名簿/507828

  •   -- 2014-02-25 (火) 21:39:28
  • Go though Enhanced Spot_COSMO SPHERE_Lv8-9_START -- 2014-02-23 (日) 01:55:18
    • (恋人たちの特別な夜。本来ならば侵入出来ない筈のLv8への扉は開かれた)
      (エンハンスドスポットを経由し、他のI.P.Dと結合していた筈の最深部を一時的に作り出す)
      (ミアレスカが最も隠していたかった想い。過去。それらが凝縮された世界が構築されて行く)

      (何度も通ってきた闇のトンネルの途中で、幾度もノイズが走る。数多のI.P.Dの思いが浮かんでは消えていく)
      (走馬灯のように駆け巡る、見知らぬ誰かの記憶の欠片。瞬いては消えるそれらはまるで流れ星にも似て)
      (記憶の星の海を抜けた先にあったのは―)

      (これまでにない、不可思議な場所)
      (そこは巨大な研究施設であった。複雑な機械が並び、モニターに無数の情報が映し出されては消えていく)
      (周囲に並ぶのは無数のガラスの構造物。物言わぬ少女たちが、一紙纏わぬ姿でそこに眠っていて―) -- 2014-02-23 (日) 02:03:18
      • (それはまた、別の時間…世界だった。彼女の内面世界……いや、彼女とわかる世界とは別で)
        (泡のような儚い流れ星が光り、そして消えゆく闇を超えた先は…)

        (無機質な世界だった。ただ、感じるのは冷たさ)
        (身も心も冷え込むような、冷酷な冷たさ。人が人ではなくその幾多を構成する部分としてある世界)
        (言葉を出すことも躊躇う、知らぬ世界。ミアレスカはどこに……?) -- ジュード 2014-02-23 (日) 02:09:32
      • (こつん、こつんと無機質な部屋の中に靴音が響く。薄暗い研究室に姿を現したのは、いつか見た和服の少女)
        …来たんだね、ジュード。これから貴方が見るのは、ミアレスカが忘れている…ううん、忘れさせられた記憶
        これが、彼女の一番深いところにある真実。貴方は、それを受け止めて―彼女を、支えてあげてね
        (少女は伏し目がちに語る。不安げな瞳がジュードに投げかけられて)
        ミアレスカは…あっちに居るよ(そう言って指さしたのはガラスの向こう。完全に此方側と隔離された別室に、彼女の姿はあった)
        (診療台のような場所に一糸まとわぬ姿で横たわり―その瞳は、ただ虚ろなまま天井を見つめている)
        -- 2014-02-23 (日) 02:28:24
      • 君は…!そうか、ここは君の言っていたミアレスカの…
        (あの、牢獄のような世界と繋がりのある記憶。あれを生み出した…いや、この少女が生まれた理由だろうか)
        (もちろんだ、と応える前にミアレスカがいると言われれば駆け寄ろうとするも)
        (それはガラス、隔絶された壁により阻まれてしまった)
        ミアレスカ!
        (様子のおかしい。いや得体の知れない何かを感じてガラス壁に手を突いた。今、手を伸ばしたい気持ちが動かす)
        (しかし手も足も…通ることはできず、ただもどかしさと焦りが生まれる)
        (ここは現実世界ではなくコスモスフィアであることも忘れて──) -- ジュード 2014-02-23 (日) 02:37:48
      • (やがて隔離されたガラスの向こうの室内に、白衣の男たちが入ってくる)
        (その手には様々な書類や怪しげな道具、計器などをそれぞれ手にしている)
        「―始めるか」
        「あぁ。これより第38回I.P.Dレーヴァテイルへの臨床実験を開始する」
        (重蔵の耳に、ガラス越しに不穏な声が届く)
        (男たちは、おもむろに手にした計器をミアレスカの頭部へと当て―)
        「セット完了」
        「第一フェイズ。外的要因が与える、インフェル・ピラへのサーバー管理への影響検査、開始」

        ―っ、あ、あああああああああああっっっ!!!

        (男の一人が計器のスイッチを入れた瞬間、先ほどまで何の反応も示さなかったミアレスカが絶叫する)
        (診療台の上で、その顔を苦痛に歪ませ、もがく)

        「状況は」
        「現段階での影響、軽微。静的波形の管理に僅かにノイズが走る程度です」
        「出力をあげろ」
        「はい」
        (常人ならば目を背けたくなるような光景にも、男たちは何の反応も示さない)
        (ただ事務的に、モニターと手元のデータシートを見比べるのみ)

        っ、が、あ、ああああああっ!!!や、だ―やだやだやだ!!!あ、ぎっ、ぃ…っっっ!!!!!
        (計器の出力が一段階あげられ、ミアレスカへ与えられる苦痛は声をあげることすら許されないものへと変化する)
        (涙を、零し、逃げ出そうとするもその手足はしっかりと診療台に固定されていて)
        (逃げ場のない地獄で、ただ苦痛にあえぎその身体を捩ることしか出来なくて―)
        -- 2014-02-23 (日) 02:57:21
      • (目の前で行われている行為は想像もし得ないことだった)
        (普段のミアレスカからは想像できない、何か遠くの国で作られた趣味の悪い映像を見せられているような)
        (そう、この少女が作られる逃避現象が生まれるのは無理もないこと)
        (そんな冷静な、分析できるようなことが沸いてくるが)
        (浮かぶ冷たい思考よりも煮え立つ鉄の如き激情が勝る)
        (勝らない、わけがない)

        ミアレスカ!

        (壁を力ずくで破壊するべく力の限りで拳を打ちつける)
        (びくともしない。ならばと魔力集束剣を展開し斬りつけるも傷一つない)

        ミアレスカ!!

        (持てる力で、何度も壁を叩く。俺はいる、ここにいる)
        (助けたい。助けられる。なぜ助けられないのか)

        ミアッ!!!

        (かけがえのない人が…想う人がこんなにも苦しんでいるのに)
        (痛み、悲しみ、傷つき、涙を流しているというのに)

        ミア……ッ

        (無力感。ここでは、どうしようもないのだと。鉄を冷やす水がぶちまけられる)
        (それでも叩いた。俺はいる。ここにいると──)
        (俺はここにいると、示し続けた)

        これが…これがミアレスカの、過去なのか…… -- ジュード 2014-02-23 (日) 03:13:59
      • …そう。これがあの子が忘れている過去。…いえ、正確には忘れさせられたのよ。あの男達にね
        (少女は忌々しげにガラスの向こうの男達に視線をやり、その小さな拳を握りしめる)
        …彼女は。ミアレスカはね。12の時にレーヴァテイル質に目覚めたの。…I.P.Dとしての目覚めだし、半ば暴走みたいなものだったけどね
        力を抑えきれなくて、故郷は壊滅。情報を聞きつけた奴らに拘束されて…そのまま、この研究所でモルモットとして過ごしてきたの
        身体をあちこち弄繰り回されて…今みたいに、どこまで苦痛を与えられるかの実験に使われたり、ね
        (苦々しい顔で語る少女は、無言で上着を捲り上げる。其処に在ったのは無数の痣)
        …ねぇ、ジュード。貴方は…今ああして苦しみにもがくミアレスカに、何をしてあげられるの?
        あの子が抱えた傷を…貴方は癒してあげられるの?ジュード・イスマイール…貴方はミアレスカの過去と、傷と…向き合うことが出来る?
        この階層をパラダイムシフトさせれば、あの子は全てを思い出す。知らない男達に身体を弄り回されたことも
        自分の身体に傷の無かった場所なんて無いってことも。自分が、自分の親も、隣人も、まとめて消飛ばしてしまったことも
        …それでも、あなたは先へと進むの?(じ、とジュードの瞳を見つめて問う)
        (ミアレスカ自身が前へと進むために、ジュードと並び立つために願ったこと)
        (けれども、それはあまりにも残酷な過去を彼女に思い出させてしまうこととなる)
        (ひょっとすると、一度思い出してしまえば、明るく笑うミアレスカは帰ってこないかもしれない)
        (知らないまま、忘れたまま。虚飾の記憶を抱いたまま生きていた方が幸せなのではないか)
        (こうしてダイブした以上、ミアレスカには最早判断のつくことではない)
        (先に進むか、否か。選択はジュードに委ねられている…)
        -- 2014-02-23 (日) 21:26:41
      • (ガラスの壁を指が未練を引くように、無力感をなぞるように撫で落ちる)
        (振り向いた先。彼女から語れる過去はただ、辛く、悲しい)
        (何ができるか……以前ならば、こんなことをしたヤツらを皆殺しにしてやると言っていただろうか)
        (しかし、今は…そう、今は…違う)
        俺は心の傷を癒す力も、体の傷を消すことも、記憶を消すこともできない。
        今そこで苦しんでいるミアレスカに駆けよることもできないよ。

        それでも
        それでも、俺はミアレスカの全てと向き合いたい。
        向き合わなければ見なければならない…という義務感とか、責任感じゃない。
        全てを知って、全てを知ってもらって、全て受け入れて生きていきたい。
        彼女と、彼女の過去と…彼女の未来のために
        (そして少女に手を差し出す。一緒に生こうと)
        (ミアレスカ自身の忘れ去りたいとした、忘れ去られた過去のミアレスカに)
        (先に進む決意と共に手を、差し伸べた) -- ジュード 2014-02-24 (月) 21:36:15
      • …分かった。その言葉、忘れないでね。……信じてるから
        (差し出された手を握り、少女はジュードの手を引いて歩き出す。先ほどまでびくともしなかったガラスの壁をするりと通り抜け―)
        ……ミアレスカ。迎えに来たよ。貴方を…。置いてきた、過去の記憶を
        (実験は終わり、診療台には虚ろな瞳で涙を流し続けるミアレスカが横たわっている)
        忘れたいのは分かる。見たくないのもわかる。……でもね、彼は貴方を嫌いになったりしないってさ
        ミアレスカと…私と、向き合ってくれるんだよ。あとは…ミアレスカの気持ち次第なんだよ
        (ジュードの手を握っていた指を離し、一人、ミアレスカの傍へと歩みより、少女は語り掛ける)
        (辛い記憶を奥底へと封じ続けて来たが―)
        (それはつまり、自身の生きて来た証を消し去るということでもある)
        (それがどんなに辛い記憶でも、起こってしまった事実は変えられない。事実と向き合い、どう生きるのか―)
        (その決断を下すには、一人では余りにも心細かった)
        (けれど、もう―)
        …ミアレスカ。貴方は―一人じゃないんだよ

        (少女の言葉に、虚空を見つめていたミアレスカの視線がふ、と動く)

        …でも、私。今まで信じてた記憶が、全部嘘だってこと…思い出したくない
        嘘の記憶でも…その記憶があったから、今の…エリュシオンでの私があるの
        それが嘘だってことになったら…ジュードとのつながりも、切れちゃいそうで。こわいの…
        -- 2014-02-24 (月) 21:54:21
      • (彼女と、ミアレスカと…ミアレスカ同士の対話)
        (その先で…その隣で、聞き、そして応えるために横たわる彼女へ歩み寄る)

        過去は、消えない。どうやってもそれは事実として残る。
        良い物でも悪しき物でも…偽りであっても
        (背負わされた宿命と運命が生み出した過去)
        (過去のない者、過去が見えなかった者。過去が偽りだった者……)
        (それらを見てきた瞳が、見てきた自身の口で語る)

        それでも共有することはできる。
        その苦しみを、葛藤も悩みも全て理解できることじゃない。
        共感できることじゃない…それでもそれを知って、支えることもできる。
        君ごと抱えることも…やってみせる

        (その手を握り、語り…応える)

        嘘でも、偽りでもミアレスカに助けられた人たちのことは偽りじゃない。
        真実だ。ここにいる俺も、本物だ。
        真実だよ。ミアレスカがその繋がりが嘘で、切れてしまうかもというのなら……
        俺から君に手を伸ばして、真実にするよ。
        君の今を……未来を、確かにするために。

        俺と一緒に過去を見つめて、今を生きて

        未来に行こう、ミア -- ジュード 2014-02-24 (月) 22:12:43
      • (ぽろりと。頬を滴が伝う。目の前の青年は言う。過去がどうあったとしても、自分は共にあると)
        (自分という存在が、築いてきた繋がりが虚ろなモノに感じられたとしても。手を伸ばし、掴むことで真実にしてくれると)
        (あぁ)
        (どうしてこの人は、こんなにも―)

        ジュー、ド…ジュードぉ……(手を握り返し、啜り上げるようにその名を呼ぶ)
        いいの?私、私…貴方の、隣に居ても…。私、すごく欲張りだから、きっとジュードのことずっと独り占めしたくなる
        私、すごく寂しがりやだから、ジュードにずっと隣に居てほしくて、我儘言っちゃう
        私……すごく、嫌な子だから。可哀想な自分のために、ジュードに傍に居て欲しいだけかもしれない
        (漏れ出した言葉は全てが本心であり)
        (目の前の青年を愛しいと思うのも真実であり、己の悲壮な過去を、彼を繋ぎとめる道具として無意識に利用する自分が居るのも事実だ)

        わた、し…私じゃ、ジュードと…つりあわないよ
        (こんな自分は、穢れた心と身体はきっとジュードには相応しくない)
        (けれど―)

        でも、でもっ…!私、ジュードとずっと一緒に居たいの!!だって、だって―

        (こうして語り掛けてくれるだけで、全てが救われる気がするから)
        (傍に居られるだけで。触れられるだけでこんなにも満たされた気持ちになれる人なんて、他に居ないから)
        (許されるのなら、ずっとずっと、隣に居たくて)

        ぅ、あ、あぁ…っ!ひ、っく、ぅ、ぇ…うわああああああああん!!!
        (あふれ出る感情は次々と混ざり合い、キャンパスにぶちまけた絵具のようにはっきりとした色を見せてはくれない)
        (自分が何を言いたいのか。何をするべきなのか。それすらもわからない)
        (けれど、気づけば彼の胸の中へと飛び込んでいて)
        (その腕に込められた力が、彼が差し出してくれた手への答えとなる―)

        「…ありがとう、ジュード。これで……きっと、私のことも…ミアレスカは思い出してくれる」

        (二人のやりとりを見守っていた少女が、儚げに笑う。その姿が、存在がいつの間にか希薄なものになっていて)
        (その背後からは光の柱が立ち上る。最後のパラダイムシフトが起きたのだ)
        -- 2014-02-24 (月) 22:35:02
      • そうだなぁ
        ミアを独り占めにして、ミアの寂しい時に隣にいるのは俺の望むところだ。
        でもさ、ミアが可哀相だから傍に居るわけじゃないのは……忘れないでくれよ。
        (なぜかは、もう言わなくてもいいだろうと)
        (それでも必要なら何も憚らず、好きだから。心から大切に思っているからと伝えよう)

        (抱きしめ、抱きしめあう中で言葉にならない感情が湧き出しては溶けていく)
        (この力と心と、気持ちの表れが全てを伝えようと溢れて……)

        (そして、だからこそ。今だからこそ…)
        (彼女の隣で、消えゆく少女に伝えられる)

        ありがとう。今までミアレスカを守ってくれてbr;
        これからは俺が守る。
        それが過去でも、今でも、未来でも
        何が来ようと、何にでも立ち向かって
        どんなものからでも守ってみせるよ

        (その存在はいない方が良い物だったのだろう)
        (辛い過去から生まれた、産まされた忘れ去られて封じ込めるだけの存在)
        (でも…それでもそれはミアレスカ自身の一部であり、また彼女の心を守るための存在)
        (だからこそ、全てを知った今伝えたかった)
        (今までの君の存在が……ミアレスカを助けてくれていたこと)
        (これからは自分が守るのだと)

        行こう、ミアレスカ

        未来へ

        (腕に抱く彼女へ伝え……またその先の少女へ伝えた)
        (明日へ、歩いていくために) -- ジュード 2014-02-24 (月) 23:06:47
      • (ジュードの言葉に少女は静かに頷き、光の粒子となってこの世界へと溶けていった)
        (忘れていた記憶そのものであった彼女がコスモスフィアに溶けたということは、彼女はミアレスカの記憶の一部となったということで―)
        …ありがとう、ジュード。私を受け止めてくれて。すごく、怖かった。両親が居ないのも、自分が体験してきたことも、すごく…悲しい
        でも。でもね、今は思うの。私を形作っているのは、きっと偽りの記憶だけじゃない
        忘れてたこと…忘れたかったこと、全部含めて……私だったんだよね
        (ジュードを抱きしめたまま、呟く。己の境遇と、記憶と。それら全てを受け入れて、ようやくミアレスカは「自分」というものの定義を理解した)
        (エリュシオンで過ごしていた自分は、決して偽りの記憶だけで構成されたものではないのだ)
        (こうして今ここで。愛しい人とその存在を確かめあうことが出来ているのは―)

        あの子が、居てくれたから…だよね

        (今はもう見えない、幼い少女に向けて囁く)
        ありがとう、ミアレスカ…。貴方だけに辛い思いを押し付けて…ごめん
        でも、もう大丈夫。私には…ジュードが居てくれる。だから―心配しないで
        (全ての記憶を取り戻した今だからわかる。きっとあの少女は自分自身)
        (辛い記憶を背負い、忘れたいものだと。居ないものだとその存在を否定され続けた少女)
        (彼女が抱えて来た想いも、今ならしっかりと受け止められる)

        ―行こう、ジュード。…私たちの未来へ
        (その表情はどこか晴れやかなモノ。頬に伝う涙の後は消えないけれど、不安の色はどこにもない)
        (手をしっかりと握り、光の柱の中へとその一歩を踏み出した)

        (忘れていたこと、覚えていること、様々なことがあった)
        (そのどれも、決して無くしていい記憶などではない)
        (過去は無かったことには出来ないし、どれが欠けても今この現実は存在し得ない)
        (ならば―)
        (全ての過去をしっかりと受け止め、前を向こう)
        (背負わされた過去は、記憶は決して軽いものではない。一人ではきっとその重圧に押しつぶされてしまうだろう)
        ―でも、大丈夫
        私には、支えてくれる人が居て
        何よりも大切なその人を支えてあげるために、倒れてなんかいられない
        二人で支えあって生きていこう
        どちらかが倒れそうになれば、互いに肩を貸し、励ましあおう
        そうすれば―
        きっと、前に進めるから
        -- 2014-02-24 (月) 23:26:33
      • COSMO SPHERE Lv8-9_END -- 2014-02-24 (月) 23:27:32
  •   -- 2014-02-19 (水) 21:28:16
  • COSMO SPHERE LvEX_#Infel_Phira_I.P.D Server_START -- 2014-02-17 (月) 21:27:31
    • (仲間たちが切り開いた血路を突き進み、ジュードがダイブした先はミアレスカのコスモスフィアであってそうでない場所であった)
      (I.P.Dレーヴァテイルの精神世界を束ねるサーバー。そして諸悪の根源たる白鎧の魔騎士が待ち受ける場所。インフェル・ピラ)
      (衛星軌道上に浮かぶそれは、I.P.Dレーヴァテイル達のサーバーであり、同時に地上への砲撃能力を兼ね備えた衛星兵器でもあった)
      (複雑怪奇に絡み合った回路の中枢。I.P.Dレーヴァテイルの精神を束ねるサーバーの中枢に、奴はいる)
      (世界を憎悪と混沌で満たすため、己が望むままに世界を作り変えるため、ジュードを、ミアレスカを操り作り上げた舞台に奴は居る)

      (いつもより数段長い闇のトンネルを抜けた先。そこは絶対の王に対する謁見の間であった)
      (今やこの世界の命運を、指先ひとつで操ることが出来る場所)
      (壁に備え付けられた灯りが照らし出すは巨大な玉座に座する白鎧の魔騎士。そしてその背後に拘束されたミアレスカの姿―) -- 2014-02-17 (月) 21:36:18
      • (全てを理解した時、それは手遅れでもあり…それでもまた、希望は残されていた)
        (されど、決死の戦いで切り拓いた道故か、決死で進んだその心身は…ボロボロだった)
        (それは…精神世界、コスモスフィア……いや、インフェルピアでも変わらない)
        (学園都市艦から遠く離れた衛星兵器のサーバーの中枢に、長い長い闇のトンネルを抜けてたどり着いたが)

        よぉ、ずいぶん派手にやるつもりらしいじゃないか。
        (俺も混ぜろよ、と言わんばかりに表れたものの…その姿は、武器もない。羽織る黒い外套もボロボロ…)
        (たった身一つで、この場に乗り込んできたのだ)
        思えばお前とこうして対峙するのは初めてだな、全部取り戻した後…お互いがどういうものか、わかった後だと感慨深いぜ -- ジュード 2014-02-17 (月) 21:50:13
      • …役割を終えた只の器風情が、よくもまぁ姿を現せるものだな(玉座に座したまま。満身創痍のジュードを見下ろして言う。その視線は「敵」に向けられるべきものではない)
        此処までたどり着いたとしてお前に何が出来る?最早お前には何も残っていまい。己が何者かを知ったというのなら、己の無力さを十分に理解している筈だが…度し難いな
        (鎧の奥からジュードを見据えるその視線は、人間が飛び交う羽虫を見る視線にも似たものであった)
        (この世界に於いて絶対の力を持つこの騎士にとって、抜け殻に過ぎない男の存在などその程度の価値しかないものなのであろうか―)

        ジュー、ド……な、んで―
        (ぴくりと。拘束されたミアレスカが力無く身体を震わせる。掌握された世界とは言っても己の精神の中枢が位置する場である。大切な人の存在を感じ取ったのであろうか―)
        -- ファルヴィング 2014-02-17 (月) 22:08:41
      • そうだな。俺が井隅十蔵という仮初の体にいた時から…お前が全ての主体だった。
        いまやお前らが食らう食料の人間でしかない…俺の体にも、中にも、特別なものなんて何一つ残っていない。
        ただの無力な人間だ……吹けば飛ぶような、塵かもしれない。
        (そして、ジュードは…空の手を、右手を掲げた。掌を広げて)

        けど、だからこそわかるんだ。俺の中に残っているものが…俺を突き動かすものが。


        >恭一郎が見せてくれた、正義と友情
        「世界も。お前も。どっちも救うよ。全てを賭けてな。」
        「お前がどうしようもなくなったら、俺がお前を倒す。俺の正義の、意思の、命の、力の、手の届く範囲の限り。」


        俺はさ、タケが見せてくれた正しさに背中押されて来たんだ。
        お前がいるから大丈夫だと、いや…もう違う。俺はお前のように、戦いたい。
        俺は誰かを助ける人を助ける、その人だけのヒーローになりたいんだけどさ。)


        >鳶が見せてくれた、信頼の証…そして、信念
        「今が大事だから話すんだ。お前が大事だから話した。それだけだよ。たまには俺も、俺を知ってもらいたい時だってある。」
        「俺は自らの境遇を悲観しない。使命は必ず果たす。人のまがい物でしかない俺ですら、揺るがぬ決意というものがある。」


        鳶が打ち明けてくれたこと、鳶の信頼と…人間であること、人間とはということ……
        今ならはっきり言える。俺は鳶達が、傍にいることが、友であることを誇りに持つ人間だと。
        お前は俺の誇れる友人だよ、鳶


        >ルィンディの、忍び耐える心と…望む力
        「私は、出来る限り生き続けるのである。そんなことはしないのであるよ。」
        「でも……そう言ってくれるのなら。私がもしも道を踏み外しても安心であるな。」


        ルィンディ、俺はまだまだ聞きたいことがある。まだ…お前が持つ苦しみや、痛みを知らない。
        それでも俺は、お前が語る物語と、お前が抱える優しさを知っている。そして…もっと知りたいんだ、友として。
        だから、俺はお前と向き合って、語り合い続けたい。それが永くなっても…)


        >ジークの見せる懸命さと…優しさ
        「気にすんな。ダチの為にやったことだ。それこそ、またメシでもなんか奢ってくれりゃあそれでいいさ。」
        「お前が俺を信頼してくれて、こうして話してくれたことが俺には嬉しい。だから、謝らないでくれ」


        いつも茶化してばかりだったけど、それでも自分の成したいことを続けている努力と、その実る所。
        簡単にいう、いやそれが当たり前な純粋な優しさに俺は助けられた、許された。
        俺がお前を助けたい、っていうのは…本当のことなんだぜ?


        >白斗が見せてくれた強い絆と、勇気
        「やはりお前は、頼りになる。普段はわりとちゃらんぽらんなのにな。」
        「お前が俺が出来ないことをしてくれるように、俺はお前にできないことをやる。やって退けてみせる。絶対にな。」


        白斗、俺が頼りになるって言ったけどさ。本当は俺不安だったんだよ。こんな曖昧なやつで、何を語っているんだろうって。
        でも……それでもお前は頷いて、それを力にしてくれた。そうであると、白斗がそれを証明してくれているようにさ。
        だから、俺はお前から勇気を。見えないけど確かな絆をもらっていたんだ。


        >諏訪里の、希望と、願いと…遺した想い
        「感謝しろよ。オレがヘタレで面倒くさがりで良かったな。今日も学食で飯が食える。」


        俺は、お前に謝らなければいけない。俺はわかっていた…いや、わかったんだ。諏訪里が歯車で、ゼンマイであることに嫌気がさしていたのを。
        本当はあの時に言って、確かめるべきだったんだ。俺が…この都市艦を破壊するような存在かもしれないって。
        だから、その俺が現実にそうしそうだから…お前が、ヘタレでもなんでも、今を続けているからこそ…自由を望むんだって、言うべきだったよ。


        >そして…ミアレスカの、慈愛と…
        「私たちレーヴァテイルにしか出来ないことなら、それを活かしてみたいじゃん?それで相手が喜んでくれるなら言うことないしね!」
        「こんな風にさ、不安にならなくても…。頑張ってる姿が、ジュードの力になれてるなら、大丈夫だよね」

        本当に、俺は嫌なヤツだったよ。虚ろな存在だからってふざけて、その場限りのことばかりで、適当なことを並べて。
        それでも…それでも、俺は君を見て誰かのためにすることが…いいかなって思えるようになったんだ。
        その笑顔が、姿が、俺に力をくれた。
        だから、今は誰かの為でもあって…何より君のためにありたいと思う自分がいるんだ。
        誰かを守る人を支える、その人だけの英雄に……ミアレスカだけの英雄に

        だから


        ミア、謳ってくれ

        君の心が──唄が聴きたい


        (右手に意識を集中させる。最後のピースをはめ込み、自らに内包され、忘れられ、封じられた……魔を断つ、聖なる剣を呼び出すために) -- ジュード 2014-02-17 (月) 23:33:21
      • ―下らん。核の抜け出た器に何が残ろうと、所詮はこびり付いた塵芥でしかない
        お前がこの学園で得た繋がりに何の意味がある?全ては我がお前の殻を被り得た物に過ぎぬ
        御大層な御託はいい。どう足掻こうとお前の命など―世界再生の祝宴を彩る鮮血の華でしかないのだ
        (器でしかなかったジュードの中に確かに残った仲間との絆を。想いを。ファルヴィングは取るに足らぬと切って捨てる)
        (此処に至り、目に見えぬ不確かな絆など何の意味も成さない。此処で重要なのは、力のみ)
        (持たざる者は、持つ者に屠られ、臓物をまき散らし、世界再生の贄となる以外に無い)
        (それが、この悪意に満ちた世界の中で唯一絶対の理)

        (だがしかし)
        (哀れな抜け殻の言葉は、届いたのだ)
        (彼の言葉に、意思に、想いに、眠っていた筈の歌姫が目を覚ます―)

        sawil fffam tecasa sssy
        (感じる あなたの哀しみを)


        ―最初に会った時は、変な人だなって思った

        (精神世界の全てを塗りつぶされ、最早口を開く力すら残っていなかった筈の存在が動き出す)

        sawurb fffam tecasa sssy
        感じる 世界の哀しみを


        他の子たちと同じようにはしゃいでるかと思えば、ふと自分には届かない、遠い遠い空を見ていることもあった

        (そして目覚めたのは一人だけではない。目には見えなくとも、確かにこの精神世界に存在する数多の意識が、彼女の詩に、想いに導かれて動き出す)

        yerh zecta lerx duseat maal sss
        ( 大切なあなたを守りたい)


        気づいたら―あなたのことばかり見てる自分がいた

        (此処に眠るは怨念だけではない。今を生きる、全てのIPDの意思が。掌握されていたサーバーの片隅から奔流となって湧き上がる―)

        yerh zecta ferx cafeb maarb itt sss
        (愛しい世界を守りたい)


        貴方が私の中にダイブしてから、世界が真っ逆さまに反転したような気分だったよ

        (響き渡る歌声が広間を揺らす。この世界を歪めようとするのが、怨念の集合体であるのなら)

        feyelebe zayy sss feweve lex hyummnos
        (心を込めて歌おう)


        何で私が。何でこんなことに。そう思わなかったって言ったら、嘘になる

        (怨念に染められた闇を切り裂く光を導くのは、希望の集合体に他ならない)

        sss illm baard meevax yearh leee
        (それだけが私にできるただ一つのこと)


        でもね、嬉しかったんだ。こうして貴方と繋がりを持てて。ダイブしてもらって。いつか―あなたが見ている空と同じ空を見ることが出来るんじゃないかって、そう思った

        (絶対的な闇が支配するこの空間に迷い込んだ微かな光。白鎧が「抜け殻」だと蔑んだその光が、数多の命の「生きる意志」を―光の柱を呼び起こす)

        TiS tEnaYto tAA tIl na Stu TTTT
        (光よ 弱き心に力を 全てを祓う 聖なる力を 全てを救う 愛の力を与えたまえ)


        ねぇ、ジュード。私の大好きな人

        (そして、抜け殻が呼び起した光が今―)

        SAax tIirs fawEE XAarS tli VaYEE
        (全てを護りて 生なる喜びを与えたまえ)


        これが、私の歌だよ。貴方のために紡ぐ、私の想い。私は―あなたの隣に、居られるのかな―

        (空っぽだったジュードの内側を。闇に染められたこの世界を光で満たす―!!) -- 2014-02-18 (火) 00:13:24
      • yerh zecta ferx cafeb maarb itt sss
        愛しい世界を守りたい


        ──ミアレスカ、今なら──今なら言えるよ

        (それはきっと、最初は花が散るような輝きだったかもしれない)

        Was yea ra chs rrc corle ghauri
        私の心が光の欠片になり


        負い目も何もなく──飾りのない心で

        (それでも、それが…空の中に湧きおこれば、呼び水のように…)

        Was yea ra lhasya tatakafria
        全ての命にちながる それが歓び


        かけがえのない君へ

        (蛍が輝き群れるように、命の光が集合し…一つになっていく)

        Was yea ra chs rre asyar tes ciel
        私の想いが 世界へ溶け


        好きだと─愛していると伝えられる

        (その光は……この世界の闇を切り裂き、光の柱を中心に広がっていく)

        Rrha yea ra lhasya yos fedyya
        貴方の明日につながる それが歓び


        俺の隣で、俺と同じ場所で─俺と同じ世界を見て──感じてほしい

        (その右手には…真白に輝く、聖なる剣。光あふれるこの世界の中心で輝く、人の希望)

        Was yea ra grlanza rre fhau coree
        踊れ 胸に棲む光よ


        世界は、こんなにも輝くものだって

        (人のもつ──人の心から放つ輝きの美しさが今、この体を──心を通して、世界と一つになる)

        sos karf shyun tes lulurnya
        その哀しみを 喜びへと変えるために


        人の心はまだまだ希望に満ち溢れているって

        (闇を切り裂く光となり…呼び覚まされる輝きの、剣。)

        SAax tlirs faw EE rAE Stlyn raYEE!!
        想いに宿りし 我が使命よ 全てを解き放て!


        ──見ているかトライ 見えるかファルヴィング

        これが闇を切り裂く光だ!

        (真白に輝く聖剣を構え、ファルヴィングへ向けて駆け出す──全てに決着をつけるために!!) -- ジュード 2014-02-18 (火) 01:04:45
      • (数多の意思が紡ぎ出す希望の歌が、広間に高らかに響き渡る)
        (溢れだす光の中、白鎧の騎士は己が掌握した筈の世界で起こる、起こりえない筈の異変に即座に対応できずにいた)
        (在り得ないと。このサーバー内に渦巻いていた怨嗟の声全てを束ねた筈だった)
        (しかし、白鎧は目を背けていたのだ。此処に眠るは、今は無きレーヴァテイル達だけではない。それと同数の、今を生きるレーヴァテイル達もまた此処に存在しているのだということを)
        何だ、これは。在り得ぬ、在り得ぬ在り得ぬ在り得ぬ!!!此処に至り、またも我の道を阻むか!!!
        (今や広間中に満ちるその光が闇に染まった空間を切り裂く中、白鎧はただ「理解できない」と声を上げる)
        おのれ、おのれおのれおのれぇ…ッッ!!!あ奴が!あ奴がまたしても我の道を阻むのか!
        だが、だがしかしだ!!聖剣が其処に在ろうとも!あ奴が未だ内に残っていようとも!担い手はジュードだ!
        そうだ、ジュード・イスマイール…我が半身にして虚ろな器よ。お前が聖剣を手にした所で何が出来るというのだ!
        今更光を束ねたところで、お前が我と共に食い散らした命が返るわけでも、お前の血濡れた手が清められるわけでもあるまい!
        今更…陽の当たる世界を歩けると思うか、ジュード・イスマイールッ!!!!!!
        (忌まわしき聖剣を手にし、己を屠らんと迫るジュードに向け咆哮する)
        (相対する男が聖剣を手にするというのなら、此方が展開するは数多の血を啜ってきた剣。取り込んだ怨嗟の声により、最早魔剣の域にまで達さんとする禍々しき剣である)
        (距離を詰めるジュードに向け、幾度も虚空に剣閃を走らせる)
        (人の身であるならば無意味なこの剣閃も、「精霊操術」を持ってすればその意味は大きく変わる)
        我と同じ、怨嗟で満ちた穢れた血をまき散らすが良いッ!!
        (ファルヴィングが描いた剣の軌跡は、風の精霊の力を行使したことで、触れるものを切り裂く鎌鼬となる。放たれた疾風が、ジュードの身を切り裂かんと四方八方から迫る―!!) -- ファルヴィング 2014-02-18 (火) 21:35:01
      • そうだ、いや…今だけじゃない。俺が十蔵になっていた時も彼女は確かにいた。
        俺の中に…俺を作って、ここまで導いてくれた。
        (今はここにいない…聖剣の担い手の顔を思い出す。全てを救うために、己の未来をかけた彼女を)
        (力強く、この世界を駆け、光が闇を切り裂いていく)

        俺が生み出した罪は俺が贖っていく!闇を抱えても、光があれば生きていける!
        受け入れられなくてもいい…だが、俺は光に焼かれようと光の中で生きていく!
        ミアレスカと共に!

        (漆黒の魔剣と真白の聖剣が幾重にも交差し、闇と光が交わり…)
        (そして、精霊操術…風の刃がジュードに四方八方から迫り…いや、それだけではない)
        (既に世界を闇に沈める、世界の流れを奪っていたファルヴィングは残り3つの属性も支配していた)
        (火、水、土…それらが混ざり合い、この世界を揺るがすエネルギーの爆発が精神世界をも巻き込んで起きる──!!)
        (衝撃波と、絶対的な死の予感。金属の打ち合うような高笑いが響く)

        (しかし、そのエネルギーの爆発は内部から渦を解き放つように切り裂かれる!)
        (その中心には…外套をたなびかせ、聖剣を盾のように構えるジュードがいた)

        世界の流れを掌握しようと……世界を汚そうと!
        人の意志が、心が光を放ち続ける限り、闇には染まらない!
        例えその光が微かでも……束ねれば闇を切り裂く力になるんだ!

        (そして、この距離。一度の跳躍で距離を詰められる距離)
        (ジュードは構え、大地を蹴り……ファルヴィングに飛び掛かる!)

        砕け散れッ!!!

        (魔剣を構え、打ち合おうと……弾こうとした白い鎧の魔剣士は)
        (そのまま魔剣ごと打ち砕かれ、頭から両断された)

        我が存在の因果が──崩れてゆく

        (両断された魔鎧は、バラバラに砕かれ……光の粒子となって消えた)
        (後に残るのは……光に包まれたこの世界と、2人だけになった) -- ジュード 2014-02-18 (火) 21:59:07
      • (ファルヴィングが砕け散るのと同時に、ミアレスカの手足に嵌められていた拘束具もまた、光の粒子となって溶けていく)
        (どさりと。地面に崩れ落ちるもその意識は手放さない。手放せるわけがないのだ)
        (目の前に、すぐそこに愛しい人が居る―)
        ジュード…っ!!
        (他にも言いたいことがある筈なのに、感情があふれ出て上手く言葉になってはくれなくて)
        (ただその名を呼び、駆けていく)
        ジュード、ジュード…っ!あり、がと…!ありがとう……!!
        (そのまま彼の胸の中へと飛び込み、しっかりと。その存在を確かめるかのように両腕でしがみつく)
        -- ミア 2014-02-18 (火) 22:09:19
      • (愛しい人を抱きしめるその手に聖剣はない)
        (精神世界故か、物質であったが故か──ただ今はその両手に彼女だけ)
        ミアレスカ、遅くなった……ここまでくるのに、本当に。
        待たせてごめんな。
        そして、ありがとう……君のお蔭でここまでくることが出来た。
        君のお蔭で、君がいたから俺は、俺でいられる。
        (精神世界であるというのに互いの存在を確かめるように、強く、確かにあるように抱きしめた)
        (言葉では言い表すことのできない感情を、ただただ伝えるように)

        帰ろう、ミアレスカ
        みんながいる世界に
        俺達の世界へ -- ジュード 2014-02-18 (火) 22:19:00
      • ―私、も…私も、ジュードだったから。ジュードが来てくれたから…歌えたの
        他の誰でも、きっとあんな歌は歌えない。私の大切な―
        (最後の言葉を掻き消すように、世界にノイズが走る)
        (幾千ものレーヴァテイル達の精神世界の集合体であるこの世界を、コスモスフィアとして確立させていた存在が消滅した今、再び此処はただのサーバーの一角と戻りつつあった)
        (最早声を伝えることも、相手の存在を確かめることも出来ない)
        (けれど、何を悲観することがあろうか)
        (ただ、帰るだけなのだ)
        (居るべき場所へ。二人が二人で居られる世界へ)

        ―うん、帰ろう
        向こうに戻ったら、いっぱい、いっぱい話そう
        話したいことはたくさんあるけど、焦ることなんかないよ
        二人の時間は、今から始まるんだもん

        (やがてこの世界全体が光の粒子となって溶けていく)
        (二人を構成していた因子が、コスモスフィアを構成していた因子が量子の海に溶けていく)
        (世界を歪め、命を滅ぼさんとしていた人の悪意の顕現たる魔鎧は打たれた)
        (此処に非日常は幕を閉じ、世界は、あるべき姿を取り戻したのだ―)
        -- ミア 2014-02-18 (火) 22:33:42
      • COSMO SPHERE LvEX_#Infel_Phira_I.P.D Server_END -- 2014-02-18 (火) 22:34:00
  •   -- 2014-02-16 (日) 19:33:54
  • COSMO SPHERE Lv7_START -- 2014-02-15 (土) 22:22:23
    • (Lv6のあの牢獄の空間、そしてあのミアレスカの中にいる少女との邂逅)
      (そしてトライと白い月との対話を経てこの世界に戻ってきた俺らはまた1つ進んでいく)
      (3年目に入った春…あの牢獄からの後、様々な出来事があった)
      (コスモスフィアを進むごとに、ミアレスカとの繋がりもまた強くなったように思えるし)
      (俺もまた、彼女に対する心持ちが変わっていった)

      (それでも、あの白い月の存在やどことなくミアレスカの様子が些かおかしいことが)
      (俺の心にまた影を落とす…そんな一抹の不安を抱えてまた、俺はミアレスカのコスモスフィアへ)
      (精神世界の中…深くへ潜る。ジュードとしてLv7へ…闇のトンネルを通って) -- ジュード 2014-02-15 (土) 22:33:01
      • (闇のトンネルを抜けた先に待ち構えていたのは―市場であった。エリュシオンの露店街にも似た活気に満ちた市場)
        (通りの両端にずらりと並んだ露店から、店主が各々の商品の値段を叫ぶ。その声につられて足を止める人や、目的の店に向かって先を急ぐ人)
        (ごちゃごちゃとした人の波の中、この世界の主であるミアレスカの姿は見あたらない)
        (周囲を行きかうのは皆、学園で見たことのある生徒や先生ばかりだ。誰かに声をかけてみてもいいし、人の流れに乗って先を急いでも良い)
        -- 2014-02-15 (土) 22:41:10
      • (活気のある市場だ。この世界を行きかう人々が学園で見たことがあるのも以前の階層で見た)
        (ミアレスカの精神世界だからこそ、彼女が見てきた目や印象が反映されている)
        (しかしどういうことだ…あの第六階層とは打って変わっての賑やかさである)
        (ミアレスカの姿なら雑踏であっても一目見ればわかるものだが…そこで別の知り合いの顔が見えたので聞いてみることにした……そう、つい目に入ってしまったあの姿が)
        よぉ諏訪里、ミアレスカ知らないか -- ジュード 2014-02-15 (土) 22:47:07
      • ―あぁ、井隅かよ(振り返ったその姿は、その声は。正しく今は無き二人の友人そのもので)
        (コスモスフィア内で姿が変わっている筈のジュードを、正しく十蔵と認識し、何の違和感も無く応対する)
        「ミアレスカ……?あー…あー…ちょっと待て。確かこのチラシに…」
        (そう言って取り出した一枚のチラシ。そのチラシには確かにミアレスカの顔写真と名前が載っている)
        「ミアレスカ、ってーと…この子だろ?何だよ、お前そういうのに興味があったわけ?」
        (そしてミアレスカの写真の次に目を引いたのはチラシにでかでかと記された文字)
        『毎月恒例奴隷オークション!!今日の目玉はこの子!!』
        「で、このミアレスカってのがどうかしたのかよ?」
        (学友が奴隷として売りに出されようと言うのに、この諏訪里は何の危機感も抱いていない)
        -- 2014-02-15 (土) 22:59:43
      • (諏訪里が見ていた姿とは別の姿、それでも俺を認識してくれている)
        (まさしくそのまますぎて、つい涙が出そうになるのを押しとどめたのは…その口から発せられた言葉だった)

        は?

        (自分でもふざけてであった当初はからかっていた。しかしこれはなんだ、そういうものではなく 奴隷)
        (しかも競売にかけられている、奴隷の……競売?ミアレスカが?なんで?)
        (そして諏訪里はミアレスカを知らない?何故…?疑問は尽きない)
        諏訪里、悪いこれ借りるわ!あと……悪かった、すまねぇ
        (諏訪里からチラシをひったくるとそのまま振り返りもせず駆けだした)
        (人の波にぶつかりつつも…向かうは、その先……オークションが行われる場所へ) -- ジュード 2014-02-15 (土) 23:11:29
      • 「―お、おい!!井隅!!」(駆け出したジュードの背に諏訪里の声が投げかけられるも、ジュードが足を止めることは無かった)

        (人の波に逆行し、溢れる群衆をかき分けながらたどり着いたのはこじんまりとした広場であった)
        (中央の噴水の周囲に仮設の舞台があり、その周囲でオークションの参加者らしき人々が、舞台に立つ少年少女達を次々と競り落としていく)
        (そして―)
        「さぁお待たせしました!いよいよ本日の目玉商品の登場です!貴重なレーヴァテイルの女の子だよ!」
        「歌も上手いし気立ても良い!おまけに言われれば何だって喜んでこなす、被虐体質の女の子!」
        「正しく奴隷になるために生まれて来たような子だ!さぁこの子は金貨500枚からスタートだ!」
        (司会者が声を上げれば、舞台脇から台車に乗せられて鉄製の檻が舞台上へと運ばれてくる)
        (その中に見えるはミアレスカ。薄汚いボロ布だけを纏い、両手足に拘束具を嵌められ、首輪を付けられた姿―)
        -- 2014-02-15 (土) 23:20:08
      • (そしてオークション会場に到達すれば、異様な光景が広がっていた)
        (何が起きている?ミアレスカの精神世界で、俺らが見ていたはずの光景にこんなものはなかった)
        (これも白い月の影響なのか?この世界に混ざる…異質な光景)

        (その異常な光景を眺めていると、ついに見知った顔が出た)
        (そう、ミアレスカがオークションにかけられている)
        (ミアレスカが……頭から血の気が失せるような光景が始まった)
        (司会が言っていることも遠い世界のようだ)
        (ブラウン管越しの…別の光景のように思える)

        (あの牢獄のような世界にも近い虜囚の身になっている…ミアレスカ)
        (俺に何ができる……?考えろ、ジュード…考えるんだ)

         そのままこの光景を見続ける
        >持てる限りの力でオークションを潰す
         ミアレスカを競り落とす

        (俺は耐えられなかった)
        (もちろん、このまま成り行きを見守ることもできた
        (しかしそんなことは俺が許さない)
        (競売に参加し、穏便に事を済ませてミアレスカと話すこともできる)
        (だがミアレスカを金で買うなんて彼女のコスモスフィアであっても、どんな理由があっても……嫌だ)
        (死んだってやるものか)
        (俺は懐から拳銃を抜いて、空へ向けて引き金を引いた)

        はい!今日は店じまいだよ!帰った帰った! -- ジュード 2014-02-15 (土) 23:40:52
      • (司会者の掛け声と共に、一斉に各々の提示額を叫ぶ参加者たち)
        (一瞬にして金額の桁が一つ、二つと上がる。その様子を、ミアレスカは虚ろな瞳で見つめるだけ)
        (そして銃声と。同時に最も聞きたかった声が、響く―)
        ジュー、ド……?(虚ろだった瞳に生気が灯る)
        「…おい、何だアイツは。衛兵!アイツをつまみ出せ!」
        (突如銃声を響かせ、オークションの中止を勝手に告げるジュードに、司会者が衛兵を差し向ける)
        …っ、ジュード!逃げてぇっ!!
        (檻の中から悲痛な声が響く。槍を剣を持った屈強な衛兵たちが5人。束になってジュードへと襲い掛かる―!)
        (通常の人間が相手なら即座に叩きのめす程の腕を持った衛兵たち。だがそれあくまで相手が通常の人間なら、の話である)
        (相手が卓越した戦闘技術を持ち、本来の姿を取り戻したジュード・イスマイールという男であるのなら―)
        (結果は言わずもがなだ)
        -- 2014-02-15 (土) 23:51:51
      • やれやれ…店じまいだっつってるのにな。
        (肩をすくめるように銃を仕舞い、魔力集束剣を2本取り出す)

        俺は今滅茶苦茶機嫌が悪いんだ、手加減できる自信はねぇぞ!

        (ミアレスカもこの姿を見るのは初めてだろう)
        (そう、ミアレスカだけではない…同級生にも戦う姿は見せないようにしていた)
        (戦う技術を高めに高めた一人の戦士の姿)
        (ミアレスカの悲痛な叫びを背に、いや力にするかのようにジュードは駆ける)
        (そして衛兵が自らの側へその乱入者が現れたことを知覚する前に5人とも力なく倒れた)

        ミアレスカの手前だ。殺しはしない…帰ってクソして寝ろ!

        (本当に一瞬で決着を付け、何事も無かったかのように舞台へ上がる)

        (そのまま剣を手に司会者と檻に歩み寄り、退去を促す)
        (右手の剣は司会者に向けて、左手は檻を焼き切るように向ける) -- ジュード 2014-02-16 (日) 00:12:29
      • (目にも留まらぬ、とは正しくこのことだろう。瞬きをしたその刹那、ジュードを取り囲まんとしていた衛兵たちは地に伏せていたのだ)
        (音も無く、5人の屈強な男たちを切り伏せたジュードの実力に、司会者はただ言葉も無く、突きつけられる切っ先に恐怖の視線を向けるだけ)
        (ミアレスカはといえば―)
        あ、あり…が、と……
        (未だに何が起こったのか理解できない様子で、焼き切られた鉄檻から這い出してきていた)
        ……ジュード、強いんだね?ちょっとびっくりしちゃった
        (司会者から強奪した鍵で、手枷と足枷を外しつつ、何事も無かったかのように言う)
        -- 2014-02-16 (日) 00:23:06
      • 女の子に物騒なのは見せたくなくてさ。
        俺はもうちょっと知的アピールをしたかったわ……
        (焼き切り終われば、両方の集束剣の刃を仕舞い、懐に納める)
        (そしてその手はミアレスカを抱えるように掬い──)

        それじゃ、とっととオサラバしよう!
        (そのまま抱えて広場から全力で駆け出した)

        ということだミアレスカ、えぇと……とにかく逃げるわけだが
        何かいい避難場所を知っているか?
        あっ気を付けてな舌噛むと危ない
        (衛兵たちを斬り伏せた時をは打って変わっていつものように軽い語調で話す)
        (今とにかくこの場所について知らないが故、この世界の主に落ち着ける場所を聞かねばならないのだが…) -- ジュード 2014-02-16 (日) 00:41:49
      • う、わわ、っと…!えっと、この路地を右に曲がって!しばらく行けば人通りのない空き地があるから!
        (ジュードの腕に抱えられたまま広場を後にする。背後から迫る怒号と複数人の足音もやがて遠ざかり―)

        ここまでくれば…うん、大丈夫かな?(ミアレスカの指示通り進んでたどり着いたのは、人気のない小さな空き地)
        (きょろきょろと周囲を見渡し、ジュードの腕の中から降りると―)
        改めて、ありがとうジュード!…ううん、ご主人様って呼んだ方がいいかな?
        私を助けてくれたんだから。私をずっと飼い慣らしてくれるんだよね?
        (ジュードへと向き直り、突拍子もないことを言い出した。その表情は笑顔。何時もと変わらない、何時ものミアレスカの姿―)
        -- 2014-02-16 (日) 00:49:09
      • (人を一人抱えて走るのは、本当に疲れる)
        (それが精神世界でもというのはまたなんとも言えない感想を抱く)
        (しかし人気のない空き地でミアレスカをおろし、息を整えている間もまた休むことは許されなかった)

        いや、何を言ってるんだミアレスカ?
        俺は俺で、ミアレスカはミアレスカじゃないか。なんだそれ…
        それにちょっと待ってくれ。そもそも話がわからない。
        なんでミアレスカはあんなところに…いたんだ?飼いならすって…何を言っているんだ
        (話の段階が飛躍しすぎてて追いつけない。ミアレスカは何を言っている?)
        (なぜさも当然のようにそういう話になっているんだ?) -- ジュード 2014-02-16 (日) 01:00:43
      • …だって、私は誰からも必要とされない要らない子だからね
        あんな風に奴隷としてじゃないと、誰にも必要としてもらえないから。だから、あそこには自分で望んで行ってたんだよ?
        そしたら、ジュードが私を助けてくれた。…私が他の人の物になるのが嫌だったんでしょ?…嬉しかったんだぁ、私
        だって、つまりはジュードが私を必要としてくれてるってことじゃない?……そうだよね?ジュード?
        (何てことないように言ってのける。自分を救い出してくれたジュードに対し、終生の飼い主を見つけたとでも言いたげに潤んだ瞳を向けて)
        (彼女が抱えた最も深い闇の一つ。歪んだ承認欲求が此処に来てジュードへ向けられる)
        (それは直接相手を傷つける牙等ではない。絡みつき、引きずり込み、停滞を強要する―沼であった)
        -- 2014-02-16 (日) 01:09:40
      • (頭が急激に冷え込んでいくのがわかる)
        (そして、湧き立つように心の芯がふつふつと熱を持ち始めることも…)
        (理解するより先にそれは言葉に出ていた)

        ミアレスカ
        それは、セラピも……そういうことなのか。

        (浮かれるように陽気なミアレスカとは対極をなすようにその声は冷えて)
        (ミアレスカの問いに応えることもなく、聞いた)
        (その言葉には抜き放つ前の刀のような静けさを含んでいた) -- ジュード 2014-02-16 (日) 01:26:52
      • (ジュードの問いに、不意を突かれたように幾度か瞬きをして)
        ……そうだよ?
        だってさ、私は他に何も出来ないんだもん。だったらそれで誰かのためになって、誰かが私を求めてくれれば…それでいいの
        だって私は他に何もないから。誰かのために何かをしてれば、いつか誰かが私を頼ってくれるでしょ?
        そうして頼られて初めて、「私はここに居てもいいんだ」って思えるの。…それが、すごく気持ちよくて。…すごく、幸せなの
        (恍惚とした表情で語るミアレスカ。現実世界で見せた彼女の優しさも、お節介も)
        (低層でジュードに見せた母への憧れも。全てはこの歪んだ承認欲求に根付いたものであったのだ)
        (誰かが自分を必要としてくれない限り、自分は存在してはいけないのだと。彼女はそう思い込んでいて)
        (その思い込みが、こうした形でコスモスフィアとして形成されている)

        …ねぇジュード。ジュードは私を必要としてくれるよね?私、ジュードのために…何でもするよ?
        死ねって言われれば今すぐ死んでもいい。ジュードに必要とされて死ぬんなら何も文句なんてないよ
        ジュードが今すぐ服を脱げっていうんなら脱いじゃうし、そのまま街に出ろっていうんならそうする
        私はジュードが好き。大好き。だから離したくないの。でも私には何もないから。何もないミアレスカには、あなたをつなぎとめておく魅力なんかない
        だから言ってよ。「私が必要だ」って。何でもするから。貴方の奴隷になってもいい
        ううん、むしろなりたいくらいなの。奴隷になれば、行動全てがあなたのためになるでしょう??だから、ね…?おねがい、ジュード……
        -- 2014-02-16 (日) 01:37:21

      • くだらない

        (男の目は笑っていなかった。顔も笑っていなかった)
        (ミアレスカ・トゥーリアンハイムに決して見せない顔をしていた)
        (それは否定と…怒り)
        (目の前の人物が持つ価値観を全て一言で否定した)

        自分の歪んだ願いで誰かのためなんて…やめてしまえ

        そんなもの何にもならない。誰の為にもならない!
        癒しでもない、娯楽でさえ…ただ捨てられるその時だけの、幻想だ!

        人の想いが、悲しみが、願いが…

        そんなゴミクズであってたまるか!

        (それは、止めようもなく烈火のごとく湧き出してくる)

        俺はミアレスカが必要だからここにいるんじゃない!
        そんなくだらないことのために、ここまで来たんじゃない!
        俺は望まない!そんなこと…俺は望まない!! -- ジュード 2014-02-16 (日) 02:06:30
      • ―(目の前の男の口から飛び出したのは、これ以上ない程の否定の言葉)
        (何よりも肯定を求め、存在そのものすらも他者の肯定が無ければ不安になる程に危うい精神の少女にとって、その言葉は正しく刃でしかなく)
        ―だったら、だったら何のためにジュードはここまで来たの?
        私のこの想いを、受け止めては…くれないの?誰にも見せたくなかった気持ち。誰にも見せたことなかった心の深いとこ。初めて見せたのに…
        ジュードは、受け止めて…くれないの?
        (一歩、後ずさる。拒絶の言葉がミアレスカのコスモスフィアに亀裂を走らせる。地面に、壁に、空に走った亀裂から覗くは白い月―)
        やだ、やだよ…!どうしてそんなこというの!?ジュードに拒絶、されたら…!私は、私のこの想いは…どこへ行けばいいの!?
        何が正しいの!?何を信じればいいの!?教えてよ、ジュード…!
        (歪な月によって歪められたミアレスカの精神は、唯一心を見せた相手の拒絶の言葉により、均衡を保てなくなってきていた)
        (自分が必要でないのなら。自分の想いが拒絶されるのなら)
        (ミアレスカという存在は。この侵食されつつあるコスモスフィアで、辛うじて自我を保っていたか弱い精神は)
        (どこに居場所を見出せばいいのだろうか―)
        -- 2014-02-16 (日) 02:21:41
      • 俺は、自分の存在に悩むヤツを2人みてきた。
        俺以外に。武神と白斗だ。
        二人とも過去の記憶がなかった。それでも…それでも、自分の信じるもののために生きていた。
        自分を信じて、立っていたんだ。
        だから俺もそうありたいと願って……生きている。
        みんな、だから武神や白斗に会いに行くんだ、頼るんだ。
        語りかけるんだ。あいつらが、あいつらであるから。
        助けを求める人が、願う人がいるんだ。
        (そして、その言葉には悲しみや、懐かしみ、理想が色濃く繋がっていく…)

        俺が最初にミアレスカを見た時、変なヤツだと思ったよ。
        違法営業の風俗みたいな宣伝文句でさ。
        関わるつもりなんてなかったよ。
        自分の身を粉にして他人のためなんて馬鹿らしくてさ。

        でもさ……それでも、誰かの力になりたいって必死になってる姿を見てさ。
        誤解されても諦めず頑張っているのを見てて…あぁ、人のためにこんなに頑張っている人がいるんだなって。
        辛くても、笑顔で頑張ってて…
        だから俺は他人のためもいいかな、って。人が人を想う気持ちもいいんだなって…感じたんだ。
        セラピを受けて、喜んでる人とかさ。まぁちょっとは嫉妬したけど。
        そりゃ生活もあるから金銭的なものもあるけど人が人を救うって、誰でも困っている人は助けたいって
        無償の愛というか見返りを求めない、そういうものだって感じられたんだ。

        (そして、一歩後ずさるミアレスカへ…一歩踏み出し)

        武神に言ったんだ。お前は誰かを、みんなを救うヒーローかもしれない。
        でも……じゃぁお前を誰が助けるんだ?って

        だから、俺はここに来たんだ。
        誰でも助けるヒーローじゃなく、君だけを……ミアレスカだけを、助けるために。
        誰かのためと助ける君を、助けるために来たんだ。

        セラピの動機も、俺の勘違いだったよ。俺の理想だった、美化だった。
        それでも……それでも、俺が見て信じたミアレスカを信じて欲しい。
        (ゆっくりと手を差し出す)

        それはきっと俺のみた幻であっても……誰かに必要とされるから必要とされる曖昧な存在じゃなく
        誰かの心を動かす確かな存在だと思う。 -- ジュード 2014-02-16 (日) 02:52:05
      • (ジュードの語る言葉は、嘘偽りなく本心からのもの。だからこそ、勘違いしたとの言葉が酷く胸を抉る)
        (言葉のナイフに切り裂かれた傷口から、どす黒い何かが溢れだすのが分かる。自分の中に秘めて来た嫌な想い。歪な月と混じり合い、より深く、黒くなったそれが、心を染めていく―)

        (しかし。手は差し伸べられた)
        (曝け出した心の奥を直視して尚、表に出していた仮面を信じてくれると目の前の男は言う)
        (それはきっと、幼稚な我儘のようなもの。自分がこうあれと願う姿を本人に願うだなんて、聞いたことも無い)
        (けれど、その姿を必要とされるのなら―)
        (この本心を見た上で尚、その姿を求めてくれる―)
        (その真っ直ぐな視線と不器用な言葉が、ナイフで切り裂かれた傷口を静かに埋めていく)
        ……ジュードは、不器用だね?普通さ、女の子がこれだけ言ったら…望みを叶えてあげよう、とか思わない?
        でも…いいよ。理由がどうでもさ、私が頑張ってる姿が…誰かの力になれてたって事実が、今はすごくうれしいから
        その姿が、大好きな人の背中を押せてるなら…それは、とっても嬉しいことだと思うから
        こんな風にさ、不安にならなくても…。頑張ってる姿が、ジュードの力になれてるなら、大丈夫だよね
        (一歩、踏み出して。ジュードの手をつかむ)
        (この深い深い沼の中から引き出してくれるその手を。自分だけのヒーローであると言ってくれたその手をしっかりとつかむ)
        …ありがと、ジュード(そして朗らかに微笑んだ瞬間に、先ほどの広場から光の柱が立ち上る)
        (パラダイムシフト。己の存在価値を見失い、ただ不安の迷宮を彷徨っていた少女が見つけた出口)
        (大切な人が己の姿を見て、それを求めてくれるのなら―)
        (何も不安になることなどない。応えなきゃ女がすたる、というものだ)
        -- 2014-02-16 (日) 03:12:25
      • 思うさ。
        願いを叶えたいって。
        でも、そんな優しさはきっと間違っている。
        間違っているから……俺は、言う。
        そのままでいて欲しくないんだ、ミアレスカには
        (それが本当の優しさではないかと、想うことだと言葉にはせず)

        (掴まれた手を握り返し……応える)

        ミアレスカがいるから俺は戦える。
        その姿を見て……人のために、何かできるんだ。

        だから…
        ありがとう、ミアレスカ

        (その微笑みから引き出されるように、笑い)
        (そして光の柱を見て…行こう、パラダイムシフトだと)
        (手を引き、目指す) -- ジュード 2014-02-16 (日) 03:22:45
      • …そんなこと言われたらさ、頑張らないわけにはいかないじゃん
        全くさー…基本的には不器用で、真面目なくせに。変なとこでカッコいいんだから
        …此方こそだよ。ありがと、ジュード。…これからも、よろしくね?
        (手をつなぎ、立ち上る光の奔流の中へとその足を踏み入れる)
        (コスモスフィアを構成していた因子が分解し、つながっていた二人の意識が徐々に切り離されていく)
        (次に大分する時はきっとまた、別の世界が、別の悩みがジュードを待ち受けているのだろう)
        (けれど、こうして手をつなげばわかるのだ)
        (彼が真摯に自分を想っていてくれることが)
        (ならば何を不安になることがあろう)
        (大好きな人に全てを曝け出すのに、不安になる必要などない)
        (全てを受け止めてくれると信じているからこそ、彼をコスモスフィアへ迎え入れる決心をしたのだから)
        (だから。このパラダイムシフトも決して特別なものじゃない)
        (自分の淡い恋心が確信に変わったからって。現実での二人がそう変わるわけでもないのだから―)
        -- 2014-02-16 (日) 03:27:41
      • COSMO SPHERE Lv7_END -- 2014-02-16 (日) 03:28:05
  •   -- 2014-02-12 (水) 23:07:15
  • COSMO SPHERE Lv6_START -- 2014-02-11 (火) 22:09:23
    • (一度心の内をさらけ出すと覚悟を決めたためか、2階層から後のコスモスフィアは比較的安定していたように感じられた)
      (母を慕う心。父を慕う心。皆を思う心。勘違いされがちな己の仕事についての想い)
      (それらを十蔵は一つ一つ、解きほぐしていった。ミアレスカがひそかに心に秘めていた悩みは、順調に解決されていっている)
      (ただ一つ。不気味なのはどの階層にも、必ずや歪な月がその姿を覗かせていることだった)
      (未だ直接的な干渉は無いものの、その姿は嫌でもミアレスアカの心が汚染されていることを意識させるもので―)
      (そして訪れるLv6)
      (何時もの如く、闇のトンネルを抜けた先は―)

      (牢獄であった。)
      (苔むした薄暗い石造りの通路。両脇に並ぶ、鉄製の檻と、白骨化した遺体を齧るネズミ)
      (地を這いまわる毒虫の足音が、薄暗い牢獄に響きわたる)
      (人の気配は感じられず。今までのコスモスフィアの情景から見ても、此処は―異常であった) -- 2014-02-11 (火) 22:33:29
      • (最初の階層ほどの衝撃はなかった。たった少しの、拗れた紐を解くような時間の連続)
        (それでも素の彼女は微笑ましかったし、献身的なミアレスカを見る度に己も何か手伝えることがあれば…と思うことも多く、それは現実世界でも俺を動かした)
        (されど、見えぬあの白い月を俺は忘れてなかった…)

        (井隅 重蔵…ジュード・イスマイールが、あの存在の干渉をこの階層に入ることで再認し、確信させたのは…)
        (この薄暗い…コスモスフィアの第六層)
        (牢獄、牢獄。彼女の精神世界になぜこのような場所が生まれているのか…そして、彼女はどこなのか)
        ミア?ミアレスカ?どこだ?(嫌な予感がする…まず、彼女を探さなくては…薄暗い中を俺は石畳を踏みしめる)
        (その手には魔力集束剣。まるでここは…迷宮。怪物が潜む迷宮に足を踏み入れた感覚に、俺は握る力を強くせざる負えない) -- 井隅 十蔵 2014-02-11 (火) 22:45:11
      • (一歩、十蔵が進むごとに、牢獄内に足音が木霊する)
        (分かれ道もなく。ただ何処までも続くかのような石畳の廊下の向こうに、誰かが立っている)
        ………誰?
        (それは、幼い少女であった。桃色の髪に東洋の雰囲気を纏う衣服と、外見は何処となくミアレスカに似ていて―)
        ……おにいさん、誰?
        (しかし、ミアレスカと決定的に違ったのはその年齢。見た感じ10かそこらであろうか)
        (この薄暗い牢獄に余りにも似つかわしくない、あどけない少女が一人、十蔵を見て首を傾げる)
        -- 2014-02-11 (火) 22:52:56
      • (骸と闇の中を進めば、見つけたのは…少女。どことなく彼女に似ている…一人の少女)
        ミッ…?あ、いや…(しかし俺自身を見て、知らぬというのだから言葉に詰まる)
        (コスモスフィア内での、ミアレスカが姿を変えているのかと思ったが…様子がおかしい)
        (どうするべきか。俺は考え──)

         俺は十蔵だ
         >俺はジュード


        俺はジュード……人を探しているんだ。君はどうしてこんなところに?
        こんなところ、君のような子がいるところじゃないだろうに… -- 井隅 十蔵→ジュード 2014-02-11 (火) 23:03:55
      • …私は、ずっとここに居るよ。あの日から、ずっと。…でも、ミアレスカは忘れてしまった
        …ミアレスカの心の中で、ミアレスカが…忘れてしまった存在が、私と、この階層なの
        (ジュードの問いに、少女は淡々と答える。その表情は変わらず、瞳はジュードに向けられているのに、その視線はジュードをとらえていない)
        ミアレスカが忘れてしまったから、此処は本来存在しない筈だった。でも、あの月に照らされて…姿が映し出された
        (指差したのは鉄格子の窓。そしてそこから除く歪な白い月)
        (本来消えてしまっていた筈の記憶が、白い月の介入により再構築されてしまっている)
        (ミアレスカからすれば、思い出したくない、閉じ込めておきたい記憶が無理やり掘り出されているようなものなのだろう)
        -- 2014-02-11 (火) 23:15:48
      • ミアレスカが忘れた、ミアレスカの記憶がここなのか…?こんな世界が…?
        (ヤツが見ている。ヤツがいる。あの白い月が、この少女の差す先にいる…)
        (そう。人が抱える負の心を、心の闇を、不幸を愉悦と啜るあの月が…浮かんでいる)
        教えてくれ、俺はどうすればいい。俺はミアレスカのために何ができる?
        俺はこの世界…この忘れ去られたはずの世界で、何ができるんだ。
        この…閉ざされていたはずの、消えていくはずだった世界で -- ジュード 2014-02-11 (火) 23:22:27
      • …ジュードに出来ることは、今はまだ無い。ミアレスカが此処を…私を思い出した時、傍に居てあげて
        きっと、あの子は酷く悲しむ。あの子は酷く自虐的だから。死んでもいいって。そう思うかもしれないから
        それを……支えてあげて欲しいの。それは、私には出来ないことだから
        (最後の言葉は、何処か憂いを帯びていて。目を伏せた少女は、暫しの間の後再び顔を上げ)
        ……今はまだ、此処のことは知らなくて良い。そのうち、嫌でも分かる。あの月が…きっと、もっと悪い形で過去を掘り起こしてくるから
        ねぇジュード。ミアレスカとも約束したと思うけど…私とも、約束して
        何があっても……ミアレスカから、目を逸らさないで。あの子と、向き合ってあげて
        それが出来るなら…次の階層への扉を開いてあげる
        -- 2014-02-11 (火) 23:31:50
      • そうか…
        (この牢獄のような世界で、そして…これから先のことも彼女は語る)
        (捕えられている彼女の存在は何者か、それはまだわからない。だが…)
        (それでも、彼女はミアレスカのためを想っていることは何よりわかる)
        俺は…後ろめたさで約束したんじゃない。
        あの月を呼び込んだのは俺だ。それでも、俺は…そうだな
        この気持ちを言葉にするのはすごく難しい。ただ…、そうただ見守るとか向き合うだけとか
        目を逸らさないとか…もうそういう言葉で表せるだけのことだけしかできないとは、思っていないから
        だから…その、何はとはっきり言えない。だが約束するよ。
        俺は君と……ミアレスカとも約束する。

        悪い、文学は苦手なんだ。
        伝えたいことは、まだあるはずなのにさ -- ジュード 2014-02-11 (火) 23:42:12
      • ……ジュードは、真面目だね?そういうところ…うん、ミアレスカが惹かれるのもちょっとわかるかも(ジュードの言葉にこくり、とうなずき)
        …それじゃ、扉を開いてあげる(ぱちん、と少女が指を鳴らせば廊下の奥から光が迸る)
        あの光に入れば、次の階層への扉が開く。…頑張ってね、ジュード。ミアレスカに、よろs―
        (最後の言葉を言い終わる直前に、ぐらり、と世界が揺れる。持続的な振動で、石造りの牢獄はミシミシと音を立てて崩壊へと向かう)
        …っ、月が…気づいたみたい。ジュード、急いで。此処でパラダイムシフト出来なきゃ、次の階層への扉はきっと開かれないから!
        (ジュードの後方から、次々と足場が崩れ落ちていく。落ちた先は奈落。何も存在しない虚無の闇)
        (呑み込まれれば、きっとこのコスモスフィアと共にジュードの存在自体が、ミアレスカの心の中で消え失せてしまう―)
        -- 2014-02-11 (火) 23:49:19
      • 不器用なんだよ、俺は。
        ミアレスカが心を開いているのに…真実を伝えようとしているのに俺は偽ることなんてできない。
        ここでは何一つ偽りたくない…心も、名前もさ。
        (震動と崩壊、そして、あの月の干渉。この世界は…消えてなくなる)
        わかった!急いで…(足を踏み出す。扉の奥へ向けて…)

        (そして、消えてなくなる。この世界も、そして…目の前の少女も)
        (消える、ミアレスカを想う少女が)

        ちょいと失礼な!
        (そう断りにもならない声を掛け声に少女を担ぎ、石畳を駈け出した)
        (一歩後ろを崩れ去っていく石畳を駈けながら──)
        ここで見捨てるわけには、行かないでしょ!俺が!君を!
        (そうして、最後のギリギリの一歩で…光に目がけて飛び込んだ───) -- ジュード 2014-02-12 (水) 00:00:06
      • えっ、ちょ…っと!私、なんて別に―(構わないと。忘れ去られた存在だからとそう言おうとしてやめた)
        (なんて、頼りがいのある腕だろう。どこまでも真面目で、不器用で。そんな彼の腕に、ミアレスカより先に抱かれてしまって)
        ……たまには、いいよね。ずっと私のこと忘れてるんだもん。このぐらいの…ご褒美があったってさ
        (崩れ落ちる牢獄を駆け抜け、光の中へと飛び込んでいく)
        ……ありがとう、ジュード。ミアレスカに……よろしくね
        (溢れる光の中でジュードに向き直り、言う。消え去るはずの、否。元々居ないに等しかった自分を救い出してくれた青年)
        (この何処までも不器用で誠実な青年ならば。この先に待つ、深い深い心の深淵にも耐えられるかもしれないと)
        (願いにも似た言葉を残し、少女は瞳を閉じるのだった)
        -- 2014-02-12 (水) 00:11:38
      • COSMO SPHERE Lv6_END -- 2014-02-12 (水) 00:11:55
  •   -- 2014-02-08 (土) 19:31:29
  • COSMO SPHERE Lv1_START -- 2014-02-07 (金) 23:09:36
    • (ミアレスカの掛け声は震えていた。以前、セラピでダイブした時とはわけが違うのだから)
      (これから己の心の内を晒す上に、何が起こるのか、彼が何を見るのかも自分には分からない)
      (どうか彼が見るものが、綺麗なものでありますようにと。無意味な願いを天に託し、ダイブは敢行された)

      (感覚が失われ、出口の見えない闇の中をただ流され続ける)
      (以前と違い、その時間が格段に長い。それは以前より深い位置に潜っているという証左であろうか)
      (はたまた、心の内を見せたくないというミアレスカの無意識が成したことなのであろうか)
      (何時までも続くかと思われた闇のトンネル。その出口がつないだ世界とは―)

      (そこは言葉では表せない、何とも奇妙な世界であった。パーティー会場のように一面にデコレーションが施された街)
      (学園で見たことのある生徒たちが行きかい、皆が口ぐちに声をかけてくる)
      「ようこそ!」「いらっしゃい!!」「歓迎するよ!」
      (歓待の言葉を投げかけるその姿はコスモスフィアが作り出した虚像とは思えない程に現実的で)
      (そして何より十蔵の目を奪ったのは、街中に掲げられた大きな大きな垂れ幕であった)
      「井隅 十蔵様 ようこそコスモスフィアへ」
      (手作り感溢れる垂れ幕にでかでかと記された十蔵の名前。これは一体―)  -- 2014-02-07 (金) 23:17:45
      • (長い時間の潜航とも言うのか…深い意識の浮遊感、ただそれは流れていくような導き)
        (闇のトンネルを抜けて、明るい世界に出れば…やはりこの世界で井隅 十蔵は自分の知るジュード・イスマイール)
        (くすんだベージュの髪に黒いロングコート、翆の瞳…以前のダイブと変わらぬ姿)
        (変わったものが加わったなら、それはジークに作ってもらった魔力集束剣…そう、確認したのは煌びやかなショウウィンドウのガラス)

        なん…だこの…街…ミア?ミアレスカ?いるのか?
        (今自分がいる街は異常だった。学園で見たことのある連中が口々に俺を迎え)
        (街そのものが自分を歓待している。もてなしの世界。あまりな光景に、周囲に彼女の姿を探しながら説明を求めるようにこの世界の持ち主の名前を呼ぶ。)
        (しかしその声は徐々に焦りが見え始める…なぜならこの光景を見透かすように内なる何かが悦んでいたのを)
        (再びショウウィンドウを見て、自分の口元が笑っていることから察しってしまったから) -- 井隅 十蔵 2014-02-07 (金) 23:35:18
      • ―ようこそ十蔵!私のコスモスフィアへ!セラピのためじゃない、本当の私のコスモスフィア…ゆっくり寛いでいってね?
        (十蔵の呼びかけに応えるかのように、群衆の波を分けてミアレスカが姿を見せる)
        (ダイブの直前まであれだけ緊張していたというのに、そんな素振りは微塵も見せず)
        さ、十蔵、まずは何する?何でもいいよ!十蔵の望むもの、何でも取り寄せてあげる!
        ここなら十蔵は何をしてもいいんだよ?誰も怒らないし、誰も貴方を止めない。だって私がそれを望んでるから!
        (いつもの溌剌とした笑顔。声色も、表情も、仕草も何も普段と変わらない)
        (ただ一つ感じられるのはその言葉の違和感。彼女はコスモスフィアにダイブされるのを躊躇っていたのではなかっただろうか―)
        -- 2014-02-07 (金) 23:43:54
      • ミア!?いや、俺は…ミアレスカ、俺がなんでダイブしたか、覚えているよな?
        (晴れやかなミアレスカの表情とは真逆に十蔵の顔は焦り、恐れという表情を作っていた。困惑ではない──)
        (ダイブ前のミアレスカの口から、表情からどんな恐ろしい世界であっても、向き合う覚悟はしてきた)
        (怪物や化け物がはびこる、人を人と思わぬ魔物の世界であっても…)
        (だがそれよりも、想像していたよりももっと恐ろしい世界だった)
        (内なるものがせせら笑う、悦び笑う。この恐ろしい世界を、愉しんでいる)
        (俺にはわかる、わかってしまう。ここは恐ろしい世界だ──)

        こ、このミアの世界に…異常がないか…調べるため…
        (気分が悪い、動悸が激しくなる。わかる、わかる、なぜこんな世界なのか)
        (今すぐこの世界を引き裂きたくなる衝動がドブ川の氾濫のように押し寄せてくる) -- 井隅 十蔵 2014-02-08 (土) 00:00:44
      • んもう、異常だなんて酷いなぁ十蔵は!此処は私の心の中の世界だよ?
        そこで何が起こっても、それは私が―ミアレスカが望んでいることなの
        だから何が「異常か」なんて十蔵には判断出来ないでしょう?これが私の本心。これが私の想い
        だってそうでしょう?あなたは―ミアレスカの何を知ってるの?
        (表情が、凍り付く。十蔵の戸惑いを、恐れを。全てを見抜いているかのような視線)
        (人の心など誰にも分からない。本心など誰にも推し量ることは出来はしない)
        (だからこそ、此処では何が起こってもおかしくはない。何が異常で、何が正常か。そんなことは誰にも判断出来ないのだと)
        (凍てつくようなミアレスカの視線が言外にそう語っている)

        ……ねぇ、十蔵。貴方の知っているミアレスカは…どんな子なの?
        (しなやかな指先がつぅ、と十蔵の顎先をなぞる。艶やかな吐息。相手を見定めるかのような言動)
        (そのすべてが、先ほどまでの見慣れたミアレスカとはかけ離れたもので―)
        -- 2014-02-08 (土) 00:09:40
      • (今すぐ胃の中の物をぶちまけたくなるほどに恐ろしい、そして、その今この地獄のような世界で)
        (己の生殺与奪権を全て持っているのが目の前のミアレスカと気づき、ようやくダイブの危険性を理解できた)
        (人の本心、考えなど誰も推し量ることはできない。だからこそ人はその顔や言葉で相手の様子や心を伺い思う)
        (どう思っているか。むき出しの感情なんて誰も知り得はしないのだ。心が言葉に、顔になる段階でそれは変わってしまう)
        (今目の前にいるミアレスカの言っていることこそ真実で、この世界も何もかもミアレスカの願うことであるのか…)
        それもそうだな、これもみんな全てミアレスカが望んだことなんだろうな…
        (これが今望むこと。ミアレスカが望む…故に、煮立った湯に水を注いでいくように…呼吸は落ち着きを取り戻し始める)
         
        俺の知っているミアレスカは、怯えていたよ。ここに俺が来るのを
        俺が危険に遭遇することを、恐れていた…のもあるし、自分の心を覗かれるのを恐れていた。
        (艶やかな指先と吐息を流すミアレスカとは逆に冷えた…いや、穏やかなひと肌のような心にまで落ち着いていく)
        心ってさ、誰かのだけじゃない。自分のもよくわからないもんな。自分が何を想っているか…どう考えているか
        本当はどう考えているかすら、あやふやでさ…
        見えないものだからこそ恐れるのか…誰だってそうなんだけど、ミアレスカみたいなタイプだと普段が普段だからいざってときそれが壁になる…っていうのかな
        誰だって怖いけど、こういう世界を人に見せられるからこそ…見せる相手を恐れるんだ
        悪い、なんて言えばいいのかわからなかった。
        まさか女の子とデートすることになって、いざ待ち合わせ場所にいったら怯えて出てこないとか経験したことなくてさ
        俺もタケや白斗みたく、ここに来るまでの記憶ないもんだからこういうとき困るんだよな
        (それこそいつものように十蔵は語りかける…ミアレスカに。自分を呼んだ少女へ向けて──) -- 井隅 十蔵 2014-02-08 (土) 00:28:27
      • ―そう、これが。私の……望んだ、こと
        (十蔵の言葉に先ほどまでの妖艶な雰囲気は霧散して)
        ……怖かったよ。ホントに、怖かった。私の中を見て、離れていっちゃうんじゃないかってさ
        でも。でもね。十蔵は…違うって言ってくれた。友達でいてくれるって
        それが、嬉しくて…。私ね、ホントは誰かにダイブしてもらいたかったの
        いつも元気で明るいミアレスカだけじゃない。もっともっと、違う私も…見て欲しかったんだ
        (ぽつり、ぽつりと毀れ出す言葉。先ほどまで纏っていた心の鎧は何時の間にか消え失せていて)
        (今。十蔵の前で、泣き出しそうな顔で立ち尽くす少女は―十蔵の知るミアレスカそのものであった)

        ねぇ、十蔵。私のこと…もっと知って欲しいの。此処は、私が…私のことを知って欲しいって欲求が生み出した世界
        私、何でもする。何でもするから…私の身体が欲しいっていうならあげてもいい。だから…私のこと、ちゃんと見て。私のこと、知ってくれる…?
        (世界に亀裂が走る。空に入った幾筋もの亀裂から、パラパラと黒い破片が零れ落ちていく)
        (心の世界を歪め、覆っていた何かが、はがれかけている―)
        -- 2014-02-08 (土) 00:40:45
      • あぁ、だから来たんだ。ミアレスカに興味がなかったっていうと嘘になるしさ
        恐怖もない、覚悟もあった。でもいざ来たら考えているよりずっと辛かった…
        人ってさ、自分を良く見せようとか、守ろうとか、騙すために顔も、声も偽るんだよな
        虚飾、ていうんだろうけどさ…俺はそれが怖い。人間の…そういうものが、浅ましくて何度も辛い目にあってきたのは覚えてる
        だからこの虚飾された世界に迎えられて…ものすごく辛かった。
        でもさ…ミアレスカが望む世界っていうのでわかったんだよ。
        誰だって怖いもんな…恐ろしいもんな、人に自分を見せるのが。だからこんな世界で俺を迎えたんだ
        それがわかったから、俺は…ミアレスカと向き合おうと決めることが出来た
         
        (世界が亀裂し、黒い破片が降り注ぐ世界でミアレスカに向かい合う)
        まだまだ始まったばかりだしさ、心を!とか大層なことは言えないし嘘なんて俺にはつけない
        だから、今持てる…口に出せる言葉で応えるなら

        俺は決して目を逸らさない。
        (それが確かな証、約束であるかのように目の前の少女へ手を差し伸べた) -- 井隅 十蔵 2014-02-08 (土) 00:57:22
      • …うん。私を知って欲しいって想いと。嫌われたくないって想いと。その二つが混ざり合って、こんな世界になってたんだと思う
        ……でも、もう…。怖がる必要なんて、無いね?十蔵のその言葉だけで、勇気がもらえた気がする
        …ありがと、十蔵。これからも……よろしく(最後の言葉は、やっぱり笑顔と共に。何時もの晴れやかなものと違う、少しはにかんだような笑顔)
        (その笑顔こそ、彼女が心の中で隠してきた秘密の一つ。何時だって明るい笑顔でいられるわけじゃない)
        (ミアレスカという少女は、きっと年齢相応に恥ずかしがりで。自分に自信が無いからこそ、それを明るい笑顔で隠していたのだ)
        (今こうして十蔵に向けた笑顔が、彼女本来の笑顔なのかもしれなかった)

        (やがて黒い天幕が完全に剥がれ落ち、そこに広がっていたのは広大な草原。その中心部から光の柱が立ち上る)
        ―パラダイムシフトだ。いこ、十蔵。あの光の中に入れば…この階層は終わりだから(控えめに。相手の反応をうかがうように、十蔵の袖を小さく引っ張る)
        -- 2014-02-08 (土) 01:12:34
      • (広大で、どこか素朴な…草原)
        (どこにでもありそうなその景色こそ、今自分が見ている中の…彼女の世界)
        あぁ、これからもよろしくなミア!
        (どこか晴れやかな気持ちで…その言葉で少女に応えた)

        光の中に入るってのもなんかすごいな。それじゃ行きますか。パラダイムシフト?しに
        (引かれるままに、急ぐわけでもなく付き添うように歩く)
        (最中にパラダイムシフトとは何か、とか光って何…?とか新たなことを聞いていく) -- 井隅 十蔵 2014-02-08 (土) 01:21:42
      • (どこにでもいる、普通の少女。飾り付けられた風景でなく、どこにでもあるその草原こそが彼女の本質を現していて)
        あ、パラダイムシフトっていうのはね―(十蔵の疑問に答えつつ歩みを進める。急かされるわけでもなく、ただ横に並んで歩んでくれる)
        (その優しさが何より支えになってくれていた)
        (心の内を晒すのは容易なことではない。階層が進むごとに、隠したかった想いが、欲求が溢れている)
        (相手を下の階層に誘うというのは、詰まる所更に見せたくない部分が詰まった世界へと相手を誘うということで)
        (心の準備を行うのに、十蔵のゆったりとした歩みは十分な時間をくれた。だから―)

        …ありがと、十蔵。それじゃまた……次の階層で
        (最後の一歩も、二人ならば怖くはない。次に待ち受ける世界がどのようなものか、自分でも想像はつかないけれど)
        (目をそらさないという十蔵の言葉があれば、乗り越えていける気がしていた)
        -- 2014-02-08 (土) 01:27:28
      • COSMO SPHERE Lv1_CLEARED
        & UNLOCK Lv2
        -- 2014-02-08 (土) 01:28:44


      • パラダイムシフトが終わり、静寂を取り戻したコスモスフィアの中
        本来の姿を取り戻した彼女の心の世界
        ダイバーが去った今、その世界を見つめているのは
        空に浮かんだ、歪な月だけ
        世界を歪めていた月が次に見せるのは―

        -- 2014-02-08 (土) 01:31:28
  •   -- 2014-02-07 (金) 23:06:17
  • COSMO SPHERE Lv1_START -- 2014-02-06 (木) 22:16:25
    • (ミアレスカの掛け声と共に、クーの視界が闇に閉ざされる。ぶつん、ぶつん、とスイッチが切れるかのように聴覚、嗅覚なども次々と失われていく)
      (感覚が失われ、意識だけが残る。残った意識は闇の中を流されていく)
      (何かに吸い込まれるような、流されるような。やがて闇のトンネルを抜けきった時、そこに広がっていたのは―)

      (蒼。視界一面に広がる、蒼)
      (上空からやさしく降り注ぐ陽光。眼下に広がる雲海)
      (どこまでも広がる空の海の中、クーは見えない何かに支えられるかのように浮いていた)
      (重力と物理法則という絶対の枷から解き放たれた世界で、クーは何を思うのだろうか) -- 2014-02-06 (木) 22:20:07
      • (神経を一塊ずつ切断されるような気分の中、沈んだ闇。それこそ内臓といわず自分がどこかへ連れ去られる感覚の後。)
        (目は最初から開いていたはずなのに、教室での居眠りから目覚めたときのように。)
        (視界に飛び込む清冽な蒼。瞬きを数度。ぎゅっと一度目を瞑って、開いた。)
        (見回せば、そこは空。)
        ……ミア。いるのか? -- クー 2014-02-06 (木) 22:27:54
      • はいはーい、呼んだ?(クーの呼びかけに応え、その場に現れるミアレスカ)
        どう?リクエスト通り何処までも続く空を作ってみました!下も上も、何処まで行ってもぜーんぶ空!思うように飛び回るといいよ!
        (空を再現するのも慣れたもの。ふわふわと泳ぐようにクーの周りを飛び回り)
        -- 2014-02-06 (木) 22:32:58
      • (突然現れた少女の姿に、僅か驚いた顔になって。)っと。なぁ、ミア。この世界――
        (果てはあるのか、と。聞こうとした矢先に、与えられた答え。)
        (少年は一瞬、ぽかん、と。呆けたような表情になった後。)
        は、はは。(ゆっくりと。空の中、少年は動き始める。眼下、雲に向けて。)
        はははははははははは!(笑う内に、加速は続く。9.8m/s^2。3秒もすれば時速100kmを超えた。)
        (ごぅ、と。風鳴りの音が耳に飛び込む。一つ結びにした髪が、暴れて。)
        (雲を抜けた向こう側も空。速度は上昇する。終端速度180km/h。)
        (途中、加速は向きを変えて。横へ、天頂へ、雲の中を突っ切って。)
        (この世界が少女の中であると、覚えているのか、否か。)
        僕は、今、飛んでるのか!(風圧の中。腕を広げて叫んだ。) -- クー 2014-02-06 (木) 22:45:10
      • っと、いってらっしゃーーーーい!!(笑いながら加速を始めた少年を手を振って見送る。きっと自分の声など聞こえていない)
        (けれど、それで良いのだ。彼が望んだことを、望んだままに成すことが出来ているのなら、それ以外はノイズでしかないだろう)
        (やがて聞こえてくる問いかけ。くすり、と笑みを零せばその姿をクーの隣に現して)
        そうだよクー。クーは今、まぎれもなく飛んでるんだよ!空の上を!誰よりも早く、誰よりも自由に飛んでるの!
        (風を裂いて進む少年の横。彼の速度に合わせながらの言葉)
        (空に果てが無ければ、落ちているという概念など存在し得ない。なればこそ、彼は今「飛んでいる」のだ。間違いなく)
        -- 2014-02-06 (木) 22:57:46
      • そうか、飛ぶって、こういうこと、なのか!(現れた少女の姿を見て、少年は、明朗な笑顔とともに頷いて。)
        (徐ろにミアの腕を掴んだ。崩れた体勢に伴って、少年は少女ごと、ぐるんぐるんと回転する。)
        姿勢が崩れても、落ちない、死なない!(制御なんて、とうの昔に失っていた。)
        僕は今、何にも縛られていない!(触れる雲の微かな湿り、冷たさも。夢の中だなどと思えない。)
        (回転の勢いに負けて、外れた眼鏡は、どこか遠くへ飛んで。)あぁ、ミア。ごめん。(不意に謝罪の声。) -- クー 2014-02-06 (木) 23:10:48
      • (この少年のこんな笑顔、初めて見たんじゃないだろうかと。内心驚いた瞬間に腕をつかまれて)
        へっ!?わっ、ちょ、ちょっとぉー!!(思い切り振り回されて抗議の声も上手く出せない)
        (それでもまぁいいだろう。こうして己の世界の中で楽しんでくれているのだから、それ以上言うことなんか無い)
        …へ?ど、どしたの急に。何か、あったっけ?
        (眼鏡をなくした少年からの謝罪の言葉に首を傾げる)
        -- 2014-02-06 (木) 23:22:17
      • いや。知らないで評価することほど、馬鹿なこともないな、って。それだけ!
        (いつかの、知らぬままに貶したことへの謝罪だったのだろう。言ったものの恥ずかしかったか、笑って。)
        (同時、少女の腕を掴んでいた手を離せば、遠心力に従って、二人、距離がぐんと開く。その前に。)
        よし、戻ろう!不自由な元の世界に!
        (少年は手を広げ、蒼海の中両の腕を広げて、言った。) -- クー 2014-02-06 (木) 23:43:54
      • だから言ったじゃない!すっごく素敵なことなんだってさ!
        (クーの言葉に笑顔を向けて深く頷く。これが、この笑顔が見たかったからあそこまでムキになったのかもしれない)
        (母もきっと、ダイブした相手のこの笑顔が見たかったから仕事を続けて来たのだろう)
        (憧れる母に近づけたような気がして。そして、素直じゃない友人の素直な心に触れられた気がして、思わずくすくすと笑ってしまった)
        うん、帰ろう!私たちの…不自由だけど、素敵な世界に!
        (離れていくクーが発した言葉に応え、接続を終了する)
        (どこまでも広がる空は収束していき、世界は再び闇に包まれる。そして―)
        -- 2014-02-06 (木) 23:59:24
      • COSMO SPHERE Lv1_END -- 2014-02-06 (木) 23:59:38
  •   -- 2014-02-05 (水) 00:30:05
  • COSMO SPHERE Lv1_START -- 2014-02-04 (火) 22:34:27
    • (ミアレスカの声と共に、キシィの身体からすぅ、と力が抜けていく
      身体の自由が失われ、意識だけが何処かへ抜け出ていく不思議な感覚)
      (体の枷から解き放たれた意識は、闇の中を流されていく。深く、深く。先の見えない闇の中を駆け抜けたその先には―)

      (涼やかな風が吹く高原の上空に、キシィは浮かんでいた)
      (だというのに落ちることもなく、ただふわふわとそこに浮かんでいる。心地よい風が頬を撫で、周囲を鳥たちが無邪気に飛び回っていて―) -- 2014-02-04 (火) 22:38:17
      • (強いて言うなら眠りに落ちる寸前か。体が動かないのに、暗いのに、不思議と怖くはなかった。なんとなく安心して身を任せられるその感じは夜の闇などとは様子が違う)

        ……(いつしか閉じていた目を開く。普段なら声を上げてはしゃいだだろうが、今回は違う。浮遊の感覚も風や鳥の声もすべてが心地よく体を流れた)
        (一度深く深呼吸して大きく手足を広げた。何によって浮いているのかは分からないが、自分を包むものに一度体の全てを預けてみる) -- キシィ 2014-02-04 (火) 22:47:12
      • (涼やかな風がキシィの身体を包み、通り抜けていく。何処までも青く広がった空の中は、ともすれば海中からの眺めにも似て)

        ―どう?他の力無しで空に浮かぶのって…結構気持ちいいでしょ?夢の中とは言ってもさ、なかなか出来ない体験だと思うんだけど!
        (その身を自然に任せるキシィの隣に、ふわりとあらわれるミアレスカ。キシィと同じく何の助けもなく宙に浮いている)
        -- 2014-02-04 (火) 22:54:30
      • はい!とってもすごいです!鳥になったような……いや、違う?ちょうちょ……うぅん、クラゲになったみたいです!(海中にも思える空中に漂う感じを表現したつもりではあるがあまりセンスはなかった)
        ミアちゃん、これってもしかして……動けちゃいますか?(ミアと言う刺激がこの世界に興味を持たせた。試しに泳ぐように手足を動かしてみる) -- キシィ 2014-02-04 (火) 23:00:56
      • もちろんですとも!此処はキシィの思い通りになる世界だからね!鳥のように早く!と思えばそうなるし、どこまでも高く!と思えばそうなるのだ!
        (ミアレスカの言葉通り、キシィの手足が動けばまるで水をかくかのようにスムーズに前へと進む)
        (ひんやりとした空気の中、風を切って進むその感覚は決して他では味わえないもので)
        -- 2014-02-04 (火) 23:08:00
      • ほんとだ!(バタ足で進むが、ミアの説明を信じるならそれすら必要ないことに気づく。ゆっくりと高く高く、宙に昇ってみた)
        綺麗な世界ですねぇ……ミアちゃん、すごいです!これって魔法ですか?(本当は高いところは好きじゃないはずなのに、この世界では高く昇ることがとても心地よくて。そこでつい考えてしまった、落ちても気持ちいいのかなと)ミアちゃん、やっぱりここでも痛いことしたら痛いですか? -- キシィ 2014-02-04 (火) 23:25:17
      • (イザヴェルの動きに合わせ、進んだり、登ったりを繰り返す。思うさまに宙を泳ぐその姿を笑顔で見守っていたが)
        …ん?そりゃまぁ、痛みはあるよ?死にはしないけどー…現実に戻った時に痛くなると思う!
        ……あ、でも待って。此処をこうして書き換えてー、こうすればー…っと!
        (何事か空中で指を動かし)はいOK!これでキシィの身体は鋼のように頑丈になりました!大抵のことなら耐えられると思うよー?
        -- 2014-02-04 (火) 23:35:06
      • あ、やっぱりですか……い、痛かったらちょっとやめとこうかな……(もし落ちるのに気持ちよさを感じることができたら、そこまでいかなくとも怖くなくなれば、現実で飛び回る事も可能なのではないかと期待していた)
        ……え、そんなのできるんですか?ほ、ホントですね?信じますよ!(深呼吸を二回、意思を固めて力を抜く。本来なら浮いているのだろうがここは思い通りになる世界、自由落下を願えばそうなるのだろう)
        (かなりの高さまで上がっていた為落下時間は長い。落ちて、落ちて……)うわーっ!?(地面に激突した。地面はどうなるのか分からないが自分は無事であった。しばらく激突の衝撃の余韻を感じたあとゆっくり身を起こす) -- キシィ 2014-02-04 (火) 23:41:51
      • (目には見えない、感じることすら出来ない支えを失ったかのように、キシィの身体は真っ逆さまに落ちていった)
        (相当の高さから相当の質量が落下したのだからその衝撃たるや。すさまじい轟音を響かせ、大地に思い切りクレーターを作り、キシィは墜落した)

        ……大丈夫?っていうか何でいきなり落ちたの…??
        (身体に傷は残らない。そのように世界を作り変えたのだから)
        (けれども、友人が唐突に取った行動を理解しかねて尋ねる)
        -- 2014-02-04 (火) 23:46:35
      • うぅ、夢の中でも結構効きます……(傷もなければそんなに痛いわけでもない。が、やっぱり衝撃でくらくらする。現実だったらくらくらするで済まないのだろうけど)
        はい、大丈夫ですよぉー……ちょっとふらつくけど(立ち上がろうとしてくたっと座り込む。腰でも抜けたのかもしれない)
        えへへ、実は私あんまり高いところ得意じゃなくて……飛ぶ時もゆっくり安全運転なんです(夢の中のいい所は現実においてきたはずの箒だって出せることである)これって結構安定してるんですけど、曲乗りみたいな事するのが怖くて……それで怪我しない夢の中で練習しようと思ったんですけど!心配させちゃってごめんなさい(頭を下げる。聞いてからやったから良かったものの、思いつくまま行動して怪我でもしたらミアだって嫌な気分になったに違いない) -- キシィ 2014-02-04 (火) 23:53:57
      • あは、流石にちょっと衝撃が大きかったかな。立てる?(ほら、と手を差し伸べて)
        あー…そういうことか。うん、ケガしなかったみたいだしそれでオッケー!でー…思いっきり落ちてみた感想はどう?ちょっとは怖いの、なくなった?
        -- 2014-02-05 (水) 00:05:36
      • あ、ありがとうございます……(手を取って立ち上がるもまだ膝は少し震えている。えへへと照れ笑いでごまかした)
        うん、そういう事です!こんなに元気なんて夢って便利ですね……やっぱり怖いは怖いですけど、どのくらい怖いかは分かりました!このくらいならそのうち慣れちゃいそうです(ブイサインしてミアに笑顔を向ける)次はスピード練習もしたいんだけど……ミアちゃん、あと何分残ってますか?時間いっぱい楽しませてもらっちゃいますので!(箒を手にはしゃぐ。今回のところはギリギリの金額しか持ってなかったので60分の内の残りの時間で空をかっ飛ばすことに決めたのだった) -- キシィ 2014-02-05 (水) 00:11:09
      • うんうん、此処ならどんなことしても大概はケガしないから、思いっきりやっちゃって!
        (そうして、普段出来ないことを思いっきり楽しむキシィの姿を、時間いっぱいまでほほえましげに見守っているのだった)
        -- 2014-02-05 (水) 00:25:22
      • COSMO SPHERE Lv1_END -- 2014-02-05 (水) 00:25:34
  •   -- 2014-02-04 (火) 00:49:00
  • COSMO SPHERE Lv1_START -- 2014-02-03 (月) 21:48:27
    • (ミアレスカの掛け声と共に、十蔵の意識は肉体を離れ、目に見えぬ流れの中へと追いやられる)
      (五感が失われた世界の中、出口のない闇のトンネルをどこかへ向かって流されていく)

      ―ザッ ザザッ

      (ノイズが走る。そのたびに世界がぐにゃりと歪む)
      (そんな不安定な流れの中。十蔵がたどり着いたのは―)

      (湖のほとりに広がる花畑であった。小鳥が歌い、爽やかな風が吹き抜ける穏やかな世界―) -- 2014-02-03 (月) 21:52:16
      • (深い深い意識の昏迷の中、日差しのように差し込む世界の出口から──)
        (徐々に五感を取り戻すように体の感覚を確認する。おかしい…いつもの自分と、何か違うような感覚)
         
        ……ぅ

        (声を出せばわかる。自分の声より些か低い声…そして目を開いて周囲を見渡せば湖のほとり…)
        (この穏やかな世界で目を覚ます)
        (だが立ち上がればわかる。今、自分は学園の制服を着ていない)
        (薄汚れたロングコート、鎖で作られたベルト…そして何より視点が些か高い)

        …ミア、レスカ?
         
        (ここはミアレスカの世界であるが故、彼女なら自分の姿がわかるだろうかと。問うように名前を呼ぶ)
        (管理者であるミアレスカならわかるだろう…今の十蔵の姿は年がいくつか上であり、服装も…髪の色さえ違っていた。その色はくすんだベージュ…枯れた花の色) -- 井隅 十蔵 2014-02-03 (月) 22:02:37
      • ―っと、十蔵、大丈夫?(ふわ、と何処からか姿を現すミアレスカ)
        (心配そうに声をかけようとして、止まる。この目の前の彼は―いったい誰なのだろう)
        ……十蔵、なの?あの、確かに面影はあるけど…。私のこと、分かる?
        (己の精神世界に招くのは相手の精神体。招いた相手の精神体が、現実と違う姿をしているなどとどうして思おうか)
        (これが彼の心の中に潜んでいたものなのか。それとも―)
        -- 2014-02-03 (月) 22:14:32
      • …らしい、な。どうやらこれが俺の姿らしい(肩をすくめるように両手を広げ、健在であることを表す)
        ミアレスカの姿がそのままということは、俺の方から出たものだろうから…これでいいんだろうな。
        おそらくこれが、学園に来る前の姿だったんだろう。
        恭一郎と同じく学園以前の記憶がないのは笑ったけど、まさか姿まで違うとはなぁ…
        (わかるわかる、とミアレスカの確認も怠らず…そのまま自分の顔を確認するために湖へ歩いていく)
        (そして、湖につけば水面を鏡に見立てて覗き込み…顔を見ればわかる)
        (自分が持っていたもう一つの身分証明に張られた顔写真そのものだった)
        (そして、その顔を眺めるように…月が、白い月が見ていた。瞳をこちらに向けて…)

        ミアレスカ、その…大丈夫か?今。この世界は。ミアレスカ自身には何か起きてないか。
        (白い月が嗤う青天が広がる世界に風が吹く。花弁が、吹雪のように舞う) -- 井隅 十蔵 2014-02-03 (月) 22:27:57
      • …姿まで、違うって。そんなことあるのかな(とは言うものの、この世界に偽りの姿を持って侵入してくる輩などそう居るものではない)
        (事態はさっぱり呑み込めないが、今こうしてここに居る十蔵が嘘ではないということだけを否応にでも理解させてくれる)
        へ、あ、あー…っと。今のところは大丈夫だけど。あの、ちょっと気になることはあって…
        あの、ダイブする時にね?「十蔵以外の何か」も一緒に入ってくるような感覚はあったの
        私の勘違いかもしれないけど……何か、不自然なダイブではあったと思う
        (闇の中走った幾度かのノイズ。世界を形成する際に感知された微妙な異物)
        (今こうして構築された世界の中に、その異物の意思が紛れ込んでいるとすれば―)
        -- 2014-02-03 (月) 22:34:59
      • 異物、異物か…悪いなミアレスカ。そういう可能性もあったんだ。いや…来るのはわかっていたとも思う。
        ノイズの正体、俺についてきた…いや、俺の中にいる…あいつが
        (そして振り向く。月へ、幾度もみた…己を苦しめる、己を縛る、己を導くといったあの…邪悪な月へ)
         
        (湖のほとりの花畑とい世界の中での異物。それは月。夜にしか瞬かない月が…真昼の月として、そこにあった)
        (加えてその月には瞳があり…十蔵とミアレスカを見下ろしていた)
         
        あれは、ミアレスカが作ったものじゃ…ないだろう -- 井隅 十蔵 2014-02-03 (月) 22:43:15
      • …な、に…あれ(十蔵の視線の先に目をやれば、そこには見たこともない歪な月の姿があった
        知らない、知らないよ!私、あんなの…!(思い浮かべてもいない。例えアレが己の心の奥底に眠っていたものだとしても、そんなものがこの階層まで出てくる筈がないのだ
        (歪な月に見据えられ、一歩、二歩と後ずさる)
        (何をするわけでもない。ただ其処に在り、此方を見ているだけ)
        (だというのに、何なのだろうこの恐怖は。腹の底から、地の底から湧き上がってくるような、根源的な恐怖)
        (理性の聞きづらい、心の中の世界だからこそ、その恐怖はより強く己の身体を縛り付ける―)
        じゅう、ぞう……あれも、十蔵の中に…?
        -- 2014-02-03 (月) 22:47:39
      • (それは全てを見透かすような月。人の心の汚を悦び、貪り、愉しみとする…無邪気な邪気を垂れ流す月)
        (その瞳はこの世界の主にして創造主、そして…根底が揺らいでもいる心を持つミアレスカをも見る)
        (見透かすように、湧き立たせるように…腹の底から溢れ出させるために)
         
        …あれが、俺の中にいた。俺の…力の源。俺を今縛り付けている…何か
        こうやって誰かに背中押されてるからこそわかる…あれは、邪悪な存在だ…人を惑わす、邪悪な…
        (月の嗤いは一層愉快げになり、音もなく…それがノイズとして世界に表れ始める)
        ミアレスカ!切ってくれ!もう十分だ! -- 井隅 十蔵 2014-02-03 (月) 22:59:37
      • ―ぁ、う、っく…(後ずさる。逃げ場など無いというのに。ダメだ。自分の中の世界だというのに、主導権を完全に握られてしまっている)
        (世界を作り変えることも、異物を排除することも出来そうにない。こうして見つめられているだけで。心の奥底に隠していた何かが、湧き上がってきそうで―)

        っく、ぅ、ぁぁぁっ!!!ここは、此処は私の世界だ!あんたなんか、…居ていいところじゃないっ!!!
        (精一杯強い言葉を吐き、精神を遮断しに入る。多少強引でもいい。リンクを、切らなければ―)
        インフェル・ピラからのリソースダウンロードを中止!コスモスフィアコントロールをミアレスカからサーバーに譲渡!ダイバーとの感覚リンク遮断!
        強制、終了……っっ!!!!
        (ただコスモスフィアを閉じるだけなのに、すさまじい負担が神経に集中する。焼き切れんばかりに熱を持った脳内の回線を必死に遮断して―)
        -- 2014-02-03 (月) 23:11:56
      • COSMO SPHERE Lv1_END -- 2014-02-03 (月) 23:12:11
  •   -- 2014-02-01 (土) 00:04:21
  • COSMO SPHERE Lv1_START -- 2014-01-30 (木) 20:57:17
    • (ミアレシカの掛け声と同時に、オルガの意識は闇の中へと吸い込まれていく)
      (現実の自分は確かにそこに立っているのに、五感はそれを否定する)
      (意識だけが抜け出て、不安定な空間を彷徨っているような錯覚に陥るだろう。闇の中を、見えない流れに押し流されるようにして進んでいき、やがて―)

      (オルガが立っているのはリングの上であった。四方をロープで囲まれた限定的な戦場。逃走は許されず、魂が真正面からぶつかり合い火花を散らす。そんな場所)
      (眩いライトに照らされたオルガを、万雷の喝采と歓声が包む。周囲を埋め尽くすたくさんの観客が一斉にオルガの名を叫ぶ)

      (そう。此処はリングの上。オルガが憧れた戦士たちが熾烈な争いを繰り広げたその場所に今。オルガは立っている―) -- 2014-01-30 (木) 21:01:47
      • (ふわふわと…意識だけがふわふわと浮いているような感覚。フレキとの契約の時に、こんな感じだったかなー、とおぼろげな意識で思いながら)

        ……ん、わっ…(目を開くそこは、リングの上。まばゆいライトの下、アマレスの様な服を身に包み、自分がいる。周囲には観客…ここは、リングだ)
        おぉー……すごい…!!(すごい。熱気に満ち溢れている。これこそ、自分の求めていたもの。超人たちが闘いあう、リング上)
        (そして、目の前に立っている男は…もちろん)………キン肉マン…!!(感動で声が上ずる。目の前の、自分が憧れ続けた真のスーパーヒーローが、目の前に立っている)

        ……(居ても立っても居られない。正義超人に立ち向かう自分が悪行超人でも構わない。今はただ、憧れ鍛え続けた技たちを―――目の前の、豚面マスクのお茶目な、それでいてどこまでもかっこいい、真のヒーローにぶつけたい)
        次鋒オルガ!!行きます!!(満面の笑みでそう叫び、目の前のキン肉マンに突撃していった。ゴングが甲高く打ち鳴らされる) -- オルガ 2014-01-30 (木) 21:07:48
      • (打ち鳴らされるゴングを観客席で聞いていた。これから死闘が始まろうというのに、この先輩はどうしてこうも楽しそうなんだろう)
        それだけ、憧れてたのかな(ライトに照らされるリング上のオルガを見て小さくつぶやく)
        (正直、自分から戦いの場を作ってくれという人の気持ちはよくわからないけれど、こうして嬉しそうにしてくれているのは悪い気分ではない)
        私の力も…役に、たってるのかな?
        (うん、と一人小さくうなずいて)がんばれー!オルガせんぱーーーい!!!
        (今はただ、一人の観客として敬愛する先輩に声援を送ることにしよう)
        -- 2014-01-30 (木) 21:14:06
      • (目の前の、文字通りキン肉の鎧を身に纏った超人に、自分の持てる超人技をすべて吐き出していく。超人強度?そんなものは、何の当てにもならない)
        (『ワシの番じゃ〜〜っ!!キン肉―――バスター――っ!!』 キン肉マンが自分の体を抱え上げ、48の殺人技として放たれる。自分が行うよりも、すさまじい勢い。凄まじい気迫。)
        (これよ。こういう状況が最高なのよ…!!! 高ぶる気持ちを、狼の加護に乗せて…)…ゼーゲンヴォルフ・パワーーー!!(一気に、闘気として開放して)
        6を返せば…9になる!!甘いわね、キン肉マン!!(空中で体を上下入れ替え、今度はこちらが…)キン肉っ、バスターー!!(それは、自分が一番最初に練習した、超人技)

        (だが…ああ、だが。自分の信じた、この最強の正義超人なら。きっと、そうだってわかってた。自分と触れ合うキン肉マンの体が、ぐんぐん熱とパワーを放ってる。この、あこがれ続けたこの力は…)
        (『ならばわたしも!火事場のクソ力ーーー!!!』と、自分のパワーなんて目じゃないくらい、爆発的な力が持った脚から、全身からあふれ出して)
        (知ってた。だって、7000万パワーだもん。…信じてた。やっぱり超人は、キン肉マンは。ラスト5秒の逆転ファイターなんだもん!)
        (『9を6に変えてやるーっ!これでワシの…』と、先ほどひっくり返った体を再度ひっくり返されて。元の木阿弥、こちらが受け手になってしまう)
        (もちろん、もう戻せない。だって今のキン肉マンは、最強なんだから――――――)

        (『キン肉バスターーーーーっ!!』と、彼の最強の必殺技を極められる。その瞬間を何と表そうか?5体を蹂躙される痛み、最高の試合展開になった嬉しさ?あこがれの存在が、やっぱり強かったことへの喜び?)
        (薄れゆく意識の中で……でも、最後に。キン肉マンが、あたしに笑顔で手を差し伸べてくれている姿が見えたのが、すごい印象に残った――――――――) -- オルガ 2014-01-30 (木) 21:27:46
      • (手に汗を握る、とはこのことだろうか。二転三転する試合展開に、自分の精神世界だということも忘れてしまいそうになる)
        (やがて試合が決したその時。先輩の顔はやっぱり笑顔のままで)
        ……ちょっと、羨ましいかな
        (そんなことを呟きながら、オルガとのリンクを切断するのだった)
      • COSMO SPHERE Lv1_END -- 2014-01-30 (木) 21:41:50
  •   -- 2014-01-29 (水) 00:15:03
  • COSMO SPHERE Lv1_START -- 2014-01-28 (火) 23:20:02
    • (ミアレスカの声と同時に、エイベルの意識は闇の中へと落ちていく)
      (決して意識の途切れないぎりぎりのライン。五感のすべてを失われつつも、闇の中に居る自分の存在だけは認識出来る、そんな感覚)
      (落ちているのか、浮かんでいるのか。それさえ定かではない闇を抜ければそこに広がっていたのは―)

      (荒野であった。荒れ果てた荒野。無骨な形の岩山があちらこちらに聳え立ち、その中心に広がるは、石版を敷き詰めた何かのステージのようなもの)
      (ぶっちゃければセ○ゲームの会場そのものであった。五感を取り戻したエイベルは漫画の主人公そのままの格好でそのステージの中心に立っていて―) -- 2014-01-28 (火) 23:22:27
      • (自分の現在位置が定まらないのは、根源的に不安だ。ひどく落ち着かない。が、その感覚は長く続かず)
        (突如として視界が開け、あたりを見渡すと、それは漫画を読んで想像した通りの空間で)
        すっげえ!!(叫んだのもつかの間、自分の姿に気付いて)でもちょっと落ち着かねえなこれ!恥ずい!(コスプレ感にそわつく) -- エイベル 2014-01-28 (火) 23:31:33
      • はーい、コスモスフィアへようこそ!此処はエイベルのために作ったエイベルのための世界!
        …ってあれ?衣装は気に入らなかった?気分出るかなーと思ったんだけどなぁ。ま、要望は全部満たしてるから好きに遊んで行ってちょーだいっ!
        -- 2014-01-28 (火) 23:36:57
      • うむ。…………はっ(エネルギー弾試し打ち。出た)…はっ(ちょい強めに出してみる。出た。砕ける岩)
        ……はーーーーっ!!!(例のポーズ いっぱい出た)……(一回手をぐーぱーさせてから頭に指当てお試し瞬間移動)
        (ミアの前に)超ありがとう 超完璧だわ!(少年の瞳で興奮気味に言ってまた舞空術その他試しつ小一時間)

        満足した(いい笑顔) -- エイベル 2014-01-28 (火) 23:55:19
      • (楽しそうに遊ぶ姿を見守りつつうんうん、と満足げにうなずき)
        お、満足してもらえた?それならよかった!ちなみに、敵キャラ出して原作再現!みたいなことも出来るし、よければ次に試してみてねー?
        で、どうする?まだ遊んでく?そろそろ現実世界に帰る?
        -- 2014-01-28 (火) 23:58:59
      • マジで。……美味しいもんは食い足りねえくらいにしとこう。
        あんまり延長して額がえらいことになっても困るしな。っつーわけで、現実に帰る。 -- エイベル 2014-01-29 (水) 00:02:50
      • はいはーい、そんじゃご利用ありがとうございました!
        (ミアレスカがひらひらと手を振ると再びエイベルの意識は闇の中に溶けていく)
        (長い長い闇のトンネルを抜け、意識は再び現実の世界へと―)
        -- 2014-01-29 (水) 00:05:15
      • COSMO SPHERE Lv1_END -- 2014-01-29 (水) 00:05:26
  •   -- 2014-01-28 (火) 00:25:13
  • COSMO SPHERE Lv1_START -- 2014-01-27 (月) 22:23:51
    • (ミアレスカの声が店内に響くと同時に店内の照明が一斉に落ちる。同時に、ダルトンの全身から少しずつ感覚が消えていく)
      (右手、左手、右足、左足。自分の身体が無くなっていくような感覚の後、すべてが闇に包まれて―)

      (再び視界に映ったのは一面の蒼。ふかいふかい、蒼。ただそれは青空ではなかった)
      (視界に映るは、天に上る数多の泡。天から差し込むはゆらめく陽光。そして全身に感じる不思議な抵抗感―)
      (そう、ダルトンがいるのは水の中であった。深い深い海の中。泳ぎ回る魚の群れもまたそれを示している)
      (ただ、息苦しくはない。呼吸が出来ているのだ。どういう理論かはわからない。ただ、呼吸をしても水を飲みこむことはなく、問題なく息を吸い、吐くことが出来ている―) -- 2014-01-27 (月) 22:27:16
      • (何だここは……水の中!? い、息が! ……出来る? そうだ……ミアレスカは)
        ミアレスカ! どこだー?(どうやら声も出せるようだ 言葉を出すたびに口から泡があふれる) -- ダルトン 2014-01-27 (月) 22:32:10
      • はーい、呼んだ?(泡の一つが水中で弾ければその場にミアレスカが現れる)
        コスモスフィアへようこそ!ここは私が作り出した、ダルトンのための世界!手始めに海中散歩とかどうかなーっと思ってさ!
        (まるで人魚のように、周囲の魚たちと戯れながら言う)ダルトンも泳いでみたら?今なら普通じゃ出来ない泳ぎとか出来ちゃうかもよー?
        -- 2014-01-27 (月) 22:37:43
      • おぉ、コスモスフィアというのかこの空間は なんというか不思議な感じだな。
        普通じゃない泳ぎ方というのは……んん……?(普通に脚をばたつかせて泳ぎながら)
        おぉ、なんというか……自在に泳げる感じだな。(そのうち水を蹴る様に泳ぎ始める) -- ダルトン 2014-01-27 (月) 22:44:07
      • ふふーん、海の中だけじゃなくて、空の上でも火の中でも何でも再現出来ちゃう不思議世界、と覚えておけばいいかな!
        (ダルトンが一足動かせば、まるで足にヒレでもついているかのように進む。通常では到底不可能なほどのスピードで海中を泳ぐことが出来るだろう)
        (そんな様子を見て楽しげに手をたたき)上手上手!やるじゃんダルトン!
        どう?普段じゃ出来ないこと出来るって、結構楽しくない??
        -- 2014-01-27 (月) 22:51:03
      • なんというか明晰夢みたいな感じだな……自由自在ってのが似てる感じ?
        なんとなくコツを掴んだ感じだ、進みたい方向に自在に動けるなんて楽しいな……不思議な感覚だ。
        つまりセラピってのはいろんな世界を作り出してそこで体験するってことか? -- ダルトン 2014-01-27 (月) 23:00:32
      • あ、そんな感じそんな感じ!見たい夢を見せてあげられる、ってことだねー
        そうそう、今回はお試しだからこういう世界を作ってみたけど、ホントは相手が望む世界を作ってあげるの
        そんで、その中で相手に思いっきり楽しんで貰って、日々の疲れを癒す!…とまぁ、そういうセラピーなわけ!
        -- 2014-01-27 (月) 23:10:02
      • なるほど、ちゃんとした場合は自由に指定できるってわけかそいつは便利だな。
        確かにこうして水の中(?)を漂うだけでも癒される感じがするな、現実とは違う世界、これが癒やしか……。 -- ダルトン 2014-01-27 (月) 23:44:19
      • そうそう!別に癒すだけじゃなくてー、なんかスリリングな体験したい!とかそういうのでも行けちゃうからね!
        普通じゃ味わえない癒し!此処で全てを忘れてのんびりしてくれたら、また現実で一歩前に進む元気も出るかなーってね!
        と、いうわけでそろそろ戻ろっか?気に入ったらまたよろしくね?
        (ミアレスカの言葉が終わると同時に、海中を照らしていた陽光が薄れ、少しずつ周囲が暗くなっていく。全身に感じていた心地よい水の抵抗も薄れて行き―)
        -- 2014-01-27 (月) 23:52:05
      • COSMO SPHERE Lv1_END -- 2014-01-27 (月) 23:52:32
  •   -- 2014-01-27 (月) 14:08:26
  • COSMO SPHERE Lv1 START -- 2014-01-26 (日) 22:57:23
    • (まるで脳内のブレーカーが落ちたかのように恭一郎の五感は失われる)
      (何も見えず、何も感じられない闇の中。一筋の光が闇の向こうに見える)
      (その光はゆっくりと大きくなっていき、そして―)

      (再び恭一郎が五感を取り戻した時、目の前に広がっていたのは空であった)
      (遮るものなど何もなく、視界すべてを覆い尽くす青空。その中心に恭一郎は浮いている)
      (ふわふわと。見えない力に支えられるように―) -- 2014-01-26 (日) 23:00:02
      • (五感が失われ、自分の意識がどこかへ行き、心は制動を失う。しかし不快な感覚ではなかった)
        (光が一杯に広がっていき、そして開けた世界は)
        青空………?(薄く目を開けて)って、なんだこれ!? そ、空を飛んでいる……いや、浮いている…?
        (不思議な光景、心が洗われる青) -- 武神 恭一郎 2014-01-26 (日) 23:05:41
      • ―ようこそコスモスフィアへ!ここは私が作った恭一郎のための世界!普段なら出来ないことも軽々出来ちゃう素敵な場所なんだー!
        (戸惑う恭一郎の傍らにふっと現れたミアレスカ。何事もないかのように宙に浮き、くるくると楽しげに恭一郎の周りを飛び回る)
        今の恭一郎に重力なんか関係なし!さ、飛んでみて!思った通りに進める筈だから!
        (すいすいと空を泳ぐように先導するミアレスカ。一定の距離まで進むと振り返り、ここまでおいで、とばかりに手を振って恭一郎を呼び寄せる)
        -- 2014-01-26 (日) 23:20:29
      • お、おお……?(ふっとミアレスカが現れると、驚きながらもこの環境を受け入れている自分に気付く)
        俺のための世界……(呼び寄せるミアレスカに置いていかれないように、空を泳いでミアレスカの元へ)これがダイバーズセラピ…… -- 武神 恭一郎 2014-01-26 (日) 23:27:08
      • はーい、よくできましたっ!(恭一郎が此方にたどり着けば、嬉しげに微笑んでその手を握り上下に振って)
        ふふーん、すごいでしょ?この中では恭一郎のしたいことなーんでも出来るよ!さ、何でも言ってみて!何でもかなえてあげるからさっ!
        (いつもよりテンション高め。笑顔満開で恭一郎に問いかける)
        -- 2014-01-26 (日) 23:30:34
      • (心が洗われる感覚、そして浮遊感と開放感から浮き立つような高揚も得られた)
        (そこまで至ってからようやくダイバーズセラピがいやらしいサービスの一種などではないことに気付いて凄まじい罪悪感が武神恭一郎を襲った)
        ごッ ごめんなさい……ごめんなさいミアレスカさん……(絶望と悲哀とその他諸々がミックスされた複雑な表情でミアレスカに謝罪する心の汚れた男だったという) -- 武神 恭一郎 2014-01-26 (日) 23:34:07
      • へっ!?あ、あれ!?何で謝るの!?な、何か気に入らなかったかな!?
        (気に入ってもらえるものと思っていた世界で、なんだかすごい表情で謝られてしまった。わけがわからずあたふたするばかりで)
        え、えっと!何か気に入らなかったんなら言ってほしいなーって…せ、せっかくコスモスフィアに来てくれたわけだし、望みはかなえてあげたいじゃん?
        (ね?と純粋な相手を思う気持ちをストレートにぶつけるミアレスカ。恭一郎が抱いていた邪な気持ちには気づいていないようで―)
        -- 2014-01-26 (日) 23:40:56
      • 違う、違うんだ……俺ダイバーズセラピがいやらしいサービスだとばかり思ってて…
        それで嬉々としてセラピーを依頼した心の汚れた男なんだよおおおぉぉ………
        (ぐすんぐすんと目元を擦って)でもなんだ、いいもんだな。空に浮く感覚って。
        …普段は見えないものが、見えてきそうだ……自分の中にあったのに、見向きもしていなかった何かが。 -- 武神 恭一郎 2014-01-26 (日) 23:53:54
      • ―んなっ…!!!恭一郎までそんなこと言うわけ!?ひっどい!そんなこと私がするわけ―(と、顔を赤くしたところで、続く恭一郎の言葉が耳に届く)
        ……うん、それが本来の目的だからね。いろんな現実の柵から解放されてさ。こうして望むままに心を解放して…それで、見えてくるものもあるんだよ、きっと
        だから、こうすることで皆が一歩前に進めるって思うから…私、この仕事が好きなんだー
        (澄み切った空気の中。先ほどまでの憤りは成りを潜めた。視界の隅々まで満ち満ちた青空の中、静かに微笑む)
        -- 2014-01-27 (月) 00:01:23
      • すまないブランドォン………!(泣きながら謝る。誰だブランドンって)
        心を解放か……(ミアレスカの言葉に頷き、青空の中で目を閉じた)
        ……また、ダイバーズセラピを頼んでもいいか? 来るよ、客としてな。(穏やかに笑ったまま、そう言った)
        (そしてまた意識は拡散していく。現実に戻ろうとするために) -- 武神 恭一郎 2014-01-27 (月) 00:15:25
      • …うん!ダイバーズセラピは、疲れた貴方の支えになるためにあるからねっ!また、何時でも使ってよ!
        …気に入ってくれたみたいだし、エッチなこと考えてたのは許してあげるっ!また、よろしくね?
        (きらめく陽光の中、恭一郎の言葉にぺこりと頭をさげる)

        (やがて視界がぼやけ、世界を構築していた要素が少しずつ欠落していく)
        (目の前に広がっていた青空は何かに押し込まれるようにその大きさを収縮させていき、同時に視界を闇が覆っていく)
        (視界が奪われ、聴覚が、嗅覚が奪われ。そして最後に宙に浮いていた感覚さえも消えていき―)
        (コスモスフィアとの接続は切断されるのだった)
        -- 2014-01-27 (月) 00:26:09
      • COSMO SPHERE Lv1_END -- 2014-01-27 (月) 00:26:36
  •   -- 2014-01-25 (土) 10:23:17
  • COSMO SPHERE Lv1 START -- 2014-01-25 (土) 00:05:34
    • (暗闇に包まれ、視界が奪われると同時に他の感覚も奪われていく)
      (湿った店内の空気を感じることもなく。時折聞こえていた、破れた配線に走る電気の音が途切れ)
      (まるで虚無の中に浮いている感覚がようやく終わった時、ジークの目の前に広がっていたのは草原であった)
      (穏やかな風が吹き抜け、小鳥が歌う広大な草原―) -- 2014-01-25 (土) 00:08:06
      • ―――。(さっきまで、薄暗い店内にいた筈だ。なのに、ここは一体どこなのだろう)
        なんだここ、飛ばされたのか? それとも幻覚か……? 
        一体何が、つか、ミアはどこだ? おいミア。いるんだろ、ミア! -- ジーク 2014-01-25 (土) 00:20:45
      • はいはーい、呼んだー?(ひょこり、とまるで最初からそこに居たかのように顔を出す)
        ふふん、これが「コスモスフィア」!私の心の中の世界。ジークは今、私の心の中を覗いてるってわけ!
        ここは私が作り変えた、ジークのための世界!今なら目からビームもロケットパンチも思うがままだよ?
        (混乱するジークとは対照的に、上機嫌で状況を説明するミア。その姿は心なしかいつもよりテンションが高めである)
        -- 2014-01-25 (土) 00:34:48
      • 今どっから出てきたお前!? なんなんだここは!
        コスモスフィア? 心の中をのぞいてるって……よくわかんねぇけど、あの機械がそれをさせてくれたんだな
        俺ひとつだけ言いたいけど出したいって言った覚えがないんだけどねそれ!? やたらとテンションたけぇし……
        しかし思うがままねぇ、やってもらった以上だいぶは気が進まないが……本日二回目! ローエンシュタイン流格闘術外伝! シュピーゲルアイ!!(カッと目を見開く) -- ジーク 2014-01-25 (土) 00:45:53
      • もー細かいこと気にしないのっ!テンションが高いのはアレだよ!きっと私が喜んでるから!
        友達にダイブしてもらえてうれしいなーって!その心がよりわかりやすい形で出てきてるんだと思うよー?(にこにこと笑いながら)
        (ジークが目を見開いた瞬間である。穏やかな空気を切り裂く一筋の鋭い閃光が迸る!)
        ズビィィィィーーーッ!!!!
        (まるで漫画のような効果音を発しながら迸った閃光は、空間を引き裂き、前方に聳え立っていた巨木を引き裂いた!!)
        おぉぉぉー!やっるぅジーク!やっぱビームっていうならこのぐらいじゃないとねー!
        -- 2014-01-25 (土) 00:58:08
      • そうなのか? 心覗かれてるのに? お前はなんだろう、苦労するせいへ……癖を持ってるんだな
        ふーん、そういうもんなのか? よくわかんねぇけど、まぁ喜んでならいいか……
        ええぇぇぇえええええ!? うわぁ、遂にこれは……いや、駄目だろ。ビーム出ちゃったよ、すげぇ適当にやったのに……!! 
        心の世界って、こんだけ自由に色々できるわけなのか? なんかすげぇなこれは……(眼帯を触りながら) -- ジーク 2014-01-25 (土) 01:14:10
      • まだここはコスモスフィアのLv1だからねー。このぐらいなら私も全然恥ずかしくないし?
        …っていうか今失礼なこと考えたでしょ!?別にみられるのが好きとかそういうわけではないからね!?
        へへー、すごいでしょ?他にもいろいろ出来ると思うよ?ここは私がジークのために作った世界だからね!
        「これしたい」、っていうのを何でもかなえてあげられちゃうんだから!(ふふーん、と得意げに胸を張る)
        -- 2014-01-25 (土) 01:31:54
      • つーか、レベルが上がるとどうなるんだ? それが少し興味あるけどな
        お、おう・・・すまん。失言だったなこいつは
        俺の為にねぇ……ビームはともかく、景色は悪くないな。嫌いじぇねぇや、こういうのは。ありがとよ、凄いんだなお前は(それは、軽口ではなくて、本心からの言葉だった)
        なるほど、それを疑似体験させるのがお前の仕事ってことか……実に面白いな、これは。魔術的なもんではないんだよな? -- ジーク 2014-01-25 (土) 01:38:17
      • レベルが上がるとー…うん、私の自覚してない嫌な部分とか、相手に対する秘密の気持ちとか、そういうのがぜーんぶストレートに出てきちゃう…かな
        だから私もセラピで使うのはこの階層だけにしてるの!心の内を全部さらけ出すなんて、そうそう出来ることじゃないしね?
        ふふーん、どうよ!私だってちゃーんとやれば出来るでしょ?ふふ、これでこのダイブの目的は達成したね!(ジークの言葉になお一層表情を明るくして)
        うん、魔術的要素はほとんどないよ。レーヴァテイルの特性を活かした科学技術の結晶って感じかな?他にも色々とレーヴァテイルには特別な力あるんだけどー…それはまぁ、また今度かな?
        -- 2014-01-25 (土) 01:45:51
      • ふんふん、なかなか面倒な能力なんだな……まぁその分なにかしらのメリットもあるんだろうけどさ
        確かにな。信頼で着る相手じゃないとそういうのは難しい……(特にこんな風なものでは、どのような心象風景が広がるからわかったものでもない)
        ああ、まぁまだ全然アホのこって感じは抜けてないが、プラスすげぇ奴だって付け加わった感じだな。
        そうだな、とりあえずは戻ろうぜ。まさかのビーム体験は驚いたが、なるほどこういう不可思議な事も存在するってわかったのは大きいな……まぁいずれ、教えられる範囲だけでいいから教えてくれると嬉しいぜ。
        それじゃあそろそろ戻ろうぜ、名残惜しいけどさ -- ジーク 2014-01-25 (土) 03:03:04
      • ま、自分の本心ぜーんぶ見せちゃうわけだからねぇ…ちなみに、Lvが進めば進むほど私の使う魔法が強力になるのがメリットかな!
        深い階層だと、自分のコスモスフィアの中で何が起こってるか自分じゃわからないからねぇ…なかなか難しいんだよねー
        む、むー…まだアホといわれるのは納得いかないけど、ちょっとは評価上がったからまぁ良しとしよう!
        ん、それじゃ接続切るね!ダイバーズセラピのご利用、まことにありがとうございましたー
        (ぺこりと頭を下げれば、来た時と同じように徐々に五感の感覚が無くなっていく。視覚、聴覚、嗅覚…それらすべてが失われ、暗闇の中へとジークが意識を埋没させていく―)

        COSMO SPHERE Lv1_END
        -- 2014-01-25 (土) 10:23:03
  • -- 2014-02-17 (月) 21:40:47
    • COSMO SPHERE Lv1_START -- 2014-02-17 (月) 23:01:58
      • (ミアレスカが静かに呟いた瞬間、店内のブレーカーが―否、ルィンディの視界のブレーカーが落ちたかのように突如として暗闇の中に意識が放り出される)
        (五感全てを失い、それでも意識だけが濁流に流されているような、捉え様のない不思議な感覚)
        (闇のトンネルを抜け、たどり着いたのは―)

        (涼やかな風が吹き抜ける広大な草原。地平線の彼方まで続く緑の海原がルィンディの視界いっぱいに広がっていて)
        (時折響く鳥の鳴き声も、涼風が運ぶ草木の香りも、全てが夢とは思えない程に現実味を帯びたもの)
        (これが、コスモスフィア。レーヴァテイルたるミアレスカが持つ、もう一つの現実とも呼ぶべき精神世界)
        (彼女がルィンディのために、ルィンディの望みを叶えるために作り上げた草原のど真ん中)
        (初めてのダイブ。初めての感覚。ルィンディは何を思うのか―) -- 2014-02-17 (月) 23:07:57
      • (床へ沈む感触がある。それから、光と音が剥がれ落ちていく感覚がある)
        (指先から身体がほどけていく。心を残して何もかも消える)
        (重力のようなものがあり、それに惹かれていった。生まれ落ちる前の記憶が蘇り、一瞬で消える)

        (「ここが“コスモスフィア”なのか」)
        (浅い夢から醒めるように、周囲の情景に気づきはじめる)
        (爽やかな湿気を含んだ匂い、頬を撫でる風。さざめき、鳥の音)
        (彼は、エリュシオンに居るはずの自分を見失いかけた。現実味に溢れていて、ここが本当の場所だと思い込んだ)
        (「…………」)
        (ややあり、ここは現実であると、そう思うことに彼は決めた。本当はそうでないことをしっかりと認識しながら、“コスモスフィア”に身を任せる)
        ……。どこだろう。(彼は、ゆっくりとした歩調で進みながらあたりを見回した) -- ルィンディ 2014-02-17 (月) 23:28:48
      • ようこそ、コスモスフィアへ。此処が私の精神世界…貴方が望んだ世界
        (辺りを見渡すルィンディの視界に、ふ、と。ミアレスカの姿が映りこむ)
        さ、ルィンディ。貴方が願った世界は―
        (そのまま、無言で地平線を指さす。その指の先に見えるは人影3つ)
        さ、いってらっしゃい。時間はいっぱいあるから。好きなだけ…ね?
        (それだけ言うと、穏やかに微笑んでルィンディを促す。これ以上の干渉はしない。彼がこれほどまでに望んだ人との再会なのだ)
        (たとえここがコスモスフィアの中とは言え、干渉するのは無粋だろう―)
        -- 2014-02-18 (火) 00:22:30
      • (「ありがとう」彼はミアレスカに頷いた。沢山の感謝を一語に籠めて、彼は、3つの人影へ向けて歩き出す)

        (草を踏みしめるたびにさりさりと音が鳴る。新緑は、どうやら春のようだ)
        (歩みを進めるたびに、時間を逆に進んでいる)
        (「ああ……ここは、エリュシオンに入るちょうど一年前のこと……」)
        (「部族から放逐され、四ヶ月が経った頃だったか……」)
        (「私を連れてくれたディクシャたちと、旅の途中に立ち寄った野原だ……」)
        (「ローズマリーの群生地があると聞いて立ち寄ったが、花期を外していたのだったか……」)
        (すると、新鮮な生木の香りが風に織り交ざる。心地良い痛みが鼻の粘膜をくすぐる)
        (足元にある葉は、松葉のように繊く、ぎゅっとしていて丸い)
        (指輪に嵌まる宝石の顆を草本の皮で包んだかのような、花の蕾がたくさんついている)

        (匂いに包まれる。ゆるやかな向かい風が吹いている。太陽の光がやわらかい)
        (彼はこのころの記憶がひとつひとつ鮮明なかたちで戻ってくるのを感じた)
        (人影は最初、ぼやけていた。距離のためかと思っていたが、違う。彼は自分の記憶を押し留めていたのだ)
        (そして今、その輪郭がはっきりとする)
        (一人。肩までの直毛の黒髪は、彼の氏族では珍しい。たいていは生まれた頃から伸ばし続けるからだ。中背の痩身も、部族の中では随分小柄なほうだ)
        (一人。膝窩まで伸びた黒髪を三つ編みにして垂らしている。この女性はただ一人そっぽを向いている。高い身長に、涼やかな横顔が見えた)
        (一人。彼はルィンディととても良く似た容姿をしている。髪の具合、体格、どれも似通っている。悠然とするその様は、しっかりとした精神基盤のある証拠であり、ルィンディにないものだ) -- ルィンディ 2014-02-18 (火) 21:44:30
      • (彼は泣きそうになった。心が揺らいだ。心の中になみなみ溜め込んでいた辛さが、傾くと同時にざばざばと溢れそうになった)
        (香味薫るこの地から、また“やり直せる”のだと錯覚したのだ。ここからまた、4人で幸せな道筋を辿れるのだと。戻ってきたのだと)

        (ぱしん)
        (痩身の男が歩み寄り、ルィンディの頬を軽くはたいた)
        「しっかりしろ」
        (彼は頬を押さえて、はたと現実──コスモスフィアの中であるが──に立ち戻る)
        (丸眼鏡を掛けたその男の瞳は大きく、冷徹にルィンディの目を見据えている)
        スィシピ……。
        (スィシピ。氏族の参謀青蛇の団(ブラヌシンシェ)に所属していた青年である)
        (スィシピはこの4人の中の参謀を務めていて、旅の指針などは彼が提案していたし、頭を遣う役回りはいつも彼の仕事だった)

        「……僕がいなくて、ちゃんとやっていけているのか、貴様」
        (ルィンディは萎縮した表情でその言葉を受け取る。彼はずっと、生活態度などについてスィシピから注意を受けてきた)
        (もともと世間知らずで常識なしだったルィンディが、日常生活を最低限こなせるようになったのはスィシピのお蔭である)
        ちゃんとやっているである。エリュシオンというところに入学して、寮で一人で生活しているである。できているである。
        「………」
        (スィシピは、微笑んだ。ルィンディから詳しい説明も聞こうとしないままに、一歩引いた)
        「なら、いい」 -- ルィンディ 2014-02-18 (火) 22:28:56
      • (スィシピはその短い遣り取りで会話を終える。感動の再開にしては淡白だったが、彼にとってはそれで充分だった)

        (ルィンディに良く似た男が、細身の女性の背を押して促す。ずっと虚空を向いていた彼女は、あまり乗り気でないようにゆっくりと歩いた)
        (彼女は対峙すると腕を組み、ルィンディを怜悧な瞳で観察する。今まで重ねてきた時間で背も伸びたことを彼は思い出した)
        (会話の切り口を迷い、お互いが沈黙する。彼は視線をちょっとずらしてスィシピに助け舟を求めたが、逸らされた。「つれない……」)
        「恋人の一人でもできたの?」
        (ディルゥヌ。金蛇の団(ペルゥクゥシンシェ)の音楽隊に所属していた。氏族の中で特別な立場にはなかったが、ディクシャを慕っていた)
        (彼は彼女が苦手だった。どうも、敵視されているような気がしたからだ。たまに酷く冷たい調子で接されることがあった)
        (女性への苦手意識は、このころ根付いたのかもしれないと、彼は自分を分析していた)

        いや……。(彼は口篭る。「余計に女性が苦手になった」と言ってしまいたくなったが、それはディルゥヌを責める意味合いを微かに含んでいたからだ)
        「じゃあ、男に興味あるんだ?」
        (ディルゥヌは矢継ぎ早にそう言った。本気の目はしておらず、嘲笑めいて細められている)
        そんなことはないのである。でも、友人は沢山できた……。数えられないくらい。みんな大好きだ。
        (感極まって声が震える。ディルゥヌは目を泳がせた。まばたきを数度して、軽く俯向く。長い長い溜息のあと、口を開く)
        「良かったね」
        うん、良かった。
        (二人の言葉は素直だった。純粋な心の遣り取りだった)
        「……ごめんね」
        (言葉にあった小さな棘が取れている。ディルゥヌはルィンディの片手を両手で握りしめた)
        (彼がこの台詞を聞くのは二度目だった。一度目の記憶がフラッシュバックして、ぞくりとスフィア全体が震える。苦しい記憶なのだ)
        (けれど、手のぬくもりがそれを押し留めた)
        「ゆっくりと理解していくべきだと思う。ディクシャも鈍かったから。……わからないからといってすぐに否定だけはしないで」
        「もしも、私がルィンディに“呪い”をかけてしまったのなら」
        「いま、解いてあげる」
        (ディルゥヌはルィンディの手の甲に口付けをした。愛おしい人にそうするのと全く変わりのない手順でそうした)
        (心がゆっくりと安らいでいく) -- ルィンディ 2014-02-18 (火) 23:36:54
      • (最後に彼は、ディクシャと話す)

        (彼は自分から、三人のところへ歩み寄っていった。影が重なり、四つはひとつになる)
        (吹き上げる風にローズマリーが揺られて、香りで彼らを包んだ)

        ディクシャ!
        「ルィンディ」
        スィシピ、ディルゥヌも、私、話したいことが沢山あるのである。
        「焦らなくとも良いのであるよ、ルィンディ。私達は、みんなわかっていてここにいるのである」

        (ディクシャはどこまでもルィンディの生き写しであった。口調や口癖までも、そっくりそのまま。鏡写しのようだ)
        (ルィンディはディクシャを真似ている。彼にとってのディクシャは尊敬の対象であり、目標であった)
        (ディクシャ。金蛇の団の若頭をつとめ、年若い連中を纏め上げていた。優しさと思慮深さをそなえた立派な人物であると、ルィンディは思っている)

        (彼は、共通語が上手くなったこと、魔法研究会を設立したこと、体育祭で3位になったこと、実技試験で苦戦したこと……)
        (沢山のことを話した。ゆっくり、ゆっくり。文字に表せば、何日分も続いてしまうくらいに、ずっとずっと喋っていた)
        (話せば話すほど、涙ながらになる。幸せなのだ。そして、その幸せをここにいる四人で共有できないことが、とても悲しかった)
        (話は終わる。なにしろ2年以上の時間をひといきに話したのだ。長い時間が経った。後には、彼の嗚咽だけが響く) -- ルィンディ 2014-02-19 (水) 01:15:37
      • 「ルィンディ」

        (彼は、身構えた。自分だけ幸せであることへの引け目が、胸を締め付けている)
        (足裏に感じる地面の暖かさが、会えるはずのなかった皆といま共にいるということが、どうしようもなく苦しい)
        (忘れられない思い出が、心の底から這い上がる。それは部族の中での記憶と、4人の旅の記憶、それからエリュシオンでの2年の記憶だった)
        (どれを優先して、どれを切り捨てれば楽になれるのかわからない。ぐちゃぐちゃに色が交ざって、心の色は溝色になった)

        「おいで」

        (涙に歪んで塞がれていた視界が晴れる)
        (ギターを爪弾く音がする。フレーズが記憶を呼び覚ます)
        (握りしめた手には、銀色の縦笛が握られている)
        (彼は何も言わずに、吹き口へ軽く下唇をつけた)

        (優しく、演奏が始まる)

        (スィシピが導くギターの音色は、流れになって4人を包んだ)
        (ディルゥヌがドラムでリズムを積み上げて、全体を整調する。そこへ並ぶのは、ティン・ホイッスルを吹き奏でる二人)
        (きっと、ルィンディの吹く高音だけでは浮ついて、耳に入り鼓膜を叩けども、すり抜けるような軽い音楽になってしまうから)
        (ディクシャの低音がそれを支え、残る二人もそれに続く)
        (4人はひとつの音楽になってコスモスフィアに響いた)

        (“彼ら”は、音になって、世界へ溶けこんでいく)
        (ルィンディを除いた3人の輪郭がなくなり、存在感をだんだんとなくしていく)
        (ただ、音だけがいつまでも残って、一緒に演奏を続けていた)

        (「さようなら」)
        (「さようなら」)
        (「ぼくは、幸せに生きます」)

        (演奏は終わりを迎える)
        (他のすべての楽器が静まり、ルィンディのティン・ホイッスルが音律を高らかに奏でた)
        (最後の最後に、すべての楽器が合わさって鳴る)

        (蕾だったローズマリーが一斉に咲き出した。青く小さな花を、深緑の葉に宿らせる)
        (ああ、それは、まるで……「満天の星のようで……」)
        (夢は終わり。暗闇が満ちていく。彼は、ゆっくりと眠るような仕草で、その暗闇に落ち込んでいった) -- 2014-02-19 (水) 02:00:40
      • (一連のやり取りを静かに見守るも、その内容を聞こうとは思わなかった)
        (この世界は彼が望み、作り出したものであり、そこで行われるのも彼が秘めた想いによるものだ)
        (自分はあくまで場を提供しただけであり、そこで何が行われるかについて介入するのはきっとフェアではない)
        ―おん、がく…?
        (やがて世界を満たす優しい音色に耳を澄ませる。世界に溶け込む音の一つ一つに、彼らの、ルィンディの想いを感じる)
        ―役に、立てたのかな?
        (やがて音楽がこの世界の全てに満ちたのと同時に、コスモスフィアの存在が薄れて行くのを感じる)
        …時間、かな
        (自分は彼の背中を押すことが出来たのだろうか。彼の行く先を照らすことが出来たのだろうか)
        (場を提供しただけで、そのようなことを想うのは奢りなのだろうか)
        ……それでも、それが私の願い、だもんね。頑張って、ルィンディ
        (ルィンディの意識との接続を切り離し、展開していたコスモスフィアを収束させる)
        (夢は覚め、意識は現実へと戻る)
        (願わくば、目覚めたルィンディの視界が晴れやかなものでありますように―)
        -- 2014-02-19 (水) 21:33:34

Last-modified: 2014-02-25 Tue 21:39:28 JST (3495d)