洋上学園都市/部活動/バトルクラブ
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- 3行以内レス戦闘演習 --
- というわけでまとうか -- 副室長
- …と、言ったところをちぇりおーーーー!! (開幕、不意打ち。飛び出してそのまま金属バットを振り下ろす) -- レベッカ
- (金属バットが振り下ろされ、頭が吹き飛び、脳漿が撒き散らされるが……次の瞬間にはもう隣でやれやれといった様子で肩を竦めて苦笑している)
まぁ君だろうとは思ったよ。ところで私でいいのかね? 他の面子も呼べるが -- 副室長
- ちょ、ちょっとそこまで酷い描写!? 頭にたんこぶ作って倒れるくらいにし、してよ!
えー。でも、他の人知らないし? それに…、こういうのも有りだと思わない? (右手にもったバットの穂先でコンコンと地面を叩き、その先を正面に立つ彼に向ければ後手は譲るといった面持で構える) -- レベッカ
- なら構わんが、(そういって懐に手をつっこめば、たまたま入っていた模擬弾のつまったハンドガンを両手に握りしめ)
容赦はしないよ?(レベッカに銃口を向けて連射する。デタラメに撃っているのでかなりの数が外れるが……) (外れた弾丸も『奇跡的にすべて跳弾となって』レベッカに襲い掛かる。オールレンジ攻撃だ) -- 副室長
- 近接格闘持ちが望ましいと言ってそれかぁーーーー!! このぉイケメン外道〜〜〜〜!!
(銃口が見えるや否や回れ右をして走り出すが、観客からも副室長からも見える模擬弾がレベッカの服の背を目指して跳弾する) (服が左右からの攻撃でボロボロに、が。それは上着、本体は上へと飛んでの空蝉の術、そして彼を目掛けたバットの投擲) -- レベッカ
- だから私でいいのかいと念押ししたろう?(そういって銃を投げ捨てるとたまたまそれがバットに強かに打ちちつけられて軌道を逸らし、副室長の足元に聖剣よろしく深々と突き刺さる)
まぁでも確かに君のいうことも最もだ。今日はこのバットで戦うとしよう、来たまえ(そういってバットを引き抜き、適当に素振りする) -- 副室長
- おっけぇ〜〜! (相手の同意を得て背中の四次元ポケット、通称HARELUYA IIスタイルで使い古したチェーンソーを取り出す)
大丈夫! 私が描写すれば、『痛かった』で済むから (と、チェーンソーを斬るのではなく突く構えで突進) -- レベッカ
- (適当に素振りしたバットの先端がたまたま偶然にもチェーンソーのチェーンを打ちつけ、動作不良を誘発する)
(そしてまた適当に素振りすると、偶然にもレベッカの鳩尾に入る軌道でバットが迫る) (不幸にも先ほどうった模擬弾がレベッカの足元に転がっているので彼女の足場は不安定である) -- 副室長
- ぶえら! (チェーンソーのが不良を起こしてその振動音が止まり、模擬弾を踏んで足元からコケた彼女が顎から地面に落ちる)
ぐ、ぐぐ。どうなってんのよ…。だぁーが! これぐらいで諦める私じゃあないっ (そのまま跳ね上がる勢いで起き上がり、見てくれも構わない下からの頭突きを見舞う) -- レベッカ
- (すると先ほど鳩尾に入るはずだった素振りが偶然にも頭突きのモーションと重なり、クリーンヒット)
(幸いにも打点は奇跡的にずれていたので致命打とはならない) まだ続けるかね? 殺さないように調整する事は難しくはないが、その分君は苦しむことになる -- 副室長
- 〜〜〜〜〜っ! (最初に自分が言ったように、頭の上に膨らむたんこぶ。涙目でうずくまって堪える)
ふ、ふざぁけんじゃないわよ…。例え神様だろうと私の道の邪魔をするなら蹴っ飛ばす! それが私の生き様〜〜〜! (ならば今度は蹴りだと、パンツも見えることも厭わないヤクザキック) -- レベッカ
- やれやれ、強情は毒だよ?(しっかりパンツを目に焼き付けるようにしゃがむと偶然にもそのモーションが蹴りの回避モーションとなる)
(そしてお留守になった軸足にすかさずバットでひざかっくん) -- 副室長
- …え? (軸足を崩されて振り上げた足が空振り、そのまま背中から地面に落ちて尻もちを)
…って、たぁ! 何なのよ、何なのこのイケメン! さっきからラッキーばっか…… …で? (気付いてしまった。尻もちを付き、目の前の男にM字開脚でパンツを見せていたことに、これも《神は賽を振らない(チョイス)》の力か!?) -- レベッカ
- 5点!(偶然その辺に転がっていた水着審査ボタンを叩く)
見事な開脚だねレベッカ君、眼福だよ で、まだ続けるかね?(バットの先端を転んだレベッカの首筋にぴたぴた当てながらそう聞く) -- 副室長
- 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!
(言葉にならない絶叫を誰の耳にも届くようにあげ、爪先から頭の先まで湯沸かし器のように沸騰する) (首筋に当たるバットも構わず立ち上がり、車輪のように腕を振り回してがむしゃらに副室長を叩きに掛かる) -- レベッカ
- (ぽかぽか殴られるのはそれはそれで幸せな事なので避けもせず)
しかしそろそろ終わらせようかね(そういって一歩見入りして腰元を掴んで引けば、偶然にも重心が前に出ていたレベッカに柔がきまる) (空気投げのような何かだ) -- 副室長
- (不意に無重力感を得る。気付いたときには彼女の両の足が地面を離れ、視界が上下逆さまとなって広がる)
(眼下の副室長と呼ばれる男、顔の線も細く実力も運も兼ね備える。容易くこうも自分をあしらう彼を見れば、レベッカの心も…) …靡くわけないでしょうがぁーーー!! (ぎゃ!と、女子にあらざる悲鳴をあげて頭から地面に落ちて倒れて勝負は終わる…) -- レベッカ
- だろうね。私もそうだろうと思うよ。立てるかい?(にこにこ笑って右手を差し出す)
ま、相手が悪かったと思いたまえ -- 副室長
- (白目剥いて舌を噛んだ姿勢の彼女は何も言わない。というか何も出来ない。失神中であった) -- レベッカ
- おやおや、これは運がいい
抱き上げてお尻と太腿の感触まで楽しめるとは……(とかいいながらひょいっと抱き上げて舞台をあとにした) (レベッカは適当に医務室とかに放り込んだらしい) -- 副室長
- ―――――
- 戦闘演習 --
- というわけで、能力検定演習だ
グリゼア君、相手は誰にするかね? -- 副室長
- おはようございます。寝起きのグリゼアです。
能力的に相性良さそうなのは会計かねぇ。雑務ちゃんでも中々面白そうだが っつーわけで、秒数下一桁が偶数なら会計、奇数なら雑務ちゃんでお願いします -- グリゼア
- というわけで会計だね、では私はさがっているとしよう -- 副室長
- (メガネをくいっとかけなおしつつ、舞台にあがる)
俺の闇の力の片鱗……その目に焼き付けるがいい -- 会計
- 何故奇数が出ない……? 雑務ちゃんの揺れるパイオツを堪能すること能わず…… -- グリゼア
- \死んでください/ -- 雑務
- 得物はどうする?
お前が選んで構わんぞグリゼア 俺は素手でも構わん(ごきごきと首を鳴らす) -- 会計
- ククク……会計、俺の目覚めた新たな”チカラ”にかかれば、得物を問う事など意味が無い……
(雰囲気出しながらその辺の木刀を手に取る。腕に明滅する赤光のラインが走ると、刃引きされたルビーの長剣と変化する) これこそが俺に与えられた罪のチカラ……《永劫なる剣製》…… (なんかすげーそれっぽいことを適当にノリで言うアホ) -- グリゼア
- くくく……成程、確かに愚問であったようだな……グリゼア
ならば俺もそれ相応の力を見せる必要があるようだ……(そういって木刀を握り締め、手を翳すと……一瞬で木刀が漆黒のオーラの包まれ、深淵をそのまま刃にしたような禍々しい魔剣へとその姿を変える) 我が愛刀……『裏切りの魔剣』……お前に振るうに相応しい 往くぞ(そう呟いた次の刹那) (会計が飛ぶ。宛らマシラの如き常識外の大跳躍) (そのまま壁に着地し、縦横無尽に走り回る) 『この程度俺には造作もない』 (死角となりうる頭上を取ると同時に天井を蹴って落下し、空中から唐竹割を見舞う) -- 会計
- (ノリノリであった)来いよ
(人間の身体機能の限界を正しく無視した機動にニヤリと頬を歪める。壁を蹴る音が響き、視界で捉えていたその姿が、消える) (だが) 遅ぇ! (まるで格闘ゲームのCPUを相手にするかのように。本来避け得ぬタイミングでの唐竹割は、十二分に身を捻り腰の入った対空の刃に迎撃されていた) (グリゼアの肌を赤い光のラインが不規則に明滅する──神経組織を総てルビー製の光ファイバーへと変換する事で、この男もまた、常識外の反応速度を得たのである) ……ッらァ! (咆哮と共に長剣を引き戻し、未だ空中に居る会計へ即座の反撃を行う。返す刀での斬り上げだ) -- グリゼア
- (予想外の反応速度に驚愕……することはない。ただ歓喜する)
それでこそ俺が認めた男だ (メガネの奥で紅い瞳を見開いてシニカルに笑い、空中で身を捻り、そのまま側面に一回転しながらもう一撃) (腰と腕の力だけの一撃、どうみてもグリゼアの腰の入った一撃と撃ち合うはずがないのだが……異能の力がそれを可能とする) (まるでチェーンソー同士で打ち合ったかのような派手な火花が舞い、会計の体が吹っ飛ばされる) (そのまま空中で何度も回転しながら猫科の猛獣を思わせる動きで着地し、ノーモーションで再び疾駆) (グリゼアへと接近しながら2度刃を素早く振るえば、漆黒の波動を纏った衝撃波が豪ッと空気を打ち鳴らしてグリゼアへと迫る) (同時にジグザグに何度も高速ステップを繰り返し、最後に側面にピタリとスイッチすれば、そのまま横薙ぎを振るう) (2方向同時攻撃。一人挟みうちだ) -- 会計
- ひひっ、そらどーも!
(吹っ飛ばした……否、自ら距離を外した会計に応えつつ、その異能の身体能力に舌を巻く。「妄想を形にする」と言った所で漠然としたイメージのみでこんな動きが叶う筈もない。対手への称賛が胸の内で湧き) (だが、勝つのは相手ではないと笑みを深くする。飛び道具。あっさりと長剣を手放し、身代わりとして黒の波動の軌道上に置く) (モース硬度9を誇る宝石剣が容易く折り砕かれ……そうして、横合いからの斬撃が来た) ……ッ (無手の左手が閃き、赤光を放つや否やいつの間にか握られていたナイフが変質、赤の蛮刀と化して黒剣を受け止める) (腕に返るびりびりと痺れる程の衝撃。頬を歪めつつ、唐突に右足を跳ね上げ目の前の会計の顎へと爪先を放った) -- グリゼア
- (それに対して大袈裟にバク転してわざわざ紙一重で爪先を避ける)
(同時にサマーソルトキックを見舞いつつ何度もバク転を繰り返して後退。左手にはいつのまにか床に転がったルビーの破片を握っている) 『ルビー……紅く燃える炎魔石』 (そして、手裏剣の要領でルビーを投げつければ) 『成らば俺は行使する』 (空中でルビーの破片は無数の火炎弾へと変じ、でたらめな軌道でグリゼアに八方から迫る!) (ご丁寧にもホーミング弾だ) -- 会計
- (大気の灼ける音を先ず認識した。次いで、殺到する火炎の紅玉)
なんでもアリだなこの野郎…… (呟くと同時に蛮刀を空中に放る。と、如何なる道理か、それともこれこそが不条理か。蛮刀は無数に砕け、苦無の如くの姿へと変質) 行け……ッ! (チャフ代わりとして全方位へと射出。苦無と接触した火炎弾が爆炎を放ち、グリゼアの姿を煙の中へと失わせ) ……よォ! (直後、煙を裂いて長身が現れる。後退した会計へと、握り締めた拳を引いて) ……ッ!! (助走をつけた右ストレートを叩きこむ!) -- グリゼア
- くくく……やったか?(つい爆炎の中に消えたグリゼアをみてそう呟いた直後)
!?(黒煙を切り裂き、炎を振り払い、グリゼアが拳を振り上げ迫ってくる) (かなりスタイリッシュなその姿に一瞬固まると……直後に拳に右頬を捉えられ、会計の体がかなりオーバーにすっ飛ぶ) (そのままジェット機のようなスピードで壁に激突するが……すぐに煙の中から現れる) (なぜか関係ないところまでぼろぼろである) くくく……流石はグリゼアだ。見事だな なら奥の手だ (そういって両手で握り締めた魔剣を横薙ぎに振り払うと、孤月状の極大衝撃波がグリゼアに迫り……その衝撃波が視界を覆った直後) (衝撃波の真下から現れた会計の逆袈裟切り上げが迫る) (衝撃波を放つと同時に疾駆し、その陰に潜んでいたのだ) 見切れまい -- 会計
- フラグだろ。……おっと。
貴様こそ、闇と戯れているだけでは無かったか……くくっ、面白い (先のサマーソルトでついた頬の裂傷から流れる血を拭い、会計の言葉に応える) (視界の中心に会計を見据え、一挙手一投足を余さず観察……) ……な!? (目眩ましであることは理解した。が、低い。会計の姿が見えない) (耳に届くは下方からの声。向上した反射神経は即座に答えを出した) (高速錬成。最早武器に頼る余裕は無い。両腕の肘から先を結晶化、その上を重金属でコーティング。粗雑な、殴り付けるという単機能に特化した手甲で以て、敢えて衝撃波に身を晒し) が……ァァアッ!!! (交差させた腕で、衝撃波を耐える。恐るべき硬度の筈の手甲が軋みをあげ…) (そうして、最後の一手。逆袈裟が、その軋みで生まれた刹那の弱点を捉えた) (硬い音を立てて断ち割れる手甲。会計と目が合い、思わずフッと笑みを零して)
やはり、お前が勝つ運命を変える事は出来なかったか…… (意訳:まいりました) -- グリゼア
- (振りぬき、カッコよく残心した後、木刀なのでそんな必要ないにも関わらずカッコよく血振りモーションをしてから、やっぱり木刀だからそんな必要ないのに納刀モーションする)
紙一重の差だった だが、今日の所は……闇に飲まれた定めを変えるには至らなかった また会おうグリゼア……我が友にして敵よ (踵を返して去っていった。非常に満足気に) -- 会計
- ――――― --
- ―――――
- (というわけで逃げるように移動しつつ)
ここなら邪魔ははいらねぇ……! -- 書記
- なんなんだあの女(雑務)、ぶっちぎりで頭イカれてやがる……。ブチ切れた水瀬(乙女)でもあそこまでキレねーぞ。
っつーか、テメー好きモンじゃねーか。殴られるよりゃ殴るほうが好きって面だが。(ボキボキ指を鳴らす) -- ヴィル
- いやぁ、普段はちょっと暴力的だけどいい子なんだけどねぇ……怒ると手がつけられなくて……
(その挑発的な物言いに対して嬉しそうに口元を吊り上げ)……そりゃあなぁ? 色々理由あって今はこんなところいるけど、俺ぁ元々は殴り殴られ殺し殺されってほうが性にあっててねぇ? (その辺に落ちてる木刀を手に取りつつ) さぁて、御託はいらねぇ。やろうぜ、御同類(野性的な笑みを向ける) -- 書記
- (喜色満面でのけぞり)ハハハハハ!!! 殴り殴られもいいけどな、俺ぁテメーみてーな自信満々のヤローを、力づくで屈服させて心折ってやるのが、一番クんだよ!! ゲラゲラゲラゲラゲラ!!
(狂った笑声が止むと、牙を剥いた猛獣が姿勢を低くして猛スピードで迫ってくる) (踏み出した一歩目から既に最速、『予定調和』と呼ばれる異能によって付加された人造の光速で迫ってくる。狙うは喉、掴んで引きちぎる算段) -- ヴィル
- (ノータイムで迫ってくる異形の一撃。間合いの理など鼻で笑うヴィルの拳は避ける術も無ければ受ける術もない)
(木刀を振り上げている間に既にそれは喉に達してしまう。何もかもが遅すぎる) 噂通り、ぶっとんだ力っすねぇ……それでも (たった一つの手を除いては) 俺には干渉できねぇ (ヴィルの手が書記の首を確かに捉え……すり抜ける。さながら霧でも掴んだように、ホログラムに手をだしたように) (そのまま一歩前に踏み出せば、『書記の身体全体が持った木刀ごとヴィルの身体を通過し』) そぅらぁ! よっ!(異形の歩みでもって背後に回った書記が木刀を振るう! 横薙ぎ) -- 書記
- (パッカーを相手にしたときのように攻撃がすり抜ける感覚に舌打ちをし、反射的に首を下げる)
(殆ど野生と歴戦の勘だけで行った回避行動だったが、結果、木刀が頭の上を掠めるような形で通過していき、衝撃に押されて一歩だけ進む) (が、壁に投げつけたボールが反射してくるような速度で、その一歩を切り返し、再び最速の初速で加速する) ンなら、殴れるまでトコトンやってやンよッ!!(再び直線で相手目掛けて直進し、猛獣の如く拳を振り回す) -- ヴィル
- やってみろ(拳を振り切る前に)
(既に笑顔がそこにあった。凄絶な凶笑。ヴィルが浮かべるそれと似た、闘争を好むものが浮かべる笑み) (恫喝の笑み) (拳にあわせて木刀が振られる。カウンターで顔に叩きこむ算段で) 重力ですら俺には干渉できねぇ。早く動くのがお前だけの特技とはおもわねぇこったなぁ! -- 書記
- (気圧された訳ではない、ただ、直線に直線を返してこられる経験が圧倒的に不足していたが故に、速度の調整が効かない)
ハハハハハ!!! (嗤いながら拳を振ると、それは木刀の一撃とすれ違い、相手に届かないまま意味をなくす) ――ッ!(拳が完全に外れてから一歩、立ち止まるような動作を挟んで後ろに飛ぶと、それでも木刀が追いついてきて、喉をへし折る勢いで木の刃が振られる) (その勢いで血反吐を巻きながら後方に飛ばされると、壁際まで横回転で転がされ、大きく咳き込んだ) ハァ……ゲッホ……ヒャ、ハハハハ、ハハハハハハハ!! ゲラゲラゲラゲラゲラゲラ!! (大声で嗤い、口角から血泡を吹きながら血走った目で書記を見た) 殺してやる……ッ!! -- ヴィル
- (向けられた殺意に恍惚とした笑みで返す。クスクスと肩を揺らして笑いながら、手についたヴィルの返り血を舐める)
いーい具合だぜぇ、先輩……アンタのお陰でよぉく分かる。よぉく再確認できる 俺の居る場所。俺が居るべき場所。俺が欲するものが……よぉーく頭に染み込んでくる (木刀を振るう。軽く振るった木刀が空気を巻き込み、羽音のような微かな金切り声を上げだす) (あるいはヴィルの知覚ならば理解できるかもしれない。それは木刀が超高速で位相座標と現在座標を往復している証左) (いうなれば、異能を利用したチェーンソー。ただし、普通のチェーンソーではない) (比喩でなく……切れない物が存在しないチェーンソー) (書記の姿がブレる。体の指向性が定められた直後、重力からの干渉を一時的に無効化することで可能とする高速移動) さぁ! ヴィル・ライプニッツ! お前の戦場を俺に見せてくれッ! (一足で間合いに踏み込んだ書記の木刀が、唸りをあげてヴィルに迫る) -- 書記
- (片手で口角の血を拭い、顔にべちゃりと塗りたくる。真っ赤になった顔面を覆う掌の中で瞳の紅だけが爛々と光る)
(相手の異能で生じさせた絶対領域刃を凝視し、その本質は理解出来なかったが触れては不味いものであると認識する) (その上で思考し、間合いを計測し、どう足掻いても自身の拳を到達させることが出来ないことを理解し) (その理解を拒んだ) (出た、歴然とした結論に笑いながら狂気と共に蹴りを入れ、静かに牙を剥く) (到達が出来ない物に自身を到達させるには、狂気の方程式に身を染めるしかない) (イコールでもニアイコールでも結ばれない、破綻した方程式の異能を求め、欲し、渇望する)
(昔から短気で、結論を急ぐタイプであった。過程の努力など結果がでなければ無意味であると思っていた) (人はどんなに努力しようが無力であると誰よりも知っていたがために、己をその枠に囚われない絶対的暴力であると彼はr定義していた) (故に、歯車が噛み合うように、その<<異能>>は静かに開花をした) (踏み込み。駆け出すその瞬間に) (既に攻撃は始まっている。開始が終点。事の起こりが既に結末) (相手が空間という軸の概念を自由に動かす異能であることが、自身が時間という軸を闊歩するヒントにすらなった) (後に『最善世界』と彼が呼ぶ、『開始時に既に当たっている打撃』が、木刀の間合いにいる敵に向けて、相打ち覚悟で放たれた) -- ヴィル
- (驚愕すら、そこにはなかった)
(否。驚愕する暇すら……なかった) (気付く前にそれは頬を抉り、重力を無視する男の身体を弾き飛ばし) (間合いも、速度も、いいや『過程の全てをまるで無視して』) (殴るという『結果』だけが飛来する) (自分が振りぬけたのかどうかすらわからない) (今わかることはたった一つ) ごふっ……が、はっぁ……! (既に自分が壁に叩きつけられて膝を突いていて) (自分の体内からこみ上げる鉄錆の臭いにむせこみながら、朱を吐いているということだけ) ……ヴィル先、輩……て、、めぇ……! 大した、隠し玉もってる……じゃねぇ、か……! (壁に叩きつけられた衝撃で肋骨が何本かイってるにも関わらず、笑みが曇る事は無い) (彼にとっては戦場こそが揺り篭であり、墓場であるが故に) -- 書記
- は、ハハハハハ、ヒャハハハハハハハ!!
(震える拳を血が滲む程握りしめ)だよな……そうだよな、出来ねえこた、ねえんだ、何一つ。 拳と、足と、テメエの生命さえありゃ、なんだってぶん殴って道にできるのが俺らだもんな!!ハハハハハハハハハ!! ヒヒヒヒヒ、生きてるって面しやがって。テメーみてえのがいるから、人生ってのは辞められねーんだ。 ……今喰い尽くしてやりてぇが、もう少しじっくり味わいてえからな。貸しにしとくぜ、この勝負。じゃあな、書記、最高に生きてるって感じすんだろうが!!ヒャハハハハハハ!(高笑いと共に勝負は次へと持ち越された) -- ヴィル
- へっ! アンタに生かされたのかもと思えば、今は皮肉にしかきこえねえや……でも、同意するぜ
(指を動かすだけでも激痛の走る身体を酷使し、木刀を杖代わりにして立ち上がり……薄く笑う) てめぇみてぇな張り合い甲斐の在る奴がいるから……生きるってのはやめられねぇ! ……ひひひ、ひははははは! はーっはっはっは! (さっていくヴィルを哄笑と共に見送り、びしっと中指を立てる) 次の機会を楽しみにしてるぜぇ、先輩よぉ -- 書記
- てか、意外。ゴンさん戦ったりとかするキャラだったんすね。
(円形のバトルリングに体操着で上がる。手にはブルーのオープンフィンガーグローブ。にぎにぎしながら気まずそうにして) あの、本当にいいんすか?俺、人並み位には体力あるっすよ。(女の子にしか見えない先輩を気まずそうに見やって) -- ユメジ
- あら、ボクこう見えても結構やるもんですよ。(むん、と力瘤を作るようなフリをして。筋肉があるようには見えない)
なんですー、もしかしてボクとは戦えないっていうんですかー? -- 権兵衛
- いや、えと、そういうわけじゃ。(女の子みたいに可愛い男の先輩にどう接していいか戸惑う一年ハート)
(とりあえず、出来るだけ優しくして終わらそうと決めて、パンッと軽く頬を叩く) っしゃ!決めた!じゃ、胸借りるんで、よろしくおねがいしまっす!(とりあえず相手を尻餅つかせたら一本ってルール。格闘技なんてやったことないけど、入門書なら何度も読んでる) はあぁ〜〜!シュッ!せいや!(カッコイイポーズと共に気合を入れて、可愛い先輩に向かってススッと近づいていく) りゃあ!(手を伸ばして権兵衛の胸元を掴み、転ばせようと脚払いを送り込んだ) -- ユメジ
- よろしいです。ではボクも……(と、構えを取る。ス、と正中線のずれもなく、整った型) 本気で来て下さいねぇ?
(と、少し戸惑いながらも、いいところを見せようとするユメジを見る。ほほえましく感じたが、真剣にやらないと練習にもならない。ここは心を鬼にして……) (入門書をかじった、隙のある足払いがユメジから放たれる) ……はいっ。(権兵衛はあえてさらに距離をつめ、足払いを無効化すると、その逆のほう、重心がのった足を払いのけた) -- 権兵衛
- (ん?権兵衛の襟元を掴み、引き寄せようとした瞬間、手に伝わってくるのはずっしりとした感覚)
(重…ッ) (そんな一文が脳裏を過ぎった瞬間、肘から下の重力が消えた) あっれっ (ころんっとリングの床に転がった) えっ あれ?えっと…あの、もっかい、いいすか? (何をされたのかよく飲み込めないまま起き上がり、またさっきのように構える。やっぱりふらふら組みにいったから足が滑ったのかな…と反省しながら) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・しゅっ!(長い間をおいて、今度は権兵衛の足元へローキックを送った) -- ユメジ
- (今度は慎重になったユメジに自分の思惑が上手く行った事を感じ満足する。今度はしっかりこっちを観察しながら、出方を待つようなローキック)
(隙も少なく、選択肢としては悪くない。権兵衛は膝を立て、そのローキックをカットする。ゴッ、と鍛えたムエタイ選手のような固い感触がユメジに) ほらほら、今度はすぐにコンビネーションを組み立てましょう。視線の移動を大きくするため、右足で蹴ったなら左ジャブなどで攻撃を散らすんです (今度はこっちがローキックを放った。右足、すぐに左ジャブがユメジに飛んでくる) -- 権兵衛
- いっツッ(蹴った足にジンとした痛みが広がる。岩でも蹴ったみたいな感覚。なンだこれッ!?)
コ コンビネーションッ ってっ いわれたってッ (ぶらぶらさせてた蹴り足を権兵衛が打った。見事にうろたえているところに、左ジャブが綺麗に顎にヒットする) がッ っ (かくんっと膝から崩れ落ち、ぺたんっと床に腰が付く) えっ… あっ… (呆然とした顔で権兵衛を見上げる) -- ユメジ
- (こちらを見るユメジに視線を合わせるようにしてしゃがみこんで)……どうですか、ボクも結構やるもんでしょう?(とにっこり笑った)
(この余裕を感じさせる権兵衛の所作が年頃の男にどう映るのか。反骨精神を生むのか、はたまた、真剣にやらなかったと、自分の甘さを叱咤するのか、それともやる気そのものが消えるのか) さ、もう一本いきましょうか。ユメジくん、立てますね?(立てます? ではなくまだまだいけるでしょう? と奮い立たせる意味をこめて) -- 権兵衛
- (可愛らしい笑顔を見上げながら、真っ白になりつつある思考がうねる)
(俺が弱いのか?ゴンさんが強いのか? たぶんどっちともなんだろう。どんだけ差があるのか、考えたくも無い) (俺って…こんな弱かったんだ…。容赦の無い現実がズシンと覆いかぶさってきた。見開いた目のまま、頭を垂れる) ……ます…。(だったら…) やりますッ!(だったらなおさら、強くならないといけないだろうが! 立ち上がり、三度構えなおす) (作戦なんかなんもない。ただ全力。全力で向かっていく。今はそれだけだ) うぉぉおお お お おーー!!(全力で踏み込みながら、振り絞った右拳を真っ直ぐに解き放った) -- ユメジ
- (ユメジくんは強くなりますねぇ。間違いなく――権兵衛は満足そうに笑った。敗北を知ってなお、立ち上がれる、それは間違いなく上質な戦士の資質)
(一度開始線まで戻り、礼。ユメジと同様に構えなおした) では、もう一度! 来なさい!! (気迫をこめて権兵衛は彼を叱咤する。ユメジは闘志をそのままにこちらへ向かって突進してくる。がむしゃらながら、体重の乗ったいい突き) (ドッ、と権兵衛の胸元へ入る。少し重心を崩された。素人ながら十分な素質をうかがわせる) ……やりますねぇ。(と、お返しとばかりに、その腕をつかんで背負い込む。すばやく一本背負いの体勢へと) セヤァ!!! -- 権兵衛
- (交差した刹那、先輩から褒められたような気がした)
あ あ ぁ ぁ!! (殴りぬけた勢いのまま権兵衛の背の上で回転し、そのままリングへと叩きつけられた。ドズン!と盛大な音が鳴り響く) ありがとう…ございましたッ!(痺れた体。すぐには起き上がることも出来ない。それでも、こちらを見下ろしている先輩に向かって礼を言った) (天井に向けて伸ばした手をギュッと握る。ここからだ。俺は) (強くなる決意を新たにした、新年明けて間もない日の事であった) -- ユメジ
- ――――― --
- --
- へぇ、こんなとこできたんだ(きょろきょろ) -- 書記
- 七教はどこにでも出てくるっすね!
なんか新しく出来た部活みたいっすよ。 -- シュノ?
- 俺ら一応公安の犬なんでー
それはそうとおっすシュノ。この前の倉庫街の大取り物、DC隊が大活躍だったみてーじゃねーか。おもに副隊長だけどよ お前ここの部員なの? -- 書記
- そりゃあご苦労様っすね。
その話、何回聞いたと思います?署に行く度と、帰る前に毎回聞かされてるんすよ。 まぁ、DC隊もエリートの1〜3小隊はともかく、他の隊もコンスタントに異能犯罪や暴れDCをとっ捕まえてたみたいっすから。立地上隅に追いやられてる13小隊としては、初めての金星ってトコっすかね?(面白そうな部活が出来たって聞いたから、名簿に名前書き込んどいたっす) -- シュノ?
- はっはっはっは! そっか、お前からしてみりゃもう耳にタコだったよな、わりぃわりぃ
なぁるほど。じゃ、丁度いいや ちょっと来月異能抜きで身体動かす用事ができたんで軽く慣らしときたいんだけどよ もし暇だったらつきあってくんねーか? -- 書記
- 来月っすか(アリーナに張り出されていた張り紙で事情は察していた。)
いいっすよ。ちょっと待ってて欲しいっす(ついたての陰に隠れる。ごそごそと衣擦れの音。制服でやったら思い切り出来ないだろうという配慮) お待たせしたっすね。(とりあえず競泳水着に着替えて戻ってくる) 武器は『剣』っすか? -- シュノ?
- (それはそれでどうなのって格好に若干顔を赤らめつつ)
……ああ、剣でたのむわ。木刀か竹刀でもいいぞ 真剣は当日もつかわねーからな -- 書記
- 相手は剣士っすか(傘立てに立ててある竹刀を一本、無造作に抜く)
(竹刀は構えない。多分対戦相手はこんな感じで戦うのだろうか?合図も何もなく、構えていない状態から力任せに竹刀で殴りつける) -- シュノ?
- さぁ、どうかな、そこまでは知らないけど(力任せに投げつけられた竹刀の柄をパシッと空中でふんだくるように握り締め、軽く2,3度振る)
まぁ、異能を使ってこない相手ってことは確かかな ところでさ(そう呟いた次の瞬間) もうやっちゃっていいわけ?(書記の姿がブレ、次の刹那には目前で微笑みながら、シュノに向かって横薙ぎに竹刀を振るっていた) -- 書記
- あくまで想像っすけどね。あんまり行儀の良いトコじゃないんじゃないかなって。
(横ナギに振るった竹刀が側頭部に命中した。ように見えたが手ごたえは感じない。毛髪一本分とも思える絶妙のタイミングで竹刀の振るわれた方向に180度の側転。竹刀をやり過ごし、逆立ちの姿勢で書記のあご先に向かって爪先で蹴る。側転からつながる無駄の無い動き) -- シュノ?
- へぇ、カンがいいじゃん(言いながらスウェーバックでやり過ごす。顎先ぎりぎりのところを爪先が通過し、前髪が何本かもっていかれる)
ま、だいたい想像通りとだけはいておこうかな (そのまま振り切った竹刀の切っ先を返し、上段からの唐竹割りを叩きこむ) (まだ側転している最中で姿勢は安定していないはずと踏んだからだ) -- 書記
- おおお、女の子として受けてはいけない攻撃っす!(そこは大切な場所だ!)
(振り下ろされた竹刀を蹴りぬいた左足とは反対の右足の外側で受け流し、ぐるりと遠心力を乗せた左足で再び書記の胸元を狙う) -- シュノ?
- チッ! もうちょっとで御開帳だったのによぉ(衣服スラッシュがもとから狙いだった様子。それで勝負ありとするつもりだったようだ)
ぐっ!(今度は流石に体捌きだけでは間に合わない。あいた左腕で蹴りをガードしつつ、蹴りの衝撃を利用してバックステップする) (痺れが残る左腕を軽くふりながら構え直し、出方をみる) やるじゃねーかシュノ。思ったよりハードなトレーニングが出来そうで嬉しいぜ -- 書記
- そんなんされたらお嫁いけないっすから!水着の下はなにも着てないんすよ!?責任とれるんすか!?
(出方を待つまでもなかった。前に倒れこむように身体を丸めて着地(この一瞬は完全に背中を向いていた)。その勢いを殺さぬよう、ひねりを加えて書記のほうに向き直りながら、追随する。犬が駆けるように、書記の腹に向かってタックル) -- シュノ?
- そんときゃ前向きに検討してやるよ!
(しかし、まっすぐに突っ込んでくる相手なら迎撃は容易だ) (ちょうど突っ込んでくるシュノの重心が前にでたタイミングを見計らい……突きを見舞う!) (体格、そして得物の差によって生まれる圧倒的なリーチ差を生かした先制攻撃だ) -- 書記
- (端々にこういった場を何度も潜り抜けてきたような動きが見える。圧倒的な前に向かう運動エネルギーをもった疾走は、とっさに左右に交わすのは難しい。)
(書記の視界からシュノの姿が消える。とっさに身を沈めたのだ。ぎりぎりにかわした切っ先が三つ編みを掠め、とめていたゴムを切断する。) (懐に飛び込んだ猛獣がすれ違いざまに足の動脈を噛み切る。鋭い動きに、もし観客がいたとしたらそんな凄惨なシーンを幻視しただろう。) な…!そ、それは…告白っすか!?ま、まだそういうのはちょっと早、早いと思うっすよ!!(赤面する。ちょうど身を沈めたタイミングで一瞬気が動転し、腕がもつれて勢いのまま動転する) ぐえー(早すぎたがゆえにそのエネルギーを殺しきれず、ごろごろと回転しながら壁に激突。さかさまになって背中を壁に強打する) -- シュノ?
- ヒュゥ♪(見事な動き。完璧なタイミングでの入身につい口笛を漏らす)
ひひひ、さっすが風紀警察! 伊達じゃねぇな! 面白ぇ! (即座に切っ先を返し、柄元での殴打を見舞った次の刹那) なっ!?(思いもよらないタイミングの前転により殴打は外れ、重心が完全に前に出た状態で隙をさらしてしまう) (しまった、とそう思い身構えた次の瞬間)
へ? (シュノはバイクから転げ落ちたスタントマンのようにすっ飛び、背後の壁に激突していた) (とりえず竹刀をつきつけて王手をかけつつ)……あー、その、なんだ 軽口を本気にすんなよ……まぁでもお前かわいーからちったぁ本気にしてもいいぞ? -- 書記
- こ…
こまるっすよ!!!そいうのは、まだ考えてないっていうか…! こまるっすっ!!!(突きつけられた切っ先をなでるかのような螺旋の動きで跳ね起き、四つんばいで部室から駆け出す。水着のまま) -- シュノ?
- お?! おいシュノ! まて! お前! 服!!
ったくしょーがねぇなクソっ!(ついたての裏におきっぱなしの制服をもっておいかける) (その後、シュノの制服をもったままシュノをおいかけたせいで風紀警察に聴取を受ける羽目になったが、それはまた別の話である) -- 書記
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