TOP 携帯用 FAQ 質問箱
街の大通りの片隅に、いつの間にか小さな本屋が出来ていました その店の前にはどこか癖のある文字が彫られた看板が一つ 『書店オムニス』 店内には様々な文字、様々な大きさの本達が所狭しと並べられ、どこからか流れるレコードが静かに響き 小さな店構えにまるで無限の迷宮のような広がりを感じるでしょう 色とりどりの本には、ぴかぴかの新書もあれば、誰も読まないようなぼろぼろに腐り果てた本もあります そして何よりも不思議なのは ドアーの近くのテーブルに腰を下ろし、いつもニヤニヤと面白そうに笑っている スーツを着た灰色の猫だったのです
灰色の毛並みを持つ、身長150cm程の小柄な猫の獣人、いつもお洒落なスーツを着込んでいる 美しい響きの低めな声と丁寧な物腰、中性的だが性別は女性のようだ スーツは日によって違うが、左胸の薔薇のような花はいつも身に付けている 二十年ほど昔にこの街に現れた灰色猫とそっくりだがまったく加齢していない そして、その事を覚えている人は、不思議と誰も居ないだろう
COLOR(#808080){} &br; SIZE(){} &ruby(){}; シーラ>名簿/294925
黄金の教本 黄金の詩集 黄金の自伝 <編集
最新の1件を表示しています。 コメントページを参照
◇ ◇ ◇ ◇