アヴァドーン家出身 シェーラ 325892 †
 |
これぞまおうの威厳 |
御伽噺:勇者に負けた魔王 †
- 出自
- 嘗ては遥か北の地方にて城を構え絶対の力とカリスマで一軍を率いる魔王として名を轟かせていた。
- 魔王然とした威厳を滲ませる竜にも似た巨躯と人など容易く砕き飲み込む顎、空を覆わんばかりの翼を人々は恐れた。
- しかしそれも勇者と名乗る者によって泡沫と帰し、挙げ句の果てに空っぽの器に閉じ込められてしまう。
- 全てを失った魔王は、なんとなく南へと向かった。
- 容姿
- 銀の長髪に燃えるような金の瞳を持つ細身の色白美人。長髪は邪魔にならないよう櫛で留めている。
- 衣服は薄手でヒラヒラふわふわしてないドレス、長袖のボレロだとかケープだとかにネックレスやベルトと言った幾つかの小物。
- そのどれもが上品に仕立てられている。あたかもダンスパーティーの姫君であるかように。
- 剣はオーソドックスに腰のベルトから下げたソードホルダーに差している。
- 性格
- 誇り高く、己の爪牙に絶対の自信を持っている。
- 強弱の隔てなく全てを喰らい己が血肉と為し、力とする事こそが魔族の『愛』というのが基礎理念。
- 凡そ容姿と実力にはそぐわないそれらは人により奇妙で高慢なものに映るかも知れない。
- しかし己が敗者であるという事実、閉じ込められた器の弱さは認めており易々と威を振るう事はしなくなった。
- 嘘を嫌い、一度交わされた約束は守る。
- 情緒の不安定な体にげんなり気味。
謁見の座(※宿です) †
まおうろぐ 【1】
事項:魔王について †

所持品 †
- E:勇者の剣
- 勇者との決戦の後、勇者本人により渡されたシンプルだが重厚な装飾の施された直刃の長剣。
- 稀代の名工をして「千年に一度生まれ得るかすら疑わしい名剣」と言わしめた正真正銘の業物。
- 刃は王都の神官長直々に施された祝福を帯びており、刀身から反射した光にさえ不浄なるものの悉くを打ち払う力が宿る。
- しかし、特殊な呪法か強力な封印かどうやっても鞘から抜けず、仕方なくそのまま利用している。
- 鞘から抜く事の出来ない剣など只の鈍器である。最早見返す度に屈辱を思い起こさせる敗北の証であり、牙の抜かれた獣の象徴に過ぎない。
行使魔術 †
注:此処での魔術とは、人界に於けるそれとは体系を異にする魔の者が使う異能、という意味で表記されている。
- 『原初の胞衣』
- 魔王が自らの為に構築した魔力障壁。常時展開し物理的、魔力的な干渉の一切を遮る。
- しかしそれも本来の力であればの話。現在では消耗を抑える為戦闘中しか展開せず、
- その効果も体の周囲の空間に不可視の水を張ったような程度の衝撃緩和でしかない。
- 『慣性殺し』
- 矢や銃弾などのそれ自体に推進力を持たない動体の運動エネルギーを殺す魔術。
- 多くの魔術行使者が最初に覚える最も単純且つ簡易な構成を持つ術で、それ故使われる事も多い。
- 『哭蠅縛鎖』
- 幾何学的な方陣から発生する無数の黒く小さな『羽虫』が鎖のように連なり敵の動きを縛る、一種の召喚術。
- 標的となった相手の数と捕縛力が反比例するが、それでも有用な部類に入り結構実戦的。
- 『欠け月の矢』
- 上空に現れた複数の方陣から冷気の属性を持つ魔力弾を雨と降らせる攻撃魔術。
- 着弾箇所を凍結させるが、物理的な威力には若干欠ける。
- 主に哭蠅縛鎖で捕らえ切れない巨大な物体をその場につなぎ止める為に使う。
- 『黒い牙』
- 方陣から発生した黒い魔力の奔流が龍を象り相手に襲いかかる攻撃魔術。
- 実際の所地力がハンパではない本来の魔王であれば使う必要のない中途半端な術なのだが、今となっては火力面に於いて頼りにせざるを得なくなっている。
- とは言っても現在の所軽々しく使うには余りにも消耗が大きく、おいそれとは出せない。
- 魔力の龍を纏って突撃などという応用技も出来る。
供物 †
Beauty and Grim jaw
小さき者達
肖像画
- こやすが匿名で描いてくれた。フ、これも我がカリスマの為せる業よ。
みだれあばれ系
- 夢魔とか言う奴が描いてくれた。威厳は足りぬが……まぁ、悪くはないな。
ディスガイア系データ
- 酒場で立って貰った物。フフ、ダークヒーローと言う奴だ。
Card
- これは立たずに貰った物。うむ、我の特徴がよく出せておるな。
Dancing Queen
夜の草原で
- 何やらぬきぽんなる手法で描かれたらしき絵。雰囲気がよい。
Blast!
- 酒場で立ち描かれた物。魔術師的な印象が先行しておるのだろうか。
黒牙執行
- ヴィーラの奴が描いてくれた。これを目にした者はみな恐れ慄いておったわ。
ミニ我
- ドット絵なる手法で描かれた我。何か色々使い道のありそうな物よな。
夜の浜辺で
- これもぬきぽんなる手法で描かれた物。……何か卑猥ではないか?
ultra-solipsism
魔王隣人録 †
その勇者は何よりも強く、優しく、歪んでいた †