斜陽の影
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前職
ワープゲート
冒険中ゲート
更新順ダム
チャット部長
ガイドマップ
ASH課金マネージャー
編集:MenuBar
名簿/480580
────────────────────── --
2012-05-20 (日) 11:32:16
奇妙な夢を見てから、幾夜も過ぎた。不思議と光景は鮮明に記憶されているのだが、それがまた、彼女には気持ちが悪かった。
今宵の 寝床は郊外の宿屋。久しぶりに、ゆっくりと骨を休めることができる。この数日は、戦闘に巻き込まれなかったものの
敵対するサーヴァントを避けながらの情報収集を強要されていたのだ。肉体的疲労よりも、精神的疲労の色が濃い。
結局得られたのはランサーについてのみ。精々経歴や、環境。その程度の端的なものだ。これを生かすべき能は、彼女には無い。
彼の妻を人質に取るアイディアは、比較的たやすく浮かびはしたが、それを許容する程、落ちぶれているわけでも無かった。
何より、自らのサーヴァントは、それを容易くやってのけるだろうという現実感がある。信頼感はあれど、恐怖を抱かざるを得ない。
そろそろ、何者かとの接触を試みたい。それが敵対する者であれ、協力者であれ、停滞したこの時間よりは、遥かにマシなのだろう。
エスリーは溜息交じりに明かりを落とすと、ゆっくりと夢の世界へと沈んでいった。 --
2012-05-18 (金) 07:04:57
夢の中では彼女は別の何者かで、それはいつぞや見覚えのある人物。以前夢で垣間見た、羽帽子の騎士の姿をしていた。
不思議と彼本人の自我は混在しており、感覚だけが共有されている。彼の体は血みどろで、腹部には大きな傷があった。
痛覚は最早曖昧なもので、棒きれのように足を引き摺りながら、薄汚い路地を歩く。遠くからは、彼を追い立てるような声。
彼の身に何が起き、何が彼をそうさせるのか。エスリーは困惑していたが、彼女には何もすることができない。
言葉を投げ掛けようにも通じる様子は無く、足踏みを止めようとも不可能だった。彼はおぼろげな眼差しで、前へと進む。
赤黒く染まった外套は、鉛のように圧し掛かるというのに。 --
2012-05-18 (金) 07:06:22
貧民窟に差し掛かる。誰もが彼を見やるものの、手を貸す者など一人もいない。怪我人など日常的光景なのだ。
無感情な視線を向けては、また視界から外す。まるで自分の価値が見定められたように思えて、エスリーは嘔吐感を露にする。
されど体に支配権は無く、ただ不快な感情が高まるばかり。今にも逃げ出したいと願う彼女に、別の記憶が流れ込んできた。
体の主、カシィル・ロックフィールドの記憶が。 --
2012-05-18 (金) 07:06:46
片田舎から出てきた時のこと。冒険者になった時のこと。名を挙げるため、騎士団に入った時のこと。
思いのほか居心地が良く楽しい毎日で、それが永久に続けばいいなと、柄にも無く願った時のこと。
……そして、理不尽な死。 --
2012-05-18 (金) 07:07:01
魔物はカシィルを無惨にも殺し、その人格をも取り込んだ。今の彼は、その成れの果て。交じり合うことなく、それは同居していた。
夜な夜な街に繰り出しては、人間を補食していた時のこと。ついに仲間にまで、手を掛けてしまった時のこと。
腰に下げた護符は、仇討ちを決意した時のものだったのに。その仇が自分自身だったとは。混迷する記憶に、カシィルは自嘲する。
その都度喉元を黒々とした血液が競り上がり、道端に吐き捨てては息を荒げた。だが、目的の場所は未だ遠い。止まれない。
追っ手を振り切るようにして、彼は山道へと入っていった。 --
2012-05-18 (金) 07:24:46
ここまで来れば、何者にも足取りは掴ませない。誰に会うことも無く山道を抜ければ其処は、彼の見知った光景が広がっていた。
立ち並ぶ外壁に雄々しく掲げられた旗印は、この地が騎士団領だと告げている。泥濘のような雲の向こう、月は高く。人の気配は無い。
糸の切れた操り人形のように、どちゃりと倒れ込むカシィル。外套から滴る血液を吸い取って、積雪した地面は色を変えていく。
「……道、間違えちまったなぁ……へへ、もう騎士じゃないのに。こっちに戻ってきてどうするんだ……俺。」
誰に聞かせることも無くぼやく彼の視界に、見知った姿が映り込む。 --
2012-05-18 (金) 07:44:51
「やっとの思いで塒を見つけたのに、いざ踏み込むと蛻の殻ときた。さんざ探し回った挙句、遭遇するのがこことはふざけた皮肉だよ。」
「そう言うなよ …俺も必死だったみたいだ。…見つかっちゃったな ああ、俺の中の奴、いざと言うときにぼんやりしやがった。」
「ぼんやりしてるのは、お前も同じだよカシィル。これほどの血糊だ、誰であろと嫌でも気付くぞ?」
「清掃夫がぼやいてたら、汚した犯人が謝ってたって伝えてくれよ。」
「烈火の如く憤慨する様が浮かぶようだな……文句を言われたら、君を恨むぞ?」
友人同士のやり取りは、きっといつもの調子なのだろう。故に何処か胸を締め付けられる思いを、傍観者であるエスリーは抱く。
深々と降り注ぐ雪は、彼女にはまるで涙のように見えた。
「まだ、立てるか? 最後に……。最後に少しだけ、付き合ってほしい。」
「最後なんて、言うなよ。言わないでくれよ……付き合うからさ。」
震える声でカシィルは答える。きっとすでに限界は越えているはずだ。彼の影は魔物らしく蠢き、流れ落ちる血液を舐めている。
人としての体裁を保てるのはいつまでか。よれよれと壁に手を付き立ち上がり、友の先導に足取りを合わせていく。
その背に襲い掛かろうとする影を蹴り付けて。
「……悪いな。 」
赤毛の友は、ぽつりと呟く。 --
2012-05-18 (金) 08:20:43
修練場。騎士団に席を置くものが、自らを研鑚するために用いる場所である。そこには赤毛の青年と、カシィルの姿があった。
他の介入を嫌ってか、灯は無い。ただ月明かりを返す深雪の白光だけが、彼らを照らすべく差し込んでいる。
「覚えているか、カシィル。以前、此処で軽く手合わせをしたな。護衛任務の直前だったか? いつ頃だったか……猫の貴族の。」
「修練サボってたのか? …へへ、まあ、俺も久しぶりだけどさ。……楽しかったな、皆で山賊退治して、騒いでさ。」
「まったく失礼な奴だな君は……。警邏に事務処理にと時間が取れんでな、出先や庭先が多かっただけさ。」
「なら良いけど。……へへ、また此処に来るとは思わなかった。」
談笑に興じる姿は一見して年頃の男子たちだというのに、この場を包む空気は何処かもの悲しい。
窓の向こうに広がる銀世界は、自身の影をも浄化させてくれそうで、カシィルは雲間に覗く月に、目が離せないでいた。
身体を同じくするエスリーにも、その感情は流れ込んでくる。 --
2012-05-18 (金) 08:47:06
赤毛の青年は、感情を押し潰すようにして眉を顰める。エスリーにはそれが何処か懐かしく思えたが、その意味はまだ理解していない。
「なぁ、カシィル。こうして僕と思い出を共用する君は、何処までが本物なんだろうな。」
「君と初めて言葉を交わした日、あの頃から『それ』は存在していたのか……?」
「……違う、エリクス。お前と初めて会った時の俺は、俺だよ。……今も、俺は俺だって言いたい。でも……」
「……きっと、初めて死亡報告出されたときのことなんだろうな。最近、夢見るんだ。」
「俺とよく似たガキが、俺に追われて、影に殺されるの。……ひでぇもんさ。」
「異変があったころ……だな。僕が早く気付いていれば、違う道を歩めたかも……しれないんだな。」
「どうだろうな……俺が弱かったんだよ。エリクス、お前のせいじゃない。」
「……まったく、家出たときには考えもしなかったぜ、俺がこんなになるなんて。」
「……ありがとう。その言葉で、僕も納得のいく答えが出たよ。認めたくは、ないけれど……。」
「けれど、やはり君は……君だよカシィル。」
「……そっか。俺はカシィルか。それで良いんだな。良いんだよな、エリクス。……イヴァイン。」
ふいに続けて呟いていたのは、自ら手を掛けてしまった仲間の名。目を閉じ、腰の剣を抜く。
「エリクス、もっかいだ。前、つけられなかったから……最後に。」
指先は覚束無い。力が入らず、切っ先は揺れている。 --
2012-05-18 (金) 09:06:52
小さく頷き、エリクスもまた同様にして剣を抜く。鞘の擦れる音が、広い城内へと静かに響く。
双方目尻には滴跡。指先で拭い、浅く一呼吸。カシィルの揺れは、緊張の高まりと呼応するように、収まっていった。
「……待ったは聞かんぞ。」
「上等ッ!!」
先に仕掛けたのはカシィル。洗練された剣士の動きを取り戻し、見舞うのは下段突き。
対するエリクスは切っ先を滑らすようにして、外へと流し間合いを詰める。交差する互いの得物。
間髪入れずに放たれた手刀は、強かにカシィルの顎先を打ち据え、膝の力を容赦無く奪い去る。決着は一瞬であった。
躊躇いの無い友の動きに嬉しさを覚えると同時に、彼は自身の弱まった身体を、口惜しく思わずにはいられなかった。
「伸びといい、間合いといい、見違えたな。だがな、それは僕とて同じことだ。」
「ああ、そうだな。そうだ……畜生、酒飲んでぼんやりしてる場合じゃなかったぜ。」
完敗を認めた顔は口惜しさを容易く覆す程、底抜けに明るい。 --
2012-05-18 (金) 09:31:25
友の言動立ち振る舞いに無力感を覚え、目を背けるエリクス。互いに気も抜けていたのだろう、それは突然の出来事だった。
カシィル本人とは無関係に、彼の影は槍となって友へと襲い掛かる。異形へと変貌しつつある腕で、それをつかみ掛かろうとした。
力が思うように入らない。指の隙間からするすると擦り抜けてゆく。変貌もまた止まらない。間に合うか、既に穂先は差し迫っている。
「糞ッ! 諦めの悪い……!」
「……!!」
背けた顔を向け直せば、腹部を貫く寸でのところで止まっている。二度目は無かった。黒く大きな腕が、その槍を掴んでいたのだから。
霧に包まれたその姿は、いつぞや山でエリクスに襲い掛かった、あの魔物と同じもの。しかしその眼差しは、彼を想う友のもの。
異形の腕は、そのまま槍を捻じ伏せ、腰に備わった血まみれの護符を投げ放つ。彼が手に掛けてしまった、仲間の護符を。
影が次に振るうべく練り上げた剣をも再度握り潰し、黒々とした血液を辺りに噴出させた。汚泥のような液体は、影へと沈んでいく。
「……頼む。」
何を、とも言わずカシィルは、たった一言呟いた。 --
2012-05-18 (金) 10:53:59
……彼女は目を覚ます。続きはどうなったのだろうか? どの道カシィルは助からないだろう。
エリクスが手を下すまでも無く、彼は塀に寄りかかったまま霧散し果てていたに違いない。
ならば彼らの行いは無駄なものだったのか。柄にも無く眉を顰めるエスリーの傍らには、アサシンが佇んでいる。
サーヴァントは夢を見るのか、それは彼女には判らないが、彼の表情はいつにも増して悲哀に満ちており
きっと自分と同じ夢を見たのだろうと、確かに予感させた。掛ける言葉が見つからない。
長い沈黙を破ったのは、珍しく彼の方からだった。
「……夢を見ていた。随分と懐かしい夢だ。私は騎士道を志した若輩者で、幸いにも人の輪の中にいた。」
「毎日が楽しく、永劫であれとさえ願った事もある。掛け替えの無い日々だ。それ故に辛く苦々しい事もあった。」
「彼を手に掛けたのは、掲げた理想と相反する。その矛盾に耐え切れず、私は騎士団を飛び出し、放浪の生涯を続けた。」
「私が介錯した事で、奴は救われたのか。それは誰にも判らん。一生を費やしても、答えなぞ掴めはしなかった。」
「全ては無駄だったのかもしれぬ。この手にこびり付いた感触だけが、確かなものとは悲しいな。」
追及も肯定もできず、彼女は窓の外に視線を逸らす。一夜にして降り積もった雪が、街を染め上げていた。
鉛色の空からは、尚も白い粒が降り注ぐ。まるで表情を変えないアサシンの代わりに、天が泣いているように思えて
エスリーは彼の手を、そっと握った。 --
2012-05-19 (土) 04:42:53
エスリーは夢を見ていた。波の立たぬ人生では無かったが、この数日に降りかかった出来事は、言うなれば瀑布のようなもの。
年端も往かぬ少女が受けるには、あまりにも酷なものだ。故に、まどろみは一層深みへと、彼女を誘ってゆく。 --
2012-05-14 (月) 06:10:32
立て掛けられた剣や槍といった武具。注釈だらけの地図。人相の悪い似顔絵描き。
備え付けのベッドで休息を取る者。書類の整理に追われる者。指示を出す者、受ける者。
集う者たちには、性別、人種、果ては種族すらも統一性が無い。窓の外に覗く旗印が、その訳を指し示していた。
黄金騎士団。弱者を救い正義を成す為、街の冒険者が結した組織である。
一室に満ち溢れる活気は、エスリーには信じ難いものだっただろうか。
壁のカレンダーは、今から一世紀近く過去の年数を映し出している。 --
2012-05-14 (月) 06:11:26
これは架空の場面なのか? それとも歴史の追体験なのか?
彼女は半ば錯乱気味に、辺りを見回した。不思議とその目に、赤毛の青年の姿が止まる。
青年は周囲の人物と、仲睦まじげに談笑をしていた。羽帽子の青年、縮れた黒髪の青年。亜人の青年と。
その様子はとても朗らかで、何処か幼い。きっと自分と同年代なのだろうと、親近感が沸くのを、確かに感じた。
やがて、慌てた様子で伝令が入ってくる。険しい顔を浮かべる面々。
次々と席を立ち、部屋を後にする彼らに、エスリーは着いて行くことにした。 --
2012-05-14 (月) 06:13:07
扉の外に出てみれば、どういう訳だろうか。窓から見えていた光景とは別世界。見渡す限りの木々や草花。
振り返れども、騎士団員の姿どころか部屋すら無い。仕方なく、流れる水の音へと進む。起伏や情景から、野山の中だろう事が伺えた。
月の明かりを頼りに傾斜を昇っていけば、遠目に映り込む影がある。見知った姿だ。先程の、赤毛の青年と、羽帽子の青年である。
二人は何やら、こんな奥地まで来て語らっていた。秘密の相談だというのだろう。赤毛の青年は、照れ臭そうだ。
風はゆったりと、枝葉を揺らしている。 --
2012-05-14 (月) 07:42:04
エスリーが近付いてみれば、話は別の内容へと移行していた。真剣な眼差しから一転、赤毛の青年は青ざめていく。
一体どういうことか。不思議と彼等の会話は、エスリーの耳には認識ができない。これが夢だからだろうか。
もう少し近付けば。傍らに立てば。耳を澄ませば。もしかしたら、何かしら窺い知ることができるのでは。
彼女は、赤毛の青年に慌てて駆け寄っていく。 --
2012-05-14 (月) 07:45:48
瞬間、彼の身体は大きく跳ね上がった。胸元を大きく、何かが貫いているのが見える。
それは、羽帽子の青年から伸びた腕。正確には、腕が変質した鋭い槍か。吹き上がった血飛沫に、エスリーの顔は真紅に染まった。
腕だけでは無い。その顔からは、人間性など欠片も確認できない。ただの醜悪な、一匹の化物が佇んでいた。
赤毛の青年は、今にも泣き出しそうな表情を決意で塗り替えると、その凶器を力強く掴む。震える指先が、何とも物悲しい。
そして深い崖の方へと走り出し、消えてしまった。羽帽子の青年を道連れに。 --
2012-05-14 (月) 07:50:24
取り残されたエスリーは、恐る恐る、崖の下を見下ろす。夜闇の深さも手伝って、目を凝らせども、一向に底が見えてこない。
今にも取り込まれてしまいそうな不安感が、彼女の胸を過ぎる。高鳴る胸騒ぎは、呼吸のリズムさえも乱す程に加速していく。
緊張がピークに達したその時、意識はゆっくりと薄れていった。 --
2012-05-14 (月) 07:52:50
────────────────────── --
2012-05-14 (月) 02:22:09
(性急な開発計画の煽りを受けて、この地一帯の再開発は始まった。立ち並ぶビル街。その明かり今は無く)
(急進派の頭目が病床に伏して以来、企業は一斉に手を引いてしまったのだ)
(無断で住み着く無法者たちが、それぞれ虫のように巣を作っている。その中の一角に、二人は紛れていた)
(血みどろに染まった男の右腕は、熱傷の痕を未だ残す。マスターの魔力により自己修復が可能とはいえ、相応に時間を要するようだ)
(互いに休息は必要だった。壁に背を投げ出して、瞑想に入る) --
アサシン
2012-05-13 (日) 22:32:36
(お世辞にも綺麗とは言えない床に、尻をつけないようにして腰を下ろす。アサシンの隣、離れているわけでなければ特別近くもない位置)
(理解の及ぶ範囲でこそあったが超常の戦闘を目の当たりにし、それを思い返せば鼓動が早くなる思いで)
(それを抜きにしても、笑んで消え去った女の首と手、ランサー組との接触、そして思い知った自分の無力さ、迂闊さ)
(ようやく実を結んだ情報収集であったが、余りに成果が多く、大き過ぎて未だに整理が追いついていないのが現状だ)
(蒼い炎に焼かれたアサシンの傷が癒えるのにどれだけかかるのだろう。そして、私の背後からやってきた声の主は恐らくランサーのマスター)
(戦闘にこそなったが、ランサーは決して悪人ではないように思えた。……とても善人にも見えないし、思えないが)
(次にやりあった時、私達は勝てるのだろうか。魔法を褒められて嬉しい。様々な思いが駆け巡っていく)
(どうしても纏まらない。横目で見上げるようにアサシンを見遣る。何か声をかけるべきだろうか。)
(「大丈夫?」 どう見ても大丈夫ではない。そして、その傷は私を助けるために受けたものだ)
(「ありがとう」 彼がそう言われて喜ぶとでも思うのだろうか。思えない。彼と友達ならともかく、だ)
(私はこういう時、どうすればいい?彼に何と声をかけてやればいいの?……わからない)
(結局、非正規の住人たちのがやがやとした声に掻き消されるような声量で「ごめん」と呟くのが精一杯だった) --
エスリー
2012-05-13 (日) 23:09:16
気に病まずともよい。正面からの切り結び、遅れをとったのは私の落ち度だ。
それよりも、主の調子はどうだ。魔力の損耗具合を知りたい。
余力があるようであれば、持久戦に持ち込むという手も出てくる。
功を急いた故、このような醜態を晒したのだからな。二度は無い。それは誓おう。
先のランサーを見たであろう。生半可な力の入れ具合では、まるで通用せん。
全てを注ぐ覚悟が無ければ、彼奴の首は掻けぬ。可能であれば、更なる強化術式が必要ともなる。
そうなれば、ランサーをくびり殺そうともその後、余力を失った我々は鴨にしかならぬ。
勝ち残り、聖杯を手にする。それが目的だ。そうであろう? --
アサシン
2012-05-14 (月) 00:21:05
………う、うん(口では肯定するものの、やはりどこか申し訳無さは消えず)
えっ、魔力?それなら全然大丈夫だよ(と、少し表情を明るくして、得意げな風に)
(彼女の強化魔法は継続しての魔力消費ではなく、必要な時間分の魔力を一度に放出して付与するもので)
(また、対象や強化区分を絞ることで消費量を抑える事も出来るという大変都合のいい性能をしている)
(コレしか出来ないが故に、無意識での効果限定、消費低減をやってのけるのは、言ってしまえば天賦の才なのだろう)
さっきは何の準備も出来なかったから、あんまりしっかりした魔法は使えなかったんだけど…… ちゃんと唱えて、もう少しだけ時間かければ
アサシンをもーっと強くする事だって出来るしね!……そしたら、アサシンはきっとどのサーヴァントにも負けないと思うしさ
(気休めではなく、目の当たりにして本当に思ったことだ。他のサーヴァントにも自分と同じだけの使い手がいれば話は別なのだが……)
(隠密・諜報に長けたクラスのサーヴァントの他の性能はそのままに、戦闘力に自信のあるクラスとの打ち合いが可能なほどに強化する)
(文字にすれば反則も良い所だが、彼女にはそれが出来る。しかも当然のようにだ。主従の巡り合わせとしては上々と言えるだろう)
うん!(今度は明るく、はっきりと) ……でも、アサシンだけじゃなくって、私も強くならないといけないよね
…せめて、自分の命くらいは自分で守れる程度にはさ
(「助けなしに手前ェはどう闘う?」恐らく、勝ち残った私も「闘えない」と答えるだろう。これもきっと天から与えられた才能ではあるのだ)
(だけれど、足手まといにはなりたくない。強化した所で、自分が死ねばそこで全ては終わりなのだから) --
エスリー
2012-05-14 (月) 00:43:05
……くく、ははは! あれ程強力な術式を行使しておいて、けろりとしておるとはな。
私の配慮も過ぎたものであった。これを愉快と言わず何とする。(灰色の天井を仰ぎ、響き渡る笑声)
主よ、よろしいか。その力は誇るべき代物だ。 史上稀に見る類の、傑作と呼んでも差し支えない。
胸を張れ。顔を上げよ。主の才は、それだけの資格を持ち合わせている。陽光に向かわぬ芽は、正しく育ちはせんのだ。
問題は、これより先……どうするか。未だアテなど無いのだろう? 教会に顔を出してみるか。
彼奴が運営だと称する以上、何れ克ち合うことになる。探りを入れるなら早い内が良かろう。
何者かに利用されるやも、最悪の場合、結託されては話にならぬ。どうか。 --
アサシン
2012-05-14 (月) 01:09:26
(アサシンが笑った。それが何だか嬉しくて、楽しくて。同じように声を上げて笑おうと思ったけれど)
(面と向かってここまで褒められると、やはり恥ずかしい。自然とその笑顔ははにかんだものとなる)
……そ、そうかな。…えーと、何て言えばいいのかわかんないんだけど……(先ほどとは違う理由で顔を俯かせて、少しの間)
…その、ありがとね?(言われたからではなく、顔を上げて 「私、頑張ってみるから」と続ける)
んー、そうだねー。また街をブラついてもいいんだけど、効率悪いしー…… 確かに教会はいいかもね?
さっきみたいに急に襲われたりもないだろうから、私も気が楽だしさ!(「あ、油断するわけじゃないよ?」と訂正して)
帰って、もうちょっとアサシンの傷がよくなったら早速行ってみようか!(なんて、褒められてやる気を出したのか張り切っている) --
エスリー
2012-05-14 (月) 01:19:38
────────────────────── --
2012-05-13 (日) 19:18:48
(アサシンとの対話を経て、エスリーが街へと繰り出し、情報収集に勤しみはじめて数日)
(9月の日差しがぴたりと止む夕闇時、路地を歩くエスリーの前に、黒いコートをたなびかせ、疵面の大男が現れた)
よう。手前ェか? 最近、あちこちの魔術師を探して回ってるってのは。
(友人に挨拶するように気軽に、男は声をかけてきた。右の手は黒い手袋で、左手は明らかに義手と判る鋼鉄であり、令呪の存在は確認できない) --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 01:23:49
(それまでの収集成果は微々たるものだった、というのも、真贋の判別の付かないものばかりで情報の価値としてはほぼ無いに等しいのだ)
(そんな中、文字で表すなら「ヌッ」と、突如現れた男の姿にも、相手が自分を探していた事にも、そしてその態度にも驚く)
(「へぁっ!?」と素っ頓狂な声を上げて、右足が半歩下がる。顔は30cmほど上を見上げるようにして)
あっ、えっと。(どうしよう。こういう時、どうすればいいんだろう)その……、そう、だ、です…けど?(聖杯戦争以前に、私には人と話す経験が無さ過ぎた)
(警戒も十分しているのだが、傍目から見ればその様子は「都会でナンパされる田舎娘」のようなものだ) --
エスリー
2012-05-13 (日) 01:41:39
(自分も自分で邪気のない切り出しをしたわけだが、それに対する少女の反応にさすがにきょとんとする)
(そして肩を揺らし、笑い出した)ぷっ、ははは! アイツ(ライダー)んとこのも大概だったが、手前ェも随分呑気なこった。
(その不意を突くでもなく、両腕を組んでエスリーを観察する。魔術師である以上、華奢であることは問題にならないが)
(殺意、戦意の類を全く感じない。今こうして自分と対峙していて、なお)
で、一応聞いとくか。どうして魔術師を探してンだ? わざわざ一人で、あちこち歩きまわってよ。
(さりげなく手の甲を伺う。警戒心が十分にあるマスターなら、令呪を隠しているだろうが) --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 01:47:03
わッ、笑わないでよ…!いきなり出てきて話しかけられたら誰でもビックリするでしょ!?
(観られている事に気付いていない様子で、僅かに頬を赤くして怒る。呑気、と言えばまさにその通りで)
(今この瞬間、目の前の男を敵だと疑う気持ちは限りなく0に近い。聖杯戦争の敵じゃないとしても、口を封じて担いでしまえば誘拐出来そうなほどに無防備だ)
(もっとも、彼女一人がどれほど警戒した所で大人の男一人にすら勝てないのだから、無駄な労力を使っていないだけとも言えるが)
……えーと(どう切り出し、どうぼやかしたものか、と考える)
(無関係の人間ならどう言った所でわからないし、関係者なら結局協力を申し込むのだから遠まわしにする意味は薄い。となれば)
(あのね、と前置きして)一緒にバーサーカーと戦ってくれるマスターを、探してるんだ
(そう、率直に言い放った。左手はそのままに、令呪のある右手は袖を伸ばして指先だけしか伺えない) --
エスリー
2012-05-13 (日) 02:04:53
(腕を組んだまま、偉そうに相手を見下ろす。無邪気な相手を理由もなく襲うのは男の流儀に反する)
(だが理由があればその限りではない。今ここにそれがない、それだけの話だ)
(そして選ぶような言葉を聞くと、無精髭をさすりながらしばし考えこむ)
なるほどな。バーサーカーについちゃオレも話を聴いてるが、相当にヤバい相手のようだ。
勝ち抜くためには協力して排除する必要のある相手だろうが……えーと?
ま、名前はいいか。もしかしたらそいつ並みにヤバい相手が食いついてくる、とかは考えなかったのか?
たとえばオレが。そういうマスターが放った相手だったりして、手前ェの命を狙ってるとか。ありえない話ではないぜ。
(真剣な面持ちのままで言う。言外に、自分はサーヴァントであると伝えているようなものだ) --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 02:10:55
……大丈夫、ちゃんと守ってくれる人がいるから(誰が、とは言わず。交渉が始まっていない以上、必要で無ければカードは切らない)
(アサシンの力量を見たわけではないが、強いに決まっている。否、そうでなければ困るのだ。だから信じている)
(だけれど、眼前の疵男が敵対するサーヴァント、或いはマスターの手下だったとすれば、先ほどまでの通りに無防備というわけには行かない)
(いつでも動ける心構えをして、男から視線を外さない。最も、この至近距離で相手が動けば手遅れとなる可能性も十二分にあるのだが) --
エスリー
2012-05-13 (日) 02:30:14
ほう。なら手前ェの騎士どのは随分とお強いらしいな(警戒の色が浮かんだのを見て、笑う)
だがこうは考えられねェか? 手前ェがバーサーカーに対抗しようとしているように、敵もまたその「強いやつ」を殺そうと同盟を組むかもしれない。
オレが陽動で、背後を取られてる可能性は? 分断してそのサーヴァントを仕留める作戦だとしたらどうする?
(無造作に一歩詰める。時間を置いて、二歩目。尋常な魔術師ならば、術式を以て威嚇をするに値するだけの間合いへと)
……そして、オレが手前ェを仕留める算段、だとしたら? さァ、助けなしに手前ェはどう闘う? 逃げるか? 魔術を使うか? それとも体術か? --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 02:33:01
う、ぐ……(何一つ言い返せず、歩幅の違いで一歩多く後退する。迂闊、とはこういう事を言うのだろう)
(実際、アサシンが足止めされているとすれば文字通り絶体絶命のピンチである)
(孤立無援、その上自分は同世代の男子にすら勝てないのだ。獲物は胸ポケットの可愛らしい筆記具だけで)
(走って逃げた所で確実に追いつかれる。リーチも速さも全てが違うのだ。体術は言わずもがな、彼女はただの17歳の少女である)
(そして魔術― これも当然反撃の手段には成り得ない。一人では何一つ役に立たない魔法ばかり得意で、身を守る事には使えないのだ)
(要するに、エスリー・ファイバンスの命運はランサーの手の中と言う事。その大きな手を伸ばせば容易く手折られる)
(その赤い瞳に涙を浮かべてもう一歩だけ後退り、心中で「アサシン」と、その続きは口に出して)
助けて…… --
エスリー
2012-05-13 (日) 02:50:50
(体術―――体格差、およびサーヴァントと人間という絶対的格差により不可能)
(魔術―――エスリーの魔術的素養を考えれば絶望的。ましてやランサーの対魔力能力は相当に優秀だ)
(逃走―――論外。すでに間合いは縮まっている、どうあがいてもこちらが、早い)
(重要なのは手段ではない。抗う意志だ。それがなければ、人は戦士になることすらできない)
(赤い瞳に、己の力が高まるのを感じる。憎悪によって得た力、それが今こうして役立つことになるとは思わなんだが)
チェックメイト、だな(さらに一歩。大きく踏み込み、腰だめに構えた男が、体をねじって自らの後方に手を伸ばす)
(虚空から「ずるり」と青銀の穂が出現。全長3m近いそれをつかめば、ねじった体を、引き絞った弓を放つように正面へ向け)
(今ようやく、抗う意志を見せたエスリーの腹めがけ。己の得物たる長槍を突き出した) --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 02:57:23
(確かな手応えを、ランサーはその掌から感じ取る。しかしながら、エスリーを刺し穿つには至らなかった)
(穂先は標的から激しく逸れ、深く地面を抉り取っている。その真上には、一人の男が立ち、無感動な視線を投げ掛けていた)
手土産を片手にはせ参じてみれば、釣り上がったのは初見の顔だ。得物から察するに、ランサーか。
(その右手には朱に染まったブロンド髪が絡まった女の首を)
(その左手には、令呪が刻まれた女の右手を)
喜べ、アーチャーのマスターを仕留めた。貴様にも吉報だろう、笑ってみせろ。 --
アサシン
2012-05-13 (日) 03:10:12
……あ?
(見えなかった。己の槍の上に立つ男が翻り、その軌道をそらす瞬間を)
(神速という言葉では生ぬるい。神はこれほどまでの人智を超えたものを人の手には渡さない)
(悪魔だ。魔の寵物の如き疾さにより、己の一撃はそらされたのだ)
ケッ、人の得物にふンぞりかえってンじゃねェ、よッ!
(恐るべき筋力を以て、全てが金属で構成された長槍を振り上げ、アサシンを振り解く)
(そしてバックステップ。両手で以て長槍を構え敵の様子を伺う。両の手に掴むものは、恐怖に歪んだ女の亡骸だ)
……アサシン、か(赤い髪が明かす相貌は無。この邪気のないマスターに仕えるものとしては、なんとも因果な存在だ、とひとりごち)
(だが相手は現れた。少女は抗う意志を見せ、それにサーヴァントが応えたのだ)
(ならば始まるのは血闘。高揚感と戦意に傷だらけの口元を獰猛な笑みに歪め、殺気を振りまいた) --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 03:19:15
(そろそろ娼婦は出勤時間。なるべく「日常」は続ける。そういう約束をランサーと交わしたしたので仕事にもいく)
(気だるそうな表情で煙管ふかしながら表情で路地を歩いていると……近くにランサーの気配。耳を澄ませばどこかで戦っているような音)
(さすがにそのまま放って仕事にいくわけにもいかない。彼を探して走り出す)
(……その姿はすぐに見つかった。妹よりは少し上くらいの少女…………そして、女の首と腕を持った男)
……っ!!(男の声が聞こえて思わず息を呑む。アーチャーのマスターを…?!ということは少女は、あの男の…)
(その前で自分のサーヴァントは…笑っている。戸惑うとかそういう気持ちに気づく前に叫んでいた)
……
カテン!!!
(思わずクラス名ではなく名前を呼んでしまった。けれど自分ではまだそのことには気づいていない)
(アサシンの後ろ、離れた路地の分岐に立ち止まる) --
キリル
2012-05-13 (日) 03:30:30
(アサシンはきっと来てくれる。そう信じていても反射で瞳は閉じられる。そして、次に開いた時)
(その眼前には待ち望んだ赤髪のサーヴァント。私の懐刀が居てくれた)
アサシ……(そう言いかけた所で彼の両手に視線が動き、紡ぐべき言葉がわからなくなる)
(誰のものなの、何で持ってるの、どうしたの、あなたがそうしたの、聞かなければならない事は山ほどあるが、言霊にまとまってはくれない)
(それは衝撃も当然あるが、最大の要因は当然ながら今現在の状況である。整理させるため、必死に頭を回転させていく)
(今自分がしなければならない事、それは―)
……アサシン、これが私の出来る全部だから(と、彼の背に向けて手を翳しつつ、同時にランサーとの距離を離す)
(エスリーの掌で赤と翠の光球が渦巻き、交互に螺旋を描いてアサシンの体へと吸い込まれていく)
(赤い光球は剛力強化、付与対象の腕力を高める物。緑の方は迅速強化、名前の通り敏捷性を増幅させる魔法だ)
(彼女の扱う強化魔法は対象の能力を割合で増加させる。要するに、元が強ければ強いほど、疾ければ疾いほど、その効能は増していくのだ)
(最も、何の準備も無く即座に出せるものである。強化の割合も然程大きくはない。それでも、直接戦闘能力の底上げにはなるはずだ)
(……これで自分の仕事は全て終わった。用心のためもう少しだけ離れて、自慢のサーヴァントの背を見つめる)
(それとほぼ同時に、背後で短い叫び声。クラス名ではない、とすればランサーの名前だろうか? ……アサシンの名、という可能性が無いわけではないが)
(しかし、振り返って声の主を確認することは出来ない。私の迂闊さでアサシンに負担を強いるようなことは出来ないからだ)
(せめて防御か瞬間移動の魔法が使えれば、と歯噛みしたくなる気持ちを抑え 今まさに始まろうとする戦いを見ていた) --
エスリー
2012-05-13 (日) 03:59:20
(戦端が開かれた直後アサシンの左手の中で蠢くものがある、それは死して熱を失い始めた腕、本来動く筈の無い骨が、筋がアサシンの左手の内で蠢く)
(手が確かに動いた直後に…今度はアサシンの右手の内に在るモノが動いた、虚空を見つめていた瞳がズルリ…と動けばランサーを、そしてエスリーへと向いて)
(ソレと共にアサシンの両手から急速に重さが失われていく事だろう、まるで指の隙間から砂が零れ落ちるかのように…)
(そしてその重さがゼロとなった時…この場に居るモノはそれを見ただろうか、恐怖と憎悪に歪んでいた顔が…
笑みを浮かべて消えたのだ
、右手と共に…) --
エリーゼ
2012-05-13 (日) 04:13:14
(確かにあの時の感触は本物だった。向けられた憎悪も、恐怖も、怨念も。見紛うはずが無い。何千と、その身に浴びてきたのだから)
……あの女、まさか物の怪の類だったとは。狐め。(つまらなそうに身構えて、カテンと呼ばれた男の姿を注視する)
それが真名か、ランサー。迂闊な飼い主よな。見るからに只の商売女だが、魔術の素養は、持ち合わせているのだろう。
確かめてやろうな。その肢体、腱の一つ一つまで。(ランサーが放った先の槍よりも遥かに速く、右の抜き手を眼前に放つ)
(いくら身軽なアサシンのクラスと言えど、その動作速度は理外の代物。人の目には、最早軌道すらも映らない)
(マスターが誇る支援術式の影響下に置かれたアサシンは、己が残像すらも置き去りにする)
(ただ風鳴のみが、高く響く) --
アサシン
2012-05-13 (日) 04:37:58
(目が、合った。自身のマスターがそうであるように、他の魔術師達も尋常なるものでないとは理解していたが)
(とはいえ、恐怖にまみれていた生首が笑い、消え去ったとあっては驚きを隠せない)
(さらにマスターの声。ここに駆けつけることは予想のうち、むしろ目論見のうちだったが、名前まで呼ばれたとなるとばつの悪い表情になり)
たく、あいつは……あ? そうだよ、悪ィか赤毛野郎(おもいきり顔をしかめて返す。相手の言葉はこちらの動揺と怒りを誘うものだ)
(そうだ、"ヤツ"はいつもそうしてきた。紅い瞳を持つ女、人の身を持ちながら鬼たる仇敵、ヤツは)
(眼の前の敵はどうだ。男だ。また、瞳も赤くない。だがその髪は赤く、その性はまさに鬼のごとし)
だったらオレも、手前ェの骨の一本まで全部砕いて確かめてやるぜ、それでもまだ減らず口を叩けるのかどうかなァ!!
(疾い! もはや音を超え、光にさえ届きかねない一撃。だが、男は、槍兵はその矛先を、たしかに捉えていた)
薊の鬼を討つは蒼の炎を纏う槍士
その者 鬼の如き憎悪を以て鬼を調伏す
追って追われて 殺し殺され 鬼に代わるごっこ遊びは永劫に……
(脳裏にそんな童謡が蘇った。憎悪が蘇り、全身に魔力とは異なる力が浮かぶのを感じる)
―――おォッ!!
(己の耐久力を信じる。即座に鎧姿になった男の肩に、その指先が突き刺さった)
(だが同時。強化された筋力で以て、対になる肩をめがけ長槍を振るう!) --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 04:47:06
(妹より少し年上くらいの少女が魔術を使う。やはりマスターなんだ。あんな年端も行かない子供が、殺し合いをしてまで何を願うというのか)
(そしてカテンが、妹が心から慕う彼が、その子に危害を加えようとしたことにようやく気づく)
(何もかもが信じられなくて、女の生首が笑って消えて行くのもどこか遠くの幻を見ているようで、呆けたように立ち尽くす)
(……だから、アサシンに言われて、やっと自分がサーヴァントの名前を呼んでしまっていたことを知った)
(名前を呼んではいけないことなんて初歩の初歩なのに…!!)
(おそらく女も躊躇いなく殺す恐ろしいアサシンを、縋るように見つめるエスリーを苦しげに見つめて、二人の戦いに視線を移す)
(自分は離れて見ているしかない…だって足が震えて動かないんだ。冒険者の、このあたしが…!!) --
キリル
(並の戦士ならば、頭骨をザクロめいて砕かれていただろう。路地など瞬く間に斑点模様のカラーリングが施されていただろう)
(しかし、現実はどうだ。刺突剣にも似た突きの一撃は、肩先の鎧装によって留められているではないか。何たる反射速度か)
(感嘆の声を上げることも無く、薙ぎ払われる一撃に右足を合わせていく。打撃力による衝突は、相殺しきれぬ衝撃を、余波を散らす)
(吹き飛ぶ瓦礫、残骸となり、舞い散るクズ箱。二合、三合と繰り返す内に、路地の外壁すらも軋み悲鳴を上げ始めた)
(槍の更なる追撃に飛び上がり、まるで関係無しと言わんばかりにその壁を蹴り砕く。稼いだ反動で身を翻し、死角へと潜り込みながら)
(見舞うその鋭い蹴りは、バリスタの如き荒々しき一撃) --
アサシン
2012-05-13 (日) 05:03:12
(「ギィン!」 それこそ名工が練り上げた鉄とぶつかりあったような甲高い音。一撃で魔力によって編みあげられた鎧にヒビが走る)
ぐ……!(一瞬遅れ、打ちあった衝撃と打突のダメージ。内衝撃によって砕けた骨は理外の耐久力により、マスターの魔力を糧として再生)
なるほど、これがサーヴァントの力ってわけか……よッ!!(義肢を使い踏みとどまり、振り回すような一撃。二撃。いずれもが凄まじい体術により応戦される)
(瓦礫さえも厭わず吹き荒れる破壊の嵐の中、敵の踏み込み。やはり疾い、そして判断の的確さときたら、もはや魔獣もかくやである)
野郎……ぐッ!!(腹部に鈍痛。壁をも容易に砕きうる一蹴を受け、「ざりざりざり!」と地を焦がしながら数メートル後退。だが、膝はつかない)
ふ……強化魔法か、奴さン魔法を使わねェと思ったらそういうことかい!
(口元に浮かぶのは笑み。破裂した内臓が再び再生していくのを感じながら、疾駆。足元めがけ下段の突きを見舞う)
(だが攻撃はそれにとどまらない。それで足を縫い止めるにせよ、かわされるにせよ、斜めの形に地面に突き刺さった槍を一度離し)
おォらッ!!(その柄を膝蹴りで蹴りあげた! 二段突きを放つには、多少であれ槍を引く動作が必要となる)
(だが突き、さらに蹴り飛ばすことで柄による殴打を狙えば、余分な動作は必要ない。さながら破壊槌のごとく、突き刺さった地面を始点とし、鉄柱のような柄がアサシンへと振り落とされる) --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 05:11:59
それも最上級の代物だ。これより優れた使い手は、生前でも垣間見たことが無い。
(決して膝を付かぬランサーとは対照的。夜叉のような赤髪を振り乱しながら、粗末な地面に膝を着く)
(軽装故に、柳のような身のこなし。間髪入れず迫る穂先を、首の動作だけで回避する。耳に走る一筋の赤)
(引き手に乗じて、再度の攻めを敢行せんと踏み足に力を篭める。再生が追いつかぬよう、利き腕の腱を引き千切らんと)
(二歩目を蹴り付けた瞬間に、彼は舌打ちをした。その判断が誤りだったと。視界の隅には、猛々しく迫る槍が映り込む)
(次の間には、呆気無い光景が広がっていた。殴り飛ばされ、埋没した外壁を貫通し、ランサーの視界から消失してしまったのだ)
(巻き上がった砂塵と噴煙が、濛々と辺りに立ち込めている) --
アサシン
2012-05-13 (日) 05:33:30
(マスターのこととなると口を開くか。若干の驚愕が男にも生まれた)
(さておき。まともな人間なら持ち上げることすら難しい超重量の槍が暗殺者を叩き、粉塵の中へその身を隠した)
(この状況。ダメージが与えられた確証もない。あの敏捷性ならば、受け身とともに回避は十分に可能だ)
(即座に槍を引き抜き、頭上に掲げるとぐるん、ぐるんとプロペラのごとく旋回させ、風圧により視界を確保する)
(轟、轟! ランサーを中心として旋風が巻き起こり、さらに速度を伴った槍は破壊的威力をその裡へと貯める)
隠れてねェで、出てこいッ!!(十分な加速を伴ったところで、槍を地面に力強く叩きつける!)
(「ビシビシビシ!」蜘蛛の巣状の亀裂が足元に走り、瓦礫が跳ね上がる。その衝撃と飛礫により、全方位への牽制とした) --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 05:40:41
(そう一見して全方位。されど唯一の死角であり、安全地帯が只の一つだけ用意されている。ランサーの頭上、一点が)
(路地を渡り壁を伝い、彼方の上空から音も無く忍び寄る。彼にだけ許された「気配遮断A+」という比類なき力が、それを可能とさせる)
(腰に下げた剣を傍らに、狙うは槍を扱うあの豪腕。古びた家屋からゆらりと自由落下に身を任せ、接敵まで残り僅か)
(キリルの姿は見てとれない。彼女に見つけられては元も子も無いのだ。向こうの死角はこちらの死角。邪魔立てされぬのなら悪く無い)
(秒数にして残り2秒、1秒。切っ先は、ランサーの利き手に鋭く伸びた) --
アサシン
2012-05-13 (日) 06:03:42
(振動によりぐらついた気配、なし。飛礫により被弾した気配、なし)
(つまり敵はこのX軸Y軸への同時攻撃を完全に切り抜けた。ならばありえる可能性はただひとつ、Z軸のみ!)
上かッ!?(見上げた鼻先に夜叉。利き手たる右の肩口に鋒が滑り込み、腕が裂かれ……だが)
……悪いな(笑ったのは男。切り裂かれたのは鉄だ。左手の肘から先は明らかに義腕とわかる鋼鉄、
だが右腕もまた肩口までもが完全に義肢だった
のだ!)
(手袋はそれを隠すための擬態。そして、切り裂かれた間口をアサシンに向け、口訣を放つ)
《浄火の(セルーリアン)……》
(間口が瞬いた。だがそれは赤ではない、邪悪を焼き、神魔を覆滅する蒼き炎!)
《……蒼炎(フレイムズ)》
!!
(「ぼうッ!!」 人ならざるあらゆるものを灼き尽くす浄火の炎が、切り裂かれた腕の口から放たれる。その強すぎる炎は、サーヴァントという人外の存在たるランサー自身さえも焦がす、第一の宝具だ) --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 06:12:46
(捨て台詞を吐く間も与えられず、豪火は彼の身を焼いた。尚も吹き上がり一面を包む炎に、彼もまた飲み込まれていく)
(埃を、肉を、様々なものを焦がしながら、異臭と火の粉は天へと昇る。遠めから見てもこの惨事、続々と野次馬が殺到した)
(ランサーの視界が明ける頃には、アサシンの姿気配は無く、先まで確かに感じ取れていたはずの、エスリーの気配も残されてはいない)
(人だかりは止むことは無く、一人また一人と増えていった) --
アサシン
2012-05-13 (日) 06:29:36
……逃したか(かの炎は人から遠のくほどに抗うことが難しいもの。それから逃れ得たということは、あの暗殺者にも人たる部分が十分にあったということだ)
……げほっ、かはっ!(打撃のダメージは深刻だ。黒ずんだ血を吐き出し、野次馬達の気配を察すると、切り落とされた腕を回収し、キリルを抱えて同様に街の影へと消えていった)
……ホントに強いじゃねェか、宝具も使わねェで三味線引きやがって(エスリーの言葉を反芻し、ぼやく)
(やがて、槍兵とそのマスターは、気配すらも残さず何処かへ去っていった) --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 06:33:42
(戦いに魅入られたように立ち尽くしていた。現実感がない。けれど怖くて…そう、魔物との合成実験で魔獣と対峙させられた時と同じ)
(化け物。そう心の中で誰かが呟いた。これが聖杯戦争……英霊とは人を超えた存在であると聞いていたけれど、これじゃ人の姿をしたただの……)
(そんな中カテンの腕が切り裂かれ、やっと体が動いた。青い炎がアサシンを包み込む中彼の元へ駆け出す)
カテン…!!!(もう真名がどうとか、そんな事忘れてた。体を支えようと手を伸ばすと逆に抱え上げられる)
……ごめん、ごめん…カテン(腕の中でか細く呟く謝罪の言葉は何に対する物なのか、真名を呼んだことか、何も支援できなかったことか……)
(……こんな戦いに巻き込んでしまったことか…その全てか、自分にもよくわからなかった)
(戦いの場から離れる。人だかりで見えなくなっていく場所を彼の肩越しに見つめながら、名前も知らない魔術師の少女のアサシンを見つめる顔を思い出していた……) --
キリル
何者かの使い魔と思わしき烏が頭上を旋回し、目の前に降り立った。
その嘴には一通の手紙が咥えられており、そっと君に差し出す。内容はこうだ。
『聖杯戦争に参加なさる、全ての皆様へ。各々マスターの証たる令呪が、その御身に刻まれたかと存じます。
よって本日より、当
「聖ジョヴァイト教会」
は、公式的な中立地帯として、参加者各位に開放されることと相成りました。
敗退が決定したマスターの受け皿や、不幸にも巻き込まれてしまった民間人の保護等、お気軽にご利用ください。
この聖杯戦争が滞りなく、円満に終了できることを目指して。
微力ながら私、シスター・ジュリエットが、監督役の任を務めさせていただきます。
お気に留まる点が御座いましたら、是非一度お尋ねくださいませ』 --
2012-05-11 (金) 04:50:24
(使い魔を「ご苦労様」と労って手紙を受け取り、それに一通り目を通す)
(あれこれと小煩いルールこそ無いものの、この戦いが頂点を奪い合うためだけの残虐な殺し合いではないのだと)
(そう認識させてくれるような内容の手紙であった)
敗退したら……ね。(飛び去る使い魔を眺めてひとりごち、その時の事を少しだけ脳裏に描いてみようとして)
(……やめた。負ける気が無い、とまでは言うつもりはないが、負けるつもりは一切無い)
(であれば、それは戦争への意欲を削ぐだけの考えでしかないので)
(結局、教会の存在を記憶の片隅に置いて。負けられないという想いを新たにするのであった) --
エスリー
2012-05-12 (土) 21:54:54
さも当然のように、使い魔を送り込んできたか。
サーヴァントの反応を辿るにしても、余所の組み合わせはさておき、我等に対してそれは叶わんだろう。
魔力の類は遮断している。言うなれば、ただの人にしか映らん。ならば……令呪で凡その位置を特定したか。厄介だな。
(窓からの死角に陣取るように腕を組み、不機嫌そうに眉を顰める) --
アサシン
2012-05-12 (土) 22:04:02
……厄介って、どういう事?(忌々しげなサーヴァントとは正反対な様子で尋ねる)
他の組にバレちゃったらそれは困るだろうけどー、監督役って事はシスターは私たちの敵じゃあないんでしょ?
それならむしろ、良い事なんじゃないのかな(見ようによってはアサシンの考えを探っているとも取れる、純粋極まりない意見を投げかける)
(やる気と決意こそあるものの 居場所の、そして腹の探り合いなんかの経験は0に等しい)
(彼女は、アサシンには考え付くであろうその厄介な懸念を察することが出来ないのだ) --
エスリー
2012-05-12 (土) 22:17:08
容易く我等の位置を探り当てたのだ。この能力を利用しようと動き出す者もいるだろう。
仮にそれが叶えば、圧倒的優位に立つのは、そやつらだ。何処に身を潜めようとも、正確に割り出すのだから。
優位性を餌に身を固めるなり、疎ましい者を処理するなり……利用方法は多岐に渡る。
……尤も、手紙の主がそれに気付かぬ訳も無し。ある種の意思表示か……? ともすれば、絶対的な自信の裏に、一物抱えているな。
まあ良かろう。踏み砕いて踏破するまで。……主よ、話は変わるが、諜報活動の報告をさせていただく。
メモの準備を待った方がよろしいか。 --
アサシン
2012-05-12 (土) 22:31:57
あ…… あー……(そういう事か、とようやく合点がいく。単なる殺し合いではないが、互いに蹴落とし合うのが大前提)
(であれば、「使える」ならば何だって利用する者がいるのが普通。むしろ自分もそうするべきなのだが)
だ、だよね!ちょっとぐらい狡賢くたって、私とアサシンなら絶対勝てるよ!問題無し!(気付けなかったのが恥ずかしいのか、そうやって同調してみせる)
…えっ、諜報?(と、驚いた様子で。アサシンのクラスを従えているのなら真っ先に命ずるべき事だが、彼女はそれもしていなかった)
(もっとも、素人が下手に指図して好転するはずも無く。ある意味ではそれで正解なのだろう)
ううん、大丈夫!準備できてるよー(上着の胸ポケットから可愛げのあるメモ帳を取り出して、筆記具を右手に構える) --
エスリー
2012-05-12 (土) 22:52:51
巨大な森があった。私はクラス上、あまり魔力を辿るのは得意としていない。しかしそれでも、異質な気配を察知し、直接出向いた。
そこには、女がいた。派手な衣装の女だ。私と同じく、森を探りに来たのだろう。使い魔を配し、様子を伺っていた。
剣を振るってみれば、案の定そやつは呼んだ。己がサーヴァントを。名はバーサーカー。異形な甲冑に身を包む剣士だ。
彼は容易く私の剣を凌いで見せた。交えたのは一合のみであったが、純然たる腕前と圧倒的な存在感を吐き散らしていた。
この混乱に乗じて、別のサーヴァントも現れた。
まずは近代兵器に身を包んだ組み合わせだ……アーチャーと、そのマスターでは無いかと推測する。
マスターと思わしきは女……それも、妙齢だ。ブロンドの長い髪をしていた。身のこなしからして、兵士上がりだろう。
アーチャーは、より狙い易い私では無く、バーサーカーに照準を合わせた。本能か、何らかの理由かは、私には知れぬ。
その銃撃よりも早く、バーサーカーは剣を振るった。いくらかの距離があるにも関わらず、だ。
まるで手品のように、アーチャーの得物は寸断されてガラクタよ。
私はバーサーカーを剣士と評したが、彼奴は魔術をも行使する。無詠唱、無動作という理外の術式で、八頭の龍を呼び寄せた。
厳密に言えば、龍を形どったエネルギーだが。私とアーチャーを狙い、瞬時に解き放ったそれは、問答無用に森を喰らった。
直接触れれば、サーヴァントとて消滅してしまいかねん程の凄まじさ。主よ、魔術師の端くれならば……その恐ろしさ、理解は容易いだろう。
その後、遅れて現れたのがライダーだ。空間の何も無いはずの場所から、突如バイクと共にやってきた。
我々と同じく人の姿をしていたが、特有のガジェトにより、彼もまた異形の徒となった。
それより先は、確認していない。バーサーカーの術から逃れることを優先した故に。
他にも幾らか気配を察知したが、遠過ぎる。辛うじて、別のサーヴァントが混ざっていたことは感じ取れたが。
それがどのクラスまでかは判らん。キャスターか、或はランサーか。
今のところは、上記の話で終わりだ。質問を受けよう。 --
アサシン
2012-05-12 (土) 23:19:47
(威力偵察とでも言うべき諜報の結果を聞き、時折頷きながらメモ帳に筆記具を走らせていく)
(何も言わずともここまで動いてくれるサーヴァントを頼もしく思いつつも、何も出来なかった自分が少し情けなくもあり)
(メモを取る速度や筆圧が心なしか上がっていく。せめて、彼の報告を聞き返すこと無く全て覚えてしまおうと)
(そうしてアサシンの話は終わった。調べられる範囲での過去の情報の通り、聞いた限りの組はどれも相当な戦闘力を持っているようだ)
(気持ち躊躇いがちに口を開き)……えっ、と、その。変な事聞いたらごめんね?そのバーサーカー、聞いてる限りでは物凄く強そうなんだけど……
一対一じゃなきゃいけない、ってルールは無いんだよね?だったら、他の組と一緒にバーサーカーと戦ったほうがいいんじゃないかなー、って思うんだけど、どうなのかな?
あ、他のマスターが話に乗ってくれれば、だけどね!勿論! --
エスリー
2012-05-13 (日) 00:29:49
格段と楽にはなろうな。ただ、メリットにはリスクが伴うのが常。我等の手の内を明かすことにもなろう。
それは共闘相手にも言えることだが……問われるは主の外交手腕よな。交渉先に心当たりでも? --
アサシン
2012-05-13 (日) 00:34:04
……あー、うん。それはそうなんだけどー…… もし最後に私達とバーサーカー組が残ったらさ、困るじゃん?
だったら先に抜けて強い所から何とかしたいのは、皆そうだと思うんだよね!(と言って、心当たりを問われ)
…………えっと、無い、です。…やっぱ、戦うにしろ、協力するにしろ居場所がわからないとどうしようもないよね…… --
エスリー
2012-05-13 (日) 00:41:21
ならば危険を承知で、街を歩いてみたらどうか。開戦して日は浅い。何処も他者の情報を欲しているだろう。
それが最も捕らえ難いアサシンのマスターともなれば、引く手数多は想像に易い。無論、死とは隣り合わせだ。
けれど、それは私と契約した時点で覚悟の上だろう。どうする、主よ。 --
アサシン
2012-05-13 (日) 00:46:40
死……って(確かに、それを考えないほど楽観的であったつもりもないし、タダで勝ちを拾えるほど容易い戦いだとも思っていない)
……でも、ゆっくり調べてもいられないもんね。実際に戦闘だって起きてるわけだしさ
それに、いざとなったら私にはアサシンがついててくれるもんね?(と、わかってる事を確認するように)
…よし、それじゃあ今度、街に出てみるよ!友好的な人だったら共闘持ち掛けてもいいし、そうじゃなくても何か情報が手に入るかも知れないし! --
エスリー
2012-05-13 (日) 01:05:33
(女二人で借りていた宿の一室)
(一人で寝泊まりするには余計な、今ではもう帰る者の無い部屋) --
2012-05-10 (木) 21:59:13
(右手の甲に印された奇妙な紋様 私が友と別れてまだ日が浅い頃に、小さな痛みと共に浮き出た)
(この紋様が何を意味するものなのか。自分が何に選ばれ、何処へと導かれているのか)
(その全てを調べ、理解したわけではないが……一つだけ判っている事がある)
(これはきっと、チャンスなんだ)
(私を救い、導いてくれた彼女は、この日が来る事を知っていたのだ。だから私に生きろと告げた)
(この儀式を終えれば、私は引き返せない戦いの日々へ身を投じる事となる)
(それでも…… いや、それが彼女の示してくれた道だというのならば、何も怖いことはない。前を向いて、もう一度戦うんだ)
(そして、彼女に―) --
エスリー
2012-05-10 (木) 22:19:03
(親友を失ったショックから未だに立ち直り切れていない少女は、黙々と儀式の準備を整えた)
(水銀で描かれた魔方陣の中央に、古びた銀の剣 ―友の唯一の遺品をそっと置いて)
(もしかしたら親友が…… そんな考えもあったのだろうか。特定の英霊を喚ぶための行動ではないのは確かだ)
(自分が踏み込もうとしている戦いが想像とどれほど掛け離れているのか)
(ヒビの入った心に考えなおす余裕は無く、瞳は錆びついた剣を見据え)
(歪な覚悟を胸に秘めたまま、呪文を唱える) --
エスリー
2012-05-10 (木) 22:27:12
素に銀と鉄 礎に石と契約の大公
降り立つ風には壁を 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ
閉じよ
(
みたせ
)
閉じよ
(
みたせ
)
閉じよ
(
みたせ
)
閉じよ
(
みたせ
)
閉じよ
(
みたせ
)
繰り返すつどに五度
ただ、満たされる刻を破却する
―――――
Anfang
(
セット
)
――――告げる
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ
誓いを此処に
我は常世総ての善と成る者
我は常世総ての悪を敷く者
汝三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!
(静かな部屋に詠唱の言葉が広がっていく)
(それはどこか縋るような、救いを求めるような響きを持って) --
エスリー
2012-05-10 (木) 22:32:01
静寂の間。街中の喧騒は不思議と止み、まるでこの部屋が外界から隔絶されたような、不思議な感覚が場を支配した。
床に投げ出された水銀の紋様は、窓から差し込む斜陽を返し、紅葉にも似た色合いを映す。
八月に差し掛かろうというのにも関わらず、凍土の渦中に置かれたような悪寒が彼女を飲み込んでいく。
それは生物が本来持ち合わせている本能。自身より、遥かに強大な生物と対峙した時に訪れる、危機察知能力のようなものだ。
されど、彼女が錬成した魔法陣は、何も告げずただ佇むばかりであった。日が沈む、その瞬間までは。
刹那、異変が生ずる。何らかの弁を引き抜いたように、真紅の霧が吹き上がった。
宿の一室は瞬く間に飲み込まれ、深い樹海さながら、彼女の視界をも奪い去る。
畏怖か、驚嘆か。その心は、どのような感情を抱いただろうか。思案する間も無く、聞き慣れない声が響く。
「……問う。其は、闘争の果てに何を求める」
--
2012-05-10 (木) 23:07:39
(矢張り自分には分不相応だったのではないか。怖い。逃げたい。)
(そんな感情も過ぎっていっただろう。しかし、それは全て思考の外で)
(今の少女はこの背筋を凍らすような怖気を、取って食われるのではないかという鋭い圧力を期待へと変換してしまえる)
(儀式はきっと正しく行われた。ならば、私と共に戦ってくれる英霊がこの後、きっと姿を表してくれるはず)
(衝撃と悲しみで欠けた心、走った罅割れに使命感を無謀なまでに詰めた彼女は、その時をじっと待っていた)
(そして状況は変わる。カナンと共にあった時の彼女であれば一目散に逃げ出していただろう)
(紅に包まれ、遮られ、心の何処か正常な部分が危険信号を出している)
(だが、それが思考に繋がることはなく。時間が無かったのもそうであるが、例え猶予があったとしても今の彼女には届かなかったはずだ)
「……勝利と、証明を。」
(親友の赤髪、そして右手の紅い紋様とよく似た色の霧の中で、短くそう告げた)
(自分は何も出来なくなんてないってことを)
(そして彼女が自分を守ったことが無駄でないことを)
(サーヴァントと共に勝利し、聖杯を勝ち得る事で証明出来る)
(微塵の邪悪さも無く、真っ直ぐな思いから(ただし、それが確り前を向いているかは別として)発せられた言葉だというのは容易にわかるだろう) --
エスリー
2012-05-10 (木) 23:35:29
濃霧の向こうから現れたのは、時代掛った衣装を纏った壮年の男。
仄暗い井戸の底にも似た紺の瞳が、彼女を穿つ。
「私は『アサシン』の位を戴く者。これより、汝の懐刀となろう。だが、ゆめゆめ忘れることなかれ。」
「得物は、それを振るう者の意思を映す鏡だ。汝の心に陰りが生じれば、私もまた只では済むまい。」
「勝ち残りたくば己を研鑚し、磨き上げよ。」
「得物は、使い手を裏切らぬ。」
言葉少なに背を向けると、彼はその姿を消した。まるで霧と連れ立つように、溶け出すように。
異変が全て収まることで、部屋には再び静寂が訪れた。月明かりがゆらりと差込み、彼女の横顔を照らし出す。 --
アサシン
2012-05-11 (金) 00:07:47
(過去の人物を呼び出すのであるから、現れるのは人で間違い無く)
(今こうして自分の眼前に立ち、こちらを見据えている男が、共に聖杯戦争を戦い抜くサーヴァント・アサシンである。というのは理解している)
(それでも、仰々しい儀式に呪文を経て姿を見せたのが人であるという事に何処か安堵の気持ちを感じていた)
(盲信にも似た感情に支配されているとは言っても、矢張りその心には小さからぬ恐怖心があったのだ)
(射抜くような視線。それに臆すること無く確りと瞳を見つめて)
(ただただ彼の古風な、そして心の隙間に差し込まれるような忠告を聞いていた)
(そうだ。この戦い、彼の力で勝つのではない。頼るのでも、任せるのでもない。
私
(
マスター
)
と
彼
(
サーヴァント
)
が、力を合わせて戦い、勝つものなんだ)
(だから、一度だけ確りと頷いた。邪魔をしないように、聞き漏らさないように)
(アサシンの姿が消え、儀式を行う直前の部屋に戻った。 ―否、そこにあったはずの物が一つだけ消えている)
(古ぼけ、錆びついた銀の剣。親友が大事に保管していた物だ。恐らくは生前のアサシンの使っていた物なのだろう)
(……そういえば、自己紹介をしていなかったな、と思った。話を聞くのも勿論だが、気圧されないようにするのが精一杯だったのだ)
(姿は見えなくても、何故だか近くにいるような気がして。令呪がそう思わせているのだろうか)
私はエスリー。エスリー・ファイバンス。
(本来の姓、フォルワードを名乗るのはこの戦いに勝ち残って聖杯を手にしてから。そう決めている)
……私も裏切らないよう、一生懸命頑張るから! …だから、よろしくね。アサシン。
(届いていなくても構わない。これは自らに向けた決意の言葉でもあるのだから)
(親友のためではなく、自分のための戦い。その一歩を踏み出すように告げたのだった) --
エスリー
2012-05-11 (金) 00:49:45
--
2012-05-08 (火) 02:40:23
--
2012-05-08 (火) 02:40:23
はい --
エスリー
2012-05-08 (火) 02:40:23
性交。 --
2012-05-08 (火) 02:40:57
おまえーっ!人が他所のコメントページ見て「どうすればいいのかな?」ってなってる時にな!バカ!--
エスリー
2012-05-08 (火) 02:42:01
これはね、セックス!とハイセイコーをかけたわけでしてね --
2012-05-08 (火) 02:44:46
馬じゃん。なんか下品なかかり方してない……? っていうか馬名とかける人とか1人しか思いつかないんだけどね!! --
エスリー
2012-05-08 (火) 02:46:11
馬並みだから下品と申すか。そんなに馬名押した覚えないから人違いなはず… --
2012-05-08 (火) 03:04:03
あんまり説明すると私が下品みたいになるからね!やめよーね! あ、あれっ おかしいな? エスパー失敗するとはー…… --
エスリー
2012-05-08 (火) 03:05:37
気付いたら、知らないおじさんにマスターをNTRていた、哀れなサーヴァントは此方。 --
アサシン
2012-05-08 (火) 21:53:13
えっ。……私まだ何もされてないんだけど!?そういえば何にも相談してないよね、うち。 --
エスリー
2012-05-08 (火) 21:54:58
召喚までの流れは決まっていますか? --
アサシン
2012-05-08 (火) 21:57:26
えっ。流れはなんとなーく決まってるけどー、どういう英霊としてお呼びすればいいのかなーって
あ、後私聖杯経験無い上にfate知識も殆ど無いからな!! --
エスリー
2012-05-08 (火) 22:13:42
人生の大半を世直しに費やしてきたので、時代劇のヒーローユニットみたいな扱いを想定していただけるとよろしいと思います。
その風貌から、付いた渾名が「赤鬼」。赤髪が印象的だったのでしょう。 --
アサシン
2012-05-08 (火) 22:19:29
ほうほう!少なくとも私は悪人じゃないし、相性は悪くはなさそうだねー?
赤髪!死んじゃった友達も髪の毛真っ赤なんだけどー、その子をそこまで遠くない血縁ってことにしてもらって
その子の遺品を持って儀式に臨んだら出ちゃった、みたいな? 相性悪くはないんだろうけど、他に何かが合致してるわけでもないのよねー --
エスリー
2012-05-08 (火) 22:28:25
父方が辺境の貴族、母方が暗殺者の家系になりますので、すり合わせるとしたら父方でしょうか。
名門の出なら、遺留品か何かが家に合ってもおかしくありませんし、其方から攻めても面白いかと思います。 --
アサシン
2012-05-08 (火) 22:50:34
あっ、今ちょーっとビビっと来た!その子を父方の家系って事にしてー、生前のアサシンの武勇伝に憧れてたみたいな設定つけよう!そしたら何か持っててもおかしくないよねー
いろいろ組み上がってきたけど、この設定は優勝しなきゃ出せないな…… 負けたくないな…… でも負けるのも面白そうだよね! --
エスリー
2012-05-08 (火) 22:56:51
(「娼館入り期待してます」なんて言えないキャラ付けをしてしまって、非常に苦しい思い) --
アサシン
2012-05-08 (火) 23:03:11
えっ。娼館入って欲しいの……? --
エスリー
2012-05-08 (火) 23:04:25
何はともあれ、召喚イベントが先かと。明日明後日は時間に融通が効きます。 --
アサシン
2012-05-08 (火) 23:08:14
流されたし!何なの!!
明日、明後日ね!私も時間は大丈夫だよー 何かやりたい事あったら書いておいてねー!
明日いけそうだったら、8時くらいまでにいけますーってここに書くねー ダメだったら明後日、で……! --
エスリー
2012-05-08 (火) 23:12:19
(まだかな まだかな) --
アサシン
2012-05-10 (木) 21:06:42
ちょ、ちょーっと待ってねー?22時くらいまでには何とか、何とかするから…! --
エスリー
2012-05-10 (木) 21:14:18
ゆっくり書き始めるねー レス遅いのは仕様です、ごめん! --
エスリー
2012-05-10 (木) 22:00:49
このような感じで出てきてくれますでしょうか……! --
エスリー
2012-05-10 (木) 22:32:28
(色気とかちょっと足りないかなぁ……って顔) --
アサシン
2012-05-10 (木) 22:44:45
(なんでこの人私に色気とか期待してるんだろう……って顔) --
エスリー
2012-05-10 (木) 22:45:16
お投げしました。 --
アサシン
2012-05-10 (木) 23:08:06
【速報】興奮し過ぎて鼻血出た【エラー】 --
アサシン
2012-05-10 (木) 23:14:03
はいはーい、返すから待っててねー
って何でそんな興奮してるの!?まだ戦闘一回もしてないんですけどー!? --
エスリー
2012-05-10 (木) 23:18:53
はーい、お返事ー --
エスリー
2012-05-10 (木) 23:36:01
はい。 --
アサシン
2012-05-11 (金) 00:08:04
わー、私のレス遅すぎ問題…! っというわけで、今日はこんな感じでよろしい、かなー? --
エスリー
2012-05-11 (金) 00:50:25
よろしいです。ではこれよりの長丁場、よろしくお願いしますね。 --
アサシン
2012-05-11 (金) 00:54:11
はーぁい、よろしくね! 一回戦でオチないといいなー 落ちてもそれはそれで、だけど! --
エスリー
2012-05-11 (金) 00:56:25
【業務連絡】幼女の森で、接敵しました。 --
アサシン
2012-05-11 (金) 23:11:50
えっ(えっ) あ、でもこれ私行かなきゃいけない感じでは、ないのかなー? --
エスリー
2012-05-11 (金) 23:24:46
今回は単独行動任務ってことにしといた方がよろしいですね。あんまり人数多くてもパンクしてしまう。
必要になったら呼んだりします。 --
アサシン
2012-05-11 (金) 23:33:54
だよね… っていうか私がパンクしそうだしね!
ちょっと今日はあんまし夜遅く余裕無さげだから、出来るだけ必要にならない感じでお願いしますー!ごめんね! --
エスリー
2012-05-11 (金) 23:35:29
流し。 --
アサシン
2012-05-12 (土) 22:04:43
はい、こっちに今気付きました! 報告聞いて、今後どうするかーみたいな感じでいいんだよね? --
エスリー
2012-05-12 (土) 22:53:47
せやな。おっちゃんよりレスリーちゃんの方が、外出るべきやしな。色々関係深めてきてええんやで。
くびり殺し甲斐が違ってくる。 --
アサシン
2012-05-12 (土) 23:21:10
レスリーっつーとエリオルネッド思い出しますね…そんなことはさておきアーチャーですよ
ちょっとうちのマスターをブチ殺して、エスリーちゃんに報告とかどうかな?エスリーちゃんのまだ始まってまもない初心な心に何かくるものがあると思うんですよね滾ります?
さておき、うちのマスターは先日森でアサシンに銃向けているので、顔を見たかな?と思ったので --
アーチャー
2012-05-13 (日) 00:02:15
ちょっと動脈引き裂いていいか確認してみよう。いいなら行きます。 --
アサシン
2012-05-13 (日) 00:09:57
全然いいと思いますよ、カモンよ、レッドアサシンカモンよフフフ… --
アーチャー
2012-05-13 (日) 00:15:46
マスターが野球拳中なンで、とりあえずオレが来たぜ。アサシン同様、途中からマスターも合流すると思うわ。 --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 01:24:42
向こう片付いたのでログ読みます。 --
アサシン
2012-05-13 (日) 02:44:01
お帰りさン、うちのマスターも出待ち中だ、順番決めといたほうがいいかもな。 --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 02:44:29
あっ これ合法交尾の流れだ。 --
アサシン
2012-05-13 (日) 02:46:28
はい。 --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 02:46:44
交尾しないよバカ!早く助けにきて!! --
エスリー
2012-05-13 (日) 02:51:12
じゃアこっちがエスリーちゃんにぶっといの刺そうとするので、アサキマンさんそこで出てきてもらえると。 --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 02:52:33
じゃあそれまで、このエリーゼの右手とよろしくやってるわね。 --
アサシン
2012-05-13 (日) 02:53:56
というわけでぶっといの出したわ。アサキマンさんお願いします。 --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 02:57:45
今首の方とよろしくやってるので、すぐ書きます。 --
アサシン
2012-05-13 (日) 03:01:03
この人達こわい・・・ --
エスリー
2012-05-13 (日) 03:03:24
すぐによくなる。 --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 03:05:06
なりたくないよォーッ!!!! --
エスリー
2012-05-13 (日) 03:05:39
ハァー ハァー とてもよいです……投下しました。 --
アサシン
2012-05-13 (日) 03:12:05
アサシン来たらあたしも混ざりますーランサー追いかけてきたかんじで!メイド服で --
キリル
2012-05-13 (日) 03:12:58
遥かに良いです、アーイイ……。 --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 03:13:06
マスター。 --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 03:13:27
ではランサー→キリル→エスリー→で、生首と右手にはすーっと消えていただきましょうか。 --
アサシン
2012-05-13 (日) 03:13:47
(変態の巣窟に来てしまったのかなって言う不安そうな顔) --
マルチナ
2012-05-13 (日) 03:14:11
それじゃあ私は最後の最後、エスリーちゃんが精神的に限界に達したらその手に血だけを残して消えるわね(ニコッ) --
エリーゼ
2012-05-13 (日) 03:14:39
OK、ンじゃちょっぱやでレスするわ。 --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 03:15:16
チョッパやで以下略 --
キリル
2012-05-13 (日) 03:23:23
メイドのキリル! うちのマスターでありはにばにの人気娼婦であるプリティメイドキリルをよろしくお願いします!(ちんどん屋みたいな装いで) --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 03:25:10
あーもうこれ通うわ。マスターの財産ちょろまかして通い込むわ。 --
アサシン
2012-05-13 (日) 03:26:34
血、吸われてやってな。飴ちゃンやるからな。 --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 03:27:12
家はお金持ちだけど、家出したのでお金は無いです…… --
エスリー
2012-05-13 (日) 03:28:46
マルチナちゃん、マトモなお姉さんと一緒に遊びましょうね、サッカーする?(生首状態で) --
エリーゼ
2012-05-13 (日) 03:29:25
(自分の女を、風俗に沈めるヒモの目) --
アサシン
2012-05-13 (日) 03:29:39
えっ。 ……えっ。 アサシン……? --
エスリー
2012-05-13 (日) 03:30:02
(カメラをセッティングする) --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 03:30:44
……まともなひとこのおうちにはいないんですか?! --
マルチナ
2012-05-13 (日) 03:32:53
エリーゼさんもっと固い人かと思ってたのに!! --
マルチナ
2012-05-13 (日) 03:33:57
生徒のマルチナ! 器量がよくて利発的なマルチナをよろしくお願いします! --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 03:34:30
メイド服姿はがまんしたよ。ほめて。妹はまだ顔見せできないけどよろしくね! --
キリル
2012-05-13 (日) 03:35:20
相談所、相談所だから…(動けないので目を背ける)あと諸々の理由で子供には素直に優しいわよ --
エリーゼ
2012-05-13 (日) 03:37:33
開腹すれば皆同じですよ。人類は平等だったんだ!みんな知らないみたいだし、しっかりと教えてあげようねぇ……。 --
アサシン
2012-05-13 (日) 03:40:35
ここが盲腸になります。 --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 03:50:58
こんかい負の方向のひとおおすぎるとおもいます!!! --
マルチナ
2012-05-13 (日) 03:57:14
ご、ごめんね皆、特にキリルさん反応ほとんど出来なくてごめん!眠気的に限界なので私はここで落ちていくよ……
大体終わったらアサシンが拾って回収してくれる感じで!存分に戦ってくれたまえよー! --
エスリー
2012-05-13 (日) 04:00:22
おつかれエスリー、アサシンの生首持ってお見舞いに行くわ。 --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 04:01:27
エスリーちゃん健気ね…残念だわ…こんなに強いだなんて、では消えてもよろしいでしょうか? --
エリーゼ
2012-05-13 (日) 04:01:43
おじちゃんな、昏睡姦ってシチュな、わりと好きやぞ。次は消えるエリーゼさんですかね。
お待たせしました。いきなり消えるとか気持ち悪いな! --
アサシン
2012-05-13 (日) 04:02:10
よろしいです。 --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 04:03:18
あ、いいんですよ!顔合わせ程度ですし!!3人にレスは大変ですから!!おやすみなさいなのです!! --
マルチナ
2012-05-13 (日) 04:05:36
正気度が減りそうな映像が流れたが。 --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 04:14:40
やっぱり初対面の人には笑顔よね(ニコッとしつつボディに頭を嵌める) --
エリーゼ
2012-05-13 (日) 04:15:05
エリーゼさんおっかねーな!! --
キリル
2012-05-13 (日) 04:15:14
(あ、これ宝具でいい感じに燃やせるな、って顔) --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 04:16:14
因みに恐怖と憎悪は演技ではなく素よ(腕も嵌めながら自然由来の神性っぽいモノはありそうなので顔を逸らす) --
エリーゼ
2012-05-13 (日) 04:18:17
病人しかいない…… --
アサシン
2012-05-13 (日) 04:24:27
うちは今回まとも側の人間なんで…!! --
キリル
2012-05-13 (日) 04:26:08
一番の病人が何を。以降はアサシンのレス待って書いてくわ。 --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 04:25:28
植えたが。 --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 04:25:50
勝ちたいだけで私もマトモよ…!
それでは私はこれで…この場で面識の無いマルチナちゃんとはいつか普通に会話したいわねgff --
エリーゼ
2012-05-13 (日) 04:30:12
長かったし許される。後は二人の戦いの合間に一回くらいレス挟みたいとこだけど眠い --
キリル
2012-05-13 (日) 04:30:49
一番普通の人間を自負する私です!子供らしく懐いて戦う時躊躇ってほしいです!!よろしくおねがいしますねーえへへ --
マルチナ
2012-05-13 (日) 04:32:01
(寝ておきたら戦いの合間に勝手にレスはさもうとおもいつつねまふ。ちくそうねむい…おやすみなさいー) --
キリル
2012-05-13 (日) 04:37:20
僕も眠かったのですが、1レス投げただけで彼女はできるわ、東大に合格するわでウハウハです!!! --
アサシン
2012-05-13 (日) 04:41:24
君達はまだ健康だ。ゆっくり寝たまえ……。 --
アサシン
2012-05-13 (日) 04:41:58
このアサシン、/provokeコマンドの使い手らしいな。レス返したわ。 --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 04:49:02
(アサシンペアにお付き合いありがとうございましたの深々とした礼をする英霊)マスターもありがとよ!
楽しませてもらったぜ、アサシンこえーな……ンじゃまた遊んでくれ! あとうちのマスターをよろしく。 --
ランサー
?
2012-05-13 (日) 06:40:50
なんかこう、容赦ないな!!アサシンほんと容赦ないな!!
そっと2箇所レス挟みつつお疲れ様でしたと帰ってゆくあたし --
キリル
2012-05-13 (日) 15:28:23
いえ、こちらこそ。今度は万全な状態で戦いましょうね。 --
アサシン
2012-05-13 (日) 19:18:34
流し。 --
アサシン
2012-05-13 (日) 19:18:43
返し。 --
エスリー
2012-05-13 (日) 23:09:35
うちも色とか決めた方が良いのでは? --
アサシン
2012-05-14 (月) 01:09:43
色。そうだねえ、何がいいかなぁ --
エスリー
2012-05-14 (月) 01:32:25
ほい!
--
エスリー
2012-05-14 (月) 01:33:16
みづらいー
--
エスリー
2012-05-14 (月) 01:34:25
アサシンは何色にするのー?
--
エスリー
2012-05-14 (月) 01:35:01
アサシンこういう色とかどうかなって思うのね。
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アサシン
2012-05-14 (月) 01:38:15
じゃあ私はこんなー?髪色だと見づらいと思うし、明るい色なら同系でも区別つくかな?
--
エスリー
2012-05-14 (月) 01:40:56
では暫くこの組み合わせで
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アサシン
2012-05-14 (月) 01:45:11
はいはーい!今日はアサシンの次で終わりな感じでいいのかしら?
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エスリー
2012-05-14 (月) 01:47:58
もうこれで流して終わりでいいんじゃないかなって。続く言葉も特になし。
明日のネタ考えなきゃなぁ。
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アサシン
2012-05-14 (月) 02:02:11
アサシンがいいならいいけど!余計なことあんま喋らないしねー、逆にそれっぽいかも
マスター巡りも近いうちにしないといけないなー とりあえず今日はお疲れ様!
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エスリー
2012-05-14 (月) 02:04:14
────────────────────── --
2012-05-14 (月) 02:22:14
時間が余ったので、一人遊びをはじめます。
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アサシン
2012-05-14 (月) 06:10:22
マスターが戻り次第教会行きます。
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アサシン
2012-05-14 (月) 21:56:55
先に投げといてね。
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アサシン
2012-05-14 (月) 21:59:15
はいはーい 一人遊びもいつか使えるように読み込んどかないとですね!
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エスリー
2012-05-14 (月) 22:17:59
というわけで投げ込んできた!外交的な話の進め方は(キャラ的に)あんまり得意じゃないから、必要なら出てきてくれてもいいんだよ!
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エスリー
2012-05-14 (月) 22:32:46
えー、本日はだいたい以上です。次はどうしよっかな。
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アサシン
2012-05-15 (火) 00:56:23
また街で誘い受けムーヴしてもいいよねー 相手募集して、其の組のコメでやってもいいし!
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エスリー
2012-05-15 (火) 00:58:58
明日の帰宅は22時ぐらいなので、それまでに粉掛けとくとよろしいです。
敬遠したいペアが存在しないので、何処とでも構いませんわ。
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アサシン
2012-05-15 (火) 01:20:23
はいはーい、ペアはこっちで見つけとく感じね!了解致した。それじゃあまた明日、頑張りましょー!
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エスリー
2012-05-15 (火) 01:23:15
もーしわけないー… 鼻ずるずる頭ぐわんぐわんなので今日はちょっと行けそうも無いわー…
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エスリー
2012-05-15 (火) 21:32:01
おっちゃんも風邪引いたわ。ゆっくり寝るとよい。(よい)
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アサシン
2012-05-15 (火) 21:46:36
今日はついに脱落者が決まるらしいな……。
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アサシン
2012-05-18 (金) 07:07:25
一人遊び終わり。そろそろマスター同士で何かあってもよいのでは?
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アサシン
2012-05-19 (土) 04:43:35
────────────────────── --
2012-05-20 (日) 11:32:21
Last-modified: 2012-05-20 Sun 11:32:21 JST (4366d)