●紫門●
・”縁見切り”(能力)
人と人の縁の糸を見る事が出来る。因縁や感情が強ければ強いほど、それは鮮明に彼の目に映るという。
糸の色から概ねどういう感情家は察せるらしい。転じて相対した相手が自分にどんな感情を向けているかは概ね察せるらしい(自分と結ばれた相手との縁を見る事で解析)。
・”黄泉渡り”(能力)
次元渡りの一種で、一般的にいう「あの世」へアクセス出来る能力。
これにより紫門は死者の元へ行ったり、死亡直後ならその魂を連れ帰ったりする事ができる。
但しこれは魂の再生・処理プロセスに無理やり割り込む行為であり、人間の魂には本来耐えられない狂気の沙汰の行いである。
本来神域のこの力が紫門に与えられた経緯は、後述。
・”戦闘術”(技術/武器)
生来彼は退魔師の家(100年ほど前に巨大な魔により滅ぼされる)に生まれ、幼少からその技術を習得。また、示現流の亜流剣術を皆伝されている。
-巫術:式神の使役や、符を使用した和式魔術一般
-銃道:45口径のリボルバー(コルトS.A.A.シビリアンカスタム)を所持。これに魔術弾頭を装填し使用。
養成校の学園祭にて魔術充填薬莢を手に入れたため属性攻撃の幅が広がった。非力を補うため、他にもかなりの銃器を所持。
-剣術:示現流の派生形、覇道示現流を使用。同流派の持ち味である強力無比な壱之太刀に加え、古流で失われた”幻脚”と呼ばれる歩法を復活させた。
間合いを乱す”幻脚”に加え猪突猛進を問題としない彼の不死性が加わり、強力な剣術となっている。但し、紫門自体が非力なため完成されいるとは言い難い。
-刀剣:通常時は2尺3寸の獄刀「閻魔」を所持。だが強敵と相対した際は、斬魂剣「シュバルツイェーガー」を使用する。
これは、相棒であるグレイが刀剣の姿を取ったもので、灰銀色の刀身に黒金と金、赤い宝石をあしらった2尺8寸の大剣。
短時間(精々5分程度)のみグレイと同調し、魔装状態で戦闘を行える。この際は人知を超えたスピードとパワーを得る。
・”不死性”(能力)
読んで字の如く、ほぼ完全な不死性を持つ。ヴァンパイア・リッチーなど比較にならぬ完全な不死。
そのカラクリは単純にして絶対。
世界の理に「稲守紫門」という存在が「あるべきもの」として組み込まれてしまっている為。たとえ肉体を損壊しようと、魂が砕けようと宇宙法則が彼を再構成してしまう。
よって、いかなる手段によっても彼を殺しきることは不可能・・・ただ一つの手段を除いては。(後述)
そもそもこの不死性や次元移動の能力は、彼が望んで得たものではなくある事故によって与えられたものである。
高次元の存在(神とされるもの)が本来死ぬべきではないタイミング(というより神側のミスで)で死んだ彼を救済する際、設定を誤った為らしい。
だが、ただの人間へ永遠の時間を与えた場合どうなるかという興味本位の実験モデルケースとして、そのまま対処はされず放置された。
●お紺●
●グレイ●
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