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特に何もない普通のエチル 515504 †
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| | プロローグ
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パパ、ママ。
私は今日、この町を出ていきます。
一人で勝手に決めてごめんなさい。
だけど昨日でも明日でもなくて
今日がその時だった。
大好きな人たちに囲まれて愛されてきた
ドブ川へ繋がる配水管より空気の淀んだ、二つとないこの町を
新年早々新しい下着に履き替えたような
晴れやかな気持ちで私は今日出ていきます。
追手が来る前に、もう行かなくちゃ。
どうかお元気で。
滅びろシュラーダン。
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ほどほどに活動的でサバサバしたゲスカワの女の子。
当たり前にファッションに興味があって漠然と将来への不安を抱える程度には生徒の中に混じって浮かない。
現実主義者だが気まぐれでロマンティックな年相応の部分も併せ持つ。
目標は全てにおいて中の下から中の上のレベルの器用貧乏。
常に動物除けの軽い刺激臭のする液体を香水変わりに愛用している。
お菓子が好きでよく持ち歩く。
よく服装が変わる。前はこうだったよね。
料理が死ぬほどに下手。
背中に入墨がある。
彼氏がいる。
その筋では大層有名な町、シュラーダン出身。
名前は正しくはジ=エチル・シュラーダン。頭のジはシュラーダンの中での貴族層を示す。
詮索されると面倒なので人前ではエチルとしか名乗らない。
『毒の見本市』『世界一空気が酸っぱい街』『天国に一番近い場所』という不名誉な蔑称で呼ばれてるシュラーダンは、町全体が毒産業で生計を立てている。
毒草を栽培し、毒薬を精製し、有毒動物を研究している。また毒物を効果的に使うための諜報員として活動する者もいる。
エチルもそんな一族の中で立派な毒のスペシャリストになれるよう教育を受け、
「やってられっかーーーーーーーーーーーーーー!」
エチルはいきなりキレた。
15歳の誕生日に町を飛び出し、毒に頼らない生き方ができるよう自分の力を磨くことにしたのだった。
元々毒に関しての興味が薄く外部の文化を好んでいたため、故郷でもかなり浮いていた。
フェニルアという妹がいたが既に他界している。
コメ用 †
メモ帳 †