
しかし産業革命については未定なので、まだ工場化などの話は無い
前述の通り鉱山資源とその加工品=武具を商品として外国に輸出。商業もそこそこ利益を出している
唯一残念なのが農業分野。アドラフリューグは土壌が悪く、寒冷な気候もあいまってろくな作物が育たない
牧畜はそこそこやっているが漁業は盛んではない。造船技術や航海技術はあるのに勿体無くもある
ヨーレンホルムについては後述
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| | 食文化
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主穀は小麦。パンを多く食するだけではなく、麦酒=ビールの生産も随一
また、貧しい北国ということで、アドラフリューグでは「カルトフェル」、通称じゃがいもと呼ばれる芋を多く栽培している
肉をソーセージに加工する技術も高く、アドラフリューグではビールと芋とヴルスト(ソーセージ)の3種の名物が有名
「その3種以外は飲食しなくていい」と旅人の間では言われている
一方ヨーレンホルムでは家畜も家族という考え方があり、家畜は専ら乳製品のために育てている
アドラフリューグを凌ぐ乳製品加工技術があり、チーズやヨーグルトは絶品だ
アドラフリューグの商人はこれらのヨーレンホルム名物をよく買い求めに来る
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| | 学問&魔術
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教皇の言いなりだった3代目皇帝の時代、異端狩り及び魔女狩りの影響で、異教徒や異端の魔術師達は帝国に住めなくなる
この影響か、今も帝国は魔術分野の発展に乏しい
しかし内戦が終結して暫く経った現在、ベルチアと交流が盛んな南部のズューデン地方においては
魔術に対する関心が高まりつつある。小さくはあるが魔術ブームかもしれない
一方北部では銃火器の発展のために理数系分野の学問を追及しようという気風がある
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| | モンスター
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ヴァルトメルヒェンやヨーレンホルム地方にはモンスターも多いが
アドラフリューグ一帯では人間同士でドンパチやってたせいか、いつの間にか少なくなっていた……
どうでもいいが、この地方のコボルドは知能が高く鉱山地帯で働いたりしている
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土地 †
主要な都市、地形の解説。特筆されてない街とかもいっぱいあります
アドラフリューグはお国柄としてあまりふぁんたじぃ☆な特産品は少ないかも…
アドラフリューグ †
「シュヴァルツ・アドラーの旗の下に、我々は初代皇帝の意思を継ぎこの地を治めることを誓う!」
小さな国がひしめく地域であったが、皇帝を名乗る王が統一。皇帝の独裁の下、貴族が領地の自治を行う
しかし皇帝の代替わりに伴って政治は腐敗。貴族達も汚職に手を染め民衆は長く苦しんだ…
その後起こった革命と内戦により、現在は民衆から皇帝と議員が選出される議会制民主政治が行われている
工業が活発。魔術は他地域に大きく水を空けるが、文明レベルは高く原始的な構造の銃火器が存在する
しかし産業革命は未だ起こっておらず、大量生産体制は整っていない
初代皇帝が掲げた黒鷲の国章「シュヴァルツ・アドラー」を軍事国家の象徴でありながら今も守っている
国名の「アドラフリューグ」は、この国の言葉で「鷲の飛翔」「鷲の翼」などの意味を持つ
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| | その他詳細
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- 気候
- 全地域で冬の寒さが厳しい。南部でさえ西方諸国よりも北に位置する。したがって防寒着は必携
夏は猛暑の年もあるが、雨が降ればかなり冷え込む日もあるので旅行者は注意
- 地理
- 東は山地、西部は海に面し高低差がある。厳しい気候に加えて国土ほぼ全域で養分の少ない地質を持ち
カルトフェル(=芋)のような厳しい環境に強い植物以外は育て辛い。麦の自給率を保つのもやっとだ
- 産業
- 長い戦争時代を経たお陰で鍛冶などの工業技術は周辺国と比べ優れていて
戦争が終わった後も経済の建て直しのために武具の生産をやめずに他国へ輸出し続けている
商業に関してはウィトゥルスから流入してきた商人の活躍もあり、国を潤す要素になりつつある
戦後処理が終わり、ようやく農業に着手する余裕も出てきたが、未だ農地開拓の段階…
- 人種分布(数値は実は適当)
- 人間:59% ドワーフ:12% コボルド:9% 獣人:6% エルフ:4% 妖精族:3% その他:7%
- 冒険者
- この街出身の冒険者は
貴族の側近&召使、旅籠の主人&下働き、鉱夫、鍛冶屋、猟師、人足、馬丁、衛兵、上級&下級兵士、船乗り、牧童etc...
- 周辺に出現するモンスター
- 狼、狼男、冬狼、大鼠、ゴブリン、コボルド、オーク、盗賊、巨鳥、怪鳥、 etc...
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北部 ノルデン地方 †
アドラフリューグ内戦において「ノルデン・アードリガー」という勢力だった地域
革命が起こった後の内乱で、新政府軍に対して貴族制の存続を主張して戦った
現在も複数の領地をそれぞれ貴族が地方行政している。北方から異民族の流入もあるため特に軍備に余念が無い地方
政治においては貴族院という議席を一定数持ち、貴族達は特に軍事関係に携わる政治家として活動する
貴族以外の住民も上流階級や鉱物を扱い大成した商人が多く、生活水準は豊かな地域と言える
鍛冶製品の需要が高く、剣や鎧といった商品は勿論だが、最近は銃火器の開発改良も盛ん
戦争は終わったが、金銭に余裕のある者達の間で猟銃による狩りが高等なスポーツとして流行っているそうだ
- 黄金砲
アドラフリューグ内戦においてノルデン・アードリガーの優勢に大いなる貢献をした巨大な大砲
その名の通り、金色である。貴族の悪趣味ここに極まれり……どこの大使の作品だ
しかも戦争終結後も貴族院の力の象徴と言って地域中心付近の広場ど真ん中に置いている
そんな酷い兵器ではあるが、それまでの大砲と比べて大きな砲弾を扱えたり飛距離や命中精度に優れていたり
性能自体は確かに凄いのである。成金貴族も侮れない
南部 ズューデン地方 †
アドラフリューグ内戦において「ズューデン・クロイツ」という勢力だった地域
クロイツとは十字架を意味しており、その名の通り十字教が新政府軍に対して興した軍だった
複数の都市群だったが、内戦後は一つの地域としてそのまま纏められた
北西十字教会という十字教の支部が存在し、十字教の力が強い地域。ヨーレンホルムとの交流も盛ん
だが、最も戦争の爪痕が残る地域でもある。内乱での敗北により十字教の力が弱くなったせいだ
新しい建物がどんどん建っていく北部と比べれば一目瞭然。だがこの地方の人々は元々信仰心が高く、我慢強い
政府の指示もなしにコツコツと農地開拓、及び南部の街道整備を行い、少しずつ領地を豊かにしている
特に街道の整備は地続きのベルチアとの交易を円滑にし、今後の南部発展の重要な鍵となりそうだ
- アーネンエルベ局
古代遺産継承局という意味。ズューデン地方にはアーネンエルベ局の本部がある
北西十字教会が擁する組織で、表向きは十字教に関する美術的歴史的価値のある品の保護を目的とする
だが実際は聖遺物という魔術的に価値のある道具の収集が目的という教会の暗部
局員の中には異端者でありながら知識を買われた魔女まで存在し、最早教義も何もあったものじゃない危険な部署
しかし規模自体は少数精鋭で決して表の世界に出ない性質から、内戦後も解体されずに細々と続いている…
主に十字教の戦力確保のために設立されたが、今では半ば局員達のコレクション趣味で運営されている感が強く
聖遺物を欲しがっている者が異端者であっても等価値の代価を支払えば手渡すこともあるという
勿論、全ては裏での取り引きであり教会としてはそのような事実を認めることは当然無い
東部 バルツ鉱山地帯 †
アドラフリューグの国土の東部に位置する南北に伸びた山脈。アドラフリューグでも特にドワーフが多く住む地域
鉄や鉛、軽銀などが主な産物だが銅や銀、真銀に金も採れる。特に南東の鉱山は鉱物の質がいい
中でもランベルステルク鉱山は貴重な鉱脈を有するが、険しい地形と採掘技術の乏しさから人間の鉱夫は少ない
中心都市は山地麓にある都市ゴスロー、鉱物の取引や鍛冶が盛んである。首都とは街道で繋がっており物資の流通量が多い
国土西部にある海岸線沿いの街道ほどではないが、西方諸国経由で酒場の街へ陸路で行ける細い街道もあり貿易は可能
アドラフリューグの工業発展の要所でもあるため、防衛のために軍が駐留している
中には腕っ節を買われたドワーフなど異種族の傭兵もいる。彼等は戦闘力も高いのだ
- ゴスロー
豊富に鉱石が採れる鉱山帯を中心に栄えたバルツ最大の都市。優秀な鍛冶屋も多く軍がよく武器を買い付けにくる
アドラフリューグ北部でよく売れる金と、南部でよく売れる銀の採掘が特に盛んで、常に鉱脈を探している
探す過程で勿論普通の鉄や鉛などの鉱脈も見つかるので鉱山資源の種類の多さに関してはそれなりに有名
鉱石マニアや鉱山マニア、武器マニアに防具マニアまで…金属臭い者達の楽園である
最近は戦争が終わったこともあってか、貴族や上流階級向けの宝石採掘も盛んになってきた
- シャムコッド (※こちらのパパとの設定シェア)
良質な鉱石の採れるランベルステルク鉱山周辺に栄えたバルツ南東の都市。鍛冶屋と鉱夫達で街は賑わっている
主な鉱石はミスリルのため、その採掘技術を持っているドワーフが特に多い。次いでコボルド
繊細なソースが決め手のコボルド料理と豪快な火力が味の秘訣であるドワーフ料理が対立している
名物はキノコ丼。人間が特に少ないため独自の料理文化が発達したのだろう
西部 シュレースブルグ領 †
アドラフリューグ西にある出島のような形状の半島。その全域がシュレースブルグ領だ
中心にはシュレースブルグ要塞という巨大な拠点があり、アドラフリューグ国内の要所の役目を果たす
海に面した都市の中では最大。ホルシュタイン港という海運交易の玄関となる港がある重要な土地
内乱においてはこの場所を巡って最終決戦の舞台となったことでも各国に知れ渡っている
近隣のヨーレンホルムは勿論、ベルチアやウィトゥルス半島などの地域とも船の行き来がある
アドラフリューグは周辺に山地が多く、陸路での貿易に時間がかかり過ぎる。この港が無ければ経済は成り立たない
ちなみに海に面した地域でありながら、人々は海産物を食べる習慣があまりない
おとぎの森・ヴァルトメルヒェン †
「去年まで隣に住んでた子がいなくなったのは、森で迷子になったからだってママが言ってたけど…本当は知ってるんだ
いつもお腹を空かせてワガママを言ってたから捨てられたんだ…だから僕はお腹が空いても絶対言わないことにしてる」
バルツ鉱山地帯の山脈を越えた向こうに広がる広大な土地。幻想領域とも呼ばれる鬱蒼とした森林地帯
常に霧がかかっており、方位磁石も効かない迷いの森で、雑多なモンスターも闊歩している
どこかにエルフや妖精、小人達の住む集落があると噂される。しかし、足を踏み入れるにはかなり危険な場所
アドラフリューグに伝わる様々な童話や民話には、この森に住むとされる種族の名が頻繁に出る
それは実際にあった出来事が伝承されているもので、この森出身のフェアリー族やホビット族が証人である
だが、アドラフリューグ生まれの学者が直接分け入って彼らの集落を調査するという試みは幾度となく失敗している
方位磁石が効かなくなるのは、この森を統べる強大な存在が招かれざる客を拒む呪を施しているからか…はたまた地質の問題か
この森があるせいでアドラフリューグは領地を東西に広げることができず、南北をじわじわ統一するに留まっている
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| | その他詳細
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- 気候
- ほぼ年中霧に覆われる謎多き気候。たまに霧が晴れたかと思えばそういう日は間違いなく強風
降雨量は意外と少ない。湿度は高いが、ジメジメとした不快さには辛うじて達していないそんな感じ
- 地理
- 人種分布(数値は実は適当)
- エルフ:43% ホビット:19% 樹精族:17% 妖精族:12% その他:9%
- 出現するモンスター
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魔女の館 †
ヴァルトメルヒェンの北の外れ、木々に囲まれた立地に建てられた古臭い洋館。何百年前からあるのかは定かではない
ウィッチクラフトやドルイド魔術に通じる古い流派の魔女達の聖地らしい
「らしい」というのは、アドラフリューグで魔女狩り異端狩りの流行った時代、多くの魔女がこの館を頼りに全国から集まった際に
魔女達が自らの力を合わせて強固な結界を張ったため、現在では魔女以外が立ち入れない場所になっているからである
現在でも魔女達が十数年に一度ほど集まり茶会が開かれているとのこと。しかし新入り魔女のレナータ・カサリーニが言うには
ルサルカ・シュヴェーゲリンのような老練の魔女達が「退屈しのぎに新人魔女を虐める会」とのこと
この近辺はアルラウネ(=他の地域ではマンドラゴラ)を始め、貴重な薬草となる植物が多く群生している
そういった意味でも魔女達に好まれる土地のようだ
ヨーレンホルム †
白き雪は美しいが、同時に生きることの厳しさも痛感させられる極寒の地
アドラフリューグのさらに北西に位置する。現在は十字教が布教されているが、元々は自然信仰だったため現在もその風習が残る
寒冷地で、酪農・牧畜中心の田舎。大昔に北方にいた狩猟民族の一部が根付いた土地らしく、「ホルム」は代々の族長の名
裕福な土地柄ではないらしく、細々と生活している。名産品はチーズ、ヨーグルト、スノゥラビットの毛皮、ゴートの角など
丘陵、山岳地帯が多く、珍しいモンスターとしてスノゥラビットやゴート等がいる。その身から取れる素材は重宝される筈なのだが
商売に向かない金銭に無関心な民族性のお陰で商人にとってはいいカモとなっている
その節制な民族性ゆえ、十字教の布教は比較的進んでいる。恐らく最北西の布教地であろう
アドラフリューグと距離は近いが貧しい土地であるために支配する価値が無いとみなされ特に侵略を受けることは無い
隣国に貴族がいるということで、ヨーレンホルムからアドラフリューグへ奉公に出される子供もいるようだ
この地方出身の冒険者の多くは「牧童」である。持ち前の狩猟術と、民族の血に由来する魔術の才能で大成する者もいるとかいないとか
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| | その他詳細
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- 気候
- アドラフリューグよりもさらに寒い。ブリザードの吹く冬場は皆家に閉じこもる
- 地理
- 丘陵、岩場が多い。僅かに平地もあるが野菜を育てるには不向きで耕作は駄目
- 産業
- 酪農及び牧畜。あとは野生動物の素材を用いた加工技術の高さは産業と成り得る
毛皮を用いた衣類や、骨を用いた狩猟用の弓などは出来が良く
ヨーレンホルム人の工芸品も都会の者にとっては珍しく映るため人気はある
- 人種分布(数値は実は適当)
- 人間:70% エルフ:14% 獣人:6% 妖精族:5% その他:5%
- 冒険者
- この街出身の冒険者は牧童、猟師、馬丁、徒弟、職人、薬草売り、貴族の召使etc...
- 周辺に出現するモンスター
- 狼、狼男、冬狼、銀狼、スノーゴブリン、スノゥラビット、ゴート、ボア、巨鳥 etc...
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サミーダとホルム †
多数の親族から成る集団をサミーダと呼ぶ。ヨーレンホルムの民は親戚単位で纏まり生活を維持していた
サミーダの中では年長者が代表となり、サミーダ同士でも情報交換をする協議会を設ける
その協議会の中で一番リーダーシップを持つのが族長のホルムとなるわけだ
しかしアドラフリューグ建国後は交易する上で文明の未発達が浮き彫りとなっており
既にこういった生活体系は古いのではないか、という声が多く、伝統的なこの制度の存続は危うくなっている
矢尻岬 †
地図内南西の道標 矢尻岬
ヨーレンホルム南西、半島の先は矢尻のような尖った地形から矢尻岬と地元民に呼ばれる
海流により波は時化、風も強い。激しい吹雪に見舞われる冬でなくともここに船で乗り付けようとは考えない方がいい
北欧神話国家(テナント募集中) †
アドラフリューグと長年戦争してそうなヴァルキリーとかがいる北欧神話ッポイ国だと思われる
ここの製作者はそういう冒険者を作ってないので「ある」とだけ考えている空っぽの国
ヴァルハラ置きたい人とかいたら是非使って欲しいが、多分需要は無いんじゃないかな空間
ヨツェルヘイム山脈 †
巨人族が住むと言われる険しく雪に閉ざされた山脈。この山脈より北は人の住めないような極寒の地と囁かれている
この山脈が北風を遮っているとも、山脈から巨人が寒風を南に向けて吹き出しているとも言われる
特産品 †
テクサン銃 †
北部のノルデン地方では特に銃火器の製造が盛んである
近年では点火機構が火縄式のテクサン銃(=ほぼマスケットと同程度の代物)が作られている
アドラフリューグの土地は可燃物と成り得る成分を含む地質の場所が多く、火薬を作るのに適していた
銃の他にも簡単な機構の大砲や、爆弾の製造技術もある
特に爆弾は鉱山で岩盤を壊すために活用できるよう、改良が進められているそうだ
ヴルスト †
アドラフリューグのほぼ全土で食べられている食品。いわゆるソーセージ的なもの
よく挽いた仔牛肉、新鮮な豚肉のベーコンをメインとして、風味づけにパセリやナツメグ、その他ハーブを用意
それらと塩を混ぜ合わせて新鮮で清潔な豚の腸に詰め、長さ10〜12cm太さ約2cmに形づくられる
(これは一般的なサイズだが、地方や料理の目的の差異によって大きさは違ってくる)
形成後は湯煮や燻煙などの処理を行い保存食にしたり、そのまま焼く、焼かずに生で…と食べ方は様々
食糧事情が芳しくないアドラフリューグにおいて肉を加工する技術は非常に重要なのだ
日によってはパンか、このヴルストしか口に出来ないという時代もあった
現在はカルトフェル(=じゃがいも)の栽培が根付き、食糧事情及び栄養事情も多少改善されてきたようだ
アドラダイト鉱石 †
バルツ鉱山地帯でのみ出土する鉱石。成分的には主に銀
しかし少量の硫黄成分と、ケイ素に似た成分が含まれている鉱石(のちのゲルマニウムである)
普通の銀鉱石と輝きが違い、希少価値であることから鉱夫の中では「妖精がイタズラした石」と呼ばれる
大部分はそのまま銀製品に加工されるが、国外に輸出すると通常の銀鉱石より高値で買われることが多い
ヨーレン・クラフト †
ヨーレンホルムの民が作る、動物の毛皮や骨や角などを用いた工芸品全般のこと
彼等は動物の骨や皮、内臓まで全てを利用して過酷な環境の中で生きている
また、人間でありながらエルフとも交友が深く、彼等の技術も取り込んでいるとされる
衣類ならばスノゥラビットの毛皮を用いた物がよく交易の品として都会でも店に並ぶ
動物の内臓を用いて作った袋はあまり人気はないが、非常に丈夫である
トナカイやゴートの角も勿論有効活用する。特にその角や骨を用いた狩猟用の弓は性能が高く
「ガダヘイナル・アーチ」と呼ばれ一部の猟師達や魔術師の間で有名
ガダヘイナルとはヨーレンホルムの伝承の中に現れる弓を持った偉大な魔術師の名前
この弓は矢を射るだけではなく、魔術の焦点具としても機能するためそう呼ばれるようになったそうだ
その他 †
主に歴史に関わる重要な出来事を綴る
市民革命 †
黄金暦175年に起きたアーデルベルト・ツァールマンが組織したレジスタンスによる4代目皇帝の暗殺事件
これにより、それまで虐げられてきた民衆が立ち上がる。皇帝や各地の悪徳貴族による圧制が打ち壊された
この時、レジスタンスの中で皇帝制度の廃止と各地の貴族の処刑が提案されたが
初代皇帝の偉大さ自体は否定できず、4代目皇帝個人の悪だけを糾弾することで主要メンバーが合意
貴族についてはそもそも革命のリーダーが亡き子爵アーデルベルト・ツァールマンだったことから
貴族全体の処刑は見送り、貴族制廃止だけを国全体に公布した(実際貴族の中には善政を敷く者もいた)
その後レジスタンスの主要メンバーが新政府の礎となり、市民院という議会を作る
新たに立てた5代目皇帝や、6代目以降の皇帝が独裁をしないように選挙によって政治家を選ぶことにしたのだ
市民院という民衆代表を作ることによって教会が政治に介入する隙間も無くなった
この革命以降、各地の貴族と教会は力を無くして少しずつ数を減らしていく…
アドラフリューグ内戦 †
革命の5年後、黄金暦180年代初頭に起こった貴族達及び十字教会の新政府に対する反乱である
北部と南部、それぞれで期を窺っていたのはかつて力を持っていた勢力。権力闘争が始まった
敵の敵は味方、というワケではないが…新政府軍はこの挟み撃ちにより、広い地域の防衛を南北に兵を分け対処しなければならなかった
結果としては新政府軍の勝利だが、貴族達を無条件降伏させることはできなかった
政治の舞台に少数ではあるが貴族達は舞い戻り、貴族院が作られて今に至る……
新政府軍 †
5代目皇帝が民主化を指示する人民達で構成された軍で戦った
しかし新政府軍としては可能な限り犠牲が少なくなるよう内戦を早期終結させたい思いが強かった
元レジスタンスのメンバーが指揮官として奮戦するも、所詮はレジスタンス
戦争慣れした貴族の戦術や、死を恐れない十字教信者の軍隊に対して勝利を収めるには被害が大きくなり過ぎる
最終的には兵士の物量において勝利は約束されているが故に、内戦に時間をかければかけるほど無駄なのである
ある程度戦力差を見せ付けた後、シュレースブルグ=ホルシュタイン戦線にて休戦協定を両者に持ちかけた
ノルデン・アードリガー †
醜悪な貴族達はレジスタンスのリーダーの遠縁である若きオスヴァルト・ツァールマンを頭とし発起
革命のリーダーとなった人物の血族を利用し民意を集めるという汚い手段を取った
オスヴァルト本人はアーデルベルトと違い、悪徳貴族達のそういった思惑を悟れない人物であった…
唯一の救いは、本人が親戚であるアーデルベルトを蔑ろにされたと思い純粋な義憤で戦場に出たことであろうか
内戦終結後も熱心に演説を繰り広げ民意を集めていたが、最期は胸に凶刃が刺さり若くして死去する
犯人はズューデン・クロイツ、イズベルガ将軍の助祭の男だったという…
ズューデン・クロイツ †
北西十字教会がイズベルガ・ザイフリートを含む7人の神聖騎士を中心に立ち上げた反乱軍
聖遺物を持った一騎当千の騎士達と、それに従う信仰によって高い士気を持った十字兵達
軍の規模自体は3勢力で最も少なかったが、各戦場での戦力自体は劣っていなかった
それを崩したのはノルデン・アードリガーの黄金砲なる兵器で、最終決戦においてほぼ壊滅状態に追いやられた
新政府軍に大人しく無条件降伏したが、その後政府から教会に補助金が下りることになる
戦後のアドラフリューグは貧しく、各地には貧困に喘ぐ民衆も少なくなかったのだ
彼らに施しを与える者、彼らの宿となる場所、彼らの希望となる教えが自然と必要にされた
なお、国ロワでズューデンクロイツ軍が勝利した場合ウィトゥルスでしか精製されない聖銀が特産品に名を連ねる筈だった
中の人としてはちょっと悔しい。絶対貴族が勝つより面白かったのに…
※工事大体終了※ †
まだ質問とかは受け付けてない暫定会議室
修正ボトム