現在地 |
北区 | 北門の関所 【ヴォルフスムント】? |
荒廃し、暴走機械群が闊歩する危険地帯となった現在の北区は一般人の立ち入りが制限されている
関所には常に巨斧槍の門番の姿が在る
顔も分からぬ番人、かつての旧市街の住人だというが……?
- --
- --
- --
- ねーねー、ここは通れないの? ねー
(小柄な少女が門番の顔を覗き込んで尋ねている) -- ロステ
- 概ね肯定する。(物怖じする事もない少女に無機質な紅い目がじろりと見下ろして)
現状暴走機械群が闊歩する危険地帯、立ち入りを制限しているから…… -- 北門の守兵?
- ふーん……。(赫い目で見られても少女は恐れることはない。ごくごく自然に接し、瞳を見つめている。)
あたしねあたしね、まだこの先には行ったことないの、この不思議の国の全てをまだ見て回ってないの! それって大変、大変よ? あたしは知りたいの、見てみたいの、あぶなくたってへっちゃらよ。
あたしは「魔法使い」だから! 魔法を使えるの! だからへーきへーき。あばれる機械なんてちょちょいのちょいだもの。
だから通してほしいの、ダメ? ダメ?(一見すればただの少女である。魔力なども持ち合わせているようには見えないだろう。) -- ロステ
- (恐れを知らぬように平然とした少女……必ずしも見かけに拠らないのはこの街では多々ある事で、長らく暮らす番人も知る所だ)
希望は理解した、知の探究者……通行への是非を検討するにはキミを知らなければならない。
冒険者資格に相当する自衛能力の証明を、ボクはこの場でキミに求める……
(番兵の声に少女の足元、不意に鉄床が歪む……周りを包むように囲み、捉えるようなそれは鋼糸で織り編まれた即席の檻籠)
(其処から出て来て欲しい、と……頑強な鉄籠から少なくとも破壊に類する手段で自ら脱出する事が証明に値すると) -- 北門の守兵?
- じえいのうりょくの説明??(守兵の言葉に首をかしげる。すると、鉄の床が歪み始め、ロステの周りを鋼糸が包み込み始めた。鉄の檻だ!)
わっ! 閉じ込められちゃったの!(驚いたような声を出した後に、大げさに手を挙げてその場で飛び上がる)
んー、出れるのならいくらでもでれるけどお……それじゃ、ダメなのね? でもだいじょーぶ、だって……
あたしは《魔法使い》だから!!(そう声を高らかにあげると、その場でくるりと体を回す。)
さあ、来て。あたしの力。あたしを守ってくれるおもちゃの兵隊さん! この檻を壊してー!
(天高く手を上げると指先から光がほとばしる。ファンタジックな光や音が檻の中に満ちていく。)
(そして檻の虚空から一つの影が現れた。極端に戯画された巨大な鋼鉄の兵士だ。それはコミカルな仕草で動き始める。)
やっちゃえー!(少女の叫びに応じるように、鋼の兵士は騎士の如く少女の前に立つと、その背中に背負っていた巨大な半ハンマーを振りかざした。)
(そして鋼鉄の兵士はそのハンマーにて籠を打ち付ける。火花を散らせながら、それは破壊を続ける。やがて――)
どーおー? これがあたしの魔法の力なの!(胸を張って自慢げに言う。既に少女は籠の外であった。巨大な鋼鉄の兵士が守兵を見下ろしていた) -- ロステ
- (鉄籠を破壊し得る、即ち暴走機械類へ何らかの方策で有効打を与えられる…そうした意味合いでの課題でもあったが)
想定以上の結果と認識する。
(破砕した手段に否はない…無機質な声音は変わらないが)
通行許可証を発行する為にキミの名を教えて貰いたい、探求者。
(巨兵より睥睨する少女を見上げ、檻の残骸を用いて『成形』し始めた) -- 北門の守兵?
- ふふん、やったー!(ファンタジックな光とともに巨大な鋼鉄の兵士は消えていく)
あたしの名前? うん、あたしは迷子! 迷子のロステ・ストレイ! わっ。何かできてる……
(檻の残骸から何かが作られていくのを見て)
あたしは名乗ったわ。だから次はあなた。あなたのお名前はなーに? -- ロステ
- (掌大の金属板、装飾とロステの名前…顔が浮き彫られたカードキーを手渡して)
見事だと判断する、ロステ・ストレイ。それを提示すればこれよりは手続きを簡略化して通行可能だ
僕は……クドラクに列なる『牙獣騎(ウルヴサルク)』の一鬼…
(個人の名というよりは役職名に近い名乗りを返していた) -- 北門の守兵?
- わあ、すごーい! あたしの名前と顔がかいてるー!!(カードキーを貰ってそれを高く持ち上げて小躍りする)
ほんとほんと? これを見せればもう入れるよーになるの? やったあ!
くどらく? ウルヴザルク? それが貴方のなまえ?
えと、じゃあ、ウルくんね! これからウルくんって呼ぶわ! よろしくねウルくん! あたしのこともロステって呼んでいーよ?
このカードを見せたら先に入れるのね?? -- ロステ
- …肯定。行きに見せてくれれば十分、同時に……
無事に還って再びそれをボクに見せるのが越境者の義務だ、ロステ。
(キミに任せる、と暗にウルとの呼び方を承諾して) -- 北門の守兵?
- ありがとー! じゃあウルくん! これ見せるね!(もらったカードをばんと守兵の前に突き出す)
また帰ってきたらこれ見せにくるから! それじゃーねー!
(そういうとてててと足早に門の方へと向かって行った) -- ロステ
- (関所の前、スーツ姿の青年がしゃんとした姿で立っている)
北区への関所と心得ている!門番の者がいたらお目通りを願いたい!(透き通るような声で、呼びかけた) -- ブラスト
- (威圧感の塊といえる黒鎧、禍々しい巨斧槍……守人の姿が今日も絶えず其処にある)
……此処に。用向きを伺う。
(真直ぐ凛と徹る声の主を爛々と耀く紅い眼が見据え、端的且つ無機質に応えて) -- 北門の守兵?
- ……!(北区の住民はほとんど見かけない、故にその巨躯に少したじろぐが、ソレを表情には出さず)
私の名はブラスト・アイディオール。界境街の政治家をしている者だ。
職務とこの街の安寧のため、北区を視察しに来た。今後の通行許可を願いたい! -- ブラスト
- 行政の担い手、か……越境希望の目的は承知した。が…
目的から擦れば現状を概ね把握しているとは思うけれど、北区広域は安全とは言い難い状況にある……
(許可を出すには最低限自衛できることが前提である、と告げて) -- 北門の守兵?
- ……一応、冒険者としてある程度の期間は戦った。自衛はできる。今は少し休んでいるが……
危険だからこそ視察で状況を把握し、中央区との連携を図りたいのだ。 -- ブラスト
- (またサラリと乱入するエルフ。北区の側から帰って来る形で) やあ。通っていいかな?
(黒い手帳を見せる。区外の「冒険者の街」で名の知れた治安維持組織、断罪の剣の手帳。どうやら、北区に入る時もコレで入ったらしい) -- ジョーヌ
- …経歴は了解した。個人で不測が有り得るならば、同様に越境の意思がある者と出向くのも一つの手段であると提案しておく…
(危険を承知した上で尚臨む覚悟があるのを受けて提案を交えつつ、金属片の『成形』を始める) -- 北門の守兵?
- ……そうだな。次に来るときは護衛をつけてこよう。……何を?(「成形」に首をかしげ) -- ブラスト
- ……パニッシャー。ジョーヌ・シャルトリューズ、現刻を以って帰還を確認。重量音減……首尾は、と尋ねる -- 北門の守兵?
- 許可証を発行する、暫しの間待ってくれれば……
(手の上で金属が歪み、板状になったその表面が蠢いて…装飾の施された小さな金属板にブラストの名と顔が浮き彫られ) -- 北門の守兵?
- ありがとう(手帳を仕舞い) まあ、上々かな。北区の「果て」を見てきたよ。…ここも、ひとつの「果て」だけどね(微笑んで応える) -- ジョーヌ
- ……便利な技能だな。中央街の役所での事務仕事などを斡旋しよう。もし仕事に困窮したら連絡をして欲しい。 -- ブラスト
- (この場に留まり続ける己では決して見られぬ風景を確認したというエルフの言葉)
果て…尽きる先。だが
学者達によれば響融化は未だ止まらず、最果ての境界は広がり続けているとも……
(対する呟きは無機質ながら憂いが滲んだ) -- 北門の守兵?
- 待たせたけれど、これから後はそれを提示してくれれば手続きを簡略化できる。それと…
業務斡旋は気持ちだけ……向いているとは思えない
(己は牙と刃を携える者だから、と) -- 北門の守兵?
- そうかね?君のその誠実な仕事ぶりはきっと住民の信頼を得られると思うが……まあ、いつでも声をかけてくれ。
(カードキーを手にすると、深く礼をして)ありがとう。では……通らせてもらうよ。
君に神のご加護があらんことを。(そう言って、北区の中へと入っていった) -- ブラスト
- きみは、ここの番兵かい。
(金属の粉塵が独特の香りを満たす北門関所、“狼の口”。半分以上顔を隠した夕陽の輝きに、青紫のシルエットが浮かぶ)
(夜の訪れと共にそこに現れたかのような青年は、番兵に問うた) -- ビジル
- (その日の来訪者は夕闇を纏って現われた)
…肯定。此れより先への立ち入りを制限している。
(全てを阻むように静かに佇む異形、その爛々と耀く紅眼が姿を捉えた)
(肩に担いでいた巨斧槍が下ろされ、長柄の石突が鋼鉄の床を叩く……響く音は見かけ通り重厚)
(越境希望か…と、無機質な声で端的に続けて尋ねた) -- 北門の守兵?
- (黒鉄の兜が陽を照り返し赤々と輝く。異様な風貌が、感情のない物理構造群の中でひときわ目立つ)
(声も荒げず、姿勢も動かず、その姿形が侵入者を威圧し、進む足を塞き止めている)
(「僕の武器もだいぶ禍々しいけど、いい勝負をしているなこの槍は……」見て、ちょっと感嘆とした)
そう、この先へ。……入区審査が必要? -- ビジル
- 肯定……現在、北の一帯は暴走機械群が徘徊する危い場所となっている。
(最低限自衛能力を有する事が立ち入りの条件である、と。無機質な声が告げる)
(鎧に覆われた外見からは感情も伺えず…寧ろ番兵自身が機械じみていたが)
護衛を伴う等、単独行動を回避するのも一例であるし…単純なのは冒険資格の提示に類するものだ。 -- 北門の守兵?
- (その異形の鎧はさながら悪魔の化身であるかのように僕の目へ映っていた。しかし、発する言葉といえば事務的で穏健なものだ)
(「ここを通りたくば我に力を示せ」などと、物語の形式美を仄かに期待していた僕は拍子抜けをして力が抜けた)
危険なのは承知済み。……ええと。それじゃあ、こんなものでどうかな。(冒険の依頼書を提示し、力を示した) -- ビジル
- 関連書類の提示を感謝する……記載名ビジル・ベスパタイン、であると確認した。
(落胆されているとも知らずか、淡々と事務的に口述して)
南区在住、男性、登録年齢24歳、1680mm、49000g……
(外からでは視線の先はいまひとつはっきりしないが、じっと見られているのは感じるかもしれない) -- 北門の守兵?
- (略歴を赤裸々に読み上げられると気恥ずかしい。彼れと顔を付き合わせているが、表情は当然読めない)
(鎧の中身が機械でないことは確からしいのだけれど、遮光性の高い鎧には隙間がなく、確信は持てない)
(…ただ、魂の輝きを薄く感じ取れる。僕のよく知る、夜闇に近い輝きをしている)
…(見られる感じがして、さっと考えるのをやめた。なに、詮索無用だ)
…ええと、終わった? 僕は入ってよろしいのかな、そうで、ないのかな。 -- ビジル
- 肯定……審査を完了。ビジル・ベスパタインの越境を認可する……但し。
(以後の通過を略化できるように許可証を発行するので待って欲しい…そう付け加えて)
(掌大の金属片をその場で『成形』して、小さな金属板を差し出す…板の上にはビジルの名と顔が浮き刻まれている) -- 北門の守兵?
- よし、ありがとっ、ゔっ(いざ行かん、そう重心を前方に移動させたところを呼び止められてつんのめる)
(「ま、まだなにかあるのか。お役所仕事か!」恨めしげな視線を番兵に送り、ツマ先をかつかつ鳴らしたり落ち着かなげに時を待った)
(気も漫ろとなっており、番兵の挙動も通達も、環境音と背景の如く右脳から左脳へ通り抜けて延髄へ渡り、喉元から溜息となって抜け落ちていた)
(ので、ぶっきらぼうに受け取った許可証を二度見して更に目を見開く)わぁお……。
えっ、なにこれ、なにこれ。これが許可証? もっとバーコードと番号のみとか、全部の数字を四則演算して10にするぐらいしか面白みのないもんじゃないの? 僕の顔があるよ!
(「ICOCAみたいなもんかなあ!」不機嫌がすっ飛ばされて晴天の上機嫌となる)こんなの、欲しかったんだよね。……これを見せれば次から通してくれるわけ? うん、わかった。
あ、そうだ。(ツマ先をわたわたと軽く地団駄踏んで、さも落ち着きなくしていたが、その足で門からダッシュで離れていく) -- ビジル
- 待たせてすまない……肯定。以降はそれで通過の手順を簡略化できる。
(縁にも装飾の施された金属板、その種類である程度許可の範囲が分別され…また直接見えないが個人識別の徴が付けてある、と)
……気を付けてビジル・ベスパタイン、無事なる帰還と再会を願っている。 -- 北門の守兵?
- (だが、彼は戻ってきた。悠然と、確かな足取りで歩き、また門の前に訪れると、(スッ)懐から掌大のプレートを差し出す)
(ドヤアアア……)(そして今度こそ、門の向こうへと歩いていった) -- ビジル
- (早速とばかりに一度中央へ退いてから再びやってきて提示されたを見て)
…ビジルの証名を確認。越境者に幸在れ…
(大きく頷き、関を越える背に声を掛けた) -- 北門の守兵?
- (関所の門に北側から近づく物体がある…よく見れば、それは機械兵器だった)
(この辺ではよく見る形だが、珍しいオレンジ色のカラーリングで遠目からも目立つ。瓦礫の合間を縫っては止まり、こそこそとそちらの様子を伺っているようにも見える) -- 機械兵器
- ……
(番兵の業務といえば門前哨戒であるが、北門のそれに関しては若干異なる)
(響融化で発生したスクラップの撤去作業もまた黙々と、独力で行っているのだ)
(結果として門付近は広く整い、視界を遮るものもなく…鉄板が敷かれている)
(五感に優れた彼にとっては作業中の鎧越しでも、遠方からの接近を察知は容易で)
多脚型…要警戒
(赤眼が捉えたのは潜伏に不適な目立つ色…その挙動は暴走体の行動様式とは少し異質に思えるが)
(無限軌道や車輪型に比べ、足場の悪い場所でも平然と動く…時には壁面すら) -- 北門の守兵?
- (遠目から監視していたようにも見えた機械兵器は撤去作業中のそちらにゆっくりと向かってくる) -- 機械兵器
- …訊ね、問う。越境希望か?
(認識した上で接近するそれに向かって番兵からの誰何の声……音声への応対で相手の傾向を調べる)
(機械群の行動様式を大別すれば作業従属型、作業巡行型、定点作業型、無差別奇行型…あとは自律行動型が占める)
(斧槍を肩に担いだまま、まだ戦闘態勢を取らずに…門扉を閉ざしてではあるが歩み寄って接触を図る) -- 北門の守兵?
- (問われると、ピピっと機械音が鳴った。それに続き、女の声が響く)
あら……あなた喋れるのね?てっきり…いえ、なんでもないわ。そうね、門を通りたいんだけど……街に繋がってるのよね? -- 機械兵器
- 肯定。壁の向こうは居住区などに繋がる、それに察しの通り…ボクは機械兵ではない。
(会話の通じる相手と判り、説明を加えていく…)
近辺の機械群との無為な衝突を回避する為にこうして関が設けられ、出入りを規制している……通過希望ということならば検問への協力を願う。 -- 北門の守兵?
- け、検問……?それはつまるところ何かあれば入れないとかそういうの……? -- 機械兵器
- 概ね肯定する。但し、簡単な問診と目印の着用への協力で済むと思ってくれればいい。
入場に際して敵性がない事の確認が取れればいいのだから……文字記入は可能だろうか? -- 北門の守兵?
- あ、あーー、それぐらいなら……身分証明もできるしね…わかった、"今からそっちに行くわ" -- 機械兵器
- …了解した。キミの到着までに此方も手続きの用意をしておこう…
(眼前の機械からの微妙な言い回しの応答に特に違和感なくそう答えて)
(掌大の金属廃材を拾い上げ、『成形』しながら門前で待機していた) -- 北門の守兵?
- (数分後、人型の何かが歩きながら向かってくる。時折そちらに手を上げて)
お待たせ、さっきそこのボクスから連絡をよこした者よ(ここら辺でもあまり見ないタイプの機械兵士だった。腰に剣のようなものをぶら下げていて、目に見える武装はそれだけだ) -- デマントイド
- (しばらくして近づいてくる人の形に、傍らの篋体を一度見やり)
キミがこの橙色の機械…ボクスの、統率個体か。
(機械間に上下関係に近い枠組みが存在するのは知られている…)
(端末とも呼ばれるようだが、作業に従属させられる側がこのボクスと呼ばれた機械なのだろう)
プレートの用意は出来ている…まずはキミの名前に類するもの、加えて入場の目的を教えて欲しい。 -- 北門の守兵?
- ええ、その通り。統率固体と言われるとちょっとくすぐったい気もするけど…
えーと…私はデマントイドよ。目的は…買い物と情報収集かな(まるで遊びにいくような軽い口ぶり) -- デマントイド
- 購買、情報収集……観光もしくは学業での一時滞在と判断……
(重々しく頷けば、鉄板の表面が蠢き…縁に紋様が形作られ、中央に浮かび上がるデマントイドの文字)
(ナンバープレートめいた品が話の最中に完成して)
デマントイド。これを装着または携行していればキミ自身の短期滞在には問題ない…但し…
(ボクスのような端末個体を入場させる場合は別途で登録は必要だと)
(…おそらく模様で許可の種類が判別出来るのだろうが) -- 北門の守兵?
- なるほど、入場券みたいなものなのね(ナンバープレートを身に着けて)
端末固体?…… …えぇぇ〜〜!?酷い!私のかわいいタイト君になんて事を言うの!?このボクスT、通称タイト君はね……(長々とボクスのスペックとそれに対する愛について語りはじめた…) -- デマントイド
- ……謝罪しよう、不勉強だったようだ。
(滔々と語り聞かされるタイトくん話を粛々と受け止める番兵)
(…甲冑で表情は一切見えないが、猛烈な勢いにタジタジなのは想像にかたくない) -- 北門の守兵?
- (フラフラと街中を散歩していると、北門の関所へとたどり着いた)
(封鎖された門の前、顔をしかめて)…ロレイラルの機械が暴れてる、んでしたっけ。ロレイラルの方々とも仲良くなれれば、と思ったんですけどねぇ… -- レムニス
- (きな臭い状況を裏付けるように、禍々しい異形の全身甲冑を纏い、巨大な斧槍を手にした人影…)
(完全武装の番兵の姿が視界に入るだろう)
(…しかし、思考もなく門の向こう側で暴れるという巨大な機械群)
(対してああした守人や人の身の丈より高い障壁が果たしてどれ程役に立つのか…疑わしいが) -- 北門の守兵?
- (たった一人で門を守り続けているであろうその門兵に、意を決して近づいていく)
あ、あのっ!この先に入ってみたいんですけど……やっぱり、危ない…ですか? -- レムニス
- ……肯定。残念ながら安全とは言い難い…平定にはまだ時間を要するだろう。
(黒鎧の守人、兜から爛々と耀く深紅の眼光…レムニスの姿を一瞥して)
北部一帯を徘徊する機械体には意思が確認できず、遭遇した場合戦闘は不可避だ…
(故に「冒険資格」等のない一般人は基本的に通行を止めるのだと)
単独で排除できるのでなければ団体行動を推奨するが… -- 北門の守兵?
- う、一応…冒険者やってますしそれなりに戦えますけど…無意味に戦いたくはないですし、止めておいた方がよさそうですね…
あの、この門の向こうに意志疎通の出来る機械兵士って残ってないんでしょうか…その、お友達が欲しくて…
(門の向こうの惨状を知っている守兵からすれば平和ボケした寝言でしかないが、目の前の少女はどうやら本気でそう思っているようで) -- レムニス
- 貴方の判断を肯定する。最低限自衛出来る事が資格といえるだろう…交流?
(しばし気まずい沈黙、少しして壁の向こうを見やった番兵がぽつりと呟いて)
…皆無とまでは言えない。
稀に休眠状態の融機人や自律型の機械兵士の発見事例もあるようだから…
(多くは狂ったように…災害同然の暴れようなのだが) -- 北門の守兵?
- (やはり無謀な、バカバカしい考えだっただろうか。沈黙の間、気まずそうに眉根に皺を寄せて)
ほんとですかっ!?…よし、それじゃぁきっとそのうちにロレイラルの方ともお友達になれますよね…!
(気休めの言葉だったかもしれないが、今は守兵のその言葉以外に門の向こうを知る術はない)
(守兵がそう言えば、彼女にとってそれは真実なのだ。明るい表情を取り戻した少女はぺこりと頭を下げて)
変なこと聞いちゃってごめんなさい。私、レムニスって言います。…その、また此処に来てもいいですか?
門の向こうがどうなっているのか…機会があれば、行って、この目で見てみたいですし -- レムニス
- (レムニスの背後から、穏やかだがよく通る声) 僕からも、聞いていいかな?(コメントが1件表示なので堂々と乱入するエルフ)
平定、と聞こえたけど(人間のそれよりも尖った、自らの耳を指さして) この向こうでは、何が起きているんだい? -- ジョーヌ
- (突然の乱入者に驚きつつ霊圧がフェードアウトしていく悪魔) -- レムニス
- …否定とはボクからは言えない、レムニス。望む意思があるのなら…また来ればいい
(続けてエルフらしき相手からの問い掛けに専門家に聞いた方がいいだろうが、と前置きして)
かつての旧市街は別の世界と混ざりあってしまった…
他の地区は変貌や異界の住人の出現に混乱はあっても一定の意思疎通に成功したが
北部一帯、機界からの住民はそれすら困難で…徘徊する彼等との遭遇は戦闘になる
(ある種、外敵と認識しているのかもしれない…と) -- 北門の守兵?
- …それを、平定しようとしている勢力があるのかな? 時を待てば、平穏になる?(平定には時間を要する。エルフが耳にしたのはこの部分だろう)
専門家が居るのか…(少し驚いた様子で) それは、話を聞きたいかな
どこに行けば、会えるだろうか?(今度は、専門家について尋ねる) -- ジョーヌ
- ……概ねどちらも肯定する。
北区の居住域が大きく損なわれ、かつての住人の多くは避難民化した…
…そうした混乱に関しては、時間経過で改善は見られる
(既存の統治体制による事態収束は一定の成果があったのだろう…少なくとも適応する者が出る程度には) -- 北門の守兵?
- 結果として、かつての住民と今回の変化に利益を見出す層……生活圏の再拡充へ動いている、人を募るのは主にそうした者達だ
……現段階ではどちらも大規模とは言いがたいけれど
現象そのものに関しては召喚教会か財団の関係者の方がやはり詳しいだろう……ボクは現場の衛士であって、学者ではないのだから
……それぞれの界域に興味がある、知る必要があるのなら中央区にある学舎を訪ねるといい -- 北門の守兵?
- 成る程。既に動いている人間たちの邪魔をすると悪いし… 先に事情を聞いてからのほうが良さそうだね(ありがとう。と頭を下げて)
ところで君、前にどこかで(思い出せない。軽く眉根を寄せて言いかけるが、すぐに小さくかぶりを振って)
ああ、いや。いいんだ。忘れてくれ(邪魔をしたね。と微笑んで、踵を返す) 出直すことにするよ。またね(言って、エルフは帰っていった) -- ジョーヌ
- 了解、参考になったのならば幸いだけれど……かつて、響融化以前に。
北区の現場へラフィットと名乗る男がやってきた事がある。おそらく貴方の同僚だろう……『パニッシャー』。 -- 北門の守兵?
- --