名簿/500628

  • ほの暗い闇の中、抽送の音が聞こえる。
    月明かりだけを明かりにした部屋の中に、柔らかい肉が蹂躙される獣音が響いていた。
    瀟洒なベッドの上、少女はその体に肉欲を打ち込まれながら声を押し殺す。
    既に体は開かれているし、そのことは後ろから彼女を貪る男にも、下腹部の火傷を齎しそうな温度と水音で理解出来ていた。
    だとするなら、後ろからこれ程までに突き崩されていながらも声を上げないのは単なる羞恥のためか、それをはしたないと少女が感じているからに他ならない。
    男は今まで感じたことのない程、下半身に獣の欲が滾るのを感じる。
    鍛えあげられた自分の体躯とは程遠いこの柔らかい肉の固まりを、心から屈服させたくなった。
    抽送を早めると、少女はたまらず、きゃ、だの、ふっ、だの短い悲鳴のような喘ぎを上げ始める。
    その声が、一層後ろから彼女の肉を突く男を興奮させた。
    -- 2013-07-23 (火) 23:40:38
    • 誘ってきたのは相手だ。好きに出来る。
      万一咎められようことがあったとしても、ここまで悦んでいる相手が自分を裏切ることが出来るわけがない。
      性的な征服感による恍惚が、男から冷静な判断を失わせ、ただ腰を振るだけの獣と化させる。
      脱ぎ散らかされた服には、それを初めて付けたときには誇らしいと思えたはずの近衛兵長の名札がある。
      衣紋掛けにすら掛けられなかったそれは、一刻も早く性合を行いたい男の焦りを表していた。
      突かれる少女の体が緩むと、男は笑いを零す。
      相手は非力な女だ、腕力で屈服させられることは当たり前のことだった。
      ましてや、清楚な顔をして、このノーリ・アーロンデルクという少女は、かなりの好き者であることを、この一時間程度の交わりではっきりと理解出来ていた。
      抽送を辞め、焦らすように腰を回してからそれを引き抜くと、普段当たらぬ場所に当たったのか、少女は小さく声を漏らした。
      羞恥に赤く染まる顔を腕で隠したまま、くたりと横たわるその表情は伺えない。
      だが、それはあちらも同じようで、互いに絶頂に至らぬまま中止された行為への疑問が、彼女の顔を覆う腕をどけさせた。
      暗闇の中、真っ直ぐに目が合い、少女は慌てた素振りで顔を背け、覆う。
      自らの視線に、期待と不安が入り混じったモノが乗ってしまっていることに、自分で気づいたらしい。
      その娼婦と少女の性質をない交ぜにしたような所作に、下半身は更に哮りに痛いばかりに力む。
      -- 2013-07-23 (火) 23:50:05
      • 男は少女をどけるように抱え上げる。脇の下を持つようにして持ち上げると、不可解な行動に少女は疑問符を浮かべた。
        柔らかい肉に己の指が沈み込む感触と、それでいながら自分の腕力に対して余りにも軽いその身体に、僅かに破壊衝動すら浮かぶ。
        身体を入れ替えるように少女の寝ていたベッドの上に横たわり、少女の身体を自分の太ももの上に載せた。
        肉感的な太ももが自分の健脚の上にふわりと乗る感触を楽しみながら、男はそのまま枕に頭をつける。
        そのまま、片手でノーリを指し、何かを促すようにしてから両手を頭の後ろで組んだ。
        僅かな所作であったが、ノーリは男の求めんとしていることを理解し、顔を更に赤くさせる。
        戸惑いはするが、拒みはしない。自ら挿入れろというその男の尊厳を十二分に満足させる程度の時間を以って、羞恥よりも快楽を選ぶ。
        男の腰の位置を確かめるように動き、少しだけ腰を浮かすと片手で位置を整えて、丸で咥え込むようにゆっくりと腰を下ろした。
        少女は、堪らず鳴いた。
        深くまで届くその感触に、抑えられない声を小さな悲鳴にして、零す。
        ぐずぐずに溶けるほど熱くなった胎内は隙間なく男を包み、呼吸をするように心臓の鼓動に合わせて蠢く。
        何かを飲む時の喉のような動きを胎内に感じ、男はその感触を少女に分からぬように歯を食いしばって耐えた。
        経験が少ないわけでもない男にとっても、そのノーリの膣内の動きは余りにも予想外だった。
        -- 2013-07-23 (火) 23:59:29

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        けして男が命じた訳ではない。
        少女は、耐え切れず腰を動かし始める。
        今までされるがままだった少女に、自ら快楽を貪ることが許されたがゆえに、それは貪欲に自己の欲求を満足させようと腰を使う。
        ただ肉同士が擦れ合うだけでも達する男と違い、女は様々な角度を以ってその行為を愉しむ事が出来る。
        口の端から涎まで垂らした虚ろに似た笑顔で、少女はかき混ぜるようにして男の上で踊った。
        淫らでありながらも美しさすら感じるその動作に、男も笑う。
        扇情的に弾む柔らかな二つの肉の固まりを乱暴に掴むと、それすらも快楽に変えられるようで、少女はその手に自分の手を重ねてその行為を求めた。
        ときに何かを求め、欲しがるかのように激しく、ときに高まった自分を抑えるように静かに円を描くように剛直を肚の内で舐めまわす。
        滴る汗が男の胸板に落ちて混ざり合うが、それよりも熱い水音の弾ける音が男女の交合を生々しく自覚させる。
        -- 2013-07-24 (水) 00:08:31

      • 唐突に、蠢いてはいたが温かく包み込んでいた少女の胎内が、痛いほどに締め付けられる。
        その変化は思わず男の腰が浮くほどの衝撃を齎し、男は顔を見上げる。
        蠕動する腹部と僅かな震えと共に俯き、何かに耐えるように声を押し殺すその動作に、彼女の方が先に限界が訪れたのだと知る。
        叩きつけられた快楽に反射的に男の腰が浮き、自身の射精から逃げるように腰を引くと、少女の身体がそのまま後ろに倒れこむ。
        絶頂の余韻で気を失いかけたのかと、少女の身を案じて男が体を起こすと、接合部が男自身を咥え込んだまま、引き込むように彼を導く。
        吸い付くようなその感触は、男の逃げ腰だった下半身を前に押し出させる程に蠱惑的であったため、男はそのまま少女を追って身体を起こし、倒す。
        騎上位から正常位へと変わったその体位の変化の中でも、交合が途切れないようにする身体の捌き方は、単なる偶然が齎したものだったのだろうか。
        絶頂の余韻に溶けたような視線を、自身の胸ごしに送ってくる少女は、まるで童女のような笑みを浮かべていた。

        qst084199.png

        その余裕を打ち砕こうと腰を打ちつけようとして、今度は先ほどとは比べ物にならない程の快楽が腰の裏から這い上がってくる。
        丸で根本から甘く絞られるような感覚は、性器ごと引き抜かれるのではないかという危機感と共に、自分の意思とは関係なく射精を齎した。
        腰が抜けるのではないかという程の圧倒的快楽に精を搾り取られ、今度は男が声を上げる。
        今まで、経験したことのない程の量を快楽に後押しされるように少女の身体の中にぶちまけると、まるでそれを飲み干すかのごとく少女の胎内が蠢き、悦んだ。
        そのまま、下半身の虚脱感に後押しされるようにゆっくりと少女の身体の方に倒れこむと、彼女の柔らかな二つの肉がそれを受け止め、同時に少女は男の身体を抱きしめるように腕を伸ばした。
        -- 2013-07-24 (水) 00:25:10
      • 少女は男の耳元で囁く。

        私は、貴方となら、きっと幸せになれると思う。

        それは、空いた心に染みこんでくるような安堵を齎す声色だった。
        男は射精の余韻で白濁する視界の中、ノーリの頭を掻き抱き、その柔らかな髪の毛に指を通した。
        この部屋に誘われた時、この少女は肉欲を求める相手だったはずだ。
        だが、そこに感じたのは失い難い愛着と、子供のような独占欲だった。
        少女はその不器用で硬い抱擁にも文句を言わずくすくすと微笑み。
        すぐに、小さくため息を漏らした。

        こんなときが、ずっと続けばいいのに。

        それは、少女が夢物語を語るときの声色ではなく。
        すぐ側にある障害によって、その細やかな願いが叶えられない憂いを含んだ声色だった。

        男は、言葉を返す。
        その褥の呟きを聞いた男は、自分しか居ないのだから。
        男は、言葉を返さねばならなかった。

        ……何か、心配なことでも。
        -- 2013-07-24 (水) 00:32:02

      • その、世界一愚かな問いに。
        少女は、小さく憂いを零した。

        ……私には。
        ……ジェイムスという、弟がいるんです。

        少女の手は、引き金を引くには余りに非力であったため。
        その銃は恐らく、自分からその弾を静かに生み出そうとしていた。
        -- 2013-07-24 (水) 00:34:53
  • 「ごきげんよう」

    私が五歳の頃、初めてその屋敷に足を踏み入れた時、私はそう挨拶をしたことを今でも覚えている。
    アーロンデルクの淑女たれ、貴族の娘の振るまいたれと、
    両手の指でも数えられる歳の頃から言い聞かされてきた家訓によって、私はノーリ・アーロンデルクという少女の形に成形されていた。
    だから、その屋敷に足を踏み入れた時、下ろしたてのドレスの裾を少しだけ持ち上げて、
    その小さな淑女は作法に則って小さく会釈をしたのだ。
    この家に嫁いだ姉二人の妹として恥じぬよう。
    アーロンデルクよりの養女を、疎ましがられぬよう。
    -- 2013-07-22 (月) 23:05:28
    • ――もう少し賢しければ、あるいは、あと3年でも歳を重ねていれば。
      小さく会釈をした少女に向けられた視線が、嘲りや侮蔑のそれであることに気づけただろう。
      それは、その家に嫁いできた者の妹を見る目でも、アーロンデルクというお家の貴族を見る目でもなく、
      同じ人間を見る目ですらなかったことに、少女は気づけなかった。

      愚かしさはいつもその代償を承諾の返事なしに奪っていく。
      顔を上げ、ドレスの裾を下ろしたところで、屋敷の大きな入り口が、がちゃりと、外界との境界を分かったように閉められる音が背後で鳴った。
      -- 2013-07-22 (月) 23:10:26
      • 歓迎会が始まった。
        その構成は、至って単純なもので、新しくこの家にやってきた花嫁に、この家の最低限のルールを教えるといった、
        極在り来りな催しだった。
        顔を上げると、踊り場の階段上に、二人の姉の姿があった。
        その横には数日前に結婚を祝った彼女たちの夫の姿もあった。
        大きなシャンデリアが綺羅びやかに輝いていたせいで、その人たちの表情は分からなかったが、記憶が違っていなければ微笑んでいたように思える。

        見上げたその視界が一瞬だけぶれる。
        急に何かを顔に押し付けられて、私はそれをどけようと両手を伸ばした。
        それはびくともせず、良く触ってみると、地面であることに気づいた。
        数秒のブランクを以って、私は何かで頭を叩かれ、地面に倒れている事に気づいた。
        自覚をすると、首の後ろに感じたことのないような痛みが生まれ、それはずくんずくんと自己主張を始めた。
        余りに痛みが強すぎて、何かを断続的に押し付けられているような圧迫感にしか思えず、私は泣いていいのかどうしていいのかわからなくなった。
        -- 2013-07-22 (月) 23:17:24
      • 立ち上がれない私を見て、周囲の人間が何かを喋っている。
        もし、頭の中で鐘を鳴らすような痛みがなければ、それが笑声であると気づけたかもしれない。
        力の入らない腕で立ち上がろうとするが、震えで地面を押すことが出来ず、肘から曲がり、再び地面に突っ伏する。
        鼻が潰れて痛くて涙が出そうになったが、アーロンデルクの淑女が涙を見せてはならないと、懸命に飲み込んだのを覚えている。

        背後で、うめき声が聞こえた。
        振り返ろうと思ったけれど、力が入らない。
        うめき声は徐々に近寄ってきて、耳元まで迫ってくる。そこでようやく、それが自分の体より大きな犬であることを、私は知った。
        屋敷の中で犬を飼っているのだろうかと、どこかぼんやりと夢心地だった自分は思い、手を伸ばそうとして、その手を掴まれる。
        それは、大きい方の姉が嫁いだ先の旦那さんで、今までに見たことのない顔をして乱暴に私の体を持ち上げていた。
        私は怖くなって顔を背けようとしたが、体はぐったりと動かなかった。
        -- 2013-07-22 (月) 23:24:51
      • 大きな姉の旦那様は、片手で私の手を掴み上げたまま、反対の手に持った短刀で、私のドレスを切り裂いた。
        ああ、お姉さまの妹として恥ずかしくないようにと、お兄さまが誂えてくれたドレスだったのに。
        私は自分の両目から涙が溢れるのを我慢することが出来なかった。
        なんて酷いことを、お姉さまの夫であったとしても、許されることではないはず。
        私が身を捩ると、ドレスを切り裂いた義兄さまは私を地面に投げ捨て、再び私は地面に体を投げ出された。
        ホールを埋め尽くすその家の貴族の方たちの笑い声はますます大きい物となり、私は何も分からないまま半裸を晒したまま地面に横たわるしかなかった。
        -- 2013-07-22 (月) 23:29:43
      • 引き裂かれるような痛みが、どこかに来た。
        どこかは分からない。意識はぼんやりとしていたし、何よりそれは未知の痛みであったために、それが何の痛みかは分からなかった。
        ただ、動かないはずの体が逃げ出そうともがき、喉奥から動物を絞め殺したときのような悲鳴が出そこねて、妙な音を立てた。
        髪を振り乱して逃げようとしたところで、肩口を何か大きな物が押さえつける。
        それが何かを確かめる前に、耳のすぐ後ろで、先ほどの大きな犬が大きな唸り声を上げた。
        どこから来ているか分からない痛みは、まるで痛み自体が生きているかのように体中を断続的に駆け巡り、
        痛み自体が喉奥に絡みついて悲鳴すら上げさせてもらえない地獄のような時間が訪れた。
        ぐちゃりぐちゃりと何かをかき混ぜるような音と水音が響き、体の中から何かがこぼれ落ちてしまっているのではないかと不安にすらなった。
        もしかしたら私はこの犬に食べられてしまっているのかもしれない。
        だとしたら、何故誰も助けてくれないのだろう。何故皆、それを見て微笑を浮かべているのだろう。
        小さく体を揺さぶられながら私は誰も答えてくれないその問いを、虚ろになった瞳で問いかける。
        誰ひとり、今に至るまで、その答えを明確にくれた者はいない。
        -- 2013-07-22 (月) 23:36:41

      • 一際大きく犬が吠え、耳元に涎を垂らす感触で、目を覚ます。
        たった数秒であったが、意識を失っていたことは、もしかしたら幸運だったかもしれない。
        目を覚ますと鈍器で断続的に殴られているような痛みと、体中に針が刺さったような痛みが蘇ってきて、私は悲鳴を上げた。
        犬が私の体の上からどいた後でもその痛みは絶えず襲ってきていて、ようやく動くようになった体の向きを変えると、
        そこには私の物であるだろう、たくさんの血が流れ出していた。
        それを見て、自分はお腹を刺されてしまったのだと思った。
        こんなに血が出ては、助かるわけはない。
        何か悪いことをしたからこうなったのだろうか。
        お姉さまは、何故私を助けてくれないのだろうか。
        いくつもの疑問が浮かんだが、それを問う相手は居らず、義兄さまが再び私の腕を掴みあげた。
        ぐったりとした私の顔を覗きこんで、彼は笑いながら言った。

        「ちゃんと、お礼を言わないと。ありがとうございました、と。
         君なら出来るよね、ノーリ」

        何を言っているのか分からなかった。義兄は分からないままの私を再び地面に落とす。
        顔をあげようとして、靴底が私の頭を押さえつけた。何をすればいいのか問う暇もなく、私は頭を地面にこすりつけて、義兄が何を望んでいるのかを探った。
        目の前には、先ほどの犬が、小さい方の姉の夫である小義兄さまの横で、座り込んでいた。
        私は悲鳴を上げて逃げようとしたが、頭を押さえつける義兄がそれを許してくれない。
        私は、何をしたらいいのかわからなくなり、それでも、義兄さまが望むことを探ろうと、懸命に頭を働かせた。
        -- 2013-07-22 (月) 23:46:17

      • 「ありがとう、ございました」

        私が呟くと、ホールは爆笑の渦に飲み込まれた。
        義兄も小義兄も皆、満足そうな顔をしていたので、それが正しかったのだと私はほっとした。

        盛大に行われた歓迎会では、そうして、新しい花嫁二人に明確なルールを教えることになる。
        ただ一つのシンプルなルール。
        『逆らえば、お前もああなる。そうでなければ、それを高みから笑うこともできる』という……それだけを伝えるための、彼女達の妹に行われた明確な歓迎だった。
        -- 2013-07-22 (月) 23:50:35


      • qst084190.png

        少女の腕と首には鎖が繋がれた。
        屋敷の中で服を着る自由を奪われ、直立する自由を奪われた。
        義兄に連れられ、膝立ちで移動する様は屋敷ですれ違う全ての人間を笑わせ、自分はこうなるまいと口を噤む理由となった。
        後から知った話だが、この家は代々そういった形で結束を強めていたらしい。
        最底辺の人間を自分たちで設定することで、それ自体を恐怖の軛として利用するのが、彼らのやり方だった。
        私はその贄として選ばれたのだという。
        自分の価値観や常識を根底から覆され、少女はそれでもその世界に順応しようとした。
        彼女なりの最善を尽くそうとした。
        そうした心の強さが、彼女自身を苦しめることになるとも知らずに。
        -- 2013-07-23 (火) 00:02:11

      • 獣との情交も度々繰り返された。
        その遊びを、義兄の家族も、他ならぬ犬自身も痛く気に入った様子で、
        事あるごとに催しの一つとして少女は犬と交わらされた。
        泣き叫び、這いずり、逃げまわっても、巨躯と周囲の人間の悪意によって必ずその胎には精が注がれることになった。
        その度に、義兄の家系は犬への感謝の言葉を述べることを強要した。
        私などに精をくださり、ありがとうございます。
        ご満足いただけましたでしょうか。
        呪文のように何度も何度も言わされたその言葉に、犬が頷けばそこで催しは終わりにするという。
        もちろん、犬に人の言葉は分からなかったし、例え犬が何かの気紛れで首を縦に振ったとしてもそれを許諾の意思と判定するのは、他ならぬそれをさせている義兄の家系の者であったのだから、
        その場にいる誰もが満足するまで、その地獄の宴は終わりはしないのだ。
        -- 2013-07-23 (火) 00:06:42

      • qst084191.png

        やがて体が熟せば、彼女は人とも交わらされた。
        三年余りも犬と交わらされていれば、体は男を受け入れる準備が出来ていた。
        それでなくとも幼い体躯をとりわけ好む一部の好事家によってその体は何度も隠れて蹂躙はされていたし、
        それが隠れて行われていようがいまいが、義兄の家系はそれを黙認していた。
        他人の玩具を少し借りた程度で、誰かが罰せられるような「不条理」はこの屋敷にはありえなかったからだ。

        剛直をねじ込まれると、少女は良く鳴いた。
        精神的な嫌悪はあったはずだが、それ以上に犬との情交よりも人間との情交に体が慣れようとした結果の生理反応だったのかもしれない。
        少女は人との情交に容易に快楽を感じ、それだけに縋るように一際大きく鳴いて好事家を喜ばせた。
        良い玩具は愛着を齎す。
        その良く鳴く人の形をした肉人形は、次第にそれを共有しようとする「流れ」を生み出し始める。
        少女はその流れの中、男の上で腰を振り、淫乱に悦びながら、男がどのようにすれば悦ぶかをじっと見ていた。
        時に情交の際に暴力を好む者に殴られ、片目の視力も失うこともあったが、
        その時には「流れ」は共有された玩具を破壊しようとする者を咎めるところにまで流れ着いており、
        それは水面下を流れる小川のように、屋敷の地下深くで着々と根を伸ばしていた。
        -- 2013-07-23 (火) 00:17:52

      • qst084192.png

        それが蜜壺ではなく、蠱毒の壺であったと、誰も気づいていなかった。
        その肉欲は人の価値観を容易に崩すまでに成長を遂げていた。
        指は男を喜ばす為に別の生物のように蠢き、触れば沈み込むような柔肉をその体に蓄え、
        微笑みは無条件に人の心を癒し、膣内に一度入れば童の者など二秒と持たぬ性技を身に着けていた。
        その屋敷の男で、彼女の誘いを断る男はいなくなっていたし、その中には彼女の姉達の夫も含まれていた。
        所有していたはずの奴隷にも似た少女の体に手を伸ばした時には、彼女の技に絡め取られていた。
        執着は愛着へと代わり、愛着は愛情へと変わる。
        そしてそれは、容易に愛憎へと変わり得るのだった。

        少女に、力はなかった。
        知恵もあったとは言いづらい。
        知識がないことは折り紙つきだったし、
        器量とてそれほど良かった訳ではない。
        何か特別な力が宿っているわけでもないし、
        ましてや他人を自由にするような異能を所持しているようなことはけしてなかった。

        ただ、少女は『悪意』で出来ていた。
        大きな悪意を持っていたのではなく、悪意だけで構成されていた。
        それが、彼女がこの屋敷で与えられ、育んだ唯一の物だった。
        彼女は他人の善意がどういうものかを理解出来なかったし、理解しようとも思っていなかった。
        その半面、積極的に他者を害する力もなかったから、ただこう呟いただけだ。
        -- 2013-07-23 (火) 00:30:56

      • qst084193.png

        「誰か一人でも、私を助けてくれる人がいれば。
         きっと、私は幸せになれるのです」

        兄が弟を殺した。
        弟の嫁が、兄を殺した。
        兄を殺してすぐ殺しに来た弟の嫁を、兄の従者が殺した。
        少女は従者とも寝ていた。
        従者は少女の唯一になろうとして、兄の嫁を殺し、近衛兵に殺された。
        庭師が料理師を殺した。
        その庭師は叔父に殺された。
        叔父は少女との情交中にその妻によって殺された。
        その妻は夫の死体の上で自ら死を選んだ。
        近衛兵達が殺し合った。
        少女が近衛兵の一人を選んだという噂によって。
        その噂を立てた楽師は少女のためを思ってその噂を立てた。
        褒めてもらえると喜びいさんで駆けつけたとき、少女は弟の従者に陵辱されていた。
        激情した楽師は弟の従者を殺したが、自身も大きな傷を受けて死んだ。
        叔母が乱心を起こす。
        過去にメイドと叔父が交わりを持ったことで孕んだ記憶が呼び覚まされたのだろう。
        彼女は一晩でメイドというメイドを殺し、叔父の死体を滅多刺しにしているところを近衛兵長に殺された。
        近衛兵長が振り返ると、そこには少女がいた。
        何度も何度もその体を味わい、肉欲を尽くしてきた相手が、静かに微笑んでいた。
        少女が涙を零して彼を認めると、近衛兵長は泣き笑いのような笑顔で、自らの喉に剣を突き刺して死んだ。

        少女は何もしなかった。
        ただ寵愛を受け。
        微笑んでいただけで、人が死んだ。

        少女は涙を零しながら逃げ出し、その『近衛兵長が起こした大連鎖虐殺事件の唯一の生き残り』として保護され、
        再びアーロンデルクの家へと戻ってくることとなった。
        貴族世界でも歴史の闇に葬りたいこの事件は表に出ることはなかったし、かの家は分家が跡を継ぐことで何事もなかったかのように続いている。
        -- 2013-07-23 (火) 00:46:36


      • 少女は女へと成長し、その屋敷の跡の前で、一人佇んでいた。
        ノーリ・アーロンデルク。
        彼女には、一つだけ欲しいものがあった。
        きっと、それは無欲な彼女が生涯でたった一つだけどうしても手に入れたい物であったのだと思う。
        彼女はそれを手に入れた後、両手でそれを抱きしめて上げた後、静かに地面に叩きつけようと思っていた。

        彼女は何もしていない。
        何も出来ない程に無力であったから。
        それでも、他の誰かが本当に欲しいものを持っていたとき。
        それを力ではなく因果で譲り受けることは出来ると思っていた。
        ノーリは呟く。

        ドレスの裾を持ち上げ、淑女足らんという家訓に基づき、
        小さく頭を下げて、その跡形もない屋敷のあった場所に向けて、小さく会釈をした。

        「ごきげんよう、皆さま」
        -- 2013-07-23 (火) 00:51:44
  •  
  •  
  •  
  • ……そういえば、帰ってきてからあまり言葉を交わしていなかったような気がしてね。
    (一人の男が声をかける。アーロンデルク宗家の男。記憶喪失の男。クラウス・アーロンデルクである。)
    ノーリ・アーロンデルク……俺は、クラウス・アーロンデルクだ。といっても……君の方は俺を知っているだろうがね。
    (屋敷に帰ってきてからなんどか顔は合わせはしたものの、ちゃんと声をかけるのはこれが初めてであった) -- クラウス 2013-07-12 (金) 00:29:18
    • (ふと、振り返り)まあ、クラウスお兄さま……。ご機嫌麗しゅう……。
      そうですね、お屋敷の中では何度か顔を合わせては居ましたが、こうやって面と向かって会話をするのは本当にお久しぶりですね。
      ああ、そういえば……こんなことを伺って良いのかは知りませんが……その、お辛い事があったのでしょう、お兄さま。
      (クラウスの実妹のことは聞いている。そして彼が記憶喪失であることも、風の噂で聞いていた)
      -- ノーリ 2013-07-14 (日) 17:58:07
      • ああ、久しぶりだとも。ちゃんと妹とも話をしておきたくてね。
        ……そうだ。知っているなら隠す必要もないな。(過去のこと、妹のことを言われると、静かに頷く)
        俺は「事故」によって記憶と……そして、実の妹を失った。だから本当は辛いことなんだろう。だが、覚えていない。どうにも悲しいと思えなくてね。
        故にこうして、記憶を取り戻すために…‥俺が関係したはずの人間に会って、頭を刺激しているのさ。 -- クラウス 2013-07-14 (日) 21:52:30
      • やはり……噂通りだったのですね……。(両手を合わせて俯き)
        はい、そういうことでしたら、ノーリをご利用ください、お兄さま。私も……不肖ではありますがクラウスお兄さまの妹ですので。
        でもお兄さま、余り無理をなさらないでください。急激に何かを思い出せば、お身体に障るかもしれません。
        お一人の体ではないのです、私にはお兄さまはお兄さましか居らず、お兄様にも、私は私しかいないのですから。(手を取り、握りながら言う)
        -- ノーリ 2013-07-15 (月) 05:34:06
      • ありがとう、ノーリ。感謝するよ。どうも、俺と君が一緒にここに住んでいた時間はそう長くないらしいが、何か覚えていることがあったら聞かせてくれ。
        ……確かに。急に一気に思い出せば体にはよくないかもしれないな。だが、そう時間があるわけでもない。家が完全につぶれてしまうまで時間はない……俺は、それまでに思い出さなければいけない。俺の過去と、妹について。
        ……ありがとう、ノーリ。(手を握られて、嬉しそうな笑みを「作って」言う。)
        俺の体を案じてくれるのは嬉しいが、記憶を取り戻さなければ、今後の人生も楽しんでいけなさそうでね……俺は君達との記憶も取り戻したいんだ。しかし、さて……。
        (これまで、誰に会ってもそうだったが、何か思い出すような兆候はなかった) -- クラウス 2013-07-15 (月) 19:26:33
      • ……(んー、と自分の唇に指を当てて)……どうすれば戻るのでしょうね、専門医の相談等は受けていますでしょうし、
        外敵な要因による損傷でなければ、記憶に封をされていると考えたほうが良いのかもしれませんね。
        何か、記憶を失う直前にどのようなお話をされていたとか、誰と一緒にいらっしゃったとか、
        そういったことも全て覚えておられないのですか、クラウス兄さま。
        -- ノーリ 2013-07-16 (火) 21:18:38
      • ああ、医者には行ってはいるんだがね、どうにもだめだ。
        ……なるほど、俺自身が記憶を抑え込んでいるという可能性か。それも、確かにあるのかもしれない。
        どの道、あの時に何があったのかわからなければ意味はないが……残念ながら、覚えていない。俺の記憶の始まりは、屋敷のベッドで目覚めたところからなんだ。
        非情な兄だとは思うよ……死んだ妹のことも思い出せないのだから。……あの池を見れば、何か胸騒ぎはするんだがな。 -- クラウス 2013-07-16 (火) 21:45:00
      • あまり無理をなさらないで、頭の中の構造について私も明るいわけではないですが、
        記憶を失うということは悪いことばかりではなく、本当に忘れたいことがあったのかもしれません。
        急に思い出さずとも本当に必要な記憶は必要になったときに思い出すのではないでしょうか。
        (んー、と首を傾げ)……そうですか……その状況だけでも再現できれば、何か引っかかる部分があるかと思ったのですが……。
        ベッドで目覚めたところが始まりだとしたら、誰が、クラウスお兄さまをベッドまで運んだのかしら……。
        -- ノーリ 2013-07-20 (土) 23:14:59
  • 皆を平等に愛さなければならない。 皆を平等に愛さなければならないから。 -- 2013-07-11 (木) 00:33:03
  • 痛みを恐れなくてはならない。 それは危険を教えてくれるから。 -- 2013-07-11 (木) 00:32:49
  • 左から近寄られてはならない。 視力がないのがバレてしまうから。 -- 2013-07-11 (木) 00:32:28
  • (書庫にて。ノーリが本を読んでいると……背後から不意に陰が落ち、その陰が本を強引に取り上げる)
    (労わりなど微塵も感じさせない乱暴な仕草) -- 2013-07-09 (火) 04:11:53
    • (!? と驚き、頭を庇う)ッ………。
      ………??(恐る恐る頭を覆う腕の間から見上げる)
      -- ノーリ 2013-07-09 (火) 20:59:00
      • (その様子をみて僅かに目を細めて笑い、見上げられた赤と薄紅のオッドアイと、碧の瞳がかち合う)
        まさか姉さんも戻っているとはおもわなかったぜ
        久しぶりだなぁ? ノーリ姉さん -- ジェイムス 2013-07-10 (水) 08:45:34
      • (相手が家の者と分かると頬を膨らませ)もう……びっくりするじゃないですか、ジェイムスさん……。
        ああ、途中まで読んでいましたのに……姉としては相変わらずで安心するべきところでしょうか。
        おかえりなさい、ジェイムスさん。私の方が、一足先だったようですね。(小さく微笑む)
        -- ノーリ 2013-07-10 (水) 12:56:01
      • そうみたいだな、8年もかけちまったのは俺としても本意ではないんだが……ま、言ってもしょうがねぇことだ
        (取り上げた本をパラパラと読む。ただパラパラと捲るだけだが、彼はこれで頭に入る。速読を身につけているためだ)
        そういう姉さんは随分と『育った』じゃねぇか、美味そうにな
        (そして、嬲るように頭上から爪先まで視線を這わせる)
        貴族の娘としちゃ実に好都合だな、色々と -- ジェイムス 2013-07-10 (水) 22:28:20
      • まあ。(口に手を当てて驚く)いけませんよ、お姉さんに向かってそんな……困ってしまいます。(頬に手を当てて)
        ……ジェイムスさんが貴族をどう思っていらっしゃるのか、その思考に至る経緯が私は気になります。
        寡聞にて存じないのですが、もしや私の不在時に何か嫌なことでもあったのでしょうか……?
        -- ノーリ 2013-07-10 (水) 22:56:44
      • はっ! 嫌な事何ざ何もねぇよ
        嫌な事があるたびに蹴飛ばして手を伸ばして欲しい物を根こそぎ分捕ってきたからな
        言うまでも無く分かる癖によく言いやがるぜ
        (読み終えた本をノーリに投げつけ、楽しそうに嗤う)
        しかし、そう思うってこたぁ……姉さんも外にいってる間に嫌な事があったってことかなぁ?
        経験則から察するってんならまだいくらか人間味があるぜ -- ジェイムス 2013-07-10 (水) 23:08:07
      • (本を受け取り)そうですねぇ……いい事ばかりでなかったことは認めましょう。
        弟の前で去勢を張っても仕方ないですものね……(少し寂しげに笑い)
        でも、多分そういう人の方が、一般的には同じく苦しんだ人に、手を伸ばせる物なのかもしれませんよ?
        まあ、あくまで、一般論ですけれど、それほど的外れな言葉ではないと思います。
        ジェイムスさんは、そう思われませんか……?
        -- ノーリ 2013-07-10 (水) 23:26:30
      • どうだかね
        少なくとも俺は……同じ苦しみをした相手にこそ、いつまでもダラダラ苦しみ続けてんじゃねぇって蹴りを入れたくなるがね
        甘えるんじゃねぇっつってな
        ま、コイツも良くある一般論でしかねぇけどな、それほど的外れじゃねぇと思うぜ
        (肩を竦めて嘲笑で返し、髪を引っつかんでオッドアイを無理矢理覗き込む)
        どうだ? 『読み通り』の答えで満足したかバケモノ -- ジェイムス 2013-07-10 (水) 23:41:25
      • あっ……(髪を持って引き上げられ、どさりと本が地面に落ちる)
        痛っ……。……酷いです、ジェイムスさん……私のことが、お嫌いなのでしょうか……。
        それでも、例えそうだとしても……私はバケモノなんて呼ばれ、こんな仕打ちを受ける覚えがありません……。
        ジェイムスさん……お辛い事があったのは分かります……。ですが、自分を見失わないでください……。
        腕力で、私は貴方に何一つ抗うことは出来ません……だから、この手を振りほどく事もできない。
        (色の薄い瞳が、ジェイムスの目を見る)……でも、もし、今ここで、私が悲鳴を上げれば。貴方より先にいた、私という家族を守るために。
        きっと、貴方は欲しい物を何一つ手に入れる事が出来ずに、私の愛する家族たちによって、この屋敷から追い出されてしまうかもしれません。
        ……それで、宜しいのですか……ジェイムスさん……。(懇願するような瞳を向けてみせる)
        -- ノーリ 2013-07-10 (水) 23:55:26
      • 何いってんだよ
        俺が誰よりもアンタを、この家族を愛しているってことはそれこそアンタが一番良く知ってる事じゃねぇかノーリ姉さん
        辛い事なんて俺には一つだってねぇってこともな
        (懇願する瞳を優しい、いっそ底冷えするほど柔らかな瞳で見返して、場違いなほど優しい笑みを向ける)
        確かにここでアンタが悲鳴をあげりゃあそうなるかもな
        でもアンタは絶対それをしない。例えこの場で俺に犯されようがするわけがねぇ

        そんな事をすれば俺から愛を奪い取れなくなるからな

        アンタはそういうバケモノだ。寵愛という名の毒を振りまく最愛最悪のバケモノだ
        (懇願するノーリの瞳を見返し、満足したように拘束を解けば、踵を返す)
        安心しろよ、アンタが何をしたって俺は追い出されねぇ
        そうなるために足掛け8年も彼是仕込んで帰って来たんだ

        それこそアンタの読み通りにな、ノーリ姉さん

        (愉快気に、満ち足りた笑顔でそういって、書庫を後にした) -- ジェイムス 2013-07-11 (木) 00:13:56
      • きゃっ……(どさり、と下ろされ、書庫に一人取り残され、ジェイムスを見上げる)
        (愉快そうに去っていくその背中を見て、震える両肩を掻き抱いた)
        (やがてジェイムスが書庫から出て行くと、少しだけため息を吐いて、呟く)
        良かった……。
        嫌われているわけでは、ないようですね……。
        本当に……(安堵の溜息を零す)『不器用な弟』、ですね……。
        (自らの左目を覆うように左手を伸ばし、心からの安堵に身を浸すような動作で、小さく微笑んだ)
        -- ノーリ 2013-07-11 (木) 00:24:00
  • (もはや枯れ木かさもなければミイラかと見まごうほどにやせ細った少年がよろよろ路地を歩いている)
    だ、だれかあ、食べ物をください……食べ物……。
    (その飢えた視線が、いかなる理由でここにいたのかノーリを見つけた。不可解な速度で近づき、呻くような声音で)ご飯をください……。 -- "灰色兎"? 2013-07-08 (月) 00:13:00
    • あら……まあ、大変……。可哀想に……(日傘を閉じて路地へと近づき)
      どうしましょう……直ぐにお口に運べるような食べ物を持っていませんで……。
      これは、自警団に届けた方がよろしいのかしら……なんてこと、こんな時に限って付き人もお兄さまも居ないなんて……(おろおろ)
      -- ノーリ 2013-07-08 (月) 00:48:31
      • (自警団、という単語を聞くなりくわっ、と生気が顔に宿った)そ、それだけは堪忍したってください! ご、後生やからどうかぁ!
        うううう、そもそもウチがこうしてもう何日も雑草以外食べとらんのも、元はといえばこの街の自警団の皆さんがハッスルしてはるから……!
        はあ、またティアーヌさんに迷惑かけるわけにもいかへんし、やっぱ山籠もりとかせんとあかんのやろか……お姉さん、突然ご迷惑おかけしてすんませんでした……(気落ちした様子でお辞儀した)
        (と、よく聞いていれば、少年の言葉の端々に聞いたような名前があることに気づくだろう。そして屋敷内の雑事に耳ざといなら、彼女のもとに侵入者がやってきたという話も) -- "灰色兎"? 2013-07-08 (月) 00:51:19
      • えっ、あっ……はい……!? あ、分かりました、えと、落ち着いてください、大丈夫です、呼びませんから……。
        (顎に指を当てて首を傾げ)……? あの、もし間違っておられましたらすみません。
        ティアーヌというのは、ティアーヌ・アーロンデルクでお間違えないでしょうか……。お姉さまのお知り合いか何かなのですか……?
        あ、いえ、先に身分を証すべきでした。ノーリ・アーロンデルク。アーロンデルクが宗家の娘が一人です。(路地に似つかわしくない瀟洒な動作で会釈する)
        -- ノーリ 2013-07-08 (月) 01:07:04
      • へぁっ? あ、そうですそうです、ティアーヌさんです!(こくこく頷く少年。腹の方はぐうぐう鳴っている)
        って、お姉さんもアーロ……アーロ、えーと……なんとか! の、お家の人やったんです!?
        て、てことはやんごとないお貴族様……わああっ、ごめんなさいごめんなさい! ウチ、そうとは知らずご無礼を!
        (ぺこぺこおじぎをする少年。腹もぺこぺこだ)お知り合い言うか、ええと……追われてるところを匿ってもらった、言うか……とにかく、世話んなったんです。 -- "灰色兎"? 2013-07-08 (月) 01:09:14
      • まあ、そうでしたのですね。そんなに恐縮なさらないでください、お姫様になったかと、勘違いしてしまいますよ?(ふふ、と笑って)
        ……匿って……ああ……そうでしたか。よろしければ、少しお話を伺わせて頂いても宜しいでしょうか。
        余り持ち合わせはないですが、ご一緒出来る程度は持ち合わせがありますので……。(日傘を再び差し)
        ええと、今も、その、「追われて」いるのですか……? 表の参道を通って参りたいのですが……。
        -- ノーリ 2013-07-08 (月) 01:20:45
      • えっと……(きょろ、と周りを一瞥する)多分、大丈夫やと思います。ウチが行き倒れてる時に捕まりかけてもうたけど、多分あの人らダンジョンで迷ってると思いますし……。
        せやから、はい! お伴します!(ズパッ、と姫を守る騎士めいた大仰なゼスチュアで傅き、間の抜けた腹の虫の音が鳴ると恥ずかしそうにフードをかぶった)
        ……で、どこから話せばええでしょう? ご貴族様のお望みとあらばウチが一週間前に食べたきのこで見た幻覚の話とかもしはりますが……。 -- "灰色兎"? 2013-07-08 (月) 01:26:23
      • げ、幻覚……? 大丈夫なのですか、そのキノコは……。そういえば私も、昔空腹だったときはあらゆる物が食べ物に見えたことがありましたねえ……。
        ああ、いえ、そうではなく……ティアーヌお姉さまに、匿ってもらったと仰られていた経緯について伺わせていただければと……。
        ……追われていたところを、お姉さまに助けてもらったと、そういうことになるのでしょうか……?(日傘を回しながら)
        -- ノーリ 2013-07-08 (月) 01:42:01
      • あ、はい、そんな感じです! ウチ、色んなとこ旅しとるんですけど、おかげで色々厄介なことにも巻き込まれたりしてもうてて……。
        領主様のお家に泊めさせてもらったらその日の内に殺人事件が起きてウチが疑われたり、道端で拾った彫像を衛兵の人に届けたら美術館から盗んだんだと勘違いされたり……。
        それでお尋ね者になっとりまして、こないだもそれで追われてて、無我夢中で逃げ込んだところがあの人の庭だったっちゅうわけです……だから、はい、アーロ……なんとかさんとこのお屋敷に……。 -- "灰色兎"? 2013-07-08 (月) 01:48:28
      • アーロンデルク、です。ふふ……そういえば、私も昔はお家の名前をしっかりと言えませんでしたね。
        成る程……苦労されているのですね……いえ、どちらかというとそれは……(お姉さまの境遇に、似ていると内心で思い)
        ……あの、貴方から見て、ティアーヌお姉さまは、どのように見えましたでしょうか。
        本当は、それを聞きたくてお誘いしたのですが……率直な意見を聞かせていただいても……?
        -- ノーリ 2013-07-08 (月) 02:07:48
      • (言葉を探すように、フードの中で視線を巡らせた。きっと彼女は、この身内に対してさえあのヴェールを被っているのだ)
        ……ずるい人、やろか。顔を隠して、思ってることも、言いたいことも全部隠して……せやけど、悲しい、寂しいってことは、はじめて会ったばっかりのウチでもわかるくらいに露骨で。
        ……なにより、全然笑ってくれへんかったのが、うん(ふに、と自分の頬をつねるようにする)だからずるい人です、恩はありますけど。……あの、代わりにウチも質問してええですか?
        (フードからラヴェンダーの瞳を垣間見せ、ノーリを見上げた)あの人は、なんであんな格好してはるんですか? ……どうして、同じ家の、同じ家族のお姉さんがウチに話を聞こうとするくらい、自分を隠しとるんです? -- "灰色兎"? 2013-07-08 (月) 02:14:00
      • (ふと、責められているような気分になり、表情に出さないようにしながら逡巡し)
        多分……その答えはお姉さま本人にしか正確な答えを返せそうにはありませんが……それに私なりの答えを返すとするなら……。
        きっと、奏していたほうが、都合のいい何かがあるのでしょう……偽りのベール越しにしか表情を見せないことで。
        本当は、何を、求めているのか……それを分からないようにする……お姉さまなりの処世術なのかもしれません。
        お姉さまのお耳にも、お姉さま自身がなんと呼ばれているかは届いているはずですので……その汚名すら、あるいは都合がいいと思っているんじゃないかと、私は、そう思っています。
        (力ない笑みを向けて)全部、私の妄想ですけれど……。ああ、見えて来ました、パン屋さん。一人で入ったことがなかったので、丁度いいですね。
        -- ノーリ 2013-07-08 (月) 02:27:12
      • ……汚名、ですか?(フードを外した。焼けたパンのいい匂いにくん、と鼻を鳴らして腹も鳴ったが、それをよそにしてノーリを見つめる)
        まあ、あの人の雰囲気からして、浮いてはるって感じはしてましたけど……なんや、変な風評でもついとるんですか?
        (そこまで言って、彼女と出会った時の自分を思い返す。彼女は何一つ悪いことをしていないのに、その風体、雰囲気、所作を見て勝手にひとりごちて恐れたのだ)
        (唇を噛んだ。その己の迂闊さを恥じる意味もあったが、なにより、それをされてあんなふうに自分に手を差し伸べてみせた彼女の気持ちが歯痒かった)
        ……お姉さんは(ノーリの力ない笑みを見て)笑えるんですね、全然元気あらへんけど。あの人は結局、顔は見せてくれとったけど笑ってはくれへんかったなあ……はあ。
        (ごそごそとポケットをあさり、黒地のハンカチを取り出した。女物で高級感があるゆえ、少年のものでないことはひと目で分かる)最初、お姉さんがアーロンデルクの人や聴いて、これあの人に渡してもらおう思いましたけど……。
        決めた、ウチきちんとあの人にこれ手渡そうと思います。んで、自分で聴いてみます、なんであんなふうにしてるのかって。多分そのほうが、お姉さんもすっきりするやろし。
        (ふっ、と短い息。それで話は終わりとばかりに笑顔を見せる。大きく腹が鳴った)……ところで、ウチはお金が全然あらへんです!! -- "灰色兎"? 2013-07-08 (月) 02:40:15
      • ええ……恐らく、それも貴方についた物と同じような、事実と相違ある風評を、そのままにしているのです。
        頓着がないというよりは、むしろそのままのほうが都合がいいことがあるかのようで……。
        そうですね、その方がいいと思います。きっと、お姉さまにとって自分を訪問してくださるお客様というのは、ありがたいものでしょうし。
        ……ふふ、大丈夫ですよ、相談に乗っていただいたので、今回だけは奢らせてもらいます。あ、今回だけですよ、安い女と見られてはならないと、母にも良く言われていましたので。
        (小さく微笑み、最初に店員に会釈をして、結局支払いはツケにしてもらった)
        -- ノーリ 2013-07-08 (月) 02:56:15
      • ほんまですか!?(目を輝かせる)いやー、アーロ……アーロン、アーロンデクノボウ? の、人たちはみんなええ人たちですね!
        ウチ、アーロ……なんとか! さんのとこに住み込みで道化師なれ言われたら喜んでなります! おおきに、ほんまおおきに!
        (ニコニコしながら何度も頭を下げ、山菜摘みの籠がいっぱいになりそうなくらいの量のパンを奢ってもらった)
        (この出来事は"灰色兎"のニューロンに強く刻み込まれ、ノーリ=神 くらいの位置にランクインしたという) -- "灰色兎"? 2013-07-08 (月) 02:59:32
  • …あれ、アンタ…どこかで会った事なかったかしらね?(不思議そうに首を傾げる。)
    (//冒険で組んだはずだけど、冒険に出てない子もいらっしゃるみたいなのでとりあえずこのように話しかけてみました!問題ありましたでしょうか?) -- 九重 2013-07-04 (木) 22:51:40
    • え、と……そうですね、恐らくですが、ギルドへの手続きの際に拝見させていただいたかもしれませんね。
      付き人が代理で冒険者をしておりますので、出発まで同行させていただいておりますわ。アーロンデルクと申します。(//という感じです)
      -- ノーリ 2013-07-04 (木) 23:16:04
      • …あぁ、思い出したわ!そういえば、出発の時にいたわね!途中で帰ったから印象薄かったのよねー…。
        でも、付き人が代理って何でそんな面倒なことしてんのよ…ほかにも確か、アーロンデルクってのがいたけど関係あんのかしら?
        (ちびっこの割に偉そうな口ぶり、誇り高い妖怪なためだが傍目からはまず分からないだろう。) -- 九重 2013-07-04 (木) 23:35:12
      • あはは、有名であることは誇るべきなのでしょうけれど、時節が時節なだけに、素直に喜ぶことはできませんね……。
        ええ、恐らくは私の兄や姉だと思いますわ。皆様お家再興のために尽力されていると聞き及んでおりますので……。
        (思いついたように手を合わせ)……まあ、もしかしたらご同輩か何かなのでしょうか、以前ご家族の誰かの付き添いとして、見送りにいらっしゃった折りに私の姿をご覧になられたと、そう仰りたいのでしょうね。やはり、心配ですものね?
        -- ノーリ 2013-07-05 (金) 00:08:52
      • …?…喜べない時節って?まぁ、それなりの家に住んでるんだしそれなりの事情があるんでしょうけど。
        …ふーん、お家再興ねー…その口ぶりだと、なんだか自分は関係あまりないって感じね?
        …?……あ、もしかして勘違いしてる?アタシは、冒険者よ?(まだ中学生低学年くらいの子が堂々と言った。) -- 九重 2013-07-05 (金) 00:17:07
      • 外に伝えるには余りに露悪なお家の事情ですので、気になられたらすみません。
        いいえ、当事者のつもりでおりますし、そのように振舞っております、ですが、力が至らないこともまた事実、屋敷の中にあってそのように見えるということを、心苦しく思ってはおりますね。(力なく笑い)
        まあ……申し訳ございません、そのような事情を抱えてらっしゃるとはつゆ知らず、無神経に問うてしまいました。苦労なされているのですね……(しみじみ呟く)
        -- ノーリ 2013-07-06 (土) 05:27:14
      • …ま、そっちが言いたくないのなら別に聞く気はないわ。興味があるとしたら…美味しい肉料理を食べてるかどうかくらいね!(自信たっぷりに言う少女。)
        んー…確かにノーリはそんな強そうでもなければ、強く言えそうな性格にも見えないものねー(一部は強力そうだけど(胸を見てぐぬぬっと呻く。) まぁ、…争いごととは無縁そうだわ。
        あぁ、別に大した事じゃないわ。それに、アタシは強いもの!(ふふんと友達に百点見せる子のような得意げな顔。) -- 九重 2013-07-07 (日) 23:04:12
      • そうですね……別段お食事については変わりないとは思いますが、少しだけ体調やリズムに気を使ってお料理をしていただいてはいますね……。
        ええ、非力ですから(苦笑し)出来れば、家族を守れるくらいの力があればと願ったこともありますから、現役の冒険者の方を羨ましくも思っているのですよ……?
        まあ、勇敢な。でも、お気をつけくださいね、苦難は得てして見えな居角度からやってくることも多くありますので。最後まで気づかない形で迫ってきた苦難には、人間抗いようがないですからね……。
        -- ノーリ 2013-07-07 (日) 23:38:22
      • リリィもなんか普通とか言ってたわね…あんなお屋敷なら豪華でも不思議はないのに…美味しい肉料理なら、食べさせて貰うつもりなのに残念ねー…。
        家族を守る、ねー…それって何だか贅沢な願いな気がするわね。だって、制限がないもの。
        ならノーリも魔法とか学んでみたらどう?以外といけるかもしれないわよ?…まぁ、その前に戦闘向かない性格の方が難点でしょうけど。
        そうなのよねー…隙を突かれるとどうもね…ま、そういうのは人でも人じゃなくても同じね! -- 九重 2013-07-07 (日) 23:44:14
      • ええ、そうですね。贅沢です。昔から、欲しい物がたくさんあって、そのどれにも手を伸ばす事が出来なかった子でしたから、反動なのかもしれませんね。
        論理は存じていますが、どのような技術であっても他者を害すことには代わりがありませんからね……。
        (薄く目を閉じ)私は、出来るなら争いなく、事が収まればといつも思っておりますので、仰るとおり性格の問題かもしれませんね。
        気をつけてくださいね。本当の罠とは、罠だということも気づかせずにその効果を与えてくる物ですから。
        -- ノーリ 2013-07-07 (日) 23:56:17
      • ふーん…いいじゃない、でもそれなら頑張って手を伸ばす努力くらいしなきゃ駄目よ?努力もしなきゃ叶うものも叶わないってねーさまも言ってた!
        あ、一応は使えるのねー…でもやっぱり性格的に難しいんじゃ、仕方がないわねー…。
        それなら、回復魔法とか極めたらいいんじゃない?アタシはそういうのてんで駄目だけど…燃やすのとか殴るのとかは得意だけど。
        何やら意味深ねー…まさか、ノーリが罠だったりするのかしら…ないわね…。 -- 九重 2013-07-08 (月) 00:03:25
      • そうですね……今度もし本当に欲しい物が出てきたときは、私の方から手を伸ばすことにいたしましょう。(小さく笑い)
        ただ、それもまた間接的に他者を害しているというのは代わりがありませんので、私の中では余り代わりはないですねぇ。
        私は、出来ることなら、争いが発生する前に事を収めることができたらなと思っていますので……。
        さあ、どうでしょう……女性というものは、須らく殿方の罠であれかしというのも、女性として生まれてきた者の義務のように思えますので。企業秘密ですね。(ふふと笑い)
        -- ノーリ 2013-07-08 (月) 00:42:01
      • …間接的に害してる?…なにそれ、えーと…つまり、攻撃する人を治療するからってこと?
        …でも、その論理でいうならそれを発生する前に収めた時点で、どちらかは我慢する=害してるになるんじゃないの?
        …そ、そんな義務ないし…それに、女は別にそれだけが仕事じゃないし!(理解はしたが、でも顔を赤くして否定する。) -- 九重 2013-07-08 (月) 00:53:18
      • そうですね……極端に言ってしまえばそうなるかもしれません。
        そうでしょうか……では、私の理想はきっと、どちらかが我慢するでもなく、どちらかが害を受けるわけでもなく、
        双方の合意の上で互いが矛を収めるような選択肢ということになりますね……。(はて、と顎に指をやり)
        ふふ、冗談です。第一、私など家事や雑事にも疎い者でありますので、掛かる殿方も居らっしゃらないと思いますし。
        でも、そういった幸せもあるという選択肢を持っていれば、冒険者をやっていて心が折れそうになった時に、もしかしたら救いになるのかもしれませんね。
        -- ノーリ 2013-07-08 (月) 01:13:40
      • …やっぱり、ノーリは結構欲張りねー…ただ強いよりずっと難しいんじゃないの?
        あるいは、自分がよっぽど損引くしかなさそうに思えるわ…アタシにはまず無理ねー…。
        そうなの?見た目家庭的っぽいし、料理とか得意そうなのにねー…でも、かかる男はいるんじゃないかしらね…(見た目美人なのは同性から見ても分かるようだ。)
        そういうものかしらねー…ま、アタシは今のままでいいわ!さてと、今日はもう遅いから帰るわ! -- 九重 2013-07-08 (月) 01:20:47
      • そうですねぇ、だからこそ、目指す価値のある物であるとも思っていますよ。
        やっぱり、難しいでしょうかね……(ふふ、と笑い)大丈夫ですよ、誰も損をしない選択肢も、きっとどこかにありますので。
        普通の女の子ならそれでも良かったのですが、アーロンデルクの淑女として、振舞わねばならないのは難しいところですね。
        ええ、では、私の従者とご一緒したときは、またよろしくお願いしますね。
        -- ノーリ 2013-07-08 (月) 01:38:40
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  • おはようございます、お嬢様 ノーリお嬢様(冬のあいだは他の部屋より一回り暖房をきかせ、目覚めの時間を告げる)
    (陶器の触れ合うかすかな音がして、ハイグロウン・ティーの香気がふわりと薫った)今朝は極東の器にて 目にもあでやかにございましょう? -- アリステア 2013-06-29 (土) 21:56:40
    • まあ、素敵……この色は、瑠璃を塗ってあるのかしら。細工が緻密で、まるで宝石のよう。いつもありがとうございます、アリステアお兄さま。
      窓の外が、見飽きるほどに一面真っ白である日も多いですから、このような目に楽しい器が部屋を華やかにしますね……。
      (言葉に引きずられるように外を見て)こちらの地方にも……雪が降るのですね……忘れていました。
      -- ノーリ 2013-06-29 (土) 22:07:42
      • 鳳が紅の水面に沈み、真実の赤い羽根を持つ この趣向は王室御用達(ロイヤルワラント)の陶工たちにも思いつきますまい まことに秀でたものかと
        私が不在にしておりました間は、他家に赴かれていたとか ご苦労もございましたでしょう じいやはやはり、年嵩の者が? -- アリステア 2013-06-29 (土) 22:15:16
      • まあ、そんな高貴な方を私などのお部屋にお招きして、罰が当たらねば良いのですが(冗談にクスクス笑い)
        ええ、確かに出向しておりました。ですが、お兄さまが思うような立場での出向ではありませんでしたので、アーロンデルクの名を汚さぬよう、淑女たる振る舞いに努めておりました。
        このように部屋で読書にふけり、お茶を飲むなど、久しぶりのことでした。もちろん、従者など、滅相も。
        -- ノーリ 2013-06-29 (土) 22:27:33
      • お嬢様はただ、釉の妙技をご覧になられたのみ 一場の夢を思い描くことを咎める者などおりますまい(微笑み返して)
        客分のようなお立場にございますか?(三人娘が赴いて、ノーリ一人が帰ってきた 他家の事情までは、よくわからない)
        テニスンの詩はお読みに? 「最も美しい女神に」捧げられた、金色の林檎の話をご存知で? -- アリステア 2013-06-29 (土) 22:44:49
      • でももしこの御方がこのお屋敷に来ることを夢にも思わぬ方がお作りなられた来賓だとしたら、それはそれで素敵なお話ですね。
        いえ……浅学にて。先方のお家の家訓は女人に智識や余趣は必要ないといった物でしたから。
        お姉さま達はお家に嫁いだ身分でありましたので、更に厳しくはあったようですが……でも、そんな私で良ければ聞かせていただきたいわ、そのお詩(ウタ)やお噺(ハナシ)。
        -- ノーリ 2013-06-29 (土) 22:58:03
      • 殿方の前ではか弱く愛らしく、無邪気な少女であれと? ナーサリー・ライムに謳われるがごとく、素敵なものに囲まれて
        哲学より詩を、料理より刺繍を、チェスよりもダンスを愛せよと? ええ、仰せの通りにございます 誤ってなどおりません
        ですが、言葉の通りの意味合いにはございますまい 存じておいでで、知らないふりをなさるのです
        さもなくば、世に賢婦人と名高き方々など、ただの一人もいなくなってしまいましょう(空いたカップに二杯目を注いで)

        さて、これは神々の御世の話 ここよりはるかに遠き、ギリシアの地に伝わる話にございます
        ペレウスとテティスの婚礼に現れました、黄金の林檎 神々の在すその席の、最上座には主神ゼウスがおいででした
        果皮には「最も美しい女神に」と刻まれてございましたので、さあ大変 たちまち三女神の争いが始まってしまいました
        黄金の果実は誰の物か? 主神ゼウスの命により、審判者はイリオスのパリスの任と定められました
        テニスンの詩行では、最高の女神ヘラ、貞節の女神パリス、美の女神アフロディテがかわるがわる見返りを示し、パリスを誘惑するのでございますよ -- アリステア 2013-06-29 (土) 23:14:24
      • まあ。(その言葉に目を丸くして驚き)
        ふふ……アリステアお兄さまに掛かっては、路傍の草木でも花束に変えられてしまいそうですね。
        でも、ダメですよ、お兄さまもその振る舞いに騙されるべき殿方の一人なのですから。
        賢しきを隠す愚かしさが美徳であるなら、賢しきに気づかぬ愚かしさもまた、美徳であるべきです。
        (詩に耳を傾け、目を輝かせ)まあ、お兄さまに負けず劣らず、主は罪作りな方ですね。
        三人の女神は、どのようになさったのかしら……?
        -- ノーリ 2013-06-29 (土) 23:26:51
      • 仰せのままにございます お嬢様のご下命あらば、白銀の世界をも暖かな春の日に変えてご覧に入れましょう
        ですが、恐れながら、私はじいやにございますれば 正しく路傍の草木も同じにございます 物の数には入りますまい
        ヘラは王の権勢と富を 権力こそはあらゆる行いの行き着く場所にして、至上の目的 権力を有する者は神々に最も近い存在であると説きました
        パラスは正しき法に従う生と、まことの英知を示しました 褒美の品が贈り手の美しさを増すわけではございますまい
        忍耐は行いを通じて鍛え抜かれ、あらゆる経験が意志を補うもの そして純正の法は完全なる自由と同義であると説きました
        そして、アフロディテはギリシア中で最も美しく、最も愛深き妻を約束いたしました たった一言で争いを鎮めてしまったのです
        その後のパリスはご存知のとおり、美しき妻あるがゆえに身の破滅を味わいました さて、お嬢様ならば黄金の林檎を前に、いかがなさいましたでしょう? -- アリステア 2013-06-29 (土) 23:53:35
      • それは、素敵。……本当に。(ひっそりと、小さく笑みを漏らし)
        (話を一通り聞いて)まあ、本当に面白いお話をご存知なのですね……テニスンの詩、蔵書にありますでしょうか……。
        私、ですか……。そうですね……。もし、その黄金の林檎が、本当に欲しいものだとするなら。
        それが、本当に手に入れたい物であるとするなら……。
        (にこりと、小さく笑い)……他のお姉さま方に、まず相談いたしますわ。もしかしたらそれを、譲ってくれるかもしれませんから。
        周りが全て味方であれば、そこに争いなんて起きません。私は、弱いですから……そうして、欲しいものを手に入れるしかないと、思っています。
        ふふ……このような回答で、どうでしょう、アリステアお兄さま。
        -- ノーリ 2013-06-30 (日) 00:16:17
      • よろしければ、こちらに(対訳版の選集を捧げ持って)私はパラスの弁に惹かれました ですが、人は放埓と小さな不義を重ねて生きるもの
        いずれの宝も、正解と呼ぶには程遠き物かと存じます であれば、この他に答えを求めることもできましょう
        ノーリお嬢様は和を尊ばれるお方 お側近くにお仕え出来る者らは、いずれ劣らぬ幸せ者にございます
        もしも黄金の林檎が現れましたならば、どうぞ内々にご相談を 及ばずながらこのアリステア、お嬢様のじいやにございますれば
        一命に替えましても林檎を手に入れて参りましょう(寝台の傍らにひざまずき、祈りを捧げる司祭のごとく頭を垂れて)
        さて、今朝はウェールズ風の朝食をご用意いたしました お気に入りの林檎のジャムもございますれば…(そして、一日が動き始めて) -- アリステア 2013-06-30 (日) 00:45:40
  • (屋敷の大浴場で入浴中……)
    あら、あなたも入っていたのノーリ。 -- パウンド 2013-06-28 (金) 21:45:44
    • あら……パウンドお姉さま。ごきげんよう、こちらでお会いするのはお久しぶりですね。
      皆さん、ありがとうございます、後は1人で出来ますので。(身体や髪を洗いに来ていたメイド達を下がらせ)失礼致します。(湯に足をつけて入浴する)
      -- ノーリ 2013-06-29 (土) 14:55:09
      • 不思議な言い方ね、会うだけならこの屋敷でも会ってるのに。
        この屋敷だと誰かが代わりに洗ってくれるから便利よね でもこの広さはなんだか落ち着かないわね。 -- パウンド 2013-06-29 (土) 20:23:03
      • ええ、皆さん大浴場に来られず、部屋のお風呂を使われる方も多いですから、こちらのお風呂でお会いするのは珍しいなと。
        やっぱり(くすくすと笑い)お部屋のお風呂もそれなりの大きさですから、そちらで事足りる人も多いですからね。
        -- ノーリ 2013-06-29 (土) 20:26:31
      • 私の場合は洗ってもらったほうが色々と楽だしこっちのほうが洗ってもらいやすいもの。
        部屋のお風呂に入る人は一人で入る人が多そうよね。 -- パウンド 2013-06-29 (土) 20:46:40
      • そうですね、私も基本は部屋での湯浴みになりますから、そういう意味でお久しぶりです。
        ……お姉さま、その、こんなこと伺っていいのかわかりませんが、今はなぜ私が私だと分かったのですか……?
        -- ノーリ 2013-06-29 (土) 21:04:38
      • そういうことなら私もお久しぶり、と言っておこうかしら。
        それはなんというか……探知魔法でそう解るからとしか言い様がないわね。
        ノーリも視覚で私が私であると判別してるように、それとなんらかわりはないもの。 -- パウンド 2013-06-29 (土) 21:23:21
      • 成る程……それは、とても便利ですね……(何処か興味深げに言う)
        五感以外の方法で入力をするという発想は、普通に生きていれば生まれないものですから……。
        お姉さま、良ければ背中をお流ししましょうか……? もう私は洗い終えておりますので。
        -- ノーリ 2013-06-29 (土) 21:49:19
      • 便利というものなのかしら、目が見えない分これで補っている 視覚の代わりのようなものだから 普通に生まれて来なかったからこれしかないのよ。
        あら、嬉しいじゃないそれじゃあお願いしようかしら。(湯船から上がると洗い場に座る) -- パウンド 2013-06-29 (土) 22:20:44
      • ああ、すみません、誤解を生んでしまいそうな言葉でしたね……ただ、単に、それを、「羨ましい」と思ってしまったので……。
        まぁ、素敵。他のお姉さまとお風呂で会う、なんて幸運、滅多にありませんから、逃がさないようにちゃんと伝えた甲斐がありました。
        不詳ながら、努めさせていただきますね、お姉さま。……素敵です、とてもきめ細かい肌をされてるのですね。(脇の下から順番に洗う)
        -- ノーリ 2013-06-29 (土) 22:30:30
      • 羨ましいねぇ……私にはよくわからないわね。
        ノーリは肌と肌の付き合いがお好みなのかしら?(クスクスと笑う) でも解らなくもないわ、肌の触れ合いの方がわかりやすいもの。
        そうかしら、他の人と比べたことがないから自分の肌がどうかだなんて考えたことなかったわ。
        (洗われることは慣れているのか身じろぎもせず) -- パウンド 2013-06-29 (土) 22:51:30
      • ええ、好きか嫌いかで言えば、好きな方になるかもしれません。こちらのお屋敷に帰ってこれて、初めて叶えられた夢のようなものですから。
        逞しいお姉さまの肌もいいですけれど、女性らしいきめ細かい肌もとても素敵です、お姉さま。
        お肌を傷つけぬように気をつけますので、障れば仰ってくださいね。(掌でもってやさしく身体を洗った)
        -- ノーリ 2013-06-29 (土) 23:11:28
      • 肌で触れ合うのが夢だなんて変な夢を持っているのね。
        そんなに違うのかしら、話を聞いてたら興味が出てきたわ ノーリ、あなたの肌に触ってみてもいいかしら?
        大丈夫よ、くすぐったいけど気持ちいいわ。 -- パウンド 2013-06-29 (土) 23:19:33
      • こうして、貴族の家系に生まれた淑女としてではなく、触れられる事自体が、私にとっては特別なのです。
        ええ。宜しいですよ、情報として得られる物より、多くの情報が詰まっているとおもいますから。
        では、先にお流しいたしますね……(人肌の湯でパウンドの身体の石鹸を洗い流した)
        -- ノーリ 2013-06-29 (土) 23:30:44
      • そうなの? ノーリは同じ家系とは思えないほどのお嬢様ってことなのね。
        ん……ありがと気持ちよかったわ。
        じゃあ失礼するわねノーリ。(なぞって形を確かめるように腕に触れる)
        へぇ、こうして触ると肌に張りがあるのがわかるわ 私とは違うのね。 -- パウンド 2013-06-29 (土) 23:39:28
      • まあ、いじわるですね、お姉さま。(くすくす笑って)
        ええ、どうぞ、お姉さま……。んっ……ふ……っ。
        ……っ……ぷ、ふ……っはぁ……(パウンドに触られるたびに身を捩る)
        ……んっ……! ……ご、めんなさい……そういえば、私……くすぐっ、たがりで……ゃんっ……あ、ふぅ……!
        -- ノーリ 2013-06-29 (土) 23:44:14
      • そんなにくすぐったいかしら? でもこうしないとよくわからないもの。(今度は体全体の形を確かめるかのように撫で回し)
        こういう体型なのね……あら、胸もおっきいじゃないの。(大きな胸を撫で回し)
        こういう顔をしてたのね……失礼したわ、でもあなたのことについてだいぶわかった気がするわ。(ほぼ全身を撫で回したようだ) -- パウンド 2013-06-29 (土) 23:56:53
      • はぁ……はぁ……(紅潮した頬と顔で、口の端から涎を垂らし、僅かに震え、時々痙攣しながら)
        そ、れは……んっ……何より、です……お姉さま……♥ ……んっ、ぁ……(ふる、と脈絡ない震えに犯されながら)
        少し、のぼせてしまったみたいです……お先に、失礼いたします、ね……んっ……では、また、ごきげんよう、お姉さま……♥
        -- ノーリ 2013-06-30 (日) 00:19:59
      • あら、大丈夫ノーリ お大事にね。(原因が自分であるともよく知らず)
        それじゃあ私もお湯に使ったら上がることにしましょう。 -- パウンド 2013-06-30 (日) 00:32:00
  • ノーリはいるか?(何度か屋敷で、冒険絡みの事で話した男がやってくる。) -- カルマ 2013-06-28 (金) 00:29:49
    • はい……? (振り返り)ああ、カルマお兄さま。ごきげんよう。
      私に、何かご用でしょうか……?
      -- ノーリ 2013-06-29 (土) 14:56:05
      • (ノーリ・アーロンデルク…リストの優先順位でも上位に位置する、宗家の血を引く者。)
        (迂闊に手を出せば失敗は免れないと思ったのか、まずは信用を得ようと家族を演じる事にした男だったが)
        ああ…前に、冒険を失敗したと聞いてな…怪我は無いか?
        (人付き合いの苦手な男は冒険に絡んだ話しかできず、しかもそれは今従者が出ているとなれば)
        (何を話せばいいか思い浮かばず、結局大分前の済んだ出来事を尋ねる位しか、できないでいた。) -- カルマ 2013-06-29 (土) 22:49:18
      • ええ、お陰様で、このお屋敷ではお兄さまお姉さまを一(ハジメ)として、沢山の方に良くしていただいていますから。
        今では特例で、お屋敷の侍従の方を代理として冒険に出てもらっていますので、もしかしたらお兄さまとご一緒するかもしれません。
        ……お兄さま、少し、緊張していらっしゃいますか……?(ふと、首をかしげて訪ねてみる)
        -- ノーリ 2013-06-29 (土) 23:01:43
      • あ、ああ…どうにも、突然できた家族というものに馴染めなくてな…努力はしているのだが
        それならよかった。ああ、その時は俺も頑張らないとな。ノーリの従者を怪我させるわけにもいかんし
        (うまくいけば、何か有力な情報も得られるかもしれない、と思いつつ)
        そういえば、冒険にはもう出てないといっているが、そうなると普段は何をしているんだ? -- カルマ 2013-06-29 (土) 23:10:35
      • ああ、それ、分かります。努めて平静に振舞ってはいますけれど、この背丈になるまで面識もない方を本当の意味で兄妹なんて思うのは、中々に難しいですよね。
        私も、顔には出ませんけれど、男女としてお話をしていると意識してしまうと、途端に胸の鼓動が早くなってダメです。(ふふ、と笑って)
        そうですね、本を読んでいます。幸い、この屋敷には様々な蔵書があって、探すのに苦労する程ですから。
        物語だったり、専門書だったり、たまに歴史書なども読んでいますねぇ。(楽しそうに話す)
        お兄さまは本はお嫌いですか……?
        -- ノーリ 2013-06-29 (土) 23:17:20
      • 向こうも同じことを思ってる奴が多いみたいだが、俺の場合は、殆ど独りで生きてきたせいもあってか
        特に他人を受け入れるという事が苦手でな…まあ、時間が何とかしてくれるだろう。
        だ、男女としてって…(そう言われるとこちらも意識してしまうのか、急に視線を泳がせ始める。)
        本か…そういえば、ここの書庫の量は結構なものだったな。(一人で読書をするリリィや、本を探すパウンドと眩を思い出し)
        いや、俺は本は殆ど読まない…見ての通り学の無い人間でな、読んでもせいぜいそこらの店で売ってる、雑誌程度だ。
        (何度か話していて、どうもノーリと話していると、普段よりもすらすらと喋れる自分に違和感を覚える。)
        (ノーリの声を聞くと、もっと話したい、知ってもらいたいという気持ちが湧く…余計な事まで口に出しそうなほどに。だが、それは相手の雰囲気がそうさせるのだろうと、一人結論付けた。) -- カルマ 2013-06-29 (土) 23:33:19
      • (くすくすと笑い)では、無理に兄妹としてではなく、他人から少しずつステップを踏んで行ったほうがいいかもしれませんね。
        私も、出向に出ていましたので、このお屋敷で旧知の方は殆ど居られませんので、お兄さまと同じです。
        あ、いえ、深い意味はないのですよ? 女性同士、男性同士だと使わない気を使ってしまうかなと思いまして(顔を赤らめる)
        ええ、図書館並の蔵書がありました。多分、私が死ぬまでにも全て読む事は出来ないほどに。
        そうですか……では、きっと、私が好いている本の中にはないものを、お兄さまは持っているのでしょうね。
        冒険でのお話も、従者からは事務的な話しか聞けませんから……良ければ、是非今度、聞かせてもらいたいです。(ふふ、と笑い)
        -- ノーリ 2013-06-29 (土) 23:40:58
      • その方がよさそうだな…(ふ、と笑って)
        ああ、そういう事なら問題ない。俺は別に異性だろうと特に気は遣わない…そもそも、そこまで気遣いができる男じゃない。
        大したものは乗って無いぞ、有名無連中の誰と誰がつき合っているだの、くだらないことしか書いていない。
        冒険の話か…構わないが、凄惨な内容だからって気を失ったりするなよ?
        …さて、そろそろ俺は行くか…今日は楽しかったな、またな。
        (軽く手を振り、その場を離れていった) -- カルマ 2013-06-29 (土) 23:49:40
      • ええ、覚悟しております。実際、肌で感じられない分、その程度は覚悟しておかねばと思っておりますので。
        ええ、お兄さま、またいずれ。その時には、とびきりのお茶をご用意しておきますので。
        (手を振って見送った)
        -- ノーリ 2013-06-30 (日) 00:27:56
  • (どれくらいまで気付かないだろう、と読書中おもむろに近づく)
    (じわり、じわり、と背後で踊る) -- エルニア 2013-06-26 (水) 22:55:09
    • (ス、ス、とまるで雑誌を捲るように分厚い本を捲っている)
      (背後から忍び寄る影には一切気づいていない)
      -- ノーリ 2013-06-26 (水) 23:13:05
      • (気づいていない様子のノーリに、本当に集中してるんだなー、とそのまま背後で面白い顔をしてみたり)
        (触ってみたら気づくかしら、と髪の毛の毛先を指でちょいちょい) -- エルニア 2013-06-26 (水) 23:16:30
      • (気づかない)
        (時折暗唱するように遠くを見るような視線になり、口の中でその言葉を繰り返してみせる。読書というより書物を暗記しようとしているように)
        -- ノーリ 2013-06-26 (水) 23:26:57
      • (一通り背後で妙な動きをするおでこ、どうやら気配だけでは気づかないようなので)
        ノーリお姉さま!(ノーリが戻ってきてから屋敷内で会い、自己紹介は済ませていたようで、名前を呼びかけながらわっ、と軽く背中を押す) -- エルニア 2013-06-26 (水) 23:38:44
      • (名前を呼ばれ、とん、と押された後もぺらぺらとページを捲り)………。(章末まで進み、しおりを挟んだ所で)
        きゃうっ!? えっ、はっ、はい、呼ばれましたか!? ……えっと。あれ……? エルニアさん。……ごきげんよう?
        -- ノーリ 2013-06-27 (木) 00:03:55
      • ……………(間)
        今!?スリーテンポくらい遅かったわ反応がお姉さま…!うん、ごきげんようー
        ずーっと後ろにいたのよお姉さま、お姉さまったら全然気づかないんだもの、もう少しイタズラしちゃえばよかったかしら(くすくすと笑い) -- エルニア 2013-06-27 (木) 00:11:45
      • もう、驚くじゃないですか、エルニアさん。読書をしているときは、皆そうなるものです。(頬をふくらませ)
        そうでしたか、普通にお声をかけていただければお茶の用意でもさせましたのに。いたずらっ子さんですね、エルニアさんは(くすくす笑い)
        -- ノーリ 2013-06-27 (木) 00:52:51
      • 髪の毛をちょいちょいしたりもしたのよ、すっごく集中してたみたい
        どれくらい気付かないかな、と思って試してみたの、お外で本を読む時は気を付けてねお姉さま、泥棒に物を盗られたりしないようにね
        だって、びっくりしてる顔を見るのは面白いもの!
        お姉さまはもっと小さい頃どうだった?いたずらしてた?それとも小さい頃からおしとやか?淑女? -- エルニア 2013-06-27 (木) 21:37:11
      • ……本当ですか? ふふ……気をつけないといけませんね、屋敷に帰ってこれたからと私も、気を抜いているのかもしれませんわ。
        そうですね……とても、聞き分けの良い子であったと覚えていますね。存外、大人になってしまえば都合の良い記憶しか残っていないのかもしれませんけれど。(くすくす笑い)
        もうこんな時間になっていましたのね、道理でお腹が空くと思いました。(時計を見て)よろしければ、お茶をご一緒しませんか、エルニアさん。
        -- ノーリ 2013-06-27 (木) 23:07:43
      • 私はあまり外の事は知らないけど、でもこの屋敷は好きよ、お兄さまやお姉さま達がいるし…言えば使用人達が身の回りの事は全部やってくれるもの、らくちん
        ふふ、お姉さまの小さい頃を知っている使用人に話を聞いたら、また違う答えが返ってくるかもね
        …でも、いたずらも気をつけなくちゃいけないわ、この前、虫のオモチャをポイってしたら、メイドの子が泣いちゃって
        びっくりする顔は好きだけれど…泣いてる顔はだめだわ、ちくちくするもの、ごめんねって言ったら、許してはくれたけれど(泣き顔を思い出して、ちくちく良心が痛み、む〜、という顔)
        あ、ちょうど私もお腹減ってきた所だったの、ご一緒するわ、ご一緒するわ(こくこく、と頷く) -- エルニア 2013-06-27 (木) 23:19:17
      • お外は怖いところですよ? どこに狼さんがいらっしゃるか分からないのですから。
        あっ……それは……ううん……? どうでしょう……。 ちゃんと私の味方していただけるかしら、メイドさんたち。
        エルニアさんは優しい方ですね(微笑み)きっと、その優しさがその分、誰かの泣き顔を笑顔にすると私は思いますよ。
        まぁ、丁度いいです。(ぽんと両手を合わせ)とっておきのお紅茶を仕入れたと、お兄さまが仰っておりましたから、ご一緒いたしましょう、エルニアさん。(ふふ、と笑い、背中を押して給仕室まで足を運んだ)
        -- ノーリ 2013-06-27 (木) 23:25:53
      • えっ…そんなに、そんなに狼がいっぱいいるの…?食べられちゃうの…?
        あ、でも、でもだいじょぶよ、私も冒険に出ているの、この杖さえあれば私でも魔法が使えるのよ、焼くわ、狼焼くわ
        …何か、面白いエピソードが聞けたりするかも?お姉さまも、自分で忘れているような(にや〜、といたずらっぽい笑み)
        ふふ、本当に優しかったら、イタズラしたりしないわ、お姉さま?…でも、そうね、泣き顔より、笑顔の方が好きだから、泣いてる所を見たら…笑わせてあげる事もやぶさかではないわ、一発芸もあるし(窓の方を向くと光を反射して光るおでこ)
        とっておき?うん、それは楽しみかも、わわっ、もう、慌てなくても紅茶は逃げないわ、きっと(くすくす笑い給仕室へ、そしてしばしの間ティータイムを楽しんだりしたという) -- エルニア 2013-06-27 (木) 23:32:37
  • (ドアを開きながら)ノックは必要だったかな?(何処かで聞いたことあるようなセリフを何故か妙にカッコつけて)
    そーいや、怪我したってきいたけど、もー大丈夫かー?飯ちゃんとくってるか? -- アーリラ 2013-06-26 (水) 19:30:35
    • アーリラお姉さま……その節はご迷惑、ご心配をお掛けして申し訳ございませんでした。(ベッドに本を置き、立ち上がって礼をする)
      お陰様で。他の方よりも多く、この屋敷と家名に、お世話になっている気がします。少し、やはり心苦しいですね(弱々しく笑う)
      -- ノーリ 2013-06-26 (水) 22:30:52
      • まぁ家族に心配かけるのは普通っちゃ普通さ、死んで葬式するよりはよっぽどいいぜー(おー良かったよかったと元気そうには見えて安心して)
        …心苦しい気持ちはあるなら、そのうち世話なったぶんを他のやつにかえせればいいんじゃねーかなー、今度は自分が世話できるよーにみてーなな -- アーリラ 2013-06-26 (水) 22:48:43
      • (おかしい、さっきまで普通に服をきていたような…話しているうちに年の離れた妹が下着姿になっているような…きっと気のせい…気のせい) -- アーリラ 2013-06-26 (水) 22:49:53
      • (急な学術的興味にそそられた読書により一時間程中断していた着替えを始める)そう言っていただけると、私も心が落ち着きます。
        本当は、お姉さまのように強くあれば……あんな有様にはならなかったでしょうに……すみません、お姉さまには本までお貸いただいたというのに。(コルセットを巻き、位置を整えた)
        -- ノーリ 2013-06-26 (水) 23:12:04
      • (アタシは後ろを向いておるよと、突然着替え始めたので後ろを向く)…腰いてーのか?あ、違うか…細くみせるためのか?(コルセットを巻いてるのを、振り返るときにチラっと見えたのできいてみたり)
        …まぁ強さは時間かけて身につけりゃいいさ…つってもまぁノーリだとお淑やかに生きれるならそっちのほうがいいのかもしれねーがよ -- アーリラ 2013-06-26 (水) 23:23:48
      • 淑やかに、ですか……そうですね……それも、一つの形かもしれませんが……そのとき、もし今回のような命を脅かす脅威が訪れた時……こんどこそ私は討たれてしまうのではないかというのは、少しだけ、怖いです。
        えっと……午後から社交界ですので。朝から慣らしておこうかと思っていたのですが、思いの外読書に没頭してしまっていて。
        ………? お聞きになっていないのですか、社交界?
        -- ノーリ 2013-06-26 (水) 23:29:26
      • …それはそれで困るな、アタシがいつもついて守ってやるー!…なんて気楽にもいえねーし約束もできねーからなー……
        (うーんどうすりゃいいかなーとか考えつつ)…いっそアタシが鍛えるとか?(いやしかし、ノーリが自分みたいなったら他の兄弟から怒られそうだなとかも思いつつ)
        あぁそうなのかい社交界社交界……いや、聞いてないし、それ以前にアタシはそういうの出るように見えるかい?(下着姿のノーリと変わらないくらいの露出度高い格好で頭ポリポリ) -- アーリラ 2013-06-26 (水) 23:44:52
      • (くすりと笑い)まあ、頼もしい……。お姉さまが男性で、私が五歳ほど若かったら、その約束をしていただいていたら、恋に落ちていたかもしれませんね。ふふふ。(おかしげに笑い)
        ……一度、ジャックお兄さまやティレットお兄さまにも相談したことがあるのです。ずっと、屋敷の外で暮らしてきましたから……ここに戻ってこれた今の生活を、出来ればずっと、と思っていましたので。
        いえ、お姉さまはどちらかといえば舞踏より武闘がお上手そうに見えます。でも、一度いらしてみてはいかがですか? 案外、体を動かすのがお上手なお姉さまのほうが上手く足を運べるかも。
        -- ノーリ 2013-06-27 (木) 00:02:07
      • …アタシが男だったとして5歳お若いノーリに手をだしたら、犯罪者だぜ?ハッハッハ(それはねーなーアタシも捕まりたくねーしなとか冗談っぽく一緒に笑い)
        …ほー…それでジャックやティレットの奴は、なんて答えた?(ちょっと興味があるのか、あの二人がどう答えるか…なんかろくでもない答えをいってそうな気はした、特にジャック)
        んんぅー…しっかしなー…アタシあれだぜ…?武道会に行く衣装なら持ってても…舞踏会に行くための衣装なんてねーぜ?…この格好でいったら、流石に門前払いされちまうだろ? -- アーリラ 2013-06-27 (木) 00:10:45
      • あら、手まで出されるおつもりなのですか……? 初恋とは得てして実らないものであると、数多の物語が示していたのですが、お姉さま、思ったよりロマンチストかもしれませんね。(ふふ、と笑い)
        ……お二方とも、仮にこの屋敷の家督を継がれる場合……私の居場所を用意してくださると、そういう旨を仰っていました。
        ノーリは、思ったよりも幸せものかもしれませんね。
        (まあ、と手を合わせ)では、お姉さまのお身体に合うようなドレスを、メイドたちに見立てて貰いましょう。きっと、お姉さまならお似合いになるドレスを着れば、社交界の花となれますわ。(とてもいい事を思いついたとばかりに)
        そうと決まれば、参りましょう、お姉さま。なんてことでしょう、私、とても楽しみになってきました。(ドレスをいそいそと着て、アーリラを後ろから押してメイドたちを呼びにいった)
        -- ノーリ 2013-06-27 (木) 00:49:32
      • あ、あぁ!違うよ!違う!言葉のあやっていうか語彙不足っていうかーあーもう!からかうんじゃねぇよ!(10歳も年下に口で負ける脳筋である)
        …まぁそれはともかくとして、その二人でなくても、今住んでる奴を全員追い出してーなんて奴はそうそういねーだろうしなー…むしろそういう奴は当主に選ばれねーんじゃねーかなみたいな…
        だからま、安心すりゃいいんじゃね?アタシが当主なるこたぁーないと思うが、アタシがなったときも、ノーリにかぎらず居たい奴はそのまま居ればいいと思うしなー、やっぱ賑やかなほうがいいじゃん?
        な、なんだと…(そういう方向に行くか!?っとタジタジしながら、よし、逃げるかと思ったら)え、ちょっとまってくれ、ノーリ、案外アンタ、決めたら動くの早いな!?
        (逃げる前に、即背中押されて、連れて行かれる) -- アーリラ 2013-06-27 (木) 22:03:06
  • にゃぁ〜……(廊下の隅、ダンボールの中から声がする) -- 2013-06-25 (火) 23:24:37
    • ……? 何でしょう……?(さほど警戒心なくダンボールに近づいていく) -- ノーリ 2013-06-25 (火) 23:32:18
      • (ダンボールに近づき、手を触れようとした瞬間)

        ばぁーーーん!!(両手両足をダンボールを突き破って立ち上がる)
        可愛らしい子猫ちゃんだと思った!?残念!!可愛らしい子レジにゃんこでした!!

        …………あれ?おにーちゃんじゃない?だれ??どちらさまですか??(そのまま首を傾げる) -- レジーナ 2013-06-25 (火) 23:40:53
      • ビックゥ!!と目を見開き)
        ……………あ、は、はい。 ……はい……?
        え、っと。……お兄さまではありません、え、と。ノーリ・アーロンデルクと申します。
        その……何を……?(突き破られたダンボールを見ながら)
        -- ノーリ 2013-06-25 (火) 23:43:56
      • ふぅん、ノーリお姉さまですね。残念ですね、お兄ちゃんはきっと若い子の方が好みなんです、お姉さまとレジでは勝負になりません。世界って悲しいですね。
        まぁ、それはともかく。レジもお姉さまのことを知らなかったので自己紹介します。レジーナ・ブリガンディーノ・アーロンデルク、ただのそれだけ。可愛らしい皆の妹アイドルです。

        へ、なにをって?そんなの見たらわかりますでしょ!疑似餌ですよ!おにーちゃん釣りです!!こうして小猫のふりをして近づいてきたおにーちゃんを一本釣して頂いちゃうって寸法ですよ! -- レジーナ 2013-06-25 (火) 23:54:42
      • ブリガンディーノ……。(顎に指をやって)……ああ、話には聞いていましたが、これは可愛らしい……。(はぅ、と自分の頬に手をやり)
        ……あら、そうでしょうか? もしかしたらお兄さまの中には落ち着いた雰囲気の女性が好みという方もいらっしゃるかもしれませんよ?(くすくす笑い)
        成る程、確かに私が引っかかったくらいですから、お兄さまがたも釣られてしまうかもしれませんねぇ。
        -- ノーリ 2013-06-26 (水) 00:02:37
      • でっしょー?可愛いでしょ?(ダンボール姿のまま、髪をふぁっさぁと掻き上げて)
        いいんですよ、無理なんかしなくても。感情の赴くままに「かしこい!かわいい!れじにゃんこ!」って信者のように復唱しても いいんですよ?褒め称え崇めてもいいんですよ?
        ふふん、既にレジの魅力でメロメロ状態のおにーちゃん方は後を絶ちません!みんな恥ずかしがり屋で奥手さんばかりですけど、そこはレジ的にプラスポイントなので良しとします。
        それにしても動きづらいです。これ。どうやって取ったらいいんでしょうか。背中に手が届かないんですけど。ぐぎぎ。むぐぐ。 -- レジーナ 2013-06-26 (水) 00:14:04
      • 名家ブリガンディーノのお嬢様、ということでもう少し強面の方だと思ってましたからねー。
        ……か、かし……? ……? 賢い、可愛い、れじにゃんこさんですか……? ああ、にゃんこだから、ダンボール……。
        (それじゃこのレジさん不要なので捨てられたことになるんじゃ……と思うが言わず)ああ、お兄さま全てが対象なのですね。
        あらあら……どういたしましょう……背中……(後ろに回り)……よいしょー。(非力)よいしょー。(非力)
        -- ノーリ 2013-06-26 (水) 00:25:06
      • えっ、取ってもらえるんです?そう、そう。その辺りをビリビリっと破いちゃってくれちゃってくれればいいんです!
        (ぴょんこぴょんこと飛び跳ね、後ろの方を指さして)
        その露骨な無駄なお肉で、れじの綺麗な神経を逆撫でしちゃってくれちゃったりするだけのお姉さまだとおもってたんですけど、いい所あるんですね!

        (数分後)

        ムギギーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!
        とれない!とれてないですお姉さま!!レジのストレスがフリーハンドルで大加速してくれてるんですけど!!やっぱり駄肉は駄肉です!!!
        ああん!ちょっと、もういいですー!これはもう!おにーちゃんとの親睦を深めるイベントにつかってやるんです!レジはいつでもどこでも全力前向きなんですよ!(ダンボール姿のまま、かささっと距離を取る) -- レジーナ 2013-06-27 (木) 22:47:12
      • ふむ……三枚の厚紙をこのように組み合わせることで、このような強度と耐熱性を生み出すのですね……。(感心したように)
        まあ、駄肉だなんて。いけませんよ、レジさん、アーロンデルクの淑女として、もっと綺麗な言葉遣いを心がけなければ。
        レジさんは本当にお兄さまが大好きなのですね。(ふふ、と笑い)では、捨てレジさんを拾っていただける優しいお兄さまの元に押していってさしあげましょう。
        引いてダメなら押してみろ、と昔から申しますし。よいしょ。よいしょ(後ろから押す)
        -- ノーリ 2013-06-27 (木) 23:11:46
  • (バァーンと乙女の部屋の戸をノックもせずに開け放ち)やぁノーリ、お邪魔するよ。 -- フォルミアック 2013-06-24 (月) 22:43:25
    • ビックゥ!!)!? !!!?
      あ、え……?? あの……??? はい………????
      -- ノーリ 2013-06-25 (火) 03:01:27
      • ああ…驚かしてしまってすまない…。ノーリが帰って来ていると聞いたら心が急いてしまってついね。
        決してラッキースケベ的なものを期待していたわけじゃないんだ。(キラキラと邪気の無い笑顔) -- フォルミアック 2013-06-25 (火) 10:38:28
      • は、はぁ……ら、ラッキー? え、と……申し訳ございません、世俗の単語に疎くて……(毛布を抱き寄せ)
        申し訳ありません、幼子のようで笑われるかもしれませんが、寝るときは何も着けずに眠りにつきますので、今上着を……よいしょ
        こんな夜分に如何なさいました……? フォルミお兄さま。また、気紛れにいらっしゃったのかしら(ベッドに座ったままクスクス笑い)
        -- ノーリ 2013-06-25 (火) 22:07:00
      • 気にしなくていいんだよ。世の中には知らなくていい事もある…(心の中でラッキースケベの神に感謝しながら)
        もう寝るところだったのか…悪いことをした。顔を見に来ただけだったんだが夜行性なものでね、こんな時間帯になってしまった。
        積もる話はあるが、今日は早めに退散しよう。おやすみノーリ…そして、おかえり(優しく微笑むと静かに戸を閉めて帰って行った) -- フォルミアック 2013-06-25 (火) 22:26:01
      • ふぁ……いえ、こちらこそ……お兄さまがいらしたのにおもてなしもできず……(寝ぼけてる)
        あ、はい、では、またいずれ屋敷内で。(ぺこりと頭を下げると、そのまま額を布団につけて、くーくーと寝息を立て始めた)
        -- ノーリ 2013-06-25 (火) 23:08:34
  • -- 2013-06-24 (月) 21:21:10
  • -- 2013-06-24 (月) 21:21:07
  • -- 2013-06-24 (月) 21:21:04
  • (屋敷に到着時、玄関先で出迎えて)お帰りなさいませ。冒険での失態、まことに申し訳ありませんでした(深々と謝罪する)
    同行しておきながらノーリ様にお怪我をさせてしまうとは……お加減は如何でしょうか -- ナルツィス 2013-06-24 (月) 00:19:26
    • いえ、これは私の未熟が招いたこと、責められはすれ、責めることなど何もございませんわ、ナルツィスさん。
      お陰様で、アリステアお兄さまの介抱もあり、先ほどよりは身体の調子は戻りました。後で湯浴みの時に、私では分からない場所に細かい傷がないかだけ、見ていただけるかしら……。
      -- ノーリ 2013-06-24 (月) 00:24:48
      • ありがとうございます(もう一度お辞儀して)しかしやはり使用人としては不手際と言う他なく…罰を受ける覚悟もできておりました
        何よりでございます(荷物を受け取り)はい、わかりました。準備をしておきますので、それまでゆっくりとお休み下さい(歩く速度に合わせて、少し後を荷物を持ってついていった) -- ナルツィス 2013-06-24 (月) 00:45:24
      • 咎なきよう、父や兄にも言いつけておきます……。この程度の難関を使用人のせいとして是とすることこそアーロンデルクの名折れと、箴言しておきます。
        ええ、眠っている場合は明朝五時までは起こさなくて結構ですので。それ以降は、いつも通りの日程にて動きます。
        -- ノーリ 2013-06-24 (月) 00:57:23
      • 申し訳ありません…ご恩は今後の冒険と屋敷での仕事、双方の働きで返させて頂きます
        わかりました。他の使用人にも伝えておきます──しかし、あまりご無理はなさりませんように。部屋の掃除とベッドメイクはいつも通りに済ませております -- ナルツィス 2013-06-24 (月) 01:18:59
      • ええ、そうしていただければ私も助かります(小さく微笑み)
        いつもありがとうございます、ナルツィスさん……。貴方がこの屋敷にいてくださって、私、救われていることも多いです。
        -- ノーリ 2013-06-24 (月) 01:26:26
      • いえ、これが私の仕事ですので……(私物という事で荷物は部屋に運び入れておくだけにして)お方付けも辛いようでしたら、使用人をお呼び下さい
        お家の危機に少しでも助けとなっているのなら良いのですが──それでは、失礼いたします(最後に深く礼をして、去っていった) -- ナルツィス 2013-06-24 (月) 02:01:29
  • お帰りなさいませ、お嬢様 よくぞお戻りになられました(迎えに行った帰り道、二頭立て馬車に乗り込んで) -- アリステア 2013-06-23 (日) 22:57:06
    • ええ……ご迷惑を御掛け致しました。(少しだけ青い顔で)
      ギルド側への報告は、後ほどでも宜しいのでしょうか……お兄さま。(馬車の背もたれに体を預ける)
      -- ノーリ 2013-06-23 (日) 23:40:31
      • いえ、いいえ じいやの役目は先々を慮ることにございます 先代もひどい心配性でございましたでしょう?
        お嬢様がお戻りになられたことだけで、十二分に報われました(車輪が小石を噛んで揺れるたび、気遣わしげなまなざしを向けて)
        同行の者たちからおおよその話は伺っておりますれば、その件はじいやにお任せを お嬢様はお忘れになるのがよろしいかと
        今はただ、休養をとられる事です ただでさえ、お身体に障りやすい季節なのですから ところで、お昼は済んでおいでですか? -- アリステア 2013-06-23 (日) 23:49:51
      • いえ……標準の装備の中に携行食料の持ち合わせはあったのですが、どうにも喉を通りづらくて……。
        ダメですね、一時でも冒険者として名を連ねた者が、あの程度の出血を見て気分を悪くしていては……。
        何から何まですみません……お兄さま……他のお兄さまや、お姉さま方は、何か仰っておられましたでしょうか……
        -- ノーリ 2013-06-24 (月) 00:04:16
      • 新大陸風の軽食を用意させました 冷たいものも、少しは(粒マスタードの風味が爽やかな薄切りコールドビーフサンドを供して)
        こちらはニルギリをミルクティーにいたしました こういう時にはあまり主張しないものがよろしいかと
        すこし行儀が悪いのですが、他にのぞき見る者もおりますまい 大旦那様には秘密ですよ、お嬢様(ハイライトのない片目をつむって)
        ご無事の報せは届いておりますから、皆さまお帰りを待ちわびておいでです 今の内に腹ごしらえをなさらなければ、すぐに日も暮れてしまいましょう -- アリステア 2013-06-24 (月) 00:28:02
      • 少し動悸が落ち着きましたら頂きましょう……不出来な妹に出来た兄が側にいたものですね……。(呼吸を整えるように一度深呼吸し)
        そうですわね……きっと、胡乱な表情にて戻れば、皆さん容態以上に気を揉ませてしまうかもしれません。
        (軽く咳き込み)無理にでもお腹の中に何かを納めておいた方が良いかもしれません……それこそ、作法通りではなくなるでしょうけど。
        すみません、お兄さま。お兄さまと私の、内緒にしていただけますか。(弱々しく笑って、サンドイッチを手にとった)
        -- ノーリ 2013-06-24 (月) 00:54:00
      • 気を揉ませて、何がいけないのです? 父は父の立場から、兄は兄の立場から、心配もいたしましょう
        お嬢様は愛されておいでです 何よりの証拠ではございませんか 時には甘えてみるのもよろしいでしょう
        無償の愛は見返りを求めぬもの とはいえ、一方通行の想いは空しい 誰しも確かめずにはいられますまい 血を分けた者同士なら、尚更のこと
        ですから、ここは存分に甘えて差し上げるべきかと(強がらなくていい、と言外に告げた たまには兄らしい表情を見せつつ)
        は、アーロンデルクの名に誓って、お嬢様のお心のままに ですが、喉につかえては事です どうぞ、おくつろぎを
        (流れる景色に目を転じ、窓硝子に映る幼い頃の面影を見守って 馬車は行く 青葉生い茂る季節を、一陣の疾風のごとく) -- アリステア 2013-06-24 (月) 01:19:56
  • ああ、ノーリ! 冒険に失敗したと聞いたけれど、大丈夫かい? 私はノーリが大怪我をしていないか心配で心配で。 -- ジャック 2013-06-23 (日) 21:49:12
    • ……大丈夫ですか、ノーリさん。(おずおずと尋ねて) -- ジャック 2013-06-23 (日) 21:49:46
      • お恥ずかしながら……先月の今月で、恥ずかしい姿を晒してしまい、申し訳ございません、ジャックお兄さま。
        ええ、怪我は、そうでもないのですけれども……本当……情けない妹で、すみません。(弱々しく笑い)
        -- ノーリ 2013-06-23 (日) 21:54:25
      • いいんだよ、ノーリ。依頼に失敗したのは私も同じさ。なんとか仇はこの手で討ったけれど同じ冒険者に死者を出してしまった…
        …冒険というのは、難しいものだ。それでもノーリが無事でよかった。(柔和に笑って)私はそれだけでとっても嬉しいよ。 -- ジャック 2013-06-23 (日) 22:02:43
      • …ノーリさん、情けないとか、そういうこと……あんまり言わないでください……私…
        (ノーリに憧れを持つ少女は、胸の前でぎゅっと両手を握ってノーリを見上げた) -- アマンダ 2013-06-23 (日) 22:03:38
      • (その言葉に、少しだけ俯き)……同行していた、お兄さまがどうなったのか、私は、怖くてまだ聞けていません。
        自分の卑怯さや、臆病さにも、少しだけ嫌気が差します……なんで、こんなに、誰かに守っていてもらわなくてはいけないほど、弱く生まれてきてしまったのか。
        (手を握られると顔を上げ)……ごめんなさい、アマンダさん。私も、少し、怖かったから……もう、言いません。
        また、少ししたらいつもの私に戻りますので、その時には笑顔でお話できるようにしておきます、ね。(ふふ、と弱く笑った)
        -- ノーリ 2013-06-23 (日) 22:18:04
      • ………ノーリ、それは違う。人は弱いんじゃない、手を繋ぐ必要があるだけだ。
        自分一人で何でもできる人間はきっと強いんだろうね。でも、人と手を繋いで困難に立ち向かうことは、弱さじゃない。 -- ジャック 2013-06-23 (日) 22:29:46
      • うう………(自分はきっとノーリの弱った心を察することも、上手く励ますこともできないと子供心に気付いて)
        ……上手く言えない………(弱々しくジャックの後ろに回ると、ズボンの裾を掴んだ) -- アマンダ 2013-06-23 (日) 22:31:03
      • 優しいのですね、ジャックさん……アマンダさん。
        では、言葉ではなく、手を握っていていただけませんか。
        今回は独力で何かが成せるという、自身の驕りが招いたことでしたから、
        暫くは、籠の中で羽を休められるように、今は手を握っていていただければと、そう、思いました。
        -- ノーリ 2013-06-23 (日) 22:39:20
      • 私だって大したことはできないさ。本当に不器用で、どうしようもない男だ。
        それでもね、アマンダやノーリのためなら家族で一丸になって困難に立ち向かえる。…また、理想論かな。すまない。 -- ジャック 2013-06-23 (日) 23:10:35
      • ……ジャック、もうノーリを休ませてあげよう? 私たち、帰るねノーリ。
        色々あるけど……人間ってきっと色々あるもので……だから………(相手の顔を見上げて)負けないで。
        それじゃまたね、ノーリ。 -- アマンダ 2013-06-23 (日) 23:11:53
      • ……ああ。(アマンダの頭に優しく手を載せて)それじゃ私たちは戻るよ。次には元気な顔を見せてね、ノーリ。 -- ジャック 2013-06-23 (日) 23:12:32
      • いえ……そう思ってくださることが、何よりも、私の支えです、ジャックお兄さま。
        ええ、アマンダさん、私、ちょっとやそっとじゃ挫けたりしませんから。
        ではまた、御二人とも、お見舞いありがとうございました。
        -- ノーリ 2013-06-23 (日) 23:36:34
  • うーん……。向き不向きはあるのでしょうね……。 -- ノーリ 2013-06-23 (日) 21:45:54
    • あァ、無事だったかノーリ。怪我がなくて何よりだよ
      ……ねェよな?(とりあえず服の上から見て取れるようなものがないので言ってしまったが、あとから不安になって確認する兄の図) -- ローディ 2013-06-23 (日) 21:48:00
      • ローディお兄さま……ご心配を掛けてしまったのであれば、申し訳ありません。アーロンデルクの名に相応しからぬ振る舞いにありました……。(しおらしく)
        ええ……お陰様で。もしご心配とあれば、隅々、ご覧になられますか……?
        -- ノーリ 2013-06-23 (日) 21:50:35
      • 気にすンな。依頼を達することができねェで帰ってきたのは俺も同じだからな。お互い命が在ッて上等だ。そういうことにしとこうや
        ……俺ァ医者じゃねェからな。いくら妹だからって年頃の女性を裸にするわけにァいかん。でも、無理するんじゃねェぞ? -- ローディ 2013-06-23 (日) 21:58:43
      • ええ……そうですね……死んでしまっては、何も出来ないですから。カミサマの気紛れに、感謝させていただこうと思います。
        ふふ、冗談です。……暫くは療養を、と言いつけられていますからね。屋敷の他のお兄さまやお姉さまにもご迷惑をかけてしまいそうなのが、少しだけ気がかりですが。
        -- ノーリ 2013-06-23 (日) 22:12:19
      • ハハハ、氷枕が入用なら何時でも言うがいいサ。そういうときこそ俺の本領発揮だからなァ(思ったより元気そうなので安堵の意味もあってけらけら笑う。と、ふと真面目な顔に戻った)
        迷惑とかなんとか気にすることァねェよ。気がかりだってなら、ノーリにできる形で返してくれりゃァいい。家族は助け合いなのは貴族の家でもさほど変わるまい? -- ローディ 2013-06-23 (日) 22:18:20
      • では、その時はお願い致します。お手製の氷による氷枕など、まるでお嬢様になったようですね。(ふふ、と笑い)
        家族……。そうですね……では、私は私なりにできることを、考えておくことにいたします。生憎と、時間はいくらでもありそうですからね。(ベッドをぎぃ、と鳴らしてつぶやいた)
        -- ノーリ 2013-06-23 (日) 22:36:37
      • 一応ツッコミを入れておくが、ノーリは実際お嬢様だからな?
        そうだな。ひとまず、しっかり身体を治すのが仕事だ。荒事は向いた奴が何人もいるから、心配すンな(ベッドに座るノーリに注ぐ優しい目) -- ローディ 2013-06-23 (日) 22:52:32
      • あら……そうでしたのですね。それでは、お兄さまが良くしてくださるはずです。(口元を抑えて笑い)
        ……本当に、そういった方々に甘えていいものか……それは、少し心配なんです。
        良くしてくださる家族の方々には、感謝の言葉もない程ですが……こういうことに、慣れておりませんので……。
        -- ノーリ 2013-06-23 (日) 23:34:12
      • よく考えてみれ、ノーリ? 荒事が得意な連中ってェのは大体そのほかが苦手だ。だから、その「そのほか」をノーリの得意なところは補ってやりゃァいい。その何かはノーリが見つけるしかねェことだがな?
        あとは、アー……うん。出迎えてくれる家族のためなら頑張れる、ってェお人よしもこの家にゃァ多いから。そんな難しく考えなさんな? -- ローディ 2013-06-23 (日) 23:54:43
      • ……そう言っていただければ、私も心が安らぎます……。その当たり前の事に、私自身慣れておりませんでしたので……。
        いえ……もしかしたら私は、その言葉をローディお兄さまより言ってもらうことを、期待していたのかもしれません……。
        (苦笑し)……ずるい女ですね、私。お兄さまを、癒えない傷への、慰みの出汁にしようなどと……。ふふふ……。
        -- ノーリ 2013-06-24 (月) 00:07:46
      • 気にすンな。それでノーリが元気になれるなら、俺としても本望さ
        じゃァ、俺もそろそろ行くわ。俺に何かしたいと思ってくれるなら、まずは早く元気な顔を見せてくれな(ちょうど10ほど歳の離れた妹の頭を優しく2、3度撫でてから、部屋を後にした) -- ローディ 2013-06-24 (月) 00:14:15
  •   -- 2013-06-23 (日) 21:45:24
  •   -- 2013-06-23 (日) 21:45:22
  • 改めて冒険お疲れ様でした(冒険が終わってから屋敷の前まで帰ってきて3mほど距離を開けて、屋敷の前で他人行儀に頭を下げた)
    来月は気をつけて下さいね -- アシド 2013-06-22 (土) 22:20:18
    • はい、素敵なエスコートありがとうございました、騎士様。(冗談めかして小さく会釈をして)
      ご迷惑をおかけしました、アシドさん。家族がいていただいたおかげで心細い冒険にならず、安心いたしました。
      -- ノーリ 2013-06-22 (土) 22:35:42
      • ……騎士(自分の細い杖、というかそれを持つ細い腕を見て、溜息)
        迷惑かけたのはお互い様だから気にしないで下さい。ええと…ノーリ、姉さん(記憶にないが、姉に当たる女性を見上げ)
        なんで冒険に出る事にしたんですか? -- アシド 2013-06-22 (土) 22:43:00
      • 殿方はこれからですわ、そんな顔をなさらないで、アシドさん。(苦笑をして)
        そうですね……私なりに、真剣に考えた結果ではあるのです。
        いずれ、その経験が生かされる場が訪れるのではないかと、少しだけ思うから、では納得していただけませんか、アシドさん。
        -- ノーリ 2013-06-22 (土) 22:54:36
      • これからがある人はいいですよね
        別に僕を納得させて下さいって言ったわけじゃないんでそこはいいんですが(ある意味自分以上に戦いには向いてない人物を見上げたまま)
        いずれ…将来経験を活かすため。お金のためじゃない…この家のためですか(屋敷の方を見て) -- アシド 2013-06-22 (土) 23:03:08
      • ええ……そうですね、もう少し正しく言うとするならば、家族のためと、そう申し上げてもよろしいかもしれません。
        仰られたいことは分かります、自身がそれに向いていないことは自覚しておりますから。
        自身が守られる側にあるという非力を理解しているからこそ、守る側がどのようにお考えになっているかを知る、良い機会だと思いましたので。
        アーロンデルクという家に、家督に守られる者として、必要な所作であると思っています。
        -- ノーリ 2013-06-22 (土) 23:15:42
      • ……(何気なく聞いた質問にしっかりとした答えが返ってきた。自分より物を考えていそうだ、と思うと逆に自分が恥ずかしくなる)
        僕はそこまで深く考えて始めたわけじゃないので、恥ずかしい限りです
        …家督に護られる側の所作…(自分もそちら側であるのに、そんな事を考えてもなかったなと思う。明日も分からぬ身だからと言い訳はできるけれど)
        色々失礼しましたノーリ姉さん。では
        (自分に出来る限り足早に、逃げる様に屋敷に入っていった) -- アシド 2013-06-22 (土) 23:27:46
      • 私も、胸を張って答えられる程の立派なお答えではありませんよ。自身の弱さを、ただ認めているだけですから。
        いえ、失礼だなんて……ええ、またよろしくお願い致します、アシドさん。
        (その去っていく後姿に、小さく礼をし)……いつか、守っていただける日がくればと、私はアシドさんにも、そう思っていますわ。(小さく微笑み、人知れず手を振った)
        -- ノーリ 2013-06-22 (土) 23:31:21
  • アシドと一緒に冒険をしてきたんだな。
    (部屋の窓の近くで庭木を剪定しているさなか、窓際から目線があったので声をかける)
    …何事も無かったか?
    (様子を見るに大きな怪我はないようだったが、冒険に出るということはすなわち激しい敵意に晒されるということである
     年頃の女子なら怯えすくむのではないかと思うし、ことにノーリの人となりを思うと…と言う所か) -- ティレット 2013-06-22 (土) 20:09:13
    • ええ、お陰様で。少し疲れましたけれど、家族と一緒で私も安心いたしました。
      もし、本当に無理であるならば、従者を随伴させても良いとの旨をギルドより頂きましたので、
      本当に立ち行かなくなればそうさせていただきたいと思っています……お恥ずかしながら。
      お兄さまもご無事でしたか……? お怪我などされてなければ良いのですが……。
      -- ノーリ 2013-06-22 (土) 20:33:17
      • そうか…。うん、そうならいいんだ、勝手に気を揉んでいるだけだから。
        (予防策は取られているとの事で、それなら危険な時もすぐに助けを向かわせることができるようでひとまずは安心だろうか
         そのような機会が訪れないことが一番だと思うし、そうであって欲しくない個人的な思いもあった)
        俺は…。(初めての冒険、話に聞くほど恐ろしいものではなかったし怪我は一つもなかった、しかし…)
        少し、恐ろしくはあったかな。
        (強がって嘘をついてもすぐにこの子には分かってしまう、昔からそうだった事を思い出しながら自分の気持ちを正直に話した)
        生きるの死ぬのという場所に身をおいたのは初めてだから、だから身震いしたよ。 -- ティレット 2013-06-22 (土) 20:46:21
      • ええ、昔から、恥ずかしながら他の親切な方のお世話になることも多かったもので……。
        アーロンデルクの淑女としては、文武に於いて優雅たれとされてきた家訓には添えそうもありませんわ。(苦笑し)
        そう、ですね……本当に真剣に考えるのであれば、その剣を振る意味を考えねばならないのかもしれませんね……。
        ……私も、できるだけ考えないようにはしておりましたが……例えば……アーロンデルクの為に、剣を振るえと言われたとき、
        私はその剣を振らなくてはならないと考えると、今から少しだけ、怖いです。(少しだけ寂しげな顔で言う)
        -- ノーリ 2013-06-22 (土) 21:04:58
      • 別に、恥ずかしいことじゃないと思う。家のために頑張り過ぎることはないんだ。
        (貴族が戦争以外で、特に自らの家を立て直すために生死の際に身をおくというのは、青年にとっては酷く往生際が悪いことに思えていた)
        剣を振るうのなら、家や名誉のためにではなく…せめて誰かの命を守るために振るいたいと、俺は思う。
        (はっきりとは言わないが、それは家名のために死ぬようなことは無いのだと言いたいが、それをはっきり言ってしまうのは気が引けることでもあった)
        …先の事を考えても仕方がないさ。今は生きているからこそできることを、やればいいんだと思う。
        (生垣の好き勝手に伸びた場所に幾つか花が咲いているのを見つけて、指差し)あとで束にして持っていくな。 -- ティレット 2013-06-22 (土) 21:24:41
      • 許していただいてしまえば、お兄さまにも、甘えて頼ってしまうかもしれませんよ?(ふふ、と笑い)
        そうですね……私も、アーロンデルクの家に生を受けた者としては、口にすべきことではないのかもしれませんけれど、
        もし、剣を取らねばならない時が来たときは、自分の意思で何かを選べればと、そう思ってはいます。
        きっと、私はお兄さまよりずっと弱いので……その剣を振れるかは、分からないですけど(今度は弱く笑った)
        まあ、妹とはいえ、女性に花を送るなんて、お兄さま、罪作りですね?(口元を抑えて笑う)
        -- ノーリ 2013-06-22 (土) 21:39:59
      • 当然だ。戦うとか金を稼ぐとか、そういう事は俺がやればいい。(当たり前のことを言われたという感じで、青年にしては珍しく断言する)
        守る甲斐のあるものを、守るためなら恐れも薄れるか…感じなくなるのかもしれない。そういう事になってないから思うだけなのかもしれないけど。
        男女の区別なく冒険に出すのが本当はおかしいんだ、きっと。もっとこう…向いた仕事があるはずなのに。
        …いや、そういうつもりじゃ…。…うん、分かってくれると嬉しい。
        (意識しての行動ではなかったということを分かって貰いたいのだが、口下手な青年が何を言ってもころころと笑う相手には通じないのだろうと観念して一緒に笑うことにした) -- ティレット 2013-06-22 (土) 21:49:08
      • 頼もしいです。特に、お家の中で家督や何やと物騒な話が出ている今であれば、尚更……。
        では、本当に我慢が出来ない程になったときは、お兄さまに相談することに致します。
        少しだけ、私も頑張ってみようと思いますので、不出来な妹をよろしくお願いいたします、ティレットお兄さま。
        ふふ……冗談です、お兄さま。生けるに向いた花瓶を、アリステアお兄さまに用意していただかないと。
        それくらいは、私も照れを感じるくらい嬉しいので、少しからかってしまいましたね。申し訳ありません。(笑う兄に同調するように笑った)
        -- ノーリ 2013-06-22 (土) 21:56:51
      • 家督、か…。(自分には縁のないことだと思った、継ぐべき者が継いで自分は家のためにできる事を全力でやればいいと)
        …。(しかし単純な「血の資格」とすれば、目の前にいるノーリも立派にその資格があるように、むしと相応しいとさえ青年には思えた
         この子が家督を継ぐ意思を持っていたなら、自分はどうすれば良いのだろう?考えても今すぐに答えの出るものではない)
        出来が悪いのは多分俺の方だと…。(必ず相手を立てるノーリのふるまいに戸惑いつつ、ノーリにそうされるような者ではないことをどう説明したらいいのか…と悩む)
        (要らぬストレスの貯めこみは持病の胃痛を呼び込む予感がしてきた、今はただこの花を摘み取って丁寧に束にすることを考えよう)
        わかった、花瓶を用意してもらうまで、少し時間を置いてから渡しに行くよ。 -- ティレット 2013-06-22 (土) 22:06:28
      • いえ、本当に出来のいい強い人というのは、誰かを守れる人のことを言うのだと、妹は思います。
        ですから、今はまだ、私に何らかの力でお兄さまや家族を守ることができない以上、私はまだお兄さまに頼ってしまうと思います。
        ……残酷な話かもしれませんが、その時、お兄さまが剣を取らなくても良いように、私も強くなろうと、少しだけ思いますので。
        ええ、是非。お待ちしております、お兄さま。
        -- ノーリ 2013-06-22 (土) 22:23:12
  • セックス! -- 2013-06-21 (金) 23:30:25
    • あら……そんな……(微笑んで)
      挨拶だとわかっていても、照れてしまいますね、急にそんなことを仰られると……早く慣れませんと。
      -- ノーリ 2013-06-21 (金) 23:46:57

Last-modified: 2013-07-24 Wed 00:34:53 JST (3944d)