※洋上学園都市の正式ページではありません。
一人遊びとありますが、一応参加者募集中です!


それはいずれ打ち鳴らされる鐘 Edit

  • 学園都市上層、尖塔にある巨大な鐘。それが鳴り響いたその瞬間、この都市に《歓喜の時》が訪れるという。
    《歓喜の時》とは何か、その具体性を知る学生はほとんどいない。
    なぜなら鐘をいただく尖塔に入り口はなく、また統治会メンバーでもない限りはそこに近づけもしないからである。

    その正体は死蔵されたレプリカ、忌まわしきデッドコピー。

    Ding-dong, Ding-dong. あまねく世界に顕現した、幾つものの相貌の一つ。
    怨敵を打ち倒すためではなく、ただ観測と快楽のために生み出された虚像。
     
  • この《鐘》はこの世界における解答の一つに過ぎない。《鐘》は他世界にも、そして同一世界においても「違った形」で存在している。
    全てに干渉せず、また阻害されない。全てを受け入れ、また許可される。

何をする場所なんです? Edit

  • 元ネタにちょっとだけ近づけるために、ほぼ一人遊び用シナリオを考えてる場所です。
  1. 人狼事件
  • それは悪戯をする子供を寝かすための方便に使われるような、恐ろしい存在。
    学園都市にそれは突如として現れ、そして殺戮を繰り返す。
    その名は、人狼。悪しき人食いの野獣。
    +  登場人物
  1. 違反学生による機械テロル
  • 警ら活動中のヴィジランテが発見した廃工場。そこには旧式の自動警備兵による機械化小隊(マシナリー)が待ち構えていた。
    辛くも彼らを退けたヴィジランテは、その残骸から更なるテロルの予兆を掴む。
    先の人狼事件に関わった人物、そして行動的探偵にその情報をリークした彼の目論見とは?
    +  登場人物
  1. メスメルとレイピア
  • 統治会構成員「ビッグフォー」。シニスター・シックスとは違う形態をとる彼らに戸惑うアンヘリカに、
    ついに招待状が届く。それは統治会の中でも鷹派と目されるピエレッテ・ジャネ女史からであった。
    半ば決闘状じみたそれに、いよいよ状況が深刻になりつつあることを察する魔女をに振りかかる災難とは?
    +  登場人物
  1. 盲信者、そして狂戦士
  • 離反者アンベールに相対する、ビッグフォーのジェンヌ・ドゥ。彼女はビッグフォーの中では最高の実力者であり、理事長とその忠実な下僕に飼われた犬でもあった。
    鐘に願うは事の成就。そして、その先にある破滅。なればこそ、歓喜の時が来る前に、
    愉悦に浸る快楽地獄を楽しもうではないか。殴り合いの泥仕合。
    +  登場人物
  1. 誰がために鐘は鳴る
  • 叶わぬ願いが鐘を満たし、ついにそれは覚醒する。アウトナンバーを名乗る褐色赤眼の男は
    鐘の声に導かれるように、それと同化する。そして顕現するのは、ウルターラホテプ。最上の存在、呪われた神。
    だが鐘はいう。ここは偽りであり、模造品であり、再現にすぎないと。そして、全てが終わればこの地もここに住まう生徒も、用済みであると。
    なればこそ《薔薇》とは違った趣向を用意した、と告げる。それはあまりにも不気味な宣告であった。
    勝算はあるのか。あの《白い男》を一度は葬り去った埒外の化け物に。
    それでも、学園生徒は立ち向かう。自らの輝きを剣にして。
    +  登場人物

0 何もかもが始まる前、魔女のお話 Edit

+  いつかどこかの、アンヘリカ
 
+  酒場にて、冒険者
 
+  世界の埒外にて、盲の魔女

1 物語の始まり、夢の切欠 Edit

  • 物語は全て、各地で多発する異常な異能犯罪に端を発した。
    それをきっかけに諾々と誘導催眠の中にたゆたう学生たちの中から、この歪な都市の裏側に興味をもつものが立ち上がる。
    遠い昔、革命生徒と呼ばれていた彼らは改めて闇の中を手探りで進んでいく。
  • 遠い世界で《電気王》が打倒した《鐘》と、その影に潜む真理へ、少しずつ、ゆっくりと。
     
  • 彼らより先んじて、一歩真理に近づいていた者たちもいる。
    彼らは最初からその違和感に気づいていたか、または違和感の根源を把握していた。
    ついに、本格的な活動が始まろうとしていた。

2 冒険者の魂、輝ける光 Edit

  • 黄金瞳は導かれるべくして学園都市へと集う。それぞれの視界に、それぞれの善悪を覗き見ながら。
     
  • 2級生徒の失踪事件が多発する。誘導催眠。不自然を自然と認識させる刷り込み。
    彼らは皆、《鐘》と呼ばれる存在の修復のための生贄にされていたのだ。
    だが、ある時。元より存在を肯定されていない彼らのひとりが、救いを求める慟哭をあげようとする。
    …声は出ない。声は届かない。何故なら心の何処かで、その運命を受け入れようと――
     
  • 世 界 介 入
     
    諦めは時に救いを呼ぶ。だが若人よ、果たして君はその諦めに納得がいくのか?
    この理不尽に、この無慈悲に、君は何ら関係ないというのに。
    …戦え。抗え。その気持ちに、手はさしのべられる。
     
    いや。たった一言、心の底から「助けて欲しい」と希った。
    それは勇気。その勇気に英雄は顕現する。かつてどこかで、《薔薇》に立ち向かった《白い男》のように。
     
  • 「ああ、応じてみせるさ。お前は俺が、俺たちが助けてみせる」
    理不尽を退け、輝きを守る者がそこにある。この世界における諦観の破壊者、何よりも尊いものたちの意志の具現化。
    ――彼の者は何人にも縛られぬ自由と、幾多もの犠牲によって鍛え上げられた力強い剣。
    そう、それこそが黄金の伝承(ゴールデンロア)と呼ばれる存在であった。

3 人狼の牙 Edit

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  • 一つの事件が魔女を誘う。それはいわゆる人狼事件であった。
    彼女は夜と夜とを渡り歩き、幾つかの手がかりを元に最後の夜へと辿り着く。
     
    それは狂った異能使い、歪んだ統治会メンバーの一人。「ジークハルト・ザイン」による犯行であった。保全学科2年生、若き天才と目される眉目秀麗な青年だ。
     
    彼の出自は学園都市からそう遠からぬ、自然豊かな貴族自治領。農耕と牧畜で生計を立てるものが暮らす、温暖な土地。
    彼は自然を愛する両親の薫陶のもと、3人兄弟の長男としてすくすくと育った。
    その間にも世界は変遷を繰り返す。蒸気機関や碩学による装置の普及。
    大災厄、大消失。繰り返される破壊に、遂に彼の住む地域も衰退し始める。
    父母は自らの立場を以て、どうにか青空を守ろうとした。森を、健全な大地を、動物を、救おうとした。
    しかし、ならぬものはならぬ。趨勢には逆らえぬまま、両親は心労がたたって床に伏すことが多くなる。
    ――憤りは隠せなかった。両親を追い詰めた者どももそうだが、自然を打ち捨てて文明を選ぶ人間の愚かさを彼は許せない。
     
    「兄さん、あまり思いつめないで」
    弟の諫言も届かない。復讐に囚われた彼は、それを果たすまでは孤独でいようと問うに誓っていたから。さながら、狼のように。森を駆ける、牙のように。
     
    無論、学園都市においても貴族という身分は通用する。彼はそれを利用した。両親が反碩学派であるということをも隠し、彼は行く。
    復讐を果たすため、あえて敵地へと乗り込んだのだ。噂に聞く《鐘》を逆手に取り、全てを破綻させるために。叶わぬならせめて、自分が守るべき家族が住む、あの地だけでもと。
    • いやいや、実に佳い。その義侠心は賞賛に値する。
      そうだ、それは全てが無意味なのだ。自然に非ざるもの、人に依るもの、全てが虚構
      さればどうする? 君は何を選ぶ? なあ、ジークハルト・ザイン。自然を愛する優しき青年よ

  • 心が歪む。燻った火種が、理性という葦を焦がして燎原へと変えていく。
    この異常な世界に、この異能で終止符を。ああ、この力《変質因子》はきっとそのために。
     
    男は遂に、その衝動のままに闇に身を投じた。
    人狼達を引き連れて、一般学生も異能学生も風紀警察も皆まとめて眷属に変える。
    増える、増える、増える。いずれは統治会すらもこの自然のもとに瓦解するであろう。
    そう思っていた矢先のことであった。魔女が、現れたのは。
     
  • 彼の心の赴くべきは、人の営みすらも自然であるという事を認めることだった。
    もし世界が人を否定するなら、その時こそ彼らは裁かれるだろう。他の誰でもない「自然」によって。
     
  • 拳が強か、ジークハルトを打つ。人の営みの果てにあるものが、人に非ざるものを討ち果たす。
    権兵衛の輝きは、オートマタの輝きは、歪んでしまった希望を正しく取り戻した。

3 人狼の牙-Epilogue Edit

+  急ごしらえの墓地にて、ジークハルト
 
+  飛行船発着場にて、瀬里
 
+  統治塔にて

4 偽りの電光、赤き雷 Edit

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  • カダスは高度な文明を生み出した。しかし、それを扱う側が同様の速度を以て進化できたわけではない。
    人の手に余るものも、時には生まれる。
    それに目を背けて、逃げ去る者もいるものだ。
     
    ――仮にそれが人類の役に立つものだとしても、機が熟していなければ正当な評価を受けられないこともある。
    ――時に何かが世界を変えるとわかっていても、固定観念によって好機を失ってしまったりもする。
  • 世界は不条理のもとに彼ら先駆者を犠牲に選ぶのだ。
    代わりに、遅々たる歩みという安寧をその他大勢に与えて。
     
  • アカデミアで数秘機関と蒸気機関の研究に没頭する理学生エリフ・トムソンも、そういう「不条理の犠牲者」の一人であった。
    彼女は碩学と称されるには経験不足が否めないものの、天賦の才によって様々な発明を行なっている。
     
    そう。数多くいる理学生の中でも、頭ひとつ抜きん出た秀才。そんなエリフの立身出世に至る道程には幾つかの障害がある。
    例えば性別とか。
    エイダ主義の浸透によって女性の権利の保全が少しずつ広まりつつあるとはいえ、
    完全実力主義と年功序列が幅を利かせている機械学の領域においては、歳若い少女への風当たりは相変わらず強い。
     
    「何故あんな小娘が」
    「赤髪の田舎娘に何がわかる」
     
    そんな言葉を何度聞いただろう。それでも彼女はめげずに研究開発を続ける。憧れへ近づくため、ひたすらに。
    そして、発表しては一蹴されるのだ。それがいかに先鋭的で画期的なものだったとしても、内容とは関係ない性別や髪の色を理由にされて。
    それでもなお、前へ、前へ、空高く飛ぶあの鳥のように。
     
    ――合衆国の先住民の伝承に、サンダーバードという存在がいる。
    ――曰く、雷と嵐の化身。力の権化。何者にも挫けぬいかづち、閃く閃光。
    ――生まれ育った南部で、私は何度もそんなお伽話を聞いた。
    ――誰にも負けない輝き、誰にも負けない力。私も、そんな力がほしい。
     
    ただ、現実とは無情なものだと彼女も知っている。夢物語に出てくるような奇跡は、所詮その中だけのまやかしなのだと。
    絶望ではなく、諦観。過小評価。卑下。子供の頃に身についた学習性無力感は、全てにおいて彼女をひねくれさせ、ねじまげ、よじれさせていた。
     
    「ジンジャー」と蔑まれ、嫌われ、疎まれた幼少の頃のコンプレックスはそれ程に大きかったのだ。
     
    ――自分は何故、普通の見た目に生まれなかったのか。黄色人種や黒人よりまし? だから何。私は彼らともあなた達とも同じ人間なのに。
    ――でも負けちゃダメだって言い聞かせて、コンプレックスをバネにして、雷の鳥と同じ高みを目指した。
    ――傲慢だったのかな? 私はイカロスのように翼をもがれ、溶かされ、地へと投げ出される。 ――時代や世界という抗いようのない大きな太陽の熱に焦がされて、また迷宮へ…
     
    • いやいや、君のその献身的なほどの歪みは非常に魅力的だ。承認欲求を押し殺し、古いだけで役に立たぬ者どもの犠牲になろうというのだから
      愛おしいほどの道化。何の役にも立たぬ人柱
      しかしどうだ? 君のその才覚は時代の礎として埋もれるべきか、いや断じて否
      君が、君のようなものが認められずして何が自由世界か、何が公平なる社会か
      ――私は力を貸そう、君の歪みを夢に変える力を。
      いやさ、歪みではない。君にとっての真実を、世界にしらしめる力とでもいえばいいか
      さあ存分に浸るといい、何者にも縛られぬ己が才能の発露に

とある時、とある場所。 Edit

と あ る 夜
世界介入
お名前:
  • ◆導  入◆
    工業地帯、廃止部活棟内廃工場。40年ほど前までは操業していたというラインは今や見る影もなく、
    1週間前にあったオートマタ暴走騒動の残骸が残るのみである。
    • 普段であれば、ここも静かなままであったろう。そしてくだんの事件の後も静穏を取り戻していたに違いない。
      だが、またもや事態は急変していた。機械が、機械が、どこからともなく現れ始めたのだ。
      この工場のみならず、各拠点から続々と。学生たちの住まう夜の街へと向けてその歩を進める。


      • (その時、碧色の輝きが闇を照らした。そこに立つのは名もなきヴィジランテ。自尊心と学生たちのために戦う、たった一人のヒーロー)
        …あァ、長々張ってた甲斐ってのがあるもんだ。お前らは統治会とは関係ねえらしいからよ、どうにも動きがつかめなかった。
        でもようやく、今度こそは――徹底的に潰す。容赦は、ねえぞ? -- ヴィジランテ

      • 戦いは始まろうとしていた。しばしの孤軍奮闘、だがいずれ。学園都市を守ろうとする誰かが。
        そう、彼らがここを訪れる。剣を持って、盾を持って、拳を持って、魔法を持って。一人のヒーローを助けるために、アカデミアを守るために、やってくる。
    • ひそひそ石にノイズの乗った通信が混ざる。緊急回線の誤信だろうか? 殆どの学生は箸にも棒にもかからぬ噂話と同様に聞き流した。
      もしくは、気づかぬまま夜の生活を満喫しているに違いない。

      『こちら…ザ…ザザ…風紀警…工業地帯…襲撃事案…ザ…これ以上の封鎖維持は困難、援護を…』
      • それが窮地を知らせる通信だと気づいたのは、ごくわずか。
        まずは奇怪な装備に身を包んだ男である。そして、ややあって魔女。そこから探偵と魂持つ機械人形にも援護の要請が入った。
        気心知れた仲間というよりも、即応できるかどうかを優先したのだろう。ともかく人数はあまりにも少ない。
      • (周囲に風紀警察はいない。自分の権限を持って、彼らには非常線とバリケードの構築に当たらせているのだ)
        (代わりにあるのは、円筒状の機械だったもの。残骸である。スパーク光が暗い夜の工場地区を照らす)
        数が数だけに、束になられると困んなあ。ま、構いやしねえが…(軽口を叩きながら、暴走する警備ロボットの戦線を押しとどめている)
        (誰かが来ることを期待してのことだろうか? いいや、それは彼自身の矜持である。街を守るヒーロー、責任をもって力を振るう者。彼は戦うだろう、たった一人でも) -- ヴィジランテ
      • (――一陣の輝きが、その場に現れる)
        (その腰に機械のベルトを巻いて。)
        (その右手に輝く力を持って。その左手に雷電の力を持って)
        (機関式小型二輪車にて颯爽と現れる。)
        待たせたね!
        (《行動的探偵》が現れた! 颯爽と機関式小型二輪車から飛び降りて!)
        これが……機械の……本当にテロルを行うものがいるとはね。
        学園都市の輝き……平和を乱そうとするものは、僕が、赦しはしない。
        ――《天津雷》!!!
        (ヴィジランテの隣に飛び降りると、機械群目がけて雷電を放つ!) -- レーチェル
      • (瞬く紫電に遅れて、豪風が機械を襲う。さながら雷を伴う嵐(サイクロンエフェクト)のように)
        (漆黒と鈍色の空を見よ。そこにいるのは五大元素を操る魔女である。エーテルを従え、異能とは別の理を繰るものがそこにいる!)
        大した量ですね、本当に。お待たせしました見知らぬ学生さん、助太刀させて頂きます。先輩もよろしくお願いしますね -- アン

      • んもー……。聞いていたこととはいえやっぱりアンさんはまた危ないことにつっこんでー。(物陰から姿を現した権兵衛。飄々とした態度)
        あんまり心配ばっかりかける人はあとでおしりぺんぺんしちゃいますからねぇ?
        (とアンに向けていた視線をヴィジランテに。知った風な顔をして頷いて彼らに合流する。特に構えることもない自然体)
        (挨拶代り、というように空手を振るい警備ロボットを数体、スクラップにした。) -- 権兵衛
      • http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst083863.jpg
      • 駆けつけた彼らもある意味、自警学生といえるのだろうか? ああ、その通り。だが彼らは正体を隠すこともなく、堂々と馳せ参じた。
        《白き男》もかくやと言わんばかりの雷霆が、機械の電子回路を焼き切っていく。
        そして、オリエントに言う神風がそれらガラクタを吹き飛ばす。
        とどめに、会釈じみた軽さで放たれた権兵衛の攻撃は撃ち漏らしを破砕機じみて叩きのめす。

        あっという間に、数十の機体が完全に機能停止した。だが、けれども――


      • へへ、助かったぜ。まさか本当に顔出してくれるたぁ、お前らは本当にお人好しだ!(ヘルメット越しに笑うその声は、権兵衛とレーチェルに会いに来た時と変わらず)
        魔女さんもよく来てくれた。だがよお(目の前に視線を向ける。敵機のモノアイは通りの向こうまでぎっしりと光って――)
        まだまだいるらしい。随分減らしたつもりだったが、はは。お前たちと遊びたくて出てきたんじゃねえか? -- ヴィジランテ
      • ……なんという数の多さだ。ここまでの量を用意できるものなのか……?
        あたりまえさ、僕は《行動的探偵》だ。学園都市の平和を守るのが、仕事だ。
        まだまだ出てくるのなら――打ち倒すだけだ!!
        (輝く光の剣が右手より出現する。それにて機械群の中につっこみ、ばったばったと機械どもを切り捨てていく!)
        ……来るなら来い。僕だけじゃない。アン君も権兵衛君もいるんだ! 負ける要素がないね? -- レーチェル
      • おしりぺんぺんって、あら? それってセクハラじゃないかしら(権兵衛の言を受けて、魔女は笑った。目の前で輝く探偵に目を細め)
        ともかく。ええ、負ける気はしない。少なくともここにあるあれらには――でも、やっぱり数が多いのは認めなきゃいけない。
        さすがにこの人数で食い止めるには難しいでしょうね。だから、《数式領域・限定展開》――
        (非常線の内側が、半球形に縁取られていく。紫の世界とは違って、現実は必要最低限にだけ侵食され)
        …魔女だものね、このくらいはしてあげる。これで誰も彼もが暴れ放題、今回の黒幕も出てこざるをえない…でしょう? ふふ -- アン
      • あの人たち、数で押せばいいと思っている節ありますよね。あと、私はお人好しではなく、友人が危険にさらされているのを見ているだけなのは我慢できないだけですよ
        (と、果敢に敵へと駆けていくレーチェルへと口笛を吹く。素晴らしい戦闘能力だ、予想外かつ、とても頼もしい仲間。)
        (空間が変わるのを感じた。アンヘリカへと視線を送って。なるほど……これなら思う存分暴れても大丈夫だ。被害は気にしなくていい)
        (自分も、かの大群へと身を投げ込んで、レーチェルの死角から襲いかかろうとするその機械を殴り飛ばした)
        レーチェルさん、あまり無理はなさらぬよう。花咲く乙女の肌に傷でもついたら大変ですよぉ?
        (と、軽口を叩きながら、瞬く間に拳と蹴りを叩き込む。一体ロボを掴んではぶん投げて迫り来る敵の出足をくじき、そのまま権兵衛は突進する)
        (体を回転させ、その勢いを削がぬまま体重を乗せた連撃を放つ。その様は小さな竜巻! 鉄くずが瞬く間に量産される!) -- 権兵衛
      • 風が、稲妻が、疾風の徒手空拳が唸りをあげた。そうして前へ前へと押し込んでいくうちに重装備のロボットたちと遭遇する。
        後衛と思しきそれらは対人連射銃のみならず、大口径の対物砲やミサイルランチャーまで据え付けていた。ギリギリで避けようものなら巻き込まれて大怪我をする。盾を探しながら相手すべきか。
        前衛に配置されたロボットは近距離戦用のテーザーガンとチェーンソー、そしてタワーシールドを目の前に置いて陣形を保持している。援護なしに突っ込めば、いずれかの武器の餌食になりかねない。
        だがしかし、これだけ厳重な警備だ。彼らの主人はこの先にいるのかもしれない。あなたたちは急いで行動すべきだろう。


      • 伊達じゃねえな、魔女ってのも(明らかに人離れした助っ人たちに苦笑しつつ、碧色のカードを手にした)
        うし、俺が真っ向切って埓を開けっからお前たち後ろから援護頼むわ!(どうにも気が逸るタイプらしく、銃口の待つ敵へと駆け出す。ベルトのバックルに手にしたカードを差し込んで)
        『碧色石片起動・大打撃』(機械音声と同時に踏み込む。勢いのついた後ろ回し蹴りが、前衛に立ちふさがるロボットたちを盾ごと弾き飛ばした)
        (まるでボーリングのピンのごとく弾き飛ばされたそれらは、碧色の光に包まれて爆発する) 今だ、行けェ! -- ヴィジランテ
      • 数式領域……! 成程、これならばいい。被害を抑えられるか!

        (目の前には重装備の機械兵が控えていた!)こんなものまで用意するとは――敵はどうやら、学園都市に深くかかわっている人間かもしれない。
        委員会の委員長で、あるとか。
        問題ないよ権兵衛君、僕は行動的探偵だ。乙女という柄ではないのでね!
        碧色石片……!?(錬金術で重要な役割を果たす緑の石めいた響きを聞いて驚きながら、立ちふさがるロボット兵を盾ごと弾き飛ばすヴィジランテの後に続く)
        ――行くぞ!
        (右手を伸ばす――)
        背後から光り輝く騎士めいたものが姿を現した
        輝きたる君、我が《奇械》ガクツチ、僕は、君にこう言おう。
        「流星のごとく、砕け」

        (背後に現れた光り輝くものが機械兵の中に飛び込む。レーチェルも同時に飛び出し、ガクツチとともに、光の力により、機械兵たちを圧壊していく!) -- レーチェル
      • 先輩に負けず劣らずの鉄砲玉、さすがはマスクドヒーローというか…
        (圧倒的である。敵の火器が幾度と無く閃いているにもかかわらず、それを意にも介さず進む二人を眺めながら)
        でも、それ。さすがに当たると痛いでしょう(銃弾とミサイルを異能で無力化していく。落下したそれらは、発射した彼ら自身を襲う。因果応報であった) -- アン
      • (3人に続き、権兵衛は奔る。あの巨大な騎士が振るう力はなんとも頼もしい。瞬く間に一筋の道が切り開かれるのをみて感嘆の息を漏らす)
        (騎士が取りこぼした敵はヴィジランテが屠り、道を確かにする。そして範囲外の敵からの攻撃はアンヘリカが無力化する。であれば自分は補助へと回るべきだろう)
        (皆の駆ける速度にあわせるように、権兵衛は殿を務める。機動性の高い自分こそができる役割。4人は見事なコンビネーションでその場を突っ切っていく!) -- 権兵衛
      • 如何に強靭な装甲を誇ろうとも、如何に強力な火器があろうとも、彼らの連携の前にそれは無意味であった。仮に価値があったとすれば――
        本拠地への道筋を示したことと、ささやかな時間稼ぎになったことくらいである。

        スクラップの山を築きながら進んでいくうちに、あなた達はひとつの廃工場にたどり着く。錆びついた工廠のその奥を覗くとそこには――入口があった。
      • 目星は付けてたが、なるほどやっぱりここが奴さんらの根城だったか…(碧色に輝く右腕で頭を掻いて)
        …おーし、まあともかくよくついてきた! こっから後はお前たちに任せたぜ、俺は落穂拾いと風紀の連中への根回しに周ってくらあ。
        魔女さんもよ、数式領域の範囲は上じゃなくて「向こう側」に絞ってくれて構わねえよ。そうでもしなきゃ持たねえだろ?
        それじゃあ、また後で。自己紹介は事態が片付いてからってことで頼むわ(一方的に言って、走りだす。常人のそれとは比較にもならないスピードで暗闇に消えていった) -- ヴィジランテ
      • 別れるということか――
        (突き進んでいった先はひとつの廃工場。奥を覗けばどうにも入口があった。)
        ……ここに、この事件の首謀者がいるのか。
        待ってくれたまえ、君は――!(しかし話を聞かないままに男は走り去る。)
        ……とにかく、だ。今はこの奥に進み、この事件を解決させるのみだ。 -- レーチェル
      • (曖昧な境界線を維持するような数式領域は、存外に精神力を食う。そういった点で気を使ってくれたのか…どうにも判じかねたが)
        …話を聞くのは、後にしておきましょうか。さあ(箒から降りて扉へと向かう。地下に続いているのか、湿った空気の臭い)
        行きましょう、権ちゃん、先輩。 -- アン
      • (後ろを守っていた権兵衛と入れ替わるように、ヴィジランテは出て行く。権兵衛は彼に声をかけそこねた)
        ……まったく、自分から頼んでおいて勝手なんですから。(とため息を吐いた。前衛の彼がいなくなった分、自分が気張らないといけない)
        そうですね、アンさん、レーチェルさん。文句はひとまず飲み込んで、不満は突き進んだ先のナニガシさんにぶつけちゃいましょう
        (と、階段を下りていく。地獄の底へとつながっている、そう勘違いさせるような生暖かい風が頬をなでた) -- 権兵衛
      • 扉の向こうは案の定、階段に続いていた。
        普段は閉鎖されている理系部活専用の研究棟…であった場所だと、散乱した資料から確認できる。
        周囲を見渡せば、機械やバイオテクノロジーの残滓と思われる装置が埃をかぶったまま放置されていた。
        無機質なコンクリートとリノリウムの廊下と階段を幾度か下っていくうちに、大仰な機械の門扉…の残骸に行き当たる。
        どうやら本拠地に近づきつつあるようだ。
      • (地下へと降りていく。どうにもかつての理科系部活の研究施設であったようだ。)
        ……中々に高度なことをやっていたらしいが……。
        (二人とともに奥に進む。すると、大仰な機械の門の残骸を見つけた。)
        ……どうにも近いようだ。二人とも、より警戒を高めるんだ。 -- レーチェル
      • 碩学に随分と近い…でも、そこまでは至れなかった。そんな感じですね(かつかつと進んでいく。生物兵器に関する書籍や文書がやに目についたが)
        それにしても二人共、本当に逞しくなりましたね。特に先輩、いつの間にそんな装備を?(暗い雰囲気に飲まれぬよう、努めて明るく振る舞う) -- アン
      • (意識を研ぎ澄まし、警戒を怠らず。ただ、口調はいつものように軽く)んー。誰かが壊したんでしょうか、これ。
        あ、私ですか? 私は守るべき姫が二人も居れば、まえよりも一層頑張らないといけない、そういうわけですよ(と笑う)
        ですが確かにレーチェルさんには驚かされます。その力、凄まじいの一言。(と、歩きながらもアンヘリカに同意した) -- 権兵衛
      • 生物兵器……隠蔽の跡か?(目に入る情報は何やら物騒なものが多かった。)確かにそうだね、この学園都市は多くの碩学を輩出していると聞くけれど……。
        そうなれなかったものたちも、いるというわけだ。(碩学となるならば、科学的思考は絶対だ。それが徹底できていなかったのか、もしくは――)
        ハハハ、逞しくなんて。これは機械帯、マシンベルトと言ってね……一時期、僕は黄金瞳も異能も使えなかったんだけど。
        そのとき、戦うために、この碩学機械を貰ったんだ。思弁実践的探偵部のロジャー君からね。
        これにて僕は「変身」して戦うことができるようになったんだ。
        ……姫。僕もそれに入るのかい。なんだか照れるね。
        あれは僕の異能でね……輝くものだ。現実を捻じ曲げる力だ。それと、マシンベルトが加われば、百人力というわけだ。 -- レーチェル
      • 敵の姿は見えない。みな外に出払ってしまっているのか、空の充電コンソールだけが大量に並んでいるだけ。
        だが、暫く進むうちに地下空間特有のそれとは違う、鼻の曲がるような生臭いにおいが漂ってきた。腐敗臭と、薬品の入り混じった強烈な臭気。
        長々とここにとどまるのは得策ではないと考えたあなた達は、奥へと急ぐ。


      • 束の間の安息というには些か短すぎる会話を終えた頃、広いホール状の部屋へと行き着いた。
        地下空間には不釣り合いなコロッセウムじみた場所である。
        暗さに慣れた目を凝らせば、大型獣の骨や壊れた重火器と碩学兵器が転がっているのが見えるだろう。
        そして、出口に立ちふさがる巨体――例えるなら神話に出てくるケルベロスのような――がそこにあるのに気づく。それは、明らかに明確な殺意を向けていた。
      • http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst083865.jpg
      • …ッ!(臭気に顔をしかめた。だがそれ以上に――目の前にいるそれは、あまりにも禍々しく)
        …碩学のなりそこないがこれだって言うのなら、それでしょうとも。こんな、恐ろしいものはカダスにだっていない――みんな、構えて。 -- アン
      • (臭気を避け、たどり着いたのは広いホール。そして、目の前にいたのは……巨体。地獄の門番のような。)
        ……ふるきもの、ではないか。
        たとえどんな怪異でも機械でも僕たちは止められまい。
        ――行くぞ!(バリツの構えを取る。東洋の武術めいたそれにて、敵を打ち倒すための構え!) -- レーチェル
      • なるほど…いわゆる番犬、というやつでしょうか? 例に漏れず友好的ではないようですけれど…
        (その大きな体躯から発せられる殺意に、権兵衛は備える。大きな犬とのじゃれあいにつくづく縁があるものだ、と心の中でごちて)
        (すぐにでも行動を起こせるように、しなやかに構え。視線でアンヘリカへと答えた) -- 権兵衛

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  • 今週中に次回シナリオが発生します。
    敵は小型警備兵器(ザコ)が複数、中型蒸気機関兵器が複数、超大型兵器(ボス)が1機の予定。
    デカいのを殴りたいという学生さんの乱入をお待ちしております
    (乱入がなくても始めます)
    正式な時間等はまた後日。 -- 2013-05-22 (水) 01:36:23
    • 今週中にはならなかったよ…
      今週土曜日22時から勝手になんかします。ロボが出ます。 -- 2013-05-28 (火) 22:39:42
      • 24時に変更になりました。早めの開始を目論んでいたのですがむぅーりぃー、に。
        旅行企画があるようですので、もしそちらを優先したいようであれば企画終了後へ順延することも考えます。 -- 中の人 2013-05-31 (金) 02:01:17
      • デカいの殴りたいマンです! -- レーチェル 2013-05-31 (金) 19:37:01
      • 頑張ってなんか用意します。1日で終わらなかった場合は延長させてください。◆許して◆ -- 中の人 2013-06-01 (土) 01:22:38
      • ◆なんか延期◆ケジメしますので日曜日にスライドさせてください◆許して◆ -- 中の人 2013-06-02 (日) 01:29:00
      • 了解でーす -- レーチェル 2013-06-02 (日) 03:23:31
      • 木曜日 20時開始です。早めの展開を心がけるため、太字の状況説明に対して
        一人1レスまでで回そうと思います(量は多くても少なくても構いません)。飛び入り参加歓迎、洋上の思い出に是非どうぞ。
        -- 中の人 2013-06-06 (木) 02:15:19
      • 待機マン -- レーチェル 2013-06-06 (木) 19:55:28
      • ほどほどに始めます。 -- 中の人 2013-06-06 (木) 20:02:28
      • 権兵衛さんは少し遅れるようです。ぼちぼち進めていきますが、のんびり進行でお願いします(卒業式もあるしね!)
        ヴィジランテ→レーチェル→アンヘリカ→(権兵衛)→地の文な感じで。 -- 中の人 2013-06-06 (木) 20:21:17
      • これは上と下どちらにいいけばいいのかな -- レーチェル 2013-06-06 (木) 20:25:21
      • 下に!下に! -- 中の人 2013-06-06 (木) 20:29:09
      • スッ -- 権兵衛 2013-06-06 (木) 20:34:05
      • (乱入していいのかな……かな……) -- 権兵衛 2013-06-06 (木) 20:41:59
      • おかえりなさい、どうぞどうぞ -- 中の人 2013-06-06 (木) 20:53:28
      • 今回のイメージは「リーグオブレジェンド」なので無双してほしい。してください。オナシャス! -- 中の人 2013-06-06 (木) 20:59:06
      • (順番としては語り部→ヴィジランテ→レーチェル→アンヘリカ→権兵衛でいいのかな…?) -- 権兵衛 2013-06-06 (木) 22:26:14
      • その筈…! -- レーチェル 2013-06-06 (木) 22:31:20
      • そのつもりで全裸待機! -- 権兵衛 2013-06-06 (木) 22:32:36
      • 権兵衛の全裸か、これはありがたい… -- 中の人 2013-06-06 (木) 22:46:27
      • 会話の流れなので次レーチェルさんでお願いします。しました。 -- 中の人 2013-06-07 (金) 00:55:18
      • 元の順番に戻ります。意外と時間がかかってしまっているので(私の準備不足)、もし都合が悪ければ言ってください
        一時中断とかなんかします。 -- 中の人 2013-06-07 (金) 01:22:47
      • もうしわけ……中の人の意識がそろそろ飛びそうです…… -- 権兵衛 2013-06-07 (金) 01:37:07
      • ですよねー、洋上も終わりですのでのんびり進行重点で行きたいと思っております。
        レーチェルさんはどうでしょう。時間を合わせるのが難しいとかありますか? -- 中の人 2013-06-07 (金) 01:45:45
      • 明日は日付変わるくらいはいけると思います。土曜日は一日中いないのでたぶんできません…! あとは大体いけますです。 -- レーチェル 2013-06-07 (金) 01:46:54
      • 明日っていうか今日は20時ぐらいからいけます! -- 権兵衛 2013-06-07 (金) 01:49:25
      • それでは今日の20時(ぐらいから)、中ボス→大ボス戦に移行という感じで。
        時間がかかって申し訳ない、もうしばらくのお付き合いをよろしくお願いします。それではおやすみなさい…スヤッ -- 中の人 2013-06-07 (金) 01:51:50
      • おやすうわぁ想像以上にこのわんちゃんきもい! -- 権兵衛 2013-06-07 (金) 01:53:07
      • 鼻炎薬の眠気には勝てなかったよ… 今も勝ててないよ… -- 中の人 2013-06-07 (金) 22:30:09
      • 無理はしないで…! -- レーチェル 2013-06-07 (金) 22:32:45
      • リアル
        大事に
        まじで -- 権兵衛 2013-06-07 (金) 23:14:41
      • 朝が早いのでk要は寝ますすまない…! お大事にー! -- レーチェル 2013-06-08 (土) 00:36:44

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Last-modified: 2013-05-12 Sun 20:54:08 JST (4007d)