だいたい定価の半額だし、定価って何だろうね。

  • ────────────────────── -- 2012-10-20 (土) 02:45:54
  • ────────────────────── -- 2012-10-20 (土) 02:45:49
  • (リリアーヌが阿上道場での稽古に心身を注ぎ、清々しい疲労に包まれて帰途についた頃のこと)
    (すでに時刻は夜半に近い。もっとも、心得のある彼女ならば夜道で油断することも恐怖することもないかもしれないが……)
    ……天……想……滅
    (その時である。闇夜に茫、と光が灯った。尋常ならざる緑色の鬼火が一対。双眸が輝くかのごとくである)
    臭うのう……異能の臭いがするぞ。主のものか? 娘。
    (虚(うろ)に響くような声が届く。その声音、鬼火のごとき輝き、明らかにこの世ならざる存在の気配を放つ) -- 緑色の鬼火? 2012-10-15 (月) 23:43:37
    • (異形なる者と浅からぬ縁を持つ彼女。 紅玉のような瞳を揺らめかせ、声の主を追った)
      (指先は柄に掛かっており、問答を待たずに一撃で仕留める算段なのだ。慣れ親しんだ仇敵にそうしてきたように)
      (しかし彼女を標的とする一連の怪物たちとは、気配からして異質なものだ。更なる上位種? それとも別の何かが?)
      (思考を巡らせども答えなど出るはずもない。それに、正体不明の声が囁く「異能」という言葉にも、少なからず興味が沸いた)
      ……肯定すれば、何か良いことでもあるのかしら? 買い忘れた洗剤を付けてくれるなら、インタビューに答えても良いのだけれど?

      (凛とした声を響かせて、虚無を睨む)
      -- リリー 2012-10-16 (火) 00:05:06
      • 善い立ち振舞いぞ。だが得物が心許ないな……所詮は人が人のまま創った器物よ。
        (鬼火に照らされるようにして、闇から異形が姿を現す。リリアーヌの背丈を遥かに超える巨躯、肉なき骸骨の肉体。そして肩から生えた三対六本の大腕)
        (眼窩の内側で煌々と燃える緑色の炎は、虚から響く声に応じてぼ、ぼと燃え上がる)
        吾(わし)の名は鏖骨(オウコツ)と、人間どもは呼んでおる……娘よ、主から臭うぞ。武芸だけではない、魔とも違う。影の臭いぞ。
        (カタカタと、骨の異形が音を鳴らす。無数の牙の内側には紫色の舌があるが、肉なき身に声帯と呼べるものはない)
        吾は妖魔よ。だが、他の妖魔どものように人を喰ろうたりすることはどうでもよい。
        娘よ、矛が欲しいか? 盾が欲しいか? 人は武器を握るであろう。今の主がかけたその刀のようにな。吾はそれを作る。そして振るわせるのだ。
        主からは面白い臭いがする。そういう輩はよい使い手に成る。吾が創る妖魔武器の使い手としてな。どうだ、主にその気はあるか。

        (がしゃり、と音を立て、いつのまにかその六臂にはそれぞれ異様な武器が握られている。百足の牙を削って創った槍、鬼の爪を曲げて生まれた鎌……いずれもが妖魔の体を用いて作られた器物) -- 鏖骨? 2012-10-16 (火) 00:20:05
      • (確かに彼女は力を欲していた。傍らに握られているのは数打ちの無銘刀であり、遠目にも疲弊しているのが解る程に使い込まれていた)
        (この一振りの刀は彼女を何度も窮地から救い、その度怪物の血肉を食らってきたのだ。孤独な戦場で、唯一信頼の置ける代物だ)
        (しかしこの刀も、役割を終えようとしている。時折軋むような感触を持ち主の掌に返す事があった。別れを惜しんでいるかのように)

        願ってもないお誘いだわ。それで、当然対価を支払う必要があるのでしょう? 金? 体? それとも精気?
        何にせよ、私は一振りの剣を欲している。軽く、しなやかで、強靭な刃を。
        -- リリー 2012-10-16 (火) 00:40:02
      • ク、ク、ク……そうよ、それよ。人のちからを求むるその意志よ。妖魔はそれを恐れる、それを欲しがる。
        娘子が云う言葉にしては殺伐よな。だが案ずるな、そもそも吾は対価などで武器を売るつもりはない。吾はただ、能(よ)き使い手の振るう吾の武器を見たいだけよ。
        ゆえにな、娘。主のちからを見させてもらう。どこまでやれるか、どこまで出来るかをな。名乗れ娘、戦ぞ。

        (六臂が振るわれると武器が失する。武器とは、器物とは人が手にした文化の結晶。妖魔にそんなものは必要ないのだ) -- 鏖骨? 2012-10-16 (火) 00:45:55
      • リリアーヌ・アンベニス。肩書きは特に無いわ、普通の女の子だもの。精々がんばらせてもらうわ……ねッ!
        (彼女が意図的に声を荒げた途端、虚空を劈くように仮面の大男が具現化した。その巨躯、鏖骨に勝るとも劣らない。)
        (ひゅるひゅると一際巨大なパルチザンを頭上で回し、鏖骨へと襲い掛かる! 一薙ぎ、一突き、一気呵成に攻撃は続く!)
        (彼女の方はといえば、呼び出したファントムの大きな背中を前にして、ぐるりと迂回するように駆け出していた)
        (抜き身の刀身が月光にぎらりと煌き、鏖骨を後方から攻め立てる!)
        -- リリー 2012-10-16 (火) 00:57:06
      • (攻撃は唐突に行われた。それを不意打ちと呼ぶべきか? 否である。すでに火蓋は切って落とされていたのだから)
        (妖魔が嗅ぎつけた影の顕現。大振りな槍のなぎ払いは左二本の腕で正面から受け止める)
        (引き戻しての突き。右一本で柄をつかむ。口を貫くかに見えた穂先が止まった)
        (そして背後からの奇襲……これに対し、残る三本の腕が「ごきり」と音を立て反転し、攻撃を仕掛けんとするリリアーヌをその鉄拳……否、骨拳で無数に殴打し迎え撃つ)
        気勢はよい。ちからの使い方も心得ておる。動きはよし、だが認識は如何とする?
        (妖魔に人の道理は通用しない。それは精神面でも肉体でも同じなのだ。背後が必ずしも死角とは限らない……岩のごとき巨大な拳のラッシュが襲い掛かる!) -- 鏖骨? 2012-10-16 (火) 01:09:42
      • (殴打、殴打、凄まじい殴打の嵐! その勢いたるや、まるで土石流だ。、一撃毎にガードの上から、着実にダメージを蓄積させてゆく)
        (刀身は悲鳴を上げ、柄を握るだけの握力すら、確かに奪っていく衝撃力。器用にも乱打をいなし続けるが、そう耐え切れるものではない)
        (内一つを正面から受けて、彼女は大きく飛び退いた。入れ違いにその指先から、雷撃の束を注ぎながら)
        (存在感の薄い街灯が彩る宵の闇は瞬く間にして、白一色の世界へと誘われた。潮流は塵を焼き、電球を焼き、次なる標的)
        (鏖骨の元へと雪崩れ込む!)
        -- リリー 2012-10-16 (火) 01:25:12
      • (防ぐのではなくいなく。暴力的な、ことに人の範疇を遥かに超えたバケモノにたいして適切な対処と言える)
        (さりとて、力も尋常ならざるならば速さも超絶。いよいよ叩きこまれた一撃、しかし手応えは浅い)退(の)いたか、出来るな。
        (笑声が虚から漏れる。次いで、反撃の雷! 彼女の武器は影や刀だけではなく、魔術さえも利用する、その振る舞いに表情が変わらぬはずの骸に笑みが浮かんだようにも見える)
        頓着せぬか、重畳!
        (雷撃は正面から受ける。避けるという動作をこの妖魔は行わない。鬼火がぼう! と強く燃え上がり、その巨躯が雷に討たれ大きく揺れた)
        かぁあっ!!
        (だが神通力はまさに人外化生の得意技。影をパルチザンこと引き剥がし、牙口を大きく開くと、そこから返し技とばかりに猛烈な緑色の火炎を吐き出した!) -- 鏖骨? 2012-10-16 (火) 01:33:07
      • (摩訶不思議な豪炎は津波のように押し寄せて、リリアーヌの視界を息も付かせぬ速度で蹂躙した)
        (鏖骨の輪郭から覗く景色は、草花も小さな時計塔も、寄り合い場すらも等しく飲み込み炭化していく)
        (砂上に崩れ落ちていく諸々の渦中に、際立つ姿あり。ファントムである。拘束具めいた意匠の幾つかは破損していたものの)
        (彼自身は未だ健在である。じりじりと宙に残響する電磁場が、何らかの障壁が働いたことを示唆していた)
        (ファントムは両腕を交差させ、その両腕を悪魔めいた姿へと変貌させてゆく。鋭角的で生物的なフォルムは、煌々と火炎が迸り)
        (威圧的なまでに燃焼していた。地面へと突き刺されていたパルチザンは、二剣一対の武器へと変質し、その両手に握られている)
        (鏖骨の出方を伺うより、じりじりとだが、ファントムは確かに歩を詰めていく)
        -- リリー 2012-10-16 (火) 01:50:59
      • ほう……変わるか。よい、よい。妖魔に近しその影、吾の好みぞ。
        (嗤笑し、鏖骨が悠然と歩む。ミノタウロスのごとき骨足が焦げ付いた地面を踏みしめ、こちらもまた距離をゆっくりと詰める)
        (徐々に間合いが詰まる。やがてファントムの得物が十分に届き、相手が尋常のものならば必殺を狙うことも容易であろう場まで両者の差が縮まった)
        ぬうん!(その時である! 突如として鏖骨の六本の腕が「がぎり」とその肩からはずれ、宙に浮かび上がったのだ!)
        主は二刀一対、吾は六臂三対、どちらが上であろうな! まいるぞ!!
        (なんらかの不可思議な力によって操られ、鋭利な爪を生やした巨腕が六方向から同時に襲いかかる。だがその眼窩は、ファントムだけしか見ていないのだ) -- 鏖骨? 2012-10-16 (火) 01:56:37
      • (両者の刃が交錯するたび、爆炎の帯が尾を引いた。何度も繰り返しかち合うたびに、余波も大きく燃え盛る)
        (今この場は轟音と赤熱が支配しており、万象一切が踏み入れば、刹那の間を置かずに飲み込まれ果てるだろう)
        (されどそれでも、踏み入らねばならぬ時がある。鏖骨は自分の力を試すのだと言った。ならば、誇示しなければ)
        (音無き足踏みで彼女は駆ける。鏖骨の間には一枚、二枚……無数の魔方陣が展開され、彼女は躊躇うことなく突き抜けて行く)
        (効能は全て細胞組織の強化。華奢な身なりに合わぬ程只管に、耐久度の上昇を自己に課していった。全てはこの一撃の為に)
        (鏖骨の背中に浮かぶ最後の魔方陣は、膂力を極限まで増強させる術式。その効力は凄まじく、術者の肉体を省みなければ際限は無い)
        (故に多重術式による自己強化を施して、只この一刀に全てを捧ぐ。雷鳴の如き閃きが、紅蓮の炎を劈く!)

        ……ッ!

        (巨岩のような背中を直撃した刃は、その威力を確かに伝えるに、あまりにも疲弊し過ぎていた)
        (まるでガラス細工のように、柄を残して夜空に砕けて散った)
        -- リリー 2012-10-16 (火) 02:51:59
      • (影は上級妖魔をして満足させうるに足る太刀打ちを可能とした。二刀でありながら赤の炎を用い、緑の炎を退ける)
        かか、カカカ! よい、よいぞ! 久しく感じていない高揚ぞ! ほれ、ほれ、ほれ!
        (腕と爪が撃ちあう。二刀を牙が阻み、炎を炎が飲み込む。まさに人外と人外の大いなる闘争)
        (だが。ここに必要なのは人の力だ。異能に頼らず、しかしそれを道具とし、己の命を以て最後を繋ぐ意志力)
        (肉体を省みぬ多重強化、そして捨て身の一撃。それはまさに人の器物たる刀身を以て、妖魔の体を貫いた!)ぬう……ッ!?
        (胸骨を貫いた刀は、しかしその強すぎる力に耐え切れず砕け散る。そのかけらさえも炎の中に溶けていく。硝子のように)
        ……ふ、くくく。カカカ! 吾に一太刀をくれたか! 人の! 娘子ごときが! ク、ッククク!
        (一撃を受けながらも魔物は哄笑する。炎が渦巻き、その異様な高揚を示すかのように轟々と燃え盛った)
        よかろう、娘よ。主ならば吾の得物を扱うに十分な腕前を持っていようぞ。
        だが心せよ。妖魔の【汚れ】は深みに嵌りすぎれば主を喰らう。その魔道を駆け抜けるもまた一興……どうするかは主の心次第なれば。

        (胸骨に罅を受けながらも、屹立する妖魔が滔々と囁く。腕が縫合したときには、周囲に無数の妖魔武器が突き刺さっていた)
        (炎吐く長虫の息吹を凝り固めた戦槌。火蜥蜴の尾を研いだ魔刀。妖花「大顔」の蔓を撚り合わせた魔鞭……)
        (そこにあるものはいずれもが凄絶無比なる妖魔を生きたまま引きちぎり、その血を以て鍛えられた魔具の群れ。列挙しきれぬそれらの中から、リリアーヌが選べるものはひとつのみ) -- 鏖骨? 2012-10-16 (火) 03:01:47
      • (選択肢は無数にあれど、彼女は躊躇うことも迷うこともなく、まるて吸い寄せられるように指先を伸ばす)
        (先に佇むその武器は、連なる竜鱗のように幾重にも刃が合わさり、まるで一尾のしなやかな蛇にも見える)
        (彼女はその武器について効果も、成り立ちも、名前すらも知らない。だがしかし、彼女は感覚に従った)
        (振り向き様、何も無い空間にそれを振るう。刀身はじゃらじゃらと音を立てて伸縮し、鮮やかな軌道を描き空を切る)
        (初めての使用だというのに、言い知れぬような馴染みが、掌から彼女に伝わってゆく。あやふやな感覚は確信へと変わった)

        ……この剣に決めたわ。きっと私にはこれ以上はないと思うの。

        (既にファントムは役目を終えて霧散し、月下には両者の姿のみ。臆することは無い。既に敵意は無くなっているのだから)
        (彼女は平静を取り戻し、自らよりも遥か高い鏖骨を見上げ、得物の名を問うた)
        -- リリー 2012-10-17 (水) 02:31:57
      • ほお、それを選んだか、娘よ。
        (立ちはだかる巨躯は鷹揚に頷いた。妖魔武器はいずれも彼自らが調達し鍛え上げた魔具。即ち滅殺し鏖殺した妖魔のかけらである)
        それなるは<輪廻の蛇>に属した大妖魔、<水妖>委蛇(いぐ)の身を生きながらにして剥ぎ、よじり直して鍛えたものよ。
        彼奴は水深くに住まう蛟であり蟲。その正体は無数に集った蛇の群れであった。斬れば散り、潰せば集まるやりづらい手合いであったことこの上なし。
        もっとも、残らず掴み上げた蛇どもを丸めて潰し、水気ごと燃やし尽くして融かせば二度と分かたれることもなかったがのう……く、く、く。
        そののち、奴の吾に対する怨嗟にて炉を燃やし、苦痛に零す涙を水として冷やしてやったものさな。

        (自信作が作り上げられる工程を思い出し、感嘆に耽る。暴力的だが、それは一職人の拘りにも似た笑声であった)
        よかろう、影背負う娘よ。好きに使うがいい、それは今この瞬間より主のもの。
        号に迷うならば<龍強(りゅうがん)>とでも呼んでやるよし。委蛇の恨みが汝の矛となって敵を射貫こうぞ。

        (鏖骨が呼んだその名に応じ、カタカタと鱗のような刃が一枚一枚鳴った。妖魔は真に死することなし、捻じ曲げられ変じたとしてもそれは紛れもなく魔性なのである)
        主が如何様にそれを振るうか、闇夜の淵より見せてもらおうぞ。ゆめゆめ忘れるな、能(よ)き使い手にこそ我が得物は託される……振るえ、鍛えよ、辿り着け。
        ではさらばだ、影背負う娘。吾は鏖骨、緑を縁としてその名を己の裡に刻むがよい。

        (鬼火を瞬かせ、言った巨躯が"ひょう"と闇に舞う。その巨体からは想像もつかぬ身軽さで、見通せぬ闇へと消えて行く)

        天……想……滅……
        (読経のごとく虚に響く声のみが、ただそこに残された) -- 鏖骨? 2012-10-17 (水) 02:51:30
      • (成程、いかめしい銘柄に相応しいと一人納得する。もうそこに鏖骨の姿は無く、破壊された場所に彼女だけが残されていた)
        (いつまた異形の衆に襲われるともわからないが、彼女はこの剣を振るう機会が無いことを願う。しかし、現実はそうも行くまい)
        (砕け散った嘗ての相棒を拾い集め、再び帰路に付くのであった)
        -- リリー 2012-10-17 (水) 03:01:17
  • ────────────────────── -- 2012-10-15 (月) 23:26:08
  • ────────────────────── -- 2012-10-15 (月) 23:26:04
  • リリーはいるかな…(クッキーを持って訪ねてくる青年) -- カシム 2012-10-11 (木) 23:52:35
    • あー……はいはい、ごめんね。 ちょっと洗濯物取り込んでいたものだから。それで何か用だった?
      参考書なら山のようにあるけれど……需要無いわよね?(何だろうかなと不思議そうな顔で)
      -- リリー 2012-10-12 (金) 01:08:56
      • この間来てくれた挨拶がえしっていうのと…遅すぎるお見舞いってところかな(クッキーを渡して)
        あの時は思い出せなかったけど、リリーも昔に比べて大分変ったよね…見た目よりは、内面の方が -- カシム 2012-10-12 (金) 01:14:04
      • 知らない仲じゃないんだから、お返しなんて気にしなくてもいいのに。まあでも、悪い気分はしないわよね? (くすりと笑い眼を細めながら)
        そうだ、どうせなら一緒にお茶でもどうぞ。このまま突っ返すのも失礼な話ですもの。(そう言いながらそそくさと自室へ通し、送れて紅茶を淹れてくる)
        ……それで、私が変わったって話? そうね、ここ数年慌しかったし……丸くなったのかしら? まだ隠居するような歳じゃないけれど。18歳ならまだ小娘よね。
        カシムから見て、どんな風に変わったのかしら? 私。
        -- リリー 2012-10-12 (金) 01:25:02
      • 何と言うか…前と比べて随分話しかけやすくなったというか…
        前と比べて気持ちに余裕ができている、っていうのかな?後、自覚は無かったのかもしれないけど
        冷たい印象を与える言動も多かったけど、今はそんな事も全然ないし…ってごめん、コレじゃ昔の君の悪口を言っているみたいだね…
        (言い過ぎたと思ったのか、慌てて謝罪する) -- カシム 2012-10-12 (金) 01:33:01
      • 大丈夫よ、慣れてるから。意図的なものもあったし、仕方が無いと思っているわ。カシムは今の私の方がいい? それとも昔の方がいい?
        (悪戯に足を組みなおして、覗き込むように聞き返す。と、冗談めかして先程のクッキーを皿から一枚。ざくりと小気味良い音を響かせながら)
        ……なんてね。わりと美味しいわね、これ。有名なところの?
        -- リリー 2012-10-12 (金) 01:38:19
      • そ、それは…(返す言葉が浮かばない上、真っ直ぐに見つめる視線に、途端にしどろもどろになる)
        え?あ、ああうん…僕は詳しくないけど…、何かの本で結構評価が高かったお店だよ
        …リリーはさ、自分自身の事を、どう思ってる?答え辛かったら、好きか嫌いかだけでもいいから、教えてくれないかな…? -- カシム 2012-10-12 (金) 01:55:16
      • 自分のこと? おかしなこと聞くのね。 融通利かない時もあるし、何であの時ああしなかったんだろう……って落ち込むことはあるけれど、それは誰でも同じよね。
        だから別段、自分を嫌いにはなれないわ。 それに、私が私を嫌ったら、兄さんや母様、皆からの感情を否定するみたいで嫌なの。 無理してるわけでは無いけれど。
        勿論、ナルシズムに任せた感情ではないのよ? 逆に聞くけれど、私のことは嫌い?
        -- リリー 2012-10-12 (金) 02:03:06
      • いやいやいやいや!?そんな事は!!(誤解させたかと、慌てて否定する)
        …そっか…いや、そう言える君が羨ましいよ…僕は、自分の事が嫌いだから…(俯く青年の目には、暗い感情が宿っているのが伺える)
        正直、こんな奴いなければいいのにって思うぐらいにはね… -- カシム 2012-10-12 (金) 02:11:28
      • その理由は人には話せない事? 勿論無理強いはしないけれど……何も知らないまま無責任な言葉で励ませる程、無邪気なタイプじゃないわ。 -- リリー 2012-10-12 (金) 02:16:40
      • …ごめん、事情も知らない人に、こんな事いきなり口にしちゃって…
        …自分で言っておいて勝手だけど、こういうのは、余り他人に言う事じゃないと思うし…
        本当にごめん… -- カシム 2012-10-12 (金) 02:26:08
      • すぐ謝るのね。 でも謝罪の言葉は使えば使う程、その重みをなくしていくわよ? 私は怒らないから安心していいけれど、人によっては、ね?
        私は貴方のことを嫌いじゃないけれど、その気持ちはただ貴方を知らないから? 更に深く知れば、嫌いになってしまうと思う?
        -- リリー 2012-10-12 (金) 02:37:00
      • …ご…(ごめんと言おうとして、先の言葉を思い出し口を紡ぐ)
        …多分、そうじゃないかな…それが怖いから、僕は直ぐ謝るのかもしれないしね…
        …これ以上いると、変な事まで口走りそうだし、僕はもう帰るよ…それじゃあ…(すまなそうに頭を下げると、静かに出ていく…ドアを閉めれば、その向こうにいる筈の人間からは、気配は完全に消えていた) -- カシム 2012-10-12 (金) 02:53:10
      • ……意気地が無いのね。私はただ否定してほしかっただけなのに。(誰に向けた訳でもなく、寂しげにぽつりと呟く)
        駄目なのは私かしら。(人には踏み込まれたくない領域がある。良く知っていたはずだった。彼女も、そういった側面を持ち合わせていたのだから)
        (その夜はひと時も眠れず、夜通し考え込んでしまう。カシムを葛藤に追い込んでしまっただけなのか。彼が本当に欲しかった言葉は何だったのだろう?)
        (考えども考えども答えは出せず、朝焼けを前にしてため息を付いた)
        -- リリー 2012-10-12 (金) 03:10:47
  • ────────────────────── -- 2012-10-11 (木) 01:32:27
  • アニキと似てクールか!クールかこのやろー!手作りチョコをくらえリリー!(懐からチョコクッキーが入った箱をスッと取り出しリリアーヌに投げつけた)
    チョコクッキーの焼き加減が良くわかんなくてな、焦がさず奇跡的にできたのは1個しかなかった。
    だからその1個をママに渡して手作りクッキーのクローン作ってもらったんだぁ、すげーだろ!もちろんそれもクローンだ。
    フォルトがわたしにあんま酒飲ませてくんねーからさ、今度注意しておいてくんねーかな、んじゃーなー(元気に走り去っていくちびっこ) -- イデ 2012-10-09 (火) 15:57:04
    • あらありがとう? でも兄さんはああ見えて、内面はマグマのように熱い男よ。そのギャップが魅力的なの。優しいしね。
      いつかクッキーのお返しができればいいけれど……勿論、お酒は抜きでね。バイ、イデ。何かしら考えておくわ。
      -- リリー 2012-10-10 (水) 00:41:27
  • 229年某日
    • (兄と妹、二人は列車に揺られて幾時間。都会的な街並は目減りしていき、見渡す風景は徐々に自然豊かなものになっていく)
      (広大な農地では、村人が作業をしているのが目に映る。兄は長旅に疲れたのか、うつらうつらと窓の外を眺めていた)
      (此処はウッドバイン共和国。かつては強大な王国であったかの地も、長期的な独裁政治とそれによる内乱で疲弊し、ついには)
      (根幹たる原因であった国王が反乱軍に打ち倒されたことによりその政治体系は崩壊。今では幾つかの共同体が自治権を行使し)
      (国民一人一人が復興に身を投じている。学び舎で習う歴史の授業でも、頻繁に取り上げられる題材だ。あくまで、ここまでは)
      (内面的なことが触れられる機会は少ない。誰しも隠しておきたいこともある。様々な思惑が絡む国家単位の話なら尚のこと)
      (彼ら二人の兄妹は、そのタブーに触れるためにやってきた)
      -- 2012-09-30 (日) 00:48:38
      • (ミドルハイで習った事柄をぼんやりと思い出しつつ流れていく風景を見ていた)
        (表面的な、聞こえの良い物語の裏側に絡んでいたという父。流れいく長閑な自然の裏に、見ても居ないはずの陰惨な光景がフラッシュバックする)
        ……いまだに、半信半疑だわ
        (ぽつりと漏らす。リリアーヌから聞かされた真実は彼が凡そ想像出来る日常の範疇の出来事を大きく逸脱していた)
        (だからこそ彼女は頑なに自分を遠ざけようとしたのだろう。だがこうして彼女から事情を聞き、非日常へと足を踏み入れた以上、後戻りなど出来ない)
        (それは理解している。だが、今見ているこののんびりとした景色と自分が足を踏み入れた裏の世界がどうしても重なり合わない)
        ……ックソ、まだ足りねぇってのかよ
        (覚悟が。決意が足りないということなのだろうか)
        (真実を確かめるために妹と二人足を踏み入れた異国の地で、待ち受ける「何か」と対面すれば足りない覚悟も決意も否応無く固まるというのだろうか)
        …………
        (言葉少なに。ただ目的地への時間、淀んだ思考の沼からフォルトは中々這い上がれずにいた) -- フォルト 2012-09-30 (日) 01:02:31
      • (妹、リリアーヌ・アンベニスは父の記憶を一部継承している。街の風景、空気。不思議と彼女は、見知らぬこの国に郷愁を覚えた)
        (彼女の中に潜む父の残滓が共鳴しているのだろうか。彼女はそう一人納得し、歩を進めた。駅へと降り立つ二人。人の波へと飲まれていった)
        (彼女の提案で、幾らか街を歩いてみることになった。思い詰めた表情をした兄の心が、ゆったりと解れれば良いなと胸にして)
        (通い詰めていたバー。煙草を買っていた商店。売り子をナンパしてはフラレ続きだったホットドック屋。思い出話を交えて通り過ぎていく)
        ……ね、こうしていると旅行みたい。兄さん、あまり地元から離れないでしょ?どう?
        -- 2012-09-30 (日) 01:11:04
      • …ん、確かに…此処まで遠くに来ることって中々ないかもな
        (妹の語る父の記憶の思い出話の数々に少しずつ緊張も解れて行く)
        (数十分が経つ頃には、辺りに広がる見知らぬ光景を楽しむ余裕も何とか出てきていた)
        知らない街を歩く、ってのも中々面白いんだな。今までずっとあの街に居たし、結構新鮮な体験だわ
        ちょっと歩けば知り合いにぶつかってたあの街じゃ味わえない…なんつーのかな。開放感みたいなのがある -- フォルト 2012-09-30 (日) 01:19:02
      • 開放感……ね。街はあんなに広いのに、確かに閉塞感みたいなものはあったわね。……不思議な感じ。辺境の田舎町でもないのに。
        (くすりと笑いながら、妹は空を見上げる。上を向けば何処でも同じなのに、周囲はまるで別世界のよう。違和感の無さが、恐ろしかった)
        (父の面影を追うこの旅路は、実りあるものになるのだろうか。自問を繰り返しながら溜息をコーヒーで流し込む)
        (記憶の中だけじゃない、様々な側面の父の姿は、兄妹には新鮮でもあり複雑なものであった。もし早逝することなく生きていれば)
        (こうして昔話をしながら、案内してくれただろうか。言葉少なくなった妹を案じて、兄はそっと頭を撫でた。妹は目を細めながら微笑み返す)
        (やがて辿り着いたのは、広大な敷地のラボラトリー。名称や外観こそ一部差異が見受けられるが、父の記憶の場所と酷似していた)
        (父は此処で働き、此処で死に、何度も蘇っては血を流した。忌まわしくも懐かしい、感傷的な気分が彼女の内心を刺激する)
        (道を遮るのは当然若い衛兵。当然二人にはは退去を求める。それが彼の仕事だからだ)
        -- 2012-09-30 (日) 01:25:36
      • ……ぁー…いや、俺たち此処の関係者の親族でさ。ちょっと施設見学?とかそういうのしたいなーって
        (職務を全うする衛兵に、視線を泳がせながら露骨に怪しい説明をしてみせる)
        (この言葉は100%真実であったものの、それで「はいそうですか」となればそもそも衛兵など雇わなくてもいいのだろう)
        (駄目だ、と再度突っぱねられて苦い顔を浮かべ)
        ……なぁリル。どうすんだよ。正攻法じゃ無理じゃねぇの?
        (やるってんなら、と拳を握る。あの衛兵を実力で排除して中に進入することは恐らく容易い)
        (が、果たしてそう簡単に決断していいものか。父の記憶を持つ妹に判断を委ねる) -- フォルト 2012-09-30 (日) 01:36:02
      • (当然強行突破はできない。短絡的な手法では、入場は兎も角として無事な退場はまず望めない。事情を話すか?果たして何処まで?)
        (この衛兵は信用に足るものか? 眉を顰めながら思案していると、突如として別の男が割り込んできた。それも馴れ馴れしく)
        あー、いいんだよ君ィ。彼女はね、僕の彼女さん。わかるでしょ?ほら、彼女と言ったら彼女だよォ。
        (突如現れた痩せぎすの男は、ぼさぼさの髪の毛を後ろに掻きながら兄妹二人のフォローを始める。当然衛兵は困って問い詰める訳だが)
        ……えー、じゃあこっちの彼はそうだねェ……僕の彼だよ。わかるでしょ?ほら、彼と言ったら彼だよォ。
        (ご覧の有様で、まともに取り合ってくれないと思った衛兵は諦め顔をしたまま溜息を付く。「仕方無い、通っていいぞ」)
        (衛兵は兄妹を彼、主任と呼ばれた男に従うようにと促した。白衣姿の背中は二人よりも大きく、歳はざっと三十前後といった様子)
        -- 2012-09-30 (日) 01:40:44
      • は?…え、ちょ、あれ…???
        (状況を飲み込めぬまま、乱入者の言葉に流されて易々と門を通ることが出来てしまった)
        (やたら親しげなこの男にもちろん見覚えはない。先の言葉から察するに恐らく彼も自分のことは知らないのだろう)
        (だが、リリアーヌに関しては知っているようだった。隣を歩く妹に小声で尋ねてみる)
        ……このオッサン、知り合い…? -- フォルト 2012-09-30 (日) 01:48:30
      • 全然。あんまり友達付き合いしてきた方じゃないし、むしろ疎まれる側だったから……とりあえず、今は乗るしかないと思うの。
        (耳打ちで二三やり取りを交し、二人は当面の方針を固めた。現状維持という酷く簡素なものだったが。その間にも、主任は進む)
        (ラボ内は無数の部屋があり、それぞれに番号と用途名が割り振られている。顕微鏡やビーカーなどの機材に埋もれるようにして)
        (せこせこと働く研究員の姿を多数目にした。今現在、この施設で何を研究しているのか疑問に思ったが、彼女が尋ねる前に逐一)
        (主任があれやこれやと説明してくれた。内容は酷く適当であり、真偽の程は掴めないような内容であったが)
        ……という訳で美味しいお肉はどうやったら生まれるの?っていう案件は、実際難しいんだよねェ。
        コウノトリさんにチップを握らせる? キャベツ畑に肥糧をバラ撒いてみる? これがどれも違うの!
        一番マシだったのは、母牛の膣にはちみつを捻じ込むこと! あっれェ信じてない? 信じてないでしょ二人共?
        お兄さん傷付いちゃうなぁ……っと、到着しました。応接室にございますよォ。

        (けたけたと笑いながら主任は、二人を客間へと通した。事務の女の子がコーヒーを入れる。主任のカップには溢れるぐらいの角砂糖を添えて)
        ……それでお二方、何のご用件で?
        -- 2012-09-30 (日) 02:01:09
      • (此方が抱く疑問に先回りしてあやふやな答えを述べることで撹乱されているような気がした)
        (ペラペラとよく喋る男への不信感が募る中、応接室に通されて一言目に、男は不意に核心を突いて来る)
        っ……(一瞬言いよどんだ。果たしてこの男は信用出来るのか否か)
        ……この研究所に、知りたいことの答えがある。だから、確かめに来た
        (言葉を濁す。自分よりも現状をしっかりと理解できるのは妹の方だ)
        (真意を話すのであれば、彼女の同意を得なければと思ったから) -- フォルト 2012-09-30 (日) 02:06:45
      • 単刀直入に言うわ。ここでモルモットをやってたレナルド・アンベニスについて聞きに来たの。
        私たちはその。子供。そりゃ知ってるよォ、リリーちゃん。逆に何で観察されてないと思ったのかな。(上書きするように口を挟む主任)
        最後まで面倒を見るのが社会常識ってヤツでしょねェ、お兄ちゃん?(主任はフォルトの肩を叩き、馴れ馴れしく隣に座った)
        大方、怪物の手掛かりでも探りに来たんでしょう。何て素晴らしいカンなのかなァ! いや、カンでも無いのかな。流石に直接的過ぎるよォ。
        本当なら教えてやりたい……やりたいのは山々……山々だけれども、そうなるとご飯食べていけなくなっちゃうんだよォ。
        まあ? お引取りくださるのが宜しいのでは? ないかと? ね。
        (二度三度とフォルトの肩を叩く。横目には怒りに震える妹の顔)
        (気丈にも強く握られたままの指先が、兄の目にも映り込んだ)
        -- 2012-09-30 (日) 02:25:45
      • ……悪ぃリル。俺…ちょっと無理だわ
        (憤りを抑え、男の此方の心を嘗め回すかのようなな言葉に堪える妹の姿が目に入った)
        (それだけで。この少年のストッパーはいとも容易く外れていく)
        (己の馴れ馴れしく置かれた男の腕を掴む)
        …よぉオッサン。こちとらアンタの飯の種の心配なんてする必要はねぇんだよ
        わざわざこんなトコまで来てやったんだ。うだうだ言ってねぇで答えろ
        (口元が歪に釣りあがる。男の腕を掴んだ指先にギシリ、と万力の如き圧力が加わる) -- フォルト 2012-09-30 (日) 02:36:19
      • あだっ!?あだだだだた、痛だだだだだだだ!!!! ちょっと、ねェ落ち着こうよ君ィ……!
        いいのかい? 俺はこの国を解放した英雄……ディル・マイルシーいだだだだだ!!!!

        (主任は酷く大袈裟に痛がって、妹へ助け舟を求める。当然相手にするはずないのだが。しかし、救いの手は思わぬところからやってきた)
        (ラボが大きく揺れる。轟く爆音に、妹はソファにしがみ付き、その傍を調度品やら花瓶などが次々に倒れ込んでゆく。何事か?)
        (答えは自ずとやってきた。応接室の扉が打ち破られる。そこには見慣れたものよりやや小さい怪物が二匹と、従えるスーツの女性)
        何時までもべらべらべらべらと。いいか、とっとと追い返せば済んだ話だろう? それをこうも引っ張って……アレか? 謀反か?
        ニルス! 稼動実験はもう終わったんだろぉ……? じゃあもう用済みじゃん。あとはコッチで全部引継ぐよ。だからさぁ……。
        みんなここで、纏めて死のうね?ハハハッ!
        (ニルスと呼ばれた女性はブロンドの長髪を振り乱して棚を蹴り付ける)
        兄さん!!(それを合図として、二匹の怪物がフォルトや主任へと襲い掛かった!)
        -- 2012-09-30 (日) 03:14:01
      • 悪ぃがコイツを殺させるわけにも、俺が死んでやるわけにもいかねぇんだよッ!!
        (気合と共に吼え、両の腕に黒の鎧を纏わせて襲い繰る怪物に向けて振るった)
        (業炎の壁が噴出し、二匹の怪物とフォルト達3人を阻む障壁となる。何時までももつわけでもないが、時間稼ぎにはなる)
        リル、このおっさん頼むッ!
        (この男の態度は気に食わないが、自分たちの問いに確実な答えをくれるのは間違いなくこの男だ)
        (であるのならば、何としてもこの男は守り抜かなければならない) -- フォルト 2012-09-30 (日) 03:28:04
      • (主任と怪物は、裏で繋がっていた? 謀反? 降って沸いた疑問は1つや2つだけではない。主任はやはり何かを知っている)
        (ならばまずは身の確保と……この場を上手く切り抜けることが最優先だ。 リリアーヌは立ち上がり、主任の手を無理矢理に引いた)
        脱出経路は別にあるんでしょう? 案内して。(壁に詰めてアテを聞き出すと兄へと振り返る。未だ燃え盛る火炎は、彼女も知らぬもの)
        (兄の気概が、更なる力を呼び起こしたのだろうか。さんざ拒絶した反面手放しに褒めるのはしなかったものの、何処か誇らしい気持ちを覚えた)
        兄さん、任せるわ。後で落ち合いましょう? (返答を待たず、彼女と主任は隠し扉の向こうへと消えていく。遅れて障壁も掻き消える)
        (立ち往生していたはずの怪物も、ブロンドの女性、ニルスの姿もそこには無かった。立っていたのは筋骨隆々とした外観の、新たな怪物)
        (まるで鬼めいたその出で立ちは、悪夢が具現化したかのように醜悪であった。大きく裂けた口からは、強酸性の唾液が零れ落ちる)
        めんどくさいのは嫌いなんだ。わかるだろ? わかれよ、なあ!(右腕の一振りで外壁が吹き飛び、廊下が露出する。覗く死肉の山)
        (声の主、鬼となったニルスは、鉄骨を引き抜き投げ付ける!)
        -- 2012-09-30 (日) 03:47:18
      • ―気が合うな。俺もめんどくさいのは嫌いでね
        (投げつけられた鉄骨を鎧を纏った掌で受け止める。通常の人間ならば押しつぶされてミンチになる所であるが彼は未だそこに立っていて)
        (受け止めた鉄骨を適当な方向へ放り投げ、視線を怪物へと向けたときには、両腕を覆うだけだった漆黒の鎧を全身に纏っていて)
        さぁ、始めようぜ。テメェは俺のこの力の実験台になってもらう。簡単にくたばってくれるなよッ!!
        (拳を握り締め、悪鬼の如き怪物へと怯むことなくその身を走らせ、巨大な身体目掛けて炎を纏った左の拳を振るう) -- フォルト 2012-09-30 (日) 04:09:36
    • ラボラトリー(中庭) -- 2012-10-01 (月) 23:38:18
      • (衝突!激しい爆炎が応接室を満たし、亀裂の走った外壁を吹き飛ばす! 黒煙の最中では二体の獣が互いに拳を振い続け)
        (その都度激しい余波を周囲に撒き散らしている。先に中庭へ出たのはニルスの方だった。狭い室内では分が悪いと踏んだのだろう)
        (ついでとばかりに鉄骨を引き抜き、両肩に担ぎ上げるその姿はあまりに威圧的。並の神経ならば立つことも許されず、殺意の塊で精神を苛まれた事程だろう)
        (しかし今彼女と敵対する男はむしろ、この異常事態を楽しむかのようにも見える。だが瞳は既に鎧の下。その表情は彼自身にしか知りえない)
        テメェこの野郎……何だ? こっちは出来損ないのお兄ちゃんだって聞いてたんだ。 何だよ、マジで。 (不釣合いなハスキーボイスを獰猛な獣姿から響かせて)
        (大きく裂けた口から唾を吐き出す。つまらなさげな言葉とは裏腹に、嬉々とした風格。肥大した腕を回し、未だ室内のフォルトに向かって振り抜いた!)
        (轟々と大気を焦がしながら火球は燃え盛り、ピッチャーめいたフォームから放たれる!)
        -- 2012-10-01 (月) 23:38:59
      • 出来損ないたぁ随分な言われようじゃねぇか。訂正しといてやる。…俺は出来損ないじゃねぇ。未完成だっただけだ
        (迫り来る火球にも動じない。鎧の下で僅かに嘆息を漏らすのみ)
        バカかよてめぇは。さっき俺が火使ったのもう忘れちまったか?…俺にただの火が、効くわきゃ…ねぇだろうがよぉッ!!&br:(燃え盛る火球に向け、左拳から炎の渦を吐き出した)
        ピッチャー返しだッ!!吹き飛べ獣野郎ォッ!!(打ち返される、否。殴り返された火球は先よりも威力と速度を増して獣へと迫る) -- フォルト 2012-10-02 (火) 00:00:51
      • ハッハハハッ!そりゃお生憎様だろォ? なァッ! (打ち返された業火を気の一合で消し飛ばす。互いに小手先は無意味。となれば有効打となりえるのは己が体のみ)
        (駆ける。駆ける。未だ宙で燻ってる火の粉を突っ切り、瞬く間に彼我の距離は0!乱打乱打、凄まじいまでの乱打!鎧の上だろうが御構い無しに、鉄骨の強打が雨霰!)
        (けたたましい笑い声は途切れることなく、むしろ攻撃と共に激しくなる一方。一向に止む気配は無い!)
        -- 2012-10-02 (火) 00:13:20
      • (嵐の如き敵の乱打を受け続ける。如何に鎧越しで、尚且つ身体能力は強化されているとはいっても何時までも持つものでもない)
        (蓄積していく痛みが徐々にではあるがフォルトの歩を後ろへと進ませていく)
        ―確かに炎は効かねぇらしい。だったら…
        (降り注ぐ鉄骨の乱打の下、右拳を握り締める。次第に魔力を収束させてその時を待つ)
        ライトニング……フィストォッ!!
        (猛攻の一瞬の隙を縫う一撃。迸る紫電を纏った拳を強引に敵のわき腹へと見舞う)
        (無論、此方もガードを緩める以上多少のダメージは覚悟の上だ) -- フォルト 2012-10-02 (火) 00:29:31
      • きっかねえんだよォ! くたばれッ!!(フォルトの拳は、僅かばかり逸れて空を打つ。お返しとばかりに蹴り飛ばされて、ラボの外壁へと沈んでいった)
        (濛々と立ち込める粉塵を前に、ニルスは太ましい首をごきりと鳴らす。違和感が拭えないのか、何度も鳴らす。角膜に焼き付いた雷光に眩暈を覚えると)
        (ニルスは初めて膝を付いた。へし折れたパイプから流れ出た排水の池に視線を落とし、自らの顔を見る。先の一撃は怪物の鎧を抉れ、彼女の顔に傷を残していた)
        あああああああッ! クソックソッ!! あああああああああああああッッ!!! (なりふり構わず地面を殴り付け、水溜りをも抉って消し飛ばす)
        (彼女は粗野であるが、自分の体に人一倍自信を持っていた。それがまるで格下と思っていた相手に傷物にされたのだ。彼女の怒りは最高潮にまで達していた)
        (鉄骨をかなぐり捨てて、巨岩のように握り固められた拳をさらに強く、強く固める。フラストレーションの捌け口は、外壁の向こうでくず折れているはずのフォルト)
        (靄を劈き、目標を定めることなく暴力を見舞う!)
        -- 2012-10-02 (火) 00:53:26
      • …ッハ、なんだかしらねぇが随分とお冠じゃねぇか。そのブサイクな面に傷がついたのがそんなに気に入らねぇかよ!
        (瓦礫の山から抜け出て、迫り来る悪鬼に向けて拳を引き絞る)
        全力全開だ…風穴、開けてやるよォッ!!
        (地を蹴った衝撃で地面が抉れる程の速度。己の身体を第一の弾丸として打ち出した)
        アアアアアアアアアアアアッッッ!!!!
        (弾丸と化したこの身と、我を忘れて暴れ狂う悪鬼が交差する瞬間、引き絞っていた拳を全力で振りぬく。これが第二の弾丸)
        消し飛べぇぇぇぇぇっっっ!!!
        (振り抜かれた拳に宿るは雷。全てを穿つ紫電の槍と化した右拳が閃光と轟音を辺りへと撒き散らす) -- フォルト 2012-10-02 (火) 00:59:08
      • (白んだ世界が明ける頃、荒廃した中庭に立ち竦むのは黒の鎧獣のみ。四散した怪物の成れ果ては汚泥へと還り、自らが掘り荒らした地面へと染み込んでいった)
        (フォルトの外骨格は未だ焦熱の跡色濃く、張り付いた血肉の飛沫が音を立てて炭化している。面倒くさげにそれを振り払うと、応接間へと視線を戻す)
        (火の回りは予想以上に早く、リリアーヌや主任が抜けた避難経路は既に使えそうもなかった。駄目押しするように、天井が目の前で崩れ落ちる。右も左も炎の壁)
        (立ち去るのは絶望的かと思われたその矢先、フォルトの携帯端末から1件のメッセージ。この期に及んでまだ使える経路があるのか? 不思議そうに開く)
        (そこには思いがけぬほど大胆で無茶な方法が記されていた。フォルトは声を大にして笑う。馬鹿馬鹿しくも納得しながら、拳を振り上げて大地を叩き砕いた)
        (崩落した先は地下水路となっていた。既に二人は応接間からここへ逃げ込み、先へと進んだようだ。薄暗い通路へと降りたフォルトは、二人に追い付くべく駆けだした)
        -- 2012-10-02 (火) 01:31:37
    • 地下水路 -- 2012-10-05 (金) 00:26:46
      • (応接間からスライダー式通路を経て、リリアーヌと主任の二人は地下水路を進んでいた。排水の腐敗臭が鼻に付くが、文句を言っている状況ではない)
        (兄のフォルトは足止めとして、今も上で戦っている。時折轟く振動はその余波だろう。はらはらと二人の頭上から砂埃が零れてくる。咽る主任。彼はインドア派なのだ)
        ちょっと待ってよ君ィ、俺は自慢じゃないが体力には自信がなくてね……ゴホッ ガハッ ハハハハ!
        笑い事? ほら、キリキリ急ぐ。子孫は残したいでしょ? もぎ取るわよ。
        勘弁して! 子孫は別としてしたいものはしたい。君もそうで……痛い痛い痛い!!?
        -- 2012-10-05 (金) 00:27:01
      • (向こう脛をリリアーヌに蹴り上げられ、主任は暗がりで蹲る。どの道追っ手はまだ遠い。それに、リリアーヌには主任に聞いておきたいこともあった)
        (二人は短い休憩に入る。しばしの無言……何から聞いたものか。少女は悩ましげな表情で地面を睨む。その脇をざあざあと流れる排水。見かねた主任が、先に口を開く)
        そのさ、さっきはすまなかったね。ほら、ココ。コレ。妙な真似しないようにって盗聴器付けられててね。まっさか先にあちらさんから裏切ってくれるなんてねェ。
        (頭にきてその辺に捨ててやったと憤りながら、主任は顛末を語る。それはやはり彼女が知らないことばかりであり、今回の小旅行が無駄でなかったことを証明していた) -- 2012-10-05 (金) 00:30:46
      • まずはじめに。親父さんがうちに所属していたってのは当然知っているだろ? それじゃどういう仕事内容だったかってのも? うん。 よろしい。
        それでまあ色々事故だのあってねェ、死んだり生きたり繰り返して、挙句の果てには人間殆ど止めちゃって。 その結果、細胞が超速度で劣化してしまうことになった。
        元々クローン兵士を量産する計画だっただけに、個々の我が強過ぎて問題ばかり引き起こすもんだから、うちの部署への風当たりは相当強かったらしいよォ。
        前室長だったお袋は、前々から計画に疑問を抱いてたらしいけれどね。元々は親父さんと恋仲だったらしいし……ああ、当然君のお袋さんとめぐり合う前の話さ。

        (父が不貞を働いていなかったことに安心したのか、彼女は一息零した。特務部隊の話を知った時よりも、遥かに動揺している) -- 2012-10-05 (金) 00:40:09
      • 君のご両親がめでたく結ばれて、思うところがあったんだろねェ……急に計画の中止を訴え始めた。以前から上にそういった動きがあったもんだから 結構スムーズに事は運んだらしいよ。
        で、その代替として持ち込まれたのが彼らさ。ニルスに……君がこの前蹴り殺したのがシーズ。ああ当然他にもいるんだ。 僕らはフィクションと呼称している
        フィクション? 人間ではないから? まあ似たようなもんさァ、彼らは元々、一人の人間が想像し、創造した幻想だから。
        それは私のファントムみたいな? 近くて遠いね。 どちらも凝縮された意識が具現化したものではあるけれども……君の場合はあくまで自意識そのものの具現化だ。
        フィクションは自意識の中で練り上げたものを具現化するんだ。戦闘用の怪物であったり、怪物を指揮する人間といった風にね。
        だから戦力としては理想的だったんだけれど……。 問題があった? そう。 それも人格面でね。 それも親父さんの時より悪質さ。
        俺らラボの人間を指揮して、人間狩りを始めたんだから。 だから盗聴器……でもそれなら、始末する理由なんてないはずだれど。
        利用価値がなくなったのさ。結局のところ、大元である彼女を維持するのには、ラボの技術力が必要不可欠だったからね。
        彼女? 彼女。 脳と脊髄だけのオブジェだけど、俺たちラボの人間はレイって呼んでた。 レイがうちに運ばれてきた時にはもう、その姿だったんだ。
        驚いたよ。電磁パルス経由といえど会話ができるんだから。 じゃあ利用価値がなくなったということは……ラボに頼らなくてもいいような、そう。
        例えば、人の形を取り戻したとか。
        そういうことだろね。まったく、最深部から締め出しを食らったと思ったらコレさ。嫌になっちゃう。

        (主任は窮屈そうに煙草へ火を点けながら、生まれた白煙を肺に染み込ませる。メンソール系の爽快感が、環境の及ぼす不快感を幾らか拭い去ってゆく)
        ねェ……今度は俺から質問なんだけれど。 何? お友達でも呼んだの? ……判ってて言ってるでしょ? ンフフ、ご明察。
        (カツリカツリと靴底を鳴らして歩いて来たのは、身なりの整った若い男だった。後ろへ撫で付けたブロンドの長髪が、歩調に合わせて音もなく揺れる) -- 2012-10-06 (土) 04:33:52
      • ニルスがやられたと思ったら……意外と元気そうじゃねえの? お? 余裕だった?
        ……何を勘違いしているのか知らないけれどその様子じゃ、あのやさぐれ女は液化したようね。
        は? お兄ちゃん程度にアイツがやられたと思ってんの? いいえ? 兄さんの足元にも及ばない程度だから、無駄に命を散らしたのだと。 違うの?
        ……あ? いいぜその憎まれ口……すぐに皮剥いでダッチにしてやるッ!! 丸太もスムーズにインアウトできるよなガバマンによォ……!

        (激昂し声を荒げる男の名はイーガ。その姿は見る見るうちに爆ぜ、表皮の下からは肥大化した筋組織が硬化し鎧めいた形を取った)
        (驚くべきはその速度。フォルトと対峙したニルスよりも更に速く、不意の瞬きも許さない。薄暗闇の中で迸る剣戟は火線を生み、眩い情景を刹那に映し出す!)
        よう、まだ腕付いてるかぁ……? ヘヘッ。 ……所詮は軽業師じゃない。一撃で首を落とせないなら、どれだけ器用でも三下よ。 師の言葉は重いわね。
        (じゃらじゃらと鎖の付いた小剣を二つ、手首を回してジャグリング。彼の余裕と自信は、短い切り結びの中で更に強まった。目前には指先から血を流すリリアーヌ)
        (自慢の長刀捌きを振るうも、対するイーガには傷一つ付けられていない。口先で返すだけが精一杯。だが先ほどと違い、イーガはまるで意に介さない)
        (切り札のファントムも、呼び出す前に小剣が肌を刻む。痛覚に意識は乱れ、具現化まで運ぶことができない。加えて、守護しなければならない人間が一人)
        (退路は既に焼け落ちて火の海だろう……イーガを倒さない限り先は無い。リリアーヌの頬を、冷めた汗が流れ落ちる) -- 2012-10-06 (土) 04:49:49
      • (彼女は小枝のような足で、じりじりとにじり寄った。早急な攻めは一度踏み外せば致命傷に繋がり、一度の致命傷は死に繋がるのだ。切っ先を前にして間合いを伺う)
        (しかしイーガはまるでお構い無しとばかりに、突き出された長刀を右から打つ。続いて左から打つ。あざ笑うかのように散発的な攻撃を見舞ってゆく。速い!)
        (多方面からの攻撃は、リリアーヌの諸手にダメージを蓄積させていった。塵も積もれば何とやら、柄を握り締める握力すら、つぶさに奪っていった。切っ先を引けば)
        (ここぞとばかりに双剣が襲い掛かる。ざくりと走る右腿への切り傷。痛みに飛びのき一閃、二閃と長刀を見舞うも、嘲笑するかのようにイーガは喰らい付いてくる)
        (流水の上を飛び交う両者。外壁を蹴り付け水路狭しと駆け巡る!唖然とする主任を尻目に、無謀とも言える切り結びは続く。長刀を一振りするたびに、傷がまた増えていく)
        (しかし足掻かねばこの命、容易く啄ばまれてしまうだろう。天啓は未だ見出せない) -- 2012-10-08 (月) 03:51:34
      • (リリアーヌは背中に冷たさを感じた。遅れるようにして焼けるような痛覚がやってくる。自身が壁に打ち付けられたと気づくのには、更なる時間を要した)
        (振るわれる右剣は胸元を切り裂き肌を露出させ、続く左剣はスカート生地を浅く切り飛ばす。扇情的なラインを露にし、怪物めいた瞳は舐めるように細まっていく)
        ……あまり露骨過ぎるとお里が知れるわよ。ママから与えられた玩具でも、こんな感じに性処理してたのかしらね?
        ああそうよ。お前もあいつらと同じで無力だなぁ……ええ? どうよ、男性経験は? ねぇか? ねぇなら良かったよな、おっ死ぬ前に経験できてよ! イッハハハハ!!
        (イーガの大きく裂けた口から異常発達した舌がひゅるりと伸びて、品定めするようにリリアーヌの顔にまとわり付く。重い粘液が彼女の服に圧し掛かり、ぼたりと落ちた)
        (その瞬間である。大地を叩くような力強い音が響いたのは。イーガの身体が跳ね上がった) -- 2012-10-08 (月) 03:53:21
      • ずるいなぁ、一人置いてけぼりでお楽しみ始めちゃうんだもんねェ……そりゃ邪魔したくなって当然でしょ?
        (大気に溶けてゆく白煙の先には銃口が。その更に向こう側では痩せぎすの主任が自動拳銃を握り締めてあざ笑う)
        てめぇこの野郎……!
        (苛立ちを露にするイーガは、リリアーヌにそうしたように小剣を1対抱え飛び付こうとした。だがバランスを崩し、流水の渦中へと飛沫を上げて落ちていく)
        この弾頭は特製でね、着弾した後炸裂して溶液を撒き散らす。もちろん君たちへ心を込めてつくった品だから、効果はお墨付き。
        ……おっと、もう聞こえてないかァ。 いやはや、残念でありますな……''ってだあああっ!?
        ''
        (ひっくり返って腰を抜かす主任の前に、流されたはずのイーガが飛び出してきた。怒りは体表の温度すらも上昇させ、蜃気楼のように蒸気を纏わせる) -- 2012-10-10 (水) 00:29:04
      • (問答無用とばかりに振り下ろされる双剣! そこへ割って入ったのは、満身創痍のリリアーヌ。金属同士が打ち合い、火花を散らす! )
        (せかせかと物陰に下がる主任の前で再開された戦闘は、先までの展開とは違い一方的なものではなくなった。しかし、未だイーガの優勢は揺るがない)
        (双刃は尚も一気呵成に攻め立てる! 彼女の長刀は度重なる疲弊で、今にも叩き折られそうだ。刀身が悲鳴を上げている。流血は未だ続く)
        援護射撃は期待できそうもなさそうね……! 無茶言わないでくれよ、俺はマークスマンじゃないんだ! さっきのだってまぐれ当たりよ!?
        (彼女は今まで人知れず数多くの怪物を屠ってきたが、こうして誰かを守りながら戦うという経験は初めてだった。実兄や兄弟弟子の手を借りたこともあったが)
        (それはあくまでも背中を預ける仲間としてのこと。彼らは総じて、自分の身を守る術を持ち合わせていた。責任の重大さに、改めて気が引き締まる)
        (同時に、何気ない会話が妙に嬉しく胸を叩く。絶対にこの場を切り抜けなければ。ではどうする? イーガの右剣は、今にも首を跳ねようと伸びている)
        (振り払えばまた左剣が襲い掛かるだろう。その繰り返しでここまで追い込まれたのだ、対処できればとうの昔にできている。希望はないのか? 否。それは否)
        (彼女には先まで見せなかった新たな覚悟がある。固く結んだ決意がある。それに呼応するかのように、紅玉のような瞳が暗闇に煌いた。刹那、一筋の残光が奔り)
        (剣風が駆け抜ける! 慟哭する巨体、膝を突く少女。 イーガの右腕は切り捨てられ、宙空に舞い上がった) -- 2012-10-10 (水) 00:31:18
      • (イーガにはまるで理解ができなかった。標的は自身が見舞い続けた横殴りの豪雨のような剣舞の渦中で、無我夢中に長刀を振るっていただけというのに)
        (何度刃を刻まれようとも、何度肌身を打ち据えられようとも、何も変わらなかったはずだ。しかし実際はどうだ。突如として駆け抜けた一閃は、彼の腕を寸断したのだ)
        (怒りよりも先に驚きが。その驚きを処理する前に、彼を呼ぶ声があった。イーガは液化し掛かる腕の残骸を尻目に、撤退していく。リリアーヌは追えない)
        (損耗著しく、膝を突いたまま動かない。慌て駆け寄る主任に抱きかかえられながら、去り行く背中に一言、「ざまあみろ」と残して意識を失った) -- 2012-10-10 (水) 00:31:51 (リリアーヌが目覚めた時には、兄の背中に抱えられていた。広く大きなその背中は、何処か懐かしい気持ちを思い出させる)
        (首筋に顔を埋め直しながら、暫くはこのままでいようと再び目を閉じた。耳には兄と主任の会話が聞こえてくる。今までラボが自分たちを監視していたこと)
        (ラボが襲撃された理由とその犯人。そして、二人が何故付け狙われていたのか。この件は初耳だったし、寝息を装いながら耳を澄ます)
        (どうやらレイは、二人の父であるレナルドに強い敵意を持っていたという。父で生前にラボで行ってきた仕事を考えれば、何となく理解はできた)
        (その父はもうこの世にはいない。だから今度はその子供である自分たちが狙われているのだろう。同情の気持ちは沸かないでもなかったが、それとこれは別だ)
        (きっとレイが消滅するか、兄妹が死に絶えるかしないかぎりこの争いは終わらないのだ。フォルトの拳にも力が篭る。彼女は首に回した手をそっと包むように)
        (兄の肩を抱いた。フォルトは妹が起きていたことに気付きはしたが、その指先に傷ついた手を重ね、ふと笑みを零したまま気づかぬ振りを続ける) -- 2012-10-10 (水) 00:33:22
      • ……ああそうだ、まだ自己紹介が終わってなかったね。いつまでも主任呼ばわりじゃあ心苦しいからねェ……。
        姓は桜庭、名は桂樹。今は訳あって母方の姓を名乗ってるんだ。親父さんはもう死んじゃってて、まあ色々苦労したのさ。

        (聞き返してほしげな空気に押し負けて、フォルトは聞き返す。或いは、境遇に似たものを感じたからなのかもしれない。「父親はどんな人間だったのか」と) -- 2012-10-10 (水) 00:35:10
      • 本当は秘密にしておきたかったんだけどなァ……仕方ないねェ……親父さんは親父さん、君たちと同じさ。 俺たちは異母兄弟なんだよ。仲良くしよう?

        はあああ!?

        (出口が見えかかった地下水路内に、兄と妹、二人の驚く声が大きく響き渡った) -- 2012-10-10 (水) 00:37:10
  • ホワイトデーの配給だ。時間ねーから置き逃げだけど許せな
    (マカロンの包みを投げ渡して走り去って行く) -- フォルト 2012-09-28 (金) 00:13:14
    • (毎年馴染みの行事。今年は手料理で返す。普通に食べられる料理を出されて、兄は酷く混乱したが)
      (妹の成長を素直に喜んだ)
      -- 2012-09-30 (日) 00:48:02
  • ────────────────────── -- 2012-09-26 (水) 00:23:14
  • ────────────────────── -- 2012-09-26 (水) 00:23:09
  • ────────────────────── -- 2012-09-26 (水) 00:23:06
  • 小さなカードが届いた
    • 何でもバグっていう風潮はよくないと思うのね。あくまでも仕様、スタッフの愛と受け取るべき。 -- リリー 2012-09-25 (火) 14:41:44
  • スラム郊外 -- 2012-09-24 (月) 22:21:46
    • 廃工場 -- 2012-09-24 (月) 22:21:55
      • (ただ風の音だけが響く空虚な景色が広がっている。乱雑に散らばったダンボール等の資材は、黴が繁殖し異臭を放っていた)
        (割れた窓ガラスからは月明かりが差し込み、僅かな光源となって二人を照らす。両者共に似通った顔立ち。血を分けた兄妹である)
        (それぞれに譲れない物があり、その為にこの場へと足を運んだ。黒いドレスに身を包んだ妹は、下げた刀を抜き放ち、鞘を放り捨てた)
        (カラカラと残響音。驚いた鼠達が散り散りに走ってゆく。だが、彼女は気に止める様子が無い。紅玉のような瞳で、対峙する兄を臨む)
        (合図を知らせる言葉は無く、代わりの吐息が一つ零れた。瞬間、彼女の長い黒髪が宙に流れる。ぎらつく切っ先は既にフォルトの眼前)
        (横殴りの雨がそうするように、無数の突きが注がれる!)
        -- リリー 2012-09-24 (月) 22:22:04
      • ―ッ!!(早い。律から聞いていた以上の剣の冴えだ。無数の突きは針の壁の如くフォルトの前進を許さない)
        (だがそれでも彼は前に進む。スキルで強化した身体であれば多少の刀傷など気にならない)
        …っぐ、ぅ、ぉおおおおおおおおおッ!!!
        (両腕で顔面を串刺しにされることだけを防ぎながら大地を蹴って距離を詰める)
        (スキルで強化した鋼の身体を盾にして、強引に刺突の雨を潜り抜けると同時に、渾身の右拳が実の妹のボディに迫る) -- フォルト 2012-09-24 (月) 22:38:14
      • (打擲の衝撃に、後方へ吹き飛ぶこと3歩半。煙幕のように立ち込める砂埃を気に止めることなく、フォルトは更なる追撃を続ける)
        (肘打ちや足刀、横蹴り等。執拗な打撃の礫を、刀身や柄を用いて受け流すリリアーヌ。致命打は避け続けているものの、膂力の差は歴然である)
        (だが技量の測り合いにおいて、膂力は全てを決しない。彼女は力に劣るが故に、それを補うべく自身を磨いてきた。そう、この様にして)
        (背面を遮る鉄柱に飛び退きながら、踵で蹴り込み空中制動。ペンキの剥がれた壁を更に蹴り込み、瞬時にして兄の死角へと潜り込と)
        (巻き込むように抱えた刀で、肩口目掛けて斬り下ろす)
        -- リリー 2012-09-24 (月) 22:59:53
      • ―ん、なッ!?(驚きの声を上げるのと、背後に刃が迫るのを感じたのはほぼ同時であった)
        (肩口から切り付けられれば、鋼の身体とは言え深刻なダメージを負うのは間違いない)
        こ、んのッ!!(強化された全身のバネをフルに使って身体を強引に捻り、その回転の勢いでもって、振り下ろされる刀を横っ面から腕甲で打ちつけて軌道を逸らす)
        …んの、やろぉッ!!(激しい金属音と火花が迸らせて何とか死角からの一撃を防げば、ようやくリリアーヌの姿を再び視界に捉えることが出来た)
        ちょこまかと…じっとしてろってんだァッ!!(間髪入れず、距離を詰めて接近戦へと雪崩れ込む)
        (狙いはリリアーヌの身体ではなく、刀を持つその細い右腕)
        (刀で受け流されるのならば、刀を持てなくしてしまえばいい。刀で受け流されるのならば、打ち付ける拳で刀を破壊してしまえばいい)
        (狙う先を変えた拳がリリアーヌへと迫る) -- フォルト 2012-09-24 (月) 23:21:47
      • (迸る剣戟、舞い散る石火。一合二合と打ち合う度に、彼女の得物は軋み、悲鳴を上げる。兄が持つ強力な武具と違い、ただの市販品)
        (元より特別な効果もなく、耐久性はたかが知れていた。しかし刃を下ろす訳にはいかなかった。フォルトの散撃が息付く暇さえ与えない)
        (幾度目かの交差。ついに打ち砕かれた刀身は、鋼の破片となり花弁のように散らばって、乱反射した月光が両者を彩った。神秘的な光景)
        (広げたか細い指先が空を握り締める。刹那、仮面を付けた長髪の巨人が、兄妹を遮るように現出した。身の丈3m弱。余波は破片を、砂埃を)
        (資材すらも吹き飛ばし、穴の空いた窓ガラスを粉々に破砕する。巨木めいたパルチザンを掲げて、フォルトを高く見下ろしている)
        (その目は仮面の奥、闇に落ちて窺い知ることはできない。だが、不思議と嫌悪感はなく、むしろ懐かしさすら感じるだろう)
        (リリアーヌと同じように) ……これが私の力。『ファントム』とでも呼称しようかしら。とても力持ちなの……だから。
        今だからあえて言うわ。死を免れたかったら降参をして。(その言葉は挑発でも何でもなく、純粋な願いから来るものだった)
        (実の兄を巻き込むのは辛い。こうして傷付け合うのも辛い。ましてや、加減の聞かぬ力を行使することが辛くないはずもない)
        (下手をすれば、今この場で命を奪いかねない。しかしこうでもしなければ、兄も止まらぬことを、彼女は悟っている)
        (長い沈黙が廃工場を包む)
        -- リリー 2012-09-24 (月) 23:51:11
      • (リリアーヌの刀を打ち砕き、勝利を確信したのも束の間のこと)
        (次の瞬間、目の前に現れた巨人の姿に言葉をなくしてしまった。彼女が何かしら言っているが上手く耳に入らない)
        (不思議と懐かしさを覚えるその姿に記憶の底に眠っていた思い出が呼び覚まされる)
        (次の言葉は自然と、口から漏れ出すように)……父、さん………?
        (仮面をつけて、その表情はうかがい知ることは出来ない。記憶の奥に薄らと残る父の銀髪とは違い、艶やかな黒髪を蓄えている)
        (違う。自分が覚えている父の姿とは違う。それでもなぜか強烈に惹き付けられる)
        (沈黙の末、フォルトは笑った。顔を掌で覆い、声を上げて笑った。自嘲的な笑い声が廃工場に響く)
        ……んだよ。リルだけじゃなくて、父さんまで。二人して俺を除け者にしようってか!
        ハ、ハハハハハハッ!!最高じゃねぇか!!お前には父さんが付いてるってのかよ!!だから一人でも平気だってかぁ!?
        ……あぁ最高だよ。最高に気に食わねぇ。そんなモンで俺が納得するわけがねぇだろう
        そこに父さんが居るってんなら。そいつもぶちのめして、俺の力を、覚悟を見せ付けてやるまでだ!
        (倍近い身の丈を誇る巨人に対して拳を握り締めて再び体制を整えた)
        (先ほどまで巨人に感じていた懐かしさは消え、残るは胸中に渦巻く憤りだけ)
        (そうだ。自分は何時だってこの憤りを燃やし、何にだってぶつかってきた)
        (心を燃やせ。目の前に立ちはだかるというのなら。それがどんな相手であろうと、自分がやることはたった一つ)
        …ぶん殴る
        (瞬間、フォルトの腕甲から高熱の炎が立ち上る。彼の心を表すかのように激しく燃える拳を、巨人に向けて構える)
        (この心の炎を、自分の思いを、全てを拳に乗せてこの巨人を、妹の頑なな心を、打ち砕く―)
        …かかってこいよ。俺はまだ、諦めねぇ…ッッ!! -- フォルト 2012-09-25 (火) 00:15:20
      • (兄の強い語調に妹は目を背け、再び見やった。目尻には涙腺の跡。すれ違う思いは交差することなく)
        (轟音、突風。パルチザンを取り回すたびに、廃工場の景色は一変してゆく。軌跡には雷光が閃き、塵を焦がしては衝突を繰り返す!)
        何故そうまで邪魔をするの!? 私は兄さんにいつまでも今のままでいて欲しいだけ……! それだけじゃない!!
        (彼女が指先で視界を振り払うと同時、穂先はフォルトを捉え、複雑な魔法陣が展開してゆく。魔術適正があれば恐れ戦いただろう)
        (例え魔術適正がないとしても、その威圧感を確かに感じたはずだ。紅の紋様が空を走り、魔力が急速に満たされてゆく)
        その篭手を……破壊するわッ! (そうすれば、兄は止まるだろうと考えた。彼女の宣言を合図にして、廃工場は光で満ちる)
        (生み出された破壊の潮流は、朽ちた内壁を、支柱を、外壁を砕き、無人の区画へと雪崩れ込んだ! 数ブロック先で漸く収束したそれは)
        (恐るべき情景を生み出していた。もし人が暮らしていれば、何百の人間が犠牲になったのであろうか。この渦中で生存するのはまず不可能)
        (だが、篭手を犠牲にすれば話は別だ。彼女の見立てではそれ程までに強力な装備であり、兄の素養と合わせれば生存は十分に可能であった)
        (もし捨てなければ兄は亡き者となる……だがそれは、他の誰かのせいで兄が死ぬこともない、ということだ。彼女は必死に、自分を言い聞かす)
        (大丈夫、大丈夫、大丈夫。その三文字が脳内でリフレインを繰り返す。白闇が徐々に明ける。まず見えたのはファントムの大きな背中)
        (そして……)
        -- リリー 2012-09-25 (火) 00:50:20
      • (立ち込めた煙が夜風によって流されていく。そしてリリアーヌは見るだろう。兄が両手を前に突き出した状態で、未だそこに立っている)
        (エーフィからコピーした防御障壁を張り、手にした篭手を犠牲にして尚、ファントムが放った魔術の威力を殺すことなど不可能だった)
        (篭手はひび割れ、埋め込まれた炎の魔力を宿した結晶も今は光を失っている)
        (だが)
        これで、終いかよ
        (だが彼の瞳の奥には闘志が燃え滾っていた。獣染みて爛々と輝く双眸がしっかりと巨人を、リルを射抜く)
        篭手が壊れようが知ったこっちゃねぇんだよ!!
        (地を蹴る。周囲を破壊しつくす魔術の余波により引き裂かれた身体の痛みを無視して殴るべき相手へとその身を走らせる)
        俺にはなぁ、何時だってコイツがありゃぁそれで十分なんだ!!
        (魔人の瞬発力を持って跳躍する。ブチブチと両脚の筋繊維が引き裂かれた。だが彼は止まらない)
        見せてやるよォ!こいつが…俺のッッ!!!
        (巨人の眼前で拳を硬く握り締め、振りかぶる。限界を超えた身体から鮮血が迸る)
        自慢の拳だァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッッ!!!!!
        (己の信念を。燃え滾る熱い闘志を。大切な妹への想いを。全身全霊を篭めた拳を、ファントムの顔面へと振りぬいた) -- フォルト 2012-09-25 (火) 01:11:47
      • (ファントムの仮面は血に汚れ、続いてフォルトの拳が打ち込まれた。勢いを失いずるりと落ちる兄を、妹はただ見つめていた)
        (砕石と化した仮面は、フォルトの上に降り注ぐ。見上げればファントムに顔はなく、マネキンじみた頭部があるばかり)
        (しかしそれでも、眼差しを確かに感じさせた。フォルトの目には、いつぞや見上げた父の顔が映り込んでいる。決してそれは錯覚ではない)
        (薄れゆく景色の片隅には、駆け寄る妹の姿。呆然とも取れるその表情は、先刻までの悲壮感に満ちたものではなく、いつもの眼差しだった)
        (いくら拒み続けても、兄は折れない。現にこうして無茶を通したのだから、彼女の心中は複雑だ。きっと兄は、自分の手の内では窮屈で)
        (収まることのない器なのだと思い悩む。どれだけ戦闘技術で勝ることができても、きっと同じことを繰り返すのだろうことは、想像できた)
        (ならばいっそ……彼女は、意識を失った兄を膝に乗せてしな垂れる。互いに傷付けあったことを酷く後悔し、何度も何度も謝罪を続けた)
        (フォルトが目覚めるまで、それは続いた)
        -- リリー 2012-09-25 (火) 02:39:51
  • ……リル。お前に聞きたいことがある -- フォルト 2012-09-23 (日) 19:13:41
    • ……どうしたの、改まって。課題を教えてもらう時だって、そんな目したことないじゃない。 -- リリー 2012-09-23 (日) 20:32:33
      • ……こないだ、変な化け物に襲われた。人間でもねぇ、よくいるモンスターでもねぇ
        …文字通り、化けモンだった。……お前、何か知ってるんじゃねぇか? -- フォルト 2012-09-23 (日) 20:55:47
      • 知っていると思ったから聞いてるんでしょ? 随分遅かったじゃない、疑問をぶつけるまで。私はその間、何十回と襲われたわ。
        何から聞きたい? 彼らの動機? そもそも何者なのか? 何故自分が襲われたか? いいわ、知ってることなら何でも。
        けれど兄さん、知ってどうするの? 物事にはどうしようも無い場合もあるのよ。
        -- リリー 2012-09-23 (日) 21:12:48
      • …やっぱりお前は全部知ってるんだな(と、妹の言葉に最初の疑問の答えを得て歯噛みする)
        (やはり彼女は全てを知り、その上で一人で戦い抜くと決めて、実際に孤独な戦いを続けていたのだ)
        (それに気づかなかった自分の愚かしさが憎い。彼女が生死をかけた戦いに身を置いていたというのに、安寧に溺れていた自分が許せなかった)
        (だが、それと同時にフツフツと別の憤りが胸中に渦巻き始める)
        …相手が何者だろうとどうでもいい。襲って来るんならぶっ飛ばすまでだ。それしか解決方法なんて思い浮かばねぇ
        理由だの、正体だのは正直どうでもいい。俺が一番気になってんのは…何でお前が俺に頼らなかったかってことだよ -- フォルト 2012-09-23 (日) 21:38:33
      • ……そうやって責めるような目をするのは止めて。私だって、心までは強くないの。兄さんそうやって短絡的だから、話せなかったのよ。
        自分を守るだけなら何とかやってきたけれど、そこまでフォローできる自信はなかった。間違い無く、私も兄さんも、死んでたわ。
        (目を合わせるのも辛い様子で、痛々しい視線を時折投げ掛ける。兄の憤りはもっともなことだと理解していた。理解した上での決断だった)
        それにね、全部知ってたなんて買い被り。精々掴めたのはパズルのピース。事実の断片程度。これから確かめに行くところよ。
        追い詰めて、殺して。殺して、殺して。全てを根絶やしにする。今度こそ遺恨を残さないように。兄さんはその覚悟があるの?
        今ある日常が壊れてしまうかもしれないのに、友達や環境を捨て切れるの? エゴだけで殺すのよ? まともな神経じゃいられないわ。
        ……兄さんには、そんなことして欲しくないの。いつものように、人に囲まれて笑っててほしいだけなのに。太陽のように。
        身勝手かな。でも……本音よ。
        -- リリー 2012-09-23 (日) 22:24:18
      • ……気に食わねぇな。お前が俺のためを思って行動してんのに、気づけなかった俺が気に食わねぇ
        お前がそうやって一人で全部背負いこもうとしてんのも気に食わねぇ
        お前が俺を頼ろうとしねぇのが気に食わねぇ
        でもな、何よりイラつくのは。お前が!お前一人が「マトモな神経を無くして!」「全てを根絶やしにするまで戦って!」「今ある日常を捨てて!」
        そんなことして俺が黙ってると思われてんのが気に食わねぇんだ!
        (叫ぶ。己の心の内で渦巻く様々な憤りを感情のままにぶつける)
        (妹が自分のためを思って一人孤独な戦いに身を置いていたのは分かる)
        (きっと自分だって同じ立場ならそうするだろう。だからこそ)
        俺が、お前の日常を犠牲にして一人だけ楽して…それで喜ぶわけがねぇだろ!
        お前が俺の日常を守りたいと思うのと同じで!俺だってお前の日常を守りたいんだよ!お前に、笑ってて欲しいんだ!
        (互いを思う気持ちに優劣などない。どちらも自分の身を犠牲にしても相手のことを守りたいと心から思っている)
        (だから、自分だけが傷つけば良いなんてそんな身勝手は許すわけにはいかない)
        …お前が強いのは知ってる。死ぬほど努力して今の力を身につけたのも知ってる。お前はもう…あの頃のリルじゃねぇ
        だからよ、守らせろなんて言わねぇ
        …一緒に、戦わせてくれよ。それぐらいは兄貴として、させてくれねぇか…? -- フォルト 2012-09-23 (日) 22:46:01
      • (兄の性格は、自分が一番よくわかっているつもりだった。元より一つの存在だった、双子の兄妹だったから)
        (故にこの激昂も想定していた。だからこそ今まで只隠しにしてきたのだから。言葉の一つ一つが、彼女の心を打ち振るわせる)
        (気を抜けば涙腺は決壊したダムめいて、とめどなく落涙させるだろう。だがしかし、それは今までを水泡に帰することを意味している)
        (覚悟だなんだのは何とでも言えるのだから。同情が一番の悪手だ。彼女はそれを理解している。だからこそ問い詰められているのだが)
        (細指で頭を抱えて溜息一つ。二人だけの部屋に、未だ続く緊張感。ここでの選択によって、何もかもが一変するのだから当然慎重だ)
        (「一緒に戦わせてくれ」その言葉は何よりも嬉しかった。彼女自身を何より肯定した言葉なのだから)
        ……いいえ、認めることはできないわ。是が非でもと思うなら兄さん……私を倒せる?
        もしそれが叶うようであれば、もう何も言わない。これは真剣よ。
        -- リリー 2012-09-23 (日) 23:03:38
      • (本気かと問いかけた口をつぐむ。冗談であろう筈もない)
        (彼女が血の滲むような思いで研鑽を積んできたのは一重に「一人で全てを片付ける」ために他ならない)
        (そんな彼女を打ち倒せぬようでは、共に戦うことなどそれこそ出来るわけが無いのだ)
        ―……やってやるよ。それでお前のその固まりきった思考をぶちのめせるんならやってやる
        そうでなきゃ、お前の兄貴である資格なんざねぇってことだ(ギリ、と拳を強く握る)
        (自分は誰を守るために強くなったのか。妹を、家族を守るためではなかったか)
        (その拳を他でもない妹に向けようという事実が胸を苛んだ。だが。引くわけには行かない)
        (此処で「情」が戦意を削ぐようであれば、彼女が背負った覚悟を共に背負う資格などないのだから) -- フォルト 2012-09-23 (日) 23:19:53
  • ────────────────────── -- 2012-09-23 (日) 17:48:26
  • ────────────────────── -- 2012-09-23 (日) 17:48:21
  • ────────────────────── -- 2012-09-23 (日) 17:48:17
  • 月光の下、ビル街の合間を彼女は走る。雲を劈く一陣の風めいて。
    全身には夥しい量の返り血が、彼女のシルエットを銅色に染め上げている。
    一閃。今新たに斬り伏せた化物から、更なる飛沫あり。しかしその骸は、絶命した途端に姿を消した。
    彼女を付け狙う者たちは全てこのように、役目を果たしたら消えてしまう。故に彼女は、未だ手掛かりは得られていない。
    定期的に出没する刺客をこうして追い詰め、息の根を止める。その繰り返しは彼女の心身を磨耗させていく。
    同時に、技術の上達には目を見張るものがあった。当然だ、自身の生死が掛かっているのだから。
    全く褒められたものではないと自嘲気味に、刀を振り払い返り血を拭う。
    -- 2012-09-21 (金) 15:33:49
    • 目前には新たな波。猛禽類型の怪物が、視界を埋め尽くさんばかりに襲い来る。
      事態は進展しないにも関わらず、敵の戦力は着実に増えている。まるで彼女と戦わせることで、データを取っているかのように。
      猛禽類型の怪物はそれぞれミサイルのように街を飛び交い、彼女を追い立てる。遮る古看板や標識は、次々と蝕まれていく。
      隔壁めいて下ろされたシャッターが、突風によって悲鳴を上げた。
      -- 2012-09-21 (金) 15:34:03
      • 一刀、二刀、刃が煌く。散らされた羽根は、儚げな情景を演出する。
        しかし奮戦空しく、まるで致命傷を与えられない。駆けながらの迎撃では、踏み込みが足りないのだ。
        足を止めれば途端に包囲され、アリの巣穴に放り込まれた角砂糖のように、全身を啄まれるだろう。
        故に足は止められない。フェンスを蹴破り外壁を駆け上がり、粛々と夜道を進んでいく。
        -- 2012-09-21 (金) 15:34:37
      • 舞台は自然公園へと移る。虫の鳴き声も、今は不思議と止んでいる。本能の成せる技だろうか。
        住み着いたホームレスたちは既に屍。もののついでと言わんばかりに、怪物に食い潰されてしまった。
        今この場では逃げるリリアーヌと、それを襲う猛禽類型の怪物の気配のみが色濃い。
        業を煮やし突出した刺客を、彼女は一刀の元斬り伏せる。首元さえ断てば他の怪物と同じく霧散する様を見て、何処か安堵の表情だ。
        だが落ち着いてもいられない。それでも追っ手は怯まないのだから。
        -- 2012-09-21 (金) 15:43:01
      • 肩口に新たな傷を作りながら、到達したのは巨大噴水。自然公園の名所でもあり、恋人たちの良きデートスポットであった。
        頭上には旋回するように新たな刺客。目前には迂回してきたと思われる者もいた。完全に包囲されている。最早、逃場は無い。
        絶望的状況にも関わらず、彼女は足を止めない。それどころか、更に加速している。何を見、何を目指しているのか。
        彼女は高らかに従者の名を叫ぶ。
        -- 2012-09-21 (金) 15:43:52
      • 現れたのは巨大な影。身の丈3mはあろうかという、人型の影である。
        初めて襲撃を受けた日から宿した、彼女の力。形を生した守護霊。
        彼女自身の力量に添うように、影もまた、更なる能力を見に付けていた。陽炎がゆらりと揺らめく。
        大きく肥大化した右腕は、悪魔めいた異形を湛えている。熱源の正体は、広げた掌に宿る爆炎の塊だ。
        影は彼女の指示に従い、その火球を噴水に投げ付ける。盛大に吹き上がる飛沫、漂う濃霧。
        その最中へ、彼女は飛び込んだ。
        噴水を中心にして広がる魔法陣そのサイズ、半径にして100m。
        追っ手の怪物たちは、意に介さず噴水へと次々に殺到していく。自らの身体が水濡れとなっているにも関わらずに。
        -- 2012-09-21 (金) 15:52:46
      • 刹那、雷光の柱が瞬く間に立ち昇り、一切喝采を飲み込んでいく。
        引き返そうとする者も、羽に染み込んだ水滴がそれを許さない。彼等もまた等しく消し炭となった。
        残されたのは、肩で息をする傷だらけのリリアーヌと、それを守護する影の姿のみ。
        追っ手を全員始末できたことを確認して、彼女はその場で浅い眠りに付いた。
        -- 2012-09-21 (金) 16:06:56
  • ────────────────────── -- 2012-09-19 (水) 00:04:32
  • ────────────────────── -- 2012-09-19 (水) 00:04:27
  • ────────────────────── -- 2012-09-19 (水) 00:04:23
  • 最近、近隣の街にが出没しており治安が悪化しているため、注意喚起のチラシを自警団が配っている

    9/21(金)22:00から群像劇を行います。詳細はこちら
    今後も白船来航が群像劇を企画しますので、興味がある方はinfoを使用していただければ幸いです
    |#include(info/白船来航,notitle)| ←こちらを名簿や冒険中の邪魔にならないところに追加なさる

    ※この宣伝は邪魔なので目を通して頂いた後は消してもらって大丈夫です
     
  • ごめんお返し遅れちゃったよ。学生同士、分かってもらえると思うけど期末試験やら春のレポートやらで忙しくってね…ほんとごめん
    で、お返しなんだけど…これ。(料理のレシピ本を渡す、ところどころに付箋が貼り付けてある)基礎的な料理の本なんだけど、わかりづらいかなーってところには注釈入れておいたから。多分これどおりに作ればまともに作れる筈だよ -- ヴァント 2012-09-17 (月) 23:13:58
    • あ、すごい……これ凄い実用的……。時間掛かったでしょ? こんなにも沢山……。ありがとう、大事にするわ。
      当面はそうね……お店で出せるようなメニューかしら?
      -- リリー 2012-09-17 (月) 23:17:49
      • バーで出せるようなの…か。案外家庭料理的なものって受けるかもしれないね
        大手資本の居酒屋とかには無いようなメニューがあると通おうって気になるだろうし。手作り感があるのは嬉しいよね
        とは言っても、おつまみ系がメインになるんだろうけど…そうなると揚げ物、かなぁ。あの辺りは下味付けと、油から出す時間を覚えれば簡単だし -- ヴァント 2012-09-17 (月) 23:32:54
      • 母様はパスタとかー、ベーコンを使うのが多い、かな。油モノはお酒に合うと思うし。たまにロールキャベツも出すけれど。
        相変わらず詳しいわよね、ヴァントは。他のお店にもよく行くの?
        -- リリー 2012-09-17 (月) 23:39:50
      • うん、そういう方向でいいと思うよ。ある程度の統一感は必要だろうし。でもできる限りおばさんとか、フォルトとレパートリーが被らないようにしてった方がいいかもね
        学校の友だちとの付き合いとかでたまに、ね。それ以外だと専らここだよ?大事なお得意さまだしね -- ヴァント 2012-09-17 (月) 23:49:16
  • (兄に渡すなと言われたが、我慢できなかったのでリリィの枕元にフォルトにピッタリなバニー服を置いて忍び去る悪魔であった) -- エーフィ 2012-09-17 (月) 23:09:09
    • どうしよう……同じサイズのバニースーツが二着に増えた……。 -- リリー 2012-09-17 (月) 23:13:42
  • (昨年同様、寝ているリルの枕元にマシュマロの包みを置いておく兄だった) -- フォルト 2012-09-16 (日) 01:53:13
    • (マシュマロを口に含みながら、来年こそは自分にリボンを結んで寝込みを襲おうかと思案する) -- リリー 2012-09-16 (日) 02:38:19
  • ほらよリリー、アメちゃんをやろう。お陰様で怪我自体はすっかり良くなったし、こうして一月生きながらえることもできた
    ここはそこまでお返しで埋まってないな、まぁばらまくっていう性分でもないか。ま、暇な時にでも舐めてくれ -- インシェ 2012-09-15 (土) 23:44:40
    • 一ヶ月ぐらいじゃ安心できないけれどね。私はほら……あまり人付き合いとか得意じゃないから。
      だから仕方が無いの。本当よ?……まあ、来年もこうして話ができるといいわよね。
      -- リリー 2012-09-16 (日) 02:37:27
  • リリーもチョコさんきゅーなー、…リリーにチョコ貰ったの初めてじゃなかろうか
    美味しかったけどあれは手作りだろうかー…リリーもお菓子作りしたりするんだろうか…
    あ、これお返しなー、リリーにはこの櫛をさしあげようー、髪長いしな、めっちゃ梳かせよなー(さしあげながら) -- クラノ 2012-09-15 (土) 20:44:37
    • 市販のチョコを溶かして固めるだけなのに、そう喜ばれると心が苦しいわね……。
      元々興味はなかったんだけど、ちょっと思うところがあって。だから教わったの。あまり本格的ではないけれどね。
      それじゃプレゼントありがとう、大事にするわ。
      -- リリー 2012-09-15 (土) 21:43:16
  • 号外号外〜なんぬ!!(忙しそうにロキが走ってきたかと思うと一枚のチラシを投げつけて去っていく)

    黄金歴228年4月(9/16:曜日)
    ロキベン協賛のお花見パーティーを開催します!!

    場所:お花見パーティー会場

    時間:お花見&自己紹介 20時〜
       飲酒バトル(仮)21時〜
       温泉 22時〜
       書初め 20時〜24時(1人3票で人気投票をします。投票は23時より。25時に締め切ります)

    ルールなどの詳細については会場にて後日設置します。
    書初めの1位の人には似顔絵をプレゼント! どしどし参加してくださいね!!

    -- LOKI 2012-09-15 (土) 00:48:05
  • …あれ、こんなところで会うなんて珍しいねリリー…そっちも学校の帰り?(互いの通学路の途中、見つけた背中に声をかける) -- ヴァント 2012-09-13 (木) 22:46:48
    • ええ。今から書店に寄ろうかなって。そろそろ新しい参考書も並ぶ時期だろうし……それに、事前準備が必要なのもあるから。
      (お目当ては料理のテキスト……それもデザートを中心とした本だ。来月の本番を前に、少しでも地力を付けたいという)
      そっちは何か当てでもあるの? 暇だったら付き合って欲しいんだけれど。
      -- リリー 2012-09-13 (木) 23:44:31
      • あぁ、そういえばそんな時期だったね…愛しのお兄様に今年は手作りをプレゼントかな。
        (察しを付けて苦笑する、最近は以前にも増してその兆候が強いという噂も耳に入っていた)
        今日は店の手伝いも無いし、公園にでも寄って誰かいたら喋ってこうかなって思ってたくらいだから構わないけど…人体実験とかそういうのじゃなければ。 -- ヴァント 2012-09-13 (木) 23:56:05
      • いえ、違うの。そうじゃなくて……ほら、やっぱり参考にするには男性の方がいいじゃない?
        何をつくったらいいかな……って。私……その、あんまりお菓子とか詳しくないし……。(自信無さげに視線を泳がせる)
        ね、ダメかしら?
        -- リリー 2012-09-14 (金) 00:00:32
      • てっきり人体の関節は何処まで曲がるのかを確かめたいとか言うのかと思ったら…そういう事。
        うん、いいよ。お菓子作りならアドバイス出来ることは多いだろうし、手伝うよ。何処でやる?
        秘密の特訓ならリリーの家は使えないだろうし…うちでやる? -- ヴァント 2012-09-14 (金) 00:06:52
      • 〜数時間後〜
        (あーでもないこーでもないと参考書を買い漁り、ヴァントの部屋で作戦会議を始める)
        まずは何をつくるかよね! ヴァントは、何を貰ったら嬉しい? オーソドックスに、普通のチョコレートかしら。
        あ、チョコレートで思い出したんだけど……手作りチョコって、別にカカオマスから精製しなくてもいいって……本当?
        -- リリー 2012-09-14 (金) 00:12:49
      • そうだねえ…月並みな事をいうと、貰えるなら何だって嬉しいのが男心だけど。好みに合わせてくれるならそれに越した事は無いよね
        チョコレートの味1つとっても、甘いのか、ほろ苦のか、お酒を混ぜ込んであるものか…とか、色々と好みが変わってくるんだし
        でも初心者はまず…普通のチョコレートが一番、かな。シンプルにチョコクッキーなんかでも悪くないとは思うけど
        …えっ。そこから!?というかカカオから作ろうっていう発想は初心者でも普通出ないと思うけど!?
        いいかい、手作りチョコっていうのは…(取り敢えず初歩の初歩から教えていく) -- ヴァント 2012-09-14 (金) 00:21:47
      • そんな……私の想像してたのと全然違う……ただ湯にかけるだけだったなんて……。だって、手作りなんでしょ?
        これじゃ、ただの加工品じゃない……。(愕然とした顔でへたり込む。予想よりもあまりに簡単で、拍子抜けしてしまったようだ)
        (用意してもらったコンロで湯を沸かすこと数分。見事に気泡が音を立てて弾けていく。沸騰したのだ。そこに彼女は砕いたチョコを)
        (ざらざらと直接鍋にいれようとする)
        -- リリー 2012-09-14 (金) 00:33:00
      • チョコレートって本当に一から作ろうとしたら相当な骨だからね…?さっき簡単にカカオの精製って言ったけどかなりの手間がかかるからね…?
        (頭が良い事は良く知っている、通っている学校こそ違うが一般の学問の統一試験では常に上位に名を連ねているのも見ている)
        (しかし妙なところで常識に疎い幼馴染に、ため息をつきながらその工程を見守っていたが…)
        ちょっ!?違う、それじゃただのチョコの味がするお湯になるよ!?(近くにあったボールでインターセプト)
        間接的に溶かすんだよ。あと、こんなボコボコ沸騰したお湯に付けちゃ駄目…湯煎って言って…
        (説明しながら、実践してみせながら指導を行う) -- ヴァント 2012-09-14 (金) 00:50:41
      • し……し、知ってるわそれぐらい! わざとよ! つい、よ! (わりと自信があったのか、何もかもを間違えていたことに赤面しつつ)
        (何も言い返せない自分にとても恥ずかしくなり、おとなしく言われた通りに作業を進めてみた。途中何度も突っ込みを入れられながら)
        (危なげ全開ではあったものの、どうやら後は冷やし固めて完成を待つだけとなる。椅子に座って深く溜息。この世の終わりみたいな顔)
        ……やっぱり、向いてないのかしら。ヴァントは凄いよね、本当凄い……。冒険者やめてお嫁さんになっちゃえばいいのに。
        私より断然可能性も適正もあるわよ……。
        -- リリー 2012-09-14 (金) 01:09:49
      • (普段店番をやっているのも良く見かけるし、兄のフォルトからは良く料理の実験台にされていた。そんな経緯もあるし)
        (基本的には何をやらせてもそつなくこなすタイプという印象が強いだけに今回これ程手間取るとは思っておらず、大分疲れた顔をしている)
        うちの学校でも才色兼備として有名なリリアーヌ・アンベニスが何をおっしゃるやら…料理は慣れだもの。リリーだって場数こなせば出来るようになるよ
        男は性別の関係上どう足掻いてもお嫁さんにはなれないからね。…それにしても、もしかしてあんまり料理とかしないの? -- ヴァント 2012-09-14 (金) 01:23:23
      • フォローありがとう……料理ははじめて一年も経ってない……ぐらいかしら。でもね、ハンバーグとか。卵焼きとか。
        その辺りはつくれるようになったのよ? 塩と砂糖も間違えたことなんてないし、それなりにできるつもりだったのだけれど……。
        (そろそろできたかな、とチョコレートを持って来る。ひんやりと冷やされているのを除けば、市販品と差異は見られない)
        え、えーっとじゃあ……一口、どうぞ? (自分で食べるには怖いらしい)
        -- リリー 2012-09-14 (金) 01:29:40
      • …と、なるとやっぱり慣れだよ慣れ。あと一ヶ月…しっかり練習していけばまともに出来るようになるよ、リリーならきっと。
        少なくとも、レシピをしっかり読んで手順を間違えさえしなければ昔のフォルトみたいな…劇薬一歩手前みたいなものは出来ないだろうから
        (しっかりと指導はした、筈。しかしリリーの不安そうな顔を見れば自分にも不安は伝搬して)
        (見た目にはまともな、チョコレートを口にするのが躊躇われる。しかし…)
        …だ、大丈夫、大丈夫…何も間違いは起きなかったし…(言い聞かせて、目を閉じ一欠け口の中に放る)
        ……………ぷっ。(思わず吹き出してしまった、心配するような事は、何もなかったから) -- ヴァント 2012-09-14 (金) 01:45:08
      • えっ ええ、えー!? ちょっと、どういうこと!? ねえ、ダメだった? ダメだったの……!?
        (普段からは想像できない様子で取り乱し、ヴァントの肩をひたすら揺する)
        -- リリー 2012-09-14 (金) 01:50:50
      • ちっちちっちがっそっそうっじゃなっくってええ…(落ち着いて、とタップアウトのように腕をぽんぽん叩き)
        気になるなら、自分で食べてみるといいよ、ほら(まだひんやりと冷たいチョコを割り、差し出す。揺さぶられて軽く酔ったのか顔は若干青いが、不味いものを食べたという表情では無い) -- ヴァント 2012-09-14 (金) 01:54:10
      • ……あ。思ったより普通。全然食べられるというか……ごめんなさい、ちょっと動転してて。(慌てて体裁を取り繕いながら)
        コレで、みんなにも喜んでもらえるかな……? それとも、もっと手の込んだモノの方がいいのかしら……。
        そう!ケーキ、ケーキとか……は、流石にもっと失敗しちゃうわよね。うん、ありがとう。とりあえずは自信になった。
        ヴァントって何でもできるのね。パン屋ってそんなに色々つくるものなの……?
        -- リリー 2012-09-14 (金) 02:04:53
      • まずは基本からやってこう、基本から…いきなりステップアップし過ぎると、失敗した時の落差が大きいから…(普段の調子に戻ったらしいリリアーヌを見て苦笑し)
        パンって一口に言ってもいろいろだからね、うちの場合、惣菜パンならその具も作らなきゃいけないし、菓子パンも同じ。そこから派生していった感じかなぁ
        今となっては半分趣味みたいなものだけどね。色々と方向性を模索してた頃に色々と手を付けたからね…
        …ところでもう遅いけど、帰らなくても平気なの?もうとっくにお店空いてる時間だと思うけど。 -- ヴァント 2012-09-14 (金) 02:16:35
      • あ、ごめんなさい夢中になってて……! すぐ戻るわね。それ、食べちゃってもいいから! (慌しく荷物を片付けて鞄を抱える)
        それじゃ、今日はありがとう。またね!
        -- リリー 2012-09-14 (金) 02:22:04
  • ……リル、大事な話がある。落ち着いて、どうか落ち着いて聞いて欲しい -- フォルト 2012-09-13 (木) 19:56:02
    • ……大丈夫、心の準備はできているわ。近親婚が可能な地域のリストアップも万全よ。
      兄さん……。(真摯な瞳で覗き込む)
      -- リリー 2012-09-13 (木) 20:09:07
      • ノー…ソウイウノデハナク…
        (ごほん、と咳払いをしてから)…店でバイトを雇うことになった。……女の子の -- フォルト 2012-09-13 (木) 20:12:36
      • ……? え、今なんて? ちょっと意味がよく判らないのだけれど……。 -- リリー 2012-09-13 (木) 20:15:03
      • …いやだから、店でな、女の子のバイトを雇うことになったんだ…成り行きだけどさ -- フォルト 2012-09-13 (木) 20:19:23
      • あの、一応聞いておくけれど……それは私の知っている人? それとも知らない人?
        一体どういう成り行きでそうなったのか、ちゃんと教えてくれないと……。
        -- リリー 2012-09-13 (木) 20:23:58
      • あぁ、昔ここに住んでたノーティって居るだろ。グノーティ。あいつ、こっちでアトリエ開いてるんだけど生活が苦しいらしくてな?
        そんでー…まぁ、うちでバイトすんなら賄いぐらいは出せるかなーってな。…って、ことなんだけどー… -- フォルト 2012-09-13 (木) 20:27:19
      • あまり親しい仲じゃないけれど……どうしてもって言うならいいわよ。 でもあの子、自分のアトリエがあるなら何故困窮してるの?
        この間新しくしたばかりって話じゃない。若いのに裕福な生活だなって思っていたのだけれど……? 使い込んだの?
        ……まったく、訳がわからないわ。
        -- リリー 2012-09-13 (木) 20:47:20
      • そのアトリエを開くのに借金してるらしくてな…店の体裁を整えた時点で金が尽きたらしい
        流石に雑草の味を熱弁とかされたら居た堪れなくてな…… -- フォルト 2012-09-13 (木) 20:49:20
      • そんなの当たり前よ! 無計画にも程があるでしょ……大丈夫なの? 仕事はできるの? っていうか何をさせるつもりなの……?
        二階に娼婦を抱えてるバーって、少なくないのは知ってるけれど。
        -- リリー 2012-09-13 (木) 20:53:36
      • この店を如何わしい店にするわけねぇだろが!母さんに怒られるどころの話じゃねぇよ…
        いやまぁ、ウェイトレスでもやってもらえばいいかなって。…俺が運ぶよりゃ華があるだろ? -- フォルト 2012-09-13 (木) 21:10:56
      • 何か心配だけど……。(未だ口篭もりながらも、何とか納得してみせる)
        ……そういえば、最近おかしなことはなかった? 何かに襲われた……とか。
        -- リリー 2012-09-13 (木) 21:18:56
      • …どうしたよ突然。別に俺は至って平穏な日常を送ってるよ(質問の意図を測りかねて首を傾げつつ)
        ……何かあったのか? -- フォルト 2012-09-13 (木) 21:30:11
      • ううん、最近物騒だから……一応聞いてみただけ。何かあったら、すぐ逃げてね。心配だもの。
        (言葉とは裏腹に、脳裏にはいつぞやの獰猛な怪物の姿がちらつく。そのうち兄にも手出しをしてくるのだろうと警戒している)
        さて、と。じゃあ、お風呂入ってくるわね。……一緒にどう?
        -- リリー 2012-09-13 (木) 21:42:22
      • …へっ、それを言うならこっちの台詞だって。お前こそ、夜道には気をつけろよ?
        あのな、この歳で一緒に入るわけねぇだろ。出たら言えよな、次俺入るよ(言って、店の片付けに戻っていった) -- フォルト 2012-09-13 (木) 22:04:58
  • ────────────────────── -- 2012-09-13 (木) 19:11:14
  • ────────────────────── -- 2012-09-13 (木) 19:11:10
  • ────────────────────── -- 2012-09-13 (木) 19:11:06
  • リリーさん、今日はクッキー作りで勝負なのですよう (ででーん、と小麦粉を手土産に 珍しく昼過ぎに訪れた) たまにはお菓子作りも如何ですか? -- イプキス 2012-09-11 (火) 23:25:49
    • 勝負は同程度+いくらかのレベル差でしか発生しないわ……虐殺、虐殺よ一方的な! 鞭を打たれる躯の気持ちって、こうなのかしら……。
      第一、クッキーの作り方も知らないし……小麦と、砂糖?
      -- リリー 2012-09-12 (水) 14:56:19
      • じょ、冗談ですよう 冗談…! そんな辛そうな顔をしないで下さい… (あわわわ)
        えっとですね、小麦粉とー… (簡単に材料と作り方を口頭で説明して) …クッキーが作れれば、クリスマスのお菓子も華やぎますよう
        目指せジンジャーマンクッキー! (ぐっと燃え上がる少年 こんな感じで、ご飯を一緒する名目で、一緒に料理を作りに来る少年だった) -- イプキス 2012-09-13 (木) 00:39:02
      • それは材料に人肉でも使うのかしら……隠し味? みたいな? -- リリー 2012-09-13 (木) 00:54:12
  • リリィに挨拶ついでにバーによるいけないシスターであった(セルフナレーションしつつバーに)ちーっす、リリー元気してるー?フォルトにはこないだ会ったんだけどね!
    三年ぶりに帰ってきたよー元気してた?お酒ちょーだい?ワインがいいなぁ!っていうかシスターだからワイン以外はのめないなぁ!(相変わらず元気である) -- エーフィ 2012-09-11 (火) 12:02:43
    • 早々と兄さんに取り入って、一体何のつもりだったのかしら……? 身体かな、精神かな。姦淫は罪悪だと思うのだけれど……?
      (グラスを差し出す眼は強かで怖い。が、兄が絡むといつもこの調子だったので慣れたものであろう。例えそれが、幾年月を経たとしても)
      ……何故戻って来たのかなんて聞かないわ、どうせ方々で質問攻めにあってきたのでしょうから。それで、これからどうするの?
      暫く腰を落ち着けるの? (「落ち着く」なんて似合わないよねと、くすりと溢す)
      -- リリー 2012-09-12 (水) 14:54:32
      • くっくっく…すでにリリィの兄はこの悪魔の手の内よ!!あ、たぶん暴力とかそういう方で取り入りました。さっそくやりあったけど許してほしい!
        (だされたワインを一飲み)ぷはー!うまい。うんー、これからは教会でずっと暮らしていけるはずだから、腰を落ち着けられると思うよ!たぶん!だからリリィともみんなともまた遊べるねー、えへへ。
        酒の味も覚えたからバーでもいっぱい酒飲むぞ、うん疲れたときはここで酒飲む。いろんな酒の味教えてね! -- エーフィ 2012-09-12 (水) 14:58:22
      • 兄さんのことだから心配いらないとは思うけれど……あの傷はそういう訳だったの。(頬杖をついて口を尖らせながら)
        ま、いいわ。それより教会暮らしでしょう? 色々と面倒事を背負いそうよね。……懺悔を毎日聞いたり、嫌にならない?
        ストレス溜め込みそうだわ、私なら。
        -- リリー 2012-09-12 (水) 15:03:40
      • かーフォルト傷物にしちゃったわー責任取らないとなー!…とはならないけど!あんまり変わらないようでよかったよー、二人とも。
        あー、んー、懺悔聞くのは一応神父様のお仕事なんだ、それ以外はほとんどあたしだけど。けど、懺悔聞くのは嫌いじゃないよ、なんていうか、助けを求められてるーって気分になる、し?
        まぁそれを聞くのが仕事ですから!ストレスは遊ぶことで発散すればええねん!あたしはそう思ってる!…仕事に影響が出ない程度にね!
        ふふーん、まぁ面倒事もエンジョイしながら楽しもうかと。しばらくぶりだからいろいろお話しようよーお酒のみつつー、にへへー
        (その後、思い出話に花を咲かせてバーを出て行ったシスターでした) -- エーフィ 2012-09-12 (水) 15:19:45
  • 227年6月分の日記 -- 2012-09-07 (金) 03:43:20
    • 来月は皆で海に行く!去年は丸一年ここを離れていたので、久方ぶりだ。ここまで楽しみなのは、子供過ぎるかな。
      水着を新しくしないと……という訳で、レニやアニスと一緒にショッピング。二人ともスタイルがいい。正直、気後れする時もある。
      色々見てまわったのだけれど、二人には牛柄の水着とかをオススメしてみた。レニったら、本当に試着するんだもの。驚きよね。
      私はと言えば……正直よくわからなかったので、色々とオススメを聞いてみる。やはりフリル柄や、黒の水着が似合うのかな。
      あとは赤いワンピースの水着や、花柄のパレオ、かわいいと思った水着を一息に買ってしまった。
      ……今私の隣に置いてある紙袋から、並々ならぬプレッシャーを感じる。絶対こんなに着ないよね。
      どうしよう……来年までサイズ変わらなきゃいいけど……。
      -- 2012-09-07 (金) 03:43:27
    • 冗談で言っただけなのに、クラノが本当にプレゼントを持ってきた。
      それもオニキスのペンダント……聞けばやっぱり高かったって。そうだよね、普通こんなもの……特別な関係じゃないと送らないよ。
      ということは、そうなの?ダメだ、やっぱり想像できない……クラノとは昔から友達で、兄弟みたいな感じだもの。
      他の関係が思い浮かばない。もしかしたら、ただ負い目を感じただけかもしれないし……いつものお礼?かもしれないし。
      ……けどやっぱり、どうしても意識しちゃうよ。どんな顔して会えばいい?……判らない。
      -- 2012-09-07 (金) 03:43:58
    • 久しぶりにイプキスが来た。随分遅れたお見舞いだけれど、悪い気は全然しない。
      私は花束を見て、いい店だな……と思って店名を聞いたのだけれど、実はイプキス自身が摘んで包装したらしい。
      手先が器用で羨ましいよね。店の方はというと、それなりに客足は増えてきたようだ。けれど、まだ望んだ数には満たないらしい。
      年季の入った工房と言っても、子供相手じゃ信頼は置けない……ってところだろうか。理解できなくもない。
      格段と腕に秀でている訳じゃないし、難しい話だと思う。あの子はまだ子供だから、将来性で言えば群を抜いているのだけれど。
      人間、安定の方が大切よね。……それはそれとして、またも料理を学ぶ。今夜つくったのはカブレーゼ。
      私でも簡単にできるほど、工程は単純だった。……でも、一人じゃ無理だったよね。判ってるつもり。
      これじゃどっちがお嫁さんに相応しいのか。私の将来はダメかも……。
      -- 2012-09-07 (金) 03:44:22
  • 227年5月分の日記 -- 2012-09-07 (金) 03:35:04
    • 案の定、気付けば治療室の上。どうやらダメだったみたい。大半がやられてしまうという惨事の中、クラノは無事だった。
      悪運が強いのか、何というか……でも、大事がなくて良かったとも思う。当の本人には色々キツめに言っちゃったけど。
      ネィは冒険者やめるみたい。仕方がないよね。私は……どうしようか。強く希望するだけの理由がない。
      それよりも今すべきことがある気がするから。
      -- 2012-09-07 (金) 03:35:39
    • 兄さんを探して街中を駆け回った。いつものジムにもいなかったけど……そこにはオリアス兄さんがいた。
      昔から、皆の良き兄であろうとしたオリアス兄さん。戦争に行ったと聞いていたのだけれど、最近戻って来たらしい。
      普段の明るい顔からは想像もできないような……そう、例えるなら世の終焉を前にしたような、そういった表情。
      サンドバッグを打ち込む姿は、何かを振り払うように熾烈で、痛々しかった。
      理想と現実のギャップに苦しむ姿は、何処か共感できるのだけれど……同時に、苦しくも思う。
      いつだって世話になってきたのだから、私もできることで返してあげたいよね。
      -- 2012-09-07 (金) 03:36:00
    • 私の呼び出した影は、私の意思で自由に動かせるようになった。それでも、まだ判らないことは多岐に渡る。
      正直誰に相談していいものか迷ったのだけれど、兄さんや母様に心配掛ける訳にもいかず……。結局、律君にお願いすることにした。
      流石に最初は戸惑うかもしれないと身構えたのだけれど、そんな心配をする必要は何処にもなかった。
      相変わらず、凄い胆力だよね。ちょっと真似できない。……意識している部分がないと言えば、嘘だけれど。
      近々彼がよく知った場所で、色々と調べることになった。他にも用事があるようだけれど、一体どんなのだろう……。
      -- 2012-09-07 (金) 03:36:24
    • 見舞いに来るアニー。在り難いけど、あまり深手ではなかったから心苦しくもある。
      昔話とか……冒険に出た動機について話し合った。私の方は真実も虚構も半々……ってところだろうか。
      本当は冒険も、過程みたいなもの。知らない誰かを守るのは素敵なことだけれど、私や私の家族を守る方が大事。
      あんな怪物が山のように襲い掛かってきたら、今度こそダメかもしれない。……考えたくはないけど。
      結局……どちらかが死ぬまで続くのかな。だとすれば、その役目を負うのは私か。人の命を奪う感覚って、一体どんな気持ちだろう。
      父様は、どんな気持ちで人を殺めて来たのかな。……止めよう。とりあえず、今は。
      -- 2012-09-07 (金) 03:36:45
  • 227年4月分の日記 -- 2012-09-07 (金) 03:34:12
    • 進級しても、あまり急な変化は無かった。当然だけど、少し寂しい。
      家路の途中、バスケットボールに精を出すアルを見かける。相変わらず何でも卒なくこなすし、器用な人だよね。
      何よりマメで、女子からの人気はすごぶる高い。何度「紹介しろ」と詰められたか判らない。
      そんな彼が、戯れに話を掛けてきた。いつのまにかシュート練習をするハメに。……案の定、全然入らない。
      正直自分が嫌になった。けど経験のない私を、彼は優しくリードしてくれた。背中に息遣いを感じて、ちょっとドキドキ……。
      初めて入った時には、柄にも無くはしゃぎ過ぎちゃったと思う。反省……。
      それはそれとして、来月はまたクラノと一緒。ネィもいる。……大丈夫かな。
      -- 2012-09-07 (金) 03:34:49
  • リ、リリーさん…あの、大丈夫ですか? (野原で摘んできた花束を手土産に、心配そうにお見舞いした) -- イプキス 2012-09-06 (木) 23:08:01
    • そう悲観的にならなくても大丈夫よ。幸い、別状は無かったのだし……この街の医療技術は進んでいるもの。
      この花、お店で?
      -- リリー 2012-09-06 (木) 23:17:19
      • ん、でも…やっぱり、実際にあって話さないと、不安で…
        え? あ、いや、そのー… (問われ、口篭る 恥ずかしそうに俯いて、花束を下げ) その、お花買うお金、無かったので…
        (近くの森に行って摘んできたんです、と) あ、あの! …ごめんなさい、ちゃんとしたお花じゃないし… -- イプキス 2012-09-06 (木) 23:35:11
      • 構わないわ。綺麗に包装されていたから、売り物かと思っただけなのだから。……器用なのね。流石錬金術師……なのかしら。
        そういえばお店の方は順調?結構人伝てに評判を聞くのだけれど。
        -- リリー 2012-09-06 (木) 23:37:33
      • ほ、ほんとですか? (綺麗と聞けば、ぱぁっト表情を明るくした)えっと、お見舞いだし、普通の花だし、せめて包装はと思って、頑張ったんです… (子犬がお手をしたときのような顔をした)
        順調…というか、幼馴染の皆が顔を出してくれるので、前よりはよくやてれますよう 町の人からの依頼はあんまり無いですけど… (相変わらず少しやつれた顔) -- イプキス 2012-09-06 (木) 23:52:12
      • 信用を捨てるのは簡単だけど、勝ち得るのはどうしても難しいわよね。うちでも宣伝しているけど、なかなかね。
        慣れたところに通うのが普通だろうし……まあそれでも、有り余る魅力さえあれば何とかなるわ。品質とか。
        腕前の方は上達したかしら?
        -- リリー 2012-09-06 (木) 23:55:58
      • 難しいですねー…昔のお客さんの所に挨拶しに行っても、やっぱり、お父さんと比べられちゃうし… (しゅん…)
        品質…えっと、この間大怪我をしてからは、冒険採集はしないで、基本の調合ばっかりやってるし、勉強時間も取れてるので
        (基本の調合なら随分良くなったようだ この少年にしては、ちょっと自信をもてた笑顔) -- イプキス 2012-09-07 (金) 00:00:58
      • そう? 基本が一番大事だと言うし、良い事ね。私の方は……あまり進展は無し、かな。包丁は何とか使えるようになったのだけれど。
        ……やっぱり、トマトとか柔らかいのはまだダメね。潰れちゃう。この調子じゃ、いつ真っ当な料理をつくれるのやら。
        センスが無いのかしら。(窓の外に視線を逃がし、深い溜息)
        -- リリー 2012-09-07 (金) 00:08:23
      • んー… (遠い目をするリリーを見上げて首を傾げる少年は、ふと)
        リリーさんは、慎重すぎるのがいけないのかもしれませんよう
        こう、肩に力を入れて、じーんわり包丁に力を入れても、潰れるだけで切れませんよ 思い切りも大事です
        (という事で、と) 今日のご飯、一緒に作ってもいいですか? -- イプキス 2012-09-07 (金) 00:11:52
      • 別に構わないけれど、一体何をつくるの……? 食材なら店の分も仕入れたから、余裕はあると思うけれど。
        最近じめじめしているし、あっさりとしたものが良い、かな。
        -- リリー 2012-09-07 (金) 00:18:19
      • んー…じゃあ、バーでも出せそうなー… …カプレーゼ? (トマトも使うし、と)
        後、トマトの冷製パスタで、今日は切るのと煮るのを一緒にしましょう、リリーさん!
        (料理も勉強してきたんですよう、とニコニコしながら そうして、リリーは料理に付き合わされることとなったのだった) -- イプキス 2012-09-07 (金) 00:25:48
  • リリーおるかー、持って来たぞ、この間言ってたやつ
    …そんなに高いもんじゃないからな、がっかりしても責任は取らんぞ、ほら(手の平サイズの袋を渡す) -- クラノ 2012-09-06 (木) 21:47:39
    • あのね、クラノ……女の子に下着をプレゼントするのは、ちょっとどうかと思うのね。
      そういった趣味の押し付けは嫌いじゃないけれど……。
      -- リリー 2012-09-06 (木) 22:55:46
      • 嫌いじゃねぇの!?いや下着じゃないっつの!
        ちゃんと開けてみろほら!(袋を開けると、中にはブラックオニキスのブレスレットが入っている)
        あー…なんだっけ、それな…なんとか…なんとか言う石だ、魔除けの効果があるんだってさ
        …まぁ気に入らなかったら付けなくてもいいけど、お守りとしてポケットにでも入れとけ -- クラノ 2012-09-06 (木) 23:00:57
      • ……これ結構高かったんじゃない? 大丈夫? (財布的な意味で) -- リリー 2012-09-06 (木) 23:16:26
      • …そこそこには
        まぁそんな生活に困る程ではないから大丈夫大丈夫…
        お、おっけーか?これでおっけーか?高級肉とかの方がよかったか? -- クラノ 2012-09-06 (木) 23:22:38
      • そこまで女を捨ててないわよ! もっと粗品だと思っていたというか、別に気取ったものが欲しかった訳じゃないのだけれど……その、ありがとう?
        (非常に嬉しい反面、何と返したらいいのか判らず口篭もる)
        -- リリー 2012-09-06 (木) 23:24:55
      • いや、俺も責任は感じてたっつーか…?
        目の前で女の子二人やられちまったのに俺だけ無事だったってのがさ…(ぽりぽり、と頭をかきながら)
        まぁ、なんだ、ほら、それならお前にも似合うだろ!…黒いし? -- クラノ 2012-09-06 (木) 23:27:37
      • ……それはどういった意味かしら? -- リリー 2012-09-06 (木) 23:30:33
      • えっ(えっ)
        いや他意はないですよ、他意はないですよ、黒い服をよく着ているからと言った程度の意味であって
        と、とりあえず渡したからな!また冒険出るなら気をつけろよ、そいじゃなー!(だだだー、と逃げるように帰っていきながら) -- クラノ 2012-09-06 (木) 23:32:29
      • ……もう、からかっただけなのに。(残念そうに口を尖らせる。それもブレスレットに目を向け直せば、思わず緩んでしまうようだ)
        (異性から贈り物を貰う経験に乏しい故か、部屋で一人、歳相応に悦びを露にした)
        -- リリー 2012-09-06 (木) 23:35:41
  • リリー。……落ちたって聞いたけど、大丈夫そうだね。これ、要らなかったかな(アニタにしては殊勝なことにフルーツの詰め合わせを持ってきていて)
    珍しいよね、リリーが失敗するのって。料理ぐらいかと思ってた。 -- アニタ 2012-09-06 (木) 01:01:58
    • 私だって年頃の女の子だもの、失敗ぐらいするわよ。……早期に躓くなんて、思ってもみなかったけど。
      そっちは順調そうじゃない?羨ましい限りというか。ね、何でわざわざ冒険者になろうと思ったの?
      -- リリー 2012-09-06 (木) 01:45:41
      • そう? 割と真面目に完璧超人だと思ってた。まあ、15歳学生はすぐ落ちるってジンクスもあるみたいだしねー。運だよ運。でも、運で言えば生きて帰ってこれたのはラッキーかも?
        お陰様で。……もう人死とか、見たくないしね。僕が頑張らないと。
        うーん、何で……か。街で超能力を磨くのに限界を感じたからかな。実践で上がる技術や能力もある。お金も貰えて鍛錬もできるなら尚更だよね。
        (普段は怠惰で面倒くさがりなアニタも、こと超能力の事になると急にストイックになる。8歳までの彼女を知る人間なら皆一度は「変わったね」と言ったことがあるだろう) -- アニタ 2012-09-06 (木) 01:55:32
      • じゃあもしの話。その力が無かったら、冒険者にならなかった?それとも、別の自分がいる?
        サイキッカーじゃないアニーなんて、私は想像できないけれど。
        -- リリー 2012-09-06 (木) 02:14:07
      • んー……まあ、なってなかっただろうね。魔法使えないし、かといって剣士になるとかも違うし。
        ……今でこそそうかもしれないけど、僕としては今の僕のほうが違和感あるんだよね。まるで僕じゃないみたいに感じる時、結構あるよ。
        リリーは、どうして? 頭も要領もいいけど、別に戦闘が好きとかじゃないよね。頑張り屋さんなのは知ってるけど。 -- アニタ 2012-09-06 (木) 02:23:13
      • そう?私が物心付いた時には今のアニーだったから……幼心に、少し憧れていたのよ。知ってた?(冗談めかして目を細めながら)
        でも私にはそんな力も素養も無くて。だから、できることをしてきただけよ。でも最初はね、怖い夢を見たから……かな。
        怖い怖い怪物が、私を喰らおうとするの。私の家族を。……よく父様に泣きついていたっけ。もう昔の話だけれど。
        何故かそれが酷く現実になるような気がして……それからかな。……秘密よ?
        -- リリー 2012-09-06 (木) 02:28:55
      • ……意外かも。でも、この能力は努力して得たものではないから、凄くなんかないよ(肩を竦めて)
        怪物が……なるほど。だから今、力を一生懸命付けて冒険で怪物を倒そうとしてるわけだ。リリーの強さの秘密、わかっちゃったかもね。
        ……でも、だからこそ。あんまり無茶して皆を悲しませない様にね。甘えたい時は甘えていいし、怖い時は怖いって言えばいい。……お父さんにしたようにね?
        勿論秘密。女同士の会話を漏らすような真似はしないよ。……これ、置いとくね。好きに食べて。
        (それじゃ、一応お大事に。そう声をかけ、その場を去って行った) -- アニタ 2012-09-06 (木) 02:44:29
      • 冒険で遭遇する怪物ならまだマシよ……私達に、悪意が無いもの。(去っていく小さい背中に、ぽつりと溢して見送った)
        まさか現実のものになるなんて……ね。
        -- リリー 2012-09-06 (木) 02:54:13
  • (バーという場に自分が相応しくないということは薄々感じているようで、営業時間中は隠れるようにやってくる)
    来月一緒の依頼みゅ 頑張るみゅー -- ネィ 2012-09-04 (火) 22:02:47
    • 知らない仲じゃないのだし、堂々としていればいいのに。逆に怪しまれて笑われるわよ?(冗談めかして頭を撫でる)
      それじゃ、次は集合場所でね。……風邪引いちゃダメよ?
      -- リリー 2012-09-04 (火) 22:13:09
      • んみゅー…(とは言われてもこの雰囲気がどうも…浮いているように思えるのだ) 堂々としたらおかしくないみゅ?
        ばっちりみゅ! もう4回目の冒険になるから慣れたみゅ -- ネィ 2012-09-04 (火) 22:18:32
  • やあリリー (タンクトップ姿のアルバートが、バスケットゴールにダンクを決めた姿勢のままで笑顔を向けている)
    学校帰り? -- アルバート 2012-09-04 (火) 21:39:08
    • ハイ、アル。今日も一段と爽やかね……追っ掛けの子たちはいないの?後で刺されたりしないかしら、私。
      貴方と喋った後は、女の子たちの目が凄く怖いのよ。知ってた?
      -- リリー 2012-09-04 (火) 21:55:33
      • 俺と話しただけで刺されるんなら、今頃知り合いは全滅してるよ (軽やかに着地すると、転がっていたボールを手にとって歩き寄った)
        君と喋った後も似たようなものさ (指の先でボールを回しながら) また学年一位だったんだろ、凄いね 将来は学者さん? -- アルバート 2012-09-04 (火) 22:08:21
      • (社交辞令でも嬉しいもので、はにかんだ表情を浮かべるも、続く問いに悩ましげ)
        ううん……今が手一杯で、まだよくわからないの。家も離れたくないし。店を継ぐのもいいかもしれないわね。
        兄さんはどうするのかな……ね、何か聞いてない?男同士、そういう話しないの?
        -- リリー 2012-09-04 (火) 22:21:35
      • リリーならなんだって成功するさ ゆっくり考えればいいよ (手の内で遊ばせていたボールを両手で掴んだ)
        しないなあ してもあいつ本気で喋らないと思うよ 「…チッ うぜーな…」とか言ってさ かっこつけたがりだから
        (そこで二人の間に笑いが起こる 一回バウンドさせたボールを差し出して)
        やってみる?教えてやるよ -- アルバート 2012-09-04 (火) 22:28:27
      • (今日は時間も空いている。ためしに軽く付き合ってみることにした。ただ投げ入れるだけかと思いきや、意外にもこれが難しい)
        (何度も何度も放っては、ゴール板に弾かれる。しまいにはドリブルを力みすぎて指が滑り、顔面を強打してしまうというオマケつき)
        (あまりに思い通りに事が運ばなくて、目元にじんわりと悔し涙の跡。地べたにへたり込みながら、アルバートを見上げる)
        ……何かコツでもあるの?綺麗に入るビジョンが見えないんだけど……。
        -- リリー 2012-09-04 (火) 22:40:42
      • もちろんあるさ 運動神経は良いんだから、コツを飲み込めばすぐに出来るようになるよ
        (へたれこむリリーに手を伸ばし、助け起こすと、ゴールの正面に立たせた)
        手だけの動作で入れようとすると、中々うまく行かないんだ 脚から腕へ力を伝えるように(ビッとキレのある所作でシュート ネットの真芯にボールが入った)
        簡単だろ?じゃやってみよう 持ち方はこう、腕は肩を支点にする感覚で持ち上げて(リリーの背後に回り、後ろから手を伸ばしつつ、姿勢や持ち方を矯正していく)
        オーケー、そのまま上に打ち上げるように (手を放し、後ろに下がって)
        シュート! -- アルバート 2012-09-04 (火) 22:59:19
      • (自信なさげに宙を舞うボール。固唾を飲んで凝視するリリアーヌの緊張感は、背後からでもひしひしと伝わったことだろう)
        (ゴールまであと僅か。2秒、1秒……リングに弾かれて1バウンド。二人の視線は上へ下へ。釣られるようにボールも真っ逆さま)
        (吸い込まれるようにして、ネットを揺らした)……あー。あ。あー……! あーっ!!
        (まさか入るとは思っていなかったらしく、普段からは想像できないようなオーバーリアクション。アルバートの手を取りながら)
        入った!本当に入った……!やだ、なんか嬉しい……。
        -- リリー 2012-09-04 (火) 23:29:18
      • イエスッ!(ボールがネットを揺らした瞬間、アルバートも拳を握っていた 手を取り合ってはしゃぐ)
        ハッハァ!言ったろ!すぐに出来るようになるって!ファーストゴールおめでとう!(そこで、リリーが普段見せないような顔をしている事に気付き、笑った)
        いい顔してるよリリー -- アルバート 2012-09-04 (火) 23:39:54
      • えっ あ……! ごめん、子供みたいにはしゃいじゃって……。まさか入ると思わなかったから……。(目を合わせるのも恥ずかしい)
        それじゃ、私帰るから! またね!(誤魔化すように、慌しく駆けていった)
        -- リリー 2012-09-04 (火) 23:58:49
  • (ちょっと疲れた様子でお洋服を持ってきて)
    リリーちゃーん、ちょっとこれからお店開く為のモデルしてくれないかしら……? -- シアラ 2012-09-04 (火) 21:17:46
    • ん、別に構わないけれど……脱ぐとかで無ければ。大丈夫?(//馳走になります) -- リリー 2012-09-04 (火) 21:52:50
  • 227年3月分の日記 -- 2012-09-04 (火) 03:32:43
    • 変な女が店に来た。依頼で一緒だったから知らない仲じゃなかったんだけど、カウンターに座り開口一番ミルクをせがむ。
      マナーがまるでなってない。わめき散らすし、客商売にまるで理解が無い。案の定他の客から白い目で見られていた。
      こんなのを許していたら、店の信用に関わる。私は徹頭徹尾強い姿勢で、退店を促した。真意はまるで理解されてなかったと思う。
      公共性のある場なのだから、マナーは守って欲しい。それもできないなら獣よ。
      -- 2012-09-04 (火) 03:33:02
    • ムッくんと呼ばれていた青年が来店した。オススメを、とのことなのでラスティ・ネイルを彼に出す。
      モルトの香ばしい香りと蜂蜜の甘味が強い、面白いカクテルだ。気に入ってくれたのならいいけれど……。
      彼と彼の相棒は孤児院出身で、二人揃ってこの街まで出てきたらしい。見上げたバイタリティだと思う。
      彼は私と友達だと言ってくれた。彼の相棒も友達だと。なんかちょっと嬉しい……正直、友達が少ないのは気にしていたことだし。
      飲み潰れて寝ちゃったのは格好悪かったけれど、それもご愛嬌よね。
      -- 2012-09-04 (火) 03:33:21
    • いつぞやの約束か、イプキスがやってきた。本当はこれで二度目なのだけれど、その日は用事で私はいなかった。
      今日は逆に私しかいなかった。……なんとも極端というか。一緒にご飯をつくることになった。お題はハンバーグ。
      きっとこれなら簡単だろうと思って決めたのに、よくよく考えてみれば作り方なんてまるで知らない!
      気まずい思いをしながら、イプキスに殆どやってもらった。小さいのに、手際がいい……ちょっと尊敬しちゃうな。
      あとは捏ねるだけって言ってくれたのだけれど、出来上がったのはやっぱり歪で……ちょっと泣きたくなった。正直ちょっと泣いてた。
      でも味は彼がつくったのだけあって美味しかった!私もこう出来ればいいのに……。だから女性として魅力がないのかな。
      料理のことも勉強しよう……。せめてありあわせで簡単なものができるぐらいに。
      -- 2012-09-04 (火) 03:33:51
  • 227年2月分の日記 -- 2012-09-04 (火) 03:30:42
    • ショーンがうちまで来た。どうやら以前の設計図を手渡しに来たらしい。ついでのコピーと言っていたけど、何に使うの?
      手ぶらで帰すのもアレだし、チョコを渡す。あまり嬉しそうに見えなくて、ちょっとだけ自尊心に亀裂が走る。
      私は魅力が無いのかな……。
      -- 2012-09-04 (火) 03:30:59
    • 兄さんがホワイトデーのお返しに何を送るべきか相談してくれた。個人的見解から述べさせてもらうのならば、不要と言い切りたい。
      っていうか言い切った。ちょっと怒られたけど。兄さんからなら何を貰っても嬉しいのに、選べと言われても困ってしまう。
      最終的に当り障りの無いキャンディを挙げてみたけれど、どうなのかな。……あ、兄さんは幾つ貰ったんだろ。
      全部本命だろうから、きっと手の込んだ贈り物ばかりなのかな。私が上げたものはと言うと……輸入モノのチョコレート。
      向こうで食べた時に美味しくて、以前から目を付けてた。兄さんも気に入ってくれるはず。多分。そうならいいな。
      店も終わりがけ、私が兄さん以外を本命に選ぶことがあるかどうか聞かれたけれど……。どうしてそんなこと聞くんだろ。
      他に好きな人ができるなんて、想像できない。きっと現れないよ。絶対そう。
      -- 2012-09-04 (火) 03:31:30
    • 兄さんは泊まりでいない。母様は慰安旅行。一人グラスを磨いていた私を、非日常が飲み込んでいく。
      崩れる外壁、飛び込む異形の影。私は怪物が振るう暴力に、何もできなかった。
      剣が無いのは言い訳にもならない。術は使えた。行使した。それでも、何の手傷も負わせることができなかった。
      ショックだった……。これまで培ってきた経験は、微塵も役に立たなかったのだから。
      私が生還できたのは、誰に助けてもらった訳でもないのだが、私自身の力だと言うにはあまりにも唐突だった。
      自分でもまだ整理が付いてないのだから、深刻だ。結果だけ記すなら、怪物は惨たらしく死んだ。
      遺骸は残っていなかったけれど、夥しい破壊の爪跡がそれを物語る。加害者は私……というか、私が呼び出した影。
      3m近くある、人型をした漆黒の影だ。怪物からもぎ取った腕を槍に作り変えたところから、物質を変換できるようだ。
      力は強い。物凄く。うちのバーの壁を容易く砕くような化物を、力任せに薙ぎ倒していたのだから、驚く他ない。
      彼が怪物を外に叩き出した時点で私は気を失ってしまったのだけれど、どうやら始末してくれたらしい。
      ある程度私の任意で動かすことができるようだ。この点に関しては色々調べてみる必要があると思う。
      それで、怪物の方。さっきも書いたけれど、遺骸は残っていなかった。彼が逃がすとは考え難いし、何より致命傷を負っていた。
      霧散した?通常の生物ではない……?そんな生物が、この街を闊歩しているはずがない。となれば、誰かが遣わしたということだ。
      やっぱりアレは、父様に恨みを持つ者が遣わしたのだろうか。だとすれば、心底恐ろしい。
      きっと兄さんも私と同じように、怪物に対して何もできなかっただろう。無惨にも殺されていたはず。
      私しかいない時で、本当に良かったと思う。あとはこの荒らされた店を、どう言い繕うか……だよね。
      これはこれで頭が痛いな……助けて、母様。
      -- 2012-09-04 (火) 03:32:21
  • (夜半。寝ているリルの枕元に自作のキャンディ詰め合わせを置いておく) -- フォルト 2012-09-04 (火) 02:36:21
    • (兄の裾を掴み、小1時間離さなかったという。寝不足気味に朝食を取る兄を見て、妹はとても心配をした)
      (原因が自分だと、微塵も疑わずこともなく)
      -- リリー 2012-09-04 (火) 03:35:22
  • (バーの開店前、ちょっと早い夕食の時間 ドアをノックする音) あの、こんばんはー… リリーさん、イプキスですー (こんこん) -- イプキス 2012-09-03 (月) 22:50:56
    • いらっしゃい、こんばんは。ごめんなさいね、この前は丁度外出していたみたいだから。
      今夜は逆に、兄さんはいないけれどね。……悪いことは考えないようにね?
      -- リリー 2012-09-03 (月) 23:26:44
      • いえ、お蔭でフォルトおにいちゃんと会えたから (きちんとお辞儀をして挨拶してから、首を振って微笑んだ) ビックリしました、双子さんなんですね
        今日は居ないんですか? そっかー… (ちょっと残念そうに眉を下げる 付け足されたリリーの言葉にキョトンとして) 
        ぼ、ぼく、悪戯なんてしないですよう? もう子供じゃないから、そんな事しませんもん (ぷく、とむくれた 健全な意味で勘違いする子供) -- イプキス 2012-09-03 (月) 23:36:41
      • 子供じゃないから、よ。(唇に人差し指を当てて、意味深げな笑みを覗かせながら)
        ご飯はまだだった? 良ければ、ありあわせで何かつくるけど。(と言っても、人に出せる腕前は無い)
        -- リリー 2012-09-03 (月) 23:58:18
      • ? (きょと、と目を瞬かせてリリーを眺めた まだまだ、そんな心配は無さそうだ)
        うん、今日はリリーさんとご飯食べたくて (素直にそう言って微笑む少年 首を傾げて) ぼくもお手伝いします 良いですか? 作ってもらうだけじゃ悪いですもん -- イプキス 2012-09-04 (火) 00:08:50
      • いいけど……大丈夫? 私が教えてあげようか……? (自分の方が年上なので当然自分の方ができると思っている)
        (そしていざキッチン。ありあわせの食材でハンジーグをつくろう、ということになったものの、彼女は当然作ったことがない)
        (食材を前に、どうしようか苦笑いを浮かべている)
        -- リリー 2012-09-04 (火) 00:30:34
      • えへへ、うん、教えてください ぼく、まだあんまり上手じゃないから (コクリと頷いて上衣を壁掛けにかければ、一緒にキッチンへ)
        わぁいハンバーグ! ぼく、ハンバーグ大好き! …久し振りだなぁ (うれしそうにしながら一緒に材料を眺めて)
        (手が止まるリリーの前で、なれた手つきで食材を選ぶ少年 それぞれキッチンに並べれば、機材を洗う)
        えっと、じゃあ、まずはハンバーグの肉を捏ねてー… …あれ、どうしたんですか? (苦笑いしているリリーに目を瞬かせる) -- イプキス 2012-09-04 (火) 00:39:57
      • いや?違うのよ?たまねぎって目に染みるじゃない? だからちょっと、霞んできたというかね?
        ね、わかるでしょ……? (未だ皮に包まれているたまねぎを前に、包丁を握り締めながら)
        じゃあ試しにやってみる……??ね、見ててあげるから。
        -- リリー 2012-09-04 (火) 00:51:10
      • (切られていない玉葱に突っ込まないだけの優しさが、錬金術師にも、あった …と言うか、突っ込みどころに気付いていない)
        もー、リリーさんたら、玉葱はまず、切れ目を入れて水に晒さないとー (玉葱は、皮をむいて尻と頭を切り落とし、尻に深く十字に切り込んで水に入れた)
        うん、じゃあ、変なところがあったら教えて下さいね! (イノセントな笑顔を誤魔化すリリーに向けて、ちゃっちゃか手順を進める少年)
        (みじん切りは少し手元が危なかったが、それ以外はちゃんとできて) あとは肉を捏ねて、焼くだけです! (お手が出来た子犬のような顔でリリーを見上げた) -- イプキス 2012-09-04 (火) 01:09:37
      • あっすごい。本当にすごい……。何処でこれ覚えたの?独学……?(驚嘆半分、恨めし半分の眼差し)
        (ボールでパテを捏ねながら、少し肩身の狭い思い
        -- リリー 2012-09-04 (火) 01:14:07
      • えっと、叔父さんのおうちでお世話になった時に (そう言った時に、子供には似合わない影を表情によぎらせて)
        そのときに、家に置いてもらうお礼として、色々手伝ってたので 料理とか、大体ぼくが作ってましたし…
        (少し口数が少なくなり、丁寧に肉を丸め、パフパフと両手で形を整えて)
        …え、えっと! (空気が重くなった事に気づいて) 焼きましょう! (火にかけておいたフライパンにハンバーグを置いた リリーも置けば、水を少し足して蓋をした) -- イプキス 2012-09-04 (火) 01:20:00
      • (そして出来たのがこちらになります。案の定イプキスの小奇麗なハンバーグに対して、どうも個性的というか、歪なハンバーグ)
        あの……うん、これは違うのね。たまたま……たまたまできなかったというか……ううん、違うの。
        私、料理ってあまりしたことがなくて……おかしいわよね、うん。知ってる。(打ち上げられた川魚のような目)
        -- リリー 2012-09-04 (火) 01:30:01
      • リリーさんが濁った目をしている…
        あ、あの! そのー… …うん、有難うございます (何故か、うれしそうに礼を言った)
        …料理した事ないのに、ぼくを誘ってくれたんですよね 一人だって言ったから? (リリーを見上げ、じっと見つめ)
        おかしくないです リリーさんは優しい人だから、笑ったりなんかしません! (一生懸命励ました) -- イプキス 2012-09-04 (火) 01:37:25
      • うん、うん……本当は母様や兄さんと一緒に食事を取るつもりだったんだけれどね。都合が合わなくてね……。
        いいの、覚えていけば済む話だものね……。(味の方は真っ当に美味しく、幾らか彼女のささくれた心中を潤した)
        (しかしその後一日、どこか表情に翳りが見えたという)
        -- リリー 2012-09-04 (火) 01:46:42
      • (そっちには気付かず、ハンバーグをいっしょに食べて上機嫌だった子供だった) -- イプキス 2012-09-04 (火) 02:50:50
  • へぇ、ココがリリアーヌさんのご実家…の、バーですか。いい雰囲気っすね(やってきたメガネ) -- ムワッヒド 2012-09-03 (月) 22:47:02
    • あら、いらっしゃい。今日は相棒いないの? いつも一緒って感じだったのに。
      ……もしかして、フラれちゃった?
      -- リリー 2012-09-03 (月) 23:21:44
      • 相棒って(冗談でしょ、と苦笑して) 確かに昔からの腐れ縁っすけど、それだけっすよ。プライベートじゃ、こんなもんです(肩を竦め。なんて油断していると背後から出現することが稀にあるのだが)
        しかし、近場にこんないいバーがあるなんて。やっぱ都会は違うなあ。 あ、なにかあります?おススメとかー -- ムワッヒド 2012-09-03 (月) 23:27:12
      • 最近冷え込むから、度数の高いカクテルが良いかしら? (バーテンダーに目配せをしながら、ナッツの小皿を差し出す)
        ね、ドランブイって知ってる? 麦酒に蜂蜜と、ハーブを合わせたお酒なんだけど……これが結構甘めでね。
        スコッチと合わせると、優しく甘い飲み口のカクテルができるの。(解説をしている時の顔は、いつもより柔和な感じを受けるだろうか)
        ……はい、お待たせしました。ラスティ・ネイルになります。(す、と差し出されたグラスは、琥珀模様を湛えている)
        ……お酒、飲めたわよね?
        -- 2012-09-03 (月) 23:49:11
      • お、良いですね。暖まりそうです(くすり、と笑い)
        へぇ…それは美味しそうだ(そんな表情を見ながら、こちらも頬を緩め)
        …どうも。 ええ、もちろん(苦笑を返して) 孤児院に居た頃は、隠れて飲んだりとかしてましてね(なんて、肩を竦め。グラスを取れば、少し揺らした後、一口。 なるほど、甘い…が、呑みやすい) -- ムワッヒド 2012-09-03 (月) 23:59:17
      • 孤児院か……ね、どんなところ?雰囲気とか、そういうの。話の中でしか知らないから。ちょっと興味があるかな。
        どれぐらい人がいるのかとか……何で孤児院を出たのか、とか。
        -- リリー 2012-09-04 (火) 00:18:31
      • どんなところ、って言われてもな…(ポリポリ、と頭を掻き) 基本子供しかいなかったし、来るのは子供ばっかだし、大人になる頃には出てくしで。基本四六時中子供の声でうるさいとこですよ …ああ、あと大人の叱る声とかも、セットですけど(冗談めかしながら)
        んー、なんにんぐらい、か。俺が入ってから出るまでは基本二十人から二十五人、でしたかねー。 ああ、あのバカ…レジーのやつが、街に出たいって言い出しましてね(そこで一口。喉を潤し) そのお守りとして、俺も一緒に来させられた、ってわけです -- 2012-09-04 (火) 00:23:35
      • なる程、流石腐れ縁ってところね。でも、嫌いじゃないでしょ?見ていて楽しそうだもの。
        ……何か、羨ましいな。女の子って、結構そういう関係に憧れるのよ。結構みんな、サバサバしているから。
        ま、友達自体が少ないのだけれどね。私は。
        -- リリー 2012-09-04 (火) 00:36:13
      • マジでねー(頭を抱えるレベルの腐れ縁) …気持ち悪いこと聞かんでくださいよ(はぁ、と嘆息しナッツぽりぽり)
        …そっすかね?俺はそっちのがいい…出来れば男のままその輪の中に混ぜてもらいたい…(恍惚とした表情。早速酔った)
        …なら、そっすね。一度会ったら友達って都合のいい言葉もあることですし。俺…まあ、ついでにレジーも、リリーさんの友達ってことで(にっこにこ。しばらくそんな感じで飲んでたらすこーん、と酔いつぶれてしばらく意識飛んだとか) -- ムワッヒド 2012-09-04 (火) 00:42:48
      • うん、改めてよろしくね。(まんざらでも無い様子で微笑み返したようだ) -- リリー 2012-09-04 (火) 00:49:34
  • 先月貰っといて返さないわけにゃーいかないな。んなわけでお返しだけ取り急ぎ。どぞっす(ハーブクッキーの詰まった包みを渡し、即転身即退散) -- ショービット 2012-09-03 (月) 21:25:27
    • ゆっくりしていけばいいのに……。クッキー……?何処のかしら。 -- リリー 2012-09-03 (月) 21:29:06
  • …ミルクをもらおうか、ナリ(バーに入店するや否やカウンター席に腰掛けて注文するエルフ) -- フォルテシア 2012-09-03 (月) 20:33:53
    • うちは喫茶店じゃないの。(地図を出して、それまでの道程を指差す) -- リリー 2012-09-03 (月) 21:25:58
      • この店は客選ぶナリか!?(いきなりそりゃねーだろ!と憤るエルフ) -- フォルテシア 2012-09-03 (月) 21:35:08
      • 商売は金銭が発生しないと成り立たないの。神様なんてこの世にいないわ。
        (不機嫌そうにグラスを磨いて、目も合わせようとしない)
        -- リリー 2012-09-03 (月) 21:37:57
      • かーっ!冒険先でも思ったけどツンケンしすぎナリなリリー氏!なんで客商売なんかやってるナリか(挨拶にきたらコレだよ!と不満そうに頬杖をつく) -- フォルテシア 2012-09-03 (月) 21:41:15
      • 実家だもの、手伝いもするわ。……あんまり騒ぐようだと、無理矢理叩きだすわよ。(「他の客に迷惑だから」付け加える)
        (事実、若い男女がこそこそと話し出し、くたびれた老人がこちらを向いて溜息を付くのが見えた)
        -- リリー 2012-09-03 (月) 21:46:23
      • 解ったナリ!出てけばいいナリな出てけば!…言いたいことがあんならはっきり言うナリ!
        (コソコソと何かされていい気分のする者もいないので客を片っ端からにらんで出ていく) -- フォルテシア 2012-09-03 (月) 21:52:11
  • 薔薇忘れちゃったけど許してね -- 2012-09-03 (月) 18:56:19
    • 目の色間違えてたので後で修正しときます、すいません -- 2012-09-03 (月) 20:35:43
      • 許すよ。(許す) -- リリー 2012-09-03 (月) 21:24:32
  • 227年2月未明 -- 2012-09-03 (月) 01:13:23
    • 母様は友人と慰安旅行。兄さんは泊り掛けの用事があると家を開けている。
      今この店には、私しかいない。当然一人では切り盛りなどできるはずもなく、母様が戻られるまで臨時休業だ。
      広い間取りは、時に酷く寂しいもの。勉学に身が入らず、手持ち無沙汰でグラスを磨く。
      時間が過ぎるのがあまりにも遅い。時折柱時計を眺めては、足の緩慢さに眉を顰めてしまう。
      まるで泥のようだと一人ごちれば、溜息も一層深くなる。その時だった。不意に照明が消えたのは。
      -- 2012-09-03 (月) 01:15:33
      • 「停電……?」
        違う、そんなはずは無い。窓ガラス越しに見える景色は、煌々と明かりを差し込んでくる。
        きっとこの界隈は、何も問題が無いはずだ。じゃあ電球が死んだ?それも違う。一斉に壊れるはずがない。
        続く地響きにたたらを踏み、安定性を失ったグラスは地面へと飛び込んだ。
        本来ならば後片付けが優先なのだろうけど、そうも言ってられない。これは明らかに恣意的なものだ。
        それも、単なる酔漢などではない。頬を伝う汗に、長髪がへばり付いて筋を描く。
        -- 2012-09-03 (月) 01:27:19
      • 何者かが壁を叩いている。ノックにしては、あまりにも強かだ。高鳴る動悸に耐えながら振り向けば、既に亀裂が走っていた。
        手元には自衛できるような武器が無い。刀は自室に置き去りだ。何か無いか。逃げるが先か?どうしよう。どうしよう……。
        考えが纏まるよりも先に、壁が大きく吹き飛んだ!街の明かりを背にした姿は仄かに暗く、顔は窺い知ることはできない。
        しかし、その異形たるや……この世のものとは思えぬ程に醜悪だった。獰猛な肉食動物めいた顔。歪に肥大化した腕。
        腐臭漂う毛並み。丸まった背はそれでも、私の倍近くに見えた。大きく鋭い爪が、壁を更に引き裂き、出入り口を作る。
        恐怖で指先が小刻みに震えてしまう……。何故?どうして?泳ぐ視線に、いつぞやの家族写真が写り込む。父様の顔が。
        「これが……そうなの?」
        私は戸惑いながらも腕を突き出し、雷光を疾らせた。
        -- 2012-09-03 (月) 01:55:42
    • いつかの話。父様は私を抱き、泣きそうな顔で頭を撫でてくれた。
      「父さんあまり長生きはできないけどな、それまではちゃんと守ってやるから」
      いつだって一緒にいてくれたし、離れ離れになることなんて想像できなかった。
      「だから父さんがいなくなった後は、二人で母さんを守ってくれよ。フォルトだけじゃない、お前もだ。」
      兄さんは強いし、きっと難無くこなすだろう。けど私はそんなことない。何もできない。そう思ってた。
      「だって、俺と母さんの子供だぜ。そうだろ?」
      でも父様の顔を覗き込んだら、不思議と頑張ろうって思えた。だって父様は、私に嘘をついたことがないんだもの。
      私が無言で頷くと、肩車をしてくれた。高くてちょっと怖いけれど、こんなことで泣いちゃいられない。
      だって約束したんだもの。母様を守るって。強くならなくちゃ。
      -- 2012-09-03 (月) 02:24:10
      • 父様が亡くなって程無くして、国外で学ぶ機会に恵まれた。
        私の生まれ育った街は、学術的な施設がろくに無い。より高みを目指すため、喜んで参加した。
        進歩した技術体系、魔術論。歴史学。どれも有意義なものだったが、一つ気に掛かることがあった。
        アーカイブに保存されていた反政府運動弾圧の光景に、私の良く知った顔が写り込んだのだ。
        調べれば調べる程、疑念は雪のように積もってゆく。早々に帰国した私は、母様を問い詰めた。思えば父様の過去は、何も知らない。
        返ってきた言葉はあまりにも重く、続く顛末は酷く非現実的で、頭の奥をずしりと軋ませる。
        誰にだって優しかった父様が、尖兵だったとは。父様は何から私達を守りたかったのだろうか。何から母様を守れと託したのか。
        その答えが見えた気がした。仕方が無いこととはいえ、被害者にそんな事情は関係ない。復讐の刃は、何れ降りかかるのだろう。
        もしかしたら、幾度となく襲撃を受けてきたのかもしれないが、父様が存命の間は、私達は無事だったのは間違い無い。
        これからは……? 私にさせたかったのは、そういうことなの……? 弁明を繰り返す母様に、私は目を細めて返す。
        問題ないと。私がいるから大丈夫だと。意思はちゃんと受け継いでいるからと。
        -- 2012-09-03 (月) 03:04:51
      • 勿論遺族に同情しない訳じゃない。理不尽に命を奪われれば、誰だって憤りもする。殺意も抱く。
        怨念は練り固められ、より強固なものとなっていくだろう。けれど、私も母様も、兄さんも生きている。
        復讐を成就させるために、自ら投げ出すような真似なんかしない。もし危害が加えられるようであれば、実力を行使する。
        その為に、自分を磨いてきたんだもの。何者にも否定なんかさせない。
        -- 2012-09-03 (月) 03:10:51
    • 怪物は両腕を交差して、雷撃から顔を守る。薄暗い店内に眩い光が煌き、体毛を消し炭にした。
      強靭な皮膚をケバブのように、黒く焼き焦がす。立ち込める悪臭にむせ返りそうにながら、私は黒煙を睨み付けた。
      劈くように迫るシルエット。嘘だ……!全く聞いていない!?慌てふためく間も与えられず、私はカウンターから乗り出した。
      空虚を叩き切る丸太のような腕。酒瓶を幾つか粉砕し、此方へと向き直る。ディスプレイ用で中身が入っていないのが幸いか。
      私は嗚咽を溢しそうな口元を結び、何度も何度も雷撃を放つ。時折余波が電球に流れ込み、ガラス片が爆発していく。
      止まらない、止まらない……止まらない!カウンターを潰して怪物は走ってくる!!
      -- 2012-09-03 (月) 03:18:50
      • 身体が一瞬で軽くなる。視界を埋め尽くしたのは怪物の腕で、私は咄嗟に椅子で庇った。
        けれどその一撃はあまりにも重く、まるで人形のように私を壁に叩き付けた。痛覚が無い。
        度を越した激痛に、麻痺しているのだろうか。ずり落ちるように床へ伏した私に、大きな影が覆い被さる。
        嫌だ、死にたくない……死にたくない……助けて、誰か……!願いは虚しく、私の腕と一緒に踏み潰された。
        「ああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
        -- 2012-09-03 (月) 04:00:33
      • 怪物は更に躙る。躙る。床に縫い付けられた私は、激痛に顔を歪め、泣き叫ぶことしかできない。
        口惜しかった。今までの苦労は何も報いてくれなかったことが。悲しかった。誰にも看取られずに死に往くことが。
        虚しかった。父様との約束を守れなかったことが。誰も助けてはくれなかった。兄さんも、母様も。……母様も?
        違う、助けるのは私だ。私がここで死ねば、怪物は兄さんを、母様を殺すだろう。ダメだ。守らなきゃ、私が、守らなきゃ。
        その時……私の中で、何かが砕けた。
        -- 2012-09-03 (月) 04:38:19
      • 大きな影が、私の上にもう一枚覆い被さっていた。瞳を上げれば、怪物の顔が目と鼻の先。組み伏せられている?一体何が……?
        私は踏み砕かれた左腕を庇うように立ち上がる。漸く理解が追いついた。濃黒色の幻影が、怪物の鬣を掴み、力任せに叩き伏せたのだ。
        この幻影は私が呼び出したの……?彼は怪物を殴り付ける。殴り付ける。一方的に打ちのめす。赤黒い飛沫が生々しい。
        やがて丸太のような腕に手を掛けたと思えば、巨岩のような胴体を踏み締め引き千切った。怪物の慟哭が店内をビリビリと軋ませる。
        惨劇だ……あまりにもショッキングで、今にも卒倒し掛かっているのは否めない。けれど、これを私が呼び寄せたのならば制御しなきゃ。
        これ以上店を無茶苦茶にされちゃ、母様が困ってしまうから。私は荒々しい呼吸を制しながら、彼に懇願する。
        「お願い、場所を……変えて。大切な場所なの。お願い……。」
        願いは呆れる程素直に聞き届けられた。彼は無理にこじ開けられた壁穴に向かって怪物を放り投げると、横蹴りで強引に叩き出す。
        少し離れたところで衝突音。あの方角は何があっただろうか。彼は引き千切った怪物の腕を振り回し、後を追うようにして駆けて行った。
        その手に握られていたのは丸太のような肉塊ではなく、大きなパルチザン。残骸は何処にも見られない。
        物質を変換したとでもいうの……?私はその後姿に不思議と安心感を抱きながら、テーブル席のイスへとへたり込んだ。
        まるで過剰な電力消費でブレーカーが落ちたように。私は意識を失った。
        -- 2012-09-03 (月) 15:05:16
  • ………リル、ホワイトデーって何あげればいいと思う?(閉店後。二人並んで片付けをしている最中、唐突に聞いてみた) -- フォルト 2012-09-03 (月) 00:17:38
    • そんな……兄さんがいてくれるだけで私は十分なのに……。これ以上の幸せを得てしまったら、私とて一体どうなってしまうか……!
      (顔を赤らめながら、強かにキドニーを打ち据える)
      -- リリー 2012-09-03 (月) 00:19:48
      • おいおい何言ってう゛っんだよ…貰ったら返ん゛っすのは当たり前だろ?
        リルだけじゃながっくてさ…他にもくれたやぐっつも居るし?
        (無駄に強烈なブローを貰いながらも会話を続ける。慣れたものである) -- フォルト 2012-09-03 (月) 00:24:09
      • 大丈夫、お返しとかいらないと思うの。みんな朝日は拝めないと思うし……。
        ……ちょっと出てくるわね。(調理用ナイフを忍ばせながら店を出ようとする)
        -- リリー 2012-09-03 (月) 00:27:38
      • 誰に貰ったかなんて言ってねぇだろ…皆殺しにする気かよ(服の裾を掴んで制止しつつ)
        んじゃ参考までに聞くけどさ。…リルは何貰ったら嬉しい? -- フォルト 2012-09-03 (月) 00:34:07
      • 兄さん。(即答) -- リリー 2012-09-03 (月) 00:36:09
      • 貰ったヤツ全員に返すとなると分身の術を身に着ける必要があるな… -- フォルト 2012-09-03 (月) 00:38:15
      • キャンディなんて作りやすくて楽なんじゃないかしら? -- リリー 2012-09-03 (月) 00:41:57
      • キャンディか…手作りならまぁ、誠意は伝わるか…?…あー、後で母さんに作り方聞いてみるか
        …そういやさ、リルは誰かにチョコ、あげたのか? -- フォルト 2012-09-03 (月) 00:48:14
      • 色々慌しかったから、あまり。付き合いのある人にだけってとこかな。本命は兄さんだけよ? -- リリー 2012-09-03 (月) 00:57:23
      • …そっか。なら良かった。一々貰った奴らに詰め寄らなくて済むし(シスコン)
        あとどんくらい、俺が本命って優越感に浸れそう?(は、と冗談めかして笑い) -- フォルト 2012-09-03 (月) 01:01:28
      • どれぐらいって……どういう? (他の男性に愛情を注ぐなんて、想像もしたことがないのだろう)
        (言葉の意味をあまり飲み込めていない)
        -- リリー 2012-09-03 (月) 01:07:05
      • …分かんないなら今はそれでいいさ。分かったら、ちゃんと教えてくれよな?
        兄貴として、それくらいの権利はあると思うしさ(不思議そうな顔をする妹を見て、珍しく穏やかに微笑んで)
        …さて、今日も営業終了っと…明日も早いし、お前も早めに寝ろよー?(妹の頭をがしがしと撫で、自室に戻っていった) -- フォルト 2012-09-03 (月) 01:10:37
  • Y,YO店の方はうまくいってる、すか?(女性と1対1だとどうしても敬語になるヘタレ)
    リニアボード、バラすのはまずいすけど、親父の設計図なら見せれるすよ。別件でコピーもらってきたんで -- ショービット 2012-09-02 (日) 22:08:29
    • おかげさまでね。それなりに古い店だから、常連の人とかもいるし。
      ……何かやけにアッサリ持ってきたけれど、これは期待しているのかしら。身体とか。あと身体とか……?
      -- リリー 2012-09-02 (日) 23:21:30
      • 俺もたまには寄らせてもらいますかね や、酒はまだっすけど
        いや……イェシカさんに頼まれてたんで、ついでに一部多くコピーしといただけっす。興味ありそうだったんで(そう言って差し出したのはノートのコピー)
        (元となった魔術型リニアボードは一般的なスノーボードに電磁コイルと底面の磁力増幅魔法陣のみのシンプルな物 魔術師の魔力で動く仕組み)
        (その横に書かれたショービットの父の物はバッテリーを付け、魔法陣を積層構造の電磁力増幅板に置き換えた物) -- ショービット 2012-09-02 (日) 23:29:50
      • へぇ……構造的には単純だけれど、結構複雑な技術が使われてるのね。パクリだなんだと言っていたけれど、素晴らしいと思うわ。
        これなら誰だって乗れるし、暴走もないし。機械工学は専門外だから難しいことは言えないけれど……素敵なお父様ね。
        ショーンは好き?
        -- リリー 2012-09-02 (日) 23:36:32
      • haha,シンプルイズベスト、らしいっすよ。もちっとバッテリーの持ち良くしてくれると助かったんすけどね
        誰にでも乗れるようにしたってのは親父の手柄かも知れないっすね。ま、変な親父っすけど、面白い人っすよ
        要らなくなった発明品処分させるのに俺を使うのは勘弁して欲しいんすけどね!(結構な量の発明品をあの手この手で金にしてきたようだ) -- ショービット 2012-09-02 (日) 23:41:04
      • ……そう。それは良かった。折角いるんだもの、大事にしないとね。(目を細めて言葉を返す)
        (彼女は父を無くして久しく、思い入れは人一倍強い。気恥ずかしくなったのか咳払いで誤魔化して、幾つか並んでいる包みを手渡した)
        はい、お駄賃。中身はただのチョコレートだけど、まあ一応ね。もう結構貰ったんでしょう?
        (「モテる男は違うわね」、と付け加えながら)
        -- リリー 2012-09-02 (日) 23:47:47
      • ……そっすね(それ以上触れることは失礼に当たると見て、なんとか微笑みを作るに留める)
        what?あ、ど、どもっす。……俺モテてんすか?(さすがに手渡された瞬間身体が跳ねるが、チョコを貰うのはやぶさかではないらしい 丁重に受け取る)
        ま、他に何かみたいものがあったらまた言ってくださいよ。後は大体ガラクタに分類されるっすけど。んじゃ、また(友人に対するにしては深すぎる礼とともにぎこちない動きで去っていった) -- ショービット 2012-09-02 (日) 23:54:21
  • 今月はおつかれっしたー
    なんというか、うむ、あれだな、こういう事もあるよな!(護符をそっと隠して目を逸らしながら) -- クラノ 2012-09-02 (日) 21:29:19
    • 幾ら大事なものだとはいえ、下着の中に護符を捻じ込むのはどうかと思うのね。 -- リリー 2012-09-02 (日) 21:37:18
      • 俺だってどうかと思うよポケットだよ!!
        まぁとりあえずみんな無事に帰ってこれてなにより…あ、来月も一緒だからよろしくな -- クラノ 2012-09-02 (日) 21:44:04
      • らしいわね。この辺に住んでるっていう二人組も一緒らしいけれど。
        それじゃ、またね。
        -- リリー 2012-09-02 (日) 23:10:01
  • 227年1月分の日記 -- 2012-09-02 (日) 14:43:30
    • 初めての冒険だったが、心配する程のものでは無かった。
      我々新人に気を使ってか、雑務程度の依頼だったのだから。
      早々に切り上げて帰還した私は、アニーと軽い雑談を交える。
      多数が動けば一人、また一人と追従したくなるのが人情だ。
      案の定、友人や顔見知りなども数多く冒険者となったらしい。
      来月の依頼状を見れば、それは納得のいくものであった。
      律君が混ざっているのは、正直心強い。
      -- 2012-09-02 (日) 14:43:44
    • 時間が空いたのでセイラン家に顔を出す。何用かと言うと、来月の同行者がここのクラノだからだ。
      歳も同じだから、昔から良く知っている。きっと私と兄さんみたいに、双子の兄弟だということも起因しているのだろう。
      姉の名はカモネ。こういうのも何だけれど、ちょっとゆるい。いや、だいぶ……? まあ、ゆるい人だ。
      対するクラノは自由奔放で、野生児じみたところがある。本人にそう言うと怒り出すのだが、動物園めいてちょっと面白い。
      二人して奇抜な服を着ているのは、母の影響だそうだ。一体どういう教育をしているのか。
      何処かで聞いたような話だけれど、今回は忘れようと思う。母様のセンスはとてもいい。そういうことにする。
      で、部屋まで通されれば更に見知った顔。兄弟子の律君もそこにいた。
      彼は私が通っている道場の内弟子で、明らかに特別な訓練を受けている。
      けれど本人はそれを鼻に掛けることもなく、品の良い少年だ。私達と同じ15歳にしては、何処か達観している。
      会話に混じるようにして来月の挨拶を交す。あとは今月分の内容とか。聞けばクラノはもう武器を手に入れたらしい。
      運は決して平等ではないけれど、口惜しく思うのが人の常。何回かからかって帰ってきた。
      やらしい本を見つけられた時の、あの驚き様ったら筆舌に尽くし難い。……兄さんも、ああいった本を隠し持っているのかな?
      私という妹がいるのに。水臭いよね。
      -- 2012-09-02 (日) 14:44:41
    • レニの部屋に遊びに行った。初めての冒険で、早速指輪を拾ったと知ったからだ。
      彼女は魔術の知識には乏しく、まったくの素人と言ってもいい。何に使ったのかと問えば、彼女は首から下げた指輪を見せてくれた。
      なる程、アクセサリーか。その発想はとても女性らしく、私には無いもの。ちょっと口惜しくなって、意地悪をしてみる。
      まあこれは、いつものことだけど。彼女は単純だから、いつも簡単に引っ掛かってくれる。
      今回は種明かしする前に暴力を振るわれて、すぐ失敗しちゃったけれど。御陰様で、無理矢理掴まれた頭がまだ痛い。
      この頭痛はいつまで続くのかな……。自業自得だけれどね。
      -- 2012-09-02 (日) 14:45:35
    • 公園で兄さんたちを見かける。何やらショーンが持っているボードが珍しいらしい。
      よく見てみれば、本来付属しているはずの車輪が付いていない。聞けば磁力の反発作用を用いて宙に浮遊する仕組みだとか。
      噴水の上を滞空し、トリックを決めるその姿を見れば、納得もいった。そうとなれば、好奇心が沸くというものだ。私は早速交渉に入る。
      ああ、分解したい。細部まで一つ一つ調べてみたい。けれど、一点ものだったらしく、その望みは叶うことなかった。
      ちょっと残念だったのでからかってみる。別に理由がなくてもからかうのだけれど。
      今回は兄さんも同調してくれた。妹を思う兄って素敵だな……。ありがとう兄さん。私は兄さんの妹で本当に幸せです。
      -- 2012-09-02 (日) 14:46:45
    • 夜遅く、母様にお使いを頼まれた。
      ハーブを幾つか切らしてしまったらしい。タイムにミントに……あとは何だっけ。
      調理場に立つことが無いから……不安げな私に、母様はメモを渡してくれた。
      なる程、この通りに仕入れてくればいいのね。でもこんな遅い時間、開いてる店あるかな……。
      外を周れば、馴染みの店はどこも閉まっている。それはそうだ。バーが賑わう時間なんて、月も高い。
      仕方なしに帰ろうと思っていた矢先、店頭の明かりが点くのが見えた。
      数週間前、新しく工房が開いたと聞いたけれど、今まで立ち寄ったことは無かった。
      きっとこの店のことだろうと入ってみれば、出迎えたのはくたびれた少年。
      なんと12歳で一人立ちして、店を開いたと言う。しかし子供に仕事を任せる者はおらず、私が初めてのお客だとか。
      両親もおらず、客もおらず、きっと頼る人間なんて誰もいないのだろう。
      憐れみを感じてか、私はこの少年、イプキスをうちに誘った。ご飯ぐらいは、誰かと一緒に食べた方がいい。
      一人分ぐらいの食費なら、今の私でも十分に出していけるだろうし……。
      いや、多分きっと弟が欲しかったんだろうな。今思うと、そんな気がしてきた。
      大胆というか、強引というか……思い返すとちょっと気恥ずかしい。イプキスは戸惑っていたが、快く承諾してくれた。
      彼を出迎えるときは私も何かつくった方がいいのかな。でも腕に自信は無いから……。
      これを機会に覚えようかしら。ああ、不安になってきた……。
      -- 2012-09-02 (日) 14:47:38
  • 《町の錬金術屋さん・コルテナ再開店です!》
    先代のオーナーであるラビオリ・コルテナの後を継ぎ、息子のイプキスが工房を開きました
    場所は変わらず、公園の前の通り沿い まだまだ父には敵いませんが、皆様のお役に立てるようがんばります
    簡単な傷薬や魔法の薬、中和剤や研磨剤、いろいろ取り揃えておりますので、ぜひいらして下さい
    難しい物や複雑な物に関しては応相談 力の限りご奉仕します
    どうぞご愛顧ください
    ―――イプキス・コルテナ


    (錬金術工房をたずねた次の日に、ポストに入っていた) -- イプキス 2012-09-02 (日) 01:30:36
  • 226年12月分の日記 -- 2012-09-01 (土) 01:01:32
    • いつもの場所で兄さんを見付ける。いつもの場所とは裏路地に面した、寂れた廃ビルである。
      誰が用意したかトレーニング器具が充実していて、暇さえあれば兄さんはそこに通っている。
      得体の知れない浮浪者だって住み着いているというのに関わらずだ。あまり理解はできない。
      -- リリー 2012-09-01 (土) 01:01:50
      • そこにはレニもいた。彼女は兄さんと仲がいい。
        彼此どれぐらいになるのだろう、付き合いは長いと思う。
        それ故、兄さんを狙っているのが透けて見えるようだ。当然私はあらゆる手段を講じてからかっておいた。
        打てば響くと断じて良い程、彼女のリアクションは面白い。興味深い。楽しい。私の心を満たしてくれる。
        一通り遊び終わったら、母様の伝言を兄さんに伝えて、私は家に戻ってきた。
        -- リリー 2012-09-01 (土) 01:14:57
      • 今日は道場が閉まっているため、時間が些か空いてしまった。
        自主練習を終えて、クーリングを兼ねてこの日記を書いている。
        ……時折、本当に自分が成長しているのか心配になる。学術と違って、力量を計るのは容易ではない。
        私の選択は間違っているのだろうか? 本当は、何者も現れない平穏な日々が続くのではないか。
        そういった内心からの声に屈してしまいそうになる。だがしかし、安寧の日々が恒久的なものとは限らない。
        -- リリー 2012-09-01 (土) 01:15:22
      • 私は守らなければならない。この店を、家族を。父様がいない今、来るべき復讐者を薙ぎ払うのは私だ。
        兄さんには、この責を負わせる訳にはいかない。
        -- リリー 2012-09-01 (土) 01:15:37
  • test -- リリー 2012-08-31 (金) 23:47:34
    • じゃあこれで。 -- リリー 2012-08-31 (金) 23:49:47

Last-modified: 2012-10-20 Sat 02:45:54 JST (3536d)